【実施例1】
【0030】
本発明に係る樹脂封止装置の実施例1について、
図1〜
図5を参照して説明する。本出願書類におけるいずれの図についても、わかりやすくするために、適宜省略し又は誇張して模式的に描かれている。同一の構成要素については、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
【0031】
図1は、本発明に係る樹脂封止装置の実施例1において、装置の概要を示す正面図である。樹脂封止装置1には、基盤2と、基盤2上の四隅部に設けられたタイバー3と、タイバー3の上端部に固定された固定盤4とが設けられている。固定盤4の下面には、上型プレート5が設けられ、上型プレート5内に樹脂成形用の上型6が設けられている。固定盤4の下方には、固定盤4に相対向して可動盤7が設けられている。可動盤7は、固定盤4に対して昇降できるようにタイバー3に取り付けられている。可動盤7の上面には、上型プレート5に相対向して下型プレート8が設けられ、下型プレート8内に樹脂成形用の下型9が設けられている。上型6と下型9とは相対向して設けられ、併せて成形型を構成する。上型プレート5及び下型プレート8には、上型6及び下型9を加熱するためのヒータ(図示なし)が内蔵されている。上型プレート5と上型6及び下型プレート8と下型9は175℃程度に加熱されている。上型6及び下型9は、樹脂封止する対象に応じて上型プレート5及び下型プレート8内で簡単に取り替えができるように構成されている。型締め機構10は、型締めと型開きとを行うために可動盤7を昇降させる機構である。例えば、トグル機構や油圧シリンダからなる型締め機構10を用いて可動盤7を昇降させることによって、上型6と下型9とで型締めと型開きとを行う。
【0032】
なお、実際の樹脂封止装置においては、上型6及び下型9は、チェイスホルダと呼ばれる外側の部分と、チェイスと呼ばれる内側の部分と、キャビティブロックと呼ばれるキャビティが設けられた部分とによって構成される場合が多い。
図1においては、これらの構成要素については図示を省略した。
【0033】
図2は、本発明に係る樹脂封止装置において、成形型と離型フィルム供給機構との構成を示す概略断面図である。樹脂封止装置1において、上型6には樹脂成形用の上型キャビティ11が設けられ、下型9には上型キャビティ11に相対向して樹脂成形用の下型キャビティ12が設けられている。上型キャビティ11と下型キャビティ12との間に、チップ13が装着された基板14が搬送機構(図示せず)によって搬送され、所定位置にセットされる。
【0034】
離型フィルム15が上型6の型面(図では下面)に被覆される。離型フィルム15は、フィルム供給ロール16から供給され、複数のローラ17によって方向と高さとを調整して、上型6の所定位置にセットされ、樹脂成形後はフィルム巻取りロール18によって回収される。同様に、離型フィルム19が下型9の型面(図では上面)に被覆される。離型フィルム19は、フィルム供給ロール20から供給され、複数のローラ21によって方向と高さとを調整して、下型9の所定位置にセットされ、樹脂成形後はフィルム巻取りロール22によって回収される。
【0035】
上型キャビティ11には、離型フィルム15を吸着するための吸着口23が設けられ、下型キャビティ12には、離型フィルム19を吸着するための吸着口24が設けられている。吸着口23及び吸着口24は、上型キャビティ11及び下型キャビティ12の大きさや形状に合わせて、キャビティの中央や端部など複数の箇所に設けられる。
図2ではキャビティの中央部に形成された吸着口のみを図示しており、他の吸着口は図示を省略している。
【0036】
離型フィルム15、19としては、樹脂成形の加熱温度に耐えられる耐熱性、成形型の型面より容易に剥離する離型性、柔軟性、伸展性等を有するフィルム材を用いる。例えば、PTFE、ETFE、PET、FEP、フッ素含浸ガラスクロス、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン等が用いられる。
【0037】
図2に示された樹脂封止装置1において、ポットブロックの図示を省略して、
図3(a)は、A−A線から見た下型9に被覆された離型フィルム19の状態を示す平面図、
図3(b)は、A−A線から見た上型6に被覆された離型フィルム15の状態を示す下面図である。
図3(a)において、下型9には、樹脂タブレット(
図4(a)の樹脂タブレット33参照)が収容されるポット25と、チップ13を装着した基板14(
図2参照)が配置される基板セット部26とが設けられている。下型9の型面に被覆される離型フィルム19は、ポット25が配置された領域を除いて、ポット25の両側に設けられた下型キャビティ12と基板セット部26とをそれぞれ覆うように、離型フィルム19aと19bとに分割されている。
【0038】
図3(b)と
図4とに示されるように、上型6には、下型9のポット25に収容された樹脂タブレット33を加熱して溶融した流動性樹脂34を上型キャビティ11に注入するための樹脂通路として、カル27とランナ28とが設けられている。上型6の型面に被覆される離型フィルム15は、カル27とランナ28と上型キャビティ11とをすべて覆うように1枚のフィルムで形成されている。
【0039】
離型フィルム19a、19bを、下型キャビティ12に設けられた吸着口24(
図2参照)を使用して吸引することによって、下型キャビティ12の内面に沿うように密着させる。同様に、離型フィルム15を、上型キャビティ11に設けられた吸着口23(
図2参照)を使用して吸引することによって、上型6に設けられた上型キャビティ11の内面に沿うように密着させる。
【0040】
本発明に係る樹脂封止装置1の実施例1において、
図4(a)は型開きした状態、
図4(b)は型締めした状態を示す部分断面図である。上型6のカル27に相対向するようにして下型9内には凹部29が設けられている。凹部29内において昇降可能なポットブロック30が設けられている。ポットブロック30は、凹部29において昇降できるように下型9に対してスプリング31を介して弾性支持されている。ポットブロック30の先端に形成された張り出し部32は、凹部29の径より大きく、下型9に被覆される離型フィルム19a、19bにおいてポット25に近い側の端部に平面視して重なる大きさに形成されている。ポットブロック30の内部には、樹脂タブレット33を収容するポット25が設けられている。ポット25内において、樹脂タブレット33は加熱されて溶融して流動性樹脂34が生成される。基板14には、流動性樹脂34が通過する穴(図示なし)が形成されている。流動性樹脂34は、プランジャ35によって圧送されて、カル27、ランナ28を順次経由して上型キャビティ11、下型キャビティ12に注入される。なお、カル27及びランナ28は、上型6の型面(下面)と下型9の型面(上面)とが型締めされた状態において、ポットブロック30の張り出し部32が収容される空間につながるようにして形成されている。
【0041】
以下、本発明の実施例1に係る樹脂封止装置1の動作について説明する。
図4(a)に示されるように、下型9に設けられた凹部29において、ポットブロック30は、張り出し部32の下面が下型9の型面から所定の初期位置になるようにして、スプリング31によって支持されている。まず、離型フィルム15を上型6の所定位置に配置する。次に、ポットブロック30の張り出し部32の下面と下型9の型面との間において、離型フィルム19a、19bを下型9の所定位置に配置する。次に、チップ13を装着した基板14(2枚)を上型キャビティ11と下型キャビティ12との間の所定位置に配置する。2枚の基板14は、離型フィルム15と離型フィルム19aとの間及び離型フィルム15と離型フィルム19bとの間にそれぞれ位置する。樹脂タブレット33をポットブロック30に設けられたポット25内に供給する。
【0042】
次に、離型フィルム15をカル27とランナ28と上型キャビティ11との内面及び上型6の型面に沿うように吸着する(吸着口は図示せず)。同様に、離型フィルム19a、19bを各下型キャビティ12と各基板セット部26との内面及び下型9の型面にそれぞれ沿うように吸着する(吸着口は図示せず)。次に、チップ13が装着された基板14を下型9に設けられた基板セット部26にセットする。
【0043】
次に、
図4(b)に示すように、樹脂封止装置1の型締め機構10(
図1参照)を用いて可動盤7(
図1参照)を上昇させ、型締めを行う。可動盤7の上昇に伴い、ポットブロック30も上昇する。可動盤7を上昇させることによって、ポットブロック30の張り出し部32の上面と上型6に形成されたランナ28の周辺部(ランナ28の伸びる方向に対して両側の部分)の下面とを接触させる。さらに可動盤7を上昇させることにより、ランナ28の周辺部の下面によってポットブロック30を凹部29内において押し下げて下降させる。ランナ28の周辺部の下面によってポットブロック30を下降させる押圧力(上型6と下型9とを型締めするプレス圧)がスプリング31の押圧力より高いので、スプリング31を圧縮させてポットブロック30を下降させる。さらに可動盤7を上昇させることによって、上型6と下型9とを型締めする。この状態で、ポットブロック30の張り出し部32の下面によって、離型フィルム19a、19bの端部を下型9の型面に密着させて固定することができる。
【0044】
次に、ポット25内に供給された樹脂タブレット33を加熱して溶融し流動性樹脂34を生成する。引き続きプランジャ35によって流動性樹脂34を押圧し、樹脂通路(カル27、ランナ28)を経由して上型キャビティ11及び下型キャビティ12に流動性樹脂34を注入する。引き続き、硬化に必要な時間だけ流動性樹脂34を加熱することによって、流動性樹脂34を硬化させて硬化樹脂を成形する。このことにより、基板14に装着されたチップ13は、上型キャビティ11と下型キャビティ12との形状に対応して成形された硬化樹脂内に封止される。次に、硬化に必要な時間を経過後、可動盤7(
図1参照)を下降させて上型6と下型9とを型開きしする。型開きすることにより、ポットブロック30はスプリング31によって所定の位置まで上昇して停止する。樹脂封止済みの基板を離型して取り出す。
【0045】
本実施例においては、ポットブロック30を昇降(進退)させる手段として、弾性部材のスプリング31を使用した。これに代えて、他の形式の弾性部材を用いてもよい。また、所定の弾性、耐久性、及び耐熱性を有する材料であれば、弾性部材として、金属材料、金属を含む複合材料、高分子材料等を使用することができる。さらに、ポットブロック30を昇降させる手段としては、弾性部材に限らずサーボモータなどを用いてポットブロック30を昇降するようにしてもよい。
【0046】
図5(a)、(b)は、
図4に示されたボットブロック30の張り出し部32の形状を示す平面図である。
図5(a)は、ボットブロック30が各ポット25(ここでは3個のポット)に対して一体化されて形成されている場合を示す。ボットブロック30の一体化された張り出し部32aの下面によって、離型フィルム19a、19bの端部を下型9の型面に固定する。
図5(b)は、ボットブロック30が各ポット25に対してそれぞれ分割されて形成されている場合を示す。ボットブロック30のそれぞれの張り出し部32bの下面によって、離型フィルム19a、19bの端部を下型9の型面に固定する。どちらも、ポットブロック30の張り出し部32a、32bと離型フィルム19a、19bとが平面視して重なる範囲において、張り出し部32a、32bの下面によって、離型フィルム19a、19bの端部を下型9の型面に密着させて固定する。ボットブロック30の張り出し部32の形状は、上記
図5(a)、(b)の形状に限らず、離型フィルム19a、19bの端部を下型9の型面に密着させて固定することが可能な形状であればよい。加えて、張り出し部32と離型フィルム19a、19bとが平面視して重なる範囲は、離型フィルム19a、19bの縁を含んでいなくてもよい。
【0047】
図1〜
図5で示したように、本実施例ではポットブロック30の張り出し部32の下面によって、下型9に被覆された離型フィルム19a、19bの端部を下型9の型面に密着させて固定することができる。このことにより、樹脂封止する際に、下型9の型面に被覆された離型フィルム19a、19bが下型9の型面から浮き上がることを防止する。したがって、溶融した流動性樹脂34が離型フィルム19a、19bと下型9の型面との間に入り込むことを防止する。
【実施例2】
【0048】
図6は、本発明に係る樹脂封止装置の実施例2における、装置の概要を示す正面図である。
図6において、実施例1の場合と異なり、実施例2では、上型6と下型9との間に新たに中間型36を設けている。駆動機構37は、上型6と下型9との間で中間型36を昇降させる機構である。例えば、ラック&ピニオン機構からなる駆動機構37によって中間型36を昇降させる。駆動機構37を用いて中間型36を昇降させることによって、上型5と中間型36との間及び中間型36と下型9との間において型締めと型開きとを行う。
【0049】
以下、本発明の実施例2に係る樹脂封止装置1の型締め動作について説明する。
図6は、上型6と下型9と中間型36とが型開きした状態を示している。まず、駆動機構37によって中間型36を下降させて、中間型36と下型9とを型締めする。次に、型締め機構10を用いて可動盤7を上昇させて、上型6と中間型36及び下型9とを型締めする。樹脂封止完了後、型締め機構10を用いて可動盤7を下降させて、上型6と中間型36及び下型9とを型開きする。次に、駆動機構37によって中間型36を上昇させて、中間型36と下型9とを型開きして完全に型開きを行う。
【0050】
図7は、本発明に係る樹脂封止装置1の実施例2において、
図7(a)は型開きした状態、
図7(b)は型締めした状態を示す部分断面図である。実施例2においては、上型6と下型9と中間型36とを型締めする構成について説明する。
図7(a)において、下型9には、下型キャビティ38と基板セット部39とが設けられている。加熱手段として下型プレート8(
図6参照)にヒータ(図示なし)が内蔵されている。下型9には、樹脂タブレット40が収容されるポット41と樹脂タブレット40を加熱して溶融した流動性樹脂42を押圧するプランジャ43とが設けられている。上型6には溝部44が設けられ、溝部44の中心部は下型9のポット41に相対向している。加熱手段として上型プレート5(
図6参照)にヒータ(図示なし)が内蔵されている。溝部44は、流動性樹脂42を下型キャビティ38に注入するための樹脂通路となる。上型6と下型9とは、それぞれヒータによって通常は175℃程度に加熱されている。中間型36には、下型キャビティ38に相対向して樹脂成形部の一部となる貫通空間(実質的には上型キャビティとして機能する)45が設けられている。さらに、中間型36には、ポット41から溶融した流動性樹脂42を上型6の溝部44へ圧送する樹脂通路となる貫通口46が設けられている。
【0051】
以下、本発明の実施例2に係る樹脂封止装置1の動作について説明する。まず、離型フィルム15を上型6と中間型36との間の所定位置に配置する。次に、離型フィルム19a、19bを中間型36と下型9との間に送り、ポット41が形成された領域を除いて下型キャビティ38と基板セット部39とを覆うように下型9の所定位置に配置する。次に、チップ13を装着した基板14を中間型36の貫通空間45と下型キャビティ38との間の所定位置に配置する。基板14は、中間型36の貫通空間45を介して、上型6の型面を被覆する離型フィルム15と下型9の型面を被覆する離型フィルム19a、19bとの間に挟まれる。
【0052】
次に、離型フィルム15を上型6の溝部44の内面及び上型6の型面に沿うように吸着する(吸着口は図示せず)。離型フィルム19a、19bを各下型キャビティ38と各基板セット部39との内面及び下型9の型面に沿うように吸着する(吸着口は図示せず)。次に、チップ13を装着した基板14を基板セット部39にセットする。次に、
駆動機構37(
図6参照)を用いて中間型36を下降させて、中間型36と下型9とを型締めする。このことにより、中間型36の貫通空間45の周辺部における下面は、離型フィルム19a、19bの両端部(図においては、離型フィルム19a、19bのそれぞれにおける左右の端部)を下型9の型面に押しつける。したがって、離型フィルム19a、19bの両端部は、貫通空間45の周辺部の下面によって、下型9の型面に密着して固定される。
【0053】
次に、
図7(b)に示すように、樹脂封止装置1の型締め機構10(
図6参照)を用いて可動盤7を上昇させて、上型6と中間型36及び下型9とを型締めする。この状態で、ポット41と貫通口46と溝部44と貫通空間45とが順次連通し、溝部44は樹脂通路として機能する。次に、ポット41内において、樹脂タブレット40を加熱して溶融させて流動性樹脂42を生成する。引き続きプランジャ43によって流動性樹脂42を押圧し、ポット41、貫通口46、溝部44を順次経由して、中間型36の貫通空間45及び下型キャビティ38に流動性樹脂42を注入する。引き続き、硬化に必要な時間だけ流動性樹脂42を加熱することによって、流動性樹脂42を硬化させて硬化樹脂を形成する。このことにより、基板14に装着されたチップ13は、中間型36に形成された貫通空間45と下型キャビティ38との形状に対応して成形された硬化樹脂内に封止される。次に、硬化に必要な時間の経過後、型締め機構10を用いて可動盤7を下降させて、上型6と中間型36及び下型9とを型開きする。次に、駆動機構37(
図6参照)によって中間型36を上昇させて、中間型36と下型9とを型開きして完全に型開きを行う。
【0054】
実施例2では、中間型36の貫通空間45の周辺部の下面によって、離型フィルム19a、19bの両端部を下型9の型面に密着させて固定する。このことにより、樹脂封止する際に、下型9に被覆された離型フィルム19a、19bが浮き上がることを防止する。したがって、溶融した流動性樹脂42が離型フィルム19a、19bと下型9の型面との間に入り込むことを防止する。
【0055】
ここまで説明したように、各実施例とも、下型9に被覆された離型フィルム19a、19bの端部は、ポットブロック30の張り出し部32の下面、又は中間型36の貫通空間45の周辺部の下面によって、下型9の型面に密着して固定される。したがって、樹脂封止する際に、下型9に被覆された離型フィルム19a、19bが下型9の型面から浮き上がることを防止する。ポット25、41から圧送された流動性樹脂34、42が、離型フィルム19a、19bと下型9の型面との間に入り込むことを防止する。したがって、樹脂封止において充填不足による成形不良を防ぎ、製品の品質や歩留まりを大幅に向上することが可能となる。
【0056】
また、流動性樹脂34、42が離型フィルム19a、19bと下型9の型面との間に入り込むことを防止するので、下型9側の型面にバリが発生することがない。したがって、バリ取りを不要とし、加えて、下型9側の型面を清掃する回数や時間を最小限にすることができるので、生産性を大幅に向上することが可能となる。
【0057】
また、下型9に被覆される離型フィルム19a、19bは、ポット25、41が配置される領域を除いて、下型キャビティ12、38と基板セット部26、39とを覆うように被覆される。下型9に形成されるポット25、41の数や配置に合わせて複雑な離型フィルムを製作する必要がない。したがって、簡単な離型フィルム供給機構を用いて樹脂封止装置を構成することができる。簡単な離型フィルム供給機構を用いて樹脂封止装置を構成することができるので、装置の費用を低減することができる。
【0058】
実施例1の変形例として、
図4において上型キャビティ11がない構成を採用することができる。この場合には、基板14はチップ13が下向きになるようにして配置される。加えて、流動性樹脂34は、ランナ28から基板14に形成された穴(図示なし)を経由して下型キャビティ12に注入される。
【0059】
また、実施例1(上述した変形例を含む)及び実施例2において、
図4と
図7とに記載された内容の上型側と下型側とを入れ換えた構成を採用することもできる。
【0060】
本発明によれば、樹脂封止する際に、溶融した流動性樹脂が下型に被覆された離型フィルムと下型の型面との間に入り込むことを防止することができる樹脂封止装置を提供する。したがって、本発明は、製品の品質向上、歩留まり向上、生産性向上、及び、装置の費用低減にも大きく寄与し、工業的にも非常に価値の高いものである。
【0061】
また、本発明は、上述した各実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、必要に応じて、任意にかつ適宜に組み合わせ、変更し、又は選択して採用できるものである。