特許第5934248号(P5934248)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5934248
(24)【登録日】2016年5月13日
(45)【発行日】2016年6月15日
(54)【発明の名称】整流器一体型電気分解装置
(51)【国際特許分類】
   C25B 9/04 20060101AFI20160602BHJP
   C02F 1/46 20060101ALI20160602BHJP
【FI】
   C25B9/04 302
   C02F1/46 Z
【請求項の数】9
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-546001(P2013-546001)
(86)(22)【出願日】2011年11月28日
(65)【公表番号】特表2014-506294(P2014-506294A)
(43)【公表日】2014年3月13日
(86)【国際出願番号】KR2011009112
(87)【国際公開番号】WO2012086934
(87)【国際公開日】20120628
【審査請求日】2014年11月19日
(31)【優先権主張番号】10-2010-0132335
(32)【優先日】2010年12月22日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】513157154
【氏名又は名称】テククロス・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
(74)【代理人】
【識別番号】100089037
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邊 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】キュ・ウォン・パク
(72)【発明者】
【氏名】ヨン・ソク・パク
(72)【発明者】
【氏名】イク・ファン・イ
(72)【発明者】
【氏名】スン・テ・キム
(72)【発明者】
【氏名】ハイ・ドン・イ
(72)【発明者】
【氏名】グワン・ホ・イ
(72)【発明者】
【氏名】ヨン・ミン・キム
【審査官】 瀧口 博史
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−230261(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第01847513(EP,A1)
【文献】 特開2003−089892(JP,A)
【文献】 特開2009−118892(JP,A)
【文献】 特開2001−174431(JP,A)
【文献】 特開2005−054215(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3099101(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C25B 9/00
C02F 1/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
水処理のためのもので、両端に流入口及び流出口がそれぞれ備えられる電解槽(100)と、
一面が前記電解槽(100)の一側面に結合される結合パネル(200)と、
内部に多数の電極が備えられるハウジング状の電極モジュール(300)であって、前記電極モジュール(300)が前記電解槽(100)の一側面及び結合パネル(200)を貫通し、前記電極モジュール(300)の一端が前記電解槽(100)の内部に挿設され、前記電極モジュール(300)の他端が補助パネル(320)を備え、前記補助パネル(320)が前記電極モジュール(300)の他端の外周面に沿って外側に鉛直に拡張されており、前記補助パネル(320)の一面が前記結合パネル(200)の他面に結合され前記電極モジュール(300)と、
一側面が前記電極モジュール(300)の他端の外側に位置し、他側面に電極(410)が突出する整流器モジュール(400)と、
前記結合パネル(200)の他面に結合される面、及び前記整流器モジュール(400)のいずれか一側面に結合される面を有するL字形パネル(500)と、
前記電極モジュール(300)と前記整流器モジュール(400)の電極を連結するバスバーと、
を備えることを特徴とする、整流器一体型電気分解装置。
【請求項2】
前記バスバーは、
一端が前記電極モジュール(300)の他端に位置する電極に密着し、他端が前記整流器モジュール(400)の他側面に突出する第1バスバー(600)と、
一端が前記第1バスバー(600)の他端に結合され、他端が前記整流器モジュール(400)の電極(410)に結合される第2バスバー(620)と、
を備えることを特徴とする、請求項1に記載の整流器一体型電気分解装置。
【請求項3】
前記第1バスバー(600)はL字形であり、前記第2バスバー(620)はZ字形であることを特徴とする、請求項2に記載の整流器一体型電気分解装置。
【請求項4】
前記整流器モジュール(400)の電極410及び前記整流器モジュール(400)の他側面に突出する前記バスバーを取り囲むように前記整流器モジュール(400)の他側面に結合されるバスカバー(420)をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の整流器一体型電気分解装置。
【請求項5】
前記整流器モジュール(400)の一側面に結合される放熱板(430)をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の整流器一体型電気分解装置。
【請求項6】
前記整流器モジュール(400)の上下面には互いに対応する形状の突出バー(440)及び溝レール(442)がそれぞれ形成され、上下に設置される前記整流器モジュール(400)の水平移動をガイドすることを特徴とする、請求項1に記載の整流器一体型電気分解装置。
【請求項7】
前記電極モジュール(300)が前記電解槽(100)の内部に設置できるように、前記電解槽(100)の一側面及び前記結合パネル(200)は内部に貫通孔が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の整流器一体型電気分解装置。
【請求項8】
前記整流器モジュール(400)のいずれか一側面に突設される取っ手(450)をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の整流器一体型電気分解装置。
【請求項9】
前記整流器モジュール(400)のいずれか一側面に、前記整流器モジュール(400)の正常運転、誤作動または未作動を区分して表示するLED表示窓(460)をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の整流器一体型電気分解装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は船舶平衡水や汚廃水処理またはその他の消毒水生成用電気分解装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の船舶平衡水またはその他の汚染物が混入した水は、水が電気分解装置の電解槽を通過するとき、電解槽内部の電極板の表面に接触することによって発生する電気化学的反応を用いた電気分解方式で水処理した。
【0003】
従来水の電気分解方式に用いられる電気分解装置は、一定距離だけ離れて設置される整流器とケーブル及びバスバー(BUS BAR)で連結された。
【0004】
しかし、電気分解装置と整流器の連結媒介としてケーブルを用いれば、ケーブルの長さが長くなるほど電気抵抗が増加して、ケーブル部分で相当な部分電力の損失が生じる問題点がある。
【0005】
また、既存には、電気分解装置と整流器が相互に分離され設置されるため、空間活用度が落ち、設置場所に制約があるという欠点があった。
【0006】
特に、従来に陸上で用いられる電気分解装置は、比較的空間制約の面で自由で、ケーブルで発生するエネルギーの損失に対する補償が容易であるので、設置空間や電力損失に大きな制約を受けなかった。
【0007】
一方、船舶などの狭小な空間で使用する電気分解装置は、使用可能な空間が一定範囲に制限され、限定された電力を効率よく使う必要がある。
【0008】
一方、水の電気分解装置においては、電気分解槽の内部に水が流入するとき、フィルターによって濾過されなかった異物や電気分解後の副産物である各種の塩類が電極に付着する場合がある。
【0009】
しかし、電極に付着する異物は電極を損傷させ、汚染数の消毒効率を低下させる要因として作用するため、電極の極性を転換する必要がある。
【0010】
ところで、従来にこのような電気分解装置の極性は整流器の部分において回路で構成した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
前述した問題点を解決するために、本発明は、整流器を電気分解装置に一体型に結合させて、ケーブルの費用とケーブルで発生する電力損失を無くすことができる整流器一体型電気分解装置を提供しようとする。
【0012】
また、本発明は、電気分解装置と整流器を一体型に製作することで、船舶などの狭小な空間で効率よく空間を活用することができる整流器一体型電気分解装置を提供しようとする。
【0013】
また、本発明は、電気分解装置において電極の極性転換をバスバーによって簡単に具現することができる整流器一体型電気分解装置を提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記のような課題を解決するために、本発明は、水処理のためのもので、両端に流入口及び流出口がそれぞれ備えられる電解槽;一面が前記電解槽の一側面に結合される結合パネル;前記電解槽の一側面及び結合パネルを貫通し、一端が電解槽の内部に挿設され、他端が他端の外周面に沿って外側に鉛直に拡張される補助パネルが備えられ、補助パネルの一面が前記結合パネルの他面に結合され、内部に多数の電極が備えられるハウジング状の電極モジュール;一側面が前記電極モジュールの他端の外側に位置し、他側面に電極が突出する整流器モジュール;前記結合パネルの他面及び整流器モジュールのいずれか一側面に両面がそれぞれ結合されるL字形パネル;及び前記電極モジュールと整流器モジュールの電極を連結するバスバー;を含んでなることを特徴とする、整流器一体型電気分解装置を提供する。
【0015】
本発明において、前記バスバーは、一端が前記電極モジュールの他端に位置する電極に密着し、他端が整流器モジュールの他側面に突出する第1バスバー;及び一端が前記第1バスバーの他端に結合され、他端が整流器モジュールの電極に結合される第2バスバー;を含んでなることができる。
【0016】
また、本発明は、前記整流器モジュールの電極及び整流器モジュールの他側面に突出するバスバーを取り囲むように整流器モジュールの他側面に結合されるバスカバー;をさらに含むことができる。
【0017】
また、本発明は、前記整流器モジュールの上下面には互いに対応する形状の突出バー及び溝レールがそれぞれ形成され、上下に設置される整流器モジュールの水平移動をガイドすることを特徴とする、請求項1に記載の整流器一体型電気分解装置を提供する。
【0018】
本発明は、前記電極モジュールが電解槽の内部に設置できるように、前記電解槽の一側面及び結合パネルは内部に貫通孔が形成されることができ、前記整流器モジュールのいずれか一側面に突設される取っ手;を含むことができ、前記整流器モジュールのいずれか一側面に、整流器モジュールの正常運転、誤作動または未作動を区分して表示するLED表示窓;を含むことができる。
【0019】
本発明において、前記電気分解装置の極転換はバスバーによって具現可能である。
【発明の効果】
【0020】
前記のような本発明によれば、整流器を電気分解装置に一体型に結合することができるので、ケーブル費用及びケーブルで発生する電力損失を無くすことができる。
【0021】
また、本発明を用いる場合には、狭小な空間の活用度が優秀であり、電極の極性転換が簡単で利用が便利な電気分解装置の提供が可能である。
【0022】
さらに、本発明は、電解槽と整流器を密閉型構造に具現することで、防水及び防爆に有利であるように設計可能である。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の整流器一体型電気分解装置の実施例の斜視図である。
図2】本発明の整流器一体型電気分解装置の実施例の分解斜視図である。
図3】本発明の整流器一体型電気分解装置の実施例の斜視図である。
図4】本発明の整流器一体型電気分解装置において電極モジュールと整流器モジュールの各部の構成及び結合関係を示す分解斜視図である。
図5】本発明の整流器一体型電気分解装置において電極モジュールと整流器モジュールの各部の構成及び結合関係を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、添付図面及び好適な実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0025】
図1図3は本発明の整流器一体型電気分解装置の実施例の斜視図であり、図1の拡大図及び図2は上下整流器モジュール400の結合関係を示し、図3の(A)及び(b)はバスバーによる電気分解装置の極転換を示す。
【0026】
また、図4及び図5は本発明の整流器一体型電気分解装置において、電極モジュール300と整流器モジュール400の各部の構成及び結合関係を示す斜視図で、図4は電極モジュール300と整流器モジュール400の下面を下側から見た斜視図、図5は電極モジュール300と整流器モジュール400の上面を上側から見た斜視図である。
【0027】
本発明の整流器一体型電気分解装置は、図1図3に示すように、水処理のためのものであり、両端に流入口及び流出口がそれぞれ備えられる電解槽100;一面が前記電解槽100の一側面に結合される結合パネル200;前記電解槽100の一側面及び結合パネル200を貫通し、一端が電解槽100の内部に挿設され、他端は他端の外周面に沿って外側に鉛直に拡張される補助パネル320が備えられ、補助パネル320の一面が前記結合パネル200の他面に結合され、内部に多数の電極が備えられるハウジング状の電極モジュール300;一側面が前記電極モジュール300の他端の外側に位置し、他側面に電極410が突出する整流器モジュール400;前記結合パネル200の他面及び整流器モジュール400のいずれか一側面に両面がそれぞれ結合されるL字形パネル500;及び前記電極モジュール300と整流器モジュール400の電極を連結するバスバー;でなることを特徴とする。
【0028】
前記電解槽100は電気分解がなされるケースであり、水処理のための水が流入する流入口と、水処理によって殺菌消毒された水が排出される流出口とが電解槽100の両端に備えられる。
【0029】
前記結合パネル200は、一面が前記電解槽100の一側面に熔接またはボルトで結合され、整流器モジュール400を電解槽100に付着するための連結手段としての役目をする。
【0030】
次に、電極モジュール300は前記電解槽100の一側面及び結合パネル200を貫通し、一端が電解槽100の内部に挿設され、他端は他端の外周面に沿って外側に鉛直に拡張される補助パネル320が備えられ、補助パネル320の一面が前記結合パネル200の他面に結合され、内部に多数の電極が備えられるハウジング状であることを特徴とする。
【0031】
前記補助パネル320は、図4に示すように、電極モジュール300の他端外周面に沿って外側に拡張して折り曲げられた形状のものであり、個別の部材を電極モジュール300の外周面に結合して構成することもできる。
【0032】
そして、図面には図示しなかったが、前記電解槽100の一側面及び結合パネル200は、前記電極モジュール300を電解槽100の内部に挿設することができるように貫通孔が形成されることができる。
【0033】
この際、前記補助パネル320と結合パネル200は互いに対面する部分をボルトなどの連結手段で結合させて、前記電極モジュール300を電解槽100に結合する。この場合、前記補助パネル320と結合パネル200の間にはゴムなどの弾性素材のガスケットを設置することで、電解槽100内部の水が外部に流出しない密閉構造を形成することができる。
【0034】
前記電極の実施例において、前記電極モジュール300の内部には多数の陽極及び陰極の電極板を並列に配置することができ、多数の電極は電解槽の内部に位置して、酸化還元反応によって水を殺菌消毒する。
【0035】
次に、前記整流器モジュール400は、一側面が前記電極モジュール300の他端外側に位置し、他側面のいずれか一面に陽極と陰極の電極410が突出することを特徴とする。
【0036】
本発明において、整流器モジュール400は電解槽100の一側面に一つ以上結合可能である。
【0037】
前記整流器モジュール400の好適な実施例において、重さ220kgの電解槽100の一側面に1台当たり重さ35kg以下、13V、1300Aの整流器モジュール400を四つ付着することができる。
【0038】
ここで、前記整流器モジュール400は、前記結合パネル200の他面及び整流器モジュール400のいずれか一側面に両面がそれぞれボルトなどの連結手段で結合されるL字形パネル500によって電解槽100に結合される。
【0039】
もちろん、整流器モジュール400と電極モジュール300及びL字形パネル500の間にはガスケットなどの弾性素材を設置して、電解槽100と整流器モジュール400の間に密閉構造を確保しなければならない。
【0040】
前記L字形パネル500は、図1に示すように、左右対称に2ヶ所に構成することができ、L字形パネル500の端部はバスバーが通過するように一部をL字形に開放することができる。
【0041】
一方、前記整流器モジュール400の一側面には放熱板430を結合することができる。
【0042】
前記放熱板430は、整流器モジュール400の高熱を冷却させて外部に排出する部分であり、これにより、整流器の内部には冷却のための別途の配管を省略して設計することができる。
【0043】
図1において、前記放熱板430は電極モジュール300と対向する面に位置している。
【0044】
また、本発明は、前記整流器モジュール400の上下面に互いに対応する形状の突出バー440及び溝レール442をそれぞれ形成することで、上下に設置される整流器モジュール400の水平移動をガイドするように構成することができる。
【0045】
これにより、重量の整流器モジュール400を設置するか維持するとき、電解槽100と整流器モジュール400を容易に着脱することができる。
【0046】
図4及び図5から確認できるように、突出バー440及び溝レール442は整流器モジュール400の上下面を横切るように一字型に形成することができる。
【0047】
また、前記整流器モジュール400は、整流器モジュール400の設置及び維持保守の便宜性を高めるために、いずれか一側面に突設される取っ手450を設けて構成することができ、前記整流器モジュール400のいずれか一側面には、整流器モジュール400の正常運転、誤作動または未作動を区分して表示するLED表示窓460をさらに含んでなることができる。
【0048】
前記取っ手450は、作業上の便宜のために、整流器モジュール400の突出バー440及び溝レール442と同一線上に位置することが好ましく、整流器モジュール400の重量を考慮して十分な剛性を持つようにする。
【0049】
次に、前記バスバーは+及び−の電流を通電させる伝導体であり、電極モジュール300と整流器モジュール400の電極を連結することを特徴とする。
【0050】
この際、電極モジュール300と整流器モジュール400の陽極は陽極どうし、陰極は陰極どうし連結する。
【0051】
特に、前記バスバーは一端が前記電極モジュール300の他端に位置する電極に密着し、他端が前記整流器モジュール400の他側面に突出する第1バスバー600;及び一端が前記第1バスバー600の他端に結合され、他端が整流器モジュール400の電極410に結合される第2バスバー620;で構成可能である。
【0052】
ここで、電極モジュール300の他端に位置する電極は、電極モジュール300の内部に位置する多数の電極に連結される電極であることができる。
【0053】
前記第1バスバー600は、図4のように、内部が鉛直に折り曲げられたL字形を用いることができ、前記第2バスバー620は内部が鉛直に2回折り曲げられた形態のZ字形を用いることができる。
【0054】
前記整流器モジュール400の電極410及びバスバーには高電圧が流れるため、本発明は整流器モジュール400の電極410及び整流器モジュール400の他側面に突出するバスバーを取り囲むように整流器モジュール400の他側面にバスカバー420を結合することができる。
【0055】
前記バスカバー420は図1に示されており、整流器モジュール400にボルトで結合可能である。
【0056】
本発明において、前記電気分解装置の極転換はバスバーによって具現可能である。
【0057】
すなわち、本発明は、図3の(a)及び(b)に示すように、バスカバー420を分離した後、第2バスバー620の他端を整流器モジュール400の電極410部分に取り替えて連結することで、電気分解装置の極性を転換することができる。
【0058】
本発明は前述したような好適な実施例に基づいて説明されたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で多様な修正及び変形が可能である。したがって、本発明の請求範囲はこの発明の真正な範囲内に属する修正及び変形を含む。
【符号の説明】
【0059】
100 電解槽
200 結合パネル
300 電極モジュール
320 補助パネル
400 整流器モジュール
410 電極
420 バスカバー
430 放熱板
440 突出バー
442 溝レール
450 取っ手
460 LED表示窓
500 L字形パネル
600 第1バスバー
620 第2バスバー
図1
図2
図3(a)】
図3(b)】
図4
図5