(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
電力決定装置により、第1のセルのサービング基地局により送信された前記第1のセルの容量情報を受信するステップであって、前記第1のセルの前記容量情報は第2のセルの特定のリソースで前記第2のセルのサービング基地局により事前設定された送信電力に対応し、前記第1のセルは、犠牲セルであり、前記第2のセルは、攻撃セルであり、前記特定のリソースは前記第1のセルと前記第2のセルにより共有される無線リソースであるステップ(101)と、
前記電力決定装置により、前記第1のセルの容量を保障するために、前記第2のセルの前記特定のリソースで前記第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力を前記第1のセルの前記容量情報に従って決定するステップ(103)と、
を含む、送信電力を決定するための方法。
前記電力決定装置により、前記第2のセルの前記特定のリソースで前記第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力を前記第1のセルの前記容量情報に従って決定するステップは、
前記電力決定装置により、前記第1のセルの平均容量を前記第1のセルの前記容量情報に従って計算し、前記第2のセルの前記特定のリソースで前記第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力を前記第1のセルの前記平均容量に従って決定するステップ
を含む、請求項1に記載の方法。
前記第2のセルの前記特定のリソースで前記第2のセルのサービング基地局により事前設定された複数の送信電力が存在し、前記第2のセルの前記特定のリソースで前記第2のセルのサービング基地局により事前設定された送信電力と1対1に対応する前記第1のセルの複数の容量情報が存在する、請求項1乃至3の何れか1項に記載の方法。
前記電力決定装置により前記第2のセルの容量情報を取得するステップであって、前記第2のセルの前記容量情報は前記第2のセルの前記特定のリソースで前記第2のセルのサービング基地局により事前設定された送信電力に対応するステップをさらに含み、
前記電力決定装置により、前記第2のセルの前記特定のリソースで前記第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力を前記第1のセルの前記容量情報に従って決定するステップは、前記電力決定装置により、前記第2のセルの前記特定のリソースで前記第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力を前記第1のセルの前記容量情報および前記第2のセルの前記容量情報に従って決定するステップを含む、
請求項1に記載の方法。
前記第2のセルの前記特定のリソースで前記第2のセルのサービング基地局により事前設定された複数の送信電力が存在し、前記第2のセルの前記特定のリソースで前記第2のセルのサービング基地局により事前設定された送信電力と1対1に対応する前記第1のセルの複数の容量情報が存在し、前記第2のセルの前記特定のリソースで前記第2のセルのサービング基地局により事前設定された送信電力と1対1に対応する前記第2のセルの複数の容量情報が存在し、
前記第2のセルの前記特定のリソースで前記第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力を前記第1のセルの前記容量情報と前記第2のセルの容量情報に従って決定するステップは、
前記第1のセルと前記第2のセルの総容量情報を前記第1のセルの前記容量情報と前記第2のセルの容量情報に従って計算するステップであって、前記第2のセルの前記特定のリソースで前記第2のセルのサービング基地局により事前設定された送信電力と1対1に対応する複数の総容量情報が存在するステップと、
計算した前記複数の総容量情報から最大総容量情報を選択し、前記最大総容量情報に対応する容量を前記第2のセルの前記特定のリソースで前記第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力とするステップと、
を含む、請求項5に記載の方法。
前記第1のプロセッサは、前記第1のセルの平均容量を前記第1のセルの前記容量情報に従って計算し、前記第2のセルの前記特定のリソースで前記第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力を前記第1のセルの前記平均容量の情報に従って決定するように構成された、請求項8に記載の装置。
前記第1のプロセッサは、前記電力決定装置に対して、前記第1のセルの前記平均容量が所定の容量閾値を満たす最大送信電力を決定し、前記最大送信電力を前記第2のセルの前記特定のリソースで前記第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力とするように構成された、請求項9に記載の装置。
前記第2のセルの前記特定のリソースで前記第2のセルのサービング基地局により事前設定された複数の送信電力が存在し、前記第2のセルの前記特定のリソースで前記第2のセルのサービング基地局により事前設定された送信電力と1対1に対応する前記第1のセルの複数の容量情報が存在する、請求項8乃至10の何れか1項に記載の装置。
前記第2のセルの容量情報を取得し、前記特定のリソースで前記第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力を、前記第1のセルの前記容量情報と前記第2のセルの前記容量情報に従って決定するように構成された第2のプロセッサであって、前記第2のセルの前記容量情報は前記第2のセルの前記特定のリソースで前記第2のセルのサービング基地局により事前設定された送信電力に対応する第2のプロセッサをさらに備えた、請求項8に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、以下では添付図面を参照して本発明の諸実施形態を詳細に説明する。
【0013】
図1を参照すると、本実施形態では、送信電力を決定するための方法を提供する。当該方法は以下の内容を含む。
【0014】
101では、電力決定装置が当該第1のセルのサービング基地局により送信された第1のセルの容量情報を受信する。当該第1のセルの容量情報は当該第2のセルの特定のリソースで第2のセルのサービング基地局により事前設定された送信電力に対応し、当該特定のリソースは当該第1のセルと当該第2のセルにより共有される無線リソースである。
【0015】
103では、当該電力決定装置が当該第2のセルの特定のリソースで当該第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力を当該第1のセルの容量情報に従って決定する。
【0016】
本実施形態で提供する上述の技術的解決策により、電力決定装置は、当該第1のセルのサービング基地局により送信された第1のセルの容量情報を受信し、当該第2のセルの特定のリソースで第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力を当該第1のセルの容量情報に従って決定する。したがって、当該第1のセルの容量を保証することができる。
【0017】
本発明の当該実施形態では、犠牲セルを第1のセルと称し、攻撃セルを第2のセルと称し、第1のセルと第2のセルにより共有される無線リソースを特定のリソースと称する。以下の実施形態では、当該第1のセルのサービング基地局を短縮して第1の基地局と称してもよく、当該第2のセルのサービング基地局を短縮して第2の基地局と称してもよい。
【0018】
特に、上の103では、電力決定装置が当該第2のセルの特定のリソースで当該第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力を当該第1のセルの容量情報に従って決定することは、電力決定装置が、当該第1のセルの平均容量を当該第1のセルの容量情報に従って計算し、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力を決定することを含む。特に、電力決定装置が当該第2のセルの特定のリソースで当該第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力を決定することは、電力決定装置が、当該第1のセルの当該平均容量が所定の容量閾値を満たす最大送信電力を決定し、当該最大送信電力を当該第2のセルの特定のリソースで当該第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力とすることを含む。
【0019】
実装の過程において、電力決定装置がN個の第1の基地局が送信した第1のセルの容量情報を受信すると仮定し、第2の基地局により当該第2のセルの特定のリソースで事前設定された送信電力がP1、P2、P3、およびP4であると仮定する。例えば、第1の基地局No.1により計算された第1のセルの容量はC1(1)、C2(1)、C3(1)およびC4(1)であり、第2の基地局の特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力P1、P2、P3、およびP4と1対1に対応する。第1の基地局No.2により計算された
第1のセルの容量はC1(2)、C2(2)、C3(2)およびC4(2)であり、第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力P1、P2、P3、およびP4と1対1に対応する。第1の基地局No.Nにより計算された
第1のセルの容量はC1(N)、C2(N)、C3(N)およびC4(N)であり、第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力P1、P2、P3、およびP4と1対1に対応する。
【0020】
電力決定装置は、第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力P1、P2、P3およびP4とそれぞれ対応するN個の第1のセルの平均容量を計算する。P1に関して、N個の第1のセルの
平均容量は
【0022】
である。ここで、L
kは第1のセルNo.kの負荷因子である。実装の過程において、第1の基地局と第2の基地局は、X2接続を確立するときにその負荷情報を交換する。第2の基地局は、第1の基地局により送信された負荷情報を受信し、当該負荷情報を解析して第1のセルの負荷因子を取得する。残りのP2、P3およびP4に対応するN個の第1のセルの
平均容量は同様に計算される。
【0023】
当該電力決定装置は、N個の第1のセルの平均容量が所定の容量閾値(Cthreshold)を満たす最大送信電力を決定し、当該最大送信電力を当該第2のセルの特定のリソースで当該第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力とする。例えば、P1<P2<P3<P4とし、P1とP2に対応するN個の第1のセルの平均容量が所定の容量閾値Cthresholdを満たすとすると、当該電力決定装置はP2を優先的に当該第2のセルの特定のリソースで当該第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力として選択する。即ち、N個の第1のセルの平均容量の閾値が満たされ、大きな送信電力により第2のセルの大きな容量を可能とすることができる。
【0024】
上述の実施形態では、電力決定装置が、当該第1のセルのサービング基地局によって送信された当該第1のセルの容量情報を受信し、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力を当該第1のセルの容量情報に従って決定する。その結果、当該第1のセルの当該平均容量が特定の容量閾値より大きく、したがって当該第1のセルの容量が保証される。
【0025】
任意の実施形態として、上述の実施形態がさらに、102で、当該電力決定装置が当該第2のセルの容量情報を取得するステップであって、当該第2のセルの容量情報は当該第2のセルの特定のリソースで当該第2のセルのサービング基地局により事前設定された送信電力に対応するステップを含んでもよい。
【0026】
上の101および102を同時に実行してもよく、これらの2つのステップの実行順序は限定されない。この場合、上の103は次のようであってもよい。即ち、103’では、電力決定装置が、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力を当該第1のセルの容量情報と当該第2のセルの容量情報に従って決定する。上述の任意の実施形態では、第1のセルと第2のセルの総容量の最大化を保証することができる。
【0027】
実装の過程において、上述の任意の実施形態の方法は、特に、第1の基地局が当該第1のセルの容量情報を第2の基地局または制御ノードに送信するステップであって、当該第1のセルの容量情報は当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応するステップと、当該第1のセルの容量情報を受信した後に、第2の基地局または制御ノードが当該第2のセルの容量情報を取得するステップであって、当該第2のセルの容量情報も当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応するステップと、その後に、第2の基地局または制御ノードが、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局が使用する送信電力を当該第1のセルの容量情報と当該第2のセルの容量情報に従って決定し、第1のセルと第2のセルの総容量を最大化できることを保証するステップと、を含む。
【0028】
本発明の1実施形態では、制御ノード(Contol Node)には、コアネットワークにおける可動性管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)、ネットワーク管理ノードOAM(Operation、Administration、Maintenance)、または運用支援システム(Operation Support System、OSS)が含まれるがこれらに限られない。本発明の1実施形態では、当該制御ノードが、当該第1の基地局および当該第2の基地局とは異なる基地局であってもよい。
【0029】
本発明の1実施形態では、特定のリソースが、時間領域リソース、周波数領域リソースおよび空間領域リソースのうち1つまたは複数を含んでもよい。当該時間領域リソース、周波数領域リソースまたは空間領域リソースには、単一のキャリア、1組のキャリア、単一の略ブランクサブフレーム(ABS(almost blank subframe))、1組のABS、単一の物理リソース・ブロック、1組の物理リソース・ブロック、単一のビームまたは1組のビームを含めてもよいがこれらに限られない。
【0030】
本発明の1実施形態では、特定のリソース上の送信電力は一般に8個の任意の段階値を有し、特に、事前構成パラメータPaおよびPbにより決まる。Pbは、セルに対して設定され(セル固有)、Paはセル内のユーザ機器に対して設定される(UE固有)。特に、特定のリソースでの送信電力の構成パラメータの構成は以下のようであってもよい。
PDSCH-ConfigCommon::=SEQUENCE{
referenceSignalpower INTEGER(-60..50),
p-b INTEGER (0..3) //構成パラメータPbの構成
}
PDSCH-ConfigDedicated::=SEQUENCE{
p-a ENUMERATED{
db-6,db-4dot77,db-3,db-1dot77, db0,db1,db2,db3} //構成パラメータPaの構成、合計で8段階値
}
【0031】
拡張内部セル干渉調整(enhanced Inter−cell interfernce Coordination、eICIC)機構の適用シナリオに対しては、当該特定のリソースは単一のABSサブフレームまたは1組のABSサブフレームである。特に、当該特定のリソースとして、単一のABSまたは1組のABSサブフレームは第2の基地局により事前設定される。例えば、第2の基地局はABSサブフレームまたは1組のサブフレームをABSサブフレーム(複数可)として指定し、ABSサブフレーム(複数可)の設定条件をABSサブフレームのパターンにより特定してもよい。
【0032】
本発明の1実施形態では、ABSサブフレームのパターン(ABSパターン)f(m)により、当該第2の基地局が設定したABSサブフレームの数のサブフレームの全数に対する比率を特定する。例えば、当該ABSサブフレームのパターンはパターン1/8、2/8、3/20等を含み、パターン1/8は、8個のサブフレームのうち1つが攻撃セルの基地局によりABSサブフレームとして設定されることを示し、パターン2/8は8個のサブフレームのうち2つが攻撃セルの基地局によりABSサブフレームとして設定されることを示し、同様に、パターン3/20は、20個のサブフレームのうち3つが攻撃セルの基地局によりABSサブフレームとして設定されることを示す。特に、ABSサブフレームの設定条件は以下のように示される。
FDD パターン;
(1/8,1,ABS) [10000000,……] // ABSサブフレームは1で、非ABSサブフレームは0で示される
(2/8,2,ABS) [11000000,……] // ABSサブフレームは1で、非ABSサブフレームは0で示される
(3/20,1,MBSF) [1000010000 1000000000] // ABSサブフレームは1で、非ABSサブフレームは0で示される
【0033】
次に、第1のセルと第2のセルの総容量を最大化できることを保証するために、単一のABSまたは1組のABSで当該第2の基地局により使用される送信電力を決定することが必要である。特に
図2を参照すると、送信電力を決定するための方法が以下の内容を含む。201では、第1の基地局が第2のセルを決定する。
【0034】
特に、当該第1の基地局は、当該第1のセルがサービスするユーザ機器が報告した隣接セルの各々の測定情報に従って第2のセルを決定する。当該測定情報には、参照信号受信電力(Reference Signal Receiving Power、RSRP)またはチャネル品質識別子(Channel Quality Indicator、CQI)を含めてもよいがこれらに限られない。
【0035】
本発明の1実施形態の実装形態では、当該第1の基地局は、隣接セルの各々のRSRPを測定するように当該第1のセルがサービスするユーザ機器を構成し、当該第1の基地局が当該第1のセルがサービスするユーザ機器により報告された隣接セルの各々のRSRPを受信し、当該第1の基地局が当該第1のセルがサービスするユーザ機器により報告された同一の隣接セルのRSRPを平均して、隣接セルの各々の平均RSRPを取得し、最大平均RSRPを有する隣接セルを第2のセルとする。
【0036】
さらに、本発明の1実施形態の実装形態では、当該第1の基地局が、隣接セルのCQIを測定するように当該第1のセルがサービスするユーザ機器を構成してもよく、当該第1の基地局が隣接セルの各々の平均RSRPを計算するとき、当該第1の基地局が、チャネル品質識別子(Channel Quality Indicator、CQI)が第1の所定値より小さい当該第1のセルがサービスするユーザ機器が報告した同一の隣接セルのRSRPを平均して、隣接セルの各々の平均RSRPを取得し、第2のセルを決定する際の計算を減らし効率を高めてもよい。
【0037】
あるいは、本発明の1実施形態の実装形態では、当該第1の基地局が隣接セルの各々のRSRPを測定するように当該第1のセルがサービスするユーザ機器を構成し、当該第1の基地局が、当該第1のセルがサービスするユーザ機器が報告した第2の所定値よりRSRPが大きい隣接セルを受信し、当該第1の基地局が、当該第1のセルがサービスするユーザ機器が報告した隣接セルの各々の発生確率に対して統計処理を行い、発生確率が最大の隣接セルを第2のセルとする。
【0038】
さらに、本発明の1実施形態の実装形態では、当該第1の基地局を、隣接セルの各々のCQIを測定するように当該第1のセルがサービスするユーザ機器を構成してもよく、当該第1の基地局が隣接セルの各々の発生回数を統計処理するときには、当該第1の基地局が、CQIが第1の所定値より小さい当該第1のセルがサービスするユーザ機器が報告した隣接セルの発生回数のみを統計処理して、第2のセルを決定する計算を減らし効率を高めてもよい。
【0039】
勿論、本発明の1実施形態の実装形態では、当該第1の基地局が、隣接セルのCQIを測定し報告するように当該第1のセルがサービスするユーザ機器を構成し、ユーザ機器が報告したCQIに従って第2のセルを決定してもよい。当該決定方式は、当該第1のセルがサービスするユーザ機器が報告したRSRPに従って第2のセルを決定する方法と同じであり、したがってここでは冗長に説明することはしない。
【0040】
202で、当該第1の基地局が当該第2のセルの特定のリソースで当該第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する当該第1のセルの容量情報を計算する。当該容量情報には、容量または周波数スペクトル効率を含めてもよいがこれらに限られない。
【0041】
本発明の1実施形態では、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力が、X2インタフェースが第1の基地局と第2の基地局の間で確立されているときに、X2インタフェースを通じて当該第1の基地局と当該第2の基地局により事前に交渉された当該第2のセルの特定のリソース上の第2の基地局の送信電力であってもよい。
【0042】
さらに、本発明の1実施形態では、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力が、第1の基地局により設定された当該第2のセルの特定のリソース上の第2の基地局の送信電力であってもよい。
【0043】
特に、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する第1の基地局が当該第1のセルの容量情報を計算することは、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する当該第1のセルの容量情報を当該第1のセルがサービスするユーザ機器が報告した現在のセルおよび隣接セルの測定情報に従って計算するステップを含んでもよい。当該測定情報が、RSRPまたはCQIを含んでもよいがこれらに限られない。
【0044】
本発明の1実施形態では、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された複数の送信電力が存在するときには、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2の基地局により事前設定された送信電力と1対1に対応する当該第1のセルの複数の容量情報も存在する。
【0045】
本発明の1実施形態の実装形態では、当該第1のセルの容量情報が第1のセルの容量である場合には、当該第1の基地局が、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2の基地局により事前設定された複数の送信電力と1対1に対応する当該第1のセルの容量情報を、以下の計算方式を用いることによって、当該第1のセルがサービスするユーザ機器が報告した現在のセルおよび隣接セルの測定情報に従って計算してもよい。
【0046】
方式1:当該第1の基地局が、当該第1のセルの特定のリソースで当該第1のセルがサービスするユーザ機器の各々をそれぞれラウンド・ロビン(Round Robin、RR)スケジュール方式でスケジュールし、当該特定のリソースが単一のABSまたは1組のABSである場合には、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2の基地局で事前設定された複数の送信電力の各々を現在の電力とする。次いで、特に、当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々が取得した容量を、当該第1のセルがサービスするユーザ機器の各々が報告した現在のセルおよび当該隣接セルの測定情報に従って計算し、現在の電力に対応する当該第1のセルの容量を当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々が取得した容量に従って計算するステップを含めて、現在の電力に対応する当該第1のセルの容量を計算する。
【0047】
任意の実施形態では、RSRPである測定情報を1例とすると、当該特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々により取得された容量を計算するステップが、以下を含む。
【0048】
当該第1のセルがサービスするユーザ機器UEnが当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされるとき、即ち、当該第1の基地局が当該第1のセルにおける当該特定のリソースを用いることによってダウンリンク信号をUEnに送信するとき、任意の実施形態として、以下の式1を使用して、当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされたUEnが取得した容量を計算してもよい。
【0050】
式1の全ての項目を説明する前に、ステップ201で決定した第2のセルは第1のセルの強い攻撃セルであり、実装においては、当該第2のセルからの強い干渉に加えて、当該第1のセルが他のセルと弱く干渉することもあることに留意されたい。ここで、当該第1のセルと干渉する当該第2のセル以外のセルを第3のセルと称する。本発明の1実施形態では、当該第1のセルの容量をさらに保証するために、当該第2のセルからの強い干渉を考慮すること以外に、当該第3のセルからの干渉も考慮する。
【0051】
さらに、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する当該第1のセルの容量情報を第1の基地局が計算する前に、当該第1の基地局が、当該第2の基地局が設定したABSサブフレームに関する情報を取得し、当該第3のセルの各セルのサービング基地局が設定したABSサブフレームに関する情報をそれぞれ取得する。当該ABSサブフレームに関する情報には、ABSサブフレームのパターンが含まれるがこれに限られない。
【0052】
特に、当該第1の基地局が、当該第2の基地局と確立したX2インタフェースを通じて当該第2の基地局により送信されたABSサブフレームに関する情報(ABS情報)を受信し、それらの間で確立された当該X2インタフェースを通じて当該第3のセルの各セルのサービング基地局により送信されたABSサブフレームに関する情報を受信する。
【0053】
以降、式1の全ての項目を詳細に説明する。特に、
【0055】
は、当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされたUEnにより取得された容量であり、RSRP
iはUEnが報告した現在のセル(即ち当該第1のセル)のRSRPであり、RSRP
kは隣接セル、特に、UEnが報告した当該第3のセルのk番目のセルのRSRPであり、RSRP
mは当該隣接セル、特に、UEnが報告した当該第2のセルのRSRPであり、X
kは、k番目のセルの特定のリソースで当該第3のセルのk番目のセルのサービング基地局が使用する送信電力の、当該サービング基地局が送信した参照信号(Reference Signal、RS)の送信電力に対する比率である。
【0056】
本発明の1実施形態では、当該第1の基地局が、当該第2の基地局が設定した当該特定のリソースがk番目のセルのサービング基地局が設定したABSサブフレームであるかどうかを、当該第2の基地局が設定した過去に取得したABSサブフレーム情報およびk番目のセルのサービング基地局が設定したABSサブフレーム情報に従って判定する。
【0057】
当該第2の基地局が設定した特定のリソースがk番目のセルのサービング基地局が設定したABSサブフレームでない場合には、X
k=1である。
【0058】
当該第2の基地局が設定した特定のリソースがk番目のセルのサービング基地局が設定したABSサブフレームである場合には、当該第1の基地局が、k番目のセルのサービング基地局と確立されているX2インタフェースを通じてk番目のセルのサービング基地局により送信されたX
kを受信してもよい。
【0059】
式1のXは、当該第2の基地局がRSを送信した送信電力に対する現在の電力の比率である。当該現在の電力は、上述の送信電力の構成可能な8つの段階値の1つである。
【0060】
式1に従って当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされた当該第1のセルがサービスするユーザ機器の各々が取得した容量を計算した後、当該第1の基地局は当該第1のセルの特定のリソースでユーザ機器の各々が取得した容量を加算して平均値を取得し、現在の電力に対応する当該第1のセルの容量を取得する。任意の実施形態では、特に、以下の式2を使用して現在の電力に対応する当該第1のセルの容量を計算してもよい。
【0064】
は現在の電力に対応する当該第1のセルの容量であり、Nは当該第1のセルがサービスするユーザ機器の全数であり、当該基地局がサービスするユーザ機器が当該基地局に登録されているので、当該第1の基地局は当該第1のセルがサービスするユーザ機器の全数を認識することができる。
【0066】
は、当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされた当該第1のセルがサービスするユーザ機器により取得された当該第1のセルの容量である。
【0067】
当該実施形態の実装形態では、当該測定情報がCQIであるとき、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する当該第1のセルの容量情報を計算するための方法は、当該第1のセルの特定のリソースで当該第1のセルがサービスするユーザ機器が報告したCQIに従って、報告されたCQIに対応する周波数スペクトル効率を直接取得するステップと、全てのユーザ機器が報告したCQIに対応する周波数スペクトルを処理、例えば、平均化、重み付け平均化等をして、当該第1のセルの処理された周波数スペクトル効率を取得して、当該周波数スペクトル効率を、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する当該第1のセルの容量情報とするステップとを含む。
【0068】
方式2:当該第1の基地局が当該第1のセルの特定のリソースまたは不特定のリソースで当該第1のセルがサービスするユーザ機器をラウンド・ロビン(Round Robin、RR)スケジュール方式でスケジュールし、特定のリソースが単一のABSまたは1組のABSであり、当該不特定のリソースが単一の非ABSまたは1組の非ABSである場合には、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2の基地局によって事前設定された複数の送信電力の値の各々を現在の電力とする。次いで、特に、当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々により当該第1のセルの特定のリソースで取得された容量を、当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々が報告した現在のセルと当該隣接セルの測定情報に従って計算するステップと、当該第1のセルの不特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々によって当該第1のセルの不特定のリソースで取得された容量を、当該第1のセルの不特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々が報告した現在のセルと当該隣接セルの測定情報に従って計算するステップと、現在の電力に対応する当該第1のセルの容量を、当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々により当該第1のセルの特定のリソースで取得された容量および当該第1のセルの不特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々により当該第1のセルの不特定のリソースで取得された容量に従って計算するステップとを含めて、現在の電力に対応する当該第1のセルの容量を計算する。
【0069】
任意の実施形態では、RSRPである測定情報を1例として、当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々により当該第1のセルの特定のリソースで取得された容量が計算される計算方式については式1を参照することができ、したがってここでは冗長に説明することはしない。
【0070】
別の任意の実施形態では、RSRPである測定情報を1例として、以下の式3を使用して、当該第1のセルの不特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々により当該第1のセルの不特定のリソースで取得された容量を計算してもよい。
【0074】
は、当該第1のセルの不特定のリソースでスケジュールされたUEnにより当該不特定のリソースで取得された容量であり、RSRP
iは、当該第1のセルの不特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器により報告された現在のセル、即ち当該第1のセルのRSRPであり、RSRP
kは、当該第1のセルの不特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器により報告された当該隣接セル、特に、当該第3のセルのk番目のセルのRSRPである。
【0075】
任意の実施形態では、当該第1の基地局が、以下の式4を用いることによって、式1と式2で計算した当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々により当該第1のセルの特定のリソースで取得されたセル容量と、当該第1のセルの不特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々により当該第1のセルの不特定のリソースで取得されたセル容量を処理して、現在の送信電力に対応する当該第1のセルの容量を取得してもよい。
【0079】
は現在の電力に対応する当該第1のセルの容量であり、
【0081】
は、当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器により当該第1のセルの特定のリソースで取得された容量であり、
【0083】
は、当該第1のセルの不特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器により当該第1のセルの不特定のリソースで取得された容量であり、Nは、当該第1の基地局がサービスするユーザ機器の全数である。当該基地局がサービスするユーザ機器が当該基地局に登録されているので、当該第1の基地局は当該第1のセルがサービスするユーザ機器の全数を認識することができる。式4のf(m)は、当該第2の基地局が設定したABSパターンである。
【0084】
当該実施形態の実装形態では、当該測定情報がCQIであるとき、第2のセルの特定のリソースで事前設定された送信電力に対応する第1のセルの容量情報を第2の基地局により計算する方法は、報告されたCQIに対応する周波数スペクトル効率を、当該第1のセルの特定のリソースで当該第1のセルがサービスするユーザ機器により報告されたCQIに従って直接取得するステップと、全てのユーザ機器が報告したCQIに対応する周波数スペクトルを処理、例えば、平均化し、重み付け平均化等して、当該第1のセルの処理された周波数スペクトル効率を取得するステップと、当該周波数スペクトル効率を、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する当該第1のセルの容量情報とするステップとを含む。
【0085】
方式3:第1の基地局がセル範囲拡張(Cell Range Extension、CRE)領域に配置されたユーザ機器を第1のセルの特定のリソースでRRスケジューリング方式によりスケジュールし、他の領域のユーザ機器を当該第1のセルの不特定のリソースでRR方式によりスケジュールし、特定のリソースが単一のABSまたは1組のABSであり、当該不特定のリソースが単一の非ABSまたは1組の非ABSである場合には、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2の基地局で事前設定された複数の送信電力の各々を現在の電力とする。次いで、特に、当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々により当該第1のセルの特定のリソースで取得された容量を、当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々が報告した現在のセルと当該隣接セルの測定情報に従って計算するステップと、当該第1のセルの不特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々による当該第1のセルの不特定のリソースで取得された容量を、当該第1のセルの不特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々が報告した現在のセルと当該隣接セルの測定情報に従って計算するステップと、現在の電力に対応する当該第1のセルの容量を、当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々により当該第1のセルの特定のリソースで取得された容量および当該第1のセルの不特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々による当該第1のセルの不特定のリソースで取得された容量に従って計算するステップとを含めて、現在の電力に対応する当該第1のセルの容量を計算する。
【0086】
任意の実施形態として、RSRPである測定情報を1例として、当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々により当該第1のセルの特定のリソースで取得された容量が計算される計算方式については式1を参照することができ、したがってここでは冗長に説明することはしない。
【0087】
別の任意の実施形態として、RSRPである測定情報を1例として、当該第1のセルの不特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々により当該第1のセルの不特定のリソースで取得した容量を計算する計算方式については式3を参照することができ、したがってここでは冗長に説明することはしない。
【0088】
任意の実施形態では、当該第1の基地局が、以下の式5を用いて、当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々により当該第1のセルの特定のリソースで取得された容量および当該第1のセルの不特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々による当該第1のセルの不特定のリソースで取得された容量を処理して、現在の電力に対応する当該第1のセルの容量を取得してもよい。
【0092】
は現在の電力に対応する当該第1のセルの容量であり、
【0094】
は、当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器により当該第1のセルの特定のリソースで取得された容量であり、
【0096】
は、当該第1のセルの不特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器により当該第1のセルの不特定のリソースで取得された容量であり、Nは当該第1の基地局がサービスするユーザ機器の全数である。当該基地局がサービスするユーザ機器は当該基地局に登録されているので、当該第1の基地局は当該第1のセルがサービスするユーザ機器の全数を認識することができる。f(m)は当該第2の基地局が設定したABSパターンであり、Lは、当該第1のセルのCRE拡張領域に配置されたユーザ機器の数である。
【0097】
当該実施形態の実装形態では、当該測定情報がCQIであるとき、当該第2の基地局により当該第2のセルの特定のリソースで事前設定された送信電力に対応する当該第1のセルの容量情報を計算するための方法は、報告されたCQIに対応する周波数スペクトル効率を、当該第1のセルの特定のリソース上の当該第1のセルがサービスするユーザ機器により報告されたCQIに従って直接取得するステップと、全てのユーザ機器が報告したCQIに対応する周波数スペクトル効率を処理、例えば平均化、重み付け平均化等して、当該第1のセルの処理された周波数スペクトル効率を取得するステップと、当該周波数スペクトル効率を、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する当該第1のセルの容量情報とするステップとを含む。
【0098】
203で、当該第1の基地局が、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する当該第1のセルの容量情報を電力決定装置に送信する。
【0099】
本発明の1実施形態では、特に、当該電力決定装置が第2の基地局または制御ノードであってもよい。
【0100】
第1の基地局および当該電力決定装置が当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力を事前に交渉したシナリオに対して、当該第1の基地局は計算された当該第1のセルの容量情報のみを電力決定装置に送信する。
【0101】
第1の基地局と当該電力決定装置が当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力を事前に交渉していないシナリオに対しては、当該第1の基地局が当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する当該第1のセルの容量情報を当該電力決定装置に送信するとき、当該第1の基地局はさらに当該第1のセルの容量情報に対応する当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に関する情報を当該電力決定装置に送信する。
【0102】
当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に関する情報が特に、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力または当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力を含んでもよいがこれらに限られない。
【0103】
本発明の1実施形態では、当該電力決定装置が制御ノードである場合には、当該第1のセルの容量情報を当該制御ノードに送信するとき、当該第1の基地局は当該第2の基地局の識別子も当該制御ノードに送信し、受信した識別子で特定される当該第2の基地局が使用する送信電力を当該制御ノードが当該第2のセルの特定のリソースで決定できるようにする。
【0104】
本発明の1実施形態の具体的な実装では、当該電力決定装置が第2の基地局である場合に、当該第1の基地局は当該第1のセルの容量情報および/または当該第1のセルの容量情報に対応する当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に関する情報を当該第2の基地局に、当該第2の基地局と確立したX2インタフェースを通じて送信する。
【0105】
当該電力決定装置が制御ノードである場合、例えば、当該制御ノードがMMEである場合、当該第1の基地局は当該第1のセルの容量情報および/または当該第1のセルの容量情報に対応する当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に関する情報を当該制御ノードに、MMEと確立したS1インタフェースを介して送信し、当該制御ノードがOAMである場合には、当該第1の基地局は当該第1のセルの容量情報および/または当該第1のセルの容量情報に対応する当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に関する情報を当該制御ノードに、OAMと確立されたを介して南向きインタフェースItf−Sを介して送信する。
【0106】
204では、当該第1の基地局が送信した当該第1のセルの容量情報を受信した後に、当該電力決定装置が当該第2のセルの容量情報を取得し、当該第2のセルの容量情報は、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する。
【0107】
特に、当該第2のセルの容量情報を取得するステップが、当該電力決定装置が第2の基地局である場合に、当該第1の基地局と当該電力決定装置が当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力と
事前交渉したシナリオに対して、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する第2の基地局が当該第2のセルの容量情報を、当該第2のセルの特定のリソースで事前設定された送信電力および当該第2のセルがサービスするユーザ機器が報告した現在のセルと隣接セルの測定情報に従って計算するステップを含んでもよい。当該シナリオでは、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力は、第1の基地局および当該第2の基地局により事前に交渉された当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局の送信電力である。
【0108】
当該電力決定装置が第2の基地局である場合には、当該第1の基地局と当該電力決定装置が当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力と事前交渉していないシナリオに対して、当該第2の基地局は第1の基地局により送信された当該第1のセルの容量情報に対応する当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に関する情報を受信し、第2の基地局が当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する当該第2のセルの容量情報を、当該第2のセルの特定のリソースで事前設定された送信電力と当該第2のセルがサービスするユーザ機器が報告した現在のセルと隣接セルの測定情報に従って計算する。当該シナリオでは、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力は、当該第1のセルの容量情報に対応する当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に関する情報に対応する受信された電力である。
【0109】
本発明の1実施形態では、第2の基地局が当該第2のセルの容量情報を計算するプロセスが、第1の基地局が当該第1のセルの容量情報を計算するステップ202のプロセスを参照してもよく、したがってここでは冗長に説明することはしない。
【0110】
当該電力決定装置が制御ノードである場合には、当該制御ノードが、第2の基地局が送信した第2のセルの容量情報を受信する。
【0111】
当該電力決定装置が制御ノードである場合には、当該第1の基地局と当該電力決定装置が当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力と事前交渉していないシナリオに対して、当該制御ノードが第2の基地局が送信した第2のセルの容量情報を受信するとき、当該制御ノードはさらに、当該第2の基地局により送信された当該第2のセルの容量情報に対応する当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に関する情報を受信する。
【0112】
205で、電力決定装置が、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局が使用する電力を、当該第1のセルの容量情報と当該第2のセルの容量情報に従って決定する。
【0113】
本発明の1実施形態の実装形態では、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された複数の送信電力が存在する場合には、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2の基地局により事前設定された送信電力と1対1に対応する当該第1のセルの複数の容量情報が存在し、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2の基地局により事前設定された送信電力と1対1に対応する当該第2のセルの複数の容量情報が存在する。
【0114】
次に、該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局が使用する電力を当該第1のセルの容量情報と当該第2のセルの容量情報に従って決定するステップは、当該第1のセルと当該第2のセルの総容量情報を当該第1のセルの容量情報と当該第2のセルの容量情報に従って計算するステップであって、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する複数の総容量情報が存在するステップと、計算した複数の総容量情報から最大総容量情報を選択するステップと、当該最大総容量情報に対応する電力を当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局が使用する電力とするステップと、を含む。
【0115】
当該第1の基地局と当該電力決定装置(例えば、当該第2の基地局)が当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力を事前に交渉したシナリオに対しては、1例を挙げてステップ202乃至204を説明する。
【0116】
当該第1の基地局は、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2の基地局により事前設定された送信電力P1、P2、P3、およびP4と1対1に対応する当該第1のセルの容量C1、C2、C3およびC4を計算する。
【0117】
当該第2の基地局は、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2の基地局により事前設定された送信電力P1、P2、P3、およびP4と1対1に対応する当該第2のセルC1’、C2’、C3’およびC4’の容量を計算する。
【0118】
当該第2の基地局は、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2の基地局により事前設定された送信電力P1、P2、P3、およびP4と1対1に対応する当該第1のセルおよび第2のセルC1+C1’、C2+C2’、C3+C3’およびC4+C4’の総容量を計算する。
【0119】
当該第2の基地局は、当該最大総容量をC1+C1’、C2+C2’、C3+C3’およびC4+C4’から選択し、例えばC4+C4’を選択した場合には、対応する電力P4が、当該第2の基地局が特定のリソースで使用する送信電力であるはずである。
【0120】
さらに、本発明の1実施形態では、当該第2のセルは、干渉源として複数の異なる第1のセルと強く干渉してもよい。すると、上の説明に基づいて、当該第1の基地局の各々が、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する当該第1のセルの容量情報を当該電力決定装置に送信することが分かる。このように、当該電力決定装置は当該第1のセルの複数の容量情報を受信する。その後、当該電力決定装置が、当該第2のセルの容量情報と、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する当該第2のセルの容量情報を取得し、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局の送信電力を、当該第1のセルの当該複数の受信容量情報と取得した当該第2のセルの容量情報に従って決定する。
【0121】
特に、当該電力決定装置が、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局の送信電力を、当該第1のセルの当該複数の受信容量情報と取得した当該第2のセルの容量情報に従って決定する。即ち、当該電力決定装置は、複数の第1のセルの総容量情報を当該第1のセルの複数の受信容量情報に従って決定する。当該電力決定装置は、複数の第1のセルと第2のセルの総容量情報を複数の第1のセルの総容量情報および当該第2のセルの容量情報に従って計算する。当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された複数の送信電力が存在し、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2の基地局により事前設定された送信電力と1対1に対応する当該第1のセルの複数の容量情報が存在し、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2の基地局により事前設定された送信電力と1対1に対応する当該第2のセルの複数の容量情報が存在し、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2の基地局により事前設定された送信電力と1対1に対応する複数の第1のセルの複数の総容量情報が存在し、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2の基地局により事前設定された送信電力と1対1に対応する複数の第1のセルと当該第2のセルの複数の総容量情報が存在するときには、総容量情報の最大値が複数の総容量情報から選択され、当該最大総容量情報に対応する電力が当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局が使用する電力とされる。
【0122】
任意の実施形態では、複数の第1のセルと第2のセルの総容量情報を以下の式6を用いて計算してもよい。
【0126】
は、i個の第1のセルと当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する第2のセルとの総容量情報であり、
【0130】
は、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応するi番目の第1のセルの容量情報であり、
【0132】
は、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する当該第2のセルの容量情報であり、
【0135】
本発明の1実施形態では、当該第1の基地局と当該第2の基地局がX2接続を確立するとき、当該第1の基地局と当該第2の基地局はそれぞれの負荷情報を互いに対して送信する。当該第2の基地局は、当該第1の基地局が送信した負荷情報を受信し、当該負荷情報を解析して当該第1のセルの負荷因子を取得する。当該第2のセルの当該負荷因子を、その負荷情報から取得してもよい。
【0136】
本発明の当該実施形態の具体的な実装では、キャリア集約(Carrier Aggregation、CA)のシナリオに対しては、特定のリソースは単一のキャリアまたは1組のキャリアである。CAのシナリオでは、当該第1のセルの容量情報が当該第1のセルの容量である場合には、送信電力を決定するための方法は、eICICのシナリオにおいて送信電力を決定するための方法と同様である。違いは、CAのシナリオでは、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する当該第1のセルの容量情報を、当該第1のセルがサービスするユーザ機器が報告した当該現在のセルと当該隣接セルの測定情報に従って第1の基地局が計算する方法が、eICICのシナリオで使用した方法とは異なることである。詳細な説明は以下の通りである。
【0137】
同様に、RSRPである測定情報を1例として、CAのシナリオにおいて、当該第1の基地局が、特定のリソースで当該第1のセルがサービスするユーザ機器の各々をラウンド・ロビン(Round Robin、RR)スケジュール方式でそれぞれスケジュールすることを説明する。当該第2のセルの特定のリソースで事前設定された複数の送信電力が存在するときには、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2の基地局により事前設定された当該複数の送信電力の各々を現在の電力とし、当該第1のセルがサービスするユーザ機器の各々が報告した現在のセルと当該隣接セルの測定情報に従って、現在の電力に対応する当該第1のセルの容量と、当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々が取得した容量をそれぞれ計算し、当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされたユーザ機器の各々が取得した容量に従って現在の電力に対応する当該第1のセルの容量を計算する。
【0138】
任意の実施形態として、当該第1のセルがサービスするユーザ機器UEnが当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされる場合には、当該第1のセルの特定のリソースでUEnが取得する容量を以下の式7により計算してもよい。
【0142】
は、当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされたUEnが取得した容量であり、RSRP
iはUEnが報告した現在のセル、即ち、当該第1のセルのRSRPであり、RSRP
kは、UEnが報告した当該隣接セル、特に、当該第3のセルのk番目のセルのRSRPであり、RSRP
mは、UEnが報告した当該隣接セル、特に、当該第2のセルのRSRPであり、Xは、現在の電力の、当該第2の基地局がRSを送信した送信電力に対する比率であり、現在の電力は、前述の送信電力の構成可能な8つの段階値のうちの1つである。
【0143】
当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされた当該第1のセルがサービスするユーザ機器の各々により取得された容量を式7に従って計算した後、当該第1の基地局は、当該第1のセルの特定のリソースで当該第1のセルがサービスするユーザ機器の各々により取得された容量を加算して平均値を取得し、現在の電力に対応する当該第1のセルの容量を取得する。任意の実施形態として、特に、以下の式8を使用して現在の電力に対応する当該第1のセルの容量を計算してもよい。
【0147】
は、現在の電力に対応する当該第1のセルの容量であり、Nは当該第1の基地局がサービスするユーザ機器の全数である。基地局がサービスするユーザ機器は当該基地局に登録されているので、当該第1の基地局は当該第1の基地局がサービスするユーザ機器の全数を認識する。
【0149】
は、当該第1のセルがサービスするユーザ機器UEnが取得した容量であり、当該第1のセルの特定のリソースでスケジュールされる。
【0150】
当該実施形態の実装形態では、当該測定情報がCQIであるとき、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する当該第1のセルの容量情報を計算するための方法は、報告されたCQIに対応する周波数スペクトル効率を、当該第1のセルの特定のリソースで当該第1のセルがサービスするユーザ機器により報告されたCQIに従って直接取得するステップと、全てのユーザ機器が報告したCQIに対応する周波数スペクトル効率を処理、例えば、平均化、重み付け平均化等して、当該第1のセルの処理された周波数スペクトル効率を取得するステップと、当該周波数スペクトル効率を、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する当該第1のセルの容量情報とするステップとを含む。
【0151】
その後、当該第1の基地局が、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する計算された当該第1のセルの容量情報を当該電力決定装置に送信して、当該電力決定装置が、受信した当該第1のセルの容量情報に従って当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局の送信電力を決定するようにしてもよい。当該部分に関する詳細な説明についてはステップ203乃至205の説明を参照でき、ここでは冗長に説明することはしない。
【0152】
本発明の1実施形態の具体的な実装では、特定のリソースが単一の物理リソース・ブロック(physical resource block、PRB)または1組の物理リソース・ブロックであるときには、送信電力を決定するための方法はCAのシナリオにおいて送信電力を決定するための方法と同じであり、したがってここでは冗長に説明することはしない。
【0153】
本発明の当該諸実施形態で提供した上述の技術的解決策では、第1の基地局により送信された当該第1のセルの容量情報を受信し、当該第2のセルの容量情報を取得し、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局が使用する電力を当該第1のセルの容量情報と当該第2のセルの容量情報に従って決定する技術的解決策の実装により、第1のセルと第2のセルの総容量の最大化を保証することができる。
【0154】
図3に示すように、本実施形態では送信電力を決定するための方法を提供する。当該方法は以下の内容を含む。
【0155】
301では、第1の基地局が当該第1のセルの容量情報を第2の基地局に送信する。当該第1のセルの容量情報は、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2の基地局により事前設定された送信電力に対応し、特定のリソースは当該第1のセルと当該第2のセルにより共有された無線リソースであり、当該第1の容量情報は、当該第2のセルの特定のリソースで送信電力を決定するために当該第2の基地局により使用される。
【0156】
特に、当該第2の基地局により当該第2のセルの特定のリソースで使用される送信電力を決定するための方法については上述の実施形態を参照してもよく、したがってここでは冗長に説明することはしない。
【0157】
任意の実施形態として、当該第1のセルの容量情報に、当該第1の基地局により当該第2の基地局に送信された負荷情報(例えば、負荷情報メッセージ)を含めてもよい。
【0158】
別の任意の実施形態として、
図3に示すステップ301の前に、当該方法はさらに、300で当該第1の基地局が当該第2の基地局により送信された容量要求情報を受信することを含んでもよい。
【0159】
この場合、上の301は特に、当該第1の基地局が当該容量要求情報に従って当該第1のセルの容量情報を当該第2の基地局に送信することであってもよい。場合によっては、当該容量要求情報を、当該第2の基地局によって当該第1の基地局に送信されたリソース状態要求メッセージ(例えば、Resource Status Requestメッセージ)に含めてもよく、当該第1のセルの容量情報を、当該第1の基地局によって当該第2の基地局に送信されたリソース状態更新メッセージ(例えば、Resource Status Updateメッセージ)に含めてもよい。
【0160】
さらに、上述の実施形態では、当該第1の基地局が、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力およびユーザ機器により報告された当該第1のセルと隣接セルの測定情報に従って、当該第1のセルの容量情報を計算してもよい。上述の実施形態で提供した技術的解決策では、当該第2の基地局が当該第1の基地局により当該第1のセルの容量情報を当該第2の基地局に送信し、当該第2の基地局が当該第2のセルの特定のリソースで使用される送信電力を当該第1のセルの容量情報に従って決定できるようにする。したがって、当該第1のセルの容量を保証することができる。
【0161】
本発明の1実施形態の別の態様では電力決定装置を提供する。
図4を参照すると、当該電力決定装置が方法の実施形態における第2の基地局または制御ノードであってもよく、受信器401と第1のプロセッサ402を備える。
【0162】
受信器401は、第1の基地局により送信された第1のセルの容量情報を受信するように構成される。当該第1のセルの容量情報は、第2のセルの特定のリソースで当該第2の基地局により事前設定された送信電力に対応し、特定のリソースは当該第1のセルと当該第2のセルにより共有された無線リソースであり、第1のプロセッサ402は、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2の基地局によって使用される送信電力を、受信器401が受信した当該第1のセルの容量情報と第1のプロセッサ402が取得した当該第2のセルの容量情報に従って決定するように構成される。
【0163】
本実施形態の1実施形態の具体的な実装では、第1のプロセッサ402は特に、当該第1のセルの平均容量を当該第1のセルの容量情報に従って計算し、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2のセルのサービング基地局が使用する送信電力を当該第1のセルの当該平均容量に従って決定するように構成される。
【0164】
さらに、第1のプロセッサ402は特に、電力決定装置に対して、当該第1のセルの平均容量が所定の容量閾値を満たす最大送信電力を決定し、最大送信電力を当該第2のセルの特定のリソースで当該第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力とするように構成される。
【0165】
本実施形態の1実施形態の具体的な実装では、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2のセルのサービング基地局により事前設定された複数の送信電力が存在する場合には、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2のセルのサービング基地局により事前設定された送信電力と1対1に対応する当該第1のセルの複数の容量情報が存在する。
【0166】
本発明で提供する上述の技術的解決策により、電力決定装置が、当該第1のセルのサービング基地局によって送信された当該第1のセルの容量情報を受信し、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力を当該第1のセルの容量情報に従って決定する。したがって、当該第1のセル(即ち犠牲セル)の容量を保証することができる。
【0167】
図5を参照すると、任意の実施形態として、
図4に示す装置はさらに、当該第2のセルの容量情報を取得し、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力を当該第1のセルの容量情報と当該第2のセルの容量情報に従って決定するように構成された第2のプロセッサ403であって、当該第2のセルの容量情報は当該第2のセルの特定のリソースで当該第2のセルのサービング基地局により事前設定された送信電力に対応する第2のプロセッサ403を備える。
【0168】
本発明の1実施形態の具体的な実装では、当該第1の基地局と当該電力決定装置が当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力と事前交渉していないシナリオに対して、受信器401はさらに、当該第1の基地局により送信された当該第1のセルの容量情報に対応する当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に関する情報を受信するように構成される。
【0169】
本発明の1実施形態の具体的な実装では、当該第1の基地局と当該電力決定装置が当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力と事前交渉していないシナリオに対して、当該電力決定装置は制御ノードでありるときには、受信器401はさらに、当該第2の基地局により送信された当該第2のセルの容量情報に対応する当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に関する情報を受信するように構成される。
【0170】
本発明の1実施形態では、当該電力決定装置が制御ノードであるとき、第2のプロセッサ403は特に、第2の基地局が送信した第2のセルの容量情報を受信するように構成される。当該電力決定装置が第2の基地局であるとき、第2のプロセッサ403は特に、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力と当該第2のセルがサービスするユーザ機器が報告した測定情報に従って当該第2のセルの容量情報を計算するように構成される。
【0171】
図6を参照すると、本発明の1実施形態では、
図5に示す第2のプロセッサ403は、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された複数の送信電力が存在し、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する当該第1のセルの複数の容量情報が存在し、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する当該第2のセルの複数の容量情報が存在するときに、当該第1のセルと当該第2のセルの総容量情報を当該第1のセルの容量情報と当該第2のセルの容量情報に従って計算するように構成された計算ユニット4031であって、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2の基地局により事前設定された送信電力に対応する複数の総容量情報が存在する計算ユニット4031と、計算された当該複数の総容量情報から最大総容量情報を選択し、当該最大総容量情報に対応する電力を当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局が使用する電力とするように構成された決定ユニット4032と、を備える。
【0172】
本発明の1実施形態で提供した上述の技術的解決策では、第1の基地局により送信された当該第1のセルの容量情報を受信し、当該第2のセルの容量情報を取得し、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局が使用する電力を当該第1のセルの容量情報と当該第2のセルの容量情報に従って決定する技術的解決策の実装により、第1のセルと第2のセルの総容量の最大化を保証することができる。
【0173】
本発明の1実施形態のさらに別の態様では基地局を提供する。
図7を参照すると、当該基地局は特に上述の方法実施形態における第1の基地局であってもよく、第1のセルの容量情報を第2のセルのサービング基地局に送信するように構成された送信器501であって、当該第1のセルの容量情報は当該第2のセルの特定のリソースで当該第2のセルのサービング基地局によって事前設定された送信電力に対応し、特定のリソースは当該第1のセルと当該第2のセルにより共有された無線リソースであり、当該第1の容量情報は、当該第2のセルの特定のリソースで使用される送信電力を決定するために当該第2のセルのサービング基地局によって使用される送信器501を備える。
【0174】
任意の実施形態として、当該第1のセルの容量情報は、当該第1のセルのサービング基地局により当該第2のセルのサービング基地局に送信された負荷情報に含まれる。
【0175】
図8を参照すると、別の任意の実施形態として、
図7に示す基地局はさらに、当該第2のセルのサービング基地局によって送信された容量要求情報を受信するするように構成された受信器502を備える。
【0176】
したがって、送信器501は特に、当該第1のセルの容量情報を容量要求情報に従って当該第2のセルのサービング基地局に送信するように構成される。
【0177】
場合によっては、当該容量要求情報は当該第2のセルのサービング基地局によって当該第1のセルのサービング基地局に送信されるリソース状態要求メッセージに含まれ、当該第1のセルの容量情報は当該第1のセルのサービング基地局によって当該第2のセルのサービング基地局に送信されたリソース状態更新メッセージに含まれる。
【0178】
さらに、上述の実施形態では、当該基地局を、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力およびユーザ機器によって報告された当該第1のセルと隣接セルの測定情報に従って当該第1のセルの容量情報を計算するように構成してもよい。上述の実施形態で提供した技術的解決策では、当該第1の基地局が、当該第1のセルの容量情報を当該第2の基地局に送信して、当該第2の基地局が当該第2のセルの特定のリソースで使用される送信電力を当該第1のセルの容量情報に従って決定し、当該第1のセルの容量を保証できるようにする。
【0179】
さらに、本発明の1実施形態はさらに送信電力を決定するためのシステムを提供する。
図9を参照すると、当該システムは第1の基地局601と電力決定装置602を備える。
【0180】
上の第1の基地局601は、第1のセルの容量情報を電力決定装置602に送信するように構成され、当該第1のセルの容量情報は当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局により事前設定された送信電力に対応し、当該特定のリソースは当該第1のセルと当該第2のセルにより共有される無線リソースである。上の電力決定装置602は、第1の基地局により送信された当該第1のセルの容量情報を受信し、当該第2のセルの特定のリソースで第2の基地局が使用する電力を当該第1のセルの容量情報に従って決定するように構成される。
【0181】
本発明で提供する上述の技術的解決策により、電力決定装置が、当該第1のセルのサービング基地局によって送信された当該第1のセルの容量情報を受信し、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力を当該第1のセルの容量情報に従って決定する。したがって、当該第1のセル(即ち犠牲セル)の容量を保証することができる。
【0182】
任意の実施形態として、電力決定装置602ははさらに、当該第2のセルの容量情報を取得し、当該第2のセルの特定のリソースで当該第2のセルのサービング基地局により使用される送信電力を当該第1のセルの容量情報と当該第2のセルの容量情報に従って決定し、第1のセルと第2のセルの総容量の最大化を保証するように構成され、当該第2のセルの容量情報は当該第2のセルの特定のリソースで当該第2のセルのサービング基地局により事前設定された送信電力に対応する。
【0183】
本発明の1実施形態では、電力決定装置602は特に上述の方法の実施形態で説明した第2の基地局または制御ノードであり、その詳細な構造については
図4、5、または6を参照してもよく、第1の基地局601の詳細な構造については
図7と
図8に示す基地局を参照してもよいので、ここでは冗長に説明することはしない。
【0184】
本発明の諸実施形態で説明した装置間の相互作用については上述の方法の実施形態の説明を参照してもよく、したがってここでは冗長に説明することはしない。
【0185】
上述の実施形態のステップの全部または一部をハードウェアで実装してもよく、または、関連するハードウェアに指示するプログラムによって実装してもよいことは当業者には理解される。当該プログラムをコンピュータ可読記憶媒体に格納してもよく、上述の記憶媒体が読取専用メモリ、磁気ディスク、光ディスク等であってもよい。
【0186】
以上の諸実施形態は本発明の好適な実施形態にすぎず、本発明を限定するものではない。本発明の原理において行った全ての修正、均等な置換え、または改善は本発明の保護範囲に入るものとする。