【実施例】
【0086】
以下に、本発明を、実施例を挙げて更に具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
本発明化合物の具体的な製法の一例を、下記反応式4および5に示す。
【0087】
(反応式4)
【化16】
【0088】
(反応式5)
【化17】
【0089】
なお、上記反応式および下記実施例中、略号は以下の意味を有している。
Meはメチル基、Etはエチル基、Bnはベンジル基、AcOHは酢酸、DMFはN,N−ジメチルホルムアミド、DEADはアゾジカルボン酸ジエチル、PMBClはパラメトキシベンジルクロリド、aq.は水溶液または水性をそれぞれ意味する。
【0090】
また、化合物の確認は、各種分光学的分析の解析により行なった。具体的には、一次元および二次元のプロトンおよび炭素13核磁気共鳴スペクトル(
1H NMR、
13C NMR)、赤外線吸収スペクトル(IR)、質量スペクトル(MS)(例えば、高速原子衝撃型質量分析法(FABMS)および高速原子衝撃型高分解能質量分析法(FABHRMS))、ならびに比旋光度の解析により行った。重クロロホルム中の
1H核磁気共鳴スペクトルには、テトラメチルシランを内部標準として用いた。また、
13C核磁気共鳴スペクトルは次のシグナルを基準にした;重クロロホルム中:77.0ppmおよび重メタノール中:49.0ppm。
【0091】
(実施例1)
1−O−ベンジル−3,4−O−イソプロピリデン−D−エリスリトール化合物(12)および2−O−ベンジル−3,4−O−イソプロピリデン−D−エリスリトール化合物(13)(反応式4)
まず、公知の製法(Abushanab E.; Vemishetti P.; Leiby R. W.; Singh H. K.; Mikkilineni A. B.; Wu D. C.-J.; Saibaba R.; Panzica, R. P. J. Org. Chem. 1988, 53, 2598)に従って、D−イソアスコルビン酸からジオール化合物(3,4−O−イソプロピリデン−D−エリスリトール)(11)を得、得られた化合物(11)(6g、37.0mmol)を、Bu
2Sn(IV)O(11.1g、44.6mmol)およびトルエン(60mL)の混合物を1時間加熱還流した。その後、該反応混合物をディーンスターク冷却器を備えたナス型フラスコ中で減圧下で濃縮した。該残渣にDMF(60mL)、フッ化セシウム(8.5g、55.9mmol)および臭化ベンジル(6.6mL、55.6mmol)を添加し、得られた懸濁液を60℃で1時間加熱した。冷却後、反応混合物をジエチルエーテル(200mL)で希釈した後、不溶物質をろ去し、ジエチルエーテルで洗浄した。ろ液と洗浄液とを合わせ、10%水酸化ナトリウム水溶液(100mL)を添加してアルカリ性にした。次いで、沈降したゲルをセライトでろ過して除き、ジエチルエーテルで洗浄した。分離した有機層を飽和食塩水で洗浄し、濃縮すると、淡黄色油状物(11.3g)を得た。これをカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:AcOEt、10:1→5:1→1:1)で精製すると、化合物(12)(8.5g、91%)および化合物(13)(651mg、7%)が得られた。
【0092】
【化18】
【0093】
【化19】
【0094】
(実施例2)
3,4−O−イソプロピリデン−1−O−パラメトキシベンジル−D−エリスリトール化合物(14)および3,4−O−イソプロピリデン−2−O−パラメトキシベンジル−D−エリスリトール化合物(15)(反応式4)
実施例1における化合物(12)および(13)の合成と実質的に同様な方法で、3,4−O−イソプロピリデン−D−エリスリトール化合物(11)(500mg、3.1mmol)、Bu
2SnO(920mg、3.7mmol)およびトルエン(5mL)の混合物を1時間加熱還流し、該反応混合物を減圧下で濃縮した。該残渣に、DMF(60mL)、フッ化セシウム(8.5g、55.9mmol)および塩化パラメトキシベンジル(0.63mL、4.6mmol)を順次加えて得た懸濁液を60℃で12時間加熱した。該反応混合物をジエチルエーテル(40mL)で希釈した後、得られた混合物を10%水酸化ナトリウム水溶液で処理した(pH>11)。沈降したゲルをセライトろ過して除き、そしてジエチルエーテルで洗浄した。ろ液と洗浄液のあわせたものから分離した有機層を飽和食塩水で洗浄し、濃縮させて、淡黄色油状物(1.22g)を得た。これをカラムクロマトグラフィー精製(n−ヘキサン:AcOEt、10:1→5:1→1:1)を行って、化合物(14)(730mg、89%)および化合物(15)(53mg、6.5%)を得た。
【0095】
【化20】
【0096】
【化21】
【0097】
(実施例3)
1−O−ベンジル−2−O−メチル−3,4−O−イソプロピリデン−D−エリスリトール化合物(16a)(反応式4)
化合物(12)(2.0g、7.94mmol)のDMF(10mL)溶液を、水素化ナトリウム(476mg、11.9mmol、流動パラフィン中60%)、ヨウ化メチル(1mL、16mmol)およびDMF(10mL)の混合物に0℃で滴下した。0℃で1時間撹拌後に、該混合物を氷−水(100mL)中に注加し、そしてn−ヘキサンおよびジエチルエーテル(v/v、1/1)の混合液を用いて抽出した。該抽出物を飽和食塩水で洗浄し、そして濃縮させて、無色油状物の1−O−ベンジル−2−O−メチル−3,4−O−イソプロピリデン−D−エリスリトール化合物(16a)(2.31g)を得た。得られた化合物をカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:AcOEt、10:1)で精製すると標記化合物(16a)(2.04g、97%)が得られた。
【0098】
【化22】
【0099】
(実施例4)
1−O−ベンジル−2−O−エチル−3,4−O−イソプロピリデン−D−エリスリトール化合物(16b)(反応式4)
化合物(16a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(12)(2.0g、7.94mmol)およびヨウ化エチル(1.27mL、15.9mmol)から、1−O−ベンジル−2−O−エチル−3,4−イソプロピリデン−D−エリスリトール化合物(16b)(2.13g、96%)を無色油状物として得た。
【化23】
【0100】
(実施例5)
1−O−ベンジル−2−O−ペンチル−3,4−O−イソプロピリデン−D−エリスリトール化合物(16c)(反応式4)
化合物(16a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(12)(900mg、3.57mmol)および1−ブロモペンタンから、1−O−ベンジル−2−O−ペンチル−3,4−O−イソプロピリデン−D−エリスリトール化合物(16c)(1.1g、96%)を得た。
【化24】
【0101】
(実施例6)
1−O−ベンジル−2−O−ヘプチル−3,4−O−イソプロピリデン−D−エリスリトール化合物(16d)(反応式4)
化合物(16a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(12)(500mg、1.98mmol)および1−ブロモヘプタンから、1−O−ベンジル−2−O−ヘプチル−3,4−O−イソプロピリデン−D−エリスリトール化合物(16d)(673mg、97%)を得た。
【化25】
【0102】
(実施例7)
1−O−ベンジル−2−O−トリデシル−3,4−O−イソプロピリデン−D−エリスリトール化合物(16e)(反応式4)
化合物(16a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(12)(800mg、3.17mmol)および1−ブロモトリデカン(2.4mL、9.4mmol)から、1−O−ベンジル−2−O−トリデシル−3,4−O−イソプロピリデン−D−エリスリトール化合物(16c、1.19g、86%)を得た。
【化26】
【0103】
(実施例8)
1−O−ベンジル−2−O−ネオペンチル−3,4−O−イソプロピリデン−D−エリスリトール化合物(16f)(反応式4)
化合物(16a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(12)(800mg、3.17mmol)および1−ブロモネオペンタンから、標記化合物(16f、409mg、40%)を得た。
【化27】
【0104】
(実施例9)
製法A:2−O−ベンジル−3,4−O−イソプロピリデン−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(16g)(反応式4)
化合物(16a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(13)(300mg、1.19mmol)およびp−メトキシベンジルブロマイドから、標記化合物(16g、425mg、96%)を得た。
【化28】
【0105】
(実施例10)
製法B:2−O−ベンジル−3,4−O−イソプロピリデン−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(16g)(反応式4)
化合物(16a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(14)(300mg、1.06mmol)およびp−メトキシベンジルブロマイドから、標記化合物(16g、387mg、98%)を無色油状物質として得た。本化合物の
1HNMRおよび
13CNMRの結果は、実施例9で得られた化合物と一致した。
【0106】
(実施例11)
3,4−O−イソプロピリデン−2−O−(o−メチルベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(16h)(反応式4)
化合物(16a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(14)(150mg、0.53mmol)をo−メチルベンジル化して標記化合物(16h、176mg、86%)を無色油状物質として得た。
【化29】
【0107】
(実施例12)
3,4−O−イソプロピリデン−2−O−(m−メチルベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(16i)(反応式4)
化合物(16a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(14)(150mg、0.53mmol)をm−メチルベンジル化して標記化合物(16i、200mg、98%)を無色油状物質として得た。
【化30】
【0108】
(実施例13)
3,4−O−イソプロピリデン−2−O−(p−メチルベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(16j)(反応式4)
化合物(16a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(14)(150mg、0.53mmol)をp−メチルベンジル化して標記化合物(16j、200mg、98%)を無色油状物質として得た。
【化31】
【0109】
(実施例14)
3,4−O−イソプロピリデン−2−O−(o−クロロベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(16k)(反応式4)
化合物(16a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(14)(300mg、1.06mmol)をo−クロロベンジル化して標記化合物(16k、397mg、92%)を無色油状物質として得た。
【化32】
【0110】
(実施例15)
3,4−O−イソプロピリデン−2−O−(m−クロロベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(16l)(反応式4)
化合物(16a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(14)(400mg、1.42mmol)をm−クロロベンジル化して標記化合物(16l、518mg、90%)を無色油状物質として得た。
【化33】
【0111】
(実施例16)
3,4−O−イソプロピリデン−2−O−(p−クロロベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(16m)(反応式4)
化合物(16a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(14)(257mg、0.91mmol)をp−クロロベンジル化して標記化合物(16m、336mg、91%)を無色油状物質として得た。
【化34】
【0112】
(実施例17)
3,4−O−イソプロピリデン−2−O−(o−ブロモベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(16n)(反応式4)
化合物(16a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(14)(282mg、1.0mmol)をo−ブロモベンジル化して標記化合物(16n、432mg、96%)を無色油状物質として得た。
【化35】
【0113】
(実施例18)
3,4−O−イソプロピリデン−2−O−(m−ブロモベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(16o)(反応式4)
化合物(16a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(14)(275mg、0.98mmol)をm−ブロモベンジル化して標記化合物(16o、430mg、98%)を無色油状物質として得た。
【化36】
【0114】
(実施例19)
3,4−O−イソプロピリデン−2−O−(p−ブロモベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(16p)(反応式4)
化合物(16a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(14)(314mg、1.11mmol)をp−ブロモベンジル化して標記化合物(16p、492mg、98%)を無色油状物質として得た。
【化37】
【0115】
(実施例20)
3,4−O−イソプロピリデン−1−O−(o−メトキシベンジル)−2−O−(o−トリフルオロメチルベンジル)−1−D−エリスリトール化合物(16q)(反応式4)
化合物(16a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(14)(400mg、1.42mmol)をo−トリフルオロメチルベンジル化して標記化合物(16q、600mg、96%)を無色油状物質として得た。
【化38】
【0116】
(実施例21)
3,4−O−イソプロピリデン−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(m−トリフルオロメチルベンジル)−1−D−エリスリトール化合物(16r)(反応式4)
化合物(16a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(14)(275mg、0.97mmol)をm−トリフルオロメチルベンジル化して標記化合物(16r、412mg、96%)を無色油状物質として得た。
【化39】
【0117】
(実施例22)
3,4−O−イソプロピリデン−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(p−トリフルオロメチルベンジル)−1−D−エリスリトール化合物(16s)(反応式4)
化合物(16a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(14)(200mg、0.71mmol)をp−トリフルオロメチルベンジル化して標記化合物(16s、302mg、97%)を無色油状物質として得た。
【化40】
【0118】
(実施例23)
3,4−O−イソプロピリデン−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(o−ニトロベンジル)−D−エリスリトール化合物(16t)(反応式4)
化合物(14)(450mg、1.59mmol)、水酸化ナトリウム(750mg、18.8mmol)、水(4ml)およびジクロロメタン(6ml)の混合物を25℃で30分間超音波処理した後、o−ニトロベンジルブロマイド(1.72g、0.8mmol)とn−BuN
+I
−(589mg、1.59mmol)を添加し、アルゴン雰囲気下室温で更に24時間撹拌した。反応混合物を水5mlで希釈し、ジクロロメタンで抽出した。抽出液を食塩水で洗浄し、濃縮したところ淡黄色油状物2.17gが得られた。これをクロロホルムを用いてカラムクロマトグラフィーで精製したところ、標記化合物(16t、585mg、88%)を淡黄色油状物質として得た。
【化41】
【0119】
(実施例24)
3,4−O−イソプロピリデン−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(m−ニトロベンジル)−D−エリスリトール化合物(16u)(反応式4)
化合物(16t)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(14)(500mg、1.77mmol)をm−ニトロベンジル化して標記化合物(16u、640mg、87%)を淡黄色油状物質として得た。
【化42】
【0120】
(実施例25)
3,4−O−イソプロピリデン−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(p−ニトロベンジル)−D−エリスリトール化合物(16v)(反応式4)
化合物(16t)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(14)(300mg、1.06mmol)をp−ニトロベンジル化して標記化合物(16v、386mg、87%)を淡黄色油状物質として得た。
【化43】
【0121】
(実施例26)
3,4−O−イソプロピリデン−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(p−(p−メトキシベンジルオキシメチル)ベンジル)−D−エリスリトール化合物(16w)(反応式4)
化合物(16t)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(14)(300mg、1.06mmol)をベンジル化して標記化合物(16w、521mg、94%)を無色油状物質として得た。
【化44】
【0122】
(実施例27)
3,4−O−イソプロピリデン−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(ナフタレー1−イル)メチル)−D−エリスリトール化合物(16x)(反応式4)
化合物(16a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(14)(200mg、0.71mmol)をナフタレー1−イルメチル化して標記化合物(16x、291mg、97%)を無色油状物質として得た。
【化45】
【0123】
(実施例28)
3,4−O−イソプロピリデン−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(ナフタレー2−イル)メチル)−D−エリスリトール化合物(16y)(反応式4)
化合物(16a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(14)(200mg、0.71mmol)をナフタレー2−イルメチル化して標記化合物(16x、275mg、92%)を無色油状物質として得た。
【化46】
【0124】
(実施例29)
3,4−O−イソプロピリデン−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(ピリジン−3−イルメチル)−D−エリスリトール化合物(16z)(反応式4)
化合物(16a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(14)(500mg、1.77mmol)をピリジン−3−イルメチル化して標記化合物(16x、615mg、93%)を無色油状物質として得た。
【化47】
【0125】
(実施例30)
3,4−O−イソプロピリデン−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(ピリジン−4−イルメチル)−D−エリスリトール化合物(16aa)(反応式4)
化合物(16a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(14)(400mg、1.42mmol)をピリジン−4−イルメチル化して標記化合物(16aa、500mg、95%)を無色油状物質として得た。
【化48】
【0126】
(実施例31)
1−O−ベンジル−2−O−メチル−D−エリスリトール化合物(17a)(反応式4)
化合物(16a、2.0g、7.5mmol)、1%塩酸4mlおよびエタノール6mlの混合物を還流下で30分間加熱した。溶媒除去後、残渣をエタノール20mlに溶解し、得られた混合物をイオン交換樹脂(IRA67)で中和した。イオン交換樹脂をろ去した後、ろ液を濃縮すると淡黄色油状物質2.0gが得られた。この油状物質をn−ヘキサンと共にすり潰すと、ほぼ純粋な化合物(17a)が無色油状物質として得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化49】
【0127】
(実施例32)
1−O−ベンジル−2−O−エチル−D−エリスリトール化合物(17b)(反応式4)
化合物(17a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16b)(2.1g、8.1mmol)を1%塩酸で加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17b)が定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化50】
【0128】
(実施例33)
1−O−ベンジル−2−O−(1−ペンチル)−D−エリスリトール化合物(17c)(反応式4)
化合物(17a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16c)(798mg、2.5mmol)を1%塩酸で加水分解した。冷却後、反応混合物を水で希釈し、得られた混合物を炭酸水素ナトリウムで中和し、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を食塩水で洗浄した後、減圧下で濃縮すると、ほぼ純粋な標記化合物(17c)が無色油状物として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【0129】
【化51】
【0130】
(実施例34)
1−O−ベンジル−2−O−(1−ヘプチル)−D−エリスリトール化合物(17d)(反応式4)
化合物(17a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16d)(637mg、1.82mmol)を1%塩酸で加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17d)が無色油状物として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化52】
【0131】
(実施例35)
1−O−ベンジル−2−O−(1−トリデシル)−D−エリスリトール化合物(17e)(反応式4)
化合物(17a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16e)(1.15g、2.65mmol)を1%塩酸で加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17e)が無色油状物として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化53】
【0132】
(実施例36)
1−O−ベンジル−2−O−ネオペンチル−D−エリスリトール化合物(17f)(反応式4)
化合物(17a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16f)(161mg、0.5mmol)を1%塩酸0.5mlで加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17f)が無色油状物として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化54】
【0133】
(実施例37)
2−O−ベンジル−1−O−(o−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(17g)(反応式4)
化合物(16g)(360mg、0.97mmol)を酢酸3.0mlと水1.5mlの混液中で室温で7時間加水分解した。得られた反応混合物を水50mlで希釈した後、炭酸水素ナトリウムで中和し、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を食塩水で洗浄し、減圧下で濃縮するとほぼ純粋な標記化合物(17g)が無色油状物として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化55】
【0134】
(実施例38)
2−O−(o−メチルベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(17h)(反応式4)
化合物(17g)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16h)(160mg、0.41mmol)を酢酸水溶液で加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17h)が無色油状物として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化56】
【0135】
(実施例39)
2−O−(m−メチルベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(17i)(反応式4)
化合物(17g)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16i)(200mg、0.52mmol)を酢酸水溶液で加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17i)が無色油状物として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化57】
【0136】
(実施例40)
2−O−(p−メチルベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(17j)(反応式4)
化合物(17g)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16j)(190mg、0.49mmol)を酢酸水溶液で加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17j)が無色油状物として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化58】
【0137】
(実施例41)
2−O−(o−クロロベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(17k)(反応式4)
化合物(17g)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16k)(144mg、0.35mmol)を酢酸水溶液で加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17k)が無色油状物として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化59】
【0138】
(実施例42)
2−O−(m−クロロベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(17l)(反応式4)
化合物(17g)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16l)(470mg、1.16mmol)を酢酸水溶液で加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17l)が無色油状物として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化60】
【0139】
(実施例43)
2−O−(p−クロロベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(17m)(反応式4)
化合物(17g)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16m)(277mg、0.681mmol)を酢酸水溶液で加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17m)が無色油状物として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化61】
【0140】
(実施例44)
2−O−(o−ブロモベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(17n)(反応式4)
化合物(17g)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16n)(404mg、0.90mmol)を酢酸水溶液で加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17n)が無色油状物として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化62】
【0141】
(実施例45)
2−O−(m−ブロモベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(17o)(反応式4)
化合物(17g)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16o)(422mg、0.94mmol)を酢酸水溶液で加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17o)が無色油状物として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化63】
【0142】
(実施例46)
2−O−(p−ブロモベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(17p)(反応式4)
化合物(17g)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16p)(485mg、1.08mmol)を酢酸水溶液で加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17p)が無色油状物として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化64】
【0143】
(実施例47)
1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(o−トリフルオロメチルベンジル)−D−エリスリトール化合物(17q)(反応式4)
化合物(17g)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16q)(531mg、1.21mmol)を酢酸水溶液で加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17q)が無色油状物として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化65】
【0144】
(実施例48)
1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(m−トリフルオロメチルベンジル)−D−エリスリトール化合物(17r)(反応式4)
化合物(17g)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16r)(302mg、0.69mmol)を酢酸水溶液で加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17r)が無色油状物として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化66】
【0145】
(実施例49)
1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(p−トリフルオロメチルベンジル)−D−エリスリトール化合物(17s)(反応式4)
化合物(17g)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16p)(280mg、0.64mmol)を酢酸水溶液で加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17s)が無色固体として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化67】
【0146】
(実施例50)
1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(o−ニトロベンジル)−D−エリスリトール化合物(17t)(反応式4)
化合物(17g)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16t)(572mg、1.37mmol)を酢酸水溶液で加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17t)が淡黄色油状物として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化68】
【0147】
(実施例51)
1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(m−ニトロベンジル)−D−エリスリトール化合物(17u)(反応式4)
化合物(17g)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16u)(620mg、1.48mmol)を酢酸水溶液で加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17u)が淡黄色油状物として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化69】
【0148】
(実施例52)
1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(p−ニトロベンジル)−D−エリスリトール化合物(17v)(反応式4)
化合物(17g)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16v)(252mg、0.60mmol)を酢酸水溶液で加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17v)が無色固体として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化70】
【0149】
(実施例53)
1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(p−(p−メトキシベンジルオキシメチル)ベンジル)−D−エリスリトール化合物(17w)(反応式4)
化合物(17g)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16w)(496mg、0.95mmol)を酢酸水溶液で加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17w)が淡黄色油状物として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化71】
【0150】
(実施例54)
1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(ナフタレン−1−イルメチル)−D−エリスリトール化合物(17x)(反応式4)
化合物(17g)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16x)(257mg、0.61mmol)を酢酸水溶液で加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17x)が無色固体として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化72】
【0151】
(実施例55)
1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(ナフタレン−2−イルメチル)−D−エリスリトール化合物(17y)(反応式4)
化合物(17g)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16y)(270mg、0.63mmol)を酢酸水溶液で加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17y)が無色固体として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化73】
【0152】
(実施例56)
1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(ピリジン−3−イルメチル)−D−エリスリトール化合物(17z)(反応式4)
化合物(17g)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16z)(517mg、1.38mmol)を酢酸水溶液で加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17z)が淡黄色油状物として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化74】
【0153】
(実施例57)
1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(ピリジン−4−イルメチル)−D−エリスリトール化合物(17aa)(反応式4)
化合物(17g)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(16aa)(482mg、1.29mmol)を酢酸水溶液で加水分解するとほぼ純粋な標記化合物(17aa)が淡黄色油状物として定量的に得られた。この物質はさらに精製することなしに次の工程に用いた。
【化75】
【0154】
(実施例58)
3、4−アンヒドロ−1−O−ベンジル−2−O−メチル−D−エリスリトール化合物(18a)(反応式4)
化合物(17a、1.51g、6.7mmol)、トリフェニルホスフィン(TPP、2.1g、8.0mmol)およびトルエン10mlの混合物に、アゾジカルボン酸ジエチル(EDAD)のトルエン(3.9ml、8.6mmol)40%溶液を80℃で滴下した。得られた反応混合物を室温で30分間撹拌し、還流下でさらに4時間加熱した。溶媒除去後、残渣をジエチルエーテル:n−ヘキサン(1:1)溶液中ですり潰し、沈殿した固形物をろ去し、ろ液を濃縮すると、オレンジ色の油状物(2.61g)が得られた。これをとカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−AcOEt;20:1→10:1)で精製すると、標記化合物(18a)(1.07g、77%)が無色油状物として得られた。
【0155】
【化76】
【0156】
(実施例59)
3、4−アンヒドロ−1−O−ベンジル−2−O−エチル−D−エリスリトール化合物(18b)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17b)(1.36g、5.7mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18b、956mg、76%)が無色油状物として得られた。
【化77】
【0157】
(実施例60)
3、4−アンヒドロ−1−O−ベンジル−2−O−(1−ペンチル)−D−エリスリトール化合物(18c)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17c)(600mg、2.12mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18c、460mg、82%)が無色油状物として得られた。
【化78】
【0158】
(実施例61)
3、4−アンヒドロ−1−O−ベンジル−2−O−(1−ヘプチル)−D−エリスリトール化合物(18d)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17d)(544mg、1.75mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18d、435mg、85%)が無色油状物として得られた。
【化79】
【0159】
(実施例62)
3、4−アンヒドロ−1−O−ベンジル−2−O−(1−トリデシル)−D−エリスリトール化合物(18e)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17e)(1.0g、2.5mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18e、772mg、81%)が無色油状物として得られた。
【化80】
【0160】
(実施例63)
3、4−アンヒドロ−1−O−ベンジル−2−O−ネオペンチル−D−エリスリトール化合物(18f)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17f)(110mg、0.39mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18f、91mg、89%)が無色油状物として得られた。
【化81】
【0161】
(実施例64)
3、4−アンヒドロ−2−O−ベンジル−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(18g)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17g)(200mg、0.6mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18g、210mg、90%)が無色油状物として得られた。
【化82】
【0162】
(実施例65)
3、4−アンヒドロ−2−O−(o−メチルベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(18h)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17h)(125mg、0.36mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18h、93mg、79%)が無色油状物として得られた。
【化83】
【0163】
(実施例66)
3、4−アンヒドロ−2−O−(m−メチルベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(18i)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17i)(150mg、0.433mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18i、119mg、84%)が無色油状物として得られた。
【化84】
【0164】
(実施例67)
3、4−アンヒドロ−2−O−(p−メチルベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(18j)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17h)(150mg、0.43mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18j、108mg、76%)が無色油状物として得られた。
【化85】
【0165】
(実施例68)
3、4−アンヒドロ−2−O−(o−クロロベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(18k)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17k)(120mg、0.33mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18k、86mg、75%)が無色油状物として得られた。
【化86】
【0166】
(実施例69)
3、4−アンヒドロ−2−O−(m−クロロベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(18l)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17l)(200mg、0.55mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18l、146mg、77%)が無色油状物として得られた。
【化87】
【0167】
(実施例70)
3、4−アンヒドロ−2−O−(p−クロロベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(18m)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17m)(170mg、0.46mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18m、139mg、86%)が無色油状物として得られた。
【化88】
【0168】
(実施例71)
3、4−アンヒドロ−2−O−(o−ブロモベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(18n)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17n)(349mg、0.85mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18n、287mg、86%)が無色油状物として得られた。
【化89】
【0169】
(実施例72)
3、4−アンヒドロ−2−O−(m−ブロモベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(18o)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17o)(337mg、0.82mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18o、285mg、85%)が無色油状物として得られた。
【化90】
【0170】
(実施例73)
3、4−アンヒドロ−2−O−(p−ブロモベンジル)−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール化合物(18p)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17p)(361mg、0.88mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18p、283mg、82%)が無色油状物として得られた。
【化91】
【0171】
(実施例74)
3、4−アンヒドロ−2−O−(p−メトキシベンジル)−1−O−(o−トリフルオロメチルベンジル)−D−エリスリトール化合物(18q)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17q)(482mg、1.21mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18q、405mg、88%)が無色油状物として得られた。
【化92】
【0172】
(実施例75)
3、4−アンヒドロ−2−O−(p−メトキシベンジル)−1−O−(m−トリフルオロメチルベンジル)−D−エリスリトール化合物(18r)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17r)(268mg、0.67mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18r、202mg、79%)が無色油状物として得られた。
【化93】
【0173】
(実施例76)
3、4−アンヒドロ−2−O−(p−メトキシベンジル)−1−O−(p−トリフルオロメチルベンジル)−D−エリスリトール化合物(18s)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17s)(250mg、0.65mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18s、191mg、80%)が無色油状物として得られた。
【化94】
【0174】
(実施例77)
3、4−アンヒドロ−2−O−(p−メトキシベンジル)−1−O−(o−ニトロベンジル)−D−エリスリトール化合物(18t)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17t)(510mg、1.35mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18t、408mg、84%)が無色油状物として得られた。
【化95】
【0175】
(実施例78)
3、4−アンヒドロ−2−O−(p−メトキシベンジル)−1−O−(m−ニトロベンジル)−D−エリスリトール化合物(18u)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17m)(545mg、1.44mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18u、424mg、82%)が無色油状物として得られた。
【化96】
【0176】
(実施例79)
3、4−アンヒドロ−2−O−(p−メトキシベンジル)−1−O−(p−ニトロベンジル)−D−エリスリトール化合物(18v)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17v)(230mg、0.61mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18v、184mg、85%)が無色油状物として得られた。
【化97】
【0177】
(実施例80)
3、4−アンヒドロ−1−O−(p−ヒドロキシメチルベンジル)−2−O−(p−(p−メトキシベンジルオキシメチル)ベンジル)−D−エリスリトール化合物(18w)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17w)(450mg、0.93mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18w、323mg、75%)が無色油状物として得られた。
【化98】
【0178】
(実施例81)
3、4−アンヒドロ−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(ナフタレン−1−1−イルメチル)−D−エリスリトール化合物(18x)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17x)(185mg、0.48mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18x、140mg、80%)が無色油状物として得られた。
【化99】
【0179】
(実施例82)
3、4−アンヒドロ−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(ナフタレン−2−1−イルメチル)−D−エリスリトール化合物(18y)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17y)(220mg、0.57mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18y、157mg、75%)が無色油状物として得られた。
【化100】
【0180】
(実施例83)
3、4−アンヒドロ−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(ピリジン−3−イルメチル)−D−エリスリトール化合物(18z)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17z)(395mg、1.18mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18z、214mg、52%)が淡黄色油状物として得られた。
【化101】
【0181】
(実施例84)
3、4−アンヒドロ−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(ピリジン−4−イルメチル)−D−エリスリトール化合物(18z)(反応式4)
化合物(18a)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(17aa)(420mg、1.26mmol)をTPPとDEADを用いてエポキシ化すると、標記化合物(18aa、204mg、51%)が無色油状物として得られた。
【化102】
【0182】
(実施例85)
2,3,5−トリ−O−ベンジル−1,4−[(R)−[1−O−ベンジル−4−デオキシ−2−O−メチル−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−1,4−ジデオキシ−D−アラビトール塩化物(20a、X=Cl)(反応式5)
エポキシド化合物(18a、100mg、0.48mmol)、チオ糖化合物(19a)(168mg、0.4mmol)およびジクロロメタン2mlの混合物に、テトラフルオロホウ酸ジメチルエーテル錯体(HBF
4・(CH
3)
2O、63μl、0.52mmol)を−60℃で加えた。該反応混合物を3時間撹拌し、そして減圧下で濃縮した。残渣を、メタノール3ml中、室温でイオン交換樹脂IRA−400J(Cl
−型)で処理し、樹脂をろ去し、ろ液を濃縮すると、油状物(290mg)を得た。このものをカラムクロマトグラフィー(クロロホルム→クロロホルム/メタノール、100:1→50:1)で精製すると、標記化合物(20a、234mg、88%)が得られた。
【化103】
【0183】
(実施例86)
2,3,5−トリ−O−ベンジル−1,4−[(R)−[1−O−ベンジル−4−デオキシ−2−O−エチル−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−1,4−ジデオキシ−D−アラビトール塩化物(20b、X=Cl)(反応式5)
化合物(20a)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18b)とチオ糖(19a、158mg、0.38mmol)とをカップリング反応した後、イオン交換反応を行うと、標記化合物(20b、204mg、80%)が無色油状物として得られた。
【化104】
【0184】
(実施例87)
2,3,5−トリ−O−ベンジル−1,4−[(R)−[1−O−ベンジル−4−デオキシ−2−O−(1−ペンチル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−1,4−ジデオキシ−D−アラビトール塩化物(20c、X=Cl)(反応式5)
化合物(20a)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18c、150mg、0.57mmol)とチオ糖(19a、200mg、0.48mmol)とをカップリング反応した後、イオン交換反応を行うと、標記化合物(20c、281mg、82%)が無色油状物として得られた。
【化105】
【0185】
(実施例88)
2,3,5−トリ−O−ベンジル−1,4−[(R)−[1−O−ベンジル−4−デオキシ−2−O−(1−ヘプチル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−1,4−ジデオキシ−D−アラビトール塩化物(20d、X=Cl)(反応式5)
化合物(20a)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18d、130mg、0.45mmol)とチオ糖(19a、156mg、0.37mmol)とをカップリング反応した後、イオン交換反応を行うと、標記化合物(20d、231mg、83%)が無色油状物として得られた。
【化106】
【0186】
(実施例89)
2,3,5−トリ−O−ベンジル−1,4−[(R)−[1−O−ベンジル−4−デオキシ−2−O−(1−トリデシル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−1,4−ジデオキシ−D−アラビトール塩化物(20e、X=Cl)(反応式5)
化合物(20a)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18e、100mg、0.27mmol)とチオ糖(19a、93mg、0.22mmol)とをカップリング反応した後、イオン交換反応を行うと、標記化合物(20e、154mg、81%)が無色油状物として得られた。
【化107】
【0187】
(実施例90)
2,3,5−トリ−O−ベンジル−1,4−[(R)−[1−O−ベンジル−4−デオキシ−2−O−ネオペンチル−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−1,4−ジデオキシ−D−アラビトール塩化物(20f、X=Cl)(反応式5)
化合物(20a)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18f、60mg、0.23mmol)とチオ糖(19a、69mg、0.16mmol)とをカップリング反応した後、イオン交換反応を行うと、標記化合物(20f、98mg、83%)が無色油状物として得られた。
【化108】
【0188】
(実施例91)
1,4−[(R)−[2−O−ベンジル−4−デオキシ−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−1,4−ジデオキシ−2、3、5−トリ−O−(p−メトキシベンジル)−D−アラビトールテトラフルオロホウ酸塩(20g、X=BF
4)(反応式5)
エポキシド化合物(18g、100mg、0.32mmol)と、チオ糖(19b、136mg、0.27mmol)と、ジクロロメタン2mlの混合物に、テトラフルオロホウ酸ジメチルエーテル錯体(HBF
4・(CH
3)
2O、63μl、0.52mmol)を−60℃で加えた。得られた反応混合物を−60℃で3時間撹拌した。反応を酢酸ナトリウムを−60℃で添加してクエンチした後、得られた懸濁液をろ過し、得られた無機物質をジクロロメタンで洗浄した。ろ液と洗浄物とを合わせ減圧下で濃縮すると、淡黄色油状物284mgが得られた。。残渣を、メタノール(3mL)中、室温でイオン交換樹脂IRA−400J(Cl
−型)で処理した。これをカラムクロマトグラフィー(クロロホルム→クロロホルム/メタノール、50:1→10:1))で精製すると、標記化合物(20g、185mg、76%)が無色油状物として得られた。
【0189】
【化109】
【0190】
(実施例92)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(o−メチルベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−2、3、5−トリ−O−(p−メトキシベンジル)−D−アラビトールテトラフルオロホウ酸塩(20h、X=BF
4)(反応式5)
化合物(20g)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18h、33mg、0.24mmol)とチオ糖(19b、102mg、0.20mmol)とをテトラフルオロホウ酸ジメチルエーテル錯体(33μl、0.27mmol)で処理し、カラムクロマトグラフィーで精製すると、標記化合物(20h、96mg、52%)が無色油状物として得られた。
【化110】
【0191】
(実施例93)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(m−メチルベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−2、3、5−トリ−O−(p−メトキシベンジル)−D−アラビトールテトラフルオロホウ酸塩(20i、X=BF
4)(反応式5)
化合物(20g)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18i、77mg、0.24mmol)とチオ糖(19b、100mg、0.20mmol)とをテトラフルオロホウ酸ジメチルエーテル錯体(33μl、0.27mmol)で処理し、カラムクロマトグラフィーで精製すると、標記化合物(20i、94mg、52%)が無色油状物として得られた。
【化111】
【0192】
(実施例94)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(p−メチルベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−2、3、5−トリ−O−(p−メトキシベンジル)−D−アラビトールテトラフルオロホウ酸塩(20j、X=BF
4)(反応式5)
化合物(20g)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18j、72mg、0.22mmol)とチオ糖(19b、94mg、0.18mmol)とをテトラフルオロホウ酸ジメチルエーテル錯体(30μl、0.25mmol)で処理し、カラムクロマトグラフィーで精製すると、標記化合物(20j、85mg、50%)が無色油状物として得られた。
【化112】
【0193】
(実施例95)
1,4−[(R)−[2−O−(o−クロロベンジル)−4−デオキシ−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−1,4−ジデオキシ−2、3、5−トリ−O−(p−メトキシベンジル)−D−アラビトールテトラフルオロホウ酸塩(20k、X=BF
4)(反応式5)
化合物(20g)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18k、69mg、0.20mmol)とチオ糖(19b、84mg、0.16mmol)とをテトラフルオロホウ酸ジメチルエーテル錯体(27μl、0.22mmol)で処理し、カラムクロマトグラフィーで精製すると、標記化合物(20k、76mg、49%)が無色油状物として得られた。
【化113】
【0194】
(実施例96)
1,4−[(R)−[2−O−(m−クロロベンジル)−4−デオキシ−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−1,4−ジデオキシ−2、3、5−トリ−O−(p−メトキシベンジル)−D−アラビトールテトラフルオロホウ酸塩(20l、X=BF
4)(反応式5)
化合物(20g)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18l、82mg、0.24mmol)とチオ糖(19b、100mg、0.20mmol)とをテトラフルオロホウ酸ジメチルエーテル錯体(27μl、0.22mmol)で処理し、カラムクロマトグラフィーで精製すると、標記化合物(20l、103mg、56%)が無色油状物として得られた。
【化114】
【0195】
(実施例97)
1,4−[(R)−[2−O−(p−クロロベンジル)−4−デオキシ−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−1,4−ジデオキシ−2、3、5−トリ−O−(p−メトキシベンジル)−D−アラビトールテトラフルオロホウ酸塩(20m、X=BF
4)(反応式5)
化合物(20g)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18m、69mg、0.20mmol)とチオ糖(19b、84mg、0.16mmol)とをテトラフルオロホウ酸ジメチルエーテル錯体(27μl、0.22mmol)で処理し、カラムクロマトグラフィーで精製すると、標記化合物(20m、68mg、44%)が無色油状物として得られた。
【化115】
【0196】
(実施例98)
1,4−[(R)−[2−O−(o−ブロモベンジル)−4−デオキシ−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−1,4−ジデオキシ−2、3、5−トリ−O−(p−メトキシベンジル)−D−アラビトールテトラフルオロホウ酸塩(20n、X=BF
4)(反応式5)
化合物(20g)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18n、102mg、0.28mmol)とチオ糖(19b、112mg、0.22mmol)とをテトラフルオロホウ酸ジメチルエーテル錯体(39μl、0.28mmol)で処理し、カラムクロマトグラフィーで精製すると、標記化合物(20n、89mg、41%)が無色油状物として得られた。
【化116】
【0197】
(実施例99)
1,4−[(R)−[2−O−(m−ブロモベンジル)−4−デオキシ−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−1,4−ジデオキシ−2、3、5−トリ−O−(p−メトキシベンジル)−D−アラビトールテトラフルオロホウ酸塩(20o、X=BF
4)(反応式5)
化合物(20g)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18o、102mg、0.26mmol)とチオ糖(19b、110mg、0.21mmol)とをテトラフルオロホウ酸ジメチルエーテル錯体(39μl、0.28mmol)で処理し、カラムクロマトグラフィーで精製すると、標記化合物(20o、85mg、40%)が無色油状物として得られた。
【化117】
【0198】
(実施例100)
1,4−[(R)−[2−O−(p−ブロモベンジル)−4−デオキシ−1−O−(p−メトキシベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−1,4−ジデオキシ−2、3、5−トリ−O−(p−メトキシベンジル)−D−アラビトールテトラフルオロホウ酸塩(20p、X=BF
4)(反応式5)
化合物(20g)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18p、106mg、0.27mmol)とチオ糖(19b、115mg、0.23mmol)とをテトラフルオロホウ酸ジメチルエーテル錯体(41μl、0.29mmol)で処理し、カラムクロマトグラフィーで精製すると、標記化合物(20p、98mg、46%)が無色油状物として得られた。
【化118】
【0199】
(実施例101)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(o−トリフルオロメチルベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−2、3、5−トリ−O−(p−メトキシベンジル)−D−アラビトールテトラフルオロホウ酸塩(20q、X=BF
4)(反応式5)
化合物(20g)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18q、101mg、0.26mmol)とチオ糖(19b、111mg、0.22mmol)とをテトラフルオロホウ酸ジメチルエーテル錯体(39μl、0.28mmol)で処理し、カラムクロマトグラフィーで精製すると、標記化合物(20q、120mg、56%)が無色油状物として得られた。
【化119】
【0200】
(実施例102)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(m−トリフルオロメチルベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−2、3、5−トリ−O−(p−メトキシベンジル)−D−アラビトールテトラフルオロホウ酸塩(20r、X=BF
4)(反応式5)
化合物(20g)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18r、129mg、0.34mmol)とチオ糖(19b、144mg、0.28mmol)とをテトラフルオロホウ酸ジメチルエーテル錯体(50μl、0.37mmol)で処理し、カラムクロマトグラフィーで精製すると、標記化合物(20r、134mg、48%)が無色油状物として得られた。
【化120】
【0201】
(実施例103)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(p−トリフルオロメチルベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−2、3、5−トリ−O−(p−メトキシベンジル)−D−アラビトールテトラフルオロホウ酸塩(20s、X=BF
4)(反応式5)
化合物(20g)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18s、80mg、0.16mmol)とチオ糖(19b、92mg、0.18mmol)とをテトラフルオロホウ酸ジメチルエーテル錯体(31μl、0.25mmol)で処理し、カラムクロマトグラフィーで精製すると、標記化合物(20s、92mg、52%)が無色油状物として得られた。
【化121】
【0202】
(実施例104)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(o−ニトロベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−2、3、5−トリ−O−(p−メトキシベンジル)−D−アラビトールテトラフルオロホウ酸塩(20t、X=BF
4)(反応式5)
化合物(20g)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18t、100mg、0.28mmol)とチオ糖(19b、118mg、0.23mmol)とをテトラフルオロホウ酸ジメチルエーテル錯体(41μl、0.28mmol)で処理し、カラムクロマトグラフィーで精製すると、標記化合物(20t、110mg、50%)が無色油状物として得られた。
【化122】
【0203】
(実施例105)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(m−ニトロベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−2、3、5−トリ−O−(p−メトキシベンジル)−D−アラビトールテトラフルオロホウ酸塩(20u、X=BF
4)(反応式5)
化合物(20g)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18u、100mg、0.29mmol)とチオ糖(19b、118mg、0.23mmol)とをテトラフルオロホウ酸ジメチルエーテル錯体(44μl、0.32mmol)で処理し、カラムクロマトグラフィーで精製すると、標記化合物(20u、110mg、50%)が無色油状物として得られた。
【化123】
【0204】
(実施例106)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(p−ニトロベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−2、3、5−トリ−O−(p−メトキシベンジル)−D−アラビトールテトラフルオロホウ酸塩(20v、X=BF
4)(反応式5)
化合物(20g)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18v、90mg、0.25mmol)とチオ糖(19b、106mg、0.21mmol)とをテトラフルオロホウ酸ジメチルエーテル錯体(37μl、0.27mmol)で処理し、カラムクロマトグラフィーで精製すると、標記化合物(20v、105mg、65%)が無色油状物として得られた。
【化124】
【0205】
(実施例107)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(p−(p−メトキシベンジルオキシメチル)ベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−2、3、5−トリ−O−(p−メトキシベンジル)−D−アラビトールテトラフルオロホウ酸塩(20w、X=BF
4)(反応式5)
化合物(20g)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18w、109mg、0.24mmol)とチオ糖(19b、100mg、0.31mmol)とをテトラフルオロホウ酸ジメチルエーテル錯体(42μl、0.27mmol)で処理し、カラムクロマトグラフィーで精製すると、標記化合物(20w、120mg、57%)が無色油状物として得られた。
【化125】
【0206】
(実施例108)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(ナフタレン−1−イルメチル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−2、3、5−トリ−O−(p−メトキシベンジル)−D−アラビトールテトラフルオロホウ酸塩(20x、X=BF
4)(反応式5)
化合物(20g)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18x、94mg、0.26mmol)とチオ糖(19b、110mg、0.22mmol)とをテトラフルオロホウ酸ジメチルエーテル錯体(39μl、0.28mmol)で処理し、カラムクロマトグラフィーで精製すると、標記化合物(20x、68mg、33%)が無色油状物として得られた。
【化126】
【0207】
(実施例109)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(ナフタレン−2−イルメチル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−2、3、5−トリ−O−(p−メトキシベンジル)−D−アラビトールテトラフルオロホウ酸塩(20y、X=BF
4)(反応式5)
化合物(20g)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18y、74mg、0.20mmol)とチオ糖(19b、86mg、0.17mmol)とをテトラフルオロホウ酸ジメチルエーテル錯体(32μl、0.23mmol)で処理し、カラムクロマトグラフィーで精製すると、標記化合物(20y、91mg、56%)が無色油状物として得られた。
【化127】
【0208】
(実施例110)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(ピリジン−3−イルメチル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−2、3、5−トリ−O−(p−メトキシベンジル)−D−アラビトールテトラフルオロホウ酸塩(20z、X=BF
4)(反応式5)
化合物(20g)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18z、154mg、0.49mmol)とチオ糖(19b、200mg、0.39mmol)とをテトラフルオロホウ酸ジメチルエーテル錯体(144μl、1.05mmol)で処理し、カラムクロマトグラフィーで精製すると、標記化合物(20z、125mg、35%)が無色油状物として得られた。
【化128】
【0209】
(実施例111)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−1−O−(p−メトキシベンジル)−2−O−(ピリジン−4−イルメチル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−2、3、5−トリ−O−(p−メトキシベンジル)−D−アラビトールテトラフルオロホウ酸塩(20aa、X=BF
4)(反応式5)
化合物(20g)の合成と実質的に同様な方法で、エポキシド化合物(18aa、100mg、0.32mmol)とチオ糖(19b、115mg、0.23mmol)とをテトラフルオロホウ酸ジメチルエーテル錯体(78μl、0.57mmol)で処理し、カラムクロマトグラフィーで精製すると、標記化合物(20aa、94mg、46%)が無色油状物として得られた。
【化129】
【0210】
(実施例112)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−2−O−メチル−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Ia)(反応式5)
10%パラジウム−炭素(100mg)の80%酢酸水溶液2mlの懸濁液を水素で予備還元し、この懸濁液に化合物20a(160mg、0.24mmol)の80%酢酸水溶液3mlを添加した後、該混合物を50−60℃で12時間加水素化した。触媒をろ去し、ろ液を濃縮すると無色油状物(78mg)が得られた。この無色油状物には、部分的にアセチル化された生成物の混入生成が観察された。この油状物を、10%塩酸0.1mlおよびメタノール1mlの混合液で室温で3時間処理した後、溶媒を減圧下で除去すると、無色油状物(74mg)が得られた。得られた無色油状物をカラムクロマトグラフィーで精製(クロロホルム−メタノール、10:1→クロロホルム−メタノール−水、6:4:1)すると、標記化合物(Ia)(53mg、72%)が得られた。
【化130】
【0211】
(実施例113)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−2−O−エチル−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Ib)(反応式5)
化合物(Ia)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20b、110mg、0.16mmol)を水素化すると、標記化合物(Ib、41mg、79%)が無色油状物として得られた。
【化131】
【0212】
(実施例114)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−2−O−(1−ペンチル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Ic)(反応式5)
化合物(Ia)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20c、80mg、0.11mmol)を水素化すると、標記化合物(Ic、32.5mg、81%)が無色油状物として得られた。
【化132】
【0213】
(実施例115)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−2−O−(1−ヘプチル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Id)(反応式5)
化合物(Ia)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20d、120mg、0.16mmol)を水素化すると、標記化合物(Id、52mg、83%)が無色油状物として得られた。
【化133】
【0214】
(実施例116)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−2−O−(1−トリデシル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Ie)(反応式5)
化合物(Ia)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20e、83mg、0.10mmol)を水素化すると、標記化合物(Ie、37.2mg、79%)が無色油状物として得られた。
【化134】
【0215】
(実施例117)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−2−O−ネオペンチル−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(If)(反応式5)
化合物(Ia)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20f、60mg、0.08mmol)を水素化すると、標記化合物(If、24mg、80%)が無色油状物として得られた。
【化135】
【0216】
(実施例118)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[2−O−ベンジル−4−デオキシ−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Ig)(反応式5)
化合物(20g、100mg、0.11mmol)を80%TFA水溶液6mlとクロロホルム3mlとの混合液中で室温で2時間処理した。得られた反応混合物を減圧下で濃縮した後、残渣をクロロホルムで洗浄すると、1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[2−O−ベンジル−4−デオキシ−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトールテトラフルオロホウ酸塩(Ig、X=BF
4)が定量的に得られた。この化合物を、メタノール2ml中でイオン交換樹脂IRA400J(2g]と共に4時間撹拌した。樹脂をろ去し、メタノールで洗浄して、ろ液と洗浄液とを合わせて濃縮すると、無色油状物が得られた。得られた無色油状物をカラムクロマトグラフィーで精製(クロロホルム→クロロホルム−メタノール50:1→クロロホルム−メタノール10:1)すると、標記化合物(Ig)(X=Cl、34mg、85%)が無色油状物として得られた。
【0217】
【化136】
【0218】
(実施例119)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−2−O−(o−メチルベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Ih)(反応式5)
化合物(Ig)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20h、78mg、0.084mmol)をデp−メトキシベンジル化すると、対応するスルホニウムテトラフルオロホウ酸塩が得られ、これをイオン交換反応すると、標記化合物(Ih、26.0mg、78%)が無色油状物として得られた。
【化137】
【0219】
(実施例120)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−2−O−(m−メチルベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Ii)(反応式5)
化合物(Ig)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20i、65mg、0.070mmol)をデp−メトキシベンジル化すると、対応するスルホニウムテトラフルオロホウ酸塩が得られ、これをイオン交換反応すると、標記化合物(Ii、22.4mg、81%)が無色油状物として得られた。
【化138】
【0220】
(実施例121)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−2−O−(p−メチルベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Ij)(反応式5)
化合物(Ig)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20j、65mg、0.070mmol)をデp−メトキシベンジル化すると、対応するスルホニウムテトラフルオロホウ酸塩が得られ、これをイオン交換反応すると、標記化合物(Ij、21.8mg、78%)が無色油状物として得られた。
【化139】
【0221】
(実施例122)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[2−O−(o−クロロベンジル)−4−デオキシ−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Ik)(反応式5)
化合物(Ig)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20k、70mg、0.074mmol)をデp−メトキシベンジル化すると、対応するスルホニウムテトラフルオロホウ酸塩が得られ、これをイオン交換反応すると、標記化合物(Ik、24.3mg、79%)が無色油状物として得られた。
【化140】
【0222】
(実施例123)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[2−O−(m−クロロベンジル)−4−デオキシ−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Il)(反応式5)
化合物(Ig)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20l、75mg、0.079mmol)をデp−メトキシベンジル化すると、対応するスルホニウムテトラフルオロホウ酸塩が得られ、これをイオン交換反応すると、標記化合物(Il、29.6mg、82%)が無色油状物として得られた。
【化141】
【0223】
(実施例124)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[2−O−(p−クロロベンジル)−4−デオキシ−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Im)(反応式5)
化合物(Ig)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20m、60mg、0.063mmol)をデp−メトキシベンジル化すると、対応するスルホニウムテトラフルオロホウ酸塩が得られ、これをイオン交換反応すると、標記化合物(Im、21.3mg、81%)が無色油状物として得られた。
【化142】
【0224】
(実施例125)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[2−O−(o−ブロモベンジル)−4−デオキシ−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(In)(反応式5)
化合物(Ig)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20n、55mg、0.055mmol)をデp−メトキシベンジル化すると、対応するスルホニウムテトラフルオロホウ酸塩が得られ、これをイオン交換反応すると、標記化合物(In、19.1mg、83%)が無色油状物として得られた。
【化143】
【0225】
(実施例126)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[2−O−(m−ブロモベンジル)−4−デオキシ−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Io)(反応式5)
化合物(Ig)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20o、53mg、0.053mmol)をデp−メトキシベンジル化すると、対応するスルホニウムテトラフルオロホウ酸塩が得られ、これをイオン交換反応すると、標記化合物(Io、19.2mg、78%)が無色油状物として得られた。
【化144】
【0226】
(実施例127)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[2−O−(p−ブロモベンジル)−4−デオキシ−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Ip)(反応式5)
化合物(Ig)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20p、65mg、0.06
5mmol)をデp−メトキシベンジル化すると、対応するスルホニウムテトラフルオロホウ酸塩が得られ、これをイオン交換反応すると、標記化合物(Ip、23.1mg、77%)が無色油状物として得られた。
【化145】
【0227】
(実施例128)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−2−O−(o−トリフルオロメチルベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Iq)(反応式5)
化合物(Ig)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20q、80mg、0.082mmol)をデp−メトキシベンジル化すると、対応するスルホニウムテトラフルオロホウ酸塩が得られ、これをイオン交換反応すると、標記化合物(Iq、30.0mg、82%)が無色油状物として得られた。
【化146】
【0228】
(実施例129)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−2−O−(m−トリフルオロメチルベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Ir)(反応式5)
化合物(Ig)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20r、72mg、0.073mmol)をデp−メトキシベンジル化すると、対応するスルホニウムテトラフルオロホウ酸塩が得られ、これをイオン交換反応すると、標記化合物(Ir、26.7mg、81%)が無色油状物として得られた。
【化147】
【0229】
(実施例130)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−2−O−(p−トリフルオロメチルベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Is)(反応式5)
化合物(Ig)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20s、90mg、0.092mmol)をデp−メトキシベンジル化すると、対応するスルホニウムテトラフルオロホウ酸塩が得られ、これをイオン交換反応すると、標記化合物(Is、33.3mg、81%)が無色油状物として得られた。
【化148】
【0230】
(実施例131)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−2−O−(o−ニトロベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(It)(反応式5)
化合物(Ig)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20t、88mg、0.092mmol)をデp−メトキシベンジル化すると、対応するスルホニウムテトラフルオロホウ酸塩が得られ、これをイオン交換反応すると、標記化合物(It、31.3mg、80%)が無色油状物として得られた。
【化149】
【0231】
(実施例132)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−2−O−(m−ニトロベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Iu)(反応式5)
化合物(Ig)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20u、88mg、0.092mmol)をデp−メトキシベンジル化すると、対応するスルホニウムテトラフルオロホウ酸塩が得られ、これをイオン交換反応すると、標記化合物(Iu、18.7mg、81%)が無色油状物として得られた。
【化150】
【0232】
(実施例133)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−2−O−(p−ニトロベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Iv)(反応式5)
化合物(Ig)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20v、95mg、0.099mmol)をデp−メトキシベンジル化すると、対応するスルホニウムテトラフルオロホウ酸塩が得られ、これをイオン交換反応すると、標記化合物(Iv、34.6mg、82%)が無色油状物として得られた。
【化151】
【0233】
(実施例134)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−2−O−(p−ヒドロキシメチル)ベンジル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Iw)(反応式5)
化合物(Ig)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20w、101mg、0.095mmol)をデp−メトキシベンジル化すると、対応するスルホニウムテトラフルオロホウ酸塩が得られ、これをイオン交換反応すると、標記化合物(Iw、30.4mg、78%)が無色油状物として得られた。
【化152】
【0234】
(実施例135)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−2−O−(ナフタレン−1−イルメチル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Ix)(反応式5)
化合物(Ig)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20x、64mg、0.066mmol)をデp−メトキシベンジル化すると、対応するスルホニウムテトラフルオロホウ酸塩が得られ、これをイオン交換反応すると、標記化合物(Ix、22.0mg、77%)が無色油状物として得られた。
【化153】
【0235】
(実施例136)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−2−O−(ナフタレン−2−イルメチル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Iy)(反応式5)
化合物(Ig)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20y、56mg、0.058mmol)をデp−メトキシベンジル化すると、対応するスルホニウムテトラフルオロホウ酸塩が得られ、これをイオン交換反応すると、標記化合物(Iy、19.1mg、76%)が無色油状物として得られた。
【化154】
【0236】
(実施例137)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−2−O−(ピリジン−3−イルメチル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Iz)(反応式5)
化合物(Ig)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20z、98mg、0.107mmol)をデp−メトキシベンジル化すると、対応するスルホニウムテトラフルオロホウ酸塩が得られ、これをイオン交換反応すると、標記化合物(Iz、37.0mg、82%)が無色油状物として得られた。
【化155】
【0237】
(実施例138)
1,4−ジデオキシ−1,4−[(R)−[4−デオキシ−2−O−(ピリジン−4−イルメチル)−D−エリスリトール−4−イル]エピスルホニウミリデン]−D−アラビトール塩化物(Iaa)(反応式5)
化合物(Ig)の合成と実質的に同様な方法で、化合物(20aa、90mg、0.098mmol)をデp−メトキシベンジル化すると、対応するスルホニウムテトラフルオロホウ酸塩が得られ、これをイオン交換反応すると、標記化合物(Iaa、33.2mg、81%)が無色油状物として得られた。
【化156】
【0238】
(実施例139)
ラット小腸刷子縁膜小胞を調製し(Kessler, M. et. al., Biochim. Biophys. Acta., 1978, 506, 136)、その0.1M マレイン酸塩緩衝液(pH 6.0)中の懸濁液を小腸内α−グルコシダーゼ(マルターゼ、スクラーゼ、およびイソマルターゼ)として使用した。
【0239】
被験化合物をジメチルスルホキシド(DMSO)中に溶解し、得られた溶液を0.1Mマレイン酸塩緩衝液で希釈して、被験化合物溶液(DMSO濃度:10%)を調製した。マレイン酸塩緩衝液中の基質溶液(ショ糖(74mM)、麦芽糖(74mM)またはイソ麦芽糖(74mM)、50μL)、該被験化合物溶液(25μL)、および該酵素溶液(25μL)を混合し、37℃で30分間インキュベートする。インキュベート後に、該溶液を、沸騰水によって直ちに加熱して反応を停止させ、そして水(150μL)と混合した。グルコース濃度は、グルコースオキシダーゼ法によって測定した。被験溶液中のDMSOの最終濃度は2.5%であり、阻害活性に及ぼすDMSOの影響は検出されなかった。得られた値より50%阻害濃度(IC
50)を算出した。
【0240】
【表1】
【0241】
表1の結果より明らかなように、本発明の範囲内である化合物(Ia)−dは、優れたグルコシダーゼ阻害効果を示す。