特許第5934522号(P5934522)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5934522
(24)【登録日】2016年5月13日
(45)【発行日】2016年6月15日
(54)【発明の名称】ビューファインダのパン・チルト機構
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/225 20060101AFI20160602BHJP
   G03B 13/02 20060101ALI20160602BHJP
【FI】
   H04N5/225 B
   G03B13/02
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-46118(P2012-46118)
(22)【出願日】2012年3月2日
(65)【公開番号】特開2013-183309(P2013-183309A)
(43)【公開日】2013年9月12日
【審査請求日】2014年12月5日
(73)【特許権者】
【識別番号】000209751
【氏名又は名称】池上通信機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100078330
【弁理士】
【氏名又は名称】笹島 富二雄
(74)【代理人】
【識別番号】100129425
【弁理士】
【氏名又は名称】小川 護晃
(72)【発明者】
【氏名】日置 信広
【審査官】 藤原 敬利
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−253521(JP,A)
【文献】 特開2011−077778(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/222− 5/257
G03B 13/00 −13/28
G03B 17/02 ,17/22
G03B 17/56 −17/58
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像装置のビューファインダの表示面位置を調節するパン・チルト機構において、
前記撮像装置の上部に配置されパン回転軸を中心としてパン方向に回転可能なパン回転台と
1のチルト回転軸を介して前記パン回転台に回動可能に軸支される基端部、前記ビューファインダを回動可能に軸支する第2のチルト回転軸が設けられた先端部、及び、前記基端部と前記先端部との間の中間部からなるアーム部材と、
を備え、
前記アーム部材を前記第1のチルト回転軸回りに回動させ、前記ビューファインダを、撮像装置後方側に位置させたときに前記第2のチルト回転軸中心が前記第1のチルト回転軸中心よりも撮像装置後方側になり、撮像装置前方側で前記撮像装置に近接させたときに前記第2のチルト回転軸中心が前記第1のチルト回転軸中心よりも撮像装置前方側になり且つ前記アーム部材の前記中間部が前記第1のチルト回転軸中心より下方に位置するように、前記アーム部材が略くの字状に形成される、ビューファインダのパン・チルト機構。
【請求項2】
システムエキスパンダー装置を用いてハンディ型カメラのカメラ本体に箱形レンズを組付けた前記撮像装置の前記システムエキスパンダー装置に、前記パン回転台を取付ける構成である請求項1に記載のビューファインダのパン・チルト機構。
【請求項3】
前記アーム部材を、前記ビューファインダ側部に配置されたビューファインダ操作部を避けるように折曲形成した請求項1又は2に記載のビューファインダのパン・チルト機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビカメラ等の撮像装置に装備されるビューファインダのパン・チルト機構に関する。
【背景技術】
【0002】
テレビカメラ(撮像装置)には、撮影する映像をカメラ操作者が視認するためのビューファインダが備えられており、撮影方向に応じてビューファインダの表示面位置を視認し易い位置に調整できるようパン・チルト機構が設けられている。従来のパン・チルト機構として、例えば特許文献1に記載されたパン・チルト機構が知られている。特許文献1に記載されたパン・チルト機構は、カメラの後側上部にカメラ前方にスライド可能な固定台を設け、この固定台にパン回転軸とパン回転台を備えたパン機構部を設け、このパン機構部のパン回転台に第1及び第2のチルト回転軸とアーム部材を備えたチルト機構部を設けて構成されている。このパン・チルト機構では、カメラの撮影方向に応じて、固定台をスライドさせて適切なスライド位置に固定し、パン機構部によりパン位置(水平方向の回動位置)を設定した後、チルト機構部によりビューファインダのチルト位置(上下方向の回動位置)と表示面の傾斜角を設定して、カメラ操作者が視認し易い位置にビューファインダの表示面位置を調節するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−289010号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載された従来のパン・チルト機構では、例えば、通常のカメラ位置である水平アングル(水平方向)撮影時のようにビューファインダをカメラ前側にスライドさせた位置に設定するような場合、スライド機構がある分、ビューファインダとカメラの光軸との距離が離れてしまう。また、システムエキスパンダー装置を用いてハンディ型カメラに大型の箱形レンズを接続してスタジオカメラとして利用する場合、システムエキスパンダー装置にパン・チルト機構を取付けることになる。この場合、カメラ形状がスタジオカメラより一回り大きく、カメラ操作者とカメラ後端との距離がスタジオカメラより近くなる。このため、ビューファインダをカメラ後端に位置させてチルトさせると、カメラ操作者からビューファインダの表示面位置までの距離が近くなり過ぎて視野角が狭くなり、ビューファインダの表示画面が視認し難くなる。更には、カメラの撮影方向を、例えば、水平アングルから俯瞰のアングル(下方向)へ変える場合、ビューファインダをカメラ前側からカメラ後端側へスライドさせてからチルトさせるという2つのアクションが必要となる。逆に、カメラの撮影方向を俯瞰のアングルから水平アングルへ変える場合も、チルト操作とスライド操作が必要となる。
【0005】
このようなことから、システムエキスパンダー装置に取付けて使用する場合でも、カメラの光軸と目線が合うように、ビューファインダの位置を出来るだけカメラの光軸に近くでき、また、視野角が狭くならないようビューファインダまでの距離が近くなり過ぎないようなパン・チルト機構がカメラ操作者から要望されている。
【0006】
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、システムエキスパンダー装置に取付けた場合でも、カメラ操作者の要望を満たすことが可能なビューファインダのパン・チルト機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このため、本発明は、撮像装置のビューファインダの表示面位置を調節するパン・チルト機構において、前記撮像装置の上部に配置されパン回転軸を中心としてパン方向に回転可能なパン回転台と、第1のチルト回転軸を介して前記パン回転台に回動可能に軸支される基端部、前記ビューファインダを回動可能に軸支する第2のチルト回転軸が設けられた先端部、及び、前記基端部と前記先端部との間の中間部からなるアーム部材と、を備え、前記アーム部材を前記第1のチルト回転軸回りに回動させ、前記ビューファインダを、撮像装置後方側に位置させたときに前記第2のチルト回転軸中心が前記第1のチルト回転軸中心よりも撮像装置後方側になり、撮像装置前方側で前記撮像装置に近接させたときに前記第2のチルト回転軸中心が前記第1のチルト回転軸中心よりも撮像装置前方側になり且つ前記アーム部材の前記中間部が前記第1のチルト回転軸中心より下方に位置するように、前記アーム部材が略くの字状に形成される、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明のビューファインダのパン・チルト機構によれば、撮影方向変更時に、第1のチルト回転軸回りにチルト操作するだけで、ビューファインダ位置をカメラの前後方向に移動できるので、スライド機構が不要となり、撮像装置前側で前記撮像装置に近接させてビューファインダを光軸に近づけることができると共に、カメラ操作者との距離も近づき過ぎることがなく、ビューファインダの表示面も視認し易くなる。また、撮影方向変更時に、第1のチルト回転軸回りにチルト操作するだけの1つのアクションで、ビューファインダを所望位置に設定できるので、従来のパン・チルト機構のようにスライド操作とチルト操作の2つのアクションを必要とするものに比べて操作性がよい。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明のパン・チルト機構の一実施形態をテレビカメラに装着した状態を示す側面図である。
図2図1のパン・チルト機構の上面図である。
図3】同上実施形態のパン・チルト機構をカメラ操作者側から見た正面図である。
図4】同上実施形態のパン・チルト機構をテレビカメラから取外した状態を示す側面図である。
図5図4の左側面図である。
図6】同上実施形態のパン・チルト機構を図1の状態から左水平方向にパン操作した状態を示す図である。
図7図6の右側面図である。
図8】同上実施形態のパン・チルト機構のあおりのアングル(上方向)撮影時のチルト操作例の説明図である。
図9】同上実施形態のパン・チルト機構の俯瞰のアングル撮影時のチルト操作例の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1図3は、本発明のパン・チルト機構の一実施形態を示し、システムエキスパンダー装置を用いてハンディ型カメラをスタジオカメラとして代用した撮像装置に装備した状態を示す図である。図1は側面図であり、図2は上面図であり、図3はカメラ操作者側から見た正面図である。また、図4に、テレビカメラから取外したパン・チルト機構の側面図を示し、図5図4の左側面図である。
【0011】
図において、本実施形態のパン・チルト機構1は、テレビカメラ2(撮像装置)の後部に取付けられている。前記テレビカメラ2は、システムエキスパンダー装置3に、ハンディ型カメラのカメラ本体4と大型の箱形レンズ5を組付けて構成したものである。前記システムエキスパンダー装置3は、ハンディ型カメラを放送局等で使用するスタジオカメラとして代用するための装置であり、ハンディ型カメラのカメラ本体4と箱形レンズ5を、カメラマウントプレート3Aとレンズ取付け部3Bにそれぞれ所定の順序で装着すると、レンズ取付け部3Bに設けた開口部を通して、箱形レンズ5側の光学マウントに設けられたバヨネットマウントとカメラ本体4側の光学マウントとが連結して撮影可能な状態にセットされ、システムエキスパンダー装置3の後部両側に配置したカメラ操作用パネル3Cを操作することにより、ハンディ型カメラをスタジオカメラとして使用できる。
【0012】
前記パン・チルト機構1は、テレビカメラ2後部においてシステムエキスパンダー装置3上面に装着され、テレビカメラ2に搭載するビューファインダ6の表示面6Aの位置をカメラ操作者が最適な位置に調節可能とする機構である。パン・チルト機構1は、パン機構部とチルト機構部とから構成されている。
【0013】
前記パン機構部は、システムエキスパンダー装置3の上面にパン回転軸11が装着され、このパン回転軸11を中心としてビューファインダ6をパン方向(水平方向)に回転させるためのパン回転台12が回動可能に設けられている。尚、図示しないが、パン機構部1Aには、パン回転台12の回動動作をロックするためのロック機構が設けられている。
【0014】
前記チルト機構部は、基端部がパン回転台12の両端の起立片12a,12bにそれぞれ第1のチルト回転軸13a,13bを介してパン回転台12に対してチルト方向(垂直方向)に回動可能に軸支された一対のアーム部材14a,14bが設けられ、各アーム部材14a,14bの先端部に第2のチルト回転軸15a,15bがそれぞれ設けられ、第2のチルト回転軸15a,15bを介して一対のアーム部材14a,14bに対してチルト方向(垂直方向)にビューファインダ6を回動可能に軸支している。尚、第1のチルト回転軸13a,13b部分においては、例えばスラスト圧を加え、更にプランジャーの抜き差しによりアーム部材14a,14bを所定の回動位置で固定できるように構成されている。
【0015】
前記一対のアーム部材14a,14bは、テレビカメラ2の前方側に凸の略くの字状に折曲形成されている。具体的には、アーム部材14a,14bは、図1に示すように、ビューファインダ6の側部に配置されたビューファインダ操作部6Bを避けるように、基端部側から中間部までカメラ前方に向けて第1のチルト回転軸13a,13bの軸中心より斜め下方側に湾曲し、前記中間部から先端部側までカメラ上方側で若干カメラ後方側に向けて湾曲するような略くの字状の形状に折曲形成されている。アーム部材14a,14bを、このような形状とすることで、ビューファインダ6をカメラ前方側に位置させたときに、第2のチルト回転軸15a,15bの軸中心が第1のチルト回転軸13a,13bの軸中心よりもカメラ前方側に位置し、ビューファインダ6をカメラ後方側に位置させたときに、第2のチルト回転軸15a,15bの軸中心が第1のチルト回転軸13a,13bの軸中心よりもカメラ後方側に位置するようになる。
【0016】
尚、ビューファインダ6としては、例えば、側面にビューファインダ操作部6Bや操作用ハンドル6C等を有し、表示面6Aの両側部と上部の周縁部にフード6Dを設けた液晶表示モニタ等を使用する。
【0017】
次に、本実施形態のパン・チルト機構1によるビューファインダ6の位置調整方法について説明する。
本実施形態のパン・チルト機構1は、図2に示すように、パン回転軸11を中心としパン回転台12がテレビカメラ2の前後方向中心線Cから左右水平方向に90°回動可能であり、左右水平方向の90°の範囲で任意のパン位置に設定することができる。図6図2において左水平方向に90°回動させた状態を示す。図7は、図6の右側面図である。カメラ操作者は、任意のパン位置に設定した後、図示しないロック機構によりパン回転台12を固定し、次いで、プランジャーを抜いて第1のチルト回転軸13a,13b回りにアーム部材14a,14bを回動可能な状態とし、ハンドル6C,6Cを持ってビューファインダ6を所望の高さ位置に設定し、プランジャーを差込んでアーム部材14a,14bを第1のチルト回転軸13a,13bに対して固定してビューファインダ6を所定のチルト位置で固定する。その後、第2のチルト回転軸15a,15b回りにビューファインダ6を図1の矢印A又はB方向(図中、上又は下方向)に回動させてビューファインダ6の表示面6Aの傾斜角を調節してカメラ操作者にとって最適な位置に設定する。
【0018】
例えば、水平アングル撮影時では、図1に示すように、ビューファインダ6はテレビカメラ2の前方側でカメラ本体4に近接させてセットする。この水平アングル撮影時の状態から、図8に示すあおりのアングル(上方向)の例えば45°にテレビカメラ2を向けた時には、同図に示すように、アーム部材14a,14bの位置はそのままの位置とし、ビューファインダ6を図1の矢印Aの方向(図中、上方向)に、第2のチルト回転軸15a,15b回りにビューファインダ6を回動させ、ビューファインダ6の表示面6Aがカメラ操作者に正対するようにビューファインダ6の表示面6Aの位置を調節する。また、図1の水平アングル撮影時の状態から、図9に示す俯瞰のアングルの例えば45°にテレビカメラ2を向けた時には、同図に示すように、第2のチルト回転軸15a,15bの軸中心が第1のチルト回転軸13a,13bの軸中心よりテレビカメラ後方側に位置するように、第1のチルト回転軸13a,13b回りにアーム部材14a,14bをテレビカメラ2の後方側に回動させ、その後、ビューファインダ6を図1の矢印Aの方向に、第2のチルト回転軸15a,15b回りにビューファインダ6を回動させ、ビューファインダ6の表示面6Aがカメラ操作者に正対するようにビューファインダ6の表示面6Aの位置を調節する。
【0019】
かかる本実施形態のパン・チルト機構1によれば、水平アングル撮影時のように、ビューファインダ6をテレビカメラ2の前方側に位置させたときに、第2のチルト回転軸15a,15bの軸中心が第1のチルト回転軸13a,13bの軸中心よりテレビカメラ前方側に位置するので、ビューファインダ6の位置がカメラ操作者から遠くなり、カメラ操作者の視野角が広くなってビューファインダ6の表示面6Aが視認し易くなる。また、スライド機構がないので、その分、ビューファインダ6の位置をカメラ本体4に接近させることができ、従来のパン・チルト機構よりも、ビューファインダ6の位置をテレビカメラ2の光軸に近づけることができる。
【0020】
あおりのアングル撮影時においても、第2のチルト回転軸15a,15bの軸中心が第1のチルト回転軸13a,13bの軸中心よりテレビカメラ前方側に位置することで、スタジオカメラより外形が一回り大きいシステムエキスパンダー装置3を利用したテレビカメラ2であっても、従来のパン・チルト機構のようなアーム部材がL字形状の場合に比べて、ビューファインダ6の位置がカメラ操作者に近づき過ぎることがなく、カメラ操作者の視野角を狭めることがないので、ビューファインダ6の表示面6Aが視認し易い。
【0021】
また、ビューファインダ6のセット位置を、カメラ前方側(後方側)から後方側(前方側)へ移動操作する場合、第1のチルト回転軸13a,13b回りにアーム部材14a,14bを回動操作するだけという1つのアクションでよく、従来のパン・チルト機構のようなスライド操作とチルト操作の2つのアクションを必要とする場合に比べて、操作性がよい。
【0022】
そして、本実施形態のパン・チルト機構によれば、カメラの光軸と目線が合うようにビューファインダの位置を出来るだけカメラの光軸に近づけたい、また、視野角が狭くならないようビューファインダまでの距離をあまり近くしたくない、というカメラ操作者の要望を、スライド機構等のない簡単な構成で満足させることができる。
【0023】
尚、本実施形態では、アーム部材の形状を、ビューファインダ側部のビューファインダ操作部を避けるために、テレビカメラ前方側に凸の略くの字状に折曲した形状としが、この形状に限るものではなく、ビューファインダをテレビカメラ後方側に位置させたときに第2のチルト回転軸の軸中心が第1のチルト回転軸の軸中心よりもテレビカメラ後方側に位置し、テレビカメラ前方側に位置させたときに第2のチルト回転軸の軸中心が第1のチルト回転軸の軸中心よりもテレビカメラ前方側になるような形状であれば、どのような形状でもよい。
【0024】
また、本発明のパン・チルト機構は、本実施形態で説明したシステムエキスパンダー装置を適用したテレビカメラに限らず、システムエキスパンダー装置を用いないスタジオカメラにも適用できることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0025】
1 パン・チルト機構
2 テレビカメラ
3 システムエキスパンダー装置
4 カメラ本体
5 箱形レンズ
6 ビューファインダ
6A 表示面
6B ビューファインダ操作部
11 パン回転軸
12 パン回転台
13,13b 第1のチルト回転軸
14a,14b アーム部材
15a,15b 第2のチルト回転軸
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9