特許第5930787号(P5930787)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5930787
(24)【登録日】2016年5月13日
(45)【発行日】2016年6月8日
(54)【発明の名称】機器識別装置及びリモコンシステム
(51)【国際特許分類】
   H04Q 9/00 20060101AFI20160526BHJP
   H04N 5/00 20110101ALI20160526BHJP
【FI】
   H04Q9/00 301E
   H04Q9/00 331B
   H04Q9/00 311Q
   H04N5/00 A
【請求項の数】3
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2012-65980(P2012-65980)
(22)【出願日】2012年3月22日
(65)【公開番号】特開2013-198099(P2013-198099A)
(43)【公開日】2013年9月30日
【審査請求日】2015年1月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】715010864
【氏名又は名称】エスアイアイ・セミコンダクタ株式会社
(72)【発明者】
【氏名】矢野 宏伯
(72)【発明者】
【氏名】宇都宮 文靖
【審査官】 北元 健太
(56)【参考文献】
【文献】 特開平8−149576(JP,A)
【文献】 特開2000−152349(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0045920(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04Q 9/00 − 9/16
H04N 5/00 − 5/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
各種機器を制御するためのコードを記憶し発信するリモコンに、前記機器を判別するための機器判別信号を発信する機器識別装置であって、
前記リモコンから光信号を受信する受信部と、
前記受信部が受信した信号を解読する信号解読部と、
前記信号が機器選択信号のときに機器判別信号を送信する送信部と、
前記信号解読部と前記送信部との間に設けられ、前記機器判別信号を送信するときに、予め設定された遅延時間を経てから前記送信部が送信するための前記遅延時間を発生する遅延発生部と、
前記受信部が受信した信号の光量に応じた信号を前記遅延発生部に出力する赤外線光量検出部と、を備え
前記赤外線光量検出部の信号によって、前記遅延発生部が前記遅延時間を前記機器識別装置ごとに設定された遅延時間の差よりも小さい補正量で補正する
ことを特徴とする機器識別装置。
【請求項2】
各種機器を制御するためのコードを記憶し発信するリモコンと、
前記リモコンに、前記機器を判別するための機器判別信号を発信する請求項1に記載の機器識別装置と、を有したことを特徴とするリモコンシステム。
【請求項3】
前記リモコンは、前記機器識別装置から受信した信号の強さに応じて変わる遅延時間の補正量を算出する遅延時間検出部を備え、前記遅延時間の補正量から前記機器識別装置との距離を検出する、ことを特徴とする請求項2に記載のリモコンシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は複数の電子機器を遠隔操作できるマルチリモコンシステムに係わり、特に複数台の機器識別装置が存在する環境でも混信することなく、快適に操作対象を選択できるリモコンシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、家庭にはリモコンによって操作できる電子機器が多く普及し、同じ部屋の中に複数のリモコンが存在している場合も多い。そのため、所望の機器をリモコンで操作したい場合に、それぞれのリモコンが邪魔になったり、リモコンを探す手間がかかったりする場合がある。
その問題を解決するために、複数のリモコンの機能を1台のリモコンで提供できる、学習リモコンやマルチリモコンといった製品が市販されている。
【0003】
しかしそれらは、あらかじめ使用する機能を手作業で登録しなければならず手間がかかる、決められた機能しか使用できず新たな電子機器のリモコン機能を追加できない等の問題や、ボタン数が多く操作が難しいといった問題がある。
その対策として、電子機器に設置された機器識別装置から機器識別コード信号を送り、リモコンをその機器を操作するための機能に変更する手法が提案されている。
【0004】
図5に、従来の機器識別装置の内部ブロック図を示す。機器識別装置は、赤外線受信部101、信号解読部102、赤外線送信部105から構成される。赤外線受信部101は、リモコンからの機器選択信号を赤外線で受け取り、その中に含まれるコード信号を信号解読部102に渡す。信号解読部102は、コード信号の意味を解読し、それがリモコンからの機器選択信号ならば赤外線送信部105に機器識別コード信号の送信を依頼する。赤外線送信部105は、機器識別コード信号を赤外線でリモコンに送信する。
ここで、機器識別装置を取り付けた複数の電子機器が近くにあり、リモコンからの機器選択信号が複数の機器識別装置に同時に届く場合の混信対策について説明する。
【0005】
機器識別装置は、機器識別コード信号を送信するキャリアが装置ごとに異なる周波数に設定されている。リモコンは、キャリア周波数の異なる赤外線信号を受信できるようバンドパスフィルタを設けられている。機器識別装置とリモコンをこのように構成して赤外線信号で送受信することで、混信を防ぐ。
リモコンは、更に比較回路を備えていて、受信した赤外線信号の強度を比較し、最も強度の強い信号の機器を選択することも可能である(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平7−123479号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし上述したような従来のリモコンシステムでは、以下に示すような課題がある。
リモコンにはバンドパスフィルタなどの回路が必要であり、機器識別装置には異なる発振周波数に切替え設定する回路が必要であり、リモコンシステムのコストが高くなる。また、キャリア周波数の異なる赤外線信号が複数の機器識別装置から同時に送信されるので、周辺環境のノイズの影響を受けやすくリモコンと機器識別装置との通信の安定性が悪い。
【0008】
本発明は上記問題を鑑みてなされたものであり、複数の機器識別装置が近くに存在する状態でも、リモコンに複雑な回路を追加することなく、使用者が操作したい機器を快適に選択できるリモコンシステムを実現する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のリモコンシステムは上記課題を解決するために、リモコンから光信号を受信する受信部と、
受信部が受信した信号を解読する信号解読部と、信号が機器選択信号のときに機器判別信号を送信する送信部と、信号解読部と送信部との間に設けられ、機器判別信号を送信するときに予め設定された遅延時間を経てから送信部が送信するための遅延時間を発生する遅延発生部と、を備えた機器識別装置と、機器識別装置から機器を判別するための機器判別信号を受信し、各種機器を制御するためのコードを記憶し発信するリモコンと、を備えた。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、リモコンに複雑な回路を追加することなく、リモコンと機器識別装置間の混信を防ぎ、リモコンにより近く正確に相対した電子機器が選択されやすくすることで、使用者が操作したい機器を選択しやすいリモコンシステムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本実施形態の機器識別装置の内部ブロック図である。
図2】本実施形態のリモコンシステムの実施環境例である。
図3】本実施形態のリモコンシステムのタイムチャートである。
図4】本実施形態の待機時電力を削減した機器識別装置の内部ブロック図である。
図5】従来の機器識別装置の内部ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本実施形態のリモコンシステムにおける機器識別装置は、遅延時間を発生させる回路を備えている。それぞれの機器識別装置が、リモコンからの機器選択信号に対して、異なる遅延時間で機器識別コード信号を送信することで混信を防ぐことが出来る。更に、機器識別装置、またはリモコンに赤外線光量検出回路を設け、より赤外線が強い機器識別装置の付けられている電子機器が選択されやすいようにリモコンに表示する。
【0013】
図1に、本実施形態の機器識別装置の内部ブロック図を示す。
機器識別装置は、赤外線受信部101、信号解読部102、赤外線光量検出部103、遅延発生部104、赤外線送信部105を備えている。
【0014】
赤外線受信部101は、赤外線信号を受け取り、その中に含まれるコード信号を信号解読部102に渡す。信号解読部102は、前記コード信号の意味を解読し、それがリモコンからの機器選択信号ならば遅延発生部104に遅延時間を発生させる。前記コード信号がリモコンからの機器選択信号でなければ初期状態に戻す。赤外線光量検出部103は、リモコンからの機器選択信号の赤外線の強度を読み取り、その情報を遅延発生部104に渡す。遅延発生部104は、機器識別装置固有の遅延時間を発生させる機能と、赤外線光量検出部103からの赤外線の強度情報に応じて変化する遅延時間を発生させる機能をもっている。遅延発生部104は、信号解読部102から遅延時間の発生開始の信号を受けると、まず機器識別装置固有の遅延時間を発生させ、次いで赤外線光量検出部103から受け取った赤外線の強度情報に応じて遅延時間を発生させる。赤外線送信部105は、機器識別コード信号をリモコンに送信する。
【0015】
以上のように機器識別装置を構成することで、機器識別装置ごとに固有の遅延時間を設けて、複数の機器識別装置においてリモコンより出力された機器選択信号を受信してから機器識別コード信号を送信するタイミングをずらすことで、同時に機器識別コード信号が送信される問題を防ぐことができ、1度の機器選択信号の送信で複数の電子機器を操作対象として認識することができる。また、複数の機器識別装置が候補となった場合に、リモコンからの赤外線の強さに応じて遅延時間を変化させることによって、リモコンからの選択信号をより強く受け取った機器識別装置の付けられている電子機器を優先的に選択するようにすることができる。
【0016】
図2に本実施形態のリモコンシステムの実施環境例を示す。図2において、201はリモコン、202、203、204はリモコンで操作できる電子機器である。この例では、リモコン201は、赤外線送受信機能のあるスマートフォンを想定しているが、その他の赤外線送受信機能のある端末でもよい。また、リモコン201の操作対象となる赤外線リモコンで操作される電子機器としてテレビ202、VTR203、エアコン204を想定しているが、その他の赤外線信号で遠隔操作される電子機器でもよい。各電子機器にはリモコン201からの赤外線信号を受け取りやすい位置に、機器識別装置205が付けられている。機器識別装置205は、リモコン201と赤外線通信を行い、自身が付けられている電子機器が何であるかをリモコンに識別させる役割をもっている。
【0017】
使用者はリモコン201を操作したい対象の電子機器に向け、リモコン201上の選択ボタンを押すとリモコン201の画面が操作対象の電子機器を操作するためのインターフェイスに変わり、操作対象の電子機器を遠隔操作できるようになる。例えば最初、リモコン201にはテレビ202を操作するためのインターフェイスが表示されているとする。使用者がエアコン204を操作したいとすると、リモコン201をエアコン204の方に向け、リモコン201上の選択ボタンを押す。すると、リモコン201の表示がエアコン204を操作するためのインターフェイスに変わり、エアコン204を遠隔操作できる状態になる。その後の操作は、タッチパネル上の操作ボタンを押すことで、一般的な赤外線リモコンと同様に電子機器を遠隔操作できる。
【0018】
以上の実施環境例は、従来のリモコンシステムと同様だが、本実施形態では図2のように操作対象となる機器識別装置の付いた電子機器が近くに複数存在する場合でも、赤外線信号が混信することなく、且つ使用者が選択したい機器を快適に選択できるようにする。
【0019】
図2において、テレビ202、VTR203がリモコン201からの赤外線が届く位置でほぼ同じ距離にあり、エアコン204が同じくリモコン201からの赤外線が届く位置で、前記テレビ202、VTR203よりも遠い距離にあるとする。また、リモコン201は、テレビ202の機器識別装置205aよりもVTR203の機器識別装置205bにより正確に向けられているとする。使用者がVTR203にリモコン201を向け、リモコン201上の選択ボタンを押したとすると、リモコン201から発せられた機器選択信号は、VTR203に付けられた機器識別装置205bに届くが、VTR203の近くにあるテレビ203に付けられた機器識別装置205aや、リモコン201にとってVTR203と同じ方向にあるエアコン204に付けられた機器識別装置205cにも届く場合がある。そこで、本実施形態では各機器識別装置でそれぞれ固有の遅延時間を設け、機器識別装置がリモコンからの機器選択信号を受け取ってから、前記遅延時間が経過した後に機器識別コード信号を送信するので、リモコンに複数の機器識別装置からそれぞれの機器識別コード信号が同時に届くことがなくなり、混信することなくリモコンで正しく機器識別コード信号を受け取ることができる。
【0020】
また本実施形態のリモコンシステムでは、リモコンにより近く正確に相対している機器を選択させるように機器に優先順位を付けるために、最も赤外線の強さが強い機器が選択されるようにしている。もし使用者の意図と異なった機器が選択された場合は、所定の操作により、次に赤外線の強い機器が選択されるようにする。または、赤外線の強い機器から順にリストアップ表示させ、その中から使用者に選ばせるようにする。
【0021】
図3に、図2の実施環境例での本実施形態のリモコンシステムのタイムチャートを示す。図3のタイムチャートでは、右に向かって時間が流れているものとする。以下に図3を用いて本実施形態のリモコンシステムの流れを説明する。
【0022】
リモコン上の選択ボタンが押されると、リモコンが機器選択信号を送信する(T0)。
テレビ、VTR、エアコンにそれぞれ付けられている機器識別装置のリモコン信号検出回路がリモコン信号を検出する(T1a〜c)。
リモコンから送られてきた機器選択信号をそれぞれの機器識別装置の信号解読部が解読し終える(T2a〜c)。
機器識別装置ごとに設定された遅延時間ΔT23a〜cを設ける。
機器識別装置ごとに異なる遅延時間経過後(T3a〜c)、赤外線信号の強さに応じて変わる遅延時間ΔT34a〜cを設ける。
赤外線送信部が機器識別コード信号をリモコンに送信する(T4a〜c)。
【0023】
リモコンは各機器識別装置からの機器識別コード信号を受信すると、元々リモコンに保存されている機器識別装置固有の遅延時間の情報から、赤外線信号の強さに応じて変わる遅延時間を算出し、受信した赤外線信号の強かった機器識別装置の付けられている電子機器を優先的に選択する。
リモコン上の選択ボタンがまだ押されている場合は、リモコンが再び機器選択信号を送信する(T 5)。
【0024】
以上のように、各電子機器に取り付けられた機器識別装置が、時刻T0にて送信されたリモコンからの機器選択信号を、時刻T1a〜cにおいて同時に受信したとしても、機器識別コード信号を送信する時刻はそれぞれT4a〜cとなりずれるので、混信することなくリモコンに機器識別コード信号を送ることができる。
【0025】
ここで、赤外線の強さに応じて変わる遅延時間ΔT34a〜cの変化量が、機器識別装置ごとに異なる遅延時間Δ23a〜cの差と等しい場合、T4a〜cが同時刻となり、結局混信してしまう可能性がある。そのため、ΔT34a〜cの変化量はΔ23a〜cの差よりも小さくなくてはならない。つまり、赤外線の強さに応じて変わる遅延時間の変化量は、機器識別装置ごとに設定された遅延時間の差よりも小さくなくてはならない。
【0026】
また、T4a〜cのいずれかがリモコンが再び機器選択信号を送信するT5よりも後にくる場合、T4a〜cのいずれかとT5でリモコンから送信された機器選択信号に対する機器コード信号の送信時刻が等しくなり、結局混信してしまう可能性がある。そのため、T4a〜cはT5より早い時刻でなければならない。つまり、リモコンから複数回機器選択信号が送られる時間間隔は、最小でリモコンから機器選択信号が送信されてそれに対して機器識別装置が機器識別コード信号を送信するまでの時間の最大値よりも長くしなければならない。
【0027】
以上のように、赤外線の光量によって機器識別装置においてリモコンからの機器選択信号を受信してから機器識別コード信号を送信するまでに遅延時間を調節することで、選択される電子機器に優先順序を付け、リモコンにより近く正確に相対している電子機器を選択しやすくすることができる。
また、機器識別装置を図4のように構成することで、本実施形態のリモコンシステムにおける赤外線の待機時電力を必要最小限に抑えることができる。
【0028】
リモコンからの機器選択信号でリモコン信号検出部401が発電を利用して赤外線信号を検出したことを電源制御部402に伝える。赤外線通信部403は、電源制御部402によって電源の供給を制御される。赤外線通信部403は、赤外線受信部101、信号解読部102、赤外線光量検出部103、遅延発生部104、赤外線送信部105から構成される。赤外線受信部101は前記赤外線信号に含まれるコード情報を信号解読部102に渡す。信号解読部102は、前記コード情報がリモコンからの機器選択信号であれば遅延発生部104に遅延時間の発生を依頼する。もし機器選択信号でなければ電源制御部402に各部の電源供給を止めるように依頼し、初期状態に戻す。赤外線光量検出部103は、赤外線の光量情報を遅延発生部104に渡す。遅延発生部104は、機器識別装置ごとに固有の遅延時間を設け、さらにその後、赤外線光量検出部103から受け取った光量に応じた遅延時間を設ける。赤外線送信部105は、機器識別コード信号を送信した後、電源制御部402に各部の電源供給を止めるように依頼し、初期状態に戻す。
【0029】
以上のように、機器識別装置にリモコン信号検出部と電源制御部を設け、赤外線信号を検出したときにだけ赤外線通信部に電源を供給することで、本実施形態のリモコンシステムの機器識別装置における赤外線の待機時電力を必要最小限に抑えることができる。
【0030】
以上述べてきたように、機器識別装置においてリモコンからの機器選択信号を受信してから機器識別コード信号を送信するまでに遅延時間を設けることで、リモコンに複雑な回路を追加することなく、複数の機器識別装置が近くに存在する状況でも混信することなく通信が行え、且つリモコンにより近く正確に相対している電子機器を選択しやすくすることができる。また、本実施形態のリモコンシステムは赤外線信号による電子機器の遠隔操作に限らず、複数の電子機器が近くに存在する環境で、光信号を使って電子機器間で情報を交換するシステムに用いることができることは言うまでもない。
【0031】
なお、本実施形態の機器識別装置において赤外線光量検出部を省いた構成でも、赤外線の光量を用いて選択される機器に優先順序を設け、リモコンからより近く正確に相対した機器を選択しやすくする機能以外の特徴を実現できることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0032】
101 赤外線受信部
102 信号解読部
103 赤外線光量検出部
104 遅延発生部
105 赤外線送信部
201 リモコン
202 テレビ
203 VTR
204 エアコン
205a〜c 各電子機器に付けられた機器識別装置
401 リモコン信号検出部
402 電源制御部
403 赤外線通信部
図1
図2
図3
図4
図5