技術分野
抽出剤又は吸着剤により抽出又は吸着され、次いで、逆抽出剤又は脱着剤により逆抽出又は脱着された貴金属イオンを含む溶液を還元処理して貴金属を回収する方法、並びにそれに用いる逆抽出剤、及び脱着剤
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明者らは、特許文献4、5に従い、ジアルキルスルフィドの硫黄近傍にアミド基を導入した化合物(リガンド)をアルミナ担体に固定化した吸着剤を作製し、水溶液中でパラジウムイオンを吸着させ、次に、チオ尿素水溶液を用いてパラジウムイオンを脱着してパラジウムイオンを含有する溶液を得た。得られた溶液から金属パラジウム回収するために、回収液の電解還元を試みたところ、得られた金属パラジウムは、含硫黄不純物を多量に含む低純度のものであった。この低純度金属パラジウムから高純度の金属パラジウムを得るには、煩雑な高純度化処理が必要になることが判明した。
かくして、本発明はの事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、抽出剤又は吸着剤に抽出又は吸着された貴金属イオン、特にパラジウムイオンを効率よく逆抽出又は脱着し、得られる貴金属イオンを含む溶液(以降、回収液ともいう)を還元処理することで高純度の貴金属を取得することを可能にする逆抽出剤又は脱着剤、並びに当該逆抽出剤又は脱着剤を用いる貴金属の回収方法を提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明者らは、の課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、一般式(1)で表される含硫黄アミノ酸誘導体が、従来公知の塩酸、アンモニアなどに比べて、優れた貴金属イオン逆抽出性及び脱着性を示すことを見出した。さらに予想外なことに、かかる含硫黄アミノ酸誘導体を用いて逆抽出又は脱着して得られた回収液を還元処理した場合には、従来のチオ尿素を用いた場合に比べて、極めて高純度の貴金属が簡便に得られることを・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明によれば、一般式(1)で表される含硫黄アミノ酸誘導体を用いることにより、抽出又は吸着された貴金属イオン、特にパラジウムイオンを、効率よく逆抽出又は脱着し、且つ得られる回収液の還元処理によって、従来に比べて、硫黄などの不純物の含有量が顕著に少ない、高純度の貴金属、特に金属パラジウムが簡便に得られる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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