【文献】
CATT,PUCCH Format 1/1a/1b Resource Allocation with Transmit Diversity,R1-094558,フランス,3GPP,2009年11月 3日,paragraph 2
【文献】
CATT,PUCCH Format 1/1a/1b Resource Allocation with Transmit Diversity,R1-100024,フランス,3GPP,2010年 1月22日,paragraph 2,URL,http://3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_59b/Docs/R1-100024.zip
【文献】
Research In Motion, UK Limited,Transmission Mode Configuration for LTE-A Uplink Transmission,R1-094108,フランス,3GPP,2009年10月 6日,paragraph 2
【文献】
Research In Motion, UK Limited,Further Discussion on Transmission Mode Configuration for LTE-A Uplink Transmission,R1-094456,フランス,3GPP,2009年11月 3日,paragraph 2
【文献】
Research In Motion, UK Limited,Further Discussion on Transmission Mode Configuration for LTE-A Uplink Transmission,R1-100565,フランス,3GPP,2010年 1月12日,paragraph 2
【文献】
Nokia Siemens Networks, Nokia,On MIMO transmission configurations for Multi-Tx Ues,R1-093325,フランス,3GPP,2009年 8月18日,paragraph 2
【文献】
ZTE,ACK/NACK Design for LTE-Advanced,R1-094739,フランス,3GPP,2009年11月 3日,paragraph 2
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
基地局が、端末装置に、ACK/NACKをバンドリング伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送するよう設定されていることを識別する場合、基地局が、前記識別結果によって、端末装置に上位レイヤシグナルを送信し、端末装置に上り制御チャネル資源を割り当てることが、
現在のシステムのタイプがFDDシステムであれば、基地局が端末装置にPUCCH format 1/1a/1bのフォーマットの上り制御チャネル資源を一つ割り当て、
現在のシステムのタイプがTDDシステムであれば、基地局がプリセットされた規則によって、端末装置に相応数量のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てること、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
基地局が、端末装置に、ACK/NACK多重伝送のフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送するよう設定されていることを識別する場合、基地局が、識別結果によって、端末装置に上位レイヤシグナルを送信し、端末装置に上り制御チャネル資源を割り当てることは、
基地局が、端末装置によりマルチビットのACK/NACK情報を伝送したフォーマットを識別することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
基地局は、端末装置がPUCCH format 1b with channel selection方式でマルチビットACK/NACK情報を伝送するのを識別する場合、
現在のシステムのタイプがFDDシステムである場合、基地局がフィードバック窓口の大きさと各下り搬送波伝送モードとによって、端末装置に相応な数量のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当て、
現在のシステムのタイプがTDDシステムである場合、基地局がプリセットされた規則によって、端末装置に相応な数量のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てること、を含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
識別モジュールが、端末装置に、ACK/NACKをバンドリング伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送するよう設定されていることを識別する場合、割り当てモジュールが、識別モジュールの識別結果によって端末装置に上位レイヤシグナルを送信し、端末装置に上り制御チャネル資源を割り当てることは、
現在のシステムのタイプがFDDシステムであるとすると、割り当てモジュールが前記端末装置に一つのPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当て、
現在のシステムのタイプがTDDシステムであるとすると、割り当てモジュールがプリセットされた規則によって、端末装置に相応な数量のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てること、を含むことを特徴とする請求項6に記載の基地局。
識別モジュールが、端末装置に、ACK/NACKを多重伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送するよう設定されていることを識別する場合、また識別モジュールは、端末装置がマルチビットACK/NACK情報を伝送するフォーマットを識別し、割り当てモジュールが、識別モジュールの識別結果によって端末装置に上位レイヤシグナルを送信し、端末装置に上り制御チャネル資源を割り当てることは、
識別モジュールが、端末装置がPUCCH format 2/2a/2bフォーマットマルチビットでACK/NACK情報を伝送すると識別する場合、現在のシステムのタイプがFDDシステムであれば、割り当てモジュールが、端末装置にPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源を一つ割り当て、現在のシステムのタイプがTDDシステムであれば、割り当てモジュールが、フィードバック窓口の大きさと各下り搬送波伝送モードと端末装置の能力情報とによって、端末装置に、一つ又は複数のPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てることと、
前記識別モジュールが、端末装置がPUCCH format 1b with channel selection方式でマルチビットACK/NACK情報を伝送すると識別する場合、現在のシステムのタイプがFDDシステムである場合、割り当てモジュールが、フィードバック窓口の大きさと各下り搬送波伝送モードとによって、端末装置に相応数量のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当て、現在のシステムのタイプがTDDシステムである場合、割り当てモジュールが、プリセットされた規則によって、端末装置に相応数量のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てることと、を含むことを特徴とする請求項6に記載の基地局。
端末装置が、ACK/NACKをバンドリング伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートでPUCCHを伝送するよう設定されている場合、端末装置が受ける、基地局から送信される上位レイヤシグナルによって搬送された上り制御チャネル資源情報は、
現在のシステムのタイプがFDDシステムである場合、前記基地局が端末装置にPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を一つ割り当て、
現在のシステムのタイプがTDDシステムである場合、前記基地局がプリセットされた規則によって、端末装置に相応数量のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てること、を含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
上り制御チャネル資源情報が一つのPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源である場合、端末装置が、自身に設定された上り制御情報のフィードバックモード及び/又は上り制御チャネル伝送方式、及び受けた上り制御チャネル資源情報によって、基地局に相応なフィードバック情報を送信することは、
端末装置が、受けた複数のデータパケットに対応するフィードバック情報をバンドリングした後、前記PUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源の中で前記バンドリング後のフィードバック情報を伝送することと、
端末装置がいかなるデータパケットも受けない状況の存在、又はデータパケット紛失の状況の存在が確定された場合、前記端末装置が、前記基地局へのフィードバック情報の送信を放棄することと、を含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
上り制御チャネル資源情報が相応数量のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源である場合、端末装置が、自身に設定された上り制御情報のフィードバックモード及び/又は上り制御チャネル伝送方式、及び受けた上り制御チャネル資源情報によって、基地局に相応なフィードバック情報を送信することが、
端末装置が、受けた複数のデータパケットに対応するフィードバック情報をバンドリングした後、相応数量のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源で実際受けたデータ伝送のある最後の下りサブ・フレームと対応する一つの上り制御チャネル資源の中で前記バンドリング後のフィードバック情報を伝送することと、
端末装置がいかなるデータパケットも受けない状況の存在、又はデータパケット紛失の状況の存在が確定した場合、端末装置が、基地局へのフィードバック情報の送信を放棄することと、を含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
端末装置にACK/NACKを多重伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートでPUCCHを伝送するよう設定されている場合、および端末装置がPUCCH format 2/2a/2bフォーマットでマルチビットACK/NACK情報を伝送する場合、端末装置により受信され、前記基地局から送信された上位レイヤシグナルで搬送された上り制御チャネル資源情報を、端末装置により割り当てることが、
現在のシステムのタイプがFDDシステムである場合、基地局が端末装置に一つのPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当て、
現在のシステムのタイプがTDDシステムである場合、基地局がフィードバック窓口の大きさと各下り搬送波伝送モードと端末装置の能力情報とによって、端末装置に一つ又は複数のPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てること、を含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
上り制御チャネル資源情報が一つのPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源である場合、端末装置が、自身に設定された上り制御情報のフィードバックモード及び/又は上り制御チャネル伝送方式に受けた上り制御チャネル資源情報によって、基地局に相応なフィードバック情報を送信することが、
端末装置が受けた複数のデータパケットに対応するフィードバック情報をジョイントコーディングした後、PUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源でフィードバック情報を伝送することを含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
上り制御チャネル資源情報が一つ又は複数のPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源である場合、端末装置が、自身に設定された上り制御情報のフィードバックモード及び/又は上り制御チャネル伝送方式及び受けた上り制御チャネル資源情報によって、基地局に相応なフィードバック情報を送信することが、
端末装置のパワー又は上り伝送能力が限られる場合、フィードバック情報の大きさがプリセットされた閾値を超えていないと、端末装置がフィードバック情報をジョイントコーディングした後、一つのPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源で前記のフィードバック情報を伝送し、フィードバック情報の大きさがプリセットされた閾値を超えていると、端末装置が一部分のフィードバック情報をバンドリングし、ジョイントコーディングした後、一つのPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源でバンドリング後のフィードバック情報を伝送することと、
端末装置のパワー又は上り伝送能力が限られない場合、フィードバック情報の大きさがプリセットされた閾値を超えていないと、端末装置が各フィードバック情報をジョイントコーディングした後、複数のPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源でフィードバック情報を伝送し、フィードバック情報の大きさがプリセットされた閾値を超えていると、端末装置が一部分のフィードバック情報をバンドリングし、ジョイントコーディングした後、複数のPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源でバンドリング後のフィードバック情報を伝送することと、を含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
端末装置に、ACK/NACKを多重伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送するよう設定されている場合、端末装置がPUCCH format 1b with channel selection方式でマルチビットACK/NACK情報を伝送すると、端末装置が、自身に設定された上り制御情報のフィードバックモード及び/又は上り制御チャネル伝送方式及び受けられる上り制御チャネル資源情報によって、基地局に相応なフィードバック情報を送信することが、
現在のシステムのタイプがFDDシステムであって、ACK/NACKビット数が4より大きい場合、端末装置がまず同じ下り搬送波で異なるコードに対応するフィードバック情報をバンドリングし、フィードバック情報の状態によって、複数のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源から一つの相応な上り制御チャネル資源を選び、伝送待ちフィードバック情報を生成して、基地局に伝送待ちフィードバック情報を伝送することと
現在のシステムのタイプがTDDシステムであって、ACK/NACKビット数が4より大きい場合、端末装置がまず同じ下りサブ・フレームで異なる下り搬送波でのデータパケットに対応するフィードバック情報をバンドリングし、又は同じ下り搬送波で、異なる下りサブ・フレームでのデータパケットに対応するフィードバック情報をバンドリングして、フィードバック情報の状態によって、複数のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源から一つの相応な上り制御チャネル資源を選び、伝送待ちフィードバック情報を生成して、基地局に伝送待ちフィードバック情報を伝送することと、を含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
端末装置に、ACK/NACKをバンドリング伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送するよう設定されている場合、
現在のシステムのタイプがFDDシステムであるとすると、基地局が、端末装置に一つのPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当て、送信モジュールが、受けた複数のデータパケットに対応するフィードバック情報をバンドリングした後、PUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源でバンドリング後のフィードバック情報を伝送し、端末装置がいかなるデータパケットも受けない状況、又はデータパケット紛失の状況があると確定した場合、端末装置が、基地局へのフィードバック情報の送信を放棄し、
現在のシステムのタイプがTDDシステムであるとすると、基地局が、プリセットされた規則によって、端末装置に相応数量のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当て、送信モジュールが、受けた複数のデータパケットに対応するフィードバック情報をバンドリングした後、選択モジュールにより選ばれる相応数量のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源で、実際に受けたデータ伝送のある最後の下りサブ・フレームと対応する一つの上り制御チャネル資源でバンドリング後のフィードバック情報を伝送し、端末装置がいかなるデータパケットも受けない状況、又はデータパケット紛失の状況があると確定した場合、端末装置が、基地局へのフィードバック情報の送信を放棄することを特徴とする請求項17に記載の端末装置。
端末装置に、ACK/NACKを多重伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送するよう設定され、設定モジュールがPUCCH format 2/2a/2bフォーマットでマルチビットACK/NACK情報を伝送する場合は、
現在のシステムのタイプがFDDシステムであるとすると、基地局が、前記端末装置に一つのPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当て、送信モジュールが、複数の受けたデータパケットに対応するフィードバック情報に対してジョイントコーディングをした後、PUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源でバンドリング後のフィードバック情報を伝送し、
現在のシステムのタイプがTDDシステムであるとすると、基地局が、フィードバック窓口の大きさ、各下り搬送波伝送モード及び端末装置の能力情報によって、端末装置に一つ又は複数のPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当て、端末装置のパワー又は上り伝送能力が限られるとき、フィードバック情報の大きさがプリセットされた閾値を超えていないと、端末装置が、フィードバック情報に対してジョイントコーディングをした後、一つのPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源でフィードバック情報を伝送し、また、フィードバック情報の大きさがプリセットされた閾値を超えると、送信モジュールが、一部分のフィードバック情報をバンドリングし、ジョイントコーディングをした後、一つのPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源で前記バンドリング後のフィードバック情報を伝送し、端末装置のパワー又は上り伝送能力が限られないとき、フィードバック情報の大きさがプリセットされた閾値を超えていないと、送信モジュールが、各フィードバック情報に対してジョイントコーディングをした後、複数のPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源で前記フィードバック情報を伝送し、また、フィードバック情報の大きさがプリセットされた閾値を超えると、送信モジュールが、一部分のフィードバック情報をバンドリングし、ジョイントコーディングをした後、複数のPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源でバンドリング後のフィードバック情報を伝送することを特徴とする請求項17に記載の端末装置。
端末装置に、ACK/NACKを多重伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送するよう設定され、端末装置がPUCCH format 1b with channel selection方式でマルチビットACK/NACK情報を伝送するよう設定されている場合、
現在のシステムのタイプがFDDシステムであるとすると、ACK/NACKビット数が4より大きいとき、送信モジュールが、まず同じ下り搬送波での異なるコードに対応するフィードバック情報をバンドリングし、送信モジュールがフィードバック情報の状態によって、複数のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源から一つの相応な上り制御チャネル資源を選び、伝送待ちフィードバック情報を生成し、基地局に前記伝送待ちフィードバック情報を伝送し、
現在のシステムのタイプがTDDシステムであるとすると、ACK/NACKビット数が4より大きいとき、送信モジュールが、まず同じ下りサブ・フレームでの異なる下り搬送波でのデータパケットに対応するフィードバック情報をバンドリングし、又は同じ下り搬送波での異なる下りサブ・フレームでのデータに対応するフィードバック情報をバンドリングし、送信モジュールがフィードバック情報の状態によって、複数のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源から一つの相応な上り制御チャネル資源を選び、伝送待ちフィードバック情報を生成し、基地局に前記伝送待ちフィードバック情報を伝送することを特徴とする請求項17に記載の端末装置。
【背景技術】
【0003】
LTE(Long Term Evolution、長期進化)システムは、HARQ(Hybrid Auto Repeat Request,混合自動再伝送請求)を採用して、データ伝送の信頼性を向上し、下りHARQ機能起動後、UE(User Equipment、ユーザ装置)は、受けられる下りデータパケットに対して復号化を行い、復号化が正しい場合、基地局にACK(ACKnowledge Character、確認文字)をフィードバックし、復号化が失敗すると、基地局にNACK(Negative ACKnowledgment Character、否定文字)をフィードバックして、基地局に当該データパケットを改めて伝送するよう要求する。下り持続スケジューリング業務が終了した後、基地局がUEにSPS(Semi-Persistent Scheduling、半静態スケジューリング)資源解放指示を送信し、UEに当該業務に割り当てられるすべての資源を解放するよう通知し、UEが当該指示を正しく受けた後、基地局にACKをフィードバックする。
【0004】
長期進化マルチ搬送波システムにとって、LTEシステムより広いシステム帯域幅、例えば、100MHzを支持するために、一種の可能性は、直接に100M帯域幅の周波数スペクトルを割り当てることで、
図1に示すようである。その他の一種の可能性は、従来システムに割り当てられた一部分の周波数スペクトルを重合して、大きい帯域幅を作りあげて長期進化マルチ搬送波システムの使用に備えることである。このとき、システムでの上り・下り搬送波が非対称に設定され、即ち、ユーザがN≧1個の搬送波を占用して、下り伝送を行うと同時に、M≧1個の搬送波を占用して上り伝送を行う可能性があり、
図2に示すようである。
【0005】
現在、標準化作業が殆ど完成したLTEシステム(Rel-8)の基本的な伝送方式が下記の通り、即ち、FDD(Frequency Division Duplex、周波数分割二重通信)システムとTDD(Time Division Duplex、時分割二重通信)がそれぞれ
図3、4に示すようである。
【0006】
各作業搬送波に対して、それぞれ下りシグナル、下りデータ、上りシグナルと上りデータ、及び互いの伝送関係を定義した。上り制御シグナルは、周波数バンドの両端を占め、周波数ホッピング方式で伝送され、即ち、一つのサブ・フレーム内の二つのタイム・スロットの中で、上り制御シグナルは、異なる周波数バンドを占用して伝送される。上りサブ・フレームで載せる必要のある制御チャネルの数量を動態に了解できないので、システムは、上りサブ・フレームに一定の資源を保留して、上り制御チャネル伝送に備える。
【0007】
動態に設定されるACK/NACKフィードバックにとって、フィードバックを行うUEは、受けられるPDCCH(Physical Downlink Control Channel、物理下り制御チャネル)が占用するCCE(Control Channel Element、制御チャネルユニット)コード(n
CCE)によって、ACK/NACKフィードバックを実施するときに使用する資源(即ち、チャネル)コード(n
AN)、即ち、各PDCCHが対応する一つの利用できる上り制御チャネル資源(伝送可PUCCH format 1/1a/1b)を計算する。
【0008】
下り伝送でHARQ機能起動後、UEは下りサブ・フレームn−k上のデータの復調、復号化を完成した後、上りサブ・フレームnで、基地局の当該下りサブ・フレームでのデータの再度伝送が要るかどうかのシグナル(即ち、ACK/NACK)をフィードバックする。
【0009】
FDDシステムについて、k=4となる。TDDシステムについて、k∈Kとなり、集合Kの値がシステムの上下り設定及び具体的なサブ・フレームのコードと関わり、表1に示すようである。
【0010】
表1 TDDについての下り関連集合指数K:{k
0,k
1,・・・k
M-1}
【表1】
【0011】
その中で、複数の無線フレームを組織的に配列し、即ち、無線フレームaでの最後のサブ・フレームがkである場合、無線フレームa+1での一つ目のサブ・フレームがk+1で、表2は、一つの無線フレームを例として、各上りサブ・フレームに対応するKの状況を説明し、その中でn−k<0であることは、前の一つの一無線フレームでの下りサブ・フレームを表す。
【0012】
現在、長期進化システム上り制御チャネルの研究では、複数の発射アンテナが設定されたUEに対して、上り制御チャネル伝送を行うときに、SORTD(Spatial Orthogonal Resource Transmit Diversity、空間直交資源送信ダイバーシティ)の方式で送信ダイバーシティを実現できるので、上り制御シグナル伝送の信頼性又は容量を向上できることが提示されている。SORTDというのは、各アンテナポートが一つの上り制御チャネル資源に対応し、同じ情報が異なるアンテナポートでの資源コードで選択された直交序列スペクトラムにより拡散された後、相応なアンテナポートを通じて同時に送信される。受け側が異なるアンテナポートからの信号を分離した後、多重検定を行うことによって、ダイバーシティ利得を取得する。
【0013】
図5は、二つのアンテナポートの場合、SORTDで送信ダイバーシティを実施する略図である。その中で、sがフィードバックされるACK/NACK情報で、
【数1】
と、
【数2】
がそれぞれ二つのアンテナポートでの二つの異なる上り制御チャネル資源コードに対応する直交スペクトラム拡散序列を表す。UEは、この二つのフィードバックチャネルでACK/NACK情報をフィードバックし、PUCCHの送信ダイバーシティを実現する。
【0014】
この上、LTE-A(Long Term Evolution Advanced、高級長期進化)システムで、搬送波重合を行うUEは、一つの設定の上り主搬送波だけでPUCCH(Physical Uplink Control Channel、物理上り制御チャネル)を伝送できる。
【発明を実施するための形態】
【0026】
次に本発明の実施形態の添付図面に基づいて、本発明の実施形態での技術的解決法を明確に且つ完全に説明する。勿論、説明する実施形態は僅か本発明の一部分の実施形態で、全部の実施形態ではない。本発明の実施形態に基づいて、本技術分野の通常の技術者が創作的活動を行わなくても得られるその他の実施形態は、全部本発明の保護範囲に属する。
【0027】
従来技術で存在する問題を解決するために、本発明の実施形態は、LTEシステムとの両立性を考慮して、一種の上り制御チャネル資源の確定方法を提供する。
【0028】
周波数スペクトル重合技術を使用する長期進化多重搬送波システムにとって、その上り制御チャネルが一つの上り搬送波だけで伝送できて、UEがマルチ下り搬送波でデータを受け取るとき、各データに対応するACK/NACKフィードバックチャネル資源をどのように確定するかについて、確定的な方法がない。
【0029】
R8の方法で暗黙式通知を行うと、各種の比例の非対称重合を柔軟に支持したい場合、システムが各上り搬送波内に各下り搬送波のために相応なフィードバック資源を保留しなければならない。このとき、上り搬送波に重大な資源の無駄が存在し、酷くなると、使用できる上り資源がないため、データ伝送を行えないので、これはシステムの伝送効率に重大な影響を与える。
【0030】
本発明は、一種の半静態方式の資源設定の方法を提供し、各上り構成搬送波内で保留される制御チャネル資源数量を著しく低減することによって、上り伝送効率を向上できる。
【0031】
図6で示すように、本発明の実施形態により提示される一種の上り制御チャネル資源の確定方法のフローであり、当該方法は、具体的に下記の手順を含む。
【0032】
手順S601では、基地局が、端末装置に設定された上り制御情報のフィードバックモード及び/又は上り制御チャネルの伝送方式を識別する。
【0033】
その中で、基地局により識別される端末装置に設定された上り制御情報のフィードバックモード及び/又は上り制御チャネルの伝送方式が具体的に下記の状況、即ち、
端末装置に、ACK/NACKをバンドリング伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送するよう設定される場合と、
端末装置に、ACK/NACKを多重伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送するよう設定される場合と、
端末装置に、ACK/NACKを多重伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、SOR
TD方式で生成された送信ダイバーシティを使用してPUCCHを伝送するよう設定される場合と、
端末装置に、ACK/NACKをバンドリング伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、SOR
TD方式で生成された送信ダイバーシティを使用してPUCCHを伝送するよう設定される場合と、を具備する。
【0034】
実際、応用例では、具体的には、どの状況を採用するかは具体的な設定状況次第であり、基地局が、実際のニーズによって、端末装置がどの方式を採用するかを調整して設定することができる。このような変化は本発明の保護範囲に影響を与えない。
【0035】
手順S602では、基地局が識別結果によって、端末装置に上位レイヤシグナルを送信し、端末装置に上り制御チャネル資源を割り当てる。
【0036】
前記手順S601での識別結果と合わせて、本手順は具体的に下記の四種類の状況に分ける。
【0037】
基地局により識別される端末装置に、ACK/NACKをバンドリング伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送するよう設定されている場合、本手順は具体的に下記事項を含む。
【0038】
現在のシステムのタイプがFDDシステムである場合、基地局が端末装置に一つのPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てる。
【0039】
現在のシステムのタイプがTDDシステムである場合、基地局がプリセットされた規則によって、端末装置に相応数量のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てる。
【0040】
基地局が、端末装置に、ACK/NACKを多重伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送するよう設定されていることを識別する場合、基地局はまた端末装置によりマルチビットACK/NACK情報が伝送されるフォーマットを識別する必要がある。
【0041】
基地局により、端末装置がPUCCH format 2/2a/2bフォーマットでマルチビットACK/NACK情報を伝送すると識別される場合、本手順は具体的に下記事項を含む。
【0042】
現在のシステムのタイプがFDDシステムである場合、基地局が端末装置に一つのPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てること、及び、
現在のシステムのタイプがTDDシステムである場合、基地局がフィードバック窓口の大きさ、各下り搬送波の伝送モード及び端末装置の能力情報によって、端末装置に一つ又は複数のPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てること、である。
【0043】
その中で、同じサブ・フレーム内でACK/NACKフィードバックを行う複数の下り搬送波及び下りサブ・フレームは本明細書では「フィードバック窓口」と略称される。
【0044】
FDDシステムにとって、フィードバック窓口の大きさLは設定される下り搬送波集合の大きさ又は設定される下り搬送波集合で活性化される搬送波の数量である。
【0045】
TDDシステムにとって、フィードバック窓口の大きさL=N×Mで、その中で、Nが設定される下り搬送波集合の大きさ又は設定される下り搬送波集合で活性化された搬送波の数量であり、Mが同じ上りサブ・フレームで実施するフィードバックの下りサブ・フレーム数量であり、異なる上下り設定及び上りサブ・フレームにとって、Mの値が異なり、即ち、表1で各欄のKの数量である。
【0046】
もう一方では、基地局は、識別された端末装置がPUCCH format 1b with channel selection方式でマルチビットACK/NACK情報を伝送するとき、本手順は具体的に下記の事項を含む。
【0047】
現在のシステムのタイプがFDDシステムである場合、基地局がフィードバック窓口の大きさ及び各下り搬送波の伝送モードによって、端末装置に相応数量のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てること、及び、
現在のシステムのタイプがTDDシステムである場合、基地局がプリセットされた規則によって、端末装置に相応数量のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てること、である。
【0048】
状況三及び状況四では、基地局が端末装置に、SOR
TD方式で生成された送信ダイバーシティを使用してPUCCHを伝送するよう設定されていることを識別する場合、基地局が識別結果によって、端末装置に上位レイヤシグナルを送信する。端末装置に上り制御チャネル資源を割り当てる規則が前記の状況一及び状況二と類似するが、基地局が端末装置に相応数量の上り制御チャネル資源対を割り当てることは例外である。
【0049】
前記の実施形態は、本発明の実施形態で提示される上り制御チャネル資源の割り当て方法の基地局側での実現フローを説明し、相応的に、本発明の実施形態は、更に上り制御チャネル資源の割り当て方法の端末装置側での実現フローを提示して、そのフローは
図7で示すように、下記の手順を含む。
【0050】
手順S701では、端末装置が、基地局により送信される上位レイヤシグナルを受け、上位レイヤシグナルで端末装置により割り当てられる上り制御チャネル資源情報が搬送される。
【0051】
手順S702では、端末装置が、自身に設定された上り制御情報のフィードバックモード及び/又は上り制御チャネルの伝送方式及び受けられる上り制御チャネル資源情報によって、基地局に相応なフィードバック情報を送信する。
【0052】
その中で、端末装置に設定された上り制御情報のフィードバックモード及び/又は上り制御チャネルの伝送方式が手順S601での四つの状況と対応し、具体的に下記の四つのタイプを具備する。
【0053】
タイプ一では、端末装置に、ACK/NACKをバンドリング伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送すると設定される。
【0054】
タイプ二では、端末装置に、ACK/NACKを多重伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送すると設定される。
【0055】
タイプ三では、端末装置に、ACK/NACKを多重伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、SOR
TD方式で生成された送信ダイバーシティでPUCCHを伝送するよう設定される。
【0056】
タイプ四では、端末装置に、ACK/NACKをバンドリング伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、SOR
TD方式で生成された送信ダイバーシティでPUCCHを伝送するよう設定される。
【0057】
実際の応用例では、具体的に採用するタイプは具体的な設定状況次第であり、基地局が、実際のニーズによって、端末装置がどのタイプを採用するかを調整して設定することができる。そして、このような変化は本発明の保護範囲に影響を与えない。
【0058】
前記各種のタイプの設定と相応して、本手順の具体的な処理方式は、下記複数の状況を含む。
【0059】
状況一は、前記のタイプ一に対応し、端末装置に、ACK/NACKをバンドリング伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送するよう設定される。
【0060】
1.現在のシステムのタイプがFDDシステムである場合、基地局が端末装置に一つのPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当て、本手順の具体的な実現フローが下記の通りである。
【0061】
端末装置が、受けた複数のデータパケットに対応するフィードバック情報をバンドリングした後、PUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源でバンドリング後のフィードバック情報を伝送する。
【0062】
端末装置がいかなるデータパケットも受けない状況の存在、又はデータパケット紛失の状況の存在が確定される場合、端末装置が基地局へのフィードバック情報の送信を放棄する。
【0063】
2.現在のシステムのタイプがTDDシステムである場合、基地局がプリセットされた規則によって、端末装置に相応数量のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当て、本手順の具体的な実現フローが下記の通りである。
【0064】
端末装置が、受けた複数のデータパケットに対応するフィードバック情報をバンドリングした後、相応数量のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源で実際受けるデータ伝送のある最後の下りサブ・フレームと相応する一つの上り制御チャネル資源でバンドリング後のフィードバック情報を伝送する。
【0065】
端末装置がいかなるデータパケットも受けない状況の存在、又はデータパケット紛失の状況の存在が確定される場合、端末装置が基地局へのフィードバック情報の送信を放棄する。
【0066】
状況二は、前記のタイプ二に対応し、端末装置に、ACK/NACKを多重伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送すると設定される。
【0067】
1.端末装置がPUCCH format 2/2a/2bフォーマットでマルチビットACK/NACK情報を伝送する場合。
【0068】
(1)現在のシステムのタイプがFDDシステムである場合、基地局が端末装置に一つのPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てる。
【0069】
端末装置が受けられる複数のデータパケットに対応するフィードバック情報をジョイントコーディングした後、PUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源でフィードバック情報を伝送する。
【0070】
(2)現在のシステムのタイプがTDDシステムである場合、基地局がフィードバック窓口の大きさと各下り搬送波の伝送モードと端末装置の能力情報とによって、端末装置に一つの又は複数のPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てる。
【0071】
端末装置のパワー又は上り伝送能力が限られる場合、フィードバック情報の大きさがプリセットされた閾値を超えていないと、前記端末装置がフィードバック情報をジョイントコーディングした後、一つのPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源で当該フィードバック情報を伝送し、フィードバック情報の大きさがプリセットされた閾値を超えると、端末装置が一部分のフィードバック情報をバンドリングし、ジョイントコーディングした後、一つのPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源でバンドリング後のフィードバック情報を伝送する。
【0072】
端末装置のパワー又は上り伝送能力が限られない場合、フィードバック情報の大きさがプリセットされた閾値を超えていないと、端末装置が各フィードバック情報をジョイントコーディングした後、複数のPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源でフィードバック情報を伝送し、フィードバック情報の大きさがプリセットされた閾値を超えると、端末装置が一部分のフィードバック情報をバンドリングし、ジョイントコーディングした後、複数のPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源でバンドリング後のフィードバック情報を伝送する。
【0073】
2.端末装置がPUCCH format 1b with channel selection方式でマルチビットACK/NACK情報を伝送する場合。
【0074】
現在のシステムのタイプがFDDシステムである場合、フィードバック待ち情報のビット数が4より大きいとき、端末装置がまず同じ下り搬送波での異なるコード文字に対応するフィードバック情報をバンドリングし、端末装置がフィードバック情報の状態によって、複数のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源から一つの相応な上り制御チャネル資源を選択し、伝送待ちフィードバック情報を生成し、基地局に伝送待ちフィードバック情報を伝送する。
【0075】
現在のシステムのタイプがTDDシステムである場合、フィードバック待ち情報のビット数が4より大きいとき、端末装置がまず同じ下りサブ・フレームでの異なる下り搬送波でのデータパケットに対応するフィードバック情報をバンドリングし、又は同じ下り搬送波での異なる下りサブ・フレームでのデータパケットに対応するフィードバック情報をバンドリングし、端末装置がフィードバック情報の状態によって、複数のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源から一つの相応な上り制御チャネル資源を選択し、伝送待ちフィードバック情報を生成し、基地局に伝送待ちフィードバック情報を伝送する。
【0076】
状況三と状況四が前記のタイプ三とタイプ四に対応し、端末装置に、SOR
TD方式で生成された送信ダイバーシティでPUCCHを伝送するよう設定された場合、本手順の具体的な実現フローが下記の通りである。
【0077】
端末装置が自身に設定された上り制御情報のフィードバックモード及び/又は上り制御チャネル伝送方式及び受けられる上り制御チャネル資源情報によって、相応数量の上り制御チャネル資源対を通じて、基地局に相応なフィードバック情報を送信することである。
【0078】
従来技術と比べて、本発明の実施形態は下記の優位性を持つ。
【0079】
本発明の実施形態の技術的解決法によって、静態方式で、ACK/NACK等の上り制御資源を設定できて、当該方法は、簡易で、実施し易く、これと同時にFDD及びTDDシステムに適用することができる。長期進化搬送波重合システムにとって、システムでの上りフィードバックチャネル出費を低減できて、長期進化マルチ搬送波アップグレードシステムのシステム性能を向上できると同時に、LTE Release 8システムと良く両立できる
【0080】
次に、具体的な運用場面に結びつけて、本発明の実施形態で提供される技術的解決法を説明する。
【0081】
搬送波重合システムにとって、UEに、ACK/NACKをバンドリング伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送すると設定される場合、基地局が上位レイヤシグナルを通じて、半静態方式でUEにN個のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てる。
【0082】
FDDシステムにとって、N=1となる。UEが受けられる複数のデータパケットに対応するフィードバック情報をバンドリングした後、設定されるチャネルでフィードバック情報を伝送する。UEがいかなるデータパケットも受けない状況、又はデータパケット紛失を発見する場合、いかなるフィードバック情報も送信しない。
【0083】
TDDシステムにとって、Nは、表1の同じ上り・下り設定でのMの最大値であり、N個のチャネル資源がそれぞれ異なる下りサブ・フレームに対応する。例えば、上り・下り設定3にとって、基地局がUEに三つの制御チャネル資源、即ち、n
1、n
2、及びn
3を設定する。上りサブ・フレームn=2にとって、資源n
1に対応する下りサブ・フレームがn−11で、資源n
2に対応する下りサブ・フレームがn−7であり、資源n
3に対応する下りサブ・フレームがn−6である。上りサブ・フレームn=3にとって、資源n
1に対応する下りサブ・フレームがn−6で、資源n
2に対応する下りサブ・フレームがn−5で、資源n
3は遊休して使用されない。上りサブ・フレームn=4にとって、資源n
1に対応する下りサブ・フレームがn−5で、資源n
2に対応する下りサブ・フレームがn−4で、資源n
3は遊休して使用されない。UEが受けられる複数のデータパケットに対応するフィードバック情報をバンドリングした後、実際にデータ伝送のある最後の下りサブ・フレームに対応する上り制御チャネル資源でフィードバック情報を伝送する。UEがいかなるデータパケットも受けない場合、又はデータパケット紛失を発見する場合、対応するフィードバック情報も送信しない。
【0084】
具体的な割り当て数量について、表2を参照されたい。
【0085】
表2 制御チャネル資源割り当て数量表
【表2】
【0086】
搬送波重合システムにとって、UEにACK/NACK多重モードを使用してACK/NACK情報フィードバックを行い、単一のアンテナポートを使用してPUCCHを伝送すると設定された場合、基地局が上位レイヤシグナルを通じて、半静態の方式で、UEに上り制御チャネル資源を割り当てる。
【0087】
PUCCH format 2/2a/2bフォーマットを使用してマルチビットACK/NACK情報を伝送すると、相応な処理プロセスが下記の通りである。
【0088】
FDDシステムにとって、上位レイヤが半静態方式でUEに一つのPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てる。UEがすべてのフィードバック情報をジョイントコーディングした後、設定されたチャネルでフィードバック情報を伝送する。
【0089】
TDDシステムにとって、上位レイヤがフィードバック窓口の大きさL、各下り搬送波の伝送モード及びUE能力によって、半静態の方式でUEに一つ又は複数のPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てる。UEがフィードバック情報をジョイントコーディングした後、設定されたチャネルでフィードバック情報を伝送する。
【0090】
UEパワー又は上り伝送能力が限られる(一つのPUCCHだけ伝送できる)場合、上位レイヤがUEに一つのPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源を設定する。フィードバック待ちACK/NACK情報の数量P>13ビットのとき、ACK/NACK情報の一部分をバンドリングし、その中で、単一コード文字伝送時に、P=Lとなり、マルチコード文字伝送時に、P=2×Lとなる。
【0091】
UEパワー及び上り伝送能力が限らず(Q個のPUCCHを伝送でき、Q>1)、フィードバック待ちACK/NACK情報の数量P>13ビットである場合、上位レイヤがUEの具体的な状況によって、N個のPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源を設定できて、
【数3】
となる。P>N×13の場合、ACK/NACK情報の一部分をバンドリングし、その中で、単一コード文字伝送時に、P=Lとなり、マルチコード文字伝送時に、P=2×Lとなる。
【0092】
PUCCH format 1b with channel selection方式を使用してマルチビットACK/NACK情報を伝送すると、相応な処理プロセスが下記の通りである。
【0093】
FDDシステムにとって、上位レイヤが半静態方式で、UEにN個のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てる。
【0094】
その中で、Nは、フィードバック窓口の大きさLとなり、N個のチャネル資源がそれぞれ異なる下り搬送波に対応し、UEが同じ下り搬送波での異なるコード文字に対応するACK/NACK情報をバンドリングし、N個のバンドリングされたACK/NACKフィードバック情報を生成する。又は、
【数4】
となる。その中で、C
lが搬送波lにおけるコード文字数であり、N個のチャネル資源が、それぞれ、異なる下り搬送波での異なるコード文字に対応する。UEがフィードバック待ち情報の具体的な状況によって、表を調べ、実際に伝送する情報及び使用されるチャネル(N個の設定されたチャネルの一つ)を確定する。
【0095】
TDDシステムにとって、上位レイヤが半静態方式でUEにN個のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てる。
【0096】
その中で、Nは、表1と同じ上り・下り設定でのMの最大値であり、その対応関係が前記の通りであり、UEが同じ下りサブ・フレームでの異なる下り搬送波でのデータパケットに対応するACK/NACK情報をバンドリングする。又は、
【数5】
となる。その中でC
lが搬送波lにおけるコード文字数で、N個のチャネル資源が、それぞれ、異なる下り搬送波での異なるコード文字に対応する。又は、
【数6】
となる。その中でCが設定された下り搬送波数で、UEが同じ下り搬送波での異なるサブ・フレームでのACK/NACK情報をバンドリングして、Nビットのフィードバック待ち情報を生成し、N個のチャネル資源がそれぞれ異なるフィードバック待ち情報に対応する。
【0097】
UEがフィードバック待ち情報の具体的な状況によって、表を調べ、実際に伝送する情報及び使用されるチャネル(N個の設定されたチャネルの一つ)を確定する。
【0098】
搬送波重合システムにとって、UEにSORTDを使用して送信ダイバーシティを行ってPUCCHを伝送するよう設定されている場合、基地局が上位レイヤシグナルを通じて、半静態方式でUEに上り制御資源対を割り当てる。その具体的な割り当て方式は全文と同じであるが、その相違点は次の通り、即ち、基地局により設定された資源数量N
SORTD=2×Nで、その中でNが同じフィードバックモード下で、単一アンテナポートで伝送する場合に設定されたチャネル資源数量である。N
SORTD個のチャネル資源をN対に分け、各資源対に二つのチャネル資源が含まれ、UEが同じ資源対の二つのチャネルで同時にPUCCHを送信する。前で示すように、上り・下り設定3では、SORTDを使用して送信ダイバーシティを行ってPUCCHを伝送するよう設定されている場合、基地局がUEに三つの制御チャネル資源対、即ち、(n
1,n
2)、(n
3,n
4)、及び(n
5,n
6)を設定する。上りサブ・フレームn=2では、資源対(n
1,n
2)に対応する下りサブ・フレームはn−11であり、資源対(n
3,n
4)に対応する下りサブ・フレームはn−7であり、資源対(n
5,n
6)に対応する下りサブ・フレームはn−6である。上りサブ・フレームn=3では、資源対(n
1,n
2)に対応する下りサブ・フレームはn−6であり、資源対(n
3,n
4)に対応する下りサブ・フレームはn−5であり、資源対(n
5,n
6)は遊休して使用されていない。上りサブ・フレームn=4では、資源対(n
1,n
2)に対応する下りサブ・フレームはn−5であり、資源対(n
3,n
4)に対応する下りサブ・フレームはn−4であり、資源対(n
5,n
6)は遊休して使用されていない。UEが受けられる複数のデータパケットに対応するフィードバック情報をバンドリングした後、実際にデータ伝送のある最後の下りサブ・フレームに対応する上り制御チャネル資源対の二つのチャネルで同時にフィードバック情報を伝送する。UEがいかなるデータパケットも受けない場合、又はデータパケット紛失を見つけた場合、いかなるフィードバック情報をも送信しない。
【0099】
R8システムとの両立性を保証するために、各上り搬送波でR8の暗黙通知方式によってそのマッチングする下り搬送波に対応する上り制御チャネル資源を保留する。上りPUCCH主搬送波に対応する下り搬送波に下り動態設定用PDCCHがない場合、UEが上位レイヤ配置のチャネル資源を使用してPUCCHを伝送するしかない。上りPUCCH主搬送波に対応する下り搬送波に下り動態設定用PDCCHがある場合、UEが上位レイヤでチャネル資源以外を設定すると同時に、又R8暗黙通知方式でPUCCH format 1/1a/1bを伝送できる上り制御チャネル資源を設定する。
【0100】
この場合、UEが上位レイヤ設定されるチャネル資源を固定的に使用して、前の方式でACK/NACK情報のフィードバックを実施できる。
【0101】
又は、ACK/NACKバンドリングモードとPUCCH format 1b with channel selectionに対して、PDCCHの相応な資源のあるデータパケットがPDCCHに対応する上りチャネル資源を使用し、PDCCHの相応な資源のないデータパケットが上位レイヤに設定されたチャネル資源を使用し、前の方式によってACK/NACK情報のフィードバックを実施する。
【0102】
従来技術と比べて、本発明の実施形態は下記の優位性を持つ。
【0103】
本発明の実施形態の技術的解決法を適用することにより、静態方式で、ACK/NACK等の上り制御資源を設定できて、当該方法は簡単で、実施し易く、これと同時にFDD及びTDDシステムに適用できる。長期進化搬送波重合システムにとって、システムでの上りフィードバックチャネル出費を低減できて、長期進化マルチ搬送波アップグレードシステムのシステム性能を向上できると同時に、 LTE Release 8システムと良く両立できる。
【0104】
本発明の実施形態の技術的解決法を実現するために、本発明の実施形態は、一種の基地局を提供し、そのブロック図は、
図8で示すように、具体的には、
端末装置に設定された上り制御情報のフィードバックモード及び/又は上り制御チャネル伝送方式の識別用の識別モジュール81と、
識別モジュール81の識別結果によって、端末装置に上位レイヤシグナルを送信し、端末装置に上り制御チャネル資源を割り当てる割り当てモジュール82と、を含む。
【0105】
優先的に、識別モジュール81により識別される端末装置に設定された上り制御情報のフィードバックモード及び/又は上り制御チャネル伝送方式が、具体的には、
端末装置に、ACK/NACKをバンドリング伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送するよう設定されるか、
端末装置に、ACK/NACKを多重伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送するよう設定されるか、
端末装置の配置に、ACK/NACKを多重伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、SOR
TD方式で生成された送信ダイバーシティを使用してPUCCHを伝送するよう設定されるか、又は、端末装置に、ACK/NACKをバンドリング伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、SOR
TD方式で生成された送信ダイバーシティを使用してPUCCHを伝送するよう設定される。
【0106】
優先的に、識別モジュール81により識別される端末装置に、ACK/NACKをバンドリング伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送するよう設定されている場合、割り当てモジュール82が識別モジュール81の識別結果によって端末装置に上位レイヤシグナルを送信し、端末装置に上り制御チャネル資源を割り当てる。具体的には、現在のシステムのタイプがFDDシステムである場合、割り当てモジュール82が端末装置に一つのPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てる。
【0107】
現在のシステムのタイプがTDDシステムである場合、割り当てモジュール82がプリセットされた規則によって、端末装置に相応数量のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てる。
【0108】
優先的に、識別モジュール81により識別される端末装置に、ACK/NACKを多重伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送するよう設定された場合、識別モジュール81も、又端末装置によりマルチビットACK/NACK情報が伝送されるフォーマットを識別し、割り当てモジュール82が識別モジュール81の識別結果によって、端末装置に上位レイヤシグナルを送信し、端末装置に上り制御チャネル資源を割り当てる。具体的には、識別モジュール81により、端末装置がPUCCH format 2/2a/2bフォーマットでマルチビットACK/NACK情報を伝送すると識別される場合、現在のシステムのタイプがFDDシステムであれば、割り当てモジュール82が端末装置に一つのPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当て、現在のシステムのタイプがTDDシステムであれば、割り当てモジュール82がフィードバック窓口の大きさ、各下り搬送波伝送モード及び端末装置の能力情報によって、端末装置に一つ又は複数のPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てる。
【0109】
識別モジュール81により、端末装置がPUCCH format 1b with channel selection方式でマルチビットACK/NACK情報を伝送すると識別される場合、現在のシステムのタイプがFDDシステムであれば、割り当てモジュール82がフィードバック窓口の大きさと各下り搬送波伝送モードとによって、端末装置に相応数量のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当て、現在のシステムのタイプがTDDシステムであれば、割り当てモジュール82がプリセットされた規則によって、端末装置に相応数量のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当てる。
【0110】
優先的に、識別モジュール81が、識別端末装置にSOR
TD方式で生成された送信ダイバーシティを使用してPUCCHを伝送するよう設定された場合、割り当てモジュール82が端末装置に上位レイヤシグナルを送信し、端末装置に上り制御チャネル資源を割り当て、具体的には、割り当てモジュール82が端末装置に相応数量の上り制御チャネル資源対を割り当てること、を含む。
【0111】
一方、本発明の実施形態も一種の端末装置を提供し、その構造の略図は
図9で示すように、具体的に下記モジュール、即ち、
(一)上り制御情報のフィードバックモード及び/又は上り制御チャネル伝送方式の設定用の設定モジュール91を含む。
その中で、設定モジュール91により設定された上り制御情報のフィードバックモード及び/又は上り制御チャネル伝送方式が具体的に下記事項、即ち、
端末装置に、ACK/NACKをバンドリング伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送するよう設定されること、又は
端末装置に、ACK/NACKを多重伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送するよう設定されること、又は、
端末装置に、ACK/NACKを多重伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、SOR
TD方式で生成された送信ダイバーシティを使用してPUCCHを伝送するよう設定されること、又は、
端末装置に、ACK/NACKをバンドリング伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、SOR
TD方式で生成された送信ダイバーシティを使用してPUCCHを伝送するよう設定されること、を具備する。
(二)基地局により送信される、上位レイヤのシグナルを受け取る受信モジュール92(上位レイヤシグナルで端末装置により割り当てられる上り制御チャネル資源情報が搬送される)と、
(三)設定モジュール91により設定された上り制御チャネル情報のフィードバックモード及び/又は伝送方式及び受信モジュール92により受けられる上り制御チャネル資源情報によって、相応な上り制御チャネル資源を選択する選択モジュール93と、
(四)選択モジュール93により選択される上り制御チャネル資源を通じて、基地局に相応なフィードバック情報を送信する送信モジュール94と、を含む。
【0112】
設定モジュール91により設定されたフィードバックモード及び/又は伝送方式と相応して、後続の処理プロセスは下記の状況を含む。
【0113】
状況一では、端末装置に、ACK/NACKをバンドリング伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送するよう設定されている場合、具体的に下記事項を含む。
【0114】
現在のシステムのタイプがFDDシステムである場合、基地局が端末装置に一つのPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当て、送信モジュール94が受けられる複数のデータパケットに対応するフィードバック情報をバンドリングした後、PUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源でバンドリング後のフィードバック情報を伝送し、端末装置がいかなるデータパケットも受け取らない状況、又はデータパケット紛失の状況が存在することが確定される場合、端末装置が基地局へのフィードバック情報の送信を放棄することと、
現在のシステムのタイプがTDDシステムである場合、基地局がプリセットされた規則によって、端末装置に相応数量のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当て、送信モジュール94が受けられる複数のデータパケットに対応するフィードバック情報をバンドリングした後、選択モジュール93により選択される相応数量のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源の中で、実際に受けるデータ伝送のある最後の下りサブ・フレームと相応する一つの上り制御チャネル資源でバンドリング後のフィードバック情報を伝送し、端末装置がいかなるデータパケットも受けない状況、又はデータパケット紛失の状況の存在が確定される場合、端末装置が基地局へのフィードバック情報の送信を放棄することとである。
【0115】
状況二では、端末装置に、ACK/NACKを多重伝送するフィードバックモードを使用してACK/NACK情報をフィードバックし、単一アンテナポートを使用してPUCCHを伝送すると設定されている場合、具体的に下記事項を含む。
【0116】
1.設定モジュール91がPUCCH format 2/2a/2bフォーマットでマルチビットACK/NACK情報を伝送すると設定するとき、
現在のシステムのタイプがFDDシステムである場合、基地局が端末装置に一つのPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当て、送信モジュール94が受けられる複数のデータパケットに対応するフィードバック情報をジョイントコーディングした後、PUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源でフィードバック情報を伝送することと、
現在のシステムのタイプがTDDシステムである場合、基地局がフィードバック窓口の大きさ、各下り搬送波伝送モード及び端末装置の能力情報によって、端末装置に一つ又は複数のPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源を割り当て、端末装置のパワー又は上り伝送能力が限られるとき、フィードバック情報の大きさがプリセットされた閾値を超えていないと、前記端末装置がフィードバック情報をジョイントコーディングした後、一つのPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源で前記のフィードバック情報を伝送し、フィードバック情報の大きさがプリセットされた閾値を超えると、送信モジュール94が一部分のフィードバック情報をバンドリングし、ジョイントコーディングした後、一つのPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源でバンドリング後のフィードバック情報を伝送し、端末装置のパワー又は上り伝送能力が限られない場合、フィードバック情報の大きさがプリセットされた閾値を超えていないと、送信モジュール94が各フィードバック情報をジョイントコーディングした後、複数のPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源でフィードバック情報を伝送し、フィードバック情報の大きさがプリセットされた閾値を超えると、送信モジュール94が一部分のフィードバック情報をバンドリングし、ジョイントコーディングした後、複数のPUCCH format 2/2a/2bフォーマットの上り制御チャネル資源でバンドリング後のフィードバック情報を伝送することと、である。
【0117】
2.端末装置がPUCCH format 1b with channel selection方式でマルチビットACK/NACK情報を伝送するとき、
現在のシステムのタイプがFDDシステムである場合、フィードバック待ち情報のビット数が4より大きいとき、送信モジュール94がまず同じ下り搬送波での異なるコードに対応するフィードバック情報をバンドリングし、フィードバック情報の状態によって、複数のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源から一つの相応な上り制御チャネル資源を選択し、伝送待ちのフィードバック情報を生成し、基地局に伝送待ちフィードバック情報を伝送することと、
現在のシステムのタイプがTDDシステムである場合、フィードバック待ち情報のビット数が4より大きいとき、送信モジュール94がまず同じ下りサブ・フレームでの異なる下り搬送波でのデータパケットに対応するフィードバック情報をバンドリングし、又は同じ下り搬送波での異なる下りサブ・フレームでのデータパケットに対応するフィードバック情報をバンドリングし、フィードバック情報の状態によって、複数のPUCCH format 1/1a/1bフォーマットの上り制御チャネル資源から一つの相応な上り制御チャネル資源を選択し、伝送待ちフィードバック情報を生成し、前記基地局に前記伝送待ちフィードバック情報を伝送することと、である。
【0118】
状況三と状況四では、設定モジュール91がSOR
TD方式で生成された送信ダイバーシティを使用してPUCCHを伝送するよう設定されている場合、送信モジュール94が、設定モジュール91の上り制御情報のフィードバックモード及び/又は上り制御チャネル伝送方式、及び受けられる上り制御チャネル資源情報によって、相応数量の上り制御チャネル資源対を通じて、基地局に相応なフィードバック情報を送信する。
【0119】
従来技術と比べて、本発明の実施形態は下記の優位性を持つ。
【0120】
本発明の実施形態の技術的解決法によって、半静態の方式でACK/NACK等上り制御資源を設定でき、当該方法が簡易で、実施し易く、これと同時にFDD及びTDDシステムに適用する。長期進化搬送波重合システムにとって、システムでの上りフィードバックチャネル出費を低減し、長期進化マルチ搬送波アップグレードシステムのシステム性能を向上できると同時に、LTE Release 8システムと良く両立できる。
【0121】
前記の実施形態の説明を通じて、本技術分野の技術者は、ソフトウェアに必要な通用のハードウエアのプラットフォームを加える態様で本発明を実現することができることを明確に理解できる。勿論、ハードウエアを通じても実現できるが、多くの状況下で前者はより良い実施形態である。このような理解に基づいて、本発明の技術的解決法又は本質的に従来技術に貢献する部分をソフトウェア製品という形態で表すことができて、当該ソフトウェア製品を記憶媒体に記憶することができて、若干の指令を含んで、一台のコンピューター装置(PC、サーバー、ネットワーク装置など)に本発明の各実施形態の前記方法を実行させることができる。
【0122】
本技術分野の技術者が理解できるように、添付図面は一つの最良の実施形態の図だけで十分であり、添付図面でのモジュール又はフローは本発明の実施に必要なものではない。
【0123】
本技術分野の技術者が理解できるように、実施形態上での装置のモジュールが実施形態の説明によって、実施形態での装置に配布しても良いが、相応な変化をして、本実施形態と異なる一つ又は複数の装置に配布しても良い。前記の実施形態のモジュールを一体に併合しても良いが、複数のサブモジュールにしても良い。
【0124】
本発明の実施形態の番号は説明上の利便性のためのものであり、実施形態としての優劣を意味しない。
【0125】
以上、開示されたものは本発明の複数の具体例だけであり、本発明はこれに限らず、本技術分野の技術者が想定可能な変化は全部、本発明の保護範囲に属すべきである。