特許第5930879号(P5930879)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5930879アシストフックおよびアシストフックを取り付けた釣り用ルアー
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5930879
(24)【登録日】2016年5月13日
(45)【発行日】2016年6月8日
(54)【発明の名称】アシストフックおよびアシストフックを取り付けた釣り用ルアー
(51)【国際特許分類】
   A01K 85/00 20060101AFI20160526BHJP
【FI】
   A01K85/00 G
   A01K85/00
【請求項の数】6
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-146345(P2012-146345)
(22)【出願日】2012年6月29日
(65)【公開番号】特開2014-7992(P2014-7992A)
(43)【公開日】2014年1月20日
【審査請求日】2014年8月28日
(73)【特許権者】
【識別番号】000002495
【氏名又は名称】グローブライド株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100101384
【弁理士】
【氏名又は名称】的場 成夫
(74)【代理人】
【識別番号】100101742
【弁理士】
【氏名又は名称】麦島 隆
(72)【発明者】
【氏名】若林 健一
【審査官】 大熊 靖夫
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第00913440(US,A)
【文献】 登録実用新案第3006409(JP,U)
【文献】 特開平11−046627(JP,A)
【文献】 米国特許第06634135(US,B1)
【文献】 特開2004−135511(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0089352(US,A1)
【文献】 米国特許第06112451(US,A)
【文献】 実開平07−013169(JP,U)
【文献】 特開2006−197877(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3092258(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01K 85/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
疑似餌本体およびその疑似餌本体を覆うように配置された二股の釣り針を備えたルアーに対して着脱容易に連結させるアシストフックであって、
前記ルアーの釣り針は、釣り糸に連結される釣り糸連結部と、その釣り糸連結部から疑似餌本体を通って後部を覆うように延設されてJ字形をなすとともに針先が疑似餌本体の上部へ達して二股に分かれた胴部を備えており、
前記アシストフックは、前記二股の胴部に掛けられて固定される連結具と、その連結具における釣り糸連結部とは反対側へ達する針先が使用時に水面側へくるように固定されるJ字形の補助フックとを備えたアシストフック。
【請求項2】
前記の連結具は、線状部材をV字状に屈曲させることで両端に前記ルアーに連結するための連結部を備え、
その連結部は、線状部材を捻って交差させることで前記補助フックへ連結するように形成した請求項1記載のアシストフック。
【請求項3】
前記補助フックは、複数のフックの針先を備えることとし、その複数の針先は、使用時に水面側へくるように形成した請求項1または請求項2のいずれかに記載のアシストフック。
【請求項4】
前記連結具と前記補助フックとの間に羽根部材14を軸支した請求項1から請求項3のいずれかに記載のアシストフック。
【請求項5】
前記連結具と前記補助フックとの連結部は、被覆部材にて覆った請求項1から請求項4のいずれかに記載のアシストフック。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれかに記載のアシストフックを備えた釣り用ルアー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、釣りに使用する釣り用ルアー、およびその釣り用ルアーに好適なアシストフックに関するものである。
【背景技術】
【0002】
釣り用ルアーとして、「ウィードレス・ソフトプラグ」と呼ばれるものがある。 この「ウィードレス・ソフトプラグ」は、軟性合成樹脂製にて内部が中空としたカエルなどの形状をなした疑似餌本体と、J字状の釣り針とを備えたものである。そして、その釣り針が本体の尾部から頭部に向けて、Jの字の直線部が本体内部を貫通するとともに、本体の尾部から外部にかけ、本体の背部に端部が向くよう、本体に沿ってJの字の湾曲部を取り付けた構造をとっている。
このような釣り用ルアーは、平常時は釣り針が本体から露出していないので水中の障害物に引っ掛かりにくいものの、魚が本体へ食いついた瞬間には、中空である本体がつぶれて釣り針が露出するため、魚が引っ掛かりやすい。そのため、ルアーフィッシングでは多用されている。
【0003】
このような釣り用ルアーにおいて、魚の食いつきをよくするため、様々な改良がなされている。例えば、特許文献1では、中空とした疑似餌本体の内部に孔や溝を形成することで、疑似餌本体の内部に錘を設け、疑似餌本体の内部に釣り針を固定できるようにしている。錘を疑似餌本体の内部に設けることによって、水中における釣り用ルアーの動きを本物の餌の動きに似せることができ、固定された釣り針が魚を引っ掛ける確実性を向上させている。
また、特許文献2では、疑似餌本体の一部に硬質素材を用いることで、魚が食いついた際の疑似餌本体の潰れを抑止することができるようにしている。これにより、あらゆる方向からの魚の食いつきに対しても、釣り針が露出するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−153166号公報
【特許文献2】特開2010−57404号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1または特許文献2に記載の釣り用ルアーはいずれも、疑似餌本体の内部構造に改良を重ねたものである。このため、魚が疑似餌本体を咥えない場合、例えば、魚が小さくて疑似餌本体を咥えられない場合、または魚が疑似餌本体を突っつくのみの場合には、魚が釣り針に引っ掛かる確率(フッキング率)の向上にはつながらなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものである。すなわち、従来の釣り用ルアーの釣り針では捕らえきれなかった魚も逃しにくくなるとともに、状況に応じて釣り用ルアーを簡易に変化させることができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(第一の発明)
第一の発明は、疑似餌本体22およびその疑似餌本体22を覆うように配置された二股の釣り針21を備えたルアー20に対して着脱容易に連結させるアシストフック10に係る。
すなわち、前記ルアー20の釣り針21は、釣り糸に連結される釣り糸連結部21aと、その釣り糸連結部21aから疑似餌本体22を通って後部を覆うように延設されてJ字形をなすとともに針先が疑似餌本体22の上部へ達して針先21cに向けて二股に分かれた胴部21bを備えている。
前記アシストフック10は、前記二股の胴部21bに掛けられて固定される連結具12と、その連結具12における釣り糸連結部21aとは反対側へ達する針先11cが使用時に水面側へくるように固定されるJ字形の補助フック11とを備えたアシストフック10である。
【0007】
(作用)
ルアー20の釣り針21における胴部21bに対して、アシストフック10の連結具12を掛けて固定する。すると、J字形の補助フック11は、連結具12によって掛けられるだけで固定されるので、着脱は容易である。
補助フック11は、連結具12における釣り糸連結部21aと反対側へ針先11cが位置するように固定されるので、前記ルアー20の後方に位置することとなる。このため、釣り針21で捕らえきれなかった魚を、補助フック11で引っ掛けることができる。
【0008】
(第一の発明のバリエーション1)
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、線状部材をV字状に屈曲させることで両端に前記ルアー20に連結するための連結部12b,12bを備え、 その連結部12b,12bは、線状部材を捻って交差させることで前記補助フック11へ連結するように形成してもよい。
【0009】
(作用)
使用者がルアー20にアシストフック10を取り付けるには、釣り針21の針先21cに、前記アシストフックの連結具12における連結部12bを挿入する。このとき、前記アシストフックの補助フック11は、釣り針21cの針先と同じ方向に向くよう、すなわち前記の針先11cが水面側にくるよう、前記の補助フック11を連結する。
前記の連結具12は、前記の連結部12bを備えたV字状の線状部材で構成しているので、製造が容易である。また、釣り針の針先21bに引っ掛けるだけで取り付けることができるため、着脱容易なアシストフック10となる。
【0010】
(第一の発明のバリエーション2)
第一の発明において、前記補助フック11は、複数の針先11c,11cを備えることとし、その複数の針先11c,11cは、使用時に水面側へくるように形成したアシストフック10としてもよい(図4参照)。
【0011】
(作用)
補助フック11が複数の針先11cを備えていることで、釣るべき魚が前記フック11に引っ掛かる確率を向上させることに寄与する場合がある。
【0012】
(第一の発明のバリエーション3)
第一の発明は、前記連結具12と前記補助フック11との間に羽根部材14を軸支したアシストフック10としてもよい(図5参照)。
【0013】
(作用)
羽根部材14が水中で回転することにより、羽根部材14が水を切る音や微弱な水流により、魚がおびき寄せられるため、集魚力が向上する。
なお、羽根部材14を光沢素材で構成した場合には、羽根部材が回転する際に光を水中へ乱反射させることができる。その反射光によって、魚をおびき寄せる効果を向上させられる場合がある。
【0014】
(第一の発明のバリエーション4)
第一の発明は、前記連結具12と前記補助フック11との連結部10aを被覆部材13で覆うこととしてもよい。
被覆部材の色を工夫することで、魚から見えにくくしたりする。
【0015】
(作用)
前記の連結部10aを被覆部材13で覆うことにより、補助フック11の可動域を抑制したり、水流の乱れを小さくしたりすることができる。これによって水中におけるルアー20やアシストフック10が自然な動きとなるとともに、障害物にも引っ掛かりにくくなり、フッキング率の向上に寄与する。
【0016】
(第二の発明)
第二の発明は、第一の発明に係るアシストフック10を備えた釣り用ルアー20に係る。
【0017】
(作用)
ルアーをくわえない魚や、ルアーをつつくだけの魚であっても、前記ルアーの後方を泳いでいるアシストフックの補助フックで捕らえることができるため、フッキング率を向上することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、ルアーに補助フックを連結するという技術を提供することにより、魚のフッキング率向上に寄与する可能性のあるアシストフックおよび釣り用ルアーを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】(a)実施の形態1に係るアシストフックを取り付けた釣り用ルアーの斜視図である。(b)実施の形態1に係るアシストフックを釣り針に取り付けた状態を示す斜視図である。
図2図1(a)に示す釣り用ルアーを魚が食いつく状態を示した説明図である。
図3】(a)は、図1(a)に示す釣り用ルアーにアシストフックを取り付ける方法を示した説明図である。(b)は、図1(a)に示す釣り用ルアーにアシストフックを取り付けた状態を示した説明図である。
図4図1(a)に示すアシストフックの変形例を示す斜視図である。
図5】第二の実施形態に係るアシストフックの斜視図である。
図6】第三の実施形態に係るアシストフックの斜視図である。
図7】第四の実施形態に係るアシストフックの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。ここで使用する図面は、図1から図7である。
【0021】
(ルアーの構造)
本実施形態は、疑似餌本体22およびその疑似餌本体22を覆うように配置された二股の釣り針21を備えたルアー20と、そのルアー20に対して着脱容易に連結させるアシストフック10とからなる。
前記のアシストフック10を連結するルアー20は、ウエイドレスソフトプラグと呼ばれるものルアー20である。このルアー20は、塩化ビニールなどの軟性合成樹脂製からなる。 ウエイドレスソフトプラグと呼ばれるルアー20は、水中に泳がせている際には、前記フック21が疑似餌本体22に沿うように取り付けら得ているため、水中の障害物に引っ掛かりにくいという特性を有するとともに、魚が前記ルアー22をくわえたときには、前記フック21が飛び出し、魚を逃しにくいという特性を有している。
【0022】
本実施形態のルアー20は、内部が中空となったカエル形状の疑似餌本体22と、J字状の釣り針型フック21とを備える。そして、この釣り針型フック21が、本体の頭部にあたる前部近傍に釣り糸をつなげるための連結部21aを露出させ、疑似餌本体22の尾部から頭部に向けて、Jの字の胴部21bが本体内部を貫通するとともに、疑似餌本体22の尾部から外部にかけ、前記フックの針先21cが水面側に位置するように、疑似餌本体22の後部から外部に露出させて取り付けた構造をとっている。また、前記フックの針先21c近傍に貫通孔を穿ち、揺動体(スカート23)を取り付ける。
なお、前記本体の形状はカエルに限られず、一般的に疑似餌として用いられる形状であってもよい。
【0023】
(アシストフック)
図1(a)に示すように、アシストフック10は、ウエイドレスソフトプラグと呼ばれる釣り用ルアー20に連結させる。このアシストフック10は、補助フック11とその補助フックとルアーとを連結する連結具12とからなる。前記アシストフック10は、前記ルアー22の反進行方向である後部に設けられている。魚はルアーを背後から追う捕食行動をとるためである。
【0024】
(アシストフック−補助フック)
補助フック11は、J字状の釣り針型形状をしている。この補助フック11は、針先11cと反対側の端部に、前記の連結具の連結部12aに引っ掛けて連結するための係止部11aを備えている。ここで、前記の補助フック11は、針先11cが水面側にくるように、前記の連結具12に連結される。
なお、図1(a)では、前記の補助フックの針先11cは一本であるが、これに限られない。例えば、図4に示すように、いわゆるダブルフックやトリプルフックと呼ばれる、複数の針先11cを備えた補助フック11を用いてもよい。
【0025】
(アシストフック−連結具)
前記の補助フック11は、前記の連結具12により前記ルアー20に連結される。この連結具12は、両端に連結部12bをコイルバネで形成し、そのコイルバネ12bを備えた一本のSUS線材において、その線材の長手方向の中心部を略円状を形成するように、前記の線材を折り曲げ、形成される。この略円状が補助フック11との連結部となる。なお、前記の連結具12の素材は、SUS線材に限定されず、他の金属または樹脂などで構成してもよい。
【0026】
(ルアーの使用方法)
前記ルアー20の使用方法について、図1および図2を用いて説明する。
前記ルアー20は疑似餌の形状をしているため、釣り糸30に取り付けられた前記ルアー20を水中で泳がすことで、魚がおびき寄せられる。前記ルアー20は軟質素材により構成されているため、魚の口に挟まれることで中空本体22が凹み、これにより、前記の疑似餌本体22に沿うように取り付けられた釣り針21が、前記疑似餌本体22から飛び出す。この張り出したフック21を魚がくわえ込んでしまった場合には、それで魚が釣れる。
【0027】
図2に示す様に、ルアー20を水中で泳がすことでおびき寄せられた魚が、前記ルアー20をくわえようとしたものの、カエル形状をなした部位を取り逃がし、スカート23をくわえられる状況となったとする。このとき、魚はスカート23とともに補助フック10をくわえ込むこととなり、それで魚が釣れる。スカート23は、補助フック10を魚から見えにくくしている。
【0028】
前記の連結具12は、図1(b)に示すように、一本の線状部材から構成してもよい。この場合、その一端には前記釣り針21に連結するためのコイルバネ12bを備え、他端には、前記補助フック11を連結するための連結部12aとを備えることとする。連結具12の製造も、連結具12とルアー20との連結も容易になるので、合理的である。
前記の補助フック11と前記の連結具12は、前記の補助フックの係止部11aを、前記の連結具12の略円状の連結部12aに引っ掛けることで連結する。
【0029】
図1(a)に示すように、連結された前記の補助フック11と前記の連結具12の連結部10aは、熱収縮チューブが巻きつけられている。前記の連結部10aを熱収縮チューブで覆うことで、前記の補助フック11が水中における可動域を抑制するとともに、水の流れを円滑にする。
なお、被覆部材13の素材は、熱収縮チューブに限定されるものではない。たとえば、ビニルテープのように、釣り人が自由に巻き付けることとしてもよい。
【0030】
(アシストフックとルアーの連結方法)
図3(a)に示すように、記の補助フック11と前記の連結具12とからなるアシストフック10は、前記の連結具12に備えられた二つのコイルバネ12bを、釣り針21の針先21cから通すことで、取り付けることができる。
図3(b)に示すように、挿入されたアシストフック10は、釣り針21の湾曲部における中央部近傍でとまる。このとき、補助フックの針先11cは、釣り針21の針先21cと同じ方向、すなわち水面側を向くように取り付けることが好ましい。
【0031】
図5
図5に示す実施形態は、ルアー20と連結するための連結具12と、補助フック11とが、プロペラ14bを備えたサルカン14を介して連結されている。すなわち、前記の連結具12、前記の補助フック11および前記のプロペラサルカン14により、アシストフック10を構成する。このプロペラ14bは、水面に対してほぼ垂直に回転し、集魚力を向上させるのに役立つ。
【0032】
なお、前記プロペラサルカン14は、羽根部材であればよく、例えばブレードなどを回転可能に取り付けることで代用してもよい。羽根部材14の素材は、金属性・樹脂製のものが一般的であるが、これに限られない。
また、図5では羽根の枚数は2枚設けているが、これに限定されず、3枚羽根、4枚羽根でもよい。
【0033】
図6
図6に示すのは、連結具のバリエーションである。すなわち、一つのコイルバネ12Abと一つの連結部12Aaとを両端に位置させた棒状の連結具12Aである。前記のコイルバネ12Abを二股となる釣り針21の分岐付近に位置させ、他端となる連結部12Aaに補助フック11を連結している。
この実施形態の場合、補助フック11が揺動しやすいという特徴があり、揺動することで呼び込みやすい魚を釣り上げるのに好都合である。
【0034】
図7
図7に示すのは、連結具を棒状部材にて作製せず、板状部材(金属製または樹脂製の板)としたものである。棒状部材よりも変形しにくいという特徴がある。
図7(a)に示すのは、平面形状がT字形をなすT字形連結具15である。また、図7(b)に示すのは、平面形状がY字形をなすY字形連結具16である。連結具の選択によって、ルアー20に対する補助フック11の位置を異ならせることができる。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明は、釣具、釣り用品または雑貨の製造業、漁業、釣り具のレンタル業において、利用可能性を有する。
【符号の説明】
【0036】
10 アシストフック 10a 連結具と補助フックとの連結部
11 補助フック 11a 係止部
11c 針先
12 連結具 12a 補助フックとの連結部
12b 釣り針との連結部、コイルバネ
12d 脚部
12A 連結具 12Aa 補助フックとの連結部
12Ab 釣り針との連結部、コイルバネ
13 被覆部材
14 羽根部材、プロペラサルカン
14a 連結部
14aa 補助フックとの連結部 14ab 連結具との連結部
14b 羽根
15 T字形連結具 16 Y字形連結具
20 ルアー
21 釣り針 21a 釣り糸との連結部
21b 胴部 21c 針先
22 疑似餌本体 23 スカート
30 釣り糸
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7