(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5932017
(24)【登録日】2016年5月13日
(45)【発行日】2016年6月8日
(54)【発明の名称】1つ又は複数の流体を接触させるためのプロセス及びそれに関連する反応器
(51)【国際特許分類】
B01J 19/00 20060101AFI20160526BHJP
【FI】
B01J19/00 311Z
【請求項の数】10
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-501069(P2014-501069)
(86)(22)【出願日】2012年2月10日
(65)【公表番号】特表2014-516304(P2014-516304A)
(43)【公表日】2014年7月10日
(86)【国際出願番号】US2012024607
(87)【国際公開番号】WO2012128859
(87)【国際公開日】20120927
【審査請求日】2013年11月26日
(31)【優先権主張番号】13/069,535
(32)【優先日】2011年3月23日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】598055242
【氏名又は名称】ユーオーピー エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100140109
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 新次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100075270
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 泰
(74)【代理人】
【識別番号】100101373
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 茂雄
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100117640
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 達己
(72)【発明者】
【氏名】チェン,ペンフェイ
(72)【発明者】
【氏名】シュ,ジャンピーン
【審査官】
宮部 裕一
(56)【参考文献】
【文献】
特開2004−337854(JP,A)
【文献】
特開平09−164302(JP,A)
【文献】
特開2004−237283(JP,A)
【文献】
特開昭62−004436(JP,A)
【文献】
米国特許第06180068(US,B1)
【文献】
特開平8−66628(JP,A)
【文献】
米国特許第5462719(US,A)
【文献】
国際公開第2001/060498(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B01J 19/00−19/32
B01J 8/00−12/02
B01F 1/00− 5/26
B01D 9/02
B01D 11/00−12/00
B01D 53/14−53/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
種類および相のうちの少なくとも一方が異なる2つ以上の流体を容器内で接触させるためのプロセスであって、
A)収集トレイからチャンバ内に前記2つ以上の流体を送り込むステップであって、前記チャンバは少なくとも1つの穴を形成する1つ又は複数の側壁を形成し、前記収集トレイは少なくとも1つの排出路を形成するステップと、
B)前記チャンバの外部に導管を設けるステップと
を含み、
前記導管及び前記チャンバ内での前記2つ以上の流体の接触時間を長くし、接触面積を大きくするために、前記導管の一端がそれぞれの排出路に接続され、前記導管の他端がそれぞれの穴に接続される、2つ以上の流体を容器内で接触させるためのプロセス。
【請求項2】
前記2つ以上の流体は液体及び蒸気を含む、請求項1に記載のプロセス。
【請求項3】
前記チャンバは開口部を形成する底部部材を備え、前記開口部は堰によって包囲される、請求項1又は2に記載のプロセス。
【請求項4】
前記底部部材は外縁部を形成する、請求項3に記載のプロセス。
【請求項5】
前記チャンバは直円柱を形成する、請求項3に記載のプロセス。
【請求項6】
前記導管はエルボーにおいて結合される第1のアーム及び第2のアームを備える、請求項1又は2に記載のプロセス。
【請求項7】
前記エルボーは前記第1のアームと前記第2のアームとの間に90度の角度を形成する、請求項6に記載のプロセス。
【請求項8】
前記導管は曲がりを形成する、請求項7に記載のプロセス。
【請求項9】
前記収集トレイは円形である、請求項1又は2に記載のプロセス。
【請求項10】
前記容器は複数の導管を備える、請求項9に記載のプロセス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
先の国内出願の優先権主張
[0001]本出願は2011年3月23日に出願された米国特許出願第13/069,535号に対する優先権を主張する。
【0002】
[0002]本発明は一般に、1つ又は複数の流体を接触させるためのプロセス、及びそれに関連する反応器に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]多くの場合に、反応器は、その中に種々の内部機構を含む。通常、複数のベッドを有する反応器は、混合デバイス及び分配トレイのような、1つの触媒ベッドから次の触媒ベッドに送る流出液を混合し、再分配する機構も含むことができる。
【0004】
[0004]上方のベッドから落下する流出液を冷却するために、通常、触媒ベッド間に外部消滅ガスが導入される。消滅ガス及び流出液は混合され、温度及び組成を均等に分配する。一般的に、その密度が異なることに起因して、気相と液相が混在する場合の混合は、より難しい。混合の質は、2つの相の接触時間及び面積によって決まる場合がある。通常、気体及び液体はトレイから混合ボックスに流れ込み、その後、接線方向に流れ、それにより、渦を生成する。気体及び液体は中央出口を通って混合ボックスから出ることができる。
【0005】
[0005]残念なことに、トレイからの気体及び液体の流れは、気体と液体との間に大きな密度差があることに起因して、直ちに分離する傾向がある。理論に縛られることは望まないが、気体は主に渦の内側部分にあり、一方、液体は周辺に押し出され、それゆえ、液体と気体との間の接触は非常に限られる可能性があると考えられる。それゆえ、異なる相をより効率的に混合することが望ましい。
【発明の概要】
【0006】
[0006]1つの例示的な実施形態は、容器内の1つ又は複数の流体を接触させるためのプロセスとすることができる。そのプロセスは、オーバーヘッドトレイからチャンバ内に1つ又は複数の流体を送り込むことと、チャンバの外部に導管を設けることであって、導管及びチャンバ内部の接触時間を長くし、接触面積を大きくするために、導管はそれぞれの排出路をそれぞれの穴に結合する、設けることとを含むことができる。通常、チャンバは、少なくとも1つの穴を形成する1つ又は複数の側壁を形成し、オーバーヘッドトレイは少なくとも1つの排出路を形成する。
【0007】
[0007]別の例示的な実施形態は、容器内で蒸気及び液体を含む、1つ又は複数の流体を接触させるためのプロセスとすることができる。通常、そのプロセスは、1つ又は複数の流体を反応器に入れることと、1つ又は複数の流体を第1の触媒ベッドに与えることと、1つ又は複数の流体を収集トレイ上に回収することであって、収集トレイは少なくとも1つの排出路を形成する場合がある、回収することと、少なくとも1つの導管を設けることと、1つ又は複数の流体を、混合チャンバ下に、かつ第2の触媒ベッドの上方に配置される分配トレイに与えることとを含む。一般的に、少なくとも1つの導管はエルボーにおいて結合される第1のアーム及び第2のアームを含み、第1のアームは少なくとも1つの排出路の周囲において収集トレイに結合され、第2のアームは、1つ又は複数の流体を収集トレイから混合チャンバに流通させるように終端する。
【0008】
[0008]さらに別の例示的な実施形態は、反応器とすることができる。通常、反応器は第1の触媒ベッドと、第1の触媒ベッド下に配置される排出路を形成する収集トレイと、底部部材及び1つ又は複数の側壁を有する混合チャンバと、排出路と穴とを連通する管を形成する導管とを含むことができる。通常、1つ又は複数の側壁は底部部材の外縁部に結合され、1つ又は複数の側壁は穴を形成する。
【0009】
[0009]本明細書において開示される実施形態は、容器内で流体を効率的に混合するための導管を提供することができる。特に、それらの導管は、通常、第1の触媒ベッド後に、反応器内のトレイ上に集まる流体を流通させることができ、チャンバの内部又は外部に存在することができる導管を通して流体を送ることができる。1つの例示的な実施形態では、導管内での混合を容易にするために、導管内に1つ又は複数の羽根を配置することができる。したがって、本明細書における実施形態は、蒸気−液体接触面積を大きくし、導管及びチャンバ内の接触時間を長くすることができる。
定義
[0010]本明細書において用いられるときに、用語「ゾーン」は、1つ又は複数の設備構成機器、及び/又は1つ又は複数のサブゾーンを含むエリアを指すことができる。設備構成機器は、1つ又は複数の反応器又は反応器容器、ヒータ、交換器、パイプ、ポンプ、圧縮器、コントローラを含むことができる。反応器、乾燥器又は容器のような設備構成機器はさらに、1つ又は複数のゾーン又はサブゾーンを含むことができる。
【0010】
[0011]本明細書において用いられるときに、用語「豊富な」は、流れの中の化合物又は或る種類の化合物のうちの、モル比で少なくとも概ね50%、好ましくは70%の量を意味することができる。
【0011】
[0012]本明細書において用いられるときに、用語「実質的には」は、流れの中の化合物又は或る種類の化合物のうちの、モル比で少なくとも概ね80%、好ましくは90%、最適には99%の量を意味することができる。
【0012】
[0013]本明細書において用いられるときに、用語「結合される」は、2つの部分が、化学的又は機械的手段によって、スタンピング、成形又は溶接を含むプロセスによって、直接的又は間接的に、接合されるか、固定されるか、関連付けられるか、接続されるか又は一体に形成されることを意味することができる。さらには、2つの部分は、機械的ファスナ、例えば、ネジ、釘、ステープル若しくはリベット、接着剤又はハンダのような第3の構成要素を使用することによって結合することができる。
【0013】
[0014]本明細書において用いられるときに、用語「流体」は液体又は気体を意味することができる。
[0015]本明細書において用いられるときに、用語「複数の流体」は、1つ又は複数の液体及び/又は気体を意味することができる。
【0014】
[0016]本明細書において用いられるときに、用語「蒸気」は、水素及び1つ若しくは複数の炭化水素を含むか、又は水素及び1つ若しくは複数の炭化水素からなる場合がある気体又は分散系を意味することができる。多くの場合に、蒸気は、炭化水素液滴を含有する気体を含むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】[0017]内部構成要素を表す例示的な容器の概略的な立面図である。
【
図2】[0018]例示的なチャンバの斜視図である。
【
図3】[0019]例示的なチャンバに結合される例示的な収集トレイの斜視図である。
【
図4】[0020]導管及びチャンバを透視して表す、例示的な収集トレイの平面図である。
【
図5】[0021]別の例示的なチャンバに結合される別の例示的な収集トレイの斜視図である。
【
図6】[0022]導管及びチャンバを透視して表す、別の例示的な収集トレイの平面図である。
【
図7】[0023]その中に1つ又は複数の羽根を有する例示的な排出路の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
[0024]
図1を参照すると、例示的な容器又は反応器100が入口104と出口108とを含むことができる。通常、容器100は水素化処理反応のために利用することができ、多数の流体を収容することができる。多くの場合に、容器100は、1つの液体と、1つ又は複数、通常は複数の蒸気を収容することができる。一般的に、容器又は反応器100は、例えば、米国特許第4,937,051号において開示されるような、任意の適切な水素化処理反応器とすることができる。
【0017】
[0025]容器100は、第1の分配又は粗分配トレイ110と、第2の分配トレイ又は再分配トレイ120と、複数の下降管130と、種々の高さにある一連の支持ビーム又はトラス140と、第1の触媒ベッド150と、消滅及び/又は混合ゾーン200と、第2の触媒ベッド320とを含むことができる。一般的に、容器100は、第1の触媒ベッド150と第2の触媒ベッド320との間に消滅及び/又は混合ゾーン200を含むことができる。2つの触媒ベッド150及び320が示されるが、任意の数の触媒ベッドを用いることができ、オプションで対応する消滅及び/又は混合ゾーンをその間に配置することができることは理解されたい。さらに、流体が入口104から第1の触媒ベッド150に直接与えられるか、又は触媒ベッドが上方の消滅及び/又は混合ゾーン200から流体を受け取るような、他の容器構成を使用できることは理解されたい。
【0018】
[0026]第1の分配トレイ110は、機械的ファスナのような任意の適切な手段を用いて、一連の支持ビーム又はトラス140によって第2の分配トレイ120に結合することができる。複数の下降管130が管を形成することができ、第2の分配トレイ120の穴内に配置することができる。一般的に、入口104を通って入ってくる流体は、複数の下降管130を通って、第2の分配トレイ120を越えて分配することができる。6つの下降管130が示されるが、任意の数の下降管130を利用できることは理解されたい。他の例示的な実施形態では、下降管130は、第2の分配トレイ120上に対称に、かつ均一に配置することができる。
【0019】
[0027]その後、流体は触媒支持トレイ190によって支持される第1の触媒ベッド150を通り抜けることができる。一般的に、反応体は、落下する生成物を生成することができる。通常、触媒支持トレイ190は、流体がその中を通り抜けられるようにするための開口部を有する。
【0020】
[0028]消滅及び/又は混合ゾーン200は、消滅分配器210と、支持体214と、収集トレイ220と、チャンバ又は混合チャンバ270と、第1のトレイ又は粗分配トレイ290と、第2のトレイ又は再分配トレイ300と、複数の下降管310とを含むことができる。7つの下降管310が示されるが、任意の数の下降管310を利用できることは理解されたい。他の例示的な実施形態では、下降管310は、第2の分配トレイ300上に対称に、かつ均一に配置することができる。
【0021】
[0029]一般的に、収集トレイ220、混合チャンバ270、第1の分配トレイ290及び第2の分配トレイ300は、一連の支持ビーム又はトラス140及び支持体214によって支持することができる。導管232及び236は、後に説明されるように、収集トレイ220から混合チャンバ270まで流体を流通させることができる。
【0022】
[0030]通常、第1の触媒ベッド150から出た消滅ガス及び生成物は、混合又は消滅ゾーン200を通り抜けて混合及び再分配されることができ、その後、第2の触媒ベッド320に進む。その後、第2の触媒ベッド320からの生成物は、出口108を通って出ることができる。他の例示的な実施形態では、生成物は、1つ又は複数の他の消滅及び/又は混合ゾーンを通り抜けることができ、その後、出口108から出ることができる。
【0023】
[0031]
図2〜
図4を参照すると、例示的な混合チャンバ270は、任意の適切な形状を有することができ、通常は実質的に直円柱を形成する。図が異なると要素のうちの幾つかがわかりにくくなることから、図面においては、全ての図において全ての要素が示されるとは限らない。混合チャンバは開口部274を包囲する底部部材272と、1つ又は複数の側壁280とを含むことができる。通常、堰276が開口部274を包囲することができ、堰は通常円形である。底部部材272は、1つ又は複数の側壁280によって包囲される外縁部278を形成するか、又は有することができる。一般的に、1つ又は複数の側壁280は少なくとも1つの穴、通常は、第1の穴282、第2の穴284、第3の穴286及び第4の穴288を形成することができる。一般的に、混合チャンバ270は内部又は内側264と、外部又は外側268とを含むことができる。
【0024】
[0032]通常、堰276及び1つ又は複数の側壁280は、機械的ファスナ又は溶接のような任意の適切な手段を用いて、底部部材272に結合することができる。さらに、混合チャンバ270は、機械的ファスナ又は溶接のような任意の適切な手段を用いて、収集トレイに結合することができる。通常、1つ又は複数の液相又は蒸気相のような流体が収集トレイ220の上面上に集まることができる。収集トレイ220は、実質的に円形とすることができ、少なくとも1つの排出路、すなわち、第1の排出路222、第2の排出路224、第3の排出路226及び第4の排出路228を形成することができる。
【0025】
[0033]一般的に、1つ又は複数、例えば、複数の導管、すなわち、第1の導管232、第2の導管234、第3の導管236及び第4の導管238をそれぞれの排出路222、224、226及び228に結合することができ、それらの導管は、それぞれ第1の穴282、第2の穴284、第3の穴286及び第4の穴288において、収集トレイ220の上面と混合チャンバ270とを連通することができる。4つの導管232、234、236及び238が開示されるが、任意の適切な数の導管を用いることができる。導管は実質的に同一とすることができるので、本明細書では、第1の導管232のみが詳細に説明されることになる。導管は同じにすることができるか、又は異なることができることは理解されたい。
【0026】
[0034]第1の導管232は、エルボー244において終端する第1のアーム242を含むことができ、エルボーは第2のアーム246に接続する。通常、エルボー244は、第1のアーム242を第2のアーム246に対して90度の角度で配置することができるが、180度までの角度のような任意の適切な角度を用いることができる。したがって、エルボー244は、この例示的な実施形態では、第1のアーム242と第2のアーム246との間に実質的に90度の角度を形成することができる。一般的に、第1のアーム242は、一端において第1の排出路222に隣接して結合され、第2のアーム246は、他端において第1の穴282に隣接して結合される。第1の導管232は、機械的ファスナ又は溶接のような任意の適切な手段を用いて、収集トレイ220及び混合チャンバ270に結合することができる。通常、第1の導管232は、収集トレイ220から1つ又は複数の液体を収集することができ、それらの流体を混合チャンバ270に流通させることができる。
【0027】
[0035]動作の際に、1つ又は複数の液体は収集トレイ220上に集まり、第1の導管232に入ることができる。第1の導管232は、完全に混合チャンバ270の外部268に配置することができる。第1の導管232から出た1つ又は複数の液体は、1つ又は複数の側壁280に対して接線方向に流れ、内部264において混合し、堰276を越えて流れ、開口部274から出ることができる。
【0028】
[0036]混合チャンバ270内での相間の混合を促進するために、蒸気及び消滅ガス並びに液体が、4つの排出路222、224、226及び228を通って、混合チャンバ270の底部に一緒に流れ込むことができる。蒸気−液体接触時間及び接触面積は、導管232、234、236及び238内の蒸気−液体並流と、混合チャンバ270内の蒸気−液体交差流とによって増加させることができる。気体密度は通常、液体密度よりも小さいので、気体は、循環する液体を通って、混合チャンバ270内で上昇することができ、それにより、蒸気−液体接触を増加させることができる。導管232、234、236及び238は、直線又は曲線のような、流体相の混合を促進する種々の形状をとることができる。導管232、234、236及び238の水平部分は長く、又は短くすることができるが、内部264における液体回転に及ぼす影響が最小限に抑えられるように、混合チャンバ270内の液体の流れに従うべきである。
【0029】
[0037]
図4に示される代替の実施形態では、第1の導管232を別のバージョンの導管334に置き換えることができる。この例示的なバージョンでは、導管334は、第1のアーム及び第2のアームを含むことに加えて、第2のアーム内に曲がり248を含むことができる。曲がり248は、少なくとも90度のような、水平面において任意の適切な角度を成すことができる。導管とともに任意の適切な形状を利用できることは理解されたい。
【0030】
[0038]
図5を参照すると、収集トレイの別の例示的な実施形態420が、1つ又は複数の排出路、好ましくは、第1の排出路422、第2の排出路424、第3の排出路426及び第4の排出路428を含むことができる。収集トレイ420の寸法は、上記のような収集トレイ220と実質的に同じようにすることができる。この例示的な実施形態では、1つ又は複数の排出路422、424、426及び428は外縁部278内の混合チャンバ270上に形成することができる。したがって、1つ又は複数、例えば、複数の導管、すなわち、第1の導管432、第2の導管434、第3の導管436及び第4の導管438を設けることができる。それらの導管は同じにすることができるか、又は異なることができるが、この例示的な実施形態では、導管432、434、436及び438は実質的に同じにすることができ、先に論じられたような第1の導管232と概ね同じようにすることができ、例えば、導管432の場合、第1のアーム442及び第2のアーム446がエルボー444において結合されている。
【0031】
[0039]動作に関して、これ以降、第1の導管432のみが論じられることになる。1つ又は複数の液体が収集トレイ420上に集まり、第1の導管432に入ることができる。第1の導管432は、完全に混合チャンバ270の内部264に配置することができる。第1の導管432から出た1つ又は複数の流体は、1つ又は複数の側壁280に対して接線方向に流れ、内部264において混合し、堰276を越えて流れ、開口部274から出ることができる。
【0032】
[0040]
図6を参照すると、混合チャンバ270及び収集トレイ420の別の図が示される。導管436は導管532で置き換えられている。導管532は、上記のような導管334に実質的に類似であり、すなわち、導管532の第2のアーム544が、導管334の曲がり248に類似の曲がり548を形成する。
【0033】
[0041]
図3及び
図7を参照すると、導管は中空にすることができるか、又は1つ若しくは複数の羽根又は固定混合器のような、混合を促進する1つ又は複数のデバイスを含み、蒸気−液体接触をさらに増加させることができる。1つ又は複数の羽根、すなわち、第1の羽根250、第2の羽根252、第3の羽根254、第4の羽根256、第5の羽根258、第6の羽根260及び第7の羽根262を、排出路222に隣接して導管232内に配置することができる。1つ又は複数の羽根は、平板から形成することができるか、又は溶接若しくは機械的ファスナのような任意の簡単な手段を用いて芯材268に結合することができる。この例示的な実施形態では、芯材268は、実質的に円形とすることができる。このようにして、羽根250、252、254、256、258、260及び262は、導管232内で任意の適切な距離だけ延在し、流体の混合を促進することができる。さらに、1つ又は複数の羽根は、例えば、排出路222又は穴282に隣接する等の、導管内の任意の所望の場所に配置することができる。
【0034】
[0042]さらに詳述することなく、当業者は、これまでの説明を用いて、本発明を最大限に利用できると考えられる。それゆえ、これまでの好ましい具体的な実施形態は、単なる例示と見なされるべきであり、多少なりとも本開示の残りの部分を制限すると見なされるべきではない。
【0035】
[0043]これまでの説明から、当業者は、本発明の不可欠の特徴を容易に確認することができ、その精神及び範囲から逸脱することなく、種々の使用法及び条件に適応させるように、本発明に種々の変形及び変更を加えることができる。