(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1を参照すると、本発明の建築用光学アセンブリーの第1実施例を示す断面図である。前記建築用光学アセンブリー1は、光線10を受けるために用いられ、且つ変色素子12と遮光素子14とを備える。前記変色素子12は前記光線10を受けて変色効果が発生可能である。前記遮光素子14は前記変色素子12に隣接して設置され、且つ一部の所定範囲の波長の光線10を遮断する。
【0010】
第1実施例では、前記光線10は太陽光であり、少なくとも可視光線と紫外線とを含む。前記変色素子12は紫外線変色性フィルムまたは熱変色性フィルムであり、基材と添加剤とを含む。前記基材の材料は、たとえばポリメタクリル酸メチル(Polymethyl Methacrylate:PMMA)、アクリル系ポリマー(Acrylic−based Polymer)、ポリカーボネート(Polycarbonate:PC)、ポリエチレンテレフタレート(Polyethylene Terephthalate:PET)、ポリスチレン(Polystyrene:PS)、またはその共重合体(Copolymer)であってもよい。前記添加剤は前記基材中に分散し、その材料はたとえば紫外線感光染料、紫外線感光顔料粉末、紫外線感光インク、感温変色性染料、感温変色性顔料粉末、または感温変色性インクであってもよい。第1実施例では、前記変色素子12が紫外線変色性フィルムである。すなわち、前記変色素子12が紫外線照射を受けない時には透明であり、前記変色素子12が紫外線照射を受ける時には、紫外線を吸収して変色(濃い色に変化)効果を生じ、且つ光線の通過を遮断して、遮光効果を有する。
【0011】
第1実施例では、前記遮光素子14は耐紫外線フィルムである。前記所定範囲の波長の光線は紫外線である。好ましくは、前記遮光素子14が60%以上の紫外線を遮断することができ、他の光線は通過させる。第1実施例では、前記変色素子12と前記遮光素子14がそれぞれ別途に形成された薄膜片であり、その後に接合して前記建築用光学アセンブリー1となる。しかし、他の実施例では、前記遮光素子14は前記変色素子12に接着(たとえばライニング)されて薄膜片を形成するか、または前記変色素子12が前記遮光素子14に接着(たとえばライニング)されて薄膜片を形成する。
【0012】
図1に示すように、前記遮光素子14が前記光線10に対向し、この場合、前記遮光素子14が前記光線10中の紫外線を遮断するが、他の光線(たとえば可視光線)は通過させる。同時に、前記変色素子12は紫外線の照射を受けないので透明である。したがって、この場合、前記建築用光学アセンブリー1は透光性である。すなわち、前記光線10の可視光線は前記遮光素子14と前記変色素子12とを通過して図中の右側に到達することができるが、紫外線は図中の右側に達しない(もしくは少量の紫外線のみ図中の右側に到達する)。
【0013】
図2を参照すると、本発明の建築用光学アセンブリーの第2実施例を示す断面図である。第2実施例の建築用光学アセンブリー1aは
図1の建築用光学アセンブリー1とほぼ同様であり、同じ要素には同じ符号を付与し、且つその相違は下記のとおりである。第2実施例では、前記建築用光学アセンブリー1aの前記変色素子12が前記光線10に対向する。この場合、前記変色素子12が前記光線10中の紫外線の照射を受け、紫外線を吸収して変色(濃い色に変化)効果が生じ、且つ他の光線(たとえば可視光線)の通過を阻害するか、または一部の前記可視光線を遮断する。したがって、この場合、前記建築用光学アセンブリー1aは不透光性である。すなわち、前記光線10は前記変色素子12と前記遮光素子14とを通過して図中の右側に達しない(もしくは少量の前記光線10のみ図中の右側に到達する)。この場合、前記建築用光学アセンブリー1aは遮光効果を有する。前記建築用光学アセンブリー1aと
図1の建築用光学アセンブリー1との差異は180度回転しただけである。したがって、前記建築用光学アセンブリー1、1aは遮光機能と透光機能を有することができる。
【0014】
図3を参照すると、本発明の建築用光学アセンブリーの第3実施例を示す断面図である。第3実施例の建築用光学アセンブリー1bは
図1の建築用光学アセンブリー1とほぼ同様であり、同じ要素には同じ符号を付与し、且つその相違は下記のとおりである。第3実施例では、前記建築用光学アセンブリー1bは、前記変色素子12と前記遮光素子14との間に位置する導光フィルム2をさらに備える。
【0015】
図4〜
図6を同時に参照されたい。
図4は本発明の導光フィルムの一実施例を示す斜視図であり、
図5は
図4の導光フィルムの側面図であり、
図6は
図5の部分拡大図である。前記導光フィルム2は薄膜基部21及び少なくとも1つの微小構造22を備える。本実施例では、前記導光フィルム2は複数の微小構造22を備える。前記薄膜基部21は第1側面211と第2側面212とを備え、且つ前記第2側面212は前記第1側面211に対向する。
【0016】
前記微小構造22は前記薄膜基部21の前記第1側面211または前記第2側面212に位置し、且つ前記微小構造22は第1表面221と第2表面222とを備える。前記第2表面222は前記第1表面221の上部に位置する。本実施例では、前記微小構造22の断面は略三角形を呈し、且つ前記第1表面221と第2表面222とは相交わる。
【0017】
基準面30aは前記薄膜基部21の前記第1側面211または前記第2側面212に垂直する仮想面と定義される。すなわち、前記導光フィルム2が垂直に直立する時、前記基準面30aは仮想水平面となる。前記第1表面221と前記基準面30aとの間に第1挟角θ
1(
図6)を備え、前記第2表面222と前記基準面30aとの間に第2挟角θ
2(
図6)を備え、そのうち、前記第1挟角θ
1が前記第2挟角θ
2より小さいか、または等しい。
【0018】
図6に示すように、本実施例では、前記第1挟角θ
1の値が11度〜19度で、且つ前記第2挟角θ
2の値が52度〜68度であり、且つ前記第1挟角θ
1と前記第2挟角θ
2との総和は63度〜87度である。好ましくは、前記第1挟角θ
1の値が15度であり、且つ前記第2挟角θ
2の値が60度である。
【0019】
前記薄膜基部21の材料は前記微小構造22の材料と異なるものであってもよい。前記薄膜基部21は透光性材料で製造され、たとえばポリメタクリル酸メチル(Polymethyl Methacrylate:PMMA)、アクリル系ポリマー(Acrylic−based Polymer)、ポリカーボネート(Polycarbonate:PC)、ポリエチレンテルフタレート(Polyethylene Terephthalate:PET)、ポリスチレン(Polystyrene:PS)またはその共重合体(Copolymer)であり、且つその屈折率が1.35〜1.65である。
【0020】
前記微小構造22は透光性の金属酸化物で製造され、たとえば二酸化チタン(TiO
2)または五酸化二タンタル(Ta
2O
5)で製造され、且つその屈折率が1.9〜2.6である。一実施例においては、まず前記薄膜基部21に1層の前記金属酸化物を形成する。その後、エッチング方式を利用して前記微小構造22を形成する。前記薄膜基部21の材料が前記微小構造22の材料と同じであってもよいことは理解できる。
【0021】
本実施例では、複数の入射光ビーム30が前記導光フィルム2を通過した後に複数の出射光ビーム31となる。
図5に示すように、前記出射光ビーム31と前記導光フィルム2との間の角度を出射角度θ
3と定義する。前記出射光ビーム(すなわち前記出射光ビーム311)が下向きで且つ前記導光フィルム2と平行である時、前記出射角度θ
3は0度と定義される。前記出射光ビーム(すなわち前記出射光ビーム312)が水平で且つ前記基準面30aと平行である時、前記出射角度θ
3は90度と定義される。前記出射光ビーム(すなわち前記出射光ビーム313)が上向きで且つ前記導光フィルム2と平行である時、前記出射角度θ
3は180度と定義される。
【0022】
前記入射光ビーム30と前記基準面30aとの間の角度を入射角度θ
4と定義する。前記入射光ビーム30が下向きである時、前記入射角度θ
4は正値と定義される。前記入射光ビーム(図示せず)が水平で且つ前記基準面30aと平行である時、前記入射角度θ
4は0度と定義され、且つ前記入射光ビーム(図示せず)が上向きである時、前記入射角度θ
4は負値と定義される。
【0023】
図6に示すように、前記複数の入射光ビーム30は、前記微小構造22の第2表面222を透過して屈折され前記微小構造22に進入し、且つ前記微小構造22の第1表面221で反射される。そして、反射された前記複数の入射光ビーム30は前記薄膜基部21を通過して前記複数の出射光ビーム31となる。特に注意すべきことは、前記第1挟角θ
1と前記第2挟角θ
2との特殊設計により、前記複数の入射光ビーム30が前記第1表面221で反射される。したがって、前記複数の入射光ビーム30の入射角度θ
4が30〜60度の下向きである時、50%を超える前記複数の出射光ビーム31が上向きである。また、前記複数の出射光ビーム31が前記出射角度θ
3の特定範囲に集中される。すなわち、前記出射角度の特定範囲内の前記複数の出射光ビーム31の総光束(light flux)は、前記出射角度の他の範囲の他の出射光ビーム31に比較してピーク値である。
【0024】
一実施例において、前記複数の入射光ビーム30の入射角度θ
4が30度から60度の間にあり、且つ出射角度が85度から120度の間である前記複数の出射光ビーム31の総光束は、出射角度が0度から180度の間である前記複数の出射光ビーム31の総光束の40%より大きい。
【0025】
再度
図3を参照されたい。前記遮光素子14は前記光線10に対向する。この場合、前記遮光素子14は前記光線10中の紫外線を遮断するが、他の光線(たとえば可視光線)を通過させる。その後、前記他の光線(たとえば可視光線)の一部は前記導光フィルム2によって上部に導かれて前記変色素子12を通過する。前記変色素子12は紫外線の照射を受けないので透明である。したがって、この場合、前記建築用光学アセンブリー1bは透光性であり且つ導光効果を有する。すなわち前記光線10の可視光線は前記遮光素子14、前記導光フィルム2及び前記変色素子12を通過して図中の右側に到達することができ、その中一部の可視光線は図中の右側の上部に到達することができる。また、紫外線は図中の右側に達しない(もしくは少量の紫外線のみ図中の右側に到達する)。
【0026】
建築用光学アセンブリーの第3実施例では、前記変色素子12、前記導光フィルム2及び前記遮光素子14がそれぞれ別途に形成された薄膜片であり、その後接合して前記建築用光学アセンブリー1bとなる。しかしながら、他の実施例では、前記遮光素子14が前記導光フィルム2に接着(たとえばライニング)されて薄膜片を形成するか、または前記変色素子12が前記導光フィルム2に接着(たとえばライニング)されて薄膜片を形成する。
【0027】
図7を参照すると、本発明の建築用光学アセンブリーの第4実施例を示す断面図である。第4実施例の建築用光学アセンブリー1cは
図2の建築用光学アセンブリー1aとほぼ同様であり、同じ要素には同じ符号を付与し、且つその相違は下記のとおりである。第4実施例では、前記建築用光学アセンブリー1cは、前記変色素子12と前記遮光素子14との間に位置する前記導光フィルム2をさらに備える。
【0028】
第4実施例では、前記建築用光学アセンブリー1cの前記変色素子12が前記光線10に対向する。この場合、前記変色素子12は前記光線10中の紫外線の照射を受けて、紫外線を吸収して変色(濃い色に変化)効果を生じ、且つ他の光線(たとえば前記可視光線)の通過を阻害するか、または一部の前記可視光線を遮断する。したがって、この場合、前記建築用光学アセンブリー1cは不透光性である。すなわち前記光線10は、前記変色素子12、前記導光フィルム2及び前記遮光素子14を通過して図中の右側に達しない(もしくは少量の前記光線10のみ図中の右側に到達する)。この場合、前記建築用光学アセンブリー1cは遮光効果を有する。
【0029】
図8を参照すると、本発明の建築用光学アセンブリーの第5実施例を示す断面図である。第5実施例の建築用光学アセンブリー1dは
図3の建築用光学アセンブリー1bとほぼ同様であり、同じ要素には同じ符号を付与し、且つその相違は下記のとおりである。第5実施例では、前記建築用光学アセンブリー1dの前記変色素子12が前記導光フィルム2と前記遮光素子14との間に位置する。したがって、前記建築用光学アセンブリー1dの光学効果は
図3の建築用光学アセンブリー1bの光学効果とほぼ同じである。
【0030】
図9を参照すると、本発明のブラインドの第1実施例を示す斜視図である。前記ブラインド4は前記光線10を受けるために用いられる。前記ブラインド4は複数の第1羽根板5、複数の第2羽根板6及び制御装置(図示せず)を備える。ブラインドの第1実施例では、前記複数の第1羽根板5と前記複数の第2羽根板6とが異なり、且つ前記複数の第1羽根板5は前記複数の第2羽根板6の上部に位置する。各第1羽根板5が支持座51及び建築用光学アセンブリー1b(
図10)を備える。前記複数の第1羽根板5は互いに略平行(すなわち前記複数の支持座51が互いに略平行)であり、且つ透光性である。前記複数の第2羽根板6は不透光性羽根板(たとえば金属、木又は不透光性プラスチック)であり、且つ前記複数の支持座51と平行である。前記制御装置は、前記複数の第1羽根板5の支持座51及び前記複数の第2羽根板6を制御して回動させる。
【0031】
図10及び
図11を参照すると、それぞれ、本発明のブラインドの第1羽根板の第1実施例の分解斜視図及び組合せ後の斜視図である。各第1羽根板5が支持座51及び建築用光学アセンブリー1bを備える。前記支持座51は、前記建築用光学アセンブリー1bを搭載し、且つ底板52と2つの側部挟持片53とを備える。前記複数の側部挟持片53は前記底板52上部の両側部に位置し、且つ前記複数の側部挟持片53と前記底板52との間は収容空間54を画成する。好ましくは、前記支持座51は透光性のプラスチック材質であり、且つ前記複数の側部挟持片53と前記底板52とは一体成型である。
【0032】
前記建築用光学アセンブリー1bは前記支持座51に位置する。第1羽根板の第1実施例では、前記建築用光学アセンブリー1bは前記複数の側部挟持片53と前記底板52との間の収容空間54内に挿設され、且つ前記遮光素子14が底板52に接し、前記変色素子12が前記複数の側部挟持片53に接する。第1羽根板の第1実施例では、前記建築用光学アセンブリー1bは
図3の建築用光学アセンブリー1bであるが、前記建築用光学アセンブリー1bを
図1の建築用光学アセンブリー1、
図2の建築用光学アセンブリー1a、
図7の建築用光学アセンブリー1c、または
図8の建築用光学アセンブリー1dに変更できることは理解できる。
【0033】
図12を参照すると、
図9のブラインドの第1動作を示す説明図である。図には前記ブラインド4が実際に使用されている状況が示され、図中の右側が室外であり、且つ前記光線10が太陽光であり、図中の左側が室内である。使用時に、ユーザーが前記ブラインド4の前記制御装置を始動すると、前記複数の第1羽根板5と前記複数の第2羽根板6を回動させることができる。
図12に示すように、前記複数の第1羽根板5の前記遮光素子14が前記光線10に対向する(すなわち室外に向う)ように、前記複数の第1羽根板5と前記複数の第2羽根板6を地面に垂直となる位置まで回動させて、
図3に類似する状態を形成する。この場合、前記複数の遮光素子14が前記光線10中の紫外線を遮断し、他の光線(たとえば可視光線)を通過させる。その後、前記他の光線(たとえば可視光線)の一部が前記導光フィルム2によって上部に導かれて前記変色素子12を通過する。前記変色素子12が紫外線照射を受けないので透明である。したがって、この場合、前記複数の第1羽根板5が透光性であり且つ導光効果を有する。すなわち、前記光線10の可視光線が前記複数の第1羽根板5を通過して図中の左側に到達することができ、その中一部の可視光線が図中の左側の上部に到達することができる。また、紫外線は図中の左側に達しない(もしくは少量の紫外線のみ図中の左側に到達する)。また、前記複数の第2羽根板6は完全に遮光する。したがって、前記ブラインド4の第1動作で生じる効果は、一部の前記光線10を図中の左側の上部まで導くことである。
【0034】
図13を参照すると、
図9のブラインドの第2動作を示す説明図である。この場合、ユーザーが前記ブラインド4の前記制御装置を始動して前記複数の第1羽根板5と前記複数の第2羽根板6を回動させる。
図13に示すように、前記複数の第1羽根板5の前記変色素子12が前記光線10に対向する(すなわち室外に向う)ように、前記複数の第1羽根板5と前記複数の第2羽根板6とを地面に垂直となる位置まで回動させて、
図7に類似する状態を形成する。この場合、前記複数の変色素子12は前記光線10中の紫外線の照射を受け、紫外線を吸収して変色効果(濃い色に変化)を生じ、且つ他の光線(たとえば前記可視光線)の通過を阻害するか、または一部の前記可視光線を遮断する。したがって、この場合、前記複数の第1羽根板5は不透光性である。すなわち前記光線10が前記複数の第1羽根板5を通過して図中の左側に達しない(もしくは少量の前記光線10のみ図中の左側に到達する)。また、前記複数の第2羽根板6は依然として完全に遮光する。したがって、前記ブラインド4の第2動作で生じる効果は、前記光線10をほぼ完全に遮断して、遮光効果を有することである。したがって、前記ブラインド4は、前記複数の羽根板(前記複数の第1羽根板5及び前記複数の第2羽根板6)の角度を切り換えることにより、遮光機能と導光機能を有することができ、同時に紫外線の室内への進入を遮断することができる。
【0035】
図14を参照すると、本発明のブラインドの第2実施例の斜視図である。第2実施例のブラインド4aは
図9のブラインド4とほぼ同様であり、同じ要素には同じ符号を付与し、且つその相違は下記のとおりである。第2実施例では、前記ブラインド4aは複数の第1羽根板5、複数の第2羽根板5a及び制御装置(図示せず)を備える。前記ブラインド4aの前記複数の第1羽根板5は
図9のブラインド4の前記複数の第1羽根板5と同じである。前記の各第2羽根板5aと前記の各第1羽根板5とがほぼ同様であり、支持座51(
図10)を備える。しかし、前記複数の第2羽根板5aのそれぞれに挿設される建築用光学アセンブリーが前記複数の第1羽根板5のそれぞれに挿設される建築用光学アセンブリーと同じであることも異なることも可能であり、実際のニーズに応じて組み合わせることができる。
【0036】
図15を参照すると、本発明のブラインドの第1羽根板の第2実施例を示す分解斜視図である。第2実施例の第1羽根板5bは
図10の第1羽根板5と略同様であり、同じ要素には同じ符号を付与し、且つその相違は下記のとおりである。
図10の第1羽根板5では、前記変色素子12、前記導光フィルム2及び前記遮光素子14がそれぞれ別途に形成された薄膜片であり、その後に前記収容空間54内に挿設される。しかし、第2実施例の第1羽根板5bでは、前記変色素子12が前記導光フィルム2に接着(たとえばライニング)されて薄膜片を形成し、その後に前記遮光素子14とともに前記収容空間54内に挿設される。
【0037】
上記の実施例は本発明の原理およびその効果を説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。したがって、当業者が上記の実施例に対して行う修正及び変更も本発明の構想から離脱するものではない。本発明の権利の範囲は後述する特許請求の範囲に記載されたとおりである。