特許第5931007号(P5931007)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5931007
(24)【登録日】2016年5月13日
(45)【発行日】2016年6月8日
(54)【発明の名称】ガスコンロの情報提供システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20160526BHJP
   F23N 5/00 20060101ALI20160526BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20160526BHJP
【FI】
   G06Q30/02 150
   F23N5/00 D
   G06F13/00 500H
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-120484(P2013-120484)
(22)【出願日】2013年6月7日
(65)【公開番号】特開2014-238689(P2014-238689A)
(43)【公開日】2014年12月18日
【審査請求日】2014年10月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】000115854
【氏名又は名称】リンナイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000800
【氏名又は名称】特許業務法人創成国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】杉本 喜輝
(72)【発明者】
【氏名】大堀 弘
(72)【発明者】
【氏名】丸田 さやか
(72)【発明者】
【氏名】山田 勇雄
(72)【発明者】
【氏名】前島 恵
(72)【発明者】
【氏名】山田 友美
(72)【発明者】
【氏名】小野 麻美
【審査官】 小原 正信
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−213548(JP,A)
【文献】 特開2007−041840(JP,A)
【文献】 特開2009−116483(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0303323(US,A1)
【文献】 特開平09−113298(JP,A)
【文献】 実開平07−016986(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−50/34
F23N 5/00
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
調理用のガスバーナを備えるガスコンロと、ネットワークに接続可能なユーザ端末と、該ユーザ端末にネットワークを介して接続される情報管理サーバとを備え、
前記ガスコンロは、表示画面と、前記情報管理サーバのアドレスを示す識別コードを前記表示画面に表示させる表示制御手段とを備え、
前記ユーザ端末は、前記ガスコンロの表示画面に表示された識別コードを読み取る読取手段を備えて、該読取手段により読み取った識別コードが示す前記情報管理サーバにネットワークを介して接続し、
前記情報管理サーバは、ネットワークを介して接続された前記ユーザ端末の要求に応じて前記ガスコンロに関する情報をユーザ端末に送信するガスコンロの情報提供システムにおいて、
前記ガスコンロは、複数の情報項目と各情報項目に対応する識別コードとを記憶する記憶手段と、前記表示画面に表示する情報項目を操作によって選択する選択操作手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記選択操作手段によって選択された情報項目に対応する識別コードのみを前記記憶手段から抽出して前記表示画面に表示させることを特徴とするガスコンロの情報提供システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスコンロを使用するユーザを対象とする各種情報をユーザ端末を介して提供するガスコンロの情報提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ガスコンロには、取扱説明書、サービスセンターリスト、オプション品カタログ、及びレシピ集等の冊子や書類が多数付属する。ユーザはこれらの書類を読むことにより購入した機器の操作、各種設定、サービスセンターへの連絡、オプション品の手配、又はレシピを参照した調理等を行う。
【0003】
しかし、ガスコンロの近傍にこれらの冊子や書類の保管スペースがない場合、ガスコンロから離れた場所に保管される場合がある。このため、これらの冊子や書類を参照しようとしても、手元にないために即座に参照することができず、ユーザにとって煩わしいものであった。また、これらの冊子や書類のなかには、日頃使用しないために、保管場所を忘れてしまったり紛失してしまうものもある。
【0004】
更に、近年、ガスコンロは種々の機能を備えたものが多くなり、それに伴い取扱説明書の頁数をはじめ、オプション品カタログやレシピ集の量が増加している。
【0005】
こうした状況により、ガスコンロにあっては、使用方法や所望の調理に合った設定方法、或いはレシピ等を調べるために調理の中断が生じ、取扱説明書等の冊子や書類を用意するまでに時間がかかったり、取扱説明書等の冊子や書類から所望の情報を見つけ出すのに時間がかかったりして、調理失敗に繋がるおそれがある。
【0006】
そこで、従来、ユーザ端末と取扱説明書データを記憶するサーバとをネットワークにより接続し、ユーザが取扱説明書を必要な時にユーザ端末から参照できるようにしたシステムが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2003−281290号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、上記従来のシステムでは、例えば、製品の型式や所望の情報を特定するための情報を、ユーザ端末を操作して入力する必要がある。このため、製品の型式を調べるのに時間がかかったり、情報の入力間違い等が生じるおそれもあり、必ずしも簡単且つ迅速に取扱説明書データを取得することができるものではなかった。従って、ガスコンロのように、調理中断が発生する可能性のある製品に対して各種の情報を迅速に提供するには、上記従来のシステムでは不十分であった。
【0009】
上記の点に鑑み、本発明は、ガスコンロに関する各種の情報をユーザ端末により簡単且つ迅速に取得することができるガスコンロの情報提供システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
かかる目的を達成するために、本発明は、調理用のガスバーナを備えるガスコンロと、ネットワークに接続可能なユーザ端末と、該ユーザ端末にネットワークを介して接続される情報管理サーバとを備え、前記ガスコンロは、表示画面と、前記情報管理サーバのアドレスを示す識別コードを前記表示画面に表示させる表示制御手段とを備え、前記ユーザ端末は、前記ガスコンロの表示画面に表示された識別コードを読み取る読取手段を備えて、該読取手段により読み取った識別コードが示す前記情報管理サーバにネットワークを介して接続し、前記情報管理サーバは、ネットワークを介して接続された前記ユーザ端末の要求に応じて前記ガスコンロに関する情報をユーザ端末に送信するガスコンロの情報提供システムにおいて、前記ガスコンロは、複数の情報項目と各情報項目に対応する識別コードとを記憶する記憶手段と、前記表示画面に表示する情報項目を操作によって選択する選択操作手段とを備え、前記表示制御手段は、前記選択操作手段によって選択された情報項目に対応する識別コードのみを前記記憶手段から抽出して前記表示画面に表示させることを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、前記ガスコンロの表示画面に表示された識別コードをユーザ端末で読み込んで情報管理サーバに接続するので、例えば、ユーザ端末を操作して情報管理サーバのアドレスを入力するという手間が省け、情報管理サーバから当該ガスコンロに関する情報を迅速に取得することができる。
【0012】
これにより、例えば、ガスコンロによる調理を中断して、当該ガスコンロに関する情報入手が必要となった場合であっても、迅速に所望の情報が入手できるため、調理の中断時間を短時間として調理失敗等を防止することができる。
【0013】
なお、前記識別コードとして、QRコード(株式会社デンソーウェーブの登録商標)に代表される二次元コードを採用するのが好ましい。識別コードには、情報管理サーバのアドレス(インターネットにおけるURL等)を示すデータが記録される。ユーザが所望する情報項目としては、取扱説明書、レシピ、FAQ、部品カタログ、サービスセンターの接続情報が挙げられる。接続情報としては、サービスセンター側の電話番号、サービスセンター側の端末のURLや電子メールアドレスを特定する情報等が挙げられる。
【0014】
情報管理サーバは、ガスコンロのメーカーが運営しているサーバにより構築するのが好ましいが、メーカーとは別の外部サーバにより構築してもよい。
【0015】
更に、情報管理サーバが、ガスコンロの取扱説明書データを格納する取扱説明書データ格納部、前記ガスコンロにより調理可能となるレシピデータを格納するレシピデータ格納部、前記ガスコンロに対するFAQデータを格納するFAQデータ格納部等を備えることで、ユーザの所望する各種情報をこれらの格納部から抽出して迅速に提供することができて好ましい。
【0017】
ところで、識別コードは、ユーザが直接読むことはできないものであるため、複数の識別コードを同時に配列表示させると、ユーザにとって煩わしいだけでなく、ユーザ端末が所望の情報に対応するものと異なる識別コードを読み取っても、ユーザはその読取違いを判断することは困難である。
【0018】
それに対して本発明においては、上記構成により、ユーザが前記選択操作手段によって情報項目を選択したとき、選択された情報項目に対応する識別コードのみを表示制御手段が記憶手段から抽出して表示画面に表示させる。このため、、複数の識別コードが画面上に複数表示されるといった煩わしさを無くし、ユーザ端末による識別コードの読み取り違いを確実に防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明のガスコンロの情報提供システムの一実施形態を示す模式図。
図2】本実施形態におけるガスコンロの要部を示す説明図。
図3】本実施形態における識別コードの表示例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示す本実施形態の情報提供システム1は、ガスコンロ2、ユーザ端末3、情報管理サーバ4を備えている。ガスコンロ2は、ユーザの自宅等に設置されている。ユーザ端末3は、移動可能な状態或いはユーザが携帯して使用され、インターネットへの接続が可能とされている。情報管理サーバ4は、ガスコンロ2のメーカが管理・運営しており、インターネットに接続されて外部からのアクセスが可能とされている。
【0021】
ガスコンロ2は、図1に示すように、ガラス製天板5に露出するガスバーナ6を備えると共に天板5の一部に液晶表示画面7(表示画面)を備えている。液晶表示画面7はドットマトリクス方式の液晶ディスプレイ(LCD)であり、ガラス製天板5の透明部分の裏面側に熱対策が施されて設置されている。なお、本実施形態では液晶表示画面7を採用しているが、液晶以外に採用可能なドットマトリクス方式の表示画面として、有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)、発光ダイオード(LED)表示装置、蛍光表示管(VFD)、及びプラズマ表示装置等を採用することができる。
【0022】
液晶表示画面7は、図2に示すように、表示制御回路8(表示制御手段)により表示動作が制御される。液晶表示画面7への表示データはメモリ9(記憶手段)に記憶されている。表示制御回路8は、ガスコンロ2の前面パネル等に設けられている選択スイッチ10(選択操作手段)の操作に応じて、液晶表示画面7の表示を制御する。
【0023】
液晶表示画面7は、タグ項目を表示するタグ項目表示部11、情報項目を文字列表示する情報項目表示部12、QRコード13(識別コード)を表示するコード表示部14、及び操作案内を表示する操作案内表示部15を備えている。
【0024】
情報項目表示部12においては現在選択されている情報項目が中央位置に比較的大きく反転表示され、その上部には前候補の情報項目が、下部には後候補の情報項目が、何れも小さく表示される。
【0025】
そして、中央位置に表示された情報項目に対応するQRコード13がコード表示部14に表示される。このQRコード13には、情報管理サーバ4のアドレスを示すデータが記録されている。
【0026】
情報項目表示部12に表示される情報項目は、選択スイッチ10を操作することによりスクロールする。この選択操作により中央位置に表示された情報項目に対応するQRコード13は、表示制御回路8によりメモリ9から抽出されてコード表示部14に表示される。なお、情報項目は、ユーザに対して提供できる情報に応じて複数用意されるものであり、図3に示すように、本実施形態においては5つ用意されている。
【0027】
図1に示すユーザ端末3として、スマートフォン、携帯電話機、PDA、タブレットコンピュータ等を挙げることができる。ユーザ端末3は、ウェブブラウザ及びQRコード読み取りアプリケーション(ソフトウェア)がインストールされ、デジタルカメラ等の光学読取装置及びディスプレイ装置を備えている。QRコード読み取りアプリケーション及び光学読取装置は、本発明における読取手段に相当するものである。
【0028】
情報管理サーバ4は、ウェブサーバであり、ユーザ端末3のウェブブラウザに対して、HTMLや画像等の表示を提供するサーバコンピュータである。情報管理サーバ4とユーザ端末3とは、インターネットに接続されると、TCP/IPプロトコル等により、インターネットを介して相互にデータの送受信が行われる。
【0029】
情報管理サーバ4は、図1に示すように、インターネットに接続してユーザ端末3との通信状態を制御する通信部16と、オペレーティングシステム、サーバプログラムを含む各種プログラム及びデータ等を記憶する記憶部17(例えば、ハードディスクドライブ等)と、各種演算処理を行うシステム制御部18(CPU、ROM、RAM等からなる演算処理回路)と、システム制御部18が記憶部17との間でインタフェース処理を行う入出力インタフェース部19とを備えている。
【0030】
ここで、記憶部17について説明する。図1に示すように、記憶部17には、情報管理サーバ4が用いるデータを格納するために、取扱説明書データベース20(取扱説明書データ格納部)、レシピデータベース21(レシピデータ格納部)、FAQデータベース22(FAQデータ格納部)からなる情報データベースが構築されている。
【0031】
取扱説明書データベース20には、ガスコンロ2の型式毎に分類された複数の取扱説明書データが登録されている。レシピデータベース21には、ガスコンロ2の型式毎に調理可能な複数のレシピデータが登録されている。FAQデータベース22には、ガスコンロ2に対するFAQデータが登録されている。
【0032】
更に、記憶部17には、ユーザに対してガスコンロ2に関する各種のサービスを提供するサービスセンターの電話番号や電子メールアドレス等の接続情報を登録した接続情報データベース23が構築されている。
【0033】
システム制御部18は、記憶部17に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより、情報管理サーバ4の各部を制御する。
【0034】
情報管理サーバ4は、ガスコンロ2の液晶表示画面7からQRコード13を読み取ったユーザ端末3との接続が成立すると、ユーザ端末3からの要求(情報項目)に応じ、その要求に合致する情報を前記各データベース20,21,22,23から抽出してユーザ端末3に提供する。
【0035】
なお、図3に示すように、ガスコンロ2の液晶表示画面7に表示される情報項目のうち、「部品・オプション品購入」が選択されたときには、図1に示すように、情報管理サーバ4を経由又は直接、商取引サーバ24に接続し、ユーザ端末3を介して所定の購入手続きをユーザに要求する。
【0036】
以上の構成による情報提供システム1の機能について、ユーザがユーザ端末3により所望の情報を取得するまでの流れに沿って説明する。
【0037】
本実施形態の情報提供システム1をユーザ端末3から利用しようとするユーザは、ガスコンロ2の操作により、液晶表示画面7に表示される情報項目を選択する。情報項目は、図3に示す5つの情報項目のうちの何れかである。ユーザが液晶表示画面7において「レシピをさがす」という情報項目を選択状態(反転表示)とした場合には、図2に示す表示制御回路8が、「レシピをさがす」に対応するQRコード13をメモリ9から抽出してコード表示部14に表示させる。
【0038】
図1乃至図3を参照して、ユーザは、ユーザ端末3においてQRコード読み取りアプリケーションを起動させ、ユーザ端末3に搭載されているデジタルカメラ(光学読取装置)でガスコンロ2の液晶表示画面7に表示されたQRコード13を読み取る。
【0039】
更に、ユーザは、ユーザ端末3が読み取ったQRコード13が示す情報管理サーバ4のURLによって情報管理サーバ4に接続する。ユーザ端末3においては、情報管理サーバ4との接続に際してウェブブラウザが起動して情報の表示待ちとなる。このように、ユーザ端末3における情報管理サーバ4に接続するときの操作は極めて簡単であり、例えば、ユーザ端末3をキー操作してURLを入力する場合のような手間は全くかからない。
【0040】
情報管理サーバ4は、ユーザ端末3が接続したサイトのURLにより情報項目を特定する。即ち、ユーザ端末3が接続されると、接続時のURLに応じたサイト表示をユーザ端末3に送信する。このときガスコンロ2においてユーザが選択した情報項目は、「レシピをさがす」であることにより、情報管理サーバ4は、ユーザに提供可能なレシピの検索画面をユーザ端末3に送信する。
【0041】
ユーザは、ユーザ端末3を操作してレシピの検索画面から所望のレシピを要求すると、これを受け取った情報管理サーバ4は、レシピデータベース21から要求されたレシピデータを抽出してユーザ端末3に送信し、ユーザ端末3のディスプレイにこれを表示させる。
【0042】
ユーザが、ガスコンロ2の取扱説明書を参照したい場合には、液晶表示画面7において「取扱説明書」という情報項目を選択状態(反転表示)とする。そして、コード表示部14に表示されたQRコード13をユーザ端末3により読み取り、当該QRコード13が示すURLによって情報管理サーバ4に接続する。
【0043】
情報管理サーバ4は、ユーザ端末3がQRコード13から読み取ったURLへの接続により情報項目を特定し、取扱説明書データベース20から当該ガスコンロ2の型式用の取扱説明書データを抽出して、ユーザ端末3へ送信する。
【0044】
これにより、ユーザは、ガスコンロ2の液晶表示画面7のQRコード13をユーザ端末3により読み取る操作を行うだけで、ユーザ端末3のディスプレイで取扱説明書を参照することができる。
【0045】
ガスコンロ2が所望の動作をしない等の症状が生じたときは、ユーザは、液晶表示画面7において「故障かな?と思ったら」という情報項目を選択状態(反転表示)とし、コード表示部14に表示されたQRコード13をユーザ端末3により読み取って、情報管理サーバ4に接続する。
【0046】
情報管理サーバ4は、ユーザ端末3が接続したURLにより情報項目を特定し、示すデータに基づいて、ガスコンロ2に合致するFAQメニューをユーザ端末3に送信する。
【0047】
ユーザは、ユーザ端末3を操作してFAQメニューを選択すると、これを受け取った情報管理サーバ4は、選択されたFAQメニューにリンクされていたFAQをFAQデータベース22から抽出してユーザ端末3に表示させる。これにより、ユーザは、現在のガスコンロ2の症状に合致する解決策を迅速に取得することができる。
【0048】
また、ガスコンロ2の液晶表示画面7において「部品・オプション品購入」という項目を選択すると、当該ガスコンロ2に適合する部品やオプション品を購入するための処理を行うことができる。即ち、ユーザが液晶表示画面7の「部品・オプション品購入」という項目に対応するQRコード13によりユーザ端末3が情報管理サーバ4に接続されると、情報管理サーバ4は商取引サーバ24にユーザ端末3を接続する。その後、商取引サーバ24とユーザ端末3との間で部品やオプション品の購入に関する通信が行われる。
【0049】
即ち、商取引サーバ24は、受注可能な部品の選択メニュー等をユーザ端末3に送信する。ユーザ端末3は、ウェブブラウザを介して商取引サーバ24から送られた部品の選択メニューを表示する。ユーザがユーザ端末3に表示された選択メニューから所望の部品やオプション品を選択すると、商取引サーバ24は、ユーザ情報の入力画面をユーザ端末3に返す。これにより、ユーザ端末3を介してユーザ情報(ユーザ自身が入力した個人データや決済情報等)を取得して当該部品やオプション品の配送手配を行う。このように、ユーザは、ガスコンロ2の液晶表示画面7のQRコード13を取り込むだけで、ガスコンロ2の型式に適合する部品やオプション品を選択することができ、円滑な購入手続きが行える。
【0050】
ユーザが、ガスコンロ2に対する各種サービスを希望する場合には、液晶表示画面7において「サービスセンター」という情報項目を選択状態(反転表示)とし、コード表示部14に表示されたQRコード13をユーザ端末3により読みとって、情報管理サーバ4に接続する。
【0051】
これにより、情報管理サーバ4は、ユーザ端末3から受信した情報項目(「サービスセンター」)に基づいて、サービスセンターの電話番号や電子メールアドレス等を接続情報データベース23から抽出してユーザ端末3へ送信する。
【0052】
なお、ユーザ端末3がGPS機能を備えていれば、情報管理サーバ4は、ユーザ端末3を介してユーザの位置情報も取得できる。情報管理サーバ4は、ユーザの位置情報を取得した場合には、最寄りのサービスセンターの電話番号をユーザ端末3に表示させる、或いは、ユーザ端末3から最寄りのサービスセンターへ自動発信(通話)させる等により、ユーザとのコンタクトが極めて迅速に行える利点がある。
【0053】
以上のように、ユーザは、ガスコンロ2の液晶表示画面7において情報項目を選択し、表示されたQRコード13をユーザ端末3で読み取るだけで、ガスコンロ2に関する所望の情報を極めて迅速に取得することができる。
【0054】
なお、本実施形態においては、識別コードとしてQRコード13を採用した例を示したが、QRコード以外の識別コードであっても、当該識別コードの読み取りアプリケーションがインストールされているユーザ端末3を用いることで、同様の効果を得ることができる。
【符号の説明】
【0055】
1…情報提供システム、2…ガスコンロ、3…ユーザ端末、4…情報管理サーバ、6…ガスバーナ、7…液晶表示画面(表示画面)、8…表示制御回路(表示制御手段)、9…メモリ(記憶手段)、10…選択スイッチ(選択操作手段)、13…QRコード(識別コード)。
図1
図2
図3