(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記更新指示部は、前記特定した固有IDを用いて、前記第1のサーバに格納された前記画像データのフォーマット、画像名、ページ数、および作成日の少なくとも1つを含む固有属性情報を取得し、取得した前記固有属性情報に基づいて、前記第2のサーバに格納された前記画像データを更新させるか否かを判断する、請求項3記載の画像データ処理装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の装置では、あるスキャンデータを複数のサーバにアップロードした場合、スキャンデータは、各サーバに格納される。元は共通のスキャンデータであっても、各サーバにいったん格納されてしまうと、それぞれのスキャンデータは別々に管理されることとなる。たとえば、ユーザがアップロード済のスキャンデータを活用した後、複数のサーバに格納されたスキャンデータをすべて削除したい場合、ユーザは、サーバ毎に個別にアクセスする作業を行わざるを得ない。
【0006】
また、1つのサーバが設けられる場合であっても、たとえば、ユーザにとってサーバのURLが不明であったり、サーバの種類によって画像データのフォーマットが異なっていたりすることがある。このように、サーバが1つであるか複数であるかに関わらず、従来の技術では、サーバにアップロードされて格納された画像データの処理が煩雑であった。
【0007】
本発明は、サーバに格納された画像データの処理を簡略化することができる画像データ処理装置、画像データ処理方法、画像データ処理プログラム、それを格納した記録媒体、および画像データ処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決した画像データ処理装置は、画像データ
を複数のサーバにアップロード可能な送信部と、画像データの共通IDを生成する共通ID生成部と、サーバに格納された画像データのサーバ毎における固有IDを取得し、取得した固有IDと共通IDとを互いに関連付けて画像管理情報として格納する管理情報格納部と、サーバの少なくとも1つに格納された画像データに対し所定の処理を行う旨の処理指示を入力し、画像管理情報を参照して当該画像データの共通IDに関連付けられた固有IDを特定し、特定した固有IDを用いて、当該サーバに対して処理指示を送信する指示部と、を備
え、指示部は、第1のサーバに格納された画像データを第2のサーバに転送する旨の転送指示を入力し、画像管理情報を参照して当該画像データの共通IDに関連付けられた第1のサーバにおける固有IDを特定し、特定した固有IDを用いて、第2のサーバに対して転送指示を送信する転送指示部を含むことを特徴とする。
【0009】
この画像データ処理装置によれば、共通ID生成部によって、画像データの共通IDが生成される。サーバに格納された画像データのサーバ毎における固有IDと、共通IDとが互いに関連付けられて、画像管理情報として格納管理情報格納部に格納される。指示部によって、処理対象の画像データの共通IDに関連付けられた固有IDが特定され、その固有IDを用いて、処理対象の画像データを格納するサーバに対して処理指示が送信される。よって、共有IDと固有IDとが関連付けて管理されることにより、常に共通IDを用いて処理指示を行えばよく、元を共通とする複数のアップロード済データに対するアクセスが容易となる。したがって、サーバに格納された画像データの処理を簡略化することができる。
また、転送指示部によって、固有IDを用いた転送指示がなされるため、ユーザは、サーバ毎にアクセスする必要がなく、画像データ処理装置のみにアクセスすればよい。よって、サーバに格納された画像データの転送指示作業を簡略化することができる。
【0010】
上記画像データ処理装置において、指示部は、サーバの少なくとも1つに格納された画像データを削除する旨の削除指示を入力し、画像管理情報を参照して当該画像データの共通IDに関連付けられた当該サーバにおける固有IDを特定し、特定した固有IDを用いて、当該サーバに対して削除指示を送信する削除指示部を含む。この場合、削除指示部によって、固有IDを用いた削除指示がなされるため、ユーザは、サーバ毎にアクセスする必要がなく、画像データ処理装置のみにアクセスすればよい。よって、サーバに格納された画像データの削除指示作業を簡略化することができる。
【0011】
上記画像データ処理装置において
、指示部は、第1のサーバに格納された画像データを用いて第2のサーバに格納された画像データを更新する旨の更新指示を入力し、画像管理情報を参照して当該画像データの共通IDに関連付けられた第1のサーバにおける固有IDを特定し、特定した固有IDを用いて、第2のサーバに対して更新指示を送信する更新指示部を含む。この場合、更新指示部によって、固有IDを用いた更新指示がなされるため、ユーザは、サーバ毎にアクセスする必要がなく、画像データ処理装置のみにアクセスすればよい。よって、サーバに格納された画像データの更新指示作業を簡略化することができる。
【0012】
上記画像データ処理装置において、更新指示部は、特定した固有IDを用いて、第1のサーバに格納された画像データのフォーマット、画像名、ページ数、および作成日の少なくとも1つを含む固有属性情報を取得し、取得した固有属性情報に基づいて、第2のサーバに格納された画像データを更新させるか否かを判断する。固有属性情報は、画像データが他のユーザ等によって変更されたか否かを反映していると考えられる。よって、固有属性情報に基づいて画像データを更新させるか否かを判断することで、更新対象のサーバにおける画像データが変更されていない場合に画像データの更新を中止することができる。よって、無駄な更新処理を回避できる。
【0015】
画像データ処理方法は、画像データ
を複数のサーバにアップロードする送信ステップと、画像データの共通IDを生成する共通ID生成ステップと、送信ステップにおいてアップロードされた画像データのサーバ毎における固有IDを取得し、取得した固有IDと共通IDとを互いに関連付けて画像管理情報として格納する管理情報格納ステップと、サーバの少なくとも1つに格納された画像データに対し所定の処理を行う旨の処理指示を入力し、画像管理情報を参照して当該画像データの共通IDに関連付けられた固有IDを特定し、特定した固有IDを用いて、当該サーバに対して処理指示を送信する指示ステップと、を含
み、指示ステップは、第1のサーバに格納された画像データを第2のサーバに転送する旨の転送指示を入力し、画像管理情報を参照して当該画像データの共通IDに関連付けられた第1のサーバにおける固有IDを特定し、特定した固有IDを用いて、第2のサーバに対して転送指示を送信する転送指示ステップを含むことを特徴とする。
【0016】
画像データ処理プログラムは、画像データ処理装置に画像データ処理をさせる画像データ処理プログラムであって、画像データ処理装置を、画像データ
を複数のサーバにアップロード可能な送信部と、画像データの共通IDを生成する共通ID生成部と、サーバに格納された画像データのサーバ毎における固有IDを取得し、取得した固有IDと共通IDとを互いに関連付けて画像管理情報として格納する管理情報格納部と、サーバの少なくとも1つに格納された画像データに対し所定の処理を行う旨の処理指示を入力し、画像管理情報を参照して当該画像データの共通IDに関連付けられた固有IDを特定し、特定した固有IDを用いて、当該サーバに対して処理指示を送信する指示部と、して機能さ
せ、指示部を、第1のサーバに格納された画像データを第2のサーバに転送する旨の転送指示を入力し、画像管理情報を参照して当該画像データの共通IDに関連付けられた第1のサーバにおける固有IDを特定し、特定した固有IDを用いて、第2のサーバに対して転送指示を送信する転送指示部として機能させる。
【0017】
また、上記の画像データ処理プログラムを格納した記録媒体が提供される。
【0018】
画像データ処理システムは、
複数のサーバと、
画像データ処理装置と、を備え、画像データ処理装置は、画像データをサーバにアップロード可能な送信部と、画像データの共通IDを生成する共通ID生成部と、サーバに格納された画像データのサーバ毎における固有IDを取得し、取得した固有IDと共通IDとを互いに関連付けて画像管理情報として格納する管理情報格納部と、サーバの少なくとも1つに格納された画像データに対し所定の処理を行う旨の処理指示を入力し、画像管理情報を参照して当該画像データの共通IDに関連付けられた固有IDを特定し、特定した固有IDを用いて、当該サーバに対して処理指示を送信する指示部と、を
有し、指示部は、第1のサーバに格納された画像データを第2のサーバに転送する旨の転送指示を入力し、画像管理情報を参照して当該画像データの共通IDに関連付けられた第1のサーバにおける固有IDを特定し、特定した固有IDを用いて、第2のサーバに対して転送指示を送信する転送指示部を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、サーバに格納された画像データの処理を簡略化することができる。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0022】
(画像データ処理システム)
図1に示されるように、本実施形態の画像データ処理システム1は、MFP4と、ネットワーク装置5と、複数のPC6およびPC7と、複数のサーバA、サーバB、およびサーバCとを備える。ユーザによって使用されるPC6およびPC7は、LAN3を介してMFP4およびネットワーク装置5とデータ通信可能であるとともに、ルータ8およびインターネット2を介してサーバA、サーバB、およびサーバCと通信可能である。MFP4およびネットワーク装置5は、LAN3、ルータ8、およびインターネット2を介してサーバA、サーバB、およびサーバCと通信可能である。LAN3、MFP4、ネットワーク装置5、PC6、およびPC7を含むネットワークシステムは、たとえばオフィスなどに構築される。
【0023】
図1では、各1台のMFP4およびネットワーク装置5を示しているが、画像データ処理システム1は、MFPおよびネットワーク装置を複数有してもよい。PCやサーバの台数は、何台であってもよい。
【0024】
本実施形態では、ネットワーク装置5が画像データ処理装置に相当する。ネットワーク装置5によって画像データ処理装置が構成される場合に限られず、MFP4によって画像データ処理装置が構成されてもよいし、MFP4およびネットワーク装置5によって画像データ処理装置が構成されてもよい。
【0025】
MFP4は、コピー機能、ファクシミリ機能、スキャナ機能、およびプリンタ機能などの様々な機能を有する多機能装置である。
図2に示されるように、MFP4は、制御部10と、格納部11と、送受信部12と、操作部13と、タッチパネル式ディスプレイ14と、スキャナ部15と、FAX部16と、プリンタ部17とを備える。
【0026】
制御部10は、たとえばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)等のハードウェアと、ROMに記憶されたプログラム等のソフトウェアと、から構成されており、MFP4の全体制御を行う。格納部11は、ハードディスク装置またはフラッシュメモリなどを有しており、上記した各機能により得られる画像データなどを格納する。画像データとしては、たとえば、スキャナ機能を用いてスキャンされたスキャン画像データ、またはファクシミリ機能を用いて送受信された送受信画像データなどが挙げられる。
【0027】
送受信部12は、LAN3を介して接続する各コンピュータの間で、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)などのプロトコルを利用してデータの送受信を行う。送受信部12は、上記した各機能により得られる画像データなどをネットワーク装置5に送信する。操作部13は、MFP4に対する各種の指示を入力するハードウェアキーなどで構成される。タッチパネル式ディスプレイ14は、MFP4に関する情報および各種の操作メニューを表示する。ユーザは、操作部13およびタッチパネル式ディスプレイ14を利用して、MFP4の各種操作をすることができる。
【0028】
スキャナ部15は、オートドキュメントフィーダ(図示せず)にセットされた原稿、あるいはフラットベッドスキャナのガラス板上にセットされた原稿をスキャンしてスキャン画像データを生成する。FAX部16は、公衆回線網(図示せず)を介したファクシミリ通信を行い、送受信画像データを生成する。プリンタ部17は、スキャンされた画像データまたはFAX部16が受信した画像データなどを印刷する。
【0029】
ネットワーク装置5は、MFP4から送信された画像データを受信し、画像データをサーバA、サーバB、およびサーバCにアップロードする装置である。ネットワーク装置5は、制御部20と、送受信部(送信部)21と、格納部22とを備える。制御部20は、たとえばCPU、ROM、およびRAM等のハードウェアと、ROMに記憶されたプログラム等のソフトウェアと、から構成されており、ネットワーク装置5の全体制御を行う。送受信部21は、LAN3を介して接続する各コンピュータの間でTCP/IPなどのプロトコルを利用してデータの送受信を行う。格納部22は、格納部11は、ハードディスク装置またはフラッシュメモリなどを有しており、MFP4により生成される画像データなどを格納する。格納部22は、画像データ格納部22aと、管理情報格納部(管理情報格納部)22bとを有する。
【0030】
本実施形態のネットワーク装置5は、送受信部21によって、LAN3、ルータ8、およびインターネット2を介してサーバA、サーバB、およびサーバCに画像データをアップロードする。さらに、ネットワーク装置5は、サーバA、サーバB、およびサーバCに格納された画像データを一元的に管理する。社員などは、PC6またはPC7などを用いてネットワーク装置5にアクセスすることにより、サーバA、サーバB、およびサーバCに格納された画像データを一元的に扱うことができる。すなわち、社員などは、サーバA、サーバB、およびサーバCのそれぞれに格納された画像データに何らかの処理(たとえば、削除など)を施したい場合に、サーバA、サーバB、およびサーバCのそれぞれにアクセスする必要がない。ネットワーク装置5の機能の詳細については後述する。
【0031】
PC6およびPC7は、オフィスの社員などのユーザが使用する端末装置である。PC6は、操作部6aと、モニタ6bと、WEBブラウザ6cとを備える。操作部6aは、マウスおよびキーボードであり、PC6に対する各種の指示を受け付ける。モニタ6bは、液晶ディスプレイなどである。WEBブラウザ6cは、MFP4から送信されるウェブページに基づいて、閲覧対象または処理対象の画像データを選択する選択リストなどをモニタ6bに表示させる。PC7は、PC6と同様の構成を有しており、操作部7aと、モニタ7bと、WEBブラウザ7cとを備える。
【0032】
図1に示されるように、サーバA、サーバB、およびサーバCは、たとえば、クラウドコンピューティングにおいて用いられる外部のストレージサーバ(いわゆるクラウドサーバ)である。サーバA、サーバB、およびサーバCのそれぞれは、異なったサービス提供者によって提供される。クラウドコンピューティングの各ユーザ(PC6および7のユーザを含む)は、インターネット2を介してサーバA、サーバB、およびサーバCにアクセスすることができる。なお、いわゆるクラウドサーバは、単にファイルの保存だけでなく、アプリケーション(サービス)も含めてサーバで処理するネットワークの形態であるが、各サーバの形態は、これに限られない。たとえば、各サーバは、使用者が管理するエリアにシステムを保有して使用する、いわゆるオンプレミスサーバであってもよい。
【0033】
図3に示されるように、サーバAは、送受信部30と、制御部31と、格納部32とを備える。送受信部30は、TCP/IPなどのプロトコルを利用してデータの送受信を行う。制御部31は、たとえばCPU、ROM、およびRAM等のハードウェアと、ROMに記憶されたプログラム等のソフトウェアと、から構成されており、サーバAの全体制御を行う。格納部32は、ハードディスク装置またはフラッシュメモリなどを有しており、ネットワーク装置5によりアップロードされる画像データなどを格納する。サーバBは、サーバAと同様の構成を有しており、送受信部40と、制御部41と、格納部42とを備える。サーバCは、サーバAと同様の構成を有しており、送受信部50と、制御部51と、52とを備える。
【0034】
(ネットワーク装置5の機能)
次に、
図2を参照してネットワーク装置5の制御部20について説明する。
図2に示されるように、ネットワーク装置5の制御部20は、属性情報生成部(共通ID生成部)20a、フォーマット変換部20b、および指示部20cを有する。指示部20cは、削除指示部26、更新指示部27、および転送指示部28を有する。すなわち、ネットワーク装置5は、ハードウェアとソフトウェアとが協働することにより、属性情報生成部20a、フォーマット変換部20b、および指示部20c(削除指示部26、更新指示部27、および転送指示部28)として機能する。
【0035】
(画像データ処理システムにおける処理;画像データ処理方法)
以下、画像データ処理システム1において実行される種々の処理について説明する。
【0036】
(アップロード処理)
図4および
図5は、画像データのサーバへのアップロード処理の一例を示すシーケンス図である。
図4に示されるように、まずユーザによって、ネットワーク装置5における転送設定が行われる(ステップS100)。ステップS100では、たとえば、PC6もしくはPC7、またはMFP4を用いた操作により、画像データがサーバA、サーバB、およびサーバCに転送(アップロード)されるように設定される。アップロード先のサーバをどのサーバにするかは、ユーザによって適宜選択することができる。アップロード先のサーバをどのサーバにするかは、画像データの送信元や作成日などに応じて振り分けることもできる。
【0037】
MFP4のスキャナ部15またはFAX部16は、画像データを生成する(ステップS101)。MFP4の制御部10は、生成された画像データを格納部11の画像データ格納部11aに格納する。MFP4の送受信部12は、生成した画像データをネットワーク装置5に送信(アップロード)する(ステップS102;送信ステップ)。ネットワーク装置5の属性情報生成部20aは、受信した画像データの共通属性情報を生成し、管理情報格納部22bに格納する(ステップS103;共通ID生成ステップ)。ここで生成および格納される共通属性情報は、画像データの共通画像ID(共通ID)、ページ数、作成日などを含む情報である。
【0038】
ここで、共通画像IDとは、MFP4により生成された1つの画像データ(たとえば
図6に示される画像データDa)に対して付与される、その画像データに固有の識別子である。共通画像IDは、ネットワーク装置5、サーバA、サーバB、およびサーバCのそれぞれにおいて、画像データに関連付けて格納される(
図8参照)。共通画像IDは、どのサーバに格納された画像であるかは問わず、サーバ全体(ネットワーク装置5を含む)に対して画像データを特定するIDである。本実施形態において、共通画像IDは、サーバに散らばった画像データをまとめて管理する役割、すなわちグルーピングの役割を担っている。すなわち、共通画像IDを使用することにより、各サーバに格納された画像データとの関連性を特定することができ、操作をまとめることができる。
【0039】
ネットワーク装置5のフォーマット変換部20bは、受信した画像データのフォーマットをサーバA用のフォーマットに変換する(ステップS104)。ネットワーク装置5の送受信部21は、画像データおよび共通属性情報をサーバAに送信する(ステップS105;送信ステップ)。サーバAの制御部31は、受信した画像データを画像データ格納部32aに格納すると共に、その画像データの固有属性情報を生成し、固有属性情報格納部32bに格納する(ステップS106)。固有属性情報は、画像データの固有画像ID(固有ID)、フォーマット、画像名、ページ数、および作成日などを含む情報である。ステップS106では、制御部31は、画像データの固有画像ID、フォーマット、および画像名を生成するとともに、共通属性情報からページ数および作成日を抽出する。制御部31は、画像データの固有画像ID、フォーマット、画像名、ページ数、および作成日を固有属性情報として固有属性情報格納部32bに格納する。
【0040】
ここで、固有画像IDとは、あるサーバによって受信された画像データ(たとえば
図6に示される画像データDa)に対して付与される、サーバおよび画像データに固有の(サーバ毎の)識別子である。固有画像IDは、サーバA、サーバB、およびサーバCのそれぞれにおいて、画像データおよび共通画像IDに関連付けて格納される(
図7(a)〜(c)参照)。なお、固有画像IDのフォーマットは、通常、サーバ毎に異なっている。たとえば、「IMG=0001」のように「IMG=」文字列の後に一意の数字を組み合わせたフォーマット、または、「20120129032143」のように時刻を使用するフォーマット等がある。
【0041】
サーバAの送受信部30は、生成した固有属性情報をネットワーク装置5に送信する(ステップS107)。ネットワーク装置5の送受信部21は、サーバAの固有属性情報を受信し、制御部20は、管理情報格納部22bに格納された共通属性情報にサーバAの固有属性情報を追加する(ステップS108;管理情報格納ステップ)。ステップS108では、制御部20によって、共通画像IDとサーバAの固有画像IDとが互いに関連づけられ、画像管理情報として管理情報格納部22bに格納される。
【0042】
ネットワーク装置5のフォーマット変換部20bは、受信した画像データのフォーマットをサーバB用のフォーマットに変換する(ステップS109)。ネットワーク装置5の送受信部21は、画像データおよび共通属性情報をサーバBに送信する(ステップS110;送信ステップ)。サーバBの制御部41は、受信した画像データを画像データ格納部42aに格納すると共に、その画像データの固有属性情報を生成し、固有属性情報格納部42bに格納する(ステップS111)。ステップS111では、制御部41は、画像データの固有画像ID、フォーマット、および画像名を生成するとともに、共通属性情報からページ数および作成日を抽出する。制御部41は、画像データの固有画像ID、フォーマット、画像名、ページ数、および作成日を固有属性情報として固有属性情報格納部42bに格納する。
【0043】
サーバBの送受信部40は、生成した固有属性情報をネットワーク装置5に送信する(ステップS112)。ネットワーク装置5の送受信部21は、サーバBの固有属性情報を受信し、制御部20は、管理情報格納部22bに格納された共通属性情報にサーバBの固有属性情報を追加する(ステップS113;管理情報格納ステップ)。ステップS113では、制御部20によって、共通画像IDとサーバBの固有画像IDとが互いに関連づけられ、画像管理情報として管理情報格納部22bに格納される。
【0044】
ネットワーク装置5のフォーマット変換部20bは、受信した画像データのフォーマットをサーバC用のフォーマットに変換する(ステップS114)。ネットワーク装置5の送受信部21は、画像データおよび共通属性情報をサーバCに送信する(ステップS115;送信ステップ)。サーバCの制御部51は、受信した画像データを画像データ格納部52aに格納すると共に、その画像データの固有属性情報を生成し、固有属性情報格納部52bに格納する(ステップS116)。ステップS116では、制御部51は、画像データの固有画像ID、フォーマット、および画像名を生成するとともに、共通属性情報からページ数および作成日を抽出する。制御部51は、画像データの固有画像ID、フォーマット、画像名、ページ数、および作成日を固有属性情報として固有属性情報格納部52bに格納する。
【0045】
サーバCの送受信部50は、生成した固有属性情報をネットワーク装置5に送信する(ステップS117)。ネットワーク装置5の送受信部21は、サーバCの固有属性情報を受信し、制御部20は、管理情報格納部22bに格納された共通属性情報にサーバCの固有属性情報を追加する(ステップS118;管理情報格納ステップ)。ステップS118では、制御部20によって、共通画像IDとサーバCの固有画像IDとが互いに関連づけられ、画像管理情報として管理情報格納部22bに格納される。
【0046】
上記の処理を複数の画像データについて繰り返すことによって、複数の画像データが、ネットワーク装置5によって、サーバA、サーバB、およびサーバCのそれぞれにアップロードされる(
図6参照)。その結果、
図7(a)〜(c)に示されるように、サーバA、サーバB、およびサーバCの各固有属性情報格納部32b,42b,52bには、固有属性情報を含む画像一覧情報が格納される。また、
図8に示されるように、ネットワーク装置5の管理情報格納部22bには、共通属性情報およびサーバに固有の固有属性情報を含む画像管理情報が格納される。
【0047】
図7および
図8に示される例では、たとえば、共通画像IDが「3」である画像データは、サーバA、サーバB、およびサーバCのいずれにもアップロードされている。この画像データは、サーバAでは「0002」との固有画像IDを付されており、サーバBでは「0001」との固有画像IDを付されており、サーバCでは「0003」との固有画像IDを付されている。このように、元を共通とする画像データに、各サーバにおいて異なる固有画像IDが付されている。また、フォーマットも、「jpeg」または「pdf」であり、各サーバにおいて異なっている。各サーバに格納された画像データは、
図8に示される共通画像IDおよび固有画像IDによって、ネットワーク装置5により関連付けられている。これにより、各サーバに格納された画像データは、ネットワーク装置5によって一元的に管理されている。
【0048】
なお、ステップS108、ステップS113、およびステップS118で共通属性情報に追加される各サーバの固有属性情報は、
図8に示されるように固有画像IDのみでもよいし、固有画像ID以外の情報が含まれてもよい。少なくとも、共通画像IDに対して固有画像IDが関連付けられればよい。
【0049】
(Web上における画像の表示)
図10は、PC6のモニタ6b(もしくはPC7のモニタ7b)に表示されるWeb画面の一例である。
図10に示される例では、3つのサムネイルTa、サムネイルTb、およびサムネイルTcが画面に表示されている。このうち、各サムネイルは、元を共通とする各画像データの共通画像IDによって、各画像データに関連づけられている。たとえば、サムネイルTaは画像データDaに対応している。このように、ネットワーク装置5および画像データ処理システム1によれば、元を共通とする画像データであって異なるサーバA,B,Cに散らばった画像データを、1つの共通画像IDで管理し、まとめて表示させることができる。
【0050】
(削除処理)
図9は、画像データの削除処理の一例を示すシーケンス図である。以下の説明では、サーバBに格納された画像データを削除する場合を例として説明する。
図9に示されるように、まず、ネットワーク装置5の削除指示部26は、サーバBにおける特定の画像データDaを削除する旨の削除指示を入力する(ステップS130)。ステップS130では、たとえば、PC6もしくはPC7を用いた操作により、サーバA、サーバB、およびサーバCの少なくとも1つに格納された画像データを削除する旨の指示がなされる。
図10に示されるように、どのサーバにおけるどの画像データを削除するかは、ユーザによって適宜選択することができる。
図10に示される例では、ユーザによって、サーバBの画像データDaを削除する旨の指示がなされている(「サムネイルTa」「サーバB」が選択され、「削除」ボタンがクリックされている)。
【0051】
次に、ネットワーク装置5の削除指示部26は、画像管理情報から画像データDaに対応するサーバBの固有属性情報(固有画像ID)を取得する(ステップS131)。ネットワーク装置5の削除指示部26は、送受信部21を介して、画像データDaを削除する旨の削除指示を、サーバBの固有画像IDと共にサーバBに送信する(S132;指示ステップ)。サーバBの送受信部40は、ネットワーク装置5から削除指示および固有画像IDを受信する。サーバBの制御部41は、固有画像ID参照して、画像データDaに対応する固有属性情報および画像データDaを削除する(ステップS133)。ネットワーク装置5の削除指示部26は、画像管理情報から画像データDaに対応するサーバBの固有属性情報(固有画像IDを含む)を削除する(ステップS134)。
【0052】
上記の処理によって、サーバBの画像データDaおよびその固有属性情報が削除されると共に、ネットワーク装置5からも、画像データDaおよびその固有属性情報が削除される(
図11参照)。
【0053】
本実施形態の画像データ処理システム1、ネットワーク装置5、および画像データ処理方法によれば、属性情報生成部20aによって、画像データの共通IDが生成される。サーバに格納された画像データのサーバ毎における固有画像IDと、共通画像IDとが互いに関連付けられて、画像管理情報として管理情報格納部22bに格納される。指示部20cによって、処理対象の画像データの共通画像IDに関連付けられた固有画像IDが特定され、その固有画像IDを用いて、処理対象の画像データを格納するサーバに対して処理指示が送信される。よって、共有画像IDと固有画像IDとが関連付けて管理されることにより、常に共通画像IDを用いて処理指示を行えばよく、元を共通とする複数のアップロード済データに対するアクセスが容易となる。したがって、サーバに格納された画像データの処理を簡略化することができる。
【0054】
削除処理においては、削除指示部26によって、固有画像IDを用いた削除指示がなされるため、ユーザは、サーバ毎にアクセスする必要がなく、画像データ処理システム1のみにアクセスすればよい。よって、サーバに格納された画像データの削除指示作業を簡略化することができる。
【0055】
削除処理は、ある特定のサーバの画像データを削除する場合に限られない。たとえば、すべてのサーバに格納された画像データを削除することもできる。
図12および
図13は、画像データの削除処理の他の例を示すシーケンス図である。
【0056】
図12に示されるように、まず、ネットワーク装置5の削除指示部26は、すべてのサーバ(すなわちサーバA、サーバB、およびサーバC)における特定の画像データDaを削除する旨の削除指示を入力する(ステップS140)。ステップS140では、たとえば、PC6もしくはPC7を用いた操作により、サーバA、サーバB、およびサーバCに格納された画像データを削除する旨の指示がなされる。
【0057】
次に、ネットワーク装置5の削除指示部26は、画像管理情報から画像データDaに対応するサーバAの固有属性情報(固有画像ID)を取得する(ステップS141)。ネットワーク装置5の削除指示部26は、送受信部21を介して、画像データDaを削除する旨の削除指示を、サーバAの固有画像IDと共にサーバAに送信する(S142;指示ステップ)。サーバAの送受信部30は、ネットワーク装置5から削除指示および固有画像IDを受信する。サーバAの制御部31は、固有画像ID参照して、画像データDaに対応する固有属性情報および画像データDaを削除する(ステップS143)。ネットワーク装置5の削除指示部26は、画像管理情報から画像データDaに対応するサーバAの固有属性情報(固有画像IDを含む)を削除する(ステップS144)。
【0058】
次に、ネットワーク装置5の削除指示部26は、画像管理情報から画像データDaに対応するサーバBの固有属性情報(固有画像ID)を取得する(ステップS145)。ネットワーク装置5の削除指示部26は、送受信部21を介して、画像データDaを削除する旨の削除指示を、サーバBの固有画像IDと共にサーバBに送信する(S146;指示ステップ)。サーバBの送受信部40は、ネットワーク装置5から削除指示および固有画像IDを受信する。サーバBの制御部41は、固有画像ID参照して、画像データDaに対応する固有属性情報および画像データDaを削除する(ステップS147)。ネットワーク装置5の削除指示部26は、画像管理情報から画像データDaに対応するサーバBの固有属性情報(固有画像IDを含む)を削除する(ステップS148)。
【0059】
次に、ネットワーク装置5の削除指示部26は、画像管理情報から画像データDaに対応するサーバCの固有属性情報(固有画像ID)を取得する(ステップS149)。ネットワーク装置5の削除指示部26は、送受信部21を介して、画像データDaを削除する旨の削除指示を、サーバCの固有画像IDと共にサーバCに送信する(S150;指示ステップ)。サーバBの送受信部50は、ネットワーク装置5から削除指示および固有画像IDを受信する。サーバCの制御部51は、固有画像ID参照して、画像データDaに対応する固有属性情報および画像データDaを削除する(ステップS151)。ネットワーク装置5の削除指示部26は、画像管理情報から画像データDaに対応するサーバCの固有属性情報(固有画像IDを含む)を削除する(ステップS152)。
【0060】
次に、ネットワーク装置5の削除指示部26は、画像管理情報から画像データDaに対応する共通属性情報(共通画像ID、ページ数、作成日を含む)を削除する(ステップS153)。
【0061】
上記の処理によって、すべてのサーバの画像データDaおよびその固有属性情報が削除されると共に、ネットワーク装置5からも、画像データDa、画像データDaの固有属性情報、および画像データDaの共通属性情報が削除される。このような処理によって、画像データ処理システム1に一度アクセスするのみで、複数のサーバに格納された画像データが自動的に削除される。
【0062】
本実施形態の画像データ処理システム1によれば、実際の利用においても、様々な効果が想定される。たとえば、ノートPCから一時的に複数の外部サーバ(クラウドサーバ)に画像データをアップロードし、外出先でそのノートPCを用いて、保存している画像管理情報に基づいて画像データにアクセスし、用が済めば、複数の外部サーバから一括して画像データを削除するようなことも可能である。各外部サーバへのアクセス方法は異なるため、このような利用形態は、外部サーバの数が多くなればなるほど、効果的である。
【0063】
(更新処理)
図14は、画像データの更新処理の一例を示すシーケンス図である。以下の説明では、サーバBに格納された画像データDaを用いて、サーバAおよびサーバCに格納された画像データDaを更新する場合を例として説明する。
図14に示されるように、まず、ネットワーク装置5の更新指示部27は、サーバBの画像データDaを用いた更新指示を入力する(ステップS160)。ステップS160では、たとえば、PC6もしくはPC7を用いた操作により、サーバBに格納された画像データを用いて他のサーバの画像データを更新する旨の指示がなされる。
図15に示されるように、どのサーバにおけるどの画像データを用いて更新するかは、ユーザによって適宜選択することができる。
図15に示される例では、ユーザによって、サーバBの画像データDaを用いて更新する旨の指示がなされている(「サムネイルTa」「サーバB」が選択され、「更新」ボタンがクリックされている)。
【0064】
次に、ネットワーク装置5の更新指示部27は、画像管理情報から画像データDaに対応するサーバBの固有属性情報(固有画像ID)を取得する(ステップS161)。ネットワーク装置5の更新指示部27は、送受信部21を介して、画像データDaの状況を確認する旨の削除指示を、サーバBの固有画像IDと共にサーバBに送信する(S162)。サーバBの制御部41は、固有画像ID参照して、画像データDaに対応する固有属性情報を取得する(ステップS163)。なお、ステップS163において、画像データDaに対応する固有属性情報を取得できない場合、画像データDaが既に消去されている可能性がある。そのため、次のステップS164では、画像データDaが既に消去されている旨の応答をネットワーク装置5に返す。その場合、ネットワーク装置5は、サーバBの固有属性情報を削除する。
【0065】
次に、サーバBの制御部41は、画像データDaに対応する固有属性情報(固有画像ID、フォーマット、画像名、ページ数、および作成日)をネットワーク装置5に送信する(ステップS164)。ネットワーク装置5の送受信部21は、画像データDaに対応する固有属性情報をサーバBから受信する。ネットワーク装置5の更新指示部27は、画像データDaに対応するサーバBの固有属性情報の内容が変わったか否かを判断する(ステップS165)。ステップS165では、更新指示部27は、管理情報格納部22bに格納されたサーバBの固有属性情報と、受信した固有属性情報を比較することにより判断処理を行う。ステップS165において、サーバBの固有属性情報の内容が変わっていないと判断すると(ステップS165;NO)、更新指示部27は、サーバBの画像データDaは変化していないと推定し、画像データを更新することなく更新処理を終了する。
【0066】
ステップS165において、サーバBの固有属性情報の内容が変わったと判断すると(ステップS165;YES)、更新指示部27は、画像管理情報における画像データDaに対応するサーバBの固有属性情報を更新する(ステップS166)。更新指示部27は、サーバBの固有属性情報における画像名以外の項目の内容が変わったか否かを判断する(ステップS167)。ステップS167において、画像名以外の項目の内容が変わっていないと判断すると(ステップS167;NO)、更新指示部27は、サーバBの画像データDaは変化していないと推定し、画像データを更新することなく更新処理を終了する。
【0067】
ステップS167において、画像名以外の項目の内容が変わったと判断すると(ステップS167;YES)、更新指示部27は、画像データDa自体が変更されたと推定し、サーバBにおける画像データDaの固有画像IDを送信すると共に、変更後の画像データDa´の送信をサーバBに要求する(ステップS168)。サーバBの制御部41は、画像データDa´を読み出す(ステップS169)。サーバBの制御部41は、送受信部40を介して、画像データDaの固有画像IDを送信すると共に、画像データDa´をネットワーク装置5に送信する(ステップS170)。ネットワーク装置5の更新指示部27は、管理情報格納部22bに格納された画像管理情報における画像データDaに対応するサーバAおよびサーバCの固有属性情報を、サーバBの固有属性情報を用いて更新する(ステップS171)。ネットワーク装置5の更新指示部27は、送受信部21を介して、ステップS170で受信した画像データDa´をサーバAおよびサーバCに送信し、画像データDaを画像データDa´に更新(上書き)する旨を指示する(ステップS172;指示ステップ)。サーバAおよびサーバCでは、ネットワーク装置5からの指示に応じて、画像データDaを画像データDa´に更新(上書き)する。
【0068】
上記の処理によって、サーバBに格納された画像データDaを用いて、サーバAおよびサーバCに格納された画像データDaが更新される。すなわち、ネットワーク装置5の画像管理情報が、指定されたサーバ(上記の例ではサーバB)の固有属性情報と一致するように、自動的に更新(同期)される。さらには、他のサーバ(上記の例ではサーバAおよびサーバC)における画像データDaが指定されたサーバの画像データDa´と一致するように自動的に更新される(
図16参照)。
【0069】
このように、更新処理においては、更新指示部27によって、固有画像IDを用いた更新指示がなされるため、ユーザは、サーバ毎にアクセスする必要がなく、画像データ処理装置1のみにアクセスすればよい。よって、サーバに格納された画像データの更新指示作業を簡略化することができる。
【0070】
また、固有属性情報に基づいて画像データを更新させるか否かを判断することで、更新対象のサーバにおける画像データが変更されていない場合に画像データの更新を中止することができる。よって、無駄な更新処理を回避できる。
【0071】
サーバA〜Cのような、クラウドコンピューティングの外部ストレージサーバは、他のユーザによってアクセス可能であるため、画像データが書き換えられる可能性がある。たとえば、PC7のユーザによってサーバBの画像データが書き換えられたとしても、PC6のユーザは、そのことを検知し難い。上記の更新処理によれば、書き換えられたサーバBの画像データに他のサーバの画像データを同期させることができる。
【0072】
(転送処理)
画像データ処理システム1によれば、
図17および
図18に示されるように、画像データの転送処理を行うこともできる。たとえば、
図17(a)および(b)に示されるように、PC6もしくはPC7を用いた操作により、サーバAに格納された画像データをサーバCに転送する旨の指示がなされる(「サムネイルTa」「サーバA」が選択され、「転送」ボタンがクリックされている。さらに転送先のサーバとして「サーバC」が選択されている)。
【0073】
転送処理においても、ネットワーク装置5の転送指示部28が、サーバAに格納された画像データDaをサーバCに転送する旨の転送指示を入力する。転送指示部28は、画像管理情報を参照して画像データDaの共通IDに関連付けられたサーバAにおける固有IDを特定する。転送指示部28は、サーバAおよびサーバCに対して、特定した固有IDと共に転送指示を送信する(
図18参照)。
【0074】
このように、転送処理においては、転送指示部28によって、固有画像IDを用いた転送指示がなされるため、ユーザは、サーバ毎にアクセスする必要がなく、画像データ処理装置1のみにアクセスすればよい。よって、サーバに格納された画像データの転送指示作業を簡略化することができる。
【0075】
引き続いて、上述した一連の画像データ処理をネットワーク装置5の制御部20に実行させるための画像データ処理プログラムを説明する。
図19に示されるように、画像データ処理プログラム120は、コンピュータに挿入されてアクセスされる、あるいはコンピュータが備える記録媒体100に形成されたプログラム格納領域110内に格納される。
【0076】
画像データ処理プログラム120は、属性情報生成モジュール121と、フォーマット変換モジュール122と、指示モジュール123とを含んで構成される。指示モジュール123は、削除指示モジュール126と、更新指示モジュール127と、転送指示モジュール128とを含んで構成される。属性情報生成モジュール121と、フォーマット変換モジュール122と、指示モジュール123とを実行させることにより実現される機能は、上述したネットワーク装置5の属性情報生成部20aと、フォーマット変換部20bと指示部20cとの機能とそれぞれ同様である。削除指示モジュール126と、更新指示モジュール127と、転送指示モジュール128とを実行させることにより実現される機能は、上述したネットワーク装置5の削除指示部26と、更新指示部27と、転送指示部28との機能とそれぞれ同様である。
【0077】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではない。たとえば、上記実施形態の削除処理では、削除対象となった画像データ、共通属性情報、および固有属性情報をネットワーク装置5から削除したが、共通属性情報または固有属性情報を削除せずに残してもよい。
【0078】
また、上記実施形態の更新処理では、サーバBの画像データに他のサーバの画像データを同期させる場合について説明したが、更新処理に用いられる画像データを格納するサーバ(いわば、優先されるサーバ)を何らかの条件により自動で選ぶようにしてもよい。たとえば、作成日が最新の日付である画像データを格納するサーバをネットワーク装置5によって監視しておき、当該サーバの画像データを更新に用いてもよい。