(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
シャッターカーテンが巻装される巻取りドラムを、シャッターケースを構成する左右のブラケットに回転自在に軸支すると共に、前記シャッターケースに、巻取りドラムを回転駆動するための開閉機と、該開閉機の駆動制御をするための制御装置を内装してなる建築用シャッター装置において、前記シャッターカーテンの閉鎖駆動についてはシャッターカーテンの自重降下に逆らう駆動となって開閉機から発生する回生エネルギーを吸収処理するための回生抵抗器を設けるにあたり、該回生抵抗器を、シャッターケース内にて巻取りドラムから繰出されているシャッターカーテンと対向する制御装置内装用ケースのシャッターカーテン対向面に設けたことを特徴とする建築用シャッター装置。
制御装置内装用ケースは、少なくとも前面がカバー体を介して開閉自在となっていて前面側からメンテナンスができるように構成されており、ケース背面板の裏面に回生抵抗器が設けられているものであることを特徴とする請求項1または2記載の建築用シャッター装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら前記従来のものは、発熱部品をシャッターケースに内装する状態でケース底板面に発熱部品を内装するための仕切り箱を配しているが、それだけでは仕切り箱内の温度が上昇するため、シャッターケース底板面に換気用の孔を設けていた。しかしながらこのものは自然換気させるものであるため、どうしても換気効率が悪く、回生エネルギーを吸収処理する回生抵抗器のように高温になるものでは充分に冷却することができないことになり、このため強制換気する装置を別途設ける等の対策が必要になるという問題があり、ここに本発明が解決せんとする課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、シャッターカーテンが巻装される巻取りドラムを、シャッターケースを構成する左右のブラケットに回転自在に軸支すると共に、前記シャッターケースに、巻取りドラムを回転駆動するための開閉機と、該開閉機の駆動制御をするための制御器を内装してなる建築用シャッター装置において、前記シャッターカーテンの閉鎖駆動についてはシャッターカーテンの自重降下に逆らう駆動となって開閉機から発生する回生エネルギーを吸収処理するための回生抵抗器を設けるにあたり、該回生抵抗器を、シャッターケース内にて巻取りドラムから繰出されているシャッターカーテンと対向する制御器内装用ケースのシャッターカーテン対向面に設けたことを特徴とする建築用シャッター装置である。
請求項2の発明は、回生抵抗器は、巻取りドラムに巻装されているシャッターカーテンが上方位置で対向していることを特徴とする請求項1記載の建築用シャッター装置である。
請求項3の発明は、制御装置内装用ケースは、少なくとも前面がカバー体を介して開閉自在となっていて前面側からメンテナンスができるように構成されており、ケース背面板の裏面に回生抵抗器が設けられているものであることを特徴とする請求項1または2記載の建築用シャッター装置である。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明とすることにより、回生抵抗器は、シャッターケース内に内装されていて外部に露出しないように配慮されていながら、巻取りドラムから繰出されているシャッターカーテンがシャッターケース内にて開閉移動するときに起風される風が冷却風となって直接あたるため積極的で効率よく冷却され、回生エネルギーの効率の良い吸収処理ができる。
請求項2の発明とすることにより、回生抵抗器を冷却するための冷却風が、シャッターカーテンの開閉移動により起風されたものに、巻取りドラムに巻装されているシャッターカーテンの回転移動により起風されたものが加わることになって、より冷却効率が高くなる。
請求項3の発明とすることにより、回生抵抗器は、メンテナンスを行う前面板側ではなく、背面板の裏面に設けられることになる結果、オペレータがメンテナンス時に誤って回生抵抗器に触れてしまうことがない。
【発明を実施するための形態】
【0008】
つぎに、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図面において、1は建築物(躯体B)に形成される開口部を開閉して建築物の内外を仕切る高速シートシャッター装置のシャッターカーテンであって、該シャッターカーテン1は、可撓性を有したシート材からなり、躯体Bに開設される開口部の上部内部側に向けて突出配設されたシャッターケース2に回転自在に内装された巻取りドラム3に巻装されている。そして、巻取りドラム3は、後述するように、シャッターケース2に内装される開閉機4に連動連結されており、巻取りドラム3に巻装されるシャッターカーテン1は、開閉機4の開閉駆動に基づいて巻取りドラム3から巻出されて開口部を閉鎖する全閉姿勢と、巻取りドラム3に巻取られて開口部を開放する全開姿勢とのあいだを姿勢変姿して開口部を開閉するが、このときシャッターカーテン1の左右両側縁部は、開口部の左右方向両側となる躯体Bにそれぞれ固定される左右一対のガイドレール5にそれぞれ移動案内されるように設定されており、これらの基本構成は何れも従来通りとなっている。
【0009】
前記シャッターカーテン1は、左右両側縁部の全長にわたってシート材1aがそれぞれ一体化されており、各シート材1aの左右方向外端縁部には、複数の係止片1bが上下方向に所定間隙を存する状態で設けられている。これら係止片1bは、後述するように、ガイドレール5に抜止め状に嵌合して、上下方向の移動案内を受けるように構成されている。また、シャッターカーテン1下端縁部の左右端部を除く部位には、シート材を折返すことで袋状部1cが形成されており、該袋状部1cにはボトムウエイト1dが内装されている。これによって、シャッターカーテン1の閉鎖作動の過程において、ボトムウエイト1dが錘として作用して閉鎖作動を円滑にするとともに、障害物との当接時にはボトムウエイト1dが緩衝部材として作用して衝撃吸収するように設定されている。
【0010】
また、開口部両側部に設けられる左右一対の長尺状のガイドレール5は、それぞれ開口部の左右両側に位置して上下方向に点在していて躯体Bに固定されるL字形をしたレールブラケット6aと、該レールブラケット6aに対向して角筒形の空間を形成する上下方向に長いレールカバー6bとで形成される第一レール6、該第一レール6の左右方向内方に積層状に設けられる第二レール7と、シャッターカーテン1の両側部に設けられた係止片1bを上下方向移動自在で、かつ、左右方向への抜止めがなされた状態で内嵌する第三レール8とを備えて構成されている。
【0011】
また、第二レール7は床面からシャッターケース2の下端部に至る長さを有した長尺体に形成されており、左右方向内方が開口する断面コ字状に形成されている。これら第一、第二レール6、7は螺着することにより一体化されている。
【0012】
さらに第二レール7の凹溝7a内に、弾性変形可能な樹脂材で構成された第三レール8が設けられているが、前記第三レール8は床面からシャッターケース2の下端部に至る長さを有した長尺体に形成されており、左右方向内方にシャッターカーテン1の係止片1bを嵌合ガイドするガイド片8aが上下方向全長にわたって形成される一方、左右方向外方にボルト9の頭部9aを左右方向抜止め状に嵌合支持するボルト支持片8bが上下方向全長にわたって形成されている。このように構成された第三レール8は、ボルト支持片8bに複数のボルト9の頭部9aを嵌合し、これらボルト9の左右方向外方に向けて突出する各螺子部9bを、第二レール7の溝底片7bに上下方向所定間隙を存して開設された複数の貫通孔7c、および、第一レール6にそれぞれ左右方向移動自在に遊嵌状に貫通し、該第一レール6の溝内に突出する螺子部9bの貫通端部にナット9cを螺合することにより、第二レール7から抜止めされた状態で組込まれている。さらに、第一レール6の蟻溝内に位置するボルト9の螺子部9bであって、第二レール7の溝底片7bとナット9cとのあいだに位置する螺子部9bの外周にはコイル弾機9dが介装されており、該コイル弾機9dの付勢力によりボルト頭部9aが左右方向外方に向けて付勢されるように構成されている。
これによって、第三レール8は、ボルト支持片8bが第二レール7の溝底片7bに弾圧する状態で支持されており、シャッターカーテン1に風圧などによる負荷が作用した場合に、前記負荷が所定の大きさの範囲内であれば、第三レール8がボルト9とともに前後方向に揺動すること、さらには、コイル弾機9dの付勢力に抗して第三レール8がボルト9とともに左右方向内方に変位することに基づいて、係止片1bが第三レール8のガイド片8aから抜出すことなくシャッターカーテン1の変形が許容され、また、シャッターカーテン1に作用する負荷が所定の大きさよりも大きい場合では、ガイド片8aの弾性変形に基づいて係止片1bが第三レール8から抜出して、シャッターカーテン1、第三レール8の保護が図れるように構成されている。
【0013】
さて、本実施の形態のシャッターケース2は、左右のブラケット(側板)10、前面板11、底面板12、天井板13、背面板14、左右カバー板15を用いて構成されているが、前面板11は、上半部が前低後高状に傾斜した傾斜板11aと下半部の垂直板11bとにより構成されている。
【0014】
左右ブラケット10には、巻取りドラム3と一体化された巻取りシャフト3aが軸受3bを介して回転自在に貫通取付け支持されている。
さらに左右ブラケット10には、シャッターカーテン1がシャッターケース2から繰出されるマグサ直上であって、開閉機4の駆動により閉作動しているシャッターカーテンが障害物に当ることに伴いシャッターカーテン1がシャッターケース2内のマグサ直上部位で撓むことによる光軸の遮断で障害物検知をする障害物検知センサ(本実施の形態では投受光器から構成されている)16が設けられている。
そして該設けられた障害物検知センサ16の光軸は、巻取りドラム3に最大限巻装されたシャッターカーテン1の外周よりも外側(外径側)位置を通る設定となっており、開閉機4の駆動により閉作動している際に、ボトムウエイト1dが障害物に当ることに伴いシャッターカーテンがシャッターケース2内のマグサ直上部位で撓むことによる光軸の遮断で障害物検知をするようになっている。
【0015】
駆動側ブラケットとなる一方のブラケット(本実施の形態では右側ブラケット)10には前記開閉機4が取付けられ、該開閉機4から突出する駆動軸4aに取付けられた駆動ギア4bと前記巻取りシャフト3aに取付け固定した従動ギア3cとが無端チエン17を介して連動連結されており、そして開閉機4が正逆駆動することに伴う巻取りドラム3の回動でシャッターカーテン1の開閉作動をするようになっている。
【0016】
前記前面板11の垂直板11bには、開閉機4よりも左右方向中央側(左側ブラケット10側)に位置する状態で左右に長い開閉窓11cが形成されるが、該開閉窓11cは蓋体18によって開閉自在に閉鎖されている。18aは蓋体18を垂直板11bに固定するためのビスである。
【0017】
底面板12の上面には、前記開閉窓11c位置に対応する状態で制御盤ケース19が底面板12の下面側から螺入するビス19aを介して固定されているが、該制御盤ケース19は開閉窓11cと対向する前面と上面とが開口した箱状に形成され、制御盤ケース19の背面板19bには、ブレーカ20と制御装置21とが左右に隣接する状態で配され、開閉窓11c側から螺入するビス20a、21aを介してブレーカ20と制御装置21の基板21gが固定されている。そして制御盤ケース19は、前記開口する前面と上面とがカバー体19eによって覆蓋されるが、該カバー体19eは、前側から螺入するビス19fを介して制御盤ケース19に固定されるようになっており、これによってメンテナンス作業をする際に、制御装置21を開放している開閉窓11cから着脱作業ができるようになっている。
【0018】
制御装置21は、ブレーカ20側半部が高電圧部品が配された高電圧部品配設部21bとなり、開閉機4側半部が低電圧部品が配された低電圧部品配設部21cとなっているが、高電圧部品配設部21bには、基板21gから開閉窓11cに向けて支柱21dが立設され、該支柱21dの前端に高電圧部品配設部21bを覆うための覆い板21eがビス21fを介して固定されており、これによって蓋体18及びカバー体19eを外して開閉窓11c側から低電圧部品配設部21cのメンテナンスや後述する制御切換えあるいは異常確認をするような場合に、作業者が高電圧部品配設部21bに配した高電圧部品に触れることを回避できるように配慮されている。
【0019】
前記低電圧部品配設部21cには、各種の電気、電子部品22の他に、複数個(本実施の形態では3個)のロータリスイッチ23、複数個(本実施の形態では3個)のディップスイッチ24、全点灯したときに数字の「8」を表示できる7セグメントのLED表示器25、端子台26が配設されている。そしてロータリスイッチ23でのスイッチ切換え、ディップスイッチ24のスイッチ切換え、端子台26での配線切換え等によって開閉機4の駆動モードの選択、障害物検知があった場合の障害物回避モードの選択等の各種のモード切換えができるようになっている。
【0020】
前記制御盤ケース19の背面板19bの裏面、つまり巻取りドラム3から繰り出されるシャッターカーテン1と前後方向に対向する背面板19bの面には回生抵抗器27がシャッターケース2内において露出する状態で設けられている。さらに回生抵抗器27は、巻取りドラム3に巻装されているシャッターカーテン1が上方位置に配されており、シャッターカーテン1が開閉作動する際に、巻取りドラム3に巻装されたシャッターカーテン1の上方での回転移動及び巻取りドラム3から繰出されたシャッターカーテン1の後方での上下移動により起風される風に直接晒されることになって積極的な冷却を受けるようになっている。
【0021】
前記制御盤ケース19の底面板19cには、前記ロータリスイッチ23、ディップスイッチ24に隣接する状態で高電圧部品配設部21b側に位置して窓孔19dが穿設されているが、該窓孔19dには三個の異色のLEDランプ28、28a、28bが設けられているが、そのうちの第一のLEDランプ28は後述する異常検知があったときに点灯(点滅点灯あるいは常時点灯、以下同じ)をし、第二のLEDランプ28aは後述する自動制御を選択したときに点灯し、第三のLEDランプ28bは後述する手動制御を選択したときに点灯するように設定されている。そしてこれらLEDランプ28、28a、28bは、シャッターケース底面板12に穿設した覗き窓12aを通してシャッターケース2の下位置から視認できるようになっている。
【0022】
29は左右一方のガイドレール5に設けた開、閉、停の操作スイッチ、30はシャッターカーテンの開閉回数を示す表示器、31はシャッターカーテンの手動−自動切換えスイッチであって、該切換えスイッチ31を自動に切換えると自動制御モードとなり、そして、図示しない近接物検知センサが人や車両等の移動物がシャッター装置に近接したことを検知することに伴い自動的にシャッターカーテン1の開放をし、近接物がシャッター装置を通り過ぎたかいなくなったことの検知に伴いシャッターカーテン1の閉鎖をするがこれらの開閉作動は高速で行われることが通常設定になっている。また切換えスイッチ31を手動に切換えた場合、前記第三のLEDランプ28bが点灯して手動制御モードであることを知らしめ、そして操作スイッチ29の操作に基づいてシャッターカーテン1の開閉制御が実行されるようになっているが、このときのシャッターカーテン1の開閉速度は低速で行われることが通常設定になっている。そしてこれら開閉速度の通常設定は、前述したスイッチ切換えや配線切換えにより自由に設定できるようになっている。
【0023】
前記制御装置21には、マイクロコンピュータを用いて構成される制御部CPUが設けられているが、該制御部CPUには、前述した障害物検知センサ16、ロータリスイッチ23、ディップスイッチ24、端子台26、開閉操作スイッチ29、自動−手動切換えスイッチ31等の各種のスイッチ、センサ類からの入力を受けることに伴い必要な判断をして、開閉機4、LED表示器25、第一〜第三LEDランプ、回数表示器30等に前述したような必要指令を出力するようになっているが、制御部CPUには、前記各種のスイッチ、センサ類等からの信号入力に基づいて異常があるか否かの判断をしその異常が何であるかの自己診断(判断)をする異常判断手段と、その異常履歴を記憶する異常履歴記憶手段が設けられている。
【0024】
そして制御部CPUは、何らかの異常があると判断された場合にその異常の種類を判別し、第一のLEDランプ28に点灯指令を出力すると共に、前記LED表示器25に異常の種類に応じて予め設定される数字を表示するようになっている。このため点灯している第一LEDランプ28を認識したものは、メンテナンス業者に異常が発生していることを知らせ、該知らせを受けたメンテナンス業者は、シャッター装置の設置現場に行き、前面板11に設けた蓋体18およびカバー体19eを取外して開閉窓11cからLED表示器25が表示している数字を確認することでどのような異常であるかの認識ができ、異常に対応したメンテナンスができるようになっている。
【0025】
さらに制御部CPUは、例えばディップスイッチ24の選択切換えにより異常履歴表示モードになるが、該異常履歴表示モードになると、前記LED表示器25に異常履歴を順次表示するよう指令することになるが、履歴表示については、古いものから順の表示と新しいものから順の表示切換えができるようになっている。
【0026】
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、シャッターカーテン1は、自動−手動切換えスイッチ31の切換えにより自動開閉制御、手動開閉制御の実行が開閉機4の駆動によりできることになる。この場合において、シャッターカーテン1を閉作動するときには、シャッターカーテンの自重降下に逆らう駆動となるためブレーキ(減速機)として機能するため、開閉機からは回生エネルギーが発生するが、この発生した回生エネルギーは回生抵抗器27に供給されて吸収処理がなされるため、過電圧状態となって制御部や開閉機等の各種の機器に異常が発生することを回避できることになる。
【0027】
この場合に、回生抵抗器27は、回生エネルギーを吸収処理する際に発熱するが、シャッターケース2内において露出する状態ではあるが、巻取りドラム3から繰出されるシャッターカーテン1と対向する制御盤ケース19のシャッターカーテン1対向面に設けられているため、シャッターカーテン1が開閉作動する際に発生する風に直接晒されることになる。この結果、回生抵抗器27は、この発生した風によって積極的な冷却を受けることになって低温化が促進される。しかもこの積極的な冷却は、シャッターカーテン1の移動に伴い発生する風を有効利用しているため、専用の起風装置を設ける必要がないこととなって部品点数が増加することもない。
【0028】
そのうえこのものでは、回生抵抗器27は、前記巻取りドラム3から繰出されたシャッターカーテン1だけでなく、巻取りドラム3に巻装されたシャッターカーテン1が上方位置において対向しているため、巻取りドラム3に巻装されたシャッターカーテン1が回転する際に発生する風も回生抵抗器27を冷却するための風として作用することになる結果、より冷却効率が高いものになる。
【0029】
しかも、この制御盤ケース19は、前面がカバー体19eを介して開閉自在となっていて前面側からメンテナンスができる構成になっており、そしてケース背面板19bの裏面に回生抵抗器27が設けられているため、前面側からは回生抵抗器27は見えない位置にあることとなってメンテナンスをする際に誤って回生抵抗器27に触れてしまうことがない。