特許第5934584号(P5934584)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5934584
(24)【登録日】2016年5月13日
(45)【発行日】2016年6月15日
(54)【発明の名称】コネクタ
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/42 20060101AFI20160602BHJP
【FI】
   H01R13/42 B
【請求項の数】1
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-130794(P2012-130794)
(22)【出願日】2012年6月8日
(65)【公開番号】特開2013-254696(P2013-254696A)
(43)【公開日】2013年12月19日
【審査請求日】2015年5月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002000
【氏名又は名称】特許業務法人栄光特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100105474
【弁理士】
【氏名又は名称】本多 弘徳
(74)【代理人】
【識別番号】100177910
【弁理士】
【氏名又は名称】木津 正晴
(74)【代理人】
【識別番号】100108589
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 利光
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼村 直樹
【審査官】 前田 仁
(56)【参考文献】
【文献】 実開平04−027588(JP,U)
【文献】 特開平10−233254(JP,A)
【文献】 特許第4013929(JP,B2)
【文献】 特開2004−311085(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 13/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端子金具と、該端子金具を収容保持するハウジングと、を備え、
前記端子金具は、外周部に、前記ハウジングへの挿入方向と直交する方向に凹んだ凹部を備え、
前記ハウジングは、前記端子金具が挿入される端子収容孔と、端子係止ランスと、を備え、
前記端子係止ランスは、前記端子収容孔に臨む位置において前記端子収容孔に沿って延設された弾性片と、前記端子収容孔内に突出するように前記弾性片の先端に突設された係止突起と、を備えて、
前記端子金具の前記端子収容孔への挿入長が規定値に達した時に、前記係止突起が前記凹部に係合することで、前記端子金具の挿入方向とは逆方向への移動が規制されるコネクタであって、
前記弾性片は、前記端子収容孔に面すると共に前記端子金具の挿入方向と平行な平面である一外周面を備え、
前記弾性片の一外周面には、前記端子金具の外周部に摺接して、前記端子金具を前記端子係止ランスに対向する前記端子収容孔の内壁面に押圧する端子押圧突起が備えられ、
前記端子押圧突起は、前記端子金具の挿入方向に沿って前記係止突起と接続するように延設された凸条であり、
前記弾性片の一外周面からの前記端子押圧突起の突出高さは、前記係止突起に近づくにつれて徐々に大きくなり、前記係止突起との接続箇所での前記端子押圧突起の突出高さは、前記弾性片の一外周面からの前記係止突起の突出高さより小さいことを特徴とするコネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハウジングに挿入した端子金具が前記ハウジング内に装備された端子係止ランスにより抜け止めされるコネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
図8は、下記特許文献1に開示されたコネクタを示している。
このコネクタ100は、端子金具110と、該端子金具110を収容保持するハウジング120と、を備えている。
【0003】
端子金具110は、雌型の端子金具で、相手の雄端子金具が嵌合する角筒構造の嵌合接続部111と、電線の被覆部を固定する被覆加締め片112と、電線の導体に加締め付ける導体加締め片113と、を備えている。そして、端子金具110の外周部である嵌合接続部111の後端には、ハウジング120への挿入方向(図8の矢印X方向)と直交する方向(図8の矢印Y方向)に凹んだ凹部114を備えている。
【0004】
ハウジング120は、端子金具110が挿入される端子収容孔121と、端子係止ランス122と、を備える。
【0005】
端子係止ランス122は、端子収容孔121に臨む位置において端子収容孔121に沿って延設された弾性片122aと、端子収容孔121内に突出するように弾性片122aの先端に突設された係止突起122bと、を備えている。
【0006】
特許文献1のコネクタ100の場合、端子金具110の端子収容孔121への挿入長が規定値に達した時に、係止突起122bが凹部114に係合することで、端子金具110の挿入方向とは逆方向への移動(即ち、抜け)が規制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2010−140806号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところが、上記のコネクタ100の場合、一般的に、端子収容孔121への端子金具110の挿入を容易にするため、端子収容孔121と端子金具110との嵌合が隙間嵌めとなるように、端子収容孔121の内寸は、端子金具110の外寸よりも大きく設定されている。そのため、図8に示すように、弾性片122aと嵌合接続部111の外周部との間には隙間sが残存する。そして、特許文献1のコネクタ100の場合、端子金具110の抜け方向への移動は端子係止ランス122によって規制するが、端子金具110の挿入方向と直交する方向への移動を規制する手段は、特に設けていない。その結果、上記の隙間sが、端子金具110のガタつきを招く要因となった。
【0009】
端子金具110のガタつきは、端子金具110の固定位置のバラツキを招き、端子金具110と相手の端子金具との嵌合接続を困難にするおそれがあった。
【0010】
このような端子金具110のガタつきに起因した不都合の発生を防止する対策としては、前述の隙間sが最小限となるように、端子収容孔121の内寸と端子金具110の外寸との間の寸法公差を小さくすることが考えられる。しかし、寸法公差を小さくしても、完全にガタつきを無くすことはできない。また、端子金具110の加工誤差によっては、ハウジング120に対する端子金具110の挿入性が低下するおそれもあった。
【0011】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、ハウジングに対する端子金具の挿入性を低下させずに、ハウジングに挿入した端子金具の挿入方向と直交する方向へのガタつきを確実に防止することのできるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1)端子金具と、該端子金具を収容保持するハウジングと、を備え、
前記端子金具は、外周部に、前記ハウジングへの挿入方向と直交する方向に凹んだ凹部を備え、
前記ハウジングは、前記端子金具が挿入される端子収容孔と、端子係止ランスと、を備え、
前記端子係止ランスは、前記端子収容孔に臨む位置において前記端子収容孔に沿って延設された弾性片と、前記端子収容孔内に突出するように前記弾性片の先端に突設された係止突起と、を備えて、
前記端子金具の前記端子収容孔への挿入長が規定値に達した時に、前記係止突起が前記凹部に係合することで、前記端子金具の挿入方向とは逆方向への移動が規制されるコネクタであって、
前記弾性片は、前記端子収容孔に面すると共に前記端子金具の挿入方向と平行な平面である一外周面を備え、
前記弾性片の一外周面には、前記端子金具の外周部に摺接して、前記端子金具を前記端子係止ランスに対向する前記端子収容孔の内壁面に押圧する端子押圧突起が備えられ、
前記端子押圧突起は、前記端子金具の挿入方向に沿って前記係止突起と接続するように延設された凸条であり、
前記弾性片の一外周面からの前記端子押圧突起の突出高さは、前記係止突起に近づくにつれて徐々に大きくなり、前記係止突起との接続箇所での前記端子押圧突起の突出高さは、前記弾性片の一外周面からの前記係止突起の突出高さより小さいことを特徴とするコネクタ。
【0014】
上記(1)の構成によれば、ハウジングの端子収容孔に挿入された端子金具は、端子係止ランスの外側面に備えられた端子押圧突起により、端子収容孔の内壁面に押圧されるため、端子収容孔と端子金具との嵌合が隙間嵌めであっても、端子金具のガタつきが発生しない。しかも、端子金具のガタつきを抑制するために隙間嵌めの寸法公差を小さくする必要がないため、端子金具の挿入性の低下を招くこともない。
【0015】
即ち、上記(1)の構成によれば、ハウジングに対する端子金具の挿入性を低下させずに、ハウジングに挿入した端子金具の挿入方向と直交する方向へのガタつきを確実に防止することができる。
【0016】
更に、上記()の構成によれば、端子押圧突起が端子収容孔に面した弾性片の一外周面に端子金具の挿入方向に沿って延設された凸条であるため、ハウジングの成形金型の型抜きが困難になることがなく、ハウジングの成形性の低下を防止することもできる。
【0017】
また、端子押圧突起が端子金具の挿入方向に沿って所定の長さに渡って延設されていることで、端子押圧突起による押圧範囲を長く設定することができ、端子金具に傾きを招くことのない安定した押圧を行うことができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によるコネクタによれば、ハウジングの端子収容孔に挿入された端子金具は、端子係止ランスの外側面に備えられた端子押圧突起により、端子収容孔の内壁面に押圧されるため、端子収容孔と端子金具との嵌合が隙間嵌めであっても、端子金具のガタつきが発生しない。しかも、端子金具のガタつきを抑制するために隙間嵌めの寸法公差を小さくする必要がないため、端子金具の挿入性の低下を招くこともない。
【0019】
即ち、本発明によるコネクタによれば、ハウジングに対する端子金具の挿入性を低下させずに、ハウジングに挿入した端子金具の挿入方向と直交する方向へのガタつきを確実に防止することができる。
【0020】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明に係るコネクタの一実施形態の外観斜視図である。
図2】一実施形態のコネクタの縦断面を示す斜視図である。
図3図2に示した端子収容孔内での端子間具の位置決め状態を示す拡大断面図である。
図4図3に示した端子係止ランスの拡大斜視図である。
図5図4に示した端子係止ランスの側面図である。
図6図4に示した端子係止ランスの平面図である。
図7】端子係止ランスを、本実施形態における端子押圧突起が無い構造とした場合の端子金具の位置決め状態を示す拡大断面図である。
図8】従来のコネクタの縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明に係るコネクタの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
図1図6は本発明に係るコネクタの一実施形態を示したもので、図1は本発明の一実施形態のコネクタの外観斜視図、図2は一実施形態のコネクタの縦断面を示す斜視図、図3図2に示した端子収容孔内での端子間具の位置決め状態を示す拡大断面図、図4図3に示した端子係止ランスの拡大斜視図、図5図4に示した端子係止ランスの側面図、図6図4に示した端子係止ランスの平面図である。
【0024】
この一実施形態のコネクタ1は、端子金具10と、該端子金具10を収容保持する樹脂製のハウジング20と、を備えている。
【0025】
端子金具10は、雌型の端子金具で、図3に示すように、相手の雄端子金具が嵌合する角筒構造の嵌合接続部11と、電線の被覆部を固定する被覆加締め片12と、電線の導体に加締め付ける導体加締め片13と、を備えている。そして、端子金具10の外周部である嵌合接続部11の底部11aには、ハウジング20への挿入方向(図3の矢印X2方向)と直交する方向(図3の矢印Y1方向)に凹んだ凹部14を備えている。
【0026】
本実施形態の場合、凹部14は、嵌合接続部11の底部11aに貫通形成された開口により、嵌合接続部11内に連通する空所である。
【0027】
ハウジング20は、図2及び図3に示すように、端子金具10が挿入される端子収容孔21と、端子係止ランス22と、を備えている。
【0028】
端子収容孔21は、端子金具10との嵌合が隙間嵌めとなるように、内寸が、端子金具10の外寸よりも大きく設定されている。
【0029】
端子係止ランス22は、図3に示すように、弾性片22aと、係止突起22bと、端子押圧突起22cと、を備えている。
【0030】
弾性片22aは、図3に示すように、端子収容孔21に臨む位置において端子収容孔21に沿って延設された棒状片であり、先端(図3では、左端)側が端子金具10の挿入方向と直交する方向に弾性変位可能な板ばねとして機能する。
【0031】
係止突起22bは、端子収容孔21内に突出するように、弾性片22aの先端に突設された突起である。
【0032】
本実施形態のコネクタ1の場合、端子金具10の端子収容孔21への挿入長が規定値に達した時に、図3に示したように、係止突起22bが凹部14に係合することで、端子金具10の挿入方向とは逆方向への移動が規制される。
【0033】
端子押圧突起22cは、図4図6に示したように、端子収容孔21に面した端子係止ランス22の外側面に突設された突起である。本実施形態の場合、端子収容孔21に面した弾性片22aの一外周面22a1が、端子押圧突起22cが突設される端子係止ランス22の外側面となっている。また、本実施形態における端子押圧突起22cは、端子金具10の挿入方向に沿って所定の長さL(図6参照)に渡って延設された凸条に形成されている。
【0034】
本実施形態の端子押圧突起22cは、端子収容孔21に挿入される嵌合接続部11の外周部に摺接して、端子金具10を端子収容孔21の内壁面21aに押圧する。内壁面21aは、端子係止ランス22に対向する端子収容孔21の内壁面である。
【0035】
図5に示す端子押圧突起22cの突出高さHは、端子押圧突起22cが端子金具10の底部に摺接すると、端子金具10から端子押圧突起22cに作用する押圧力で端子収容孔21から退避する方向(図3の矢印Y2方向)の弾性変位を弾性片22aに付与するように設定されている。更に、端子押圧突起22cの突出高さHは、図3の矢印Y2方向に変位した弾性片22aの弾性反力が端子押圧突起22cを介して端子金具10の底部に作用して、端子金具10が端子収容孔21の内壁面21aに押圧された状態となるように、設定されている。
【0036】
以上に説明した一実施形態のコネクタ1では、ハウジング20の端子収容孔21に挿入された端子金具10は、図3に示したように、端子係止ランス22の外側面に備えられた端子押圧突起22cにより、端子収容孔21の内壁面21aに押圧されるため、端子収容孔21と端子金具10との嵌合が隙間嵌めであっても、端子金具10のガタつきが発生しない。
【0037】
しかも、端子金具10のガタつきを抑制するために隙間嵌めの寸法公差を小さくする必要がないため、端子金具10の挿入性の低下を招くこともない。
【0038】
即ち、一実施形態のコネクタ1の構成によれば、ハウジング20に対する端子金具10の挿入性を低下させずに、ハウジング20に挿入した端子金具10の挿入方向と直交する方向へのガタつきを確実に防止することができる。
【0039】
また、一実施形態のコネクタ1の構成によれば、端子押圧突起22cが、図4図6に示したように、端子収容孔21に面した弾性片22aの一外周面22a1に端子金具10の挿入方向に沿って延設された凸条であるため、ハウジング20の成形金型の型抜きが困難になることがなく、ハウジング20の成形性の低下を防止することもできる。
【0040】
また、図6に示したように、端子押圧突起22cが端子金具10の挿入方向に沿って所定の長さLに渡って延設されていることで、端子押圧突起22cによる押圧範囲を長く設定することができ、端子金具10に傾きを招くことのない安定した押圧を行うことができる。
【0041】
なお、本発明における端子押圧突起22cの作用効果を明確にするために、図7に、比較例としてのコネクタ1Aを示した。このコネクタ1Aは、一実施形態で示したハウジング20から端子押圧突起22cを省いた構造のハウジング20Aを備えている。比較例におけるハウジング20Aは、端子係止ランス22に端子押圧突起22cを有していない点以外の構成は、一実施形態のハウジング20と共通である。
【0042】
端子金具10と端子収容孔21との嵌合が隙間嵌めのため、端子押圧突起22cが装備されていない図7のハウジング20Aの場合は、端子係止ランス22の係止突起22bにより抜け止めされた端子金具10の底部と係止突起22bとの間には、寸法公差による隙間sが残存している。そして、この隙間sのために、端子金具10の挿入方向と直交する方向へのガタつきを防止することができない。
従って、本発明における端子押圧突起22cの有用性は顕著である。
【0043】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【0044】
例えば、端子押圧突起は、端子金具の挿入方向に沿って延在する1本の凸条ではなく、端子金具の挿入方向に所定のピッチで配列される複数の突起で構成するようにしても良い。
【0045】
ここで、上述した本発明に係るコネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[2]に簡潔に纏めて列記する。
【0046】
[1] 端子金具(10)と、該端子金具(10)を収容保持するハウジング(20)と、を備え、
前記端子金具(10)は、外周部に、前記ハウジング(20)への挿入方向と直交する方向に凹んだ凹部(14)を備え、
前記ハウジング(20)は、前記端子金具(10)が挿入される端子収容孔(21)と、端子係止ランス(22)と、を備え、
前記端子係止ランス(22)は、前記端子収容孔(21)に臨む位置において前記端子収容孔(21)に沿って延設された弾性片(22a)と、前記端子収容孔(21)内に突出するように前記弾性片(22a)の先端に突設された係止突起(22b)と、を備えて、
前記端子金具(10)の前記端子収容孔(21)への挿入長が規定値に達した時に、前記係止突起(22b)が前記凹部(14)に係合することで、前記端子金具(10)の挿入方向とは逆方向への移動が規制されるコネクタ(1)であって、
前記端子収容孔(21)に面した前記端子係止ランス(22)の外側面には、前記端子金具(10)の外周部に摺接して、前記端子金具(10)を前記端子係止ランス(22)に対向する前記端子収容孔(21)の内壁面(21a)に押圧する端子押圧突起(22c)を備えたことを特徴とするコネクタ(1)。
【0047】
[2] 前記端子押圧突起(22c)は、前記端子収容孔(21)に面した前記弾性片(22a)の一外周面(22a1)に、前記端子金具(10)の挿入方向に沿って所定の長さに渡って延設された凸条であることを特徴とする上記[1]に記載のコネクタ(1)。
【符号の説明】
【0048】
1 コネクタ
10 端子金具
11 嵌合接続部
14 凹部
20 ハウジング
21 端子収容孔
21a 内壁面
22 端子係止ランス
22a 弾性片
22a1 外周面
22b 係止突起
22c 端子押圧突起
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8