(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
非ハロゲン系エポキシ樹脂(A)が、フェノールフェニルアラルキル型エポキシ樹脂、フェノールビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂およびナフトールアラルキル型エポキシ樹脂からなる群から選択されるものである、請求項1に記載のプリプレグ。
前記ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(B)が、ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂中の合計の水酸基数と、上記した非ハロゲン系エポキシ樹脂(A)中のエポキシ基数との比(OH/Ep)が0.7〜1.4の範囲となる量で含まれる、請求項1〜3のいずれか一項に記載のプリプレグ。
前記マレイミド化合物(C)が、非ハロゲン系エポキシ樹脂(A)、ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(B)およびマレイミド化合物(C)の合計質量100質量部に対して、5〜50質量部含まれる、請求項1〜4のいずれか一項に記載のプリプレグ。
前記無機充填剤(D)が、非ハロゲン系エポキシ樹脂(A)、ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(B)およびマレイミド化合物(C)の合計質量100質量部に対して、50〜150質量部含まれる、請求項1〜5のいずれか一項に記載のプリプレグ。
【実施例】
【0040】
以下に実施例および比較例を示し、本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0041】
実施例1
<樹脂組成物の調製>
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)35質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)50質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成製)15質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0042】
<金属箔張り積層板の作製>
上記にようにして得られたプリプレグを、4枚重ねて12μm厚の電解銅箔(3EC−III、三井金属鉱業(株)製)を上下に配置し、圧力30kgf/cm
2、温度220℃で120分間の積層成形を行い、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0043】
実施例2
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)20質量部、ナフトールアラルキル樹脂(SN−495、新日鐵化学(株)製、水酸基当量:236g/eq.)20質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)45質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0044】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0045】
実施例3
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)15質量部、クレゾールノボラック樹脂(PHENOLITE KA−1165、DIC(株)製、水酸基当量:119g/eq.)15質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)55質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0046】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0047】
実施例4
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)15質量部、フェノールノボラック樹脂(TD−2090、DIC(株)製、水酸基当量:105g/eq.)15質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)55質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0048】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0049】
実施例5
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)15質量部、ナフタレン骨格型フェノール樹脂(EPICLON EXB−9500、DIC(株)製、水酸基当量:153g/eq.)15質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)55質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15.0質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0050】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0051】
実施例6
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)35質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)50質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、シリコーンレジンで表面を被覆したシリコーンゴムパウダー(シリコーン複合パウダーKMP−605、信越化学工業(株)製)20質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0052】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0053】
実施例7
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)40質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)45質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、シリコーンレジンパウダー(トスパール120、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 製)20質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0054】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0055】
実施例8
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)50質量部とフェノールノボラック型エポキシ樹脂(EPICLON N−770、エポキシ当量:190g/eq.、DIC(株)製)30質量部、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(EPICLON N−680、エポキシ当量:215g/eq.、DIC(株)製)5質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0056】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0057】
実施例9
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)55質量部とナフタレン型エポキシ樹脂(EPICLON EXA−4032−70M、エポキシ当量:152g/eq.、DIC(株)製)15質量部、ナフタレン骨格型4官能エポキシ樹脂(EPICLON EXA−4710、エポキシ当量:170g/eq.、DIC(株)製)15質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0058】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0059】
実施例10
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)35質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)50質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、Eガラスフィラー(EGF、平均粒子径(D50)1.41μm、旭化成エレクトロニクス(株)製)100質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0060】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0061】
実施例11
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)35質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)50質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15質量部、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、球状溶融シリカ(SC2050MOB、アドマテックス(株)製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で3分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0062】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0063】
実施例12
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)40質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)55質量部、ビスマレイミドオリゴマー(DAIMIDO−100、大和化成工業(株)製)5質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0064】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0065】
実施例13
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)35質量部とアミノトリアジンノボラック樹脂(EXB−9891、水酸基当量:137g/eq.、DIC(株)製)5質量部、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)45質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0066】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0067】
実施例14
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)35質量部とアミノトリアジンノボラック樹脂(PHENOLITE LA−3018−50P、水酸基当量:151g/eq.、DIC(株)製)5質量部、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)45質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成製)15質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0068】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0069】
実施例15
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)20質量部、ナフトールアラルキル樹脂(SN−495、新日鐵化学(株)製、水酸基当量:236g/eq.)15質量部とアミノトリアジンノボラック樹脂(PHENOLITE LA−3018−50P、水酸基当量:151g/eq.、DIC(株)製)5質量部、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)45質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15.0質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0070】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0071】
実施例16
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)15質量部、ナフタレン骨格型フェノール樹脂(EPICLON EXB−9500、DIC(株)製、水酸基当量:153g/eq.)15質量部とアミノトリアジンノボラック樹脂(PHENOLITE LA−3018−50P、水酸基当量:151g/eq.、DIC(株)製)5質量部、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)50質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0072】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0073】
実施例17
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)35質量部とアミノトリアジンノボラック樹脂(PHENOLITE LA−3018−50P、水酸基当量:151g/eq.、DIC(株)製)5質量部、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)45質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、シリコーンレジンで表面を被覆したシリコーンゴムパウダー(シリコーン複合パウダーKMP−605、信越化学工業(株)製)20質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0074】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0075】
実施例18
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)35質量部とアミノトリアジンノボラック樹脂(PHENOLITE LA−3018−50P、水酸基当量:151g/eq.、DIC(株)製)5質量部、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)45質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、シリコーンレジンパウダー(トスパール120、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 製)20質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0076】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0077】
比較例1
ナフトールアラルキル樹脂(SN−495、新日鐵化学(株)製、水酸基当量:236g/eq.)35質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)50質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0078】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0079】
比較例2
クレゾールノボラック樹脂(PHENOLITE KA−1165、DIC(株)製、水酸基当量:119g/eq.)25質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)60質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0080】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0081】
比較例3
フェノールノボラック樹脂(TD−2090、DIC(株)製、水酸基当量:105g/eq.)25質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)60質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0082】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0083】
比較例4
ナフタレン骨格型フェノール樹脂(EPICLON EXB−9500、DIC(株)製、水酸基当量:153g/eq.)30質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)55質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0084】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0085】
比較例5
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)45質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)55質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0086】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0087】
比較例6
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)20質量部、ナフトールアラルキル樹脂(SN−495、新日鐵化学(株)製、水酸基当量:236g/eq.)20質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)60質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0088】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0089】
比較例7
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)20質量部、クレゾールノボラック樹脂(PHENOLITE KA−1165、DIC(株)製、水酸基当量:119g/eq.)20質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)60質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0090】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0091】
比較例8
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)15質量部、フェノールノボラック樹脂(TD−2090、DIC(株)製、水酸基当量:105g/eq.)15質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)70質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0092】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0093】
比較例9
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)20質量部、ナフタレン骨格型フェノール樹脂(EPICLON EXB−9500、DIC(株)製、水酸基当量:153g/eq.)20質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)60質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0094】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0095】
比較例10
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)25質量部とアミノトリアジンノボラック樹脂(PHENOLITE LA−3018−50P、水酸基当量:151g/eq.、DIC(株)製)10質量部、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)65質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0096】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0097】
比較例11
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)14質量部、ナフトールアラルキル樹脂(SN−495、新日鐵化学(株)製、水酸基当量:236g/eq.)14質量部とアミノトリアジンノボラック樹脂(PHENOLITE LA−3018−50P、水酸基当量:151g/eq.、DIC(株)製)10質量部、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)62質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0098】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0099】
比較例12
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)12質量部、ナフタレン骨格型フェノール樹脂(EPICLON EXB−9500、DIC(株)製、水酸基当量:153g/eq.)12質量部とアミノトリアジンノボラック樹脂(PHENOLITE LA−3018−50P、水酸基当量:151g/eq.、DIC(株)製)10質量部、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)66質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0100】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0101】
比較例13
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)20質量部とアミノトリアジンノボラック樹脂(PHENOLITE LA−3018−50P、水酸基当量:151g/eq.、DIC(株)製)20質量部、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)60質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0102】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0103】
比較例14
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)10質量部、ナフトールアラルキル樹脂(SN−495、新日鐵化学(株)製、水酸基当量:236g/eq.)10質量部とアミノトリアジンノボラック樹脂(PHENOLITE LA−3018−50P、水酸基当量:151g/eq.、DIC(株)製)20質量部、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)60質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0104】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0105】
比較例15
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)10質量部、ナフタレン骨格型フェノール樹脂(EPICLON EXB−9500、DIC(株)製、水酸基当量:153g/eq.)10質量部とアミノトリアジンノボラック樹脂(PHENOLITE LA−3018−50P、水酸基当量:151g/eq.、DIC(株)製)20質量部、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)60質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更に湿潤分散剤(BYK−W903、ビッグケミージャパン(株)製)1.5質量部、ベーマイト(APYRAL AOH60、Nabaltec製)120質量部、イミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0106】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0107】
比較例16
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)35質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)50質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更にイミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0108】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0109】
比較例17
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)20質量部、ナフトールアラルキル樹脂(SN−495、新日鐵化学(株)製、水酸基当量:236g/eq.)20質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)45質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更にイミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0110】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0111】
比較例18
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)20質量部、クレゾールノボラック樹脂(PHENOLITE KA−1165、DIC(株)製、水酸基当量:119g/eq.)20質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)45質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更にイミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0112】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0113】
比較例19
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)20質量部、フェノールノボラック樹脂(TD−2090、DIC(株)製、水酸基当量:105g/eq.)20質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)45質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更にイミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0114】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0115】
比較例20
ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(KAYAHARD GPH−103、日本化薬(株)製、水酸基当量:231g/eq.)20質量部、ナフタレン骨格型フェノール樹脂(EPICLON EXB−9500、DIC(株)製、水酸基当量:153g/eq.)20質量部とビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(NC−3000−FH、エポキシ当量:321g/eq.、日本化薬(株)製)45質量部、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(BMI−70、ケイアイ化成(株)製)15質量部をメチルエチルケトンで溶解混合し、更にイミダゾール(2E4MZ、四国化成工業(株)製)0.01質量部を混合してワニスを得た。このワニスをメチルエチルケトンで希釈し、厚さ0.1mmのEガラス織布に含浸塗工し、160℃で5分間加熱乾燥して、樹脂含有量47.5質量%のプリプレグを得た。
【0116】
得られたプリプレグを用いて実施例1と同様にして、絶縁層厚さ0.4mmの銅張り積層板を得た。
【0117】
<金属箔張積層板の評価>
得られた金属箔張積層板について、難燃性、吸水性、耐熱性、耐リフロー性およびドリル加工性の評価を行った。難燃性および吸水性の評価は、金属箔張積層板をエッチングにより銅箔を全て除去した後、下記方法で行った。
(1)
燃焼試験
UL94垂直燃焼試験法に準拠して評価を行った。
(2)
吸水性
予め125℃、2時間乾燥機で乾燥させた50×50mmのサンプルを、プレッシャー・クッカー試験装置(平山製作所(株)製)を用いて121℃、2atmの条件で5時間放置した後の質量変化を測定し、放置前の質量に対する質量増加分を吸水率(質量%)として算出した。
【0118】
金属箔張積層板の耐熱性、耐リフロー性およびドリル加工性の評価は下記方法で行った。
(3)
耐熱性
50×50mmのサンプルを、280℃半田に30分間フロートさせて、デラミネーションの有無を目視判定により行った。評価基準は以下の通りとした。
○:全く異常なし
×:0〜30分間フロートさせている間にデラミネーション発生
【0119】
(4)
耐リフロー性
金属箔張り積層板の両面に残銅率約63%のパターンを形成したものを内層コアとして、レジンシート(ABF GX−13、厚み37.5μm、味の素ファインテクノ(株)製)と最外層に銅箔12μmをビルドアップさせ、180℃、1時間30分乾燥機で加熱した4層板を作製した。120×60mmにカットし、半田リフロー装置(サラマンダー、島津製作所(株)製)で最高到達温度280℃リフローを20回行ってビルドアップ層のデラミネーション有無を目視判定により行った。評価基準は以下の通りとした。
○:全く異常なし
×:デラミネーション発生
【0120】
(5)
ドリル加工性
金属張り積層板を4枚重ね、バックアップボードにPS−1160G(利昌工業(株)製)、エントリーシートにLE450(三菱瓦斯化学(株)製)を用い、ND−1 V212(日立ビアメカニクス(株)製)にて回転数2000kpm、送り速度2.0m/minでドリル加工を行い、アナライザーにて9000〜10000穴の穴位置を測定した。
【0121】
難燃性、吸水率、耐熱性、耐リフロー性およびドリル加工性の評価結果は、下記の表1〜4に示す通りであった。なお、表中の樹脂組成の数値は質量部を表す。
【0122】
【表1】
【0123】
【表2】
【0124】
【表3】
【0125】
【表4】
【0126】
表1および2から明らかなように、実施例1〜18の樹脂組成物を用いた金属箔張積層板は、いずれも、難燃性、吸水率、耐熱性、耐リフロー性およびドリル加工性が優れている。これに対し、表3および4から明らかなように、比較例1〜18の樹脂組成物を用いた金属箔張積層板においては、難燃性、吸水率、耐熱性、耐リフロー性およびドリル加工性の各性能のバランスがとれたものは無く、いずれかの特性が劣っている。さらに、上記の評価結果から、以下のことが言える。
【0127】
1)比較例1〜4では、実施例1のビフェニルアラルキル樹脂を含有せず、他のフェノール樹脂を使用しているためドリル加工性に劣っている。
2)比較例5〜9では、実施例1〜5のビスマレイミドが含まれていないため、耐熱性、耐リフロー性、難燃性に劣っている。
3)比較例10〜12では、実施例1,2,5のビスマレイミドを含有せず、難燃化のため窒素を含有したアミノトリアジンノボラックを添加したが難燃効果が低く、高温での窒素の遊離によって、樹脂の耐リフロー性が劣っている。
4)比較例13〜15では、実施例1,2,5のビスマレイミドを含有せず、比較例10〜12より更に難燃化するため、窒素を含有したアミノトリアジンノボラックを増量した結果、十分な難燃性は得られるものの、高温での窒素の遊離によって樹脂の耐リフロー性だけでなく耐熱性も悪化する。
5)比較例16〜20では、実施例1〜5のベーマイトを含有していないため、十分なドリル加工性は得られるものの、難燃性および吸水率に劣る。
【0128】
本発明による樹脂組成物を用いた積層板は、ハロゲン化合物やリン化合物を使用することなく、優れた難燃性を維持しつつ、耐熱性、耐リフロー性およびドリル加工性にも優れ、かつ吸水率も低いプリント配線板用樹脂組成物を実現することができる。