(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5930875
(24)【登録日】2016年5月13日
(45)【発行日】2016年6月8日
(54)【発明の名称】階段用照明装置の設置構造
(51)【国際特許分類】
F21S 8/00 20060101AFI20160526BHJP
F21V 3/02 20060101ALI20160526BHJP
F21S 9/03 20060101ALI20160526BHJP
F21V 33/00 20060101ALI20160526BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20160526BHJP
【FI】
F21S8/00 300
F21V3/02
F21S9/03
F21V33/00 200
F21Y101:02
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-144868(P2012-144868)
(22)【出願日】2012年6月28日
(65)【公開番号】特開2014-10926(P2014-10926A)
(43)【公開日】2014年1月20日
【審査請求日】2015年3月26日
(73)【特許権者】
【識別番号】000002462
【氏名又は名称】積水樹脂株式会社
(72)【発明者】
【氏名】高室 和俊
(72)【発明者】
【氏名】前垣 幸司
【審査官】
竹中 辰利
(56)【参考文献】
【文献】
特開平11−175014(JP,A)
【文献】
米国特許第04544993(US,A)
【文献】
米国特許出願公開第2003/0133750(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 8/00
F21S 9/03
F21V 3/02
F21V 33/00
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
太陽電池と、該太陽電池が生起する電力によって夜間に発光する発光体とが本体に内装され、前記発光体からの光が前記本体の外方へ放射される発光部を備える階段用照明装置の設置構造であって、
前記発光部は、前記本体の側方へ光を放射させて階段の踏み面を照らすようになされた側方発光部と、前記本体の前方へ光を放射させる前方発光部とを備えており、
前記側方発光部から放射された光によって階段の踏み面が照らされ、
前記前方発光部から放射された光が前記階段の降り方向である前方へ向けて放射されて、離れた場所から前記前方発光部から放射された光が視認できるようになされていることを特徴とする階段用照明装置の設置構造。
【請求項2】
前記側方発光部は、該側方発光部の下縁を形成する下側壁面の先端が、上縁を形成する上側壁面の先端よりも外側へ突出する形状に形成されて、前記側方発光部に設けられた発光体の光の一部が、前記下側壁面で反射して、前記側方発光部から上方に向けても放射されるようになされたことを特徴とする請求項1に記載の階段用照明装置の設置構造。
【請求項3】
前記前方発光部は、該前方発光部の下縁を形成する下側壁面の先端が、上縁を形成する上側壁面の先端に対して、前記側方発光部と比較して小さく突出する形状で形成され、又は垂直な形状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の階段用照明装置の設置構造。
【請求項4】
前記側方発光部が矩形形状に形成され、前記前方発光部が円形形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の階段用照明装置の設置構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、屋外の階段に設置して、夜間の昇降の安全性を高める階段用照明装置
の設置構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
階段の昇降において、夜間に踏み面を踏み外さないように照明するための階段用照明装置については、種々の発明が開示されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、階段の踏段に取り付けられる階段照明ユニットであって、太陽電池と、太陽電池による発生電力を蓄電する蓄電手段と、蓄電手段を電源とした光源と、ケース体とを有しており、太陽電池はケース体の上面部に備えられ、蓄電手段はケース体に内臓され、光源はその光をケース体の前面部から外方に照射するようにケース体に備えられており、ケース体が踏段の先端部分に埋設されて、光源からの光が下段を照らすようになっていることを特徴とする階段照明ユニット、が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000−243130号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の如き階段照明ユニットは、ケース体が踏段の先端部分に埋設され、光源からの光が設置された踏段の下段を照らすようになされているので、階段から遠い場所からはその光が視認されにくいという問題点があった。
【0006】
本発明は、発光体からの光で踏み面を照らして夜間の昇降の安全性を高めると共に、階段の場所を表すように発光する階段用照明装置
の設置構造を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち本発明に係る階段用照明装置
の設置構造は、太陽電池と、該太陽電池が生起する電力によって夜間に発光する発光体とが本体に内装され、前記発光体からの光が前記本体の外方へ放射される発光部を備える階段用照明装置
の設置構造であって、
前記発光部は、前記本体の側方へ光を放射させて階段の踏み面を照らすようになされた側方発光部と、前記本体の前方へ光を放射させる前方発光部とを備え
ており、
前記側方発光部から放射された光によって階段の踏み面が照らされ、
前記前方発光部から放射された光が前記階段の降り方向である前方へ向けて放射されて、離れた場所から前記前方発光部から放射された光が視認できるようになされていることを特徴としている。
【0008】
本発明に係る階段用照明装置によれば、太陽電池と、この太陽電池が生起する電力によって夜間に発光する発光体とを本体に内装させ、前記発光体からの光を前記本体の外方へ放射させる発光部を備え、前記本体の側方へ光を放射させて階段の踏み面を照らす側方発光部を備えるので、夜間において階段の踏み面が照明されて安全に昇降できるようになされる。また、前記本体の前方へ光を放射させる前方発光部を備えるので、階段の前方側において、遠く離れた場所からでもからこの前方発光部からの光を視認できるようになされ、階段の場所が認識できるようになされる。
【0009】
また、前記側方発光部の下縁を形成する下側壁面の先端を、上縁を形成する上側壁面の先端よりも外側へ突出する形状に形成させて、前記側方発光部に設けた発光体の光の一部を、前記下側壁面で反射させて、前記側方発光部から上方に向けても放射させるようにすれば、この側方発光部からの光を上方から視認しやすくなされるので、階段を昇降する歩行者がこの側方発光部からの光を直接視認して階段の踏み面を認識できるようになされ、より安全に昇降できるようになされるので、好ましい。
【0010】
また、前記前方発光部の下縁を形成する下側壁面の先端を、上縁を形成する上側壁面の先端に対して、前記側方発光部と比較して小さく突出する形状で形成させ、又は垂直な形状に形成させれば、前記側方発光部からの光と比較して前方発光部からの光が上方から視認されにくくなされるので、階段を昇降する歩行者がこの前方発光部からの光を直接視認して階段の踏み面を誤認するような問題が抑制され、より安全に昇降できるようになされるので、好ましい。
【0011】
また、前記側方発光部を矩形形状に形成させれば、側方発光部からの光を上方から視認しやすくなされるので、階段を昇降する歩行者がこの側方発光部からの光を直接視認して階段の踏み面を認識できるようになされ、より安全に昇降できるようになされるので、好ましい。また、前記前方発光部を円形形状に形成させれば、遠く離れた場所からでもからこの前方発光部からの光を視認できるようになされるので、好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る階段用照明装置によれば、夜間の昇降の安全性が高められると共に、遠く離れた場所からでも階段の場所を視認できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明に係る階段用照明装置の実施の一形態を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図である。
【
図6】
図1の階段用照明装置を階段に設置させた状況を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
図面において、1は階段用照明装置である。
本実施形態の階段用照明装置1は、上方及び下方に開口する箱状に形成された本体11と、この本体11の前記下方の開口を塞ぐように下方に取り付けられた底板4とを備える、略矩形の中空箱形状に設けられている。
前記本体11は、平坦な矩形の上面12と、この上面12から延設される前面13、後面14と、左右両側の側面を備え、この各側面は下方に至るほど外側へ突出する傾斜面15にそれぞれ形成されている。
本実施形態の本体11はアルミニウム鋳物で形成され、底板4はステンレス板で形成されている。
【0015】
箱状の本体11の内側には、太陽電池55と、この太陽電池55が生起する電力を蓄える蓄電池54と、この蓄電池から供給される電力によって前方へ向けて発光する前部発光体51と、右側方へ向けて発光する側部発光体52がそれぞれ内装されている。
前記太陽電池55は受光面を上方へ向けて取り付けられており、本体11の上面12には前記太陽電池55に入射する太陽光の通路12aが矩形形状に穿設されている。
【0016】
本実施形態の前部発光体51は、その発する光の光軸を前方へ向けて2個取り付けられており、本体11の前面13には、前記前部発光体51の発する光を通過させて外部へ放射させる丸穴形状の前方発光孔が2個穿設されている。そして前記前方発光孔が後述する透光ケース2に塞がれて前方発光部13aが設けられている。
【0017】
本実施形態の側部発光体52は、その発する光の光軸を右側方へ向けて2個取り付けられており、本体11の右側の傾斜面15には前記側部発光体52の発する光を通過させて外部へ放射させる矩形形状の側方発光孔が1個穿設されている。そして前記側方発光孔が後述する透光ケース2に塞がれて側方発光部15aが設けられている。
【0018】
図4は
図1のA−A断面図であり、
図5は
図1のB−B断面図である。
前記本体11の内側には、透光ケース2が1個内装されている。具体的には、透光ケース2は下方に開口する箱形状に形成されて、
図4に示すように、透光ケース2の上面を構成する天板22が前記本体11に穿設された通路12aを塞ぐように取り付けられており、
図5に示すように透光ケース2の右側面を構成する傾斜面状の傾斜壁25が前記本体11に穿設された前記側方発光孔を塞ぎ側方発光部15aを形成するように取り付けられている。
また、前記透光ケース2は、その下方の開口が底板4に塞がれるように取り付けられて中空箱形状となされており、前記前部発光体51、側部発光体52や太陽電池55は、この透光ケース2の中空部分に内装されている。
前記底板4に開口を塞がれた透光ケース2の中空部分は外気から隔てられた水密状に設けられており、階段用照明装置1を屋外に設置したときに、前部発光体51、側部発光体52や、蓄電池54、太陽電池55などが雨水や外部からのごみなどによって劣化や損傷などしないようになされている。
【0019】
前記太陽電池55、蓄電池54、及び前部発光体51、側部発光体52は、それぞれ基板53を介して電気的に接続されており、太陽電池55が日中に太陽光を受けて生起させた電力が蓄電池54に蓄えられ、夜間にこの蓄電池54の電力が前部発光体51、側部発光体52へそれぞれ供給されて発光させるようになされている。
【0020】
本実施形態の各前部発光体51は、砲弾型の発光ダイオードであり、その光軸を前方へ向けて基板53に取り付けられている。各前部発光体51から発せられる光L1は、透光ケース2の前壁23を透過し、前方発光部13aから前方へ放射されるようになされている。
本実施形態の透光ケース2は、前記前壁23が各前部発光体51の光軸に対して垂直に設けられて透過する光L1の減衰を抑制させており、光L1が効率良く透過されて前方発光部13aから放射されるようになされている。
【0021】
本実施形態の各側部発光体52は、砲弾型の発光ダイオードであり、その光軸を右側方へ向けて基板53に取り付けられている。各側部発光体52から発せられる光L2は、透光ケース2の右側方の傾斜壁25を透過し、側方発光部15aから右側方へ放射されるようになされている。
【0022】
前記側方発光部15aは、面方向を斜め上方へ向けた傾斜面15に穴状に穿設された側方発光孔へ透光ケース2が取り付けられて設けられており、前記側方発光部15aはその下端が上端より外側側方へ突出する形状に形成されている。このため、階段用照明装置1を上方から目視したときに、前記側方発光部15aから放射される光L2が良好に視認できるようになされている。また、前記底板4は表面が鏡面状に設けられたステンレス板で形成されており、前記各側部発光体52から発せられた光L2の一部が、反射面4aとなされた前記底板4の上面へ照射されて鏡面状に反射され、この反射光H2が右側斜め上方向へ放射されるようになされている。このため、階段用照明装置1の上方からは、前記光L2と共に反射面4aに反射された反射光H2が視認されて、側方発光部15aからの光が良好に認識できるようになされている。
【0023】
図6は
図1の階段用照明装置1を階段に設置させた状況を示す図である。
図6は、屋外の階段7へ設置させた階段用照明装置1を前方斜め上方側から目視した状況である。具体的には後方から前方へ向けて降るように設けられた階段7の踏み面71へ階段用照明装置1の下面を当接させて、接着固定させている。詳細には、本実施形態の階段用照明装置1は、踏み面71の左側端付近の前縁付近に配置され、前記前方発光部13aが形成された前面13を階段7の降り方向である前方へ向けて、設置されている。
本実施形態の階段用照明装置1は、階段7の踏み面71へ接着固定されるので、あらかじめ階段7へ設置のための加工を行うことなく、容易に階段用照明装置1を設置させることができる。
【0024】
前記階段用照明装置1の側方発光部15aから放射された光L2は、この階段用照明装置1が設置された踏み面71を照らして踏み面71の形状と位置とを良好に認識させ、夜間に階段7を昇降する歩行者が踏み面71を踏み外して転落するなどの事故を抑制させる。
また、側方発光部15aを傾斜面15に設けることで、側方発光部15aからの光L2を上方から良好に視認できるので、夜間に階段7を昇降する歩行者が光L2を発する側方発光部15aを視認して、踏み面71の位置を良好に認識させて、転落事故などを抑制させる。
【0025】
前記階段用照明装置1の前方発光部13aから放射された光L1は、設置された階段7の下り方向である前方へ向けて放射され、階段7から遠く離れた位置から良好に視認できるようになされる。
このため、津波などの災害が生じ、高台へ避難するために階段7へ向かうような状況において、階段7の位置を光L1を視認して遠くから認識できるようになされることで、より速やかな避難活動を行うことができる。
また、前記各前部発光体51から前方へ向けて発せられる光L1の一部は、前方発光部13aの上側の内側面に反射されて、前側斜め下方向へ放射されるようになされる。このため、階段用照明装置1から発せられる光L1が、階段7の昇り口付近からも視認できるようになされ、階段7を昇ろうとする人がより正確に階段7の踏み面71の位置を把握することができる。
【0026】
また、本実施形態の階段用照明装置1は、階段7の踏み面71の前縁付近に配置されるので、前方発光部13aの前方の踏み面71にゴミや石などが乗って、前方へ放射させる光L1を遮る障害物となるような問題が生じにくくなされる。
【0027】
本実施形態の階段用照明装置1は、前部発光体51と側部発光体52とに、それぞれ砲弾型の発光ダイオードを用いているが、これに限るものではない。例えば、砲弾型の発光ダイオードよりも放射光の配光角度が大きなチップ型の発光ダイオードや、他の形態の発光ダイオードを用いても良く、発光ダイオード以外の電球などの発光体を用いても良い。また、前方発光部13aより光L1を放射させる前部発光体51は、遠く離れた場所から光L1を目視可能に設けることが望ましいので、砲弾型の発光ダイオードの利用が好ましい。
また、側方発光部15aより光L2を放射させる側部発光体52は、光L2で階段7の踏み面71を照らすと共に、階段用照明装置1の上方からも光L2を目視可能に設けることが好ましいので、より放射光の配光角度が大きなチップ型の発光ダイオードを好適に用いることができる。
【0028】
また、本実施形態の階段用照明装置1は、右側の傾斜面15にのみ側方発光部15aを形成させているが、これに限るものではない。例えば、側方発光部15aを左側の傾斜面15にのみ設けて、階段用照明装置1を階段7の踏み面71の右側側端付近に設置させるように設けても良く、側方発光部15aを左右両側の傾斜面15にそれぞれ設けて、階段用照明装置1を階段7の踏み面71の左右方向中程に設置させるように設けてもよい。
【0029】
本実施形態の階段用照明装置1は、本体11が、傾斜面15となされた左右両側の側面と、前面13と後面14とを備える略四角錐台形状に形成されている。
階段7の踏み面71を照らす前記側方発光部15aは、前記傾斜面15へ矩形形状に設けられて、その下端が上端より外側側方へ突出する形状に形成されており、放射させる光L2を上方から良好に視認できると共に、反射面4aに反射された反射光H2を上方から良好に視認できるようにように設けられている。
【0030】
前記本体11の前面13及び後面14は、具体的には、下部が階段7の踏み面71に対して垂直に設けられ、上部が上方に至るほど内側へ向かう傾斜面状に形成されており、詳細には、傾斜面状に形成された前面13、及び後面14の上部は、前記傾斜面15より垂直に近い傾斜に形成されている。
そして、前記前面13に設けられた前記前方発光部13aは、具体的には、その下端が上端より若干前方側へ突出する形状に形成されており、詳細には、上端より前方へ突出する下端の突出の大きさが、上端より側方へ下端が突出する前記側方発光部15aの突出の大きさと比較してより小さく突出する形状に形成されている。
このため、前記側方発光部15aから放射される光L2と比較して、前記前方発光部13aから放射される光L1が、上方から視認されにくくなされるように設けられている。
【0031】
また、本実施形態の階段用照明装置1において、前部発光体51から発せられる光の一部は、前記前方発光部13aの下方の内側面に反射されて上方へ向けて放射されるようになされる。しかし、この光を反射させる前方発光部13aの下方の内側面が、前記側方発光部15aから上方へ向けて放射される反射光H2を反射させる反射面4aより小さく設けられているので、上方から階段用照明装置1を目視したときに、前記前方発光部13aから放射される光が、前記側方発光部15aから放射される光よりも弱く視認されるように設けられている。
【0032】
このように、上方から目視したときに、前方発光部13aから放射される光が、側方発光部15aから放射される光より視認されにくくなされるように設けることで、階段7を昇降する歩行者が前方発光部13aの前方側、即ち階段7の踏み面71の無い場所へ足を運ぶことを抑制させ、より確実に側方発光部15aの側方側、即ち光L2に照らされた踏み面71へ足を着地させるようになされて、前記歩行者の昇降の安全性を高める。
【0033】
また、本実施形態の階段用照明装置1は、側方発光部15aから光を放射させる各側部発光体52をそれぞれ右側方の同じ方向へ光軸を向けているが、これに限るものではない。例えば、一部の側部発光体52の光軸を若干下方へ向けて階段7の踏み面71をより効率良く照らすように設けてもよく、また一部の側部発光体52の光軸を若干上方へ向けて階段7を昇降する人が光L2をより視認しやすくなされるように設けても良い。
【符号の説明】
【0034】
1 階段用照明装置
11 本体
12 上面
13 前面
13a 前方発光部
14 後面
15 傾斜面
15a 側方発光部
2 透光ケース
22 天板
23 前壁
25 傾斜壁
4 底板
4a 反射面
51 前部発光体
52 側部発光体
53 基板
54 蓄電池
55 太陽電池