特許第5928566号(P5928566)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5928566半導体装置の製造方法、及び、半導体装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5928566
(24)【登録日】2016年5月13日
(45)【発行日】2016年6月1日
(54)【発明の名称】半導体装置の製造方法、及び、半導体装置
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/8238 20060101AFI20160519BHJP
   H01L 27/092 20060101ALI20160519BHJP
   H01L 29/423 20060101ALI20160519BHJP
   H01L 29/49 20060101ALI20160519BHJP
   H01L 21/336 20060101ALI20160519BHJP
   H01L 29/78 20060101ALI20160519BHJP
【FI】
   H01L27/08 321G
   H01L29/58 G
   H01L29/78 301X
   H01L29/78 301G
   H01L29/78 653B
   H01L29/78 652K
【請求項の数】3
【全頁数】25
(21)【出願番号】特願2014-249789(P2014-249789)
(22)【出願日】2014年12月10日
(62)【分割の表示】特願2014-516126(P2014-516126)の分割
【原出願日】2012年9月28日
(65)【公開番号】特開2015-53527(P2015-53527A)
(43)【公開日】2015年3月19日
【審査請求日】2014年12月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】311014428
【氏名又は名称】ユニサンティス エレクトロニクス シンガポール プライベート リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Unisantis Electronics Singapore Pte Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100092093
【弁理士】
【氏名又は名称】辻居 幸一
(74)【代理人】
【識別番号】100082005
【弁理士】
【氏名又は名称】熊倉 禎男
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【弁理士】
【氏名又は名称】上杉 浩
(72)【発明者】
【氏名】舛岡 富士雄
(72)【発明者】
【氏名】原田 望
(72)【発明者】
【氏名】中村 広記
(72)【発明者】
【氏名】シン ナヴァブ
(72)【発明者】
【氏名】ツェン ツィシャン
(72)【発明者】
【氏名】カマス アシット ラマチャンドラ
(72)【発明者】
【氏名】ワン キンペン
【審査官】 宇多川 勉
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−004244(JP,A)
【文献】 特開2009−182318(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/8238
H01L 21/336
H01L 27/092
H01L 29/423
H01L 29/49
H01L 29/78
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シリコン基板に対してソース、ゲート、ドレインが垂直方向に柱状に配置され、ゲート電極が柱状半導体層を取り囲む構造の半導体装置であって、
シリコン基板上に形成された平面状シリコン層と、
前記平面状シリコン層上に形成された第1及び第2の柱状シリコン層と、
前記第1の柱状シリコン層の周囲に形成されたゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜の周囲に形成された金属膜及びポリシリコン膜の積層構造からなる第1のゲート電極と、
前記第2の柱状シリコン層の周囲に形成されたゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜の周囲に形成された金属膜及びポリシリコン膜の積層構造からなる第2のゲート電極と、ここで、前記ポリシリコン膜の膜厚は前記第1の柱状シリコン層と前記第2の柱状シリコン層との間の間隔の半分より薄く、
前記第1及び前記第2のゲート電極に接続されたゲート配線と、ここで、前記ゲート配線の上面の高さは前記第1及び第2のゲート電極の上面の高さより低く、
前記ゲート配線と前記平面状シリコン層との間に形成された前記ゲート絶縁膜より厚い第2の酸化膜と、
前記第1の柱状シリコン層の上部に形成された第1のn型拡散層と、
前記第1の柱状シリコン層の下部と前記平面状シリコン層の上部とに形成された第2のn型拡散層と、
前記第2の柱状シリコン層の上部に形成された第1のp型拡散層と、
前記第2の柱状シリコン層の下部と前記平面状シリコン層の上部とに形成された第2のp型拡散層と、
を有し、
前記ゲート配線は、前記金属膜とシリサイドの積層構造からなることを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
前記ゲート配線の中心線が、前記第1の柱状シリコン層の中心点と前記第2の柱状シリコン層の中心点とを結ぶ線に対して第1の所定量ずれていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1及び前記第2のn型拡散層上と前記第1及び前記第2のp型拡散層に形成されたシリサイドと、を有する、
ことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は半導体装置の製造方法、及び、半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体集積回路、特にMOSトランジスタを用いた集積回路は、高集積化の一途を辿っている。この高集積化に伴って、その中で用いられているMOSトランジスタはナノ領域まで微細化が進んでいる。このようなMOSトランジスタの微細化が進むと、リーク電流の抑制が困難であり、必要な電流量確保の要請から回路の占有面積をなかなか小さくできない、といった問題があった。このような問題を解決するために、基板に対してソース、ゲート、ドレインが垂直方向に配置され、ゲート電極が柱状半導体層を取り囲む構造のSurrounding Gate Transistor(以下、「SGT」という。)が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3を参照)。
【0003】
従来のSGTの製造方法では、窒化膜ハードマスクが柱状に形成されたシリコン柱を形成し、シリコン柱下部の拡散層を形成した後、ゲート材料を堆積し、その後にゲート材料を平坦化、エッチバックをし、シリコン柱と窒化膜ハードマスクの側壁に絶縁膜サイドウォールを形成する。その後、ゲート配線のためのレジストパターンを形成し、ゲート材料をエッチングした後、窒化膜ハードマスクを除去し、シリコン柱上部に拡散層を形成している(例えば、特許文献4を参照)。
【0004】
このような方法では、シリコン柱間隔が狭くなったとき、厚いゲート材料をシリコン柱間に堆積しなければならず、シリコン柱間にボイドと呼ばれる孔が形成されることがある。ボイドが形成されると、エッチバック後にゲート材料に孔ができる。その後絶縁膜サイドウォールを形成するために絶縁膜を堆積するとボイド内に絶縁膜が堆積する。従って、ゲート材料加工が難しい。
【0005】
そこで、シリコン柱形成後、ゲート酸化膜を形成し、薄いポリシリコンを堆積後、シリコン柱上部を覆いゲート配線を形成するためのレジストを形成し、ゲート配線をエッチングし、その後、酸化膜を厚く堆積し、シリコン柱上部を露出し、シリコン柱上部の薄いポリシリコンを除去し、厚い酸化膜をウエットエッチングにて除去することが示されている(例えば非特許文献1を参照)。
【0006】
しかしながら、ゲート電極に金属を用いるための方法は示されていない。また、シリコン柱上部を覆いゲート配線を形成するためのレジストを形成しなければならず、従って、シリコン柱上部を覆わねばならず自己整合プロセスではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平2−71556号公報
【特許文献2】特開平2−188966号公報
【特許文献3】特開平3−145761号公報
【特許文献4】特開2009−182317号公報
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】B.Yang, K.D.Buddharaju, S.H.G.Teo, N.Singh, G.D.Lo, and D.L.Kwong, “Vertical Silicon-Nanowire Formation and Gate-All-Around MOSFET”, IEEE Electron Device Letters, VOL.29, No.7, July 2008, pp791-794.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、本発明は、薄いゲート材を用い、金属ゲートであり、自己整合プロセスであるSGTの製造方法とその結果得られるSGTの構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る半導体装置の製造方法は、シリコン基板上に平面状シリコン層を形成し、前記平面状シリコン層上に第1の柱状シリコン層と第2の柱状シリコン層とを形成する第1の工程と、前記第1の工程の後、前記第1の柱状シリコン層と前記第2の柱状シリコン層上に酸化膜ハードマスクを形成し、前記平面状シリコン層上にゲート絶縁膜より厚い第2の酸化膜を形成する第2の工程と、前記第2工程の後、前記第1の柱状シリコン層と前記第2の柱状シリコン層の周囲にゲート絶縁膜を形成し、前記ゲート絶縁膜の周囲に金属膜及びポリシリコン膜を成膜し、前記ポリシリコン膜の膜厚は前記第1の柱状シリコン層と前記第2の柱状シリコン層との間の間隔の半分より薄く、ゲート配線を形成するための第3のレジストを形成し、異方性エッチングを行うことにより前記ゲート配線を形成する第3の工程と、を有することを特徴とする。
【0011】
前記第3の工程の後、第4のレジストを堆積し、前記第1の柱状シリコン層と前記第2の柱状シリコン層上部側壁の前記ポリシリコン膜を露出し、露出した前記ポリシリコン膜をエッチングにより除去し、前記第4のレジストを剥離し、前記金属膜をエッチングにより除去し、前記ゲート配線に接続する第1のゲート電極と第2のゲート電極を形成する第4の工程と、を有することを特徴とする。
【0012】
また、前記第1の柱状シリコン層と前記第2の柱状シリコン層と前記平面状シリコン層上に厚い酸化膜を、前記柱状シリコン層と前記第2の柱状シリコン層の側壁に薄い酸化膜を堆積し、酸化膜を等方性エッチングにより除去することにより、前記第1の柱状シリコン層と前記第2の柱状シリコン層上に酸化膜ハードマスクを形成し、前記平面状シリコン層上にゲート絶縁膜より厚い第2の酸化膜を形成することを特徴とする。
【0013】
また、前記第1の柱状シリコン層の上部に第1のn型拡散層を形成し、前記第1の柱状シリコン層の下部と前記平面状シリコン層の上部に第2のn型拡散層を形成し、前記第2の柱状シリコン層の上部に第1のp型拡散層を形成し、前記第2の柱状シリコン層の下部と前記平面状シリコン層の上部に第2のp型拡散層を形成する第5の工程をさらに含むことを特徴とする。
【0014】
前記第1のn型拡散層上と前記第2のn型拡散層上と前記第1のp型拡散層と前記第2のp型拡散層上と前記ゲート配線にシリサイドを形成する第6の工程とをさらに含むことを特徴とする。
【0015】
また、本発明に係る半導体装置は、シリコン基板上に形成された平面状シリコン層と、前記平面状シリコン層上に形成された第1及び第2の柱状シリコン層と、前記第1の柱状シリコン層の周囲に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜の周囲に形成された金属膜及びポリシリコン膜の積層構造からなる第1のゲート電極と、前記第2の柱状シリコン層の周囲に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜の周囲に形成された金属膜及びポリシリコン膜の積層構造からなる第2のゲート電極と、前記ポリシリコン膜の膜厚は前記第1の柱状シリコン層と前記第2の柱状シリコン層との間の間隔の半分より薄く、前記第1及び前記第2のゲート電極に接続されたゲート配線と、前記ゲート配線の上面の高さは前記第1及び第2のゲート電極の上面の高さより低く、前記ゲート配線と前記平面状シリコン層との間に形成された前記ゲート絶縁膜より厚い第2の酸化膜と、前記第1の柱状シリコン層の上部に形成された第1のn型拡散層と、前記第1の柱状シリコン層の下部と前記平面状シリコン層の上部とに形成された第2のn型拡散層と、前記第2の柱状シリコン層の上部に形成された第1のp型拡散層と、前記第2の柱状シリコン層の下部と前記平面状シリコン層の上部とに形成された第2のp型拡散層と、を有する、ことを特徴とする。
【0016】
前記ゲート配線は、前記金属膜とシリサイドの積層構造からなることを特徴とする。
【0017】
前記ゲート配線の中心線が、前記第1の柱状シリコン層の中心点と前記第2の柱状シリコン層の中心点とを結ぶ線に対して第1の所定量ずれていることを特徴とする。
【0018】
前記第1及び前記第2のn型拡散層上と前記第1及び前記第2のp型拡散層に形成されたシリサイドと、を有する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、薄いゲート材を用い、金属ゲートであり、自己整合プロセスであるSGTの製造方法とその結果得られるSGTの構造を提供することができる。
【0020】
前記第1の工程の後、前記第1の柱状シリコン層と前記第2の柱状シリコン層上に酸化膜ハードマスクを形成し、前記第1の柱状シリコン層と前記第2の柱状シリコン層の周囲にゲート絶縁膜を形成し、前記ゲート絶縁膜の周囲に金属膜及びポリシリコン膜を成膜し、前記ポリシリコン膜の膜厚は前記第1の柱状シリコン層と前記第2の柱状シリコン層との間の間隔の半分より薄く、ゲート配線を形成するための第3のレジストを形成し、異方性エッチングを行うことにより前記ゲート配線を形成する第3の工程と、前記第3の工程の後、第4のレジストを堆積し、前記第1の柱状シリコン層と前記第2の柱状シリコン層上部側壁の前記ポリシリコン膜を露出し、露出した前記ポリシリコン膜をエッチングにより除去し、前記第4のレジストを剥離し、前記金属膜をエッチングにより除去し、前記ゲート配線に接続する第1のゲート電極と第2のゲート電極を形成する第4の工程と、により自己整合プロセスを実現している。自己整合プロセスであるから、高集積化が可能となる。
【0021】
特に、酸化膜ハードマスクにより、ゲート配線形成中にシリコン柱上部を保護することにより、自己整合プロセスを実現している。
【0022】
また、前記ゲート配線と前記平面状シリコン層との間に形成された前記ゲート絶縁膜より厚い第2の酸化膜を形成することにより、ゲート配線と基板間の容量を低減することができる。また、ゲート配線と基板間の絶縁をより確かなものとすることができる。
【0023】
また、前記ゲート配線は、前記金属膜とシリサイドの積層構造からなる。シリサイドと金属膜とが直接接触するため、低抵抗化をすることができる。
【0024】
前記ゲート配線の中心線が、前記第1の柱状シリコン層の中心点と前記第2の柱状シリコン層の中心点とを結ぶ線に対して第1の所定量ずれている。第2のn型拡散層と、第2のp型拡散層とを接続するシリサイドを形成しやすい。従って、高集積化をおこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】(A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図2】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図3】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図4】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図5】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図6】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図7】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図8】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図9】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図10】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図11】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図12】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図13】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図14】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図15】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図16】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図17】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図18】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図19】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図20】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図21】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図22】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図23】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図24】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図25】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図26】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図27】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図28】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図29】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図30】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図31】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図32】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図33】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図34】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図35】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図36】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図37】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図38】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図39】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図40】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図41】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図42】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
図43】(A)は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。(B)は(A)のX−X’線での断面図である。(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明の実施形態に係る、SGTの構造を有する半導体装置の製造工程を、図2図43を参照しながら説明する。
【0027】
以下に、シリコン基板上に平面状シリコン層を形成し、平面状シリコン層上に第1の柱状シリコン層と第2の柱状シリコン層とを形成する第1の工程を示す。
【0028】
図2に示すように、シリコン基板101上に第1の柱状シリコン層104と第2の柱状シリコン層105とを形成するための第1のレジスト102、103を形成する。
【0029】
図3に示すように、シリコン基板101をエッチングし、第1の柱状シリコン層104と第2の柱状シリコン層105とを形成する。レジストを用いて柱状シリコンを形成するため、ハードマスクを用いる工程と比べて、工程数を減らすことができる。
【0030】
図4に示すように、第1のレジスト102、103を剥離する。
【0031】
図5に示すように、平面状シリコン層107を形成するための第2のレジスト106を形成する。
【0032】
図6に示すように、シリコン基板101をエッチングし、平面状シリコン層107を形成する。
【0033】
図7に示すように、第2のレジスト106を剥離する。
【0034】
図8に示すように、平面状シリコン層107の周囲に素子分離膜108を形成する。
以上により、シリコン基板101上に平面状シリコン層107と、平面状シリコン層107上に、第1の柱状シリコン層104と第2の柱状シリコン層105と、を形成する第1の工程が示された。
【0035】
次に、第1の柱状シリコン層と第2の柱状シリコン層上に酸化膜ハードマスクを形成し、平面状シリコン層上にゲート絶縁膜より厚い第2の酸化膜を形成する第2の工程を示す。
【0036】
図9に示すように、第1の柱状シリコン層104と第2の柱状シリコン層105と平面状シリコン層107を覆うように酸化膜109を堆積する。常圧CVD(化学気相堆積)による堆積が好ましい。常圧CVDによる堆積を用いると、第1の柱状シリコン層104と第2の柱状シリコン層105と平面状シリコン層107上に厚い酸化膜を、柱状シリコン層104と第2の柱状シリコン層105の側壁に薄い酸化膜を堆積することができる。さらに、第1の柱状シリコン層104と第2の柱状シリコン層105上に堆積される酸化膜厚を、平面状シリコン層107上に堆積される酸化膜厚より厚くすることができる。
【0037】
図10に示すように、酸化膜109を等方性エッチングにより除去することにより、第1の柱状シリコン層104と第2の柱状シリコン層105上に酸化膜ハードマスク111、112を形成し、平面状シリコン層107上にゲート絶縁膜より厚い第2の酸化膜110を形成する。
【0038】
以上により、第1の柱状シリコン層と第2の柱状シリコン層上に酸化膜ハードマスクを形成し、平面状シリコン層上にゲート絶縁膜より厚い第2の酸化膜を形成する第2の工程が示された。
【0039】
次に、第1の柱状シリコン層と第2の柱状シリコン層の周囲にゲート絶縁膜を形成し、ゲート絶縁膜の周囲に金属膜及びポリシリコン膜を成膜し、ポリシリコン膜の膜厚は第1の柱状シリコン層と第2の柱状シリコン層との間の間隔の半分より薄く、ゲート配線を形成するための第3のレジストを形成し、異方性エッチングを行うことによりゲート配線を形成する第3の工程を示す。
【0040】
図11に示すように、第1の柱状シリコン層104と第2の柱状シリコン層105の周囲にゲート絶縁膜113、114を形成し、ゲート絶縁膜113、114の周囲に金属膜115及びポリシリコン膜116を成膜する。従って、ポリシリコン膜116中にボイドが形成されることを防ぐことができる。金属膜115は、窒化チタンといった、半導体工程に用いられ、トランジスタのしきい値電圧を設定する金属であればよい。ゲート絶縁膜113、114は、酸化膜、酸窒化膜、高誘電体膜といった、半導体工程に用いられるものであればよい。
【0041】
図12に示すように、ゲート配線を形成するための第3のレジスト117を形成する。本実施例においては、レジスト高さが柱状シリコン層より低くなるように記載した。柱状シリコン層の高さが高いとき、柱状シリコン層上部のレジスト厚さが薄くなり、もしくは、柱状シリコン層上部のポリシリコンが露出することが考えられるからである。ゲート配線幅が細くなるにつれて、柱状シリコン層上部のポリシリコンが露出しやすくなる。レジスト高さが柱状シリコン層より高くなってもよい。
【0042】
また、このとき、ゲート配線のための第3のレジスト117の中心線が、第1の柱状シリコン層104の中心点と第2の柱状シリコン層105の中心点とを結ぶ線に対してずれているよう、第3のレジスト117を形成することが好ましい。第2のn型拡散層と第2のp型拡散層とを接続するシリサイドを形成しやすくなるからである。
【0043】
図13に示すように、ポリシリコン膜116と金属膜115をエッチングする。ゲート電極118a、118b、ゲート配線118cが形成される。このとき、柱状シリコン層上部のレジスト厚さが薄く、もしくは、柱状シリコン層上部のポリシリコンが露出していても、酸化膜ハードマスク111、112により、柱状シリコン層上部が保護される。
【0044】
図14に示すように、第2の酸化膜110をエッチングする。このとき、酸化膜ハードマスク111、112もエッチングされるが、第1の柱状シリコン層104と第2の柱状シリコン層105上に堆積される酸化膜厚が、平面状シリコン層107上に堆積される酸化膜厚より厚いため、酸化膜ハードマスク111、112は残る。残らない場合は、後の工程において、ポリシリコン膜除去中にシリコン柱がエッチングされることとなる。この場合、エッチングされるシリコン柱の高さ分、露出するポリシリコン膜の高さを増やせばよい。また、第2の酸化膜110は、第4の工程の後にエッチングしてもよい。
【0045】
図15に示すように、第3のレジスト117を剥離する。
【0046】
以上により、第1の柱状シリコン層と第2の柱状シリコン層の周囲にゲート絶縁膜を形成し、ゲート絶縁膜の周囲に金属膜及びポリシリコン膜を成膜し、ポリシリコン膜の膜厚は第1の柱状シリコン層と第2の柱状シリコン層との間の間隔の半分より薄く、ゲート配線を形成するための第3のレジストを形成し、異方性エッチングを行うことによりゲート配線を形成する第3の工程が示された。
【0047】
次に、第4のレジストを堆積し、第1の柱状シリコン層と第2の柱状シリコン層上部側壁のポリシリコン膜を露出し、露出したポリシリコン膜をエッチングにより除去し、第4のレジストを剥離し、金属膜をエッチングにより除去し、ゲート配線に接続する第1のゲート電極と第2のゲート電極を形成する第4の工程を示す。
【0048】
図16に示すように、第4のレジスト119を堆積し、第1の柱状シリコン層104と第2の柱状シリコン層105上部側壁のポリシリコン膜116を露出する。レジストエッチバックを用いることが好ましい。また、スピンオングラスといった塗布膜を用いてもよい。
【0049】
図17に示すように、露出したポリシリコン膜116をエッチングにより除去する。等方性ドライエッチングが好ましい。
【0050】
図18に示すように、第4のレジスト119を除去する。
【0051】
図19に示すように、酸化膜160を堆積する。
【0052】
図20に示すように、第5のレジスト161を堆積し、第1の柱状シリコン層104と第2の柱状シリコン層105上部側壁の酸化膜160を露出する。レジストエッチバックを用いることが好ましい。また、スピンオングラスといった塗布膜を用いてもよい。
【0053】
図21に示すように、露出した酸化膜160をエッチングにより除去する。等方性エッチングが好ましい。
【0054】
図22に示すように、第5のレジスト161を剥離する。
【0055】
図23に示すように、金属膜115をエッチングにより除去し、ゲート配線118cに接続する第1のゲート電極118bと第2のゲート電極118aを形成する。従って、自己整合プロセスとなる。
【0056】
図24に示すように、酸化膜ハードマスク111、112と酸化膜160をエッチングにより除去する。
【0057】
以上により、第4のレジストを堆積し、第1の柱状シリコン層と第2の柱状シリコン層上部側壁のポリシリコン膜を露出し、露出したポリシリコン膜をエッチングにより除去し、第4のレジストを剥離し、金属膜をエッチングにより除去し、ゲート配線に接続する第1のゲート電極と第2のゲート電極を形成する第4の工程が示された。
【0058】
次に、第1の柱状シリコン層の上部に第1のn型拡散層を形成し、第1の柱状シリコン層の下部と平面状シリコン層の上部に第2のn型拡散層を形成し、第2の柱状シリコン層の上部に第1のp型拡散層を形成し、第2の柱状シリコン層の下部と平面状シリコン層の上部に第2のp型拡散層を形成する第5の工程を示す。
【0059】
図25に示すように、第1のn型拡散層と第2のn型拡散層を形成するために、第6のレジスト120を形成する。第6のレジスト120を形成する前に、薄い酸化膜を堆積してもよい。
【0060】
図26に示すように、砒素を注入し、第1のn型拡散層121と第2のn型拡散層122を形成する。
【0061】
図27に示すように、第6のレジスト120を剥離する。
【0062】
図28に示すように、第1のp型拡散層と第2のp型拡散層を形成するための第7のレジスト123を形成する。
【0063】
図29に示すように、ボロンまたは弗化ボロンを注入し、第1のp型拡散層124と第2のp型拡散層125を形成する。
【0064】
図30に示すように、第7のレジスト123を剥離し、窒化膜126を堆積し、熱処理を行う。
【0065】
以上により、第1の柱状シリコン層の上部に第1のn型拡散層を形成し、第1の柱状シリコン層の下部と平面状シリコン層の上部に第2のn型拡散層を形成し、第2の柱状シリコン層の上部に第1のp型拡散層を形成し、第2の柱状シリコン層の下部と平面状シリコン層の上部に第2のp型拡散層を形成する第5の工程が示された。
【0066】
次に、第1のn型拡散層上と第2のn型拡散層上と第1のp型拡散層と第2のp型拡散層上とゲート配線にシリサイドを形成する第6の工程を示す。
【0067】
図31に示すように、窒化膜126をエッチングし、窒化膜サイドウォールを形成し、金属を堆積し、熱処理し、未反応の金属を除去することで、第1のn型拡散層121上と第2のn型拡散層122上と第1のp型拡散層124と第2のp型拡散層125上とゲート配線118cと、第1のゲート電極118bと第2のゲート電極118a上にシリサイド128、130、132、134、127、131、129、133を形成する。窒化膜サイドウォールは、酸化膜と窒化膜の積層構造にしてもよい。
【0068】
第2のn型拡散層122と、第2のp型拡散層125とは、シリサイド130で接続されることとなる。ゲート配線118cの中心線が、第1の柱状シリコン層104の中心点と第2の柱状シリコン層105の中心点とを結ぶ線に対してずれているので、シリサイド130を形成しやすい。従って、高集積化をおこなうことができる。
【0069】
また、ポリシリコン膜116が薄いため、ゲート配線118cは、金属膜115とシリサイド127の積層構造となりやすい。シリサイド127と金属膜115とが直接接触するため、低抵抗化をすることができる。
【0070】
以上により、第1のn型拡散層上と第2のn型拡散層上と第1のp型拡散層と第2のp型拡散層上とゲート配線にシリサイドを形成する第6の工程が示された。
【0071】
図32に示すように、窒化膜といったコンタクトストッパー137を成膜し、層間絶縁膜138を形成する。
【0072】
図33に示すように、コンタクト孔を形成するための第8のレジスト139を形成する。
【0073】
図34に示すように、層間絶縁膜138をエッチングし、コンタクト孔140、141を形成する。
【0074】
図35に示すように、第8のレジスト139を剥離する。
【0075】
図36に示すように、コンタクト孔を形成するための第9のレジスト142を形成し、層間絶縁膜138をエッチングし、コンタクト孔143、144を形成する。
【0076】
図37に示すように、第9のレジスト142を剥離する。
【0077】
図38に示すように、コンタクトストッパー137をエッチングし、コンタクト孔140、141、コンタクト孔143、144下のコンタクトストッパー137を除去する。
【0078】
図39に示すように、金属を堆積し、コンタクト145、146、147、148を形成する。
【0079】
図40に示すように、金属配線のための金属149を堆積する。
【0080】
図41に示すように、金属配線を形成するための第10のレジスト150、151、152、153を形成する。
【0081】
図42に示すように、金属149をエッチングし、金属配線154、155、156、157を形成する。
【0082】
次に、図43に示すように、第10のレジスト150、151、152、153を剥離する。以上により、薄いゲート材を用い、金属ゲートであり、自己整合プロセスであるSGTの製造方法が示された。
【0083】
上記製造方法によって得られる半導体装置の構造を図1に示す。図1に示すように、半導体装置は、シリコン基板上101に形成された平面状シリコン層107と、前記平面状シリコン層107上に形成された第1及び第2の柱状シリコン層104、105と、前記第1の柱状シリコン層104の周囲に形成されたゲート絶縁膜113と、前記ゲート絶縁膜113の周囲に形成された金属膜115及びポリシリコン膜116の積層構造からなる第1のゲート電極118bと、前記第2の柱状シリコン層105の周囲に形成されたゲート絶縁膜114と、前記ゲート絶縁膜114の周囲に形成された金属膜115及びポリシリコン膜116の積層構造からなる第2のゲート電極118aと、前記ポリシリコン膜116の膜厚は前記第1の柱状シリコン層104と前記第2の柱状シリコン層105との間の間隔の半分より薄く、前記第1及び前記第2のゲート電極118b、118aに接続されたゲート配線118cと、前記ゲート配線118cの上面の高さは前記第1及び第2のゲート電極118b、118aの上面の高さより低く、前記ゲート配線118cと前記平面状シリコン層107との間に形成された前記ゲート絶縁膜113、114より厚い第2の酸化膜110と、前記第1の柱状シリコン層104の上部に形成された第1のn型拡散層121と、前記第1の柱状シリコン層104の下部と前記平面状シリコン層107の上部とに形成された第2のn型拡散層112と、前記第2の柱状シリコン層105の上部に形成された第1のp型拡散層124と、前記第2の柱状シリコン層105の下部と前記平面状シリコン層107の上部とに形成された第2のp型拡散層125と、を有する。
【0084】
前記ゲート配線118cと前記平面状シリコン層107との間に形成された前記ゲート絶縁膜113、114より厚い第2の酸化膜110を有するため、ゲート配線と基板間の容量を低減することができ、ゲート配線と基板間の絶縁を確かなものとすることができる。
【0085】
また、前記ゲート配線118cは、前記金属膜115とシリサイド127の積層構造からなる。シリサイド127と金属膜115とが直接接触するため、低抵抗化をすることができる。
【0086】
前記ゲート配線118cの中心線が、前記第1の柱状シリコン層104の中心点と前記第2の柱状シリコン層105の中心点とを結ぶ線に対して第1の所定量ずれている。第2のn型拡散層122と、第2のp型拡散層125とを接続するシリサイド130を形成しやすい。従って、高集積化をおこなうことができる。
【0087】
なお、本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明の一実施例を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
【0088】
例えば、上記実施例において、p型(p+型を含む。)とn型(n+型を含む。)とをそれぞれ反対の導電型とした半導体装置の製造方法、及び、それにより得られる半導体装置も当然に本発明の技術的範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0089】
101.シリコン基板
102.第1のレジスト
103.第1のレジスト
104.第1の柱状シリコン層
105.第1の柱状シリコン層
106.第2のレジスト
107.平面状シリコン層
108.素子分離膜
109.酸化膜
110.第2の酸化膜
111.酸化膜ハードマスク
112.酸化膜ハードマスク
113.ゲート絶縁膜
114.ゲート絶縁膜
115.金属膜
116.ポリシリコン膜
117.第3のレジスト
118a.ゲート電極
118b.ゲート電極
118c.ゲート配線
119.第4のレジスト
120.第6のレジスト
121.第1のn型拡散層
122.第2のn型拡散層
123.第7のレジスト
124.第1のp型拡散層
125.第2のp型拡散層
126.窒化膜
127.シリサイド
128.シリサイド
129.シリサイド
130.シリサイド
131.シリサイド
132.シリサイド
133.シリサイド
134.シリサイド
137.コンタクトストッパー
138.層間絶縁膜
139.第8のレジスト
140.コンタクト孔
141.コンタクト孔
142.第9のレジスト
143.コンタクト孔
144.コンタクト孔
145.コンタクト
146.コンタクト
147.コンタクト
148.コンタクト
149.金属
150.第10のレジスト
151.第10のレジスト
152.第10のレジスト
153.第10のレジスト
154.金属配線
155.金属配線
156.金属配線
157.金属配線
160.酸化膜
161.第5のレジスト
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34
図35
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図39
図40
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図43