(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5929250
(24)【登録日】2016年5月13日
(45)【発行日】2016年6月1日
(54)【発明の名称】プラスチック容器
(51)【国際特許分類】
B65D 65/40 20060101AFI20160519BHJP
B32B 27/00 20060101ALI20160519BHJP
B32B 27/18 20060101ALI20160519BHJP
B65D 1/02 20060101ALI20160519BHJP
【FI】
B65D65/40 D
B32B27/00 A
B32B27/18 D
B65D1/02 110
【請求項の数】7
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2012-18594(P2012-18594)
(22)【出願日】2012年1月31日
(65)【公開番号】特開2013-154939(P2013-154939A)
(43)【公開日】2013年8月15日
【審査請求日】2015年1月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】000104674
【氏名又は名称】キョーラク株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100084250
【弁理士】
【氏名又は名称】丸山 隆夫
(72)【発明者】
【氏名】江口 鉄明
【審査官】
神山 茂樹
(56)【参考文献】
【文献】
特開2004−291538(JP,A)
【文献】
特開2006−070108(JP,A)
【文献】
特開2009−149054(JP,A)
【文献】
特表2009−533182(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 65/40
B32B 27/00
B32B 27/18
B65D 1/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
粉体を収容するプラスチック容器であって、
容器の内側に露出される、帯電防止剤を含む樹脂からなる内層と、
前記内層より外側に配置される、環状オレフィン系樹脂からなる水蒸気バリア層と、を備えることを特徴とするプラスチック容器。
【請求項2】
光線透過率が55%以上であることを特徴とする請求項1に記載のプラスチック容器。
【請求項3】
前記帯電防止剤は、ポリエーテルエステルアミドであることを特徴とする請求項1または2に記載のプラスチック容器。
【請求項4】
前記水蒸気バリア層の外側に配置される外層を備え、
前記内層及び前記外層は、核剤を有するプロピレン系樹脂からなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のプラスチック容器。
【請求項5】
前記水蒸気バリア層の外側に配置される外層を備え、
前記内層及び前記外層は、ポリエステル系樹脂からなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のプラスチック容器。
【請求項6】
前記水蒸気バリア層は、前記環状オレフィン系樹脂と高密度ポリエチレン系樹脂との混合樹脂からなることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のプラスチック容器。
【請求項7】
ガスバリア性樹脂からなる層を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のプラスチック容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、塩、コショウなどの調味料、あるいは粉薬などの粉体を収容するのに好適なプラスチック容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、調味料などの粉体を収容する容器は、透明性、水蒸気バリア性が求められるため、ガラス製の容器が主流であった。
【0003】
しかし、昨今では、容器の取り扱いの利便性や環境への配慮から樹脂製の容器が所望されている。但し、樹脂製の容器は、ガラス製の容器に比べて透明性、水蒸気バリア性に乏しいのが現状である。透明性が乏しいと、容器内に収納した内容物の視認が困難になる。また、水蒸気バリア性が乏しいと、粉体を容器に収容した場合に、水蒸気による影響が粉体に及ぶことになる。
【0004】
このようなことから、透明性、水蒸気バリア性に優れた樹脂製の容器の開発が必要視されている。
【0005】
なお、本発明より先に出願された技術文献として、特許文献1(特開2009-248996号公報)には、ガスバリア性樹脂からなる芯層と、ポリオレフィン系樹脂からなる内層及び外層と、を備え、透明性、柔軟性、剛性に優れた容器について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−248996号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献1の容器は、ガスバリア性樹脂からなる芯層を有しているため、ガス(酸素、炭酸ガス)バリア性に優れているが、水蒸気バリア性に乏しい。このため、上記特許文献1の容器に粉体を収納した場合は、水蒸気による影響が粉体に及ぶことになる。また、上記特許文献1の容器に粉体を収納した場合は、ポリオレフィン系樹脂からなる内層と粉体との摩擦により静電気が発生し、内層に粉体が付着し、容器の内部視認性が悪くなる。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、粉体を収容するプラスチック容器において透明性、水蒸気バリア性、静電気防止性に優れたプラスチック容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
かかる目的を達成するために、本発明は以下の特徴を有することとする。
【0010】
本発明にかかるプラスチック容器は、
粉体を収容するプラスチック容器であって、
容器の内側に露出される、帯電防止剤を含む樹脂からなる内層と
、
前記内層より外側に配置される、環状オレフィン系樹脂からなる
水蒸気バリア層と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、透明性、水蒸気バリア性、静電気防止性に優れたプラスチック容器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本実施形態のプラスチック容器の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
<プラスチック容器100の概要>
まず、
図1を参照しながら、本実施形態のプラスチック容器100の概要について説明する。
本実施形態のプラスチック容器100は、粉体101を収容するプラスチック容器100であり、帯電防止剤を含む樹脂からなる内層1と、環状オレフィン系樹脂からなるバリア層(中間層2に相当)と、を備えることを特徴とする。本実施形態のプラスチック容器100は、内層1に帯電防止剤が含まれているため、静電気防止性に優れている。また、環状オレフィン系樹脂からなるバリア層2を有して構成するため、透明性、水蒸気バリア性に優れている。その結果、透明性、水蒸気バリア性、静電気防止性に優れたプラスチック容器100を得ることができる。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態のプラスチック容器100について説明する。
【0014】
<プラスチック容器100の構成例>
まず、
図1を参照しながら、本実施形態のプラスチック容器100の構成例について説明する。
【0015】
本実施形態のプラスチック容器100は、塩、コショウなどの調味料、あるいは粉薬などの粉体101を収容するプラスチック容器100であり、
図1に示すように、内層1、中間層2、外層3の3層構造で構成している。
【0016】
中間層2は、水蒸気バリア性を有する樹脂で構成される。水蒸気バリア性を有する樹脂としては、透明性と優れた水蒸気バリア性を有するため環状オレフィン系樹脂を好適に用いることができる。環状オレフィン系樹脂は、特に限定することなく、環状オレフィンコポリマー(COC)、環状オレフィンポリマー(COP)等が適用可能である。また、中間層2は、環状オレフィン系樹脂と高密度ポリエチレン系樹脂(HDPE)とを混合した樹脂を用いることができ、透明性、水蒸気バリア性に優れた容器を得ることができる。
【0017】
なお、中間層2は、中間層2の厚さが薄すぎるとバリア性が低下し、厚すぎると耐衝撃性が低下するため、中間層2の厚さは、10μm〜100μmの範囲にあることが好ましい。
【0018】
内層1、外層3は、JIS K7361-1に準拠して測定した光線透過率が55%以上の透明性に優れた樹脂で構成することが好ましい。透明性に優れた樹脂としては、ポリエステル系樹脂や、オレフィン系樹脂などが挙げられる。オレフィン系樹脂としては、特に透明性を向上させるための核剤を添加したポリプロピレン(PP)を好適に用いることができる。また、ポリエステル系樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート(PET、PET-G)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート(PCT)等が挙げられる。
【0019】
エチレン系樹脂は、中間層2との接着性が乏しいため、中間層2との接着性を向上させるには、内外層1,3と中間層2との間に接着剤層4,5を設けたり、内外層1,3や中間層2に接着剤を添加したりする必要がある。なお、接着剤層4,5を構成する接着剤や、内外層1,3や中間層2に添加する接着剤は、特に限定せず、公知の接着剤が適用可能である。
【0020】
プロピレン系樹脂は、核剤を添加することで透明性を向上させることが可能である。透明性を向上させるための核剤としては、透明性が得られれば特に限定せず、公知の核剤を添加することが可能である。なお、プロピレン系樹脂単独での光線透過率を高くするには、ランダム共重合体樹脂を使用することが好ましい。また、光線透過率を良好にしつつ、耐熱性、耐衝撃性を持たせるには、ランダム共重合体樹脂に対してブロック共重合体樹脂を15〜45重量%の範囲で混合させることが好ましい。
【0021】
透明性を向上させるための核剤としては、例えば、ソルビトール化合物、ロジン系化合物、安息香酸塩系化合物、有機リン酸塩系化合物などが挙げられる。また、透明性を向上させるための添加剤として、スチレン系エラストマーを添加することも可能である。スチレン系エラストマーをプロピレン系樹脂に添加することで、プロピレン系樹脂の透明性を向上させることができると共に、環状オレフィン系樹脂で構成する中間層2との接着性を向上させることができる。その結果、内外層1,3と中間層2との間に接着剤層4,5を介在させることなく、
図1に示すように、内層1、中間層2、外層3の3層構造で構成することができる。また、内外層1,3や中間層2に接着剤を添加することなく、
図1に示すように、内層1、中間層2、外層3の3層構造で構成することができる。
【0022】
スチレン系エラストマーとしては、好ましくは、水添スチレンブタジエンラバー(HSBR)であり、プロピレン系樹脂中に細かく分散するものが良い。なお、スチレン系エラストマーの添加量は、プロピレン系樹脂に対して、1〜50%、好ましくは、10〜30%である。50%を超えると、プロピレン系樹脂が柔らかくなりすぎ、内外層1,3の融点が低くなりすぎてしまう。また、1%未満では、接着性および透明性が不足してしまう。このため、内外層1,3を構成する樹脂としてプロピレン系樹脂を使用し、核剤としてスチレン系エラストマーを使用する場合は、プロピレン系樹脂に対して1〜50%の範囲で添加することが好ましい。
【0023】
また、本実施形態の内層1は、帯電防止剤を含んで構成する。内層1が帯電防止剤を含んで構成することで、プラスチック容器100内に収納した粉体101と内層1との摩擦で静電気が発生するのを防止することができる。これにより、静電気により粉体101が内層1に付着するのを未然に防止することができる。その結果、プラスチック容器100の内部視認性を向上させることができる。
【0024】
内層1に添加する帯電防止剤としては、低分子移行型のように、帯電防止剤が内層1を構成する基材樹脂表面に移行(ブリードアウト)し、その親水基が空気中の水分を吸着し、イオン伝導することで帯電防止性を発現させている機構とは異なるもので、イオン伝導性の高分子量帯電防止剤が基材樹脂の中にネットワークを形成することで帯電防止性を発現するものが好ましい。この種の高分子量帯電防止剤(永久帯電防止剤)としては、ポリアミド系の共重合体を主成分とするものが好ましく、ポリエーテルエステルアミドを主成分とするものがより好ましい。
【0025】
ポリエーテルエステルアミドの構成成分である(i)炭素原子数6以上のアミノカルボン酸あるいはラクタム、または、炭素原子数6以上のジアミンとジカルボン酸の塩としては、ω-アミノカプロン酸、ω-アミノエナント酸、ω-アミノカプリル酸、ω-アミノペルゴン酸、ω-アミノカプリン酸および11-アミノウンデカン酸、12-アミノデドカン酸などのアミノカルボン酸あるいはカプロラクタム、エナントラクタム、カプリルラクタムおよびラウロラクタムなどのラクタムおよびヘキサメチレンジアミン-アジピン酸塩、ヘキサメチレンジアミン-セバシン酸塩およびヘキサメチレンジアミン-イソフタル酸塩などのジアミン-ジカルボン酸の塩が用いられ、特に、カプロラクタム、12-アミノドデカン酸、ヘキサメチレンジアミン-アジピン酸塩が好ましく用いられる。
【0026】
ポリエーテルエステルアミドの構成成分である(ii)ポリ(アルキレンオキシド)グリコールとしては、ポリエチレングリコール、ポリ(1,2-プロピレンオキシド)グリコール、ポリ(1,3-プロピレンオキシド)グリコール、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコール、ポリ(ヘキサメチレンオキシド)グリコール、エチレンオキシドとポリピレンオキシドのブロックまたはランダム共重合体およびエチレンオシドとテトラヒドロフランのブロックまたはランダム共重合体などが用いられる。これらの中でも、帯電防止性が優れる点で、特に、ポリエチレングリコールが好ましく用いられる。ポリ(アルキレンオキシド)グリコールの数平均分子量は、200〜6000、特に、250〜4000の範囲で用いられ、数平均分子量が200未満では得られるポリエーテルエステルアミドの機械的性質が劣り、数平均分子量が6000を超える場合は、帯電防止性が不足するため好ましくない。
【0027】
ポリエーテルエステルアミドの構成成分である(iii)炭素原子数4〜20のジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレン-2,6-ジカルボン酸、ナフタレン-2,7-ジカルボン酸、ジフェニル-4,4'-ジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸および3-スルホイソフタル酸ナトリウムのごとき芳香族ジカルボン酸、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸、1,2-シクロヘキサンジカルボン酸およびジシクロヘキシル-4,4'-ジカルボン酸のごとき脂環族ジカルボン酸、およびコハク酸、シュウ酸、アジピン酸、セバシン酸およびドデカンジ酸(デカンジカルボン酸)のごとき脂肪族ジカルボン酸などが挙げられ、特に、テレフタル酸、イソフタル酸、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸およびドデカンジ酸が重合性、色調および物性の点から好ましく用いられる。
【0028】
(ii)ポリ(アルキレンオキシド)グリコールと(iii)ジカルボン酸は、反応上は1:1のモル比で反応するが、使用するジカルボン酸の種類により通常仕込比を変えて供給される。ポリエーテルエステルの構成成分である(ii)ポリ(アルキレンオキシド)グリコールと(iii)ジカルボン酸は、ポリエーテルエステルアミドの構成単位で、90〜10重量%の範囲で用いられ、90重量%を超える場合は、ポリエーテルエステルアミドの機械的物性が劣り、10重量%未満では得られる樹脂の帯電防止性が劣り好ましくない。
【0029】
ポリエーテルエステルアミドの重合方法に関しては特に限定されず、例えば、(i)アミノカルボン酸またはラクタムと(iii)ジカルボン酸を反応させて両末端がカルボン酸基のポリアミドプレポリマーを作り、これに(ii)ポリ(アルキレンオキシド)グリコールを真空下に反応させる方法、または、上記(i)、(ii)、(iii)の各化合物を反応槽に仕込み、水の存在下または非存在下に高温で加圧反応させることにより、カルボン酸末端のポリアミドプレポリマーを生成させ、その後常圧または減圧下で重合を進める方法、または、上記(i)、(ii)、(iii)の化合物を同時に反応槽に仕込み溶融混合したのち高真空下で一挙に重合を進める方法、などを利用することができる。
【0030】
なお、帯電防止剤は、内層1を構成するポリオレフィン系樹脂に対して5〜40重量%の範囲で添加することが好ましい。これは、帯電防止剤の添加量が少なすぎると、帯電防止性を発揮することができなくなり、帯電防止剤の添加量が多すぎると、内層を構成するポリオレフィン系樹脂の機械的物性(引張り特性、曲げ特性、耐衝撃強度等)を損なわせてしまうためである。
【0031】
なお、内外層1,3は、内外層1,3の厚さが薄すぎると耐衝撃性が低下し、厚すぎると透明性が低下するため、内外層1,3の厚さは、90μm〜900μmの範囲にあることが好ましい。
【0032】
本実施形態のプラスチック容器100は、環状オレフィン系樹脂で構成する中間層2を、光線透過率が55%以上の透明性に優れた樹脂で構成する内外層1,3で挟んだ積層構成としているため、透明性、バリア性、耐衝撃性に優れている。また、粉体101と接する内層1に帯電防止剤を含んで構成しているため、静電気防止性を得ることができる。このため、本実施形態のプラスチック容器100は、光線透過率が55%以上の樹脂からなる内外層1,3と、水蒸気バリア性を有する中間層2と、を有し、粉体101と接する内層1に帯電防止剤を含んで構成することで、透明性、水蒸気バリア性、静電気防止性、耐衝撃性に優れたプラスチック容器100を得ることができる。
【0033】
なお、上述したプラスチック容器100において、内層1と中間層2との間と、中間層2と外層3との間と、の少なくとも一方の間に、ガスバリア性樹脂からなる層(ガスバリア層)を設けることも可能である。これにより、ガス(酸素、炭酸ガス)バリア性に優れたプラスチック容器100を得ることができる。ガスバリア層を構成するガスバリア性樹脂としては、ガス(酸素、炭酸ガス)バリア性を発揮することが可能な樹脂であればあらゆる樹脂が適用可能であり、例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合体けん化物(EVOH)、塩化ビニリデン(PVDC)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリアミド(PA)等の樹脂が適用可能である。また、外層3の最外層にガスバリア層を設けることも可能である。なお、ガスバリア性を効果的に発揮させるためには、中間層2と外層3との間にガスバリア層を設ける方が好ましい。
【0034】
なお、上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、バリア層を中間層2として説明したが、3層構造に限定することなく、帯電防止剤を含む内層1とバリア性を有する樹脂からなる外層3との2層構造にて構成しても良い。
【符号の説明】
【0035】
100 プラスチック容器
101 粉体
1 内層
2 中間層
3 外層