【実施例】
【0113】
以下、参考例、実施例及び試験例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、これらは本発明を限定するものではなく、また本発明の範囲を逸脱しない範囲で変化させてもよい。
【0114】
参考例、実施例において、後処理の際の「Phase Separator」とはBiotage社のISOLUTE(商標登録)Phase Separatorである。カラムクロマトグラフィーを使用して精製した際の「SNAP Cartridge KP−NH」にはBiotage社SNAPCartridge KP−NH、「SNAP Cartridge KP−Sil」にはBiotage社SNAPCartridge KP−Sil、「SNAP Cartridge HP−Sil」にはBiotage社SNAPCartridge HP−Sil、「Chromatorex NH」には富士シリシア化学社製クロマトレックス(登録商標)NHを使用した。分取薄層クロマトグラフィー(PTLC)を使用して精製した際にはメルク社シリカゲル60F
254、20cm×20cmを使用した。精製の際の「逆相カラムクロマトグラフィー」にはWaters Sunfire prep C18 OBD,5.0μm,φ30×50mmを用いた。
【0115】
以下の参考例、実施例中記載の各機器データは以下の測定機器で測定した。
NMRスペクトル:日本電子社JNM−ECA600(600MHz)、日本電子社JNM−ECA500(500MHz)、Varian社UNITYNOVA300(300MHz)、Varian社GEMINI2000/200(200MHz)
MSスペクトル:島津社LCMS−2010EVあるいはmicromass社 Platform LC
以下の参考例、実施例において、高速液体クロマトグラフィーマススペクトル(LCMS)は以下の条件により測定した。
条件1
測定機器:micromass社 Platform LCおよびAgilent社 Agilent1100
カラム:Waters社 SunFire C18, 2.5μm,φ4.6x50mm
溶媒:A液;0.1%トリフルオロ酢酸含有水、B液;0.1%トリフルオロ酢酸含有アセトニトリル
グラジエント:0分(A液/B液=90/10)、0.5分(A液/B液=90/10)、5.5分(A液/B液=20/80)、6.0分(A液/B液=1/99)、6.3分(A液/B液=1/99)
流速:1mL/min、検出法:254nm
イオン化法:電子衝撃イオン化法Electron Spray Ionization:ESI)
条件2−1
測定機械:Agilent 2900およびAgilent 6150
カラム:Waters Acquity CSH C18,1.7μm,φ2.1x50mm
溶媒:A液;0.1%ギ酸含有水、B液;0.1%ギ酸含有アセトニトリル
グラジエント:0分(A液/B液=80/20)、1.2−1.4分(A液/B液=1/99)
流速:0.8ml/min、検出法:254nm
条件2−2
測定機器、カラム、溶媒は条件2−1と同じ。
グラジエント、流速:0.8mL/min、0min(A液/B液=95/5)、1.20min(A液/B液=50/50)、1.0mL/min、1.38min(A液/B液=3/97)
検出法:254nm
以下の参考例、実施例において、光学異性体の分析には、以下の条件により測定した。
測定機器:GILSON社HPLCシステム
溶媒:n−Hexane/EtOH=70/30;v/v
カラム:CHIRALPAK AD−H,3.0μm,φ4.6×250mm
流速:1ml/min
以下の参考例、実施例において、旋光度は以下の測定機器にて測定した。
測定機器:JASCO P−2300 Polarimeter 以下の参考例、実施例において、化合物名はACD/Name (ACD/Labs 12.01, Advanced Chemistry Development Inc.)により命名した。
【0116】
本実施例中、以下の用語及び試薬は下記のように表記した。
Brine(飽和食塩水)、MeOH(メタノール)、MgSO
4(無水硫酸マグネシウム)、K
2CO
3(炭酸カリウム)、Na
2CO
3(炭酸ナトリウム)、Na
2SO
4(無水硫酸ナトリウム)、NaHCO
3(炭酸水素ナトリウム)、NaOH(水酸化ナトリウム)、KOH(水酸化カリウム)、HCl(塩酸)、IPE(ジイソプロピルエーテル)、THF(テトラヒドロフラン)、DMF(N,N−ジメチルホルムアミド)、Et
2O(ジエチルエーテル)、EtOH(エタノール)、NH
4OH(25〜28%アンモニア水)、EtOAc(酢酸エチル)、CHCl
3(クロロホルム)、DMSO(ジメチル スルホキシド)、MeCN(アセトニトリル)、n−Hexane(n−ヘキサン)、Et
3N(トリエチルアミン)、iPr
2NEt(ジイソプロピルエチルアミン)、Pd(PPh
3)
4[テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)]、HATU[O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム ヘキサフルオロホスファート]、DPPA(ジフェニルリン酸アジド)、BH
3・THF(ボラン-テトラヒドロフラン コンプレックス)、NaBO
3・4H
2O(過ホウ酸ナトリウム四水和物)、9−BBN(9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナン)、IBX(1−ヒドロキシ−1,2−ベンゾヨードキソール−3(1H)−オン 1−オキシド)、BBr
3(三臭化ホウ素)、MsCl(塩化メタンスルホニル)、TMSCH
2N
2(TMSジアゾメタン)、n−BuLi(n−ブチルリチウム)、EDC・HCl[1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩]、HOBt・H
2O(1−ヒドロキシベンゾトリアゾール・1水和物)、Cs
2CO
3(炭酸セシウム)、PdCl
2(PPh
3)
2[ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II) 二塩化物]、NaBH
4(水素化ホウ素ナトリウム)。
・参考例P−A1:(3−クロロフェニル)(オキソ)酢酸の合成
【0117】
【化18】
【0118】
エチル(3−クロロフェニル)(オキソ)アセタート(2.00g)のTHF/MeOH溶液(1:1)(48ml)に、氷浴下2mol/L NaOH水溶液(24ml)を加え、室温下一晩撹拌した。溶媒を減圧下留去した後に、氷浴下3mol/L HCl水溶液を加えた。析出した固体を濾取し、表題化合物(2.00g、無色固体)を得た。
MS (ESI neg.) m/z : 183([M-H]
-).
参考例P−A1と同様の手法により、以下の化合物を合成した。
・参考例P−A2:(3−クロロ−4−フルオロフェニル)(オキソ)酢酸
[エチル (3−クロロ−4−フルオロフェニル)(オキソ)アセタートから合成]
【0119】
【化19】
【0120】
・参考例P−A3:(3−メトキシフェニル)(オキソ)酢酸の合成
【0121】
【化20】
【0122】
1−(3−メトキシフェニル)エタノン(8.00g)、二酸化セレン(8.87g)のピリジン溶液(27ml)を外温100℃で4時間撹拌した。放冷後、反応液をセライト(登録商標)濾過し、EtOAcにて希釈後、1mol/L HCl水溶液、Brineで洗浄を行い、Na
2SO
4にて乾燥を行った。溶媒を減圧下留去し、表題化合物(10.6g、灰色固体)を得た。
MS (ESI neg.) m/z : 179([M-H]
-).
参考例P−A3と同様の手法により、以下の化合物を合成した。
・参考例P−A4:(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)(オキソ)酢酸
[1−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)エタノンから合成]
【0123】
【化21】
【0124】
MS (ESI neg.) m/z : 197([M-H]
-).
・参考例P−A5:(3−シアノフェニル)(オキソ)酢酸
[3−アセチルベンゾニトリルから合成]
【0125】
【化22】
【0126】
・参考例P−A6:(3−フルオロフェニル)(オキソ)酢酸
[1−(3−フルオロフェニル)エタノンから合成]
【0127】
【化23】
【0128】
・参考例P−A7:(2−ブロモ−5−クロロフェニル)(オキソ)酢酸
[1−(2−ブロモ−5−クロロフェニル)エタノンから合成]
【0129】
【化24】
【0130】
MS (ESI neg.) m/z : 261([M-H]
-).
・参考例P−B1:2−クロロ−5−ヒドラジニルピリジン塩酸塩の合成
【0131】
【化25】
【0132】
ドライアイス−アセトンバス冷却下(−20〜−40℃)、6−クロロピリジン−3−アミン(5.00g)の塩酸(77.8ml)溶液に、亜硝酸ナトリウム(3.49g)の水溶液(水12.5mlに溶解した)を10分間かけて滴下し(−20℃を超えないように)、同条件下1時間攪拌した。塩化スズ(14.8g)の塩酸(25ml)溶液を15分間かけて滴下し、0℃付近にて2時間攪拌した。析出した固体を濾取(水、n−Hexaneで洗浄)し、40℃にて真空乾燥することにより、表題化合物(9.45g、茶色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 144([M+H]
+).
・参考例P−C1:2−[2−(4−ブロモフェニル)ヒドラジニリデン](3−クロロフェニル)エタン酸の合成
【0133】
【化26】
【0134】
(4−ブロモフェニル)ヒドラジン 塩酸塩(3.58g)の水懸濁液(15ml)に、室温下、濃塩酸(0.4ml)、参考例P−A1で得られた化合物(3.00g)の水懸濁液(10ml)を順に加え、3日間撹拌した。系内の固体を濾取し、表題化合物(5.14g、黄色固体)を得た。
MS (ESI neg.) m/z : 351,353([M-H]
-).
参考例P−C1と同様の手法により、以下の化合物を合成した。
・参考例P−C2:2−[2−(4−ブロモフェニル)ヒドラジニリデン](3−シアノフェニル)エタン酸(参考例P−A5及び(4−ブロモフェニル)ヒドラジン 塩酸塩から合成)
【0135】
【化27】
【0136】
MS (ESI neg.) m/z : 342, 344([M-H]-).
・参考例P−C3:2−(3−クロロフェニル)[2−(4−メトキシフェニル)ヒドラジニリデン]エタン酸(参考例P−A1及び(4−メトキシフェニル)ヒドラジン 塩酸塩から合成)
【0137】
【化28】
【0138】
MS (ESI neg.) m/z : 303([M-H]-).
・参考例P−C4:2−[2−(5−ブロモピリジン−2−イル)ヒドラジニリデン](3−クロロフェニル)エタン酸(参考例P−A1及び5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンから合成)
【0139】
【化29】
【0140】
MS (ESI pos.) m/z : 354, 356([M+H]
+).
・・参考例P−C5:2−(3−クロロフェニル)[2−(6−クロロピリジン−3−イル)ヒドラジニリデン]エタン酸(参考例P−A1及び参考例P−B1から合成)
【0141】
【化30】
【0142】
MS (ESI pos.) m/z : 310([M+H]
+).
・参考例P−C6:2−[2−(4−ブロモフェニル)ヒドラジニリデン](3−メトキシフェニル)エタン酸(参考例P−A3及び(4−ブロモフェニル)ヒドラジン 塩酸塩から合成)
【0143】
【化31】
【0144】
・参考例P−C7:2−[2−(4−ブロモフェニル)ヒドラジニリデン](4−フルオロ−3−メトキシフェニル)エタン酸(参考例P−A4及び(4−ブロモフェニル)ヒドラジン 塩酸塩から合成)
【0145】
【化32】
【0146】
MS (ESI neg.) m/z : 365, 367([M-H]-).
・参考例P−C8:2−[2−(5−ブロモピリジン−2−イル)ヒドラジニリデン](4−フルオロ−3−メトキシフェニル)エタン酸(参考例P−A4及び5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンから合成)
【0147】
【化33】
【0148】
MS (ESI pos.) m/z : 368, 370([M+H]
+).
・参考例P−C9:2−[2−(4−ブロモフェニル)ヒドラジニリデン](3−クロロ−4−フルオロフェニル)エタン酸(参考例P−A2及び(4−ブロモフェニル)ヒドラジン 塩酸塩から合成)
【0149】
【化34】
【0150】
・参考例P−C10:2−[2−(5−ブロモピリジン−2−イル)ヒドラジニリデン](3−クロロ−4−フルオロフェニル)エタン酸(参考例P−A2及び5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンから合成)
【0151】
【化35】
【0152】
・参考例P−C11:2−[2−(5−ブロモピリジン−2−イル)ヒドラジニリデン](3−メトキシフェニル)エタン酸(参考例P−A3及び5−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンから合成)
【0153】
【化36】
【0154】
MS (ESI pos.) m/z : 350, 352([M+H]
+).
・参考例P−D1:2−(4−ブロモフェニル)−5−(3−クロロフェニル)−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オンの合成
【0155】
【化37】
【0156】
窒素雰囲気下、参考例P−C1で得られた化合物(5.14g)のトルエン懸濁液(100ml)に、Et
3N(2.1ml)を加え、溶液になるまで室温で撹拌した。DPPA(3.1ml)を加え、徐々に加熱しながら撹拌し、還流を8時間行った。放冷後、10% KOH水溶液(120ml)を加え、室温でしばらく撹拌した。有機層を除去した後に、氷浴下、水層に濃塩酸を加えた。析出した固体を濾取し、表題化合物(4.92g、無色固体)を得た。
MS (ESI neg.) m/z : 348,350([M-H]
-).
参考例P−D1と同様の手法により、以下の化合物を合成した。
・参考例P−D2:3−[1−(4−ブロモフェニル)−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]ベンゾニトリル(参考例P−C2から合成)
【0157】
【化38】
【0158】
MS (ESI neg.) m/z : 339,341([M-H]
-).
・参考例P−D3:5−(3−クロロフェニル)−2−(4−メトキシフェニル)−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン(参考例P−C3から合成)
【0159】
【化39】
【0160】
MS (ESI pos.) m/z : 324([M+Na]
+).
・参考例P−D4:2−(5−ブロモピリジン−2−イル)−5−(3−クロロフェニル)−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン(参考例P−C4から合成)
【0161】
【化40】
【0162】
MS (ESI pos.) m/z : 351,353([M+H]
+).
・参考例P−D5:5−(3−クロロフェニル)−2−(6−クロロピリジン−3−イル)−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン(参考例P−C5から合成)
【0163】
【化41】
【0164】
MS (ESI pos.) m/z : 307([M+H]
+).
・参考例P−D6:2−(4−ブロモフェニル)−5−(3−メトキシフェニル)−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン(参考例P−C6から合成)
【0165】
【化42】
【0166】
MS (ESI pos.) m/z : 346, 348([M+H]
+).
・参考例P−D7:2−(4−ブロモフェニル)−5−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン(参考例P−C7から合成)
【0167】
【化43】
【0168】
MS (ESI neg.) m/z : 362,364([M-H]
-).
・参考例P−D8:2−(5−ブロモピリジン−2−イル)−5−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン(参考例P−C8から合成)
【0169】
【化44】
【0170】
MS (ESI pos.) m/z : 365,367([M+H]
+).
・参考例P−D9:2−(4−ブロモフェニル)−5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン(参考例P−C9から合成)
【0171】
【化45】
【0172】
MS (ESI neg.) m/z : 366,368([M-H]
-).
・参考例P−D10:2−(5−ブロモピリジン−2−イル)−5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン(参考例P−C10から合成)
【0173】
【化46】
【0174】
MS (ESI pos.) m/z : 369,371([M+H]
+).
・参考例P−D11:2−(5−ブロモピリジン−2−イル)−5−(3−メトキシフェニル)−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン(参考例P−C11から合成)
【0175】
【化47】
【0176】
MS (ESI pos.) m/z : 347([M+H]
+).
・参考例P−E1:2−[1−(4−ブロモフェニル)−3−(3−クロロフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドの合成
【0177】
【化48】
【0178】
参考例P−D1で得られた化合物(4.92g)のDMF懸濁液(90ml)に、K
2CO
3(3.87g)、2−ブロモ−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(3.78g)を加え、外温90℃で1時間半撹拌した。放冷後、水(200ml)を加え、析出した固体を濾取し、表題化合物(5.40g、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 449,451([M+H]
+).
参考例P−E1と同様の手法により、以下の化合物を合成した。
・参考例P−E2:2−[1−(4−ブロモフェニル)−3−(3−シアノフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−D2及び2−ブロモ−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドから合成)
【0179】
【化49】
【0180】
MS (ESI pos.) m/z : 462,464([M+Na]
+).
・参考例P−E3:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−(4−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−D3及び2−ブロモ−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドから合成)
【0181】
【化50】
【0182】
MS (ESI pos.) m/z : 401([M+H]
+).
・参考例P−E4:2−[1−(5−ブロモピリジン−2−イル)−3−(3−クロロフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−D4及び2−ブロモ−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドから合成)
【0183】
【化51】
【0184】
MS (ESI pos.) m/z : 450,452([M+H]
+).
・参考例P−E5:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−(6−クロロピリジン−3−イル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−D5及び2−ブロモ−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドから合成)
【0185】
【化52】
【0186】
MS (ESI pos.) m/z : 406([M+H]
+).
・参考例P−E6:2−[1−(4−ブロモフェニル)−3−(3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−D6及び2−ブロモ−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドから合成)
【0187】
【化53】
【0188】
MS (ESI pos.) m/z : 445,447([M+H]
+).
・参考例P−E7:2−[1−(4−ブロモフェニル)−3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−D7及び2−ブロモ−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドから合成)
【0189】
【化54】
【0190】
MS (ESI pos.) m/z : 463,465([M+H]
+).
・参考例P−E8:2−[1−(5−ブロモピリジン−2−イル)−3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−D8及び2−ブロモ−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドから合成)
【0191】
【化55】
【0192】
MS (ESI pos.) m/z : 464,466([M+H]
+).
・参考例P−E9:2−[1−(4−ブロモフェニル)−3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−D9及び2−ブロモ−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドから合成)
【0193】
【化56】
【0194】
MS (ESI pos.) m/z : 467,469([M+H]
+).
・参考例P−E10:2−[1−(5−ブロモピリジン−2−イル)−3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−D10及び2−ブロモ−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドから合成)
【0195】
【化57】
【0196】
MS (ESI pos.) m/z : 468,470([M+H]
+).
・参考例P−E11:2−[1−(5−ブロモピリジン−2−イル)−3−(3−クロロフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−tert−ブチルアセトアミド(参考例P−D4及び2−ブロモ−N−tert−ブチルアセトアミドから合成)
【0197】
【化58】
【0198】
MS (ESI pos.) m/z : 464, 466([M+H]
+).
・参考例P−E12:2−[1−(5−ブロモピリジン−2−イル)−3−(3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−tert−ブチルアセトアミド(参考例P−D11及び2−ブロモ−N−tert−ブチルアセトアミドから合成)
【0199】
【化59】
【0200】
MS (ESI pos.) m/z : 460、462([M+H]
+).
・参考例P−F1:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−(4−エテニルフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドの合成
【0201】
【化60】
【0202】
窒素雰囲気下、参考例P−E1で得られた化合物(500mg)、トリブチル(ビニル)スズ(0.25ml)、Pd(PPh
3)
4(128mg)、トルエン(10ml)の混合物を外温100℃で5時間撹拌した。放冷後、溶媒を減圧下留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge KP−NH 28g、移動相:n−Hexane/CHCl
3=75/25〜0/100;v/v)にて精製した。粗精製物をEtOAc及びn−ヘキサンの混合溶媒(EtOAc/n−ヘキサン=1/6;v/v)にて撹拌洗浄することにより、表題化合物(222mg、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 397([M+H]
+).
参考例P−F1と同様の手法により、以下の化合物を合成した。
・参考例P−F2:2−[3−(3−シアノフェニル)−1−(4−エテニルフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−E2から合成)
【0203】
【化61】
【0204】
MS (ESI pos.) m/z : 388([M+H]
+).
・参考例P−F3:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−(5−エテニルピリジン−2−イル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−E4から合成)
【0205】
【化62】
【0206】
MS (ESI pos.) m/z : 398([M+H]
+).
・参考例P−F4:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−(6−エテニルピリジン−3−イル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−E5から合成)
【0207】
【化63】
【0208】
MS (ESI pos.) m/z : 398([M+H]
+).
・参考例P−F5:2−[1−(4−エテニルフェニル)−3−(3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−E6から合成)
【0209】
【化64】
【0210】
MS (ESI pos.) m/z : 393([M+H]
+).
・参考例P−F6:2−[1−(4−エテニルフェニル)−3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−E7から合成)
【0211】
【化65】
【0212】
MS (ESI pos.) m/z : 411([M+H]
+).
・参考例P−F7:2−[1−(5−エテニルピリジン−2−イル)−3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−E8から合成)
【0213】
【化66】
【0214】
MS (ESI pos.) m/z : 412([M+H]
+).
・参考例P−F8:2−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−(4−エテニルフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−E9から合成)
【0215】
【化67】
【0216】
MS (ESI pos.) m/z : 415([M+H]
+).
・参考例P−F9:2−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−(5−エテニルピリジン−2−イル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−E10から合成)
【0217】
【化68】
【0218】
MS (ESI pos.) m/z : 416([M+H]
+).
・参考例P−F10:N−tert−ブチル−2−[3−(3−クロロフェニル)−1−(5−エテニルピリジン−2−イル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]アセトアミド(参考例P−E11から合成)
【0219】
【化69】
【0220】
MS (ESI pos.) m/z : 412([M+H]
+).
・参考例P−F11:N−tert−ブチル−2−[1−(5−エテニルピリジン−2−イル)−3−(3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]アセトアミド(参考例P−E12から合成)
【0221】
【化70】
【0222】
MS (ESI pos.) m/z : 408([M+H]
+).
・参考例P−G1:2−{3−(3−クロロフェニル)−1−[4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル}−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドの合成
【0223】
【化71】
【0224】
窒素雰囲気下、参考例P−F1で得られた化合物(222mg)のTHF溶液(6.0ml)に、氷浴下、1.09mol/L BH
3・THF THF溶液(0.77ml)を滴下し、1時間撹拌した後に、水(9ml)、NaBO
3・4H
2O(387mg)を加え、室温下一晩撹拌した。溶媒を減圧下留去し、水を加え、CHCl
3にて抽出した。有機層をPhase Separatorで濾過した後に、溶媒を減圧下留去した。残渣をEtOAc及びn−ヘキサンの混合溶媒(EtOAc/n−ヘキサン=1/4;v/v)にて撹拌洗浄することにより、表題化合物(170mg、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 415([M+H]
+).
参考例P−G1と同様の手法により、以下の化合物を合成した。
・参考例P−G2:2−{3−(3−シアノフェニル)−1−[4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル}−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−F2から合成)
【0225】
【化72】
【0226】
MS (ESI pos.) m/z : 428([M+Na]
+).
・参考例P−G3:2−{3−(3−クロロフェニル)−1−[5−(2−ヒドロキシエチル)ピリジン−2−イル]−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル}−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−F3から合成)
【0227】
【化73】
【0228】
MS (ESI pos.) m/z : 416([M+H]
+).
・参考例P−G4:2−{1−[4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]−3−(3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル}−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−F5から合成)
【0229】
【化74】
【0230】
MS (ESI pos.) m/z : 411([M+H]
+).
・参考例P−G5:2−{3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1−[4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル}−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−F6から合成)
【0231】
【化75】
【0232】
MS (ESI pos.) m/z : 429([M+H]
+).
・参考例P−G6:2−{3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1−[5−(2−ヒドロキシエチル)ピリジン−2−イル]−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル}−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−F7から合成)
【0233】
【化76】
【0234】
MS (ESI pos.) m/z : 430([M+H]
+).
・参考例P−G7:2−{3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−[4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル}−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−F8から合成)
【0235】
【化77】
【0236】
MS (ESI pos.) m/z : 433([M+H]
+).
・参考例P−H1:2−{3−(3−クロロフェニル)−1−[6−(2−ヒドロキシエチル)ピリジン−3−イル]−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル}−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドの合成
【0237】
【化78】
【0238】
窒素雰囲気下、参考例P−F4で得られた化合物(50mg)のTHF溶液(1.5ml)に、氷浴下、0.5mol/L 9−BBN THF溶液(0.25ml)を加え、室温下一晩撹拌させた。ここに氷浴下0.5mol/L 9−BBN THF溶液(0.5ml)を加え、室温で六時間攪拌後、さらに氷浴下0.5mol/L 9−BBN THF溶液(0.5ml)を加え、室温下一晩撹拌させた。氷浴下、2M NaOH水溶液(1.0ml)、過酸化水素水(1.0ml)を加え、室温下一晩撹拌した。ここにNa
2SO
380mgを加え30分間攪拌させた後、溶媒を減圧下留去し、水を加え、CHCl
3にて抽出した。有機層をPhase Separatorで濾過した後に、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge HP−Sil 10g、移動相:CHCl
3/MeOH=99/1〜90/10;v/v)にて精製し、表題化合物(15.2mg、淡黄色粉体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 416([M+H]
+).
参考例P−H1と同様の手法により、以下の化合物を合成した。
・参考例P−H2:2−{3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−[5−(2−ヒドロキシエチル)ピリジン−2−イル]−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル}−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−F9から合成)
【0239】
【化79】
【0240】
MS (ESI pos.) m/z : 434([M+H]
+).
・参考例P−H3:N−tert−ブチル−2−{3−(3−クロロフェニル)−1−[5−(2−ヒドロキシエチル)ピリジン−2−イル]−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル}アセトアミド(参考例P−F10から合成)
【0241】
【化80】
【0242】
MS (ESI pos.) m/z : 430([M+H]
+).
・参考例P−H4:N−tert−ブチル−2−{1−[5−(2−ヒドロキシエチル)ピリジン−2−イル]−3−(3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル}アセトアミド(参考例P−F11から合成)
【0243】
【化81】
【0244】
MS (ESI pos.) m/z : 426([M+H]
+).
・参考例P−I1:2−(4−{3−(3−クロロフェニル)−5−オキソ−4−[2−オキソ−2−(プロパン−2−イルアミノ)エチル]−4,5−ジヒドロ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}フェニル)エチル メタンスルホナートの合成
【0245】
【化82】
【0246】
参考例P−G1で得られた化合物(170mg)のCHCl
3懸濁液(5.0ml)に、氷浴下、Et
3N(0.09ml)、MsCl(0.04ml)を加え、室温下一晩撹拌した。氷浴下、反応液に水を加え、CHCl
3にて抽出した。有機層をPhase Separatorで濾過した後に、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge HP−Sil 10g、移動相:CHCl
3/MeOH=99/1〜94/6;v/v)にて精製し、表題化合物(100mg、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 493([M+H]
+).
参考例P−I1と同様の手法により、以下の化合物を合成した。
・参考例P−I2:2−(4−{3−(3−シアノフェニル)−5−オキソ−4−[2−オキソ−2−(プロパン−2−イルアミノ)エチル]−4,5−ジヒドロ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}フェニル)エチル メタンスルホナート(参考例P−G2から合成)
【0247】
【化83】
【0248】
MS (ESI pos.) m/z : 506([M+Na]
+).
・参考例P−I3:2−(6−{3−(3−クロロフェニル)−5−オキソ−4−[2−オキソ−2−(プロパン−2−イルアミノ)エチル]−4,5−ジヒドロ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}ピリジン−3−イル)エチル メタンスルホナート(参考例P−G3から合成)
【0249】
【化84】
【0250】
MS (ESI pos.) m/z : 494([M+H]
+).
・参考例P−I4:2−(5−{3−(3−クロロフェニル)−5−オキソ−4−[2−オキソ−2−(プロパン−2−イルアミノ)エチル]−4,5−ジヒドロ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}ピリジン−2−イル)エチル メタンスルホナート(参考例P−H1から合成)
【0251】
【化85】
【0252】
MS (ESI pos.) m/z : 494([M+H]
+).
・参考例P−I5:2−(4−{3−(3−メトキシフェニル)−5−オキソ−4−[2−オキソ−2−(プロパン−2−イルアミノ)エチル]−4,5−ジヒドロ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}フェニル)エチル メタンスルホナート(参考例P−G4から合成)
【0253】
【化86】
【0254】
MS (ESI pos.) m/z : 489([M+H]
+).
・参考例P−I6:2−(4−{3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−4−[2−オキソ−2−(プロパン−2−イルアミノ)エチル]−4,5−ジヒドロ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}フェニル)エチル メタンスルホナート(参考例P−G5から合成)
【0255】
【化87】
【0256】
MS (ESI pos.) m/z : 507([M+H]
+).
・参考例P−I7:2−(6−{3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−4−[2−オキソ−2−(プロパン−2−イルアミノ)エチル]−4,5−ジヒドロ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}ピリジン−3−イル)エチル メタンスルホナート(参考例P−G6から合成)
【0257】
【化88】
【0258】
MS (ESI pos.) m/z : 508([M+H]
+).
・参考例P−I8:2−(4−{3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−オキソ−4−[2−オキソ−2−(プロパン−2−イルアミノ)エチル]−4,5−ジヒドロ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}フェニル)エチル メタンスルホナート(参考例P−G7から合成)
【0259】
【化89】
【0260】
MS (ESI pos.) m/z : 511([M+H]
+).
・参考例P−I9:2−(6−{3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−オキソ−4−[2−オキソ−2−(プロパン−2−イルアミノ)エチル]−4,5−ジヒドロ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}ピリジン−3−イル)エチル メタンスルホナート(参考例P−H2から合成)
【0261】
【化90】
【0262】
MS (ESI pos.) m/z : 512([M+H]
+).
・参考例P−I10:2−(6−{4−[2−(tert−ブチルアミノ)−2−オキソエチル]−3−(3−クロロフェニル)−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}ピリジン−3−イル)エチル メタンスルホナート(参考例P−H3から合成)
【0263】
【化91】
【0264】
MS (ESI pos.) m/z : 508([M+H]
+).
・参考例P−I11:2−(6−{4−[2−(tert−ブチルアミノ)−2−オキソエチル]−3−(3−メトキシフェニル)−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}ピリジン−3−イル)エチル メタンスルホナート(参考例P−H4から合成)
【0265】
【化92】
【0266】
MS (ESI pos.) m/z : 504([M+H]+).
・参考例P−J1:2−{3−(3−クロロフェニル)−5−オキソ−1−[4−(2−オキソエチル)フェニル]−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル}−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドの合成
【0267】
【化93】
【0268】
IBX(243mg)のDMSO溶液(5ml)に参考例P−G1で得られた化合物(300mg)を加え、室温で4時間撹拌した。EtOAcにて希釈した後に、飽和NaHCO
3水を加え、EtOAcにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥した後、乾燥剤を濾別し、溶媒を減圧下留去し、表題化合物(360mg、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 413([M+H]
+).
・参考例P−K1:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−(4−ヒドロキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドの合成
【0269】
【化94】
【0270】
窒素雰囲気下、参考例P−E3で得られた化合物(286mg)のCHCl
3懸濁液(3ml)に、氷浴下、1mol/L BBr
3 n−Hexane溶液(1.8ml)を徐々に加え、室温で一晩撹拌した。塩氷浴下、飽和NaHCO
3水溶液を徐々に加えた。IPE(10% EtOAc含有)を加え、室温で1時間撹拌した。析出した固体を濾取し、表題化合物(254mg、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 409([M+Na]
+).
・参考例P−L1:2−(4−ニトロフェニル)エチル メタンスルホナートの合成
【0271】
【化95】
【0272】
窒素雰囲気下、2−(4−ニトロフェニル)エタノール(25.0g)、Et
3N(31.3ml)のCHCl
3(アミレン入り、625ml)懸濁液に、氷冷下MsCl(13.9ml)を10分間かけて滴下した後、室温下2時間攪拌した。反応液に飽和NaHCO
3水溶液を加え分液し、水層をCHCl
3にて抽出した。あわせた有機層をMgSO
4乾燥後、乾燥剤を濾別し濾液を減圧下濃縮することにより、表題化合物(41.8g、淡黄色固体)を得た。
1H-NMR (600 MHz, CDCl3) δ (ppm) ; 2.95 (3 H, s), 3.18 (2 H, t, J=6.4 Hz), 4.47 (2 H, t, J=6.6 Hz), 7.39 - 7.45 (2 H, m), 8.17 - 8.23 (2 H, m).
参考例P−L2:4−[2−(4−ニトロフェニル)エチル]モルホリンの合成
【0273】
【化96】
【0274】
窒素雰囲気下、参考例P−L1で得られた化合物(41.8g)、モルホリン(24.8g)、ヨウ化カリウム(23.6g)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(36.8g)のMeCN(712ml)懸濁液を80℃にて3.5時間、100℃にて6時間加熱攪拌した。反応液を放冷後、EtOAc、水を加え分液し、水層をEtOAc抽出した。合わせた有機層をBrine洗浄、MgSO
4乾燥後、乾燥剤を濾別し濾液を減圧下濃縮した。得られた粗体をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex NH、移動相:EtOAc/n−Hexane=1/9〜1/1(v/v))にて精製し、表題化合物(30.9g、オレンジ色オイル状化合物)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 237([M+H]
+).
・参考例P−L3:4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]アニリンの合成
【0275】
【化97】
【0276】
参考例P−L2で得られた化合物(30.0g)、塩化スズ(96.3g)の塩酸(100ml)溶液を1時間加熱還流した。放冷後、室温下1時間攪拌した。CHCl
3を加え、飽和NaHCO
3水溶液で中和し、分液した。セライト(登録商標)濾過し、濾液を分液し、水層をCHCl
3抽出した。セライト(登録商標)濾過時得られた不溶物を、分液して得られた水層、有機層混液中室温下4時間攪拌した。不溶物を濾別し、濾液を分液し、水層をCHCl
3抽出した。MgSO
4乾燥後、乾燥剤を濾別し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をIPE(100ml)中加熱攪拌して溶解し、室温まで放冷、攪拌した。氷冷下1時間攪拌し、析出した固体を濾取(IPEで洗浄)し、表題化合物(24.6g、オレンジ色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 207([M+H]
+).
参考例P−L4:4−[2−(4−ヒドラジニルフェニル)エチル]モルホリンの合成
【0277】
【化98】
【0278】
ドライアイス−アセトン冷却下(−20〜40℃)、参考例P−L3で得られた化合物(15.0g)の塩酸(150ml)溶液に、亜硝酸ナトリウム(7.53g)水溶液(105mlに溶解した)を30分間かけて滴下し、同条件下1時間攪拌した後、室温下約17時間攪拌した。再びドライアイス−アセトン冷却(−20〜40℃)し、塩化スズ(55.1g)の塩酸(105ml)溶液を15分間かけて滴下した。0℃付近で2時間攪拌した。反応液にクロロホルムを加え、飽和NaHCO
3水溶液で中和した後分液し、水層をクロロホルム抽出した。合わせた有機層をMgSO
4乾燥後、乾燥剤を濾別し濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Silicagel60、移動相:CHCl
3/MeOH/NH
4OH=99/1/0.1〜95/5/0.5(v/v/v))にて精製し、表題化合物(3.88g、オレンジ色オイル状化合物)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 222([M+H]
+).
参考例P−M1:2−(3−フルオロフェニル)(2−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}ヒドラジニリデン)エタン酸の合成
【0279】
【化99】
【0280】
参考例P−A6で得られた化合物(150mg)、参考例P−L4で得られた化合物(197mg)のEtOH(3.0ml)懸濁液に、2mol/L HCl/IPA(0.669ml)を加えた後、室温下16時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、表題化合物(453mg、茶色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 372([M+H]
+).
参考例P−M1と同様の手法により、以下の化合物を合成した。
・参考例P−M2:2−(3−クロロフェニル)(2−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}ヒドラジニリデン)エタン酸(参考例P−A1と参考例P−L4から合成)
【0281】
【化100】
【0282】
MS (ESI pos.) m/z : 388([M+H]
+).
・参考例P−M3:2−(2−ブロモ−5−クロロフェニル)(2−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}ヒドラジニリデン)エタン酸(参考例P−A7と参考例P−L4から合成)
【0283】
【化101】
【0284】
MS (ESI pos.) m/z : 467([M+H]
+).
・参考例P−N1:5−(3−フルオロフェニル)−2−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オンの合成
【0285】
【化102】
【0286】
参考例P−M1で得られた化合物(453mg)、Et
3N(0.261ml)、DPPA(0.211ml)のトルエン(8.9ml)溶液を100℃にて3時間加熱攪拌した。放冷後、CHCl
3、飽和NaHCO
3水溶液を加え分液し、水層をCHCl
3抽出した。合わせた有機層をMgSO
4乾燥後、乾燥剤を濾別し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge HP−Sil 50g、移動相:CHCl
3/MeOH/NH
4OH=99/1/0.1〜95/5/0.5;v/v/v)にて精製し、表題化合物(209mg、オレンジ色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 369([M+H]
+).
参考例P−N1と同様の手法により、以下の化合物を合成した。
・参考例P−N2:5−(3−クロロフェニル)−2−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン(参考例P−M2から合成)
【0287】
【化103】
【0288】
MS (ESI pos.) m/z : 385([M+H]
+).
P−N3:5−(2−ブロモ−5−クロロフェニル)−2−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン(参考例P−M3から合成)
【0289】
【化104】
【0290】
MS (ESI pos.) m/z : 463, 465 ([M+H]
+).
・参考例P−O1:tert−ブチル [3−(3−クロロフェニル)−1−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]アセタートの合成
【0291】
【化105】
【0292】
参考例P−N2で得られた化合物(564mg)のDMF懸濁液(10ml)に、K
2CO
3(405mg)、ブロモ酢酸tert−ブチル(0.258ml)を加え、室温で3時間撹拌した。水(30ml)及び酢酸エチル(30ml)を加え分液し、有機層を飽和食塩水(30ml)で洗浄したNa
2SO
4で乾燥後、乾燥剤をろ別し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge HP−Sil 50g、移動相:CHCl
3/MeOH=100/0〜96/4;v/v)にて精製し、表題化合物(550mg、淡褐色油状物)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 499([M+H]
+).
・参考例P−P1:[3−(3−クロロフェニル)−1−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]酢酸の合成
【0293】
【化106】
【0294】
参考例P−O1で得られた化合物(440mg)のクロロホルム(15ml)に、トリフルオロ酢酸(5ml)を加え、室温で1日間撹拌した。氷冷後にNaOH水溶液でpH≒7としクロロホルム(20ml)及び飽和食塩水(20ml)を加え分液後、クロロホルム(20ml)で4回抽出した。有機層をNa
2SO
4で乾燥後に乾燥剤をろ別し母液を濃縮した。得られた残渣にクロロホルムを加え固体をろ取、乾燥し、表題化合物(321mg、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 443([M+H]
+).
参考例P−Q1a:3−(メチルスルホニル)ベンゾイル クロリドの合成
【0295】
【化107】
【0296】
窒素気流下、氷冷下、3−(メチルスルホニル)安息香酸(2.00g)のCHCl
3(アミレン入り、40ml)溶液に、DMF(0.4ml)、オキザリルクロリド(1.90g)を加えた後、室温下2時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、黄色固体を得た。得られた粗体を次反応に付した。
・参考例P−Q1b:tert−ブチル 2−[3−(メチルスルホニル)ベンゾイル]ヒドラジネカルボキシラートの合成
【0297】
【化108】
【0298】
窒素気流下、氷冷下、tert−ブチルカルバゼート(1.58g)、トリエチルアミン(2.09ml)のCHCl
3アミレン入り、40ml)溶液に、参考例P−Q1aで得られた化合物(9.99mmol相当)のCHCl
3(10ml)溶液を5分間かけて滴下し、室温下1夜攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100ml)、酢酸エチル(100ml)を加え、室温下攪拌した。固体を濾別し、無色固体(2.00g)を得た。濾液を分液し、水層を酢酸エチルにて抽出した。合わせた有機層を濃縮し、表題化合物(2.53g、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 337([M+Na]
+).
参考例P−Q1c:3−(メチルスルホニル)ベンゾヒドラジドの合成
【0299】
【化109】
【0300】
窒素気流下、参考例P−Q1bで得られた化合物(1.95g+2.50g)の1,4−ジオキサン(50ml)溶液に、4mol/L塩酸/1,4−ジオキサン溶液(20ml)を加え、60℃にて4時間加熱攪拌した。反応液を放冷後、減圧下濃縮した。得られた粗体に酢酸エチル(100ml)、飽和NaHCO
3水溶液(100ml)を加えた。析出するまで硫酸アンモニウムを加え、分液し、水層を酢酸エチル(100ml*6)抽出した。合わせた有機層をMgSO
4乾燥後、乾燥剤を濾別し、濾液を減圧下濃縮した。表題化合物(1.56g、淡黄色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 237([M+Na]
+).
・参考例P−Q1d:エチル N−({2−[3−(メチルスルホニル)ベンゾイル]ヒドラジニル}カルボニル)グリシナートの合成
【0301】
【化110】
【0302】
窒素気流下、参考例Q1cで得られた化合物(1.52g)のTHF(20ml)溶液に、50℃加熱下エチルイソシアナトアセテート(0.83ml)のTHF(5ml)溶液を2分間かけて滴下した後、同条件下1時間、室温にて1時間攪拌した。反応液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge KP−NH 55g、移動相:CHCl
3/MeOH/NH
4OH=98/2/0.2〜90/10/1;v/v/v)にて精製し、表題化合物(2.20g,黄色アモルファス)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 366([M+Na]
+).
・参考例P−Q1e:{3−[3−(メチルスルホニル)フェニル]−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル}酢酸の合成
【0303】
【化111】
【0304】
参考例P−Q1dで得られた化合物(1.52g)を3mol/L水酸化ナトリウム水溶液(16.3ml)中、120℃にて2時間加熱攪拌した後、100℃にて18.5時間加熱攪拌した。反応液の液性を濃塩酸にてPH<1に調製し、酢酸エチル抽出した。合わせた有機層をMgSO
4乾燥後、乾燥剤を濾別し、濾液を減圧下濃縮し、表題化合物(1.56g、淡黄色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 320([M+Na]
+).
・参考例P−Q1:2−{3−[3−(メチルスルホニル)フェニル]−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル}−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドの合成
【0305】
【化112】
【0306】
窒素気流下、参考例P−Q1eで得られた化合物(1.52g)、HOBt・H
2O(1.17g)のDMF(20ml)溶液に、EDC.HCl(1.18g)を加え、室温下10分間攪拌した後、イソプロピルアミン(0.66ml)を加え、1時間攪拌した、反応液に、飽和NaHCO
3水溶液(100ml)、CHCl
3(50ml)を加え分液し、水層をCHCl
3(30ml)で抽出した。合わせた有機層をMgSO
4にて乾燥後、乾燥剤を濾別し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge HP−Sil 50g、移動相:CHCl
3/MeOH/NH
4OH=99/1/0.1〜92/8/0.8;v/v/v)にて精製し、表題化合物(580mg、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 361([M+Na]
+).
・参考例P−Q2a:tert−ブチル 2−(3−クロロベンゾイル)ヒドラジンカルボキシラートの合成
【0307】
【化113】
【0308】
参考例P−Q1bと同様の手法により、3−クロロベンゾイル クロリド(2ml)、tert−ブチルカルバゼート(2.49g)から、表題化合物(4.41g、無色粉体)を合成した。
MS (ESI neg.) m/z : 269([M-H]
-).
・参考例P−Q2b:3−クロロベンゾヒドラジド塩酸塩の合成
【0309】
【化114】
【0310】
参考例P−Q1cと同様の手法により、参考例P−Q2aで得られた化合物(4.41g)から、表題化合物(3.26g、無色粉体)を合成した。
MS (ESI pos.) m/z : 171([M+H]
+).
参考例P−Q2b−f:3−クロロベンゾヒドラジドの合成
【0311】
【化115】
【0312】
参考例P−Q2bで得られた化合物(2.73g)の水(20ml)懸濁液に、飽和NaHCO
3水溶液(40ml)を氷冷下加えた。EtOAc(50ml)を加え室温でしばらく攪拌した。加熱しながら、溶解するまでEtOAcを加えた。分液し、水層をEtOAc(50ml*6)抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4乾燥後、乾燥剤を濾別し、濾液を減圧下濃縮し、表題化合物(2.18g、無色粉体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 171([M+H]
+).
・参考例P−Q2c:エチル N−{[2−(3−クロロベンゾイル)ヒドラジニル]カルボニル}グリシナートの合成
【0313】
【化116】
【0314】
参考例P−Q1dと同様の手法により、参考例P−Q2b−fで得られた化合物(500mg)から、表題化合物(430mg、無色粉体)を合成した。
MS (ESI pos.) m/z : 322([M+Na]
+).
・参考例P−Q2d:[3−(3−クロロフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]酢酸の合成
【0315】
【化117】
【0316】
参考例P−Q1eと同様の手法により、参考例P−Q2cで得られた化合物(3.89g)から、表題化合物(2.85g、無色粉体)を合成した。
MS (ESI pos.) m/z : 254([M+H]
+).
・参考例P−Q2:2−[3−(3−クロロフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドの合成
【0317】
【化118】
【0318】
参考例P−Q1と同様の手法により、参考例P−Q2dで得られた化合物(2.84g)から、表題化合物(2.23g、無色粉体)を合成した。
MS (ESI pos.) m/z : 295([M+H]
+).
・参考例P−Q3a:4−フルオロ−3−メトキシベンゾイル クロリドの合成
【0319】
【化119】
【0320】
参考例P−Q1aと同様の手法により、4-フルオロ-3-メトキシ安息香酸(5.00g)から、表題化合物を得た。得られた粗体を次反応に付した。
・参考例P−Q3b:tert−ブチル 2−(4−フルオロ−3−メトキシベンゾイル)ヒドラジンカルボキシラートの合成
【0321】
【化120】
【0322】
参考例P−Q1bと同様の手法により、参考例P−Q3aから、表題化合物(8.19g、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 307([M+Na]
+).
・参考例P−Q3c:4−フルオロ−3−メトキシベンゾヒドラジドの合成
【0323】
【化121】
【0324】
参考例P−Q1cと同様の手法により、参考例P−Q3b(8.19g)から、表題化合物(5.12g、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 185([M+H]
+).
・参考例P−Q3d:エチル N−{[2−(4−フルオロ−3−メトキシベンゾイル)ヒドラジニル]カルボニル}グリシナートの合成
【0325】
【化122】
【0326】
参考例P−Q1dと同様の手法により、参考例P−Q3c(5.12g)から、表題化合物(8.55g、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 314([M+H]
+).
・参考例P−Q3e:[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]酢酸の合成
【0327】
【化123】
【0328】
参考例P−Q1eと同様の手法により、参考例P−Q3d(8.55g)から、表題化合物(7.25g、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 290([M+Na]
+).
・参考例P−Q3:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドの合成
【0329】
【化124】
【0330】
参考例P−Q1と同様の手法により、参考例P−Q3e(7.25g)から、表題化合物(5.82g、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 309([M+H]
+).
・参考例P−Q4d:エチル N−{[2−(3−メトキシベンゾイル)ヒドラジニル]カルボニル}グリシナートの合成
【0331】
【化125】
【0332】
参考例P−Q1dと同様の手法により、3−メトキシベンゾヒドラジド(10.0g)から、表題化合物(17.5g、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 296([M+H]
+).
・参考例P−Q4e:[3−(3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]酢酸の合成
【0333】
【化126】
【0334】
参考例P−Q1eと同様の手法により、参考例P−Q4d(17.4g)から、表題化合物(14.4g、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 250([M+H]
+).
・参考例P−Q4:N−tert−ブチル−2−[3−(3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]アセトアミドの合成
【0335】
【化127】
【0336】
参考例P−Q4e(1.00g)、tert−ブチルアミン(4.2ml)、HATU(2.29g)、DIEA(1.4ml)、DMF(10ml)の混合物を室温で一晩撹拌した。氷浴中、水(20ml)、3M HCl水溶液(20ml)を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、Brineにて洗浄し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge HP−Sil 50g、移動相:CHCl
3/MeOH=98/2〜90/10;v/v)にて精製し、表題化合物(743mg、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 305([M+H]
+).
・参考例P−Q5a:6−メトキシピリジン−2−カルボニルクロリドの合成
【0337】
【化128】
【0338】
参考例P−Q1aと同様の手法により、6−メトキシピリジン−2−カルボン酸(2.50g)から、表題化合物を得た。得られた粗体を次反応に付した。
・参考例P−Q5b:tert−ブチル 2−[(6−メトキシピリジン−2−イル)カルボニル]ヒドラジンカルボキシラートの合成
【0339】
【化129】
【0340】
参考例P−Q1bと同様の手法により、参考例P−Q5aから、表題化合物(4.62g、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 290([M+Na]
+).
・参考例P−Q5c:6−メトキシピリジン−2−カルボヒドラジドの合成
【0341】
【化130】
【0342】
参考例P−Q1cと同様の手法により、参考例P−Q5b(4.62g)から、表題化合物(2.81g、淡黄色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 168([M+H]
+).
・参考例P−Q5d:エチル N−({2−[(6−メトキシピリジン−2−イル)カルボニル]ヒドラジニル}カルボニル)グリシナートの合成
【0343】
【化131】
【0344】
参考例P−Q1dと同様の手法により、参考例P−Q5c(2.81g)から、表題化合物(4.72g、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 297([M+H]
+).
・参考例P−Q5e:[3−(6−メトキシピリジン−2−イル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]酢酸の合成
【0345】
【化132】
【0346】
参考例P−Q1eと同様の手法により、参考例P−Q5d(4.72g)から、表題化合物(4.83g、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 251([M+H]
+).
・参考例P−Q5:2−[3−(6−メトキシピリジン−2−イル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドの合成
【0347】
【化133】
【0348】
参考例P−Q1と同様の手法により、参考例P−Q5e(2.00g)から、表題化合物(1.80g、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 292([M+H]
+).
・参考例P−R1a:(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)酢酸の合成
【0349】
【化134】
【0350】
4−ブロモ−2−フルオロ安息香酸(4.0g)のCHCl
3(40ml)懸濁液に、氷浴中、オキザリルクロリド(3.2ml)とDMF(1滴)を加え、室温下3時間攪拌した。その後濃縮した。得られた残渣にTHF:MeCN混合液(1/1;v/v,40ml)を加え、0℃にてTMSCH
2N
2(2mol/L Et
2O溶液、18.3ml)を加え、室温下2時間攪拌した。濃縮した後、1,4−ジオキサン:水混合液(1/1;v/v,60ml)を加え、酢酸銀(916mg)を加えた後100℃にて2時間攪拌した。濃縮した後飽和NaHCO
3水溶液を加え、室温下1時間攪拌した。EtOAcを加えセライト(登録商標)濾過し、固体を濾別し、有機層を分離した。氷冷下、水層に3mol/L HClを加え系内を酸性とし、CHCl
3(50ml*9)抽出した。有機層をPhase Separator濾過し、濾液を減圧下濃縮し、表題化合物(2.46g、無色粉体)を得た。
MS (ESI neg.) m/z : 231, 233([M-H]-).
参考例P−R1aと同様の手法により、以下の化合物を合成した。
・参考例P−R2a:(4−ブロモ−2−メトキシフェニル)酢酸(4−ブロモ−2−メトキシ安息香酸から合成)
【0351】
【化135】
【0352】
MS (ESI neg.) m/z : 243, 245([M-H]-).
・参考例P−R3a:(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)酢酸の合成(4−ブロモ−3−フルオロ安息香酸から合成)
【0353】
【化136】
【0354】
MS (ESI neg.) m/z : 231, 233([M-H]-).
・参考例P−R4a:(4−ブロモ−3−メトキシフェニル)酢酸の合成(4−ブロモ−3−メトキシ安息香酸から合成)
【0355】
【化137】
【0356】
MS (ESI neg.) m/z : 243, 245([M-H]-).
・参考例P−R1b:2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)エタノールの合成
【0357】
【化138】
【0358】
参考例P−R1aで得られた化合物(2.460g)のTHF(40ml)溶液に、氷冷下1.09mol/L BH
3・THF(14.5ml)を加え、徐々に室温に戻しながら5時間攪拌した。氷冷下、MeOHを系内が発泡しなくなるまで加え、溶媒を減圧下留去下。得られた残渣に水(40ml)、CHCl
3(20ml)を加え、室温下攪拌した。CHCl
3にて抽出し、Phase Separator濾過後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge HP−Sil 50g、n−Hexane/EtOAc=90/10〜50/50;v/v)にて精製し、表題化合物(1.93g、無色オイル状物質)を得た。
MS (EI pos.) m/z : 218, 220(M
+).
参考例P−R1bと同様の手法により、以下の化合物を合成した。
・参考例P−R2b:2−(4−ブロモ−2−メトキシフェニル)エタノールの合成(参考例P−2aから合成)
【0359】
【化139】
【0360】
MS (ESI pos.) m/z : 231, 233([M+H]
+).
・参考例P−R3b:2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)エタノールの合成(参考例P−R3aから合成)
【0361】
【化140】
【0362】
MS (EI pos.) m/z : 218, 220(M
+).
・参考例P−R4b:2−(4−ブロモ−3−メトキシフェニル)エタノールの合成(参考例P−R4aから合成)
【0363】
【化141】
【0364】
MS (ESI neg.) m/z : 227, 229([M-H]
-).
・参考例P−R1c:2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)エチル メタンスルホナートの合成
【0365】
【化142】
【0366】
氷冷下、参考例P−R1bで得られた化合物(500mg)のCHCl
3(8ml)溶液に、Et
3N(0.48ml)、メシルクロリド(0.21ml)を順次加え、室温下1時間攪拌した。水(10ml)を加えた後、CHCl
3で抽出した。有機層をPhase Separator濾過し、濾液を減圧下濃縮することにより、表題化合物(675mg、淡黄色オイル状化合物)を得た。
MS (EI, pos.) m/z : 296, 298(M
+).
参考例P−R1cと同様の手法により、以下の化合物を合成した。
・参考例P−R2c:2−(4−ブロモ−2−メトキシフェニル)エチル メタンスルホナートの合成(参考例P−R2bから合成)
【0367】
【化143】
【0368】
MS (EI pos.) m/z : 308, 310(M
+).
・参考例P−R3c:2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)エチル メタンスルホナートの合成(参考例P−R3bから合成)
【0369】
【化144】
【0370】
MS (EI pos.) m/z : 296, 298(M
+).
・参考例P−R4c:2−(4−ブロモ−3−メトキシフェニル)エチル メタンスルホナートの合成(参考例P−R4bから合成)
【0371】
【化145】
【0372】
MS (EI pos.) m/z : 308, 310(M
+).
・参考例P−R1−1:4−[2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)エチル]モルホリンの合成
【0373】
【化146】
【0374】
参考例P−R1cで得られた化合物(337mg)をMeCN(6ml)に溶解し、iPr
2NEt(0.40ml)、モルホリン(0.20ml)を加え、100℃にて1夜攪拌した。濃縮した後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge HP−Sil 10g、移動相:CHCl
3/MeOH=99/1
〜95/5;v/v)で精製し、表題化合物(315mg,淡茶色油状物質)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 288, 290([M+H]
+).
参考例P−R1−1と同様の手法により、以下の化合物を合成した。
・参考例P−R1−2:8−[2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)エチル]−3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタンの合成(参考例P−R1cで得られた化合物と3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタンから合成)
【0375】
【化147】
【0376】
MS (ESI pos.) m/z : 314, 316([M+H]+).
・参考例P−R2−1:4−[2−(4−ブロモ−2−メトキシフェニル)エチル]モルホリンの合成(参考例P−R2cで得られた化合物とモルホリンから合成)
【0377】
【化148】
【0378】
MS (ESI pos.) m/z : 300, 302([M+H]
+).
・参考例P−R2−2:8−[2−(4−ブロモ−2−メトキシフェニル)エチル]−3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタンの合成(参考例P−R2cで得られた化合物、と3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタンから合成)
【0379】
【化149】
【0380】
MS (ESI pos.) m/z : 326, 328([M+H]
+).
・参考例P−R3−1:4−[2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)エチル]モルホリンの合成(参考例P−R3cで得られた化合物とモルホリンから合成)
【0381】
【化150】
【0382】
MS (ESI pos.) m/z : 288, 290([M+H]
+).
・参考例P−R4−1:4−[2−(4−ブロモ−3−メトキシフェニル)エチル]モルホリン(参考例P−R4cで得られた化合物とモルホリンから合成)
【0383】
【化151】
【0384】
MS (ESI pos.) m/z : 300, 302([M+H]
+).
・参考例P−R5−1:4−[1−(4−ブロモフェニル)プロパン−2−イル]モルホリンの合成
【0385】
【化152】
【0386】
1−(4−ブロモフェニル)プロパン−2−オン(2.03g)をCHCl
3(40ml)に溶解し、モルホリン(1.24ml)を加え、室温下終夜、60℃にて4時間攪拌した。NaBH(OAc)
3(4.03g)、酢酸(1.1ml)を順次加えた後、終夜攪拌した。水を加え反応を停止した後、CHCl3、飽和NaHCO
3水溶液で分液した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:CHCl
3/EtOAc=80/20〜60/40;(v/v))で精製し、表題化合物(1.67g,無色オイル状物質)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 284, 286([M+H]+).
・参考例P−R5−2:8−[1−(4−ブロモフェニル)プロパン−2−イル]−3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタンの合成
【0387】
【化153】
【0388】
参考例P−R5−1と同様の手法により、1−(4−ブロモフェニル)プロパン−2−オン(130mg)、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン(100mg)から、表題化合物(54mg、無色オイル状物質)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 310, 312([M+H]
+).
・参考例P−R6a:2−(6−クロロピリジン−3−イル)−N−メトキシ−N−メチルアセトアミドの合成
【0389】
【化154】
【0390】
(6−クロロピリジン−3−イル)酢酸(5.0g)、N,O−ジメチルヒドロキシアミン 塩酸塩(2.98g)、EDC・HCl(5.87g)、N−メチルモルホリン(9.6ml)のDMF(70ml)溶液を、室温下4日間攪拌した。氷冷下、水(150ml)を加え、EtOAcにて抽出した。有機層を水、Brineで順次洗浄し、Na
2SO
4乾燥後、乾燥剤を濾別し濾液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge HP−Sil 50g、移動相:n−Hexane/EtOAc=75/25〜0/100;v/v)にて精製し、表題化合物(3.56g、淡黄色オイル状物質)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 215([M+H]
+).
・参考例P−R6b:1−(6−クロロピリジン−3−イル)プロパン−2−オンの合成
【0391】
【化155】
【0392】
窒素気流下、氷冷下、参考例P−R6aで得られた化合物(1.0g)のTHF(15ml)溶液に、3mol/Lメチルマグネシウムブロミド/Et
2O溶液(1.6ml)を滴下し、室温下1時間攪拌した。氷冷下、3mol/L塩酸(2ml)、2mol/L水酸化ナトリウム水溶液(30ml)を加えた。EtOAcにて抽出し、有機層をBrineにて洗浄した。Na
2SO
4乾燥後、乾燥剤を濾別し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge HP−Sil 50g、移動相:n−Hexane/EtOAc=80/20〜0/100;v/v)にて精製し、表題化合物(235mg,淡黄色オイル状物質)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 170([M+H]
+).
・参考例P−R6−1:4−[1−(6−クロロピリジン−3−イル)プロパン−2−イル]モルホリンの合成
【0393】
【化156】
【0394】
参考例P−R6bで得られた化合物(235mg)およびモルホリン(0.21ml)のメタノール/酢酸混合液(5ml、10/1;v/v)溶液に、ボラン−2−ピコリン コンプレックス(252mg)を加え、外温60℃で5時間、外温70℃にて1夜攪拌した。CHCl
3抽出し、有機層をPhase Separator濾過し、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge HP−Sil 25g、移動相:EtOAc/MeOH=100/0〜90/10;v/v)にて精製し、表題化合物(166mg、淡黄色オイル状物質)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 241([M+H]
+).
参考例P−R6−1と同様の手法により、以下の化合物を合成した。
・参考例P−R6−2:8−[1−(6−クロロピリジン−3−イル)プロパン−2−イル]−3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン(参考例P−R6bで得られた化合物および3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタンから合成)
【0395】
【化157】
【0396】
MS (ESI pos.) m/z : 267([M+H]
+).
・参考例P−R7−1:8−[2−(4−ブロモフェニル)エチル]−3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタンの合成
【0397】
【化158】
【0398】
氷冷下、2−(4−ブロモフェニル)エタノール(1.5g)のCHCl
3(10ml)溶液に、Et
3N(1.3ml)、メタンスルホニルクロリド(0.64ml)を順次加え、室温下2時間攪拌した。氷冷下、水を加えた後、CHCl
3で抽出した。有機層をPhase Separator濾過し、濾液を減圧下濃縮した。
【0399】
得られた残渣(淡褐色オイル)、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン(904mg)、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(2.0ml)、MeCN(10ml)の混合物を外温95℃で4日間撹拌した。放冷後、水を加え、CHCl
3で抽出した。有機層をPhase Separator濾過し、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge HP−Sil 50g、移動相:EtOAc/MeOH=99/1〜90/10;v/v)にて精製し、表題化合物(1.47g、淡褐色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 296, 298([M+H]
+).
・参考例P−S1:{4−[2−(モルホリン−4−イル)プロピル]フェニル}ボロン酸の合成
【0400】
【化159】
【0401】
参考例P−R5−1で得られた化合物(1.61g)をTHF(32.3ml)に溶解し、−78℃にて2.66mol/L n−BuLi/n−Hexane溶液(2.6ml)を加え、30分間攪拌した。その後トリイソプロピルボレート(1.6ml)を加えて、徐々に室温に戻しながら3時間攪拌した。2mol/L塩酸(16ml)を加え一夜攪拌した後、飽和NaHCO
3水溶液で塩基性に調整した。濃縮し、CHCl
3で抽出した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:CHCl
3/MeOH=100/0〜90/10;v/v)にて精製し、表題化合物(1.09g、クリーム色粉体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 250([M+H]
+).
・参考例P−T1:2−{3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1−[5−(2−ヒドロキシエチル)ピリミジン−2−イル]−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル}−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドの合成
【0402】
【化160】
【0403】
窒素雰囲気下、5−ブロモ−2−クロロピリミジン(800mg)、CIS−トリブチル[2−エトキシエテニル]スズ(1.80g)、PdCl
2(PPh
3)
2(30mg)、トルエン(10ml)の混合物を外温100℃で4時間撹拌した。放冷後、溶媒を減圧下留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge KP−NH 28g、移動相:n−Hexane/EtOAc=100/0〜85/15;v/v)にて精製することにより、2−クロロ−5−[(Z)−2−エトキシエテニル]ピリミジン(250mg、無色固体)を得た。
【0404】
得られた2−クロロ−5−[(Z)−2−エトキシエテニル]ピリミジン(184mg)、参考例P−Q3で得られた化合物(308mg)のDMSO溶液(4.0ml)に、Cs
2CO
3(975mg)を加え、室温下12時間攪拌した後、外温85℃で8時間撹拌した。放冷後、反応液にCHCl
3、水を加え分液し、水層をCHCl
3抽出した。合わせた有機層を水、Brine減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge HP−Sil 25g、移動相:CHCl
3/MeOH=100/0〜90/10;v/v)にて精製し、2−[1−{5−[(Z)−2−エトキシエテニル]ピリミジン−2−イル}−3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(50mg)を得た。
【0405】
得られた2−[1−{5−[(Z)−2−エトキシエテニル]ピリミジン−2−イル}−3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(50mg)のMeCN:H
2O混合液(10/1;v/v)に、4mol/L塩酸/1,4−ジオキサン溶液(10滴)を加え、室温下12時間攪拌した。濃縮後、残渣にCHCl
3、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え分液し、水層をCHCl
3抽出した。合わせた有機層を水、Brineで順次洗浄し、Na
2SO
4乾燥後、乾燥剤を濾別し濾液を減圧下濃縮してアルデヒド体を得た。得られたアルデヒド体のMeOH溶液(5ml)に、NaBH
4を加え、室温下30分間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、CHCl
3を加え分液し、水層をCHCl
3抽出した。合わせた有機層を水、Brineで順次洗浄し、Na
2SO
4乾燥後、乾燥剤を濾別し濾液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge HP−Sil 10g、移動相:CHCl
3/MeOH=100/0〜90/10;v/v)にて精製し、表題化合物(70mg、淡黄色固体)を得た。
1H-NMR (600 MHz, CDCl
3) δ (ppm) ; 1.18 (6 H, m), 2.90 (2 H, s), 3.88 - 3.93 (2 H, m), 3.98 (3 H, d, J=0.8 Hz), 4.03 - 4.15 (1 H, m), 4.33 (2 H, s), 6.51 - 6.63 (1 H, m), 7.14 - 7.23 (1 H, m), 7.36 - 7.47 (1 H, m), 7.51 - 7.63 (1 H, m), 8.74 (2 H, s).
・参考例P−U1:[2−(4−{3−(3−クロロフェニル)−5−オキソ−4−[2−オキソ−2−(プロパン−2−イルアミノ)エチル]−4,5−ジヒドロ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}フェニル)エチル]カルバミン酸 tert−ブチルの合成
【0406】
【化161】
【0407】
窒素気流下、参考例P−Q2で得られた化合物(73mg)、N−BOC−2−(4−ブロモ−フェニル)−エチルアミン(78mg)、ヨウ化銅(47mg)、リン酸三カリウム(105mg)、trans−(1R,2R)−N,N’−ビスメチル−1,2−シクロヘキサンジアミン(0.039ml)の1,4−ジオキサン(2ml)懸濁液を外温100℃にて2日間攪拌した。放冷後、20%アンモニア水を加え、CHCl
3抽出し、有機層をPhase Separator濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge HP−Sil 10g、移動相:CHCl
3/MeOH=100/0〜90/10;v/v)にて精製し、表題化合物(84mg、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 536([M+Na]
+).
・実施例Aa−1:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドの合成
【0408】
【化162】
【0409】
参考例P−I1で得られた化合物(100mg)、モルホリン(0.03ml)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.35ml)、MeCN(3.00ml)の混合物を外温80℃で一晩撹拌した。放冷後、溶媒を減圧下留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge HP−Sil 10g、移動相:CHCl
3/MeOH=98/2〜85/15;v/v)、(SNAP Cartridge KP−NH 28g、移動相:n−Hexane/CHCl
3=80/20〜0/100;v/v)、分取薄層クロマトグラフィー(PTLC)(1.0mmシリカゲル60F
254プレート、移動相:EtOAc/MeOH=95/5;v/v)にて精製した。得られた粗精製物をEtOAc及びn−ヘキサンの混合溶媒(EtOAc/n−ヘキサン=1/4;v/v)にて撹拌洗浄し、表題化合物(70mg、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 484([M+H]
+).
1H-NMR (600 MHz, CDCl
3) δ (ppm) ; 1.20 (6 H, d, J=6.4 Hz), 2.48 - 2.67 (6 H, m), 2.80 - 2.88 (2 H, m), 3.76 (4 H, br. s.), 4.06 - 4.13 (1 H, m), 4.36 (2 H, s), 6.37 - 6.45 (1 H, m), 7.31 (2 H, d, J=8.3 Hz), 7.46 - 7.50 (1 H, m), 7.51 - 7.55 (1 H, m), 7.74 - 7.77 (1 H, m), 7.85 - 7.88 (1 H, m), 7.94 (2 H, d, J=8.7 Hz).
・実施例Aa−2:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{4−[2−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタ−6−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドの合成
【0410】
【化163】
【0411】
参考例P−J1で得られた化合物(150mg)、2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン シュウ酸塩(2:1)(157mg)、酢酸(0.1ml)のCHCl
3懸濁液(3ml)を室温でしばらく撹拌した後に、トリアセトキシホウ水素化ナトリウム(231mg)を加え、3日間撹拌した。反応液に飽和NaHCO
3水を加え、CHCl
3にて抽出し、有機層をPhase Separatorで濾過した後に、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣を分取薄層クロマトグラフィー(PTLC)(1.0mmシリカゲル60F
254プレート、移動相:CHCl
3/MeOH=90/10;v/v)、カラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge KP−NH 11g、移動相:EtOAc/MeOH=100/0〜95/5;v/v)にて精製した。得られた粗精製物をEtOAc及びn−ヘキサンの混合溶媒(EtOAc/n−ヘキサン=1/6;v/v)にて撹拌洗浄し、表題化合物(13mg、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 496([M+H]
+).
1H-NMR (600 MHz, CDCl
3) δ (ppm) ; 1.19 (6 H, d, J=6.9 Hz), 2.59 - 2.72 (4 H, m), 3.36 (4 H, br. s.), 4.06 - 4.13 (1 H, m), 4.35 (2 H, s), 4.74 (4 H, s), 6.36 - 6.43 (1 H, m), 7.23 - 7.29 (2 H, m), 7.49 (1 H, d, J=7.8 Hz), 7.51 - 7.54 (1 H, m), 7.75 (1 H, d, J=9.2 Hz), 7.85 - 7.88 (1 H, m), 7.93 (2 H, d, J=8.3 Hz).
・実施例Aa−3:2−[3−(3−クロロフェニル)−5−オキソ−1−{4−[2−(ピペリジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドの合成
【0412】
【化164】
【0413】
参考例P−K1で得られた化合物(70.0mg)、1-ピペリジンエタノール(0.03ml)、1.9mol/Lアゾジカルボン酸ジイソプロピル トルエン溶液(0.29ml)、トリフェニルホスフィン(142mg)、THF(2.0ml)の混合物を窒素雰囲気下、外温40℃で3時間、室温で一晩撹拌した。1-ピペリジンエタノール(0.06ml)、1.9mol/Lアゾジカルボン酸ジイソプロピル トルエン溶液(0.29ml)、トリフェニルホスフィン(142mg)をさらに加え、外温85℃で8時間撹拌した。放冷後、溶媒を減圧下留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge KP−Sil 25g、移動相:CHCl
3/MeOH=98/2〜95/5;v/v)にて精製した。得られた粗精製物をEtOAc及びIPEの混合溶媒(EtOAc/IPE=1/1;v/v)にて撹拌洗浄し、表題化合物(53mg、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 498([M+H]
+).
1H-NMR (600 MHz, CDCl
3) δ (ppm) ; 1.20 (6 H, d, J=6.4 Hz), 1.43 - 1.50 (2 H, m), 1.60 - 1.68 (4 H, m), 2.46 - 2.61 (4 H, m), 2.77 - 2.86 (2 H, m), 4.06 - 4.19 (3 H, m), 4.35 (2 H, s), 6.44 - 6.49 (1 H, m), 6.97 - 7.01 (2 H, m), 7.46 - 7.54 (2 H, m), 7.74 - 7.77 (1 H, m), 7.85 - 7.91 (3 H, m).
実施例Aa−1と同様の手法により、以下の化合物を合成した。
・実施例Aa−4:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{4−[2−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I1とピペリジン−4−オールから合成)
・実施例Aa−5:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{4−[2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I1とピペリジン−3−オールから合成)
・実施例Aa−6:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{4−[2−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I1とピロリジン−3−オールから合成)
・実施例Aa−7:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−(4−{2−[3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]エチル}フェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I1とピロリジン−3−イルメタノールから合成)
・実施例Aa−8:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{4−[2−(3−ヒドロキシ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I1と8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−オールから合成)
・実施例Aa−9:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{4−[2−(8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I1と8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタンから合成)
・実施例Aa−10:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{4−[2−(3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I1と3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタンから合成)
・実施例Aa−11:2−[3−(3−クロロフェニル)−5−オキソ−1−{4−[2−(ピペリジン−1−イル)エチル]フェニル}−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I1とピペリジンから合成)
・実施例Aa−12:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−(4−{2−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]エチル}フェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I1と2−アミノエタノールから合成)
・実施例Aa−13:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{4−[2−(1,4−オキサゼパン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I1と1,4−オキサゼパンから合成)
・実施例Ab−1:2−[3−(3−クロロフェニル)−5−オキソ−1−{5−[2−(ピペリジン−1−イル)エチル]ピリジン−2−イル}−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I3とピペリジンから合成)
・実施例Ab−2:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{5−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]ピリジン−2−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I3とモルホリンから合成)
・実施例Ab−3:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{5−[2−(1,4−オキサゼパン−4−イル)エチル]ピリジン−2−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I3と1,4−オキサゼパンから合成)
・実施例Ab−4:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{5−[2−(3−ヒドロキシ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)エチル]ピリジン−2−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I3と8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−オールから合成)
・実施例Ab−5:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{5−[2−(3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)エチル]ピリジン−2−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I3と3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタンから合成)
・実施例Ac−1:2−[3−(3−クロロフェニル)−5−オキソ−1−{6−[2−(ピペリジン−1−イル)エチル]ピリジン−3−イル}−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I4とピペリジンから合成)
・実施例Ac−2:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{6−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]ピリジン−3−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I4とモルホリンから合成)
・実施例Ba−1:2−[3−(3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1−{4−[2−(ピペリジン−1−イル)エチル]フェニル}−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I5とピペリジンから合成)
・実施例Ba−2:2−[3−(3−メトキシフェニル)−1−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I5とモルホリンから合成)
・実施例Ca−1:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1−{4−[2−(ピペリジン−1−イル)エチル]フェニル}−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I6とピペリジンから合成)
・実施例Ca−2:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I6とモルホリンから合成)
・実施例Ca−3:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1−{4−[2−(3−ヒドロキシ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I6と8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−オールから合成)
・実施例Ca−4:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1−{4−[2−(8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I6と8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタンから合成)
・実施例Ca−5:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1−{4−[2−(3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I6と3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタンから合成)
・実施例Cb−1:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1−{5−[2−(ピペリジン−1−イル)エチル]ピリジン−2−イル}−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I7とピペリジンから合成)
・実施例Cb−2:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1−{5−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]ピリジン−2−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I7とモルホリンから合成)
・実施例Cb−3:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1−{5−[2−(1,4−オキサゼパン−4−イル)エチル]ピリジン−2−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I7と1,4−オキサゼパンから合成)
・実施例Cb−4:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1−{5−[2−(3−ヒドロキシ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)エチル]ピリジン−2−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I7と8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−オールから合成)
・実施例Cb−5:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1−{5−[2−(3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)エチル]ピリジン−2−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I7と3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタンから合成)
・実施例Da−1:2−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−オキソ−1−{4−[2−(ピペリジン−1−イル)エチル]フェニル}−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I8とピペリジンから合成)
・実施例Da−2:2−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I8とモリホリンから合成)
・実施例Da−3:2−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−{4−[2−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタ−6−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I8と2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタンから合成)
・実施例Da−4:2−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−{4−[2−(1,4−オキサゼパン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I8と1,4−オキサゼパンから合成)
・実施例Da−5:2−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−{4−[2−(3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I8と3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタンから合成)
・実施例Da−6:2−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−{4−[2−(3−ヒドロキシ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I8と8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−オールから合成)
・実施例Db−1:2−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−オキソ−1−{5−[2−(ピペリジン−1−イル)エチル]ピリジン−2−イル}−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I9とピペリジンから合成)
・実施例Db−2:2−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−{5−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]ピリジン−2−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I9とモルホリンから合成)
・実施例Db−3:2−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−{5−[2−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタ−6−イル)エチル]ピリジン−2−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I9と2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタンから合成)
・実施例Db−4:2−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−{5−[2−(3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)エチル]ピリジン−2−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I9と3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタンから合成)
・実施例Db−5:2−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−{5−[2−(3−ヒドロキシ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)エチル]ピリジン−2−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I9と8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−オールから合成)
・実施例Ea−1:2−[3−(3−シアノフェニル)−5−オキソ−1−{4−[2−(ピペリジン−1−イル)エチル]フェニル}−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I2とピペリジンから合成)
・実施例Ea−2:2−[3−(3−シアノフェニル)−1−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I2とモルホリンから合成)
・実施例Ea−3:2−[3−(3−シアノフェニル)−1−{4−[2−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタ−6−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I2と2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタンから合成)
・実施例Ad−17:N−tert−ブチル−2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{5−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]ピリジン−2−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]アセトアミド(参考例P−I10とモルホリンから合成)
・実施例Ad−18:N−tert−ブチル−2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{5−[2−(3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)エチル]ピリジン−2−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]アセトアミド(参考例P−I10と3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタンから合成)
・実施例Ba−3:2−[3−(3−メトキシフェニル)−1−{4−[2−(3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−I5と3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタンから合成)
・実施例Bd−1:N−tert−ブチル−2−[3−(3−メトキシフェニル)−1−{5−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]ピリジン−2−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]アセトアミド(参考例P−I11とモルホリンから合成)
・実施例Bd−2:N−tert−ブチル−2−[3−(3−メトキシフェニル)−1−{5−[2−(3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)エチル]ピリジン−2−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]アセトアミド(参考例P−I11と3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタンから合成)
実施例Aa−4からAa−13,Ab−1からAb−5、Ac−1からAc−2、Ba−1からBa−2、Ca−1からCa−5、Cb−1からCb−5、Da−1からDa−6、Db−1からDb−5、Ea−1からEa−3、Ad−17、Ad−18、Ba−3、Bd−1、Bd−2の
1H−NMR、MSの測定結果を表1−1〜表1−8に示す。
【0414】
【表1-1】
【0415】
【表1-2】
【0416】
【表1-3】
【0417】
【表1-4】
【0418】
【表1-5】
【0419】
【表1-6】
【0420】
【表1-7】
【0421】
【表1-8】
【0422】
・実施例Ad−1:N−tert−ブチル−2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]アセトアミドの合成
【0423】
【化165】
【0424】
参考例P−P1で得られた化合物(36mg)、tert−ブチルアミン(0.086ml)、HATU(0.046g)、DIEA(0.028ml)、DMF(1.00ml)の混合物を室温で一晩撹拌した。飽和重曹水(20ml)及び酢酸エチル(20ml)を加え分液後、水層を酢酸エチル(20ml×3回)で抽出した。有機層を合わせてPhase Separatorで濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge HP−Sil 10g、移動相:CHCl
3/MeOH=100/0〜96/4;v/v)にて精製し、得られた固体をn−Hexaneで洗浄、ろ取し表題化合物(9mg、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 498([M+H]
+).
1H-NMR (600 MHz, CDCl
3) δ (ppm) ; 1.37 (9 H, s), 2.50 - 2.69 (6 H, m), 2.81 - 2.88 (2 H, m), 3.73 - 3.79 (4 H, m), 4.30 (2 H, s), 6.30 - 6.33 (1 H, m), 7.27 - 7.31 (2 H, m), 7.45 - 7.53 (2 H, m), 7.73 - 7.76 (1 H, m), 7.81 - 7.83 (1 H, m), 7.91 - 7.95 (2 H, m).
実施例Ad−1と同様の手法により、以下の化合物を合成した。
実施例Ad−2:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−P1と1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンから合成)
【0425】
【化166】
【0426】
MS (ESI pos.) m/z : 538([M+H]
+).
1H-NMR (600 MHz, CDCl
3) δ (ppm) ; 1.37 (3 H, d, J=6.9 Hz), 2.49 - 2.57 (4 H, m), 2.62 (2 H, d, J=8.3 Hz), 2.82 - 2.86 (2 H, m), 3.75 (4 H, t, J=4.6 Hz), 4.43 (2 H, s), 4.66 - 4.74 (1 H, m), 7.04 - 7.09 (1 H, m), 7.28 - 7.32 (2 H, m), 7.46 - 7.51 (1 H, m), 7.51 - 7.55 (1 H, m), 7.66 - 7.69 (1 H, m), 7.80 - 7.83 (1 H, m), 7.89 - 7.93 (2 H, m).
実施例Ad−3:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−P1と2−アミノ−2−メチルプロパン−1−オールから合成)
【0427】
【化167】
【0428】
MS (ESI pos.) m/z : 514([M+H]
+).
1H-NMR (600 MHz, CDCl
3) δ (ppm) ; 1.33 (6 H, s), 2.49 - 2.56 (4 H, m), 2.58 - 2.64 (2 H, m), 2.81 - 2.86 (2 H, m), 3.62 (2 H, s), 3.75 (4 H, t, J=4.6 Hz), 4.35 (2 H, s), 6.57 - 6.60 (1 H, m), 7.27 - 7.31 (2 H, m), 7.46 - 7.50 (1 H, m), 7.51 - 7.55 (1 H, m), 7.68 - 7.72 (1 H, m), 7.78 - 7.81 (1 H, m), 7.89 - 7.93 (2 H, m).
実施例Ad−4:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−シクロブチルアセトアミド(参考例P−P1とシクロブタンアミンから合成)
【0429】
【化168】
【0430】
MS (ESI pos.) m/z : 496([M+H]
+).
1H-NMR (600 MHz, CDCl
3) δ (ppm) ; 1.65 - 2.02 (4 H, m), 2.31 - 2.40 (2 H, m), 2.50 - 2.57 (4 H, m), 2.59 - 2.64 (2 H, m), 2.81 - 2.87 (2 H, m), 3.75 (4 H, t, J=4.6 Hz), 3.98 - 4.43 (3 H, m), 6.87 (1 H, d, J=7.3 Hz), 7.28 - 7.32 (2 H, m), 7.45 - 7.54 (2 H, m), 7.71 - 7.76 (1 H, m), 7.84 - 7.86 (1 H, m), 7.90 - 7.94 (2 H, m).
実施例Ad−5:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(オキセタン−3−イル)アセトアミド(参考例P−P1とオキセタン−3−アミンから合成)
【0431】
【化169】
【0432】
MS (ESI pos.) m/z : 498([M+H]
+).
1H-NMR (600 MHz, CDCl
3) δ (ppm) ; 2.49 - 2.57 (4 H, m), 2.60 - 2.64 (2 H, m), 2.81 - 2.87 (2 H, m), 3.75 (4 H, t, J=4.4 Hz), 4.41 (2 H, s), 4.56 (2 H, t, J=6.6 Hz), 4.92 (2 H, t, J=7.3 Hz), 5.03 - 5.09 (1 H, m), 7.29 - 7.33 (2 H, m), 7.47 - 7.50 (1 H, m), 7.51 - 7.56 (2 H, m), 7.69 - 7.72 (1 H, m), 7.82 - 7.85 (1 H, m), 7.89 - 7.93 (2 H, m).
実施例Ad−6:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(シクロプロピルメチル)アセトアミド(参考例P−P1と1−シクロプロピルメタンアミンから合成)
【0433】
【化170】
【0434】
MS (ESI pos.) m/z : 496([M+H]
+).
1H-NMR (600 MHz, CDCl
3) δ (ppm) ; 0.20 - 0.25 (2 H, m), 0.50 - 0.55 (2 H, m), 0.94 - 1.01 (1 H, m), 2.49 - 2.57 (4 H, m), 2.60 - 2.64 (2 H, m), 2.81 - 2.87 (2 H, m), 3.17 (2 H, dd, J=7.1, 5.7 Hz), 3.75 (4 H, t, J=4.4 Hz), 4.40 (2 H, s), 6.67 - 6.75 (1 H, m), 7.28 - 7.32 (2 H, m), 7.45 - 7.55 (2 H, m), 7.73 - 7.77 (1 H, m), 7.84 - 7.88 (1 H, m), 7.90 - 7.95 (2 H, m).
実施例Ad−20:2-[3-(3-クロロフェニル)-1-{4-[2-(モルホリン-4-イル)エチル]フェニル}-5-オキソ-1,5-ジヒドロ-4H-1,2,4-トリアゾール-4-イル]-N-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)アセトアミド(参考例P−P1とDL-アラニノールから合成)
【0435】
【化171】
【0436】
MS (ESI pos.) m/z : 500([M+H]
+).
1H-NMR (600 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm) ; 0.97 (3 H, d, J=6.6 Hz), 2.40 - 2.46 (4 H, m), 2.51 - 2.55 (2 H, m), 2.74 - 2.80 (2 H, m), 3.16 - 3.22 (1 H, m), 3.26 - 3.31 (1 H, m), 3.54 - 3.61 (4 H, m), 3.67 - 3.76 (1 H, m), 4.42 (2 H, s), 4.71 (1 H, t, J=5.6 Hz), 7.32 - 7.39 (2 H, m), 7.55 - 7.61 (1 H, m), 7.63 - 7.69 (2 H, m), 7.71 - 7.75 (1 H, m), 7.83 - 7.89 (2 H, m), 8.17 (1 H, d, J=8.3 Hz).
・実施例Ad−7:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{3−フルオロ−4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドの合成
【0437】
【化172】
【0438】
窒素気流下、参考例P−Q2で得られた化合物(80mg)、参考例P−R1−1(82mg)、ヨウ化銅(52mg)、リン酸三カリウム(115mg)、trans−(1R,2R)−N,N’−ビスメチル−1,2−シクロヘキサンジアミン(0.04ml)の1,4−ジオキサン(4ml)懸濁液を外温80℃にて2日間攪拌した。放冷後、20%アンモニア水を加え、トルエン(10%EtOAc含有)抽出し、Na
2SO
4乾燥後、乾燥剤を濾別し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge KP−NH 28g、移動相:n−Hexane/CHCl
3=80/20〜0/100;v/v)にて精製し、得られた化合物を混合溶媒中(n−Hexane/EtOAc=6/1;v/v)にて洗浄後固体を濾取し、表題化合物(3mg、無色粉体)を得た。
1H-NMR (600 MHz, CDCl
3) δ (ppm) ; 1.19 (6 H, d, J=6.6 Hz), 2.53 (4 H, br. s.), 2.58 - 2.63 (2 H, m), 2.82 - 2.88 (2 H, m), 3.74 (4 H, t, J=4.3 Hz), 4.06 - 4.12 (1 H, m), 4.34 (2 H, s), 6.27 (1 H, d, J=5.8 Hz), 7.21 - 7.32 (1 H, m), 7.48 (1 H, d, J=7.4 Hz), 7.51 - 7.54 (1 H, m), 7.74 (1 H, d, J=7.4 Hz), 7.76 - 7.80 (2 H, m), 7.84 (1 H, t, J=1.9 Hz).
MS (ESI pos.) m/z : 502([M+H]
+).
実施例Ad−7と同様の手法により、以下の化合物を合成した。
・実施例Ad−8:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{3−フルオロ−4−[2−(3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−Q2と参考例P−R1−2から合成)
・実施例Ad−9:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{3−メトキシ−4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−Q2と参考例P−R2−1から合成)
・実施例Ad−10:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{3−メトキシ−4−[2−(3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−Q2と参考例P−R2−2から合成)
・実施例Ad−11:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{2−フルオロ−4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−Q2と参考例P−R3−1から合成)
・実施例Ad−12:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{2−メトキシ−4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−Q2と参考例P−R4−1から合成)
・実施例Ad−13:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{4−[2−(モルホリン−4−イル)プロピル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−Q2と参考例P−S1から合成)
・実施例Ad−14:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{4−[2−(3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)プロピル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−Q2と参考例P−R5−2から合成)
・実施例Ad−15:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{5−[2−(モルホリン−4−イル)プロピル]ピリジン−2−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−Q2と参考例P−R6−1から合成)
・実施例Ad−16:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{5−[2−(3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)プロピル]ピリジン−2−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−Q2と参考例P−R6−2から合成)
・実施例Ia−1:2−(3−[3−(メチルスルホニル)フェニル]−1−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−Q1と4−[2−(4−ブロモフェニル)エチル]モルホリンから合成)
・実施例Bd−3:N−tert−ブチル−2−[3−(3−メトキシフェニル)−1−{4−[2−(3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)プロピル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]アセトアミド(参考例P−Q4と参考例P−R5−2から合成)
・実施例Bd−4:N−tert−ブチル−2−[3−(3−メトキシフェニル)−1−{5−[2−(3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)プロピル]ピリジン−2−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]アセトアミド(参考例P−Q4と参考例P−R6−2から合成)
・実施例Cd−2:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1−{4−[2−(3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)プロピル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−Q3と参考例P−R5−2から合成)
・実施例Cd−3:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1−{5−[2−(3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)プロピル]ピリジン−2−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−Q3と参考例P−R6−2から合成)
・実施例Cd−4:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1−{4−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−Q3と1−[(4−ブロモフェニル)メチル]−4−メチルピペラジンから合成)
・実施例Ja−1:2−[3−(6−メトキシピリジン−2−イル)−1−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−Q5と4−[2−(4−ブロモフェニル)エチル]モルホリンから合成)
・実施例Ja−2:2−[3−(6−メトキシピリジン−2−イル)−1−{4−[2−(3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(参考例P−Q5と参考例P−R7−1から合成)
実施例Ad−8からAd−16、Ia−1、Bd−3、Bd−4、Cd−2からCd−4、Ja−1、Ja−2の
1H−NMR、MSの測定結果を表2−1〜表2−3に示す。
【0439】
【表2-1】
【0440】
【表2-2】
【0441】
【表2-3】
【0442】
・実施例Fa−1:2−[3−(3−フルオロフェニル)−1−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドの合成
【0443】
【化173】
【0444】
参考例P−N1で得られた化合物(200mg)のDMF懸濁液(4.0ml)に、K
2CO
3(150mg)、2−ブロモ−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(147mg)を加え、室温下14時間半撹拌した。反応液にCHCl
3、水を加え分液し、水層をCHCl
3抽出した。合わせた有機層をMgSO
4乾燥後、乾燥剤を濾別し濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて2回精製(SNAP Cartridge HP−SiL 25g、移動相:CHCl
3/MeOH/NH
4OH=99/1/0.1〜95/5/0.5;v/v/v)、(SNAP Cartridge HP−SiL 50g、移動相:CHCl
3/MeOH/NH
4OH=99/1/0.1〜95/5/0.5;v/v/v)し、得られた分画の濃縮物をn−Hexane/EtOAc=6/1(v/v;5ml)中、室温下2時間攪拌した後、析出物を濾取することにより、表題化合物(138mg、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 468([M+H]
+).
1H-NMR (600 MHz, CDCl
3) δ (ppm) ; 1.18 (6 H, d, J=6.4 Hz), 2.53 (4 H, br. s.), 2.59 - 2.64 (2 H, m), 2.81 - 2.86 (2 H, m), 3.75 (4 H, t, J=4.8 Hz), 4.09 (1 H, dq, J=14.2, 6.6 Hz), 4.36 (2 H, s), 6.41 (1H, d, J=6.4 Hz), 7.22 - 7.27 (1 H, m), 7.30 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.52 (1 H, td, J=8.0, 5.5 Hz), 7.60 (1 H, dt, J=9.2, 2.1 Hz), 7.63 - 7.66 (1 H, m), 7.91 - 7.95 (2 H, m).
・実施例Ga−1:2−(1−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−3−フェニル−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドの合成
【0445】
【化174】
【0446】
実施例Aa−1で得られた化合物(100mg)、10%Pd−C(0.020g)、トリエチルアミン(0.035ml)及びMeOH(2ml)の混合物を水素雰囲気下で一晩撹拌した。不溶物をセライト(登録商標)にてろ別し、濾液を減圧下濃縮し、表題化合物(89mg、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 450([M+H]
+).
1H-NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ (ppm) ; 0.99 (6 H, d, J=6.9 Hz), 2.43 (4 H, br. s.), 2.51 - 2.56 (2 H, m), 2.70 - 2.81 (2 H, m), 3.52 - 3.65 (4 H, m), 3.70 - 3.85 (1 H, m), 4.35 (2 H, s), 7.35 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.48 - 7.61 (3 H, m), 7.64 - 7.72 (2 H, m), 7.82 - 7.95 (2 H, m), 8.08 - 8.22 (1 H, m).
・実施例Ha−1:2−[3−(2−ブロモ−5−クロロフェニル)−1−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドの合成
【0447】
【化175】
【0448】
参考例P−Q1で得られた化合物(1.10g)、無水K
2CO
3(656mg)のDMF(22ml)懸濁液に、2−ブロモ−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド(470mg)を加え、室温下16.5時間攪拌した。反応液に水、CHCl
3を加え分液し、水層をCHCl
3抽出した。合わせた有機層をMgSO
4乾燥後、乾燥剤を濾別し、濾液を減圧下濃縮した。得られた粗体をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge HP−SiL 50g、移動相:CHCl
3/MeOH/NH
4OH=99/1/0.1〜95/5/0.5;v/v/v)にて2回精製し、得られた固体を混合溶媒(15ml、EtOAc/n−Hexane=1/6;v/v)中室温下攪拌した後固体を濾取後乾燥し、表題化合物(749mg,無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 562, 564([M+H]
+).
1H-NMR (600 MHz, CDCl
3) δ (ppm) ; 1.11 (6 H, d, J=6.6Hz), 2.53 (4 H, br. s.), 2.58 - 2.63 (2 H, m), 2.80 - 2.85 (2 H, m), 3.74 (4 H, t, J=4.5 Hz), 3.95 - 4.03 (1 H, m), 4.20 (2 H, s), 5.93 (1 H, d, J=7.4 Hz), 7.28 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.40 (1 H, dd, J=8.7, 2.5 Hz), 7.61 (1 H, d, J=2.5 Hz), 7.62 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.91 (2 H, d, J=8.7 Hz).
・実施例Aa−15:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド塩
酸塩
【0449】
【化176】
【0450】
実施例Aa−1で得られた化合物(550mg)のEtOAc溶液に4M HCl/EtOAc溶液を加え、室温で一晩撹拌した。減圧下溶媒を留去し、EtOAcにて2回共沸を行った。得られた残渣をEt
2Oにて洗浄し、固体を濾取して、表題化合物(575mg、無色固体)を得た。
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ (ppm) ; 1.00 (6 H, d, J=6.5 Hz), 3.03 - 3.16 (4 H, m), 3.34 - 3.41 (2 H, m), 3.45 - 3.55 (2 H, m), 3.71 - 3.82 (3 H, m), 3.97 - 4.04 (2 H, m), 4.39 (2 H, s), 7.42 (2 H, d, J=8.6 Hz), 7.57 - 7.62 (1 H, m), 7.64 - 7.70 (2 H, m), 7.72 - 7.75 (1 H, m), 7.96 (2 H, d, J=8.2 Hz), 8.22 - 8.28 (1 H, m), 10.52 - 10.64 (1 H, m).
実施例Ad−19−1:(−)−2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{5−[2−(3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)エチル]ピリジン−2−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド及び実施例Ad−19−2:(+)−2−[3−(3−クロロフェニル)−1−{5−[2−(3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)エチル]ピリジン−2−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドの合成
【0451】
【化177】
【0452】
実施例Ad−16で得られた化合物(50mg)用いてラセミ体の分割を行った。
<分取条件>
溶媒:n−Hexane/EtOH=100/0〜85/15;v/v
カラム:CHIRALPAK AD
流速:5ml/min
実施例Ad−16で得られた化合物(5×10mg/EtOH 1ml)をアプライし、フラクションコレクター(タイムモード)でフラクションを得て、表題化合物:Ad−19−1(保持時間の早いピーク、11mg、無色アモルファス)、表題化合物:Ad−19−2(保持時間の遅いピーク、10mg、淡黄色オイル状化合物)を得た。
実施例Ad−19−1:[α]
D27=-2.26°(c=0.2、 MeOH)
Retention Time:13.486min
MS (ESI pos.) m/z : 525([M+H]
+).
1H-NMR (600 MHz, CDCl
3) δ (ppm) ; 0.92 (3 H, d, J=6.2 Hz), 1.19 (6 H, d, J=6.6 Hz), 1.75 - 1.84 (1 H, m), 1.93 (3 H, s), 2.56 - 2.65 (2 H, m), 2.84 - 2.92 (1 H, m), 3.27 - 3.32 (1 H, m), 3.39 - 3.45 (1 H, m), 3.53 - 3.59 (2 H, m), 3.70 - 3.79 (2 H, m), 4.07 - 4.15 (1 H, m), 4.37 (2 H, s), 6.23 - 6.30 (1 H, m), 7.45 - 7.50 (1 H, m), 7.50 - 7.55 (1 H, m), 7.68 - 7.73 (1 H, m), 7.74 - 7.78 (1 H, m), 7.90 (1 H, s), 8.06 (1 H, d, J=8.3 Hz), 8.43 - 8.46 (1 H, m).
実施例Ad−19−2:[α]
D28=+1.94°(c=0.2、 MeOH)
Retention Time:16.008min
MS (ESI pos.) m/z : 525([M+H]
+).
1H-NMR (600 MHz, CDCl
3) δ (ppm) ; 0.91 (3 H, d, J=5.8 Hz), 1.19 (6 H, d, J=6.6 Hz), 1.80 (1 H, dd, J=11.1, 6.2 Hz), 1.88 - 1.98 (3 H, m), 2.54 - 2.66 (2 H, m), 2.84 - 2.92 (1 H, m), 3.30 (1 H, d, J=5.8 Hz), 3.42 (1 H, br. s.), 3.52 - 3.60 (2 H, m), 3.69 - 3.80 (2 H, m), 4.11 (1 H, dd, J=13.6, 6.6 Hz), 4.37 (2 H, s), 6.29 (1 H, d, J=7.4 Hz), 7.44 - 7.49 (1 H, m), 7.50 - 7.55 (1 H, m), 7.70 (1 H, dd, J=8.3, 2.1 Hz), 7.76 (1 H, d, J=7.4 Hz), 7.90 (1 H, s), 8.06 (1 H, d, J=8.7 Hz), 8.44 (1 H, d, J=2.1 Hz).
・実施例Ad−21:2−[3−(3−クロロフェニル)−1−[4−(2−アミノエチル)フェニル]−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドの合成
【0453】
【化178】
【0454】
参考例P−U1で得られた化合物(82mg)、1,4−ジオキサン(2ml)の混合物に4M HCl/1,4−ジオキサン溶液(0.80ml)を加え、室温で16時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、得られた残渣を逆相カラムクロマトグラフィーで精製し、得られた粗体をEtOAc/n−Hexane(1/4)で洗浄し表題化合物(37mg、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 414([M+H]
+).
1H-NMR (600 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm) ; 1.00 (6 H, d, J=6.6 Hz), 2.63 - 2.70 (2 H, m), 2.76 - 2.81 (2 H, m), 3.74 - 3.82 (1 H, m), 4.38 (2 H, s), 7.32 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.56 - 7.61 (1 H, m), 7.63 - 7.69 (2 H, m), 7.72 - 7.74 (1 H, m), 7.83 - 7.89 (2 H, m), 8.22 (1 H, d, J=7.4 Hz).
・実施例Cd−1:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1−{5−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]ピリミジン−2−イル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミドの合成
【0455】
【化179】
【0456】
参考例P−I1と同様の手法により、参考例P−T1で得られた化合物(35mg)を用いて、メシル体を得た。
【0457】
実施例Aa−1と同様の手法により、得られたメシル体から表題化合物(15mg、無色固体)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 500([M+H]
+).
1H-NMR (600 MHz, CDCl
3) δ (ppm) ; 1.20 (6 H, d, J=6.6 Hz), 2.51 (4 H, br. s.), 2.63 (2 H, s), 2.82 (2 H, s), 3.67 - 3.76 (4 H, m), 4.00 (3 H, s), 4.05 - 4.14 (1 H, m), 4.35 (2 H, s), 6.48 - 6.59 (1 H, m), 7.19 - 7.25 (1 H, m), 7.42 - 7.48 (1 H, m), 7.57 - 7.62 (1 H, m), 8.75 (2 H, s).
実施例Cd−1と同様の手法により、参考例P−Q3で得られた化合物を用いて、以下の化合物を合成した。
・実施例Ca−6:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1−{4−[2−(7−オキサ−2−アザスピロ[3.5]ノナ−2−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド
・実施例Ca−7:2−[1−{4−[2−(3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル)エチル]フェニル}−3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド
・実施例Ca−8:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1−{4−[2−(チオモルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド
・実施例Ca−9:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1−{4−[2−(4−メチルピペリジン−1−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド
・実施例Ca−10:2−[1−{4−[2−(4−シアノピペリジン−1−イル)エチル]フェニル}−3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド
・実施例Ca−11:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1−{4−[2−(3−メトキシピペリジン−1−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド
・実施例Ca−12:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1−{4−[2−(4−プロピルピペリジン−1−イル)エチル]フェニル}−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド
・実施例Ca−13:1−[2−(4−{3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−4−[2−オキソ−2−(プロパン−2−イルアミノ)エチル]−4,5−ジヒドロ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}フェニル)エチル]ピペリジン−4−カルボキサミド
・実施例Ca−14:2−[1−(4−{2−[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]エチル}フェニル)−3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド
・実施例Ca−15:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1−{4−[2−(オクタヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド
・実施例Ca−16:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1−{4−[2−(4−フルオロピペリジン−1−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド トリフルオロ酢酸塩
・実施例Ca−17:2−[1−(4−{2−[4−(アセチルアミノ)ピペリジン−1−イル]エチル}フェニル)−3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド
・実施例Ca−18:2−[1−{4−[2−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)エチル]フェニル}−3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド トリフルオロ酢酸塩
・実施例Ca−19:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1−(4−{2−[4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル]エチル}フェニル)−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド トリフルオロ酢酸塩
・実施例Ca−20:2−[1−(4−{2−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]エチル}フェニル)−3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド
・実施例Ca−21:2−[1−{4−[2−(3,5−ジメチルモルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド トリフルオロ酢酸塩
・実施例Ca−22:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1−{4−[2−(3−メチルモルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド
・実施例Ca−23:2−[1−{4−[2−(3−エチルモルホリン−4−イル)エチル]フェニル}−3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド
・実施例Ca−24:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1−{4−[2−(ピロリジン−1−イル)エチル]フェニル}−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド ギ酸塩
・実施例Ca−25:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1−{4−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド トリフルオロ酢酸塩
・実施例Ca−26:2−[1−{4−[2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)エチル]フェニル}−3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド トリフルオロ酢酸塩
・実施例Ca−27:2−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−1−{4−[2−(4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)エチル]フェニル}−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−N−(プロパン−2−イル)アセトアミド トリフルオロ酢酸塩
実施例Ca−6からCa−27のLCMS(条件2−1または条件2−2)のRetention Time、MSの測定結果を表3−1〜表3−3に示す。
【0458】
【表3-1】
【0459】
【表3-2】
【0460】
【表3-3】
【0461】
試験例1
・V1b受容体結合試験
293FT細胞(インビトロジェン)にヒトV1b受容体を一過性に発現させ、細胞を回収し、15mmol/L トリス塩酸緩衝液(pH7.4、2mmol/L 塩化マグネシウム、0.3mmol/L エチレンジアミン四酢酸、1mmol/L グリコールエーテルジアミン四酢酸を含む)中でホモジナイズした。得られたホモジネートを50,000×g、4℃で20分間遠心分離し、沈殿物を75mmol/L トリス塩酸緩衝液(pH7.4、12.5mmol/L 塩化マグネシウム、0.3mmol/L エチレンジアミン四酢酸、1mmol/L グリコールエーテルジアミン四酢酸、250mmol/L ショ糖を含む)に再懸濁して粗膜標品とし、結合試験実施前まで−80℃にて保存した。結合試験の際は、この粗膜標品を50mmol/L トリス塩酸緩衝液(pH7.4、10mmol/L 塩化マグネシウム、0.1% ウシ血清アルブミンを含む)にて希釈し、各被検化合物、及び[
3H]AVP(最終濃度0.4〜1nmol/L)と混合し、室温で60分間インキュベーションした。被検化合物はDMSOにて段階的に希釈し、混合時の被検化合物の最終濃度は、0.01nmol/L〜1μmol/Lである。インキュベーション後、混合溶液を0.3% ポリエチレンイミンを浸透させたGF/Cフィルターへと吸引濾過した。このGF/Cフィルターを乾燥させてシンチレーターを加えた後、トップカウント(パーキンエルマー社)を用いてフィルター上に残存する放射活性を測定した。10μmol/Lの未標識AVP存在下での放射活性を0%とし、未標識AVP非存在下での放射活性を100%とする。各濃度の被検化合物存在化での放射活性より用量反応曲線を作成し、被検化合物の50%阻害濃度(IC
50値)を算出した。本発明の化合物のIC
50値は、約1nM〜約1000nMの範囲であった。代表的な化合物のIC
50値を表4に示す。
【0462】
【表4】
【0463】
試験例2
・V1b受容体拮抗作用測定
CHO細胞(ATCC)にヒトV1b受容体を安定発現させた細胞を使用し、Ham's F−12(10%FBS、0.5mg/ml Geneticinを含む)にて培養した。試験前日に96wellポリDリジンコーティング黒プレートにて、1wellあたり20,000細胞数にて播種した。試験当日に培養液を除いた後、ロード用液(1×HBSS、10mmol/L HEPES、0.1% ウシ血清アルブミン、1.25mmol/L Probenecid、0.02% Pluronic F−127、1.5μmol/L Fluo−4−AM、pH 7.4)を添加し、CO
2インキュベーター内で1時間インキュベーションした。インキュベーション後、上記のロード用液を除き、各被検化合物を含む試験溶液(1×HBSS、10mmol/L HEPES、0.1% ウシ血清アルブミン、1.25mmol/L Probenecid、pH 7.4)を加え、CO
2インキュベーター内で30分間インキュベーションした。被検化合物はDMSOにて段階的に希釈し、測定時の被検化合物の最終濃度は、0.1nmol/L〜1μmol/Lとなる。インキュベーション後、FDSS(浜松ホトニクス社)にて蛍光値の測定とAVPの添加を行った。AVPは、測定時の最終濃度が2.5nmol/Lとなるように添加した。この濃度は、AVPによる最大反応の70〜80%を示す濃度である。被検化合物およびAVPを添加しないwellの蛍光値を0%とし、被検化合物の添加がなく、AVPのみを添加するwellの蛍光値を100%とする。各濃度の被検化合物存在下でのAVP添加後の蛍光値より用量反応曲線を作成し、50%阻害濃度(IC
50値)を算出した。その結果を表5に示す。
【0464】
【表5】