【実施例】
【0620】
5.実施例
核磁気共鳴(NMR)スペクトルを、400.130 MHzの場強度で操作しているBruker Avance 400又はBruker DRX 500 MHzで得て、又は、NMRもしくはHNMRスペクトルを500 MHz Bruker AVANCE III分光計で得た。共通の反応溶媒は高速液体クロマトグラフィー(HPLC)グレード又は米国化学学会(ACS)グレードのいずれかであり、特に指示がない限り、製造者から得られたままの無水状態であった。LCMS分析を、Waters 2795分離モジュール及びWaters 996フォトダイオードアレイディテクタを備えたWaters Micromass ZMD、及び、Waters 2695分離モジュール及びWaters 996フォトダイオードアレイディテクタを備えたWaters Micromass ZQ、又は、Waters 600溶媒デリバリーモジュール、Waters 515補助ポンプ、Waters 2487 UVディテクタ及びGilson 215オートサンプラー及びフラクションコレクタを備えたWaters Micromass Platform LCZシングル四重極型質量分光計で行った。又は、LCMS分析を、AGILENT 1200シリーズHPLCに接続されたSQ質量分析計を用いて行った。利用可能な場合には、LCMSデータを下記の実施例及び表1に提供する。MSデータはm/zに慣用のフォーマット[M + H]
+を用いて提供する。
【0621】
特定の状況に適合した利用可能な既知の化学的変換法を用いて本発明の化合物を調製することができる。
【0622】
調製例1:出発材料又は中間体
ステップ 1: (1R,2S,3R,5R)-3-((5-アミノ-6-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)-5-(ヒドロキシメチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【0623】
【化70】
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【0624】
(1R,2S,3R,5R)-3-アミノ-5-(ヒドロキシメチル)シクロペンタン-1,2-ジオールヒドロクロリド(16.9 g, 45.1 mmol)及び4,6-ジクロロピリミジン-5-アミン(5.7g, 35 mmol)のエタノール(45 mL)中の混合物を3つのチューブに均一に分配し、そしてマイクロ波条件に付し(CEM装置、300 W max, 150℃max, 250 psi max, 3 min傾斜、30 min保持)、褐色溶液を提供した; HPLC/LC MSは所望の生成物への変換を示した。3つの反応混合物を合わせ、そして真空中で濃縮して、未精製の題記の化合物を暗褐色オイルとして提供し、それをトルエン(2 x 30 mL)から濃縮し、精製せずに続けた: MS (ESI
+)(C
10H
15ClN
4O
3) m/z 275.0 (M+H)
+; MS (ESI
-)(C
10H
15ClN
4O
3) m/z 273.0 (M-H)
- 。
【0625】
ステップ2: ((3aR,4R,6R,6aS)-6-(6-クロロ-9H-プリン-9-イル)-2-エトキシテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ [d][1,3]ジオキソール-4-イル)メタノール
【0626】
【化71】
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【0627】
上記の未精製(1R,2S,3R,5R)-3-((5-アミノ-6-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)-5-(ヒドロキシメチル)シクロペンタン-1,2-ジオールをオルトギ酸エチル(120 mL, 720 mmol)及び10-カンファースルホン酸(8.11g, 34.9 mmol)で処理した。不均一な褐色の混合物を激しく攪拌し、ほぼ均一な褐色溶液を10分後に提供した。5時間で、LCMSは所望の生成物を主要生成物として示し、そして反応物を飽和NaHCO
3水溶液(120 mL)でクエンチした。混合物を水(75 mL)で希釈し、CH
2Cl
2 (3x 200 mL)で抽出し、そして合わせた有機物を乾燥し(Na
2SO
4)、そして真空中で濃縮して、未精製の題記の化合物を暗褐色液体として提供し、それをさらなる操作を行わずに続けた: MS (ESI
+)(C
14H
17ClN
4O
4) m/z 341.0 (M+H)
+。
【0628】
ステップ3: ((3aR,4R,6R,6aS)-6-(6-クロロ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メタノール
【0629】
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0630】
上記の未精製の((3aR,4R,6R,6aS)-6-(6-クロロ-9H-プリン-9-イル)-2-エトキシテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メタノールを2,2-ジメトキシプロパン(214 mL, 1740 mmol)中に吸収させ、そしてp-トルエンスルホン酸一水和物(13.2 g, 69.5 mmol)で処理し、曇った溶液中に部分的に懸濁した褐色オイルを提供し、それを室温にて1時間20分間攪拌した; HPLC/LCMSは所望の生成物に完全に変換したことを示した。反応物を重炭酸ナトリウム(8.76 g, 104 mmol)及び少量の水を注意深く添加することによりクエンチした。揮発分を真空中で除去し、残った水性層を水(100 mL)で希釈し、そしてCH
2Cl
2 (3x400 mL)で抽出した。合わせた有機物を乾燥し(Na
2SO
4)、そして真空中で濃縮して、褐色オイルを提供した。カラムクロマトグラフィー (7x16 cm シリカ; 0〜5% MeOH/CH
2Cl
2)による精製により、題記の化合物を黄色フォームとして提供した(8.30 g, 3つのステップで74%): MS (ESI
+) (C
14H
17ClN
4O
3) m/z 325.1 (M+H)
+; MS (ESI
-)(C
14H
17ClN
4O
3) m/z 369.0 (M+HC0
2)
- ; HPLC純度>95 面積%。
【0631】
ステップ 4: 9-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(アジドメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-6-クロロ-9H-プリン
【0632】
【化73】
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【0633】
((3aR,4R,6R,6aS)-6-(6-クロロ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メタノール(7.9 g, 24 mmol)及びポリマー担持トリフェニルホスフィン(3 mmol/g 担持量; 11 g, 34 mmol)のTHF (100 mL)中の混合物を0℃に冷却し(氷/ブライン浴)、そしてジイソプロピルアゾジカルボキシレート(6.7 mL, 34 mmol)で滴下して処理した。褐色スラリーを15分間攪拌し、そして、ジフェニルホスホン酸アジド (7.3 mL, 34 mmol)のTHF (24 mL)中の溶液で滴下して処理した。アイスバスの効力がなくなったときに褐色の反応混合物を18.5時間攪拌した; HPLCは所望の生成物への変換を示した。21.5時間で、反応混合物をろ過し、固形分をCH
2Cl
2で洗浄し、そしてろ液を真空中で濃縮した。赤褐色の残留物をCH
2Cl
2 (300 mL)中に吸収させ、そして飽和NaHCO
3 水溶液(1x100 mL)、水(1x 100 mL)及びブライン(1x 150 mL)で洗浄した。分離した有機層を乾燥し(Na
2SO
4)、そして真空中で濃縮して、赤橙色オイルを提供した。カラムクロマトグラフィー(7x16 cm シリカ; 0〜10% アセトン/CH
2Cl
2)による精製により、題記の化合物を黄色オイル/フォームとして提供した(4.82 g, 57%): MS (ESI
+)(C
14H
16ClN
7O
2)m/z 350.1 (M+H)
+; MS (ESI
-) (C
14H
16ClN
7O
2 ) m/z 394.1 (M+HCO
2)
- ; HPLC純度>95 面積%。
【0634】
ステップ 5: 9-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(アジドメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-9H-プリン-6-アミン
【0635】
【化74】
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【0636】
9-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(アジドメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-6-クロロ-9H-プリン(1.29 g, 3.69 mmol)及び(2,4-ジメトキシフェニル)メタンアミン(0.71 mL, 4.7 mmol)の1-ブタノール(10 mL)中の溶液をN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.93 mL, 5.3 mmol)で処理し、80℃にて16.5時間加熱した; HPLC/LCMSは所望の生成物への変換を示した。反応混合物を室温に冷却し、そして揮発分を空気流下に除去し、褐色−橙色ペーストを提供した。カラムクロマトグラフィー(2x8 cm シリカ; 0〜10%アセトン/CH
2Cl
2)による精製により、題記の化合物を黄色−橙色フォーム/オイルとして提供した(1.72 g, 97%): MS (ESI
+) (C
23H
28N
8O
4) m/z 481.2 (M+H)
+; HPLC純度>95 面積%。
【0637】
ステップ 6: 9-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(アミノメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-9H-プリン-6-アミン
【0638】
【化75】
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【0639】
9-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(アジドメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-9H-プリン-6-アミン(1.72 g, 3.58 mmol)のTHF (16 mL)中の溶液を0℃に冷却し(氷/ブライン浴)、そしてトリメチルホスフィンのTHF中の 1.0 M溶液 (6.30 mL, 6.30 mmol)で滴下して処理した。30分後に冷浴を取り外し、そして反応混合物を1.5時間攪拌した; HPLC/LCMSは出発材料のアジ化物の完全な消費を示した。水(2.84 mL, 157 mmol)を橙色溶液に添加し(気体の発生を記録)、そして反応混合物を室温で2.75時間攪拌した; HPLCは所望のアミンへの完全な変換を示した。反応混合物を真空中で濃縮して、橙色オイルを提供した。残留物をCH
2Cl
2 (150 mL)中に吸収させ、そして水(2x 50 mL)及びブライン (1x 75 mL)で洗浄した。分離した有機層を乾燥し(Na
2SO
4)、そして真空中で濃縮して、題記の化合物を淡黄色フォームとして提供した(1.6 g, 98%): MS (ESI
+)(C
23H
30N
6O
4) m/z 455.2 (M+H)
+; HPLC純度>95 面積%。
【0640】
ステップ 1: エチル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(6-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート
【0641】
【化76】
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【0642】
ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.839 g, 3.96 mmol)を、9-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(アミノメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-9H-プリン-6-アミン (1.5 g, 3.3 mmol)、エチル3-(3-オキソシクロブチル)プロパノエート(0.562 g, 3.30 mmol)及び酢酸(0.188 mL, 3.30 mmol)の1,2-ジクロロエタン(26.0 mL, 3.30E2 mmol)中の溶液に添加し、そして反応物を室温にて一晩攪拌した。翌朝、出発材料はHPLCにより消費されており、そのため、NaHCO
3を添加し、そしてDCMで3回水性抽出した。合わせた有機物をMgSO
4で乾燥し、そしてFC (DCM/ MeOH中7N NH
3 95:5)により精製し、エチル3-3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(6-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d] [1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエートを粘性黄色樹脂/フォームとして提供した(1.5 g; 75%)。MS (ESI
+) (C
32H
44N
6O
6) m/z 609.3 [M+H]
+。
【0643】
ステップ 2: エチル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(6-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート
【0644】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0645】
エチル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(6-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d] [1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート(0.06 g, 0.1 mmol)をアセトニトリル(2.6 mL, 50 mmol)中に吸収させ、ヨウ化イソプロピル (0.098 mL, 0.98 mmol)及びトリエチルアミン (0.21 mL, 1.5 mmol)を添加した。反応物を80℃で12時間加熱し、その時点で、反応は停止したようであった。さらに15当量のトリエチルアミン及びさらに15当量のヨウ化イソプロピルを添加し、そして反応をさらに8時間続けた。反応は再び停止したようであり、そのため、さらに15当量のヨウ化イソプロピル及びトリエチルアミンの各々を添加した。出発材料が消費されたときに、反応物を濃縮し、そして飽和Na
2CO
3 (20 ml)及びDCM (20 ml)を添加した。残留物を有機層と水性層との間で分離した。水性層をDCMで3回抽出し、その後、合わせた有機物を乾燥し、FC (DCM/MeOH中7N NH
3 97:3)により精製した。生成物はなおもTEA-H+I-により汚染されていたので、生成物のDCM中の30 mlの溶液に、20 mlの飽和NaHCO
3及び10 mlの1N NaOHを添加した。混合物を15分間攪拌し、その後、水性層をDCMで3回抽出した。合わせた有機物をMgSO
4で乾燥し、そして溶媒を除去し、純粋なエチル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(6-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパノエートを褐色フォーム/固形分として提供し(0.045 g; 70%)、アミン塩はNMRにより存在しなかった。MS (ESI
+)(C
35H
50N
6O
6) m/z 651.3[M+H]
+。
【0646】
【化78】
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【0647】
水酸化リチウム一水和物(0.838 g, 20.0 mmol)を、エチル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(6-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート (1.3 g, 2.0 mmol)のテトラヒドロフラン(30 mL, 300 mmol)及びメタノール(6.5 mL, 160 mmol)中の溶液に添加した。反応物を室温にて一晩攪拌し、翌朝までに、出発材料は消費され、酸へと変換されていた。反応物を、1N HClによりpH=6まで酸性化した。揮発分を真空中で除去し、そして残った水をエタノールとの共沸蒸留、次いで、24時間の凍結乾燥により除去した。得られた褐色固形分をさらなる精製なしに使用した。
【0648】
エチル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート
【0649】
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
【0650】
アミンのエチル3-[3-({[(3aR,4R,6R,6aS)-6-{4-[(2,4-ジメトキシベンジル)アミノ]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル}-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル]メチル}アミノ)シクロブチル]プロパノエート(1.8 g, 3.0 mmol)をメタノール(20 mL, 600 mmol)中に吸収させ、ナトリウムシアノボロヒドリド(0.19 g, 3.0 mmol)を添加した。AcOHのMeOH中の10% 溶液を用いてpHを約6に調節し、その後、ホルマリン(0.29 mL, 3.9 mmol)を1回で添加した。反応を3時間進行させ、その時点で、MSは出発材料の完全な消費を示した。NaHCO
3 (飽和)を反応混合物に添加し、その後、それをDCMで3回抽出した。合わせた有機物をMgSO
4で乾燥し、そして濃縮して、黄色樹脂とした。この残留物をFC (DCM/MeOH中7N NH
3、93:7)により精製し、エチル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4- ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエートを無色のフォームとして提供した(1.6 g; 87%)。MS (ESI
+) (C
34H
47N
5O
6 m/z 622.3 [M+H]
+ 。
【0651】
1H NMR (400 MHz, d
3-クロロホルム) δ
H 8.282 (s, 1H), 7.203-7.168 (m, 1H), 6.877-6.865 (m, 1H), 6.399-6.334 (m, 2H), 6.242-6.236 (m, 1H), 5.330 (s, 1H), 4.890-4.835 (m, 2H), 4.664-4.650 (d, J=5.6 Hz, 2H), 4.391-4.354 (m, 1H), 4.067-4.000 (m, 2H), 3.757 (s, 3H), 3.710 (s, 3H), 2.864-2.784 (m, 0.5H (トランス異性体のメチン)), 2.553-2.474 (m, 0.5H (シス異性体のメチン), 2.432-2.370 (m, 1H), 2.322-2.278 (m, 2H), 2.212-2.089 (m, 4H), 2.022及び2.018 (s, 3H (シス異性体及びトランス異性体のN-メチルによる重複一重項), 1.964-1.908 (m, 3H), 1.778-1.584 (m, 4H), 1.486 (s, 3H), 1.363-1.296 (m, 1H), 1.219 (s, 3H), 1.182-1.146 (m, 3H)。
【0652】
((3aR,4R,6R,6aS)-6-(6-クロロ-9H-プリン-9-イル)-2-エトキシテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メタノール
【0653】
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
【0654】
上記の未精製(1R,2S,3R,5R)-3-((5-アミノ-6-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)-5-(ヒドロキシメチル)シクロペンタン-1,2-ジオールを、オルトギ酸エチル(120 mL, 720 mmol)及び10-カンファースルホン酸(8.11 g, 34.9 mmol)で処理した。不均一な褐色の混合物を激しく攪拌し、ほぼ均一な褐色溶液を10分後に提供した。5時間で、LCMSは所望の生成物を主要生成物として示し、そして反応物を飽和NaHCO
3水溶液(120 mL)でクエンチした。混合物を水(75 mL)で希釈し、CH
2Cl
2 (3x 200 mL)で抽出し、そして合わせた有機物を乾燥し(Na
2SO
4)、そして真空中で濃縮して、未精製の題記の化合物を暗褐色液体として提供し、それをさらなる操作を行わずに続けた:MS (ESI
+) (C
14H
17ClN
4O
4) m/z 341.0 (M+H)
+。
【0655】
ステップ3: ((3aR,4R,6R,6aS)-6-(6-クロロ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メタノール
【0656】
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
【0657】
上記の未精製((3aR,4R,6R,6aS)-6-(6-クロロ-9H-プリン-9-イル)-2-エトキシテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メタノールを、2,2-ジメトキシプロパン(214 mL, 1740 mmol)中に吸収させ、そしてp-トルエンスルホン酸一水和物(13.2 g, 69.5 mmol)で処理し、曇った溶液中に部分的に懸濁した褐色オイルを提供し、それを室温にて1時間20分間攪拌した; HPLC/LCMSは所望の生成物に完全に変換したことを示した。反応物を重炭酸ナトリウム(8.76 g, 104 mmol)及び少量の水を注意深く添加することによりクエンチした。揮発分を真空中で除去し、残った水性層を水(100 mL)で希釈し、そしてCH
2Cl
2 (3x400 mL)で抽出した。合わせた有機物を乾燥し(Na
2SO
4)、そして真空中で濃縮して、褐色オイルを提供した。カラムクロマトグラフィー (7x16 cm シリカ; 0〜5% MeOH/CH
2Cl
2)による精製により、題記の化合物を黄色フォームとして提供した(8.30 g, 3つのステップで74%): MS (ESI
+) (C
14H
17ClN
4O
3) m/z 325.1 (M+H)
+; MS (ESI
-) (C
14H
17ClN
4O
3) m/z 369.0 (M+HC0
2)
- 。
【0658】
ステップ 4: 9-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(アジドメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-6-クロロ-9H-プリン
【0659】
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
【0660】
((3aR,4R,6R,6aS)-6-(6-クロロ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メタノール(7.9 g, 24 mmol)及びポリマー担持トリフェニルホスフィン(3 mmol/g 担持量; 11 g, 34 mmol)のTHF (100 mL)中の混合物を0℃に冷却し(氷/ブライン浴)、そしてジイソプロピルアゾジカルボキシレート(6.7 mL, 34 mmol)で滴下して処理した。褐色スラリーを15分間攪拌し、そして、ジフェニルホスホン酸アジド (7.3 mL, 34 mmol)のTHF (24 mL)中の溶液で滴下して処理した。アイスバスの効力がなくなったときに褐色の反応混合物を18.5時間攪拌した; HPLCは所望の生成物への変換を示した。21.5時間で、反応混合物をろ過し、固形分をCH
2Cl
2で洗浄し、そしてろ液を真空中で濃縮した。赤褐色の残留物をCH
2Cl
2 (300 mL)中に吸収させ、そして飽和NaHCO
3 水溶液(1x100 mL)、水(1x 100 mL)及びブライン(1x 150 mL)で洗浄した。分離した有機層を乾燥し(Na
2SO
4)、そして真空中で濃縮して、赤橙色オイルを提供した。カラムクロマトグラフィー(7x16 cm シリカ; 0〜10% アセトン/CH
2Cl
2)による精製により、題記の化合物を黄色オイル/フォームとして提供した(4.82 g, 57%): MS (ESI
+) (C
14H
16ClN
7O
2) m/z 350.1 (M+H)
+; MS (ESI
-) (C
14H
16ClN
7O
2) m/z 394.1(M+HCO
2)
-。
【0661】
ステップ 5: 9-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(アジドメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-9H-プリン-6-アミン
【0662】
【化83】
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【0663】
9-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(アジドメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-6-クロロ-9H-プリン(1.29 g, 3.69 mmol)及び(2,4-ジメトキシフェニル)メタンアミン(0.71 mL, 4.7 mmol)の1-ブタノール(10 mL)中の溶液をN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.93 mL, 5.3 mmol)で処理し、80℃にて16.5時間加熱した; HPLC/LCMSは所望の生成物への変換を示した。反応混合物を室温に冷却し、そして揮発分を空気流下に除去し、褐色−橙色ペーストを提供した。カラムクロマトグラフィー(2x8 cm シリカ; 0〜10%アセトン/CH
2Cl
2)による精製により、題記の化合物を黄色−橙色フォーム/オイルとして提供した(1.72 g, 97%): MS (ESI
+) (C
23H
28N
8O
4) m/z 481.2 (M+H)
+ 。
【0664】
ステップ 6: 9-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(アミノメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-9H-プリン-6-アミン
【0665】
【化84】
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【0666】
9-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(アジドメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-9H-プリン-6-アミン(1.72 g, 3.58 mmol)のTHF (16 mL)中の溶液を0℃に冷却し(氷/ブライン浴)、そしてトリメチルホスフィンのTHF中の1.0 M溶液(6.30 mL, 6.30 mmol)で滴下して処理した。30分後に冷浴を取り外し、そして反応混合物を1.5時間攪拌した; HPLC/LCMSは出発材料のアジ化物の完全な消費を示した。水(2.84 mL, 157 mmol)を橙色溶液に添加し(気体の発生を記録)、そして反応混合物を室温で2.75時間攪拌した; HPLCは所望のアミンへの完全な変換を示した。反応混合物を真空中で濃縮して、橙色オイルを提供した。残留物をCH
2Cl
2 (150 mL)中に吸収させ、そして水(2x 50 mL)及びブライン (1x 75 mL)で洗浄した。分離した有機層を乾燥し(Na
2SO
4)、そして真空中で濃縮して、題記の化合物を淡黄色フォームとして提供した(1.6 g, 98%): MS (ESI
+)(C
23H
30N
6O
4) m/z 455.2 (M+H)
+。
【0667】
ステップ 1: エチル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート
【0668】
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
【0669】
9-((3aR,4R,6R,6aR)-6-(アミノメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン(0.50 g, 1.6 mmol)及びエチル3-(3-オキソシクロブチル)プロパノエート (0.27 g, 1.6 mmol)のメタノール(10 mL)中の溶液を、室温にて酢酸 (0.09 mL, 2 mmol)で処理し、フラスコを空にし、そして窒素(x3)でフラッシュした。反応混合物を室温にてナトリウムシアノボロヒドリド(0.26 g, 4.1 mmol)で処理し、即座に気体が発生し、そして数分以内にほぼ無色透明の溶液が発生した。反応混合物を室温にて1時間攪拌した; HPLC/LCMSは生成物/出発材料アミンの約2:1混合物を示した。1.5時間で、MeOH (1.0 mL)中の追加のエチル3-(3-オキソシクロブチル)プロパノエート (66 mg, 0.39 mmol)を添加し、そして反応混合物を室温にて30分間攪拌した; HPLC/LCMSは約70%変換及び少量のジアルキル化を示した。2時間15分で、水(4.0 mL)を添加し、そして混合物を真空中で濃縮した。残留水性層を飽和水性重炭酸ナトリウムで希釈し(10 mL, pH 9まで) 、そしてCH
2Cl
2 (3x 15 mL)で抽出した。合わせた有機物を乾燥し(Na
2SO
4)、そして真空中で濃縮して、還元性アミノ化生成物を白色フォームとして提供し、それをさらなる精製なしに続けた: MS (ESI
+) (C
22H
32N
6O
5) m/z 461.1 (M+H)
+, 483.1 (M+Na)
+ 。
【0670】
ステップ 2: エチル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート
【0671】
【化86】
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【0672】
上記の未精製の第二級アミンをメタノール(10 mL)中に吸収させ、ナトリウムシアノボロヒドリド(0.30 g, 4.8 mmol)で処理した。10% v/v 酢酸のメタノール中の溶液を添加し、pHを約6に調節し、次いで、37%水性ホルムアルデヒド(0.65 mL, 6.3 mmol)を滴下して加え、気体が発生した。反応混合物を室温にて1時間攪拌した; HPLC/LCMSは所望の生成物の完全な変換を示した。1.5時間で、水(5.0 mL)を添加し、そして反応混合物を真空中で濃縮した。残留物を飽和NaHCO
3 (10 mL, pH 約9まで)で希釈し、そしてCH
2Cl
2 (3x 15 mL)で抽出した。合わせた有機物を少量のEtOHで希釈し、透明溶液を提供し、乾燥し(Na
2SO
4)、そして真空中で濃縮して、ほぼ無色のオイルを提供した。カラムクロマトグラフィー (4x17 cm シリカ; 0〜5% 7 N メタノール性NH
3/CH
2Cl
2)による精製により、題記の化合物を白色フォーム/無色オイルとして提供した(0.50 g, 60%): MS (ESI
+) (C
23H
34N
6O
5 m/z 475.1 (M+H)
+, 497.1 (M+Na)
+ 。
【0673】
ステップ 1: エチル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート
【0674】
【化87】
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【0675】
9-((3aR,4R,6R,6aR)-6-(アミノメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン (2.04 g, 6.66 mmol)及びエチル3-(3-オキソシクロブチル)プロパノエート (1.2 g, 7.0 mmol)のメタノール (41 mL)中の混合物を酢酸(0.37 mL, 6.5 mmol)で室温にて処理し、フラスコを空にして、窒素(x3)でフラッシュした。反応混合物を室温にてナトリウムシアノボロヒドリド(1.0 g, 16 mmol)で処理し、即座に気体が発生し、そして数分以内に無色透明の溶液を提供した。反応混合物を室温にて1時間攪拌した; HPLC/LCMSは出発材料が残っていることを示した。1時間20分で、MeOH (3 mL)中の追加のエチル3-(3-オキソシクロブチル)プロパノエート (0.50 g, 2.93 mmol)を添加した。反応混合物を30分間攪拌し、水(12 mL)で処理した。混合物を真空中で濃縮して、残留水性層を飽和水性炭酸ナトリウム (40 mL, pH 9まで)で希釈し、そしてCH
2Cl
2 (3x 60 mL)で抽出した。合わせた有機物を乾燥し(Na
2SO
4)、そして真空中で濃縮して、未精製の題記の化合物を白色フォーム/非常に淡い黄色のオイルとして提供し、それをさらなる精製なしに続けた: MS (ESI
+) (C
22H
32N
6O
5) m/z 461.2 (M+H)
+ 及び483.1 (M+Na)
+。
【0676】
ステップ 2: エチル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート
【0677】
【化88】
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【0678】
上記の未精製エチル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエートのアセトニトリル(30 mL)中の溶液を、炭酸カリウム(6.3 g, 46 mmol)及びヨウ化イソプロピル(3.9 mL, 39 mmol)で処理した。シールされたチューブ中の反応混合物を90℃で6.5時間加熱した:HPLCは生成物/出発材料の4:1混合物を示した。反応混合物を室温にて一晩(17.5時間)攪拌し、追加のヨウ化イソプロピル(2.0 mL, 20 mmol)で処理し、そして90℃で3時間攪拌した; HPLC/LCMSはほぼ完全な変換を示した。反応混合物を室温に冷却し、そして固形分を真空ろ過により除去し、CH
3CNで濯ぎ、そしてろ液を真空中で濃縮して、沈殿物を含む暗い橙色オイルを提供した。カラムクロマトグラフィー (5x14.5 cm シリカ; 0〜10% 7N メタノール性NH
3/CH
2Cl
2)による精製により、題記の化合物を白色フォーム/無色オイルとして提供した(0.49 g, 15%)。生成物を含む混合画分をカラムクロマトグラフィー(4x10.5 cm シリカ; 0〜5% 7N メタノール性NH
3/CH
2Cl
2)により再精製し、ステップ1からのビス還元性アミノ化副生成物により汚染された題記の化合物を白色フォーム/無色オイルとして提供した(1.66 g, 40%): MS (ESI
+)(C
25H
38N
6O
5) m/z 503.2 (M+H)
+。
【0679】
エチル3-(3-((((1R,2R,3S,4R)-4-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,3-ジヒドロキシシクロペンチル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート
【0680】
【化89】
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【0681】
ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(2.43 g. 11.5 mmol)を、(1S,2R,3R,5R)-3-(アミノメチル)-5-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)シクロペンタン-1,2-ジオール(2.6 g, 5.7mmol)及びエチル3-(3-オキソシクロブチル)プロパノエート (0.976 g, 5.73 mmol)及び酢酸(0.326 ml, 5,73 mmol)の1,2-ジクロロエタン(20 ml)中の溶液に添加し、反応物を室温にて一晩攪拌した。NaHCO
3を添加し、そして水性層をDCMで3回抽出した。合わせた有機物をMgSO
4で乾燥し、ろ過し、濃縮し、そしてフラッシュクロマトグラフィー(DCM/MeOH中7N NH
3 90:10) により精製し、所望の化合物を粘性の黄色い樹脂として提供した(1.8 g)。
【0682】
N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-((イソプロピルアミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
【0683】
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
【0684】
7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(アミノメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (7.50 g, 16.5 mmol)の1,2-ジクロロエタン(140 mL, 1800 mmol)中の溶液をアセトン(1.34 mL, 18.2 mmol)及び酢酸(0.94 mL, 16 mmol)で滴下して処理し、次いで、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(4.20 g, 19.8 mmol)で処理し、そして混合物を室温にて4時間攪拌した。HPLC分析は反応が完了したことを示した。反応混合物を200 mLのCH
2Cl
2で希釈し、そして150 mLの飽和NaHCO
3で洗浄した。水性相を100 mLのCH
2Cl
2で洗浄し、そして合わせた有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、そして濃縮してオイルを生じ、そのオイルは高真空下に入れたときに剛性フォームを生じた。未精製材料(9.3 g)を次のステップに直接的に続けた。
【0685】
エチル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート
【0686】
【化91】
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【0687】
N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-((イソプロピルアミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (9.50 g, 15.3 mmol)の1,2-ジクロロエタン (75 mL, 950 mmol)中の溶液をエチル3-(3-オキソシクロブチル)プロパノエート (3.92 g, 23.0 mmol)及び酢酸(1.0 mL, 18 mmol;)で滴下して処理し、次いで、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(4.58 g, 21.6 mmol)で処理し、そして混合物を室温にて6日間攪拌した。反応混合物を150 mLのCH
2Cl
2で希釈し、そして100 mLの飽和NaHCO
3で洗浄した。水性相を100 mLのCH
2Cl
2で洗浄し、そして合わせた有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して、淡褐色の粘性ガラスを生じた。
【0688】
未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー (SiO
2 、2〜3%のCH
30H中 7N NH
3/CH
2Cl
2で溶出)により精製し、若干ガラス/剛性フォームを生じた(7.10 g)。
【0689】
エチル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート
【0690】
【化92】
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【0691】
7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(アミノメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4- アミン (8.00 g, 15.2 mmol)の1,2-ジクロロエタン(119.5 mL, 1517 mmol)中の溶液を、エチル3-(3-オキソシクロブチル)プロパノエート (2.58 g, 15.2 mmol)及び酢酸(0.86 mL, 15 mmol)で滴下して処理し、次いで、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド (3.86 g, 18.2 mmol)で処理し、そして混合物を室温にて19時間攪拌した。反応混合物を150 mLのCH
2Cl
2で希釈し、そして150 mLの飽和NaHCO
3で洗浄した。水性相を70 mLのCH
2Cl
2で洗浄し、そして合わせた有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して、褐色ガラスを生じ、高真空下に入れたときに粘性フォームを生じた。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー(Si0
2 、3〜4%のCH
30H中の7N NH
3/CH
2C1
2)により精製し、淡黄色粘性オイルを生じ、高真空下に粘性フォームを生じた (5.03 g)。MS 608.3 (M+H)。
【0692】
実施例1: 1-((3-((((2R,3S,4R,5R)-5-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)メチル)-3-(4-(tert-ブチル)フェニル)ウレア(化合物 110)の合成
ステップ1:メチル3-オキソシクロブタンカルボキシレートの合成
【0693】
【化93】
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【0694】
DCC (5.96 g, 28.95 mmol)のDCM (20 ml)中の溶液に、3-オキソシクロブタンカルボン酸 (3.0 g, 26.31 mmol)、MeOH (1.68 g, 52.62 mmol)及びDMAP (2.57 g, 21.05 mmol)のDCM (30 ml)中の混合物を滴下して加えた。反応混合物を室温にて一晩攪拌した。混合物をろ過した。ろ液を0.5 M HCl溶液 (50 ml)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4上で乾燥しそして濃縮した。残留物をSGC (PE:EA = 5:1)で精製し、題記の化合物(4.0 g)を提供した。
1H N.R (500 MHz, CDCl
3): δ 3.77 (s, 3H), 3.42-3.26 (m, 5H) ppm。
【0695】
ステップ 2:メチル3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブタンカルボキシレートの合成
【0696】
【化94】
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【0697】
メチル3-オキソシクロブタンカルボキシレート(1.28 g 未精製)、9-((3aR,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-((メチルアミノ)メチル)テトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン (2.0 g, 6.25 mmol) (Townsendら、Org Lett 2009, 11, 2976-2679)及びTi(iPrO)
4 (1.78 g, 6.25 mmol)のMeOH (50 mL)中の溶液を45℃で2時間攪拌し、その後、NaCNBH
3 (0.79 g, 12.50 mmol)を添加した。反応物を室温にて一晩攪拌した。反応物を水性飽和NaHCO
3 (40 mL)でクエンチし、ろ過し、DCM (40 mLx3)で抽出し、Na
2SO
4上で乾燥し、そして濃縮した。残留物をSGC (DCM:MeOH = 12:1)により精製し、題記の化合物を得た (1.7 g, 収率63%)。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.28-8.27 (m, 1H), 8.21 (s, 1H), 6.20-6.18 (m, 1H), 5.52 (dd, J = 1.5, 6.0 Hz, 1H), 5.00 (dd, J=3.0, 6.0 Hz, 1H), 5.33 (brs, 1H), 3.65-3.63 (m, 3H), 2.77-2.55 (m, 4H), 2.19-2.11 (m, 5H), 2.00-1.82 (m, 2H), 1.59 (s, 3H), 1.38 (s, 3H)ppm; ESI-MS (m/z): 433.2[M+1]
+ 。
【0698】
ステップ 3: (3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)メタノールの合成
【0699】
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0700】
メチル3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブタンカルボキシレート(1.0 g, 2.31 mmol)のTHF (40 ml)中の溶液に、LiAlH
4 (0.53 g, 13.89 mmol)を0℃にて添加し、そして混合物を一晩攪拌した。水(1.0 g)及び15% NaOH溶液(3.0 g)を混合物にゆっくりと添加し、15分間の攪拌時に、混合物をろ過した。ろ液を濃縮して、未精製の題記の化合物を得て、それを次のステップで直接的に用いた。
【0701】
ステップ 4: (3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)メチル メタンスルホネートの合成
【0702】
【化96】
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【0703】
上記ステップから直接的に得られた(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)メタノールのDCM (25 ml)中の溶液に、Et
3N (467 mg, 4.62 mmol)及びMsCl (264 mg, 2.31 mmol)をDCM (5 ml)中の溶液として添加した。混合物を2時間攪拌した。水(20 ml)及びDCM (30 mlx2)を添加した。有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、そして濃縮し、分取-TLC (DCM:MeOH = 10:1)により精製し、題記の化合物を提供した(390 mg, 2つのステップで収率35%)。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H8.27 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 6.203-6.200 (m, 1H), 5.529 (dd, J=2.0, 7.0 Hz, 1H), 5.010 (dd, J=3.0, 6.0 Hz, 1H), 4.354 (dd, J=3.5, 8.0 Hz, 1H), 4.197-4.182 (m, 2H), 3.585 (brs, 1H), 3.073-2.948 (m, 5H), 2.595-2.513 (m, 2H), 2.394(brs, 1H), 2.207(brs, 1H), 2.107(s, 3H), 2.030-1.989 (m, 1H), 1.840-1.811(m, 2H), 1.586 (s, 3H), 1.390 (brs, 1H), 1.329-1.280(m, 6H), 0.905-0.878(m, 1H)ppm; ESI-MS (m/z): 483.3[M+1]
+。
【0704】
ステップ 5: 9-((3aR,4R,6R,6aR)-6-(((3-(アジドメチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミンの合成
【0705】
【化97】
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【0706】
(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)メチルメタンスルホネート (150 mg, 0.31 mmol)のDMF (3 ml)中の溶液に、NaN
3 (81 mg, 1.24 mmol)を添加した。混合物を70℃で3時間加熱した。水 (30 ml)を添加し、そして混合物を酢酸エチル (20 mlx3)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥しそして濃縮した。残留物を分取-TLC (DCM:MeOH =30:1)により精製し、題記の化合物を得た(90 mg, 収率 67%)。ESI-MS (m/z): 430.2[M+1]
+。
【0707】
ステップ 6: 9-((3aR,4R,6R,6aR)-6-(((3-(アミノメチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミンの合成
【0708】
【化98】
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【0709】
Pd/C (10 mg)を、9-((3aR,4R,6R,6aR)-6-(((3-(アジドメチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン (90 mg, 0.21 mmol)のMeOH (6 ml)中の溶液に添加した。混合物を室温にてH
2雰囲気下に一晩攪拌した。混合物をろ過し、そしてろ液を濃縮して、題記の化合物を得て、それを次のステップにて直接的に用いた。
【0710】
ステップ 7: 1-((3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)メチル)-3-(4-(tert-ブチル)フェニル)ウレアの合成
【0711】
【化99】
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【0712】
9-((3aR,4R,6R,6aR)-6-(((3-(アミノメチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミンのDCM (4 ml)中の溶液に、1-tert-ブチル-4-イソシアナトベンゼン(37 mg)を添加した。混合物を室温にて1時間攪拌した。混合物を濃縮し、そして分取-TLC (DCM:MeOH =10:1)により精製し、題記の化合物を提供した(55 mg, 2つのステップで収率 45%)。ESI-MS (m/z): 578.3[M+1]
+。
【0713】
ステップ 8: 化合物110の合成
1-((3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)メチル)-3-(4-(tert-ブチル)フェニル)ウレア(55 mg)のHCl/MeOH (2.5 mol/L) (2 mL)中の溶液を室温にて2時間攪拌し、その後、乾燥まで濃縮した。水(0.5 mL)及びMeOH (5 mL)中のK
2CO
3 (52 mg)を添加した。得られた混合物を室温にてさらに10分間攪拌し、ろ過し、そしてろ液を濃縮した。残留物を分取-HPLCにより精製し、化合物110を白色固形分として提供した(10 mg,収率: 25%)。
1HNMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.26 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.26-7.19 (m, 4H), 5.96 (d, J=4.5 Hz, 1H), 4.674-4.655 (m, 1H), 4.24-4.16 (m, 2H), 3.15 (d, J=5.0 Hz, 2H), 2.83-2.73 (m, 3H), 2.20-1.59 (m, 8H), 1.26 (s, 9H)ppm; ESI-MS (m/z): 539.3 [M+1]
+。
【0714】
実施例 2: (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ [d] イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール(化合物 2)の合成
ステップ 1: シス及びトランスメチル3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブタンカルボキシレートの合成
【0715】
【化100】
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【0716】
メチル3-オキソシクロブタンカルボキシレート(4.60 g, 35.94 mmol)、9-((3aR,4R,6R,6aR)-6-(アミノメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン (11.0 g, 35.94 mmol)及びTi(iPrO)
4 (4.0 g, 14.08 mmol)のMeOH (80 mL)中の溶液を45℃にて2時間攪拌し、その後、NaCNBH
3 (4.5 g, 71.87 mmol)を添加した。反応物を室温にて一晩攪拌した。反応物を水性飽和NaHCO
3 (40 mL)でクエンチし、そしてろ過し、DCM (80 mLx3)で抽出し、Na
2SO
4上で乾燥し、そして濃縮した。残留物を分取-HPLCにより精製し、題記の化合物を得た (6.2 g, 収率 41%)。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3):δ
H 8.38-8.34 (m, 1H), 7.90 (s, 1H), 5.98 (d, J=3.0 Hz, 1H), 5.75 (brs, 2H), 5.48-5.46 (m, 1H), 5.03-5.01 (m, 1H), 4.35-4.33 (m, 1H), 3.69-3.66 (m, 3H), 3.50-3.17 (m, 1H), 3.05-2.73 (m, 3H), 2.48-2.44 (m, 2H), 1.95-1.91 (m, 2H), 1.62 (s, 3H), 1.39 (s, 3H) ppm; ESI-MS (m/z): 419.2[M+1]
+。
【0717】
メチル3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブタンカルボキシレートのシス/トランス混合物(6.2g)をキラルHPLC (CHIRALCEL AD-H 20*250mm, 5um (Daicel), カラム温度: 35℃、移動相: CO
2/メタノール (0.1% DEA) = 70/30、流速: 50g/min)により精製し、純粋なシス生成物(3.5 g)及び純粋なトランス生成物(1.7g)を提供した。
【0718】
ステップ 2: (1S,3s)-メチル3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブタンカルボキシレートの合成
【0719】
【化101】
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【0720】
シスメチル3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブタンカルボキシレート (2.0 g, 4.78 mmol)のCH
3CN (15 ml)中の溶液に、2-ヨードプロパン(4.0 g, 23.92 mmol)及びK
2CO
3 (1.0 g, 7.18 mmol)を添加した。反応物をシールされたチューブ中で95℃に一晩加熱した。混合物をろ過し、ろ液を濃縮し、そしてSGC (DCM:MeOH =12:1)により精製し、題記の化合物を得た(1.9 g, 収率 86%)。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3): δ
H8.37 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 6.03 (d, J=1.5 Hz, 1H), 5.53-5.48 (m, 3H), 5.00 (brs, 1H), 4.25 (brs, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.19-3.18 (m, 1H), 2.96 (brs, 1H), 2.80-2.78(m, 1H), 2.67-2.58 (m, 2H), 2.20-2.12 (m, 4H), 1.62 (s, 3H), 1.39 (s, 3H), 1.00 (d, J=6.0 Hz, 3H), 0.84 (d, J=6.0 Hz, 3H)ppm; ESI-MS (m/z): 461.4[M+1]
+。
【0721】
ステップ 3: (1S,3s)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブタンカルボアルデヒドの合成
【0722】
【化102】
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【0723】
(1S,3s)-メチル3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブタンカルボキシレート(1.2 g, 2.60 mmol)のDCM (50 ml)中の溶液に、すべての出発材料がTLCにより決定して消費されるまでDIBAL-Hを-78℃で滴下して加えた。MeOH (2 ml)を添加し、そして混合物を室温にて30分間攪拌し、その時点で、水(50 ml)を添加し、そして混合物をDCM (50 mlx2)で抽出した。有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、濃縮して、未精製の題記の化合物を得た(そのうちの1.0 gを次のステップで直接的に用いた)。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3): δ
H9.56 (d, J=2.5 Hz, 1H), 8.36 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 6.03 (d, J= 2.5 Hz, 1H), 5.66 (brs, 2H), 5.50 (dd, J=2.0, 6.5 Hz, 1H), 5.01 (dd, J=3.5, 6.5 Hz, 1H), 3.331-3.337 (m, 1H), 2.96-2.97 (m, 1H), 2.77-2.59 (m, 3H), 2.14-2.05 (m, 4H), 1.60 (s, 3H), 1.39 (s, 3H), 1.01 (d, J=6.5Hz, 3H), 0.85 (d, J=6.0 Hz, 3H)ppm。
【0724】
ステップ 4: (E)-エチル3-((1S,3s)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)アクリレートの合成
【0725】
【化103】
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【0726】
(1S,3s)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブタンカルボアルデヒド (930 mg, 2.16 mmol)のCH
3CN:DCM =5:1 (50 ml)中の溶液に、エチル2-(ジエトキシホスホリル)アセテート(484 mg, 2.16 mmol)、DBU (328 mg, 2.16 mmol)及びLiCl (91 mg, 2.16mmol)を添加した。混合物を室温にて1時間攪拌し、その後、濃縮した。水(20 ml)を添加し、そして混合物をDCM (25 mlx3)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、濃縮し、そして残留物をSGC (DCM:MeOH = 30:1)により精製し、題記の化合物を得た(900 mg, 収率 83%)。
1H NMR (500 MHz, CDC1
3): δ
H8.36 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 6.94-6.90 (m, 1H), 6.03 (s, 1H), 5.72-5.89 (m, 1H), 5.57 (s, 2H), 5.52 (d, J=4.5 Hz, 1H), 5.00 (dd, J=3.5, 6.0 Hz, 1H), 4.25 (d, J=3.0 Hz, 1H), 4.21-4.17 (m, 2H), 3.14 (brs, 1H), 2.961-2.936 (m, 1H), 2.74-2.52 (m, 3H), 2.22-2.14 (m, 2H), 1.79-1.76 (m, 2H), 1.60 (s, 3H), 1.40 (s, 3H), 1.30-1.27 (m, 3H), 1.00 (d, J=1.0 Hz, 3H), 0.82 (d, J=6.5 Hz, 3H)ppm; ESI-MS (m/z): 501.4[M+1]
+。
【0727】
ステップ 5: エチル3-((1S,3r)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパノエートの合成
【0728】
【化104】
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【0729】
(E)-エチル3-((1S,3s)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)アクリレート(900 mg, 1.8 mmol)のMeOH (50 ml)中の溶液に、Pd/C (20 mg)を添加した。混合物を水素雰囲気下に室温にて一晩攪拌した。混合物をろ過し、そしてろ液を濃縮して、題記の化合物を得た(700 mg, 収率 78%)。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3): δ
H8.36 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 6.03 (d, J=2.5 Hz, 1H), 5.69 (s, 2H), 5.51 (dd, J=2.5, 8.0 Hz, 1H), 4.99 (dd, J=4.0, 7.5 Hz, 1H), 4.26 (brs, 1H), 4.13-4.08 (m, 2H), 2.99-2.92 (m, 2H), 2.706-2.655 (m, 1H), 2.539-2.486 (m, 1H), 2.18-2.02 (m, 4H), 1.76 (brs, 1H), 1.65-1.60 (m, 5H), 1.43-1.37 (m, 5H), 1.26-1.23 (m, 2H), 0.97 (d, J=9.0 Hz, 3H), 0.79 (d, J=8.5 Hz, 3H)ppm; ESI-MS (m/z): 503.4[M+1]
+。
【0730】
ステップ 6: 3-((1S,3r)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパノン酸の合成
【0731】
【化105】
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【0732】
エチル3-((1S,3r)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート (650 mg, 1.29 mmol)のTHF:MeOH = 5:1 (30 ml)中の溶液に、LiOH.H
2O (543 mg, 1.29 mmol)を添加した。混合物を室温にて一晩攪拌し、濃縮し、その後、MeOH (10 ml)中に吸収させた。1M HCl溶液をpH=7となるまで0℃にて滴下して加えた。混合物を濃縮し、分取-HPLCにより精製し、題記の化合物を提供した (170 mg)。
【0733】
ステップ 7: N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-((1S,3r)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミドの合成
【0734】
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
【0735】
3-((1S,3r)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸(170 mg, 0.36 mmol)のDCM (15 ml)中の溶液に、4-tert-ブチルベンゼン-1,2-ジアミン (117 mg, 0.72 mmol)、EDCI (137 mg, 0.72 mmol)、HOBT (97 mg, 0.72 mmol)及びTEA (217 mg, 2.15 mmol)を添加した。混合物を室温にて一晩攪拌し、そして濃縮した。飽和NaHCO
3溶液(20 ml)を添加し、そして混合物をDCM (20 mlx3)で抽出した。有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、そして濃縮した。未精製生成物を分取-TLC (DCM:MeOH = 12:1)により精製し、題記の化合物を提供した(110 mg 未精製生成物)。
【0736】
ステップ 8: 9-((3aR,4R,6R,6aR)-6-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミンの合成
【0737】
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
【0738】
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-((1S,3r)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド(110 mg)のAcOH (10 ml)中の溶液を65℃で一晩加熱した。混合物を濃縮し、飽和NaHCO
3溶液(20 ml)を添加し、そして混合物をDCM (20 mlx3)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、そして濃縮して、題記の化合物を提供した(105 mg未精製生成物)。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3): δ
H8.36 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.48-7.24 (m, 3H), 6.01 (d, J=1.5 Hz, 1H), 5.60-5.53 (m, 3H), 4.98 (dd, J=3.0, 6.5 Hz, 1H), 4.22 (brs, 1H), 2.97 (brs, 1H), 2.874-2.847 (m, 1H), 2.56-2.50 (m, 3H), 1.87-1.78 (m, 2H), 1.70-1.54 (m, 7H), 1.35-1.17 (m, 14H), 0.90 (d, J=6.5 Hz, 3H), 0.80 (d, J=6.5 Hz, 3H)ppm; ESI-MS (m/z): 603.5[M+1]
+。
【0739】
ステップ 9: 化合物 2の合成
9-((3aR,4R,6R,6aR)-6-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン (105 mg)のHCl/MeOH (2.5 mol/L) (10 mL)中の溶液を室温にて2時間攪拌し、その後、乾燥まで濃縮した。水(0.5 mL)及びMeOH (5 mL)中の K
2CO
3 (96 mg)を添加し、そして得られた混合物をさらに10分間室温にて攪拌し、そしてろ過した。ろ液を濃縮し、そして残留物を分取-HPLC (xbridge 30mm*150mm, 移動相: A:水(10mM NH
4HCO
3) B: CAN, 勾配: 10分間35-45% B、6分間45-45% B、20分で停止、流速: 50ml/min)により精製し、化合物2を白色固形分として提供した(50 mg, 収率: 51%)。
1HNMR (500 MHz, MeOD): δ
H8.29 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.47-7.39 (m, 3H), 5.96 (d, J=4.0 Hz, 1H), 4.70-4.75 (m, 1H), 4.26-4.27 (m, 1H), 4.05-4.06 (m, 1H), 3.140-3.155 (m, 1H), 3.00-2.76 (m, 5H), 2.18-2.16 (m, 2H), 1.87-1.85 (m, 2H), 1.57-1.55 (m, 2H), 1.36 (s, 9H), 1.01 (d, J=6.5 Hz, 3H), 0.94 (d, J=6.5 Hz, 3H)ppm; ESI-MS (m/z): 563.4 [M+1]
+。
【0740】
実施例3: (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-((((1s,3R)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ [d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール(化合物 3)の合成
ステップ 1: (1R,3r)-メチル 3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブタンカルボキシレートの合成
【0741】
【化108】
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【0742】
(1R,3r)-メチル 3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブタンカルボキシレート (1.7 g, 4.07 mmol)のCH
3CN (15 ml)中の溶液に2-ヨードプロパン(3.5 g, 20.3 mmol)及びK
2CO
3 (0.84 g, 6.10 mmol)を添加した。反応物をシールされたチューブ中で95℃に一晩加熱した。混合物をろ過し、そしてろ液を濃縮し、そしてSGC (DCM:MeOH =12:1)により精製し、題記の化合物を得た(1.35 g, 収率 72%)。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3):δ
H 8.36 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 6.03 (d, J=2.0 Hz, 1H), 5.55 (m, 2H), 5.49 (dd, J=1.5, 6.0 Hz, 1H), 5.01 (dd, J=3.5, 6.0 Hz, 1H), 4.254-4.247 (m, 1H), 3.68 (s, 3H), 3.60-3.50 (m, 1H), 2.930-2.917 (m, 1H), 2.79-2.74 (m, 2H), 2.59-2.57 (m, 1H), 2.25-2.12 (m, 4H), 1.60 (s, 3H), 1.39 (s, 3H), 1.00 (d, J=6.5 Hz, 3H), 0.83 (d, J=7.0 Hz, 3H)ppm; ESI-MS (m/z): 461.3[M+1]
+ 。
【0743】
ステップ 2: (1R,3r)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブタンカルボアルデヒドの合成
【0744】
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0745】
(1R,3r)-メチル3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブタンカルボキシレート (1.35 g, 2.93 mmol)のDCM (50 ml)中の溶液に、-78℃で、TLCにより決定して出発材料が完全に消費されるまでDiBAL-Hを滴下して加えた。MeOH (2 ml)を添加し、そして混合物を室温(RT)にて30分間攪拌した。水(50 ml)を添加し、そして混合物をDCM (50 mlx2)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、そして濃縮して、未精製の題記の化合物を得て(1.1 g)、それを次のステップで直接的に用いた。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3): δ
H9.80 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 6.04 (s, 1H), 5.56 (s, 2H), 5.50 (d, J=6.5 Hz, 1H), 5.028-5.026 (m, 1H), 4.26 (brs, 1H), 3.33-3.30 (m, 1H), 2.956-2.930 (m, 1H), 2.80-2.55 (m, 3H), 2.27-2.07 (m, 4H), 1.60 (s, 3H), 1.39 (s, 3H), 1.00 (d, J=7.0 Hz, 3H), 0.82 (d, 7 = 6.5 Hz, 3H) ppm。
【0746】
ステップ 3: (E)-エチル3-((1R,3r)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)アクリレートの合成
【0747】
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
【0748】
(1R,3r)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブタンカルボアルデヒド (1.1 g, 2.56 mmol)のCH
3CN:DCM =5:1 (50 ml)中の溶液に、エチル2-(ジエトキシホスホリル)アセテート(573 mg, 2.56 mmol)、DBU (389 mg, 2.56 mmol)及びLiCl (107 mg, 2.56 mmol)を添加した。混合物を室温にて1時間攪拌しそして濃縮し、その時点で、水(20 ml)を添加し、そして混合物をDCM (25 mlx3)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥しそして濃縮した。残留物をSGC (DCM:MeOH =30:1)により精製し、題記の化合物を得た(1.0 g, 収率 78%)。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3):δ
H 8.35 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.16-7.11 (m, 1H), 6.03 (d, J=2.0 Hz, 1H), 5.79-5.76 (m, 1H), 5.56 (s, 2H), 5.51 (dd, J=1.5, 6.0 Hz, 1H), 5.02 (dd, J=3.0, 6.0 Hz, 1H), 4.25 (d, J=8.0 Hz, 1H), 4.22-4.17 (m, 2H), 3.44 (brs, 1H), 2.93 (brs, 1H), 2.78-2.56 (m, 3H), 2.27-2.16 (m, 2H), 1.93-1.91 (m, 2H), 1.60 (s, 3H), 1.40 (s, 3H), 1.31-1.27 (m, 3H), 0.98 (d, J=6.5 Hz, 3H), 0.82 (d, J=6.5 Hz, 3H)ppm; ESI-MS (m/z): 501.4[M+1]
+ 。
【0749】
ステップ 4: エチル3-((1R,3s)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパノエートの合成
【0750】
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
【0751】
(E)-エチル3-((1R,3r)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)アクリレート(1.0 g, 2.0 mmol)及び10% Pd/C (30 mg)のMeOH (50 ml)中の溶液に、Pd/C (30 mg)を添加した。混合物を水素雰囲気下に室温にて一晩攪拌した。得られた混合物をろ過し、そしてろ液を濃縮して、題記の化合物を得た(1.0 g, 収率 100%)。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3): δ
H8.36 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 6.03 (d, J=2.5 Hz, 1H), 5.58 (s, 2H), 5.51 (dd, J=2.0, 6.5 Hz, 1H), 5.00 (dd, J=3.5, 6.0 Hz, 1H), 4.276-4.269 (m, 1H), 4.13-4.09 (m, 2H), 3.38-3.37 (m, 1H), 2.94-2.54 (m, 3H), 2.22-1.97 (m, 5H), 1.79-1.62 (m, 4H), 1.60 (s, 3H), 1.40 (s, 3H), 1.28-1.23 (m, 2H), 0.97 (d, J=7.0 Hz, 3H), 0.79 (d, J=7.0 Hz, 3H)ppm; ESI-MS (m/z): 503.4[M+1]
+。
【0752】
ステップ 5: 3-((1R,3s)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパノン酸の合成
【0753】
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
【0754】
エチル3-((1R,3s)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート (360 mg, 0.72 mmol)のTHF:MeOH =5:1 (30 ml)中の溶液に、LiOH.H
2O (301 mg, 7.20 mmol)を添加した。混合物を室温にて一晩攪拌し、濃縮し、その後、MeOH (10 ml)中に溶解させた。1M HCl溶液を、pH=7となるまで0 ℃にて滴下して加えた。混合物を濃縮し、題記の化合物の未精製生成物を提供し、それを次のステップで直接的に用いた。
【0755】
ステップ 6: N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-((1R,3s)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミドの合成
【0756】
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0757】
3-((1R,3s)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパノン酸のDMF (5 ml)中の溶液に、4-(tert-ブチル)ベンゼン-1,2-ジアミン(235 mg, 1.43 mmol)、EDCI (274 mg, 1.43 mmol)、HOBT (193 mg, 1.43 mmol)及びTEA (435 mg, 4.30 mmol)を添加した。混合物を一晩45℃に加熱しそして濃縮した。飽和NaHCO
3溶液 (20 ml)を添加し、そして混合物をDCM(20 mlx3)で抽出した。有機層をNa
2SO
4上で乾燥しそして濃縮した。未精製物を分取-TLC (DCM:MeOH =12:1)により精製し、題記の化合物を提供し(110 mg)、それをさらなる精製なしに次のステップに送った。
【0758】
ステップ 7: 9-((3aR,4R,6R,6aR)-6-((((1s,3R)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミンの合成
【0759】
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
【0760】
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-((1R,3s)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド(110 mg)のAcOH (15 ml)中の溶液を65℃で一晩加熱した。混合物を濃縮し、飽和NaHCO
3溶液(20 ml)を添加し、そして混合物をDCM (20 mlx3)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥しそして濃縮し、題記の化合物を提供した(100 mg 未精製)。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3): δ
H8.36 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.48-7.27 (m, 3H), 6.07 (d, J=1.5 Hz, 1H), 5.64-5.58 (m, 3H), 5.02 (dd, J=3.0, 6.0 Hz, 1H), 4.30 (brs, 1H), 3.38-3.37 (m, 1H), 2.97-2.95 (m, 1H), 2.76-2.55 (m, 3H), 1.97-1.74 (m, 5H), 1.67-1.57 (m, 5H), 1.45-1.40 (m, 12H), 0.99 (d, J=6.5 Hz, 3H), 0.83 (d, J=6.5 Hz, 3H)ppm; ESI-MS (m/z): 603.5[M+1]
+。
【0761】
ステップ 8: 化合物3の合成
9-((3aR,4R,6R,6aR)-6-((((1s,3R)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン (190 mg)のHCl/MeOH (2.5 mol/L) (15 mL)中の溶液を室温にて2時間攪拌しそして乾燥まで濃縮した。水(0.5 mL)及びMeOH (5 mL)中のK
2CO
3 (161 mg)を添加した。得られた混合物をさらに10分間室温にて攪拌し、その後、ろ過した。ろ液を濃縮し、そして残留物を分取HPLC (xbridge 30mm*150mm, 移動相: A: 水(10mM NH
4HCO
3) B: CAN、勾配: 10分間35-45% B、6分間45-45% B、20分で停止、流速:50ml/min)により精製し、化合物3を白色固形分として提供した(65 mg, 収率: 70%)。
1HNMR (500 MHz, MeOD): δ
H8.29 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.47-7.28 (m, 3H), 5.95 (d, J=4.5 Hz, 1H), 4.744-4.724 (m, 1H), 4.27-4.26 (m, 1H), 4.07-4.06 (m, 1H), 3.56 (brs, 1H), 3.01-2.78 (m, 5H), 2.17 (brs, 2H), 2.00-1.93 (m, 2H), 1.80-1.79 (m, 2H), 1.36 (s, 9H), 1.02 (d, J=5.5 Hz, 3H), 0.95 (d, J=6.0 Hz, 3H) ppm; ESI-MS (m/z): 563.5 [M+1]
+。
【0762】
実施例 4: (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-((((1s,3R)-3-(2-(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール(化合物 4)の合成
ステップ 1: N-(2-アミノ-4-クロロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル)-3-((1R,3s)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミドの合成
【0763】
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0764】
3-((1R,3s)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸(250 mg, 0.53 mmol)のDCM (30 ml)中の溶液に、4-クロロ-5-(トリフルオロメチル)ベンゼン-1,2-ジアミン (221 mg, 1.05 mmol)、EDCI (201 mg, 1.05 mmol), HOBT (142 mg, 1.05 mmol)及びTEA (320 mg, 3.15 mmol)を添加した。混合物を室温にて一晩攪拌し、その時点で、飽和NaHCO
3溶液(20 ml)を添加し、そして混合物をDCM (20 mlx3)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥しそして濃縮した。未精製物を分取-TLC (DCM:MeOH=12:1)により精製し、題記の化合物を提供した(250 mg 未精製)。
【0765】
ステップ 2: 9-((3aR,4R,6R,6aR)-6-((((1s,3R)-3-(2-(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミンの合成
【0766】
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
【0767】
N-(2-アミノ-4-クロロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル)-3-((1R,3s)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド(250 mg) のAcOH (15 ml)中の溶液を、65℃に一晩加熱した。混合物を濃縮し、飽和NaHCO
3溶液(20 ml)を添加し、そして混合物をDCM (20 mlx3)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥しそして濃縮し、題記の化合物を提供した (200 mg 未精製)。
【0768】
ステップ 3: 化合物 4の合成
【0769】
9-((3aR,4R,6R,6aR)-6-((((1s,3R)-3-(2-(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン (200 mg) のHCl/MeOH (2.5 mol/L) (15 mL)中の溶液を室温にて2時間攪拌し、その時点で、それは乾燥まで濃縮した。水(0.5 mL)及びMeOH (5 mL)中のK
2CO
3 (166 mg)を添加し、そして得られた混合物を室温にてさらに10分間攪拌した。混合物をろ過し、そしてろ液を濃縮した。残留物を分取-HPLCにより精製し、化合物4を白色固形分として提供した(80 mg, 収率: 43%)。
1HNMR (500 MHz, MeOD): δ
H8.29 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 5.96 (d, J=4.0 Hz, 1H), 4.748-4.730 (m, 1H), 4.284-4.263 (m, 1H), 4.09 (brs, 1H), 3.65-3.50 (m, 1H), 3.03-2.85 (m, 5H), 2.191-2.176 (m, 2H), 2.03-2.00 (m, 2H), 1.80 (brs, 2H), 1.02 (d, J=6.0 Hz, 3H), 0.96 (d, J=6.6 Hz, 3H) ppm; ESI-MS (m/z): 609.2 [M+1]
+。
【0770】
実施例 5: (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-((((1r,3S)-3-(2-(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール (化合物 5)の合成
ステップ 1: N-(2-アミノ-4-クロロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル)-3-((1S,3r)-3- ((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミドの合成
【0771】
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
【0772】
3-((1S,3r)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸のDCM:DMF = 15:1 (30 ml)中の溶液に、4-クロロ-5-(トリフルオロメチル)ベンゼン-1,2-ジアミン (334 mg, 1.60 mmol)、EDCI (304 mg, 1.60 mmol)、HOBT (215 mg, 1.60 mmol)及びTEA (483 mg, 4.80 mmol)を添加した。混合物を室温にて一晩攪拌した。混合物を濃縮し、飽和NaHCO
3溶液(20 ml)を添加し、そして得られた混合物をDCM (20 mlx3)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥しそして濃縮した。未精製残留物を分取TLC (DCM:MeOH =12:1)により精製し、題記の化合物を提供した(220 mg)。
【0773】
ステップ 2: 9-((3aR,4R,6R,6aR)-6-((((1r,3S)-3-(2-(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミンの合成
【0774】
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
【0775】
N-(2-アミノ-4-クロロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル)-3-((1S,3r)-3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド(220 mg) のAcOH (15ml)中の溶液を65℃にて一晩加熱した。混合物を濃縮し、飽和NaHCO
3溶液(20ml)を添加し、そして混合物をDCM (20mlx3)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥しそして濃縮し、題記の化合物を提供した(190 mg)。
【0776】
ステップ 3: 化合物5の合成
9-((3aR,4R,6R,6aR)-6-((((1r,3S)-3-(2-(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン (190 mg)のHCl/MeOH (2.5 mol/L) (15 mL)中の溶液を室温にて2時間攪拌し、その後、それを乾燥まで濃縮した。水(0.5 mL)及びMeOH (5 mL)中のK
2CO
3 (161 mg)を添加し、そして得られた混合物をさらに10分間室温にて攪拌した。混合物をろ過し、そしてろ液を濃縮した。残留物を分取-HPLCにより精製し、化合物5を白色固形分として提供した(90 mg, 収率: 51%)。
1HNMR (500 MHz, MeOD): δ
H8.29 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 5.95 (d, J=5.0 Hz, 1H), 4.736-4.716 (m, 1H), 4.268-4.246 (m, 1H), 4.070-4.051 (m, 1H), 3.15 (brs, 1H), 3.00-2.71 (m, 5H), 2.17 (brs, 2H), 1.93-1.88 (m, 2H), 1.58-1.56 (m, 2H), 1.01 (d, J=5.5 Hz, 3H), 0.95 (d, J=6.0 Hz, 3H) ppm; ESI-MS (m/z): 609.2 [M+1]
+。
【0777】
実施例 6: (2R,3R,4S,5R)-2-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-(((3-((5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)メチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール (化合物 6)の合成
ステップ 1: 7-((3aR,4R,6R,6aR)-6-(アジドメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミンの合成
【0778】
【化119】
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【0779】
((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メタノール (2.83 g, 6.20 mmol)及びトリフェニルホスフィン(2.28 g, 8.68 mmol)の乾燥テトラヒドロフラン (32 mL)中の溶液を氷浴/水浴中で0℃に冷却した。ジイソプロピルアゾジカルボキシレート (1.71 mL, 8.68 mmol)を滴下して加え、次いで、ジフェニルホスホン酸アジド (1.87 mL, 8.68 mmol)のテトラヒドロフラン (5.3 mL, 66 mmol)中の溶液を加えた。DPPA溶液の添加時に、乳白色沈殿物が形成した。約30分後に、反応混合物を室温に暖め、そして一晩攪拌した。24時間後に、HPLCはすべての出発材料が消費されたことを示した。反応混合物を初期体積の約1/2に濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー (175 g シリカゲル、 10-55% EA/hept)により精製し、題記の化合物を若干黄色の剛性フォームとして生じた (2.49 g, 83%): MS (ESI
+)(C
23H
27N
7O
5) m/z 482.2 (M+H)
+; (ESI
-)(C
23H
27N
7O
5) m/z 480.1 (M+H)
- , m/z 526.1 (M+CO
2H)
- ; HPLC純度 97%。
【0780】
ステップ 2: 7-((3aR,4R,6R,6aR)-6-(アミノメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミンの合成
【0781】
【化120】
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【0782】
((3aR,4R,6R,6aR)-6-(アジドメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (2.49 g, 5.17 mmol)のテトラヒドロフラン (50 mL, 600 mmol)中の溶液を、1.0 Mのトリメチルホスフィンのテトラヒドロフラン (7.24 mL, 7.24 mmol)中の溶液で滴下して処理し、そして混合物を20時間攪拌した。反応混合物を水 (1.80 mL, 99.9 mmol)で処理し、そして室温にて2時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、未精製生成物を90 mLのCH
2Cl
2中に吸収させ、そして4つの30 mL分量のH
2O及び15 mLのブラインで洗浄した。溶液をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、そして濃縮した。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー (120 g シリカゲル, 3-10%のCH
3OH中の7N NH
3/CH
2Cl
2)により精製し、題記の化合物をフォームとして生じた(1.76 g, 75%): MS (ESI
+) (C
23H
29N
5O
5) m/z 456.2 (M+H)
+; (ESI
-) (C
26H
35N
5O
5 m/z 454.1 (M-H)
-; HPLC 純度 92% (保持時間、2.65 min)。
【0783】
ステップ 3:メチル2-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)アセテートの合成
【0784】
【化121】
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【0785】
7-((3aR,4R,6R,6aR)-6-(アミノメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (400 mg, 0.88 mmol)及びメチル2-(3-オキソシクロブチル)アセテート(100 mg, 0.70 mmol) [米国特許出願公開第2009/0118287号明細書に見られる手順を用いて調製]の1,2-ジクロロエタン(12 mL)中の溶液を酢酸 (50 uL, 0.88 mmol)で滴下して処理した。溶液をナトリウムトリアセトキシボロヒドリド (260 mg, 1.2 mmol)で、1回で処理し、HPLCにより完了するまで室温にて攪拌した。4時間後に、HPLCは反応が約80%完了したことを示した。さらに20 mgのケトンを添加し、そして攪拌を2.5時間続けた。反応混合物を30 mLのCH
2Cl
2で希釈し、そして15 mLの飽和NaHCO
3で洗浄した。水性相を15 mLのCH
2Cl
2で洗浄し、そして合わせた有機相をNa
2SO
4上で乾燥した。有機相をろ過し、そして濃縮し、淡黄色ガラス相を生じ、それをフラッシュクロマトグラフィー (70g シリカゲル; 2% のCH
30H中の7N NH
3/CH
2Cl
2)により精製し、題記の化合物を無色のガラス相として生じた(270 mg, 66%): MS (ESI
+) (C
30H
39N
5O
7) m/z 582.2 (M+H)
+; HPLC 純度 >95% (保持時間、 2.88 min)。
【0786】
ステップ 4: メチル2-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)アセテートの合成
【0787】
【化122】
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【0788】
メチル2-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)アセテート(267 mg, 0.459 mmol)のメタノール (12 mL) 中の溶液を、ナトリウムシアノボロヒドリド(380 mg, 6.1 mmol)で処理した。溶液のpH を、メタノール中の氷酢酸の10% (v/v)溶液を滴下して加えることにより約6に調節した。混合物を37% ホルムアルデヒド(0.57 mL, 7.6 mmol)を滴下して処理し、そして混合物を室温にて1時間攪拌し、その時点で、HPLCは出発材料が消費されたことを示した。反応混合物を濃縮して、メタノールを除去した。残った水溶液を25 mLのNaHCO
3により希釈し、そして水性相を3回の20 mLのCH
2Cl
2で抽出した。有機相を20 mLの飽和NaHCO
3で希釈し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して、題記の化合物を無色の剛性フォームとして生じ (272 mg, 100%)、それは次のステップにおける使用に十分な純度であることが分かった: MS (ESI
+)( C
31H
41N
5O
7) m/z 596.5 (M+H)
+; HPLC純度>95% (保持時間、2.89 min)。
【0789】
ステップ 5: 2-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)酢酸の合成
【0790】
【化123】
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【0791】
メチル2-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)アセテート(270 mg, 0.453 mmol)のメタノール (8.6 mL)中の溶液を水酸化ナトリウム (36 mg, 0.91 mmol)の水 (0.9 mL, 50 mmol)中の溶液で滴下して処理し、そして混合物を50℃で加熱した。17時間後に、HPLCは反応が完了しことを示した。反応混合物を室温に冷却し、そして0.91 mLの1.0N HClにより処理してpHを約7に調節した。溶液を濃縮してメタノールを除去し、そして得られた水性懸濁液を凍結乾燥して、白色固形分を生じた。材料をそのまま次のステップで用い、定量的な回収がなされたものと思われる: MS (ESI
+) (C
30H
39N
5O
7) m/z 582.4 (M+H)
+; MS (ESI
-) (C
30H
39N
5O
7) m/z 580.4 (M-H)
- ; HPLC 純度>95% (保持時間、2.72 min)。
【0792】
ステップ 6: N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-2-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)アセトアミドの合成
【0793】
【化124】
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【0794】
2-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)酢酸及び4-tert-ブチルベンゼン-1,2-ジアミン (89.4 mg, 0.545 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド (4.5 mL)中の溶液をN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.261 mL, 1.50 mmol)で滴下して処理し、次いで、N,N,N',N'-テトラメチル-O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(259 mg, 0.681 mmol)で処理した。溶液を室温にて18時間攪拌し、その間に、LCMSは出発材料が消費されたことを示した。反応混合物を高真空下に濃縮した。残留物を30 mLの酢酸エチル及び20 mLの1/1の H
2O/飽和NaHCO
3溶液中に吸収させた。混合物を抽出し、そして水性相を35 mLの酢酸エチルで洗浄した。合わせた有機相を2つの20 mL分量のH
2O及び20 mLのブラインで洗浄した。有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮し、黄褐色様の茶色のガラス/剛性フォームを生じた。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー(35g シリカゲル; 4% のCH
3OH中の7N NH
3 /CH
2Cl
2)により精製し、題記の化合物を淡褐色ガラス/剛性フォームとして生じ (272 mg, 82%)、それは位置異性体アミドの混合物であった: MS (ESI
+) (C
41H
53N
7O
6) m/z 728.8 (M+H)
+; MS (ESI
-)(C
41H
53N
7O
6) m/z 726.9 (M-H)
- ; HPLC純度 >95%, (保持時間、3.14, 3.17 min)。アミド位置異性体により観測される2つのピーク。
【0795】
ステップ 7: 7-((3aR,4R,6R,6aR)-6-(((3-((5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)メチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミンの合成
【0796】
【化125】
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【0797】
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-2-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)アセトアミド (272 mg, 0.374 mmol)を酢酸 (7.2 mL)中に吸収させ、そして溶液を65℃で加熱した。1.5時間後、HPLCは反応が完了したことを示した。反応物を室温に冷却し、そして溶媒を高真空下に除去した。残留物を35 mLのCH
2Cl
2中に吸収させ、そして有機相を25 mLの飽和NaHCO
3溶液及び20 mLの2% Na
2CO
3溶液で洗浄した。有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮し、淡褐色ガラス/剛性フォームを生じた。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー(30g シリカゲル; 4%のCH
3OH中の7N NH
3 /CH
2Cl
2)により精製し、題記の化合物を淡褐色ガラスとして生じ (224 mg, 84%)、それはシクロブチル環についてのシス及びトランスジアステレオマーの混合物であった: MS (ESI
+)(C
40H
51N
7O
5) m/z 710.6 (M+H)
+; MS (ESI
-) (C
41H
51N
7O
5) m/z 708.7 (M-H)
-; HPLC 純度 >95% (保持時間、3.29, 3.33min)。シクロブチル環についてのジアステレオマーにより観測される2つのピーク。
【0798】
ステップ 8: 化合物6の合成
7-((3aR,4R,6R,6aR)-6-(((3-((5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)メチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (170 mg, 0.24 mmol)を、アイスバス中で0℃に予め冷却されていたトリフルオロ酢酸 (5.0 mL)及び水(0.5 mL)の混合物中に溶解させた。溶液を0℃で30分間攪拌し、そして室温に温めた。室温で5時間後に、直ちに非常にピンク色の反応混合物を濃縮した。残留物を10 mL MeOH中に吸収させ、そして濃縮した。この手順を2回繰り返し、残留物を高真空下に1時間置いた。材料を7 mL MeOH中に吸収させ、そして130 mgのK
2CO
3及び5滴の水で処理した。混合物を1時間攪拌し、その間、溶液が塩基性であることが分かった。混合物を、微細フリットを通してろ過し、固形分を10 mL MeOHで洗浄し、そしてろ液を濃縮し、ほぼ無色の固形分を生じた。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー(30g シリカゲル; 12%のCH
3OH中の 7N NH
3/CH
2C1
2)により精製し、化合物6を無色のガラス/剛性フォームとして生じた(81 mg, 65%): MS (ESI
+)(C
28H
37N
7O
3) m/z 520.4 (M+H)
+; MS (ESI
-)(C
28H
37N
7O
3) m/z 518.5 (M-H)
-; HPLC純度>95% (保持時間、2.51 min);
1H NMR (400 MHz, d4-MeOH) δ
Hppm 8.08 (s, 1H), 7.48 (br. s., 1H), 7.39 (d, J=8.50 Hz, 1H), 7.29 (dd, J=8.40, 4.87 Hz, 1 H), 6.63 (m, 1H), 6.12 (d, J=4.15 Hz, 1H), 4.40 (m, 1H), 4.09 (m, 2H), 3.15 (m, 0.5H), 3.02 (d, J=8.09 Hz, 1H), 2.92 (d, J=7.26 Hz, 1H), 2.84 (m, 0.5H), 2.65 (m, 2H), 2.43 (m, 1H), 2.29 (m, 1H), 2.20 (d, J=5.80 Hz, 3H), 2.13 (m, 1H), 1.99 (br. s., 1H), 1.67 (m, 1H), 1.37 (d, J=3.94 Hz, 9H), 1.30 (dd, J=13.99, 4.66 Hz, 1H)。
【0799】
実施例 7: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-(((3-(2-(6-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール (化合物 7)の合成
ステップ 1: 4,6-ジクロロ-5-(2,2-ジエトキシエチル)ピリミジンの合成
【0800】
【化126】
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【0801】
題記の化合物をMontgomeryの方法により調製した。Montgomery, J. A.; Hewson, K. J. Med. Chem. 10, 665 (1967)を、参照されたい。
【0802】
ステップ2: (1R,2S,3R,5R)-3-((6-クロロ-5-(2,2-ジエトキシエチル)ピリミジン-4-イル)アミノ)-5-(ヒドロキシメチル)シクロペンタン-1,2-ジオールの合成
【0803】
【化127】
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【0804】
4,6-ジクロロ-5-(2,2-ジエトキシエチル)ピリミジン (5.35 g, 20.2 mmol)及び(1R,2S,3R,4R)-2,3-ジヒドロキシ-4-(ヒドロキシメチル)シクロペンタンアミニウムクロリド(9.29 g, 24.3 mmol)の混合物をエタノール(236 mL)中に吸収させ、Et
3N (11.2 mL, 80.8 mmol)で処理し、そして23時間加熱還流した; HPLC/LCMSは出発材料の消費及び生成物の存在を示した。反応混合物を濃縮して、褐色スラリーを提供し、それを未精製物として輸送した: MS (ESI
+) (C
16H
26ClN
3O
5) m/z 376.2 (M+H)
+; MS (ESI
-)(C
16H
26ClN
3O
5)m/z 374.2 (M-H)
- ; HPLC純度>95% (保持時間、 2.436 min)。J. Med. Chem. 10, 665 (1967)からの経路の変更。
【0805】
ステップ3: (1R,25,3R,5R)-3-(4-クロロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-(ヒドロキシメチル)シクロペンタン-1,2-ジオールの合成
【0806】
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
【0807】
未精製(1R,2S,3R,5R)-3-((6-クロロ-5-(2,2-ジエトキシエチル)ピリミジン-4-イル)アミノ)-5-(ヒドロキシメチル)シクロペンタン-1,2-ジオールの1,4-ジオキサン (160 mL)中の懸濁液を、1 M HClの水溶液 (30 mL, 30 mmol)で処理し、そして室温にて69.5時間攪拌した; HPLCは1つの生成物への明らかな変換を示した。LCMSは所望の生成物についての質量を示した。反応混合物を、濃縮された水性NH
4OHで中和し(pH 7まで)、そして揮発分を真空中で除去し、褐色スラリーを提供し、それをさらなる精製なしに続けた: MS (ESI+)(C
12H
14ClN
3O
3) m/z 284.1 (M+H)
+; MS (ESI-) (C
12H
14ClN
3O
3) m/z 282.2 (M-H)
-, 328.2 (M+HCO
2)
- ; HPLC 純度>95% (保持時間、1.947 min)。J. Med. Chem. 10, 665 (1967)からの経路の変更。
【0808】
ステップ 4: ((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-クロロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メタノールの合成
【0809】
【化129】
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【0810】
未精製(1R,2S,3R,5R)-3-(4-クロロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-(ヒドロキシメチル)シクロペンタン-1,2-ジオール(10 g, 約20 mmol, NMRにより 54%純度)及び2,2-ジメトキシプロパン (100 mL, 800 mmol)の混合物をp-トルエンスルホン酸一水和物(7.28 g, 38.3 mmol)で処理し、そして黄色-褐色反応混合物を激しく1.25時間攪拌し、その時点で、固形分のみが微細な褐色沈殿物であった。HPLCは出発材料の完全な消費を示した。反応混合物を水(30 mL)で希釈し、そして固形分のNaHCO
3 (4.80 g, 57.1 mmol)で中和した。揮発分を真空中で注意深く除去し、そして得られた褐色水溶液をEtOAc (3x100 mL)で抽出した。合わせた有機物を乾燥し(Na
2SO
4)、そして真空中で濃縮して、褐色ペーストを提供した。カラムクロマトグラフィー (4x22 cm シリカ; 0-66% EtOAc/Hex)により精製し、題記の化合物を無色フォーム/ガラスとして提供した (4.38 g, 70%, 1つのステップ): MS (ESI+) (C
15H
18ClN
3O
3) m/z 324.2 (M+H)
+; MS (ESI-) (C
15H
18ClN
3O
3) m/z 368.2 (M+HCO
2)
- ; HPLC純度>95% (保持時間、3.034 min)。
【0811】
ステップ 5: 7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(アジドメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-4-クロロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンの合成
【0812】
【化130】
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【0813】
((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-クロロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メタノール (2.68 g, 8.28 mmol)をTHF (32 mL)中に溶解させ、PPh
3 (3.05 g, 11.6 mmol)で処理し、そして反応容器をアイス-ブラインバス中で冷却した。ジイソプロピルアゾジカルボキシレート[DIAD] (2.3 mL, 12 mmol)を、シリンジを介して滴下して加え、そして混合物を10分間攪拌した。ジフェニルホスホン酸アジド [DPPA] (2.50 mL, 11.6 mmol)のTHF (7.8 mL)中の溶液を、シリンジを介して滴下して加え、オフホワイトの混合物を提供し、それを21時間攪拌し、アイスバスを室温に温めた; HPLC/LCMSは出発材料の完全な消費及び生成物の生成を示した。22.5時間で、反応混合物を真空中で濃縮して、そしてカラムクロマトグラフィー(4x22 cm シリカ; 0-25% EtO Ac/Hex)により精製し、題記の化合物を無色透明のオイルとして提供した(2.27 g, 78%): MS (ESI+) (C
15H
17ClN
6O
2) m/z 349.2 (M+H)
+; MS (ESI-) (C
15H
17ClN
6O
2)m/z 393.2 (M+HCO
2)
- ; HPLC 純度>95% (保持時間、4.169 min)。
【0814】
ステップ 6: 7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(アジドメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-[d]ピリミジン-4-アミンの合成
【0815】
【化131】
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【0816】
7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(アジドメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-4-クロロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン及び2,4-ジメトキシベンジルアミン (1.2 mL, 7.8 mmol)の1-ブタノール(18.6 mL)中の溶液をN,N-ジイソプロピルエチルアミン (1.4 mL, 7.8 mmol)で処理し、そして80℃に22時間加熱した; HPLC/LCMSは所望の生成物への約90%変換を示した。揮発分を除去し、そして黄色-褐色ペーストをCH
2Cl
2 (90 mL)中に吸収させ、そして水(2x30 mL)及びブライン (1x45 mL)で洗浄した。分離した有機層を乾燥し(Na
2SO
4)、そして真空中で濃縮して、橙色オイルを提供した。カラムクロマトグラフィー (2x22 cm シリカ; 0- 50% EtOAc/Hex)により精製し、題記の化合物を淡黄色ガラス/フォームとして提供した (2.23 g, 72%): MS (ESI+) (C
24H
29N
7O
4) m/z 480.5 (M+H)
+; MS (ESI-) (C
24H
29N
7O
4) m/z 524.3 (M+HCO
2)
- ; HPLC 純度 >95% (保持時間、 3.551 min)。
【0817】
ステップ 7: 7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(アミノメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミンの合成
【0818】
【化132】
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【0819】
7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(アジドメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (2.23 g, 4.65 mmol)のTHF (33 mL, 410 mmol)中の溶液を0℃に冷却し、トリメチルホスフィンのTHF中の1.0 M溶液(9.3 mL, 9.3 mmol)で滴下して処理した。冷浴を取り外し、そして反応混合物を1時間攪拌しながら室温に温めた; 出発材料はHPLCにより残っていなかった。1.5時間で、水(4.3 mL, 240 mmol)を添加し、そして反応混合物を1時間15分間攪拌した; TLCは1つの生成物を示した。反応混合物を真空中で濃縮して、薄い橙色のペーストを提供した。残留物をCH
2Cl
2 (120 mL)で希釈し、そして水 (2x40 mL)及びブライン(1x40 mL)で洗浄した。有機層を乾燥し(Na
2SO
4)、そして真空中で濃縮して、橙色オイルを提供した。カラムクロマトグラフィー (2x22 cm シリカ; 0-5%のCH
3OH 中の7 N NH
3 /CH
2Cl
2)により精製し、題記の化合物を無色のフォームとして提供した(1.97 g, 3つのステップで53%): MS (ESI+) (C
24H
31N
5O
4) m/z 454.3 (M+H)
+; HPLC純度>95 % (保持時間、2.541 min)。
【0820】
ステップ 8: エチル3-(2,2-ジクロロ-3-オキソシクロブチル)プロパノエートの合成
【0821】
【化133】
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【0822】
ペンテン酸エチルエステル (7.07 g, 55.2 mmol)及び亜鉛-銅カップル(10.2 g, 140 mmol)のジエチルエーテル(170 mL)及び1,2-ジメトキシエタン (25 mL)中の混合物を、トリクロロアセチルクロリド (25 g, 140 mmol)を滴下して処理した。混合物を室温にて3日間攪拌した。赤みがかった不均一反応混合物を、セライトパッドを通してろ過し、そしてパッドを300 mLのEt
2Oで洗浄した。ろ液を濃縮して、初期体積の半分とし、そして有機相を2つの150 mL 分量のH
2O及び1つの150 mL分量の飽和NaHCO
3で洗浄した。有機相をMgSO
4上で乾燥し、ろ過し、そして濃縮して、褐色液体を生じた。材料を真空蒸留 (90-100℃、0.044トル)にて精製し、題記の化合物を淡黄色液体として生じた (10.49 g, 80%): GC 純度 95.8 % (保持時間、4.92 min)。
【0823】
ステップ 9: エチル3-(3-オキソシクロブチル)プロパノエートの合成
【0824】
【化134】
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【0825】
エチル3-(2,2-ジクロロ-3-オキソシクロブチル)プロパノエート (10.49 g, 43.87 mmol)及び塩化アンモニウム (12 g, 220 mmol)のメタノール (310 mL, 7600 mmol)中の溶液を、複数回の少量部分の亜鉛粉末 (14 g, 220 mmol)にて処理した。反応混合物を3時間加熱還流し、その後、GCは反応が完了したことを示した。反応混合物を室温に冷却し、そしてセライトを通してろ過し、Et
2Oでパッドを洗浄した。ろ液を真空中で濃縮して、
淡黄色の溶液を提供した。溶液を200 mL のEt
2Oで希釈し、そして100 mLの水で洗浄した。分離した水性層を100 mLのEt
2Oで再抽出し、そして合わせた有機相を100 mLの 1:1 水/ブライン、50 mLの水及び150 mLの飽和水性NaHCO
3で洗浄した。有機層をMgSO
4上で乾燥しそして真空中で濃縮して、題記の化合物を淡黄色オイルとして提供し (4.49 g, 60%)、それは次のステップでの使用に十分な純度であった: GC純度>95% (保持時間、4.24 min)。
【0826】
ステップ10: 3-(3-オキソシクロブチル)プロパン酸の合成
【0827】
【化135】
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【0828】
エチル3-(3-オキソシクロブチル)プロパノエート (200 mg, 1.18 mmol)のメタノール (4 mL)中の溶液を水 (0.75 mL)及び水酸化ナトリウムの2N溶液(0.75 mL, 1.41 mmol) で処理し、そして出発材料がTLC (25% EA/hept)により完全に消費されるまで溶液を55℃で加熱した。1時間後に、出発材料は消費されたことが分かった。反応混合物を室温に冷却し、そして濃縮して、MeOHを除去した。水性相を2 mLのH
2Oで希釈し、1N HClでpH約2まで酸性化した。溶液をNaClで飽和し、そして3つの10 mL分量の酢酸エチルで抽出した。有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して、題記の化合物を淡橙色の粘性オイルとして提供し(157 mg, 94 %)、それをそのまま次のステップで使用した: GC 純度 63.2% (保持時間、 4.27 min)。
【0829】
ステップ 11: N-(2-アミノ-4-クロロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル)-3-(3-オキソシクロブチル)プロパンアミドの合成
【0830】
【化136】
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【0831】
3-(3-オキソシクロブチル)プロパン酸(157 mg, 0.696 mmol)及び4-クロロ-5-(トリフルオロメチル)ベンゼン-1,2-ジアミン (146 mg, 0.696 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド (2.5 mL)中の溶液を0℃に冷却した。溶液をN,N-ジイソプロピルエチルアミン (0.364 mL, 2.09 mmol)で滴下して処理し、次いで、N,N,N',N'-テトラメチル-O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート (291 mg, 0.765 mmol)で、一回で処理した。溶液を攪拌して、ゆっくりと室温に温めた。40時間後に、反応混合物を高真空下に部分的に濃縮した。残りの褐色液体を25 mLのEA及び15 mLの1/1 飽和NaHCO
3/H
2O中に吸収させ、そして抽出した。水性相を2つの15 mL分量の酢酸エチルで洗浄し、そして合わせた有機相を30 mL分量のH
2O及びブラインで洗浄した。有機相をMgSO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して、黄褐色の粘性オイル/ガラスを生じた。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー (40g シリカゲル, 50-80% EA/hept)により精製し、題記の化合物を若干黄褐色のガラス/剛性フォームとして生じた (72 mg, 31%): MS (ESI+) (C
14H
14ClF
3N
2O
2) m/z 335.2 (M+H)
+; MS (ESI-) (C
14H
14ClF
3N
2O
2) m/z 333.3 (M-H)
-; HPLC 純度78.2% (保持時間、3.56 min)。
【0832】
ステップ12: 3-(2-(6-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブタノンの合成
【0833】
【化137】
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【0834】
N-(2-アミノ-4-クロロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル)-3-(3-オキソシクロブチル)プロパンアミド(72 mg, mmol)を酢酸 (3.2 mL)中に吸収させ、溶液を65℃で26時間加熱し、その時点で、HPLCは出発材料が消費されており、そして新たな生成物が生成されていることを示した。反応混合物を冷却し、そして溶媒を高真空下に除去した。淡褐色残留物を20 mLの酢酸エチル中に吸収させ、そして有機相を複数の10 mL分量の飽和NaHCO
3及びH
2Oで洗浄した。有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して、淡褐色ガラス相を生じた。未精製材料を分取TLC (20cm x 20cm x 1.0mm 分取TLCプレート、3% MeOH/EA)により精製し、題記の化合物を褐色ガラス相として生じた (45 mg, 66%): MS (ESI+) (C
14H
12ClF
3N
2O) m/z 317.2 (M+H)
+; MS (ESI-) (C
14H
12C1F
3N
2O) m/z 315.2 (M-H)
-; HPLC純度 84.1% (保持時間、2.98 min)。
【0835】
ステップ 13: 7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(6-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミンの合成
【0836】
【化138】
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【0837】
7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(アミノメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (80 mg, 0.18 mmol)及び3-(2-(6-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブタノン(45 mg, 0.14 mmol)の1,2-ジクロロエタン(2.4 mL)中の溶液を酢酸 (10 uL, 0.18 mmol)で処理した。溶液をナトリウムトリアセトキシボロヒドリド (53 mg, 0.25 mmol)で、1回で処理し、そしてHPLCにより完了するまで室温で攪拌した。4時間後に、反応混合物を10 mLのCH
2Cl
2で希釈し、そして10 mLの飽和NaHCO
3で洗浄した。水性相を10 mLのCH
2Cl
2で洗浄し、そして合わせた有機相をNa
2SO
4上で乾燥した。溶液をろ過し、そして濃縮して、淡褐色ガラス/剛性フォームを生じた。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー(25g シリカゲル; 5%のCH
3OH中の7N NH
3/CHCl
3)により精製し、題記の化合物を無色ガラス/剛性フォームとして生じた (76 mg, 71 %): MS (ESI+) (C
38H
43C1F
3N
7O
4) m/z 754.3 (M+H)
+; MS (ESI-) (C
38H
43C1F
3N
7O
4) m/z 752.3 (M-H)
-; HPLC 純度 90.5% (保持時間、3.24 min)。
【0838】
ステップ 14: 7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(6-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミンの合成
【0839】
【化139】
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【0840】
7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(6-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (76 mg, 0.10 mmol)のメタノール (2.5 mL)中の溶液を、ナトリウムシアノボロヒドリド (84 mg, 1.3 mmol)で処理した。溶液のpHを、メタノール中の氷酢酸の10% (v/v) 溶液を滴下して加えることにより、約6に調節した。混合物を37% 水性ホルムアルデヒド (0.12 mL, 1.7 mmol)を滴下して処理し、そして混合物をLCMSにより完了するまで室温にて攪拌した。2時間後に、反応が完了し、そして反応混合物を濃縮して、メタノールを除去した。残った水溶液を7 mLのNaHCO
3で希釈し、そして水性相を3つの10 mLの分量のCH
2Cl
2で抽出した。有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮し、無色の剛性フォーム/ガラスを生じた。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー (20g シリカゲル; 4%のCH
3OH中の 7N NH
3 /CH
2Cl
2)により精製し、題記の化合物を無色のガラスとして生じた(62 mg, 80%): MS (ESI+) (C
39H
45C1F
3N
7O
4) m/z 768.0 (M+H)
+; MS (ESI-) (C
39H
45C1F
3N
7O
4) m/z 766.3 (M-H)
-; HPLC 純度 92.1% (保持時間、3.29 min)。
【0841】
ステップ 15: 化合物7の合成
7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(6-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (60 mg, 0.078 mmol)を、アイスバス中で0℃に予冷された、トリフルオロ酢酸(3.6 mL)及び水(0.4 mL)の混合物中に溶解した。溶液を0℃で30分間攪拌し、そしてその後、室温に温めた。室温で3時間後に、HPLCは反応が完了したことを示した。直ちに非常にピンク色の反応混合物を濃縮した。残留物を10 mLのMeOH中に吸収させ、そして濃縮した。この手順を2回繰り返し、そして残留物を高真空に1時間入れた。材料を7 mLのMeOH中に吸収させ、そして120 mgのK
2CO
3及び10滴の水で処理した。混合物を1時間攪拌した。混合物を、微細フリットを通してろ過し、固形分を10 mLのMeOHで洗浄し、そしてろ液を濃縮して、ほぼ無色の固形分を生じた。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー(30g シリカゲル; 10-15%のCH
3OH中の7N NH
3 /CH
2Cl
2)により精製し、化合物7を無色のガラス/剛性フォームとして生じた(31 mg, 69%): MS (ESI+) (C
27H
31ClF
3N
7O
2) m/z 578.3 (M+H)
+; MS (ESI-) (C
27H
31ClF
3N
7O
2) m/z 576.4 (M-H)
- ; HPLC 純度>95% (保持時間、2.57 min);
1H NMR (400 MHz, d4-MeOD) δ
H8.06 (s, 1H), 7.89 (d, J=2.07 Hz, 1 H), 7.69 (d, J=2.28 Hz, 1H), 7.21 (dd, J=3.42, 1.76 Hz, 1H), 6.59 (d, J=3.52 Hz, 1H), 4.33 (t, J=6.84 Hz, 1H), 3.89 (q, J=5.25 Hz, 1H), 3.03 (m, 0.5 H), 2.89 (m, 2 H), 2.70 (m, 0.5 H), 2.49 (m, 1H), 2.40 (m, 2 H), 2.27 (br. s., 2 H), 2.16 (d, J=7.26 Hz, 4 H), 2.06 (m, 2 H), 1.91 (m, 2 H), 1.62 (m, 1 H), 1.52 (m, 1 H)。
【0842】
実施例 8: 化合物8〜140の合成
化合物8〜140を、例1〜7に関して記載した方法と類似の方法、又は、一般スキームに記載した反応スキームにより合成した。そのいくつかをどのように調製したかの詳細な説明を下記に示す。化合物2〜140のMS及びNMRデータを表1又は本明細書中に提供した実施例に提供する。
【0843】
化合物8: 1-(3-((((2R,3S,4R,5R)-5-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)-3-(4-(tert-ブチル)フェニル)ウレア
ベンジル(3-オキソシクロブチル)カルバメート
3-オキソシクロブタンカルボン酸(1.0 g, 8.77 mmol)及びDIEA (1.92 g, 14.92 mmol)のトルエン(8 mL)中の溶液に、DPPA (2.89 g, 10.52 mmol)を室温にて添加した。混合物をアルゴン下にて3時間、60℃に加熱し、その後、ベンジルアルコール (1.14 g, 10.52 mmol)を添加した。混合物を60℃で一晩攪拌した。反応物を濃縮し、残留物をSGC (PE:EA = 8:1)により精製し、所望の化合物を提供した (240 mg, 収率 50%)。
1H NMR (500MHz, CDCl
3): δ
H 7.38-7.33 (m, 5H), 5.12 (d, J=7.5 Hz, 2H), 4.34-4.33 (brs, 1H), 3.44-3.39 (m, 2H), 3.10-3.07 (brs, 2H) ppm; ESI-MS (m/z): 220.2 [M+1]
+ 。
【0844】
ベンジル(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)カルバメート
9-((3aR,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-(メチルアミノ)メチル)テトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン (190 mg, 0.59 mmol)及びベンジル(3-オキソシクロブチル)カルバメート(240 mg, 1.37 mmol)のMeOH (5 mL)中の溶液に、Ti[OCH(CH
3)
2]
4 (216 mg, 0.59 mmol)を添加した。混合物を室温で1時間攪拌した。その後、NaCNBH
3 (95 mg, 1.52 mmol)を添加し、反応物を室温で一晩攪拌した。反応物をろ過し、そして蒸発させ、残留物を分取-TLC (DCM:MeOH = 20:1)により精製し、所望の化合物 (90 mg, 収率 29%)を得た。
【0845】
1H NMR (500MHz, MeOD): δ
H8.28 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.33-7.28 (m, 5H), 6.19 (d, J=2.0 Hz, 1H), 5.52-5.51 (m, 1H), 5.03 (s, 1H), 5.00-4.98 (m, 1H), 4.34 (t, J=3.5 Hz, 1H), 3.70 (m, 1H), 2.58-2.47 (m, 4H), 2.38-2.26 (m, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.69-1.67 (m, 1H), 1.58 (s, 3H), 1.37 (s, 3H) ppm; ESI-MS (m/z): 524.3 [M+1]
+。
【0846】
N1-(((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)-N1-メチルシクロブタン-1,3-ジアミン
ベンジル(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)カルバメート(190 mg, 0.17 mmol)及びPd(OH)
2 (14 mg, 0.1 mmol)のMeOH (5 mL)中の溶液に、H
2を装填した。反応物を35℃で5時間攪拌した。反応物をセライトでろ過し、そして乾燥まで濃縮した。残留物を分取-TLC (DCM:MeOH = 10:1)により、所望の化合物へと精製した (28 mg, 収率42%)。
1H NMR (500MHz, MeOD): δ
H8.29 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 6.19 (d, J=2.0 Hz, 1H), 5.51 (dd, J=6.5及び2.0 Hz, 1H), 5.00 (dd, J=6.0及び3.5 Hz, 1H), 4.34 (d, J=8.5 Hz, 1H), 3.14-3.11 (m, 1H), 2.60-2.57 (m, 1H), 2.52-2.48 (m, 2H), 2.34-2.31 (m, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.66 (q, J=10.0 Hz, 1H), 1.58 (s, 3H), 1.48 (q, J=10.0 Hz, 1H), 1.37 (s, 3H) ppm; ESI-MS (m/z): 390.2[M+1]
+ 。
【0847】
1-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)-3-(4-(tert-ブチル)フェニル)ウレア
N1-(((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)-N1-メチルシクロブタン-1,3-ジアミン (28 mg, 0.072 mmol)及びTEA (22 mg, 0.22 mmol)のTHF (3 mL)中の溶液に、DCM (0.5 mL)中の1-tert-ブチル-4-イソシアナトベンゼン (18 mg, 0.11 mmol)を滴下して加えた。反応物を室温で1時間攪拌した。反応物を濃縮し、そして分取-TLC (2回、DCM:MeOH:NH
4OH = 300:30:8, V/V)により精製し、所望の化合物を青白い白色固形分として得た (28 mg、収率: 88%)。
1H NMR (500MHz, MeOD): δ
H8.29 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 7.28-7.22 (m, 4H), 6.25 (d, J=2.5 Hz, 1H), 5.52-5.50 (m, 1H), 5.07-5.05 (m, 1H), 4.46-4.44 (m, 1H), 3.88-3.85 (m, 1H), 2.97 (brs, 1H), 2.80-2.78 (m, 2H), 2.48-2.42 (m, 2H), 2.30 (s, 3H), 1.84-1.82 (m, 1H), 1.60 (s, 3H), 1.58-1.56 (m, 1H), 1.39 (s, 3H), 1.28 (s, 9H) ppm; ESI-MS (m/z): 565.3 [M+1]
+。
【0848】
1-(3-(((2R,3S,4R,5R)-5-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)-3-(4-(tert-ブチル)フェニル)ウレア
【0849】
【化140】
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【0850】
1-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)-3-(4-(tert-ブチル)フェニル)ウレア(125 mg, 0.23 mmol)のTFA (0.90 mL)及び0.10 mLの水 中の溶液を室温にて1時間攪拌した。反応物を乾燥まで濃縮し、MeOH (5 mL)及び0.5 mLの水中のK
2CO
3 (60 mg)を滴下して加えた。反応物を室温にて0.5時間攪拌し、そして濃縮して残留物を得て、それを分取-TLC (DCM:MeOH:NH
4OH = 300:30:8, V/V)により精製し、所望の化合物を青白い白色固形分として得た (75 mg, 収率: 65%)。
1H NMR (500MHz, MeOD): δ
H8.27 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.28-7.20 (m, 4H), 6.00-5.99 (m, 1H), 4.77-4.75 (m, 1H), 4.28-4.23 (m, 2H), 3.92-3.88 (m, 1H), 2.92 (brs, 1H), 2.83-2.81 (m, 2H), 2.59-2.56 (m, 2H), 2.32 (s, 3H), 1.74-1.64 (m, 2H), 1.27 (s, 9H) ppm; ESI-MS (m/z): 525.3 [M+1]
+。
【0851】
化合物9及び12
【0852】
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0853】
化合物9: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1r,3S)-3-(2-(6-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール:
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.07 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.22 (d, J=3.5 Hz, 1H), 6.61 (d, J=3.5 Hz, 1H), 4.34 (t, J=6.5 Hz, 1H), 3.89 (t, J=5.0 Hz, 1H), 2.88 (t, J=7.0 Hz, 2H), 2.74-2.68 (m, 1H), 2.55-2.49 (m, 1H), 2.46-2.35 (m, 2H), 2.32-2.22 (m, 3H), 2.17 (s, 3H), 2.00-1.90 (m, 3H), 1.68-1.60 (m, 1H), 1.58-1.48 (m, 2H) ppm; LC-MS (m/z): 578.3 [M+1]
+。
【0854】
化合物 12: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1s,3R)-3-(2-(6-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール:
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.07 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.22 (d, J=3.5 Hz, 1H), 6.61 (d, J=4.0 Hz, 1H), 4.34 (dd, J= 7.0及び6.0 Hz, 1H), 3.90 (t, J=5.0 Hz, 1H), 3.05-3.00 (m, 1H), 2.92 (t, J=7.5 Hz, 2H), 2.55-2.49 (m, 1H), 2.47-2.35 (m, 2H), 2.32-2.22 (m, 1H), 2.20-2.02 (m, 8H), 1.93-1.86 (m, 2H), 1.70-1.60 (m, 1H) ppm; LC-MS (m/z): 578.3 [M+1]
+ 。
【0855】
化合物10及び11
【0856】
【化142】
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【0857】
化合物 10: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((メチル((1r,3S)-3-(2-(5-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール:
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.06 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.62 (d, J=9.0 Hz, 1H), 7.47 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.20 (d, J=3.5 Hz, 1H), 6.59 (d, J=3.0 Hz, 1H), 4.33-4.30 (m, 1H), 3.88-3.86 (m, 1H), 3.32-3.31 (m, 1H), 2.89-2.86 (m, 2H), 2.67-2.66 (m, 1H), 2.48-2.26 (m, 6H), 2.14 (s, 3H), 1.95-1.93 (m, 3H), 1.62-1.48 (m, 3H) ppm; LC-MS (m/z): 544.3 [M+1]
+。
【0858】
化合物 11: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((メチル((1s,3R)-3-(2-(5-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール:
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.06 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.62 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.47 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.20 (d, J=3.0 Hz, 1H), 6.59 (d, J=3.5 Hz, 1H), 4.33-4.31 (m, 1H), 3.90-3.87 (m, 1H), 3.01-3.0 (m, 1H), 2.92-2.89 (m, 2H), 2.48-2.03 (m, 13H), 1.93-1.89 (m, 2H), 1.63-1.61 (m, 1H) ppm; LC-MS (m/z): 544.3 [M+1]
+ 。
【0859】
化合物 13: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((メチル(3-(2-(5-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
N-(2-アミノ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド
【0860】
【化143】
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【0861】
N,N,N',N'-テトラメチル-0-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.44 g, 1.2 mmol)を、3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸 (460 mg, 0. 77 mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン (0.44 mL, 2.6 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(5 mL)中の溶液に添加した。反応物を室温にて一晩攪拌し、部分的に濃縮し、その後、NaHCO
3(飽和)を添加した。水性相をEtOAcで3回抽出し、合わせた有機物をMgSO
4で乾燥し、ろ過し、濃縮し、そしてフラッシュクロマトグラフィー(DCM/MeOH中で7N NH
3 95:5)により精製し、所望の化合物を固形分として提供した (0.34 g)。
【0862】
N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7-((3aS,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-((メチル(3-(2-(5-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
【0863】
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【0864】
N-(2-アミノ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4- ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド(0.38 g, 0.50 mmol)及び酢酸 (5 ml)を65℃で一晩攪拌した。真空中で揮発分を除去し、そして残った水をエタノールとの共沸蒸留、次いで、高真空下で、1時間で除去した。得られた残留物をNaHCO
3 (飽和)及びDCMの間で分離した。水性層を抽出し(3x)、そして合わせた有機物をMgSO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮し、その後、フラッシュクロマトグラフィー(DCM/ MeOH中の 7N NH
3 93:7)により精製し、白色フォームを生じた。
【0865】
(1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((メチル(3-(2-(5-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【0866】
【化145】
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【0867】
トリフルオロ酢酸 (5 ml)を、水 (0.5 ml)及びN-(2,4-ジメトキシベンジル)-7-((3aS,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-((メチル(3-(2-(5-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (0.31 g, 0.42 mmol)の混合物に室温にて添加した。反応を一晩進行させ、その後、トリエチルシラン (0.13 ml, 0.84 mmol)でクエンチした。揮発分を真空中で除去し、そして得られた残留物を飽和NaHCO
3 及びDCM/MeOH (10:1)の間で分離した。水性層をさらにDCM/MeOH (10:1)で抽出し(3x)、そして合わせた有機物をMgSO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(DCM/ MeOH中の7N NH
3 87:13)により精製し、所望の化合物をオフホワイトフォーム/ガムとして提供した(0.12 g)。MS (ESI
+) (C
27H
32F
3N
7O
2) m/z 544.5 [M+H]
+; MS (ESI
-) (C
27H
32F
3N
7O
2) m/z 542.3 [M-H]
-; HPLC 純度>85% (保持時間、2.418 min.)
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOH) δ
H 8.078 (s, 1H), 7.812 (s, 1H), 7.654-7.634 (m, 1H), 7.507-7.487 (m, 1H), 7.229-7.214 (m, 1H), 6.617-6.608 (d, J=3.6 Hz, 1H), 4.361-4.322 (m, 1H), 3.927-3.887 (m, 1H), 3.062-3.024 (m, 0.5H (トランス異性体のメチン)), 2.944-2.873 (m, 2H), 2.758-2.554 (m, 0.5H (シス異性体のメチン)), 2.554-2.507 (m, 1H), 2.447-2.351 (m, 2H), 2.291-2.263 (m, 2H), 2.194-2.054 (m, 6H), 1.960-1.887 (m, 3H), 1.686-1.480 (m, 2H)。保持時間:2.418。HPLC 条件: Agilent Zorbax Exlipse XDB-C18 カラム, 4.6X50 mm (1.8 um パッキング), 溶媒 A-水 (0.1% TFA)、溶媒 B- アセトニトリル(0.07% TFA)、6分間勾配、5〜95%のB、1分間保持、その後、リサイクル。
【0868】
化合物14: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド
【0869】
【化146】
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【0870】
N,N,N',N'-テトラメチル-O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.44 g, 1.2 mmol)を、3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸(460 mg, 0.77 mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン (0.44 mL, 2.6 mmol)及び4-tert-ブチルベンゼン-1,2-ジアミン (0.15 g, 0.93 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(5 mL, 60 mmol)中の溶液に添加した。反応物を室温にて一晩攪拌し、部分的に約2 mlまで濃縮し、その後、NaHCO
3 (飽和)を添加した。混合物をEtOAc (3x)で抽出し、そして合わせた有機物をMgSO
4で乾燥し、そして濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(DCM/ MeOH中の7N NH
3 95:5)により精製し、固形分を生じた(0.24 g)。
【0871】
7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
【0872】
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
【0873】
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド (0.24 g, 0.32 mmol)の酢酸 (5 ml, 90 mmol)中の溶液を60℃で一晩攪拌した。揮発分を真空中で除去し、そして残った残留物をNa
2CO
3 (2N)及びDCMの間で分割した。水性層をDCMで3回抽出し、そして合わせた有機物をMgSO
4で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー (DCM/ MeOH中の7N NH
3 94:6)により精製し、所望の化合物を固形分として生じた(0.20 g)。
【0874】
(1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【0875】
【化148】
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【0876】
トリフルオロ酢酸 (5 ml)を、水(0.5 ml)及び7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (0.20 g, 0.28 mmol) の混合物に室温にて添加した。反応を一晩進行させ、その時点で、トリエチルシラン (0.088 ml, 0.55 mmol)でクエンチした。揮発分を真空中で除去し、そして得られた残留物を飽和NaHCO
3及びDCM/MeOH (10:1)の間で分割した。水性物をさらに3回DCM/MeOH (10:1)で抽出し、そして合わせた有機物をMgSO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮して、そしてフラッシュクロマトグラフィー (DC/ MeOH中の7N N
3 87:13)により精製し、所望の生成物をオフホワイトフォームとして提供した(0.060 g)。MS (ESI
+) (C
30H
41N
7O
2) m/z 532.3 [M+H]
+; MS (ESI
-) (C
30H
41N
7O
2) m/z 530.4 [M-H]
-; HPLC 純度 >94% (保持時間、2.723 min.)
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOH) δ
H 8.079 (s, 1H), 7.500 (s, 1H), 7.418-7.398 (m, 1H), 7.310-7.307 (m, 1H), 7.230-7.216 (m, 1H), 6.619-6.610 (m, 1H), 4.355-4.316 (m, 1H), 3.926-3.887 (m, 1H), 3.088-3.017 (m, 0.5H(トランス異性体のメチン)), 2.879-2.809 (m, 2H), 2.745-2.685 (m, 0.5H (シス異性体のメチン), 2.532-2.512 (m, 1H), 2.446-2.373 (m, 2H), 2.294-2.276 (m, 2H), 2.202-2.012 (m, 5H), 1.685-1.603 (m, 1H), 1.545-1.504 (m, 1H), 1.383 (s, 1H)。保持時間:2.723 分、HPLC 条件: Agilent Zorbax Exlipse XDB-C18 カラム, 4.6X50 mm (1.8 urn パッキング), 溶媒A- 水(0.1% TFA), 溶媒 B- アセトニトリル(0.07% TFA) 6分間勾配、5〜95% B; 1分間保持、その後、リサイクル。
【0877】
化合物 15: (1R,2S,3R,5R)-3-{4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル}-5-{[プロパン-2-イル({4-[5-(トリフルオロメチル)-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]ブチル})アミノ]メチル}シクロペンタン-1,2-ジオール
ステップ 1: 7-[(3aS,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-{[プロパン-2-イル({4-[5-(トリフルオロメチル)-1-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]ブチル})アミノ]メチル}-ヘキサヒドロシクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
【0878】
【化149】
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【0879】
3-{[5-(トリフルオロメチル)-1-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]メチル}シクロブタン-1-カルボアルデヒド(243 mg, 0.59 mmol)、7-[(3aS,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-[(プロパン-2-イルアミノ)メチル]-ヘキサヒドロシクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (170 mg, 0.49 mmol)及びMgSO
4 (710 mg, 5.90 mmol)のDCE (10 ml)中の溶液を15分間攪拌した。その後、STAB (175 mg, 0.83 mmol)を反応混合物に添加し、そして室温で1時間攪拌した。反応をLCMSによりモニターし、アミンが1時間後に見られなかった。飽和NaHCO
3 (20 ml)を反応混合物に添加し、そして5分間攪拌した。ブライン(10 ml)を、その後、反応混合物に添加した。生成物をDCM (2x30 ml)で抽出し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして蒸発させた。MeOH中7N NH
3:DCM (1:99〜4:96)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによる精製により、所望の生成物をオイルとして提供した(170 mg, 47 %); MS (ESI
+) (C
38H
54F
3N
7O
3Si) m/z 742.40 [M+H]
+; HPLC 純度 100% (保持時間、1.78 min);
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ
H ppm -0.25-0.11 (9H, m), 0.66-1.04 (8H, m), 1.17-1.48 (5H, m), 1.49-1.61 (3H, m), 1.77-2.04 (2H, m), 2.19-2.37 (5H, m), 2.37-2.51 (2H, m), 2.52-2.80 (2H, m), 2.81-2.91 (1H, m), 2.91-3.22 (2H, m), 3.34-3.79 (2H, m), 4.29-4.52 (1H, m), 4.78-5.12 (2H, m), 5.28-5.70 (4H, m), 6.34(1H, d, 7=3.63 Hz), 6.80-7.16 (1H, m), 7.29-7.71 (2H, m), 7.71-8.11 (1H, m), 8.11-8.46 (1H, m)。
【0880】
ステップ 2. (1R,2S,3R,5R)-3-{4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル}-5-{[プロパン-2-イル({4-[5-(トリフルオロメチル)-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]ブチル})アミノ]メチル}シクロペンタン-1,2-ジオール
【0881】
【化150】
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【0882】
12N HCl (3 ml)を、ゆっくりと、7-[(3aS,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-({プロパン-2-イル[(3-{[5-(トリフルオロメチル)-1-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]メチル}シクロブチル)メチル]アミノ}メチル)-ヘキサヒドロシクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (170 mg, 0.23 mmol)のMeOH (3 ml)中の溶液に添加し、そして40℃で2.5時間攪拌した。反応をLCMSでモニターし、出発材料が2.5時間後に見られなかった。反応混合物を真空中で濃縮し、その後、MeOH中の7N NH
3で塩基性化した。その後、これを乾燥まで蒸発させた。MeOH中の7N NH
3:DCM (1:9)により溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、所望の生成物を白色固形分として提供した (100 mg, 76 %); MS (ESI
+) (C
29H
36F
3N
70
3) m/z 572.40 [M+H]
+; HPLC 純度 99% (保持時間、2.17 min);
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ
H ppm 0.78-1.19 (6H, m), 1.35-1.69 (2H, m), 1.80-2.04 (1H, m), 2.11-2.87 (10H, m), 2.88-3.18 (3H, m), 3.79-4.06 (1H, m), 4.15-4.47 (1H, m), 4.82-5.12 (1H, m), 6.43-6.77 (1H, m), 7.19 (1H, d, J=3.47 Hz), 7.47 (1H, d, J=8.35 Hz), 7.63 (1H, d, J=8.51 Hz), 7.79 (1H, s), 7.95-8.24 (1H, m)。
【0883】
化合物18: (1R,2S,3R,5R)-3-{4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル}-5-({メチル[(3-{[5-(トリフルオロメチル)-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]メチル}シクロブチル)メチル]アミノ}メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
ステップ 1: 3-[2-(ベンジルオキシ)-2-オキソエチリデン]シクロブタン-1-カルボン酸
【0884】
【化151】
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【0885】
シクロブタノン-3-カルボン酸(5g, 43.82 mmol)、ベンジル-2-(ジメトキシホスホリル)アセテート(13.58 g, 52.59 mmol)、LiOH (4.20 g, 23.95 mmol)及び3Å活性化モレキュラーシーブ (25 g, 粉末形態)のTHF (250 ml)中の混合物を窒素下に4時間加熱還流した。反応物を室温まで冷却し、そしてEtOAc (100 ml)、次いで、HCl (1N, 100 ml)を添加した。この混合物を、セライトを通してろ過した。相を分離させ、そして水性層をEtOAc (4x50 ml)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して、無色のオイルを生じた。Hept:EtOAc 7:3〜1:1で溶出するSiO
2上でのドライフラッシュクロマトグラフィーにより、所望の生成物を無色のオイルとして提供した (5.2 g, 39 %); MS (ESI
+) (C
14H
14O
4) m/z 269.05 [M+Na]
+; MS (ESI
-) (C
14H
14O
4) m/z 245.15 [M-H]
- ; HPLC 純度 81% (保持時間、1.85 min);
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ
H ppm 2.95-3.62 (5H, m), 4.96-5.31 (2H, m), 5.75 (1H, t, J=2.21 Hz), 7.27-7.45 (5H, m)。
【0886】
ステップ 2. ベンジル2-{3-[メトキシ(メチル)カルバモイル]シクロブチリデン}アセテート
【0887】
【化152】
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【0888】
3-[2-(ベンジルオキシ)-2-オキソエチリデン]シクロブタン-1-カルボン酸 (2.0 g, 8.12 mmol)、N-メチル-モルホリン(2.70 ml, 24.36 mmol) のDCM (50 ml)中の氷冷溶液に、イソブチルクロロホルメート(1.70 ml, 12.99 mmol)を滴下して5分間にわたって加えた。さらに5分間後に、メトキシ (メチル)アミンヒドロクロリド (1.58 g, 16.24 mmol)を添加し、そして混合物を一晩攪拌し、その間に、室温に温まった。その後、反応混合物をDCM (30 ml)で希釈し、0.1N HCl (50 ml)で洗浄し、その後、飽和NaHCO
3 (50 ml)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして蒸発させた。1:9〜3:7のEtOAc:ヘプタンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによる精製により、所望の生成物を提供した (1.54 g, 65 %); MS (ESI
+) (C
16H
19NO
4) m/z 290.10 [M+H]
+; HPLC 純度100% (保持時間、1.86 min);
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ
H ppm 2.96 (1H, ddd, J=16.98, 8.79, 1.81 Hz), 3.17-3.30 (4H, m), 3.30-3.48 (2H, m), 3.51-3.63 (1H, m), 3.64-3.75 (3H, m), 5.15 (2H, s), 5.73 (1H, 5重項, J=2.25 Hz), 7.29-7.42 (5 H, m)。
【0889】
ステップ3. 2-{3-[メトキシ(メチル)カルバモイル]シクロブチル}酢酸
【0890】
【化153】
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【0891】
炭素上のパラジウム(10%, 0.1 g)を、ベンジル2-{3-[メトキシ(メチル)カルバモイル]シクロブチリデン}アセテート(1.54 g, 5.32 mmol)のEtOH (20 ml)中の溶液に添加し、そして水素雰囲気下に室温にて6時間攪拌した。反応混合物を、セライトを通してろ過し、そして乾燥まで蒸発させ、無色のオイルを提供した(1.04 g, 89%); MS (ESI
+) (C
9H
15NO
4) m/z 202.00 [M+H]
+; MS (ESI)
- (C
9H
15NO
4) m/z 200.05 [M-H]
-; HPLC 純度 92% (保持時間、 1.10 min);
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ
H ppm 1.84-2.08 (2H, m), 2.28-2.53 (4H, m), 2.56-2.72 (1H, m), 3.06-3.22 (3H, m), 3.38-3.56 (1H, m), 3.68 (3H, d, J=8.04 Hz)。
【0892】
ステップ 4i. 3-({[2-アミノ-5-(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}メチル)-N-メトキシ-N-メチルシクロブタン-1-カルボキサミド
【0893】
【化154】
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【0894】
TEA (1.49 ml, 10.70 mmol)を、2-{3-[メトキシ(メチル)カルバモイル]シクロブチル} 酢酸, EDC.HCl (1.18 g, 6.20 mmol)、HOBt.xH
2O (0.77 g, 5.69 mmol)のDCM (20 ml)中の懸濁液に0℃で添加し、そして5分間攪拌し、その後、4-(トリフルオロメチル)ベンゼン-1,2-ジアミン (1.04 g, 10.34 mmol)を添加した。これをさらに20分間0 ℃で攪拌し、その後、室温に温めた。反応をLCMSによりモニターし、2時間後に、反応混合物を1N HCl (50 ml)で洗浄し、その後、飽和NaHCO
3 (50 ml)で洗浄した。これをNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして乾燥まで蒸発させた。EtOAc により溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによる精製により、所望の生成物をベージュ色固形分として提供した(0.83 g, 44%); MS (ESI
+) (C
16H
20N
3O
3) m/z 360.00 [M+H]
+; HPLC 純度 90% (保持時間、1.64 min);
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ
H ppm 2.02-2.16 (2H, m), 2.31-2.68 (4H, m), 2.69-2.88 (1H, m), 3.18 (3H, d, J=4.41 Hz), 3.36-3.59 (1H, m), 3.65-3.76 (3H, m), 6.81-6.97 (1H, m), 7.02-7.27 (1H, m), 7.28-7.48 (1 H, m)。
【0895】
ステップ 4ii. N-メトキシ-N-メチル-3-{[5-(トリフルオロメチル)-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]メチル}-シクロブタン-1-カルボキサミド
【0896】
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
【0897】
3-({[2-アミノ-5-(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}メチル)-N-メトキシ-N-メチルシクロブタン-1-カルボキサミド (0.82 g, 2.29 mmol)のAcOH (10 ml)中の溶液を、2.5時間で攪拌しながら、加熱還流した(約125℃)。反応をLCMSによりモニターした。反応混合物を室温に冷却し、その後、真空中で蒸発させた。残留物をDCM (30ml)中で溶解し、そして飽和NaHCO
3 (50 ml)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして蒸発させた。未精製物を、MeOH:DCM (2:98〜5:95)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、黄褐色オイルを提供した (0.75 g, 94%); MS (ESI
+) (C
16H
18F
3N
3O
2) m/z 342.10 [M+H]
+; HPLC 純度 97% (保持時間、1.40 min);
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ
H ppm 1.96-2.17 (2H, m), 2.27-2.55 (2H, m), 2.66-2.92 (1H, m), 2.97-3.15 (2H, m), 3.15-3.22 (3H, m), 3.32-3.62 (1H, m), 3.63-3.73 (3H, m), 7.37-7.53 (1H, m), 7.53-8.00 (2H, m)。
【0898】
ステップ 5. N-メトキシ-N-メチル-3-{[5-(トリフルオロメチル)-1-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]メチル}シクロブタン-1-カルボキサミド
【0899】
【化156】
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【0900】
K
2CO
3 (381 mg, 2.76 mmol)、次いで、SEM-Cl (430 μl, 2.43 mmol)を、N-メトキシ-N-メチル-3-{[5-(トリフルオロメチル)-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]メチル}シクロブタン-1-カルボキサミド(754 mg, 2.21 mmol)のDMF (10 ml)中の溶液に室温にて添加し、そして一晩攪拌した。反応をLCMSによりモニターした。反応混合物を、水(3 ml)、ブライン (30 ml)で希釈し、その後、EtOAc (2x50ml)で抽出した。これをNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして蒸発させ、透明な橙色オイルを提供した。 EtOAc:ヘプタン (1:1 - 1)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによる精製により、所望の生成物をベージュ色オイルとして単一の位置異性体として提供した(217 mg, 21%); MS (ESI
+) (C
22H
32F
3N
3O
3Si) m/z 472.55 [M+H]
+; HPLC 純度 99% (保持時間、2.37 min);
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ
H ppm -0.31-0.22 (9H, m), 0.83-1.00 (2H, m), 2.03-2.25 (2H, m), 2.30-2.74 (2H, m), 2.85-3.14 (3H, m), 3.18 (3H, s), 3.32-3.60 (3H, m), 3.61-3.72 (3H, m), 5.52 (2H, s), 7.51 (1H, dd, J=8.38, 1.22 Hz), 7.70 (1H, s), 7.79 (1H, d, J=8.53 Hz)及び位置異性体の混合物として提供した(280 mg, 27%); C
22H
32F
3N
3O
3Si m/z 472.55 [M+H]
+;HPLC 純度 72%及び21% (保持時間、2.39及び2.36 min);
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ ppm -0.08- -0.01 (9H, m), 0.81-0.99 (2H, m), 1.94-2.24 (2H, m), 2.38-2.74 (2H, m), 2.90-3.14 (3H, m), 3.14-3.22 (3H, m), 3.33-3.63 (3H, m), 3.63-3.70 (3H, m), 5.40-5.64 (2H, m), 7.40-7.74 (2H, m), 7.75-8.14 (1H, m)。
【0901】
ステップ6. 3-{[5-(トリフルオロメチル)-1-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]メチル}シクロブタン-1-カルボアルデヒド
【0902】
【化157】
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【0903】
DIBAL (0.69 ml, 0.69 mmol, THF中1M)を、N-メトキシ-N-メチル-3-{[5-(トリフルオロメチル)-1-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-1H-1,3- ベンゾジアゾール-2-イル]メチル}シクロブタン-1-カルボキサミドのTHF中の溶液に、攪拌しながら-10℃で滴下して添加した。反応を-10℃で3時間続けた。反応混合物を飽和水性ロッシェル塩(20 ml)上に注ぎ、Et
2O (50 ml)で洗浄し、そして30分間攪拌した。その後、これを分離し、そして有機層をロッシェル塩(30 ml)、飽和NaHCO
3(30 ml)及びブライン(30 ml)で洗浄した。これをNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして蒸発させ、無色のガムを提供した(190 mg, 87%); MS (ESI
+) (C
20H
27F
3N
2O
2Si) m/z 413.6 [M+H]
+; HPLC 純度 87% (保持時間、2.25 min);
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ
H ppm -0.10-0.09 (9H, m), 0.88-1.00 (4H, m), 1.63-1.97 (2H, m), 2.07-2.23 (2H, m), 2.24-2.37 (0H, m), 2.37-2.42 (1H, m), 2.43-2.66 (2H, m), 2.93-3.34 (4H, m), 5.49-5.61 (2H, m), 7.16-7.31 (2H, m), 7.32-7.32 (2H, m), 7.49-7.61 (1H, m), 7.73 (1H, s), 7.83 (1H, d, J=8.35 Hz)。
【0904】
ステップ 7. 7-[(3aS,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-({[(3-{[5-(トリフルオロメチル)-1-{[2- (トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]メチル}シクロブチル)メチル]アミノ}メチル)-ヘキサヒドロシクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
【0905】
【化158】
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【0906】
3-{[5-(トリフルオロメチル)-1-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]メチル}シクロブタン-1-カルボアルデヒド (190 mg, 0.46 mmol)、(1R,2S,3R,5R)-3-{4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル}-5-(アミノメチル)シクロペンタン-1,2-ジオール(140 mg, 0.46 mmol)及びMgSO
4 (554 mg, 4.61 mmol)のDCE (10 ml)中の溶液を15分間攪拌した。その後、STAB (137 mg, 0.645 mmol)を反応混合物に添加しそして攪拌した。反応をLCMSによりモニターし、その後、アミンは見られなかった。飽和NaHCO
3 (20ml)を反応混合物に添加し、そして5分間攪拌した。ブライン(10 ml)を反応混合物に添加し、そして生成物をDCM (2x30 ml)で抽出し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして蒸発させた。MeOH中の7N NH
3:DCM (1:99〜5:95)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、所望の生成物をピンク色フォーム状固形分として提供した。混合画分を合わせ、そしてMeOH中7N NH
3:DCM (2x4:96)で溶出する分取TLCプレートで精製し、合計で170 mg, 53%を提供した。MS (ESI
+) (C
35H
48F
3N
7O
3Si) m/z 700 [M+H]
+; HPLC 純度 100% (保持時間、1.79 min);
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ
H ppm -0.26-0.16 (9H, m), 0.72-0.97 (2H, m), 1.30 (3H, s), 1.38-1.60 (5H, m), 1.91-2.59 (8H, m), 2.60-3.27 (6H, m), 3.35-3.70 (2H, m), 4.52 (1H, t, J=5.94 Hz), 4.78-5.20 (4H, m), 5.39-5.66 (2H, m), 6.36 (1H, d, J=3.65 Hz), 7.03 (1H, d, J=3.65 Hz), 7.42-7.59 (1H, m), 7.69 (1H, s), 7.79 (1H, d, J=8.53 Hz), 8.32 (1H, s)。
【0907】
ステップ 8. 7-[(3aS,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-({メチル[(3-{[5-(トリフルオロメチル)-1-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]メチル}シクロブチル)メチル]アミノ}メチル)-ヘキサヒドロシクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
【0908】
【化159】
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【0909】
ホルムアルデヒド (36 μl, 0.49 mmol, 37%(aq) )を、7-[(3aS,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-({[(3-{[5-(トリフルオロメチル)-1-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ] メチル } -1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]メチル}シクロブチル)メチル]アミノ}メチル)-ヘキサヒドロシクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミンのMeOH (5 ml)及びTHF (5 ml)中の溶液に添加し、そして反応物を室温で30分間攪拌した。NaCNBH
3 (18 mg, 0.29 mmol)を部分分けして添加し、そして反応物を室温にてさらに2時間攪拌し、その後、LCMSは反応が完了したことを示した。反応混合物を真空下に濃縮し、そして残留物を水 (20 ml)及びDCM (20 ml)の間で分割し、層を分離させた。水性層をDCM (2x20 ml)で抽出し、その後、合わせた有機物をNa
2SO
4上で乾燥し、そして濃縮した。MeOH中の7N NH
3:DCM (5:95)で溶出する分取TLCより精製して、所望の生成物を無色のオイルとして提供した(114 mg, 66%); MS (ESI
+) (C
36H
50F
3N
7O
3Si) m/z 714.45 [M+H]
+; HPLC 純度 100% (保持時間、1.77 min);
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ
H ppm -0.14-0.05 (9H, m), 0.85-0.99 (2H, m), 1.18-1.35 (3H, m), 1.37-1.53 (2H, m), 1.52-1.64 (3H, m), 1.89-2.15 (3H, m), 2.18-2.28 (2H, m), 2.29-2.70 (6H, m), 2.72-2.96 (1H, m), 2.97-3.20 (2H, m), 3.48 (3H, s), 3.50-3.58 (2H, m), 4.37-4.58 (1H, m), 4.85-5.05 (2H, m), 5.11-5.38 (2H, m), 5.41-5.57 (2H, m), 6.35 (1H, d, J=3.63 Hz), 6.84-7.19 (1H, m), 7.50 (1H, d, J=8.35 Hz), 7.68 (1H, s), 7.78 (1H, d, J=8.35 Hz), 8.13-8.52 (1H, m)。
【0910】
ステップ 9. (1R,2S,3R,5R)-3-{4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル}-5-({メチル[(3-{[5- (トリフルオロメチル)-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]メチル}シクロブチル)メチル]アミノ}メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【0911】
【化160】
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【0912】
HClのMeOH中の溶液 (1:1, 3 ml)を7-[(3aS,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-({メチル[(3-{[5-(トリフルオロメチル)-1-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]メチル} シクロブチル)メチル]アミノ}メチル)-ヘキサヒドロシクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミンに0℃にて添加しそして攪拌した。その後、これを即座に40℃で4時間攪拌した(反応をLCMSによりモニターした)。反応をさらに1時間続けた。LCMSはなおも30%アセタール脱保護SMを示した。さらに1mlのHCl(36% aq)を反応混合物に添加し、そして40℃でさらに1時間続けた。その後、反応混合物を真空中に蒸発させた。残留物をDCM (100 ml) + MeOH (1 ml)中に溶解させ、そして飽和NaHCO
3 (2x50ml)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして蒸発させた。MeOH中の7N NH
3:DCM (1:9)で溶出する分取TLCにより精製した; MS (ESI
+) (C
27H
32F
3N
7O
2) m/z 544 [M+H]
+; HPLC 純度 96% (保持時間、2.03 min);
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ
H ppm 1.47-1.58 (1H, m), 1.58-1.69 (1H, m), 1.87-2.12 (1H, m), 2.12-2.54 (10H, m), 2.53-2.91 (3H, m), 2.93-3.15 (2H, m), 3.88-4.08 (1H, m), 4.32 (1H, dd, J=7.57, 6.15 Hz), 4.88-5.01 (1H, m), 6.59 (1H, d, J=3.63 Hz), 7.20 (1H, d, J=3.63 Hz), 7.42-7.53 (1H, m), 7.63 (1H, d, J=8.20 Hz), 7.79 (1H, s), 7.95-8.22 (1H, m)。
【0913】
化合物 19: 7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH- シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸 (490 mg, 0.79 mmol)及び4-tert-ブチルベンゼン-1,2-ジアミン (155 mg, 0.946 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(8.1 ml)中の溶液をN,N-ジイソプロピルエチルアミン (0.453 ml, 2.60 mmol)で滴下して処理し、次いで、N,N,N',N'-テトラメチル-O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(449 mg, 1.18 mmol)で、1回で処理した。反応混合物を室温にて一晩攪拌した。反応混合物を高真空下に濃縮し、そして50 mlのEtOAc及び50 mlの1/1のH
2O/飽和NaHCO
3の間で分割した。水性相を30 mlのEtOAcで抽出し、そして合わせた有機相を30 mlの複数の分量のH
2O及びブラインで洗浄した。有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して、ガラス/剛性フォームを提供した。未精製材料を、フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2, 4%のCH
3OH中の 7N NH
3 /CH
2Cl
2で溶出)により精製し、所望の中間体をアミド位置異性体の混合物として提供した(400mg)。中間体 (0.40 g)の酢酸 (15 ml)中の溶液を65 ℃で2.5時間加熱した。反応混合物を冷却し、そして高真空下に置き、酢酸を除去した。残留物を60 mlのCH
2Cl
2中に吸収させ、そして40 ml分量の複数の飽和NaHCO
3及び2%のNa
2CO
3溶液で洗浄した。有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して、ガラス/剛性フォームを生じた。材料を高真空中に入れ、そして次のステップで直接的に使用した(380 mg)。
【0914】
(1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【0915】
【化161】
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【0916】
7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (390 mg, 0.52 mmol)を、アイスバス中で0℃に予冷されていたトリフルオロ酢酸 (7.2 ml)及び水(0.8 ml)の混合物に添加した。溶液を0 ℃で30分間攪拌し、その後、室温に温めた。室温で2.5時間後に、残留物を15 mlのMeOH中に吸収させそして濃縮した。この手順を2回繰り返し、そして残留物を高真空に入れた。材料を15 mlのMeOHに吸収させ (スラリーを提供)、そして500 mgのK
2CO
3及び8滴の水で処理した。混合物を1時間攪拌し、その間に、溶液が塩基性となったことが分かった。混合物を、微細フリットを通してろ過し、固形分を10 mlのMeOHで洗浄し、そしてろ液を濃縮し、オフホワイトの固形分を生じた。材料を高真空のままとした。未精製材料を、フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2, 8〜10%のCH
3OH中の7N NH
3/CH
2C1
2)により精製し、ガラス/剛性フォームを提供した(0.22g)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ
H ppm 8.06 (s, 1H), 7.48 (br.s., 1H), 7.39 (m, 1H), 7.27 (m, 1H), 7.20 (d, J=3.52 Hz, 1H), 6.60 (m, 1H), 4.32 (t, J=6.43 Hz, 1H), 3.93 (t, J=5.29 Hz, 1H), 3.54 (m, 0.2H), 3.11 (t, J=9.33 Hz, 1H), 3.02 (m, 1H), 2.82 (m, 2H), 2.66 (dd , J=1 3.68, 8.09 Hz, 1H), 2.46 (m, 1H), 2.36 (m, 1H), 2.23 (m, 3H), 2.05 (m, 1H), 1.91 (m, 3H), 1.59 (m, 3H), 1.36 (s, 9H), 1.02 (m, 6 H)。
【0917】
化合物20: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-(((3-(2-(6-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(6-クロロ-5-トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
【0918】
【化162】
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【0919】
3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸(78. 5 mg, 0.126 mmol) 及び4-クロロ- 5-(トリフルオロメチル)ベンゼン-1,2-ジアミン (31.9 mg, 0.151mmol) のN,N-ジメチルホルムアミド (1.3 ml)中の溶液をN,N-ジイソプロピルエチルアミン(72.5 ul, 0.416 mmol)で滴下して処理し、次いで、N,N,N',N'-テトラメチル-O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート (72.0 mg, 0.189 mmol)で、1回で処理した。反応混合物を室温にて7.5時間攪拌した。反応混合物を冷蔵庫に一晩入れた。反応混合物を高真空下に濃縮し、そして残留物を20 mlのEtOAc及び20 mlの1/1のH
2O/飽和NaHCO
3の間で分割した。水性相を10 mlのEtOAcで抽出し、そして合わせた有機相を10 mlの複数の分量のH
2O及びブラインで洗浄した。有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2, 3%のCH
3OH中の7N NH
3 /CH
2C1
2)により精製し、所望の中間体をガラス/剛性フォームとして提供した(位置異性体のアミド及びシス/トランスジアステレオマー, 87 mg)。中間体(0.087 g)を酢酸 (4.5 ml)中に吸収させ、65 ℃で6時間加熱し、それを室温に冷却し、そして室温にて48時間攪拌した。反応物を65 ℃で8時間加熱し、その後、室温に一晩(o/n)置き、その後、65 ℃でさらに6.5時間加熱した。混合物を冷却し、そして高真空に置き、酢酸を除去した。残留物を15 mlのCH
2Cl
2中に吸収させ、そして10 mlの複数の分量の飽和NaHCO
3及び2% Na
2CO
3溶液で洗浄した。有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して、ガラス/剛性フォームを提供した。材料を高真空に一晩置いた。未精製材料を、20cmx20cmx1.0mm 分取TLCプレートで、4%のCH
3OH中の 7N NH
3 /CH
2C1
2で2回溶出して、分取TLCにより精製した。生成物バンドを分離して、生成物を白色固形分として提供した(48 mg)。
【0920】
(1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-(((3-(2-(6-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ [d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【0921】
【化163】
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【0922】
7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(6-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン(525 mg, 0.683 mmol)を、アイスバス中で0℃に予冷されていたトリフルオロ酢酸 (9 ml)及び水 (1 ml)の混合物中に溶解させた。溶液を0 ℃で30分間攪拌し、その後、室温に温めた。室温にて4時間後に、混合物を濃縮した。残留物を20 mlのMeOH中に吸収させ、そして濃縮した。この手順を2回繰り返し、そして残留物を高真空下に置いた。材料を15 mlのMeOH中に吸収させ (スラリーを提供した)、そして500 mgのK
2CO
3及び15滴の水で処理した。混合物を1時間攪拌し、その間に、溶液は塩基性であることが分かった。混合物を微細フリットでろ過し、固形分を10 mlのMeOHで洗浄し、そしてろ液を濃縮し、オフホワイトの固形分を生じた。材料を高真空に一晩置いた。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー (SiO
2, 12%のCH
3OH中の 7N NH
3 /CH
2C1
2で溶出)により精製し、無色のガラス/剛性フォームを提供した。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ
H ppm 8.06 (s, 1H), 7.89 (d, J=2.07 Hz, 1H), 7.69 (d, J=2.28 Hz, 1 H), 7.21 (dd, J=3.42, 1.76 Hz, 1H), 6.59 (d , J=3.52 Hz, 1H), 4.33 (t, J=6.84 Hz, 1 H), 3.89 (q , J=5.25 Hz, 1H), 3.03 (m, 0.5H), 2.89 (m, 2H), 2.70 (m, 0.5H), 2.49 (m, 1H), 2.40 (m, 2H), 2.27 (br.s., 2H), 2.16 (d, J=7.26 Hz, 4H), 2.06 (m, 2H), 1.91 (m, 2H), 1.62 (m, 1H), 1.52 (m, 1H)。
【0923】
化合物21: (1R,2S,3R,5R)-3-{4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル}-5-({[(3-{[6-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]メチル}シクロブチル)メチル](プロパン-2-イル)アミノ}メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
ステップ 1: 7-[(3aS,4R,6R,6aR)-6-({[(3-{[6-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-1-{[2- (トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]メチル}シクロブチル)メチル](プロパン-2-イル)アミノ}メチル)-2,2-ジメチル-ヘキサヒドロシクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
【0924】
【化164】
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【0925】
3-{[6-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-1-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]メチル}シクロブタン-1-カルボアルデヒド (223 mg, 0.50 mmol)、7-[(3aS,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-[(プロパン-2-イルアミノ)メチル]- ヘキサヒドロシクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (172 mg, 0.50 mmol)及びMgSO
4 (600 mg, 5.00 mmol)のDCE (10 ml)中の溶液を15分間攪拌した。その後、STAB (148 mg, 0.70 mmol)を反応混合物に添加し、そして室温にて1時間攪拌した。反応をLCMSによりモニターし、アミンが2.5時間後に見られなかった。飽和NaHCO
3 (20 ml)を反応混合物に添加し、そして5分間攪拌した。ブライン(20 ml)を、その後、反応混合物に添加した。生成物をDCM (2x30 ml)で抽出し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして蒸発させた。分取HPLCによる精製により、所望の生成物を白色固形分として提供した (174 mg, 45 %); MS (ESI
+) (C
38H
53ClF
3N
7O
3Si) m/z 776.30 [M+H]
+; HPLC純度 100% (保持時間、1.68 min);
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ
H ppm -0.25-0.11 (9 H, m), 0.90 (2H, td, J=7.88, 3.47 Hz), 1.30 (3H, s), 1.37 (6H, t, J=7.49 Hz), 1.55 (3H, s), 1.63-1.84 (1H, m), 1.99-2.37 (2H, m), 2.37-3.03 (6H, m), 3.04-3.28 (3H, m), 3.34-3.50 (1H, m), 3.61 (2H, td, J=7.92, 2.29 Hz), 3.79 (1H, br.s.), 4.68 (1H, t, J=6.70 Hz), 4.95-5.27 (2H, m), 5.55-5.81 (1H, m), 6.88 (1H, d, J=3.63 Hz), 7.06-7.62 (2H, m), 7.61-7.94 (1H, m), 7.94-8.16 (1H, m), 8.22 (1H, s)。
【0926】
ステップ 2. (1R,2S,3R,5R)-3-{4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル}-5-({[(3-{[6-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]メチル}シクロブチル)メチル](プロパン-2-イル)アミノ}メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【0927】
【化165】
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【0928】
12N HCl (1.5 ml)を、7-[(3aS,4R,6R,6aR)-6-({[(3-{[6-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-1-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]メチル}シクロブチル)メチル](プロパン-2-イル)アミノ}メチル)-2,2-ジメチル-ヘキサヒドロシクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (174 mg, 0.22 mmol)のMeOH (1.5 ml)中の溶液にゆっくりと添加し、そして40℃で6時間攪拌した。反応をLCMSでモニターし、2.5時間後に出発材料が見られなかった。反応混合物を真空中で濃縮し、その後、MeOH中の7N NH
3(5 ml)で塩基性化した。その後、これを乾燥まで蒸発させた。MeOH中の7N NH
3:DCM (1:9)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによる精製により、所望の生成物を白色固形分として提供した(36 mg, 27 %); MS (ESI
+) (C
29H
35C1F
3N
7O
2) m/z 606.30 [M+H]
+; HPLC 純度100% (保持時間、2.59 min);
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ
H ppm 0.93-1.09 (6H, m), 1.41-1.64 (2H, m), 1.76-2.06 (1H, m), 2.15-2.65 (9H, m), 2.65-2.88 (1H, m), 2.91-3.13 (3H, m), 3.80-4.09 (1H, m), 4.19-4.46 (1H, m), 4.88-4.94 (1H, m), 6.46-6.77 (1H, m), 7.19 (1H, d, J=3.63 Hz), 7.69 (1H, s), 7.89 (1H, s), 8.06 (1H, s)。
【0929】
化合物22: (1R,2S,3R,5R)-3-{4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル}-5-{[({3-[(5-tert-ブチル-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル)メチル]シクロブチル}メチル)(プロパン-2-イル)アミノ]メチル}シクロペンタン-1,2-ジオール
ステップ 1: 3-{[(2-アミノ-4-tert-ブチルフェニル)カルバモイル]メチル}-N-メトキシ-N-メチルシクロブタン-1-カルボキサミド
【0930】
【化166】
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【0931】
N,N-ジイソプロピルエチルアミン (5.19 ml, 29.82 mmol)を、2-{3-[メトキシ(メチル)カルバモイル]シクロブチル}酢酸 (3 g, 14.91 mmol)、4-tBu フェニレンジアミン (2.69 g, 16.4 mmol)及び(1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウムヘキサフルオロホスフェート (7.02 g, 16.4 mmol)のジクロロメタン(60 ml)中の懸濁液に、0℃で添加し、そして20分間攪拌し、その後、室温に温めた。反応物を室温で4時間置いた。反応混合物を濃縮し、そして残留物をEtOAc (60ml)中に再溶解させた。溶液を水(3x60ml)、その後、ブライン(60ml)で洗浄し、乾燥し (MgSO
4)、そして減圧下に濃縮した。未精製材料を100 % EtOAcで溶出してドライフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、題記の化合物を褐色オイルとして提供した(3.74 g, 46%): MS (ESI
+) (C
19H
29N
3O
3) m/z 348.5 [M+H]
+; LC 純度 26%及び44% (UV), 18%及び68% (ELS), (保持時間, 1.65及び1.71 min)。
【0932】
ステップ 2: 3-[(5-tert-ブチル-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル)メチル]-N-メトキシ-N-メチルシクロブタン-1-カルボキサミド
【0933】
【化167】
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【0934】
3-{[(2-アミノ-4-tert-ブチルフェニル)カルバモイル]メチル}-N-メトキシ-N-メチルシクロブタン-1-カルボキサミド (70%, 2.62 g, 5.28 mmol)の酢酸 (25 ml)中の攪拌されている溶液を1時間加熱還流した。反応混合物を減圧下に濃縮し、そして残留物を飽和NaHCO
3 (aq) (25 ml)及びEtOAc (25 ml)の間で分割し、そして層を分離した。水性層をEtOAc (2x25 ml)で抽出し、合わせた有機物をブライン(50 ml)で洗浄し、乾燥し (MgSO
4) 、そして濃縮した。未精製材料を1〜10 %のMeOH中の 2M NH
3 (DCM中)で溶出してシリカフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製し、題記の化合物を黄色ガムとして提供した(2.02 g, 93%): MS (ESI
+) (C
19H
27N
3O
2) m/z 330.5 [M+H]
+; LC 純度80% (UV), 100% (ELS), (保持時間、1.51 min);
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ
H ppm 7.56 (br.s., 1H), 7.48 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.30 (dd, J=8.5, 1.7 Hz, 1H), 3.80-3.90 (m, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.47-3.57 (m, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.94-3.13 (m, 2H), 2.88 (dt, J=16.1, 8.1 Hz, 1H), 2.32-2.60 (m, 2H), 2.01-2.17 (m, 2H), 1.38 (s, 9H)。
【0935】
ステップ 3: 3-[(5-tert-ブチル-1-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル)メチル]-N-メトキシ-N-メチルシクロブタン-1-カルボキサミド
【0936】
【化168】
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【0937】
3-[(5-tert-ブチル-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル)メチル]-N-メトキシ-N-メチルシクロブタン-1-カルボキサミド (80%, 2.02 g, 4.91 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド (40 ml)中の溶液に、N
2下に、炭酸カリウム(1.36 g, 9.81 mmol)を添加し、そして反応物を1時間攪拌した。2-(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリド(1.31 ml, 7.36 mmol)をゆっくりと添加し、そして攪拌を20時間維持した。反応混合物をろ過しそして減圧下に濃縮した。残留物をEtOAc (50 ml)中に吸収させ、そして水(3x50 ml)、その後、ブライン (50 ml)で洗浄し、その後に、乾燥し(MgSO
4)そして濃縮した。未精製材料をヘプタン中50〜100 %のEtOAcで溶出してシリカフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製し、題記の化合物を無色のガムとして提供した(1.21 g, 54%): MS (ESI
+) (C
25H
41N
3O
3Si) m/z 461.0 [M+H]
+; LC 純度 97% (UV), 100% (ELS), (保持時間、1.98 min);
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.58-7.89 (m, 1H), 7.33 (s, 2H), 5.39-5.53 (m, 2H), 3.65 (s, 3H), 3.49-3.58 (m, 2H), 3.41 (br.s., 1H), 3.10-3.23 (m, 3H), 3.03 (s, 3H), 2.32-2.63 (m, 2H), 2.00-2.18 (m, 2H), 1.32-1.45 (m, 9H), 0.91 (td, J=8.1, 4.9 Hz, 2 H), -0.13-0.07 (m, 9H)。
【0938】
ステップ 4: 3-[(5-tert-ブチル-1-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル)メチル]シクロブタン-1-カルボアルデヒド
【0939】
【化169】
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【0940】
3-[(5-tert-ブチル-1-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル)メチル]-N-メトキシ-N-メチルシクロブタン-1-カルボキサミド (0.61 g, 1.32 mmol)のテトラヒドロフラン (15 ml)中の溶液に、トルエン中の1M ジイソブチルアルミニウムヒドリド溶液(3.29 ml) をN
2下にて-10℃で添加した。反応物をこの温度で2.5時間攪拌し、その後、メタノール (2 ml)の添加によりクエンチし、そして5分間攪拌した。溶液を飽和ロッシェル塩(20 ml)上に注ぎ、Et
2O (30 ml)で希釈し、そして30分間攪拌した。その後、これを分離し、そして有機層をロッシェル塩(30 ml)、飽和NaHCO
3 (30 ml)及びブライン(30 ml)で洗浄した。これを乾燥し(MgSO
4)、そして濃縮し、題記の化合物を無色のガムとして提供し(0.69 g, 130%)、それを未精製で次のステップに用いた。
【0941】
ステップ 5: 7-[(3aS,4R,6R,6aR)-6-{[({3-[(5-tert-ブチル-1-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル)メチル]シクロブチル}メチル)(プロパン-2-イル)アミノ]メチル}-2,2-ジメチル-ヘキサヒドロシクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
【0942】
【化170】
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【0943】
3-[(5-tert-ブチル-1-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル)メチル]シクロブタン-1-カルボアルデヒド (282.3 mg, 0.7 mmol)、7-[(3aS,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-[(プロパン-2-イルアミノ)メチル]-ヘキサヒドロシクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (243.41 mg, 0.7 mmol)及び硫酸マグネシウム(127.22 mg, 1.06 mmol)を、1,2-ジクロロエタン(10 ml)中で15分間攪拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(179.21 mg, 0.85 mmol) を添加し、そして反応物を一晩攪拌した。反応物を飽和Na
2CO
3 (10 ml)の添加によりクエンチし、そして溶液をDCM (3x10 ml)で抽出した。合わせた有機物を乾燥し(MgSO
4)、そして濃縮した。未精製材料をマス直結型分取HPLC (mass directed prep-HPLC) (酸性法)により精製した。画分を合わせた後に、少量のMeOH中の7M NH
3を添加して、溶液を塩基性化した。濃縮後に、残留物を水(5 ml)及びDCM (5 ml)の間で分割し、そして層を分離した。水性層をDCM (2x3 ml)で抽出し、そして合わせた有機物を乾燥し(MgSO
4) 、そして濃縮して、題記の化合物を無色のガムとして提供した(58.7 mg, 11%): MS (ESI
+) (C
41H
63N
7O
3Si) m/z 730.2 [M+H]
+; LC 純度 95% (UV), 100% (ELS), (保持時間、1.65 min);
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ
H 8.30 (s, 1), 7.75 (s, 1H), 7.32 (s, 2H), 7.04 (d, J=3.6 Hz, 1H), 6.37 (d, J=3.6 Hz, 1H), 5.40-5.50 (m, 2H), 5.24 (br. s., 2H), 4.89-5.04 (m, 2H), 4.45 (d, J=5.2 Hz, 1H), 3.50 (s, 3H), 2.11-3.09 (m, 13H), 2.01 (s, 6H), 1.34-1.49 (m, 6H), 1.29 (s, 3H), 0.85-1.02 (m, 8H), -0.11-0.05 (m, 9 H)。
【0944】
ステップ 6: (1R,2S,3R,5R)-3-{4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル}-5-{[({3-[(5-tert-ブチル-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル)メチル]シクロブチル}メチル)(プロパン-2-イル)アミノ]メチル}シクロペンタン-1,2-ジオール
【0945】
【化171】
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【0946】
7-[(3aS,4R,6R,6aR)-6-{[({3-[(5-tert-ブチル-1-{[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル)メチル]シクロブチル}メチル)(プロパン-2-イル)アミノ]メチル}-2,2-ジメチル-ヘキサヒドロシクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (58.7 mg, 0.08 mmol)を、濃HCl 溶液 (5 ml)及びメタノール (5 ml)中に溶解し、そして40℃で2時間加熱した。反応混合物を減圧下に濃縮し、そして残留物を飽和NaHCO
3(aq) (10 ml)及びEtOAc (10 ml)の間で分割した。層を分離し、そして水性層をEtOAc (2x10 ml)で抽出し、合わせた有機物を、その後、乾燥し(MgSO
4)、そして濃縮した。未精製材料を、DCM中10%のMeOH中2M NH
3で溶出して分取TLCにより精製し、題記の化合物を無色のガムとして提供した(24.7 mg, 55%): MS (ESI
+) (C
32H
45N
7O
2) m/z 560.4 [M+H]
+; LC 純度 100% (UV), (保持時間、5.10 min);
1H NMR (500 MHz, アセトン) δ
H 8.12 (s, 1H), 7.30-7.60 (m, 2H), 7.13-7.28 (m, 2H), 6.54 (d, J=3.5 Hz, 1H), 6.33 (br.s., 1H), 4.85-5.07 (m, 1H), 4.36 (t, J=6.2 Hz, 1H), 4.08 (t, J=5.2 Hz, 1H), 3.01 (d, J=7.7 Hz, 1H), 2.93 (d, J=7.4 Hz, 2H), 2.78 (br.s., 2H), 2.59-2.73 (m, 2H), 2.15-2.56 (m, 7H), 1.68 (dt, J=12.4, 9.7 Hz, 1H), 1.44-1.62 (m, 2H), 1.35 (s, 9H), 0.90-1.07 (m, 6H)。
【0947】
化合物23: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-(((3-(2-(5,6-ジクロロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(5,6-ジクロロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
【0948】
【化172】
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【0949】
3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸 (450 mg, 0.76 mmol)及び4,5-ジクロロ-1,2-フェニレンジアミン (161 mg, 0.910 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド (7.8 ml)中の溶液を、N,N-ジイソプロピルエチルアミン (0.44ml, 2.5 mmol)で滴下して処理し、次いで、N,N,N',N'-テトラメチル-O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート (432 mg, 1.14 mmol)で、1回で処理した。反応混合物を室温にて5.5時間攪拌した。反応混合物を高真空下に濃縮し、そして残留物を50 mlのEtOAC及び50 mlの1/1のH
2O /飽和NaHCO
3の間で分割した。水性相を30 mlのEtOAcで濃縮し、そして合わせた有機相を30 mlの複数の分量のH
2O及びブラインで洗浄した。有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮してフォームとした。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、5%のCH
3OH中の 7N NH
3/CH
2C1
2)により精製し、中間体アミドを提供した(アミド位置異性体の混合物として、520 mg)。
【0950】
酢酸 (16 ml)中の中間体アミド (0.52 g)を65 ℃で5.5時間加熱し、反応混合物を冷却し、そして高真空下に置き、酢酸を除去した。残留物を70 mlのCH
2C1
2中に吸収させ、そして50 mlの複数の分量の飽和NaHCO
3 及び2% Na
2CO
3溶液で洗浄した。有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して、フォームを生じた。材料を高真空に一晩置き、そして残留物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2, 4%のCH
3OH中の7N NH
3 /CH
2C1
2で溶出し、第二のカラムで、2〜6% EtOH 飽和水/NH
3/ CH
2C1
2で溶出)により2回精製し、所望の化合物を提供した (377 mg)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ
H ppm 8.10 (s, 1H), 7.63 (d, J=1.66 Hz, 2H), 7.21 (m, 1H), 7.13 (d, J=8.29Hz, 1H), 6.62 (d, J=3.32 Hz, 1H), 6.54 (d , J=2.07 Hz, 1H), 6.43 (dd, J=8.40, 2.38 Hz, 1H), 4.96(m, 2H), 4.65 (s, 2H), 4.51 (m, 1H), 3.84 (d, J=1.04 Hz, 3H), 3.76 (s, 3H), 2.99 (m, 0.5H), 2.83 (m, 2H), 2.66 (m , 0.5H), 2.38 (m, 4H), 2.22 (m, 1H), 2.15 (d, J=7.67 Hz, 3H), 2.08 (m, 2H), 2.00 (m, 2H), 1.90 (m , 1H), 1.84 (m, 1H), 1.53 (s, 3H), 1.46 (m, 1H), 1.29 (s, 3H)。
【0951】
(1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-(((3-(2-(5,6-ジクロロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【0952】
【化173】
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【0953】
7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(5,6-ジクロロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン(377 mg, 0.513 mmol)を、アイスバス中で、0℃で予冷された、トリフルオロ酢酸 (7.1 ml)及び水 (0.8 ml)の混合物に溶解した。溶液を0 ℃で、30分間攪拌し、その後、室温に温め、そして室温にて3時間攪拌を続けた。懸濁液を濃縮し、そして残留物を15 mlのMeOH中に吸収させそして濃縮した。この手順を2回繰り返し、そして残留物を高真空に置いた。材料を10 mlのMeOH に吸収させ(スラリーを提供)、そして500 mgのK
2CO
3 及び0.2 mlの水で処理した。混合物を1.5時間攪拌し、その間、溶液のpHは約9であった。混合物を、微細フリットを通してろ過し、固形分を20 mlのMeOHで洗浄し、そしてろ液を濃縮し、オフホワイト固形分を生じた。材料を高真空に一晩置き、そしてフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2, 10〜12%のCH
3OH中の7N NH
3 /CH
2C1
2で溶出)により精製し、所望の生成物を提供した (227 mg)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ
H ppm 8.06 (s, 1H), 7.63 (m, 2H), 7.21 (dd, J=3.63, 2.38 Hz, 1H), 6.59 (d,J=3.52 Hz, 1H), 4.32 (m, 1H), 3.88 (m , 1H), 3.01 (m, 0.5H), 2.84 (m, 2H), 2.70 (m, 0.5H), 2.51 (m, 1H), 2.40 (m, 2H), 2.26 (m, 2H), 2.17 (d , J=7.05 Hz, 3H), 2.11 (m, 2H), 2.02 (m, 1H), 1.90 (m, 3H), 1.62 (m, 1H), 1.49 (m, 1H)。
【0954】
化合物 24: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((メチル(3-(2-(5-(トリフルオロメトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
N-(2-アミノ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド
【0955】
【化174】
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【0956】
N,N,N',N'-テトラメチル-O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート (1.2 g, 3.2 mmol)を、3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸(1.25 g, 2.10 mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン (1.2 mL, 6.9 mmol)及び4-(トリフルオロメトキシ)ベンゼン-1,2-ジアミン (0.48 g, 2,5 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(10 mL)中の溶液に添加した。混合物を室温にて一晩攪拌し、部分的に濃縮して、約2mlとし、その後、NaHCO
3 (飽和)を添加した。混合物をEtOAc (3x)で抽出し、そして合わせた有機物をMgSO
4で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー (DCM/ MeOH中の7N NH
3 95:5)により精製し、所望の化合物をオイルとして提供した (2 g)。
【0957】
N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7-((3aS,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-((メチル(3-(2-(5-(トリフルオロメトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
【0958】
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
【0959】
N-(2-アミノ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド(2g, 2 mmol)の酢酸 (4 ml) 中の溶液を60℃で一晩攪拌した。揮発分を真空中で除去し、そして残った残留物をフラッシュクロマトグラフィー(DCM /MeOH中の7N NH
3 92:8)により精製し、所望の化合物を固形分として提供した(1 g)。
【0960】
(1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((メチル(3-(2-(5-(トリフルオロメトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【0961】
【化176】
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【0962】
トリフルオロ酢酸 (20 ml)を、水(2 ml)及びN-(2,4-ジメトキシベンジル)-7-((3aS,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-((メチル(3-(2-(5-(トリフルオロメトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン(1 g, 1 mmol)の混合物に室温にて添加した。
【0963】
反応物を1.5時間攪拌し、その後、トリエチルシラン(0.43 ml, 2.7 mmol)でクエンチした。揮発分を真空中で除去し、そして得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー (DCM /MeOH中の7N NH
3 87: 13)で2回精製し、所望の生成物をフォームとして提供した(0.28 g)。MS (ESI
+) (C
27H
32F
3N
7O
3) m/z, 560.2 [M+H]
+; MS (ESI
-) (C
27H
32F
3N
7O
3) m/z 558.2 [M-H]
-; HPLC 純度>93% (保持時間、2.504 min.)
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOH) δ
H 8.081 (s, 1H), 7.551-7.530 (m, 1H), 7.414 (s, 1H), 7.230-7.216 (m, 1H), 7.156-7.134 m, 1H), 6.621-6.613 (d, J=3.2 Hz, 1H), 4.362-4.326 (m, 1H), 3.952-3.915 (m, 1H), 3.237-3.182 (m, 0.5H (トランス異性体のメチン), 2.927-2.857 (m, 2.5H (シス異性体のメチンを含む)), 2.697-2.646 (m, 1H), 2.590-2.515 (m, 1H), 2.479-2.408 (m, 1H), 2,343-2.305 (m, 5H), 2.210-2.174 (m, 2H), 2.086-1.949 (m, 4H), 1.721-1.545 (m, 2H)。保持時間:2.52 min
1HPLC 条件: Agilent Zorbax Exlipse XDB-C18カラム, 4.6X50 mm (1.8 urn パッキング), 溶媒 A- 水 (0.1 % TFA), 溶媒 B- アセトニトリル (0.07% TFA) 6 分間勾配、5〜95% B、1分間保持、その後、リサイクル。
【0964】
化合物 25: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(エチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(エチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド
【0965】
【化177】
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【0966】
N,N,N',N’-テトラメチル-O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.84 g, 2.2 mmol)を、3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(エチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸(0.89 g, 1.5 mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン (0.84 ml, 4.8 mmol)及び4-tert-ブチルベンゼン-1,2-ジアミン(0.29 g, 1.8 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(9ml)中の溶液に添加した。反応物を室温にて攪拌し、部分的に濃縮して約2 mlとし、その後、NaHCO
3 (飽和)を添加した。混合物をEtOAc (3x)で抽出し、そして合わせた有機物をMgSO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー (DCM / MeOH中の7N NH
3 94:6)により精製し、所望の化合物を無色の固形分として提供した (0.88 g)。保持時間C: 3.363分間。
【0967】
7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(エチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
【0968】
【化178】
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【0969】
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(エチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド (0.88 g, 1.2 mmol)の酢酸 (3 mL)中の溶液を60℃にて一晩攪拌し、揮発分を真空中で除去し、そして残った残留物をフラッシュクロマトグラフィー (DCM/MeOH中の7N NH
3 93:7)により精製して、所望の化合物をフォームとして提供した(0.85 g)。
【0970】
(1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2イル)エチル)シクロブチル)(エチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【0971】
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
【0972】
トリフルオロ酢酸 (20 mL)を、水(2 mL)及び7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(エチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (0.85 g, 1.2 mmol)の混合物に室温にて添加した。反応を1時間進行させ、その時点で、トリエチルシラン(0.37 mL, 2.3 mmol)を添加した。揮発分を真空中で除去し、そして得られた残留物をMeOH (3 ml)中に吸収させた。1 mlのK
2CO
3 (飽和)を添加し、そして反応物を室温で1時間攪拌した。混合物をH
2O及びDCM/MeOH (9:1)の間で分割した。水性層を抽出し(3x)、そして合わせた有機物をMgSO
4で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(DCM/ MeOH中の7N NH
3 90: 10)により精製し、所望の生成物をオフホワイトのフォームとして提供した(0.150 g)。 MS (ESI
+) (C
31H
43N
7O
2) 546.3 [M+H]
+; MS (ESI
-) (C
31H
43N
7O
2) m/z 544.3 [M-H]
-; HPLC 純度>91% (保持時間、2.734 min.)
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOH) δ
H 8.081 (s, 1H), 7.493 (s, 1H), 7,414-7.393 (m, 1H), 7.291-7.266 (m, 1H), 7.215-7.202 (m, 1H), 6,619-6.609 (d, J=4.0 Hz, 1H), 4.345-4.312 (m, 1H), 3.923-3.885 (m, 1H), 2.994-2.915 (m, 0.5H (トランス異性体のメチン)), 2.860-2.793 (m, 2H), 2.701-2.578 (m, 3H), 2.501-2.380 (m, 2H), 2.259-2.234 (m, 2H), 2.109-2.008 (m, 3H), 1.920-1.880 (m, 3H), 1.658-1.499 (m, 2H), 1.364 (s, 9H), 1.036-0.991 (m, 3H)。保持時間:2.734 分間。HPLC 条件:Agilent Zorbax Exlipse XDB-C18カラム, 4.6X50 mm (1.8 urnパッキング), 溶媒A- 水(0.1 % TFA), 溶媒 B- アセトニトリル (0.07% TFA)。6 分間勾配、5〜95% B; 1分間保持、その後、リサイクル。
【0973】
化合物 26: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-(((3-(2-(5-ブロモ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
N-(2-アミノ-4-ブロモフェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド
【0974】
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
【0975】
N,N,N',N'-テトラメチル-O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(1.20 g, 3.16 mmol)を、3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸 (1.25 g, 2.10 mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン (1.21 ml, 6.95 mmol)及び4-ブロモベンゼン-1,2-ジアミン (0.472 g, 2.53 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(13.0 ml)中の溶液に添加した。反応物を室温にて一晩攪拌し、部分的に濃縮して約2mlとし、その後、NaHCO
3 (飽和)を添加した。混合物をEtOAc (3x)で抽出し、そして合わせた有機分をMgSO
4で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー (DCM/ MeOH中7N NH
3 95:5)により精製し、所望の化合物を固形分として提供した (1.2 g)。
【0976】
7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(5-ブロモ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
【0977】
【化181】
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【0978】
N-(2-アミノ-4-ブロモフェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド (1.2 g, 1.6 mmol)の酢酸 (4 ml, 70 mmol)中の溶液を60℃で一晩攪拌し、揮発分を真空中で除去し、そして残った残留物をフラッシュクロマトグラフィー (DCM /MeOH中の7N NH
3 91 :9)により直接的に精製し、フォームを生じた(0.9 g)。
【0979】
(1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-(((3-(2-(5-ブロモ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【0980】
【化182】
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【0981】
トリフルオロ酢酸 (20 ml)を、水(2 ml)及び7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(5-ブロモ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (0.9 g, 1 mmol)の混合物に室温にて添加した。反応混合物を1時間攪拌し、トリエチルシラン(0.39 ml, 2.4 mmol)を添加した。揮発分を真空中で除去し、そして得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー (DCM /MeOH中の7N NH
3 87: 13)により2回精製した。残留物をMeOH/H
2O (5:0.5 ml)中に吸収させ、そしてK
2CO
3 (100 mg)を添加した。混合物を1時間攪拌し、その後、濃縮し、そしてフラッシュクロマトグラフィー(DCM /MeOH中の7N NH
3 87:13)により精製し、 所望の生成物をオフホワイトのフォーム/ガムとして提供した(0.15 g)。
オフホワイトのフォーム/ガムとしてシクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール(0.15 g; 20%)。MS (ESI
+) (C
26H
32BrN
7O
2) m/z 554.1 [M+H]
+; MS (ESI
-) (C
26H
32BrN
7O
2) m/z 552.1 [M-H]
-; HPLC 純度>90% (保持時間、2.298 min.)
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOH) δ
H 8.080 (s, 1H), 7.652 (s, 1H), 7.425-7.403 (m, 1H), 7.342-7.7.312 (m, 1H), 7.232-7.217 (m, 1H), 6.620-6.611 (d, J=3.6 Hz, 1H), 4.358-4.318 (m, 1H), 3.928-3.888 (m, 1H), 3.099-3.039 (m, 0.5H (トランス異性体のメチン)), 2.898-2.829 (m, 2H), 2.777-2.726 (m, 0.5H (シス異性体のメチン)), 2.580-2.529 (m, 1H), 2.453-2.397 (m, 2H), 2.307-2.141 (7H), 2.068-2.017 (m, 1H), 1.955-1.891 (m, 3H), 1.695-1.506 (m, 2H)。
【0982】
化合物27: (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-((イソプロピル(3-(2-(5-(1-メチルシクロブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
9-((3aR,4R,6R,6aR)-6-((イソプロピル(3-(2-(5-(1-メチルシクロブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン
【0983】
【化183】
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【0984】
5'-{[3-(2-カルボキシエチル)シクロブチル](イソプロピル)アミノ}-5'-デオキシ-2',3'-O-イソプロピリデンアデノシン(0.463 g, 0.976 mmol)及び4-(1-メチルシクロブチル)ベンゼン-1,2-ジアミン (0.184 g, 1.04 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(10 ml)中の溶液を0 ℃で冷却した。溶液をN,N-ジイソプロピルエチルアミン (0.462 ml, 2.65 mmol)で滴下して処理し、次いで、N,N,N',N'-テトラメチル-O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート (0.367 g, 0.965 mmol)で、1回で処理した。混合物を0 ℃にて1時間攪拌し、その後、ゆっくりと室温に温めた。室温で5時間後に、反応混合物を冷蔵庫に一晩貯蔵し、反応混合物を高真空下に置いた。得られたガラス相を30 mlのH
2O中に吸収させ、そして30 mlの分量の10% MeOH/EtOAcで抽出した。水性相を30 mlの分量のEtOAcでさらに抽出した。合わせた有機相を25mlの複数の分量の飽和NaHCO
3及びブラインで洗浄し、そしてNa
2SO
4上で乾燥した。混合物をろ過し、そして濃縮して、ガラス/フォーム (700 mg)を生じた。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー (SiO
2, 4〜5%のMeOH中の 7N NH
3 /CH
2Cl
2)により精製し、中間体アミドを提供した (約80% 純度, 390 mg)。
【0985】
中間体アミド (110 mg, 0.174 mmol)を4 mlの酢酸中に吸収させ、そして溶液を65 ℃で加熱した。反応混合物を冷却し、そして揮発分を高真空下に除去し、ガラス相を生じた。未精製生成物を25 mlのCH
2C1
2中に吸収させ、そして20 mlの飽和NaHCO
3及び2% Na
2CO
3溶液で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して、ガラス/剛性フォームを提供した。未精製材料を分取TLC (SiO
2, 7%のCH
3OH中の 7N NH
3 /CH
2C1
2で溶出)により精製し、所望の生成物を剛性フォームとして提供した (54 mg)。中間体アミドのさらなるバッチ (389 mg)に対して、この上記の手順を繰り返し(精製をフラッシュクロマトグラフィーにより、SiO
2、4〜5%のCH
3OH中の 7N NH
3 /CH
2C1
2で溶出する行うことを除いて)、さらに368mgの所望の化合物を生じ、それを上記のベンズイミダゾールと合わせた。
【0986】
(2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-((イソプロピル(3-(2-(5-(1-メチルシクロブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
【0987】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0988】
9-((3aR,4R,6R,6aR)-6-((イソプロピル(3-(2-(5-(1-メチルシクロブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン (422 mg, 0.686 mmol)を、アイスバス中で0℃に予冷されていた、トリフルオロ酢酸 (6.3 ml, 82 mmol)及び水 (0.7 ml, 40 mmol)の混合物に溶解した。溶液を0℃で30分間攪拌し、その時点で、アイスバスを取り外し、混合物を室温に温めた。混合物を室温で2.5時間攪拌し、その時点で、残留物を12 mlのMeOH中に吸収させ、乾燥まで濃縮した。これを2回繰り返し、得られたガラス相を高真空下に置いた。未精製残留物を11 mlのMeOHで希釈し、600 mgのK
2CO
3及び0.5 mlのH
2Oで処理し、そしてpHペーパにより決定して溶液が塩基性となるまで室温で攪拌した。混合物をろ過し、そして固形分を20 mlのMeOHで洗浄した。溶液を濃縮して残留物とし、それを高真空下に置いた。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2, 10〜12%のCH
3OH中の 7N NH
3 /CH
2C1
2)により精製し、所望の化合物を剛性フォーム/ガラスとして提供した(256 mg)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ
H ppm 8.30 (m, 1H), 8.20 (d, J=1.04 Hz, 1H), 7.38 (d, J=8.09 Hz, 1H), 7.22(br.s., 1H), 6.98 (dd ,J=8.50,1.66 Hz, 1H), 5.96 (m, 1H), 4.74 (t, J=4.87 Hz, 1H), 4.27 (d, J=3.11 Hz, 1H), 4.08 (m, 1H), 3.56 (m, 1H), 3.13 (m, 1H), 3.00 (m, 1H), 2.90 (dd, J=14.51, 4.35 Hz, 1H), 2.75 (m, 3H), 2.41 (m, 2H), 2.12 (m, 5H), 2.00 (m, 1H), 1.84 (m, 3H), 1.58 (m, 1H), 1.46 (s, 3H), 1.02 (m, 3H), 0.95 (d, J=6.63 Hz, 3H)。
【0989】
化合物 28 (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-((イソプロピル((1r,3S)-3-(2-(5-(1-メチルシクロブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
ジアステレオマーをSFCにより分離した。材料をMeOH/H
2O中に吸収させ、そして凍結乾燥して、白色粉末とした(132 mg)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) d ppm 8.30 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.38 (d, J=8.09 Hz, 1H), 7.22 (s, 1H), 6.99 (dd, J=8.40, 1.55 Hz, 1H), 5.96 (d, J=4.56 Hz, 1H), 4.73 (m, 1H), 4.26 (t, J=5.29 Hz, 1H), 4.07 (m, 1H), 3.13 (m, 1H), 3.00 (m, 1H), 2.90 (dd , J=14.41, 4.46 Hz, 1H), 2.76 (t, J=7.15 Hz, 2H), 2.70 (m, 1H), 2.42 (m, 2H), 2.18 (m, 2H), 2.11 (m, 3H), 1.85 (m, 4H), 1.57 (q, J=8.85 Hz, 2H), 1.47 (s, 3H), 1.02 (d, J=6.84 Hz, 3H), 0.95 (d, J=6.63 Hz, 3H)。
【0990】
化合物 29: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((メチル(3-(2-(5-(1-メチルシクロブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
(1-メチルシクロブチル)ベンゼン
【0991】
【化185】
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【0992】
ベンゼン(5.0 ml, 56 mmol)及び硫酸 (1.17 ml, 21.9 mmol)の攪拌された混合物を0℃に冷却し、そして、メチレンシクロブタン (1.00 ml, 10.8 mmol)のベンゼン(3.0 ml, 34 mmol)中の溶液で1時間にわたって滴下して処理した。添加が完了したときに、反応混合物をさらに1時間攪拌し、その間に、室温に温めた。混合物を15 mlのヘキサンで抽出した。有機相を10 mlのH
2O及び10 mlの飽和NaHCO
3で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して、無色液体を生じた。液体をクーゲルロール蒸留(5〜10トル)により精製し、所望の化合物を無色の液体として生じた。第一の画分を75〜85℃で製品を無色の液体として(330 mg)回収した。
【0993】
1-(1-メチルシクロブチル)-4-ニトロベンゼン
【0994】
【化186】
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【0995】
70%の硝酸 (7:3, 硝酸:水、0.375 ml, 5.92 mmol)を60分間にわたって、0℃に冷却された(1-メチルシクロブチル)ベンゼン (346 mg, 2.37 mmol)の無水酢酸 (1.4mL, 15 mmol)中の溶液に滴下して加えた。溶液の温度を添加の間に5 ℃未満に維持した。添加の完了時に、反応物を冷却しながら60分間攪拌した。反応混合物を40 mlの氷水に注ぎ、そして氷を融解させた。水性相を20ml分量のEt
2Oで3回抽出し、そして合わせた有機相を25 mlのH
2Oで洗浄し、次いで、20 ml分量の飽和NaHCO
3溶液で2回洗浄した。有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して、軽量生成物をオイルとして提供し (418 mg)、それを次のステップでそのまま使用した。
1H NMR (400 MHz, CDCI
3) d ppm 8.16 (d. J=8.71 Hz, 2H), 7.29 (d, J=8.71 Hz, 2H), 2.41 {m, 2H), 2.15 (m, 3H), 1.88 (m, 1H). 1.48 (s, 3H)。
【0996】
4-(1-メチルシクロブチル)アニリン
【0997】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【0998】
1-(1-メチルシクロブチル)-4-ニトロベンゼン (708 mg, 3.70 mmol)のエタノール (24 mL, 410 mmol)中の溶液を、5% Pd(炭素上)(87 mg. 0.041 mmol)で注意深く処理した。反応フラスコを空にし、そして水素気体で3回充填し、そして反応混合物を水素雰囲気下にて19時間攪拌した。反応混合物をsolka floc(登録商標)のパッドを通してろ過し、そしてパッドを25 mLのEtOHで洗浄した。溶媒を除去して、オイルを生じ、それを高真空下に短時間置き、所望の化合物を生じ (609 mg)、それを次のステップで直接的に使用した。
1H NMR (400 MHz, CDCI
3) o ppm 6.99 (m, 2H), 6.66 (m, 2H), 3.39 (br.s., 2H), 2.35 (m, 2H), 2.05 (m, 3H), 1.82 (m, 1H), 1.42 (s, 3H)。
【0999】
2,2,2-トリフルオロ-N-(4-(1-メチルシクロブチル)-2-ニトロフェニル)アセトアミド
【1000】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【1001】
4-(1-メチルシクロブチル)アニリン (500 mg, 2.79 mmol)及び硝酸アンモニウム (220 mg, 2.8 mmol)を無水トリフルオロ酢酸(1.97 mL, 14.0 mmol)で処理し、次いで、クロロホルム(10 mL, 120 mmol)で処理した。反応混合物を室温で5時間まで攪拌し、その時点で、すべての固形分は溶解した。反応混合物を50 mlのH
2O中に注ぎ、そして25 ml分量CH
2C1
2で3回抽出した。合わせた有機相を10 mLの飽和NaHCO
3で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して、オイルとした。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー (SiO
2, 2.5〜3.5%のエチルエーテル/hex.で溶出)で精製し、所望の化合物を提供した(800 mg)。
【1002】
4-(1-メチルシクロブチル)-2-ニトロアニリン
【1003】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【1004】
2,2,2-トリフルオロ-N-[4-(1-メチルシクロブチル)-2-ニトロフェニル]アセトアミド (580 mg. 1.9 mmol)のメタノール (18 ml, 440 mmol)中の溶液を、炭酸カリウム(788 mg, 5.70 mmol)の水(4.5 ml, 250 mmol)中の溶液で処理し、そして混合物を45 ℃で50 分間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、そしてメタノールを真空中で除去した。残った水性相を10 mlのH
2Oで希釈し、そして20 ml分量のEtOAcで3回抽出した。合わせた有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮してオイルを生じた。材料を高真空に置き、それを固形化し、所望の化合物を提供した (400 mg)。材料を次のステップに直接的に使用した。
1H NMR (400 MHz. CDCI
3) d ppm 7.90 (d, J=2.07 Hz, 1H), 7.23 (dd , J=8.50, 2.28 Hz, 1H), 6.77 (d , J=8.71 Hz, 1H), 5.96 (br.s., 2H), 2.33 (m, 2H), 2.13 (m, 1H), 2.04 (m, 2H), 1.84 (m, 1 H), 1.43 (s, 3 H)。
【1005】
4-(1-メチルシクロブチル)ベンゼン-1,2-ジアミン
【1006】
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
【1007】
4-(1-メチルシクロブチル)-2-ニトロアニリン(138 mg. 0.668 mmol)のエタノール (8.5 mL, 140 mmol)中の溶液を、エタノール中のスラリーとして10% パラジウム(炭素上) (14.2mg, 0.0134 mmol)で注意深く処理した。反応フラスコを空にし、そして水素気体を3回充填し、そして反応混合物を水素雰囲気下に4時間攪拌した。反応混合物をsolka floc(登録商標)のパッドを通してろ過し、そしてパッドを20 mLのMeOHで洗浄した。ろ液を濃縮してオイルを生じ、それを高真空下に置き、所望の化合物を固形分として生じ (119 mg)、それを次のステップで直接的に使用した。
1H NMR (400 MHZ. CDC1
3) δ
H ppm 6.66 (m, 1H), 6.53 (m, 2H), 3.34 (br.s., 4H), 2.33 (m, 2H), 2.08 (m, 1H), 1.99 (m. 2H). 1.80 (m, 1H), 1.42 (s, 3H)。
【1008】
N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7-((3aS,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-((メチル(3-(2-(5-(1-メチルシクロブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
【1009】
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
【1010】
3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸(387 mg, 0.652 mmol)及び[8]4-(1-メチルシクロブチル)ベンゼン-1,2-ジアミン (120 mg, 0.68 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(6.7 ml, 87 mmol)中の溶液を、N,N-ジイソプロピルエチルアミン (0.38 ml, 2.2 mmol)で滴下して処理し、次いで、N,N,N',N'-テトラメチル-O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(372 mg, 0.978 mmol)で、1回で処理した。反応混合物を室温にて2.5時間攪拌し、その後、反応混合物を高真空下に濃縮した。残留物を40 mlのEtOAc (ある量のCH
2Cl
2を添加して、生成物を可溶化するのを援助した)及び40 mlの1/1のH
2O /飽和NaHCO
3の間で分割した。水性相を30 mlの1/1の EA/CH
2C1
2で抽出し、そして合わせた有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2, 5〜6%のCH
3OH中の 7N NH
3/CH
2C1
2で溶出)により精製し、所望の中間体をアミド位置異性体の混合物として提供した。
【1011】
中間体を酢酸 (5.4 ml, 95 mmol)中に吸収させ、そして溶液を65 ℃で3時間加熱した。酢酸を温水浴の補助の元に高真空下に除去した。未精製生成物を30 mlのCH
2C1
2中に吸収させ、そして有機相を10 mlの複数の分量の飽和NaHCO
3及び2% K
2CO
3溶液で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して、ガラス相とし、それは高真空下にフォームとなった。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー (SiO
2、5%のCH
3OH中の7N NH
3 /CH
2C1
2で溶出)により精製し、所望の生成物を提供した(140 mg)。
【1012】
(1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((メチル(3-(2-(5-(1-メチルシクロブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【1013】
【化192】
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【1014】
N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7-((3aS,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-((メチル(3-(2-(5-(1-メチルシクロブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (128 mg, 0.17 4 mmol)を、アイスバス中で0℃に予冷されていたトリフルオロ酢酸(3.60 ml, 46.7 mmol)及び水(0.4 ml, 20 mmol)の混合物中に溶解した。溶液を0 ℃で30分間攪拌し、その後、アイスバスを取り外し、そして混合物を室温に温め、そこで、この温度をさらに2.5時間維持した。反応混合物を真空中で濃縮した。残留物を3 mlのMeOH中に吸収させ、そして濃縮し、そしてプロセスを2回繰り返した。得られた白色残留物を高真空に置いた。未精製残留物を別のバッチの未精製材料(同一の方法で調製し、この反応で使用した量の約1/3)と合わせ、5 mLのMeOHで希釈し、140 mgの K
2CO
3及び10滴のH
2Oで処理し、溶液がpHペーパで塩基性となるまで室温にて攪拌した。混合物をろ過し、そして固形分を15 mlのMeOHで洗浄した。溶液をオイルに濃縮し、それを高真空に置いた。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、10〜15%のCH
3OH中の7N NH
3 /CH
2C1
2で溶出)により精製し、所望の生成物をガラス/剛性フォームとして生じた(68 mg)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ
H ppm 8 06 (s, 1H), 7.39 (d, J=7.88 Hz, 1H), 7.23 (s , 1H), 7.21 (dd, J=3.63, 1.76 Hz, 1H), 6.99 (m, 1H), 6.60 (d, J=3.52 Hz, 1H), 4.93 (m, 1H), 4.32 (m, 1H), 3.89 (m, 1H), 3.03 (m, 1H), 2.83 (m, 2H), 2.70 (q, J=8.15 Hz, 1H), 2.52 (m, 1H), 2.40 (m, 4H), 2.27 (m, 2H), 2.18 (d , J=6.22 Hz, 3H), 2.11 (m, 4H), 2.03 (m, 1H), 1.86 (m, 4H), 1.62 (m, 1H), 1.51 (m, 1H), 1.47 (s , 3H)。
【1015】
化合物 30: (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-((メチル((1r,3S)-3-(2-(5-(1-メチルシクロブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
【1016】
【化193】
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【1017】
ジアステレオマーをSFCにより分離した。材料をMeOH/H
2O中に吸収させ、そして凍結乾燥して、白色粉末とした (67 mg)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ
H ppm 8.27 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.38 (d, J=8.29 Hz, 1H), 7.22 (br.s., 1H), 6.99 (dd , J=8.40, 1.55 Hz, 1H), 5.97 (d, J=4.15 Hz, 1H), 4.69 (dd, J=5.18, 4.15 Hz, 1H), 4.22 (t, J=5.60 Hz, 1H), 4.16 (m, 1H), 2.77 (m, 2H), 2.72 (d , J=8.09 Hz, 1H), 2.67 (m, 2H), 2.42 (m, 2H), 2.21 (m , 2H), 2.15 (s, 3H), 2.10 (m, 3H), 1.85 (m, 4H), 1.47 (s, 3H), 1.46 (m , 2H)。
【1018】
化合物 31: (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミン-9H-プリン-9-イル)-5-((イソプロピル((1s,3R)-3-(2-(5-(1-メチルシクロブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
【1019】
【化194】
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【1020】
ジアステレオマーをSFCにより分離した。材料はNMRによりトランスジアステレオマーであることが分かった。材料をMeOH/H
2O中に吸収させ、そして凍結乾燥して、白色粉末とした (63 mg)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ
H ppm 8.31 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.38 (d, J=8.29 Hz, 1H), 7.22 (s, 1H),6.99 (dd ,J=8.29, 1.66 Hz, 1H), 5.97 (d , J=4,56 Hz, 1H), 4.74 (m, 1H), 4.27 (t, J=5.39 Hz, 1H), 4.09 (m, 1H), 3.53 (m, 1H), 3.01 (m, 1H), 2.93 (dd ,J=14.72, 4.35 Hz, 1H), 2.80 (t, J=7.46 Hz, 2H), 2.73 (dd, J=14.51, 7.46 Hz, 1H), 2,42 (m, 2H), 2.13 (m, 5H), 2.01 (m, 3H), 1.82 (m, 3H), 1.47 (s, 3H), 1.02 (d, J=6.63 Hz, 3H), 0.95 (d ,J=6.63 Hz, 3H)。
【1021】
化合物 32: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【1022】
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
【1023】
ジアステレオマーをSFCにより分離した。下記の条件で120mgを生じた。調製方法: IC (2x15 cm), 35% イソプロパノール (0.2% DEA))/CO
2, 100バール、60 mL/min, 220 nm., 注入体積: 0.75 mL, 4 mg/mL メタノールピーク1: 5.27分。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOH) δ
H 8.080 (s, 1H), 7.495 (s, 1H), 7.417-7.395 (m, 1H), 7.303-7.281 (m, 1H), 7.220-7.212 (m, 1H), 6.619-6.610 (m, 1H), 4.349-4.315 (m, 1H), 2.837-2.802 (m, 2H), 2.718-2.641 (m, 1H), 2.508-2.365 (m, 3H), 2.284-2.258 (m, 3H), 2.156 (s, 3H), 1.954-1.906 (m, 1H), 1.549-1.460 (m, 2H), 1.375 (s, 9H)。
【1024】
化合物 33: (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-((メチル(3-(2-(5-(1-メチルシクロブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
【1025】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
【1026】
9-((3aR,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-((メチル(3-(2-(5-(1-メチルシクロブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン
【1027】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
【1028】
3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸(0.461 g, 1.03 mmol)及び4-(1-メチルシクロブチル)ベンゼン-1,2-ジアミン (0.150 g, 0.851 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド (11 ml, 140 mmol)中の溶液を0 ℃で冷却した。溶液をN,N-ジイソプロピルエチルアミン (0.489 ml, 2.81 mmol)で滴下して処理し、次いで、N,N,N',N'-テトラメチル-O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.388 g, 1.02 mmol)で、1回で処理した。混合物を0 ℃にて30分間攪拌し、その後、ゆっくりと室温に温め、そして攪拌を室温で6時間続けた。反応混合物を30 mlのH
2Oで希釈し、そして25 mlの複数の分量の10% MeOH/EtOAcで抽出した。水性相をさらに2回の20 ml分量のEtOAcで抽出した。合わせた有機相を25 ml の複数の分量の飽和NaHCO
3、ブラインで洗浄し、そしてNa
2SO
4上で乾燥した。溶液をろ過し、そして濃縮してガラス相を生じた。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2, 5%のMeOH中の 7N NH
3 /CH
2Cl
2で溶出)により精製した。
【1029】
中間体アミドを酢酸 (7.0 ml, 120 mmol)中に吸収させ、そして溶液を65 ℃で2.5時間加熱し、反応混合物を冷却し、そして酢酸を高真空下に除去して、ガラス相を生じた。未精製生成物を25mlのCH
2C1
2中に吸収させ、そして20 mlの飽和NaHCO
3、2% Na
2CO
3 溶液で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして真空中で濃縮して、ガラス/剛性フォームを生じた。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー (SiO
2、5〜7%のCH
3OH中の 7N NH
3 /CH
2C1
2で溶出)により精製し、所望の化合物を提供した(214 mg)。
【1030】
(2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-((メチル(3-(2-(5-(1-メチルシクロブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
【1031】
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
【1032】
9-((3aR,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-((メチル(3-(2-(5-(1-メチルシクロブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン (188 mg, 0.320 mmol)を、アイスバス中で0℃に予冷されていたトリフルオロ酢酸 (4.00 ml, 51.9 mmol)及び水(0.4 ml, 20 mmol)の混合物中に溶解させた。溶液を0℃で攪拌した。反応物を0 ℃で30分間攪拌し、その後、アイスバスを取り外し、混合物を室温に温め、そこで、攪拌をさらに2時間続けた。反応混合物を真空中で濃縮した。残留物を10 mlのMeOH中に吸収させ、そして濃縮して、そしてプロセスを2回繰り返した。得られたガラス相を高真空下に1時間置いた。未精製残留物を7 mlのMeOHで希釈し、150 mgのK
2CO
3及び10滴のH
2Oで処理し、そして溶液がpHペーパで塩基性となるまで室温で攪拌した。混合物をろ過し、そして固形分を10 mlのMeOHで洗浄した。溶液を濃縮して残留物とし、それを高真空に置いた。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2, 10〜15%のCH
3OH中の 7N NH
3 /CH
2C1
2で溶出)により精製し、所望の化合物をガラス/剛性フォームとして提供した(66%)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ
H ppm 8.28 (m, 1H), 8.20 (m, 1H), 7.38 (d, J=8.29 Hz, 1H), 7.23 (s, 1H), 7.00 (dd , J=8.40, 1.55 Hz, 1H), 5.98 (t, J=3.21 Hz, 1H), 4.70 (m, 1H), 4.24 (q, J=5.18 Hz, 1H), 4.17 (m, 1H), 3.10 (m, 0.4H), 2.80 (m, 3H), 2.71 (d, J=5.60 Hz, 2H), 2.43 (m , 2H), 2.23 (dd, J=11.71, 6.12 Hz, 1H), 2.19 (m, 3H), 2.12 (m, 4H), 1.99 (m, 1H), 1.85 (m, 4H), 1.48 (s, 3H), 1.48(m, 1H)。
【1033】
化合物 34: (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-((メチル((1s,3R)-3-(2-(5-(1-メチルシクロブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
【1034】
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
【1035】
ジアステレオマーをSFCにより分離した。材料をMeOH/H
2O中に吸収させ、そして凍結乾燥して白色粉末とした(30 mg)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ
H ppm 8.28 (s, 1H), 8.19 (s, J=4.15 Hz, 1H), 4.69 (m, 1H), 4.23 (t, J=5.49 Hz, 1H), 4.17 (m, 1H), 3.07 (m, 1H), 2.81 (t, J=7.57 Hz, 2H), 2.68 (m, 2H), 2.42 (m, 2H), 2.17 (s, 3H), 2.09 (m, 6H), 1.97 (m, 2H), 1.84 (m, 3H), 1.47 (s, 3H)。
【1036】
化合物35: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1s,3R)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【1037】
【化200】
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【1038】
ジアステレオ異性体をSFCにより分離した。下記はSFC分離である (120 mg)。
【1039】
調製方法: IC (2x15 cm), 35%イソプロパノール(0.2% DEA))/CO
2, 100バール、60 mL/min, 220 nm. 注入体積: 0.75 mL, 4 mg/mL メタノール。ピーク2: 6.24分間。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOH) δ
H 8.078 (s, 1H), 7.501 (s, 1H), 7.422-7.401 (m, 1H), 7.310-7.285 (m, 1H), 7.228-7.219 (m, 1H), 6.618-6.609 (m, 1H), 4.355-4.320 (m, 1H), 3.053-2.977 (m, 1H), 2.874-2.836 (m, 2H), 2.535-2.268 (m, 4H), 2.177-2.003 (m, 8H), 1.909-1.869 (m, 2H), 1.677-1.595 (m, 1H), 1.381 (s, 9H)。
【1040】
化合物 36: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((メチル((1r,3S)-3-(2-(5-(1-メチルシクロブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【1041】
【化201】
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【1042】
ジアステレオ異性体をSFCにより分離した。材料をMeOH/H
2O中に吸収させ、そして凍結乾燥して白色粉末とした (15 mg)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ
H ppm 8.06 (s, 1H), 7.38 (d, J=8.09 Hz, 1H), 7.23 (br.s., 1H), 7.20 (d, J=3.32 Hz, 1H), 6.99 (m, 1H), 6.60 (d, J=3.52 Hz, 1H), 4.95 (m, 1H), 4.31 (t, J=6.74 Hz, 1H), 3.88 (m, 1H), 2.81 (m, 2H), 2.66 (m, 1H), 2.40 (m, 5H), 2.25 (m, 3H), 2.14 (br.s., 3H), 2.11 (m, 3H), 1.91 (m, 2H), 1.83 (m, 1H), 1.61 (m, 1H), 1.51 (m, 1H), 1.47 (s, 3H)。
【1043】
化合物 37: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((メチル((1r,3S)-3-(2-(5-(トリフルオロメトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【1044】
【化202】
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【1045】
ジアステレオ異性体をSFCにより分離した。凍結乾燥により、所望の生成物を無色の固形分として提供した(0.060 g)。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOH) δ
H 8.079 (s, 1H), 7.546-7.524 (m, 1H), 7.409 (s, 1H), 7.226-7.217 (m, 1H), 7.150-7.124 (m, 1H), 6.619-6.610 (m, 1H), 4.355-4.320 (m, 1H), 3.912-3.885 (m, 1H), 2.881-2.845 (m, 2H), 2.727-2.674 (m, 1H), 2.538-2.262 (m, 6H), 2.172 (s, 3H), 1.955-1.916 (m, 3H), 1.670-1.492 (m, 3H)。
【1046】
化合物 38: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(エチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【1047】
【化203】
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【1048】
ジアステレオ異性体をSFCにより分離した。凍結乾燥後に、所望の生成物を無色の固形分として回収した(32 mg)。
【1049】
調製方法: Lux-3 (2x15 cm),30%エタノール(0.2% DEA))/CO
2, 100 バール、65 mL/min, 220 nm., 注入体積: 0.4 mL, 6.2 mg/mL メタノール。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOH) δ
H 8.082 (s, 1H), 7.493 (s, 1H), 7.415-7.393 (m, 1H), 7.295-7.270 (m, 1H), 7.215-7.206 (m, 1H), 6.621-6.612 (m, 1H), 4.343-4.309 (m, 1H), 3.924-3.897 (m, 1H), 3.044-2.962 (m, 1H), 2.834-2.798 (m, 2H), 2.728-2.695 (m, 1H), 2.660-2.607 (m, 2H), 2.543-2.380 (m, 2H), 2.281-2.257 (m, 3H), 1.932-1.906 (m, 3H), 1.660-1.523 (m, 3H), 1.368 (s, 9H), 1.050-1.014 (t, J=7.2 Hz, 3H)。
【1050】
化合物39: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((メチル((1s,3R)-3-(2-(5-(1-メチルシクロブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【1051】
【化204】
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【1052】
ジアステレオ異性体をSFCにより分離した。材料をMeOH/H
2O中に吸収させ、そして凍結乾燥して白色粉末とした (19 mg)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ
H ppm 8 06 (s, 1H), 7.39 (d . J=8.50 Hz, 1H), 7.21 (m, 2H), 6.99 (dd, J=8.29, 1.45 Hz, 1H), 6.59 (d , J=3.52 Hz, 1H), 4.94 (m, 1H), 4.32 (dd, J=7.77, 5.91 Hz, 1H), 3.89 (m,1H), 3.00(m, 1H), 2.83 (t, J=7.57 Hz, 2H), 2.49 (m, 1H), 2.38 (m, 4H), 2.23 (m, 1H), 2.16 (s. 3H), 2.11 (m, 5H), 2 01 (m, 2H), 1.84 (m. 3H), 1.61 (m , 1H), 1.46 (s, 3H)。
【1053】
化合物 40: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロプロピルメチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【1054】
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
【1055】
ジアステレオ異性体をSFCにより分離した。材料をMeOH/H
2O中に吸収させ、そして凍結乾燥して白色粉末を生じた(45 mg)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ
H ppm 8.06 (s, 1H), 7.48 (br.s., 1H), 7.39 (d, J=8.29 Hz, 1H), 7.27 (m, 1H), 7.20 (d, J=3.73 Hz, 1H), 6.60 (d, J=3.52 Hz, 1H), 4.32 (dd, J=7.36, 6.12 Hz, 1H), 3.90 (m, 1H), 3.06 (m, 1H), 2.81 (t, J=6.84 Hz, 2H), 2.74 (m, 1H), 2.55 (dd, J=12.75, 7.77 Hz, 1H), 2.41 (m, 1H), 2.37 (d, J=6.84 Hz, 2H), 2.29 (m, 3H), 1.91 (m, 3H), 1.60 (m, 1H), 1.50 (m, 2H), 1.36 (s, 9H), 0.87 (m, 1H), 0.48 (d, J=8.09 Hz, 2H), 0.10 (m, 2H)。
【1056】
化合物 41: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
ジアステレオ異性体をSFCにより分離し、次いで H
2O/MeOH/CH
3CNから凍結乾燥して、白色粉末を生じた(100 mg)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ
H ppm 8.06 (s, 1H), 7.48 (br.s., 1H), 7.39 (m, 1H), 7.27 (m, 1H), 7.20 (d, J=3.52 Hz, 1H), 6.60 (m, 1H), 4.32 (t, J=6.43 Hz, 1H), 3.93 (t, J=5.29 Hz, 1H), 3.54 (m, 0.2H), 3.11 (t, J=9.33 Hz, 1H), 3.02 (m , 1H), 2.82 (m, 2H), 2.66 (dd, J=13.68, 8.09 Hz, 1H), 2.46 (m, 1H), 2.36 (m, 1H), 2.23 (m, 3H), 2.05 (m, 1H), 1.91 (m, 3H), 1.59 (m, 3H), 1.36 (s, 9H), 1.02 (m , 6H)。
【1057】
化合物 42: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロブチルメチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
ステップ1:エチル3-((1S,3r)-3-((シクロブチルメチル)(((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート
【1058】
【化206】
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【1059】
アミンであるエチル3-[3-({[(3aR,4R,6R,6aS)-6-{4-[(2,4-ジメトキシベンジル)アミノ]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル}-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル]メチル}アミノ)シクロブチル]プロパノエート (1.8 g, 3.0 mmol)をメタノール (20 mL, 600 mmol)中に吸収させ、そしてナトリウムシアノボロヒドリド(0.37 g, 5.9 mmol)を添加した。AcOHのメタノール中の10%溶液を用いてpHを約6に調節し、その後、シクロブタンカルボアルデヒド(0.32 g, 3.8 mmol)を1回で添加した。反応物を5時間進行させ、その時点で、HPLCは反応が止まったことを示した。別の1.3当量のシクロブタンカルボアルデヒドを添加し、そして反応を一晩続けた。NaHCO
3 (飽和)を反応混合物に添加し、それを、その後、DCMで3回抽出した。合わせた有機物をMgSO
4で乾燥しそして濃縮して、黄色樹脂とした。シス及びトランス異性体はシリカ上で分離可能であった。FC (DCM / MeOH中の7N NH
3 96:4)により精製し、それぞれ1つの異性体を約90%に濃縮した2つの分離した生成物のバッチを生じた。上部異性体: 0.38 g (11:1 混合物、シス)、下部異性体: 0.31 g (6:1 混合物、トランス)。MS (ESI
+) (C
35H
49N
5O
6) m/z 676.7 [M+H]
+; HPLC純度> 69% (保持時間、3.791)。
【1060】
ステップ 2: N-(2-アミノ-5-(tert-ブチル)フェニル)-3-((1S,3r)-3-((シクロブチルメチル)(((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド
【1061】
【化207】
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【1062】
上部異性体 (シス): 水酸化リチウム一水和物(0.236 g, 5.62 mmol)を、エチル3-((1S,3r)-3-((シクロブチルメチル)(((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート (6 mL, 70 mmol)及びメタノール (1.5 mL, 37 mmol)の溶液に添加した。反応物を室温にて一晩攪拌し、翌朝まで、出発材料が消費されそして酸に変換した。反応物を1N HClによりpH=6へと酸性化した。揮発分を真空中で除去し、そして残りの水をエタノールとの共沸蒸留により除去し、次いで、72時間凍結乾燥器で除去した。得られたオフホワイトの固形分をさらなる精製を行わずに使用した。保持時間: 3.330分。MS (ESI
+) (C
36H
49N
5O
6) m/z 648.4 [M+H]
+; MS (ESI
-) (C
36H
49N
5O
6) m/z 646.4 [M-H]
-; HPLC 純度> 97% (保持時間、3.329)。
【1063】
N,N,N',N'-テトラメチル-O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート (0.334 g, 0.880 mmol)を、3-{シス-3-[(シクロブチルメチル){[(3aR,4R,6R,6aS)-6-{4-[(2,4-ジメトキシベンジル)アミノ]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル}-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル]メチル}アミノ]シクロブチル}プロパン酸(0.38 g, 0.59 mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.337 mL, 1.94 mmol)及び4-tert-ブチルベンゼン-1,2-ジアミン(0.116 g, 0.704 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(3.63 mL, 46.9 mmol)中の溶液に添加した。反応物を室温にて一晩攪拌し、そして翌朝までに出発材料を消費した。反応物を部分的に約2mLに濃縮して、その後、NaHCO
3 (飽和)を添加した。混合物をEtOAcで3回抽出し、そして合わせた有機物をMgSO
4で乾燥し、そして濃縮した。得られた残留物をFC (DCM / MeOH中の7N NH
3 95:5)により精製し、N-(2-アミノ-5-(tert-ブチル)フェニル)-3-((1S,3r)-3-((シクロブチルメチル)(((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド(0.30 g; 64%)を紫褐色の非晶性固形分として生じた。HPLC 純度>19% (保持時間、3.574 min.)。
【1064】
ステップ 3: 7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロブチルメチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
【1065】
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
【1066】
N-(2-アミノ-4-tert-ブチルフェニル)-3-{シス-3-[(シクロブチルメチル){[(3aR,4R,6R,6aS)-6-{4-[(2,4-ジメトキシベンジル)アミノ]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル}-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル]メチル}アミノ]シクロブチル}プロパンアミド(0.3 g, 0.4 mmol)の酢酸 (1.0 mL, 20 mmol)中の溶液を65 ℃で一晩攪拌し、翌朝までに出発材料を消費した。揮発分を真空中で除去し、得られた残留物をFC (DCM / MeOH中の7N NH
3 93:7)により精製し、7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロブチルメチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミンをオフホワイトの固形分として生じた。MS (ESI
+) (C
46H
61N
7O
4) m/z 777.7 [M+H]
+; HPLC 純度>64% (保持時間、3.690 min.)。
【1067】
ステップ 4: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロブチルメチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【1068】
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
【1069】
トリフルオロ酢酸 (5 mL, 60 mmol)を、水 (0.5 mL, 20 mmol)及び7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロブチルメチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (0.2 g, 0.2 mmol)の混合物に室温にて添加した。反応を一晩進行させ、その時点で、明るいピンク色の懸濁液をトリエチルシラン (0.082 mL, 0.52 mmol)でクエンチした。揮発分を真空中で除去し、そして得られた残留物をメタノール (15 ml)中に吸収させた。500 mgのK
2CO
3及び8滴のH
2Oを添加し、そして反応物を室温にて1時間攪拌した。混合物をろ過し、そしてフィルターケークを10 mLのメタノールで洗浄した。ろ液を濃縮し、そして得られた残留物をFC (DCM / MeOH中の7N NH
3 90:10)で精製し、(1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロブチルメチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール(0.037 g; 20%)を無色の固形分として生じた。MS (ESI
+) (C
34H
47N
7O
2) m/z 586.3 [M+H]
+; HPLC 純度>89% (保持時間、2.970 min.)
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOH) δ
H 8.083 (s, 1H), 7.498 (s, 1H), 7.417-7.396 (m, 1H), 7.302-7.277 (m, 1H), 7.206-7.197 (m, 1H), 6.621-6.612 (m, 1H), 4.347-4.314 (m, 1H), 3.912-3.885 (m, 1H), 2.973-2.922 (m, 1H), 2.836-2.800 (m, 2H), 2.662-2.366 (m, 6H), 2.282-2.241 (m, 3H), 2.061-2.034 (m, 2H), 1.912-1.494 (m, 10H), 1.374 (s, 9H)。
【1070】
化合物 43: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【1071】
【化210】
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【1072】
エチル3-(3-(シクロブチル(((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート
【1073】
【化211】
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【1074】
エチル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ [2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート (0.84 g, 1.4 mmol)をメタノール(10 ml)中に吸収させ、そしてナトリウムシアノボロヒドリド(0.087g, 1.4 mmol)を添加した。MeOH中のAcOHの10%溶液を用いてpHを約6に調節し、その後、シクロブタノン (0.15 ml , 2.1 mmol)を1回で添加した。反応物を室温にて3日間攪拌した。NaHCO
3 (飽和)を反応混合物に添加し、それをその後、DCMで3回抽出した。合わせた有機物をMgSO
4で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。材料をさらなる精製なしに用いた。
【1075】
3-(3-(シクロブチル(((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸
【1076】
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
【1077】
水酸化リチウム一水和物 (0.58 g, 14 mmol)を、エチル3-(3-(シクロブチル(((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート(0.91 g, 1.4 mmol)のテトラヒドロフラン (12 ml, 150 mmol)及びメタノール (3 ml, 60 mmol)中の溶液に添加した。反応混合物を室温にて一晩攪拌し、その時点で、それを1N HClでpH=6に酸性化した。揮発分を真空中で除去し、そして残った水をエタノールとの共沸蒸留により除去し、その後、凍結乾燥器で18時間除去した。得られたオフホワイトの固形分をさらに精製することなく使用した。
【1078】
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-(3-(シクロブチル(((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド
【1079】
【化213】
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【1080】
N,N,N',N'-テトラメチル-O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート (0.783 g, 2.06 mmol)を、3-(3-(シクロブチル(((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸(0.87 g, 1.4 mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン (0.789 ml, 4.53 mmol)及び[8)4-tert-ブチルベンゼン-1,2-ジアミン (0.270 g, 1.65 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド (8.50 ml)中の溶液に添加した。反応物を室温にて一晩攪拌し、その時点で、混合物を部分的に約2 mlに濃縮し、その後、NaHCO
3 (飽和)を添加した。混合物をEtOAc (3x)で抽出し、そして合わせた有機物をMgSO
4で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(DCM /MeOH中7NNH
3 95:5)で精製して、所望の化合物を固形分として提供した(0.76 g)。
【1081】
7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロブチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
【1082】
【化214】
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【1083】
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-(3-(シクロブチル(((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド(0.76 g, 0,97 mmol)の酢酸 (2 ml)中の溶液を60℃で一晩攪拌した。揮発分を真空中で除去しそして残った残留物をフラッシュクロマトグラフィー (DCM /MeOH中7N NH
3 91 :9)により直接的に精製し、所望の化合物をフォームとして提供した (0.61 g)。
【1084】
(1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【1085】
【化215】
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【1086】
トリフルオロ酢酸 (1 0 ml, 200 mmol)を、水(1 ml, 80 mmol)及び7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロブチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン(0.61 g, 0.80 mmol)の混合物に室温にて添加した。反応物を室温にて一晩(o/n)攪拌し、そしてトリエチルシラン (0.26 ml, 1.6mmol)の添加によりクエンチした。揮発分を真空中で除去し、そして得られた残留物をMeOH (15 ml)中に吸収させ、500 mg K
2CO
3及び8滴の水を添加し、そして反応物を室温にて1時間攪拌した。混合物をろ過し、そしてフィルターケークをMeOH (10 ml)で洗浄した。ろ液を濃縮し、そして得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー (DC /MeOH中7N NH
3 90:10)により精製し、所望の化合物を無色のフォームとして提供した(0.13 g)。MS (ESI
+) (C
33H
45N
7O
2) m/z 572.2 [M+H]
+; MS (ESI
-) (C
33H
45N
7O
2) m/z 570.2 [M-H]
-; HPLC 純度 >90% (保持時間、2.850 min.)。
1NMR (400 MHz, d
4-MeOH) δ
H 8.083 (s, 1H), 7.492 (s, 1H), 7.412-7.392 (m, 1H), 7.309-7.286 (m, 1H), 7.220-7.205 (m, 1H), 6.620-6.610 (d, J=4.0 Hz, 1H), 4.321-4.283 (m, 1H), 3.888-3.848 (m, 1H), 3.505-3.417 (m, 0.5H (トランス異性体のメチン)), 3.231-3.147 (m, 0.5H) (シス異性体のメチン)), 3.051-2,953 (m, 1H), 2.871-2.732 (m, 3H), 2.583-2.501 (m, 1H), 2.441-2.368 (m, 1H), 2.244-2.205 (m, 3H), 2.170-1.833 (m, 9H), 1.695-1.560 (m, 4H), 1.384 (s, 9H)。
【1087】
化合物 44: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロプロピルメチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
エチル3-(3-((シクロプロピルメチル)(((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート
【1088】
【化216】
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【1089】
アミンであるエチル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート (0.90 g, 1.5 mmol)をメタノール (10 mL)中に吸収させ、そしてナトリウムシアノボロヒドリド (0.093 g, 1.5 mmol)を添加した。MeOH中のAcOHの10%溶液を用いてpHを約6に調節した。反応物を室温にて一晩(o/n)攪拌した。NaHCO
3 (飽和)を混合物に添加し、その後、それをDCMで抽出した(3x)。合わせた有機物をMgSO
4で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。材料をさらなる精製なしに使用した。
【1090】
3-(3-((シクロプロピルメチル)(((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸
【1091】
【化217】
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【1092】
水酸化リチウム一水和物 (0.62 g, 15 mmol)を、エチル3-(3-((シクロプロピルメチル)(((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート(0.98 g, 1,5 mmol)のテトラヒドロフラン (13 ml)及びメタノール (3 ml)中の溶液に添加した。反応物を室温にて24時間攪拌し、1N HClでpH=6に酸性化した。揮発分を真空中で除去し、そして残った水をエタノールとの共沸蒸留により除去し、次いで、凍結乾燥器で18時間除去した。得られたオフホワイトの固形分をさらに精製することなく用いた。
【1093】
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-(3-((シクロプロピルメチル)(((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド
【1094】
【化218】
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【1095】
N,N,N',N'-テトラメチル-O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート (0.846 g, 2.22 mmol)を、3-(3-((シクロプロピルメチル)(((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸 (0.94 g, 1.5 mmol )及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン (0.852 mL. 4.89 mmol)及び[8]4-tert-ブチルベンゼン-1,2-ジアミン (0.292 g, 1.78 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(9.19 mL, 119mmol)中の溶液に添加した。反応物を室温にて一晩攪拌し、部分的に約2mlに濃縮し、そしてNaHCO
3 (飽和)を添加した。混合物をEtOAc (3x)で抽出し、そして合わせた有機物をMgSO
4で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(DCM /MeOH中の7N NH
3 95:5)により精製し、所望の化合物を固形分として提供した(0.92 g)。
【1096】
7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロプロピルメチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
【1097】
【化219】
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【1098】
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-(3-((シクロプロピルメチル)(((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド (1.1 g, 1.4 mmol)を、酢酸 (5 ml)中で60℃にて一晩加熱した。溶液を濃縮し、そしてフラッシュクロマトグラフィー (DCM /MeOH中の7N NH
3 イオン 93:7)により精製し、所望の化合物を無色のフォームとして生じた(0.57 g)。
【1099】
(1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロプロピルメチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【1100】
【化220】
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【1101】
トリフルオロ酢酸(10 mL)を、水(1 mL)及び7-(3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロプロピルメチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (0.52 g, 0.68 mmol)の混合物に室温にて添加した。反応物を室温にて一晩攪拌し、そしてトリエチルシラン(0.22 mL, 1.4 mmol)を添加した。揮発分を真空中で除去し、そして得られた残留物MeOH (1 5 ml)中に吸収させ、500 mgのK
2CO
3及び8滴のH
2Oを添加し、そして反応物を室温にて1時間攪拌した。混合物をろ過し、そしてフィルターケークを10 mlのMeOHで洗浄した。ろ液を濃縮し、そして得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー (DCM / MeOH中の7N NH
3 90:10)により精製し、所望の生成物をオフホワイトのフォームとして提供した(0.196 g)。MS (ESI
+) (C
33H
45N
7O
2) m/z 572.6 [M+H]
+; MS (ESI
-) (C
33H
45N
70
2) m/z 570.3 [M-H]
- ; HPLC純度 >90% (保持時間、2.850 min.)
1NMR (400 MHz, d
4-MeOH) δ
H 7.944 (s, 1H), 7.361 (s, 1H), 7.280-7.259 (m, 1H), 7.172-7.150 (m, 1H), 7.092-7.078 (m, 1H), 6.484-6.475 (d, J=3.6 Hz, 1H), 4.222-4.185 (m, 1H), 3.815-3.779 (m, 1H), 3.329 (m, 0.5H (トランス異性体のメチン)), 2.961 (m, 0.5H (シス異性体のメチン), 2.745-2.627 (m, 3H), 2.503-2.450 (m, 1H), 2.301-2.187 (m, 5H), 2.036-1.890 (m, 2H), 1.793-1.776 (m, 3H), 1.529-1.385 (m, 2H), 1.246 (s. 9H), 0.808-0.739 (m, 1H), 0.394-0.362 (m, 2H), 0.012-0.013 (m, 2H)。保持時間:2.850 分。HPLC 条件:Agilent Zorbax Exlipse XDB-C18 カラム, 4.6X50 mm (1.8 urn パッキング), 溶媒A-水(0.1% TFA), 溶媒B-アセトニトリル (0.07% TFA )、6分間勾配、5〜95% B; 1 分間保持、その後、リサイクル。
【1102】
化合物45: エチル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソブチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート
アミンであるエチル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート (1.7 g, 2.8 mmol)をメタノール (20 ml)中に吸収させ、そしてナトリウムシアノボロヒドリド (0.35 g, 5.6 mmol)を添加した。MeOH中のAcOHの10%溶液を用いてpHを約6に調節し、その後、イソブチルアルデヒド (0.33 ml, 3.6 mmol)を1回で添加した。反応物を室温にて3時間攪拌した。別の1.3当量のイソブチルアルデヒドを添加し、そして攪拌を一晩続けた。NaHCO
3 (飽和)を反応混合物に添加し、それを、その後、DCMで抽出した(3x)。合わせた有機物をMgSO
4で乾燥し、そして濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー (DCM / MeOH中の7N NH
3 97:3)により精製し、所望の化合物を無色のフォームとして提供した (1.75 g)。
【1103】
3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソブチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸
【1104】
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
【1105】
水酸化リチウム一水和物 (1.11 g, 26.4 mmol)を、エチル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソブチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート(1.75 g, 2.64 mmol)のテトラヒドロフラン (13 ml, 160 mmol)及びメタノール (3 ml, 70 mmol)中の溶液に添加した。反応物を室温にて24時間攪拌し、1N HClでpH= 6に酸性化し、揮発分を真空中で除去し、そして残った水をエタノールとの共沸蒸留により除去し、次いで、凍結乾燥器で18時間除去した。得られたオフホワイトの固形分をさらに精製することなく使用した。
【1106】
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソブチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド
【1107】
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
【1108】
N,N,N',N'-テトラメチル-O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(1.52 g, 4.01 mmol)を、3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソブチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸 (1.7 g, 2.7 mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン (1.54 ml, 8.82 mmol)及び4-tert-ブチルベンゼン-1,2-ジアミン(0.527 g, 3.21 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(16.6 ml)中の溶液に添加した。反応物を室温にて一晩攪拌し、部分的に約2mlに濃縮し、そしてその後、NaHCO
3 (飽和)を添加した。その後、混合物をEtOAc 3xで抽出し、そして合わせた有機物をMgSO
4で乾燥し、ろ過し、濃縮し、そしてフラッシュクロマトグラフィー(DCM /MeOH中の7N NH
3 95:5)により精製し、所望のアミドを固形分として生じた(1.7 g)。
【1109】
7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソブチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
【1110】
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
【1111】
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソブチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド(1.71 g, 2.19 mmol)の酢酸 (6 ml)中の溶液を60℃にて一晩攪拌し、揮発分を真空中で除去し、そして残った残留物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2, DCM/ MeOH中の7N NH
3 94:6)により精製し、所望の化合物をフォームとして生じた(0.9 g)。
【1112】
(1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【1113】
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
【1114】
トリフルオロ酢酸 (20 ml, 300 mmol)を、水(2 ml, 100 mmol)及び7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソブチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン(0.9 g, 1 mmol)の混合物に室温にて添加した。反応物を一晩攪拌し、そしてトリエチルシラン(0.38 ml, 2.4 mmol)を添加した。揮発分を真空中で除去し、そして得られた残留物をMeOH (15 ml)中に吸収させ、500 mgのK
2CO
3及び8滴のH
2Oを添加し、そして反応物を室温にて1時間攪拌した。混合物をろ過し、そしてフィルターケークを10 mlのMeOHで洗浄した。ろ液を濃縮しそして得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(DCM / MeOH中の7N NH
3 90:10)により精製し、所望の化合物をオフホワイトのフォームとして生じた (0.274g)。MS (ESI
+) (C
33H
47N
70
2) m/z 574.6 [M+H]
+; MS (ESI
-) (C
33H
45N
70
2) m/z 572.4 [M-H]
-; HPLC 純度>86% (保持時間、2.918 min.)。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOH) δ
H 8.078 (s, 1H), 7.497 (s, 1H), 7.416-7.396 (m, 1H), 7.305-7.284 (m, 1H), 7.216-7.200 (m, 1H), 6.621-6.612 (d, J=3.6 Hz, 1H), 4.368-4.334 (m, 1H), 3.930-3.894 (m, 1H), 2.934-2.918 (m, 1H), 2.866-2.797 (m, 2H), 2.652-2.583 (m, 1H), 2.444-2.361 (m, 2H), 2.287-2.199 (m, 2H), 2.166-2.119 (m, 3.5H (トランス異性体のメチンを含む)), 2.048-2.012 (m, 1H), 1.921-1.748 (m, 3.5H (シス異性体のメチンを含む)), 1.622-1.494 (m, 2H), 1.380 (s, 9H), 1.269-1.252 (m, 1H), 0.932-0.879 (m, 6H)。
【1115】
化合物46: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
ジアステレオ異性体をSFCにより分離した。材料をMeOH/H
2O中に吸収させ、そして凍結乾燥して、白色粉末を生じた(23.7 mg)。
1H NMR (400 MHZ, MeOD) δ
H ppm 8.06 (s, 1H), 7.48 (br.s., 1H), 7.39 (d. J=8.71 Hz, 1H), 7.28 (dd, J=8.60, 1.76 Hz, 1H), 7.19 (d, J=3.52 Hz, 1H), 6.60 (d. J=3.52 Hz, 1H), 4.84 (m, 1H), 4.28 (dd, J=7.26, 6.22 Hz, 1H), 3.84 (t, J=5.70 Hz, 1H), 3.16 (m, 1H), 2.99 (m,1H), 2.80 (t, J=7.15 Hz, 2H), 2.73 (dd, J=13.68, 6.22 Hz, 1H), 2.49 (dd, J=13.68, 7.67 Hz, 1H), 2.38 (m, 1H), 2.22 (m, 3H), 2.00 (m, 4H), 1.91 (m, 3H), 1.60 (m, 5H), 1.36 (s, 9H)。
【1116】
化合物 47: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1r,3S)-3-(2-(5-ブロモ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
ジアステレオ異性体をSFCにより分離した。材料をMeOH/H
2O中に吸収させ、そして凍結乾燥して、白色粉末を生じた(21 mg)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ
H ppm 8.06 (s. 1H), 7.63 (br.s., 1H), 7.39 (m, 1H), 7.30 (dd, J=8.50, 1.66Hz, 1H), 7.20 (d. J=3.52 Hz, 1 H), 6.60 (d, J=3.52 Hz, 1 H), 4.32 (dd, J=7.67, 6.01 Hz, 1H). 3.88(m, 1H), 2.82 (t, J=7.15 Hz, 2H), 2.71 (m, 1H), 2.52 (m, 1H), 2.41 (m , 2H), 2.25 (m, 2 H), 2.18 (s, 3H), 2.03 (m, 1H), 1.92 (m, 3H), 1.62 (m, 1H), 1.51 (m, 2H)。
【1117】
化合物 48: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1s,3R)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
ジアステレオ異性体をSFCにより分離した。凍結乾燥の後に無色の固形分を得た(78 mg)。
【1118】
化合物49: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1s,3R)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(エチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
ジアステレオ異性体をSFCにより分離した。
【1119】
Lux-3 (2x15 cm)、30%エタノール(0.2% DEA))/CO
2、100バール、65 mL/min, 220 nm. 注入体積: 0.4 mL, 6.2 mg/mL メタノール。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOH) δ
H 8.081 (s, 1H), 7.499 (s, 1H), 7.416-7.395 (m, 1H), 7.308-7.282 (m, 1H), 7.226-7.216 (m, 1H), 6.619-6.610 (m, 1H), 4.344-4.310 (m, 1H), 3.922-3.895 (m, 1H), 3.410-3.329 (m, 1H), 2.875-2.837 (m, 2H), 2.738-2.689 (m, 1H), 2.659-2.607 (m, 2H), 2.535-2.483 (m, 1H), 2.452-2.380 (m, 1H), 2.311-2.224 (m, 1H), 2.158-2.121 (m, 3H), 2.061-2.030 (m, 2H), 1.913-1.863 (m, 2H), 1.674-1.590 (m, 1H), 1.381 (s, 9H), 1.056-1.020 (t, J= 7.2 Hz, 3H)。
【1120】
化合物 50: (1R,2S,3R,5R)-3-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
エチル3-(3-((((1R,2R,3S,4R)-4-(6-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-9H-プリン-9-イル)-2,3-ジヒドロキシシクロペンチル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート
【1121】
【化225】
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【1122】
アミンであるエチル3-(3-((((1R,2R,3S,4R)-4-(6-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-9H-プリン-9-イル)-2,3-ジヒドロキシシクロペンチル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート (1.5 g, 2.5 mmol)をアセトニトリル (66 mL)中に吸収させ、そしてヨウ化イソプロピル(2.5 mL, 25mmol)及びトリエチルアミン (5.2 mL, 37 mmol)を添加した。反応物を80℃に12時間加熱した。さらに15当量のTEA及びさらに15当量のiPrIを添加し、そして反応をさらに8時間続けた。さらに15当量の各iPrI及びTEAを添加し、そして加熱を一晩続けた。反応物を濃縮し、そして飽和Na
2CO
3 (20 ml)及びDCM (20ml)を添加した。層を分離し、そして水性相をさらに3回抽出し、合わせた有機物を乾燥しそしてフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2, DCM /MeOH中の7N NH
3 97:3)で精製した。
【1123】
得られた残留物を30 mlのDCM中に溶解し、そして20 mlの飽和NaHCO
3 及び10 msの1N NaOHで洗浄した。水性物をDCMで3回抽出し、合わせた有機物をMgSO
4上で乾燥し、そして溶媒を除去して、所望の生成物をフォーム/固形分として生じた (1.3 g)。
【1124】
(3-((((1R,2R,3S,4R)-4-(6-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-9H-プリン-9-イル)-2,3-ジヒドロキシシクロペンチル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸
【1125】
【化226】
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【1126】
水酸化リチウム一水和物 (0.838 g, 20.0 mmol)を、エチル3-(3-(3-((((1R,2R,3S,4R)-4-(6-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-9H-プリン-9-イル)-2,3-ジヒドロキシシクロペンチル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸 (1.3 g, 2.0 mmol)のテトラヒドロフラン(30 ml, 300 mmol)及びメタノール (6.5ml, 160 mmol)中の溶液に添加した。反応物を室温にて一晩攪拌し、そして1N HClにてpH=6に酸性化した。揮発分を真空中で除去し、そして残りの水をエタノールとの共沸蒸留により除去し、次いで、凍結乾燥により除去した。得られた固形分をさらなる精製を行わずに使用した。
【1127】
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-(3-((((1R,2R,3S,4R)-4-(6-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-9H-プリン-9-イル)-2,3-ジヒドロキシシクロペンチル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド
【1128】
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
【1129】
N,N,N',N'-テトラメチル-O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(1.19 g, 3.13 mmol)を、3-{3-[{[(3aR,4R,6R,6aS)-6-{6-[(2,4-ジメトキシベンジル)アミノ]-9H-プリン-9-イル}-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル]メチル}{イソプロピル)アミノ]シクロブチル}プロパン酸(1.30 g, 2.09 mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン (1.20 ml, 6.89 mmol)及び4-tert-ブチルベンゼン-1,2-ジアミン(0.411 g, 2.50 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(12.9 ml)中の溶液に添加した。反応物を2時間攪拌し、NaHCO
3 (飽和)を添加し、そして混合物をEtOAcで抽出し(3x)、そして合わせた有機物をMgSO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー (DCM -> DCM/MeOH中の7N NH
3 95:5)により精製し、所望のアミドを固形分として生じた(1.4 g)。
【1130】
9-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-9H-プリン-6-アミン
【1131】
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
【1132】
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-(3-((((1R,2R,3S,4R)-4-(6-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-9H-プリン-9-イル)-2,3-ジヒドロキシシクロペンチル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド(1.4g, 1.8 mmol)を、酢酸 (5 ml, 90 mmol)中で60 ℃で一晩攪拌した。反応物を濃縮し、そしてフラッシュクロマトグラフィー(DCM -> DCM /MeOH中の7N NH
3 94:6)により精製し、所望の化合物をフォームとして生じた(0.91 g)。
【1133】
(1R,2S,3R,5R)-3-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-(((3-(2-(5-tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【1134】
【化229】
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【1135】
トリフルオロ酢酸 (10 ml, 100 mmol)を、水(1 ml, 60 mmol)及び9-((3aS,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-9H-プリン-6-アミン (0.91 g,1.2 mmol)の混合物に室温で添加した。反応物を室温にて一晩攪拌した。その後、反応を35 ℃に加熱し、そしてトリエチルシラン(0.39 ml, 2.4 mmol)を添加した。反応物を35 ℃でさらに2日間攪拌した。揮発分を真空中で除去し、そして得られた残留物をMeOH (15 ml)中に吸収させた。500mgのK
2CO
3及び8滴のH
2Oを添加し、そして反応物を室温にて1時間攪拌した。混合物をろ過し、そしてフィルターケークを10 mlのMeOHで洗浄した。ろ液を濃縮し、そして得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー (DCM /MeOH中の7N NH
3 90:10)により精製し、数日の凍結乾燥後に所望の生成物を無色の固形分として生じた(0.142 g)。
【1136】
化合物 51: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1s,3R)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
ジアステレオ異性体をSFCにより分離した (25 mg)。
1NMR (400 MHz, MeOD) δ
H ppm 8.06 (s, 1H), 7.48 (br.s., 1H), 7.38 (d, J=7.88 Hz, 1H), 7.27 (dd, J=8.60, 1.55 Hz, 1H), 7.19 (d , J=3.52 Hz, 1H), 6.60 (d, J=3.73 Hz, 1H), 4.85 (m, 1H), 4.29 (m, 1H), 3.85 (t, J=5.60 Hz, 1H), 3.41 (m, 1H), 3.17 (m, 1H), 2.83 (t, J=7.36 Hz, 2H), 2.74 (dd, J=13.68, 6.63 Hz, 1H), 2.51 (dd, J=13.79, 7.57 Hz, 1H), 2.38 (m, 1H), 2.18 (m, 3H), 2.09 (m, 1H), 2.02 (m, 5H), 1 83 (m, 2H), 1.60 (m, 3H), 1.36 (s, 9H)。
【1137】
化合物 52: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1r,3S)-3-(2-(5,6-ジクロロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
ジアステレオ異性体をSFCにより分離した。材料をMeOH/H
2O中に吸収させ、そして凍結乾燥して、クリーム色固形分を生じた(64 mg)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ
H ppm 8.06 (s, 1H), 7.63 (s, 2H), 7.20 (d. J=3.52 Hz, 1H), 6.59 (d, J=3.73Hz, 1H), 4.32 (dd. J=7.88, 6.01Hz. 1H), 3.88 (dd, J=5.60, 4.77 Hz, 1H), 2.82 (t, J=7.26 Hz, 2H), 2.69 (m, 1H), 2.48 (m, 1H), 2.38 (m, 2H), 2.24 (m, 3H), 2.15 (s, 3H),1.91 (m, 3H), 1.61 (m, 1H), 1.50 (m, 2H)。
【1138】
化合物53: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
ジアステレオ異性体をSFCにより分離した。凍結乾燥後に、無色の固形分 (85 mg)を回収した。
【1139】
化合物54: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1s,3R)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロプロピルメチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
ジアステレオ異性体をSFCにより分離した。材料をMeOH/H
2O中に吸収させ、そして凍結乾燥して、白色粉末を生じた(53 mg)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ
Hppm 8.06 (s, 1H), 7.48 (br.s., 1H), 7.39 (d, J=8.50 Hz, 1H), 7.28 (dd, J=8.60, 1.76 Hz, 1H), 7.21 (d, J=3.52 Hz, 1H), 6.60 (d, J=3.52 Hz, 1H), 4.32 (dd, J=7.67, 5.80 Hz,1H), 3.91 (m, 1H), 3.44 (m, 1H), 2.84 (t, J=7.57 Hz, 2H), 2.78 (dd, J=13.27, 7.05 Hz, 1H), 2.58 (dd, J=13.06, 7.67 Hz, 1H), 2.40 (m, 3H), 2.11 (t, J=6.22 Hz, 3H), 2.02 (m, 2H), 1.87 (m, 2 H), 1.62 (m, 1H), 1.37 (s, 9H), 0.87 (m, 1H), 0.49 (m, 2H), 0.12 (m, 2H)。
【1140】
化合物 55: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1s,3R)-3-(2-(5-ブロモ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
ジアステレオ異性体をSFCにより分離した。
1H NMR (400 MHZ, MeOD) δ
H ppm 8.05 (s, 1H), 7.63 (s. 1H), 7.39 (m, 1H), 7.30 (dd, J=8.50, 1.66 Hz, 1H), 7.20 (d. J=3.52 Hz. 1H), 6.59 (d, J=3.73 Hz, 1H), 4.32 (dd, J=7.77, 5.91 Hz, 1H), 3.88 (dd, J=5.70, 4.66 Hz, 1H), 2.99 (m. 1H), 2.84 (t, J=7.57 Hz, 2H). 2.48 (m, 1H), 2.41 (dd, J=7.98, 4.87 Hz, 1H), 2.34 (m, 1H), 2.24 (m, 1H), 2.15 (s, 3H). 2.10 (m. 3H), 2.01 (m, 2H), 1.86 (t. J=8.19 Hz, 2H), 1.61 (m, 1H)。
【1141】
化合物 56: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((イソプロピル(3-(2-(5-(トリフルオロメトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
N-(2-アミノ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド
【1142】
【化230】
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【1143】
N,N,N',N'-テトラメチル-O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(1.19 g, 3.14 mmol)を、3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸 (1,3 g. 2.1 mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン (1.20 mL, 6.90 mmol)及び4-(トリフルオロメトキシ)ベンゼン-1,2-ジアミン(0.482 g, 2.51 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(13.0 mL, 167 mmol)中の溶液に添加した。反応物を室温にて一晩攪拌し、そして約2 mlに部分的に濃縮して、その後、NaHCO
3 (飽和)を添加した。混合物をEtOAcで抽出し (3x)、そして合わせた有機物をMgSO
4で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー (DCM /MeOH中の7N NH
3 95:5)により精製し、固形分として所望のアミドとした(1.4 g)。
【1144】
N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-((イソプロピル(3-(2-(5-(トリフルオロメトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
【1145】
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
【1146】
N-(2-アミノ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド (1.4 g, 1.8 mmol)を、AcOH中で60 ℃にて一晩加熱した。反応混合物を真空中で濃縮して、未精製生成物を提供した。
【1147】
(1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((イソプロピル(3-(2-(5-(トリフルオロメトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【1148】
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
【1149】
トリフルオロ酢酸 (10 mL, 100 mmol)を、水(1 mL, 60 mmol)及びN-(2,4-ジメトキシベンジル)-7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-((イソプロピル(3-(2-(5-(トリフルオロメトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (0.91 g, 1.2 mmol) の混合物に室温にて添加した。反応物を室温にて一晩攪拌し、その後、トリエチルシラン(0.37 mL,2.3 mmol)の添加によりクエンチした。揮発分を真空中で除去し、そして得られた残留物をMeOH (15 ml)中に吸収させ、500 mgのK
2CO
3及び8滴のH
2Oを添加し、そして反応物を室温にて1時間攪拌した。混合物をろ過し、そしてフィルターケークを10 mlのMeOHで洗浄した。ろ液を濃縮し、そして得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(DCM /MeOH中の7N N
3 90:10)により精製し、所望の生成物をオフホワイトのフォームとして生じた(0.232g)。MS (ESI
+) (C
29H
36F
3N
7O
3) m/z 588.2 [M+H]
+; MS (ESI
-) (C
29H
36F
3N
7O
3) m/z 586.2 [M-H]
-; HPLC純度>90% (保持時間、2.570 min.)
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOH) δ
H 8.082 及び8.079 (s, 1H, シス異性体及びトランス異性体による重複ピーク), 7.554-7.524 (m, 1H), 7.414 (s, 1H), 7.225-7.209 (m, 1H), 7.155-7.127 (m, 1H), 6.618-6.609 (m, 1H), 4.363-4.323 (m, 1H), 3.976-3.932 (m, 1H), 3.606-3.524 (m, 0.5H (トランス異性体のメチン)), 3.156-3.110 (m, 0.5H (シス異性体のメチン), 3.089-3.006 (m, 1H), 2.731-2.679 (m, 1H), 2.544-2.360 (m, 2H), 2.256-2.239 (m, 3H), 2.093-2.061 (m, 2H), 1.987-1.861 (m, 3H), 1.648-1.568 (m, 2H), 1.072-1.006 (m, 6H)。
【1150】
化合物 57: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((メチル((1s,3R)-3-(2-(5-(トリフルオロメトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
ジアステレオ異性体SFCにより分離した。材料を凍結乾燥して、固形分を生じた(78 mg)。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOH) δ
H 8.076 (s, 1H), 7.548-7.527 (m, 1H), 7.414 (s, 1H), 7.227-7.218 (m, 1H), 7.148-7.123 (m, 1H), 6.616-6.607 (m, 1H), 4.361-4.327 (m, 1H), 3.926-3.899 (m, 1H), 3.037-3.000 (m, 1H), 2.907-2.870 (m, 2H), 2.538-2.283 (m, 4H), 2.178-2.013 (m, 8H), 1.913-1.872 (m, 2H), 1.680-1.599 (m, 1H)。
【1151】
化合物 58: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1s,3R)-3-(2-(5,6-ジクロロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
ジアステレオ異性体をSFCにより分離した。材料をMeOH/H
2O中に吸収させ、そして凍結乾燥して、褐色粉末を生じた (73 mg)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ
H ppm 8.06 (s, 1H), 7.64 (s, 2H), 7.21 (d, J=3.73 Hz, 1H), 6.59 (d, J=3.52Hz, 1H), 4.32 (dd, J=7.77, 6.12 Hz, 1H), 3.89 (m, 1H), 3.01 (m, 1H), 2.86 (t, J=7.67 Hz, 2H), 2.51 (m, 1H), 2.40 (m, 2H), 2.27 (m, 1H), 2.18 (s, 3H), 2.11 (m, 3H), 2.02 (q, J=6.43 Hz. 2 H),1.88 (t, J=8.19 Hz, 2H), 1.63 (m, 1H)。
【1152】
化合物 59: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1s,3R)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロブチルメチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
ステップ1: エチル3-((1R,3s)-3-((シクロブチルメチル)(((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート
【1153】
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
【1154】
アミンであるエチル3-[3-({[(3aR,4R,6R,6aS)-6-{4-[(2,4-ジメトキシベンジル)アミノ]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル}-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル]メチル}アミノ)シクロブチル]プロパノエート (1.8 g, 3.0 mmol)をメタノール (20 mL, 600 mmol)中に吸収させ、そしてナトリウムシアノボロヒドリド(0.37 g, 5.9 mmol)を添加した。AcOHのメタノール中の10%溶液を用いてpHを約6に調節し、その後、シクロブタンカルボアルデヒド(0.32 g, 3.8 mmol)を1回で添加した。反応物を5時間進行させ、その時点で、HPLCは反応が止まったことを示した。さらなる1.3当量のシクロブタンカルボアルデヒドを添加し、そして反応を一晩続けた。NaHCO
3 (飽和)を反応混合物に添加し、その後、それをDCMで3回抽出した。合わせた有機物をMgSO
4で乾燥し、そして濃縮して黄色の樹脂とした。シス異性体及びトランス異性体はシリカ上で分離可能であった。FC (DCM / MeOH中の7N NH
3 96:4)による精製で、2つのバッチの生成物を生じ、各々はそれぞれの1つの異性体を約90%まで豊富に含んだ。上部異性体: 0.38 g (5:1 混合物、シス)。下部異性体: 0.31 g (7:1 混合物、トランス)。MS (ESI
+) (C
35H
49N
5O
6) m/z 676.7 [M+H]
+; HPLC 純度> 69% (保持時間、3.791)。
【1155】
ステップ2: N-(2-アミノ-5-(tert-ブチル)フェニル)-3-((1R,3s)-3-((シクロブチルメチル)(((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド
【1156】
【化234】
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【1157】
下部異性体 (トランス): 水酸化リチウム一水和物 (0.192 g, 4.59 mmol)を、エチル3-((1R,3s)-3-((シクロブチルメチル)(((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート (0.31 g, 0.46 mmol)のテトラヒドロフラン (6 mL, 70 mmol)及びメタノール (1.5 mL, 37 mmol)中の溶液に添加した。反応物を室温にて一晩攪拌し、そして翌朝までに出発材料を消費し、そして酸へと変換させた。反応物を1N HClによりpH=6に酸性化した。揮発分を真空中で除去し、そして残った水をエタノールとの共沸蒸留により除去し、次いで、24 時間の凍結乾燥により除去した。得られたオフホワイトの固形分をさらなる精製を行わずに使用した。HPLC 純度> 94% (保持時間、3.344)。
【1158】
N,N,N',N'-テトラメチル-O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.273 g, 0.718 mmol)を、3-{トランス-3-[(シクロブチルメチル){[(3aR,4R,6R,6aS)-6-{4-[(2,4-ジメトキシベンジル)アミノ]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル}-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル]メチル}アミノ]シクロブチル}プロパン酸 (0.31 g, 0.48 mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン (0.275 mL, 1.58 mmol)及び4-tert-ブチルベンゼン-1,2-ジアミン (0.0943 g, 0.574 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(2.96 mL, 38.3 mmol)中の溶液に添加した。反応物を室温にて一晩攪拌し、そして翌朝までに出発材料を消費した。反応物を約2 mlに部分的に濃縮して、その後、NaHCO
3 (飽和)を添加した。混合物をEtOAcで3回抽出し、そして合わせた有機物をMgSO
4で乾燥しそして濃縮した。得られた残留物をFC (DCM / MeOH中の7N NH
3 95:5)により精製し、N-(2-アミノ-5-(tert-ブチル)フェニル)-3-((1R,3s)-3-((シクロブチルメチル)(((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミドを紫褐色の非晶性固形分として生じた (0.29 g; 76%)。HPLC 純度>20% (保持時間、3.650 min.)。
【1159】
ステップ 3: 7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-((((1s,3R)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロブチルメチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
【1160】
【化235】
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【1161】
N-(2-アミノ-5-(tert-ブチル)フェニル)-3-((1R,3s)-3-((シクロブチルメチル)(((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド(0.3 g, 0.4 mmol)の酢酸 (1.0 mL, 20 mmol)中に溶液を65 ℃にて一晩攪拌し、そして翌朝までに、出発材料を消費した。揮発分を真空中で除去し、そして得られた残留物をFC (DCM / MeOH中の7N NH
3 93:7)により精製し、7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-((((1s,3R)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロブチルメチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミンをオフホワイトの固形分として生じた。HPLC 純度 >73% (保持時間、3.709 min.)。
【1162】
ステップ4: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1s,3R)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロブチルメチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【1163】
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
【1164】
トリフルオロ酢酸(5 mL, 70 mmol)を、水(0.5 mL, 30 mmol)及び7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-((((1s,3R)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロブチルメチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン(0.23 g, 0.30 mmol)の混合物に室温にて添加した。反応を一晩進行させ、その時点で、明るいピンクの懸濁液をトリエチルシラン(0.095 mL, 0.59 mmol)によりクエンチした。揮発分を真空中で除去し、そして得られた残留物をMeOH (15 ml)中に吸収させた。500 mgのK
2CO
3及び8滴のH
2Oを添加し、そして反応物を室温にて1時間攪拌した。混合物をろ過し、そしてフィルターケークを10 mLのメタノールで洗浄した。ろ液を濃縮し、そして得られた残留物をFC (DCM / MeOH中の7N NH
3 90:10)により精製し、(1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1S,3R)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(シクロブチルメチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオールを無色の固形分として生じた (0.018 g, 10%)。MS (ESI
+) (C
34H
47N
7O
2) m/z 586.4 [M+H]
+; HPLC純度>93% (保持時間、2.070 min.)。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOH) δ
H 8.083 (s, 1H), 7.501 (s, 1H), 7.421-7.400 (m, 1H), 7.315-7.290 (m, 1H), 7.218-7.209 (m, 1H), 6.621-6.612 (m, 1H), 4.350-4.317 (m, 1H), 3.930-3.903 (m, 1H), 3.403-3.367 (m, 1H), 2.880-2.843 (m, 2H), 2.722-2.360 (m, 6H), 2.323-2.241 (m, 2H), 2.173-1.606 (m, 13H), 1.387 (s, 9H)。
【1165】
化合物 60: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((イソプロピル((1r,3S)-3-(2-(5-(トリフルオロメトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
ジアステレオ異性体をSFCにより分離した。凍結乾燥の後に、無色の固形分 (62 mg)を回収した。
【1166】
化合物61: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((イソプロピル((1s,3R)-3-(2-(5-(トリフルオロメトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【1167】
ジアステレオ異性体をSFCにより分離した。材料をMeOH/H
2O中に吸収させ、そして凍結乾燥して、オフホワイト粉末を生じた(89 mg)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ
H ppm 8.06 (s, 1H), 7.52 (d, J=8.71 Hz, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.19 (d, J=3.52 Hz, 1H), 7.12 (m, 1H), 6.59 (d, J=3.52 Hz, 1H), 4.88 (m, 1H), 4.33 (m, 1H), 3.94 (t, J=5.39 Hz, 1H), 3.52 (m, 1H), 3.01 (m, 1H), 2.87 (t, J=7.15 Hz, 2H), 2.68 (dd, J=13.48, 7.88 Hz, 1H), 2.47 (dd, J=13.27, 7.46 Hz, 1H), 2.37 (m, 1H), 2.21 (m, 3H), 2.04 (m, 3H), 1.84 (m, 2H), 1.58 (m, 1H), 1.02 (d, J=6.63 Hz, 3H), 0.98 (d, J=6.43 Hz, 3H)。
【1168】
化合物 62: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((メチル(3-(2-(5-(オキセタン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
N-(4-(オキセタン-3-イル)フェニル)アセトアミド
【1169】
【化237】
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【1170】
(4-アセトアミドフェニル)ボロン酸 (670 mg, 3. 7 mmol)、ヨウ化ニッケル(II) (35 mg, 0.11 mmol)、トランス-2-アミノシクロヘキサノール(17 mg, 0.11 mmol)及びナトリウムヘキサメチルジシラザン(690 mg, 3.7 mmol)をマイクロ波反応バイアル中に計量した。セプタムを上に配置し、窒素をパージし、そしてイソプロピルアルコール(5.7 ml, 75 mmol)を添加した。バイアルを窒素で10分間パージし、そして3-ヨードオキセタン(344 mg, 1.87 mmol)を0.75 mlのイソプロピルアルコールに添加した。セプタムをマイクロ波反応バイアルキャップで置き換え、そして混合物をマイクロ波反応器中で加熱した (マイクロ波条件: CEM Discovery Explorerマイクロ波反応器; 傾斜時間: 10分、80℃で30 分、出力: 300 W)。未精製反応混合物を8 mlのEtOHで希釈し、そして懸濁液をsolka floe(登録商標)のパッドを通してろ過した。パッドを35 mlのEtOHで洗浄し、そしてろ液を濃縮した。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー (SiO
2, 40〜60% EtOAc/CH
2Cl
2)により精製し、所望の生成物をオイルとして提供した(200 mg)。
【1171】
N-(2-ニトロ-4-(オキセタン-3-イル)フェニル)アセトアミド
【1172】
【化238】
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【1173】
硫酸(9.4 ml, 180 mmol)を注意深く、0℃に予冷されていた70%硝酸 (7:3, 硝酸:水, 11ml, 170 mmol)に約5〜10分間にわたって添加した。混合物を0℃にて10分間攪拌し、その後、アイスバスを取り外すことにより室温に温めた。酸溶液を分液漏斗に移し、そして塩化メチレン(20 mL, 300 mmol)を添加した。漏斗を5分間振とうし、そして相を分離させた。
【1174】
有機相(上部相)を分離し、そしてプロセスを追加の20 mlのCH
2C1
2を用いて繰り返した。有機抽出物を合わせ、有機相は約5 g (約80 mmol)の無水HNO
3を含むものと仮定された。50倍過剰を用い、これは約25 mlの溶液を要求した。硝酸溶液をアイスバス中で冷却した。N-(4-オキセタン-3-イルフェニル)アセトアミド(21 0 mg, 0.70 mmol)を、25 mlの冷却されたHNO
3/CH
2C1
2溶液で処理し、約30分間攪拌した。反応混合物を注意深く、45 mlの10% NH
4OH溶液中に注ぎ、そして注意深く振とうした。相を分離し、そして水性相を20 mlのCH
2C1
2で洗浄した。合わせた有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。未精製材料を、フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2, 25〜35% EtOAc/CH
2Cl
2で溶出)により精製し、所望の生成物を固形分として提供した(170mg)。
【1175】
2-ニトロ-4-(オキセタン-3-イル)アニリン
【1176】
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
【1177】
N-(2-ニトロ-4-オキセタン-3-イルフェニル)アセトアミド (125 mg, 0.529 mmo)の水性ヒドラジン (8ml, 160 mmol)中の懸濁液を70 ℃で2時間加熱し、反応混合物を45 ℃に冷却し、そしてヒドラジンを真空中で除去して固形分を生じた。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー (SiO
2, 20% EtOAc/CH
2Cl
2で溶出)により精製し、所望の生成物を生じた(71 mg)。
【1178】
4-(オキセタン-3-イル)ベンゼン-1,2-ジアミン
【1179】
【化240】
[この文献は図面を表示できません]
【1180】
2-ニトロ-4-オキセタン-3-イルアニリン(91 mg, 0.47 mmol)のエタノール(6.1 ml)中の溶液をエタノール中のスラリーとしての10% パラジウム(炭素上)(10 mg, 0.009 mmol) で注意深く処理した。反応フラスコを空にし、そして水素気体で3回充填し、そして反応物を水素雰囲気下に2時間攪拌した。反応混合物をsolka floe(登録商標)のパッドを通してろ過し、そしてパッドを25mlのMeOHで洗浄した。ろ液を濃縮してオイルを生じ、それを高真空下に一晩固化し、所望の化合物を提供した(72mg)。材料をそのまま次のステップで使用した。
1H NMR (400 MHZ, CDCl
3) δ
H ppm 6.81 (d, J=1.52 Hz, 1H), 6.70 (m, 2H), 5.02 (dd, J=8.34, 5.81 Hz, 2H), 4.74 (m, 2H), 4.09 (m, 1H),3.45 (br.s., 2H), 3.37 (br.s., 2H)。
【1181】
N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7-((3aS,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-((メチル(3-(2-(5-(オキセタン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
【1182】
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
【1183】
3-(3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸 (250 mg. 0.42mmol)及び4-オキセタン-3-イルベンゼン-1,2-ジアミン (72 mg, 0.44 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド (4.3 ml, 56 mmol)中の溶液をN,N-ジイソプロピルエチルアミン (0.24 ml, 1.4 mmol)で滴下して処理し、次いで、N,N,N',N'-テトラメチル-O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート (240mg, 0.632 mmol)で、1回で処理した。反応混合物を室温にて6時間攪拌し、その時点で、反応混合物を高真空下に濃縮した。残留物を30 mlのEtOAc (ある量のMeOHを添加して、生成物を可溶化した)及び30 mlの1/1 のH
2O/飽和NaHCO
3の間で分割した。水性相を30 mLのEtOAcで抽出し、そして合わせた有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して、ガラス/剛性フォームとした。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー (SiO
2, 6〜7%のCH
3OH中の7N NH
3 /CH
2Cl
2で溶出)により精製した。2組の生成物が見られ、より低い極性のペア及びより高い極性のペアであり、2つの補助的な(aide)位置異性体に対応する。各位置異性体を別個に次のステップで処理した。
【1184】
アミド (130 mg)を5 mlの氷酢酸中に吸収させ、そして65 ℃で2.25時間加熱し、反応物を冷却し、そして冷蔵庫に一晩置いた。温水浴の補助とともに、高真空下に酢酸を除去した。2つのバッチの未精製生成物を30 mlのCH
2Cl
2中に吸収させ、そして有機相を10 mlの複数の分量の飽和NaHCO
3及び2% Na
2CO
3溶液で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。未精製材料をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2, 5.5〜6.5%のCH
3OH中の 7N NH
3 /CH
2Cl
2により溶出)により精製し、所望の化合物を提供した(140 mg)。
【1185】
(1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((メチル(3-(2-(5-(オキセタン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【1186】
【化242】
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【1187】
N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7-((3aS,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-((メチル(3-(2-(5-(オキセタン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (115 mg, 0.159 mmol)を、アイスバス中で0℃に予冷されていた、トリフルオロ酢酸(4.00 ml, 51.9 mmol) 及び水(0.40 ml, 22mmol)の混合物中に溶解した。溶液を0℃で2時間攪拌し、反応混合物を室温に温めた。1の後に、反応混合物を真空中で濃縮した。残留物を6 mlのMeOH中に吸収させ、濃縮しそして、そのプロセスを2回繰り返した。得られた残留物を高真空下に入れた。未精製残留物を2 mlのMeOHで希釈し、140 mgのK
2CO
3及び10滴のH
2Oで処理し、そして溶液がpHペーパーにより塩基性となるまで室温にて攪拌した。溶液を、微細フリットを通してろ過し、そして固形分をMeOHで洗浄した。ろ液を濃縮して固形分とし、それを高真空に一晩置いた。未精製材料を分取TLCで2つの20cmx20cmx1.0mm分取プレートにて14%の CH
3OH中の7N NH
3 /CH
2Cl
2で溶出して精製し、生成物を無色のガラス相として提供した(37 mg)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ
H ppm 8.06 (s, 1H), 7.52 (br.s., 1H), 7.48 (d, J=8.29 Hz, 1H), 7.28 (m, 1H), 7.20 (t, J=3.42 Hz, 1H), 6.60 (d, J=3.52 Hz, 1H), 5.12 (m, 2H), 4.80 (m, 2H), 4.38 (m, 1H), 4.32 (m, 1H), 3.89 (q, J=5.60 Hz, 1H), 3.04 (m, 1H), 2.85 (m, 2H), 2.70 (m,1H), 2.52 (m, 1H), 2.41 (m. 2H), 2.27 (dd, J=10.99, 6.63 Hz, 2H), 2.19 (s, 3H), 2.17 (s, 3H), 2.14 (m, 1H), 2.03 (d, J=7.88 Hz, 1H), 1.91 (m, 3H), 1.62 (m, 1H), 1.51 (m, 1H)。
【1188】
化合物 63: (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-((メチル((1r,3S)-3-(2-(5-(オキセタン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
ジアステレオマーをSFCにより分離した。材料をMeOH/H
2O中に吸収させ、そして凍結乾燥して褐色粉末とした(58 mg)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ
H ppm 8.26 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.47 (d, J=8.29 Hz, 1H), 7.26 (dd, J=8.29, 1.45 Hz, 1H), 5.97 (d, J=3.94 Hz, 1H), 5.11 (dd, J=8.29, 6.01 Hz, 2H), 4.79 (t, J=6.32 Hz, 2H), 4.69 (m, 1H), 4.36 (m, 1H), 4.22 (t, J=5.60 Hz, 1H), 4.15 (m, 1H), 2.79 (t, J=7.15 Hz, 2H), 2.72 (m , 1H), 2.66 (m, 2H), 2.21 (m , 2H), 2.14 (s, 3H), 1.88 (m, 3H), 1.45 (m, 2H)。
【1189】
化合物64: (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-((メチル(3-(2-(5-(オキセタン-3-イル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
ステップ 1: 3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸
【1190】
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
【1191】
エチル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート(0.39 g, 0.82 mmol)のメタノール (14 mL)中の溶液を、1 M水酸化ナトリウム水溶液(1.56 mL, 1.56 mmol)で処理し、そして反応混合物を50 ℃で攪拌しながら3.5時間加熱した。HPLC/LCMSは所望の生成物への変換を示した。反応混合物を真空中で濃縮し、そして水性残留物を水(10 mL)で希釈し、そしてCH
2Cl
2 (3x5 mL)で抽出した。水性層を1 M 塩化水素水溶液(1.44 mL, 1.44 mmol)で処理して、pH 7に調節した。無色透明の溶液を凍結乾燥して、未精製の題記の化合物を若干のオフホワイトの固形分を提供し (0.487 g, 110%)、収量は1.56 mmol NaCl (91 mg)を計算に入れている: MS (ESI
+) (C
21H
30N
6O
5) m/z 447.1 (M+H)
+; MS (ESI
-) (C
21H
30N
6O
5) m/z 445.2 (M-H)
- ; HPLC 純度>95% (保持時間、1.949 min)。
【1192】
ステップ 2: N-(2-アミノ-5-(オキセタン-3-イル)フェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド
【1193】
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
【1194】
上記の未精製3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸及び4-(オキセタン-3-イル)ベンゼン-1,2-ジアミン (0.135 g, 0.822 mmol)の塩化メチレン(8.0 mL)中の懸濁液をN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.716 mL, 4.11 mmol)で処理し、そして-5 ℃ (アイス/ブライン)に冷却した。N,N,N',N'-テトラメチル-O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート [HATU] (0.469 g, 1.23 mmol)を添加し、そして反応混合物を5.25時間攪拌し、15 ℃に温めた。HPLC/LCMSは完全な変換を示した。反応混合物を真空中で濃縮し、そしてCH
2Cl
2 (15 mL)及び水(7.5 mL)で希釈した。分離した水性層をCH
2Cl
2 (2x10 mL)で抽出した。合わせた有機物を乾燥し(Na
2SO
4)、そして真空中で濃縮し、紫褐色の半不透明のオイル/フォームを提供した。カラムクロマトグラフィー(2x8 cm シリカ; 0〜5%の7 Nのメタノール性NH
3/CH
2Cl
2)による精製により、題記の化合物の両方のアミド位置異性体を半不透明のピンクフォームとして提供した (0.45 g, 82%)。MS (ESI
+) (C
30H
40N
80
5) m/z 593.3 (M+H)
+; MS (ESI
-) (C
30H
40N
80
5) m/z 591.3 (M-H)
- 及び637.4 (M+HCO
2)
- ; HPLC純度90% (保持時間、2.097 min)。
【1195】
ステップ 3: 9-((3aR,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-((メチル(3-(2-(5-(オキセタン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン
【1196】
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
【1197】
N-(2-アミノ-5-(オキセタン-3-イル)フェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド(0.446 g, 0.752 mmol)を酢酸 (7.7 mL, 140 mmol)中に吸収させ、そして65 ℃で3.5時間加熱した。HPLC/LCMSは完全な変換を示した。3.75時間で、わずかな温めとともに蒸留により酢酸を除去し、橙色のオイルを提供し、それをCH
2Cl
2 (45 mL)中に吸収させ、そして飽和NaHCO
3水溶液 (2x30 mL)で洗浄した。水性層を飽和までNaClで処理し、そしてCH
2Cl
2 (2x20 mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥し(Na
2SO
4)、そして真空中で濃縮し、薄橙色のオイルを提供した。カラムクロマトグラフィー(2x8 cm シリカ; 0〜5%の7 Nの メタノール性NH
3/CH
2Cl
2)による精製により、題記の化合物を薄橙色のフォームとして提供した (0.28 g, 65%)。MS (ESI
+) (C
30H
38N
8O
4) m/z 575.3 (M+H)
+; MS (ESI
-) (C
30H
38N
8O
4) m/z 573.3 (M-H)
- ; HPLC純度>95% (保持時間、2.142 min)。
【1198】
ステップ 4: (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-((メチル(3-(2-(5-(オキセタン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
【1199】
【化246】
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【1200】
9-((3aR,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-((メチル(3-(2-(5-(オキセタン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン (0.28 g, 0.42 mmol)を含む冷却された(アイスバス)フラスコに、トリフルオロ酢酸 (6.4 mL, 84 mmol)の水(0.75 mL, 42 mmol)中の予冷された(アイスバス)溶液を添加した。反応混合物を5.75時間0 ℃で攪拌した; HPLC/LCMSは出発材料をほぼ完全に消費したことを示した。6時間で、フラスコを冷浴から取り外し、そして揮発分を室温での蒸留により除去した。残留物をMeOH (15 mL)で希釈し、そして炭酸カリウム(0.32 g, 2.3 mmol)及び水(1 mL)で処理し、そして混合物を室温でpH 2にて20分間攪拌した。追加の炭酸カリウム (0.20 g, 1.4 mmol)を添加し、そして混合物を20分間、pH 8〜9で攪拌した。溶液を、微細フリットを通してろ過し、MeOHで濯ぎ、そしてろ液を真空中で濃縮し、褐色の半固形分を提供した。カラムクロマトグラフィー (3x8 cm シリカ; 10〜20%の 7 Nの メタノー性NH
3/CH
2Cl
2)による精製により、題記の化合物をほぼ無色のガラス相として提供した (123 mg, 55%): MS (ESI
+) (C
27H
34N
80
4) m/z 535.3 (M+H)
+; MS (ESI
-) (C
27H
34N
80
4) m/z 533.3 (M-H)
-; HPLC 純度>95% (保持時間、1.765 min);
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOH) シス/トランス異性体の混合物δ
H 8.29-8.25 (m, 1H), 8.21-8.17 (m, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.47 (d, J=8.3 Hz, 1H), 7.26 (dd, J=1.6, 8.3 Hz, 1H), 6.00-5.96 (m, 1H), 5.11 (dd, J=5.8, 8.3 Hz, 2H), 4.81-4.76 (m, 2H), 4.73-4.68 (m, 1H), 4.40-4.31 (m, 1H), 4.27-4.13 (シリーズ、m, 2H), 3.13-3.03 (m, 0.4H), 2.86-2.66 (シリーズ、m, 4.6H), 2.30-1.80 (シリーズ、m, 8.6 H), 1.55-1.40 (m, 1.4H)。
【1201】
化合物 65: (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-((メチル((1s,3R)-3-(2-(5-(オキセタン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
ジアステレオマーをSFCにより分離した。材料をMeOH/H
2O中に吸収させ、そして凍結乾燥して白色粉末とした (35 mg)。
1NMR (400 MHz, MeOD) δ
H ppm 8.28 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.48 (d, J=8.29 Hz, 1H), 7.27 (dd , J=8,29, 1.45 Hz, 1H), 5.98 (d, J=4.15 Hz, 1H), 5.12 (dd, J=8.40, 5,91 Hz, 2H), 4.79 (t, J=6.32 Hz, 2H), 4.69 (dd, J=5.39, 4.15 Hz, 1H) 4.36 (m, 1H), 4.23 (t, J=5.60 Hz, 1H), 4.17 (m, 1H), 3.05 (m. 1H), 2.83 (J=7.46 Hz, 2H), 2.67 (m, 2H), 2.16 (s, 3 H), 2.08 (m, 2H), 1.98 (m, 3H), 1,83 (m, 2H)。
【1202】
化合物 67: (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-[({3-[2-(5-シクロブチル-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル)エチル]シクロブチル}(プロパン-2-イル)アミノ)メチル]オキソラン-3,4-ジオール
ステップ 1: ベンジル3-[3-({[(3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチル- テトラヒドロ-2H-フロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]メチル}アミノ)シクロブチル]プロパノエート
【1203】
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
【1204】
9-[(3aR,4R,6R,6aR)-6-(アミノメチル)-2,2-ジメチル-テトラヒドロ-2H-フロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]-9H-プリン-6-アミン(1.45 g, 4.736 mmol)、ベンジル3-(3-オキソシクロブチル)プロパノエート(1.21 g, 5.209 mmol)及び酢酸 (246.45 μl, 4.31 mmol)のDCE:dPrOH (4:1, 50 ml)の懸濁液を室温にて1時間攪拌した。さらなるアリコートのDCE (40 ml)及びiPrOH (5 ml)を反応混合物に添加し、そして1時間続けた。STAB (1.28 g, 6.03 mmol)を、その後に、添加し、そして反応混合物を18時間攪拌した。反応混合物を1N Na
2C0
3 (10 ml)でクエンチし、そして生成物をDCM (2x30 ml)で抽出した。これをNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして乾燥まで蒸発させた。MeOH中の7N NH
3:DCM (1:99〜3:97)により溶出する、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによる精製により、所望の生成物を無色のオイルとして提供した。1.51 g (58%); MS (ESI
+) (C
27H
34N
6O
5) m/z 523.65 [M+H]
+; HPLC 純度 97% (保持時間、1.43 min);
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ
H ppm 8.35 (d, J=5.3 Hz, 1H), 7.87 (d, J=33.8 Hz, 1H), 7.40-7.29 (m, 5H), 6.08-5.94 (m, 1H), 5.59-5.42 (m, 3H), 5.10 (d, J=4.0 Hz, 2H), 5.03-4.96 (m, 1H), 4.33 (dq, J=7.3, 3.9 Hz, 1H), 3.12 (ddd, J=23.0, 14.6, 7.5 Hz, 1H), 2.85-2.77 (m, 1H), 2.74 (dd, J=12.5, 6.6 Hz, 1H), 2.39-2.07 (m, 4H), 1.90-1.64 (m, 5H), 1.61 (s, 4H), 1.38 (s, 3H), 1.28-1.06 (m, 1H)。
【1205】
ステップ 2. ベンジル3-[3-({[(3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチル-テトラヒドロ-2H-フロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]メチル}(プロパン-2-イル)アミノ)シクロブチル]プロパノエート
【1206】
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
【1207】
K
2CO
3 (528.92 mg, 3.83 mmol)を、ベンジル3-[3-({[(3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチル-テトラヒドロ-2H-フロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]メチル}アミノ)シクロブチル]プロパノエート (1.00 g, 1.91 mmol)及び2-ヨードプロパン (0.57 ml, 5.74 mmol)のMeCN中の溶液に添加し、そして95℃でシールされたチューブにて18時間攪拌した。反応混合物をEtOAc (20 ml)で希釈し、ろ過しそして乾燥まで蒸発させた。MeOH中の7N NH
3:DCM(1:99〜5:95)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによる精製により、所望の生成物を無色のオイルとして提供した。700 mg (65%); MS (ESI
+) (C
30H
40N
6O
5) m/z 565.70 [M+H]
+; HPLC純度 96% (保持時間、1.48 min);
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ
H ppm 8.35 (d, J=3.5 Hz, 1H), 7.88 (d, J=3.2 Hz, 1H), 7.44-7.29 (m, 5H), 6.03 (t, J=2.2 Hz, 1H), 5.62-5.42 (m, 3H), 5.10 (d, J=3.3 Hz, 2H), 5.06-4.92 (m, 1H), 4.26 (dt, J=9.9, 3.4 Hz, 1H), 3.46-2.84 (m, 2H), 2.88-2.61 (m, 1H), 2.51 (ddd, J=14.0, 9.1, 7.5 Hz, 1H), 2.33-2.15 (m, 2H), 2.50-2.13 (m, 2H), 2.16-1.74 (m, 4H), 1.60 (s, 3H), 1.43-1.35 (m, 4H), 0.96 (d, J=6.7 Hz, 3H), 0.79 (d, J= 6.6 Hz, 3H)。
【1208】
ステップ 3. 3-[3-({[(3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチル-テトラヒドロ-2H-フロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]メチル}(プロパン-2-イル)アミノ)シクロブチル]プロパン酸
【1209】
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
【1210】
10% Pd-C (70 mg)を、ベンジル3-[3-({[(3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチル-テトラヒドロ-2H-フロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]メチル}(プロパン-2-イル)アミノ)シクロブチル]プロパノエート (790 mg, 1.40 mmol)のEtOH (20 ml)中の溶液に添加し、そして水素雰囲気下に室温にて18時間攪拌した。さらなるアリコートの10% Pd-C (70 mg)を添加し、そして反応物を水素下に4時間攪拌し続けた。これをろ過し、そして真空中に蒸発させ、その後、DCM (2x20 ml)から蒸発させ、680 mg (定量)の白色フォーム状固形分を提供した。MS (ESI
+) (C
23H
34N
6O
5) m/z 475.20 [M+H]
+; HPLC純度 100% (保持時間、1.11 min);
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ
H ppm 8.29 (d, J=16.3 Hz, 1H), 7.97 (d, J=16.2 Hz, 1H), 6.86 (s, 2H), 6.05 (dd, J=4.3, 1.7 Hz, 1H), 5.66-5.43 (m, 1H), 5.00 (ddd, J=19.3, 6.3, 3.2 Hz, 1H), 4.30 (s, 1H), 3.47-2.85 (m, 2H), 2.60 (ddd, J=38.8, 24.1, 13.5 Hz, 2H), 2.19 (ddd, J=14.7, 11.9, 7.1 Hz, 2H), 2.07-1.94 (m, 2H), 1.81 (dd, J=65.1, 6.9 Hz, 3H), 1.66-1.46 (m, 5H), 1.45-1.22 (m, 4H), 1.00 (d, J=6.4 Hz, 3H), 0.89 (dd, J=12.2, 6.6 Hz, 3H)。
【1211】
ステップ 4. 3-[3-({[(3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチル-テトラヒドロ-2H-フロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]メチル}(プロパン-2-イル)アミノ)シクロブチル]-N-(2-アミノ-4/5-シクロブチルフェニル)プロパンアミド
【1212】
【化250】
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【1213】
TEA (0.54 ml, 3.90 mmol)を、3-[3-({[(3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチル-テトラヒドロ-2H-フロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]メチル}(プロパン-2-イル)アミノ)シクロブチル]プロパン酸 (308.46 mg, 0.65 mmol)、4-シクロブチルベンゼン-1,2-ジアミン (210.90 mg, 1.30 mmol)、エチル(2E)-シアノ(ヒドロキシイミノ)エタノエート(184.75 mg, 1.30 mmol)及びEDC.HCl (249.21 mg, 1.30 mmol)のDCM (15 ml)中の溶液に室温にて添加し、そして2時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、その後、DCM (50 ml)を添加した。これを飽和NaHCO
3 (2x30ml)により洗浄した。水性相をDCM (50 ml)で抽出した。合わせた有機物をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして蒸発させた。生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより、EtOAc、次いで、MeOH中の7N NH
3:DCM (5:95)で溶出して精製し、グレイのオイルを提供した。468 mg (93%); MS (ESI
+) (C
33H
46N
8O
4) m/z 619.35 [M+H]
+; HPLC 純度 80% (保持時間、1.44 min)。
【1214】
ステップ5. 9-[(3aR,4R,6R,6aR)-6-[({3-[2-(5-シクロブチル-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル)エチル]シクロブチル}(プロパン-2-イル)アミノ)メチル]-2,2-ジメチル-テトラヒドロ-2H-フロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]-9H-プリン-6-アミン
【1215】
【化251】
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【1216】
AcOH (10 ml)を、3-[3-({[(3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチル-テトラヒドロ-2H-フロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]メチル}(プロパン-2-イル)アミノ)シクロブチル]-N-(2-アミノ-4/5-シクロブチルフェニル)プロパンアミド (468 mg, 0.61 mmol)に添加し、そして4時間攪拌しながら65℃に加熱した。反応混合物を真空中で濃縮し、その後、DCM (100 ml)中に溶解し、そして飽和NaHCO
3 (2x80 ml)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして蒸発させた。フラッシュシリカゲルクロマトグラフィー (Biotage, Isolera, 25gカートリッジ)により、MeOH中 3N アンモニア:DCM (0〜1:9)で溶出して精製し、所望の生成物を純度約80%で提供した。分取HPLCによるさらなる精製により、所望の生成物をグレーのオイルとして提供した。120 mg (27%); MS (ESI
+) (C
33H
44N
8O
3) m/z 601 [M+H]
+; HPLC 純度 100% (保持時間、1.43 min);
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ
H ppm 8.62 (d, J=53.1 Hz, 6H), 8.57 (s, 2H), 8.25 (d, J=19.3 Hz, 1H), 7.90 (d, J=20.3 Hz, 1H), 7.50 (dd, J=8.3, 3.9 Hz, 1H), 7.41 (d, J=4.5 Hz, 1H), 7.18-7.06 (m, 1H), 6.52 (d, J=96.3 Hz, 2H), 6.07 (dd, J=10.2, 1.3 Hz, 1H), 5.52-5.39 (m, 1H), 5.07 (dd, J=6.2, 3.4 Hz, 1H), 4.44 (td, J=9.3, 5.1 Hz, 1H), 3.59 (dq, J=17.4, 8.7 Hz, 1H), 3.36-3.10 (m, 2H), 3.08-2.92 (m, 2H), 2.87-2.72 (m, 2H), 2.43-2.27 (m, 2H), 2.24-1.65 (m, 10H), 1.57 (s, 4H), 1.37 (s, 3H), 1.10 (d, J=6.6 Hz, 3H), 0.91 (dd, J=8.9, 6.8 Hz, 3H)。
【1217】
ステップ 6. (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-[({3-[2-(5-シクロブチル-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル)エチル]シクロブチル}(プロパン-2-イル)アミノ)メチル]オキソラン-3,4-ジオール
【1218】
【化252】
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【1219】
12N HCl (24 mmol, 2ml)を、9-[(3aR,4R,6R,6aR)-6-[({3-[2-(5-シクロブチル-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル)エチル]シクロブチル}(プロパン-2-イル)アミノ)メチル]-2,2-ジメチル-テトラヒドロ-2H-フロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]-9H-プリン-6-アミン (120 mg, 0.164 mmol)のMeOH (2 ml)中の溶液に、0℃にて、攪拌しながら滴下して加えた。これをその後、室温に温め、そして6時間続けた。反応混合物を0℃に冷却し、そしてMeOH中の7N NH
3 (10ml)で塩基性化した。これをその後、真空中で蒸発させた。未精製生成物をシリカゲル (1 ml)上に吸収させ、アイソリュート(isolute)フラッシュSi カートリッジ(10g)上に置き、そしてMeOH中の7N NH
3:DCM (1:9)で溶出して精製し、白色固形分を提供した。36 mg (38%); MS (ESI
+) (C
30H
40N
8O
3) m/z 561.45 [M+H]
+; HPLC 純度 100% (保持時間、1.13 min);
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ
H ppm 8.29 (d, J=4.6 Hz, 1H), 8.20 (d, J=1.6 Hz, 1H), 7.50-7.18 (m, 2H), 7.06 (ddd, J=8.3, 4.6, 1.3 Hz, 1H), 6.01-5.90 (m, 1H), 4.73 (dd, J=9.8, 5.1 Hz, 1H), 4.26 (q, J=5.4 Hz, 1H), 4.14-4.03 (m, 1H), 3.60-3.15 (m, 2H), 3.07-2.86 (m, 2H), 2.84-2.67 (m, 3H), 2.42-2.31 (m, 2H), 2.25-2.11 (m, 4H), 2.10-1.95 (m, 2H), 1.92-1.74 (m, 4H), 1.57 (dd, J=12.2, 6.2 Hz, 1H), 1.02 (dd, J=6.6, 4.0 Hz, 3H), 0.95 (dd, J=6.6, 2.3 Hz, 3H)。
【1220】
化合物 68: (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-{[(3-{2-[5-(1-メトキシ-2-メチルプロパン-2-イル)-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]エチル}シクロブチル)(メチル)アミノ]メチル}オキソラン-3,4-ジオール
ステップ 1: ベンジル3-[3-({[(3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチル-テトラヒドロ-2H-フロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]メチル}アミノ)シクロブチル]プロパノエート
【1221】
【化253】
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【1222】
9-[(3aR,4R,6R,6aR)-6-(アミノメチル)-2,2-ジメチル-テトラヒドロ-2H-フロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]-9H-プリン-6-アミン (5.00 g, 16.3 mmol)、ベンジル3-(3-オキソシクロブチル)-プロパノエート (4.17 g, 18.0 mmol)及び酢酸 (0.85 ml, 14.8 mmol)のDCE:iPrOH (7:2) (90 ml)中の懸濁液を室温にて2時間攪拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド (4.40 g, 20.8 mmol)を部分分けして添加し、そして混合物を室温にて18時間攪拌した。反応混合物を1M Na
2CO
3 溶液(10 ml)でクエンチし、そして生成物をDCM (3x30 ml)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして乾燥まで蒸発させた。1%のMeOH中の7M NH
3:99%のDCMにより溶出するシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーによる精製により、生成物を黄色のオイルとして提供した(5.25 g, 55%, 89%純度): MS (ESI
+) (C
27H
34N
6O
5) m/z 523.6 [M+H]
+; LC 純度 89% (保持時間、1.60 min);
1H NMR (500 MHz, CDC1
3) δ
H 8.35 (d, J=6.0 Hz, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.30-7.39 (m, 5H), 6.01 (dd, J=3.0 Hz, 1.6, 1H), 5.72 (br.s., 2H), 5.50 (dt, J=6.4 Hz, 3.3, 1H), 5.10 (d, J=3.8 Hz, 2H), 4.98-5.04 (m, 1H), 4.31-4.38 (m, 1H), 2.97-3.34 (m, 1H), 2.72-2.85 (m, 2H), 2.22-2.35 (m, 3H), 2.14 (td, J=8.3, 4.3 Hz, 1H), 1.73-1.90 (m, 4H), 1.64-1.71 (m, 1H), 1.62 (d, J=1.4 Hz, 3H), 1.39 (s, 3H), 1.10-1.27 (m, 1H)。
【1223】
ステップ 2: ベンジル3-[3-({[(3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチル- テトラヒドロ-2H-フロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]メチル}(メチル)アミノ)シクロブチル]プロパノエート
【1224】
【化254】
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【1225】
ベンジル3-[3-({[(3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチル-テトラヒドロ-2H-フロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]メチル}アミノ)シクロブチル]プロパノエート (3.2 g, 6.12 mmol)をメタノール (32 ml)中に溶解した。水中のホルムアルデヒド(37%) (0.92 ml, 12.3 mmol)を添加し、そして45分間攪拌し、その後、ナトリウムシアノボロヒドリド(0.54 g, 8.57 mmol)を部分分けして添加した。反応物を室温にて2 時間攪拌し、その後、水 (1 ml)を添加し、そして溶媒を室温にて蒸発させた。残留物を、メタノール中の7M アンモニア/DCMによりクロマトグラフィーで精製し、所望の化合物を黄色オイルとして提供した (ジアステレオマーの混合物) (2.05 g, 62%, 82%純度): MS (ESI
+) (C
28H
36N
6O
5) m/z 537.6 [M+H]
+; LC 純度 82% (保持時間、1.60 min);
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ
H 8.32-8.38 (m, 1H), 7.91-7.97 (m, 1H), 7.32-7.39 (m, 5H), 6.05-6.10 (m, 1H), 5.61 (br.s., 2H), 5.53 (ddd, J=16.5, 6.4, 1.8 Hz, 1H), 5.11 (m, 2H), 4.93-5.00 (m, 1H), 4.32-4.40 (m, 1H), 2.50-2.88 (m, 1H), 2.37-2.49 (m, 2H), 2.21-2.30 (m, 2H), 2.10 (m, 3H), 1.91-2.04 (m, 1H), 1.73-1.79 (m, 2H), 1.64-1.72 (m, 2H), 1.56-1.63 (m, 4H), 1.41 (s, 3H), 1.15 (q, J=9.7 Hz, 1H)。
【1226】
ステップ 3: 3-[3 ({[(3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチル-テトラヒドロ-2H-フロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]メチル}(メチル)アミノ)シクロブチル]プロパン酸
【1227】
【化255】
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【1228】
ベンジル3-[3-({[(3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチル-テトラヒドロ-2H-フロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]メチル}(メチル)アミノ)シクロブチル]プロパノエート (1.19 g, 2.22 mmol)をエタノール中に溶解し(24 ml)、そして10% パラジウム(チャコール上)(50%湿潤ペースト) (0.24 g)を添加した。懸濁液を水素雰囲気下に18時間攪拌した。それを、その後、ろ過しそして固形分をエタノール (10 ml)で洗浄した。反応が不完全であったので、さらなるパラジウム(チャコール上) (0.21 g)を添加し、そして反応を水素下にさらに24時間続けた。ダブルガラスファイバーを通してろ過し、エタノールで洗浄し、そして乾燥まで蒸発させ、所望の化合物を白色フォームとして提供した(ジアステレオマーの混合物) (0.85 g, 86%): MS (ESI
+) (C
21H
30N
6O
5) m/z 447.5 [M+H]
+; LC 純度 86% (保持時間、1.08 min);
1H NMR (500 MHz, d
4-MeOD) δ
H 8.18-8.35 (m, 2H), 6.14-6.30 (m, 1H), 5.25-5.56 (m, 1H), 5.01-5.11 (m, 1H), 4.35-4.52 (m, 1H), 3.63-3.81 (m, 1H), 3.24-3.30 (m, 1H), 2.98-3.16 (m, 1H), 2.89 (ddd, J=17.2, 13.4, 3.7 Hz, 1H), 2.36 (m, 2H), 2.17-2.26 (m, 1H), 1.98-2.17 (m, 3H), 1.67-1.92 (m, 3H), 1.49-1.64 (m, 4H), 1.39 (s, 3H), 1.20-1.33 (m, 1H)。
【1229】
ステップ 4: メチル2-(4-フルオロフェニル)-2-メチルプロパノエート
【1230】
【化256】
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【1231】
水素化ナトリウム (鉱油中60%懸濁液) (2.64 g, 66 mmol)をヘプタン (2x20 ml)で洗浄し、そしてTHF (40 ml)中に懸濁させた。メチル2-(4-フルオロフェニル)アセテート (5.05 g, 30 mmol)のTHF (10 ml)中の溶液を添加し、そして30分間攪拌した。ヨウ化メチル(5.6 ml, 90 mmol)を1 ml分量で複数回30分にわたって添加し、当初10℃に冷却し、その後、ゆっくりと50℃に温め、その間に、ガス発生が止まった。4.5時間後に、水 (50 ml)を添加し、そして混合物をEtOAc (2x50 ml)で抽出した。合わせた有機相をブライン (30 ml)で洗浄し、そしてMgSO
4上で乾燥し、その後、ろ過しそして乾燥まで蒸発させ、橙色オイルを残した(5.08 g, 79%, 91%純度、
1H NMRにて): MS (ESI
+) (C
11H
13FO
2) m/z 196.2 [M+H]
+; LC 純度 80% (保持時間、1.94 min);
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ
H 7.29-7.34 (m, 2H), 6.98-7.05 (m, 2H), 3.66 (s, 3H), 1.58 (s, 6H)。
【1232】
ステップ5: 2-(4-フルオロフェニル)-2-メチルプロパン-1-オール
【1233】
【化257】
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【1234】
メチル 2-(4-フルオロフェニル)-2-メチルプロパノエート (5.08 g, 26.9 mmol)をTHF (51 ml)中に溶解させ、そして0 ℃に冷却し、その後、水素化リチウムアルミニウム (THF中1M) (38.8 ml, 38.8 mmol)を30分にわたって滴下して加えた。添加を完了したときに、反応物を室温に温め、そして3時間攪拌した。氷上で再冷却の後に、水(1.35 ml)を注意深く添加し、次いで、水中の15% NaOH (1.35 ml)及びさらなる水 (4.05 ml)を添加した。懸濁液を室温にて30分間攪拌し、その後、固形分をろ過して除去し、そしてTHF (2x30 ml)で洗浄した。溶媒を蒸発させ、そして生成物をEtOAc/ヘプタンでクロマトグラフィーにより精製し、透明オイルを提供した(3.48 g, 80%): MS (ESI
+) (C
10H
13FO) m/z 168.2 [M+H]
+; LC 純度 94% (保持時間、1.76 min);
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ
H 7.41-7.32 (m, 2H), 7.15-7.00 (m, 2H), 3.62 (d, J=6.4 Hz, 2H), 1.35 (s, 6H)。
【1235】
ステップ 6: 1-フルオロ-4-(1-メトキシ-2-メチルプロパン-2-イル)ベンゼン
【1236】
【化258】
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【1237】
水素化ナトリウム (1.664 g, 41.6 mmol, 鉱油中60%分散液)を乾燥THF (18 ml)中にN
2下に懸濁させ、そして乾燥THF (18 ml)中の2-(4-フルオロフェニル)-2-メチルプロパン-1-オール(3.500 g, 20.8 mmol)を懸濁液に0 ℃にてゆっくりと添加した。完全な添加の後に、反応物を室温に温め、そして1時間放置した。ヨードメタン (6.5 ml, 0.104 mmol)を室温でゆっくりと添加し、そして反応物を3時間放置した。反応物をH
2O (35 ml)のゆっくりとした添加によりクエンチした。層を分離させ、水性層をEtOAc (3x35 ml)で抽出した。合わせた有機層をMgSO
4上で乾燥し、ろ過しそして真空中で濃縮し、未精製生成物を提供した。生成物をシリカフラッシュカラムクロマトグラフィーにより、100%ヘプタンから10% EtOAc:90% ヘプタンを溶離剤として用いて精製し、生成物を無色のオイルとして提供した (2.991 g, 79%): LC 純度 98% (保持時間、2.16 min);
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ
H 7.40-7.32 (m, 2H), 7.11-6.96 (m, 2H), 3.39 (s, 2H), 3.33 (s, 3H), 1.33 (s, 6H)。
【1238】
ステップ7: 1-フルオロ-4-(1-メトキシ-2-メチルプロパン-2-イル)-2-ニトロベンゼン
【1239】
【化259】
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【1240】
フルオロ-4-(1-メトキシ-2-メチルプロパン-2-イル)ベンゼン (2.987 g, 16.4 mmol)を塩氷/水浴中で-20 ℃に冷却し、そして攪拌しながら硫酸(27 ml)をゆっくりと滴下して加えた。硫酸の添加時に、溶液は明るい橙色に変化した。硝酸 (3 ml)を15〜20分にわたってゆっくりと滴下して加えた。硝酸の添加時に、溶液は暗黄色/褐色に変化し、そしてある量の白色固形分が沈殿した。反応物を30分間放置し、その後、氷(450 g)上に注いだ。混合物をDCM (2x225 ml)で抽出し、そして合わせた有機抽出物をMgSO
4上で乾燥し、ろ過しそして真空中で濃縮し、未精製生成物を提供した。100%ヘプタンから20% EtOAc:80% ヘプタンを用いてシリカフラッシュカラムクロマトグラフィーにより生成物を精製し、黄色オイルとして生成物を提供した(2.239 g, 60%): LC純度 96% (保持時間、2.18 min);
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ
H 8.08 (dd, J=7.1, 2.5 Hz, 1H), 7.67 (ddd, J=8.7, 4.1, 2.5 Hz, 1H), 7.23 (dd, J=10.6, 8.8 Hz, 1H), 3.41 (s, 2H), 3.33 (s, 3H), 1.37 (s, 6H)。
【1241】
ステップ 8: 1-アジド-4-(1-メトキシ-2-メチルプロパン-2-イル)-2-ニトロベンゼン
【1242】
【化260】
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【1243】
フルオロ-4-(1-メトキシ-2-メチルプロパン-2-イル)-2-ニトロベンゼン (2.227 g, 9.80 mmol)をDMF (25 ml)中に溶解し、そしてアジ化ナトリウム(1.274 g, 19.6 mmol) を室温にて添加し、そして反応物を一晩攪拌した。反応物を水 (75 ml)でクエンチし、そして混合物をTBME (3x75 ml)で抽出した。合わせた有機層をMgSO
4上で乾燥し、ろ過しそして真空中で濃縮し、未精製生成物を提供した。100% ヘプタンから15% EtOAc:85% ヘプタンを溶離剤として用いてシリカフラッシュカラムクロマトグラフィーにより生成物を精製し、生成物を黄色オイルとして提供した(2.301 g, 75%, 80%純度): LC 純度 79% (保持時間、2.15 min);
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ
H 7.97 (d, J=2.2 Hz, 1H), 7.66 (dd, J=8.5, 2.2 Hz, 1H), 7.33-7.22 (m, 1H), 3.40 (s, 2H), 3.33 (s, 3H), 1.36 (s, 6H)。
【1244】
ステップ 9: 4-(1-メトキシ-2-メチルプロパン-2-イル)ベンゼン-1,2-ジアミン
【1245】
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
【1246】
アジド-4-(1-メトキシ-2-メチルプロパン-2-イル)-2-ニトロベンゼン (1.102 g, 3.52 mmol)をEtOH (30 ml)中に溶解し、そしてPd/C (10% wt.) (0.110 g, 10% wt.)を添加した。反応物をN
2で3回パージし、その後、H
2で3回パージし、そして反応物を室温にて一晩攪拌した。混合物を、セライトを通してろ過し、そしてろ液を真空中で濃縮し、未精製生成物を提供した。100%ヘプタン〜100% EtOAcを溶離剤として使用して、シリカフラッシュカラムクロマトグラフィーにより生成物を精製し、薄褐色オイルとして生成物を提供し、それは暗橙色固形分に固化した(0.481 g, 63%, 90% 純度): MS (ESI
+) (C
11H
18N
2O) m/z 195.1 [M+H]
+; LC 純度87% (保持時間、0.99 min);
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ
H 6.65 (dd, J=11.2, 1.9 Hz, 2H), 6.58 (d, J=7.9 Hz, 1H), 3.26 (s, 2H), 3.24 (s, 3H), 1.20 (s, 6H)。
【1247】
ステップ 10: 3-[3({[(3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチル-テトラヒドロ-2H-フロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]メチル}(メチル)アミノ)シクロブチル]-N-[2-アミノ-4-(1-メトキシ-2-メチルプロパン-2-イル)フェニル]プロパンアミド
【1248】
【化262】
[この文献は図面を表示できません]
【1249】
3-[3-({[(3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチル-テトラヒドロ-2H-フロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]メチル}(メチル)アミノ)シクロブチル]プロパン酸 (0.620 g, 1.39 mmol)、4-(1-メトキシ-2-メチルプロパン-2-イル)ベンゼン-1,2-ジアミン (0.466 g, 2.08 mmol, 87%純度)、EDC.HCl (0.532 g, 2.78 mmol)及びOXYMA (エチル-シアノ(ヒドロキシイミノ)アセテート) (0.395 g, 2.78 mmol)を、スターラ付きフラスコに添加し、その後、N
2でパージした。乾燥DCM (22 ml)及び乾燥Et
3N (1.2 ml, 8.33 mmol)を室温にて添加し、そして反応物を一晩放置した。反応物を飽和NaHCO
3 溶液 (25 ml)の添加によりクエンチし、そして有機層を分離した。水性層をDCM (2x25 ml)で抽出し、そして合わせた有機層をMgSO
4上で乾燥し、ろ過しそして真空中で濃縮し、未精製生成物を提供した。最初に100% EtOAcを用いてジアニリンを溶離し、その後、100% DCM〜20%のMeOH中の 2M NH
3:80% DCMを溶離剤として用いてシリカフラッシュクロマトグラフィーにより生成物を精製し、褐色オイルとして生成物を提供した(1.081 g, 定量): MS (ESI
+) (C
32H
46N
8O
5) m/z 623.4 [M+H]
+; LC 純度 98% (保持時間、1.36 min);
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ
H 8.39 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.42-7.30 (m, 1H), 7.24-7.00 (m, 1H), 6.96-6.81 (m, 1H), 6.12 (d, J=12.6 Hz, 1H), 5.77 (d, J=6.7 Hz, 1H), 5.63 (d, J=5.0 Hz, 1H), 5.14-4.93 (m, 1H), 4.60-4.31 (m, 1H), 4.28-3.69 (m, 2H), 3.48-3.03 (m, 5H), 2.65-2.48 (m, 1H), 2.46-2.33 (m, 1H), 2.34-2.10 (m, 7H), 2.10-1.98 (m, 1H), 2.00-1.66 (m, 4H), 1.62 (d, J=15.7 Hz, 13H), 1.44 (d, J=6.5 Hz, 4H), 1.30 (t, J=3.3 Hz, 7H), 1.12 (d, J=52.3 Hz, 1H)。
【1250】
ステップ11: 9-[(3aR,4R,6R,6aR)-6-{[(3-{2-[5-(1-メトキシ-2-メチルプロパン-2-イル)-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]エチル}シクロブチル)(メチル)アミノ]メチル}-2,2-ジメチル-テトラヒドロ-2H-フロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]-9H-プリン-6-アミン
【1251】
【化263】
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【1252】
3-[3-({[(3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチル-テトラヒドロ-2H-フロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]メチル}(メチル)アミノ)シクロブチル]-N-[2-アミノ-4-(1-メトキシ-2-メチルプロパン-2-イル)フェニル]プロパンアミド(1.036 g, 1.66 mmol)をAcOH (17 ml)中に溶解し、そして50 ℃に5時間加熱した。反応物を真空中で濃縮し、そして残留物をDCM (75 ml)中に溶解し、そして飽和NaHCO
3 溶液(75 ml)を添加した。有機層を分離させ、そして水性層をDCM (2x75 ml)で抽出した。合わせた有機層をMgSO
4上で乾燥し、ろ過しそして真空中で濃縮して、未精製生成物を暗橙色オイルとして提供した (0.850 g, 94%)。中性分取-HPLCを用いて生成物を精製し、生成物を淡黄色オイルとして提供した (0.485 g, 47%, 88%純度): MS (ESI
+) (C
32H
44N
8O
4) m/z 605.4 [M+H]
+; LC 純度 88% (保持時間、1.25 min);
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ
H 10.44 (dd, J=207.7, 22.9 Hz, 1H), 8.41 (d, J=17.1 Hz, 1H), 8.16 (d, J=13.8 Hz, 1H), 7.89-7.58 (m, 1H), 7.54-7.29 (m, 2H), 6.15 (d, J=10.9 Hz, 1H), 5.92-5.56 (m, 3H), 4.98 (d, J=12.5 Hz, 1H), 4.76-4.39 (m, 1H), 3.47 (d, J=6.2 Hz, 2H), 3.33 (d, J=4.8 Hz, 3H), 2.98-2.43 (m, 4H), 2.42-2.00 (m, 6H), 1.99-1.88 (m, 2H), 1.77-1.66 (m, 1H), 1.64 (s, 3H), 1.61-1.48 (m, 1H), 1.44 (d, J=8.1 Hz, 3H), 1.40 (d, J=7.9 Hz, 6H), 1.28 (dd, J=16.0, 9.0 Hz, 1H)。
【1253】
ステップ 12: (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-{[(3-{2-[5-(1-メトキシ-2-エチルプロパン-2-イル)-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]エチル}シクロブチル)(メチル)アミノ]メチル}オキソラン-3,4-ジオール
【1254】
【化264】
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【1255】
9-[(3aR,4R,6R,6aR)-6-{[(3-{2-[5-(1-メトキシ-2-メチルプロパン-2-イル)-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル]エチル}シクロブチル)(メチル)アミノ]メチル}-2,2-ジメチル-テトラヒドロ-2H-フロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル]-9H-プリン-6-アミン (0.485 g, 0.706 mmol, 88%純度)をMeOH (20 ml)中に溶解し、そして濃HCl (4.9 ml, 10 vol)を室温にて添加し、そして反応物を2.5時間放置した。反応物を真空中で濃縮し、そして残留物を最少量のMeOH (約2 ml)中に溶解した。反応物を飽和NaHCO
3溶液(10 ml)及びEtOAc (30 ml)の添加によりクエンチした。層を分離し、そして水性層をEtOAc (2x30 ml)で抽出した。合わせた有機層をMgSO
4上で乾燥し、ろ過しそして真空中で濃縮し、未精製生成物を提供した。100% DCM〜20%のMeOH中の 2M NH
3:80% DCMを溶離剤として用いてシリカフラッシュカラムクロマトグラフィーにより生成物を精製し、生成物を白色フォームとして提供した (0.213 g, 53%): MS (ESI
+) (C
29H
40N
8O
4) m/z 565.4 [M+H]
+; LC 純度 100% (保持時間、2.11 min) (7 min);
1H NMR (500 MHz, d
4-MeOD) δ
H 8.28 (d, J=4.1 Hz, 1H), 8.22 (d, J=3.2 Hz, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.42 (dd, J=8.5, 2.1 Hz, 1H), 7.29 (dd, J=8.5, 1.5 Hz, 1H), 6.01 (t, J=3.9 Hz, 1H), 4.84-4.74 (m, 1H), 4.41-4.29 (m, 1H), 4.29-4.19 (m, 1H), 3.48 (s, 2H), 3.30 (s, 3H), 3.14-2.98 (m, 1H), 2.99-2.89 (m, 1H), 2.90-2.73 (m, 2H), 2.39 (s, 3H), 2.37-2.30 (m, 1H), 2.28-2.10 (m, 2H), 2.08-1.86 (m, 4H), 1.70-1.51 (m, 1H), 1.38 (s, 6H)。
【1256】
化合物 69: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【1257】
【化265】
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【1258】
(1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.06 (s, 1H), 7.47 (brs, 1H), 7.38 (d, J=8.0 HZ, 1H), 7.27 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.19 (s, 1H), 6.60 (s, 1H), 4.32 (s, 1H), 3.88 (s, 1H), 2.80 (brs, 2H), 2.68 (brs, 1H), 2.49-2.10 (m, 9H), 1.90 (brs, 2H), 1.62-1.49 (m, 3H), 1.35 (s, 9H) ppm; ESI-MS (m/z): 532.3 [M+1]
+。
ベンジル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート
7-((3aR,4R,6R,6aR)-6-(アミノメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (20 g, 43.91 mmol)、ベンジル3-(3-オキソシクロブチル)プロパノエート (12.2 g, 52.69 mmol)及びHOAc (15 mL)のDCE (200 mL)中の溶液を30℃で3時間攪拌した。NaBH(OAc)
3 (18.6 g, 87.81 mmol)を添加し、そして反応混合物を30℃でさらに1時間攪拌した。混合物を水 (100 mLx2)及びブライン(100 mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。EA:DCM:MeOH = 10:10:1を溶離剤として用いて、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、所望の化合物を黄色固形分として提供した (21 g, 収率: 65 %, シス/トランス= 52/47)。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.16 (brs, 1H), 7.36-7.29 (m, 5H), 7.22 (d, J=3.5 Hz, 1H), 7.15 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.66 (brs, 1H), 6.54 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.43 (dd, J=8.5及び2.0 Hz, 1H), 6.20 (brs, 1H), 5.41-5.39 (m, 1H), 5.08 (d, J=3.0 Hz, 1H), 4.99-4.95 (m, 1H), 4.66 (s, 2H), 4.30-4.25 (m, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.76 (s, 3H), 3.38-3.35 (m, 0.5H), 3.11-3.06 (m, 0.5H), 2.92-2.82 (m, 2H), 2.29-2.18 (m, 3H), 2.12-2.05 (m, 0.5H), 1.90-1.68 (m, 4H), 1.63-1.61 (m, 1H), 1.60 (s, 3H), 1.38 (s, 3H), 1.35-1.28 (m, 0.5H), 1.25 (t, J=6.5 Hz, 2H), 1.15-1.12 (m, 0.5H) ppm; ESI-MS (負モード, m/z): 670.3 [M-1]
+。
【1259】
ベンジル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート
【1260】
ベンジル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート(4 g, 5.95 mmol)、2-ヨードプロパン(6 g, 35.72 mmol)及びK
2CO
3 (2.5 g, 17.86 mmol)のCH
3CN (50 mL)中の混合物を還流下に2日間攪拌した。混合物を室温に冷却し、ろ過しそしてフィルターケークをCH
3CN (20 mL)で洗浄した。ろ液を濃縮し、そして残留物をコンビ-フラッシュ (80 g シリカゲル、EA:DCM:MeOH = 10:10:0から出発して、10:10:1までの勾配、60 mL/min, 40 min, 2.4 L の合計溶媒体積)により精製し、所望の化合物を黄色固形分として提供した(3 g, 収率: 71 %)。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.15 (s, 1H), 7.38-7.29 (m, 5H), 7.19 (d, J=4.0 Hz, 1H), 7.14 (d, J=8.0 Hz, 1H), 6.65 (d, J=3.0 Hz, 1H), 6.53 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.41 (dd, J=8.5及び2.0 Hz, 1H), 6.20 (d, J=2.5 Hz, 1H), 5.36-5.32 (m, 1H), 5.09 (s, 1H), 5.07 (s, 1H), 4.94-4.89 (m, 3H), 4.65 (s, 2H), 4.17-4.14 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.75 (s, 3H), 3.41-3.35 (m, 0.5H), 3.04- 2.95 (m, 0.5H), 2.94-2.86 (m, 1H), 2.72-2.52 (m, 2H), 2.25 (t, J=7.5 Hz, 1H), 2.21 (t, J=8.0 Hz, 1H), 2.05-1.90 (m, 2H), 1.90-1.82 (m, 0.5H), 1.76-1.70 (m, 0.5H), 1.65-1.55 (m, 5H), 1.42-1.34 (m, 4H), 0.95 (d, J=6.5 Hz, 3H), 0.83-0.80 (m, 3H) ppm; ESI-MS (m/z): 714.4 [M+1]
+。
【1261】
3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸
ベンジル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート (2.7 g, 3.78 mmol) のTHF/MeOH (15 mL/15 mL)中の溶液に、LiOH.H
2O (1.6 g, 37.82 mmol)の水 (5 mL)中の溶液を添加した。混合物を30℃で2時間攪拌した。揮発分を減圧下に除去した。残留物を水(10 mL)で希釈し、そしてEA (15 mLx2)で抽出した。懸濁水層を1N HCl溶液によりpH=3〜4に調節し、そしてEA (30 mLx3)で抽出した。合わせた有機層をブライン (50 mL)で洗浄した。有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して所望の化合物を黄色固形分として提供した(2.9 g)。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.20 (s, 1H), 7.92 (s, 0.5H), 7.38-7.32 (m, 3H), 7.28-7.23 (m, 1.5H), 7.14 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.68 (brs, 1H), 6.56 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.44 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.25 (s, 1H), 5.51-5.47 (m, 1H), 5.18-5.13 (m, 1H), 4.66 (s, 2H), 4.61 (s, 1H), 4.43-4.40 (m, 1H), 3.96-3.90 (m, 0.5H), 3.85 (s, 3H), 3.77 (s, 3H), 3.65-3.58 (m, 0.5H), 3.50-3.40 (m, 2H), 2.46-2.36 (m, 1H), 2.20-2.00 (m, 4H), 1.98-1.70 (m, 2.5H), 1.70-1.58 (m, 4.5H), 1.40 (s, 3H), 1.18 (d, J=5.0 Hz, 3H), 0.90 (t, J=6.0 Hz, 3H) ppm; ESI-MS (m/z): 624.3 [M+1]
+。
【1262】
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド
3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸 (2.7 g, 4.33 mmol)、4-(トリフルオロメトキシ)ベンゼン-1,2-ジアミン (1.23 g, 6.49 mmol)、HATU (2.5 g, 6.49 mmol) 及びHOAT (0.88 g, 6.49 mmol)のDCM (30 mL)中の溶液に、TEA (1.8 mL, 12.99 mmol)を添加した。混合物を室温にて2時間攪拌した。混合物に DCM (70 mL)を添加し、そして水(20 mLx2)及びブライン(50 mL)で洗浄した。有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。残留物をコンビ-フラッシュ (80 g シリカゲル、EA:DCM:MeOH = 10:10:0から出発して、10:10:2まで勾配、60 mL/min, 40 min, 2.4 L の合計溶媒体積)により精製し、所望の化合物を褐色固形分として提供した(2.2 g, 収率: 67% (2つのステップ))。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.21 (s, 1H), 7.28-7.12 (m, 3H), 6.73 (brs, 1H), 6.69 (brs, 1H), 6.56-6.52 (m, 2H), 6.42 (dd, J=8.0及び2.5 Hz, 1H), 6.26 (d, J=1.5 Hz, 1H), 5.48 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 5.20-5.16 (m, 1H), 4.66 (s, 2H), 4.46-4.42 (m, 1H), 4.08-3.98 (m, 0.5H), 3.84 (s, 3H), 3.76 (s, 3H), 3.75-3.69 (m, 0.5H), 3.60-3.38 (m, 2H), 2.60-2.30 (m, 3H), 1.92-1.86 (m, 1H), 1.80-1.70 (m, 1H), 1.59 (d, J=3.5 Hz, 3H), 1.40 (s, 3H), 1.25 (t, J=1.5 Hz, 3H), ), 1.00-0.80 (m, 2H) ppm; ESI-MS (m/z): 798.3 [M+1]
+。
【1263】
N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7-((3aR,4R,6R,6aR)-6-((イソプロピル(3-(2-(5-(トリフルオロメトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
【1264】
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド(2.2 g, 2.5 mmol)のHOAc (20 mL)中の溶液を65℃で5時間攪拌した。混合物を室温に冷却し、そして濃縮した。残留物をDCM (50 mL)中に溶解し、15% Na
2CO
3溶液(20 mLx2)で洗浄し、水(20 mL)及びブライン(30 mL)で洗浄した。有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。残留物をコンビ-フラッシュ(80 g シリカゲル、EA:DCM:MeOH =10:10:0から出発して、10:10:2まで勾配、60 mL/min, 35 min, 2.1 L の合計溶媒体積)により精製し、所望の化合物を褐色固形分として提供し(1.4 g)、それをキラルHPLCにより分離し、シス異性体(600 mg, 収率: 28%)及びトランス異性体(480 mg, 収率: 22%)を提供した。
【1265】
シス異性体:
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.17 (s, 1H), 7.52 (d, J=9.0 Hz, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.20 (d, J=4.0 Hz, 1H), 7.12 (d, J=8.0 Hz, 1H), 6.68 (brs, 1H), 6.49 (d, J=2.5 Hz, 1H), 6.39 (dd, J=8.5及び2.0 Hz, 1H), 6.19 (d, J=2.0 Hz, 1H), 5.35 (dd, J=6.0及び2.0 Hz, 1H), 4.68-4.60 (m, 2H), 4.18-4.13 (m, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.73 (s, 3H), 3.10-3.02 (m, 1H), 2.95-2.88 (m, 1H), 2.78-2.72 (m, 2H), 2.69-2.57 (m, 2H), 2.12-2.02 (m, 2H), 1.86-1.76 (m, 2H), 1.57 (s, 3H), 1.52-1.40 (m, 2H), 1.37 (s, 3H), 0.96 (d, J=6.5 Hz, 3H), 0.82 (d, J=6.5 Hz, 3H) ppm; ESI-MS (m/z): 780.4 [M+1]
+。
【1266】
トランス異性体:
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.15 (s, 1H), 7.52 (d, J=9.0 Hz, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.20 (d, J=3.5 Hz, 1H), 7.12 (d, J=8.0 Hz, 1H), 6.68 (brs, 1H), 6.51 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.40 (dd, J=8.0及び2.5 Hz, 1H), 6.20 (d, J=2.5 Hz, 1H), 5.35 (dd, J=6.0及び2.0 Hz, 1H), 4.64 (s, 2H), 4.20-4.16 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.73 (s, 3H), 3.50-3.42 (m, 1H), 2.95-2.90 (m, 1H), 2.80 (t, J=6.0 Hz, 2H), 2.75-2.58 (m, 2H), 2.12-1.95 (m, 4H), 1.75-1.65 (m, 2H), 1.58 (s, 3H), 1.38 (s, 3H), 0.97 (d, J=6.5 Hz, 3H), 0.83 (d, J=6.5 Hz, 3H) ppm; ESI-MS (m/z): 780.4 [M+1]
+。
【1267】
化合物70: (1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1s,3R)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
【1268】
【化266】
[この文献は図面を表示できません]
【1269】
メチル3-((1R,3s)-3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート
メチル3-((1R,3s)-3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4- ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート(1.85 g, 3.12 mmol)及びNaBH
3CN (590 mg, 9.36 mmol)のMeOH (25 mL)中の溶液をpH=6にAcOHで調節し、その後、ホルムアルデヒド(936 mg, 31.2 mmol)を添加した。反応物を25 ℃で一晩攪拌した。反応物を飽和NaHCO
3 (5 mL)でクエンチし、蒸発させ、水(10 mL)を添加し、DCM (150 mLx3)で抽出し、ブライン(80 mL)で洗浄し、乾燥しそして濃縮した。残留物をSGCにより精製し、所望の化合物を白色固形分として提供した(1.85 g, 収率 97%)。
1H NMR (500MHz, MeOD): δ
H 8.12 (s, 1H), 7.22 (d, J=3.5 Hz, 1H), 7.14 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.64 (d, J=3.0 Hz, 1H), 6.55 (d, J=2.5 Hz, 1H), 6.44 (dd, J= 8.5及び2.5 Hz, 1H), 5.01-4.98 (m, 2H), 4.65 (s, 2H), 4.60-4.58 (m, 1H), 4.30 (s, 1H), 3.84 (s, 3H), 3.76 (s, 3H), 3.66 (s, 3H), 3.44-3.38 (m, 1H), 2.80-2.73 (m, 2H), 2.48-2.43 (m, 4H), 2.32 (t, J=7.5 Hz, 2H), 2.20-2.16 (m, 4H), 1.95-1.94 (m, 2H), 1.82-1.81 (m, 2H), 1.56 (s, 3H), 1.31 (s, 3H) ppm; ESI-MS (m/z): 608.3 [M+1]
+。
【1270】
3-((1R,3s)-3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸
【1271】
メチル3-((1R,3s)-3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート (1.85 g, 3.04 mmol)及びLiOH (382 mg, 15.24 mmol)のTHF/MeOH H
2O (1:1:1, 30 mL)中の溶液を50 ℃で2時間攪拌した。反応物を濃縮して、所望の化合物を白色固形分として得た (2.25 g,塩、純度 85%)。未精製物をさらなる精製なしに次のステップで直接的に使用した。
1H NMR (500MHz, MeOD): δ
H 8.11 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.30 (d, J=3.0 Hz, 1H), 7.14 (d, J=8.0 Hz, 1H), 6.67 (d, J=3.0 Hz, 1H), 6.54 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.44 (dd, J=10.0及び2.5 Hz, 1H), 5.05-5.03 (m, 2H), 4.73 (d, J=6.0 Hz, 1H), 4.65 (s, 2H), 3.90-3.85 (m, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.77 (s, 3H), 3.30-3.18 (m, 2H), 2.82 (s, 3H), 2.65-2.55 (m, 1H), 2.53-2.46 (m, 3H), 2.27-2.20 (m, 3H), 2.12-2.11 (m, 2H), 1.83-1.82 (m, 2H), 1.57 (s, 3H), 1.32 (s, 3H) ppm; ESI-MS (m/z): 594.3 [M+1]
+。
【1272】
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-((1R,3s)-3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド
3-((1R,3s)-3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸 (2.25 g, 3.8 mmol)、HOAt (680 mg, 5 mmol)及びHATU (1.9 g, 5 mmol)のDCM (60 mL)中の溶液を室温にて1時間攪拌し、その後、4-tert-ブチルベンゼンジアミン (656 mg, 4 mmol)及びTEA (1.21 g, 12 mmol)のDCM (3 mL)中の溶液を滴下して加えた。反応物を室温にて一晩攪拌した。反応物に水(20 mL)及びDCM (60 mL)を添加し、DCM (60 mLx2)で抽出し、ブライン(10 mL)で洗浄し、乾燥しそして濃縮した。残留物をSGCにより精製し、所望の化合物を黄色の固形分として提供した(1.1 g, 収率 46%)。
1H NMR (500MHz, MeOD): δ
H 8.11 (s, 1H), 7.21 (d, J=4.0 Hz, 1H), 7.13 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.98 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.92 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.77 (dd, J=8.0及び1.5 Hz, 1H), 6.64 (d, J=3.5 Hz, 1H), 6.54 (d, J= 2.0 Hz, 1H), 6.43 (dd, J=8.0及び1.5 Hz, 1H), 5.02-4.99 (m, 2H), 4.65-4.61 (m, 3H), 3.83 (s, 3H), 3.75 (s, 3H), 3.60-3.52 (m, 1H), 2.97-2.83 (m, 2H), 2.58 (s, 3H), 2.54-2.38 (m, 4H), 2.33-2.29 (m, 2H), 2.18-2.04 (m, 3H), 1.94-1.91 (m, 2H), 1.55 (s, 3H), 1.30 (s, 3H), 1.25 (s, 9H) ppm; ESI-MS (m/z): 740.5 [M+1]
+。
【1273】
7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-((((1s,3R)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-((1R,3s)-3-((((3aR,4R,6R,6aS)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド(1.1 g, 1.49 mmol)のAcOH (8 mL)中の溶液を65 ℃に3時間加熱した。反応物を蒸発させ、MeOH (5 mL)中に溶解し、飽和NaHCO
3溶液にて pH=8に調節し、濃縮し、そして分取-TLCにより精製し、所望の化合物を白色固形分として提供した (620 mg, 58%)。
1H NMR (500MHz, MeOD): δ
H8.10 (s, 1H), 7.48 (brs, 1H), 7.38 (brs, 1H), 7.28 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.21 (d, J=3.0 Hz, 1H), 7.13(d, J=8.5 Hz, 1H), 6.62 (brs, 1H), 6.53 (s, 1H), 6.42 (d, J=8.5 Hz, 1H), 4.98-4.90 (m, 2H), 4.64 (s, 2H), 4.50 (brs, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.75 (s, 3H), 3.01-2.98 (m, 1H), 2.83 (d, J= 7.5 Hz, 1H), 2.44-2.34 (m, 4H), 2.16 (s, 3H), 2.12-1.96 (m, 6H), 1.84 (t, J=7.5 Hz, 2H), 1.53 (s, 3H), 1.36 (s, 9H), 1.28 (s, 3H) ppm; ESI-MS (m/z): 722.4 [M+1]
+。
【1274】
(1R,2S,3R,5R)-3-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1s,3R)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)シクロペンタン-1,2-ジオール
7-((3aS,4R,6R,6aR)-6-((((1s,3R)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-3aH-シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (620 mg, 0.86 mmol)のTFA (5 mL, 90%)中の溶液を25 ℃にて1時間攪拌した。反応物を乾燥まで濃縮し、MeOH (5 mL)中に溶解し、飽和K
2CO
3溶液でpH=8に調節した。混合物を室温にて0.5時間攪拌した。その後、反応物を濃縮して残留物を得た。残留物を分取-HPLCにより精製し、所望の化合物を白色固形分として得た(330 mg, 収率 73%)。
1H NMR (500MHz, MeOD): δ
H 8.07 (s, 1H), 7.49 (d, J=1.5 Hz, 1H), 7.40 (d, J=11.0 Hz, 1H), 7.29 (dd, J=11.0及び2.5 Hz, 1H), 7.21 (d, J=5.0 Hz, 1H), 6.60 (d, J=4.0 Hz, 1H), 4.92-4.89 (m, 1H), 4.33 (dd, J=9.5及び8.5 Hz, 1H), 3.90 (d, J=5.5 Hz, 1H), 3.03-2.99 (m, 1H), 2.85 (d, J=9.5 Hz, 1H), 2.50-2.22 (m, 4H), 2.16 (s, 3H), 2.15-1.98 (m, 5H), 1.88 (t, J=10.0 Hz, 2H), 1.68-1.59 (m, 1H), 1.37 (s, 9H) ppm; ESI-MS (m/z): 532.3 [M+1]
+。
【1275】
化合物 71: (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
【1276】
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
【1277】
シス-9-((3aR,4R,6R,6aR)-6-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン (920 mg, 1.60 mmol)の3 M HCl/MeOH (20 mL)中の混合物を35 ℃にて2時間攪拌し、そして乾燥まで蒸発させた。残留物をMeOH (15 mL)中に溶解し、そして飽和K
2CO
3溶液を添加して、溶液をpH 8に調節した。その後、混合物を5分間攪拌し、そしてろ過した。ろ液を濃縮し、そして未精製物を分取-HPLCにより精製し、目標物を白色固形分として得た(400 mg, 収率: 47%)。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.27 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.40-7.37 (m, 1H), 7.29-7.26 (m, 1H), 5.98 (d, J=4.5 Hz, 1H), 4.69 (t, J=4.5 Hz, 1H), 4.24-4.20 (m, 1H), 4.18-4.15 (m, 1H), 2.81-2.76 (m, 2H), 2.75-2.69 (m, 1H), 2.67-2.62 (m, 2H), 2.25-2.18 (m, 1H), 2.14 (s, 3H), 1.90-1.85 (m, 3H), 1.49-1.41 (m, 2H), 1.36 (s, 9H) ppm; ESI-MS (m/z): 535.3 [M+1]
+。
【1278】
化合物 72: (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-((((1s,3R)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
【1279】
【化268】
[この文献は図面を表示できません]
【1280】
トランス-9-((3aR,4R,6R,6aR)-6-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン (420 mg, 0.73 mmol) の3 M HCl/MeOH (20 mL)中の混合物を35 ℃にて2時間攪拌し、そして乾燥まで蒸発させた。残留物をMeOH (15 mL)中に溶解し、飽和K
2CO
3溶液を添加して、溶液をpH 8に調節した。その後、混合物を5分間攪拌し、そしてろ過した。ろ液を濃縮し、そして未精製物を分取-HPLCにより精製し、目標物を白色固形分として得た(198 mg, 収率: 51%)。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.28 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.38 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.28-7.26 (m, 1H), 5.98 (d, J=4.0 Hz, 1H), 4.69 (t, J=5.5 Hz, 1H), 4.23 (t, J=5.0 Hz, 1H), 4.19-4.16 (m, 1H), 3.06-3.03 (m, 1H), 2.80 (t, J=7.5 Hz, 2H), 2.68-2.64 (m, 2H), 2.16 (s, 3H), 2.09-1.95 (m, 5H), 1.85-1.80 (m, 2H), 1.36 (s, 9H) ppm; ESI-MS (m/z): 535.3 [M+1]
+。
【1281】
ベンジル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(エチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート
ベンジル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート (3.76 g, 7.2 mmol)及びNaBH
3CN (5.9 g, 93.6 mmol)のMeOH (40 mL)中の溶液に、AcOHを添加し、pH=6に調節した。その後、40% MeCHO (8.7 mL, 122.5 mmol)を添加し、そして混合物を30 ℃にて1.5時間攪拌した。水(15 mL)を添加し、そして混合物を真空中で濃縮した。その後、混合物をDCM (30 mLx3)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。未精製物をSGC (DCM:MeOH=100:1〜20:1)により精製し、目標物を白色固形分として得た(2.6 g, 収率: 66%)。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.26 (s, 1H), 8.23 (m, 1H), 7.37-7.28 (m, 5H), 6.24 (s, 1H), 5.52-5.49 (m, 1H), 5.10-5.06 (m, 3H), 4.41-4.40 (m, 1H), 3.20-2.90 (m, 2H), 2.80-2.60 (m, 2H), 2.12-1.77 (m, 4H), 1.74-1.60 (m, 3H), 1.39 (s, 3H), 1.26-1.22 (m, 3H), 0.94-0.89 (m, 3H) ppm; ESI-MS (m/z): 551.3 [M+1]
+。
【1282】
3-(3-(((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(エチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸
ベンジル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(エチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート (2.6 g, 4.73 mmol)のMeOH (40 mL)中の溶液に、10% Pd/C (2.3 g)を添加し、そして混合物をH
2雰囲気下にて、50 ℃にて20時間攪拌した。混合物をろ過し、そしてろ液を濃縮して、目標物を白色固形分として得た (2 g, 収率: 92%)。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.27 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 6.30 (s, 1H), 5.52-5.49 (m, 1H), 5.14-5.12 (m, 1H), 4.51-4.47 (m, 1H), 3.43-3.36 (m, 2H), 3.22-3.15 (m, 1H), 2.94-2.89 (m, 2H), 2.28-2.05 (m, 4H), 1.96-1.80 (m, 2H), 1.74-1.69 (m, 1H), 1.65-1.59 (m, 5H), 1.41-1.36 (m, 4H), 1.03-0.99 (m, 3H) ppm; ESI-MS (m/z): 461.3 [M+1]
+。
【1283】
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(エチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド
3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(エチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸 (2 g, 4.35 mmol)、HOAT (768 mg, 5.65 mmol)、HATU (2.2 g, 5.65 mmol)及びTEA (3 mL, 21.3 mmol)のDCM (40 mL)中の溶液に、4-tert-ブチルベンゼン-1,2-ジアミン (785 mg, 4.79 mmol)を添加し、そして混合物を室温にて2時間攪拌した。水(15 mL)を添加し、そして混合物をDCM (30 mLx2)で抽出した。合わせた有機相をH
2O(20 mLx2)で洗浄した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。未精製物をSGC (DCM: MeOH=70:1〜20:1)により精製し、目標物を白色固形分として得た(1.6 g, 収率: 61%)。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.28-8.27 (m, 1H), 8.24-8.23 (m, 1H), 7.10-6.92 (m, 2H), 6.81-6.76 (m, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.54-5.52 (m, 1H), 5.03 (s, 1H), 4.36 (s, 1H), 3.03-2.50 (m, 5H), 2.32-2.26 (m, 2H), 2.16-1.80 (m, 4H), 1.73-1.69 (m, 2H), 1.59 (s, 3H), 1.39 (s, 3H), 1.28-1.24 (m, 9H), 0.94-0.85 (m, 3H) ppm; ESI-MS (m/z): 607.3 [M+1]
+。
【1284】
9-((3aR,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(エチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン
【1285】
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(エチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド (1.6 g, 2.64 mmol)のAcOH (20 mL)中の溶液を65 ℃にて15時間攪拌した。溶液を真空中で濃縮し、そしてDCM (30 mL)で希釈した。混合物を飽和NaHCO
3溶液(20 mLx2)及びブライン(20 mLx1)で洗浄した。合わせた有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して、目標物を白色固形分として得た1.5 g (収率: 97%)。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H8.28-8.26 (m, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.40-7.38 (m, 1H), 7.30-7.27 (m, 1H), 6.20-6.18 (m, 1H), 5.52-5.49 (m, 1H), 5.02-4.98 (m, 1H), 4.34-4.31 (m, 1H), 2.95-2.92 (m, 1H), 2.79-2.68 (m, 4H), 2.56-2.50 (m, 2H), 2.09-1.81 (m, 5H), 1.71-1.63 (m, 1H), 1.58 (s, 3H), 1.38 (s, 3H), 1.36 (s, 9H), 1.35-1.28 (m, 1H), 0.89-0.85 (m, 3H) ppm; ESI-MS (m/z): 589.3 [M+1]
+。
【1286】
9-((3aR,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(エチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン (1.35 g, 2.30 mmol)の3 M HCl/MeOH (20 mL)中の混合物を35 ℃にて2時間攪拌し、そして乾燥まで蒸発させた。残留物をMeOH (15 mL)中に溶解し、そして飽和K
2CO
3溶液を添加して、溶液をpH 8に調節した。その後、混合物を5分間攪拌しそしてろ過した。ろ液を濃縮し、そして未精製物をキラルHPLCにより分離し、そして分取-HPLCにより精製して、シス生成物(280 mg,合計収率: 22%)及びトランス生成物(150 mg, 合計収率: 12%)を白色固形分として得た。
【1287】
化合物 73: (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(エチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
【1288】
【化269】
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【1289】
シス異性体:
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H8.27 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.39-7.37 (m, 1H), 7.29-7.26 (m, 1H), 5.97 (d, J=4.5 Hz, 1H), 4.67 (t, J=5.0 Hz, 1H), 4.24 (t, J=5.5 Hz, 1H), 4.18-4.14 (m, 1H), 3.06-3.03 (m, 1H), 2.91-2.81 (m, 2H), 2.79-2.75 (m, 2H), 2.64-2.58 (m, 2H), 2.25-2.19 (m, 1H), 1.89-1.86 (m, 3H), 1.52-1.47 (m, 2H), 1.36 (s, 9H), 0.98 (t, J=7.0 Hz, 3H) ppm; ESI-MS (m z): 549.3 [M+1]
+。
【1290】
化合物 74: (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-((((1s,3R)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(エチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
【1291】
【化270】
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【1292】
トランス異性体:
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.28 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.39-7.37 (m, 1H), 7.29-7.26 (m, 1H), 5.97 (d, J=4.0 Hz, 1H), 4.67 (t, J=5.0 Hz, 1H), 4.24 (t, J=6.0 Hz, 1H), 4.18-4.14 (m, 1H), 3.42-3.35 (m, 1H), 2.91-2.78 (m, 4H), 2.64-2.58 (m, 2H), 2.10-2.07 (m, 3H), 1.99-1.96 (m, 2H), 1.85-1.79 (m, 2H), 1.35 (m, 9H), 0.98 (t, J=6.5 Hz, 3H) ppm; ESI-MS (m/z): 549.3 [M+1]
+。
【1293】
化合物 76: (2R,3R,4S,5R)-2-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((イソプロピル((1s,3R)-3-(2-(5-(トリフルオロメトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
【1294】
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
【1295】
トランス-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7-((3aR,4R,6R,6aR)-6-((イソプロピル(3-(2-(5-(トリフルオロメトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (480 mg, 0.62 mmol)の90% TFA (5 mL)中の溶液を30℃にて2時間攪拌した。揮発分を減圧下に除去した。残留物に、MeOH (6 mL)を添加し、そしてMH
3.H
2OでpH=9〜10に調節した。混合物を室温にて30分間攪拌しそして濃縮した。残留物を分取-HPLCにより精製し、所望の化合物を白色固形分として提供した (182 mg, 収率: 50 %)。
1H NMR (400 MHz, MeOD): δ
H8.09 (s, 1H), 7.52 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.27 (d, J=3.6 Hz, 1H), 7.12 (d, J=8.8 Hz, 1H), 6.64 (d, J=3.2 Hz, 1H), 6.11 (d, J=4.0 Hz, 1H), 4.44 (t, J=4.8 Hz, 1H), 4.12 (t, J=6.0 Hz, 1H), 4.06-4.01 (m, 1H), 3.62-3.53 (m, 1H), 3.10-3.00 (m, 1H), 2.92-2.65 (m, 4H), 2.25-2.15 (m, 2H), 2.10-1.98 (m, 3H), 1.85-1.76 (m, 2H), 1.03 (d, J=6.4 Hz, 3H), 0.98 (d, J=6.4 Hz, 3H) ppm;
19F NMR (400 MHz, MeOD): δ-59.80 ppm; ESI-MS (m/z): 590.3 [M+1]
+。
【1296】
化合物77及び78
【1297】
【化272】
[この文献は図面を表示できません]
【1298】
化合物 78: (2R,3R,4S,5R)-2-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(2,2,2- トリフルオロエチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
【1299】
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
【1300】
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H8.09 (s, 1H), 7.48 (brs, 1H), 7.40-7.37 (m, 1H), 7.28 (dd, J=10.5及び1.5 Hz, 1H), 7.21 (d, J=4.5 Hz, 1H), 6.65 (d, J=4.5 Hz, 1H), 6.11 (d, J=5.0 Hz, 1H), 4.44 (t, J=6.0 Hz, 1H), 4.13-4.08 (m, 2H), 3.30-3.15 (m, 3H), 3.09-3.03 (m, 1H), 2.97-2.90 (m, 1H), 2.78 (t, J=9.0 Hz, 2H), 2.28-2.20 (m, 2H), 1.92-1.78 (m, 3H), 1.55-1.45 (m, 2H), 1.37 (s, 9H) ppm; LC-MS (m/z): 602.3 [M+1]
+。
【1301】
化合物 77: (2R,3R,4S,5R)-2-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1s,3R)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
【1302】
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
【1303】
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.09 (s, 1H), 7.48 (brs, 1H), 7.39 (d, J=10.5 Hz, 1H), 7.28 (dd, J=10.5及び2.0 Hz, 1H), 7.21 (d, J=5.0 Hz, 1H), 6.64 (d, J=4.5 Hz, 1H), 6.12 (d, J=6.0 Hz, 1H), 4.45 (t, J=6.0 Hz, 1H), 4.14-4.09 (m, 2H), 3.68-3.60 (m, 1H), 3.30-3.15 (m, 2H), 3.11-3.04 (m, 1H), 2.97-2.90 (m, 1H), 2.80 (t, J=9.5 Hz, 2H), 2.12-2.03 (m, 3H), 2.00-1.90 (m, 2H), 1.90-1.80 (m, 2H), 1.36 (s, 9H) ppm; LC-MS (m/z): 602.3 [M+1]
+。
【1304】
ベンジル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート
ベンジル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート (3.76 g, 7.2 mmol)及びNaBH
3CN (5.9 g, 93.6 mmol)のMeOH (40 mL)中の混合物にAcOHを添加し、pH=6に調節した。その後、37% HCHO (8.7 mL, 122.4 mmol)を添加し、そして混合物を30 ℃にて1.5時間攪拌した。水(15 mL)を添加し、そして混合物を添加し、そして混合物を真空中で濃縮した。その後、混合物をDCM (30 mLx3)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。未精製物をSGC (DCM:MeOH=100:1〜20:1)により精製し、目標物を白色固形分として得た(2.4 g, 収率: 67%)。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.27(s, 1H), 8.22 (d, J=2.5 Hz, 1H), 7.35-7.30 (m, 5H), 6.22 (s, 1H), 5.55-5.52 (m, 1H), 5.09 (s, 2H), 5.04-5.01 (m, 1H), 4.40-4.38 (m, 1H), 2.76-2.65 (m, 3H), 2.29-2.22 (m, 2H), 2.18 (s, 3H), 2.11-1.95 (m, 2H), 1.78-1.71 (m, 2H), 1.64-1.61 (m, 2H), 1.59 (s, 3H), 1.41-1.39 (m, 1H), 1.38 (s, 3H) ppm; ESI-MS (m/z): 537.3 [M+1]
+。
【1305】
3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸
【1306】
ベンジル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート(2.4 g, 4.48 mmol)のMeOH (40 mL)中の溶液に、10% Pd/C (2.3 g)を添加し、そして混合物をH
2雰囲気下で50 ℃にて15時間攪拌した。混合物をろ過し、そしてろ液を濃縮して目標物を白色固形分として得た(1.9 g, 収率: 95%)。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.27(s, 1H), 8.24 (s, 1H), 6.27 (s, 1H), 5.54-5.52 (m, 1H), 5.09-5.07 (m, 1H), 4.50-4.47 (m, 1H), 3.17-3.07 (m, 2H), 3.02-2.90 (m, 1H), 2.39-2.35 (m, 3H), 2.31-2.05 (m, 4H), 1.91-1.70 (m, 2H), 1.64-1.51 (m, 5H), 1.39 (s, 3H), 1.23-1.15 (m, 1H) ppm; ESI-MS (m/z): 447.2 [M+1]
+ 。
【1307】
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド
【1308】
3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸(1.9 g, 4.26 mmol)、HOAT (753 mg, 5.54 mmol)、HATU (2.1 g, 5.54 mmol)及びTEA (3 mL, 21.3 mmol)のDCM (40 mL)中の溶液に、4-tert-ブチルベンゼン-1,2-ジアミン (769 mg, 4.69 mmol)を添加し、そして混合物を室温にて2時間攪拌した。水(15 mL)を添加し、そして混合物をDCM (30 mLx2)により抽出した。合わせた有機相をH
2O (20 mLx2)で洗浄した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。未精製物をSGC (DCM:MeOH=70:1〜20:1)により精製し、目標物を白色固形分として得た(1.8 g, 収率: 72%)。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.28 (s, 1H), 8.23 (d, J=3.0 Hz, 1H), 7.10-6.92 (m, 2H), 6.81-6.76 (m, 1H), 6.21 (s, 1H), 5.56 (s, 1H), 5.49 (d, J=3.0 Hz, 1H), 5.01 (s, 1H), 4.36 (s, 1H), 2.69-2.49 (m, 3H), 2.31-2.27 (m, 2H), 2.13-2.00 (m, 5H), 1.88-1.81 (m, 2H), 1.75-1.65 (m, 2H), 1.60 (s, 3H), 1.41-1.35 (m, 4H), 1.28-1.25 (m, 9H) ppm; ESI-MS (m/z): 593.4 [M+1]
+ 。
【1309】
9-((3aR,4R,6R,6aR)-6-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(メチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド(1.8 g, 3.04 mmol)のAcOH (20 mL)中の溶液を65 ℃にて15時間攪拌した。溶液を真空中で濃縮し、そしてDCM (30 mL)で希釈した。混合物を飽和NaHCO
3溶液(20 mLx2)及びブライン(20 mLx1)で洗浄した。合わせた有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して、1.7 g (収率: 97%)の所望の生成物を得た。
【1310】
生成物をキラルHPLCにより精製し、920 mgのシス異性体及び420 mgのトランス異性体を得た。
【1311】
シス異性体:
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.27 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.40-7.38 (m, 1H), 7.29-7.26 (m, 1H), 6.19 (d, J=2.5 Hz, 1H), 5.55-5.52 (m, 1H), 4.99-4.97 (m, 1H), 4.35-4.31 (m, 1H), 2.77-2.73 (m, 2H), 2.62-2.46 (m, 3H), 2.10-2.01 (m, 4H), 1.84- 1.81 (m, 3H), 1.58 (s, 3H), 1.38-1.36 (m, 12H), 1.19-1.14 (m, 3H) ppm; ESI-MS (m/z): 575.3 [M+1]
+。
【1312】
トランス異性体:
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.28 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.40-7.38 (m, 1H), 7.30-7.27 (m, 1H), 6.19 (d, J=1.5 Hz, 1H), 5.55-5.52 (m, 1H), 5.01- 4.98 (m, 1H), 4.36-4.34 (m, 1H), 2.96-2.92 (m, 2H), 2.77 (t, J=7.5 Hz, 2H), 2.58-2.50 (m, 2H), 2.09 (s, 3H), 2.04-1.90 (m, 4H), 1.82-1.79 (m, 1H), 1.70-1.66 (m, 2H), 1.59 (s, 3H), 1.38 (s, 3H), 1.36 (s, 9H) ppm; ESI-MS (m/z): 575.3 [M+1]
+。
【1313】
化合物 87: (2R,3R,4S,5R)-2-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((イソプロピル((1r,3S)-3-(2-(5-(トリフルオロメトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
【1314】
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
【1315】
シス-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7-((3aR,4R,6R,6aR)-6-((イソプロピル(3-(2-(5-(トリフルオロメトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (600 mg, 0.77 mmol)の90% TFA (5 mL)中の溶液を30℃にて2時間攪拌した。揮発分を減圧下に除去した。残留物にMeOH (6 mL)を添加し、そしてpH=9〜10にNH
3.H
2Oにて調節した。混合物を室温にて30分間攪拌し、そして濃縮した。残留物を分取-HPLCにより精製し、所望の化合物を白色固形分として提供した (260 mg, 収率: 57 %)。
1H NMR (400 MHz, MeOD): δ
H 8.09 (s, 1H), 7.52 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.27 (d, J=4.0 Hz, 1H), 7.12 (dd, J=8.4及び0.8 Hz, 1H), 6.64 (d, J= 4.0 Hz, 1H), 6.12 (d, J=4.4 Hz, 1H), 4.43 (t, J=5.2 Hz, 1H), 4.11 (t, J=5.2 Hz, 1H), 4.05-4.01 (m, 1H), 3.20-3.10 (m, 1H), 3.08-3.00 (m, 1H), 2.88-2.65 (m, 4H), 2.25-2.15 (m, 2H), 1.92-1.82 (m, 3H), 1.65-1.55 (m, 2H), 1.02 (d, J=6.4 Hz, 3H), 0.98 (d, J=6.4 Hz, 3H) ppm;
19F NMR (400 MHz, MeOD): δ-59.80 ppm; ESI-MS (m/z): 590.3 [M+1]
+。
【1316】
化合物90及び75:
ベンジル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート
7-((3aR,4R,6R,6aR)-6-(アミノメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (2.5 g, 5.49 mmol)、ベンジル3-(3-オキソシクロブチル)プロパノエート (1.66 g, 7.14 mmol)及びHOAc (329 mg, 5.49 mmol)のDCE (40 mL)中の溶液に、NaB(OAc)
3H (2.33 g, 11 mmol)を1回で添加した。その後、得られた反応混合物を室温にて一晩攪拌した。飽和水性NaHCO
3 (40 mL)を添加して反応物をクエンチし、その後、DCM (50 mLx3)で抽出し、無水Na
2SO
4上で乾燥しそして濃縮した。未精製物をSGC (DCM:MeOH = 100:1〜50:1)により精製し、所望の化合物を白色固形分として提供した(2.3 g, 収率: 64%)。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.14 (d, J=2.5 Hz, 1H), 7.35-7.28 (m, 5H), 7.20 (d, J=4.0 Hz, 1H), 7.13 (d, J=8.0 Hz, 1H), 6.64 (d, J=3.0 Hz, 1H), 6.53 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.42 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.18 (d, J=2.5 Hz, 1H), 5.40-5.39 (m, 1H), 5.08-5.07 (m, 2H), 4.96-4.94 (m, 1H), 4.64 (s, 2H), 4.26-4.24 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.75 (s, 3H), 3.10-3.05 (m, 0.55H), 2.86-2.82 (m, 2H), 2.26-2.20 (m, 3 H), 2.10-1.59 (m, 5H), 1.58 (s, 3H), 1.37 (s, 3H), 1.35-1.25 (m, 0.6H), 1.15-1.08 (m, 0.5H) ppm; LC-MS (m/z): 672.4 [M+1]
+。
【1317】
ベンジル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート
ベンジル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3- d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート(2.3 g, 3.43 mmol)をMeCN (25 mL)中のK
2CO
3 (3.3 g, 24 mmol)及び2-ヨードプロパン (5.8 g, 34.3 mmol)と、シールされたチューブ中において混合し、その後、20時間攪拌しながら95 ℃に加熱した。反応混合物をろ過し、そしてMeCN (30 mL)で濯ぎ、ろ液を真空中で濃縮し、所望の化合物を白色固形分として提供し(2.1 g, 収率: 88 %)、それをさらなる精製なしに次のステップに用いた。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.13 (s, 1H), 7.35-7.29 (m, 5H), 7.18 (d, J=3.0 Hz, 1H), 7.13 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.64 (d, J=3.0 Hz, 1H), 6.53 (d, J=2.5 Hz, 1H), 6.41 (dd, J=8.5及び2.5 Hz, 1H), 6.18 (d, J=2.5 Hz, 1H), 5.33-5.32 (m, 1H), 5.08-5.06 (m, 2H), 4.90-4.89 (m, 1H), 4.64 (s, 2H), 4.15-4.14 (m, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.75 (s, 3H), 3.37-3.36 (m, 0.43H), 3.01-2.98 (m, 0.59H), 2.92-2.88 (m, 1H), 2.70-2.40 (m, 3H), 2.24-2.18 (m, 2H), 2.10-1.80 (m, 3H), 1.75-1.69 (m, 2H), 1.61-1.52 (m, 5H), 1.38 (s, 3H), 0.94 (d, J=6.5 Hz, 3H), 0.81-0.79 (m, 3H) ppm; LC-MS (m/z): 714.0 [M+1]
+。
【1318】
3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸
【1319】
ベンジル3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパノエート(1.5 g, 2.1 mmol)をMeOH (25 mL)中に溶解し、Pd/C (10 %、炭素上、70 %水、742 mg)を添加し、そして得られた混合物を35 ℃で1 atmのH
2下にて、一晩攪拌した。その後、混合物をろ過し、そしてMeOH (15 mLx3)で濯ぎ、ろ液を真空中で蒸発させ、所望の化合物を白色固形分として提供し(1.12 g, 収率: 85 %)、それをさらなる精製なしに次のステップに用いた。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H8.18 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.35-7.32 (m, 1H), 7.23-7.22 (m, 1H), 7.12 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.66 (brs, 1H), 6.54 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.43-6.41 (m, 1H), 6.24-6.23 (m, 1H), 5.47-5.46 (m, 1H), 5.13-5.12 (m, 2H), 4.64 (s, 2H), 4.41-4.37 (m, 1H), 3.84 (s, 3H), 3.75 (s, 3H), 3.64-3.58 (0.6H), 3.46-3.40 (m, 1.7H), 2.45-1.60 (m, 9H), 1.57 (s, 3H), 1.38 (s, 3H), 1.11 (d, J=7.0 Hz, 3H), 0.87 (d, J=6.5 Hz, 3H) ppm; LC-MS (m/z): 624.0 [M+1]
+。
【1320】
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド
3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸 (1.1 g, 1.76 mmol)、HATU (1 g, 2.64 mmol)、HOAT (359 mg, 2.64 mmol)のDCM (30 mL)中の溶液に、4-tert-ブチルベンゼン-1,2-ジアミン (433 mg, 2.64 mmol)及びTEA (533 mg, 5.28 mmol)のDCM (10 mL)中の溶液を滴下して加え、その後、得られた反応混合物を室温にて一晩攪拌した。DCM (50 mL)で希釈した後に、混合物を水(30 mLx3)で洗浄し、乾燥しそして濃縮した。未精製物をSGC (DCM:MeOH =100:1〜40:1)により精製し、所望の化合物を白色固形分として提供した (680 mg, 収率: 50 %)。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.16 (s, 1H), 7.19 (d, J=3.5 Hz, 1H), 7.14-7.10 (m, 1.7H),6.99-6.97 (m, 0.6H), 6.92 (s, 0.6H), 6.77 (dd, J=8.0, 2.0 Hz, 1H), 6.66-6.65 (m, 1H), 6.54-6.53 (m, 1H), 6.42 (d, J=8.0 Hz, 1H), 6.20 (d, J=2.0 Hz, 1H), 5.36-5.35 (m, 1H), 4.96-4.95 (m, 1H), 4.65 (s, 2H), 3.83 (s, 3H), 3.75 (s, 3H), 3.17-2.73 (m, 4H), 2.33-1.71 (m, 8H), 1.58 (s, 3H), 1.53-1.50 (m, 1H), 1.38 (s, 3H), 1.28 (s, 9H), 1.0 (d, J=5.5 Hz, 3H), 0.84 (d, J=5.0 Hz, 3H) ppm; LC-MS (m/z): 770.0 [M+1]
+。
【1321】
7-((3aR,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4- d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン
N-(2-アミノ-4-(tert-ブチル)フェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(4-((2,4-ジメトキシベンジル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(イソプロピル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド(670 mg, 0.87 mmol)をHOAc (8 mL)中に溶解し、その後、一晩攪拌しながら65 ℃に加熱した。溶媒を真空中で除去した。残留物をDCM (60 mL)中に溶解し、その後、NaHCO
3 (飽和 20 mL)及び水 (20 mL)で洗浄し、有機相を乾燥しそして濃縮した。未精製物を分取-TLC (DCM:MeOH = 10:1)により精製し、所望の化合物を白色固形分として提供し(470 mg, 収率: 73 %)、その後、キラルHPLCにより分離して、シス異性体 (243 mg)及びトランス異性体(180 mg)を白色固形分として提供した。
【1322】
シス異性体:
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H8.15 (s, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.38-7.37 (m, 1H), 7.27 (dd, J=8.5及び1.5 Hz, 1H), 7.17 (d, J=4.0 Hz, 1H), 7.10 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.65 (d, J=3.0 Hz, 1H), 6.49 (d, J=2.5 Hz, 1H), 6.38 (dd, J=8.0及び2.5 Hz, 1H), 6.18 (d, J=2.5 Hz, 1H), 5.33 (dd, J=6.5及び2.5 Hz, 1H), 4.92-4.91 (m, 1H), 4.63 (s, 2H), 4.16-4.15 (m, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.72 (s, 3H), 3.08-3.07 (m, 1H), 2.97-2.96 (m, 1H), 2.72-2.66 (m, 4H), 2.09-2.03 (m, 2H), 1.82-1.78 (m, 3H), 1.56 (s, 3H), 1.48-1.40 (m, 2H), 1.38 (s, 3H), 1.36 (s, 9H), 0.95 (d, J=7.0 Hz, 3H), 0.81 (d, J=6.5 Hz, 3H) ppm; LC-MS (m/z): 752.0 [M+1]
+。
【1323】
トランス異性体:
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.14 (s, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.38-7.37 (m, 1H), 7.27 (dd, J=8.5及び1.5 Hz, 1H), 7.18 (d, J=3.5 Hz, 1H), 7.10 (d, J=8.0 Hz, 1H), 6.64 (d, J=4.0 Hz, 1H), 6.50 (d, J= 2.0 Hz, 1H), 6.39-6.37 (m, 1H), 6.18 (d, J=2.0 Hz, 1H), 5.33 (dd, J=6.0及び2.5 Hz, 1H), 4.90 (dd, J=6.5及び3.5 Hz, 1H), 4.62 (s, 2H), 4.17-4.15 (m, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.71 (s, 3H), 3.44-3.43 (m, 1H), 2.93-2.90 (m, 1H), 2.77-2.68 (m, 3H), 2.62-2.60 (m, 1H), 2.05-1.93 (m, 5H), 1.68-1.67 (m, 2H), 1.56 (s, 3H), 1.36 (s, 12H), 0.95 (d, J=7.0 Hz, 3H), 0.81 (d, J=6.5 Hz, 3H) ppm; LC-MS (m/z): 752.0 [M+1]
+。
【1324】
化合物 90: (2R,3R,4S,5R)-2-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
【1325】
【化276】
[この文献は図面を表示できません]
【1326】
TFA (2.7 mL)及び水 (0.3 mL)の混合物に、シス異性体-7-((3aR,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (235 mg, 0.31 mmol)を添加した。溶液を35 ℃で2時間放置し、そして乾燥まで蒸発させた。残留物をメタノールと、2回、共蒸発させた。その後、残留物をMeOH (20 mL)中に溶解した。溶液を、室温で1時間攪拌しながらK
2CO
3 (124 mg、1 mLのH
2O中に溶解)により中和した。溶媒を真空中で除去し、その後、未精製物を分取-HPLCにより精製し、所望の化合物を白色固形分として提供した(90 mg, 収率: 51 %)。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.08 (s, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.39-7.37 (m, 1H), 7.28 (d, J=2.5 Hz, 1H), 7.26 (d, J=4.5 Hz, 1H), 6.62 (d, J=4.5 Hz, 1H), 6.10 (d, J=5.5 Hz, 1H), 4.43-4.41 (m, 1H), 4.12-4.09 (m, 1H), 4.04-4.01 (m, 1H), 3.15-3.13 (m, 1H), 3.04-3.01 (m, 1H), 2.86-2.68 (m, 4H), 2.21-2.17 (m, 2H), 1.88-1.85 (m, 3H), 1.60-1.57 (m, 2H), 1.36 (s, 9H), 1.01 (d, J=8.0 Hz, 3H), 0.97 (d, J=8.0 Hz, 3H) ppm; LC-MS (m/z): 562.5 [M+1]
+。
【1327】
化合物 75: (2R,3R,4S,5R)-2-(4-アミノ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-((((1s,3R)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
【1328】
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
【1329】
TFA (2.7 mL)及び水(0.3 mL)の混合物に、トランス異性体7-((3aR,4R,6R,6aR)-6-(((3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-アミン (175 mg, 0.23 mmol)を添加した。溶液を35℃で2時間放置し、乾燥まで蒸発させた。残留物をメタノールと、2回、共蒸発させた。その後、残留物をMeOH (20 mL)中に溶解した。溶液を室温で1時間攪拌しながらK
2CO
3 (97 mg, 1 mLのH
2O中に溶解)により中和した。溶媒を真空中で除去し、その後、未精製物を分取-HPLCにより精製し、所望の化合物を白色固形分として提供した(95 mg, 収率: 71%)。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.09 (s, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.41-7.39 (m, 1H), 7.30-7.27 (m, 2H), 6.64 (d, J=4.0 Hz, 1H), 6.12 (d, J=5.5 Hz, 1H), 4.45-4.42 (m, 1H), 4.13-4.11 (m, 1H), 4.05-4.03 (m, 1H), 3.58-3.54 (m, 1H), 3.06-3.02 (m, 1H), 2.89-2.80 (m, 3H), 2.74-2.70 (m, 1H), 2.20-2.17 (m, 2H), 2.03-1.99 (m, 3H), 1.84-1.81 (m, 3H), 1.38 (s, 9H), 1.03 (d, J=8.5 Hz, 3H), 0.98 (d, J=8.0 Hz, 3H) ppm; LC-MS (m/z): 562.5 [M+1]
+。
【1330】
化合物 96: (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-((メチル((1r,3S)-3-(2-(5-(トリフルオロメトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
【1331】
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
【1332】
N-(2-アミノ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-3-(3-(((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド
3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパン酸 (1.2 g, 2.91 mmol)、HATU (2.17 g, 5.83 mmol)及びHOAT (0.91 g, 5.83 mmol)のDCM (17 mL)中の溶液に、4-(トリフルオロメトキシ)ベンゼン-1,2-ジアミン (1.1 g, 5.83 mmol)及びTEA (2.05 mL, 14.56 mmol)を添加した。混合物を室温にて一晩攪拌した。混合物をDCM (50 mL)で希釈し、そして水 (15 mLx3)及びブライン(30 mL)で洗浄した。有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。残留物をコンビ-フラッシュ(40 g シリカゲル、EA:DCM:MeOH = 10:10:0から出発して、10:10:8まで勾配、40 mL/min, 50 min, 2.0 L の合計溶媒体積)により精製し、所望の化合物を白色固形分として提供した(1.0 g,収率: 60 %)。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.29 (s, 1H), 8.25-8.24 (m, 1H), 7.20-7.13 (m, 1H), 6.95-6.85 (m, 0.4H), 6.73 (brs, 0.8H), 6.54 (d, J=7.5 Hz, 0.8H), 6.22 (d, J=2.0 Hz, 1H), 5.60-5.55 (m, 1H), 5.03-5.00 (m, 1H), 4.40-4.35 (m, 1H), 3.40-3.35 (m, 0.3H), 3.00-2.92 (m, 0.7H), 2.70-2.47 (m, 3H), 2.36-2.28 (m, 2H), 2.20-1.80 (m, 6H), 1.76-1.66 (m, 2H), 1.60 (s, 3H), 1.40 (s, 3H), 1.26-1.16 (m, 1H) ppm; ESI-MS (m/z): 621.3 [M+1]
+。
【1333】
9-((3aR,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-((メチル(3-(2-(5-(トリフルオロメトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン
N-(2-アミノ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-3-(3-((((3aR,4R,6R,6aR)-6-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)シクロブチル)プロパンアミド (1.0 g, 1.61 mmol)のHOAc (10 mL)中の溶液を65 ℃にて一晩攪拌した。混合物を室温に冷却しそして濃縮した。残留物をDCM (50 mL)中に溶解し、飽和NaHCO
3溶液 (10 mLx2)、水(20 mL)及びブライン(30 mL)で洗浄した。残留物をキラルHPLCにより分離し、シス異性体 (460 mg, 収率: 47%)及びトランス異性体 (220 mg, 収率: 23%)を提供した。
【1334】
シス異性体:
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.28 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.53 (d, J=9.0 Hz, 1H) , 7.40 (s, 1H), 7.13 (dd, J=8.5及び1.0 Hz, 1H), 6.21 (d, J=2.0 Hz, 1H), 5.55 (dd, J=6.5, 2.5 Hz, 1H) , 5.01 (q, J=3.5 Hz, 1H) , 4.33-4.37 (m, 1H), 2.81-2.78 (m, 2H), 2.66-2.58 (m, 2H), 2.53-2.49 (m, 1H), 2.13-2.03 (m, 5H), 1.86-1.84 (m, 3H), 1.59 (s, 3H), 1.43-1.39 (m, 4H), 1.22-1.17 (m, 1H) ppm; LC-MS (m/z): 603.3 [M+1]
+。
【1335】
トランス異性体:
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.29 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.52 (brs, 1H) , 7.40 (s, 1H), 7.13 (d, J=9.0 Hz, 1H) , 6.21 (d, J=2.0 Hz, 1H), 5.55 (dd, J=6.5及び2.0 Hz, 1H) , 5.01 (q, J=3.0 Hz, 1H) , 4.38-4.34 (m, 1H), 2.96-2.92 (m, 1H), 2.84-2.81 (m, 2H), 2.59-2.49 (m, 2H), 2.10 (s, 3H), 2.05-1.91 (m, 4H), 1.85-1.79 (m, 1H), 1.73-1.66 (m, 2H), 1.60 (s, 3H), 1.39 (s, 3H) ppm; LC-MS (m/z): 603.3 [M+1]
+。
【1336】
化合物 96
シス-9-((3aR,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-((メチル(3-(2-(5-(トリフルオロメトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン (460 mg, 0.77 mmol)の1N HCl/MeOH (10 mL)中の溶液を30℃にて4時間攪拌した。揮発分を減圧下に除去した。残留物にMeOH (10 mL)を添加し、そしてpH=10〜11にNH
3.H
2Oにより調節した。混合物を室温にて30分間攪拌し、そして濃縮した。残留物を分取-HPLCにより精製し、所望の化合物を白色固形分として提供した(215 mg, 収率: 43 %)。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.28 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.52 (d, J=8.0 Hz, 1H) , 7.40 (s, 1H), 7.12 (dd, J=8.5及び0.5 Hz, 1H) , 6.00 (d, J=4.0 Hz, 1H), 4.71 (t, J=4.5 Hz, 1H) , 4.24 (t, J=5.5 Hz, 1H) , 4.18 (t, J=6.0 Hz, 1H), 2.84-2.81 (m, 2H), 2.77-2.68 (m, 3H), 2.25-2.22 (m, 2H), 2.17 (s, 3H), 1.91-1.89 (m, 3H), 1.51-1.45 (m, 2H) ppm; LC-MS (m/z): 563.3 [M+1]
+。
【1337】
化合物97: (2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-((メチル((1s,3R)-3-(2-(5-(トリフルオロメトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール
【1338】
【化279】
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【1339】
トランス-9-((3aR,4R,6R,6aR)-2,2-ジメチル-6-((メチル(3-(2-(5-(トリフルオロメトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)アミノ)メチル)テトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)-9H-プリン-6-アミン (220 mg, 0.37 mmol)の1N HCl/MeOH (5 mL)中の溶液を30℃にて4時間攪拌した。揮発分を減圧下にて除去した。残留物にMeOH (10 mL)を添加し、そしてpH=10〜11にNH
3.H
2Oにより調節した。混合物を室温にて30分間攪拌しそして濃縮した。残留物を分取-HPLCにより精製し、所望の化合物を白色固形分として提供した (80 mg, 収率:39 %)。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.29 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.52 (d, J=8.5 Hz, 1H) , 7.40 (s, 1H), 7.11 (d, J=8.5 Hz, 1H) , 6.00 (d, J=4.0 Hz, 1H), 4.72 (t, J=4.5 Hz, 1H) , 4.25 (t, J=5.5 Hz, 1H) , 4.18-4.20 (m, 1H), 3.04-3.08 (m, 1H), 2.83-2.86 (m, 2H), 2.64-2.72 (m, 2H), 2.17 (s, 3H), 1.97-2.10 (m, 5H), 1.82-1.85 (m, 2H) ppm; LC-MS (m/z): 563.3 [M+1]
+。
【1340】
化合物 106
【1341】
【化280】
[この文献は図面を表示できません]
【1342】
(2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-((((1r,3S)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール(300 mg, 0.53 mmol)の30%水性ジオキサン (20 mL)中の溶液に、MCPBA (91 mg, 0.53 mmol)を添加した。混合物を室温にて3時間攪拌し、その後、濃縮した。未精製物を分取-HPLCにより精製し、所望の生成物を白色固形分として得た(160 mg, 収率: 45%)。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.24 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.49 (brs, 1H), 7.42-7.38 (m, 1H), 7.31-7.29 (m, 1H), 6.00-5.96 (m, 1H), 4.68-4.65 (m, 2H), 4.43-4.36 (m, 1H), 4.05-4.00 (m, 1H), 3.88-3.76 (m, 1H), 3.68-3.49 (m, 1H), 3.46-3.37 (m, 1H), 2.84-2.81 (m, 2H), 2.42-2.15 (m, 4H), 1.95-1.89 (m, 3H), 1.39 (s, 1H), 1.35-1.27 (m, 3H), 1.25-1.21 (m, 3H) ppm; ESI-MS (m/z): 579.4 [M+1]
+。
【1343】
化合物 107
【1344】
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
【1345】
(2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-9H-プリン-9-イル)-5-((((1s,3R)-3-(2-(5-(tert-ブチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)エチル)シクロブチル)(イソプロピル)アミノ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール(300 mg, 0.53 mmol)の30%水性ジオキサン(20 mL)中の溶液にMCPBA (91 mg, 0.53 mmol)を添加した。混合物を室温で3時間攪拌し、その後、濃縮した。未精製物を分取-HPLCにより精製し、所望の生成物を白色固形分として得た(80 mg, 収率: 26%)。
1H NMR (500 MHz, MeOD): δ
H 8.25-8.22 (m,2H), 7.49 (brs, 1H), 7.42-7.38 (m, 1H), 7.31-7.28 (m, 1H), 6.02-5.97 (m, 1H), 4.69-4.60 (m, 2H), 4.47-4.32 (m, 2H), 3.86-3.74 (m, 1H), 3.70-3.54 (m, 1H), 3.45-3.35 (m, 1H), 2.97-2.72 (m, 4H), 2.15-1.75 (m, 5H), 1.39 (s, 1H), 1.34-1.28 (m, 3H), 1.26-1.22 (m, 3H) ppm; ESI-MS (m/z): 579.7 [M+1]
+。
【1346】
実施例9: 超臨界流体クロマトグラフィー
既知の技術を用いて化合物を超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)により精製した。Lotus Separations, LLC, Princeton, NJにより使用される方法。例えば、http://www.lotussep.comを参照されたい。また、http://www.greenchemistrygroup.org/Program2009.html を参照されたい。
【1347】
特定の例のSFC分離条件を下記に示す。本明細書中に記載される他の化合物は同様の方法により分離できる。
【1348】
【表43】
[この文献は図面を表示できません]
【1349】
【表44】
[この文献は図面を表示できません]
【1350】
【表45】
[この文献は図面を表示できません]
【1351】
【表46】
[この文献は図面を表示できません]
【1352】
【表47】
[この文献は図面を表示できません]
【1353】
【表48】
[この文献は図面を表示できません]
【1354】
実施例 10: バイオアッセイプロトコール及び一般法
細胞培養
ヒト血液腫瘍細胞株THP-1、RS4;11及びMV4-11をATCCから得て、MOLM-13細胞をDSMZから得た。すべての細胞株を、10% FBSを含むRPMI 1640中で増殖し、そして供給業者が推奨する細胞密度及び環境条件を用いて維持した。培地に非必須アミノ酸及びL-グルタミンを補給した。また、THP-1細胞も0.05 mM β- メルカプトエタノールとともに補給した。
【1355】
メチル化分析
細胞を12ウェルプレート中で5X10
5 細胞/mLで2 mLの最終体積で播種した。50 mM DMSO原料溶液から適切な濃度でもって細胞に化合物を投与した。トリパンブルー色素排除(Vicell)を用いて細胞を計数し、200gで5分間沈渣させ、化合物を含む新鮮な培地中に5X10
5 細胞/mLの最終細胞濃度で再懸濁させることにより、化合物及び培地を7日間のインキュベーション期間にわたって2日毎に再投入した。化合物のインキュベーションの後に、市販ヒストン抽出キット (Active Motif)を用いてヒストンを1x10
6 細胞から抽出した。精製されたヒストンを、BSA標準曲線を有するBCAタンパクアッセイ (Pierce)を用いて定量化した。400 ngの分離されたヒストンを、4〜20%ゲル上でSDS-PAGEにより精製し、そしてニトロセルロース膜に移した。膜を種々の一次抗体及び二次抗体とともにインキュベートし、そしてLicor画像形成装置(Odyssey)上に画像形成した。H3K79-Me2 ウサギポリクローナルをAbeamから購入した。H3K4-Me3, H3K9-Me3, H3K27-Me2及びH3K27-Me3を含む他のウサギポリクローナル抗体はCell Signaling Technologies (CST)から購入した。マウスモノクローナル全H3抗体をローディングコントロール(CST)として用いた。蛍光ラベル化した二次抗体をOdysseyから購入した。
【1356】
細胞増殖及び生存率分析
細胞を指数関数的成長細胞培養物から収集し、そして3x10
4 細胞/ウェルで播種した。サンプルを96ウェルブラックウォールクリアボトムプレート (Corning)中に維持した。第0日目に、0.2% DMSO中で50 uMの最終濃度の化合物を適切なウェルに添加した。MV4-11及びMOLM-13の処理を14日続け、一方、THP-1細胞を18日間処理した。V-ボトムプレート(Corning)にサンプルを移し、室温ロータで5分間 200 gでスピンし、化合物を含む新鮮な培地中で再懸濁し、そしてアッセイプレートに戻すことにより、化合物及び培地をインキュベーションの間に2日毎に入れ替えた。Guava Viacountアッセイを用いて細胞を周期的に計数し、 そしてEasyCyte Plus計器(Millipore)上で読んだ。推奨細胞密度以内となるように必要に応じてアッセイプレートを分割した。最終細胞計数を調節して、細胞分割を考慮し、そして総計生存細胞/ウェルとして報告した。
【1357】
HOXA9 (qPCR)
メチル化アッセイと同様に細胞を化合物で7日間処理した。細胞を室温ロータで200 gで沈渣しそして全RNAを Qiagen RNeasyキットを用いて分離した。RNA濃度及び品質をNanovue (GE Healthcare)を用いて決定した。全RNAを高容量cDNA 逆転写キット(Applied Biosystems)を用いて逆転写した。HOXA9のための予め設計されたラベル化されたプライマーセットをApplied Biosystemsから購入した。qPCR反応物は50 ngのcDNA, 1X ラベル化プライマー及び1X Taqman ユニバーサルPCR マスターミックス(Applied Biosystems)を含んだ。サンプルを7900 HT Fast Real Time PCR 機械(Applied Biosystems)で操作し、PCR条件は2 min 50℃, 10 min 95℃, 15sec 95℃で40サイクル及び1 min 60℃であった。HOXA9サイクル数をハウスキーピング遺伝子B2ミクログロブリン(Applied BiosystemsからのB2M予備設計コントロール)に標準化した。DMSOコントロール%を下記式で計算した。%コントロール=(2
Λ-ΔΔCT)*100であり、ここで、ΔΔCTは標準化されたHOXA9サンプルとコントロールの差である(ΔCTサンプル-ΔCTコントロール=ΔΔCTコントロール)。
【1358】
IC
50の決定
試験化合物を10ポイントのためにDMSO中で3倍に順次希釈し、そして1 μl を384ウェルマイクロタイタープレートに蒔いた。ポジティブコントロール (100% 阻害標準)は最終濃度が2.5 uMのS-アデノシル-L-ホモシステインであり、ネガティブコントロール(0%阻害標準)は1 μlのDMSOを含んだ。その後、40 μl/ウェルのD0T1L(1-416) (アッセイバッファー中0.25 nMの最終濃度: 20 mM TRIS, pH 8.0, 10 mM NaCl, 0.002% Tween20, 0.005% ウシ皮膚ゼラチン, 100 mM KCl及び0.5 mM DTT)とともに化合物を30分間インキュベートした。10 μl/ウェルの基質ミックス (同一アッセイバッファー、200 nMのS-[メチル-
3H]-アデノシル-Lメチオニン, 600 nMの非ラベル化S-[メチル-
3H]-アデノシル-Lメチオニン及び20 nMオリゴヌクレオゾーム)を添加して反応を開始した。反応物を室温にて120分間インキュベートし、そして10 μl/ウェルの100μMのS-メチル-アデノシル-Lメチオニンでクエンチした。検知のために、50 μlの反応物からの基質を384ウェルのストレプトアビジンコート化フラッシュプレート(Perkin Elmer) (0.2% ポリエチレンイミンでもコート化されている)に固定化し、そしてTop Count シンチレーションカウンター (Perkin Elmer)上で読んだ。IC
50値を下記の表に示す。この表において、「A」はIC
50値が<0.1μMであることを示し、「B」はIC
50値が>0.1μMかつ<1μMであることを示し、「C」はIC
50値が>1μM かつ<10μMであることを示し、そして「D」はIC
50値が>10μMかつ<50μMであることを示す。
【1359】
【表49】
[この文献は図面を表示できません]
【1360】
実施例 11: 腫瘍抗増殖アッセイ
インビトロ抗増殖アッセイ
MLL-再構成及び非-MLL-再構成ヒト白血病細胞株の調査対象群を用いて本発明の化合物の抗増殖活性の効力及び選択性を評価した。本研究で使用した細胞株を
図1Aに示す。MLL-再構成の調査対象群はALL, AML及びMLL-AF4, MLL-AF9又はMLL-ENL融合種を有している混合型白血病からの細胞株を含んだ。これらの細胞株はDOT1Lをリクルートした。調査対象群は、また、MLL-再構成を有しない5つの細胞株を含み、そしてMLL遺伝子の部分タンデム重複(MLL-PTD)を含む1つの細胞株を含んだ。
【1361】
指数関数的に増殖する細胞を、150μlの最終体積で3 x 10
4 細胞/ウェルの密度にて96-ウェルのプレートに3セット蒔いた。漸増濃度の化合物2の存在下に細胞をインキュベートした。14日までの間の3〜4日毎の細胞生存率測定により、抗増殖活性を決定した。細胞計数の日に、増殖培地及び化合物2を入れ替え、そして細胞を分割して5 x 10
4 細胞/ウェルに戻した。
【1362】
図1の半数最大阻害濃度(IC
50)結果は化合物2が試験した4つのMLL-再構成細胞株のうちの3つ(MV4;11 (MLL-AF4), MOLM-13 (MLL-AF9)及びKOPN-8 (MLL-ENL))に対して強力ナノモル抗増殖活性を示すことを表している。MLL-PTDを発現する EOL-1細胞も化合物2に高感度であった(IC
50=11nM)。RS4;11細胞及び2つの非MLL-再構成細胞 (Reh及びKasumi-1)は1〜3対数の大きさで感度が低く、そして2つの非MLL-再構成細胞 (Jurkat及びHL-60) は活性を示さなかった。全体として、結果は化合物2がMLL-再構成白血病細胞株及びサブセットの非MLL-再構成白血病細胞株の増殖を強力かつ選択的に阻害することを示している。
【1363】
インビボ抗増殖アッセイ
本発明の化合物のインビボ抗腫瘍活性をMLL-再構成白血病のマウス異種移植モデルにおいて評価した。
【1364】
4つの群(群1, 3, 4及び5) の20匹及び1つの群 (群 2) の8匹の雌ヌードマウス(平均体重0.023 kg)で、80〜120 mm
3の範囲のサイズのMV4-11異種移植腫瘍を有するマウスに対して、皮下にミニポンプ(Alzet Model 2001)を埋め込んだ。群1はポンプからビヒクルのみを受け入れた。群2はポンプからビヒクルのみ+ビヒクルの1日3回の腹注 (8時間開けて)を受け入れた。群3は1日の総投与量172 mg/kg/日として、ポンプから112 mg/kg/日+20 mg/kgの化合物 2の1日3回の腹注 (8時間開けて)を受け入れた。群4及び5は、それぞれ、ポンプから112及び56 mg/kg/日の化合物2を受け入れた。ポンプは7日間続くように設計されており、そして21日間の暴露の総計輸液期間を提供するためにポンプを2回交換した。
【1365】
群4及び5中のすべての動物から単一の血液サンプルを第7日、第14日及び第21日に取り出し、そして化合物2の血漿レベルについての評価を行った。血液サンプルを群3 から第7日及び第14日に以下の時点で取り出した (各時点で3匹の動物): 腹注投与前5分、及び、腹注投与後15分、30分、 1、2及び4時間。第21日に、最後の腹注の3時間後に、単一の血液サンプルを群3から取り出した。4日毎に腫瘍サイズを測定した。21日後に、試験を止め、そして平均TGIを計算した。
【1366】
図2は21日間の投与にわたる腫瘍増殖を示す。2つのビヒクルコントロール群の間の腫瘍サイズの差異はなかった。腹注投与で補給した高投与ミニポンプ群はコントロールと比較して統計的に有意な>70%のTGIを示した。56及び112 mg/kg/日の群はコントロールと比較して統計的に有意でない、それぞれ、43及び38%のTGI値を示した。化合物 2は
図2中の例2を指す。
【1367】
図3Aは第7日、第14日及び第21日に取った平均血液サンプルにより決定した、群4及び5中の化合物2の推定定常状態血漿濃度を示す。データは平均定常状態化合物2血漿レベルが群4については99〜152 ng/mlの範囲にあり、群5については52〜238 ng/mlの範囲にあることを示唆している。第21日の最終サンプリングからの平均血漿レベルは群4については99 ng/mlであり、そして群5については52 ng/mlであった。
【1368】
図3Bは腹注後の時間に対する化合物2血漿濃度プロットを示している。腹注により、1日3回の各注入の後のCmax (4200〜5000 ng/ml)及び連続輸液から生じる定常状態血漿レベルにより得られる一日のAUCの両方について、化合物2に対する血漿暴露の有意な増加が生じた。全体として、結果は化合物2がMLL-再構成白血病のマウス異種移植モデルにおいて有意な抗腫瘍増殖活性を示したことを表している。
【1369】
文献の引用
本明細書中に参照した各特許文献及び科学文献の全開示をすべての目的で参照により取り込む。
【1370】
均等
本発明はその精神又は本質的特徴から逸脱することなく他の特定の形態で実施することができる。上記の実施形態は、それゆえ、すべての点で、本明細書中に記載された発明を限定するのではなく、例示するものであるものと考えられるべきである。本発明の範囲は、このため、上記の説明によってではなく、添付の特許請求の範囲により示され、そして特許請求の範囲の均等の意味及び範囲に当たるすべての変更はその範囲に含まれることが意図される。