特許第5932036号(P5932036)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5932036改善された安全特徴を有する安全ヘルメットまたはヘッドピース
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5932036
(24)【登録日】2016年5月13日
(45)【発行日】2016年6月8日
(54)【発明の名称】改善された安全特徴を有する安全ヘルメットまたはヘッドピース
(51)【国際特許分類】
   A42B 3/04 20060101AFI20160526BHJP
【FI】
   A42B3/04
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-524221(P2014-524221)
(86)(22)【出願日】2011年8月10日
(65)【公表番号】特表2014-521846(P2014-521846A)
(43)【公表日】2014年8月28日
(86)【国際出願番号】AU2011001014
(87)【国際公開番号】WO2013020157
(87)【国際公開日】20130214
【審査請求日】2014年7月31日
(73)【特許権者】
【識別番号】511276149
【氏名又は名称】ジョンズ, ジェネット
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100062409
【弁理士】
【氏名又は名称】安村 高明
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(72)【発明者】
【氏名】ジョンズ, ジェネット
【審査官】 山本 杏子
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭60−081306(JP,A)
【文献】 米国特許第02241888(US,A)
【文献】 特開2003−036704(JP,A)
【文献】 特開2006−107846(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3141494(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0080171(US,A1)
【文献】 登録実用新案第3039643(JP,U)
【文献】 米国特許第5690420(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A42B 3/00−7/00
A42B 1/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
安全ヘルメットであって
該安全ヘルメットは、ジンバル据え付けを介して該ヘルメットの頭頂部分上に据え付けられた光源を備え、
該光源は、該ヘルメットの向きにかかわらず、垂直かつ上向きの方向で光の平行ビーム放出する安全ヘルメット。
【請求項2】
前記ビームは、1つ以上のレーザー光源によって放射された単一のビームまたは平行ビームである、請求項1に記載の安全ヘルメット。
【請求項3】
前記光源は、バッテリー動力である、請求項1〜のいずれかに記載の安全ヘルメット。
【請求項4】
前記光源は、前記安全ヘルメットの着用者によって体験される突然の減速、衝突および/または方向の変化に起因して自動に作動されるように適合されている、請求項1〜のいずれかに記載の安全ヘルメット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(発明の分野)
この発明は、安全装置に関し、特に、垂直および上方に向けられた光またはレーザービームを放出する安全ヘルメットまたはヘッドピースに関するが、それに限定されない。垂直な列として放出される入射光ビームは、着用者が負傷した位置において直立しているか、または横になっているかに関わらず、視界から不鮮明になった着用者の位置を示し、一般照明目的のためのヘッドギア据え付けランプから区別される。発明の目的は、また、そのようなアクシデントの可能性を減少させることである。
【背景技術】
【0002】
(発明の背景)
地下鉱脈または暗い洞窟のような光の乏しい環境において働くことは、非常に危険な活動であり得る。例えば、採掘状況において、施設で働いている鉱夫を視覚的に不鮮明にし得る石炭トラックのような動いている機器があり得る。頭で光るヘルメットは、いくつかの面において、鉱夫の存在を示すために貢献し得るが、例えば、ヘルメットの照明部分自体が視覚的に遮られた場合、鉱夫が大きな機械の間のようなところで負傷するか、またはうつぶせ位置で横になっている場合、鉱夫の所在は、捜索隊に明らかとならない場合がある。
【0003】
問題は、地下洞窟における洞窟探索またはダイビングのような娯楽活動の場合に類似している。負傷したか、または閉じ込められた洞窟探索家またはダイバーは、例えば、無線またはGPS接触が不可能な場所において容易に位置決めされないことがある。そのような環境における光としての位置決めは、洞窟の天井を反射したような光のポイント源が傷ついたメンバーの位置を正確に示すのを助け得る場所で、極めて有用である。地下ダイビングの場合、垂直に放射されている平行ビームも、しばしば、問題の特定の物質によって反射され得るか、および/または水面上のスポットとして反射され得る。水面上のスポットは、ダイバーの位置を示し得る。先に言及した採掘状況において、鉱脈におけるほこり粒子によって反射された光および採掘トンネルの天井の反射スポットは、同じ様に動作する。さらなる例は、消防士が極めて煙の多い状態において、負傷し得るか、または視界を遮られ得る場合である。先行技術の安全機器は、トランシーバーまたは無線通信を含むが、負傷した消防士がそれに応じて応答し得ない場合、消防士はとても危険な状態にある。特に、本発明は、着用者がうつぶせ位置または非直立位置で傷つき得るか、あるいはほこりまたは煙の多い状態において、大きな機器の間で不鮮明にされ得る場合または水体に沈んだ場合に関する。装置は、また、単に着用者の所在または存在を示すために用いられ得るが、自転車または地下採掘ヘルメットに見られるヘッドライトのような、先行技術によって例示される一般照明手段には関しない。これは、ユーザが地上または水面下で非直立位置で負傷し得るか、または横になり得る場合に特に関した新規で創意に富む安全発明である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
(本発明の目的)
それゆえに、本発明の目的は、安全ヘルメットまたはヘッドピースを提供することによって、従来技術の問題のいくつかを除去しまたは改良することを求め、安全ヘルメットまたはヘッドピースは、ユーザによって着用される場合に、特に視界が悪い場合の状況において、ヘルメットまたはヘッドピースの向きにかかわらず、レスキューチームによって迅速な位置決めを可能にするだけではなく、このようなアクシデントの防止も対象とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(本発明の提示)
それゆえに、本発明の1つの側面は、安全ヘルメットまたはヘッドピースに属し、安全ヘルメットまたはヘッドピースは、ヘルメットまたはヘッドピースの上部または頂部に配置される入射光源と、光源の向きを制御するための手段とを有し、光は、ヘルメットまたはヘッドピースの向きにかかわらず、ビームとして実質的に垂直かつ上向きに放出する。
【0006】
好ましくは、ビームは、1つ以上のレーザー光源によって含まれた単一のビームまたは平行ビームである。
【0007】
好ましい応用において、光源は、ビームが、ヘルメットまたはヘッドピースの向きにかかわらず、常に実質的に垂直の上向きの方向で放出するように、ジンバル(gimble)据え付けを介してヘルメットまたはヘッドピース上に据え付けられる。ビームの垂直の向きは、特に、通常の動作手順の間に、同僚の作業員の目に当てる光の可能性を減少するように設計される。
【0008】
代替的に、任意の機械的、コンピュータ制御、電子的またはジャイロの手段は、光源を垂直かつ上向きの方向に指示するために使用され得る。
【0009】
光の列は、任意の浮遊粉塵粒子によって、トンネルまたは地下採掘場所または悪い視界の構造の天井から反射されたポイントとして反射され得、ユーザが負傷し、地面に横になる場合に、光の列および反射のポイントは、なお、ちりまみれの状況のユーザの所在を示す。
【0010】
消火活動の例において、光は、煙または霧によって反射され得る。
【0011】
もう1つの例において、本発明は、ダイバーまたは他の水中の応用のために具体的に適合される安全ヘルメットまたはヘッドピースに属し、ヘッドピースは、ヘッドピースの上部に配置される光源を有し、光源は、ヘッドピースが着用される場合に、ダイバーの向きまたは位置にかかわらず、実質的に垂直かつ上向きにビームを放射するように構成される。
【0012】
ビームは、ダイバーの所在をレスキューチームに示すために、任意の水性粒子によって、列として反射され得、水の表面の下、上および上方に反射され得る。これはまた、遭難の場合に、任意のダイバーが後ろに残されることを防止し、ダイバーが見つけられるようなる。
【0013】
好ましくは、光源は、バッテリー動力である。
【0014】
好ましくは、バッテリーは、充電可能である。
【0015】
好ましい例において、電源はまた、例えば、緊急の飛行機または航海事故において自動に作動され得、水との接触および突然の減速は、電源を作動させる。
【0016】
もう1つの好ましいバーションにおいて、本発明は、特に、航空または航海安全装備として適合され得、海での飛行機墜落事故または災難の生存者は、空中捜査隊によって容易に位置決めされ得る。
【0017】
好ましくは、光源はまた、着用者によって体験した方向の突然の変化がある場合に、例えば、着用者は、関連のアクティビティを実行するのにおいて通常に体験されない速度で直立した位置から横になる位置まで倒れる場合に、自動に作動される。
【0018】
もう1つの側面において、本発明は、実質的に、任意タイプのヘッド着用に取り付けられ得る上に説明され、かつ規定されるような装置を含む。本発明はまた、ユーザの視覚的位置決めが任意の救助任務に重要である低木地帯のハイキング、トレッキングおよび登山のようなアクティビティに有用であり得る。
【0019】
好ましくは、光のまたはレーザービームの色は、異なる個体を識別し、かつ異なる環境状況下の視界または救助を改善させるために、任意の色または色の混合を含む。
【0020】
好ましくは、光源は、光の連続的な放射を提供するように動作される。採掘、建設、およびトンネルを掘る応用において、これは、アクシデントの可能性を減少し、またはアクシデントを防止するために、地上および地下の悪い視界の状況において重機の近位に近く作業する同僚の作業者の位置決めを可能にする。
【0021】
好ましい例において、光源はまた、電力を節約し、かつバッテリー寿命を延ばすために、光の間欠放射を提供するように動作され得る。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
安全ヘルメットまたはヘッドピースであって、該安全ヘルメットまたはヘッドピースは、該ヘルメットまたはヘッドピースの上部または頂部に配置される入射光源と、該光源の向きを制御するための手段とを有し、光は、該ヘルメットまたはヘッドピースの向きにかかわらず、ビームとして実質的に垂直かつ上向きに放出する、安全ヘルメットまたはヘッドピース。
(項目2)
前記ビームは、1つ以上のレーザー光源によって放射された単一のビームまたは平行ビームである、項目1に記載の安全ヘルメットまたはヘッドピース。
(項目3)
前記光源は、前記ビームが、前記ヘルメットまたはヘッドピースの向きにかかわらず、常に実質的に垂直の上向きの方向で放出するように、ジンバル(gimble)据え付けを介して該ヘルメットまたはヘッドピース上に据え付けられる、項目1または項目2に記載の安全ヘルメットまたはヘッドピース。
(項目4)
機械的、コンピュータ制御、電子的またはジャイロの手段は、前記光源を垂直かつ上向きの方向に指示するために使用される、項目1または項目2に記載の安全ヘルメットまたはヘッドピース。
(項目5)
前記光のビームまたは列は、任意の浮遊粉塵粒子、煙または霧によって、トンネルまたは地下採掘場所の天井から反射されたポイントまたは消火活動のときのポイントとして反射され得、ユーザが負傷し、地面に横になる場合に、光の列および反射のポイントは、なお、このような状況の該ユーザの所在を示す、項目1〜4のいずれかに記載の安全ヘルメットまたはヘッドピース。
(項目6)
前記安全ヘルメットまたはヘッドピースは、ダイバーまたは他の水中の応用のために具体的に適合され、該ヘッドピースは、該ヘッドピースの上部に配置される光源を有し、該光源は、該ヘッドピースが着用される場合に、該ダイバーの向きまたは位置にかかわらず、実質的に垂直かつ上向きにビームを放射するように構成される、項目1〜4のいずれかに記載の安全ヘルメットまたはヘッドピース。
(項目7)
前記ビームは、前記ダイバーの所在をレスキューチームに示すために、任意の水性粒子によって、水の表面下の列および該水の該表面上または上方の反射として反射される、項目6に記載の安全ヘルメットまたはヘッドピース。
(項目8)
前記安全ヘルメットまたはヘッドピースは、消防士のために具体的に適合され、該ヘルメットまたはヘッドピースは、該ヘルメットまたはヘッドピースの上部に配置される光源を有し、該光源は、該ヘッドピースが着用される場合に、該消防士の向きまたは位置にかかわらず、実質的に垂直かつ上向きにビームを放射するように構成される、項目1〜4のいずれかに記載の安全ヘルメットまたはヘッドピース。
(項目9)
前記ビームは、前記消防士の所在を示すために、煙または霧によって、列および反射ポイントとして反射され得る、項目8に記載の安全ヘルメットまたはヘッドピース。
(項目10)
前記光源は、バッテリー動力である、項目1〜9のいずれかに記載の安全ヘルメットまたはヘッドピース。
(項目11)
前記バッテリーは、充電可能である、項目10に記載の安全ヘルメットまたはヘッドピース。
(項目12)
前記光源は、例えば、緊急の飛行機または航海事故において自動に作動され、水との接触および突然の減速は、該光源を作動させる、項目1〜11のいずれかに記載の安全ヘルメットまたはヘッドピース。
(項目13)
前記ヘルメットまたはヘッドピースは、航空または航海安全装備として適合され、海での飛行機墜落事故または災難の生存者は、空中捜査隊によって容易に位置決めされ得る、項目12に記載の安全ヘルメットまたはヘッドピース。
(項目14)
前記光源は、前記着用者によって体験した方向の突然の変化がある場合に、例えば、該着用者は、関連のアクティビティを実行するのにおいて通常に体験されない速度で直立した位置から横になる位置まで倒れる場合に、自動に作動される、項目1〜13のいずれかに記載の安全ヘルメットまたはヘッドピース。
(項目15)
前記ヘッドピースは、任意タイプのヘッド着用に取り付けられるように適合される、項目1〜14のいずれかに記載の安全ヘルメットまたはヘッドピース。
(項目16)
前記光源は、異なる個体を識別し、かつ異なる環境状況下の視界または救助を改善させるために、任意の色または色の混合の光ビームを放射する、項目1〜15のいずれかに記載の安全ヘルメットまたはヘッドピース。
(項目17)
前記光源は、光の連続的な放射を提供するように動作されることが可能である、項目1〜16のいずれかに記載の安全ヘルメットまたはヘッドピース。
(項目18)
前記光源は、電力を節約し、かつバッテリー寿命を延ばすために、光の間欠放射を提供するように動作されることが可能である、項目1〜17のいずれかに記載の安全ヘルメットまたはヘッドピース。
【0022】
発明がより理解されるために、ここで、添付の図面へ参照がなされる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1図1は、発明の好ましい実施形態を示す。
図2図2は、使用されている図1の発明を示す。
図3図3は、図1および図2のヘルメットの詳細を示す。
図4図4は、洞窟ダイビング状況における発明の使用を示す。
図5図5は、洞窟ダイビング状況における発明の使用を示す。
図6図6は、ストラップ配備を有する発明のさらなる例を示す。
図7図7は、消防士ヘルメットの形態の発明のさらなる例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0024】
(図面の詳細な説明)
ここで図1を参照すると、採掘労働者12によって着用された好ましい安全ヘルメット10が示される。ヘルメット10aの上部または頭頂部に配置された光またはレーザー源14を有する安全ヘルメットが示される。鉱夫12が直立位置または動作位置にある通常の採掘動作において、光またはレーザービーム14aは、光源14から放射し、光源14は、地下トンネルまたは洞窟16aのシーリング16の天井に向けられる。
【0025】
ここで図2を参照すると、図1のヘルメット10が示される。鉱夫12は、トンネルまたは洞窟18の地面に負傷しているか、または仰向け位置で横になっている。光またはレーザービーム14bは、ジンバルを備えた光源14から垂直に放射する。光またはレーザービーム14は、トンネル16の天井にポイント反射16bとして反射する。ビームが不鮮明にされない場合、負傷した鉱夫は、視界に入らないが、鉱夫の所在は、ほこりによるビームの反射およびトンネル天井の反射によって位置が正確に示され得ることが明らかである。これは、負傷または意識消失した労働者の早期位置決めおよびレスキューの両方を容易にする。
【0026】
ここで図3を参照すると、図1および図2のヘルメット10の詳細が示される。ギンバルを備えるか、ジャイロスコープによって制御され、ヘルメットの上部または頭頂部に位置決めされた光またはレーザー源14を有する。ギンバル据え付けまたはジャイロスコープ据え付けは、光またはレーザービーム14aが、ヘルメットまたは着用者12の向きに関わらず、直接上方に輝くことを確実にする。これは、光源14のレーザーユニットのアレイのうちの1つ以上を所望の方向に適切に照らすことによって達成され得る。好ましい例において、光またはレーザービームは、さまざまな色に着色され得ることによって、光またはレーザービームが着用者の特定の部署またはランクを識別し得る。別の例において、レーザーが用いられた場合、英数字情報もビームされ得ることによって、トンネルまたは洞窟のシーリングまたは天井を反射する。この情報は、時間および/または日付情報を含み得るか、あるいは、地上または洞窟ダイビングの場合は水面下で過ごした時間を示す閃光または英数字信号であり得る。
【0027】
図面には示されないが、光またはレーザー源への電力供給は、着用者の頭とヘルメットの内側裏張りとの間のヘルメット範囲自体内に位置決めされ得るか、または、着用者によって着用されるベストまたはベルトパックの中の別個のバッテリーパックであり得る。発明の開示または定義を限定せずに、電源は、目的に適したいずれかの再充電可能バッテリーユニットであり得る。
【0028】
ここで、図4および図5を参照すると、浅い洞窟ダイビング用途において使用されている発明が示される。図1に示された例でのように、この例において、光源20は、好ましくは、ストラップ配備24の手段によって、ダイバーの頭22の上部に着用されたレーザー光源である。水体28を通過するビーム26が示される。ビーム26は、水面上のスポット反射30として反射される。水中の泡または特定の物質32は、ビームを光26の垂直列として反射させる。また、いく分の光の拡散があり得る。これは、ダイバーの大雑把な位置を示す際に、さらに利益ある効果であり得る。
【0029】
ここで、図5を参照すると、仰向け位置の図4のダイバーが示される。この状況において、ダイバーが意識消失している場合、光源20は、まだビーム34を上方垂直方向に射出する。光の、水36の表面上の反射は、ダイバーの位置を示す。スポット反射36の位置が過度に長い期間時間の間、固定された場合、これは、ダイバー38が負傷し得たか、および/または意識消失し得たことを示す異常な状況であることが明らかである。
【0030】
採掘用途の、先の説明でのように、着色されたビームは、異なるダイバーを識別するために用いられ得る。
【0031】
ここで、図6を参照すると、さらなる例が示される。光源40は、着用者46の頭44の周りに着用されたストラップ配備42に関連付けられている。この配備において、光ビームの垂直な射出48は、例えば、ハイキングまたはトレッキング用途において用いられ得る。
【0032】
これは、また、航空用途または航海用途における例に対する補助安全機器として用いられ得る。
【0033】
用途が何であろうと、直接上方に放射する光のビームを有する利点は、いずれかの空中捜索またはレスキュー動作を容易にすることが明らかである。
【0034】
これらの用途において、光源は、緊急状況において自動的に作動し得る独自に含有した電力供給を有し得ることが効率的である。
【0035】
ここで図7を参照すると、消防士ヘルメット50の形態の発明のさらなる例が示される。ヘルメットは、配備された1つ以上のレーザーユニットを含む発明において先に説明された光源52と、所望の方向に照らされ得るアレイとを有する。消火状況において、大量のもやおよび煙がある場合、射出されたビーム54は、また、もやまたは煙の中の列として反射によって照らされる。
【0036】
先に言及したように、レーザーは、異なる色であり得ることによって、消防士のランクまたは動作役割を示す。さらに、また、先に言及したように、レーザーの照明は、また、消防士が負傷し、仰向け位置またはうつぶせ位置で倒れた場合のような、方向の急な変化または突然の減速によって駆動され得る。これは、適切なレーザーユニットを駆動させることによって、消防士の同僚またはチームへのレスキューが負傷した消防士を位置決めすることを可能にするために、実質的に垂直なビームを照らす。
【0037】
(変形)
先述の内容は、この発明の例示的例として与えられたが、当業者に明らかである、それらへの全ての改変と変形および他の改変と変形は、広い範囲内に一致するものであり、この発明の範囲は、本明細書に記載されるということが、もちろん実現化される。
【0038】
明細書において、「comprising」および「containing」という用語は、「including」という用語に類似した広い意味を有するものと理解されたく、言明された完成物またはステップあるいは一群の完成物またはステップを含むと示し、いずれかの他の完成物またはステップあるいは一群の完成物またはステップを含まないということは示さないと理解される。この定義は、また、「comprise」、「comprises」、「contain」および「contains」のような「comprising」および「containing」という用語に関する変形に適用される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7