【実施例】
【0053】
合成実施例
ケース09-553についての実験
逆相分取HPLCによる精製:
低pH方法
溶媒: アセトニトリル/水と0.1 % TFA 又は0.1% ギ酸
カラム: ウォーターズ・サンファイアーC18 Prep OBD 5um 19 x 100 mm
高pH方法
溶媒; アセトニトリル/水と0.2% 水酸化アンモニウム
カラム: ウォーターズXBridge Prep C18 5 um 19 x 100 mm
中性方法
溶媒: アセトニトリル/水(変性剤なし)
カラム: ウォーターズ・サンファイアーC18 Prep OBD 5um 19 x 100 mm 又はウォーターズXBridge Prep C18 5 um 19 x 100 mm
中間体の合成
4-(2-アミノ-ピリミジン-5-イル)-N1-tert-ブチル-ベンゼン-1,2-ジアミン
【0054】
【化15】
【0055】
THF (100 mL) 中のR-1 (25 g, 0.1 モル) の溶液にR-2 (18 mL, 0.17 モル) を添加する。その溶液を60℃で16時間加熱する。その溶媒を真空で除去する。残渣をメタノール (20 mL)中で懸濁させる。沈澱を濾過により集め、メタノールで洗浄してR-3 を得る。
DMF (100 mL)及びH
2O (10 mL) 中のR-3 (7.2 g, 0.026 モル) の溶液に室温でR-4 (8.7 g, 0.04 モル) 、Pd(PPh
3)
4 (3 g, 0.003 モル) 及びK
2CO
3 (7.3 g, 0.053モル) を添加する。その溶液を2時間にわたって100 ℃に加熱する。その溶液を冷却し、H
2O (100 mL)で洗浄し、EtOAc で抽出する。合わせた有機層をMgSO
4 で乾燥させ、濾過する。濾液を濃縮し、残渣をCH
2Cl
2中で再結晶してR-5 を得る。
丸底フラスコにEtOH (100 mL) 中のR-5 (6.3 g, 0.02モル) 及びギ酸アンモニウム (6.9 g, 0.1モル) を添加し、続いて亜鉛ダスト (4.3g, 0.066 モル) を添加する。その反応混合物を50℃で2時間撹拌する。その反応混合物をケイソウ土の短いパッドにより濾過する。そのフィルターパッドをMeOH (50 mL)ですすぎ、合わせた濾液を濃縮する。残渣をH
2O (50 mL) 及びEtOAc (3 x 50 mL) で抽出する。合わせた有機層を飽和NaHCO
3溶液で洗浄し、乾燥させ (MgSO
4)、濾過する。濾液を濃縮して標題中間体 (4.5 g)を得る。
下記の中間体を適当な試薬を用いて同様の様式で合成する。
【0056】
【化16】
【0057】
実施例1:
【化17】
【0058】
DMF (10 mL)中のI-1 (50 mg, 0.19 ミリモル) の溶液に室温でR-6 (44 mg, 0.29 ミリモル) を添加する。H
2O (1 mL) 中のオキソン (119 mg, 0.19 ミリモル) を添加し、その溶液を同温度で1時間撹拌する。飽和チオ硫酸ナトリウムを添加し、その混合物をEtOAc (3 x 10 mL) 及びH
2O (10 mL) で抽出する。合わせた有機層をMgSO
4 で乾燥させ、濾過する。濾液を濃縮し、残渣を逆相Prep HPLC (高pH方法) により精製して標題化合物 (52 mg) を得る。
下記の化合物をまた実施例1に記載された方法により得る。
【0059】
【化18】
【0060】
実施例2:
【化19】
【0061】
無水トルエン (5 mL) 中の実施例17 (15.6 mg, 0.27 ミリモル) の溶液にトリメチルアルミニウム (トルエン中2M, 0.187 mL, 0.81 ミリモル) を添加し、その混合物を室温で0.5時間撹拌する。次いでR-7 (100 mg, 0.25 ミリモル) を添加し、その反応液を100 ℃で2時間撹拌する。その反応液を室温に冷却し、次いで水で反応停止する。有機物を分離し、水相をCH
2Cl
2で抽出する。合わせた有機物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。残渣を分取HPLC (中性方法) により精製して標題化合物 (52.8 mg)を得る。
下記の化合物をまた実施例2に記載された方法により得る。
【0062】
【化20】
【0063】
【0064】
【0065】
実施例3:
【化21】
【0066】
DMF (1.5 mL)中の実施例1 (96 mg, 0.25 ミリモル) の溶液にN-[(ジメチルアミノ)-1H,1,2,3-トリアゾロ [4,5-B]ピリジン-1-イルメチレン]-N-メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェートN-オキサイド (HATU) (98.9 mg, 0.26 ミリモル) 及びトリエチルアミン (TEA) (0.04 mL, 0.26 ミリモル) を添加する。その混合物を室温で0.5 時間撹拌し、R-8 (23.3 mg, 0.25 ミリモル) を添加し、続いて室温で1.5 時間撹拌する。追加のHATU (98.9 mg, 0.26 ミリモル) 及びTEA (0.072 mL, 0.52 ミリモル) を添加し、その反応混合物を40℃で更に25時間撹拌し、次いで真空で濃縮する。残渣をEtOAc に溶解し、飽和NaHCO
3水溶液及び食塩水で洗浄する。有機物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。残渣を分取HPLC (中性方法) により精製して標題化合物 (24.4 mg)を得る。
実施例 4:
【0067】
【化22】
【0068】
丸底フラスコにEtOH (20 mL) 中のR-3 (2 g, 7.3 ミリモル) 及びギ酸アンモニウム (2.3 g, 37 ミリモル) を添加し、続いて亜鉛ダスト (952 mg, 14.6 ミリモル) を添加する。その反応混合物を50℃で2時間撹拌する。その反応混合物をセライトにより濾過し、MeOHで洗浄する。濾液を濃縮し、残渣をCH
2Cl
2/ 水に溶解する。有機層を集め、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させる。その混合物を濾過し、残渣を濃縮してR-9 (1.7 g) を得る。
DMF (20 mL) 中のR-9 (500 mg, 2.06 ミリモル) 及びR-10 (337.6 mg, 2.06 ミリモル)の溶液にオキソン (758.5 mg, 1.23 ミリモル) を添加し、その溶液を室温で1時間撹拌する。その混合物を真空で濃縮し、残渣をCH
2Cl
2 中で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液で洗浄する。有機物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮してR-11 (787 mg)を得る。
無水トルエン (6 mL) 中のメチルアミン塩酸塩 (47.94 mg, 0.71 ミリモル) 及びTEA (0.10 mL, 0.71 ミリモル) の溶液にトリメチルアルミニウム (トルエン中2M, 0.484 mL, 0.97 ミリモル) を添加し、その混合物を室温で0.5 時間撹拌する。次いでR-11 (250 mg,0.65 ミリモル) を添加し、その反応液を100 ℃で2時間撹拌する。その反応液を室温に冷却し、水 (2 mL)で反応停止する。有機物を分離し、水相をCH
2Cl
2で抽出する。合わせた有機物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮してR-12 (221.2 mg)を得る。
ジオキサン(3 mL)中のR-12 (221.2 mg, 0.57 ミリモル) 、R-4 (139.3 mg, 0.63 ミリモル) 及び酢酸カリウム (168.6 mg, 1.72 ミリモル) の懸濁液にPdCl
2(dppf) (48.5 mg,0.06 ミリモル) を添加する。その混合物を80℃で3時間撹拌し、次いで真空で濃縮する。残渣をCH
2Cl
2中で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液で洗浄する。有機物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。残渣を分取HPLC (中性方法) により精製して標題化合物を得る。
下記の化合物をまた実施例4に記載された方法により得る。
【0069】
【化23】
【0070】
実施例5:
【化24】
【0071】
CH
2Cl
2 (10 mL) 中のR-13 (500 mg, 2.11 ミリモル) の溶液に塩化オキサリル (0.54 mL, 6.33 ミリモル) を滴下して添加し、続いてDMF (0.1 mL)を添加する。その反応混合物を室温で0.5 時間撹拌し、次いで0℃に冷却し、メタノール (1.7 mL, 42.2 ミリモル) を添加する。その反応液を室温に温め、22時間撹拌し、真空で濃縮する。残渣をCH
2Cl
2に溶解し、水及び食塩水で洗浄する。有機物を疎水性フリットで乾燥させ、真空で濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィー (SiO
2, シクロヘキサン中50% CH
2Cl
2) により精製してR-14 (501.9 mg) を得る。
無水THF (5 mL)中のR-14 (333 mg, 1.33 ミリモル) の溶液を-30 ℃に冷却し、イソプロピルマグネシウムクロリド (THF 中2M, 0.99 mL, 1.99 ミリモル) を添加する。その反応液を-30 ℃で4時間撹拌し、DMF (1.03 mL, 13.27 ミリモル) を添加し、その混合物を室温に温め、1.5 時間撹拌する。その反応混合物を真空で濃縮し、0.5M HCl水溶液を使用して残渣をpH 1に酸性にする。生成物をCH
2Cl
2で抽出し、合わせた有機物を食塩水で洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィー (SiO
2, シクロヘキサン中20-40% EtOAc) により精製してR-16 (50.3 mg)を得る。
【0072】
DMF (1 mL)中のI-1 (38.7 mg, 0.15 ミリモル) 及びR-16 (28.0 mg, 0.15 ミリモル) の溶液にオキソン (55.5 mg, 0.09 ミリモル) を添加し、その溶液を室温で1時間撹拌する。その混合物を飽和NaHCO
3水溶液で反応停止し、真空で濃縮してR-16 (63.7 mg)を得る。
DMF (2.0 mL)中のR-16 (64.0 mg, 0.15 ミリモル) の溶液にHATU (86.2 mg, 0.23 ミリモル) 及びTEA (0.06 mL, 0.45 ミリモル) を添加する。その混合物を室温で0.5 時間撹拌し、メチルアミン (THF 中2M, 0.23 mL, 0.45 ミリモル) を添加する。次いでその混合物を室温で1時間撹拌し、次いで真空で濃縮する。残渣をEtOAc に溶解し、飽和NaHCO
3水溶液及び食塩水で洗浄する。有機物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。残渣を分取HPLC (中性方法) により精製して標題化合物 (12.8 mg)を得る。
実施例 6:
【0073】
【化25】
【0074】
無水THF (40 mL)中のメチル R-16 (5 g, 21.46 ミリモル) の溶液を-30 ℃に冷却し、イソプロピルマグネシウムクロリド (THF 中2M, 16.1 mL, 32.18 ミリモル) を添加する。その反応液を-30 ℃で3時間撹拌し、DMF (16.6 mL, 0.215 モル) を添加し、その混合物を室温に温め、2時間撹拌する。その反応混合物を真空で濃縮し、残渣を0.5M HCl水溶液 (100 mL) で希釈する。生成物をCH
2Cl
2で抽出し、合わせた有機物を食塩水で洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィー (SiO
2, ヘプタン中30% EtOAc)により精製してR-17 (1.56 g) を得る。
DMF (15 mL) 中のR-17 (985 mg, 5.86 ミリモル) の溶液に炭酸カリウム (971.7 mg, 7.03 ミリモル) 続いてヨードエタン (0.54 mL, 6.74 ミリモル) を添加する。その反応混合物を室温で3.5 時間撹拌し、その後に不溶性塩を濾別し、濾液を真空で濃縮する。残渣をCH
2Cl
2と飽和NH
4Cl 水溶液の間に分配し、合わせた有機物を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮してR-18 (959.3 mg) を得る。
DMF (20 mL) 中のI-1 (1.1 g, 4.35 ミリモル) 及びR-18 (958 mg, 4.35 ミリモル) の溶液にオキソン (1.60 g, 2.61 ミリモル) を添加し、その溶液を室温で4.5 時間撹拌する。その混合物を真空で濃縮し、残渣をCH
2Cl
2中で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液及び食塩水で洗浄する。有機物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィー (SiO
2, EtOAc 中10-20% DCM) により精製してR-19 (1.42 g) を得る。
【0075】
無水トルエン (20 mL) 中のメチルアミン塩酸塩 (663.5 mg, 9.83 ミリモル) 及びTEA (1.37 mL, 9.83 ミリモル) の溶液にトリメチルアルミニウム (トルエン中2M, 4.91 mL, 9.83 ミリモル) を添加し、その混合物を室温で0.5 時間撹拌する。次いでR-19 (1.42 g, 3.28 ミリモル) を添加し、その反応液を100 ℃で24時間撹拌する。その反応液を室温に冷却し、次いで水で反応停止する。不溶性塩を濾別し、MeOH及びEtOAc で洗浄し、濾液を真空で濃縮する。残渣をCH
2Cl
2に溶解し、飽和NaHCO
3水溶液、NH
4Cl 及び食塩水で洗浄する。有機物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィー (SiO
2, EtOAc 中4.5-6.5% MeOH)により精製し、0℃のEtOAc/シクロヘキサンから再結晶して標題化合物 (579.3 mg) を得る。
下記の化合物をまた実施例6に記載された方法により得る。
【0076】
【化26】
【0077】
実施例 7:
【化27】
【0078】
無水THF (21 mL) 中のR-20 (500 mg, 2.16 ミリモル) の溶液を-78 ℃に冷却し、n-ブチルリチウム (ヘキサン中2.5M, 1.82 mL, 4.54 ミリモル) を滴下して添加する。その溶液を-78 ℃で0.5 時間撹拌し、DMF (1.77 mL, 22.83 ミリモル) を添加し、その反応混合物を更に2時間撹拌し、その後に飽和NH
4Cl 水溶液で反応停止する。その反応混合物を室温に温め、2M HCl水溶液で酸性にし、EtOAc で抽出する。合わせた有機物を食塩水で洗浄し、次いでMgSO
4 で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮してR-21 (395 mg) を得る。
DMF (15 mL) 中のR-21 (395 mg, 1.34 ミリモル) の溶液に炭酸カリウム (363.6 mg, 2.63 ミリモル) 続いてヨードエタン (0.18 mL, 2.30 ミリモル) を添加する。その反応混合物を40℃で4時間撹拌し、次いで真空で濃縮する。残渣をCH
2Cl
2と飽和NH
4Cl 水溶液の間に分配し、合わせた有機物を疎水性フリットにより濾過し、真空で濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィー (SiO
2, シクロヘキサン中15% EtOAc)により精製してR-22 (269 mg) を得る。
【0079】
DMF (5 mL)中のI-1 (320.1 mg, 1.24 ミリモル) 及びR-22 (259.0 mg, 1.24 ミリモル)の溶液にオキソン (458.8 mg, 0.75 ミリモル) を添加し、その溶液を室温で3時間撹拌する。その混合物を真空で濃縮し、残渣をCH
2Cl
2 中で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液及び食塩水で洗浄する。有機物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィー (SiO
2, EtOAc 中0-10% DCM)により精製してR-23 (277.3 mg) を得る。
無水トルエン (2.5 mL)中のメチルアミン塩酸塩 (59.1 mg, 0.88 ミリモル) 及びTEA (0.12 mL, 0.88 ミリモル) の溶液にトリメチルアルミニウム (トルエン中2M, 0.44 mL, 0.88 ミリモル) を添加し、その混合物を室温で0.5 時間撹拌する。次いでR-23 (130 mg, 0.29 ミリモル) を添加し、その反応液を100 ℃で2時間撹拌する。その反応液を室温に冷却し、次いで水で反応停止する。不溶性塩を濾別し、MeOH及びEtOAc で洗浄し、濾液を真空で濃縮する。残渣を分取HPLC (中性方法) により精製して標題化合物 (64.3 mg)を得る。
下記の化合物をまた実施例7に記載された方法により得る。
【0080】
【化28】
【0081】
実施例 8:
【化29】
【0082】
THF (10 mL) 中のR-24 (1.0g, 6.28 ミリモル) 及びNaOH (1M水溶液, 6.28 mL, 6.28 ミリモル) の懸濁液を室温で2時間撹拌し、次いで真空で濃縮する。次いで残渣をDMF (25 mL) 中で懸濁させ、ヨードエタン (0.53 mL, 6.59 ミリモル) を添加する。次いでその反応混合物を80℃で0.5 時間撹拌し、次いで0℃に冷却し、飽和NH
4Cl 水溶液を添加する。生成物をEtOAc で抽出し、有機物を水及び食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮してR-25 (1.20 g) を得る。
CH
2Cl
2 (43 mL)中のR-25 (1.50 g, 7.31 ミリモル)及びテトラブチルアンモニウムクロリド (40.6 mg, 0.15 ミリモル) の溶液にCH
2Cl
2 (2 mL) 中の2,2,6,6-テトラメチルピペリジン -1-オキシルラジカル (TEMPO) (34.5 mg, 0.22 ミリモル) 及びオキソン (9.89 g, 16.01 ミリモル) を添加する。その反応混合物を室温で18時間撹拌し、更にTEMPO (34.5 mg, 0.22 ミリモル) を添加する。その反応混合物を更に22時間撹拌し、次いでその混合物を濾過する。濾液を飽和NaHCO
3 水溶液及び食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮してR-26 (790.9 mg)を得る。
DMF (16 mL) 中のI-1 (860.4 mg, 3.34 ミリモル) 及びR-26 (790 mg, 3.34 ミリモル)の溶液にオキソン (1.23 g, 2.01 ミリモル) を添加し、その溶液を室温で2.5 時間撹拌する。その混合物を真空で濃縮し、残渣をCH
2Cl
2 中で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液及び食塩水で洗浄する。有機物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィー (SiO
2, CH
2Cl
2中1-3.5% MeOH) により精製してR-27 (952.3 mg)を得る。
【0083】
無水トルエン (20 mL) 中のメチルアミン塩酸塩 (321.0 mg, 4.75 ミリモル) 及びTEA (0.66 mL, 4.75 ミリモル) の溶液にトリメチルアルミニウム (トルエン中2M, 3.24 mL, 6.48 ミリモル) を添加し、その混合物を室温で0.5 時間撹拌する。次いでR-27 (952 mg,2.16 ミリモル) を添加し、その反応液を100 ℃で2.5 時間撹拌する。その反応液を室温に冷却し、次いで水で反応停止する。不溶性塩を濾別し、MeOH及びDCM で洗浄し、濾液を真空で濃縮する。残渣をCH
2Cl
2に溶解し、飽和NaHCO
3水溶液、水及び食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィー (SiO
2, CH
2Cl
2中5-8% MeOH)により精製して標題化合物 (421 mg) を得る。
実施例 9:
【0084】
【化30】
【0085】
DMF (0.8 mL) 及びメタノール (0.2 mL) 中の実施例 8 (80 mg, 0.19 ミリモル) 及び酸化銅 (I) (0.8 mg, 0.01 ミリモル) の溶液にトリメチルシリルアジド (0.04 mL, 0.28ミリモル) を添加する。その溶液を室温で10分間次いで80℃で48時間撹拌する。追加の酸化銅 (I) (0.8 mg, 0.01 ミリモル) 、トリメチルシリルアジド (0.01 mL, 0.09 ミリモル) 及びメタノール (0.4 mL)を添加し、その反応混合物を80℃で更に48時間撹拌する。その反応混合物を冷却し、5.5% 硝酸セリウムアンモニウム水溶液 (12 mL)で反応停止し、真空で濃縮する。残渣をDMF ですり砕き、固体を分取HPLC (中性方法) により精製して標題化合物 (8.5 mg) を得る。
実施例 10:
【0086】
【化31】
【0087】
R-27 (615 mg, 1.40 ミリモル) 、メタノール (5.0 mL) 、THF (5.0 mL) 及び水 (2.0 mL) の懸濁液に水酸化リチウム一水和物 (117.2 mg, 2.79 ミリモル) を添加する。その反応混合物を40℃で2時間撹拌する。その反応混合物を真空で濃縮してR-28 (584 mg)を得る。
DMF (4.0 mL)中のR-28 (200 mg, 0.48 ミリモル) の溶液にHATU (363.5 mg, 0.96 ミリモル) 及びTEA (0.20 mL, 1.43 ミリモル) を添加する。その混合物を室温で0.5 時間撹拌し、シアナミド(40.2 mg, 0.96 ミリモル) を添加し、続いて室温で4.5 時間撹拌する。追加のHATU (181.8 mg, 0.48 ミリモル) を添加し、その反応混合物を更に1.5 時間撹拌し、次いで真空で濃縮する。残渣をCH
2Cl
2と飽和NaHCO
3水溶液の間に分配する。有機物を真空で濃縮し、分取HPLC (中性方法) により精製して標題化合物 (15.2 mg)を得る。
実施例 11:
【0088】
【化32】
【0089】
THF (6.0 mL)中のR-28 (235 mg, 0.56 ミリモル) の溶液にN-[(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)(ジメチルアミノ)メチル-アミノ-メチレン]-N-メチル-メタンアミニウムテトラフルオロボレート (TBTU) (270.5 mg, 0.84 ミリモル) 及びTEA (0.23 mL, 1.69 ミリモル)を添加する。その混合物を室温で0.5 時間撹拌し、メタンスルホンアミド (160.3 mg, 1.69 ミリモル) を添加し、続いて室温で5時間撹拌する。追加のTBTU (270.5 mg, 0.84ミリモル) を添加し、その反応混合物を更に44時間撹拌し、次いで真空で濃縮する。残渣を分取HPLC (中性方法) により精製して標題化合物 (89.6 mg)を得る。
実施例 12:
【0090】
【化33】
【0091】
DMF (5 mL)中の実施例15 (80 mg, 0.19 ミリモル) の溶液にジメチルアミン (0.19 mL, 0.39 ミリモル) 、1-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]3-エチルカルボジイミド HCl (EDCI) (75 mg, 0.39 ミリモル) 、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物 (13 mg, 0.01 ミリモル) 及びiPr
2NEt (0.1 mL) を室温で添加する。その溶液を同温度で24時間撹拌する。水を添加し、その溶液をEtOAc (3 x 10 mL)で抽出する。合わせた有機層をMgSO
4 で乾燥させ、濾過する。濾液を濃縮し、CH
2Cl
2中10% MeOH を溶離剤として用いて残渣をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して標題化合物 (13 mg) を得る。
実施例 13:
【0092】
【化34】
【0093】
R-9 (600 mg, 2.47 ミリモル) 及びR-29 (350 mg, 2.6 ミリモル) をDMF (10 mL) 及び水 (1 mL) に溶解する。この溶液にオキソン (1.60 g, 2.60 ミリモル) を添加する。この反応混合物を室温で1時間にわたって音波処理する。溶媒を真空で除去する。残渣をEtOAc と飽和重炭酸ナトリウム溶液の間に分配する。有機層を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させる。溶媒を真空で除去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィー (シリカゲル, ヘキサン中0-50 % EtOAcで溶離) により精製してR-30 (0.826 g)を得る。
R-30 (400 mg, 1.13 ミリモル) をDMF (6 mL) 及び2 M 炭酸ナトリウム溶液 (2 mL) に溶解する。R-4 (0.322 g, 1.50 ミリモル) 続いてビス (トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド (0.070 g, 0.10 ミリモル) を添加する。この反応混合物を脱気し、マイクロウェーブ反応で30分間にわたって100 ℃で加熱する。溶媒を真空で除去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィー (シリカゲル, CH
2Cl
2中0-10% MeOHで溶離) により精製してR-31 (0.226 g)を得る。
R-31 (40 mg, 0.12 ミリモル) をEtOH (2 mL) に溶解する。水酸化カリウム (KOH) (0.40 g, 0.1 ミリモル) 続いて過酸化水素 (0.5 mL) を添加する。この反応混合物を室温で4時間撹拌する。溶媒を真空で除去し、残渣を水中で懸濁させる。固体を濾過により集め、DMSO及びMeOH中で再結晶して標題化合物 (22 mg)を得る。
下記の化合物をまた実施例13に記載された方法により得る。
【0094】
【化35】
【0095】
実施例14
【化36】
【0096】
丸底フラスコにTHF (6 mL)中のR-11 (1.4 g, 3.6 ミリモル) 、MeOH (3 mL) 及び水 (3 mL)を添加し、続いてLiOH水和物 (180 mg, 4.3 ミリモル) を添加する。その反応混合物を室温で24時間撹拌する。その反応混合物を濃縮、乾燥してR-32 (1.7 g)を得る。
丸底フラスコにDMF (10 mL) 中のR-32 (1.38 g, 3.6 ミリモル) を添加し、続いて6NのHCl (0.7 mL)を添加する。HATU (1.6 g, 4.4 ミリモル) 、続いてiPr
2NEt (565 mg, 4.4 ミリモル) 及び水酸化アンモニウム (4 mL) を添加する。その反応混合物を室温で1時間撹拌する。その反応混合物をEtOAc で希釈し、水、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させる。その混合物を濾過し、濃縮する。0-4% MeOH/CH
2Cl
2を溶離剤として用いて残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製してR-33 (1.2 g)を得る。
シールしたバイアルにDMF (3.5 mL)中のR-33 (80 mg, 0.22 ミリモル) を添加し、続いてR-4 (52 mg, 0.23 ミリモル) 、Pd(PPh
3)
4 (25 mg, 0.02 ミリモル) 及び2 M Na
2CO
3水溶液(0.43 mL, 0.86 ミリモル) を添加する。その反応混合物をアルゴン雰囲気下で2時間にわたって100 ℃で加熱する。残渣をEtOAc で希釈し、食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させる。その混合物を濾過し、濃縮する。MeOH/CH
2Cl
2 中0-5% 2M NH
3 を溶離剤として用いて残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して標題化合物 (44 mg)を得る。
最終化合物
【0097】
【化37】
【0098】
【0099】
【0100】
【0101】
【0102】
【0103】
【0104】
LC-MS 方法 A
【表3】
【0105】
LC-MS 方法 B
【表4】
【0106】
LC-MS 方法 C
【表5】
【0107】
LC-MS 方法 D
【表6】
【0108】
生物学的性質の評価
1. 結合アッセイ
化合物をシンチレーション近接アッセイフォーマット(S. Charleson ら著, Mol. Pharmacol., 1992, 41, 873-879から適用) によりヨウ素化(
125I) FLAPインヒビターの化合物特異性置換を測定する結合アッセイでFLAPに結合するその能力について評価する。
組換えヒトFLAPタンパク質を発現するsf9 昆虫細胞から生成された細胞ペレットを緩衝液A [15 mM Tris-HCl (pH 7.5), 2 mM MgCl
2, 0.3 mM EDTA, 1 mM PMSF] 中で再懸濁させる。細胞をダウンスホモジナイザーで溶解し、物質を10,000 x gで10分間にわたって遠心分離する。次いで上澄みを集め、100,000 x g で60分間にわたって遠心分離する。アッセイのための膜タンパク質を調製するために、100,000 x g ペレットのアリコートを緩衝液A1 ml中で再懸濁させ、ダウンスで均質にし、最後にポリトロン混合(30 秒) にかける。膜タンパク質 (25μl, 5μg)をWGA SPA ビーズ(Amersham)と混合し、1時間撹拌する。アッセイプレート (パーキン・エルマーFlexiPlate) に結合緩衝液 [100 mM Tris (pH 7.5), 140 mM NaCl, 5% グリセロール, 2 mM EDTA, 0.5 mM TCEP, 0.05% トゥイーン20] 中で調製された試験化合物25μl 、 [
125I]L-691,831 (MK-591のヨウ素化類似体, Charleson ら著. Mol. Pharmacol., 41, 873-879, 1992) 25μl そして最後にビーズ/タンパク質混合物 (最終濃度: ビーズ, 200 μg/ウェル; タンパク質, 5 μg/ウェル; [
125I] プローブ, 0 08 nM/ウェル (17 nCi/ウェル) 50μl を添加する。プレートを2時間振とうし、その後にマイクロベータ・プレート・リーダーで読み取る。非特異性結合を10 μM cold L-691,831 化合物の添加により測定する。
一般に、上記アッセイにおける化合物の好ましい効力範囲は0.1 nM〜10 μMであり、更に好ましい効力範囲は0.1 nM〜1 μMであり、最も好ましい効力範囲は0.1 nM 〜100 nMである。
【0109】
2.全血アッセイ
化合物を更にヒト全血アッセイで試験して細胞系中でLTB
4 の合成を抑制するそれらの能力を測定する。化合物をヘパリン処理ヒト全血と合わせ、37℃で15分間インキュベートする。次いでカルシマイシン (最終20μM 、食塩加リン酸緩衝液中で調製、pH 7.4) を添加し、その混合物を37℃で更に30分間インキュベートする。サンプルを低速 (1500 x g) で5分間にわたって遠心分離し、血漿層を除去する。次いで抗体をベースとする均一時間分解蛍光方法(CisBio, Bedford, MA) を使用して血漿LTB
4濃度を測定する。
一般に、上記アッセイにおける化合物の好ましい効力範囲 (IC
50) は10 nM 〜10 μMであり、更に好ましい効力範囲は10 nM 〜1 μMである。
【0110】
使用の方法
本発明の化合物は5-リポキシゲナーゼ活性化タンパク質(FLAP)の有効なインヒビターであり、こうしてロイコトリエン生成を抑制する。それ故、本発明の一実施態様において、本発明の化合物を使用してロイコトリエン媒介疾患を治療する方法が提供される。別の実施態様において、本発明の化合物を使用して心血管疾患、炎症性疾患、アレルギー性疾患、肺疾患及び繊維症、腎臓疾患及び癌を治療する方法が提供される。
理論により束縛されたくないが、FLAPの活性を抑制することにより、本発明の化合物は5-LOによるアラキドン酸の酸化及びその後の代謝から生じるLTの生成をブロックする。こうして、FLAP活性の抑制はLTにより媒介される種々の疾患を予防し、また治療するのに魅力的な手段である。これらとして、下記の疾患が挙げられる:
アテローム硬化症、心筋梗塞、卒中、大動脈瘤、鎌状細胞発症、虚血-再潅流障害、肺動脈高血圧及び敗血症を含む心血管疾患;
喘息、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、アトピー性皮膚炎及び蕁麻疹を含むアレルギー性疾患;
喘息における気道改造、特発性肺線維症、硬皮症、石綿症を含む線維症;
成人呼吸困難症候群、ウイルス性気管支炎、閉塞性睡眠無呼吸、慢性閉塞性肺疾患、膵のう胞性繊維症及び気管支肺形成異常を含む肺症候群;
慢性関節リウマチ、骨関節炎、痛風、糸球体腎炎、間質性膀胱炎、乾癬、炎症性腸疾患、全身性エリテマトーデス、移植体拒絶、多発性硬化症、炎症性痛み、炎症性の眼の疾患及びアレルギー性の眼の疾患を含む炎症性疾患;
充実性腫瘍、白血病及びリンパ腫を含む癌;並びに
糸球体腎炎の如き腎臓疾患。
上記疾患及び症状の治療のために、治療有効用量は一般に投薬当り体重1kg当り本発明の化合物約0.01mgから約100 mgまで、好ましくは投薬当り体重1kg当り約0.1 mgから約20mgまでの範囲であろう。例えば、70kgのヒトへの投与について、用量範囲は投薬当り本発明の化合物約0.7 mgから約7000mgまで、好ましくは投薬当り約7.0 mgから約1400mgまでであろう。或る程度のルーチン用量最適化が最適投薬レベル及びパターンを決めるのに必要とされるかもしれない。活性成分は1日1回から6回まで投与されてもよい。
【0111】
一般投与及び医薬組成物
医薬品として使用される場合、本発明の化合物は典型的には医薬組成物の形態で投与される。このような組成物は医薬業界で公知の操作を使用して調製でき、本発明の少なくとも一種の化合物を含む。本発明の化合物はまた単独で投与されてもよく、又は本発明の化合物の安定性を高め、或る実施態様ではそれらを含む医薬組成物の投与を促進し、増大された溶解又は分散、増大されたアンタゴニスト活性を与え、補助治療を与える等のアジュバントと組み合わせて投与されてもよい。本発明の化合物はそれら自体で使用されてもよく、又は、必要によりまたその他の薬理学上活性な物質と連係して、本発明のその他の活性物質と連係して使用されてもよい。一般に、本発明の化合物は治療有効量又は医薬有効量で投与されるが、診断目的又はその他の目的のために一層低い量で投与されてもよい。
【0112】
純粋な形態の、又は適当な医薬組成物中の、本発明の化合物の投与は、医薬組成物の投与の認められている様式のいずれかを使用して行ない得る。こうして、投与は、例えば、固体、半固体、凍結乾燥粉末の形態、又は液体投薬形態、例えば、錠剤、座薬、ピル、軟質弾性ゼラチンカプセル及び硬質ゼラチンカプセル、粉末、溶液、懸濁液、又はエアロゾル等、好ましくは正確な用量の簡単な投与に適した単位投薬形態で、経口、頬内(例えば、舌下)、鼻内、非経口、局所、経皮、膣内、又は直腸内であってもよい。医薬組成物は一般に通常の医薬担体又は賦形剤及び活性薬剤としての本発明の化合物を含み、加えて、その他の医療薬剤、医薬薬剤、担体、アジュバント、希釈剤、ビヒクル、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。このような医薬上許される賦形剤、担体、又は添加剤だけでなく、種々の様式又は投与のための医薬組成物の製造方法が当業者に公知である。その技術の状態が、例えば、Remington: The Science and Practice of Pharmacy, 第20編, A. Gennaro (編集), Lippincott Williams & Wilkins, 2000; Handbook of Pharmaceutical Additives, Michael & Irene Ash (eds.), Gower, 1995; Handbook of Pharmaceutical Excipients, A.H. Kibbe (編集),American Pharmaceutical Ass’n,2000; H.C. Ansel 及びN.G. Popovish著, Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems, 第5編, Lea and Febiger, 1990 (これらの夫々がその技術の状態を一層良く記載するための参考として本明細書にそのまま含まれる)により証明されている。
当業者が予想するように、特別な医薬製剤中に利用される本発明の化合物の形態は製剤が有効であるのに必要とされる好適な物理特性(例えば、水溶解性)を有するように選ばれるであろう(例えば、塩)。