【実施例】
【0369】
以下の実施例は、本発明を例示する。以下に記載する実施例において、別様に指示がない限り、すべての温度は、摂氏の度数で記載される。試薬は、アルドリッチ・ケミカル社(Aldrich Chemical Company)、ランカスター社(Lancaster)、TCI社またはメイブリッジ社(Maybridge)等の商業的供給業者から購入し、別様に指示がない限り、さらに精製することなく使用した。THF、DCM、トルエン、DMFおよびジオキサンは、アルドリッチ社(Aldrich)から、Sure/Seal(商標)ボトルで購入し、受け取ったままで使用した。
【0370】
以下に記載する反応は、一般的に、窒素もしくはアルゴンの陽圧下または乾燥管を用いて(別様に言及しない限り)、無水溶媒中で行い、反応フラスコは、一般に、シリンジによる基質および試薬の導入のための、ゴム製の隔壁を備えていた。ガラス器は、炉乾燥および/または熱乾燥した。
【0371】
カラムクロマトグラフィーは、シリカゲルまたはC−18逆相カラムを有するBiotageシステム(製造業者:ダイアックス社(Dyax Corporation))、またはシリカSepPakカートリッジ(ウォーターズ社(Waters))上で実施した。
【0372】
生物学的アッセイ
実施例A
TrkA Omniaアッセイ
Trk酵素選択性を、インビトロジェン社(Invitrogen Corp.)製のOmnia(商標)キナーゼアッセイ試薬を使用して評価した。酵素(インビトロジェン社(Invitrogen Corp.)製TrkA)および試験化合物(種々の濃度)を、384ウェルの白色ポリプロピレンプレート(ヌンク社(Nunc)カタログ番号267462)中、周囲温度で10分間インキュベートした。次いで、Omnia Tyrペプチド#4およびATPを、プレートに添加した。最終濃度は以下の通りであった:酵素20nM、ATP500μM、ペプチド基質10μM。アッセイ緩衝剤は、25mM MOPS pH7.5、0.005%(体積/体積)トリトンX−100および5mM MgCl
2から成っていた。モレキュラーデバイス社(Molecular Devices)製のFlexStation II
384マイクロプレートリーダー(励起=360nm;発光=485nm)を使用して、リン酸化ペプチドの生成を、70分間連続的にモニタした。初速度を進度曲線から算出した。4または5パラメータどちらかのロジスティック曲線フィッティング(logistic curve fit)を使用して、これらの速度からIC
50値を算出した。
【0373】
このアッセイで試験した際、本発明の化合物は、1000nMより低い平均IC
50値を有した。ある特定の化合物は、このアッセイで試験した際、100nMより低い平均IC
50値を有した。
【0374】
表Aは、実施例Aのアッセイにおいて試験した際の、本発明の化合物の平均IC
50値を提供し、ここでAは、100nM未満の平均IC
50値を表し;Bは100〜1,000nMの平均IC
50値を表し;およびCは、1,000〜10,000nMの平均dIC
50値を表す。
表A
【表A-1】
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【表A-2】
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【表A-3】
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【表A-4】
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【表A-5】
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【表A-6】
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【表A-7】
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【表A-8】
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【表A-9】
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【表A-10】
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【表A-11】
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【表A-12】
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【表A-13】
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【表A-14】
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【表A-15】
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【表A-16】
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【表A-17】
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【表A-18】
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【表A-19】
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【表A-20】
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【表A-21】
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【表A-22】
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【表A-23】
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【0375】
合成中間体の調製
調製A
【化83】
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tert−ブチルtrans−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート
ステップA:
trans−1−ベンジル−3−ニトロ−4−フェニルピロリジンの調製:(E)−(2−ニトロビニル)ベンゼン(149g、1.00mol)のDCM(2L)溶液に、TFA(19.5mL、0.250mol)を添加し、その後−15℃まで冷却し、次いで、反応温度を−15〜−10℃に維持しながら、N−メトキシメチル−N−(トリメチルシリルメチル)ベンジルアミン(274g、1.00mol)のDCM(500mL)溶液を、3時間にわたってゆっくり添加した。反応物を周囲温度まで温め、18時間撹拌し、次いで2NのNaOHで洗浄し(500mL)、2NのHCl(1L)で処理した。得られた白色の懸濁液を1時間撹拌し、その後濾過し、DCMで洗浄した。次いでDCM(1L)および2NのNaOH(750mL)を、回収した白色固体に添加し、固体が溶解するまで撹拌した。相分離後、DCM(2×1L)で水層を抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、オフホワイト固体の表題生成物を得た(205g、収率73%)。MS(apci)m/z=283.1(M+H)。
【0376】
ステップB:
trans−1−ベンジル−4−フェニルピロリジン−3−アミンの調製:EtOH(1.20L)中のtrans−1−ベンジル−3−ニトロ−4−フェニル−ピロリジン(93.9g、333mmol)懸濁液に、濃塩酸(450mL)を添加し、その後、温度を55〜60℃に維持しながら、亜鉛末(173g、2.66mol)を、小分けして、1.5時間に渡り添加した。反応混合物を周囲温度で18時間撹拌し、次いで氷/水浴中で冷却し、その後濃NH
4OH(900mL)を添加した。混合物(pH=10〜11)を濾過し、回収した亜鉛をCHCl
3で洗浄した。次いで濾液を相分離し、水層をCHCl
3で抽出した(2×400mL)。合わせた有機物をH
2O、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、琥珀色油状の表題化合物を得た(85.0g、収率100%)。MS(apci)m/z=253.2(M+H)。
【0377】
ステップC:
trans−(1−ベンジル−4−フェニル−ピロリジン−3−イル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルの調製:trans−1−ベンジル−4−フェニルピロリジン−3−アミン(85.0g、333mmol)、THF(750mL)およびトリエチルアミン(69.6mL、500mmol)の混合物に、(Boc)
2O(72.7g、333mmol)を何回かに分けて、30分間に渡りゆっくりと添加した。反応混合物を周囲温度で16時間撹拌し、真空中で濃縮した。残渣をCHCl
3中に溶解し、Na
2CO
3水溶液およびブラインで洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、淡黄色固体の表題化合物を得た(116g、収率99%)。MS(apci)m/z=353.0(M+H)。
【0378】
ステップD:
tert−ブチルtrans−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメートの調製:2ガロン(約7.57L)のParrリアクターに、trans−(1−ベンジル−4−フェニル−ピロリジン−3−イル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(114g、323mmol)、EtOH(2L)および10%Pd/C(50%湿潤、11.0g)を充填した。リアクターを、N
2で数回パージし、56〜57psi(約386〜393kPa)までH
2を充填し、80℃で撹拌した。HPLC分析により、反応が完了した際、反応混合物を濾過し、濾液を濃縮して、黄色固体の粗生成物を得た。未精製の物質を、トルエンから摩砕して、白色固体の表題生成物を得た(68.4g、収率78%)。MS(apci)m/z=262.9(M+H)。
【0379】
調製A2
【化84】
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trans−tert−ブチル3−アミノ−4−フェニルピロリジン−1−カルボキシレート
ステップA:
trans−N−(1−ベンジル−4−フェニルピロリジン−3−イル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミドの調製:DCM(400mL)中のtrans−1−ベンジル−4−フェニルピロリジン−3−アミン(調製A、ステップB、61.9g、245mmol)溶液に、DIEA(64.1mL、368mmol)を添加し、混合物を氷浴中で冷却した。トリフルオロ無水酢酸(38.1mL、270mmol)を、N
2雰囲気下、30分間に渡り滴加した。添加後、混合物を30分間撹拌し、次いで真空中で濃縮した。残渣をDCM中に溶解し、NaHCO
3飽和水溶液およびブラインで洗浄した。溶液をMgSO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。未精製の物質をヘキサンで処理し、得られた黄色の懸濁液を、周囲温度で1時間撹拌した。固体を濾過により回収し、ヘキサンで洗浄し、および真空下で乾燥して、黄色の固体の表題化合物を得た(78.7g、収率92%)。MS(apci)m/z=349.1(M+H)。
【0380】
ステップB:
trans−tert−ブチル−3−フェニル−4−(2,2,2−トリフルオロアセトアミド)ピロリジン−1−カルボキシレートの調製:EtOH(400mL)中のtrans−N−(1−ベンジル−4−フェニルピロリジン−3−イル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(78.7g、226mmol)溶液を、N
2でパージし、活性炭(31.7g、45.2mmol)上20%Pd(OH)
2で処理した。混合物を、30psi(約207kPa)のH
2下、周囲温度にて、parrリアクター中で7時間撹拌し、次いでGF/F紙で濾過し、真空中で濃縮した。残渣をDCM(250mL)中で溶解し、その後TEA(49.4mL、355mmol)を添加し、氷浴中で冷却した。Boc
2O(56.8g、260mmol)を15分間に渡りゆっくり添加し、反応混合物をを周囲温度まで温め、1時間撹拌した。混合物を、NaHCO
3飽和水溶液およびブラインで洗浄し、次いでMgSO
4で乾燥した。溶液を濾過し、濃縮し、残渣を、40%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の表題化合物を得た。(63.2g、収率75%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 7.23−7.39(m、5H)、6.36(brs、1H)、4.47−4.55(m、1H)、3.92−4.00(m、1H)、3.78−4.00(m、1H)、3.50−3.59(m、1H)、3.22−3.45(m、2H)、1.49(s、9H)。
【0381】
ステップC:
trans−tert−ブチル3−アミノ−4−フェニルピロリジン−1−カルボキシレートの調製:MeOH(200mL)中のtrans−tert−ブチル3−フェニル−4−(2,2,2−トリフルオロアセトアミド)ピロリジン−1−カルボキシレート(63.2g、176mmol)溶液を氷浴中で冷却し、2NのNaOH(220mL、440mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度まで一晩昇温させ、次いで約200mLまで濃縮し、H
2O(200mL)で希釈した。水性の混合物をDCMで抽出し、合わせた抽出物をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶液を濾過し、濃縮して、淡黄色油状の表題化合物を得た(46.2g、収率99%)。MS(apci)m/z=163.0(M+H−Boc)。
【0382】
調製B
【化85】
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trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩
ステップA:
tert−ブチルtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメートの調製:無水DMF(50mL)中のtert−ブチルtrans−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート(調製A、4.82g、17.5mmol)溶液に、DIEA(9.12mL、52.4mmol)および1−ブロモ−2−メトキシエタン(1.97mL、20.9mmol)を、順次添加した。混合物を周囲温度で46時間撹拌し、次いでH
2O(300mL)中に注ぎ入れた。混合物をEtOAc(3x150mL)で抽出し、合わせた抽出物をブラインで洗浄し、MgSO
4/活性炭で乾燥し、充填したMgSO
4で蓋をしたSiO
2プラグで濾過し、EtOAcで溶出した。溶液を濃縮し、真空中で乾燥し、白色固体の生成物を得た(5.15g、収率92%)。MS(apci)m/z=321.1(M+H)。
【0383】
ステップB:
trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩の調製:2:1のEtOAc−MeOH(150mL)中のtert−ブチルtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート(5.10g、15.9mmol)溶液に、ジオキサン(59.7mL、239mmol)中4NのHClを添加した。混合物を周囲温度で90分間撹拌し、次いで真空中で濃縮した。得られた泡をEtOAc(200mL)で処理し、5分間超音波処理し、微細な白色の懸濁液が形成されるまで激しく撹拌した。懸濁液を濾過し、EtOAcで洗浄し、真空下で乾燥して、白色粉末の表題化合物を得た(5.10g、収率100%)。MS(apci)m/z=221.1(M+H)。
【0384】
調製C
【化86】
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2−メトキシ−N−(メトキシメチル)−N−((トリメチルシリル)メチル)エタンアミン
ステップA:
2−メトキシ−N−((トリメチルシリル)メチル)エタンアミンの調製:2−メトキシエタンアミン(14.2mL、163mmol)のDMSO溶液(15mL)に、添加漏斗により、90℃で40分間に渡り、(クロロメチル)トリメチルシラン(11.4mL、81.5mmol)のDMSO(10mL)溶液を添加した。混合物を90℃で3.5時間加熱し、次いで周囲温度まで冷却した。それを次いでH
2O(150mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(2×150mL)。合わせた有機抽出物をブライン(150mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、黄色油状の生成物を得た(8.14g、収率62%)。MS(apci)m/z=162.0(M+H)。
【0385】
ステップB:
2−メトキシ−N−(メトキシメチル)−N−((トリメチルシリル)メチル)エタンアミンの調製:ホルムアルデヒド(37%水溶液、4.91g、60.6mmol)のMeOH(2.45mL)溶液を0℃まで冷却し、2−メトキシ−N−((トリメチルシリル)メチル)エタンアミン(8.14g、50.5mmol)の液滴により処理した。二相混合物を0℃で3時間撹拌し、次いでK
2CO
3(6.97g、50.5mmol)を添加し、混合物を0℃で1時間撹拌した。黄色の油をK
2CO
3(2.00g、14.4mmol)上にデカントし、混合物を周囲温度で2時間撹拌した。黄色の油をデカントした後、固体のK
2CO
3をEt
2Oで洗浄し(2×10mL)、Et
2O洗浄液をデカントした黄色の油と混合し、ロータリーエバポレーターで濃縮して、黄色油状の生成物を得た(9.92g、収率96%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 4.00(s、2H)、3.37−3.43(m、2H)、3.29(s、3H)、3.19(s、3H)、2.77−2.82(m、2H)、2.18(s、2H)、0.00(s、9H)。
【0386】
調製D
【化87】
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(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩
ステップA:
(R)−3−シンナモイル−4−フェニルオキサゾリジン−2−オンの調製:(R)−4−フェニルオキサゾリジン−2−オン(5.90g、36.2mmol)のTHF(50mL)溶液を−78℃まで冷却し、15分間に渡るリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(36.9mL、36.9mmol、THF中1.0M)の液滴により処理した。−78℃で15分間の撹拌後、塩化シンナモイル(6.33g、38.0mmol)のTHF(10mL)溶液を導入した。混合物を−78℃で1時間、および周囲温度で2時間撹拌し、その後、飽和NaHCO
3(50mL)でクエンチし、1時間撹拌した。混合物をEtOAc(200mL)で希釈し、水およびブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、淡黄色固体の生成物を得た(10.6g、収率99.9%)。MS(apci)m/z=293.9(M+H)。
【0387】
ステップB:
(R)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−カルボニル)−4−フェニルオキサゾリジン−2−オンの調製:(R)−3−シンナモイル−4−フェニルオキサゾリジン−2−one(8.00g、27.3mmol)およびTFA(0.210mL、2.73mmol)のトルエン(500mL)溶液を、まず5〜10℃に冷却し、その後2−メトキシ−N−(メトキシメチル)−N−((トリメチルシリル)メチル)エタンアミンの(調製C、8.40g、40.9mmol)のトルエン(30mL)溶液を滴加した。得られた混合物を周囲温度まで温め、3時間撹拌し、次いで飽和NaHCO
3および水で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。未精製の物質を、16〜20%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物を得た(6.5g、収率60%)。MS(apci)m/z=395.2(M+H)。
【0388】
ステップC:
(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−カルボン酸の調製:LiOH(41.2mL、41.2mmol)の1M水溶液に、0℃でH
2O
2(3.37mL、33.0mmol、30重量%)を添加した。混合物を次いで、THF(100mL)中の(R)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−カルボニル)−4−フェニルオキサゾリジン−2−オン(6.50g、16.5mmol)溶液に、0℃で10分間に渡り添加した。1時間の撹拌後、2.0MのNa
2SO
3水溶液(33.0mL、65.9mmol)を0℃で導入し、反応混合物を周囲温度まで温めた。10分間撹拌した後、混合物をEtOAc(50mL)で洗浄した。水層を1NのHClでpH3〜5まで酸性化し、次いでNaCl(10g)で処理し、次いで10%iPrOH/DCMで抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、生成物を得た(4.11g、収率100%)。MS(apci)m/z=250.1(M+H)。
【0389】
ステップD:
ベンジル(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメートの調製:トルエン(70mL)中の(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−カルボン酸(4.11g、16.5mmol)溶液に、TEA(5.74mL、41.2mmol)、その後ジフェニルホスホリルアジド(4.99mL、23.1mmol)を添加した。混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで還流するまで1時間加熱した。次いでベンジルアルコール(3.42mL、33.0mmol)を添加し、反応混合物を15時間還流させた。反応混合物をEtOAcで処理し、水で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。未精製の物質を、1%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た(2.5g、収率43%)。MS(apci)m/z=355.2(M+H)。
【0390】
ステップE:
(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩の調製:ベンジル(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート(0.257g、0.725mmol)およびTFA(3.91mL、50.8mmol)を60℃で17時間加熱した。トルエンを使用して共沸させて、反応混合物を真空中で濃縮し、次いでEt
2O中2NのHClで処理し、再度濃縮して、オフホワイト固体の表題化合物を得た(0.21g、収率100%)。MS(apci)m/z=221.2(M+H)。
【0391】
調製E
【化88】
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(3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミントリフルオロアセテート
ステップA:
(R,E)−3−(3−(3,5−ジフルオロフェニル)アクリロイル)−4−フェニルオキサゾリジン−2−オンの調製:Et
2O(150mL)中の(E)−3−(3,5−ジフルオロフェニル)アクリル酸(10.0g、54.3mmol)溶液に、0℃で、DIEA(9.48mL、54.3mmol)、その後塩化ピバロイル(6.69mL、54.3mmol)を添加した。混合物を0℃で1時間撹拌し、−78℃まで冷却した。その間、THF(200mL)中の(R)−4−フェニルオキサゾリジン−2−オン(8.86g、54.3mmol)を−78℃まで冷却し、ブチルリチウム(21.7mL、2.5M、54.3mmol)をゆっくりと添加した。混合物を−78℃で20分間撹拌し、カニューレにより、混合無水物の溶液に移した。合わせた混合物を−78℃で15分間撹拌し、0℃まで昇温させ、さらに30分間撹拌した。反応混合物を、飽和NH
4Cl(25mL)でクエンチし、EtOAc(600mL)で希釈し、水、NaHCO
3、およびブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、真空中で濃縮した。未精製の物質を、10〜20%酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物を得た(11.0g、収率61.5%)。
【0392】
ステップB:
(3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミントリフルオロ酢酸塩の調製:調製D、ステップB〜Eに記載される方法により、(R)−3−シンナモイル−4−フェニルオキサゾリジン−2−オンを、(R,E)−3−(3−(3,5−ジフルオロフェニル)アクリロイル)−4−フェニルオキサゾリジン−2−オンに置き換えて調製し、表題化合物を得た(1.70g、収率102%)。MS(apci)m/z=257.2(M+H)。
【0393】
調製F
【化89】
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(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン
調製Dに記載される方法に従って、塩化シンナモイルを(E)−3−(3,4−ジフルオロフェニル)アクリロイルクロライドに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=257.1(M+H)。
【0394】
調製G
【化90】
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(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩
ステップA:
tert−ブチル(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3−(トリフルオロメチル)−フェニル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製:DMF(1mL)中のtert−ブチル(3S,4R)−4−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−ピロリジン−3−イルカルバメート(100mg、0.303mmol、市販の)、N,N−ジエチルプロパン−2−アミン(0.145mL、0.908mmol)および1−ブロモ−2−メトキシエタン(0.0361mL、0.363mmol)溶液を、周囲温度で2時間撹拌し、次いで60℃まで4時間加熱し、次いで周囲温度まで一晩冷却した。EtOAcと飽和NaHCO
3(各10mL)との間で分配した後、有機層を水およびブラインで洗浄し(それぞれ2x10mL)、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して白色固体の粗生成物を得た(80mg、収率68%)。LCMS(apci)m/z=389.1(M+H)。
【0395】
ステップB:
(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−ピロリジン−3−アミン二塩酸塩の調製:IPA中5〜6NのHCl(4.12mL、20.6mmol)中のtert−ブチル(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン−3−イルカルバメート(80.0mg、0.206mmol)溶液を周囲温度で1時間撹拌し、その後、真空中で濃縮し、Et
2Oで摩砕して、ベージュ固体の生成物を得た(74mg、収率99.5%)。LCMS(apci)m/z=289.1(M+H)。
【0396】
調製H
【化91】
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(3S,4R)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩
調製Gの方法に従って、tert−ブチル(3S,4R)−4−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−ピロリジン−3−イルカルバメートを、tert−ブチル(3S,4R)−4−(3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメートに置き換えて調製し、表題化合物を得た。LCMS(apci)m/z=239.1(M+H)。
【0397】
調製I
【化92】
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(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩
調製Gの方法に従って、tert−ブチル(3S,4R)−4−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−ピロリジン−3−イルカルバメートを、tert−ブチル(3S,4R)−4−(2,4ジ−フルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イルカルバメートに置き換えて調製し、表題化合物を得た。LCMS(apci)m/z=257.1(M+H)。
【0398】
調製J
【化93】
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(3S,4R)−4−(2,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩
調製Gの方法に従って、tert−ブチル(3S,4R)−4−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−ピロリジン−3−イルカルバメートを、tert−ブチル(3S,4R)−4−(2,5ジ−フルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イルカルバメートに置き換えて調製し、表題化合物を得た。LCMS(apci)m/z=257.1(M+H)。
【0399】
調製K
【化94】
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(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩
調製Dに記載される方法に従って、塩化シンナモイルを、(E)−3−(4−フルオロフェニル)アクリロイルクロライドに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=239.1(M+H)。
【0400】
調製L1
【化95】
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(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン
ステップA:
(E)−1−フルオロ−4−(2−ニトロビニル)ベンゼンの調製:酢酸(2.0L、35.5mol)および酢酸アンモニウム(310.5g、4.03mol)を、周囲温度で1時間撹拌し、次いでニトロメタン(611mL、11.3mol)および4−フルオロベンズアルデヒド(200g、1.61mol)を添加し、反応混合物を90℃まで3時間加熱した。反応物を周囲温度まで放冷し、次いで機械撹拌しながら、H
2O(4L)を2時間に渡り添加した。懸濁液を1時間撹拌し、次いで濾過し、2:1の水/酢酸(500mL)で洗浄した。固体を真空オーブン中で乾燥し(50℃)、淡黄色固体の表題生成物を得た。(238g、1.42mol、収率88%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 7.98(1H)、7.55(3H)、7.16(2H)。
【0401】
ステップB:
trans−3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−4−ニトロ−ピロリジンの調製:DCM(1.09L)およびTFA(9.3mL、120mmol)中の(E)−1−フルオロ−4−(2−ニトロビニル)ベンゼン(201g、1.20mol)懸濁液に、2−メトキシ−N−(メトキシメチル)−N−((トリメチルシリル)メチル)エタンアミン(調製C;383g、1.86mol)を30分間に渡り滴加し、内部反応温度を、氷浴中で冷却することにより、23〜36℃に維持した。反応混合物を、水性リン酸緩衝剤溶液(pH7、500mL)中に注ぎ入れ、DCM(300mL)で希釈した。相を分離し、水相をDCM(400mL)で抽出した。有機相をまとめ、ブライン(300mL)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。未精製の油を、40%EtOAc/ヘプタンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、黄色油状の表題化合物を得た(245g、収率76%)。MS(apci)m/z=269.1(M+H)。
【0402】
ステップC:
trans−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミンの調製:EtOH(1L)中のtrans−3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−4−ニトロピロリジン(289g、1.08mol)溶液に、Parr容器中で酸化白金(IV)(24.5g、108mmol)を添加し、Parrシェーカーに設置した。容器を排気し、窒素を再充填し(3x)、また排気して、水素(60psi(約414kPa))を再充填した。反応が完了するまで、必要に応じて、容器に水素を充填した。反応混合物をセライト(登録商標)で濾過し、MeOH(50mL)で漱ぎ、次いで減圧下で濃縮して、黄色油状の表題化合物を得た(243g、収率95%)。MS(apci)m/z=239.1(M+H)。
【0403】
ステップD:
(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(2S,3S)−2,3−ビス(4−メチルベンゾイルオキシ)サクシネートの調製:THF(3.0L)およびH
2O(333mL)中の(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(120g、504mmol)溶液に、ジーp−トルオイル−D−酒石酸(195g、504mmol)を添加した。周囲温度で1時間撹拌し、次いで冷凍機に18時間入れておいた(−11℃)。混合物を撹拌してスラリーを得、濾過し、Et
2O(4x100mL)で漱いだ。固体を真空オーブン(40℃)中で4時間乾燥し、次いで以下の手順により2回再結晶化した:固体を、45℃まで温めながら、THF(1.06mL)およびH
2O(118mL)中に溶解し、次いで周囲温度まで2時間に渡り放冷させ、次いで冷凍機(−11℃)に18時間入れておき;混合物を撹拌してスラリーを得、濾過し、Et
2O(4x100mL)で漱いだ。2回の再結晶化後、固体を真空オーブン中で(40℃)18時間乾燥し、白色結晶性固体の表題化合物を得た(96g、収率31%)。MS(apci)m/z=239.2(M+H)。
【0404】
ステップE:
(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミンの調製:(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(2S,3S)−2,3−ビス(4−メチルベンゾイルオキシ)サクシネート(20g、32.0mmol)をDCM(300mL)中に溶解し、1MのNaOH(2x200mL)で洗浄した。合わせた水相をDCM(200mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(200mL)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、次いで真空下で乾燥して、黄色油状の表題化合物を得た(6.17g、81%、>99%ee)。MS(apci)m/z=239.1(M+H)。
【0405】
以下のピロリジン中間体を、調製L1の方法に従って、ステップAで適切なベンズアルデヒドを使用し、ステップCで、EtOHおよび酸化白金(IV)を、MeOHおよびラネーニッケルで、それぞれ置き換えて調製した。調製L3に関しては、ステップDの90%THF/H
2Oを85%MeOH/H
2Oに置き換えた。
【表1B-1】
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【表1B-2】
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【表1B-3】
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【0406】
調製L15
【化96】
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4−(trans−4−アミノ−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ベンゾニトリル
調製L1、ステップA〜Cに記載される方法に従って、ステップAの4−フルオロベンズアルデヒドを、4−ホルミルベンゾニトリルに置き換え、ステップCのEtOHおよび酸化白金(IV)を、MeOH、Zn(粉末)および飽和NH
4Clに、それぞれ置き換えて調製した。MS(apci)m/z=246.1(M+H)。
【0407】
調製L16
【化97】
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3−(trans−4−アミノ−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ベンゾニトリル
調製L1、ステップA〜Cに記載される方法に従って、ステップAの4−フルオロベンズアルデヒドを、3−ホルミルベンゾニトリルに置き換え、およびステップCでは、EtOHおよび酸化白金(IV)をMeOH、Zn(粉末)および飽和NH
4Clに、それぞれ置き換えて調製した。MS(apci)m/z=246.2(M+H)。
【0408】
調製M
【化98】
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(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩
調製Dに記載される方法に従って、塩化シンナモイルを(E)−3−(3,4,5−トリフルオロフェニル)アクリロイルクロライドに置き換えて調製した。
1H NMR(D
2O) δ 7.06−7.10(m、2H)、4.13−4.20(m、1H)、3.92−3.99(m、2H)、3.71−3.74(m、1H)、3.57−3.63(m、3H)、3.41−3.49(m、3H)、3.25(s、3H)。
【0409】
調製N
【化99】
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Trans−5−(4−アミノ−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−2−フルオロベンゾニトリル
ステップA:
(E)−2−フルオロ−5−(2−ニトロビニル)ベンゾニトリル。3:1のCH
3NO
2/CH
3CN(25mL)中の2−フルオロ−5−ホルミルベンゾニトリル(3.84g、25.0mmol)溶液に、DMAP(0.305g、2.50mmol)を添加し、混合物を周囲温度で23時間撹拌した。混合物を氷浴上で冷却し、Ac
2O(3.54mL、37.5mmol)を添加した。混合物を5分間撹拌し、周囲温度に達するようにし、1時間撹拌した。混合物を、黄色の固体になるまで濃縮した。固体をiPrOH(70mL)中に懸濁し、10分間撹拌した。懸濁液を真空濾過により回収し、ケーキをiPrOHで洗浄し、真空で乾燥して、淡黄褐色粉末の表題化合物を得た(3.36g、70%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 7.96(d、1H)、7.79−7.88(m、2H)、7.57(d、1H)、7.36 (t、1H)。
【0410】
ステップB:
Trans−2−フルオロ−5−(1−(2−メトキシエチル)−4−ニトロピロリジン−3−イル)ベンゾニトリル:調製L1に記載される手順のステップBの、(E)−2−フルオロ−5−(2−ニトロビニル)ベンゾニトリルを使用して、淡金色シロップ状の表題化合物を調製した(1.56g、53%)。MS(apci)m/z=294.1(M+H)。
【0411】
ステップC:
Trans−5−(4−アミノ−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−2−フルオロベンゾニトリル:MeOH(6.0mL)中のtrans−2−フルオロ−5−(1−(2−メトキシエチル)−4−ニトロピロリジン−3−イル)ベンゾニトリル(450mg、1.53mmol)溶液を、0℃まで冷却した。亜鉛末(1.00mg、15.3mmol)およびNH
4Cl飽和水溶液(1.0mL)を順次添加し、混合物を5分間撹拌した。混合物が周囲温度に達するようにし、LCMS分析による完了まで撹拌した。漱ぎおよび溶出のためにMeOHを使用して、混合物を充填セライト(登録商標)で濾過し、濾液を、無色シロップ状になるまで濃縮した。シロップを1MのK
2CO
3(15mL)で処理し、CH
2Cl
2と混合し、CH
2Clで抽出した(3X)。合わせたCH
2Cl
2抽出物をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、無色シロップ状の表題化合物を得た(412mg、100%)。MS(apci)m/z=264.1(M+H)。
【0412】
調製O
【化100】
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Trans−3−(4−アミノ−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−5−フルオロベンゾニトリル
ステップA:
3−フルオロ−5−ホルミルベンゾニトリル:無水THF(25mL)中の3−ブロモ−5−フルオロベンゾニトリル(5.00g、25.0mmol)溶液を、0℃まで冷却し、THF中2MのiPrMgCl(15.0mL、30.0mmol)を、5分間に渡り滴加した。混合物を0℃で15分間、次いで周囲温度で1時間撹拌した。混合物を0℃まで冷却し、無水DMF(5.81mL、75.0mmol)を添加した。混合物を17時間撹拌し、その間、温度は2時間後に周囲温度に達した。混合物を、氷水(150mL)およびEt
2O(100mL)に添加した。二相混合物を撹拌し、6MのHClで、pH=3の水溶液まで処理した。有機層を除去し、水層をEt
2Oで抽出した(2X)。合わせたEt
2O画分を、飽和NaClで洗浄し、MgSO
4/活性炭で乾燥した。乾燥した溶液を、Et
2Oで溶出するSiO
2プラグで濾過した。濾液を濃縮して、黄色固体の表題化合物を得、それを真空で乾燥した(3.68g、99%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 10.0(s、1H)、8.00(s、1H)、7.81−7.86(m、1H)、7.62−7.67(m、1H)。
【0413】
ステップB:
Trans−3−(4−アミノ−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−5−フルオロベンゾニトリル:3−フルオロ−5−ホルミルベンゾニトリルを、trans−5−(4−アミノ−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−2−フルオロベンゾニトリル(調製N)の調製に記載される手順において使用して、表題化合物を調製した。無色のシロップ状の化合物を単離した(542mg、93%)。MS(apci)m/z=264.1(M+H)。
【0414】
調製P
【化101】
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Trans−1−(2−メトキシエチル)−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−アミン
ステップA:
Trans−3−(4−クロロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−4−ニトロピロリジン:(E)−1−クロロ−4−(2−ニトロビニル)ベンゼンを、調製L1に記載される手順のステップBにおいて使用して、粘着性無色油状の表題化合物を調製した(5.10g、64%)。MS(apci)m/z=285.0(M+H)。
【0415】
ステップB:
Trans−1−(2−メトキシエチル)−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−アミン:MeOH(25mL)中の2800ラネーニッケル(H
2O中50重量%、0.873g、5.10mmol)懸濁液に、MeOH(25mL)中のtrans−3−(4−クロロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−4−ニトロピロリジン(2.90g、10.2mmol)を添加した。混合物をH
2ガスで洗い流し、H
2のバルーン雰囲気下で16時間撹拌した。混合物をN
2ガスでパージし、漱ぎおよび溶出のためにMeOHを使用して、充填セライト(登録商標)で濾過した。濾液を、濁った油状になるまで濃縮した。油をCH
2Cl
2中に溶解し、Na
2SO
4/活性炭で乾燥した。溶液を濾過し、濃縮して、淡金色油状の表題化合物を得、それを真空で乾燥した(2.46g、95%)。MS(apci)m/z=255.1(M+H)。
【0416】
表1は、実施例に記載される化合物の合成において使用された、市販のピラゾール中間体のリストを提供する。
表1
【表1-1】
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【表1-2】
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【表1-3】
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【表1-4】
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【表1-5】
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【0417】
中間体P1
【化102】
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エチル3−(5−アミノ−3−tert−ブチル−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾエート
EtOH(20mL)中の3−ヒドラジニル安息香酸エチル塩酸塩(500mg、2.31mmol)懸濁液に4,4−ジメチル−3−オキソペンタンニトリル(318mg、2.54mmol)を添加した。反応混合物を還流するまで18時間加熱し、次いで周囲温度まで冷却し、真空中で濃縮した。粗生成物を、0〜5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、黄色油状の生成物を得た(154mg、収率23%)。MS(apci)m/z=288.2(M+H)。
【0418】
表2の化合物を、中間体P1に関して記載される方法により、4,4−ジメチル−3−オキソペンタンニトリルを、適切なシアノケトンで代用し、および3−ヒドラジニル安息香酸エチル塩酸塩を適切なヒドラジンで代用して調製した。
【表2-1】
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【表2-2】
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【表2-3】
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【0419】
中間体P101
【化103】
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2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ−[c]ピラゾール−3−アミン
ステップA:
ジ−tert−ブチル1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ヒドラジン−1,2−ジカルボキシレートの調製:−78℃まで冷却した、エーテル(37.3mL)中の4−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾール(1.93mL、18.6mmol)溶液に、nBuLi(23.3mL、37.3mmol)を添加した。−78℃で30分間撹拌した後、Et
2O(37.3mL、18.6mmol)中のジ−t−ブチルアゾジカルボキシレート(4.29g、18.6mmol)溶液を滴加した。1時間後、反応混合物を−20℃まで温め、氷でクエンチした。周囲温度まで温めた後、混合物を濾過し、Et
2Oで漱いだ。得られた固体を、DCMと水の混合物中に取り込み、混合物を相分離した。有機層をMgSO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、白色固体の、初回分の生成物を得た(1.64g、収率28%)。二度目の生成物を、40〜60%ヘキサン/EtOAcで溶出する、シリカカラムクロマトグラフィーによる濾液から回収した(0.51g、収率8.8%)。MS(apci)m/z=313.0(M+H)。
【0420】
ステップB:
2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ−[c]ピラゾール−3−アミンの調製:EtOH(1.65mL、0.330mmol)中のジ−tert−ブチル1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ヒドラジン−1,2−ジカルボキシレート(103mg、0.330mmol)溶液に、濃塩酸(137μL、1.65mmol)を添加した。混合物を周囲温度で5分間撹拌し、次いで氷浴中で冷却し、その後2−オキソシクロペンタンカルボニトリル(36.0mg、0.330mmol)を添加した。5分間撹拌した後、反応混合物を、周囲温度まで一晩温めた。反応混合物を濃縮し、水とDCMに分配した。相分離後、水層を塩基性化し(pH10)、次いでDCM(3×10mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をMgSO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。未精製の物質を、0〜100%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、黄色固体の生成物を得た(4.5mg、収率6.7%)。MS(apci)m/z=204.1(M+H)。
【0421】
中間体P102
【化104】
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3−tert−ブチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:
(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ヒドラジン塩酸塩の調製:ヘキサン(20.0mL)中のジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(2.00g、20.0mmol)およびtert−ブチルヒドラジンカルボキシレート(2.64g、20.0mmol)懸濁液を、2時間還流させた。冷却後、BH
3−THF複合物(20.0mL、20.0mmol)を添加し、反応混合物を1時間撹拌した。混合物を次いで、ジオキサン(20.0mL、79.9mmol)中4NのHCl、その後3滴の水で処理した。周囲温度で1時間撹拌した後、反応混合物を濾過し、EtOAcで漱いで、固体の生成物を得た(2.39g、収率78.4%)。MS(apci)m/z=117.0(M+H)。
【0422】
ステップB:
3−tert−ブチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:中間体P1の調製に記載される方法により、3−ヒドラジニル安息香酸エチル塩酸塩の代りに(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ヒドラジン二塩酸塩を使用して、黄色油状の生成物を得た(0.472g、収率99.9%)。MS(apci)m/z=224.1(M+H)。
【0423】
中間体P103
【化105】
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2−(ピリジン−2−イル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−アミン
ステップA:
2−(2−(ピリジン−2−イル)ヒドラゾノ)シクロペンタン−カルボニトリルの調製:MeOH(9.16mL)中の2−ヒドラジニルピリジン(0.200g、1.83mmol)および2−オキソシクロペンタンカルボニトリル(0.200g、1.83mmol)溶液を、濃塩酸(0.764mL、9.16mmol)で処理し、16時間還流させた。反応混合物を真空中で濃縮し、次いで水とDCMに分配した。相分離後、水層をDCMで洗浄し、塩基性化し(飽和NaHCO
3、pH10)、DCMで抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。未精製の物質を、100%EtOAcで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物を得た(0.289g、収率78.6%)。MS(apci)m/z=201.2(M+H)。
【0424】
ステップB:
2−(ピリジン−2−イル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−アミンの調製:EtOH(6.06mL、1.21mmol)中の2−(2−(ピリジン−2−イル)ヒドラゾノ)シクロペンタンカルボニトリル(0.243g、1.21mmol)溶液を、6MのHCl(0.202mL、1.21mmol)で処理し、3日間還流させた。溶媒の除去後、未精製の残渣を水中で希釈し、塩基性化し(飽和NaHCO
3、pH10)、DCMで抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。未精製の物質を、50%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物を得た(0.198g、収率81.6%)。MS(apci)m/z=201.2(M+H)。
【0425】
中間体P104
【化106】
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2−(ピリジン−3−イル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−アミン
中間体P103に関して上述した方法により、2−ヒドラジニルピリジンの代りに3−ヒドラジニルピリジンを使用して調製し、表題生成物を得た。MS(apci)m/z=201.1(M+H)。
【0426】
中間体P105
【化107】
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6,6−ジメチル−2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−アミン
ステップA:
5−クロロ−2,2−ジメチルペンタンニトリルの調製:イソブチロニトリル(1.38g、20.0mmol)および1−ブロモ−3−クロロプロパン(3.46g、22.0mmol)を、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(20.0mL、20.0mmol)1M溶液に、撹拌しながら順次添加した。70℃で16時間撹拌した後、反応混合物を水でクエンチし、次いでDCMで抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、5−クロロ−2,2−ジメチルペンタンニトリルを得た(2.91g、収率100%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 3.57−3.61(m、2H)、1.94−2.02(m、2H)、1.67−1.72(m、2H)、1.37(s、6H)。
【0427】
ステップB:
2,2−ジメチルヘキサンジニトリルの調製:DMF(20.0mL)および水(1mL)中の5−クロロ−2,2−ジメチルペンタンニトリル(2.91g、20.0mmol)およびNaCN(1.57g、32.0mmol)懸濁液を、100℃で16時間加熱した。冷却後、反応混合物を水で希釈し、30分間還流させ、次いで冷却し、水中に注ぎ入れ、3時間撹拌した。次いで溶液をEt
2Oで抽出した。合わせたEt
2O抽出物をH
2Oで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、生成物を得た(2.20g、収率80.7%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 2.42−2.47(m、2H)、1.83−1.92(m、2H)、1.67−1.72(m、2H)、1.39(s、6H)。
【0428】
ステップC:
3,3−ジメチル−2−オキソシクロペンタンカルボニトリルの調製:トルエン(18.4mL)中のKOtBu(0.511g、4.55mmol)懸濁液を、2,2−ジメチルヘキサンジニトリル(1.00g、7.34mmol)のトルエン(2.0mL)溶液で処理し、80℃で2時間加熱した。反応混合物を次いで周囲温度まで冷却し、水でクエンチした。混合物を分離し、有機層を、2NのHCl(20mL)中で16時間撹拌した。混合物を分離し、有機層をMgSO
4で乾燥し、濾過し、真空中で黄色〜白色の固体になるまで濃縮した。未精製の固体を、10〜40%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物を得た(0.250g、収率24.8%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 3.20−3.26(m、1H)、2.38−2.47(m、1H)、2.14−2.25(m、1H)、1.97−2.05(m、1H)、1.74−1.83(m、1H)、1.14(s、6H)。
【0429】
ステップD:
6,6−ジメチル−2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−アミンの調製:中間体P1に関して記載される方法により、3−ヒドラジニル安息香酸エチル塩酸塩の代りにフェニルヒドラジンを使用し、および4,4−ジメチル−3−オキソペンタンニトリルの代りに3,3−ジメチル−2−オキソシクロペンタンカルボニトリルを使用して調製し、黄色固体の生成物を得た(0.192g、収率46.2%)。MS(apci)m/z=228.2(M+H)。
【0430】
中間体P106
【化108】
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7,7−ジメチル−2−フェニル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール−3−アミン
ステップA:
2,2−ジメチルヘプタンジニトリルの調製:中間体P105、ステップAおよびBに関して記載される方法により、1−ブロモ−3−クロロプロパンの代りに1−ブロモ−4−クロロブタンを使用して調製し、生成物を得た(2.21g、収率73.7%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 2.37−2.42(m、2H)、1.53−1.77(m、6H)、1.36(s、6H)。
【0431】
ステップB:
3,3−ジメチル−2−オキソシクロヘキサンカルボニトリルの調製:トルエン(16.6mL)中のKOtBu(0.463g、4.13mmol)懸濁液を、トルエン(2.0mL)中の2,2−ジメチルヘプタンジニトリル(1.00g、6.66mmol)溶液で処理し、80℃で48時間加熱した。周囲温度まで冷却した後、反応混合物を水でクエンチし、相分離し、有機層を、2NのHCl(20mL)とともに16時間撹拌した。相分離後、有機層をMgSO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。未精製の物質を、10〜20%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物を得た(0.374g、収率37.2%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 3.72−3.78(m、1H)、2.42−2.50(m.1H)、1.78−2.04(m、4H)、1.60−1.70(m、1H)、1.21(s、3H)、1.16(s、3H)。
【0432】
ステップC:
7,7−ジメチル−2−フェニル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール−3−アミンの調製:中間体P1に関して記載される方法により、3−ヒドラジニル安息香酸エチル塩酸塩の代りにフェニルヒドラジンを使用し、および4,4−ジメチル−3−オキソペンタンニトリルの代りに3,3−ジメチル−2−オキソシクロヘキサンカルボニトリルを使用して調製し、オフホワイト固体の生成物を得た(0.490g、収率54.2%、純度66%)。MS(apci)m/z=242.2(M+H)。
【0433】
中間体P107
【化109】
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3−イソプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:
2,4−ジメチル−3−オキソペンタンニトリルの調製:THF(50mL、7.83mmol)中のプロピオノニトリル(518mg、9.40mmol)溶液に、N
2下、−78℃で、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1M)(7.83mL、7.83mmol)をゆっくりと添加した。30分間後、メチルイソブチレート(0.898mL、7.83mmol)を滴加し、反応混合物を0℃まで温めた。黄色の沈殿が形成され、反応混合物を1時間撹拌し、次いでH
2O(50mL)で希釈して、固体を溶解させた。混合物をEt
2Oで抽出し(25mL)、塩基性の水相を2MのHCl(5mL)で酸性化し、Et
2Oで抽出した(2x50mL)。合わせた有機相をブライン(50mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して生成物を得た(421mg、収率42.9%)。
【0434】
ステップB:
3−イソプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:中間体P1に関して記載される方法により、3−ヒドラジニル安息香酸エチル塩酸塩の代りにフェニルヒドラジンを使用し、および4,4−ジメチル−3−オキソペンタンニトリルの代りに、2,4−ジメチル−3−オキソペンタンニトリルを使用して調製し、黄色シロップ状の生成物を得た(0.587g、収率81.1%)。MS(apci)m/z=216.2(M+H)。
【0435】
中間体P108
【化110】
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2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−フロ[3,4−c]ピラゾール−3−アミン
ステップA:
4−オキソテトラヒドロフラン−3−カルボニトリルの調製:0℃に冷却したTHF(640.4mg、8.881mmol)中のKOtBu(996.6mg、8.881mmol)懸濁液に、メチル2−ヒドロキシアセテート(675.7μL、8.881mmol)を滴加し、10分間撹拌した。アクリロニトリル(589.1μL、8.881mmol)を次いで添加し、反応物を周囲温度で撹拌した。3時間後、反応物をH
2O(50mL)で希釈し、次いでEt
2Oで抽出し(25mL)て、いかなる出発エステルをも除去した。塩基性の水相を2MのHCl(5mL)で酸性化し、次いでEt
2Oで抽出した(2x50mL)。合わせた有機相をMgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、淡褐色の油を得た(446mg、収率45.2%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 4.63(t、1H)、4.24(t、1H)、4.14(d、1H)、4.02(d、1H)、3.57(t、1H)。
【0436】
ステップB:
2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−フロ[3,4−c]ピラゾール−3−アミンの調製:中間体P1に関して記載される方法により、3−ヒドラジニル安息香酸エチル塩酸塩の代りにフェニルヒドラジンを使用し、および4,4−ジメチル−3−オキソペンタンニトリルの代りに4−オキソテトラヒドロフラン−3−カルボニトリルを使用して調製し、赤みがかった褐色シロップ状の生成物を得た(182mg、収率22.5%)。MS(apci)m/z=202.1(M+H)。
【0437】
中間体P109
【化111】
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3−(メトキシメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:
4−メトキシ−3−オキソブタンニトリルの調製:THF(20mL、4.803mmol)中のメチル2−メトキシアセテート(0.4753mL、4.803mmol)溶液に、−78℃、N
2下で、アセトニトリル(0.3033mL、5.763mmol)を添加し、その後リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1M)(4.803mL、4.803mmol)を添加した。1時間撹拌した後、反応混合物を0℃まで温め、1時間撹拌した。反応混合物を次いでH
2O(25mL)で希釈し、Et
2Oで洗浄し(25mL)、次いで2MのHCl(1.5mL)で中和した。これをEt
2Oで抽出し(2x25mL)、合わせた有機相をブライン(25mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、生成物を得た(169mg、収率31.1%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 4.09(s、2H)、3.66(s、2H)、3.46(s、3H)
【0438】
ステップB:
3−(メトキシメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:中間体P1に関して記載される方法により、3−ヒドラジニル安息香酸エチル塩酸塩のかわりにフェニルヒドラジンを使用し、および4,4−ジメチル−3−オキソペンタンニトリルの代りに4−メトキシ−3−オキソブタンニトリルを使用して調製し、淡黄色の残渣として生成物を得た(6.0mg、収率2.0%)。MS(apci)m/z=204.0(M+H)。
【0439】
中間体P110
【化112】
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3−(メトキシメチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P109に記載される方法に従って、アセトニトリルをプロピオニトリルに置き換えて調製し、橙色の残渣として生成物を得た。MS(apci)m/z=218.0(M+H)。
【0440】
中間体P111
【化113】
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2−(5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−メチルプロパン−1−オール
ステップA:
メチル3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,2−ジメチル−プロパノエートの調製:メチル3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパノエート(1.000g、7.567mmol)、TBDMS−Cl(1.140g、7.567mmol)およびイミダゾール(0.5666g、8.323mmol)を、DMF(5mL、7.567mmol)中に溶解し、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をH
2O(25mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(2x25mL)。合わせた有機相をブライン(25mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、生成物を得た(1.92g、収率103%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 3.66(s、3H)、3.57(s、2H)、1.15(s、6H)、0.87(s、9H)、0.02(s、6H)。
【0441】
ステップB:
5−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−4,4−ジメチル−3−オキソペンタンニトリルの調製:中間体P109に記載される方法に従って、メチル2−メトキシアセテートをメチル3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,2−ジメチルプロパノエートに置き換えて調製し、淡黄色の残渣として生成物を得た。
1H NMR(CDCl
3) δ 3.70(s、2H)、3.55(s、2H)、1.15(s、6H)、0.89(s、9H)、0.06(s、6H)。
【0442】
ステップC:
2−(5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−メチルプロパン−1−オールの調製:中間体P1に関して記載される方法により、3−ヒドラジニル安息香酸エチル塩酸塩の代りにフェニルヒドラジンを使用し、および4,4−ジメチル−3−オキソペンタンニトリルの代りにメチル3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,2−ジメチルプロパノエートを使用して調製し、黄色シロップ状の生成物を得た(74mg、収率66%)。MS(apci)m/z=232.2(M+H)。
【0443】
中間体P112
【化114】
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2−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−メチルプロパン−1−オール
中間体P111に記載される方法に従って、アセトニトリルをプロピオニトリルに置き換えて調製し、黄色の残渣として生成物を得た。MS(apci)m/z=246.2(M+H)。
【0444】
中間体P113
【化115】
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3−(3−メトキシプロピル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P109に記載される方法に従って、ステップAの、メチル2−メトキシアセテートをメチル4−メトキシブタノエ−トに置き換え、およびアセトニトリルをプロピオニトリルに置き換えて調製し、橙色〜褐色シロップ状の生成物を得た。MS(apci)m/z=246.1(M+H)。
【0445】
中間体P114
【化116-1】
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1,1’−ジメチル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−アミン
ステップA:
3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−オキソプロパンニトリルの調製:エチル1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(500mg、3.24mmol)、トルエン(7.50mL、70.4mmol)、およびアセトニトリル(346μL、6.49mmol)溶液を、KOtBu(1092mg、9.73mmol)で1度に処理して、濁った溶液を得た。反応物を周囲温度で1時間撹拌し、HPLC分析により、反応完了と判定された。混合物を水(7.5mL)で処理し、1分間撹拌し、次いで3MのHCl(3027μL、9.08mmol)で、pH5.5〜6まで酸性化した。水層を酢酸エチル(3x5mL)で抽出し、合わせた有機抽出物を真空中で濃縮して、黄色粘着性の油を得、それを高真空下において完全に固化させて、生成物を得た(102mg、収率21.1%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 8.02(s、1H)、7.94(s、1H)、3.98(s、3H)、3.82(s、2H)
【0446】
ステップB:
1,1’−ジメチル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−アミンの調製:中間体P1に関して記載される方法により、3−ヒドラジニル安息香酸エチル塩酸塩の代りにメチルヒドラジンを使用し、および4,4−ジメチル−3−オキソペンタンニトリルを3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−オキソプロパンニトリルに置き換えて調製し、象牙色固体の生成物を得た(45mg、収率44.6%)。MS(apci)m/z=178.1(M+H)。
【0447】
中間体P115
【化116-2】
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4−クロロ−1,3−ジフェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
アセトニトリル(2mL)中の1,3−ジフェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(表1;0.100g、0.425mmol)溶液に、N−クロロスクシンイミド(0.0568g、0.425mmol)を添加した。淡黄色の溶液を周囲温度で3時間撹拌し、次いで真空中で濃縮し、20%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡褐色油状の生成物を得た(0.10g、収率87%)。MS(apci)m/z=270.0(M+H)。
【0448】
中間体P116
【化117】
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4−ブロモ−1,3−ジフェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P115に関して記載される手順に従って、N−クロロスクシンイミドの代りに、N−ブロモ−スクシンイミドを使用して調製した。MS(apci)m/z=313.9(M+H)。
【0449】
中間体P117
【化118】
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4−クロロ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P115に関して記載される手順に従って、1,3−ジフェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの代りに3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンを使用して調製した。MS(apci)m/z=207.9(M+H)。
【0450】
中間体P118
【化119】
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4−ブロモ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P117に関して記載される手順に従って、N−クロロスクシンイミドの代りにN−ブロモ−スクシンイミドを使用して調製した。MS(apci)m/z=251.9(M+H)。
【0451】
中間体P119
【化120】
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4−クロロ−1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P115に関して記載される手順に従って、1,3−ジフェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの代りに、1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(表1)を使用して調製した。MS(apci)m/z=208.0(M+H)。
【0452】
中間体P120
【化121】
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4−ブロモ−1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P119に関して記載される手順に従って、N−クロロスクシンイミドの代りに、N−ブロモ−スクシンイミドを使用して調製した。MS(apci)m/z=251.9(M+H)。
【0453】
中間体P121
【化122】
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1−メチル−3−(4−(メチルチオ)フェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:
3−(4−(メチルチオ)フェニル)−3−オキソプロパンニトリルの調製:ジオキサン(25.0mL、2.74mmol)中のNaH(鉱物油中60%)(154mg、3.84mmol)懸濁液に、アセトニトリル(0.217mL、4.12mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で30分間撹拌し、次いでメチル4−(メチルチオ)ベンゾエート(500mg、2.74mmol)で処理し、還流するまで15時間加熱した。懸濁液を冷却し、次いで水(25mL)で希釈し、Et
2O(25mL)で洗浄した。水層を2MのHCl(1.8mL)で中和し、Et
2Oで抽出した(2x25mL)。合わせた有機相をブライン(25mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣を、0〜5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た(317mg、収率60.4%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 7.82(d、2H)、7.30(d、2H)、4.02(s、2H)、2.54(s、3H)。
【0454】
ステップB:
1−メチル−3−(4−(メチルチオ)フェニル)−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:中間体P1に記載される方法により、3−ヒドラジニル安息香酸エチル塩酸塩の代りにメチルヒドラジンを使用し、および4,4−ジメチル−3−オキソペンタンニトリルの代りに3−(4−(メチルチオ)フェニル)−3−オキソプロパンニトリルを使用して調製し、黄色固体の生成物を得た(0.307g、収率96.7%)。MS(apci)m/z=220.0(M+H)。
【0455】
中間体P122
【化123】
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2−(5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−メチルプロパンニトリル
中間体P121の手順に従って、ステップAのメチル4−(メチルチオ)ベンゾエートの代りにエチル2−シアノ−2−メチルプロパノエートを使用し、およびステップBのメチルヒドラジンの代りにフェニルヒドラジン塩酸塩を使用して調製した。MS(apci)m/z=227.1(M+H)。
【0456】
中間体P123
【化124】
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3−(4−(2−メトキシエトキシ)フェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:
3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−3−オキソプロパンニトリルの調製:中間体P121に関して記載される手順に従って、ステップAのメチル4−(メチルチオ)ベンゾエートの代りにメチル4−(ベンジルオキシ)ベンゾエートを使用して調製した。
1H NMR(CDCl
3) δ 7.90(d、2H)、7.42(m、4H)、7.37(m、1H)、7.05(d、2H)、5.16(s、2H)、4.00(s、2H)。
【0457】
ステップB:
3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:中間体P1に関して記載される方法により、3−ヒドラジニル安息香酸エチル塩酸塩の代りにメチルヒドラジンを使用し、および4,4−ジメチル−3−オキソペンタンニトリルの代りに3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−3−オキソプロパンニトリルを使用して調製し、黄色固体の生成物を得た。MS(apci)m/z=280.1(M+H)。
【0458】
ステップC:
4−(5−アミノ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)フェノールの調製:EtOH(5.0mL)中の3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(47mg、0.17mmol)溶液に、5%Pd/C(9.0mg、0.0084mmol)を添加し、水素バルーン下で17時間撹拌した。反応混合物をセライト(登録商標)で濾過し、EtOHで漱ぎ、真空中で濃縮して、生成物を得た(28mg、収率88%)。MS(apci)m/z=190.1(M+H)。
【0459】
ステップD:
3−(4−(2−メトキシエトキシ)フェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:DMSO(0.50mL、7.0mmol)中の4−(5−アミノ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)フェノール(14mg、0.074mmol)溶液に、Cs
2CO
3(48mg、0.15mmol)および1−ブロモ−2−メトキシエタン(9.7μL、0.10mmol)を添加した。反応混合物を16時間撹拌し、次いで水(10mL)で希釈し、DCMで抽出した(3x10mL)。合わせた有機抽出物をブライン(10mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、粗生成物を得た(22mg、収率120%)。粗生成物を精製せずに、その後のステップで使用した。MS(apci)m/z=248.0(M+H)。
【0460】
中間体P124
【化125】
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1’−メチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−アミン
中間体P114に関して記載される手順に従って、ステップBのメチルヒドラジンの代りに、フェニルヒドラジンを使用して調製した。MS(apci)m/z=240.0(M+H)。
【0461】
中間体P125
【化126】
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4−メトキシ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P121の手順に従って、ステップAの、メチル4−(メチルチオ)ベンゾエートの代りに酢酸エチルを使用し、およびアセトニトリルの代りに2−メトキシアセトニトリルを使用し、およびステップBの、メチルヒドラジンの代りにフェニルヒドラジン塩酸塩を使用して調製した。MS(apci)m/z=204.0(M+H)。
【0462】
中間体P126
【化127】
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(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)メタノール
中間体P112の手順に従って、ステップAのメチル3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパノエートの代りに、エチル2−ヒドロキシアセテートを使用して調製した。MS(apci)m/z=204.1(M+H)。
【0463】
中間体P127
【化128】
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2−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)エタノール
中間体P112の手順に従って、ステップAのメチル3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパノエートの代りにメチル3−ヒドロキシプロパノエートを使用して調製した。MS(apci)m/z=218.0(M+H)。
【0464】
中間体P128
【化129】
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3−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:
5−メトキシ−2−メチル−3−オキソペンタンニトリルの調製:THF(25mL、4.23mmol)中のNaNH
2(トルエン中50重量%懸濁液)(330mg、4.23mmol)懸濁液に、N
2下、−78℃で、プロピオノニトリル(0.448mL、6.35mmol)を添加し、反応混合物を30分間撹拌した。メチル3−メトキシプロパノエート(0.495mL、4.23mmol)を添加し、反応混合物を−78℃で1時間撹拌し、次いで0℃で2.5時間撹拌した。反応混合物をH
2O(25mL)で希釈し、Et
2O(25mL)で洗浄した。塩基性の水相を2MのHCl(1.6mL)で中和し、次いでEt
2Oで抽出した(3x25mL)。合わせた有機相をブライン(25mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、淡い緑色がかった油状の粗生成物を得た(171mg)。未精製の混合物を、次のステップで直接使用した。
【0465】
ステップB:
3−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:中間体P1に関して記載される方法により、4,4−ジメチル−3−オキソペンタンニトリルの代りに5−メトキシ−2−メチル−3−オキソペンタンニトリルを使用し、および3−ヒドラジニル安息香酸エチル塩酸塩の代りにフェニルヒドラジン塩酸塩を使用して調製し、黄色固体の生成物を得た(56mg、収率20%)。MS(apci)m/z=232.0(M+H)。
【0466】
中間体129
【化130】
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フェニル(5−オキシド−2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−イル)カルバメート
フェニル2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−イルカルバメート(中間体P130、ステップB;50mg、0.15mmol)のTHF(4mL)溶液を、外部のドライアイス/MeCN浴で−50℃まで冷却し、3−クロロベンゾペルオキソ酸(33mg、0.13mmol)のTHF(2mL)溶液で処理した。1時間撹拌した後、混合物をNa
2S
2O
3および水でクエンチし、EtOAcで抽出し、NaHCO
3およびブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して生成物を得、それを次のステップで、さらに精製することなく直接使用した。MS(apci)m/z=354.1(M+H)。
【0467】
中間体P130
【化131】
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フェニル(5,5−ジオキシド−2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−イル)カルバメート
ステップA:
2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−アミンの調製:無水EtOH(40mL)中の4−オキソテトラヒドロチオフェン−3−カルボニトリル(1.00g、7.86mmol)およびフェニルヒドラジン塩酸塩(1.25g、8.65mmol)懸濁液を2時間還流させた。溶媒を減圧下で除去した後、白色固体の残渣を1NのNaOH(40mL)で摩砕した。固体を濾過により回収し、0.1NのNaOH、水、およびヘキサン(それぞれ、約10mL)で洗浄し、次いで高真空で乾燥して、白色固体の生成物を得た(1.6g、収率95%)。MS(apci pos)m/z=218.1(M+H)。
【0468】
ステップB:
フェニル2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−イルカルバメートの調製。EtOAc(10mL)中の2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−アミン(500mg、2.30mmol)懸濁液に、NaOH(2M水溶液、2.3mL、4.60mmol)を添加し、その後フェニルカルボノクロリデート(0.400mL、3.22mmol)を滴加した。周囲温度で2時間撹拌した後、もう1回分のフェニルカルボノクロリデート(0.16mL、1.3mmol)を滴加し、反応物を周囲温度で15時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(20mL)で希釈し、相分離した。有機相をH
2O、ブライン(各25mL)で洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。未精製の物質を、5〜70%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の生成物を得た(0.5g、収率64%)。MS(apci pos)m/z=338.1(M+H)。
【0469】
ステップC:
フェニル(5,5−ジオキシド−2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−イル)カルバメートの調製。DCM(1.5mL)中のフェニル2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−イルカルバメート(50mg、0.15mmol)の濁った溶液に、0℃で、MCPBA(91mg、0.37mmol、70〜75%水錯体)を添加し、混合物を周囲温度で10分間撹拌した。混合物を次いでDCM(3mL)で希釈し、NaHCO
3飽和水溶液(3×2mL)およびNa
2S
2O
3飽和水溶液(3×2mL)で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して、淡黄色がかった泡沫状固体の表題生成物を得た(31mg、収率57%、95%純粋)。MS(apci pos)m/z=371.0(M+H)。
【0470】
中間体P131
【化132】
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3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:
メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−カルボキシレート:iPrOH(10mL)中のメチル6−アミノピコリネート(1.52g、10.0mmol)懸濁液に、2−クロロアセトアルデヒド(2.57mL、20.0mmol)を添加し、混合物を周囲温度で30分間撹拌した。得られた溶液を70℃で16時間加熱し、次いで周囲温度まで冷却し、真空中で濃縮した。残渣をH
2O(40mL)で希釈し、1MのK
2CO
3でpH=10になるまで処理した。混合物をEtOAc(3x)で抽出し、合わせた抽出物を飽和NaClで洗浄し、MgSO
4/活性炭で乾燥した。乾燥した溶液を、溶出にEtOAcを使用する、MgSO
4層で蓋をしたSiO
2プラグを通して溶出した。溶液を濃縮して、クリーム色〜白色固体の表題化合物を得た(1.73g、収率98.2%)。MS(apci)m/z=177.0(M+H)。
【0471】
ステップB:
3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−イル)−3−オキソプロパンニトリル:無水THF中のLiHMDS(3.15mL、3.15mmol)1M溶液を、−78℃まで冷却し、アセトニトリル(0.172mL、3.30mmol)を1分間に渡り滴加した。混合物を−78℃で1時間撹拌し、無水THF(2.0mL)中のメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−カルボキシレート(0.529g、3.00mmol)溶液を添加した。混合物が周囲温度に達するようにし、2.5時間撹拌した。混合物を冷却したH
2O(30mL)中に注ぎ入れ、得られた水溶液をEt
2Oで抽出した(3x)。水性部分を0℃まで冷却し、6MのHClを、pH=6になるまでゆっくりと添加した。得られた黄色の懸濁液を濾過し、回収した固体をH
2OおよびEtOAcで洗浄した。固体を真空で乾燥し、黄色固体の表題化合物を得た(317mg、収率57.1%)。MS(apci)m/z=186.0(M+H)。
【0472】
ステップC:
3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン:無水EtOH(4mL)中の3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−イル)−3−オキソプロパンニトリル(229mg、1.24mmol)懸濁液に、メチルヒドラジン(78.1μL、1.45mmol)を添加し、得られた溶液を周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物を還流で5時間加熱し、追加のメチルヒドラジン(200μL)を添加した。混合物を還流で15時間加熱し、周囲温度まで冷却し、濃縮した。残った淡黄褐色の固体を、5%MeOH/CH
2Cl
2中に溶解し、5%MeOH/CH
2Cl
2で溶出する、SiO
2プラグを通して溶出した。溶出剤を濃縮し、残った黄色の固体をMTBEで洗浄し、真空で乾燥して、淡黄色粉末の表題化合物を得た(150mg、収率56.9%)。MS(apci)m/z=214.0(M+H)。
【0473】
中間体P132
【化133】
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1−メチル−3−(ピラジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:
3−オキソ−3−(ピラジン−2−イル)プロパンニトリルの調製:ジオキサン(15mL)中のNaH(鉱物油中60%、81.1mg、2.03mmol)懸濁液に、アセトニトリル(0.114mL、2.17mmol)、その後メチルピラジン−2−カルボキシレート(200mg、1.45mmol)を添加し、反応物を還流するまで2.5時間加熱した。反応混合物を周囲温度まで冷却し、H
2O(25mL)で希釈し、Et
2Oで抽出した(25mL)。水相を2MのHCl(0.7mL)水溶液で中和し、次いで10%MeOH/DCM(3x25mL)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し(25mL)、MgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、橙色シロップ状の粗生成物を得た(134mg、収率62.9%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 9.32(d、1H)、8.87(d、1H)、8.68(dd、1H)、4.34(s、2H)。
【0474】
ステップB:
1−メチル−3−(ピラジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:EtOH(5mL)中の3−オキソ−3−(ピラジン−2−イル)プロパンニトリル(67.0mg、0.455mmol)懸濁液に、メチルヒドラジン(0.024mL、0.455mmol)を添加した。反応混合物を15時間還流させ、次いで真空中で濃縮した。粗生成物を、0〜5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、褐色の残渣として生成物を得た(33mg、収率41%)。MS(apci)m/z=176.2(M+H)。
【0475】
中間体P133
【化134】
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1−メチル−3−(5−メチルピラジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P107に関して記載される方法により、ステップAのメチルイソブチレートの代りにメチル5−メチルピラジン−2−カルボキシレートを使用し、およびプロピオニトリルの代りにアセトニトリルを使用して調製し、3−(5−メチルピラジン−2−イル)−3−オキソプロパンニトリルを得た。ステップBで、フェニルヒドラジンをメチルヒドラジンに置き換えて、表題ピラゾールを得た。MS(apci)m/z=190.2(M+H)。
【0476】
中間体P134
【化135】
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1,4−ジメチル−3−(5−メチルピラジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P107に関して記載される方法により、ステップAのメチルイソブチレートの代りにメチル5−メチルピラジン−2−カルボキシレートを使用して調製し、2−メチル−3−(5−メチルピラジン−2−イル)−3−オキソプロパンニトリルを得た。ステップBで、フェニルヒドラジンをメチルヒドラジンに置き換えて、表題化合物を得た。MS(apci)m/z=204.1(M+H)。
【0477】
中間体P135
【化136】
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3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:
5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オンの調製:ジオキサン(10mL)中のエチル2−シアノプロパノエート(5.0g、46mmol)およびフェニルヒドラジン(5.9g、46mmol)混合物を、110℃で17時間加熱した。未精製の物質を周囲温度まで冷却し、濃縮し、冷EtOHおよびEt
2Oで摩砕した。得られた固体を濾過し、Et
2Oで洗浄し、真空下で乾燥して、白色固体の生成物を得た(3.4g、収率39%)。MS(apci)m/z=190.0(M−H)。
【0478】
ステップB:
3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:DMF(100mL)中の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オン(10.0g、52.9mmol)懸濁液に、K
2CO
3(14.6g、106mmol)およびブロモエタン(4.34mL、58.1)を、周囲温度で添加した。17時間撹拌した後、反応混合物をEtOAcで処理し、水(3x、N−アルキル化生成物を得るために)およびブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して生成物を得た(5.35g、収率47%)。MS(apci)m/z=218.1(M+H)。
【0479】
表3の化合物を、中間体P135に関して記載される方法により、ブロモエタンの代りに適切なハロゲン化アルキルまたはアルキルメタンスルホネートを使用して調製した。
【表3-1】
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【表3-2】
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【0480】
中間体P136
【化137】
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3−(ベンジルオキシ)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:
5−アミノ−1−メチル−4−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オンの調製:EtOH(10mL)中のエチル2−シアノ−2−フェニルアセテート(2.56g、13.3mmol)懸濁液に、メチルヒドラジン(1.09mL、19.9mmol)を滴加した。反応物を85℃で15時間加熱した。反応混合物を0℃まで冷却し、濾過した。得られた固体を、冷EtOH(20mL)およびEt
2O(20mL)で洗浄して、所望の生成物を得た(2.10g、収率83.7%)。MS(apci)m/z=190.2(M+H)
【0481】
ステップB:
3−(ベンジルオキシ)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:DMF(4mL)中の5−アミノ−1−メチル−1H−ピラゾール−3(2H)−オン(0.35g、3.1mmol)、塩化ベンジル(0.43g、3.4mmol)、およびK
2CO
3(1.3g、9.3mmol)懸濁液を,70℃で17時間加熱した。冷却後、反応混合物をEtOAcで処理し、水およびブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、真空中で濃縮した。粗生成物を、2〜6%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(0.16g、収率25%)。MS(apci)m/z=204.0(M+H)。
【0482】
中間体P137
【化138】
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3−メトキシ−1−メチル−4−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
DMF(5mL)中の5−アミノ−1−メチル−4−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オン(中間体P136の調製のステップA;208mg、1.10mmol)およびK
2CO
3(456mg、3.30mmol)の懸濁液に、ヨードメタン(172mg、1.21mmol)を滴加した。反応混合物を15時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を、33%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、表題ピラゾールを得た(66.0mg、収率30.4%)。MS(apci)m/z=204.1(M+H)。
【0483】
中間体P138
【化139】
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3−エトキシ−1−メチル−4−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P137に記載される通りにして、ステップBのヨードメタンをヨードエタンに置き換えて調製し、表題化合物を得た。MS(apci)m/z=218.2(M+H)。
【0484】
中間体P139
【化140】
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3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体135に関して記載される手順に従って、ステップAのエチル−2−シアノプロパノエートの代りにエチル−2−シアノアセテートを使用して調製した。MS(apci)m/z=204.0(M+H)。
【0485】
以下の表の化合物を、中間体P135に関して記載される方法により、ブロモエタンの代りに適切なハロゲン化アルキル、アルキルメタンスルホネートまたはエポキシドを使用して調製した。
【表1C-1】
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【表1C-2】
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【0486】
中間体151
【化141】
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1’−(2−メトキシエチル)−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−アミン
ステップA:
メチル1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキシレートの調製:DMF(20mL)中のNaH(60%油分散物、0.346g、8.66mmol)撹拌懸濁液に、DMF(20mL)中のメチル1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキシレート(1.00g、7.87mmol)溶液を、0℃、窒素下で滴加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。MeI(0.982mL、15.7mmol)を滴加した。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌した。反応物を冷水中に注ぎ入れ、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(3:1 ヘキサン/EtOAc)により精製して、白色固体の表題化合物を得た(0.380g、収率34%)。MS(apci)m/z=142.1(M+H)。
【0487】
ステップB:
1’−(2−メトキシエチル)−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−アミンの調製:中間体P109に記載される方法に従って、ステップAの、メチル2−メトキシアセテートの代りにメチル1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキシレートを使用し、およびアセトニトリルの代りにプロピオニトリルを使用して調製した。MS(apci)m/z=255.1(M+H)。
【0488】
中間体152
【化142】
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1’−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−アミン
中間体P109に記載される方法に従って、ステップAの、メチル2−メトキシアセテートの代りに、エチル1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートを使用し、およびアセトニトリルの代りにプロピオニトリルを使用して調製した。
【0489】
中間体153
【化143】
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5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニトリル
6NのHCl(22mL)中のアニリン(2.02g、21.7mmol)撹拌溶液に、水(20mL)中のNaNO
2(1.50g、21.7mmol)溶液を、0〜5℃で滴加した。反応混合物を0℃で15分間撹拌した。酢酸(10mL)を添加した。この溶液を、酢酸(12mL)および水(18mL)中のエチル2,3−ジシアノブタノエ−ト(Bioorganic & Medicinal Chemistry, 2004, 12, 3345 - 3356に記載される手順に従って調製した;3.60g、21.7mmol)撹拌溶液に、0℃で滴加した。1時間撹拌した後、濃水酸化アンモニウム(50mL)を滴加し、その後THF(50mL)を滴加した。反応物を周囲温度で一晩撹拌した。有機層を分離した。水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(3:1 ヘキサン/EtOAc)により精製し、表題化合物を得た(2.95g、収率69%)。MS(apci)m/z=198.9(M+H)。
【0490】
中間体154
【化144】
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2−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−1’−イル)エタノール
ステップA:
エチル1−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートの調製:実施例556に記載される方法に従って、ステップAの、1−ブロモ−2−メトキシエタンを(2−ブロモエトキシ)(tert−ブチル)ジメチルシランに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=298.9(M+H)。
【0491】
ステップB:
2−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−1’−イル)エタノールの調製:中間体P109に記載される方法に従って、ステップAの、メチル2−メトキシアセテートの代りにエチル1−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートを使用し、およびアセトニトリルの代りにプロピオニトリルを使用して調製した。MS(apci)m/z=283.9(M+H)。
【0492】
中間体155
【化145】
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4−メチル−3−(2−メチル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:
エチル2−メチル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキシレートの調製:アセトニトリル(40mL)中のエチル2H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキシレート(2.00g、14.2mmol)、K
2CO
3(3.53g、25.5mmol)およびヨウ化メチル(3.54mL、56.7mmol)混合物を、50℃、窒素下で、一晩撹拌した。周囲温度まで冷却した後、セライト(登録商標)で混合物を濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣を、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(4:1 ヘキサン/EtOAc)により精製し、表題化合物を得た(0.780g、収率35%)。MS(apci)m/z=156.0(M+H)。
【0493】
ステップB:
4−メチル−3−(2−メチル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:中間体P109に記載される方法に従って、ステップAの、メチル2−メトキシアセテートの代りにエチル2−メチル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキシレートを使用し、およびアセトニトリルの代りにプロピオニトリルを使用して調製した。MS(apci)m/z=254.9(M+H)。
【0494】
中間体156
【化146】
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3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン:
MeCN(20mL)中の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オン(中間体P135、ステップA、1.00g、5.29mmol)撹拌溶液に、POBr
3(2.27g、7.93mmol)を添加した。反応混合物を還流で3時間加熱した。反応物を真空中で濃縮した。残渣をにDCM中に溶解した。飽和NaHCO
3水溶液を注意深く添加した。水層をDCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(1:2 ヘキサン/EtOAc)により精製して、表題化合物を得た(0.23g、収率17%)。MS(apci)m/z=251.8(M+H)。
【0495】
中間体157
【化147】
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3−アミノ−5−メチル−2−フェニル−4,5−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−6(2H)−オン
ステップA:
エチル5−アミノ−4−((メチルアミノ)メチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレートの調製:DCM(3mL)中のエチル5−アミノ−4−ホルミル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート(J. Heterocyclic Chemistry, 2010, 47, p. 287-291に記載される手順に従って調製した、142mg、0.548mmol)撹拌溶液に、THF(0.822mL、1.64mmol)中の2.0MのMeNH
2を添加した。2滴の酢酸を添加した。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌した。MeOH(0.4mL)を添加し、その後NaBH
4(31mg、0.82mmol)を何度かに分けて添加した。反応物、水をゆっくり添加することによりクエンチした。混合物をDCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥し、濃縮した。粗生成物を、次のステップでさらに精製することなく使用した。MS(apci)m/z=275.0(M+H)。
【0496】
ステップB:
3−アミノ−5−メチル−2−フェニル−4,5−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−6(2H)−オンの調製:MeOH(0.5mL)およびTHF(0.5mL)中のエチル5−アミノ−4−((メチルアミノ)メチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート(未精製の、65mg、0.24mmol)撹拌溶液に、2NのNaOH(0.24mL、0.47mmol)添加した。反応混合物を周囲温度で4時間撹拌し、次いで真空中で濃縮した。残渣に水を添加した。1NのHClを使用して、pHを4〜5に調製した。水を減圧下で蒸発させた。未精製の酸(58mg)を、DMF(3mL)中に溶解した。Et
3N(66μL、0.47mmol)を添加し、その後EDCI(90mg、0.47mmol)およびHOBt(32mg、0.24mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いでEtOAcと水に分配した。水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCM中2%MeOH)により精製して、白色固体の表題化合物を得た(15mg、28%)。MS(apci)m/z=228.9(M+H)。
【0497】
中間体158
【化148】
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3−メチル−4−(メチルチオ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P109に記載される方法に従って、ステップAの、メチル2−メトキシアセテートを酢酸エチルに置き換え、およびアセトニトリルを2−(メチルチオ)アセトニトリルに置き換えて調製し、褐色油状の生成物を得た。MS(apci)m/z=220.1(M+H)。
【0498】
中間体159
【化149】
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2−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−2,2−ジフルオロエタノール
中間体P111に記載される方法に従って、アセトニトリルをプロピオニトリルに置き換え、およびメチル3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパノエートをエチル2,2−ジフルオロ−3−ヒドロキシプロパノエートに置き換えて調製し、淡黄色固体の生成物を得た。MS(apci)m/z=254.1(M+H)。
【0499】
中間体160
【化150】
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2−(5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−2,2−ジフルオロエタノール
中間体P111に記載される方法に従って、メチル3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパノエートをエチル2,2−ジフルオロ−3−ヒドロキシプロパノエートに置き換えて調製し、淡黄色固体の生成物を得た。MS(apci)m/z=240.0(M+H)。
【0500】
中間体161
【化151】
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2−(5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)エタノール
中間体P111に記載される方法に従って、ステップAの、メチル3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパノエートをメチル3−ヒドロキシプロパノエートに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=204.1(M+H)。
【0501】
中間体162
【化152】
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1−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−メチルプロパン−2−オール
ステップA:
エチル3−ヒドロキシ−3−メチルブタノエ−トの調製:N
2下、−78℃に冷却したTHF(100mL)中のリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1M)(100mL、100mmol)溶液に、酢酸エチル(9.74mL、100mmol)を添加した。反応混合物を30分間撹拌し、次いでアセトン(8.81mL、120mmol)を添加した。反応混合物を10分間撹拌し、次いでHCl(2M水溶液、70mL、140mmol)でクエンチし、周囲温度まで昇温させた。反応混合物をEtOAc(2x150mL)で抽出した。有機相をまとめ、飽和水性NaHCO
3(2x50mL)で洗浄し、乾燥した(MgSO
4)、濾過し、濃縮して、黄色油状の生成物を得た(収率12.8g、88%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 4.18(q、3H)、2.49(s、2H)、1.29(m、9H)。
【0502】
ステップB:
5−ヒドロキシ−5−メチル−3−オキソヘキサンニトリルの調製:N
2下、−78℃のTHF(100mL)中のプロピオニトリル(1.77mL、30.5mmol)溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1M)(27.9mL、27.9mmol)を添加した。1時間撹拌し、次いでエチル3−ヒドロキシ−3−メチルブタノエ−ト(1.86g、12.7mmol)を添加した。反応混合物を−78℃で1時間撹拌し、次いで0℃で1.5時間撹拌し、次いでH
2O(100mL)で希釈し、Et
2Oで抽出した(50mL)。相を分離し、塩基性の水相をHCl(6M水溶液、4.5mL)で中和し、次いでEt
2Oで抽出した(3x75mL)。合わせた有機相をブライン(75mL)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、濃縮して、淡黄色油状の生成物を得た。(1.24g、収率63%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 3.54(m、1H)、2.89(s、2H)、1.50(d、3H)、1.32(s、3H)、1.31(s、3H)。
【0503】
ステップC:
1−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−メチルプロパン−2−オールの調製:EtOH(25mL)中のフェニルヒドラジン(0.793mL、7.99mmol)およびHCl(iPrOH中5〜6M、1.60mL、7.99mmol)懸濁液に、EtOH(25mL)中の5−ヒドロキシ−2,5−ジメチル−3−オキソヘキサンニトリル(1.24g、7.99mmol)溶液を添加した。反応混合物を17時間還流させ、次いで周囲温度まで冷却し、NaHCO
3飽和水溶液(10mL)で希釈し、10:90 MeOH/DCM(3x25mL)で抽出し、合わせた有機相を乾燥し(MgSO
4)、濾過し、濃縮した。0〜75%アセトン/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、橙色油状の表題化合物を得た(1.13g、収率58%)。MS(apci)m/z=246.1(M+H)。
【0504】
以下のピラゾール中間体を、中間体162の調製の、ステップBおよびCで使用される方法に従って、適切な出発物質を使用して調製した。中間体168および169の調製において、出発材料(オークウッド社(Oakwood)から購入)は、シスおよびトランスジアステレオマーの混合物であった
【表1D】
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【0505】
中間体170
【化153】
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エチル5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート
中間体P109に記載される方法に従って、ステップAの、メチル2−メトキシアセテートをジエチルオキサレートに置き換え、およびアセトニトリルをプロピオニトリルに置き換えて調製し、黄色固体の生成物を得た。MS(apci)m/z=246.1(M+H)。
【0506】
中間体171
【化154】
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5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
THF(12mL)およびMeOH(6mL)中のエチル5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート(中間体170、1.52mg、6.21mmol)溶液に、LiOH(2M水溶液、9.31mL、18.6mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で19時間撹拌し、次いで減圧下で部分的に濃縮し、次いで6MのHCl(3.2mL)で中和し、10:90 MeOH/DCM(3x25mL)で抽出し、合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し(50mL)、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、濃縮して、黄色固体の表題化合物を得た(1.3g、収率96%)。MS(apci)m/z=218.1(M+H)。
【0507】
中間体172
【化155】
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5−アミノ−N,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
アセトニトリル(10mL)中の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(中間体171、223mg、1.02mmol)溶液に、DIEA(0.71mL、4.10mmol)、メタンアミン塩酸塩(138mg、2.05mmol)、DMF(2mL)、次いでHATU(428mg、1.13mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で19時間撹拌し、次いで減圧下で部分的に濃縮した。混合物を、5〜60%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、淡黄色固体の表題化合物を得た(182mg、収率77%)。MS(apci)m/z=231.1(M+H)。
【0508】
中間体173
【化156】
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5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
濃H
2SO
4(0.5mL)中の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニトリル(150mg、0.757mmol)溶液を、周囲温度で17時間撹拌した。反応混合物を冷却し、NaOH水溶液(2M、11mL)の添加により中和し、次いで10%MeOH/DCM(5x10mL)で抽出し、合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して、白色固体の表題化合物を得た(151mg、収率95%)。MS(apci)m/z=239.1(M+Na)。
【0509】
中間体174
【化157】
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エチル5−アミノ−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
ステップA:
ジエチル2−シアノマロネートの調製:THF(100mL)中のNaH(鉱物油中60重量%、499mg、12.49mmol)懸濁液に、N
2下、0℃で、マロン酸ジエチル(1.90mL、12.49mmol)を添加した。氷浴を取り除き、反応混合物を周囲温度で30分間撹拌し、次いで0℃まで冷却し、臭化シアン(MeCN中5M、2.5mL、12.49mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で19時間撹拌し、次いでH
2O(50mL)で希釈し、Et
2O(50mL)で抽出した。水相をHCl(2M水溶液、3mL)で中和し、次いでDCM(2x50mL)で抽出した。合わせたDCM抽出物を乾燥し(MgSO
4)、濾過し、濃縮して、黄色油状の生成物を得た(837mg、収率36%)。1H NMR(CDCl
3) δ 4.46(s、1H)、4.35(q、4H)、1.35(t、6H)。
【0510】
ステップB:
エチル5−アミノ−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートの調製:中間体P135に記載される方法に従って、ステップAの、エチル2−シアノプロパノエートをジエチル2−シアノマロネートに置き換えて調製し、褐色シロップ状の生成物を得た(400mg、収率32%)。MS(apci)m/z=276.1(M+H)。
【0511】
中間体175
【化158】
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4−メチル−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:
N’−アセチル−5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボヒドラジドの調製:DCM(5mL)およびDIEA(0.149mL、0.856mmol)中の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(中間体171、93mg、0.428mmol)溶液に、イソブチルカルボノクロリデート(0.061mL、0.471mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いでアセトヒドラジド(48mg、0.642mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で18時間撹拌し、次いでH
2O(10mL)で希釈し、DCM(2x10mL)で抽出し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して、淡黄色固体の生成物を得た(119mg、収率101%)。MS(apci)m/z=274.1(M+H)。
【0512】
ステップB:
4−メチル−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:N’−アセチル−5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボヒドラジド(117mg、0.428mmol)およびPOCl
3(0.5mL)混合物を、圧力管中、90℃まで1時間加熱した。反応混合物を、EtOAc(5mL)とともに分液漏斗に移し、次いでNaHCO
3飽和水溶液(20mL)で希釈し、EtOAc(2x15mL)で抽出し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、濃縮した。残渣を、0〜75%アセトン/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、黄色固体の表題化合物を得た(19.6mg、収率18%)。MS(apci)m/z=256.1(M+H)。
【0513】
中間体176
【化159】
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4−メチル−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾ−ル−5−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
THF(5mL)中のNaH(鉱物油中60%、36mg、0.897mmol)懸濁液に、N
2下、N−ヒドロキシアセトイミドアミド(66mg、0.897mmol)を添加した。反応混合物を還流するまで1時間加熱し、次いで周囲温度まで冷却し、エチル5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート(中間体170、200mg、0.815mmol)を添加した。反応混合物を還流するまで18時間加熱し、次いで周囲温度まで冷却し、追加のNaH(鉱物油中60%、18mg、0.449mmol)を添加した。反応混合物を還流するまで4時間加熱し、次いでH
2O(10mL)で希釈し、DCM(2x15mL)で抽出し、合わせた有機抽出物を乾燥し(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、0〜50%アセトン/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、橙色固体の表題化合物を得た(84mg、収率40%)。MS(apci)m/z=256.1(M+H)。
【0514】
中間体177
【化160】
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3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾ−ル−5−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体176に記載される方法に従って、エチル5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレートを、エチル5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート(ナンジンケムリンケミカル社(Nanjing Chemlin Chemical Co.)に置き換えて調製し、黄褐色固体の生成物を得た(83mg、収率53%)。MS(apci)m/z=242.1(M+H)。
【0515】
中間体178
【化161】
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4−メチル−1−フェニル−3−(3−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾ−ル−5−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:
2,2,2−トリフルオロ−N’−ヒドロキシアセトイミドアミドの調製:MeOH(100mL)中の塩酸ヒドロキシルアミン(5.45g、78.4mmol)懸濁液に、NaOMe(MeOH中25重量%溶液、17.9mL、78.4mmol)を添加し、混合物を周囲温度で10分間撹拌し、次いで濾過し、固体をMeOHで洗浄した。濾液を0℃まで冷却し、次いで2,2,2−トリフルオロアセトニトリル(7.45g、78.4mmol)ガスを、30分間に渡り、溶液中にバブリングした。次いで反応混合物を、周囲温度まで19時間昇温させた。溶液を減圧下で50mLまで濃縮し、固体を濾過した。濾液を濃縮し、冷MeOH中に再懸濁し、濾過した。濾液を濃縮し、再度冷MeOH中に再懸濁し、濾過した。濾液を濃縮し、蝋様白色固体の生成物を得た。(6.7g、収率67%)。
1H NMR(CD
3CN) δ 8.32(s、1H)、5.25(brs、2H)。
19F NMR(CD
3CN) δ −71.8 (s)。
【0516】
ステップB:
4−メチル−1−フェニル−3−(3−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾ−ル−5−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:THF(5mL、0.815mmol)中のNaH(鉱物油中60%、356mg、0.897mmol)懸濁液に、N
2下、2,2,2−トリフルオロ−N’−ヒドロキシアセトイミドアミド(115mg、0.897mmol)を添加した。反応混合物を還流するまで1時間加熱し、次いで周囲温度まで冷却し、粉末の4A分子ふるい(200mg)およびエチル5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート(中間体170;200mg、0.815mmol)を添加し、還流するまで加熱した。反応混合物を還流するまで18時間加熱し、次いで濾過し、H
2O(15mL)で希釈し、DCMで抽出し(2x25mL)、合わせた有機抽出物をブライン(25mL)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、0〜50%アセトン/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の表題化合物を得た(44mg、収率17%)。MS(apci)m/z=310.1(M+H)。
【0517】
中間体179
【化162】
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2−フェニル−2H−インダゾール−3−アミン
ステップA:
1−(2−ヨードフェニル)−2−フェニルジアゼンの調製:酢酸(46mL)中の2−ヨードアニリン(1.00g、4.57mmol)溶液に、ニトロソベンゼン(0.880g、8.22mmol)を添加し、混合物を85℃で16時間加熱した。混合物を周囲温度まで冷却し、水中に注ぎ入れ、塩基性になるまで飽和NaHCO
3でゆっくりと処理した。混合物をEtOAc(3X)で抽出し、合わせた抽出物を水、飽和NaClで洗浄し、MgSO
4で乾燥した。溶液を濾過し、濃縮し、残渣を逆相クロマトグラフィーにより精製して、赤色固体の表題化合物を得た(0.880g、収率63%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 7.23−7.39(m、3H)、7.64(d、1H)、7.56−7.51(m、3H)、7.45(t、1H)、7.1(t、1H)。
【0518】
ステップB:
2−(フェニルジアゼニル)ベンゾニトリル:1−プロパノール(14mL)中の1−(2−ヨードフェニル)−2−フェニルジアゼン(0.44g、1.4mmol)溶液に、CuCN(0.900g、10.0mmol)を添加し、反応物を還流で16時間加熱した。混合物を周囲温度まで冷却し、濾過し、回収した固体をCH
2Cl
2で洗浄した。合わせた濾液および洗浄液を濃縮して、赤色〜橙色固体の表題化合物を得、それを真空中で乾燥した(0.280g、収率95%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 8.03−8.06(m、2H)、7.88(dd、2H)、7.71(t、1H)、7.54−7.58(m、4H)。
【0519】
ステップC:
2−フェニル−2H−インダゾール−3−アミン:EtOH(14mL)中の2−(フェニルジアゼニル)ベンゾニトリル(0.28g、1.35mmol)およびSnCl
2二水和物(0.562mL、6.76mmol)混合物を、還流で16時間加熱した。混合物を周囲温度まで冷却し、濃縮した。残渣をEtOAcおよび水で希釈し、濾過した。水層を除去し、EtOAc層を水で洗浄した。合わせた水性画分を飽和NaHCO
3で塩基性化し、CH
2Cl
2で抽出した(2X)。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、淡紫色固体の表題化合物を得、それを真空で乾燥した(0.241g、収率85%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 7.69(d、2H)、7.52−7.58(m、3H)、7.47(d、2H)、7.26(t、1H)、6.90(t、1H)、4.28(brs、2H)。
【0520】
中間体180
【化163】
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3−エトキシ−4−メチル−1−(ピラジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:
5−アミノ−4−メチル−1−(ピラジン−2−イル)−1H−ピラゾール−3(2H)−オン:無水EtOH(10mL)中の2−ヒドラジニルピラジン(0.551g、5.00mmol)およびエチル2−シアノプロパノエート(0.669g、5.00mmol)混合物に、EtOH(0.167mL、0.501mmol)中3MのNaOEtを添加し、混合物を還流で64時間加熱した。混合物を濃縮し、残った黄色〜褐色の固体をEtOAc(30mL)で処理し、超音波処理した。得られた黄褐色の懸濁液を8時間激しく撹拌した。固体を真空濾過により回収し、EtOAcで洗浄し、真空中で乾燥して、淡黄褐色粉末の表題化合物を得た(682mg、71%)。
1H NMR(DMSOd
6) δ 10.3(brs、1H)、8.82(s、1H)、8.30(d、2H)、6.55(s、2H)、1.71(s、3H)。
【0521】
ステップB:
3−エトキシ−4−メチル−1−(ピラジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン:無水DMF(3.0mL)中の5−アミノ−4−メチル−1−(ピラジン−2−イル)−1H−ピラゾール−3(2H)−オン(382mg、2.00mmol)および粉末K
2CO
3(552mg、4.00mmol)混合物を、周囲温度で10分間撹拌した。混合物を0℃まで冷却し、ブロモエタン(229mg、2.10mmol)を添加した。混合物が周囲温度に達するようにし、24時間撹拌した。反応混合物を冷H
2O(12mL)中に注ぎ入れ、周囲温度に達させ、EtOAcで抽出した(3X)。合わせた抽出物を飽和NaClで洗浄し(2X)、MgSO
4および活性炭で乾燥した。乾燥した溶液を等体積のヘキサンで希釈し、50%EtOAc−ヘキサンで溶出する、MgSO
4層で蓋をしたSiO
2プラグで濾過した。濾液を濃縮し、残った黄色の固体をヘキサンで洗浄し(3X)、真空中で乾燥して、淡黄色結晶性固体の表題化合物を得た(195mg、45%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 9.10(s、1H)、8.23(s、1H)、8.14(s、1H)、5.50(brs、2H)、4.33(q、2H)、1.80(s、3H)、1.42(t、3H)。
【0522】
中間体181
【化164】
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2−(ピリダジン−4−イル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−アミン
無水EtOH(5mL)中の4−ヒドラジニルピリダジン臭化水素酸塩(0.368g、1.93mmol)懸濁液を、2−オキソシクロペンタンカルボニトリル(0.191g、1.75mmol)で処理し、混合物を還流で22時間加熱した。混合物を周囲温度まで冷却し、橙色の固体になるまで濃縮した。固体を1MのNaOH中に懸濁し、10分間撹拌した。固体を回収し、H
2OおよびEt
2Oで徹底的に洗浄し、真空中で乾燥して、黄褐色粉末の表題化合物を得た(.323g、92%)。MS(apci)m/z=202.1(M+H)。
【0523】
中間体182
【化165】
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(5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)メタノール
ステップA:
エチル2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)アセテート:エチル2−ヒドロキシアセテート(3.00g、28.8mmol)、TBDMS−Cl(5.21g、34.6mmol)およびイミダゾール(2.55g、37.5mmol)混合物を、周囲温度で60時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を、10%EtOAc−ヘキサンで溶出するSiO
2クロマトグラフィーにより精製して、無色油状の表題化合物を得た(4.12g、65%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 4.12(s、2H)、4.09(q、2H)、1.17(t、3H)、0.18(s、9H)、0.00(s、6H)。
【0524】
ステップB:
(5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)メタノール:無水THF(20.4mL、9.16mmol)中のアセトニトリル(0.526mL、10.1mmol)溶液を−78℃まで冷却し、ヘキサン(4.21mL、10.5mmol)中2.5MのnBuLiを滴加した。反応混合物を15分間撹拌し、エチル2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)アセテート(2.00g、9.16mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度まで昇温させ、2時間撹拌した。反応混合物を氷水で希釈し、濃縮した。残った水性の混合物をpH=5まで酸性化し、EtOAc(3X)で抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残った褐色の油をMeOH(23mL)中に溶解し、フェニルヒドラジン(0.907mL、9.14mmol)を添加した。混合物を濃塩酸(3.81mL、45.7mmol)で処理し、還流で18時間加熱した。冷却して、混合物を濃縮し、残渣をH
2OとCH
2Cl
2に分配した。混合物を濾過し、有機層を濾液から除去した。水性部分をCH
2Cl
2で洗浄し、飽和NaHCO
3で塩基性になるまで処理した。水性の混合物をCH
2Cl
2(3X)で抽出し、合わせた有機画分をMgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。70〜100%EtOAc/ヘキサンの濃度勾配溶出、その後0〜5%MeOH/EtOAcを使用するシリカカラムクロマトグラフィーにより、残渣を精製した。生成物のプールを合わせ、濃縮して、黄色泡状の表題化合物を得た(0.760g、収率44%)。MS(apci)m/z=190.1(M+H)。
【0525】
中間体183
【化166】
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4−メチル−3−((1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)メトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P135に関して記載される方法により、ブロモエタンの代りに、3−(クロロメチル)−1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール塩酸塩を使用して、表題化合物を調製した。金色シロップ状の生成物を単離した(110mg、27%)。MS(apci)m/z=285.1(M+H)。
【0526】
中間体184
【化167】
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5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルジメチルカルバメート
無水DMF(4mL)中の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オン(中間体P135、ステップA;0.378g、2.00mmol)および粉末K
2CO
3(0.553g、4.00mmol)混合物を、周囲温度で5分間撹拌した。塩化ジメチルカルバモイル(0.206mL、2.20mmol)を添加し、混合物を6時間撹拌した。混合物を冷却したH
2O(40mL)中に注ぎ入れ、EtOAcで抽出した(3X)。合わせた抽出物を飽和NaClで洗浄し(2X)、MgSO
4で乾燥し、MgSO
4層で蓋をしたSiO
2プラグで濾過した(EtOAc溶出)。濾液を濃縮し、残渣を真空中で乾燥して、淡金色シロップ状の表題化合物を得た(.507g、97%)。MS(apci)m/z=261.1(M+H)。
【0527】
中間体185
【化168】
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5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル モルホリン−4−カルボキシレート
5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルジメチルカルバメート(中間体184)に関して概説した手順で、モルホリン−4−カルボニルクロライドを使用して、表題化合物を調製した。淡黄色蝋様の化合物を単離した(0.285g、47%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 7.54(d、2H)、7.43(t、2H)、7.31(t、1H)、3.66−3.78(m、8H)、3.57(brs、2H)、1.85(s、3H)。
【0528】
中間体186
【化169】
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(S)−3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:
(S)−1−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルオキシ)−3−メトキシプロパン−2−オール:無水DMF(12mL)中の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オン(P135ステップA、1.21g、6.40mmol)および粉末K
2CO
3(1.77g、12.8mmol)混合物を、周囲温度で10分間撹拌した。(S)−2−(メトキシメチル)オキシラン(0.622mL、6.72mmol)を添加し、混合物を80℃で6時間撹拌した。混合物を周囲温度まで冷却し、冷却したH
2O(25mL)中に注ぎ入れ、EtOAc(3X)で抽出した。合わせた抽出物を飽和NaClで洗浄し(2X)、MgSO
4で乾燥し、EtOAcで溶出する、MgSO
4層で蓋をしたSiO
2プラグで濾過した。濾液を濃縮して、無色粘着性油状の表題化合物を得た(701mg、40%)。MS(apci)m/z=278.1(M+H)。
【0529】
ステップB:
(S)−3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン:無水DMF(7.0mL)中のTBDMS−Cl(725mg、4.81mmol)およびイミダゾール(390mg、5.72mmol)溶液に、無水DMF(2mL)中の(S)−1−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルオキシ)−3−メトキシプロパン−2−オール(635mg、2.29mmol)を添加した。混合物を、周囲温度で2.5時間撹拌した。混合物をH
2O(70mL)に添加し、5分間混合し、Et
2Oで抽出した(3X)。合わせた抽出物を飽和NaClで洗浄し(2X)、MgSO
4で乾燥した。乾燥した溶液を、MgSO
4層で蓋をしたSiO
2プラグで濾過した(Et
2O溶出)。濾液を濃縮して無色油状の表題化合物を得、それを真空で乾燥した(940mg、105%)。MS(apci)m/z=392.2(M+H)。
1H NMR(CDCl
3) δ 7.50(d、2H)、7.40(t、2H)、7.23(t、1H)、4.09−4.30(m、3H)、3.57(brs、2H)、3.38−3.44(m、2H)、3.32(s、3H)、1.83(s、3H)、0.88(s、9H)、0.11(s、6H)。
【0530】
中間体187
【化170】
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(R)−3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
(S)−3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(中間体186)に関して記載された手順を使用し、ステップAの、(S)−2−(メトキシメチル)オキシランの代りに、(R)−2−(メトキシメチル)オキシランを使用して、表題化合物を調製した。無色シロップ状の生成物を得た(921mg、38%、2段階にて)。MS(apci)m/z=392.2(M+H)。
1H NMR(CDCl
3) δ 7.50(d、2H)、7.40(t、2H)、7.23(t、1H)、4.09−4.30(m、3H)、3.57(brs、2H)、3.38−3.44(m、2H)、3.32(s、3H)、1.83(s、3H)、0.88(s、9H)、0.11(s、6H)。
【0531】
中間体188
【化171】
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tert−ブチル4−((5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)メトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート
ステップA:
tert−ブチル4−(2−エトキシ−2−オキソエトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート:無水THF(25mL)中のtert−ブチル4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート(2.00g、9.94mmol)溶液を、0℃まで冷却し、KOtBu(1.12g、9.94mmol)を添加した。混合物が周囲温度に達するようにし、10分間撹拌した。混合物を0℃まで冷却し、エチル2−ブロモアセタ−ト(1.65mL、14.9mmol)を滴加した。反応物が周囲温度に達するようにし、17時間撹拌した。混合物をH
2OとEtOAcに分配し、混合し、有機層を除去した。有機層をMgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残った濃厚な黄色の油を、10〜25%EtOAc/ヘキサンの濃度勾配溶出を使用するシリカクロマトグラフィーにより精製し、無色油状の表題化合物を得た(0.967g、収率34%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 4.22(q、2H)、4.12(s、2H)、3.67−3.84(m、2H)、3.52−3.63(m、1H)、3.05−3.11(m、2H)、1.81−1.90(m、2H)、1.53−1.62(m、2H)、1.45(s、9H)、1.29(t、3H)。
【0532】
ステップB:
tert−ブチル4−((5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)メトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート:無水THF(5mL)中のジイソプロピルアミン(1.08mL、7.74mmol)溶液を0℃まで冷却し、ヘキサン(2.96mL、7.41mmol)中2.5MのnBuLiを、ゆっくりと添加した。混合物を0℃で10分間撹拌し、−78℃まで冷却した。アセトニトリル(0.404mL、7.74mmol)を添加し、混合物を15分間撹拌した。THF(2.5mL)中のtert−ブチル4−(2−エトキシ−2−オキソエトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.967g、3.37mmol)溶液を添加し、混合物を−78℃で1時間撹拌した。混合物が周囲温度に達するようにし、氷水でクエンチし、濃縮した。残った水性の混合物を2MのHClで中和し、CH
2Cl
2で抽出した(3X)。合わせた有機画分をMgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、黄色油状の未精製のシアノ−ケトンを得、それを次のステップですぐ使用した。
【0533】
ステップC:
tert−ブチル4−((5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)メトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート:ステップBで得た未精製の油をEtOH(17mL)中に溶解し、フェニルヒドラジン(0.396mL、3.99mmol)を添加した。混合物を60℃で60時間加熱し、周囲温度まで冷却し、濃縮した。残渣をEtOAcと水に分配し、混合し、有機層を除去した。水層をEtOAcで抽出し(2X)、合わせたEtOAc部分をMgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残った橙色の油を、10〜100%EtOAc/ヘキサンの濃度勾配溶出を使用するシリカクロマトグラフィーにより精製した。プールした生成物画分を濃縮し、残った黄色〜橙色の油を0〜100%アセトニトリル/水の濃度勾配を使用する逆相HPLCにより再精製して、橙色泡状の表題化合物を得た(0.264g、収率21%)。MS(apci)m/z=373.2(M+H)。
【0534】
中間体189
【化172】
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1−フェニル−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:
3−オキソ−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)プロパンニトリル:無水THF(26.3mL、26.3mmol)中のLHMDSの1M溶液を−78℃まで冷却し、アセトニトリル(1.43mL、27.5mmol)を2分間に渡り滴加した。混合物を−78℃で1時間撹拌し、無水THF(12mL)中のメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボキシレート(3.41mL、25.0mmol)溶液を添加した。混合物を1時間撹拌し、ドライアイス浴を除去し、混合物が周囲温度に達するようにした。混合物を冷却したH
2O(250mL)中に注ぎ入れ、Et
2Oで抽出した(3X)。水性部分を0℃まで冷却し、pH=3(開始pH=12)になるまで、6MのHClを滴加した。混合物をEtOAcで抽出し(3X)、合わせた抽出物をMgSO
4で乾燥した。溶液を、EtOAcで溶出する、SiO
2プラグを通して溶出した。濾液を濃縮して、無色油状の表題化合物を得た(2.52g、66%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 3.99−4.06(m、2H)、3.54(s、2H)、3.46(t、2H)、2.76−2.86(m、1H)、1.70−1.86(m、4H)。
【0535】
ステップB:
1−フェニル−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン:無水EtOH(35mL)中の3−オキソ−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)プロパンニトリル(2.30g、12.8mmol)溶液に、フェニルヒドラジン塩酸塩(2.21g、15.3mmol)を添加し、TLCによる完了まで、混合物を還流で加熱した(5時間)。混合物を周囲温度まで冷却し、濃縮した。残渣を、H
2O(75mL)とEtOAc(40mL)に分配した。2MのNaOHを、pH=5になるまで、激しく撹拌しながら添加し、有機層を除去し、水層をEtOAcで抽出した(2X)。合わせたEtOAc画分をH
2Oおよび飽和NaClで洗浄した。溶液を等体積のヘキサンで希釈し、MgSO
4/活性炭で乾燥し、50%EtOAc−ヘキサンで溶出するSiO
2プラグを通して溶出した。濾液を濃縮して、金色のシロップを得た。シロップをEt
2Oで処理して、微細な顆粒状懸濁液が形成されるまで撹拌した。固体を回収し、Et
2Oで洗浄し、真空中で乾燥し、白色固体の表題化合物を得た(2.01g、65%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 7.55(d、2H)、7.46(t、2H)、7.32(t、1H)、5.49(s、1H)、4.00−4.08(m、2H)、3.97(brs、2H)、3.52(dt、2H)、2.86(m、1H)1.73−1.93(m、4H)。
【0536】
1−フェニル−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン(中間体189)の調製で使用した方法に従って、ステップAで、アセトニトリルまたはプロピオノニトリルのいずれかを、適切なエステルとともに使用して、以下の化合物を使用した。
【表1E-1】
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【表1E-2】
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【0537】
中間体199
【化173】
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フェニル1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イルカルバメート
ステップA:
エチル1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート:3000mLの三首フラスコに、エチル2−ホルミル−3−オキソプロパノエート(100g、694mmol)、その後無水200プルーフのEtOH(694mL)を添加して、透明の黄色がかった溶液を得た。反応物を氷浴中で5℃まで冷却し、次いでメチルヒドラジン(35.8mL、680mmol)を滴加した。ヒドラジン添加の間、激しい発熱が観察され、添加速度を制御することにより、温度を12℃以下に維持した。ヒドラジン添加が完了した後、氷浴を取り除き、反応物を、周囲温度で一晩撹拌した。反応物をロータリーエバポレーターで濃縮し、未精製の橙色の油を得た。粗生成物をDCM中に溶解し、再濃縮し、次いで高真空で2日間再濃縮し、黄褐橙色の油を得た。LC/MSおよび
1H NMRは、本質的に純粋なエチル1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(106g、99.1%)を示した。
【0538】
ステップB:
2−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−オキソプロパンニトリル:上部攪拌機(overhead stirrer)および添加漏斗を備えた4首の5リットル丸底フラスコに、LHMDS(1444mL、1444mmol)(THF中1.0M)を充填した。溶液をまず、窒素下、アセトン/ドライアイス浴中(内部温度−79℃)で冷却し、その後、滴下漏斗によりプロピオノニトリル(103mL、1444mmol)をゆっくり添加した。混合物を、−80℃で90分間撹拌した。次いで、無水THF(500mL)中のエチル1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(106g、688mmol)を添加漏斗(添加時間:約45分間;添加の間の内部温度は−76℃以下に留まった)により、滴加した。添加完了後、反応物が周囲温度までゆっくり温まるようにし、一晩撹拌した。橙色のガラスがフラスコの底に堆積した。有機物をデカントし、ガラス状態物質を温かい水に溶解した。混合物をエーテル(3x1000mL)で洗浄した。次いで、濃塩酸および飽和炭酸水素塩溶液を使用して、水相をpH5まで調製した(pH紙)。水層をDCMで抽出した(3x1000mL)。合わせた有機抽出物をMgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、琥珀色油状の2−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−オキソプロパンニトリルを得た(92g、82%)。MS(apci)m/z=162.1(M−H)。
【0539】
ステップC:
1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−アミン:3Lの3首丸底フラスコに、周囲温度にて、2−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−オキソプロパンニトリル(60g、368mmol)、絶対無水エタノール(1000mL)、およびフェニルヒドラジン塩酸塩(58g、404mmol)を充填し、黄色がかった懸濁液を形成させた。反応槽は水冷却器を備えており、一晩還流させた(加熱マントルを使用して)。反応物を濃縮し、1MのNaOH(1L)を添加し、固体を粉砕して回収した。固体を水およびヘキサンで洗浄した。第2の生成物が濾液中に析出し、それを回収した。合わせた固体を粉砕し、エーテル(500mL)で摩砕した。固体を濾過により回収し、ヘキサンで洗浄し、真空下で空気乾燥して、1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−アミンを得た(93g、100%)。
【0540】
ステップD:
フェニル1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イルカルバメート:3Lの丸底フラスコに、1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−アミン(50g、197.4mmol)およびEtOAc(1000mL)を充填し、透明の褐色がかった溶液を得た。この溶液に、NaOH(2M 水性)(500mL)を一度に添加して、濁った混合物を得た(水層および有機層はともに透明であったが、2層間に沈殿が観察された)。3分後、フェニルカルボノクロリデート(74.29mL、592.2mmol)を周囲温度でゆっくりと添加し、33℃まで発熱させた。反応物を周囲温度で2時間撹拌した。追加のフェニルカルボノクロリデート(10mL)を添加した。30分後、有機物を分離し、ブラインで洗浄し、真空中で濃縮した。生成物を、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中75%酢酸エチルで溶出する)により精製して、フェニル1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イルカルバメートを得た(60g、81.4%)。
【0541】
中間体200
【化174】
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フェニル1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イルカルバメート
3Lの丸底フラスコに、1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−アミン(50g、197.4mmol)およびEtOAc(1000mL)を充填し、透明の褐色がかった溶液を得た。この溶液に、NaOH(2M水溶液)(500mL)を一度に添加して、濁った混合物を得た(水層および有機層は透明であったが、2層間に沈殿が観察された)。3分後、周囲温度で、フェニルカルボノクロリデート(74.29mL、592.2mmol)をゆっくりと添加し(反応混合物の温度は添加の間、33℃まで上昇した)。反応物を周囲温度で2時間撹拌した。追加のフェニルカルボノクロリデート(10mL)を添加した。30分後、有機層を分離し、ブラインで洗浄し、真空中で濃縮した。残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中75%酢酸エチルで溶出する)により精製し、フェニル1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イルカルバメートを得た(60g、81.4%)。
【0542】
中間体201
【化175】
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フェニル(4−クロロ−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメート
ステップA:
フェニル(3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートの調製:EtOAc(5mL)中の3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(中間体P139、169mg、0.832mmol)懸濁液に、0℃で、2.0MのNaOH水溶液(1.25mL、2.50mmol)を添加し、その後フェニルカルボノクロリデート(0.178mL、1.41mmol)を滴加した。反応物を周囲温度で15時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、相分離した。有機層を水およびブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濃縮した。残渣を、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(6:1 ヘキサン:EtOAc)により精製して、表題化合物を得た(219mg、収率81%)。MS(apci)m/z=324.1(M+H)。
【0543】
ステップB:
フェニル(4−クロロ−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートの調製:DCM(2mL)中のフェニル3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(92mg、0.28mmol)およびピリジニウム4−メチルベンゼンスルホネート(7.2mg、0.028mmol)溶液に、周囲温度で、N−クロロスクシンイミド(42mg、0.31mmol)を添加した。混合物を周囲温度で2日間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(9:1,ヘキサン/EtOAc)により精製して、表題化合物を得た(76mg、収率75%)。MS(apci)m/z=358.1(M+H)。
【0544】
中間体202
【化176】
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フェニル(3−エトキシ−4−フルオロ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメート
実施例167、ステップBに記載される手順に従って、フェニル3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りに、フェニル3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使用して調製した。
【0545】
中間体203
【化177】
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フェニル(4−ブロモ−3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメート
ステップA:
5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オンの調製:中間体P1に記載される方法に従って、4,4−ジメチル−3−オキソペンタンニトリルをエチル2−シアノアセテートに置き換え、および3−ヒドラジニル安息香酸エチル塩酸塩の代りにフェニルヒドラジンを使用して、調製した。MS(apci)m/z=176.0(M+H)。
【0546】
ステップB:
1−((5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オールの調製:DMA(5mL)中の5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オン(0.330g、1.88mmol)、2,2−ジメチルオキシラン(0.143g、1.98mmol)およびK
2CO
3(0.521g、3.77mmol)混合物を、80℃で3日間加熱した。冷却後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥した。混合物を、EtOAcで溶出するSiO
2パッドで濾過して、表題化合物を得た。MS(apci)m/z=248.1(M+H)。
【0547】
ステップC:
フェニル(3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートの調製:中間体201、ステップAに記載される方法に従って、3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの代りに、1−((5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オールを使用して調製した。MS(apci)m/z=368.1(M+H)。
【0548】
ステップD:
フェニル(4−ブロモ−3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートの調製:中間体201、ステップBに記載される方法に従って、N−クロロスクシンイミドの代りに、N−ブロモスクシンイミドを使用し、およびフェニル3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りにフェニル(3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートを使用して調製した。MS(apci)m/z=446.1(M+H)。
【0549】
中間体200の調製に記載される方法に従って、適切なアミノピラゾール中間体を使用して、以下の化合物を調製した:
【表1F-1】
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【表1F-2】
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【表1F-3】
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【表1F-4】
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【表1F-5】
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【表1F-6】
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【0550】
中間体228
【化178】
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tert−ブチル4−((4−クロロ−5−((フェノキシカルボニル)アミノ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)メトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート
DCM(2.0mL)中のtert−ブチル4−((5−(フェノキシカルボニルアミノ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)メトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(中間体226)、98.5mg、0.200mmol)懸濁液にピリジニウム4−メチルベンゼンスルホネート(PPTS)(5.03mg、0.020mmol)およびN−クロロスクシンイミド(40.1mg、0.300mmol)を添加した。得られた溶液を周囲温度で8日間撹拌した。混合物を水およびCH
2Cl
2で希釈し、有機層を分離し、水層をCH
2Cl
2で抽出した(2X)。合わせた有機画分をMgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、30〜40%EtOAc/ヘキサンの濃度勾配溶出を使用するシリカクロマトグラフィーにより精製して、橙色油状の表題化合物を得た(73.5mg、収率70%)。MS(apci)m/z=527.2(M+H)。
【0551】
中間体229
【化179】
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フェニル(4−クロロ−3−(ヒドロキシメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメート
tert−ブチル4−((4−クロロ−5−((フェノキシカルボニル)アミノ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)メトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(中間体228)の調製において概説された手順を使用して、フェニル3−(ヒドロキシメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体227)から調製した。この例において、白色固体の化合物を単離した(108mg、28%)。MS(apci)m/z=344.0(M+H)。
【0552】
中間体230
【化180】
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フェニル(4−ブロモ−3−(ヒドロキシメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメート
CH
2Cl
2(1.6mL)中のフェニル3−(ヒドロキシメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体227、100mg、0.323mmol)懸濁液に、ピリジニウム4−メチルベンゼンスルホネート(PPTS)(8.12mg、0.0323mmol)およびN−ブロモスクシンイミド(86.3mg、0.485mmol)を添加した。反応混合物を、周囲温度で16時間撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、回収した固体をCH
2Cl
2で短時間洗浄し、真空中で乾燥し、白色固体の表題化合物を得た(48.5mg、39%)。MS(apci)m/z=388.0(M+H)。
【0553】
以下のピラゾール中間体を、中間体228、229または230の調製に記載される方法に従って、調製した。
【表1G-1】
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【表1G-2】
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【表1G-3】
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【0554】
中間体244
【化181】
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2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−アミン
ステップA:
エチル2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシレート:DMF(20mL)中の1−アミノピリジニウムヨウ化物(2.22g、10.0mmol)溶液に、K
2CO
3(1.93g、14.0mmol)およびエチル3−フェニルプロピオレート(3.30mL、20.0mmol)を添加した。混合物を周囲温度で18時間撹拌し、冷水(100mL)を注ぎ入れた。混合物を30分間撹拌し、充填セライト(登録商標)で濾過し、EtOAcおよびH
2Oで漱いだ。有機層を除去し、H
2Oで洗浄し(4X)、MgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残った暗赤色〜橙色の油を、10〜50%EtOAc/ヘキサンの濃度勾配溶出を使用するシリカクロマトグラフィーにより精製して、黄色固体の表題化合物を得た(1.75g、収率65.7%)。MS(apci)m/z=267.0(M+H)。
【0555】
ステップB:
2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸塩酸塩:EtOH(10mL)中のエチル2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシレート(1.72g、6.46mmol)溶液に、2MのNaOH(16.1mL、32.3mmol)を添加し、反応混合物を還流で7時間加熱した。反応混合物を周囲温度まで冷却し、氷浴中で冷却した。混合物を濃塩酸で酸性化し、得られた懸濁液を真空濾過により回収した。生成物のケーキを水で洗浄し、真空中で乾燥し、金色固体の表題化合物を得た(1.69g、収率95.2%)。MS(apci)m/z=195.2((M+H)−CO
2)。
【0556】
ステップC:
2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン:ポリリン酸(41.6m:、364mmol)中の2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸塩酸塩(1.00g、3.64mmol)混合物を、80℃で17時間加熱した。得られたゼラチン状の混合物を周囲温度まで冷却し、氷水(150mL)を添加した。顆粒状の懸濁液が形成し始めるまで、混合物を撹拌した。懸濁液を水(350mL)に移し、顆粒状の懸濁液が生じるまで、混合物を撹拌した。固体を真空濾過により回収し、水で洗浄し、真空中で乾燥し、橙色固体の表題化合物を得(0.84g、118%)、それを次のステップで直接使用した。MS(apci)m/z=195.2(M+H)。
【0557】
ステップD:
3−ニトロソ−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン:酢酸(2.85mL、51.4mmol)中の2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.84g、2.85mmol)溶液に、水(1.43mL)中のNaNO
2(0.295g、4.28mmol)を、10分間に渡り滴加した(激しい発泡が観察された)。混合物を20分間撹拌し、氷でクエンチした。得られた懸濁液を周囲温度まで温め、真空濾過により固体を回収した。回収した固体を水で洗浄し、真空中で乾燥し、暗緑色固体の表題化合物を得た(0.380g、59.6%)。MS(apci)m/z=224.1(M+H)。
【0558】
ステップE:
2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−アミン:EtOH(3.81mL)中の3−ニトロソ−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.380g、1.70mmol)およびZn粉末(0.557g、8.51mmol)混合物に、濃塩酸(0.156mL、1.87mmol)を添加した。混合物を還流で3時間加熱し、周囲温度まで冷却した。混合物をMeOHで希釈し、濾過し、ZnケーキをMeOHで洗浄した。合わせた濾液および洗浄液を濃縮し、残渣を水とDCMに分配した。有機層を除去し、水性部分を、pH=10になるように飽和NaHCO
3で処理した。混合物をDCMで抽出し(3X)、合わせた抽出物を飽和NaClで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を真空中で乾燥し、褐色固体の表題化合物を得た(0.304g、収率85.5%)。MS(apci)m/z=210.1(M+H)。
1H NMR(CDCl
3) δ 8.31(d、1H)、7.91(d、2H)、7.49(t、2H)、7.38(t、2H)、6.96(dd、1H)、6.64(t、1H)、3.21(brs、2H)。
【0559】
中間体245
【化182】
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5−メチル−3−フェニル−1−(ピラジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−アミン
ステップA:
2−(5−メチル−4−ニトロソ−3−フェニル−1H−ピラゾール−1−イル)ピラジン。HOAc(6mL)中の2−ヒドラジニルピラジン(0.485g、4.40mmol)溶液に、(2−(ヒドロキシイミノ)−1−フェニルブタン−1,3−ジオン(0.765g、4.00mmol)を少量づつ、2分間に渡り添加した。混合物を5分間撹拌し、得られた淡橙色の懸濁液を、60℃で6時間撹拌した。EtOH(1mL)を添加し、混合物を60℃でさらに6時間加熱した。得られた暗緑色の懸濁液を周囲温度まで冷却し、混合物をH
2O(30mL)で希釈した。緑色の懸濁液を1時間撹拌し、固体を真空濾過により回収した。回収した固体をH
2Oで洗浄し、真空中で乾燥した。固体をEtOH(25mL)中に懸濁し、濃塩酸(500μL)を添加した。混合物を還流で20時間加熱し、周囲温度まで冷却し、冷却したH
2O(75mL)で希釈した。混合物を1MのNaOHでpH=7になるまで処理し、Et
2Oで抽出した(3X)。合わせた抽出物を飽和NaClで洗浄し、MgSO
4で乾燥した。乾燥した溶液を充填セライト(登録商標)で濾過し、濃縮した。残った緑色〜黄色の固体を、段階勾配溶出(25%CH
2Cl
2、50%EtOAc/ヘキサン)を使用して、SiO
2カラムで精製し、青緑色固体の表題化合物を得た(325mg、31%)。MS(apci)m/z=266.1(M+H)。
【0560】
ステップB:
5−メチル−3−フェニル−1−(ピラジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−アミン。EtOH(10mL)中の2−(5−メチル−4−ニトロソ−3−フェニル−1H−ピラゾール−1−イル)ピラジン(325mg、1.04mmol)およびZn粉末(340mg、5.21mmol)混合物に、濃塩酸(95.5μL、1.15mmol)を添加した。混合物を周囲温度で17時間撹拌し、次いで65℃で3時間撹拌した。混合物を周囲温度まで冷却し、MeOHで溶出する、充填セライト(登録商標)で濾過した。溶出剤を濃縮し、残渣をH
2Oで処理し、混合した。得られた橙色の懸濁液を、2MのHClでpH=1になるまで処理し、混合物をEt
2Oで抽出した(3X)。水性部分を2MのNaOHでpH=8になるまで処理して、EtOAcで抽出した(3X)。合わせたEtOAc抽出物を飽和NaClで洗浄し、MgSO
4/活性炭で乾燥した。溶液を、EtOAcで溶出するSiO
2プラグを通して溶出した。溶出剤を濃縮して、淡黄色蝋様の表題化合物を得た(33mg、13%)。MS(esi)m/z=252.2(M+H)。
【0561】
中間体246
【化183】
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1,5−ジメチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−4−アミン
ステップA:
1,5−ジメチル−4−ニトロソ−3−フェニル−1H−ピラゾール:HOAc(10mL)中のメチルヒドラジン(0.484g、10.5mmol)溶液に、2−(ヒドロキシイミノ)−1−フェニルブタン−1,3−ジオン(2.01g、10.5mmol)を、少量づつ5分間に渡り添加した。反応混合物を60℃で1時間加熱し、周囲温度まで冷却した。Et
2O(50mL)およびH
2O(10mL)を混合物に添加し、その後pH=8になるまで、飽和Na
2CO
3をゆっくりと添加した。有機層を除去し、水層をEt
2Oで抽出した(2X)。合わせた有機画分をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(1:5 EtOAc/ヘキサン)により精製し、緑色固体の表題化合物を得た(1.32g、63%)。MS(apci)m/z=202.1(M+H)。
【0562】
ステップB:
1,5−ジメチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−4−アミン:MeOH(50mL)中の1,5−ジメチル−4−ニトロソ−3−フェニル−1H−ピラゾール(1.32g、6.60mmol)溶液に、炭素上のPd(OH)
2(200mg、20重量%、0.286mmol)を添加し、反応混合物を50psi(約345kPa)のH
2下、周囲温度で3時間振盪した。反応混合物を排気し、N
2でパージし、MeOHで溶出するセライト(登録商標)パッドで濾過した。溶出剤を濃縮し、残渣を真空中で乾燥し、淡黄褐色固体の表題化合物を得た(1.23g、100%)。MS(apci)m/z=188.1(M+H)。
【0563】
中間体247
【化184】
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1−イソプロピル−5−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−4−アミン
中間体246に記載される方法に従って、ステップAのメチルヒドラジンの代りに、イソプロピルヒドラジン塩酸塩を使用して表題化合物を調製し、2段階に渡って620mg(57%)の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=216.1(M+H)。
【0564】
中間体248
【化185】
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5−メチル−3−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミン
ステップA:
5−メチル−4−ニトロソ−3−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール:1,5−ジメチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−4−アミン(中間体246)の調製に記載される手順のステップAの、メチルヒドラジンの代りに(2,2,2−トリフルオロエチル)ヒドラジンを使用して、表題化合物を調製した。緑色固体の化合物を単離した(999mg、71%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 7.60−7.73(m、5H)、4.70(q、2H)、2.27(t、3H)。
【0565】
ステップB:
5−メチル−3−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミン:EtOH(0.4mL)中の5−メチル−4−ニトロソ−3−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール(50mg、0.186mmol)およびZn粉末(60.7mg、0.929mmol)混合物に、濃塩酸(17.0μL、0.204mmol)を添加し、混合物を還流で3時間加熱した。混合物を周囲温度まで冷却し、MeOHで希釈し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣を水中で希釈した。水性の混合物を、pH=10になるまで、飽和NaHCO
3で処理した。混合物をDCMで抽出し(3X)、合わせた抽出物をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、黄色油状の表題化合物を得た(47.1mg、収率99.4%)。MS(apci)m/z=256.1(M+H)。
【0566】
中間体249
【化186】
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1−エチル−5−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−4−アミン
ステップA:
1−エチル−5−メチル−4−ニトロソ−3−フェニル−1H−ピラゾール:中間体246の調製に記載される手順に従って、ステップAのメチルヒドラジンの代りに、エチルヒドラジンオキサレートを使用して、表題化合物を調製した。緑色油状の1−エチル−5−メチル−4−ニトロソ−3−フェニル−1H−ピラゾールを単離した(288mg、26%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 8.19(d、2H)、7.46−7.50(m、3H)、4.15(q、2H)、2.43(s、3H)、1.50(t、3H)。少量の位置異性体、1−エチル−3−メチル−4−ニトロソ−5−フェニル−1H−ピラゾールも、青緑色の固体として得た(165mg、15%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 7.71(dd、2H)、7.59(m、3H)、4.17(q、2H)、2.28(s、3H)、1.51(t、3H)。
【0567】
ステップB:
1−エチル−5−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−4−アミン:中間体248の調製に記載される手順に従って、ステップBにおいて、1−エチル−5−メチル−4−ニトロソ−3−フェニル−1H−ピラゾールを使用して調製した。淡紫色固体の表題化合物を単離した(281mg、104%)。MS(apci)m/z=202.1(M+H)。
【0568】
中間体250
【化187】
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1−エチル−3−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−4−アミン
中間体249の調製に記載される手順に従って、ステップAにおいて、1−エチル−3−メチル−4−ニトロソ−5−フェニル−1H−ピラゾールを使用して調製した。表題化合物を、ステップBに従って調製した。逆相クロマトグラフィーによる精製後、無色油状の化合物を単離した(82.4mg、52.5%)。MS(apci)m/z=202.1(M+H)。
【0569】
中間体251
【化188】
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1−メチル−5−フェニル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−アミン
ステップA:
4,4,4−トリフルオロ−2−(ヒドロキシイミノ)−1−フェニルブタン−1,3−ジオン:HOAc(46.3mL)中の4,4,4−トリフルオロ−1−フェニルブタン−1,3−ジオン(5.00g、23.1mmol)溶液を、10℃まで冷却し、水(6.0mL)中の亜硝酸ナトリウム(1.84g、26.6mmol)を添加した。混合物を周囲温度で90分間撹拌し、H
2O(150mL)で希釈した。混合物をEt
2Oで抽出し(3X)、合わせた有機画分を、pH=9になるまで、飽和NaHCO
3で注意深く洗浄した。Et
2O溶液をH
2Oおよび飽和NaClで洗浄し、MgSO
4で乾燥した。乾燥した溶液を濾過し、濃縮して、黄色泡状の表題化合物を得た(4.21g、収率74.2%)。MS(apci)m/z=244.1(M−H)。
【0570】
ステップB:
4−ニトロソ−3−フェニル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール:EtOH(5mL)中のヒドラジン一水和物(0.204g、4.08mmol)溶液を、0℃まで冷却し、EtOH(15mL)中の4,4,4−トリフルオロ−2−(ヒドロキシイミノ)−1−フェニルブタン−1,3−ジオン(1.00g、4.08mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で3時間撹拌し、過剰量の粉末MgSO
4を添加し、混合物を60℃で16時間加熱した。混合物を周囲温度まで冷却し、濾過し、濃縮して、緑色固体の未精製の表題化合物を得(78.7mg、8.0%)、それを次のステップで直接使用した。MS(apci)m/z=240.0(M−H)。
【0571】
ステップC:
1−メチル−5−フェニル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−アミン:DMF(1.6mL)中の4−ニトロソ−3−フェニル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(78.7mg、0.326mmol)溶液に、NaH(14.4mg、0.359mmol)を添加し、混合物を周囲温度で30分間撹拌した。混合物を、ヨウ化メチル(40.6μL、0.653mmol)で処理し、17時間撹拌した。反応混合物を、20〜100%アセトニトリル/水の濃度勾配溶出を使用する逆相HPLCにより直接精製して、淡青色の固体を得た(40.2mg)。固体をEtOH(0.35mL)中に溶解し、5−メチル−3−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミン(中間体248)の調製のステップBに記載される還元手順に付した。白色固体の表題化合物を得た(25.1mg、66.1%)。
【0572】
中間体252
【化189】
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1−メチル−3−フェニル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−アミン
ステップA:
1−メチル−4−ニトロソ−3−フェニル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール。EtOH(20mL)中のメチルヒドラジン(0.214mL、4.08mmol)溶液に、4,4,4−トリフルオロ−2−(ヒドロキシイミノ)−1−フェニルブタン−1,3−ジオン(中間体251、ステップA;1.00g、4.079mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、過剰量のMgSO
4を添加した。混合物を60℃で48時間撹拌し、周囲温度まで冷却した。混合物を濾過し、濾液を、緑色の残渣になるまで濃縮した。残渣を、10〜30%EtOAc/ヘキサンの濃度勾配溶出を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、緑色固体の表題化合物を得た(482mg、46%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 7.89(d、2H)、7.45−7.52(m、3H)、4.15(s、3H)。
【0573】
ステップB:
1−メチル−3−フェニル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−アミン。中間体248、ステップBの調製に記載される方法に従って、1−メチル−4−ニトロソ−3−フェニル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾールから調製した。白色固体の表題化合物を得た(309mg、68%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 7.65(d、2H)、7.45(t、2H)、7.35(t、1H)、3.93(s、3H)、3.52(brs、2H)。
【0574】
調製U−1
【化190】
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1−(3−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例1の方法に従って、trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製B)を、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)に置き換え、中間体P203を使用して調製した。MS(apci)m/z=630.1(M+H)。
【0575】
調製U−2
【化191】
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1−(3−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例1の方法に従って、trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製B)を、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)に置き換え、中間体P211を使用して調製した。MS(apci)m/z=644.4(M+H)。
【0576】
合成実施例
実施例1
【化192】
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1−(3−tert−ブチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−(trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:
フェニル3−tert−ブチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの調製:EtOAc(10mL)中の3−tert−ブチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(表1;200.0mg、0.9290mmol)溶液に、2MのNaOH水溶液(0.9290mL、1.858mmol)、その後フェニルクロロホルメート(0.1632mL、1.301mmol)を添加した。反応物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで相を分離した。有機相をH
2O(10mL)、ブライン(10mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、褐色結晶性固体の生成物を得た(320mg、収率103%)。MS(apci)m/z=336.1(M+H)。
【0577】
ステップB:
1−(3−tert−ブチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−(trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)尿素の調製:DMA(1mL)中のtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製B、30.0mg、0.102mmol)およびDIEA(0.0535mL、0.307mmol)溶液に、フェニル3−tert−ブチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(34.3mg、0.102mmol)を添加し、反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を、5〜60%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、黄褐色固体の生成物を得た(38mg、収率81%)。MS(apci)m/z=462.2(M+H)。
【0578】
適切な出発物質を使用し、実施例1の方法に従って、表4の化合物を調製した。
【表4-1】
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【表4-2】
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【表4-3】
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【表4-4】
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【表4-5】
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【0579】
実施例20
【化193】
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1−(trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
4−ニトロフェニルtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメートの調製:DCM(3mL)中のtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製B;0.180g、0.614mmol)懸濁液に、0℃で、トリエチルアミン(0.428mL、3.07mmol)を添加し、その後、DCM(0.5mL)中の4−ニトロフェニルカルボノクロリデート(0.136g、0.675mmol)溶液を滴加した。氷浴を取り除き、反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO
3(30mL)中で希釈し、DCMで抽出した(3x20mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(20mL)、MgSO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、未精製の中間体を得、それを精製することなく次のステップで使用した。MS(apci)m/z=386.2(M+H)。
【0580】
ステップB:
1−(trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:DCE(1mL)中の4−ニトロフェニルtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート(80mg、0.21mmol)溶液に、1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(表1;24mg、0.25mmol)、その後DIEA(0.15mL、0.83mmol)を添加した。混合物を55℃で18時間加熱し、次いで1mLのDCMで希釈し、飽和炭酸水素塩で洗浄し(2x1mL)、真空中で濃縮した。未精製の残渣を、5〜45%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題生成物を得た(10mg、収率14%)。MS(apci)m/z=344.2(M+H)。
【0581】
実施例21
【化194】
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1−(trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)チオ尿素
2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−アミン(表1;45.2mg、0.227mmol)のCHCl
3(0.5mL)懸濁液に、ジ(1H−イミダゾール−1−イル)メタンチオン(40.4mg、0.227mmol)、その後DIEA(0.158mL、0.908mmol)を添加した。周囲温度で16時間撹拌した後、trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン(調製B、50.0mg、0.227mmol)を、反応混合物に一度に添加した。2時間後、5〜68%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより、反応物を直接精製して、白色固体の表題生成物を得た(70mg、収率67%)。MS(apci)m/z=462.1(M+H)。
【0582】
実施例22
【化195】
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1−(2−(3−フルオロフェニル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)−3−(trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)尿素
DCM(575μL、0.115mmol)中の2−(3−フルオロフェニル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−アミン(中間体P3;25.0mg、0.115mmol)溶液を、1,1’−カルボニルジイミダゾール(18.7mg、0.115mmol)およびTEA(32.1μL、0.230mmol)で処理した。周囲温度で3時間撹拌した後、trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製B、33.7mg、0.115mmol)、その後TEA(64.2μL、0.460mmol)を添加した。周囲温度で30分間撹拌した後、未精製の反応混合物を、0〜100%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製し、透明油状の表題化合物を得た。(17.6mg、収率33.0%)。MS(apci)m/z=464.1(M+H)。
【0583】
適切な出発物質を使用し、実施例22の方法に従って、表5の化合物を調製した。1,1’−カルボニルジイミダゾールによる、活性化中間体への変換時間は様々であり、一定分量を採取してMeOH中でクエンチすることによりモニタした。LCMS分析を使用して、メチルカルバメートへの完全な変換をモニタした(30分間〜16時間)。
表5
【表5-1】
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【表5-2】
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【表5-3】
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【表5-4】
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【表5-5】
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【0584】
実施例38
【化196】
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1−(trans−1−(2−メトキシエチル)−4−(ピリジン−4−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:
trans−エチル1−(2−メトキシエチル)−4−(ピリジン−4−イル)ピロリジン−3−カルボキシレートの調製:0℃まで冷却した、DCM(10mL)中の(E)−エチル3−(ピリジン−4−イル)アクリレート(200mg、1.13mmol)溶液に、順次、TFA(0.017mL、0.226mmol)を一回で、その後2−メトキシ−N−(メトキシメチル)−N−((トリメチルシリル)メチル)エタンアミン(調製C、278mg、1.35mmol)を液滴で添加した。反応物を周囲温度で3時間撹拌した。それを飽和NaHCO
3(10mL)でクエンチし、相を分離し、水層をDCM(15mL)で抽出した。合わせた有機相をMgSO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。粗生成物を、0〜5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、無色油状の生成物を得た(276mg、収率88%)。MS(apci)m/z=279.2(M+H)。
【0585】
ステップB:
リチウムtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−(ピリジン−4−イル)ピロリジン−3−カルボキシレートの調製:THF(6mL)およびMeOH(3mL)中のtrans−エチル1−(2−メトキシエチル)−4−(ピリジン−4−イル)ピロリジン−3−カルボキシレート(276mg、0.992mmol)溶液に、2MのLiOH水溶液(0.496mL、0.992mmolを添加した。反応混合物を周囲温度で2時間撹拌し、得られた白色の沈殿を真空濾過により回収し、Et
2Oで漱ぎ、風乾した。濾液を、黄色の固体になるまで濃縮し、MeOH(1mL)で摩砕し、濾過し、白色固体をEt
2Oで漱ぎ、風乾した。固体の2つの生成物を合わせて、白色固体の生成物を得た(197mg、収率88%)。
1H NMR(d
6−DMSO) δ 8.37−8.39(m、2H)、7.26−7.28(m、2H)、3.36−3.43(m、3H)、3.24(s、3H)、2.75−2.86(m、1H)、2.41−2.68(m、6H)。
【0586】
ステップC:
ベンジルtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−(ピリジン−4−イル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製:トルエン(1.8mL)およびDMF(0.2mL)中のリチウムtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−(ピリジン−4−イル)ピロリジン−3−カルボキシレート(25mg、0.098mmol)懸濁液に、DIEA(0.034mL、0.20mmol)およびジフェニルホスホリルアジド(0.029mL、0.14mmol)を、順次添加した。反応混合物を周囲温度で20分間撹拌し、次いで10分間還流させた。ベンジルアルコール(100mg、0.98mmol)を添加し、反応混合物を17時間還流させた。反応混合物を、0〜10%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより直接精製し、黄色油状の生成物を得た(11mg、収率32%)。MS(apci)m/z=356.1(M+H)。
【0587】
ステップD:
trans−1−(2−メトキシエチル)−4−(ピリジン−4−イル)ピロリジン−3−アミンbis(2,2,2−トリフルオロアセテート)の調製:TFA(1mL)中のベンジルtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−(ピリジン−4−イル)ピロリジン−3−イルカルバメート(11mg、0.031mmol)溶液を、封管中、60℃で18時間加熱した。反応混合物をEtOH(5mL)とともに移し、濃縮して、褐色油状の粗生成物を得、それを、定量的収率を想定して、ステップFで直接使用した。MS(apci)m/z=222.1(M+H)。
【0588】
ステップE:
フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの調製:EtOAc(2.0mL)および2MのNaOH水溶液(0.50mL、1.0mmol)中の2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−アミン(表1;100mg、0.50mmol)懸濁液を、フェニルカルボノクロリデート(0.088mL、0.70mmol)の液滴で処理し、周囲温度で16時間撹拌した。反応混合物を次いで相分離し、有機相を水(5mL)およびブライン(5mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、生成物を得た(160mg、収率100%)。MS(apci)m/z=320.1(M+H)。
【0589】
ステップF:
1−(trans−1−(2−メトキシエチル)−4−(ピリジン−4−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:実施例1に記載される方法により、ステップBのフェニル3−tert−ブチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りにフェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートを使用し、およびステップBのtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩の代りにtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−(ピリジン−4−イル)ピロリジン−3−アミンビス(2,2,2−トリフルオロアセテート)を使用して調製し、白色固体の最終生成物を得た(6.0mg、収率42%)。MS(apci)m/z=447.2(M+H)。
【0590】
実施例39
【化197】
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trans−1−(4−(3−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:
trans−tert−ブチル3−(3−フルオロフェニル)−4−(3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)ウレイド)ピロリジン−1−カルボキシレートの調製:無水トルエン(2mL)中のtrans−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸(ケムインペックス社(ChemImpex)から購入;100mg、0.32mmol)懸濁液に、トリエチルアミン(180μL、1.29mmol)、その後ジフェニルホスホリルアジド(98μL、0.45mmol)を添加した。得られた溶液を周囲温度で1時間撹拌し、次いで1時間還流させた。冷却後、反応混合物を2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−アミン(表1;193mg、0.97mmol)で処理し、還流で15時間撹拌した。冷却した混合物を、飽和NaHCO
3(20mL)とEtOAc(20mL)に分配し、水層をEtOAcで抽出した(2x10mL)。合わせた有機相をブラインで洗浄し(10mL)、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮した。未精製の物質を、1%MeOH/DCM、その後5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、褐色ゴム状の生成物を得た。ゴムのLCMS分析は、これが、所望の生成物と2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−アミン出発材料の対称尿素の、約2:1混合物であることを示した。混合物を次のステップで直接使用した。MS(apci)m/z=506.2(M+H)。
【0591】
ステップB:
1−(trans−4−(3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:CH
2Cl
2(8mL)中の、ステップAで単離した混合物(90mg、0.18mmol)に、TFA(2mL)を添加した。溶液を周囲温度で2時間撹拌し、次いで濃縮し、残渣を1NのNaOH(20mL)とCH
2Cl
2(20mL)に分配した。水層をCH
2Cl
2で抽出し(2x10mL)、合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濃縮して、褐色のゴムを得た。2%MeOH/DCM〜10%MeOH/CH
2Cl
2/0.1%7N NH
3/MeOHで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡黄色固体の生成物を得た(31mg、収率43%)。MS(apci)m/z=406.1(M+H)。
【0592】
ステップC:
trans−1−(4−(3−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:無水DMF(1mL)中の1−(trans−4−(3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素(31mg、0.076mmol)溶液に、1−ブロモ−2−メトキシエタン(9.1μL、0.09mmol)、その後DIEA(40μL、0.23mmol)を添加した。混合物を60℃まで温め、15時間撹拌した。冷却した混合物を、飽和NaHCO
3(20mL)とEtOAc(10mL)に分配し、水層をEtOAcで抽出した(2x10mL)。合わせた有機相を水(5x10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥し、濃縮した。未精製の物質を、2.5%MeOH/CH
2Cl
2で溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、無色ガラス状の生成物を得た(14mg、収率40%)。MS(apci)m/z=464.1(M+H)。
【0593】
実施例40
【化198】
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trans−1−(−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−イソプロピル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例39に記載される手順を使用し、ステップAの、2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−アミンの代りに、3−イソプロピル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(表1)を使用して調製した。MS(apci)m/z=466.2(M+H)。
【0594】
実施例41
【化199】
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trans−1−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−イソプロピル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例39に記載される手順に従って、ステップAの、trans−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸の代りに、trans−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(4−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸を使用して調製した。MS(apci)m/z=466.2(M+H)。
【0595】
実施例42
【化200】
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trans−1−(4−(3−クロロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−イソプロピル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例40に記載される手順に従って、ステップAの、trans−1−(tert−ブトキシ−カルボニル)−4−(3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸の代りに、trans−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(3−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸を使用して調製した。MS(apci)m/z=482.1(M+H)。
【0596】
実施例43
【化201】
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trans−1−(4−(2−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−イソプロピル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例40に記載される手順に従って、ステップAの、trans−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸の代りに、trans−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(2−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸を使用して調製した。MS(apci)m/z=466.2(M+H)。
【0597】
実施例44
【化202】
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trans−1−(3−イソプロピル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−(1−(2−メトキシエチル)−4−(チオフェン−2−イル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例40に記載される手順に従って、ステップAの、trans−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸の代りに、trans−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(チオフェン−2−イル)ピロリジン−3−カルボン酸を使用して調製した。MS(apci)m/z=454.1(M+H)。
【0598】
実施例45
【化203】
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1−((3,4−trans)−4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:
(E)−メチル3−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)アクリレートの調製:CH
2Cl
2(10mL)中のメチル(トリフェニル−ホスホラニリデン)アセテート(2.61g、7.80mmol)溶液を0℃まで冷却し、次いで無水CH
2Cl
2(10mL)中の4−メチルチアゾール4−カルボアルデヒド(メイブリッジ社(Maybridge)から購入、1.00g、7.08mmol)溶液を、15分間に渡って滴加した。反応物を周囲温度まで温め、24時間撹拌した。減圧下での溶媒の除去後、得られた黄色がかった固体の残渣をCH
2Cl
2中に溶解し、15%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、白色粉末の生成物を得た(1.32g、収率94.5%)。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d
6) δ 7.73(d、J=15.62Hz、1H)、6.07(d、J=15.62Hz、1H)、3.71(s、3H、OCH
3)、2.63(s、3H、CH
3)、2.42(s、3H、CH
3)。MS(apci)m/z=198(M+H)。
【0599】
ステップB:
(3,4−trans)−メチル4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−カルボキシレートの調製:トルエン(15mL)中の(E)−メチル3−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)アクリレート(200mg、1.01mmol)およびTFA(7.81μL、0.101mmol)溶液を、氷浴中で冷却し、その後、トルエン(5mL)中の2−メトキシ−N−(メトキシメチル)−N−((トリメチルシリル)メチル)エタンアミン(312mg、1.52mmol)溶液を滴加した。反応物を周囲温度まで温め、3日間撹拌した。反応混合物を、飽和NaHCO
3(25mL)および水(2×25mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。未精製の物質を、5〜50%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、透明油状の生成物を得た(43mg、収率14%)。MS(apci)m/z=299.1(M+H)。
【0600】
ステップC:
(3,4−trans)−4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−カルボン酸の調製:2:2:1 THF/MeOH/水(0.7mL)の混合溶媒系中の(3,4−trans)−メチル4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−カルボキシレート(41mg、0.14mmol)溶液に、LiOH−H
2O(17mg、0.41mmol)を添加し、混合物を周囲温度で一晩撹拌した。溶媒の除去後、固体の残渣を水(0.2mL)中に溶解し、pH4〜5になるまで、1NのHClで酸性化した。混合物を、5〜33%アセトニトリル/水で溶出する逆相クロマトグラフィーにより直接精製して、透明油状の生成物を得た(30mg、収率77%)。MS(apci)m/z=285.1(M+H)。
【0601】
ステップD:
ベンジル(3,4−trans)−4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製:トルエン(0.9mL)中の(3,4−trans)−4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−カルボン酸(25.6mg、0.09mmol)混濁溶液に、TEA(31μL、0.22mmol)、その後ジフェニルホスホルアジデート(27μL、0.13mmol)を添加した。混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで100℃で1時間撹拌した。ベンジルアルコール(19μL、0.18mmol)を添加し、混合物を100℃で18時間加熱した。冷却後、混合物をEtOAc(2mL)で希釈し、水で洗浄し(2×1mL)、MgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。未精製の残渣を、5〜60%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、黄色がかった油状の生成物を得た(18mg、収率51%)。MS(apci)m/z=390.1(M+H)。
【0602】
ステップE:
(3,4−trans)−4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミンビス(2,2,2−トリフルオロアセテート)の調製:TFA(178μL、2.31mmol)中のベンジル(3,4−trans)−4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イルカルバメート(18.0mg、0.0462mmol)溶液を、60℃で18時間加熱した。反応混合物をトルエン/EtOHで希釈し、濃縮した。未精製の物質を、5〜38%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、無色ガラス状固体の生成物を得た(14mg、収率63%)。MS(apci)m/z=256.1(M+H)。
【0603】
ステップF:
1−((3,4−trans)−4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:DMA(0.3mL)中の(3,4−trans)−4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミンビス(2,2,2−トリフルオロアセテート)(14mg、0.029mmol)透明溶液に、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(11mg、0.035mmol)を添加した。混合物を氷浴中で冷却し、DIEA(0.020mL、0.12mmol)を添加した。反応物を周囲温度まで温め、5分間撹拌し、次いで5〜50%アセトニトリル/水で溶出する逆相クロマトグラフィーにより直接精製して、白色固体の表題生成物を得た(10mg、収率72%)。MS(apci)m/z=481.2(M+H)。
【0604】
実施例46
【化204】
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1−(trans−1−(2−メトキシエチル)−4−(オキサゾール−5−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:
(E)−エチル3−(オキサゾール−5−イル)アクリレートの調製:THF(40mL)中のNaH(鉱物油中60%、227mg、5.67mmol)懸濁液に、N
2下、0℃で、エチル2−(ジエトキシホスホリル)アセテート(1.12mL、5.67mmol)を滴加した。混合物を0℃で30分間撹拌し、次いでTHF(5mL)中のオキサゾール−5−カルバルデヒド(500mg、5.15mmol)溶液を添加した。氷浴を取り除き、反応物を周囲温度で18時間撹拌した。反応物をH
2O(30mL)で希釈し、EtOAc(50mL)で抽出した。有機相をブライン(50mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。粗生成物を、0〜1%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡黄色油状の生成物を得た(354mg、収率41.1%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 7.92(s、1H)、7.48(d、1H)、7.29(s、1H)、6.40(d、1H)、4.27(q、2H)、1.29(t、3H)。
【0605】
ステップB:
trans−エチル1−(2−メトキシエチル)−4−(オキサゾール−5−イル)ピロリジン−3−カルボキシレートの調製:DCM(20mL)中の(E)−エチル3−(オキサゾール−5−イル)アクリレート(354mg、2.12mmol)溶液に、0℃で、TFA(0.033mL、0.42mmol)を添加し、次いで2−メトキシ−N−(メトキシメチル)−N−((トリメチルシリル)メチル)エタンアミン(調製C、522mg、2.54mmol)を滴加した。氷浴を取り除き、反応物を周囲温度で18時間撹拌し、次いで反応混合物をNaHCO
3飽和水溶液(20mL)で希釈し、分離し、水相をDCM(20mL)で抽出した。合わせた有機相をMgSO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。粗生成物を、0〜3%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、淡黄色油状の生成物を得た。(321mg、収率56.5%)。MS(apci)m/z=269.2(M+H)。
【0606】
ステップC:
リチウムtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−(オキサゾール−5−イル)ピロリジン−3−カルボキシレートの調製:THF(6mL)およびMeOH(3mL)中のtrans−エチル1−(2−メトキシエチル)−4−(オキサゾール−5−イル)ピロリジン−3−カルボキシレート(321mg、1.20mmol)溶液に、2MのLiOH水溶液(0.837mL、1.67mmol)を添加した。反応物を周囲温度で1.5時間撹拌し、次いで黄色粘着性の固体になるまで濃縮した。粗生成物を、MeOH(10mL)中に溶解し、濃縮して、黄色泡状(234mg、収率79.4%)の生成物を得た。MS(apci neg)m/z=239.2(M−Li)。
【0607】
ステップD:
ベンジルtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−(オキサゾール−5−イル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製:DMF(0.8mL)中のtrans−エチル1−(2−メトキシエチル)−4−(オキサゾール−5−イル)ピロリジン−3−カルボキシレート(234mg、0.872mmol)溶液に、DIEA(0.304mL、1.74mmol)、次いでトルエン(10mL)を添加した。ジフェニルホスホリルアジド(0.263mL、1.22mmol)を添加し、反応物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで還流で1時間撹拌した。ベンジルアルコール(0.903mL、8.72mmol)を添加し、反応物を17時間還流させた。混合物を冷却し、H
2O(25mL)で希釈し、DCM(3x20mL)で抽出し、合わせた有機相をブライン(25mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。粗生成物を、5〜70%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、淡黄色シロップ状の生成物を得た(55mg、収率18%)。MS(apci)m/z=346.1(M+H)。
【0608】
ステップE:
trans−1−(2−メトキシエチル)−4−(オキサゾール−5−イル)ピロリジン−3−アミンビス(2,2,2−トリフルオロアセテート)の調製:TFA(2mL)中のベンジルtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−(オキサゾール−5−イル)ピロリジン−3−イルカルバメート(55mg、0.16mmol)溶液を、封管中、60℃で16時間加熱した。反応混合物を、EtOH(10mL)を含むフラスコに移し、真空中で濃縮した。粗生成物を、トルエン(15mL)中に溶解し、3回共沸させて、褐色シロップ状の粗生成物を得た(130mg、収率186%)。MS(apci)m/z=212.1(M+H)。
【0609】
ステップF:
1−(trans−1−(2−メトキシエチル)−4−(オキサゾール−5−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:実施例45、ステップFに記載される方法により、trans−1−(2−メトキシエチル)−4−(オキサゾール−5−イル)ピロリジン−3−アミンビス(2,2,2−トリフルオロアセテート)を使用して調製し、無色の残渣として生成物を得た(5.0mg、収率18%)。MS(apci)m/z=437.3(M+H)。
【0610】
実施例47
【化205】
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1−(trans−4−(イソオキサゾール−5−イル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例46に記載される方法により調製し、ステップAの、オキサゾール−5−カルバルデヒドの代りに、イソオキサゾール−5−カルバルデヒドを使用して調製した。MS(apci)m/z=437.0(M+H)。
【0611】
実施例48
【化206】
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1−((3,4−trans)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3−メトキシフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:
(3,4−trans)−tert−ブチル3−(3−メトキシフェニル)−4−(3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)ウレイド)ピロリジン−1−カルボキシレートの調製:(3,4−trans)−tert−ブチル3−アミノ−4−(3−メトキシフェニル)ピロリジン−1−カルボキシレート(30mg、0.095mmol、ブロードファーム社(BroadPharm)から購入)およびフェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(37mg、0.11mmol)混合物に、DMA(0.5mL)を添加し、氷浴中で冷却し、次いでDIEA(0.050mL、0.29mmol)を添加した。氷浴を取り除き、反応物を周囲温度で2時間撹拌した。次いで反応混合物を、5〜75%アセトニトリル/水で溶出する逆相クロマトグラフィーにより直接精製し、白色固体の生成物を得た(15mg、収率30%)。MS(apci)m/z=518.0(M+H)。
【0612】
ステップB:
1−((3,4−trans)−4−(3−メトキシフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素塩酸塩の調製:IPA中5〜6NのHCl(58μL、0.29mmol)中の(3,4−trans)−tert−ブチル3−(3−メトキシフェニル)−4−(3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)ウレイド)ピロリジン−1−カルボキシレート(15mg、0.029mmol)溶液を、周囲温度で3時間撹拌し、次いで真空中で濃縮し、エーテルで処理し、高真空で乾燥し、オフホワイト固体の粗生成物を得た。固体を、さらに精製することなく、次のステップで直接使用した。MS(apci)m/z=418.1(M+H)。
【0613】
ステップC:
1−((3,4−trans)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3−メトキシフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:1−((3,4−trans)−4−(3−メトキシフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素塩酸塩(13mg、0.029mmol)のDMF(0.3mL)溶液に、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(16μL、0.086mmol)および1−ブロモ−2−メトキシエタン(4.8mg、0.034mmol)を添加し、反応を周囲温度で3日間撹拌した。反応物を、5〜55%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製し、白色固体の表題生成物を得た(10mg、収率73%)。MS(apci)m/z=476.2(M+H)。
【0614】
実施例49
【化207】
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1−(1−(2−メトキシエチル)−4−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:trans−(1−(2−メトキシエチル)−4−ニトロピロリジン−3−イル)チアゾールの調製:PS−DMAP(3.52g、5.00mmol)を、アセトニトリル(5mL)およびニトロメタン(5mL)中のチアゾール−2−カルバルデヒド(2.83g、25.0mmol)溶液に、少量づつ添加した。反応物を周囲温度で4時間撹拌し、アセトニトリル(50mL)、その後無水酢酸(2.59mL、27.5mmol)を添加した。反応物を1時間撹拌し、濾過し、真空中で濃縮して、(E)−2−(2−ニトロビニル)チアゾール(3.99g)を得た。(E)−2−(2−ニトロビニル)チアゾール(1.00g、6.40mmol)の一部をDCM(5mL)中に溶解し、0℃まで冷却し、TFA(0.0987mL、1.28mmol)で処理し、その後2−メトキシ−N−(メトキシメチル)−N−((トリメチルシリル)メチル)エタンアミン(1.32g、6.40mmol)の液滴で処理した。反応物を周囲温度まで一晩昇温させた。1NのNaOH(5mL)を添加し、相分離フリット(phase separator frit)中、反応物をDCMで数回抽出した。合わせたDCM抽出物を濃縮して、未精製の表題化合物を得た1.61g、収率94.1%)。MS(apci)m/z=258.0(M+H)。
【0615】
ステップB:trans−1−(2−メトキシエチル)−4−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−アミンの調製:trans−1−(2−メトキシエチル)−4−ニトロピロリジン−3−イル)チアゾール(80mg、0.31mmol)を、1mLのMeOH中に溶解し、10%Pd/C(33mg、0.031mmol)で処理した。反応混合物を、水素バルーン下で一晩撹拌し、セライト(登録商標)で濾過し、濃縮して、未精製の表題化合物を得た(68mg、収率96%)。MS(apci)m/z=228.1(M+H)。
【0616】
ステップC:1−(trans−1−(2−メトキシエチル)−4−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:trans−1−(2−メトキシ−エチル)−4−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−アミン(15.0mg、0.0660mmol)を、1mLのDCM中に溶解し、DIEA(23.0μL、0.132mmol)、その後フェニル2−(シクロヘクサ−1,3−ジエニル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(25.4mg、0.0792mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で18時間撹拌し、濃縮し、0〜50%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(3.2mg、収率10.7%)。MS(apci)m/z=453.1(M+H)。
【0617】
実施例50
【化208】
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1−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
DCM(5mL)中の(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製D;0.10g、0.34mmol)のDCM(5mL)溶液に、0℃で、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(実施例38、ステップC;0.13g、0.41mmol)およびTEA(0.14mL、1.0mmol)を、順次添加した。得られた混合物を周囲温度まで昇温させ、2時間撹拌した。次いでそれをEtOAcで処理し、飽和NH
4Cl、飽和NaHCO
3、およびブラインで洗浄した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。未精製の物質を、2〜2.5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物を得た(0.11g、収率72%)。MS(apci)m/z=446.2(M+H)。
【0618】
実施例51
【化209】
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1−(1,3−ジフェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)尿素
1,3−ジフェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(表1;32.0mg、0.136mmol)、DIEA(35.6μL、0.204mmol)および1,1’−カルボニルジイミダゾール(19.3mg、0.119mmol)を、密封容器中のCHCl
3(0.5mL)中で合わせ、60℃で4時間加熱した。混合物を周囲温度まで冷却し、(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製D;15.0mg、0.0681mmol)を添加した。100℃で15時間加熱した後、反応混合物を濃縮し、0〜70%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製し、表題化合物を得た(5.6mg、収率17%)。MS(apci)m/z=482.2(M+H)。
【0619】
実施例52
【化210】
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1−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
DCM(2mL)中の1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(表1;49mg、0.28mmol)溶液に、CDI(46mg、0.28mmol)、その後DIEA(200μL、1.1mmol)を添加した。2時間後、周囲温度で、DCM(0.6mL)中の(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製D、83mg、0.28mmol)溶液を添加した。反応物を15分間撹拌し、次いで5〜50%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製し、白色固体の表題生成物を得た(45mg、収率38%)。MS(apci)m/z=420.1(M+H)。
【0620】
適切な出発物質を使用し、実施例52の方法に従って、表6の化合物を調製した。CDIによる活性化中間体への変換時間は様々であり、一定分量を採取してMeOH中でクエンチすることによりモニタした。LCMS分析を使用して、メチルカルバメートへの完全な変換をモニタした(30分間〜16時間)。
【表6-1】
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【表6-2】
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【表6-3】
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【表6-4】
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【表6-5】
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【表6-6】
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【0621】
実施例1の方法に従って、調製Bの化合物を調製D、E、F、G、H、JまたはKの化合物に置き換え、適切なピラゾール中間体を使用して、表7の化合物を調製した。
【表7-1】
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【表7-2】
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【表7-3】
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【表7-4】
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【表7-5】
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【表7-6】
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【表7-7】
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【表7-8】
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【表7-9】
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【表7-10】
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【表7-11】
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【表7-12】
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【表7-13】
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【表7-14】
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【表7-15】
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【表7-16】
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【0622】
実施例1の方法に従って、調製Bの化合物を、調製FまたはKの化合物に置き換え、適切なピラゾール中間体を使用して、表8の化合物を調製した。
【表8-1】
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【表8-2】
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【0623】
実施例1の方法に従って、調製Bの化合物を、調製E、F、HまたはKの化合物に置き換え、適切なピラゾール中間体を使用して、表9の化合物を調製した。
【表9-1】
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【表9-2】
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【0624】
実施例151
【化211】
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1−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−(ピリジン−4−イル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:
2−(ピリジン−4−イル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−アミンの調製:メタノール(35mL)中の2−オキソシクロペンタンカルボニトリル(0.4g、3.7mmol、AATファーマシューティカル社(AAT Pharmaceutical)から購入)および4−ヒドラジニルピリジン塩酸塩(0.53g、3.7mmol)溶液を、圧力容器中に密封し、80℃で一晩加熱した。真空中で溶媒を除去した後、残渣を1NのNaOH(20mL)で摩砕し、DCMで抽出した(3×25mL)。合わせた有機物をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、褐色がかった固体の粗生成物を得、それを次のステップで、直接使用した。MS(apci)m/z=201.2(M+H)。
【0625】
ステップB:
1−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−(ピリジン−4−イル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:DCM(2mL)中の2−(ピリジン−4−イル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−アミン(43mg、0.21mmol)混合物に、0℃で、DIEA(0.075mL、0.43mmol)を添加し、その後トリホスゲン(25mg、0.086mmol)を一度に添加した。反応物を周囲温度まで温め、2時間撹拌した。一定分量(0.5mL)の反応混合物(3−イソシアネート−2−(ピリジン−4−イル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール(12.1mg、0.0535mmol)を含有する)を除去し、(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミンビス(2,2,2−トリフルオロアセテート)(調製D、20mg、0.0446mmol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(38.8μL、0.223mmol)で、順次処理した。30分間撹拌した後、反応混合物を、5〜50%アセトニトリル/水で溶出する逆相クロマトグラフィーにより直接精製して、オフホワイト固体の表題の最終生成物を得た(5mg、収率25%)。MS(apci pos)m/z=447.2(M+H)。
【0626】
実施例151の方法に従って、使用するピラゾールを適切な類似体に置き換え、および調製Dの化合物を調製Fの化合物に置き換えて、表10の化合物を調製した。
【表10-1】
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【表10-2】
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【0627】
実施例158
【化212】
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1−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−3−イル)尿素二塩酸塩
tert−ブチル3−(3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)ウレイド)−2−フェニル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−5(2H)−カルボキシレート(実施例79)を、ジオキサン(2.0mL、0.017mmol)中4NのHClで処理し、周囲温度で30分間撹拌した。得られたベージュの懸濁液を濾過し、固体をEt
2Oで漱いで、黄褐色固体の生成物を得た(6.4mg、収率74%)。MS(apci)m/z=447.1(M+H)。
【0628】
実施例159
【化213】
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1−(5−アセチル−2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−3−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)尿素
アセトニトリル(1.0mL、19mmol)中の1−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−3−イル)尿素二塩酸塩(実施例158、2.0mg、0.0039mmol)およびDIEA(0.0067mL、0.039mmol)溶液に、酢酸(0.0011mL、0.019mmol)、その後HATU(2.9mg、0.0077mmol)を添加した。周囲温度で1時間撹拌した後、反応混合物を、0〜10%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより直接精製して、生成物を得た(0.7mg、収率37%)。MS(apci)m/z=489.2(M+H)。
【0629】
実施例160
【化214】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−(ヒドロキシメチル)−3−(メトキシメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
DCM(20mL)中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−フロ[3,4−c]ピラゾール−3−イル)尿素(実施例90、250mg、0.517mmol)溶液を、4NのHCl/ジオキサン(5mL)で処理した。乾燥するまで濃縮した後、残渣を、1NのNaOHおよびDCMで分配することにより遊離塩基に変換し、次いで2〜4%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た(29mg、収率11%)。MS(apci)m/z=516.2(M+H)。
【0630】
実施例161
【化215】
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4−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)安息香酸
THF(4.0mL、0.15mmol)およびMeOH(2.0mL、49mmol)中のメチル4−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾエート(実施例121、79mg、0.15mmol)溶液に、0℃で、LiOH(2M水溶液)(0.15mL、0.31mmol)を添加した。この反応物を周囲温度で撹拌し、HPLC分析により完全な転換が観察されるまで(約2日間)、追加のLiOHを添加した。2MのHCl(1mL)で酸性化した後、混合物を水(10mL)で希釈し、DCM(20mL)で抽出し、次いで10%MeOH/DCMで抽出した(3x10mL)。合わせた有機相をブライン(25mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、白色固体の生成物を得た(70mg、収率91%)。MS(apci)m/z=500.1(M+H)。
【0631】
実施例162
【化216】
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4−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンズアミド
DMF(0.5mL、0.024mmol)中の4−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)安息香酸(実施例161、12mg、0.024mmol)溶液に、N−メチルモルホリン(0.0079mL、0.072mmol)、NH
3(ジオキサン中0.5M)(0.096mL、0.048mmol)およびHATU(10mg、0.026mmol)を順次添加した。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌し、5〜50%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(5.1mg、収率43%)。MS(apci)m/z=499.1(M+H)。
【0632】
実施例163
【化217】
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4−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−N−メチルベンズアミド
実施例162に記載の方法に従って、NH
3の代りにメチルアミン(THF中2M)を使用して調製した。MS(apci)m/z=513.1(M+H)。
【0633】
実施例164
【化218】
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4−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−N,N−ジメチルベンズアミド
実施例162に記載される方法に従って、NH
3の代りにジメチルアミン(THF中2M)を使用して調製した。MS(apci)m/z=5527.1(M+H)。
【0634】
実施例165
【化219】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(4−(ヒドロキシメチル)フェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
THF(2mL、0.081mmol)中のメチル4−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾエート(実施例121;20mg、0.039mmol)懸濁液に、0℃、N
2下で、水素化アルミニウムリチウム(トルエン中1Mのビス−THF溶液)(0.078mL、0.078mmol)を添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで3μLのH
2Oおよび3μLの1MのNaOH水溶液を添加し、その後9μLのH
2Oを添加することにより、クエンチした。混合物を周囲温度で4時間撹拌し、次いでシリンジフィルタで濾過し、THF(2mL)で漱ぎ、白色固体になるまで濃縮した。固体を、5〜50%アセトニトリル/水で溶出する逆相クロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(10mg、収率53%)。MS(apci)m/z=486.1(M+H)。
【0635】
実施例166
【化220】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−メチル−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
フェニル1−メチル−3−(4−(メチルチオ)フェニル)−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの調製:実施例1のステップAに従って、3−tert−ブチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンを、1−メチル−3−(4−(メチルチオ)フェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(中間体P121)に置き換えて調製し、生成物を得た。MS(apci)m/z=340.0(M+H)。
【0636】
ステップB:
フェニル1−メチル−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの調製:DCM(5mL、0.295mmol)中のフェニル1−メチル−3−(4−(メチルチオ)フェニル)−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(110mg、0.324mmol)溶液に、0℃で、MCPBA(H
2O中70〜75%)(72.6mg、0.295mmol)を1度に添加した。反応混合物を周囲温度まで昇温させ、2時間撹拌し、次いでもう1回分のMCPBA(72.6mg、0.295mmol)を添加した。周囲温度で5時間撹拌した後、混合物をDCM(25mL)で希釈し、NaHCO
3飽和水溶液(2x10mL)およびNa
2S
2O
3飽和水溶液(3x10mL)で洗浄した。有機層を、MgSO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、粗生成物を得た(101mg、収率92.3%)。MS(apci)m/z=372.0(M+H)。
【0637】
ステップC:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−メチル−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:実施例1のステップBに従って、フェニル3−tert−ブチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りにフェニル1−メチル−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使用し、および調製Bの化合物の代りに調製Fの化合物を使用して、調製した。MS(apci)m/z=534.1(M+H)。
【0638】
実施例167
【化221】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−フルオロ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
フェニル3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの調製:実施例1、ステップAの方法に従って、3−tert−ブチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンを、3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンに置き換えて調製して、生成物を得た。MS(apci)m/z=294.1(M+H)。
【0639】
ステップB:
フェニル4−フルオロ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの調製:アセトニトリル(0.5mL)中のフェニル3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(20mg、0.0682mmol)溶液に、Selectfluor(26.6mg、0.0750mmol)を、周囲温度で少量づつ添加し、反応混合物を一晩撹拌した。反応混合物を、5〜65%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、白色泡状固体の生成物を得た(12.4mg、収率58.4%)。MS(apci)m/z=312.0(M+H)。
【0640】
ステップC:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−フルオロ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:実施例1、ステップBの方法に従って、フェニル3−tert−ブチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りに、フェニル4−フルオロ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使用し、および調製Bの化合物の代りに、調製Fの化合物を使用して、調製した。MS(apci)m/z=474.1(M+H)。
【0641】
実施例168
【化222】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−フルオロ−1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例167と同じ手順を使用して、3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの代りに、1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンを使用して調製した。MS(apci)m/z=474.1(M+H)。
【0642】
実施例169
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−フルオロ−1,3−ジフェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例167と同じ手順を使用して、3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの代りに、1,3−ジ−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンを使用して調製した。MS(apci)m/z=536.1(M+H)。
【0643】
実施例170
【化224】
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2−メトキシエチル4−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾエート
ステップA:
リチウム4−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾエートの調製:THF(4mL、0.308mmol)およびMeOH(2.00mL、49.4mmol)中のメチル4−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾエート(実施例121;158mg、0.308mmol)溶液に、0℃で、LiOH(2M水溶液)(0.308mL、0.615mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度まで温め、48時間撹拌した。もう1回分のLiOH(70μL、0.4当量)を添加し、反応混合物を、さらに4日間撹拌した。反応混合物を乾燥するまで濃縮し、定量的収率を想定して、次のステップで直接使用した。MS(apci)m/z=500.1(M+H)。
【0644】
ステップB:
2−メトキシエチル4−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾエートの調製:DMF(0.5mL、0.030mmol)中のリチウム4−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾエート(15mg、0.030mmol)溶液に、DIEA(0.016mL、0.089mmol)および2−メトキシエタノール(9.0mg、0.12mmol)を添加し、その後HATU(17mg、0.045mmol)を添加した。反応混合物を一晩周囲温度で撹拌し、次いで5〜65%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、白色泡状固体の生成物を得た(1.8mg、収率11%)。MS(apci)m/z=558.0(M+H)。
【0645】
実施例171
【化225】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(5,5−ジオキシド−2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:
2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−アミンの調製:無水EtOH(40mL、7.86mmol)中の4−オキソテトラヒドロチオフェン−3−カルボニトリル(1.00g、7.86mmol)およびフェニルヒドラジン塩酸塩(1.25g、8.65mmol)懸濁液を2時間還流させた。混合物を濃縮し、残渣を1NのNaOH水溶液(40mL)で摩砕した。固体を濾過により回収し、0.1NのNaOH水溶液、水、およびヘキサンで順次洗浄し、次いで真空中で乾燥して、白色固体の生成物を得た(1.62g、収率95%)。MS(apci)m/z=218.1。
【0646】
ステップB:
フェニル2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−イルカルバメートの調製:EtOAc(10.0mL、2.30mmol)中の2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−アミン(500mg、2.30mmol)懸濁液に、NaOH(2.30mL、2M水溶液、4.60mmol)を添加し、その後、フェニルクロロホルメート(0.40mL、3.22mmol)を周囲温度で滴加した。2時間撹拌した後、追加のフェニルクロロホルメート(0.14mL)を添加した。撹拌を5分間継続し、次いでもう1回分のフェニルクロロホルメート(0.081mL)を添加し、混合物をさらに16時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、相を分離した。有機相を水およびブラインで洗浄し(各25mL)、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、5〜70%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の生成物を得た。(0.50g、収率64%)(83%純度)。MS(apci)m/z=338.1。
【0647】
ステップC:
フェニル(5,5−ジオキシド−2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−イル)カルバメートの調製:DCM(5mL)中のフェニル2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−イルカルバメート(100mg、0.29mmol)乳状溶液に、0℃で、MCPBA(170mg、70〜75%水錯体、0.74mmol)を添加した。混合物を浴から取り除き、周囲温度で10分間撹拌し、次いでDCM(20mL)で希釈し、飽和NaHCO
3(3x10mL)、飽和Na
2S
2O
3(2x10mL)およびブライン(10mL)で、順次洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、濃縮して、淡橙色泡状の生成物を得(107mg、収率98%)、それを精製することなく使用した。MS(apci)m/z=371.4。
【0648】
ステップD:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(5,5−ジオキシド−2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:無水DMA(2mL)中の(3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミントリフルオロアセテート(調製E;60mg、0.12mmol)およびフェニル(5,5−ジオキシド−2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−イル)カルバメート(50.3mg、0.14mmol)溶液に、DIEA(97μL、0.56mmol)を添加した。混合物を周囲温度で15時間撹拌した。次いで反応混合物を、飽和NH
4Cl(20mL)とEtOAc(10mL)に分配した。水層をEtOAcで抽出し(2x10mL)、合わせた有機相を水(5x10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥し、濃縮した。2%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製して、淡黄色泡状の生成物を得た(33mg、収率50%)。MS(apci)m/z=532.1。
【0649】
実施例172
【化226】
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1−(5,5−ジオキシド−2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)尿素
実施例171で使用した手順に従って、ステップDの、(3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミントリフルオロアセテート(調製E)を、(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製D)に置き換えて調製した。MS(apci)m/z=496.0(M+H)。
【0650】
実施例173
【化227】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(5,5−ジオキシド−2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例171と同じ手順を使用して、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)の代りに、(3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミントリフルオロアセテート(調製E)を使用して調製した。MS(apci)m/z=532.0(M+H)。
【0651】
実施例174
【化228】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(2−(メチルスルホニル)エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
フェニル4−メチル−3−(2−(メチルチオ)エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの調製:実施例171、ステップBに記載される方法に従って、2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−アミンを、4−メチル−3−(2−(メチルチオ)エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(中間体P206)に置き換えて調製した。MS(apci)m/z=384.0(M+H)。
【0652】
ステップB:
フェニル4−メチル−3−(2−(メチルスルホニル)エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの調製:フェニル4−メチル−3−(2−(メチルチオ)エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(0.217g、0.566mmol)を、THF(10mL)で処理し、0℃まで冷却した。3−クロロベンゾペルオキソ酸(MCPBA)溶液を、THF(4mL)とともに、反応混合物に添加した。1時間撹拌した後、混合物を周囲温度まで温め、2時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで処理し、Na
2S
2O
3および水でクエンチし、EtOAcで抽出し、NaHCO
3およびブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。得られた粗生成物を、シリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た(0.207g、収率88.0%)。MS(apci)m/z=416.0(M+H)。
【0653】
ステップC:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(2−(メチルスルホニル)エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:DCM(5mL)中の(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F;50mg、0.15mmol)に、0℃で、フェニル4−メチル−3−(2−(メチルスルホニル)エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(63mg、0.15mmol)を添加し、その後TEA(0.064mL、0.46mmol)を添加した。得られた混合物を周囲温度まで昇温させ、17時間撹拌した。反応混合物を次いでEtOAcで処理し、飽和NH
4Cl、飽和NaHCO
3、およびブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮し、3%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の表題生成物を得た(47mg、収率53%)。MS(apci)m/z=578.0(M+H)。
【0654】
実施例175
【化229】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−(ヒドロキシメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
THF(2mL)中のエチル5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(実施例154;55mg、0.11mmol)溶液に、0℃、N
2下で、水素化アルミニウムリチウム(トルエン中1Mのbis−THF溶液、0.21mL、0.21mmol)を滴加した。反応物を0℃で1.5時間撹拌し、次いで周囲温度で3時間撹拌した。反応物を、H
2O(0.008mL)、1MのNaOH水溶液(0.008mL)、およびH
2O(0.024mL)を順次添加することによりクエンチした。周囲温度で2時間撹拌した後、反応混合物を濾過し、THF(2mL)で漱ぎ、および真空中で濃縮した。粗生成物を、10%MeOH/DCMで溶出する分取TLC(0.5mmプレート)で精製して、白色固体の生成物を得た(6mg、収率11%)。MS(apci)m/z=472.0(M+H)。
【0655】
実施例176
【化230】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((R)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
THF(2mL)中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(((S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(実施例76;65.0mg、0.111mmol)溶液に、1MのHCl水溶液(2mL)を添加した。反応混合物を周囲温度で75分間撹拌し、次いで濃縮してTHFを除去した。残った水溶液をH
2O(2mL)で希釈し、2MのNaOHで、pH=10になるまで処理した。得られた乳状混合物を、飽和するまでNaClで処理し、EtOAcで抽出した(2X)。合わせた有機抽出物をMgSO
4で乾燥し、充填セライト(登録商標)で濾過した。溶出剤を無色のゲルになるまで濃縮し、それをEt
2Oで洗浄し、真空中で乾燥して、白色固体の表題化合物を得た(53mg、収率88%)。MS(apci)m/z=546.1(M+H)。
【0656】
実施例177
【化231】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((S)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例176に記載される手順に従って、1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(実施例77;50.0mg、0.0854mmol)から調製し、白色固体の表題化合物を得た(38mg、収率82%)。MS(apci)m/z=546.2(M+H)。
【0657】
実施例178
【化232】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(2−ヒドロキシエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素塩酸塩
DCM(2mL)中の1−(3−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素(調製U−1;46mg、0.073mmol)に、周囲温度で、2NのHCl(22mL、0.44mmol)を添加した。1時間撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮し、Et
2Oで漱いで、HCl塩として生成物を得た(45mg、収率100%)。MS(apci)m/z=516.1(M+H)。
【0658】
実施例179
【化233】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素塩酸塩
DCM(2mL)中の1−(3−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素(調製U−2;33mg、0.051mmol)に、周囲温度で、2NのHCl(0.15mL、0.31mmol)を添加した。1時間撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮し、Et
2Oで漱いで、HCl塩として生成物を得た。(29mg、収率100%)。MS(apci)m/z=530.3(M+H)。
【0659】
実施例180
【化234】
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1−((3R,4S)−4−ヒドロキシ−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:
(3R,4R)−tert−ブチル3−アジド−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレートの調製:tert−ブチル6−オキサ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキシレート(15.42g、83.25mmol)、(1S,2S)−(−)−[1,2−シクロヘキサンジアミノ−N,N’−ビス(3,5−ジ−t−ブチルサリチリデン)]クロム(III)クロライド(1.181g、1.665mmol)およびアジドトリメチルシラン(12.79mL、91.58mmol)を、窒素雰囲気下、周囲温度で18時間撹拌した。得られた暗赤色〜褐色の混合物をMeOH(100mL)およびK
2CO
3(13.81g、99.90mmol)で処理し、反応物を周囲温度で5時間撹拌した。溶液をセライト(登録商標)のパッドで濾過し、濃縮し、EtOAc(100mL)および水(50mL)中に溶解した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物を飽和水性NaHCO
3、水、およびブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濃縮して、褐色の油を得た。油を、20%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(ee=93%、3.99g、収率102%)。MS(apci)m/z=129.0(M+H−Boc)。
【0660】
ステップB:
(3R,4R)−4−アジドピロリジン−3−オール塩酸塩の調製:ジオキサン(15mL、59mmol)中の(3R,4R)−tert−ブチル3−アジド−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート(9.0g、39mmol)および4NのHClを、DCM(30mL)中で合わせ、周囲温度で18時間撹拌した。反応物を真空中で濃縮して、黄色油状の表題化合物を得た(6.5g、収率100%)。MS(apci)m/z=129.0(M+H)。
【0661】
ステップC:
(3R,4R)−4−アジド−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−オールの調製:(3R,4R)−4−アジドピロリジン−3−オール塩酸塩(6.5g、39.5mmol)、1−ブロモ−2−メトキシエタン(6.59g、47.4mmol)およびDIEA(13.8mL、79.0mmol)を、10mLのDMF中で合わせ、周囲温度で18時間撹拌した。MP−TsOH(39.5g、158mmol)を添加し、反応物を1時間振盪し、濾過し、樹脂をDCMで洗浄した。7NのNH
3とともに、MeOH(113mL、790mmol)およびDCM(113mL)中で1時間振盪することにより、アミンを樹脂から遊離させた。反応物を濾過し、樹脂をDCMで洗浄した。合わせた濾液を濃縮して、未精製の表題化合物(7.09g、収率96.4%)を得た。MS(apci)m/z=187.0(M+H)。
【0662】
ステップD:
(3R,4R)−4−アミノ−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−オールの調製:(3R,4R)−4−アジド−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−オール(3.0g、16.1mmol)および10%Pd/C(1.71g、1.61mmol)を、40mLのMeOH中で合わせ、反応物を、Parrシェーカー中、40psi(約276kPa)のH
2で3日間振盪した。反応物をセライト(登録商標)で濾過し、濃縮して、褐色油状の表題化合物を得た(2.53g、収率98.0%)。MS(apci)m/z=161.1(M+H)。
【0663】
ステップE:
tert−ブチル(3R,4R)−4−ヒドロキシ−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製:(3R,4R)−4−アミノ−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−オール(2.50g、15.6mmol)、Boc
2O(4.09g、18.7mmol)およびPS−DMAP(0.191g、1.56mmol)を、50mLのDCM中で合わせ、周囲温度で18時間振盪した。反応物を濾過し、濃縮し、5〜20%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(3.17g、収率78.0%)。MS(apci)m/z=261.0(M+H)。
【0664】
ステップF:
(R)−tert−ブチル1−(2−メトキシエチル)−4−オキソピロリジン−3−イルカルバメートの調製:5mLのDCM中の塩化オキサリル(33.51μL、0.3841mmol)溶液を−78℃まで冷却し、DMSO(54.52μL、0.7683mmol)を滴加した。反応物を15分間撹拌し、2mLのDCM中のtert−ブチル(3R,4R)−4−ヒドロキシ−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イルカルバメート(50mg、0.1921mmol)溶液を滴加した。反応物を−40℃まで1時間に渡り昇温させ、次いで−78℃まで冷却した。トリエチルアミン(267.7μL、1.921mmol)を滴加し、反応物を0℃まで1時間に渡り昇温させ、次いで水でクエンチし、エーテル(40mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、未精製の表題化合物を得た(32mg、収率65%)。MS(apci)m/z=259.0(M+H)。
【0665】
ステップG:
tert−ブチル(3R,4S)−4−ヒドロキシ−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメートの調製:(R)−tert−ブチル1−(2−メトキシエチル)−4−オキソピロリジン−3−イルカルバメート(17.0mg、0.0658mmol)をTHF(2mL)中に溶解し、溶液を−78℃まで冷却した。ジブチルエーテル(395μL、0.197mmol)中のフェニルリチウム溶液を滴加し、反応物を−78℃で1時間撹拌し、次いで周囲温度まで1時間に渡り昇温させた。反応物をブライン(10mL)中に注ぎ入れ、エーテルで数回抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥し、濃縮し、0〜50%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、tert−ブチル(3R,4R)−4−ヒドロキシ−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメートとの約4:1混合物として、表題化合物を得た(8.5mg、収率38%)。MS(apci)m/z=337.1(M+H)。
【0666】
ステップH:
(3S,4R)−4−アミノ−1−(2−メトキシエチル)−3−フェニルピロリジン−3−オール二塩酸塩の調製:0.1mLのイソプロパノール中の、ステップGで得た生成物(7.0mg、0.0208mmol)の溶液に、イソプロパノール(29.7μL、0.208mmol)中のHCl溶液を添加した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで濃縮して、(3R,4R)−4−アミノ−1−(2−メトキシエチル)−3−フェニルピロリジン−3−オール二塩酸塩との約4:1混合物として、表題化合物を得た(6.5mg、収率101%)。MS(apci)m/z=237.1(M+H)。
【0667】
ステップI:
1−((3R,4S)−4−ヒドロキシ−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:ステップHで得た生成物(6.5mg、0.021mmol)およびDIEA(11μL、0.063mmol)を、0.5mLのDCM中で合わせ、0℃まで冷却した。フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(7.4mg、0.023mmol)を添加し、反応物を周囲温度まで1時間に渡り昇温させた。反応物を濃縮し、0〜60%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(3.8mg、収率39%)。MS(apci)m/z=462.2(M+H)。
【0668】
実施例181
【化235】
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1−((3R,4S)−4−フルオロ−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
1−((3R,4S)−4−ヒドロキシ−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニル−ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素および1−((3R,4R)−4−ヒドロキシ−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素(5.0mg、0.011mmol)(実施例177、ステップIに記載される通りに得た)の約2:1混合物を、DCM(2mL)中に溶解し、−78℃まで冷却した。DAST(1.7mg、0.011mmol)を添加し、反応物を一晩ゆっくりと周囲温度まで昇温させた。反応物をMeOHでクエンチし、濃縮し、逆相MPLCで精製して、1−((3R,4R)−4−フルオロ−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素との、約1:3混合物として、表題化合物を得た(2.6mg、収率40%)。異性体は分離しなかった。MS(apci)m/z=464.1(M+H)。
【0669】
実施例182
【化236】
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1−(trans−4−フェニル−1−(2−(トリフルオロメトキシ)エチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:
trans−tert−ブチル3−フェニル−4−(3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)ウレイド)ピロリジン−1−カルボキシレートの調製:DMA(0.5mL、0.15mmol)中のtrans−tert−ブチル3−アミノ−4−フェニルピロリジン−1−カルボキシレート(調製A2;40mg、0.15mmol)溶液に、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(実施例38、ステップC;58mg、0.18mmol)を添加し、その後氷浴中で冷却した。DIEA(0.080mL、0.46mmol)を、反応混合物に添加し、それを次いで一晩、周囲温度まで昇温させた。反応混合物を5〜75%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製し、白色固体の生成物を得た(30mg、収率41%)。MS(apci)m/z=488.0(M+H)。
【0670】
ステップB:
1−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)−3−(trans−4−フェニルピロリジン−3−イル)尿素塩酸塩の調製:trans−tert−ブチル3−フェニル−4−(3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)ウレイド)ピロリジン−1−カルボキシレート(30mg、0.062mmol)を、ジオキサン中4NのHClで処理し、周囲温度で15時間撹拌し、次いで真空中で濃縮し、Et
2O中で摩砕して、生成物を得た(20mg、収率83%)。MS(apci)m/z=388.1(M+H)。
【0671】
ステップC:
1−(trans−4−フェニル−1−(2−(トリフルオロメトキシ)エチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:1−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)−3−(trans−4−フェニルピロリジン−3−イル)尿素塩酸塩(16mg、0.038mmol)のDMF(0.5mL)溶液に、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(21μL、0.11mmol)および1−ブロモ−2−(トリフルオロメトキシ)エタン(8.7mg、0.045mmol)を添加し、周囲温度で3時間撹拌し、次いで40℃まで15時間加熱した。反応混合物を、5〜75%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製し、表題化合物を得た(10mg、収率50%)。MS(apci)m/z=499.9(M+H)。
【0672】
実施例183
【化237】
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1−(trans−1−(2−(メチルチオ)エチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例182のとおりに、1−ブロモ−2−(トリフルオロメトキシ)エタンの代りに、(2−クロロエチル)(メチル)スルファンを使用して調製し、ベージュ固体の生成物を得た(2.6mg、収率24%)。MS(apci)m/z=462.1(M+H)。
【0673】
実施例184
【化238】
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1−((3S,4R)−1−((S)−2−メトキシプロピル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:
(S)−2−メトキシプロピルメタンスルホネート:無水CH
2Cl
2(4mL)中の(S)−2−メトキシプロパン−1−オール(451mg、5.00mmol)およびDIEA(1.74mL、10.0mmol)溶液を、0℃まで冷却しMsCl(0.406mL、5.25mmol)を2分間に渡り添加した。混合物を3時間撹拌し、その間に混合物は周囲温度に達した。混合物を冷却したH
2O、飽和NaHCO
3で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。乾燥した溶液を充填セライト(登録商標)で濾過し、濃縮して、金色油状の表題生成物を得た(821mg、収率98%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 4.22(m、1H)、4.13(m、1H)、3.63(m、1H)、3.40(s、3H)、3.06(s、3H)、1.20(d、J=6.4Hz、3H)。
【0674】
ステップB:
Tert−ブチル(3S,4R)−1−((S)−2−メトキシプロピル)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート:DMF(2.0mL)中のtert−ブチル(3S,4R)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート(市販の、262mg、1.00mmol)およびDIEA(348μL、2.00mmol)溶液に、(S)−2−メトキシプロピルメタンスルホネート(252mg、1.50mmol)を添加した。反応物を60℃で21時間加熱し、追加の(S)−2−メトキシプロピルメタンスルホネート(84.0mg)を添加した。反応混合物を60℃で2時間加熱し、周囲温度まで冷却しH
2O(8mL)に添加した。混合物をEtOAcで抽出し(3X)、合わせた抽出物を飽和NaClで洗浄し(2X)、MgSO
4で乾燥した。乾燥した溶液を、EtOAcで溶出するSiO
2プラグで濾過した。溶液を濃縮して、淡金色シロップ状の未精製の表題化合物を得(462mg、収率138%)、それを次のステップで直接使用した。MS(apci)m/z=335.1(M+H)。
【0675】
ステップC:
(3S,4R)−1−((S)−2−メトキシプロピル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩:EtOAc(10mL)中の未精製のtert−ブチル(3S,4R)−1−((S)−2−メトキシプロピル)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート溶液に、ジオキサン(10.0mL、40.0mmol)中4MのHClを添加した。反応混合物を周囲温度で3時間撹拌し、次いでMTBE(50mL)で希釈した。得られた沈殿を回収し、MTBEで洗浄し、真空中で乾燥し、粘着性白色固体の表題化合物を得た(276mg、収率90%)。MS(apci)m/z=235.1(M+H)。
【0676】
ステップD:
1−((3S,4R)−1−((S)−2−メトキシプロピル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素:無水DMF(0.8mL)中の(3S,4R)−1−((S)−2−メトキシプロピル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩(56.2mg、0.240mmol)溶液に、DIEA(139μL、0.796mmol)を添加し、混合物を周囲温度で5分間撹拌した。フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(実施例38、ステップE;75.1mg、0.200mmol)を添加し、混合物を周囲温度で4時間撹拌した。混合物をH
2O(5mL)に添加し、EtOAcで抽出した(3X)。合わせた抽出物を、1MのNaOH(2X)、H
2Oおよび飽和NaClで洗浄した。溶液をMgSO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をEtOAcで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製して、蝋様白色固体の表題化合物を得た(31mg、収率34%)。MS(apci)m/z=460.1(M+H)。
【0677】
実施例185
【化239】
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1−((3,4−trans)−4−フェニル−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例182のとおりに調製し、1−ブロモ−2−(トリフルオロメトキシ)エタンの代りに、4−ブロモ−1,1,1−トリフルオロブタンを使用して、白色固体の生成物を得た(10mg、収率57%)。MS(apci)m/z=498.2(M+H)。
【0678】
実施例186
【化240】
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1−((3S,4R)−1−(シアノメチル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:
tert−ブチル(3S,4R)−1−(シアノメチル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−イルカルバメートの調製:THF(1.5mL)中のtert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメート(100.0mg、0.3352mmol、ACSサイエンティフィック社(ACS Scientific)から購入)およびTEA(51.39μL、0.3687mmol)溶液に、2−ブロモアセトニトリル(25.68μL、0.3687mmol)を滴加した。周囲温度で2時間撹拌した後、反応混合物を濾過し、濃縮した。未精製の物質を、33%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の生成物を得た(98mg、収率87%)。MS(apci pos)m/z=338.0(M+H)。
【0679】
ステップB:
2−((3S,4R)−3−アミノ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)アセトニトリル塩酸塩の調製:HCl(150μL、0.59mmol、4Nジオキサン)中のtert−ブチル(3S,4R)−1−(シアノメチル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメート(20mg、0.059mmol)混合物を、周囲温度で15分間撹拌し、次いで真空中で濃縮し、エーテルで摩砕し、高真空で乾燥して、白色固体の生成物を得た(16mg、収率99%)。MS(apci pos)m/z=238.0(M+H)。
【0680】
ステップC:
1−((3S,4R)−1−(シアノメチル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:DMA(0.5mL)中の2−((3S,4R)−3−アミノ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)アセトニトリル塩酸塩(16mg、0.058mmol)およびフェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(19mg、0.058mmol)透明溶液に、周囲温度でDIEA(0.041mL、0.23mmol)を滴加した。1時間撹拌した後、反応混合物を、5〜55%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製し、白色固体の生成物を得た(18mg、収率65%)。MS(apci pos)m/z=463.0(M+H)。
【0681】
実施例187
【化241】
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1−((3S,4R)−1−(シアノメチル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(2−メトキシエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
DMA(180μL、0.037mmol)中の2−((3S,4R)−3−アミノ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)アセトニトリル塩酸塩(実施例186、ステップB、10mg、0.037mmol)およびフェニル3−(2−メトキシエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(13mg、0.037mmol)透明溶液に、DIEA(32μL、0.18mmol)を周囲温度で滴加した。反応物を約60℃まで短期間(約1分間)加熱し、次いで周囲温度まで冷却し、20分間撹拌した。反応混合物を、5〜65%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製し、白色固体の生成物を得た(12mg、収率64%)。MS(apci pos)m/z=511.1(M+H)。
【0682】
実施例188
【化242】
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1−((3,4−trans)−1−(シアノメチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:
tert−ブチル(3,4−trans)−1−(シアノメチル)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメートの調製:THF(3mL)中のtert−ブチル(3,4−trans)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート(206.0mg、0.7852mmol、調製A)およびTEA(120.4μL、0.8637mmol)溶液に、2−ブロモアセトニトリル(60.16μL、0.8637mmol)を滴加した。周囲温度で一晩撹拌した後、反応混合物を濾過し、濃縮して白色固体の生成物を得た(230mg、収率97%)。MS(apci pos)m/z=302.1(M+H)。
【0683】
ステップB:
2−((3,4−trans)−3−アミノ−4−フェニルピロリジン−1−イル)アセトニトリル塩酸塩の調製:tert−ブチル(3,4−trans)−1−(シアノメチル)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート(230mg、0.763mmol)およびHCl(4770μL、19.1mmol、4Nジオキサン)の混合物を、周囲温度で2時間撹拌し、次いで真空中で濃縮し、エーテルで処理し、高真空で乾燥して、淡黄色がかった固体の生成物を得た(180mg、収率99%)。MS(apci pos)m/z=202.1(M+H)。
【0684】
ステップC:
1−((3,4−trans)−1−(シアノメチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:DMA(630μL)中の2−(3,4−trans)−3−アミノ−4−フェニルピロリジン−1−イル)アセトニトリル塩酸塩(33mg、0.14mmol)およびフェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(40mg、0.13mmol)透明溶液に、DIEA(110μL、0.63mmol)を周囲温度で滴加した。周囲温度で一晩撹拌した後、反応混合物を5〜55%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製し、白色固体の生成物を得た(45mg、収率84%)。MS(apci pos)m/z=427.1(M+H)。
【0685】
実施例189
【化243】
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1−((3S,4R)−1−(シアノメチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:
tert−ブチル(3S,4R)−1−(シアノメチル)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメートの調製:THF(8mL)中のtert−ブチル(3S,4R)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート(535mg、2.04mmol、ACSサイエンティフィック社(ACS Scientific)から購入)およびTEA(313μL、2.24mmol)溶液に、2−ブロモアセトニトリル(156μL、2.24mmol)を滴加した。周囲温度で一晩撹拌した後、反応混合物を濾過し、真空中で濃縮した。未精製の物質を、50%ヘキサン/EtOAcで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の生成物を得た(510mg、収率83%)。MS(apci pos)m/z=302.0(M+H)。
【0686】
ステップB:
2−((3S,4R)−3−アミノ−4−フェニルピロリジン−1−イル)アセトニトリル塩酸塩の調製:tert−ブチル(3S,4R)−1−(シアノメチル)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート(490mg、1.63mmol)およびHCl(20mL、80mmol、4Nジオキサン)混合物を、周囲温度で2時間撹拌した。反応物を真空中で濃縮し、エーテルで摩砕し、高真空で乾燥して、淡黄色がかった固体を得た。LCMSは、これが2つの生成物:2−((3S,4R)−3−アミノ−4−フェニルピロリジン−1−イル)アセトニトリル塩酸塩、および2−((3S,4R)−3−アミノ−4−フェニルピロリジン−1−イル)アセトアミド塩酸塩の、約1:2の比率の混合物であることを示した;それぞれ、MS(apci pos)m/z=202.1および220.1(M+H)。2つの生成物のこの混合物を、次のステップでさらに精製することなく直接使用した。
【0687】
ステップC:
1−((3S,4R)−1−(シアノメチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:DMA(420μL、0.13mmol)中の、ステップBで得た粗生成物(39mg、0.16mmol)の透明溶液に、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(40mg、0.13mmol)を添加し、その後DIEA(110μL、0.63mmol)を周囲温度で添加し、反応混合物を18時間撹拌した。反応混合物を5〜54%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、白色固体の表題生成物を得た(11mg、収率21%)。MS(apci pos)m/z=427.1(M+H)。
【0688】
実施例190
【化244】
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2−((3R,4S)−3−フェニル−4−(3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)ウレイド)ピロリジン−1−イル)アセトアミド
DMA(420μL、0.13mmol)中の2−((3S,4R)−3−アミノ−4−フェニルピロリジン−1−イル)アセトアミド塩酸塩(39mg、0.16mmol)を含む、実施例189、ステップBで得た粗生成物の透明溶液に、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(40mg、0.13mmol)を添加し、その後DIEA(110μL、0.63mmol)を周囲温度で添加し、反応混合物を18時間撹拌した。反応混合物を5〜54%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、白色固体の表題生成物を得た(20mg、収率36%)。MS(apci pos)m/z=445.1(M+H)。
【0689】
実施例191
【化245】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製:Tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメート(ACSサイエンティフィック社(ACS Scientific)、410mg、1.37mmol)、2−ブロモエタノール(180mg、1.44mmol)およびDIEA(533mg、4.12mmol)を、1mLのDMF中で合わせ、周囲温度で72時間撹拌した。反応混合物を、0〜50%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製し、表題化合物を得た(290mg、収率61.6%)。MS(apci)m/z=343.0(M+H)。
【0690】
ステップB:
2−((3S,4R)−3−アミノ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)エタノール塩酸塩の調製:Tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−3−イルカルバメート(230mg、0.672mmol)およびイソプロパノール中塩化水素(480μL、3.36mmol)を合わせ、周囲温度で5時間撹拌した。反応物を濃縮し、表題化合物を得た(166mg、収率102%)。MS(apci)m/z=243.0(M+H)。
【0691】
ステップC:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:2−((3S,4R)−3−アミノ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)エタノール塩酸塩(160mg、0.574mmol)、フェニル3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(168mg、0.547mmol)およびDIEA(286μL、1.64mmol)を、0.5mLのDMF中で合わせ、周囲温度で1時間撹拌した。反応物を、0〜50%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製直接し、表題化合物を得た(127mg、収率51.0%)。MS(apci)m/z=456.0(M+H)。
【0692】
実施例192
【化246】
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1−((trans)−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
1−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)−3−((trans)−4−フェニルピロリジン−3−イル)尿素(実施例182、ステップB、8.0mg、0.021mmol)、1,1,1,2,2−ペンタフルオロ−4−ヨードブタン(5.7mg、0.021mmol)およびDIEA(3.6μL、0.021mmol)を、0.1mLのDMF中で合わせ、60℃で2時間撹拌した。反応物を、0〜65%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、表題化合物を得た(3.2mg、収率29%)。MS(apci)m/z=534.1(M+H)。
【0693】
実施例193
【化247】
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1−((trans)−1−エチル−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
1−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)−3−((trans)−4−フェニルピロリジン−3−イル)尿素(実施例182、ステップB、5.0mg、0.012mmol)、ブロモエタン(1.3mg、0.012mmol)およびDIEA(4.1μL、0.024mmol)を、0.1mLのDMF中で合わせ、周囲温度で4時間撹拌した。反応物を、0〜65%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、表題化合物を得た(4.3mg、収率88%)。MS(apci)m/z=416.1(M+H)。
【0694】
実施例194
【化248】
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1−((trans)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:
tert−ブチル(trans)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製:Trans−tert−ブチル−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート(1.00g、3.81mmol)、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(1.06g、4.57mmol)およびDIEA(1.48g、11.4mmol)を、2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で1時間撹拌した。反応物を、0〜75%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、表題化合物を得た(1.19g、収率90.7%)。MS(apci)m/z=345.0(M+H)。
【0695】
ステップB:
(trans)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−アミン塩酸塩の調製:Tert−ブチル(trans)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イルカルバメート(1.19g、3.46mmol)およびHCl(イソプロパノール中5N、1.48mL、10.4mmol)を合わせ、周囲温度で5時間撹拌した。反応物を濃縮して、表題化合物を得た(0.85g、収率101%)。MS(apci)m/z=245.0(M+H)。
【0696】
ステップC:
1−((trans)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:(trans)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)ピロリジン−3−アミン塩酸塩(10.0mg、0.0356mmol)、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(9.48mg、0.0297mmol)およびDIEA(15.5μL、0.0891mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で1時間撹拌した。反応物を、0〜75%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、表題化合物を得た(11.5mg、収率82.5%)。MS(apci)m/z=470.0(M+H)。
【0697】
実施例195
【化249】
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1−(3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((trans)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例194に記載される方法により、ステップCの、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代りに、フェニル3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使用して調製した。物質を、0〜70%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(6.5mg、収率48%)。MS(apci)m/z=458.1(M+H)。
【0698】
実施例196
【化250】
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1−(3−(2−メトキシエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((trans)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例194に記載される方法により、ステップCの、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代りに、フェニル3−(2−メトキシエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使用して調製した。物質を、0〜70%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(9.3mg、収率61%)。MS(apci)m/z=518.1(M+H)。
【0699】
実施例197
【化251】
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1−((trans)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例194、ステップA〜Cに記載される方法により、ステップAの、trans−tert−ブチル−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメートの代りに、tert−ブチル(3S,4R)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート(ACSサイエンティフック社(ACS Scientific)から購入、カタログ#3−1005)を使用して調製した。最終生成物を、0〜60%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(7.2mg、収率52%)。MS(apci)m/z=470.0(M+H)。
【0700】
実施例198
【化252】
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1−(3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例197に記載される方法により、ステップCの、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロ−シクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代りに、フェニル3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使用して、調製した。物質を、0〜60%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た。(10.0mg、収率67.5%;尿素形成のための)MS(apci)m/z=458.0(M+H)。
【0701】
実施例199
【化253】
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1−(3−(2−メトキシエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例197に記載される方法により、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代りに、フェニル3−(2−メトキシエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使用して調製した。物質を、0〜70%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物)を得た(8.9mg、収率53%。MS(apci)m/z=518.1(M+H)。
【0702】
実施例200
【化254】
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1−((3S,4R)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例194、ステップA〜Cに記載される方法により、ステップAの、trans−tert−ブチル−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメートの代りに、tert−ブチル(3S,4R)−4−(3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメート(ACSサイエンティフック社(ACS Scientific)から購入、カタログ#3−1029)を使用して調製した。最終生成物を、0〜75%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(12mg、収率92%)を得た。MS(apci)m/z=488.1(M+H)。
【0703】
実施例201
【化255】
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1−(3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例200に記載される方法により、ステップCの、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロ−シクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代りに、フェニル3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使用して調製した。物質を、5〜80%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(5.3mg、収率48%)。MS(apci)m/z=476.0(M+H)。
【0704】
実施例202
【化256】
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1−((3S,4R)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(2−メトキシエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例200に記載される方法により、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代りに、フェニル3−(2−メトキシエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使用して調製した。物質を、5〜80%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(6.6mg、収率58%)。MS(apci)m/z=536.1(M+H)。
【0705】
実施例203
【化257】
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1−((3S,4R)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例200に記載される方法により、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロ−シクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代りに、フェニル1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使用して調製した。物質を、0〜75%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(6.3mg、収率64%)。MS(apci)m/z=462.0(M+H)。
【0706】
実施例204
【化258】
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1−((3R,4S)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:
(E)−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)アクリロイルクロライドの調製:(E)−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)アクリル酸(28.1g、140mmol)を、クロロホルム(250mL)中に懸濁し、DMF(0.1mL)を添加し、その後塩化オキサリル(20.0mL、229mmol)を添加した。反応物を18時間撹拌し、次いで乾燥するまで蒸発させた。ヘプタンを添加し、混合物を濃縮して、淡黄色固体の生成物を得た(30.6g、収率99.7%)。
【0707】
ステップB:
(R)−4−ベンジル−3−((3R,4S)−1−ベンジル−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボニル)オキサゾリジン−2−オンの調製:(R)−4−ベンジルオキサゾリジン−2−オン(21.8g、123mmol)を、THF(600mL)中に溶解し、−78℃まで冷却した。THF(127mL、127mmol)中のリチウムビス(トリメチルシリル)アミドを、15分間に渡り滴加し、混合物を−78℃でさらに15分間撹拌した。THF(100mL)中の(E)−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)アクリロイルクロライド(28.3g、129mmol)溶液を添加し、混合物を−78℃で1時間撹拌し、次いで周囲温度まで昇温させ、もう1時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液(50mL)を添加し、反応物を1時間撹拌した。次いでTHFを真空中で除去し、酢酸エチル(1L)を添加し、反応混合物を水およびブラインで洗浄し(2x)、MgSO
4で乾燥し、濾過し、蒸発させて、黄褐色固体の(R,E)−4−ベンジル−3−(3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)アクリロイル)オキサゾリジン−2−オンを得た(44.3g、収率100%)。固体をトルエン(500mL)中に溶解し、2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.9486mL、12.31mmol)を添加した。温度を35℃まで温め、N−ベンジル−1−メトキシ−N−((トリメチルシリル)メチル)メタンアミン(52.50mL、184.7mmol)を、外部水浴で温度を25〜30℃に保ちながら、20分間に渡り添加した。混合物を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液および水で洗浄し、真空中で濃縮して、油性の残渣を得、それをヘキサンで摩砕し、濾過し、ヘキサンで洗浄して、白色固体を得た(55.7g)。この固体(55.7g)を、ヘキサン(200mL)中に懸濁し、還流まで加熱した。固体が還流で溶解するまで、ベンゼン(220mL)を添加した。溶液を周囲温度までゆっくり放冷し、次いで冷凍庫に4時間入れておいた。得られた固体を濾過により回収し、100mLの冷たい1:1 ヘキサン/ベンゼンで洗浄した。得られた固体(7.6g)を、20〜40%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製した。(R)−4−ベンジル−3−((3S,4R)−1−ベンジル−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボニル)オキサゾリジン−2−オン(3.2g、収率42%)が先に溶出し、その後(R)−4−ベンジル−3−((3R,4S)−1−ベンジル−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボニル)オキサゾリジン−2−オン(3.0g、収率39%)が溶出した。MS(apci)m/z=493.0(M+H)。
【0708】
ステップC:
(3R,4S)−1−ベンジル−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸の調製:過酸化水素(30%水溶液、2.38mL、23.1mmol)を、水酸化リチウム一水和物(0.638g、15.2mmol)および氷水(50g)の混合物に、滴加した。混合物を30分間撹拌し、得られた溶液を、THF(50mL)中の(R)−4−ベンジル−3−((3R,4S)−1−ベンジル−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボニル)オキサゾリジン−2−オン(3.00g、6.09mmol)溶液に添加した。反応物を周囲温度で5時間撹拌し、2Mの水性Na
2SO
3(20mL)の添加によりクエンチし、一晩撹拌した。固体KHSO
4でpHを6に調整し、混合物をEtOAcで抽出した(2x100mL)。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、10%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の生成物を得た(1.80g、収率88.6%)。MS(apci)m/z=334.0(M+H)。
【0709】
ステップD:
tert−ブチル(3R,4S)−1−ベンジル−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製:(3R,4S)−1−ベンジル−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸(120mg、0.360mmol)、NEt
3(150μL、1.08mmol)、およびジフェニルホスホリルアジド(116μL、0.539mmol)を、密封容器中の2mLのトルエン中で合わせ、100℃で30分間撹拌した。反応物を周囲温度まで放冷し、THF(1.44mL、0.719mmol)中のリチウム2−メチルプロパン−2−オレートを添加した。反応物を100℃で5時間撹拌し、冷却し、濃縮し、20〜90%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物を得た(61.0mg、収率41.9%)。MS(apci)m/z=405.0(M+H)。
【0710】
ステップE:
tert−ブチル(3R,4S)−4−(3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製:Tert−ブチル(3R,4S)−1−ベンジル−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメート(60mg、0.15mmol)を、5mLのMeOH中に溶解し、10%Pd/C(32mg、0.030mmol)を添加した。反応物を、水素を満たしたバルーン下で18時間撹拌し、セライト(登録商標)で濾過し、次いで濃縮して、表題化合物を得た(36mg、収率87%)。MS(apci)m/z=281.1(M+H)。
【0711】
ステップF:
tert−ブチル(3R,4S)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製:Tert−ブチル(3R,4S)−4−(3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメート(35mg、0.12mmol)、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(38mg、0.16mmol)およびDIEA(65μL、0.37mmol)を、0.5mLのDMF中で合わせ、周囲温度で18時間撹拌した。反応物を、0〜80%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、生成物を得た(30mg、収率66%)。MS(apci)m/z=363.0(M+H)。
【0712】
ステップG:
(3R,4S)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−アミン塩酸塩の調製:のTert−ブチル(3R,4S)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イルカルバメート(30mg、0.083mmol)およびイソプロパノール中塩化水素(50μL、0.25mmol)を、1mLのイソプロパノール中で合わせ、周囲温度で4時間撹拌した。反応物を真空中で濃縮して、生成物を得た(21mg、収率97%)。MS(apci)m/z=263.0(M+H)。
【0713】
ステップH:
1−((3R,4S)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:(3R,4S)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−アミン(10.0mg、0.0381mmol)、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(10.1mg、0.0318mmol)およびDIEA(16.6μL、0.0953mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で18時間撹拌した。反応物を、0〜70%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(12.5mg、収率80.7%)。MS(apci)m/z=488.1(M+H)。
【0714】
実施例205
【化259】
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1−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3R,4S)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例204、ステップHに記載される方法により、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代りに、フェニル3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使用して調製した。物質を、0〜80%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(9.3mg、収率58%)。MS(apci)m/z=476.0(M+H)。
【0715】
実施例206
【化260】
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1−((trans)−1−(1,3−ジフルオロプロパン−2−イル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:
tert−ブチル(trans)−1−(1,3−ジフルオロプロパン−2−イル)−4−フェニル−ピロリジン−3−イルカルバメートの調製:1,3−ジフルオロプロパン−2−オール(150.0mg、1.561mmol)をDCM(5mL)中に溶解し、溶液を0℃まで冷却した。DIEA(339.9μL、1.952mmol)を添加し、その後トリフルオロメタンスルホン酸無水物(197.0μL、1.171mmol)を添加した。反応物を0℃で1時間撹拌し、tert−ブチル−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート(102.4mg、0.3903mmol)を添加した。反応物を周囲温度まで2時間に渡り昇温させ、濃縮し、MeOHを使用してサンプレットに充填し、0〜70%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た(119.0mg、収率89.56%)。MS(apci)m/z=341.1(M+H)。
【0716】
ステップB:
(trans)−1−(1,3−ジフルオロプロパン−2−イル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン塩酸塩の調製:Tert−ブチル(trans)−1−(1,3−ジフルオロプロパン−2−イル)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート(119mg、0.350mmol)および塩化水素(イソプロパノール中5N、210μL、1.05mmol)1mLのイソプロパノール中で合わせ、周囲温度で4時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮して、生成物を得た(85.0mg、収率101%)。MS(apci)m/z=241.1(M+H)。
【0717】
ステップC:
1−((trans)−1−(1,3−ジフルオロプロパン−2−イル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:(trans)−1−(1,3−ジフルオロプロパン−2−イル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン塩酸塩(10.0mg、0.0361mmol)、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(9.62mg、0.0301mmol)およびDIEA(15.7μL、0.0903mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物を、0〜70%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た(11.3mg、収率80.6%)。MS(apci)m/z=466.1(M+H)。
【0718】
実施例207
【化261】
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(trans)−tert−ブチル3−(3−メトキシフェニル)−4−(3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)ウレイド)ピロリジン−1−カルボキシレート
ステップA:
tert−ブチル(trans)−1−(1,3−ジフルオロプロパン−2−イル)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメートの調製:Trans−tert−ブチル3−アミノ−4−(3−メトキシフェニル)ピロリジン−1−カルボキシレート(100.0mg、0.3420mmol)、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(99.30mg、0.3109mmol)およびDIEA(162.5μL、0.9328mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を、0〜80%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物を得た(102.0mg、収率63.38%)。MS(apci)m/z=518.1(M+H)。
【0719】
ステップB:
1−((trans)−4−(3−メトキシフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素塩酸塩の調製:(Trans)−tert−ブチル3−(3−メトキシ−フェニル)−4−(3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)ウレイド)ピロリジン−1−カルボキシレート(102mg、0.197mmol)およびイソプロパノール中塩化水素(118μL、0.591mmol)を、1mLのイソプロパノール中で合わせ、周囲温度で4時間撹拌した。反応物を真空中で濃縮し、生成物を得た(80.0mg、収率97.2%)。MS(apci)m/z=418.1(M+H)。
【0720】
ステップC:
1−((trans)−4−(3−メトキシフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:1−((trans)−4−(3−メトキシフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素塩酸塩(8.0mg、0.018mmol)、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(6.1mg、0.026mmol)およびDIEA(9.2μL、0.053mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を、0〜80%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、表題化合物を得た(6.7mg、収率76%)。MS(apci)m/z=500.1(M+H)。
【0721】
実施例208
【化262】
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1−((trans)−4−(3−クロロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:
(trans)−tert−ブチル3−(3−クロロフェニル)−4−(3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)ウレイド)ピロリジン−1−カルボキシレートの調製:(trans)−1−(tert−ブトキシ−カルボニル)−4−(3−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸(150mg、0.460mmol)、NEt
3(193μL、1.38mmol)、およびジフェニルホスホリルアジド(149μL、0.691mmol)を、密封容器中の2mLのトルエン中で合わせ、100℃で30分間撹拌した。反応物を冷却し、2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−アミン(表1;183mg、0.921mmol)を添加した。反応混合物を100℃で16時間撹拌し、冷却し、濃縮し、0〜60%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物を得た(42mg、収率18%)。MS(apci)m/z=522.1(M+H)。
【0722】
ステップB:
1−((trans)−4−(3−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素塩酸塩の調製:(trans)−tert−ブチル3−(3−クロロ−フェニル)−4−(3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)ウレイド)ピロリジン−1−カルボキシレート(40mg、0.077mmol)およびイソプロパノール中塩化水素(46μL、0.23mmol)を、10.1mLのIPA中で合わせ、周囲温度で12時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮して、生成物を得た(32mg、収率99%)。MS(apci)m/z=422.0(M+H)。
【0723】
ステップC:
1−((trans)−4−(3−クロロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:1−((trans)−4−(3−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素塩酸塩(15mg、0.033mmol)、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(11mg、0.049mmol)およびDIEA(17μL、0.098mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を、0〜80%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、表題化合物を得た(8.2mg、収率50%)。MS(apci)m/z=504.0(M+H)。
【0724】
実施例209
【化263】
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1−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)−3−((trans)−4−(ピリジン−2−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例208に記載される方法により、ステップAの、(trans)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(3−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸の代りに、(trans)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(2−ピリジル)ピロリジン−3−カルボン酸を使用して調製した。未精製の最終生成物を、0〜60%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(4.2mg、収率23%;3段階で)。MS(apci)m/z=471.1(M+H)。
【0725】
実施例210
【化264】
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1−((trans)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例208に記載される方法により、ステップAの、(trans)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(3−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸の代りに、(trans)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(4−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸を使用して調製した。最終生成物を、0〜70%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(10.0mg、収率65%;3段階で)。MS(apci)m/z=488.2(M+H)。
【0726】
実施例211
【化265】
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1−((trans)−4−(4−クロロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例208に記載される方法により、ステップAの、(trans)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(3−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸の代りに、(trans)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸を使用して調製した。最終生成物を、0〜70%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(7.3mg、収率14%;3段階で)。MS(apci)m/z=504.2(M+H)。
【0727】
実施例212
【化266】
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1−((trans)−4−(2−クロロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例208に記載される方法により、ステップAの、(trans)−1−(tert−ブトキシ−カルボニル)−4−(3−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸の代りに、(trans)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(2−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸を使用して調製した。最終生成物を、0〜70%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(5.2mg、収率34%;3段階で)。MS(apci)m/z=504.2(M+H)。
【0728】
実施例213
【化267】
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1−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)−3−((trans)−4−(ピリジン−3−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例208に記載される方法により、ステップAの、(trans)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(3−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸の代りに、(trans)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(3−ピリジル)ピロリジン−3−カルボン酸を使用して調製した。最終生成物を、0〜60%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(1.2mg、収率8%;3段階で)。MS(apci)m/z=471.2(M+H)。
【0729】
実施例214
【化268】
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1−((trans)−4−(2−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例208に記載される方法により、ステップAの、(trans)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(3−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸の代りに、(trans)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(2−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸を使用して調製した。最終生成物を、0〜70%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(7.7mg、収率57%;3段階で)。MS(apci)m/z=488.2(M+H)。
【0730】
実施例215
【化269】
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1−((trans)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2,2−ジフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例210に記載される方法により、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネートの代りに、2,2−ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネートを使用して調製した。最終生成物を、0〜60%アセトニトリル/H
2Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(4.9mg、収率46%;アルキル化のための)。MS(apci)m/z=471.2(M+H)。
【0731】
実施例216
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
4−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾールの調製:DMF(20mL)中の4−ヨード−1H−ピラゾール(5.54g、28.6mmol)およびK
2CO
3(4.74g、34.3mmol)溶液に、1−(クロロメチル)−4−メトキシベンゼン(4.67mL、34.3mmol)を添加し、周囲温度で2時間撹拌した。エーテル(80mL)および水(30mL)を添加した。有機相を分離し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、残渣を、25%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の表題化合物を得た(8.0g、収率89%)。
1H NMR(d6−DMSO) δ 7.97(s、1H)、7.52(s、1H)、7.21(d、2H)、6.89(d、2H)、5.24(s、2H)、3.73(s、3H)。
【0732】
ステップB:
tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製:tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメート(ACSサイエンティフィック社(ACS Scientific)、522mg、1.75mmol)、4−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール(500mg、1.59mmol)、K
2CO
3(660mg、4.78mmol)、(S)−ピロリジン−2−カルボン酸(73.3mg、0.637mmol)、およびCu(I)I(60.6mg、0.318mmol)混合物を、密封容器中のDMSO(4mL)中で合わせ、100℃まで18時間加熱した。反応混合物をDCM(40mL)で希釈し、H
2Oで洗浄し(2x20mL)、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、濃縮した。1%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、褐色油状の表題化合物を得た(376mg、収率49%)。MS(apci)m/z=485.2(M+H)。
【0733】
ステップC:
(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩の調製:EtOH(2mL)およびHCl(iPrOH中5〜6M)(3.10mL、15.5mmol)中のtert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イルカルバメート(376mg、0.776mmol)溶液を、周囲温度で19時間撹拌した。真空下で濃縮し、Et
2Oで希釈し(3x20mL)、濃縮して、緑がかった褐色固体の生成物を得た(401mg、113%)。MS(apci)m/z=385.2(M+H)。
【0734】
ステップD:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:DIEA(0.061mL、0.35mmol)およびDMA(1mL)中の(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(40mg、0.088mmol)溶液に、フェニル3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体P135から出発して、実施例1、ステップAのとおりに調製した;29.5mg、0.088mmol)を添加し、反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を、5〜70%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製し、白色固体の生成物を得た(24mg、収率44%)。MS(apci)m/z=628.3(M+H)。
【0735】
ステップE:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:TFA(2mL)中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(22mg、0.035mmol)溶液を、圧力管中、60℃まで18時間加熱した。反応混合物を丸底フラスコに移し、濃縮し、トルエンと共沸させた(2x10mL)。粗生成物を、MeOH(5mL)中に溶解し、ポリマー担持樹脂(StratoSpheres PL−HCO
3 MP)を通すことにより、残留TFAを除去した。粗生成物を、分取TLC(0.5mmプレート、10%MeOH/DCMで溶出)により精製し、オフホワイト固体の表題化合物を得た(13mg、収率73%)。MS(apci)m/z=508.2(M+H)。
【0736】
実施例217
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例216に記載される方法に従って、ステップBのtert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメートを、tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメートに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=508.2(M+H)。
【0737】
実施例218
【化272】
[この文献は図面を表示できません]
1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(1H−ピラゾール−3−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例216に記載される方法に従って調製し、ステップAの4−ヨード−1H−ピラゾールを、3−ヨード−1H−ピラゾールに置き換え、およびステップBのtert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメートを、tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメートに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=508.2(M+H)。
【0738】
実施例219
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例216に記載される方法に従って、ステップAの、4−ヨード−1H−ピラゾールを、4−ヨード−3−メチル−1H−ピラゾールに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=522.2(M+H)。
【0739】
実施例220
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例216に記載される方法に従って、ステップAの4−ヨード−1H−ピラゾールを、4−ヨード−3−メチル−1H−ピラゾールに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=576.2(M+H)。
【0740】
実施例221
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
1−(3−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:DIEA(0.053mL、0.31mmol)およびDMA(1mL)中の(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(実施例216、ステップC、35mg、0.077mmol)溶液に、(S)−フェニル3−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体P211から出発し、実施例1、ステップAのとおりに調製した;37mg、0.077mmol)を添加し、反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を、5〜95%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製し、白色固体の生成物を得た(40mg、収率68%)。MS(apci)m/z=772.4(M+H)。
【0741】
ステップB:
(S)−1−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルオキシ)プロパン−2−イル2,2,2−トリフルオロアセテートの調製:TFA(2mL)中の1−(3−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イル)尿素(39mg、0.051mmol)溶液を、圧力管中、60℃まで16時間加熱した。反応混合物を丸底フラスコに移し、濃縮し、トルエンと共沸させ(2x10mL)、黄褐色固体の生成物を得た(32mg、99%)。MS(apci)m/z=634.2(M+H)。
【0742】
ステップC:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:MeOH(1mL)およびTHF(2mL)中の(S)−1−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルオキシ)プロパン−2−イル2,2,2−トリフルオロアセテート(32mg、0.051mmol)溶液に、2MのLiOH水溶液(0.5mL、1.0mmol)を添加した。反応物を周囲温度で3時間撹拌し、H
2O(20mL)で希釈し、10:90 MeOH/DCMで抽出し(2x20mL)、合わせた有機相を乾燥し(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。10%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の表題化合物を得た(19mg、収率72%)。MS(apci)m/z=538.2(M+H)。
【0743】
実施例222
【化276】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((R)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例221に記載される方法に従って、ステップAの、(S)−フェニル3−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを、(S)−フェニル3−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体P209から出発し、実施例1、ステップのとおりに調製した)に置き換えて調製した。MS(apci)m/z=554.2(M+H)。
【0744】
以下の表の化合物を、実施例216の方法に従って、ステップAおよびBで、適切な出発物質を代わりに使用し、およびステップDでは、適切なピラゾール中間体を代わりに使用して調製した。
【表1H-1】
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【表1H-2】
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【表1H-3】
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【表1H-4】
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【表1H-5】
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【表1H-6】
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【表1H-7】
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【0745】
実施例248
【化277】
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1−((3S,4R)−1−((1,2,3−チアジアゾール−4−イル)メチル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:
tert−ブチル((3S,4R)−1−((1,2,3−チアジアゾール−4−イル)メチル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)カルバメートの調製。Tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメート(150mg、0.503mmol)、1,2,3−チアジアゾール−4−カルバルデヒド(68.9mg、0.603mmol)およびDIEA(186μL、1.01mmol)を、1mLのDCM中で合わせ、周囲温度で30分間撹拌した。トリアセトキシホウ水素化ナトリウム(213mg、1.01mmol)を添加し、反応物を周囲温度で一晩撹拌し、濃縮した。未精製の物質を、0〜50%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物を得た(168mg、0.424mmol、収率84.3%)。MS(apci)m/z=397.1(M+H)。
【0746】
ステップB:
(3S,4R)−1−((1,2,3−チアジアゾール−4−イル)メチル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩の調製。tert−ブチル(3S,4R)−1−((1,2,3−チアジアゾール−4−イル)メチル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメート(150mg、0.378mmol)およびIPA中5NのHCl(378μl、1.89mmol)を、1mLのIPA中で合わせ、周囲温度で一晩静置した。反応物を濃縮して、生成物を得た(140mg、0.379mmol、収率100%)。MS(apci)m/z=297.0(M+H)。
【0747】
ステップC:
1−((3S,4R)−1−((1,2,3−チアジアゾール−4−イル)メチル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製。(3S,4R)−1−((1,2,3−チアジアゾール−4−イル)メチル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(20mg、0.054mmol)、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロ−シクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(16mg、0.049mmol、実施例38、ステップEに記載される通りに調製した)およびDIEA(26μl、0.15mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で1時間撹拌した。反応物をサンプレットに充填し、0〜80%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(24mg、0.046mmol、収率93%)。MS(apci)m/z=522.2(M+H)。
【0748】
実施例249
【化278】
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1−((3S,4R)−1−((1,2,3−チアジアゾール−4−イル)メチル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例216、ステップCに記載される方法により、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代りに、フェニル3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体P135から出発して、実施例1、ステップAの方法に従って調製した)を使用して調製した。物質を、0〜80%アセトニトリル/H
2Oを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(23mg、0.043mmol、収率87%)。MS(apci)m/z=540.2(M+H)。
【0749】
実施例250
【化279】
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1−((3S,4R)−1−((1,2,3−チアジアゾール−4−イル)メチル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(シアノメトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例216、ステップCに記載される方法により、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代りに、フェニル3−(シアノメトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使用して調製した。物質を、0〜80%アセトニトリル/H
2Oを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(3.4mg、0.0062mmol、収率50%)。MS(apci)m/z=551.2(M+H)。
【0750】
実施例251
【化280】
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1−((3S,4R)−1−((1,2,3−チアジアゾール−4−イル)メチル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)尿素
実施例216、ステップCに記載される方法により、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代りに、フェニル1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イルカルバメート(9.2mg、0.025mmol)を使用して調製した。物質を、0〜70%アセトニトリル/H
2Oを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(4.2mg、0.0073mmol、収率30%)。MS(apci)m/z=576.2(M+H)。
【0751】
実施例252
【化281】
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1−((3S,4R)−1−((1,2,3−チアジアゾール−4−イル)メチル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例216、ステップCに記載される方法により、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代りに、1−メチル−4−(4−メチル−5−(フェノキシカルボニルアミノ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−3−(フェノキシカルボニル)−1H−イミダゾール−3−イウムクロライドを使用し、および、(3S,4R)−1−((1,2,3−チアジアゾール−4−イル)メチル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩の1当量をさらに添加して、調製した。物質を、0〜80%アセトニトリル/H
2Oを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(6.2mg、0.011mmol、収率42%)。MS(apci)m/z=576.2(M+H)。
【0752】
実施例253
【化282】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例216に記載される方法により、ステップAの、1,2,3−チアジアゾール−4−カルバルデヒドの代りに、1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルバルデヒドを使用して調製した。最終生成物を、0〜80%アセトニトリル/H
2Oを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(17mg、0.033mmol、収率76%;3段階で)。MS(apci)m/z=519.2(M+H)。
【0753】
実施例254
【化283】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1,3−ジメトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例249に記載される方法により調製し、ステップAの1,2,3−チアジアゾール−4−カルバルデヒドの代りに、1,3−ジメトキシプロパン−2−オンを使用して調製した。最終生成物を、5〜80%アセトニトリル/H
2Oを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(17.3mg、0.0318mmol、収率57.4%;3段階で)。MS(apci)m/z=544.3(M+H)。
【0754】
実施例255
【化284】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例249に記載される方法により、ステップAの1,2,3−チアジアゾール−4−カルバルデヒドの代りに、1−メトキシプロパン−2−オンを使用して調製した。最終生成物を、0〜80%アセトニトリル/H
2Oを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(8.2mg、0.016mmol、収率70.1%;3段階で)。MS(apci)m/z=514.3(M+H)。
【0755】
実施例256
【化285】
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1−((trans)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−(メチルアミノ)エチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロ−シクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素塩酸塩(11mg、0.0249mmol、実施例210のとおり調製した)、2−ヨード−N−メチル−N−トリチルエタンアミン(19.1mg、0.0448mmol)およびDIEA(9.65mg、0.0747mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で一晩撹拌した。HCl(IPA中7N、35.6μL、0.249mmol)を添加し、反応物を周囲温度で4時間撹拌した。1NのNaOH(2mL)を添加し、反応物を、相分離フリット(phase separato frit)中、DCMで数回抽出した。合わせた有機抽出物を濃縮し、0〜60%アセトニトリル/H
2Oを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(2.2mg、0.00476mmol、収率19.1%)。MS(apci)m/z=463.3(M+H)。
【0756】
実施例257
【化286】
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1−((trans)−1−((1H−イミダゾール−2−イル)メチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
1−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)−3−((trans)−4−フェニル−ピロリジン−3−イル)尿素(15mg、0.039mmol、実施例182、ステップBに記載される通り調製した)、2−(クロロメチル)−1H−イミダゾール塩酸塩(5.9mg、0.039mmol)およびDIEA(14μL、0.077mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で30分間撹拌した。反応物をサンプレットに充填し、0〜70%アセトニトリル/H
2Oを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(7.9mg、0.017mmol、収率44%)。MS(apci)m/z=468.2(M+H)。
【0757】
実施例258
【化287】
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メチル3−メトキシ−2−((trans)−3−フェニル−4−(3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)ウレイド)ピロリジン−1−イル)プロパノエート
1−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)−3−((trans)−4−フェニル−ピロリジン−3−イル)尿素(30mg、0.077mmol;実施例182、ステップBに記載される通り調製した)、メチル2−ブロモ−3−メトキシプロパノエート(15mg、0.077mmol)およびDIEA(29μL、0.15mmol)を、0.2mLのDCM中で合わせ、周囲温度で3日間撹拌した。反応物をサンプレットに充填し、5〜80%アセトニトリル/H
2Oを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、ジアステレオマー混合物として、表題化合物を得た(24mg、0.048mmol、収率62%)。MS(apci)m/z=504.3(M+H)。
【0758】
実施例259
【化288】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例194に記載される方法により、ステップAの、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネートの代りにメチル2−ブロモ−3−メトキシプロパノエートを使用し、および1時間の代りに3日間撹拌して、調製した。最終生成物を、5〜80%アセトニトリル/H
2Oを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、ジアステレオマー混合物として、表題化合物を得た(260mg、0.482mmol、収率83.5%;3段階で)。MS(apci)m/z=540.3(M+H)。
【0759】
実施例260
【化289】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−ヒドロキシ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
メチル2−((3R,4S)−3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロ−シクロ−ペンタ[c]ピラゾール−3−イル)ウレイド)ピロリジン−1−イル)−3−メトキシプロパノエート(200mg、0.371mmol、実施例259に記載される通り調製した)を、5mLのTHF中に溶解し、溶液を0℃まで冷却した。LiAlH
4(28.1mg、0.741mmol)を添加し、反応物を、周囲温度まで2時間に渡り昇温させた。硫酸ナトリウム十水和物(1194mg、3.71mmol)を添加し、反応物を周囲温度で2時間撹拌し、濾過し、濃縮した。粗生成物を、0〜70%アセトニトリル/H
2Oを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、ジアステレオマー混合物として、表題化合物を得た(20mg、0.0391mmol、収率10.5%)。MS(apci)m/z=512.3(M+H)。
【0760】
実施例261
【化290】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(3−ヒドロキシ−1−メトキシ−3−メチルブタン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
メチル2−((3R,4S)−3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロ−シクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)ウレイド)ピロリジン−1−イル)−3−メトキシプロパノエート(20mg、0.037mmol、実施例12に記載される通り調製した)を、1mLのTHF中に溶解し、0℃まで冷却した。臭化メチルマグネシウム(THF中2M、93μL、0.19mmol)を添加し、反応物を、周囲温度まで一晩昇温させた。H
2O(2mL)を添加し、反応物を、相分離フリット(phase separator frit)中、DCMで抽出した(2x5mL)。合わせた有機抽出物を濃縮し、0〜70%アセトニトリル/H
2Oを溶出剤として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製し、ジアステレオマー混合物として、表題化合物を得た(7.9mg、0.015mmol、収率39%)。MS(apci)m/z=539.6(M+H)。
【0761】
実施例262
【化291】
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2−((3R,4S)−3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)ウレイド)ピロリジン−1−イル)−3−メトキシプロパン酸塩酸塩
メチル2−((3R,4S)−3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロ−シクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)ウレイド)ピロリジン−1−イル)−3−メトキシプロパノエート(300mg、0.556mmol、実施例259に記載される通り調製した)およびNaOH(1N水溶液、834μL、0.834mmol)を、1mLのMeOH中で合わせ、周囲温度で一晩撹拌した。反応物をサンプレットに充填し、0〜50%アセトニトリル/0.01MのHCl水溶液を溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、ジアステレオマー混合物として、表題化合物を得た(298mg、0.530mmol、収率95.4%)。MS(apci)m/z=526.2(M+H)。
【0762】
実施例263
【化292】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−ヒドロキシ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−ヒドロキシ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製。メチル2−((3S,4R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)−3−メトキシプロパノエート(220mg、0.531mmol、実施例259、ステップAに記載される通り調製した)を、5mLのTHF中に溶解し、NaBH
4(100mg、2.65mmol)を、少量づつ添加した。反応物を、周囲温度で1時間、40℃で3時間、次いで50℃で一晩撹拌した。反応物を濾過し、濃縮し、0〜70%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(154mg、0.399mmol、収率75.1%)。MS(apci)m/z=387.2(M+H)。
【0763】
ステップB:
2−((3S,4R)−3−アミノ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)−3−メトキシプロパン−1−オール二塩酸塩の調製。Tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−ヒドロキシ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イルカルバメート(120mg、0.311mmol)およびHCl(IPA中5N、186μl、0.932mmol)を、5mLのDCM中で合わせ、周囲温度で6時間撹拌した。反応物を濃縮して、表題化合物を得た(87mg、0.304mmol、収率97.9%)。
【0764】
ステップC:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−ヒドロキシ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製。2−((3S,4R)−3−アミノ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)−3−メトキシプロパン−1−オール二塩酸塩(13.0mg、0.0362mmol)、フェニル3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体135から出発し、実施例1、ステップAの方法に従って調製した;10.2mg、0.0302mmol)およびDIEA(11.7mg、0.0905mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で1時間撹拌した。反応物をサンプレットに充填し、0〜60%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(10.9mg、0.0206mmol、収率68.3%)。MS(apci)m/z=530.2(M+H)。
【0765】
実施例264
【化293】
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1−(4−クロロ−1’−メチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−ヒドロキシ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例263に記載される方法により、フェニル3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りに、フェニル4−クロロ−1’−メチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イルカルバメートを使用して調製した。物質を、0〜80%アセトニトリル/H
2Oを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(17.2mg、0.0293mmol、収率63.3%)。MS(apci)m/z=586.2(M+H)。
【0766】
実施例265
【化294】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−メトキシ−1−フェニル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
ラセミの(trans)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−アミン塩酸塩の分離。(trans)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−アミン塩酸塩(3.80g、11.0mmol、実施例194、ステップBに記載される手順に従って調製した)を、20mmx250mmのChiral Tech Chiralcell OD−Hカラム、パート#14345を使用する超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)により分離した。溶出剤は、改質剤として0.1%のNH
4OHを含む、9:1 超臨界CO
2:MeOHであった。ピーク1を単離して、(3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−アミンを得た(1.07g、3.81mmol、収率34.6%、98%ee)。MS(apci)m/z=245.1(M+H)。
【0767】
ステップB:
1−(3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製。(3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)ピロリジン−3−アミン(15.0mg、0.0614mmol)、フェニル3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(17.2mg、0.0558mmol)およびDIEA(21.6mg、0.167mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で1時間撹拌した。反応物をサンプレットに充填し、0〜80%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(7.2mg、0.0157mmol、収率28.2%))。(MS(apci)m/z=458.2(M+H)。
【0768】
実施例266
【化295】
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1−(3−(2−フルオロエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例1、ステップBに記載される方法により、フェニル3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りに、フェニル3−(2−フルオロエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使用して調製した。物質を、0〜80%アセトニトリル/H
2Oを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(2.2mg、0.0044mmol、収率26%)。MS(apci)m/z=506.2(M+H)。
【0769】
実施例267
【化296】
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1−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例1、ステップBに記載される方法により、フェニル3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りに、フェニル3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体P135から出発し、実施例1、ステップAの方法に従って調製した)を使用して調製した。物質を、0〜80%アセトニトリル/H
2Oを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(7.1mg、0.0146mmol、収率42.7%)。MS(apci)m/z=488.2(M+H)。
【0770】
実施例268
【化297】
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1−(3−(シアノメトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例1、ステップBに記載される方法により調製し、フェニル3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りに、フェニル3−(シアノメトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使用して調製した。物質を、0〜80%アセトニトリル/H
2Oを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(11.4mg、0.0229mmol、収率67.0%)。MS(apci)m/z=499.2(M+H)。
【0771】
実施例269
【化298】
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1−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)−3−((3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例1、ステップBに記載される方法により、フェニル3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りに、フェニル1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イルカルバメートを使用して調製した。物質を、0〜70%アセトニトリル/H
2Oを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(6.1mg、0.012mmol、収率68%)。MS(apci)m/z=524.2(M+H)。
【0772】
実施例270
【化299】
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1−(4−クロロ−1’−メチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)−3−((3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例1、ステップBに記載される方法により、フェニル3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りに、フェニル4−クロロ−1’−メチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イルカルバメートを使用して調製した。物質を、0〜70%アセトニトリル/H
2Oを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(11.3mg、0.0208mmol、収率60.9%)。MS(apci)m/z=488.2(M+H)。
【0773】
実施例271
【化300】
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1−(3−(((S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例1、ステップBに記載される方法により調製し、フェニル3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りに、(S)−フェニル3−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使用して調製した。物質を、0〜80%アセトニトリル/H
2Oを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(5.6mg、0.00976mmol、収率28.6%)。MS(apci)m/z=574.3(M+H)。
【0774】
実施例272
【化301】
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1−(3−((R)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
1−(3−(((S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素(4.4mg、0.0077mmol、実施例7に記載される通り調製した)およびHCl(IPA中7N、3.3μL、0.023mmol)を、0.2mLのIPA中で合わせ、周囲温度で1時間撹拌した。反応物を濃縮し、DIEA(1.3μL、0.0077mmol)を添加した。未精製の物質を、0〜60%アセトニトリル/H
2Oを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(3.7mg、0.0069mmol、収率90%)。MS(apci)m/z=534.2(M+H)。
【0775】
実施例273
【化302】
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(R,S)1−((2α、3β、4α)−2−メチル−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:
N−ベンジル−1−(トリメチルシリル)エタンアミンの調製。(1−クロロエチル)トリメチルシラン(6.3g、46.1mmol)およびベンジルアミン(14.8g、138mmol)を、圧力容器中で合わせ、180℃で一晩加熱した。反応物をEtOAc(200mL)中に取り込み、1NのNaOH(100mL)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濃縮した。粗生成物を、10%MeOH/CH
2Cl
2で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(8.10g、39.1mmol、収率84.7%)。(MS(apci)m/z=208.1(M+H)。
【0776】
ステップB:
N−ベンジル−N−(メトキシメチル)−1−(トリメチルシリル)エタンアミンの調製。ホルムアルデヒド(37%水溶液、3.45mL、46.3mmol)およびメタノール(1.88mL、46.3mmol)混合物を、0℃にて、N−ベンジル−1−(トリメチルシリル)エタンアミン(8.00g、38.6mmol)で、少量づつ、10分間に渡り処理した。追加のMeOH(2mL)を使用して、残留アミン中で漱いだ。混合物を0℃で3時間撹拌し、K
2CO
3(8.00g、57.9mmol)を添加し、混合物を周囲温度まで一晩昇温させた。少量のEt
2Oを補助として、混合物を新たなフラスコにデカントし、追加のK
2CO
3(50g)を添加した。混合物を30分間撹拌し、濾過し、少量のEt
2Oで洗浄し、注意深く濃縮して、淡黄色液体の表題化合物を得た(9.60g、38.2mmol、収率99.0%)。(MS(apci)m/z=208.1(M+2H−CH
2OCH
3)。
【0777】
ステップC:
(R,S)(2α,3β,4α)−1−ベンジル−2−メチル−3−ニトロ−4−フェニルピロリジンおよび(R,S)(3β,4α,5α)−1−ベンジル−2−メチル−4−ニトロ−3−フェニルピロリジンの調製。10mLのCH
2Cl
2中の(E)−(2−ニトロビニル)ベンゼン(0.500g、3.35mmol)およびTFA(0.0258mL、0.335mmol)溶液を、0℃まで冷却し、N−ベンジル−N−(メトキシメチル)−1−(トリメチルシリル)エタンアミン(1.01g、4.02mmol)を滴加した。反応物を0℃で2時間撹拌し、次いで周囲温度まで一晩昇温させた。反応物を濃縮し、MeOH(2mL)およびDIEA(0.584mL、3.35mmol)を使用してサンプレットに充填し、0.1%酢酸アンモニウムで緩衝した5〜95%アセトニトリル/水で溶出する、逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、5:3混合物として、表題化合物を得た(287mg、0.925mmol、収率56.5%)。(MS(apci)m/z=297.1(M+H)。
【0778】
ステップD:
(R,S)−1−((2α,3β,4α)−1−ベンジル−2−メチル−4−フェニル−ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素および(R,S)−1−((3β,4α,5α)−1−ベンジル−5−メチル−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素。((2α,3β,4α)−1−ベンジル−2−メチル−3−ニトロ−4−フェニルピロリジンおよび(3β,4α,5α)−1−ベンジル−2−メチル−4−ニトロ−3−フェニルピロリジン(110mgの5:3混合物、0.371mmol)を、10mLのTHF中に溶解し、ラネーニッケル(3.18mg、0.0371mmol)を添加した。反応物を水素バルーン下で3日間撹拌し、セライト(登録商標)で濾過し、濃縮し、0.2mLのDMF中に溶解した。フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(149mg、0.467mmol)およびDIEA(222μL、1.27mmol)を添加し、反応物を周囲温度で1時間撹拌した。反応物をサンプレットに充填し、0〜80%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、7:3混合物として、表題化合物を得た(172mg、0.350mmol、収率82%)。(MS(apci)m/z=492.3(M+H)。
【0779】
ステップE:
(R,S)−1−((2α,3β,4α)−2−メチル−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素および1−((3β,4α,5α)−5−メチル−4−フェニル−ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製。1−((2α,3β,4α)−1−ベンジル−2−メチル−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素および1−((3β,4α,5α)−1−ベンジル−5−メチル−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素(170mgの7:3混合物、0.346mmol)を、10mLのTHF中に溶解し、10%Pd/C(36.8mg、0.0346mmol)を添加した。反応物を水素バルーン下で16時間撹拌し、セライトで濾過し、濃縮して、約7:3の混合物として、表題化合物を得た(133mg、0.335mmol、収率96%)。(MS(apci)m/z=402.2(M+H)。
【0780】
ステップF:
(R,S)−1−(((2α,3β,4α)−2−メチル−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製。1−((2α,3β,4α)−2−メチル−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素および1−((3β,4α,5α)−5−メチル−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素(20mgの7:3混合物、0.050mmol)ならびにDIEA(8.7μL、0.050mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(35mg、0.15mmol)を添加した。反応物を周囲温度で1時間撹拌し、サンプレットに充填し、0〜80%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより分離した。ピーク1を単離して、表題化合物を得た(3.0mg、0.0062mmol、収率12%)。(MS(apci)m/z=484.2(M+H)。
【0781】
実施例274
【化303】
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(R,S)−1−((3β,4α,5α)−5−メチル−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例9に記載される方法により調製し、ステップFにおいて、ピーク1の代りにピーク2を単離して、表題化合物を得た(1.9mg、0.0039mmol、収率7.9%)。MS(apci)m/z=484.2(M+H)。
【0782】
実施例275
【化304】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((S)−1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((R)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製。tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメート(900mg、3.017mmol)、(R)−2−(トリフルオロメチル)オキシラン(338.0mg、3.017mmol)およびDIEA(779.8mg、6.034mmol)を、2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で一晩撹拌した。反応物をサンプレットに充填し、0〜80%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(1144mg、2.788mmol、収率92.40%)。(MS(apci)m/z=411.2(M+H)。
【0783】
ステップB:
(R)−3−((3S,4R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルメタンスルホネートの調製。Tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((R)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)ピロリジン−3−イルカルバメート(900mg、2.19mmol)を、5mLのCH
2Cl
2中に溶解し、0℃まで冷却した。DIEA(1146μL、6.58mmol)を添加し、その後MsCl(204μL、2.63mmol)を添加した。反応物を、周囲温度まで1時間に渡り昇温させ、濃縮し、5〜90%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(805mg、1.65mmol、収率75.1%)。(MS(apci)m/z=489.1(M+H)。
【0784】
ステップC:
(S)−2−((3S,4R)−3−アミノ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オールの調製。N,N,N−トリメチルヘキサデカン−1−アミニウムクロライド(H
2O中25%溶液、3144mg、2.46mmol)および(R)−3−((3S,4R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルメタンスルホネート(800mg、1.64mmol)を、0.5mLのTHF中で合わせ、150℃で3日間加熱した。反応物をサンプレットに充填し、0〜50%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(287mg、0.925mmol、収率56.5%)。(MS(apci)m/z=311.1(M+H)。
【0785】
ステップD:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((S)−1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製。(S)−2−((3S,4R)−3−アミノ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)−3,3,3−トリフルオロ−プロパン−1−オール(10mg、0.032mmol)、フェニル3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体P135から出発し、実施例1、ステップAの方法に従って調製した;9.1mg、0.027mmol)およびDIEA(10mg、0.081mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で1時間撹拌した。反応物をサンプレットに充填し、0〜60%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(8.1mg、0.015mmol、収率54%)。(MS(apci)m/z=554.2(M+H)。
【0786】
実施例276
【化305】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((S)−1,1,1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((S)−1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製。(S)−2−((3S,4R)−3−アミノ−4−(3,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−1−イル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール(120mg、0.387mmol、実施例11、ステップCに記載される通り調製した)、Boc
2O(92.9mg、0.425mmol)およびPS−DMAP(27.2mg、0.0387mmol)を、5mLのCH
2Cl
2中で合わせ、周囲温度で一晩静置した。追加のBoc
2O(30mg、0.14mmol)を添加し、その後追加のPS−DMAP(27.2mg、0.0387mmol)を添加した。反応物を、2時間静置し、濾過し、濃縮し、5〜95%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(63mg、0.154mmol、収率39.7%)。(MS(apci)m/z=411.2(M+H)。
【0787】
ステップB:
tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((S)−1,1,1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製。Tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((S)−1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イルカルバメート(25mg、0.061mmol)およびAg
2O(28mg、0.12mmol)を、1mLのトルエン中で合わせ、0℃で撹拌した。ヨードメタン(10mg、0.073mmol)を添加し、反応物を周囲温度まで昇温させ、5時間撹拌した。アセトニトリル(0.5mL)および追加のヨードメタン(10mg、0.073mmol)を添加し、反応物を周囲温度で一晩撹拌し、セライト(登録商標)で濾過し、濃縮し、5〜95%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(22mg、0.052mmol、収率85%)。(MS(apci)m/z=425.2(M+H)。
【0788】
ステップC:
(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((S)−1,1,1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩の調製。Tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((S)−1,1,1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イルカルバメート(20mg、0.0471mmol)およびHCl(IPA中5N、37.7μL、0.188mmol)を、5mLのCH
2Cl
2中で合わせ、周囲温度で6時間撹拌した。反応物を濃縮して、表題化合物を得た(15mg、0.0463mmol、収率98.2%)。(MS(apci)m/z=325.1(M+H)。
【0789】
ステップD:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((S)−1,1,1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製。(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((S)−1,1,1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(7.5mg.0.019mmol)、フェニル3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体P135から出発し、実施例1、ステップAの方法に従って調製した;5.8mg、0.017mmol)およびDIEA(6.7mg、0.051mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で1時間撹拌した。反応物をサンプレットに充填し、0〜90%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(6.8mg、0.012mmol、収率70%)。(MS(apci)m/z=568.2(M+H)。
【0790】
実施例277
【化306】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((S)−1,1,1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例12、ステップDに記載される方法により、フェニル3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りに、(S)−フェニル3−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使用して調製した。物質を、0〜70%アセトニトリル/H
2Oを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(7.7mg、0.013mmol、収率75%)。MS(apci)m/z=598.3(M+H)。
【0791】
実施例278
【化307】
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1−(4−クロロ−1’−メチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((R)−1,1,1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:
(S)−3−((3S,4R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルメタンスルホネートの調製。(tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメート(1000mg、3.352mmol)、(S)−2−(トリフルオロメチル)オキシラン(413.2mg、3.687mmol)およびDIEA(866.4mg、6.704mmol)を、2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で一晩撹拌した。塩化メタンスルホニル(285.4μL、3.687mmol)を添加し、反応物を1時間撹拌した。追加の塩化メタンスルホニル(285.4μL、3.687mmol)を、さらに2回、それぞれ20分間撹拌しながら添加した。反応物をサンプレットに充填し、0〜80%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(1194mg、2.444mmol、72.収率92%)。(MS(apci)m/z=411.1(M+H)。
【0792】
ステップB:
(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((R)−1,1,1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−アミンの調製。N,N,N−トリメチルヘキサデカン−1−アミニウム水素−サルフェート(281mg、0.737mmol)および(S)−3−((3S,4R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルメタンスルホネート(180mg、0.368mmol)を、圧力容器中の10mLのMeOHで合わせ、170℃で20時間加熱した。反応物をサンプレットに充填し、0〜95%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(67mg、0.207mmol、収率56.1%)。(MS(apci)m/z=425.1(M+H)。
【0793】
ステップC:
1−(4−クロロ−1’−メチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((R)−1,1,1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)尿素。フェニル4−クロロ−1’−メチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イルカルバメート(25mg、0.0635mmol)、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((R)−1,1,1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(27.7mg、0.069mmol)およびDIEA(24.6mg、0.190mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で1時間撹拌した。反応物をサンプレットに充填し、0〜80%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(17.2mg、0.0276mmol、収率43.4%)。(MS(apci)m/z=624.2(M+H)。
【0794】
実施例279
【化308】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((R)−1,1,1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例14、ステップCに記載される方法により、フェニル4−クロロ−1’−メチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イルカルバメートの代りに、(S)−フェニル3−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使用して調製した。物質を、0〜75%アセトニトリル/H
2Oを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(13.0mg、0.0218mmol、収率95.1%)。MS(apci)m/z=598.3(M+H)。
【0795】
以下の化合物を、適切な出発物質を使用し、実施例52の方法に従って調製した。
【表1I】
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【0796】
以下の化合物を、適切な出発物質を使用し、実施例1、ステップBの方法に従って調製した。
【表1J-1】
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【表1J-2】
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【表1J-3】
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【表1J-4】
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【表1J-5】
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【表1J-6】
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【表1J-7】
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【表1J-8】
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【表1J-9】
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【表1J-10】
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【表1J-11】
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【表1J-12】
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【表1J-13】
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【表1J-14】
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【表1J-15】
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【表1J-16】
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【表1J-17】
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【表1J-18】
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【表1J-19】
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【表1J-20】
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【表1J-21】
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【表1J-22】
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【表1J-23】
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【表1J-24】
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【表1J-25】
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【表1J-26】
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【表1J-27】
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【表1J-28】
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【表1J-29】
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【表1J-30】
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【表1J-31】
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【表1J-32】
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【0797】
以下の化合物を、適切なハロゲン化ピラゾールカルバメート出発物質を使用し、実施例1、ステップBの方法に従って調製した。
【表1K-1】
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【表1K-2】
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【表1K-3】
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【表1K-4】
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【表1K-5】
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【表1K-6】
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【表1K-7】
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【表1K-8】
[この文献は図面を表示できません]
【表1K-9】
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【表1K-10】
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【0798】
実施例441
【化309】
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1−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
DMA(428μL)中の(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製L1;40mg、0.13mmol)懸濁液に、DIEA(112μL、0.64mmol)を添加し、透明溶液を得た。この溶液に、フェニル1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イルカルバメート(中間体199;53mg、0.14mmol)を添加した。一晩撹拌した後、反応物を、逆相クロマトグラフィー(C18、5〜42%アセトニトリル/水)により直接精製して、白色固体の、1−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素を得た(42mg、63%)。MS(apci)m/z=518.3(M+H)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3) δ 7.85(s、1H)、7.74(s、1H)、7.48−7.5(m、2H)、7.34−7.38(m、2H)、7.27−7.31(m、1H)、7.05−7.1(m、2H)、6.81−6.85(m、2H)、5.37(brs、1H)、4.27(brs、1H)、3.96(s、3H)、3.33−3.43(m、2H)、3.25(brs、3H)、3.16−3.19(m、1H)、2.98(brs、1H)、2.70−2.83(m、2H)、2.49−2.65(m、2H)、2.27(t、1H)、2.09(s、3H)。
【0799】
実施例442
【化310】
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1−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例441に記載される方法に従って、ステップFにおいて、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を、(3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩に置き換えて調製した。MS(apci)m/z=536.3(M+H)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3) δ 7.86(s、1H)、7.74(s、1H)、7.49−7.52(m、2H)、7.36−7.41(m、2H)、7.28−7.33(m、1H)、6.62−6.70(m、3H)、5.33(brs、1H)、4.27(brs、1H)、3.96(s、3H)、3.36−3.45(m、2H)、3.27(brs、3H)、3.15−3.20(m、1H)、2.96(brs、1H)、2.72−2.81(m、2H)、2.54−2.67(m、2H)、2.31(t、1H)、2.11(s、3H)。
【0800】
実施例443
【化311】
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1−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例441に記載される方法に従って、ステップFにおいて、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を、(3S,4R)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩に置き換えて調製した。MS(apci)m/z=554.3(M+H)。
【0801】
実施例444
【化312】
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1−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例441に記載される方法に従って、ステップFにおいて、(3S,4R)−4−(2,4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩に置き換えて調製した。MS(apci)m/z=554.3(M+H)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3) δ 7.86(s、1H)、7.74(s、1H)、7.48−7.52(m、2H)、7.34−7.39(m、2H)、7.28−7.32(m、1H)、6.92−7.04(m、2H)、6.81−6.85(m、1H)、5.32(brs、1H)、4.24(brs、1H)、3.96(s、3H)、3.38−3.40(m、2H)、3.26(brs、3H)、3.12−3.17(m、1H)、2.91(brs、1H)、2.72−2.77(m、2H)、2.52−2.66(m、2H)、2.27(t、1H)、2.1(s、3H)。
【0802】
実施例445
【化313】
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1−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例441に記載される方法に従って、ステップFにおいて、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を、(3S,4R)−4−(フェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩に置き換えて調製した。MS(apci)m/z=500.3(M+H)。
【0803】
実施例446
【化314】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−(4−メトキシベンジル)−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素
実施例441に記載される方法に従って、ステップFにおいて、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を、(3S,4R)−4−(3,4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩に置き換え、およびフェニル1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イルカルバメートを、フェニル(1’−(4−メトキシベンジル)−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)カルバメートに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=642.3(M+H)。
【0804】
実施例447
【化315】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−(4−メトキシベンジル)−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素トリフルオロアセテート
圧力容器中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−(4−メトキシベンジル)−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)尿素(300mg、0.468mmol)およびTFA(720μL、9.35mmol)混合物を、密封し、60℃で加熱した。反応物を18時間加熱し、次いで冷却し、エーテル(30mL)を添加し、得られた混合物を超音波処理して、ベージュ固体の粗生成物を得た。固体を、最少量のMeOH中に溶解し、逆相クロマトグラフィー(C18、5〜35%〜50%アセトニトリル/水)により精製して、トリフレート塩として、1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−(4−メトキシベンジル)−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素を得た(135mg.38%)。
【0805】
実施例448
【化316】
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2−(4−クロロ−5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸エチル
ステップA:
2−(4−クロロ−5−((フェノキシカルボニル)アミノ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸エチルおよびフェニル(3−(2−((フェノキシカルボニル)オキシ)エチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートの調製:EtOAc(10mL)中の2−(5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)エタノール(中間体161、242mg、1.191mmol)溶液に、水酸化ナトリウム水溶液(2M、1.19mL、2.38mmol)、次いでフェニルカルボノクロリデート(0.179mL、1.43mmol)を添加した。反応物を周囲温度で4時間撹拌し、次いで相を分離した。有機相を、H
2O(5mL)、ブライン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、2つの成分:2−(4−クロロ−5−((フェノキシカルボニル)アミノ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸エチル;およびフェニル(3−(2−((フェノキシカルボニル)オキシ)エチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメート;の混合物である、黄褐色固体の生成物を得(250mg)、それを精製することなく次のステップで使用した。
【0806】
ステップB:
2−(4−クロロ−5−((フェノキシカルボニル)アミノ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸エチルおよびフェニル(4−クロロ−3−(2−((フェノキシカルボニル)オキシ)エチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートの調製:DCM(10mL)中の2−(4−クロロ−5−((フェノキシカルボニル)アミノ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸エチルおよびフェニル(3−(2−((フェノキシカルボニル)オキシ)エチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメート(250mg、0.773mmol)溶液に、ピリジニウム4−メチルベンゼンスルホネート(PPTS)(19.4mg、0.077mmol)およびn−クロロスクシンイミド(155mg、1.16mmol)を添加した。反応物を周囲温度で4日間撹拌し、次いでH
2O(10mL)で希釈し、相分離し、水相をDCM(2x20mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥し(MgSO
4)、濾過し、濃縮した。未精製の油を、40%アセトン/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、2つの成分:2−(4−クロロ−5−((フェノキシカルボニル)アミノ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸エチル、MS(apci)m/z=400.1(M+H);およびフェニル(4−クロロ−3−(2−((フェノキシカルボニル)オキシ)エチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメート、MS(apci)m/z=478.1(M+H);の混合物である、橙色油状の生成物を得た(63mg)。
【0807】
ステップC:
2−(4−クロロ−5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸エチルの調製:DMA(0.6mL)中の(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製F、52mg、0.158mmol)溶液に、DIEA(0.110mL、0.630mmol)を添加し、2−(4−クロロ−5−((フェノキシカルボニル)アミノ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸エチルおよびフェニル(4−クロロ−3−(2−((フェノキシカルボニル)オキシ)エチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメート(63mg)混合物を添加した。反応混合物を周囲温度で2時間撹拌し、次いで、5〜80%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製し、ピーク1を回収して、橙色固体の表題化合物を得た(21.8mg)。MS(apci)m/z=562.2(M+H)。
【0808】
実施例449
【化317】
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1−(4−クロロ−3−(2−ヒドロキシエチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:
2−(4−クロロ−5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)エチルフェニルカルボネートの調製:実施例448、ステップCで得た反応混合物を、5〜80%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製し、ピーク2を回収して、淡黄色ゴム状の表題化合物を得た(28mg)。MS(apci)m/z=640.2(M+H)。
【0809】
ステップB:
1−(4−クロロ−3−(2−ヒドロキシエチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:THF(2mL)およびMeOH(1mL)中の2−(4−クロロ−5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)エチルフェニルカルボネート(28mg、0.044mmol)溶液に、LiOH水溶液(2M、0.066mL、0.132mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で2時間撹拌し、次いでHCl水溶液(2M、0.06mL)およびH
2O(5mL)で希釈し、DCM(10mL)で抽出し、次いで10:90 MeOH/DCM(2x10mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥し(MgSO
4)、濾過し、濃縮した。粗生成物を、0〜10%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、オフホワイト固体の生成物を得た(14mg、収率61%)。MS(apci)m/z=520.2(M+H)。
【0810】
実施例450
【化318】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(cis−3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
cis−およびtrans−1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:DMA(1mL)およびDIEA(0.142mL、0.815mmol)中の(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製F、67mg、0.204mmol)溶液に、フェニル3−(3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体209;74mg、0.204mmol)を添加し、反応混合物を、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を5〜70%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、白色固体の生成物を得た(59mg、収率55%)。MS(apci)m/z=526.3(M+H)。
【0811】
ステップB:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(cis−3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)の調製:cis−およびtrans−1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(55mg、0.105mmol)混合物を、10%EtOH/ヘキサンで溶出するベンズアミドカラム(プリンストンアナリティカル社(Princeton Analytical)、4.6mmx250mm、5μm)上の分取HPLCにより分離した。ピーク1を回収して、白色固体の表題化合物を得た(21.1mg、収率38%)。MS(apci)m/z=526.3(M+H)。
1H NMR(d
6−DMSO) δ 7.79(brs、1H)、7.42(m、4H)、7.30(m、3H)、7.06(m、1H)、6.70(d、1H)、5.06(d、1H)、4.04(m、2H)、3.43(t、2H)、3.24(s、3H)、3.05(m、2H)、2.85(m、2H)、2.47−2.66(m、6H)、2.08(m、2H)、1.77(s、3H)。
【0812】
実施例451
【化320】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(trans−3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
cisおよびtransヒドロキシシクロブチルジアステレオマー1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(実施例450、ステップA、55mg、0.105mmol)の混合物を、10%EtOH/ヘキサンで溶出する、ベンズアミドカラム(プリンストンアナリティカル社(Princeton Analytical)、4.6mmx250mm、5μm)上の分取HPLCにより分離した。Peak2を回収して、白色固体の表題化合物を得た(27.5mg、収率50%)。MS(apci)m/z=526.3(M+H)。
1H NMR(d
6−DMSO) δ 7.80(brs、1H)、7.42(m、4H)、7.31(m、3H)、7.06(m、1H)、6.70(d、1H)、5.02(d、1H)、4.33(m、1H)、4.04(m、1H)、3.43(t、2H)、3.34(m、1H)、3.24(s、3H)、3.05(m、2H)、2.88(t、1H)、2.43−2.67(m、6H)、2.19(m、2H)、1.74(s、3H)。
【0813】
実施例452
【化321】
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1−(4−クロロ−3−(cis−3−ヒドロキシシクロブチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:
cis−およびtrans−1−(4−クロロ−3−(3−ヒドロキシシクロブチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素:実施例450、ステップAに記載される方法に従って、ステップAの、フェニル3−(3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを、フェニル(4−クロロ−3−(3−ヒドロキシシクロブチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメート(中間体238)に置き換えて調製し、cisおよびtransヒドロキシシクロブチルジアステレオマーの混合物として、生成物を得た。MS(apci)m/z=546.2(M+H)。
【0814】
ステップB:
1−(4−クロロ−3−(cis−3−ヒドロキシシクロブチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:cisおよびtransヒドロキシシクロブチルジアステレオマー1−(4−クロロ−3−(3−ヒドロキシシクロブチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素(41mg、0.075mmol)混合物を、EtOH/ヘキサンで溶出する、DEAPカラム(プリンストンアナリティカル社(Princeton Analytical)、4.6mmx250mm、5μm)上の分取HPLCにより分離した。ピーク1を回収して、白色固体の表題化合物を得た(10.2mg、収率25%)。MS(apci)m/z=546.2(M+H)。
1H NMR(CDCl
3)7.50(d、2H)、7.41(t、2H)、7.30(m、1H)、7.05(m、1H)、6.97(m、1H)、6.86(m、1H)、5.48(m、1H)、4.30(m、1H)、3.43(brm、2H)、3.33(m、1H)、3.25(brm、2H)、3.10(m、2H)、2.96(brm、1H)、2.60−2.83(m5H)、2.33(m、3H)。
【0815】
実施例453
【化322】
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1−(4−クロロ−3−((1r,3S)−3−ヒドロキシシクロブチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−(trans−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
cisおよびtrans−1−(4−クロロ−3−(3−ヒドロキシシクロブチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素(実施例452、ステップA、41mg、0.075mmol)混合物を、10%EtOH/ヘキサンで溶出する、DEAPカラム(プリンストンアナリティカル社(Princeton Analytical)、4.6mmx250mm、5μm)上の分取HPLCにより分離した。ピーク1を回収して、白色固体の表題化合物を得た(16.4mg、収率40%)。MS(apci)m/z=546.2(M+H)。
1H NMR(CDCl
3)7.51(d、2H)、7.41(t、2H)、7.33(m、1H)、7.04(m、1H)、6.96(m、1H)、6.85(m、1H)、5.53(brd、1H)、4.65(m、1H)、3.60(m、1H)、3.41(brm、2H)、3.25(brm、5H)、3.08(brm、1H)、2.89(brm、1H)、2.57−2.77(m、7H)、2.37(m、3H)。
【0816】
実施例454
【化323】
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1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(cis−3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
cisおよびtrans−1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:実施例450、ステップAに記載される方法に従って、ステップAの(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製K)に置き換えて調製し、cisおよびtransヒドロキシシクロブチルジアステレオマーの混合物として、生成物を得た。MS(apci)m/z=508.3(M+H)。
【0817】
ステップB:
1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(cis−3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:cisおよびtrans−1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(49mg、0.096mmol)混合物を、移動相として95%CO
2および5%の80/20/0.1 MeOH/IPA/ジエチルアミンを用いる、シアノカラム(YMC−PackCN、250x20mm、10μm)上の超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)により分離した。ピーク1を回収して、白色固体の表題化合物を得た(16.4mg、収率34%)。MS(apci)m/z=508.2(M+H)。
1H NMR(d
6−DMSO) δ 7.85(brs、1H)、7.42(m、4H)、7.28(m、3H)、7.10(t、2H)、6.75(brd、1H)、5.06(brs、1H)、4.04(m、2H)、3.42(t、2H)、3.24(s、3H)、3.06(m、2H)、2.84(m、2H)、2.46−2.64(m、6H)、2.08(m、2H)、1.76(s、3H)。
【0818】
実施例455
【化324】
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1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(trans−3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
cisおよびtrans−1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(実施例454、ステップA、49mg、0.096mmol)混合物を、移動相として95%CO
2および5%の80/20/0.1 MeOH/IPA/ジエチルアミンを用いる、シアノカラム(YMC−PackCN、250x20mm、10μm)上の超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)により分離した。ピーク2を回収して、白色固体の表題化合物を得た(19.0mg、収率39%)。MS(apci)m/z=508.2(M+H)。
1H NMR(d
6−DMSO) δ 7.86(brs、1H)、7.42(m、4H)、7.28(m、3H)、7.10(t、2H)、6.75(brd、1H)、5.03(brs、1H)、4.33(m、1H)、4.03(m、1H)、3.42(t、2H)、3.34(m、1H)、3.24(s、3H)、3.07(m、2H)、2.84(t、1H)、2.43−2.64(m、6H)、2.19(m、2H)、1.73(s、3H)。
【0819】
実施例456
【化325】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(cis−3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
cisおよびtrans−1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−meth−オキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:実施例450、ステップAに記載される方法に従って、ステップAの、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を、(3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製E)に置き換えて調製して、cisおよびtransヒドロキシシクロブチルジアステレオマーの混合物として、生成物を得た。MS(apci)m/z=526.3(M+H)。
【0820】
ステップB:
1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(cis−3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:cisおよびtransヒドロキシシクロブチルジアステレオマー1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(53mg、0.10mmol)混合物を、移動相として95%CO
2および5%の80/20/0.1 MeOH/IPA/ジエチルアミンを用いる、シアノカラム(YMC−PackCN、250x20mm、10μm)上の超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)により分離した。ピーク1を回収して、白色固体(17.6mg、収率33%)の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=526.2(M+H)。
1H NMR(d
6−DMSO) δ 7.95(brs、1H)、7.45(d、2H)、7.39(t、2H)、7.28(t、1H)、7.05(tt、1H)、6.97(m、2H)、6.85(m、1H)、5.08(brs、1H)、4.05(m、2H)、3.43(t、2H)、3.24(s、3H)、3.08(m、1H)、3.02(m、1H)、2.89(m、1H)、2.84(m、1H)、2.45−2.65(m、6H)、2.08(m、2H)、1.77(s、3H)。
【0821】
実施例457
【化326】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(trans−3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
cisおよびtransヒドロキシシクロブチルジアステレオマー1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(実施例456、ステップA、53mg、0.10mmol)混合物を、移動相として95%CO
2および5%の80/20/0.1 MeOH/IPA/ジエチルアミンを用いる、シアノカラム(YMC−PackCN、250x20mm、10μm)上の超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)により分離した。ピーク2を回収して、白色固体の表題化合物を得た(20.7mg、収率39%)。MS(apci)m/z=526.2(M+H)。
1H NMR(d
6−DMSO) δ 7.96(brs、1H)、7.46(d、2H)、7.40(t、2H)、7.28(t、1H)、7.05(tt、1H)、6.97(m、2H)、6.85(m、1H)、5.04(brs、1H)、4.34(m、1H)、4.06(m、1H)、3.43(t、2H)、3.35(m、1H)、3.24(s、3H)、3.09(q、1H)、3.02(t、1H)、2.90(t、1H)、2.44−2.66(m、6H)、2.19(m、2H)、1.74(s、3H)。
【0822】
実施例458
【化327】
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5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
THF(4mL)およびMeOH(2mL)中のエチル5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシ−エチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート(実施例291;333mg、6.21mmol)溶液に、LiOH水溶液(2M、0.95mL、1.89mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で4時間撹拌し、次いで減圧下で部分的に濃縮し、次いでHCl水溶液(1M、1mL)で中和した。懸濁液を濾過し、白色の沈殿を回収して、白色固体の表題化合物を得た(247mg、収率78%)。MS(apci)m/z=500.2(M+H)。
【0823】
実施例459
【化328】
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5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−N,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
DMF(0.5mL)中の5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(実施例458、25mg、0.050mmol)溶液に、DIEA(0.026mL、0.150mmol)、メタンアミン塩酸塩(6.8mg、0.100mmol)、次いでHATU(20.9mg、0.055mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で19時間撹拌した。反応混合物を、5〜60%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製し、白色固体の生成物を得た(13.5mg、収率53%)。MS(apci)m/z=513.3(M+H)。
【0824】
実施例460
【化329】
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5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−N,N,4−トリメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
実施例459に記載される方法に従って、メタンアミン塩酸塩を、ジメチルアミン(THF中2M)に置き換えて調製し、白色固体の生成物を得た(13.0 mg、収率49%)。MS(apci)m/z=527.2(M+H)。
【0825】
実施例461
【化330】
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5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−N−エチル−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
実施例459に記載される方法に従って、メタンアミン塩酸塩を、エタンアミン(THF中2M)に置き換えて調製し、白色固体の生成物を得た(11.2mg、収率48%)。MS(apci)m/z=527.2(M+H)。
【0826】
実施例462
【化331】
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5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−N−イソプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
実施例459に記載される方法に従って、メタンアミン塩酸塩を、プロパン−2−アミンに置き換えて調製し、白色固体の生成物を得た(5.6mg、収率24%)。MS(apci)m/z=541.3(M+H)。
【0827】
実施例463
【化332】
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5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
濃H
2SO
4(0.2mL)中の1−(3−シアノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素(実施例349、25mg、0.52mmol)溶液を、周囲温度で20時間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、NaOH水溶液(15重量%、4mL)の添加により中和し、次いで10%MeOH/DCM(3x10mL)で抽出し、合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を、5〜60%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の生成物を得た(1.4mg、収率5%)。MS(apci)m/z=499.2(M+H)。
【0828】
実施例464
【化333】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−(ヒドロキシメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
エチル5−(3−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートの調製:DCM(1mL)中のエチル5−アミノ−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(中間体174、68mg、0.25mmol)溶液に、DIEA(0.086mL、0.49mmol)、次いでトリホスゲン(26mg、0.086mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で2時間撹拌し、次いで追加のトリホスゲン(26mg、0.086mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で22時間撹拌し、次いで追加のトリホスゲン(26mg、0.086mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で、さらに5時間撹拌し、次いでDCM(0.5mL)中の(3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製E、81mg、0.25mmol)およびDIEA(0.13mL、0.74mmol)溶液を添加した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮し、5〜70%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の生成物を得た(12mg、収率9%)。MS(apci)m/z=558.3(M+H)。
【0829】
ステップB:
1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−(ヒドロキシメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:N
2下、0℃まで冷却した、THF(2mL)中のエチル5−(3−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(18mg、0.032mmol)溶液に、LiAlH
4(トルエン中1Mのbis−THF、0.032mL、0.032mmol)を添加した。反応混合物を0℃で2時間撹拌し、次いで周囲温度で90分間撹拌し、次いで0℃まで冷却し、H
2O(0.005mL)、5μLのNaOH水溶液(1M、0.005mL)、次いでH
2O(0.015mL)の添加によりクエンチし、10分間撹拌し、次いで濾過し、THFで漱ぎ(2x5mL)、濃縮した。粗生成物を、分取TLC(0.5mmプレート、5%MeOH/DCMで溶出した)により精製し、無色残渣の生成物を得た(1.6mg、収率10%)。MS(apci)m/z=516.3(M+H)。
【0830】
実施例465
【化334】
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1−((3S,4R)−4−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)尿素
ラセミ混合物1−(trans−4−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)尿素(実施例293、30mg、0.054mmol)を、10%EtOH/ヘキサンで溶出するキラルHPLC(Chiralcel ODカラム)により分離した。ピーク1を回収して、白色固体の表題化合物を得た(9.8mg、収率33%)。MS(apci)m/z=552.2(M+H)。
【0831】
実施例466
【化335】
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1−((3S,4R)−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)尿素
ラセミ混合物1−(trans−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)尿素(実施例294、42mg、0.076mmol)を、10%EtOH/ヘキサンで溶出するキラルHPLC(Chiralcel ODカラム)により分離した。ピーク1を回収して、白色固体の表題化合物を得た(17.1mg、収率41%)。MS(apci)m/z=552.2(M+H)。
【0832】
実施例467
【化336】
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1−((3S,4R)−4−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)尿素
ラセミ混合物1−(trans−4−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)尿素(実施例295、32mg、0.058mmol)を、15%EtOH/ヘキサンで溶出するキラルHPLC(キラルパック(Chiralpak IAカラム)により分離した。ピーク2を回収して、白色固体の表題化合物を得た(12.5mg、収率39%)。MS(apci)m/z=552.2(M+H)。
【0833】
実施例468
【化337】
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メチル2−((3R,4S)−3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)ウレイド)ピロリジン−1−イル)アセテート
実施例191に記載される方法に従って、ステップAの2−ブロモエタノールを、メチル2−ブロモアセタ−トに置き換え、およびステップCのフェニル3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを、フェニル3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体P135から出発し、実施例1、ステップAに従って調製した)に置き換えて調製し、白色固体の生成物を得た(23mg、収率50%)。MS(apci)m/z=514.2(M+H)。
【0834】
実施例469
【化338】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例191に記載される方法に従って、ステップAの、2−ブロモエタノールを、3−ブロモ−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オールに置き換え、およびステップCの、フェニル3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを、フェニル3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体P135から出発し、実施例1、ステップAに従って調製した)に置き換えて調製し、白色固体の生成物を得た(38mg、収率78%)。MS(apci)m/z=554.2(M+H)。
【0835】
実施例470
【化339】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−ヒドロキシプロピル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例191に記載される方法に従って、ステップAの2−ブロモエタノールを、1−クロロプロパン−2−オール(アルドリッチ社(Aldrich)、70%純度;25%未満の2−クロロプロパン−1−オールを含む)に置き換え、およびステップCのフェニル3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを、フェニル3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体P135から出発し、実施例1、ステップAに従って調製した)に置き換えて調製し、白色固体の生成物を得た(10mg、収率53%)。MS(apci)m/z=500.2(M+H)。
【0836】
実施例471
【化340】
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1−((3S,4R)−1−(2−シアノエチル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例191に記載される方法に従って、ステップAのアクリロニトリルを、1−クロロプロパン−2−オールに置き換え、およびステップCのフェニル3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを、フェニル3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体P135から出発し、実施例1、ステップAに従って調製した)に置き換えて調製し、白色固体の生成物を得た(16mg、収率59%)。MS(apci)m/z=459.3(M+H)。
【0837】
実施例472
【化341】
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2−((3R,4S)−3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)ウレイド)ピロリジン−1−イル)−N−メチルアセトアミド
ステップA:
2−((3R,4S)−3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)ウレイド)ピロリジン−1−イル)酢酸の調製:THF(0.8mL)およびMeOH(0.4mL)中のメチル2−((3R,4S)−3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)ウレイド)ピロリジン−1−イル)アセテート(実施例468;15mg、0.029mmol)溶液に、LiOH水溶液(2M、0.044mL、0.088mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で3時間撹拌し、次いでHCl水溶液(1M、1mL)およびブライン(2mL)で希釈し、DCMで抽出した(2x5mL)。合わせた有機抽出物を乾燥し(MgSO
4)、濾過し、濃縮して、オフホワイト固体の生成物を得た(13.0mg、収率89%)。MS(apci)m/z=500.2(M+H)。
【0838】
ステップB:
2−((3R,4S)−3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)ウレイド)ピロリジン−1−イル)−N−メチルアセトアミドの調製:DMF(0.5mL)中の2−((3R,4S)−3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)ウレイド)ピロリジン−1−イル)酢酸(7.4mg、0.015mmol)懸濁液に、N−メチルモルホリン(0.005mL、0.044mmol)、メチルアミン(THF中2M、0.009mL、0.018mmol)次いでHATU(6.8mg、0.018mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で19時間撹拌し、次いで5〜70%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、白色固体の表題化合物を得た(4.2mg、収率55%)。MS(apci)m/z=513.3(M+H)。
【0839】
実施例473
【化342】
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1−(1−シクロヘキシル−3,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:
1−シクロヘキシル−3,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:エタノール(30mL)中のシクロヘキシルヒドラジン塩酸塩(0.465g、3.09mmol)懸濁液に、2−オキソシクロペンタンカルボニトリル(0.30g、3.09mmol)を添加した。混合物を還流するまで18時間加熱し、次いで周囲温度まで冷却し、真空中で濃縮した。残渣を、飽和NaHCO
3(30mL)とEtOAc(30mL)に分配した。水層をEtOAcで抽出し(2x20mL)、合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、クリーム色固体の、1−シクロヘキシル−3,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミンを得た(0.523g、収率88%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 3.78−3.93(m、1H)、3.13(brs、2H)、2.12(s、3H)、1.85−1.95(m、6H)、1.83(s、3H)、1.63−1.73(m、1H)、1.18−1.44(m、3H)ppm。
【0840】
ステップB:
フェニル(1−シクロヘキシル−3,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートの調製:EtOAc(5mL)中の1−シクロヘキシル−3,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(200mg、1.04mmol)溶液に、2NのNaOH(1.04mL、2.1mmol)を添加し、その後フェニルクロロホルメート(182μL、1.45mmol)を添加した。混合物を周囲温度で5時間撹拌し、次いで水(30mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(3x20mL)。合わせた有機相を、飽和NaHCO
3(20mL)およびブライン(20mL)で洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮して、淡紫色泡状の、フェニル(1−シクロヘキシル−3,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートを得、それを、定量的収率を想定して、さらに精製することなく使用した。
【0841】
ステップC:
1−(1−シクロヘキシル−3,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:DMA(2mL)中の(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)(50mg、0.15mmol)およびフェニル(1−シクロヘキシル−3,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメート(52mg、0.17mmol)溶液に、DIEA(93μL、0.53mmol)を添加した。混合物を周囲温度で18時間撹拌し、次いで飽和NH
4Cl(20mL)とEtOAc(20mL)に分配し、水層をEtOAcで抽出した(2x10mL)。合わせた有機相を、水(5x10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、2%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色ガラス状の表題化合物を得た(42mg、収率58%)。MS(apci)m/z=476.3(M+H)。
【0842】
実施例474
【化343】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
(2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)メタノールの調製:THF(100mL)中の2−(ヒドロキシメチル)プロパン−1,3−ジオール(5.0g、47.1mmol)懸濁液に、p−トルエンスルホン酸一水和物(269mg、1.41mmol)、その後2,2−ジメトキシプロパン(6.72mL、54.7mmol)を添加した。混合物を周囲温度で3時間撹拌し、次いでさらに200mgのp−トルエンスルホン酸一水和物を添加し、撹拌をさらに60時間継続した。溶液をトリエチルアミン(3mL)で処理し、次いで真空中で濃縮した。残渣を、5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色液体の(2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)メタノールを得た(5.04g、収率73%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 4.02(dd、J=12.0、4.1Hz、2H)、3.74−3.80(m、4H)、1.90(t、J=5.1Hz、1H)、1.80−1.88(m、1H)、1.45(s、3H)、1.40(s、3H)ppm。
【0843】
ステップB:
(2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)メチルメタンスルホネートの調製:DCM(30mL)中の(2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)メタノール(1.0g、6.84mmol)溶液に、0℃でトリエチルアミン(1.43mL、10.3mmol)を添加し、その後、塩化メシル(0.58mL、7.52mmol)を添加した。混合物を、18時間に渡り撹拌しながら、周囲温度までゆっくりと昇温させた。混合物を、0.5MのHCl(40mL)とDCM(20mL)に分配し、水層をDCM(2x20mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、無色油状の(2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)メチルメタンスルホネートを得た(1.29g、収率84%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 4.42(d、J=7.3Hz、2H)、4.08(dd、J=12.5、3.5Hz、2H)、3.77(dd、J=12.5、3.9Hz、2H)、3.04(s、3H)、1.98−2.03(m、1H)、1.46(s、3H)、1.39(s、3H)ppm。
【0844】
ステップC:
3−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)メトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:DMF(5mL)中の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オン(中間体P135、ステップA;500mg、2.64mmol)溶液に、K
2CO
3(1.10g、7.93mmol)を添加し、その後、DMF(2mL)中の(2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)メチルメタンスルホネート(711mg、3.17mmol)溶液を添加した。混合物を50℃で18時間撹拌し、次いで冷却し、水(30mL)で処理し、EtOAcで抽出した(3x20mL)。合わせた有機相を水(5x10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、4:1〜2:1 ヘキサン/EtOAcで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、黄色ゴム状の、3−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)メトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンを得た(198mg、24%)。MS(apci)m/z=318.1(M+H)。
【0845】
ステップD:
フェニル(3−(3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートの調製:EtOAc(5mL)中の、3−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)メトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(198mg、0.62mmol)溶液に、2MのNaOH(780μL、1.56mmol)、その後フェニルクロロホルメート(117μL、0.94mmol)を添加した。混合物を周囲温度で18時間撹拌し、次いで水(20mL)とEtOAc(20mL)に分配し、水層をEtOAcで抽出した(2x20mL)。合わせた有機相を、飽和NaHCO
3(20mL)およびブライン(20mL)で洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、2〜4%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、クリーム色泡状の、(3−(3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートを得た(75mg、収率30%)。MS(apci)m/z=398.2(M+H)。
【0846】
ステップE:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:実施例473、ステップCの方法に従って、フェニル(1−シクロヘキシル−3,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートを、(3−(3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートに置き換えて調製した。物質を、2〜5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、無色ガラス状の表題化合物を得た(26mg、収率55%)。MS(apci)m/z=560.3(M+H)。
【0847】
実施例475
【化344】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
4−メチル−1−フェニル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:実施例474、ステップCの方法に従って、(2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)メチルメタンスルホネートを、1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタンに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=272.1(M+H)。
【0848】
ステップB:
フェニル(4−メチル−1−フェニル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートの調製:実施例474、ステップDの方法に従って、3−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)メトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンを、4−メチル−1−フェニル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−5−アミンに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=392.1(M+H)。
【0849】
ステップC:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:実施例473、ステップCの方法に従って、フェニル(1−シクロヘキシル−3,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートを、フェニル(4−メチル−1−フェニル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートに置き換えて調製した。物質を、5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィー、その後分取HPLC(5〜95%のACN/H
2O/0.1%TFA、20分間に渡る)により精製して、抽出処理(DCM/1N NaOH)の後、白色固体の表題化合物を得た(16mg、収率38%)。MS(apci)m/z=554.2(M+H)。
【0850】
実施例476
【化345】
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1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例475の方法に従って、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製K)に置き換えて調製した。物質を、2%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の表題化合物を得た。(56mg、収率65%)。MS(apci)m/z=536.2(M+H)。
【0851】
実施例477
【化346】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例475の方法に従って、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を、(3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミントリフルオロアセテート(調製E)に置き換えて調製した。物質を、2%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、無色ガラス状の表題化合物を得た(53mg、収率63%)。MS(apci)m/z=554.2(M+H)。
【0852】
実施例478
【化347】
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1−(3−(2,2−ジフルオロエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例475の方法に従って、ステップAの、1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタンを、1,1−ジフルオロ−2−ヨードエタンに置き換えて調製した。物質を、2%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の表題化合物を得た(55mg、収率68%)。(MS(apci)m/z=536.2(M+H)。
【0853】
実施例479
【化348】
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1−(4−クロロ−1−フェニル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−フェニル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:実施例475の方法に従って、5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オン(中間体P135、ステップA)を、5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オン(中間体P136、ステップA)に置き換えて調製した。
【0854】
ステップB:
1−(4−クロロ−1−フェニル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:DCM(1mL)中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−フェニル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(50mg、0.09mmol)溶液に、N−クロロスクシンイミド(15mg、0.11mmol)を添加し、その後ピリジン−1−イウム4−メチルベンゼンスルホネート(2mg、0.009mmol)を添加した。混合物を周囲温度で18時間撹拌し、次いでさらに5mgのN−クロロスクシンイミドで処理し、2.5時間撹拌した。混合物を、飽和NaHCO
3(20mL)とDCM(20mL)に分配し、水層をDCM(2x10mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮した。残渣を、2.5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、淡黄色泡状の表題化合物を得た(28mg、収率53%)。MS(apci)m/z=574.2(M+H)。
【0855】
実施例480
【化349】
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1−(4−クロロ−1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:
1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:実施例473、ステップAの方法に従って、シクロヘキシルヒドラジン塩酸塩を、フェニルヒドラジン塩酸塩に置き換え、および2−オキソシクロペンタンカルボニトリルを、3−オキソ−3−(ピリジン−2−イル)プロパンニトリルに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=237.1(M+H)。
【0856】
ステップB:
4−クロロ−1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン(300mg、1.27mmol)溶液を、DCM(20mL)中に溶解し、N−クロロスクシンイミド(187mg、1.40mmol)で処理し、その後ピリジン−1−イウム4−メチルベンゼンスルホネート(32mg、0.13mmol)で処理した。溶液を周囲温度で3時間撹拌し、次いでDCM(20mL)と飽和NaHCO
3(20mL)に分配し、水層をDCM(2x20mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、2:1 ヘキサン/EtOAcで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、淡紅色泡状の4−クロロ−1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンを得た(211mg、61%)。MS(apci)m/z=271.0(M+H)。
【0857】
ステップC:
1−(4−クロロ−1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:DCM(2mL)中の4−クロロ−1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン(37mg、0.14mmol)溶液に、トリホスゲン(21mg、0.07mmol)、その後DIEA(72μL、0.41mmol)を添加した。混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)(50mg、0.15mmol)で処理し、その後DIEA(72μL、0.41mmol)で処理した。さらに18時間撹拌したのち、混合物を飽和NH
4Cl(20mL)とDCM(20mL)に分配し、水層をDCM(2x10mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、2.5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィー、その後逆相HPLC(5〜95%ACN/水/0.5%TFA、20分間に渡る)により精製した。水性後処理(1NのNaOH/DCM)の後、白色固体の表題化合物(10mg、収率13%)を得た。MS(apci)m/z=553.2(M+)。
【0858】
実施例481
【化350】
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1−(4−クロロ−1−フェニル−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例480の方法に従って、ステップAの3−オキソ−3−(ピリジン−2−イル)プロパンニトリルを、3−オキソ−3−(ピリジン−4−イル)プロパンニトリルに置き換えて調製した。物質を、2%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィー、その後逆相HPLC(5〜95%ACN/水/0.5%TFA、20分間に渡る)により精製した。水性後処理(1N NaOH/DCM)の後、白色固体の表題化合物を得た(3mg、収率4%)。MS(apci)m/z=553.2(M+)。
【0859】
実施例482
【化351】
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1−(4−クロロ−1−フェニル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:
1−フェニル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:実施例480、ステップAの方法に従って、3−オキソ−3−(ピリジン−2−イル)プロパンニトリルを、3−オキソ−3−(ピリジン−3−イル)プロパンニトリルに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=237.1(M+H)。
【0860】
ステップB:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−フェニル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:DMF(2mL)中の1−フェニル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン(50mg、0.21mmol)およびCDI(72mg、0.44mmol)溶液に、DIEA(147μL、0.85mmol)を添加し、混合物を50℃で4時間撹拌した。冷却した混合物に、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)(146mg、0.44mmol)およびDIEA(147μL、0.85mmol)を添加し、周囲温度で18時間、撹拌を継続した。混合物を、飽和NH
4Cl(20mL)とEtOAc(20mL)に分配し、水層をEtOAc(2x10mL)で抽出した。合わせた有機相を水(5x10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の、1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−フェニル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(80mg、73%)を得た。MS(apci)m/z=519.3(M+H)。
【0861】
ステップC:
1−(4−クロロ−1−フェニル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:DCM(1mL)中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−フェニル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(40mg、0.08mmol)溶液に、N−クロロスクシンイミド(12mg、0.09mmol)、その後ピリジン−1−イウム4−メチルベンゼンスルホネート(2mg、0.008mmol)を添加した。混合物を周囲温度で18時間撹拌し、次いで飽和NaHCO
3(20mL)とDCM(20mL)に分配し、水層をDCM(2x10mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、2.5〜5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、淡黄色固体の表題化合物を得た。(16mg、収率38%)。MS(apci)m/z=553.2(M+)。
【0862】
実施例483
【化352】
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1−(4−ブロモ−1−フェニル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例482の方法に従って、ステップCの、N−クロロスクシンイミドを、N−ブロモスクシンイミドに置き換えて調製した。物質を、3%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、黄色固体の表題化合物を得た。(31mg、収率67%)。MS(apci)m/z=597.2(M+H)。
【0863】
実施例484
【化353】
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1−(4−ブロモ−1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:実施例480の方法に従って、ステップCの、4−クロロ−1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンを、1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=519.2(M+H)。
【0864】
ステップB:
1−(4−ブロモ−1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:実施例483の方法に従って、ステップCの、1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−フェニル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素を、1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素に置き換えて調製した。物質を、2.5〜5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、無色ガラス状の表題化合物を得た(14mg、収率40%)。MS(apci)m/z=597.2(M+)。
【0865】
実施例485
【化354】
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1−(4−クロロ−3−フェニル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例482の手順に従って、ステップAの、3−オキソ−3−(ピリジン−3−イル)プロパンニトリルを、3−オキソ−3−フェニルプロパンニトリルに置き換え、およびフェニルヒドラジン塩酸塩を、3−ヒドラジニルピリジン塩酸塩に置き換えて調製した。物質を、2.5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、ベージュ固体の表題化合物を得た(22mg、収率49%)。MS(apci)m/z=553.2(M+)。
【0866】
実施例486
【化355】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
2−メチル−3−オキソ−3−(ピリジン−3−イル)プロパンニトリルの調製:LiHMDS(13.6mL、1.0M/THF、13.6mmol)溶液を、N
2雰囲気下、−78℃まで冷却し、プロピオニトリル(991μL、13.9mmol)の液滴で処理した。得られた黄色のスラリーを、この温度で2時間撹拌し、次いでTHF(5mL)中エチルニコチネート(1.0g、6.62mmol)溶液の液滴で、10分間に渡り処理した。混合物を、18時間に渡り周囲温度までゆっくりと昇温させ、次いで氷冷水(100mL)中に注ぎ入れ、Et
2Oで抽出した(2x30mL)。水相を氷中で冷却し、1NのHClでpH5まで酸性化し、DCMで抽出した(3x30mL)。合わせたDCM抽出物を、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、黄色油状の2−メチル−3−オキソ−3−(ピリジン−3−イル)プロパンニトリルを得た(1.06g、収率100%)。MS(apci)m/z=161.1(M+H)。
【0867】
ステップB:
4−メチル−1−フェニル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:EtOH(30mL)中の2−メチル−3−オキソ−3−(ピリジン−3−イル)プロパンニトリル(1.06g、6.62mmol)およびフェニルヒドラジン塩酸塩(1.05g、7.28mmol)懸濁液を、還流で18時間撹拌し、次いで周囲温度まで冷却した。混合物を濃縮し、次いで飽和NaHCO
3(50mL)で処理し、DCMで抽出した(3x30mL)。合わせた有機相をブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、1:1〜1:2 ヘキサン/EtOAcで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、淡黄色泡状の4−メチル−1−フェニル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンを得た(984mg、収率59%)。MS(apci)m/z=251.1(M+H)。
【0868】
ステップC:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:DCM(2mL)中の4−メチル−1−フェニル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、0.40mmol)溶液に、トリホスゲン(59mg、0.20mmol)、その後DIEA(209uLμL1.20mmol)を添加した。混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F;145mg、0.44mmol)およびDIEA(209μL、1.20mmol)で処理した。周囲温度で18時間撹拌した後、混合物を、飽和NH
4Cl(20mL)とDCM(20mL)に分配し、水層をDCMで抽出した(2x10mL)。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、3〜4%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の表題化合物を得た(99mg、収率47%)。MS(apci)m/z=533.2(M+H)。
【0869】
以下の化合物を、実施例486に従って、ステップAのエチルニコチネートを適切な試薬に置き換え、また実施例490において、ステップBのフェニルヒドラジン塩酸塩を3−ヒドラジニルピリジン塩酸塩に置き換えて調製した。
【表1L-1】
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【表1L-2】
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【0870】
実施例492
【化356】
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1−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,3’−ビピラゾール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例491の手順に従って、ステップCの(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製K)に置き換えて調製した。物質を、3%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、淡黄色泡状の表題化合物を得た(52mg、収率51%)。MS(apci)m/z=518.2(M+H)。
【0871】
実施例493
【化357】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,3’−ビピラゾール]−5−イル)尿素
実施例491の手順に従って、ステップCの、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を、(3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミントリフルオロアセテート(調製E)に置き換えて調製した。物質を、3%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の表題化合物を得た。(33mg、収率31%)。MS(apci)m/z=536.2(M+H)。
【0872】
実施例494
【化358】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,2’H−[3,3’−ビピラゾール]−5−イル)尿素
ステップA:
2’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,2’H−[3,3’−ビピラゾール]−5−アミンの調製:実施例486、ステップAの方法に従って、エチルニコチネートを、エチル1−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレートに置き換えて調製した。
1H NMR(CDCl
3) δ 7.55(d、J=2.2Hz、1H)、7.01(d、J=2.2Hz、1H)、4.19(s、3H)、4.12(q、J=7.2Hz、1H)、1.65(d、J=7.2Hz、3H)ppm。
【0873】
ステップB:
フェニル(2’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,2’H−[3,3’−ビピラゾール]−5−イル)カルバメートの調製:EtOAc(2mL)中の2’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,2’H−[3,3’−ビピラゾール]−5−アミン(100mg、0.39mmol)溶液に、2NのNaOH(395μL、0.79mmol)、その後フェニルクロロホルメート(75μL、0.59mmol)を添加した。混合物を周囲温度で4時間撹拌し、次いでさらなるアリコートのフェニルクロロホルメート(50μL)で処理し、18時間撹拌した。混合物を、水(20mL)とEtOAc(10mL)に分配し、水層をEtOAc(2x10mL)で抽出した。合わせた有機相を、飽和NaHCO
3(10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、淡黄色ゴム状のフェニル(2’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,2’H−[3,3’−ビピラゾール]−5−イル)カルバメートを得た(140mg、収率95%)。MS(apci)m/z=374.2(M+H)。
【0874】
ステップC:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,2’H−[3,3’−ビピラゾール]−5−イル)尿素の調製:DCM(2mL)中の(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F;68mg、0.21mmol)およびフェニル(2’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,2’H−[3,3’−ビピラゾール]−5−イル)カルバメート(70mg、0.19mmol)溶液に、DIEA(114μL、0.66mmol)を添加した。周囲温度で3時間撹拌した後、混合物を飽和NH
4Cl(20mL)とDCM(20mL)に分配し、水層をDCMで抽出した(2x10mL)。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、1〜3%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の表題化合物を得た(68mg、収率68%)。MS(apci)m/z=536.2(M+H)。
【0875】
実施例495
【化359】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−(5−フルオロピリジン−3−イル)−1’,4−ジメチル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素
ステップA:
3−(2−(ジフェニルメチレン)ヒドラジニル)−5−フルオロピリジンの調製:3−ブロモ−5−フルオロピリジンe(5.0g、28.4mmol)、ベンゾフェノンヒドラゾン(6.13g、31.3mmol)およびキサントホス(164mg、0.28mmol)溶液を、N
2で10分間脱気し、次いでナトリウムt−ブトキシド(3.82g、39.8mmol)および酢酸(II)パラジウム(64mg、0.28mmol)で処理した。不均一な混合物を、密封容器中、85℃で18時間撹拌した。冷却した混合物を、水(100mL)とEtOAc(100mL)に分配し、水層をEtOAc(2x50mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をEt
2Oで摩砕し、濾過し、真空中で乾燥して、ベージュの粉末の、3−(2−(ジフェニルメチレン)ヒドラジニル)−5−フルオロピリジンを得た(6.3g、収率72%)。MS(apci)m/z=292.1(M+H)。
【0876】
ステップB:
1−(5−フルオロピリジン−3−イル)−1’,4−ジメチル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−アミンの調製:EtOH(3mL)中の2−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−オキソプロパンニトリル(実施例491、ステップA;100mg、0.61mmol)、3−(2−(ジフェニルメチレン)ヒドラジニル)−5−フルオロピリジンe(162mg、0.56mmol)およびp−トルエンスルホン酸一水和物(530mg、2.79mmol)溶液を、密封バイアル中、80℃で18時間撹拌した。冷却した混合物を飽和NaHCO
3(30mL)で処理し、DCMで抽出した(3x10mL)。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、1〜3%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡黄色固体の1−(5−フルオロピリジン−3−イル)−1’,4−ジメチル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−アミンを得た(71mg、47%)。MS(apci)m/z=273.1(M+H)。
【0877】
ステップC:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−(5−フルオロピリジン−3−イル)−1’,4−ジメチル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素の調製:DCM(2mL)中の1−(5−フルオロピリジン−3−イル)−1’,4−ジメチル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−アミン(35mg、0.13mmol)溶液に、トリホスゲン(19mg、0.06mmol)、その後DIEA(67μL、0.39mmol)を添加した。混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F;42mg、0.13mmol)およびDIEA(67μL、0.39mmol)で処理し、撹拌を18時間継続した。混合物を飽和NH
4Cl(20mL)とDCM(20mL)に分配し、水層をDCMで抽出した(2x10mL)。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、2.5〜4%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の表題化合物を得た(33mg、46%)。MS(apci)m/z=555.2(M+H)。
【0878】
実施例496
【化360】
[この文献は図面を表示できません]
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’,4−ジメチル−1−(5−メチルピリジン−3−イル)−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素
実施例495、ステップAの手順に従って、3−ブロモ−5−フルオロピリジンを、3−ブロモ−5−メチルピリジンに置き換えて調製した。物質を、5〜10%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、クリーム色固体の表題化合物を得た(41mg、収率56%)。MS(apci)m/z=551.2(M+H)。
【0879】
実施例497
【化361】
[この文献は図面を表示できません]
1−(1−(5−クロロピリジン−3−イル)−1’,4−ジメチル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例495の手順に従って、ステップAの、3−ブロモ−5−フルオロピリジンを、3−ブロモ−5−クロロピリジンに置き換えて調製した。物質を、2〜5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、淡桃色固体の表題化合物を得た(85mg、収率86%)。MS(apci)m/z=571.2(M+)。
【0880】
実施例498
【化362】
[この文献は図面を表示できません]
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−1’−(2,2,2−トリフルオロ−1−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)エチル)−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素
ステップA:
エチル1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートの調製:DMF(10mL)中のエチル1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(3g、21.4mmol)およびK
2CO
3(3.55g、25.7mmol)混合物に、1−(クロロメチル)−4−メトキシベンゼン(3.50mL、25.7mmol)を添加した。反応物を周囲温度で18時間撹拌し、次いでエーテル(30mL)および水(10mL)を添加した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮した。残渣を、3:1 ヘキサン/EtOAcで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、無色油状のエチル1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートを得た(5.7g、102%)。
1H NMR(CDCl
3) δ 7.92(m、1H)、7.80(m、1H)、7.21(m、2H)、6.89(m、2H)、5.23(s、2H)、4.27(m、2H)、3.80(s、3H)、1.32(m、3H)ppm。
【0881】
ステップB:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−(4−メトキシベンジル)−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素の調製:実施例494の手順に従って、ステップAの、エチル1−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレートを、エチル1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートに置き換えて調製した。物質を、1:1〜1:1.2 ヘキサン/アセトン+0.5%NH
4OHで溶出する、シリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−(4−メトキシベンジル)−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素を得た(800mg、収率60%)。MS(apci)m/z=642.3(M+H)。
【0882】
ステップC:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素の調製:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−(4−メトキシベンジル)−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素(241mg、0.38mmol)を、封管中、TFA(2mL)と合わせ、70℃で18時間撹拌した。冷却した混合物を真空中で濃縮し、残渣を、1NのNaOH(20mL)とDCM(10mL)に分配した。水層をDCMで抽出し(2x10mL)、合わせた有機相を飽和NaHCO
3(10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、2〜5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素を得た(144mg、収率74%)。MS(apci)m/z=522.2(M+)。
【0883】
ステップD:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−1’−(2,2,2−トリフルオロ−1−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)エチル)−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素の調製:DMF(2.5mL)中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素(50mg、0.10mmol)溶液に、−78℃で、カリウムt−ブトキシド(264μL、1M/THF、0.264mmol)を添加した。混合物を10分間撹拌し、次いで2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(13.1μL、0.09mmol)で処理した。周囲温度で2時間撹拌した後、混合物を飽和NH
4Cl(20mL)とEtOAc(10mL)に分配し、水層をEtOAcで抽出した(2x10mL)。合わせた有機相を水(2x10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、2.5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、無色ガラス状の表題化合物を得た(29mg、収率43%)。MS(apci)m/z=702.2(M+H)。
【0884】
実施例499
【化363】
[この文献は図面を表示できません]
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−1’−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素
DMF(0.5mL)中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素(実施例498、ステップC;20mg、0.04mmol)溶液に、K
2CO
3(16mg、0.12mmol)、その後トリフルオロエチルトリフレート(6μL、0.04mmol)を添加した。混合物を密封し、周囲温度で5時間撹拌した。さらなるアリコートのトリフルオロエチルトリフレート(30μL)を添加し、18時間撹拌を継続した。混合物を水(10mL)とEtOAc(10mL)に分配し、水層をEtOAcで抽出した(2x10mL)。合わせた有機相を水(4x10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、2〜5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、無色のガラス状の表題化合物を得た(8mg、収率35%)。MS(apci)m/z=604.2(M+H)。
【0885】
実施例500
【化364】
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1−(1’−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例499の手順に従って、トリフルオロエチルトリフレートを(ブロモメチル)シクロプロパンに置き換えて調製した。物質を、2.5〜5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の表題化合物を得た(16mg、収率31%)。MS(apci)m/z=576.3(M+H)。
【0886】
実施例501
【化365】
[この文献は図面を表示できません]
1−(1’−(シクロプロパンカルボニル)−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
DCM(2mL)中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素(実施例498、ステップC;50mg、0.09mmol)溶液に、0℃で、塩化シクロプロピルカルボニル(13μL、0.14mmol)、その後DIEA(67μL、0.38mmol)を添加した。混合物を、周囲温度まで18時間に渡ってゆっくりと昇温させ、次いで飽和NaHCO
3(20mL)とDCM(10mL)に分配し、水層をDCM(2x10mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、2.5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の表題化合物を得た(26mg、収率46%)。MS(apci)m/z=590.2(M+H)。
【0887】
実施例502
【化366】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1’−(メチルスルホニル)−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素
実施例501の手順に従って、塩化シクロプロピルカルボニルを、塩化メシルに置き換えて調製した。物質を、2〜5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色ガラス状の表題化合物を得た(39mg、収率68%)。MS(apci)m/z=600.2(M+H)。
【0888】
実施例503
【化367】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−イソプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素
ステップA:
3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:アセトニトリル(30mL)中の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オン(中間体P135、ステップA;1.60g、8.46mmol)懸濁液に、オキシ臭化リン(3.64g、12.7mmol)を、1度に添加した。混合物を還流で3時間撹拌し、次いで冷却し、真空中で濃縮した。残渣をDCM(50mL)で処理し、次いで飽和NaHCO
3(50mL)をゆっくりと添加した。混合物を30分間撹拌し、次いで層を分離し、水層をDCMで抽出した(2x50mL)。合わせた有機相をブラインで洗浄し(20mL)、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、2:1 ヘキサン/EtOAcで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンを得た(273mg、収率13%)。MS(apci)m/z=254.0(M+H)。
【0889】
ステップB:
フェニル(3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートの調製:EtOAc(10mL)中の3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(339mg、1.34mmol)溶液に、2NのNaOH(2mL、4.0mmol)、その後フェニルクロロホルメート(337μL、2.69mmol)添加した。混合物を周囲温度で5時間撹拌し、次いで水(30mL)とEtOAc(30mL)に分配し、水層をEtOAcで抽出した(2x20mL)。合わせた有機相を、飽和NaHCO
3(30mL)およびブライン(30mL)で洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、フェニル(3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートを得、それを、定量的収率を想定して、直接使用した。MS(apci)m/z=374.0(M+H)。
【0890】
ステップC:
1−(3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:DCM(10mL)中の(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F;464mg、1.41mmol)およびフェニル(3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメート(500mg、1.34mmol)溶液に、DIEA(819μL、4.7mmol)を添加した。溶液を周囲温度で18時間撹拌し、次いで飽和NH
4Cl(30mL)とDCM(30mL)に分配し、水層をDCMで抽出した(2x20mL)。合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、2%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の1−(3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素を得た(483mg、収率67%)。MS(apci)m/z=534.1(M+)。
【0891】
ステップD:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−イソプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素の調製:1−(3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素(30mg、0.06mmol)、1−イソプロピル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(20mg、0.08mmol)、トリシクロヘキシルホスピン(3mg、0.01mmol)およびPd
2(dba)
3(5mg、0.006mmol)を、封管中で合わせ、1,4−ジオキサン(561μL)を添加した。溶液をN
2で30秒間パージし、次いでK
3PO
4(130μL、1.3M、0.17mmol)で処理し、密封し、100℃で1時間撹拌した。冷却した混合物を真空中で濃縮し、残渣を、2.5〜10%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色ガラス状の表題化合物を得た(12mg、収率38%)。MS(apci)m/z=564.2(M+H)。
【0892】
以下の化合物を、実施例503の方法に従って、ステップDの、1−イソプロピル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを、適切な試薬に置き換えて調製した。
【表1M-1】
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【表1M-2】
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【表1M-3】
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【0893】
実施例516
【化368】
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1−(3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例503、ステップCの手順に従って、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製K)に置き換えて調製した。物質を、2〜3%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、クリーム色固体の表題化合物を得た(526mg、63%)。MS(apci)m/z=518.1(M+H)。
【0894】
実施例517
【化369】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(6−オキソ−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例503の手順に従って、ステップDの、1−イソプロピル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジン−2(1H)オンに置き換えて調製した。物質を、2%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィー、その後逆相HPLC(5〜95%ACN/水/0.5%TFA、20分間に渡る)により精製した。水性後処理(1N NaOH/DCM)の後、白色固体の表題化合物(5.5mg、収率9%)を得た。MS(apci)m/z=631.2(M+H)。
【0895】
実施例518
【化370】
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1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−イソプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素
実施例503の手順に従って、ステップCの、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製K)に置き換えて調製した。物質を、2〜3%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィー、その後逆相HPLC(5〜95%ACN/水/0.5%TFA、20分間に渡る)により精製した。水性後処理(1N NaOH/DCM)の後、無色ゴム状の表題化合物(37mg、収率18%)を得た。MS(apci)m/z=546.3(M+H)。
【0896】
実施例519
【化371】
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1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例518の手順に従って、ステップDの、1−イソプロピル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを、1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2(1H)−オンに置き換えて調製した。物質を、2〜5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の表題生成物を得た(29mg、収率27%)。MS(apci)m/z=545.2(M+H)。
【0897】
実施例520
【化372】
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1−(3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例516の手順に従って、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製K)を、(3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−アミン塩酸塩(実施例265、ステップA)に置き換えて調製した。物質を、2:1 ヘキサン/EtOAcで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の表題化合物を得た(173mg、収率62%)。MS(apci)m/z=522.1(M+)。
【0898】
実施例521
【化373】
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1−(4−メチル−3−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例519の手順に従って、ステップCの、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製K)を、(3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−アミン塩酸塩(実施例265、ステップA)に置き換えて調製した。物質を、2%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡黄色固体の表題生成物を得た(28mg、収率33%)。MS(apci)m/z=550.2(M+)。
【0899】
実施例522
【化374】
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1−(3−(2−アミノピリミジン−5−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素ビス(2,2,2−トリフルオロアセテート)
実施例512の手順に従って、ステップCの、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製K)を、(3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−アミン塩酸塩(実施例265、ステップA)に置き換えて調製した。物質を、2〜5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィー、その後逆相HPLC(5〜95%ACN/水/0.5%TFA、20分間に渡る)により精製した。ジ−TFA塩として、白色固体の表題化合物を得た(3mg、収率3%)。MS(apci)m/z=537.2(M+H)。
【0900】
実施例523
【化375】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−エチル−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素
ステップA:
1’−エチル−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−アミンの調製:3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(実施例503、ステップA;100mg、0.39mmol)、1−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(176mg、0.79mmol)、K
2CO
3(219mg、1.59mmol)およびPd(PPh
3)
4(46mg、0.039mmol)を、トルエン(2mL)、水(1mL)およびEtOH(0.5mL)中で合わせ、封管中、95℃で18時間撹拌した。冷却した混合物をGF紙で濾過し、濾液を、水(10mL)とEtOAc(10mL)に分配した。水層をEtOAcで抽出し(2x10mL)、合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、1.5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色ゴム状の1’−エチル−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−アミンを得た(78mg、収率74%)。MS(apci)m/z=268.1(M+H)。
【0901】
ステップB:
フェニル(1’−エチル−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)カルバメートの調製:EtOAc(5mL)中の1’−エチル−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−アミン(78mg、0.29mmol)溶液に、2NのNaOH(0.44mL、0.87mmol)、その後フェニルクロロホルメート(73μL、0.58mmol)を添加した。混合物を周囲温度で18時間撹拌し、次いで水(20mL)とEtOAc(20mL)に分配し、水層をEtOAcで抽出した(2x10mL)。合わせた有機相を、飽和NaHCO
3(10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、淡黄色油状のフェニル(1’−エチル−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)カルバメートを得た。定量的収率を想定して、直接使用した。MS(apci)m/z=388.2(M+H)。
【0902】
ステップC:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−エチル−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素の調製:DCM(2mL)中の(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F;56mg、0.17mmol)およびフェニル(1’−エチル−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)カルバメート(66mg、0.17mmol)溶液に、DIEA(150μL、0.85mmol)を添加した。周囲温度で18時間撹拌した後、混合物を飽和NH
4Cl(10mL)とDCM(10mL)に分配し、水層をDCM(2x10mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、2.5〜3.5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色ガラス状の表題化合物を得た(35mg、収率37%)。MS(apci)m/z=550.2(M+H)。
【0903】
実施例524
【化376】
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1−(1’−エチル−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例523の手順に従って、ステップCの、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製K)に置き換えて調製した。物質を、3%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の表題生成物を得た(29mg、収率30%)。MS(apci)m/z=532.3(M+H)。
【0904】
実施例525
【化377】
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5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルトリフルオロメタンスルホネート
ステップA:
5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルトリフルオロメタンスルホネートの調製:DMF(5mL)中の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オン(中間体P135、ステップA;0.50g、2.64mmol)およびN−フェニルビス(トリフルオロメチルスルホンアミド)(0.99g、2.77mmol)懸濁液を、DIEA(1.38mL、7.93mmol)で処理し、混合物を周囲温度で64時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO
3(30mL)とEtOAc(30mL)に分配し、水層をEtOAcで抽出した(2x20mL)。合わせた有機相を水(5x10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、2:1 ヘキサン/EtOAcで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡黄色油状の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルトリフルオロメタンスルホネートを得た(817mg、収率92%)。MS(apci)m/z=322.0(M+H)。
【0905】
ステップB:
4−メチル−5−((フェノキシカルボニル)アミノ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルトリフルオロメタンスルホネートの調製:実施例503、ステップBの手順に従って、3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンを、5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルトリフルオロメタンスルホネートに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=442.0(M+H)。
【0906】
ステップC:
5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルトリフルオロメタンスルホネートの調製:実施例503、ステップCの手順に従って、フェニル(3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートを、4−メチル−5−((フェノキシカルボニル)アミノ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルトリフルオロメタンスルホネートに置き換えて調製した。物質を、1.5〜4%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の表題化合物を得た(191mg、収率62%)。MS(apci)m/z=604.2(M+H)。
【0907】
実施例526
【化378】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルトリフルオロメタンスルホネート(実施例525、ステップA;200mg、0.62mmol)、2−メトキシピリミジン−5−イルボロン酸(192mg、1.25mmol)、K
2CO
3(344mg、2.49mmol)およびPd(PPh
3)
4(72mg、0.06mmol)を、トルエン(2mL)、水(1mL)およびEtOH(0.5mL)中で合わせ、封管中、95℃で18時間撹拌した。冷却した混合物をGF紙で濾過し、濾液を、水(20mL)とEtOAc(20mL)に分配した。水層をEtOAcで抽出し(2x20mL)、合わせた有機相をブラインで洗浄し(20mL)、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、1%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、クリーム色泡状の3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(138mg、収率79%)を得た。MS(apci)m/z=282.1(M+H)。
【0908】
ステップB:
フェニル(3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートの調製:実施例503、ステップBの手順に従って、3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンを、3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンに置き換えて調製した。物質を、1%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、クリーム色泡状のフェニル(3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートを得た(92mg、収率47%)。MS(apci)m/z=402.1(M+H)。
【0909】
ステップC:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:実施例503、ステップCの手順に従って、フェニル(3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートを、フェニル(3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートに置き換えて調製した。物質を、2.5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の表題化合物を得た(31mg、収率48%)。MS(apci)m/z=564.2(M+H)。
【0910】
実施例527
【化379】
[この文献は図面を表示できません]
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(2−(ジメチルアミノ)ピリミジン−5−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例526の手順に従って、ステップAの、2−メトキシピリミジン−5−イルボロン酸を、N,N−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボララン−2−イル)ピリミジン−2−アミンに置き換えて調製した。物質を、3%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の表題化合物を得た(22mg、収率32%)。MS(apci)m/z=577.3(M+H)。
【0911】
実施例528
【化380】
[この文献は図面を表示できません]
1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例526の手順に従って、ステップCの、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(2S,3S)−2,3−ビス((4−メチルベンゾイル)オキシ)サクシネート(調製L1、ステップA〜D)に置き換えて調製した。物質を、3%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の表題化合物を得た(32mg、収率51%)。MS(apci)m/z=546.2(M+H)。
【0912】
実施例529
【化381】
[この文献は図面を表示できません]
1−(3−(2−(ジメチルアミノ)ピリミジン−5−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例527の手順に従って、ステップCの、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製K)に置き換えて調製した。物質を、3%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の表題化合物を得た(27mg、収率40%)。MS(apci)m/z=559.3(M+H)。
【0913】
実施例530
【化382】
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1−(1’−エチル−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例526の手順に従って、ステップAの、2−メトキシピリミジン−5−イルボロン酸を、1−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールに置き換え、およびステップCの、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を、(3S,4R)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製L11)に置き換えて調製した。物質を、3%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の表題化合物を得た(39mg、収率57%)。MS(apci)m/z=532.3(M+H)。
【0914】
実施例531
【化383】
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1−((3S,4R)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例526の手順に従って、ステップAの、2−メトキシピリミジン−5−イルボロン酸を、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2(1H)−オンに置き換え、およびステップCの、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を、(3S,4R)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製L1)に置き換えて調製した。物質を、3〜8%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の表題化合物を得た(38mg、収率54%)。MS(apci)m/z=545.2(M+H)。
【0915】
実施例532
【化384】
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1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例526の手順に従って、ステップAの、2−メトキシピリミジン−5−イルボロン酸を、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2(1H)−オンに置き換え、およびステップCの、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(2S,3S)−2,3−ビス((4−メチルベンゾイル)オキシ)サクシネート(調製L1、ステップA〜D)に置き換えて調製した。物質を、3〜8%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の表題化合物を得た(34mg、収率49%)。MS(apci)m/z=545.3(M+H)。
【0916】
実施例533
【化385】
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1−(3−シクロプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:
3−シクロプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:封管中のトルエン:水、10:1(5.5mL)中の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルトリフルオロmエタンスルホネート(実施例525、ステップA;200mg、0.62mmol)懸濁液を、アルゴンで5分間脱気した。次いでシクロプロピルトリフルオロホウ酸カリウム(368mg、2.49mmol)、Pd(OAc)
2(21mg、0.09mmol)およびK
3PO
4(396mg、1.87mmol)を添加し、その後ジシクロヘキシル(2’,6’−ジイソプロピルビフェニル−2−イル)ホスフィン(87mg、0.19mmol)を添加した。混合物をアルゴンでさらに5分間脱気し、次いで密封し、110℃で18時間撹拌した。冷却した混合物を水(30mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(3x20mL)。合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、1%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、黄色油状の3−シクロプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンを得た(100mg、収率75%)。MS(apci)m/z=214.1(M+H)。
【0917】
ステップB:
1−(3−シクロプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:実施例526、ステップBおよびCの手順に従って、ステップBの、3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンを、3−シクロプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンに置き換えて調製した。物質を、1〜3%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色ガラス状の表題生成物を得た(29mg、収率39%)。MS(apci)m/z=496.3(M+H)。
【0918】
実施例534
【化386】
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1−(3−シクロプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例533の手順に従って、ステップCの、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(2S,3S)−2,3−ビス((4−メチルベンゾイル)オキシ)サクシネート(調製L1、ステップA〜D)に置き換えて調製した。物質を、2〜4%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色ガラス状の表題化合物を得た(11mg、収率15%)。MS(apci)m/z=478.3(M+H)。
【0919】
実施例535
【化387】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(1−イソプロピル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
1−イソプロピル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2(1H)−オンの調製:5−ブロモ−1−イソプロピルピリジン−2(1H)−オン(500mg、2.31mmol)、ビス(ピンナコラト)二ホウ素(881mg、3.47mmol)および酢酸カリウム(681mg、6.94mmol)を、密封容器中、1,4−ジオキサン(5mL)中で合わせ、アルゴンで5分間脱気した。次いでPdCl
2(dppf)dcm(189mg、0.23mmol)を添加し、脱気を1分間継続し、次いで容器を密封し、100℃で18時間加熱した。冷却した混合物をGF紙で濾過し、EtOAcおよびDCMで漱いだ。濾液を真空中で濃縮し、残渣を、1%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、その後、1:1 ヘキサン/EtOAcで溶出する第2のカラムで精製した。得られた固体をEt
2Oで摩砕し、濾過し、濾液を真空中で濃縮して、桃色固体の1−イソプロピル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2(1H)−オンを得た(308mg、収率51%)。MS(apci)m/z=264.2(M+H)。
【0920】
ステップB:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(1−イソプロピル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:実施例526の手順に従って、2−メトキシピリミジン−5−イルボロン酸を、1−イソプロピル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2(1H)−オンに置き換えて調製した。物質を、2.5〜4%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色ガラス状の表題化合物を得た(37mg、収率53%)。MS(apci)m/z=591.3(M+H)。
【0921】
実施例536
【化388】
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1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(1−イソプロピル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例535の手順に従って、最終ステップの、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を、(3S,4R)−4−(4−フルオロ−フェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(2S,3S)−2,3−ビス((4−メチルベンゾイル)オキシ)サクシネート(調製L1、ステップsA〜D)に置き換えて調製した。物質を、3〜5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色ガラス状の表題化合物を得た(34mg、収率50%)。MS(apci)m/z=573.3(M+H)。
【0922】
実施例537
【化389】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素二塩酸塩
ステップA:
1−(3−((S)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:実施例1に記載される方法に従って、ステップAの3−tert−ブチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの代りに、中間体P211を使用し、およびステップBのtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製B)の代りに、3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を使用して調製した。MS(apci)m/z=644.4(M+H)。
【0923】
ステップB:
1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素二塩酸塩の調製:実施例179に記載される手順に従って、1−(3−((S)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素(調製U−2)の代りに、1−(3−((S)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素を使用して調製した。MS(apci)m/z=530.3(M+H)。
【0924】
実施例538
【化390】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−(2−(ピペラジン−1−イル)エトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素三塩酸塩
DCM(3mL)中のtert−ブチル4−(2−((5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)オキシ)エチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(実施例388、52mg、0.076mmol)撹拌溶液に、エーテル(0.15mL)中2NのHClを添加した。周囲温度で1時間撹拌した後、溶媒を減圧下で蒸発させて、表題化合物を得た(50mg、収率110%)。MS(apci)m/z=584.3(M+H)。
【0925】
実施例539
【化391】
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1−(3−(ベンジルオキシ)−4−クロロ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
中間体201、ステップBに記載される方法に従って、フェニル3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りに、1−(3−(ベンジルオキシ)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素(実施例136)を使用して調製した。MS(apci)m/z=520.2(M+H)。
【0926】
実施例540
【化392】
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2−((5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)オキシ)酢酸
THF(4mL)およびMeOH(2mL)中のエチル2−((5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)オキシ)アセテート(実施例361、190mg、0.341mmol)および1.0NのLiOH水溶液溶液(0.682mL、0.682mmol)混合物を、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を水で希釈した。1.0NのHCl水溶液(0.8mL)を滴加して、pHを4に調節した。混合物をEtOAcで抽出した。合わせた抽出物をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、オフホワイト固体の表題化合物を得た(150mg、収率83%)。MS(apci)m/z=530.2(M+H)。
【0927】
実施例541
【化393】
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2−((5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)オキシ)−N−エチルアセトアミド
DMF(2mL)中の2−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルオキシ)酢酸(実施例540、22mg、0.042mmol)撹拌溶液に、EDCI(24mg、0.12mmol)およびHOBt(17mg、0.12mmol)を添加した。得られた混合物を周囲温度で10分間撹拌した。エチルアミン(THF中2.0M、0.062mL、0.12mmol)、その後TEA(0.017mL、0.12mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で3日間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、飽和NH
4Cl水溶液、飽和水性のNaHCO
3溶液、およびブラインで順次洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濃縮した。残渣を、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCM中5%MeOH)により精製して、表題化合物を得た(16mg、収率69%)。MS(apci)m/z=557.3(M+H)。
【0928】
実施例542
【化394】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−エチル−3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
5−アミノ−4−エチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オンの調製:エチル2−シアノブタノエ−ト(10.0g、70.8mmol)、フェニルヒドラジン(7.66g、70.8mmol)、ジオキサン(20mL)、EtOH(50mL)およびNaOEt(EtOH中3.0M、2.36mL、7.08mmol)混合物を、90℃で7日間加熱した。冷却後、反応混合物を濃縮した。残渣をEt
2Oで処理した。固体を濾過により回収し、Et
2Oで洗浄し、真空中で乾燥して、表題化合物を得た(7.50g、収率52%)。MS(apci)m/z=204.1(M+H)。
【0929】
ステップB:
1−((5−アミノ−4−エチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オールの調製:中間体203に記載される手順に従って、5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オンの代りに、5−アミノ−4−エチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オンを使用して調製した。MS(apci)m/z=276.2(M+H)。
【0930】
ステップC:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−エチル−3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:実施例1に記載される手順に従って、ステップAの、3−tert−ブチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの代りに、1−((5−アミノ−4−エチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オールを使用し、および、ステップBの、trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製B)の代りに、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を使用して調製した。MS(apci)m/z=558.3(M+H)。
【0931】
実施例543
【化395】
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1−(3−(2−アミノエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
1:1 MeOH:THF(10mL)中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(2−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)エトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(実施例387、170mg、0.264mmol)溶液に、周囲温度で、ヒドラジン一水和物(132mg、2.64mmol)を添加した。反応物を50℃で17時間加熱した。冷却後、混合物を濃縮した。残渣をDCMで摩砕し、固体を濾過により除去した。濾液を濃縮して、表題化合物を得た(106mg、収率78%)。MS(apci)m/z=515.3(M+H)。
【0932】
実施例544
【化396】
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N−(2−((5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)オキシ)エチル)メタンスルホンアミド
DCM(3mL)中の1−(3−(2−アミノエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素(実施例543、30mg、0.058mmol)、塩化メタンスルホニル(7.3mg、0.064mmol)およびTEA(0.016mL、0.12mmol)混合物を、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCM中3%MeOH)により精製して、表題化合物を得た(25mg、収率72%)。MS(apci)m/z=593.2(M+H)。
【0933】
実施例545
【化397】
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N−(2−((5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)オキシ)エチル)アセトアミド
実施例544に記載される手順に従って、塩化メタンスルホニルの代りに、無水酢酸を使用して調製した。MS(apci)m/z=557.3(M+H)。
【0934】
実施例546
【化398】
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1−(3−(2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)エトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例544に記載される手順に従って、塩化メタンスルホニルの代りに、無水酢酸を使用し、および1−(3−(2−アミノエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素(実施例543)の代りに、1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−(2−(ピペラジン−1−イル)エトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素三塩酸塩(実施例538)を使用して調製した。MS(apci)m/z=626.4(M+H)。
【0935】
実施例547
【化399】
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2−((5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)オキシ)アセトアミド
実施例544に記載される手順に従って、エチルアミンの代りに、塩化アンモニウムを使用して調製した。MS(apci)m/z=529.2(M+H)。
【0936】
実施例548
【化400】
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N−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド
ステップA:
ベンジル(5−アミノ−3−オキソ−1−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)カルバメートの調製:実施例542、ステップAに記載される方法に従って、エチル2−シアノブタノエ−トの代りに、エチル2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−2−シアノアセテートを使用して調製した。MS(apci)m/z=325.1(M+H)。
【0937】
ステップB:
ベンジル(5−アミノ−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)カルバメートの調製:中間体P135、ステップBに記載される方法に従って、5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オンの代りに、ベンジル(5−アミノ−3−オキソ−1−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)カルバメートを使用して調製した。MS(apci)m/z=353.1(M+H)。
【0938】
ステップC:
ベンジル(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)カルバメートの調製:実施例151、ステップBに記載される手順に従って、2−(ピリジン−4−イル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロ−ペンタ[c]ピラゾール−3−アミンの代りに、ベンジル(5−アミノ−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)カルバメートを使用し、および(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミンビス(2,2,2−トリフルオロアセテート)(調製D)の代りに(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を使用して調製した。MS(apci)m/z=635.3(M+H)。
【0939】
ステップD:
N−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)−2,2,2−トリフルオロ−アセトアミドの調製:TFA(1mL)中のベンジル(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)カルバメート(75mg、0.12mmol)溶液を、60℃で17時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮した。トルエン中5%のEtOHを残渣に添加し、混合物を再度濃縮して、TFA塩として、粗生成物を得た。未精製の物質を、EtOAc中に溶解し、飽和NaHCO
3水溶液およびブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(DCM中2%MeOH)により精製して、副生成物として、表題化合物を得た(9mg、収率13%)。MS(apci)m/z=597.2(M+H)。
【0940】
実施例549
【化401】
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1−(4−アミノ−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例548、ステップCに記載される手順に従って調製した。表題化合物を、シリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(DCM中5%MeOH)により、主生成物として単離した。MS(apci)m/z=501.2(M+H)。
【0941】
実施例550
【化402】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−(2−ヒドロキシエチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
5−アミノ−4−(2,2−ジエトキシエチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オンの調製:実施例542、ステップAに記載される方法に従って、エチル2−シアノブタノエ−トの代りにエチル2−シアノ−4,4−ジエトキシブタノエ−トを使用して調製した。MS(apci)m/z=292.1(M+H)。
【0942】
ステップB:
4−(2,2−ジエトキシエチル)−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:中間体P135、ステップBに記載される方法に従って、5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オンの代りに、5−アミノ−4−(2,2−ジエトキシエチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オンを使用して調製した。MS(apci)m/z=320.2(M+H)。
【0943】
ステップC:
1−(4−(2,2−ジエトキシエチル)−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:実施例1に記載される手順に従って、ステップAの、3−tert−ブチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの代りに、4−(2,2−ジエトキシエチル)−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンを使用し、およびステップBの、trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製B)の代りに、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を使用して調製した。MS(apci)m/z=602.3(M+H)。
【0944】
ステップD:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−(2−オキソエチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:1−(4−(2,2−ジエトキシエチル)−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素(0.13g、0.22mmol)、酢酸(1mL)および水(0.2mL)混合物を、周囲温度で17時間撹拌した。反応は、HPLCによると完了していなかった。2滴のAcOH中30重量%HBr溶液を添加した。反応混合物を、さらに17時間撹拌した。反応物を、飽和NaHCO
3水溶液の添加によりクエンチし、EtOAcで抽出し、NaHCO
3飽和水溶液(2x)およびブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濃縮して、表題化合物を得、それを次のステップでさらに精製することなく使用した。MS(apci)m/z=528.2(M+H)。
【0945】
ステップE:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−(2−ヒドロキシエチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:THF(1mL)中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−(2−オキソエチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(40mg、0.076mmol)撹拌溶液に、THF(0.038mL、0.076mmol)中のLiBH
4の2.0M溶液を、0℃で滴加した。反応物を周囲温度まで昇温させ、3時間撹拌した。反応物をEtOAcで希釈し、0.1NのHCl、飽和NaHCO
3水溶液およびブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濃縮した。残渣を、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCM4%MeOH)により精製して、表題化合物を得た(4mg、収率10%)。MS(apci)m/z=530.3(M+H)。
【0946】
実施例551
【化403】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素三塩酸塩
1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−(2−(ピペラジン−1−イル)エトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素三塩酸塩(実施例538、50mg、0.086mmol)、NaBH(OAc)
3(73mg、0.34mmol)およびTHF(2mL)混合物に、ホルムアルデヒド(37%水溶液、14mg、0.17mmol)を、0℃で添加した。反応混合物を周囲温度まで温め、17時間撹拌した。混合物をH
2O(20mL)で希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCM中3% 7Nアンモニア−MeOH)により精製して、遊離塩基を得、それをエーテル中2NのHCl(3滴)で処理した。混合物を濃縮し、Et
2Oで摩砕して、表題化合物を得た(22mg、収率43%)。MS(apci)m/z=598.3(M+H)。
【0947】
実施例552
【化404】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(2−モルホリノ−2−オキソエトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例541に記載される手順に従って、エチルアミンの代りにモルホリンを使用して調製した。MS(apci)m/z=599.3(M+H)。
【0948】
実施例553
【化405】
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4−ブロモ−5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
実施例540に記載される手順に従って、エチル2−((5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)オキシ)アセテート(実施例361)の代りに、エチル4−ブロモ−5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート(実施例381)を使用して調製した。MS(apci)m/z=564.2(M+H)。
【0949】
実施例554
【化406】
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4−ブロモ−5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−N−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
実施例541に記載される手順に従って、2−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルオキシ)酢酸(実施例540)の代りに、4−ブロモ−5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(実施例553)を使用し、およびエチルアミンの代りにメチルアミンを使用して調製した。MS(apci)m/z=577.1(M+H)。
【0950】
実施例555
【化407】
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4−ブロモ−5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−N−メトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
実施例541に記載される手順に従って、2−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルオキシ)酢酸(実施例540)の代りに、4−ブロモ−5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(実施例553)を使用し、およびエチルアミンの代りにO−メチルヒドロキシルアミン塩酸塩を使用して調製した。MS(apci)m/z=593.1(M+H)。
【0951】
実施例556
【化408】
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1−(4−クロロ−1’−(2−メトキシエチル)−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:
エチル1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートの調製:エチル1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(5.00g、35.7mmol)、DMF(120mL)、K
2CO
3(19.7g、143mmol)および1−ブロモ−2−メトキシエタン(9.92g、71.4mmol)混合物を、80℃で4時間撹拌した。冷却後、反応混合物を水中に注ぎ入れ、EtOAcで抽出した。合わせた抽出物を水およびブラインで洗浄し、乾燥し、濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィー(4:1 ヘキサン/EtOAc)により精製して、無色油状の表題化合物を得た(5.57g、収率79%)。MS(apci)m/z=199.1(M+H)。
【0952】
ステップB:
1’−(2−メトキシエチル)−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−アミンの調製:中間体P109に記載される方法に従って、ステップAのメチル2−メトキシアセテートを、エチル1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=284.1(M+H)。
【0953】
ステップC:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−(2−メトキシエチル)−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)尿素の調製:実施例1に記載される手順に従って、ステップAの、3−tert−ブチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの代りに、1’−(2−メトキシエチル)−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−アミンを使用し、およびステップBの、trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製B)の代りに、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を使用して調製した。MS(apci)m/z=566.2(M+H)。
【0954】
ステップD:
1−(4−クロロ−1’−(2−メトキシエチル)−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:DCM(1mL)中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−(2−メトキシエチル)−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)尿素(40mg、0.071mmol)溶液に、N−クロロスクシンイミド(11mg、0.085mmol)を添加し、その後、触媒量のピリジニウム4−メチルベンゼンスルホネート(PPTS)を添加した。混合物を周囲温度で一晩撹拌した。追加のN−クロロスクシンイミド(4mg)を添加した。反応物を、周囲温度でさらに4時間撹拌した。反応混合物を、DCMと飽和NaHCO
3水溶液に分配した。水層をDCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥し、濃縮した。残渣を、逆相分取HPLC(水中5〜95%アセトニトリル)により精製して、白色固体の表題化合物を得た(15mg、収率35%)。MS(apci)m/z=600.2(M+H)。
【0955】
実施例557
【化409】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((S)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例176に記載される手順に従って、1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(実施例392;38.0mg、0.065mmol)から調製して、白色固体の表題化合物を得た(32mg、収率90%)。MS(apci)m/z=546.2(M+H)。
【0956】
実施例558
【化410】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((R)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例176に記載される手順に従って、1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(((S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(実施例393;82.0mg、0.130mmol)から調製して、白色固体の表題化合物を得た(67mg、収率97%)。MS(apci)m/z=546.2(M+H)。
【0957】
実施例559
【化411】
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1−(3−((R)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例176に記載される手順に従って、1−(3−(((S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素(実施例398;90.0mg、0.149mmol)から調製して、白色固体の表題化合物を得た(83mg、収率99%)。MS(apci)m/z=564.2(M+H)。
【0958】
実施例560
【化412】
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1−(3−((S)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例176に記載される手順に従って、1−(3−(((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素(実施例399;64.0mg、0.096mmol)から調製して、白色固体の表題化合物を得た(44mg、収率81%)。MS(apci)m/z=564.2(M+H)。
【0959】
実施例561
【化413】
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1−(3−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例176に記載される手順に従って、1−(3−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素(実施例400、64.0mg、0.097mmol)から調製し、白色固体の表題化合物を得た(44mg、収率83%)。MS(apci)m/z=548.3(M+H)。
【0960】
実施例562
【化414】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((S)−2−ヒドロキシ−3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
THF(5mL)中の1−(3−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素(実施例402、110mg、0.163mmol)溶液に、1MのHCl(5mL)を添加し、混合物を周囲温度で90分間撹拌した。混合物を3mLまで濃縮し、1MのHCl(3mL)で希釈した。混合物をEt
2Oで洗浄し(2X)、水溶液を50%NaOHシロップでpH=7になるまで処理した。NaClを飽和するまで添加し、混合物をEtOAcで抽出した(3X)。合わせた抽出物をMgSO
4で乾燥し、充填セライト(登録商標)で濾過し(EtOAc溶出)、濃縮して、白色固体を得た。固体を微粉砕し、真空中で乾燥して、白色粉末の表題化合物を得た(64mg、70%)。MS(apci)m/z=560.3(M+H)。
【0961】
実施例563
【化415】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((R)−2−ヒドロキシ−3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例564に記載される手順に従って、1−(3−((R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素(実施例402の方法に従って調製した;104mg、0.154mmol)から調製した。白色固体の表題化合物を得た(76mg、収率88%)。MS(apci)m/z=560.3(M+H)。
【0962】
実施例564
【化416】
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1−(3−((S)−2−ヒドロキシ−3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:
1−(3−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素:実施例1に記載される手順に従って、適切な出発物質を使用して調製した。無色蝋様の表題化合物を得た(122mg、収率88%)。MS(apci)m/z=692.3(M+H)。
【0963】
ステップB:
1−(3−((S)−2−ヒドロキシ−3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素:THF(5mL)中の1−(3−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素(120mg、0.173mmol)溶液に、1MのHCl(5mL)を添加し、混合物を周囲温度で3.5時間撹拌した。混合物を5mLまで濃縮し、Et
2Oで洗浄した(3X)。水溶液を50%NaOHシロップでpH=7になるまで処理した。NaClを飽和するまで添加し、混合物をEtOAcで抽出した(3X)。合わせた抽出物をMgSO
4で乾燥し、EtOAcで溶出する充填セライト(登録商標)で濾過した。濾液を濃縮し、残った白色固体をEt
2Oで洗浄し(3X)、真空中で乾燥し、表題化合物を得た(76mg、76%)。MS(apci)m/z=578.3(M+H)。
【0964】
実施例565
【化417】
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1−(3−((R)−2−ヒドロキシ−3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:
1−(3−((R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素:実施例1に記載される手順に従って、適切な出発物質を使用して調製した。無色蝋様の化合物を得た(131mg、収率95%)。MS(apci)m/z=692.3(M+H)。
【0965】
ステップB:
1−(3−((R)−2−ヒドロキシ−3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素:実施例563、ステップBに記載される手順において、1−(3−((R)−2−ヒドロキシ−3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素を利用して、白色固体の表題化合物を得た(77mg、73%)。MS(apci)m/z=578.3(M+H)。
【0966】
実施例566
【化418】
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1−(4−ブロモ−1,1'−ジメチル−1H,1'H−[3,4'−ビピラゾール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:
フェニル1,1’−ジメチル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イルカルバメート:EtOAc(4mL)中の1,1’−ジメチル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−アミン(中間体P114、159mg、0.897mmol)微細懸濁液を0℃まで冷却した。NaOH(987μL、1.97mmol)およびフェニルクロロホルメート(135μL、1.08mmol)を順次添加し、混合物を5分間撹拌した。混合物が周囲温度に達するようにし、24時間撹拌した。混合物をH
2O(2X)および飽和NaClで洗浄した。溶液をMgSO
4/活性炭で乾燥し、EtOAcで溶出するSiO
2プラグを通して溶出した。濾液を濃縮し、残渣をヘキサンで洗浄し(3X)、真空中で乾燥して、無色蝋様の表題化合物を得た(232mg、87%)。MS(apci)m/z=298.1(M+H)。
【0967】
ステップB:
1−(4−ブロモ−1,1’−ジメチル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素:無水CH
2Cl
2(1.0mL)中のフェニル1,1’−ジメチル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イルカルバメート(44.6mg、0.150mmol)溶液を、0℃まで冷却し、N−ブロモスクシンイミド(28.0mg、0.157mmol)を1度に添加した。混合物を0℃で5分間撹拌し、周囲温度に達するようにし、出発材料の完全な消費が、TLC分析により観察されるまで(16時間)撹拌した。混合物に、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製F、59.3mg、0.180mmol)、その後DIEA(78.4μL、0.450mmol)を添加し、混合物を周囲温度で3時間撹拌した。混合物をCH
2Cl
2で希釈し(3mL)、H
2Oで洗浄した(3X)。CH
2Cl
2溶液をNa
2SO
4で乾燥し、乾燥した溶液を、CH
2Cl
2、EtOAcおよび10%(9:1 MeOH/NH
4OH)/EtOAcで溶出する、短いSiO
2カラムを通して溶出した。生成物のプールを合わせ、濃縮して、無色のガラス状態物質を得た。ガラス状態物質をEtOAc中に溶解し、濁った溶液を、充填セライト(登録商標)で濾過した。濾液を濃縮し、残った白色固体をEt
2Oで洗浄し、真空中で乾燥し、表題化合物を得た(57mg、71%)。MS(apci)m/z=538.2(M+H)。
【0968】
実施例567
【化419】
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1−(4−クロロ−1,1’−ジメチル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
表題化合物を、実施例566に概説される手順を使用して、ステップBの、N−ブロモスクシンイミドの代りに、N−クロロスクシンイミドを使用して調製した。白色固体の化合物を単離した(51mg、69%)。MS(apci)m/z=494.1(M+H)。
【0969】
実施例568
【化420】
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1−(4−クロロ−1−フェニル−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
無水CH
2Cl
2(1.0mL)中のフェニル1−フェニル−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(90.9mg、0.250mmol)溶液を、N−クロロスクシンイミド(37.5mg、0.275mmol)で一度に処理し、TLC分析による完了まで(72時間)、混合物を周囲温度で撹拌した。混合物に、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製F、98.8mg、0.300mmol)、その後DIEA(131μL、0.750mmol)を添加し、混合物を周囲温度で5時間撹拌した。混合物をCH
2Cl
2で希釈し(3mL)、H
2O(2X)、1MのNaOH(2X)およびH
2Oで洗浄した。CH
2Cl
2溶液をNa
2SO
4/活性炭で乾燥し、乾燥した溶液を充填セライト(登録商標)で濾過し、濃縮した。残渣を、50%EtOAc−ヘキサン、EtOAc、次いで5%MeOH/EtOAcの段階勾配溶出を使用して、SiO
2カラムで精製した。合わせた生成物のプールを濃縮して、無色のシロップを得た。シロップを50%Et
2O−ヘキサンで処理し、顆粒状の白色懸濁液が形成されるまで、超音波処理した。溶媒をデカントし、固体を50%Et
2O−ヘキサンで洗浄し(2X)、真空中で乾燥して、白色固体の表題化合物を得た(106mg、76%)。MS(apci)m/z=560.3(M+H)。
【0970】
以下の表の化合物を、適切なフェニルカルバメートおよびアミノピロリジン中間体を使用して、実施例568の方法に従って調製した。
【表1N-1】
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【表1N-2】
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【0971】
実施例574
【化421】
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1−(4−ブロモ−1−フェニル−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
無水CH
2Cl
2(1.0mL)中のフェニル1−フェニル−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(90.9mg、0.250mmol)溶液を、N−ブロモスクシンイミド(53.4mg、0.300mmol)で一度に処理し、TLC分析による完了まで(4時間)、混合物を周囲温度で撹拌した。混合物に、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製F、98.8mg、0.300mmol)、その後DIEA(131μL、0.750mmol)を添加し、混合物を周囲温度で3時間撹拌した。混合物をCH
2Cl
2(3mL)で希釈し、H
2O(2X)、1MのNaOH(2X)およびH
2Oで洗浄した。CH
2Cl
2溶液をNa
2SO
4/活性炭で乾燥し、乾燥した溶液を充填セライト(登録商標)で濾過し、濃縮した。残渣を、50%EtOAc−ヘキサン、EtOAc次いで5%MeOH/EtOAcの段階勾配で溶出する、SiO
2カラムで精製した。合わせた生成物のプールを濃縮して、無色のガラス状態物質を得た。ガラス状物質をEt
2O中に溶解し、懸濁液が形成されるまでヘキサンで処理した。懸濁液を、濃縮して、白色固体の表題化合物を得、それを真空中で乾燥した(142mg、94%)。MS(apci)m/z=604.2(M+H)。
【0972】
以下の表の化合物を、適切なフェニルカルバメートおよびアミノピロリジン中間体を使用して、実施例574の方法に従って調製した。
【表1O-1】
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【表1O-2】
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【0973】
実施例580
【化422】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−フェニル−3−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素二塩酸塩
2:1 EtOAc/MeOH(4mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(実施例569の方法に従って調製した;73mg、0.12mmol)溶液に、ジオキサン(3mL)中4MのHClを添加し、HPLC分析による完了まで(2時間)、反応物を周囲温度で撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を50%EtOAc−ヘキサンで処理した。混合物を、微細な顆粒状懸濁液が形成されるまで、超音波処理した。固体を回収し、50%EtOAc−ヘキサンで洗浄し、真空中で乾燥し、白色固体の表題化合物を得た(70mg、100%)。MS(apci)m/z=525.8(M+H)。
【0974】
以下の表の化合物を、適切なN−Boc中間体を使用して、実施例580の方法に従って調製した。
【表1P-1】
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【表1P-2】
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【表1P-3】
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【表1P-4】
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【0975】
実施例592
【化423】
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1−(4−ブロモ−3−(1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
無水CH
2Cl
2(1mL)中の1−(4−ブロモ−1−フェニル−3−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素二塩酸塩(実施例582、70mg、0.103mmol)懸濁液を、DIEA(72.1μL、0.414mmol)で処理し、混合物を周囲温度で5分間撹拌した。得られた均一な溶液を0℃まで冷却し、MsCl(8.41μL、0.109mmol)を添加した。混合物を2時間撹拌し、その間温度は次第に周囲温度まで上昇した。混合物をCH
2Cl
2(3mL)で希釈し、H
2Oで洗浄した(2X)。CH
2Cl
2溶液をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、50%EtOAc−ヘキサン、次いで5%MeOH/EtOAcで溶出するSiO
2で精製した。合わせた生成物のプールを濃縮し、残った無色のガラス状物質を、顆粒状懸濁液が形成されるまで、50%Et
2O−ヘキサン下で超音波処理した。溶媒をデカントし、固体を真空中で乾燥し、淡桃色固体の表題化合物を得た(54mg、77%)。MS(apci)m/z=681.2(M+H)。
【0976】
実施例593
【化424】
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1−(3−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−4−ブロモ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
無水CH
2Cl
2(1mL)中の1−(4−ブロモ−1−フェニル−3−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素二塩酸塩(実施例582、71mg、0.105mmol)懸濁液を、DIEA(73.3μL、0.420mmol)で処理し、混合物を、周囲温度で5分間撹拌した。得られた均一な溶液を0℃まで冷却し、Ac
2O(10.4μL、0.110mmol)を添加した。混合物1時間撹拌し、その間に、温度は次第に10℃まで達した。混合物をCH
2Cl
2(3mL)で希釈し、H
2Oで洗浄した(2X)。溶液をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、EtOAc、5%次いで10%MeOH/EtOAcの段階勾配で溶出するSiO
2で精製した。合わせた生成物のプールを濃縮し、残った無色のガラス状態物質を、50%CH
2Cl
2/ヘキサン中に溶解した。溶液を濃縮して、象牙色固体の表題化合物を得、真空中で乾燥した(50mg、74%)。MS(apci)m/z=645.2(M+H)。
【0977】
実施例594
【化425】
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1−(4−クロロ−1−フェニル−3−(1−(トリフルオロメチルスルホニル)ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素塩酸塩
無水CH
2Cl
2(1.5mL)中の1−(4−クロロ−1−フェニル−3−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素二塩酸塩(実施例581、60mg、0.0949mmol)懸濁液を、DIEA(66.3μL、0.380mmol)で処理し、混合物を周囲温度で5分間撹拌した。得られた均一な溶液を−40℃まで冷却し(ドライアイス、CH
3CN浴)、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(17.3μL、0.103mmol)を添加した。混合物を1時間撹拌し、その間に温度は、−5℃に達した。反応混合物を濃縮し、残渣をH
2Oで洗浄し(超音波処理を用いて3X)、50%EtOAc−ヘキサンで処理した。混合物を超音波処理し、MgSO
4で処理し、30分間撹拌した。漱ぎおよび溶出に50%EtOAc−ヘキサンを使用して、混合物を、MgSO
4層で蓋をした充填セライト(登録商標)で濾過した。濾液を濃縮して、無色の泡を得た。泡をEtOAc(3mL)中に溶解し、Et
2O(300μL)中2MのHClで処理した。得られた濁った白色混合物を5分間撹拌し、充填セライト(登録商標)(EtOAc漱ぎ)で濾過した。濾液を濃縮して、象牙色固体の表題化合物を得、真空中で乾燥した(32mg、46%)。MS(apci)m/z=691.2(M+H)。
【0978】
実施例595
【化426】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−((R)−1−(メチルスルホニル)ピロリジン−2−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例592に記載される手順に従って、1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−((R)−ピロリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素二塩酸塩(実施例583)を使用して、白色固体の表題化合物を得た(84mg、83%)。MS(apci)m/z=603.3(M+H)。
【0979】
実施例596
【化427】
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1−(3−((R)−1−アセチルピロリジン−2−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例593に記載される手順に従って、1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−((R)−ピロリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素二塩酸塩(実施例583)を使用して、象牙色固体の表題化合物を得た(89mg、94%)。MS(apci)m/z=567.3(M+H)。
【0980】
実施例597
【化428】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−((R)−1−メチルピロリジン−2−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素二塩酸塩
無水CH
2Cl
2(2mL)中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−((R)−ピロリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素二塩酸塩(実施例583、80mg、0.134mmol)およびDIEA(93.5μL、0.536mmol)溶液を、0℃まで冷却し、ヨードメタン(9.26μL、0.147mmol)を添加した。混合物を3時間撹拌し、その間に温度は次第に周囲温度に達した。混合物をCH
2Cl
2(2mL)およびH
2O(3mL)で希釈し、1MのNaOHを、pH=11になるまで添加した。水層を除去し、CH
2Cl
2画分をH
2Oで洗浄し(2X)、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、段階勾配溶出(EtOAc、10%MeOH/EtOAcおよび10%(9:1 MeOH/NH
4OH)/EtOAc)を使用するSiO
2クロマトグラフィーで精製した。合わせた生成物のプールを濃縮して、無色蝋様の遊離塩基生成物を得、それを真空で乾燥した。生成物の遊離塩基をEtOAc(3mL)中に溶解し、Et
2O(0.4mL)中2MのHClで処理した。得られた懸濁液を10分間撹拌し、濃縮して、淡黄褐色固体の表題化合物を得、それを真空中で乾燥した(25mg、31%)。MS(apci)m/z=539.3(M+H)。
【0981】
実施例598
【化429】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素二塩酸塩
実施例597に記載される手順に従って、1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−((S)−ピロリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素二塩酸塩(実施例586)を使用して調製し、象牙色固体の表題化合物を得た(31mg、39%)。MS(apci)m/z=539.3(M+H)。
【0982】
実施例599
【化430】
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1−(4−ブロモ−3−((1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イルオキシ)メチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例592の合成について記載された手順において、1−(4−ブロモ−1−フェニル−3−((ピペリジン−4−イルオキシ)メチル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素二塩酸塩(実施例591)を使用して、白色固体の表題化合物を得た。(23mg、88%)。MS(apci)m/z=711.2(M+H)。
【0983】
実施例600
【化431】
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1−(3−((1−アセチルピペリジン−4−イルオキシ)メチル)−4−ブロモ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例593に記載される手順に従って、1−(4−ブロモ−1−フェニル−3−((ピペリジン−4−イルオキシ)メチル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素二塩酸塩(実施例591)を使用して調製し、白色固体の表題化合物を得た(24mg、96%)。MS(apci)m/z=675.2(M+H)。
【0984】
実施例601
【化432】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(4−イソプロピル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
5−アミノ−N’−イソプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボヒドラジド:無水CH
2Cl
2(3.0mL)中の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(中間体171、146mg、0.672mmol)およびDIEA(468μL、2.69mmol)溶液に、イソブチルクロロホルメート(98.1μL、0.739mmol)を添加した。混合物を周囲温度で1時間撹拌し、0℃まで冷却した。イソプロピルヒドラジン塩酸塩(149mg、1.34mmol)を1度に添加し、混合物を周囲温度で48時間撹拌した。混合物をH
2Oで洗浄し(2X)、Na
2SO
4で乾燥した。乾燥した溶液を、50%EtOAc−ヘキサンで溶出するSiO
2プラグを通して溶出した。溶出剤をシロップ状になるまで濃縮した。シロップをヘキサンで洗浄し、Et
2O中に溶解した。溶液を濃縮して、油性の白色固体として、未精製の表題化合物を得た(148mg、54%)。MS(apci)m/z=274.1(M+H)。粗生成物は30%の望まれない位置異性体(5−アミノ−N−イソプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボヒドラジド)を含有し、次のステップで直接使用した。
【0985】
ステップB:
5−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−3−イソプロピル−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2(3H)−オン:無水CH
2Cl
2(3mL)中の未精製の5−アミノ−N’−イソプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボヒドラジド(148mg、0.379mmol)溶液に、トリホスゲン(57.4mg、0.190mmol)を1度に添加し、得られた白色懸濁液を、周囲温度で17時間撹拌した。DIEA(264μL、1.52mmol)をゆっくりと添加し、得られた均一な溶液を周囲温度で4時間撹拌した。混合物をH
2Oで洗浄し(3X)、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。25%EtOAc−ヘキサンを溶出に使用して、残渣をSiO
2カラムで精製した。白色泡状の生成物を得、それをを真空で乾燥した(35mg、31%)。MS(apci)m/z=300.1(M+H)。
【0986】
ステップC:
フェニル3−(4−イソプロピル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート:EtOAc(1mL)中の5−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−3−イソプロピル−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2(3H)−オン(30mg、0.100mmol)溶液を、0℃まで冷却した。NaOH(251μL、0.501mmol)およびフェニルクロロホルメート(37.7μL、0.301mmol)を順次添加し、混合物を5分間撹拌した。氷浴を取り除き、混合物を周囲温度で16時間撹拌した。混合物を、H
2O(2X)、1MのHCl、H
2Oおよび飽和NaClで洗浄した。有機層を等体積のヘキサンで希釈し、MgSO
4で乾燥した。溶液を、50%EtOAc−ヘキサンで溶出するSiO
2プラグを通して溶出した。溶出液を濃縮し、残った白色固体をヘキサンで洗浄し(超音波処理を用いて3X)、真空中で乾燥して、表題化合物を得た(28mg、67%)。MS(apci)m/z=420.1(M+H)。
【0987】
ステップD:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(4−イソプロピル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素:CH
2Cl
2(1mL)中のフェニル3−(4−イソプロピル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(26mg、0.0620mmol)および(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製F、26.5mg、0.0806mmol)混合物に、DIEA(54.1μL、0.310mmol)を添加した。得られた均一な溶液を周囲温度で3時間撹拌した。混合物をCH
2Cl
2(2mL)で希釈し、H
2O(2X)、1MのNaOH(2X)およびH
2Oで洗浄した。CH
2Cl
2溶液をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、50%EtOAc/ヘキサン、EtOAc、次いで5%MeOH/EtOAcの段階勾配溶出を用いて、SiO
2カラムで精製した。合わせた生成物のプールを濃縮して、無色のガラス状態物質を得た。ガラス状態物質を、1:1 CH
2Cl
2/ヘキサン中に溶解し、濃縮して、白色固体の表題化合物を得、真空中で乾燥した(20mg、56%)。MS(apci)m/z=582.2(M+H)。
【0988】
実施例602
【化433】
[この文献は図面を表示できません]
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
tert−ブチル2−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−1−メチルヒドラジンカルボキシレート:無水CH
2Cl
2(5mL)中の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(中間体171、0.434g、2.00mmol)微細懸濁液に、DIEA(0.766mL、4.40mmol)を添加し、混合物を周囲温度で5分間撹拌した。得られた溶液をイソブチルクロロホルメート(0.292mL、2.20mmol)で処理し、混合物を2時間撹拌した。Tert−ブチル1−メチルヒドラジンカルボキシレート(0.308mL、2.00mmol)を添加し、混合物を周囲温度で23時間撹拌した。混合物をH
2Oで洗浄し(2X)、Na
2SO
4で乾燥し、無水としたCH
2Cl
2溶液を、SiO
2プラグを通して(50%EtOAc−ヘキサンで溶出)溶出した。溶出液を濃縮して無色蝋様の固体を得た。固体50%Et
2O−ヘキサンで処理し、顆粒状の白色の懸濁液が形成されるまで撹拌した。溶媒をデカントし、残留固体50%Et
2O−ヘキサンで洗浄し、真空中で乾燥し、白色粉末の表題化合物を得た(550mg、80%)。MS(apci)m/z=346.2(M+H)。
【0989】
ステップB:
5−アミノ−N’,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボヒドラジド二塩酸塩:EtOAc(10mL)中のtert−ブチル2−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−1−メチルヒドラジンカルボキシレート(540mg、1.56mmol)溶液に、ジオキサン中4MのHCl(7.82mL、31.3mmol)を添加し、混合物を周囲温度で17時間撹拌した。得られた白色懸濁液を濃縮し、残った白色固体を真空で乾燥して、表題化合物を得た(490mg、99%)。MS(apci)m/z=246.1(M+H)。
1H NMR(DMSOd
6) δ 11.6(brs、2H)、11.3(s、1H)、7.63(d、2H)、7.54(t、2H)、7.44(t、1H)、2.82(s、3H)、2.13(s、3H)。
【0990】
ステップC:
5−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−3−メチル−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2(3H)−オン:無水CH
2Cl
2(10mL)中の5−アミノ−N’,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボヒドラジド二塩酸塩(484mg、1.52mmol)およびDIEA(1.32mL、7.61mmol)溶液を、0℃まで冷却し、トリホスゲン(230mg、0.761mmol)を1度に添加した。混合物17時間撹拌し、その間、温度は2時間後に周囲温度に達した。追加のDIEA(0.40mL)を添加し、混合物を5時間撹拌した。混合物をH
2Oで洗浄し(3X)、Na
2SO
4で乾燥し、乾燥した溶液を、25%EtOAc−ヘキサンで溶出する短いSiO
2カラムを通して溶出した。溶出液を濃縮して、残った蝋様固体を、50%Et
2O−ヘキサンで処理し、微細な、顆粒状懸濁液が形成されるまで撹拌した。溶媒をデカントし、残った固体を50%Et
2O−ヘキサン(2X)で洗浄し、真空中で乾燥し、象牙色固体の表題化合物を得た(197mg、48%)。MS(apci)m/z=272.1(M+H)。
【0991】
ステップD:
フェニル4−メチル−3−(4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート:実施例601、ステップCの調製に記載される手順において、5−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−3−メチル−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2(3H)−オンを使用して、白色固体の表題化合物を得た(80mg、59%)。MS(apci)m/z=272.1(アミノピラゾール断片 M+H)。
【0992】
ステップE:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素:実施例601、ステップDの方法に従って、フェニル4−メチル−3−(4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使用して調製した。白色固体の表題化合物を単離した(50mg、60%)。MS(apci)m/z=554.2(M+H)。
【0993】
実施例603
【化434】
[この文献は図面を表示できません]
1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−(ピラジン−2−イルオキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
4−メチル−1−フェニル−3−(ピラジン−2−イルオキシ)−1H−ピラゾール−5−アミン:封管中で、5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オン(調製P135、ステップA、300mg、1.59mmol)、2−クロロピラジン(185mg、1.59mmol)、CuCN(14.2mg、0.159mmol)、炭酸セシウム(620mg、1.90mmol)および無水DMF(3.2mL)を合わせた。エチレンジアミン(23.3μL、0.349mmol)を添加し、容器をN
2で洗い流し、密封した。混合物を110℃で18時間撹拌し、周囲温度まで冷却した。混合物を氷−H
2O(30mL)に添加し、10分間撹拌した。混合物をEtOAcで抽出し(3X)、合わせた有機画分を飽和NaClで洗浄し(2X)、MgSO
4で乾燥し、充填セライト(登録商標)で濾過した。濾液を濃縮し、残ったシロップを、40%EtOAc−ヘキサンで溶出するSiO
2カラムで精製し、白色固体の表題化合物を得た(310mg、73%)。MS(apci)m/z=268.0(M+H)。
1H NMR(CDCl
3) δ 8.54(s、1H)、8.28(s、1H)、8.16(s、1H)、7.58(d、2H)、7.44(t、2H)、7.31(t、1H)、3.74(brs、2H)、1.81(s、3H)。
【0994】
ステップB:
1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−(ピラジン−2−イルオキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素:無水DMF(1.0mL)中の4−メチル−1−フェニル−3−(ピラジン−2−イルオキシ)−1H−ピラゾール−5−アミン(50.0mg、0.187mmol)溶液に、CDI(36.4mg、0.224mmol)およびDIEA(49.0μL、0.281mmol)を添加した。混合物を周囲温度で16時間撹拌した。追加のCDI(31mg)を添加し、混合物を24時間撹拌した。混合物に、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製L1、98.1mg、0.412mmol)を添加し、混合物を周囲温度で5時間撹拌した。混合物を冷却したH
2O(4mL)で希釈し、得られた乳様懸濁液を、2MのHClでpH=7になるまで処理した(開始pH=11)。混合物をEtOAcで抽出し(3X)、合わせたEtOAc画分を飽和NaClで洗浄した(3X)。EtOAc溶液をMgSO
4で乾燥し、充填セライト(登録商標)で濾過し、濃縮した。残った無色のガラス状態物質を、段階勾配溶出(EtOAc、5%MeOH/EtOAc、10%(9:1CH
3OH/NH
4OH)/EtOAc)を用いて、SiO
2カラムで精製した。得られた白色の泡を、50%EtOAc−ヘキサンから再結晶させ、て白色球状の表題化合物を得、それを砕いて真空中で乾燥した(44mg、44%)。MS(apci)m/z=532.2(M+H)。
【0995】
実施例604
【化435】
[この文献は図面を表示できません]
1−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
無水CH
3CN(1mL)中のトリホスゲン(23.1mg、0.074mmol)溶液を、0℃まで冷却し、無水CH
3CN(0.5mL)中の(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製M、76.4mg、0.220mmol)およびDIEA(115μL、0.660mmol)溶液を、45分間に渡り添加した。混合物を1時間撹拌し、その間に温度は15℃に達した。5−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−1−メチルピリジン−2(1H)−オン(56.1mg、0.200mmol)を一度に添加し、混合物を周囲温度で7時間撹拌し、その後40℃で17時間撹拌した。混合物を周囲温度まで冷却し、冷却したH
2O(4mL)で希釈した。冷たい混合物(pH=5)を、2MのNaOHで、pH=10になるまで処理した。混合物をEtOAcで抽出し(3X)、合わせた抽出物をH
2Oおよび飽和NaCl(2X)で洗浄した。EtOAc溶液をMgSO
4で乾燥し、EtOAc、10%MeOH/EtOAc次いで10%(9:1/CH
3OH−NH
4OH)/EtOAcで溶出する短いSiO
2カラムを通して溶出した。合わせた生成物のプールを濃縮した。残渣をEt
2Oで処理し、白色懸濁液が形成されるまで撹拌した。溶媒をデカントし、残った固体をEt
2Oで洗浄し(2X)、真空中で乾燥して、白色固体の表題化合物を得た(34mg、29%)。MS(apci)m/z=581.2(M+H)。
【0996】
実施例605
【化436】
[この文献は図面を表示できません]
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−メトキシ−1−フェニル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
5−フルオロ−3−メトキシ−1−フェニル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾールの調製。EtOH(2mL)中のNEt
3(0.657mL、4.72mmol)およびフェニルヒドラジン(0.561g、5.19mmol)混合物を、EtOH(3mL)中の1,3,3,3−テトラフルオロ−1−メトキシ−2−(トリフルオロメチル)プロパ−1−エン(1.00g、4.72mmol)溶液に滴加した。添加完了後、反応物を周囲温度で一晩撹拌し、濃縮し、0〜10%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(372mg、1.43mmol、収率30.3%)。MS(apci)m/z=261.1(M+H)。
【0997】
ステップB:
3−メトキシ−1−フェニル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−アミンの調製。5−フルオロ−3−メトキシ−1−フェニル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(400mg、1.54mmol)、ヒドラジン(148mg、4.61mmol)およびNEt
3(643μL、4.61mmol)を、密封容器中のDME(3mL)中で合わせ、90℃の砂浴中で3時間加熱した。反応物を冷却し、ラネーニッケル(132mg、1.54mmol)を添加した。反応物を周囲温度で3時間撹拌し、セライト(登録商標)で濾過し、濃縮し、0〜80%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(322mg、1.25mmol、収率81.4%)。MS(apci)m/z=258.1(M+H)。
【0998】
ステップC:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−ピロリジン−3−イル)−3−(3−メトキシ−1−フェニル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製。3−メトキシ−1−フェニル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−アミン(77mg、0.2994mmol)、CDI(50.97mg、0.3143mmol)およびDIEA(521.4μL、2.994mmol)を、0.8mLのDMF中で合わせ、周囲温度で一晩撹拌した。次いで0.6mLの得られた溶液を、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(60mg、0.18mmol)に添加し、混合物を周囲温度で2時間撹拌し、サンプレットに充填し、5〜80%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(40mg、0.074mmol、収率52%)。(MS(apci)m/z=540.2(M+H)。
【0999】
実施例606
【化437】
[この文献は図面を表示できません]
1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−メトキシ−1−フェニル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例605、ステップCに記載される方法により、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩の代りに、(3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を使用して調製した。物質を、5〜80%アセトニトリル/H
2Oを溶出液として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(11mg、0.021mmol、収率30%)。MS(apci)m/z=540.2(M+H)。
【1000】
実施例607
【化438】
[この文献は図面を表示できません]
1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−メトキシ−1−フェニル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例605、ステップCに記載される方法により、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩の代りに、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を使用して調製した。物質を、5〜80%アセトニトリル/H
2Oを溶出液として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(22mg、0.042mmol、収率60%)。MS(apci)m/z=522.2(M+H)。
【1001】
実施例608
【化439】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−メトキシ−1−フェニル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:
2−メチル−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−3−オキソプロパンニトリルの調製。プロピオノニトリル(0.893g、16.2mmol)を、THF中のLHMDS(13.0mL、13.0mmol)1M溶液に、−78℃で滴加した。混合物を30分間撹拌し、THF(20mL、出発物質を溶解するために加熱した)中のエチル1−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボキシレート(1.00g、6.49mmol)溶液を滴加した。反応物を周囲温度まで昇温させ、一晩撹拌し、氷水(50mL)中に注ぎ入れ、EtOAc(100mL)で抽出した。2NのHClを使用してpHを6.5に調整し、混合物をEtOAc(100mL)で抽出した。次いで、2NのHClを使用してpHを6に調整し、混合物をEtOAcで抽出した(2x100mL)。pH6.5およびpH6抽出物を合わせた抽出物を乾燥し(MgSO
4)、濾過し、濃縮して、表題化合物を得た(1.02g、6.25mmol、収率96.4%)。MS(apci)m/z=164.2(M+H)。
【1002】
ステップB:
4−メチル−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン塩酸塩の調製。圧力容器に、2−メチル−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−3−オキソプロパンニトリル(1.00g、6.13mmol)、無水EtOH(12.3mL、6.13mmol)およびフェニルヒドラジン塩酸塩(0.975g、6.74mmol)を充填した。反応物を密封し、80℃で一晩加熱し、濃縮して、表題化合物を得た(1.70g、5.87mmol、収率95.7%)。MS(apci)m/z=254.1(M+H)。
【1003】
ステップC:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製。4−メチル−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(20mg、0.07896mmol)を、2mLのEtOAc中に溶解し、NaOH(789.6μL、0.7896mmol)、その後フェニルクロロホルメート(29.72μL、0.2369mmol)を添加した。反応物を周囲温度で一晩撹拌し、10mLのEtOAcを添加し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濃縮し、CH
2Cl
2(1mL)中に取り込んだ。(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(20mg、0.061mmol)およびDIEA(88μL、0.51mmol)を添加し、反応物を周囲温度で一晩撹拌し、濃縮し、0〜70%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た。(2.4mg、0.0045mmol、収率8.9%)。(MS(apci)m/z=536.2(M+H)。
【1004】
実施例609
【化440】
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1−((trans)−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−5−オキソ−2−フェニル−2,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル)尿素
CDI(360mg、2.22mmol)、5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オン(350mg、1.85mmol)およびDIEA(805μL、4.62mmol)を、3mLのDMF中で合わせ、周囲温度で一晩撹拌した。追加のCDI(360mg、2.22mmol)を添加し、反応物を周囲温度で24時間撹拌した。0.2mLの得られた溶液を、DMF(2mL)中の(trans)−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(67.5mg、0.195mmol)およびDIEA(80.9μl、0.465mmol)溶液に添加し、周囲温度で3時間撹拌した。反応物をサンプレットに充填し、0〜70%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(39mg、0.0799mmol、収率86.0%)。(MS(apci)m/z=488.1(M+H)。
【1005】
以下の化合物を、実施例609の方法に従って、(3S,4R)−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を、適切なピロリジン中間体に置き換えて調製した。
【表1Q-1】
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【表1Q-2】
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【1006】
実施例615
【化441】
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1−(4−シアノ−3−メトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:
5−アミノ−3−メトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの調製。圧力管中の、エタノール(5mL)中フェニルヒドラジン(0.783g、7.24mmol)溶液に、2−(ジメトキシメチレン)マロノニトリル(1.0g、7.24mmol)を添加した。混合物を100℃で18時間加熱した。溶媒を蒸発させ、粗生成物を、5〜35%アセトン/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(708mg、収率45.6%)。MS(apci)m/z=215.1(M+H)。
【1007】
ステップB:
1−(4−シアノ−3−メトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製。5−アミノ−3−メトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(160mg、0.747mmol)、CDI(133mg、0.822mmol)およびDIEA(650μL、3.73mmol)を、5mLのDMF中で合わせ、周囲温度で3日間撹拌した。(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(295mg、0.896mmol)を添加し、反応物を周囲温度で1時間撹拌し、サンプレットに充填し、0〜70%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(328mg、0.661mmol、収率88.4%)。MS(apci)m/z=497.2(M+H)。
【1008】
実施例616
【化442】
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1−((3S,4R)−4−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−5−オキソ−2−フェニル−2,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル)尿素
実施例615、ステップBに記載される通りに調製し、5−アミノ−3−メトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの代りに、5−アミノ−3−エチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルを使用した。物質を、0〜70%アセトニトリル/H
2Oを溶出液として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(890mg、1.80mmol、収率76.4%)。MS(apci)m/z=495.2(M+H)。
【1009】
実施例617
【化443】
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1−(4−シアノ−1−フェニル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例615、ステップBに記載される通りに調製し、5−アミノ−3−メトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの代りに、5−アミノ−1−フェニル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルを使用した。物質を、0〜70%アセトニトリル/H
2Oを溶出液として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(0.81g、1.52mmol、収率76.4%)。MS(apci)m/z=535.2(M+H)。
【1010】
実施例618
【化444】
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1−(4−シアノ−5−オキソ−2−フェニル−2,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
1−(4−シアノ−3−メトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素(30mg、0.06042mmol、実施例615に記載される通り調製した)を、HCl(61.20mg、0.6042mmol)中に取り込み、周囲温度で2日間撹拌した。反応物を2NのNaOH(5mL)中に注ぎ入れ、EtOAcで抽出した(2x25mL)。合わせた有機抽出物を乾燥し(MgSO
4)、濃縮し、0〜70%アセトニトリル/H
2Oを溶出液として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製した。ピーク1を単離して表題化合物を得た(11mg、0.02280mmol、収率37.73%)。MS(apci)m/z=483.2(M+H)。
【1011】
実施例619
【化445】
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5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−3−メトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
実施例618に記載される通りに調製し、ピーク1の代りにピーク2を単離して、表題化合物を得た(1.9mg、0.0037mmol、収率6.1%)。MS(apci)m/z=515.2(M+H)。
【1012】
以下の化合物を、実施例618の方法に従って、5−アミノ−3−メトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルを、適切なカルボニトリルに置き換え、および実施例623〜626において、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を、適切なピロリジン中間体に置き換えて調製した。
【表1R-1】
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【表1R-2】
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【表1R-3】
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【1013】
実施例627
【化446】
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5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
ステップA:
5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドの活性化。5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(500mg、2.47mmol)を、2mLのCHCl
3中に溶解し、ピリジン(600μL、7.42mmol)、その後フェニルクロロホルメート(682μL、5.44mmol)を添加した。反応物を周囲温度で2時間撹拌し、2mLの2N NaOHでクエンチした。反応物を、相分離フリット(phase separator frit)中、CH
2Cl
2で数回抽出し、合わせた有機抽出物を濃縮した。未精製の物質を、5〜40%アセトン/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、ビス−フェニルカルバメート付加物を得た(191mg、0.432mmol、収率17.5%)。MS(apci)m/z=443.1(M+H)。
【1014】
ステップB:
5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドの調製。(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(33mg、0.099mmol)、ステップAの生成物(20mg、0.045mmol)およびDIEA(39μL、0.23mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で一晩撹拌した。混合物をサンプレットに充填し、0〜70%アセトニトリル/H
2Oを溶出液として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(17mg、0.035mmol、収率78%)。MS(apci)m/z=485.2(M+H)。
【1015】
実施例628
【化447】
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5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
ステップA:
2−(2,2−ジフルオロ−1−ヒドロキシエチリデン)マロノニトリルの調製。メタノール中のマロノニトリル(4g、61mmol)溶液に、ナトリウムメトキシド(14g、67mmol)、その後メチル2,2−ジフルオロアセテート(8.0g、73mmol)を充填した。反応物を60℃で4時間加熱し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た(8.7g、60mmol、収率100%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3) δ ppm6.13(t、J=54Hz、1H)。
【1016】
ステップB:
2−(1−クロロ−2,2−ジフルオロエチリデン)マロノニトリルの調製。CH
2Cl
2中の2−(2,2−ジフルオロ−1−ヒドロキシエチリデン)マロノニトリル(1.9g、13mmol)のスラリーに、PCl
5(2.7g、13mmol)を添加し、反応物を周囲温度で16時間撹拌した。反応物をCH
2Cl
2で希釈し、水およびブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濃縮して表題化合物を得た(2.3g、14mmol、収率107%)。
【1017】
ステップC:
5−アミノ−3−(ジフルオロメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの調製。エタノール中の2−(1−クロロ−2,2−ジフルオロエチリデン)マロノニトリル溶液に、フェニルヒドラジン塩酸塩(2.3g、16mmol)を添加し、反応物を70℃まで4時間加熱した。反応物を真空中で濃縮し、物質をEtOAcと水に分配した。層を分離し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、真空中で濃縮した。未精製の物質を、5%EtOAc/CH
2Cl
2を溶出液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(0.25g、1.1mmol、収率7.5%)。MS(apci)m/z=233.1(M−H)。
【1018】
ステップD:
3−(ジフルオロメチル)−5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキス−アミドの調製。5−アミノ−3−(ジフルオロメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルを、実施例618の5−アミノ−3−メトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルについて記載される通りに調製した。物質を、5〜80%アセトニトリル/H
2Oを溶出液として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、その後、キラルテクノロジー社(Chiral Technologies) OD−Hカラム、および溶出液としてヘキサン/EtOH 9:1を使用するGilson分取HPLCにより精製して、表題化合物を得た(1.7mg、0.0032mmol、収率0.30%;2段階で)。MS(apci)m/z=533.2(M−H)。
【1019】
実施例629
【化448】
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1−(4−ブロモ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)グアニジン二塩酸塩
1−(4−ブロモ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)チオ尿素(40mg、0.07267mmol、実施例630に記載される方法により調製した)およびAgOTf(46.68mg、0.1817mmol)を、5mLのCH
2Cl
2中で合わせ、氷−MeOH浴中で冷却した。アンモニアガスを溶液中に1分間バブリングして、反応物を周囲温度まで昇温させた。HCl(IPA中5N、60.7μL、0.303mmol)およびMeOH(2mL)を添加し、反応物をセライト(登録商標)で濾過した。固体を、MeOHで数回洗浄し、合わせた濾液を濃縮し、0〜70%アセトニトリル/0.1Nの水性のHClを溶出液として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(11mg、0.01814mmol、収率24.97%)。MS(apci)m/z=535.1(M+H)。
【1020】
実施例630
【化449】
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1−(4−ブロモ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)チオ尿素
4−ブロモ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(250mg、0.992mmol)、DIEA(864μL、4.96mmol)およびジ(1H−イミダゾール−1−イル)メタンチオン(177mg、0.992mmol)を、1mLのDMF中で合わせ、周囲温度で3日間撹拌し、次いで70℃で一晩撹拌した。(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(326mg、0.992mmol)を添加し、反応物を周囲温度で24時間撹拌した。混合物をサンプレットに充填し、5〜80%アセトニトリル/H
2Oを溶出液として使用する、逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(364mg、0.661mmol、収率66.7%)。MS(apci)m/z=550.1(M+H)。
【1021】
実施例631
【化450】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)チオ尿素
実施例630に記載される通りに調製し、4−ブロモ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの代りに、5−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−1−メチルピリジン−2(1H)−オンを使用した。物質を、5〜80%アセトニトリル/H
2Oを溶出液として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(4.5mg、0.00778mmol、収率12.5%)。MS(apci)m/z=579.2(M+H)。
【1022】
実施例632
【化451】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)チオ尿素
実施例630に記載される通りに調製し、4−ブロモ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの代りに、1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−アミンを使用した。物質を、5〜80%アセトニトリル/H
2Oを溶出液として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(71mg、0.129mmol、収率75.8%)。MS(apci)m/z=552.2(M+H)。
【1023】
実施例633
【化452】
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1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)チオ尿素
実施例630に記載される通りに調製し、4−ブロモ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの代りに1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−アミンを使用し、および(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩の代りに、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を使用した。物質を、5〜80%アセトニトリル/H
2Oを溶出液として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(50mg、0.0937mmol、収率69.0%)。MS(apci)m/z=534.2(M+H)。
【1024】
以下の化合物を、実施例52の方法に従って、好適な溶媒、例えばCH
2Cl
2、DMF、DMAまたはCH
3CN中の、適切な出発物質を使用して調製した。
【表1S】
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【1025】
以下の化合物を、実施例1の方法に従って、好適な溶媒、例えばCH
2Cl
2、DMF、DMAまたはCH
3CN中の、適切な出発物質を使用して調製した。
【表1T-1】
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【表1T-2】
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【1026】
実施例648
【化453】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)尿素
ステップA:
エチル3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートの調製:無水DMF(39mL)中のエチル3−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(0.600g、3.89mmol)、フェニルボロン酸(0.498g、4.09mmol)、Cu(OAc)
2(0.530g、2.92mmol)、ピリジン(0.630mL、7.78mmol)混合物を、周囲温度で3日間撹拌した。反応混合物をEtOAcと水に分配し、有機層を除去した。水層をEtOAcで抽出し(2X)、合わせた有機層を水および飽和NaClで洗浄した。EtOAc溶液をMgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(4:1 ヘキサン/EtOAc)により精製して、表題化合物を得た(0.428g、48%)。MS(apci)m/z=231.1(M+H)。
【1027】
ステップB:
3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸の調製:1:1 MeOH/THF(8.0mL)中のエチル3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(0.428g、1.86mmol)溶液に、1MのLiOH(3.72mL、3.72mmol)を添加し、混合物を周囲温度で16時間撹拌した。溶媒を、真空中で除去し、残渣を水で希釈し、Et
2Oで抽出した(2X)。水層を、1MのHClで、pH4〜5になるまで処理し、EtOAcで抽出した(3X)。合わせた有機画分を、水および飽和NaClで洗浄した。EtOAc溶液をMgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、粗生成物を得(0.280g、75%)、それを次のステップでさらに精製することなく使用した。MS(apci)m/z=203.1(M+H)。
【1028】
ステップC:
1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシ−エチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)尿素の調製:トルエン(2mL)中の3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(50mg、0.25mmol)およびEt
3N(0.039mL、0.30mmol)溶液に、ジフェニルホスホルアジデート(0.064mL、0.30mmol)を添加した。溶液を還流で1時間加熱し、周囲温度まで冷却した。混合物をTHF(1mL)で希釈し、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(98mg、0.30mmol)、その後Et
3N(0.108mL、0.90mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で16時間撹拌した。混合物をEtOAcと飽和水性NaHCO
3に分配した。有機層を除去し、水層をEtOAcで抽出した(2X)。合わせた有機層を飽和NaClで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(5%MeOH/DCM)により精製して、表題化合物を得た(66mg、59%)。MS(apci)m/z=456.2(M+H)。
【1029】
実施例649
【化454】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−フェニル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)尿素
実施例648、ステップCに記載される手順に従って、3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸の代りに、1−フェニル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を使用して調製した。MS(apci)m/z=510.2(M+H)。