(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5935900
(24)【登録日】2016年5月20日
(45)【発行日】2016年6月15日
(54)【発明の名称】ロール洗濯機のシャワー洗浄装置と洗浄方法及びロール洗濯機
(51)【国際特許分類】
D06F 39/08 20060101AFI20160602BHJP
D06F 33/02 20060101ALI20160602BHJP
【FI】
D06F39/08 301B
D06F33/02 T
【請求項の数】10
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2014-546285(P2014-546285)
(86)(22)【出願日】2012年6月18日
(65)【公表番号】特表2015-505697(P2015-505697A)
(43)【公表日】2015年2月26日
(86)【国際出願番号】CN2012077077
(87)【国際公開番号】WO2013091362
(87)【国際公開日】20130627
【審査請求日】2014年10月7日
(31)【優先権主張番号】201110427676.5
(32)【優先日】2011年12月19日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】512127855
【氏名又は名称】海爾集団公司
(73)【特許権者】
【識別番号】514114622
【氏名又は名称】青島海爾滾筒洗衣机有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】張華成
(72)【発明者】
【氏名】李沢恒
(72)【発明者】
【氏名】何云峰
(72)【発明者】
【氏名】楊慧彬
【審査官】
武井 健浩
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2011/0099727(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2011/0083477(US,A1)
【文献】
独国特許出願公開第19731667(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06F 39/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
順次に連通している取水電磁弁、取水管、及びT字管を含んで、前記取水電磁弁が洗濯機のプログラム制御器と連通して、前記T字管が二分路の水導入管を経由してそれぞれ観察窓と密封リングの外表面の第1ノズルと密封リングのしわ内壁を洗浄する第2ノズルを接続し、
前記第1ノズルは、水入口とシャワー口を備えるとともにL字型の流路を形成し、前記シャワー口はトランペット形状をなし、噴霧流が拡散扇の形状であり、かつ、前記シャワー口の扇形の角度は、150°〜30°であり、
前記密封リングが洗濯機の扉の衣服投入口と外槽の開口端の間に設けられ、前記密封リングが外槽の開口端の前部で折れて凹溝形のしわを形成して、前記第2ノズルが正上方から密封リングを横切って凹溝形のしわ内に設けられ、
前記第2ノズルが密封リングの円周方向の両側に沿ってシャワー口を設けて、取水して両側のシャワー口から噴き出し、凹溝形のしわ内壁に沿って底部に流れて合流し、密封リングのしわ内壁を洗浄した後に密封リングの底部の出口から外槽内に排出することを特徴とするロール洗濯機のシャワー洗浄装置。
【請求項2】
前記第1ノズルが密封リングを横切って、そして上方の観察窓に近い位置に設けられて、第1ノズルのシャワー口が観察窓と密封リングに向かい、取水して噴き出した後に観察窓と密封リングに沿って下へ流れて観察窓と密封リングの外表面への洗浄を完成することを特徴とする請求項1に記載のシャワー洗浄装置。
【請求項3】
前記シャワー洗浄装置がそれぞれ観察窓と密封リングを洗浄するダブルシャワーシステムで、それぞれ洗濯機の取水弁と連通して観察窓と密封リングの外表面を洗浄する第1ノズルと密封リングのしわの内壁を洗浄する第2ノズルを含んでいることを特徴とする請求項1または2に記載のシャワー洗浄装置。
【請求項4】
前記シャワー洗浄装置がそれぞれ観察窓と密封リングを洗浄するダブルシャワーシステムで、ダブルシャワーシステムが洗濯中に水をシャワーして衣服を湿らせて及び/又はすすぎ中に取水して同時に観察窓と密封リングを洗浄して、及び/又は脱水中に衣服を脱水すると同時に観察窓と密封リングを洗浄することを特徴とする請求項1に記載のシャワー洗浄装置の洗浄方法。
【請求項5】
洗浄中に、先にダブルシャワーシステムを開いて設定期間内に取水して衣服を湿らせて、それから更に洗浄水路を経由して洗剤や粉石鹸を洗い流して、洗い流した後に、引き続きダブルシャワーシステムを開けて、設定水位になった後にダブルシャワーシステムを閉じて、洗濯し始めることを特徴とする請求項4に記載の洗浄方法。
【請求項6】
すすぎ中に、ダブルシャワーシステムを開いて取水して観察窓と密封リングを洗浄して、設定水位になるまで取水した後にダブルシャワーシステムを閉じて、それからすすぎを始めることを特徴とする請求項4に記載の洗浄方法。
【請求項7】
脱水中に、ダブルシャワーシステムを少なくとも二回開いて取水して観察窓と密封リングを洗浄することを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の洗浄方法。
【請求項8】
脱水の具体的なステップとして、洗濯機が設定された空槽の水位まで排水して、ロールの回転速度が設定されたシャワーの回転速度まで達するまで衣服分布プログラムを運行して、ダブルシャワーシステムを開いて取水して観察窓と密封リングを1−20秒洗浄して、それからロールの回転速度が設定された最高回転速度に達するまで引き続き増え、ロールの回転速度がまた設定されたシャワーの回転速度に達するまで減らした時、再度はダブルシャワーシステムを開いて取水して観察窓と密封リングを1〜20秒洗浄することを特徴とする請求項7に記載の洗浄方法。
【請求項9】
洗濯機が設定された空槽の水位まで排水した後に、衣服分布プログラムを運行する前に、ダブルシャワーシステムを開いて観察窓と密封リングを1〜20秒洗浄することを特徴とする請求項8に記載の洗浄方法。
【請求項10】
請求項4〜9のいずれか一項に記載の洗浄方法を有するロール洗濯機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は衣服洗浄に用いられる洗浄媒質に関わったもので、特に洗濯時に先に取水して均一的に衣服を湿らせて、洗ってさらしと脱水時にロール洗濯機の観察窓と密封リングを洗浄する装置と当該装置及びロール洗濯機に関わったものである。
【背景技術】
【0002】
ロール洗濯機は洗濯とすすぎの場合、すきま、水の流れの角度などの原因で、衣服の洗濯後に洗剤の泡、線のくずなどが観察窓と密封リングに付着して、きれいに洗い流すことができない。泡と残りの洗剤の存在によって、洗濯効果にひどい影響を与えて衣服を汚染する問題があるが、具体的には衣服を取り出す時に衣服を再汚染しやすくて、しかも衣服に残った線のくず、沈泥などが密封リングの内壁と側壁に残って、細菌が繁殖しやすく、洗濯効果と健康な生活に影響を与える。
【0003】
現在各洗濯機の生産メーカーは観察窓と密封リングの間に洗剤と泡の残留問題に対して種々の措置を取っているが、シャワーの水を取り入れて、泡を取り除いて、残存した洗剤を洗浄するのである。主に下記の何種類の方法を採用したが、1、直接にシャワーポンプを入れて、循環で洗浄すること。2、分水器の主洗濯室でシャワー水を引き出すこと。3、分水器のすすぎ室でシャワー水を引き出すこと。4、取水管でシャワー水を引き出すこと。上記の何種類の方法はある程度で構造が比較的に複雑で、コストが高くて、電気使用量が多くて、洗浄効果がよくないなどの問題がある。
【0004】
最も常用のシャワー技術は取水時に衣服に対してシャワーを行って、更に良い洗浄効果を達成するのである。洗濯機が取水時に電磁弁を経由して一つの水の流れと接続して、直接に密封リングの上部まで接続して、取水時に水を直接に衣服に噴出して、迅速に衣服を湿らせて、洗浄効率を上げる。同時に水の流れは観察窓に流れて、観察窓に付いた泡を洗浄することができる。その装置は主に一本の取水ホース、電磁弁、ノズルから構成されている。
【0005】
観察窓についた泡は多数が衣服の脱水時に観察窓に跳ね上がるので、衣服の脱水後に更に取水して観察窓を洗浄すると、衣服を再度湿らせて、それによって脱水の意味がなくなる。また、当面の方案は密封リングを洗浄することができなくて、特に密封リングのしわの位置について、まったく相応の洗浄方法がないので、あかの積み上げと細菌の繁殖を招いて、洗濯効果にひどい影響を与える。
【0006】
そのほかに、CN200720038617.8には洗浄シャワー装置を据え付けたロール洗濯機の分水器を開示したが、具体的には、ロール洗濯機の分水器の柔軟剤室に残留洗剤と泡を洗浄する水路を入れて、洗浄水路で分水器の柔軟剤室に洗浄を提供する水の流れとシャワー出口を経由して窓のガラス、扉と窓の密封リングに残留洗剤と泡を洗浄する水の流れを形成する。しかし出願書類の記載によると、その実際的な技術方案は根本的に完全で有効に観察窓と密封リングを洗浄することができない。
【0007】
これに鑑みて特に本発明を出した。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明で解決しようとする技術問題は当面の技術の不足を克服して、ロール洗濯機の観察窓と密封リングのシャワー洗浄方法を提供して、更に良く密封リングのしわ内の汚れの積み上げと細菌の繁殖を避けるのである。
【0009】
本発明の別の目的は当該シャワー洗浄方法に用いられるシャワー洗浄装置を提供することにある。
【0010】
本発明の更に別の目的は当該シャワー洗浄装置を有するロール洗濯機を提供することにある。
【0011】
上記の技術問題を解決するために、本発明で採用した技術方案の基本的な構想は、順次に連通している取水電磁弁、取水管とT字管を含んで、上記の取水電磁弁が洗濯機のプログラム制御器と連通して、上記のT字管が二分路の水導入管を経由してそれぞれ観察窓と密封リングの外表面の第1ノズルと密封リングのしわ内壁を洗浄する第2ノズルを接続していることを特徴とするロール洗濯機のシャワー洗浄装置である。
【0012】
或いは、上記の方案の代替方案は、本発明に述べられたシャワー洗浄装置がそれぞれ観察窓と密封リングを洗浄するダブルシャワーシステムで、それぞれ洗濯機の取水弁と連通して観察窓と密封リングの外表面を洗浄する第1ノズルと密封リングのしわの内壁を洗浄する第2ノズルを含んでいるのである。第1ノズルと第2ノズルはそれぞれ水引導管を経由して洗濯機の取水弁と連通しているが、洗濯機の取水弁が一本で取水して多本で排水して、それぞれ取水路を制御する電磁弁が好ましい。
【0013】
本発明に述べられた密封リングが洗濯機の扉の衣服投入口と外槽の開口端の間に設けられて、上記の密封リングが外槽の開口端の前部で折れて凹溝形のしわを形成して、上記の第2ノズルが正上方から密封リングを横切って凹溝形のしわ内に設けられている。
【0014】
更なる方案は、上記の第2ノズルが密封リングの円周方向の両側に沿ってシャワー口を設けて、取水して両側のシャワー口から噴き出して、凹溝形のしわ内壁に沿って底部に流れて合流して、密封リングのしわ内壁を洗浄した後に密封リングの底部の出口から外槽内に排出するのである。あるいは、上記の第2ノズルは末端が密封されて、周壁に多数のシャワー孔を設けている筒形の構造である。
【0015】
上記の第1ノズルが密封リングを横切って、そして上方の観察窓に近い位置に設けられて、第1ノズルのシャワー口が観察窓と密封リングに向かいて、取水して噴き出した後に観察窓と密封リングに沿って下へ流れて観察窓と密封リングの外表面への洗浄を完成する。
【0016】
上記の第1ノズルが取水端とシャワー口を含んで、L型の水の流れ通路を構成して、そのシャワー口がラッパ型や扁平扇形で、シャワー水が拡散した扇子面を呈して噴き出して、シャワー口の扇子面の角度が30°〜150°が好ましい。
【0017】
本発明に述べられたシャワー洗浄装置の洗浄方法は、シャワー洗浄装置がそれぞれ観察窓と密封リングを洗浄するダブルシャワーシステムで、ダブルシャワーシステムが洗濯中に水をシャワーして衣服を湿らせて及び/又はすすぎ中に取水して同時に観察窓と密封リングを洗浄して、及び/又は脱水中に衣服を脱水する同時に観察窓と密封リングを洗浄するのである。
【0018】
本発明に述べられた密封リングの洗浄は密封リングの外表面としわの内壁を洗浄することを含んでいる。
【0019】
更に、洗浄中に、先にダブルシャワーシステムを開いて設定期間内に取水して衣服を湿らせて、それから更に洗浄水路を経由して洗剤や粉石鹸を洗い流して、洗い流した後に、引き続きダブルシャワーシステムを開けて、設定水位になった後にダブルシャワーシステムを閉じて、洗濯し始める。ダブルシャワーシステムで取水するので、水の量を小さく制御して、衣服を湿らせる効果がわりに良いが、また衣服に流した洗剤や粉石鹸の濃度が一段の時間内にわりに高くて、ディップの目的を実現して、衣服の洗濯に役に立つ。
【0020】
すすぎ中に、ダブルシャワーシステムを開いて取水して観察窓と密封リングを洗浄して、取水が設定された水位になった後にダブルシャワーシステムを閉じて、洗ってさらし始める。この過程は洗濯中に観察窓と密封リングに残った洗濯泡と汚れを先に外槽内に洗い流して、更に衣服が脱水時に再度に汚染される可能性を減らすことができる。
【0021】
更に、洗濯とすすぎ中に、ダブルシャワーシステムを開いて1〜4分取水するが、1〜2分が好ましい。
【0022】
脱水中に、少なくとも二回にダブルシャワーシステムを開いて取水して観察窓と密封リングを洗浄するが、衣服分布プログラムの運行中に、ロールの回転速度が設定された最高の回転速度になる前のシャワーの回転速度になる時と設定された最高回転速度になった後のシャワーの回転速度になる時にそれぞれダブルシャワーシステムを開くことが好ましい。何度のシャワー洗浄は脱水中に、洗濯水と衣服の線のくずが観察窓と密封リングに振り捨てられることで、衣服を取る時に再汚染をもたらす。
【0023】
脱水中にダブルシャワーシステムの作動の具体的なステップは、設定された空槽の水位まで排水する。衣服分布プログラムをロールの回転速度が設定されたシャワーの回転速度に達した時まで運行して、ダブルシャワーシステムを開いて取水して観察窓と密封リングを1〜20秒洗浄する。ロールの回転速度が設定された最高の回転速度まで引き続き増える。ロールの回転速度が設定されたシャワーの回転速度に達するまで減らした時に、更にダブルシャワーシステムを開いて取水して観察窓と密封リングを1〜20秒洗浄する。二回のダブルシャワーシステムの取水時間は3〜20秒が好ましい。
【0024】
上記の脱水過程の更なる方案は、設定された空槽の水位まで排水した後で、衣服分布プログラムの運行前、ダブルシャワーシステムなシャワーを開いて観察窓と密封リングを1〜20秒洗浄する。
【0025】
本発明で上記の洗浄方法を採用すると、洗浄時のシャワー水の取水を小さい量に抑えて洗剤や粉石鹸の濃度を増えて、衣服をディップする目的を実現して、衣服の洗浄に役立つ。すすぎと脱水の時、観察窓と密封リングを繰り返しシャワー洗浄して、更に衣服が二次汚染される可能性を下げて、ユーザーの体の健康に役立つのである。
【0026】
本発明に述べられたロール洗濯機、上記の観察窓と密封リングを洗浄する方法を有している。
【0027】
本発明のロール洗濯機の密封リングが洗濯機の扉体の衣服投入口と外槽の開口端の間に設けられているが、上記の密封リングは外槽の開口端の前部で折れて凹槽形のしわを形成して、もっと良い密封と緩衝効果を得る。衣服の洗濯中に洗濯水が密封リングのしわ内に入ることができるので、一部の洗濯水が密封リングの底部のしわ内にある排水口を経由して外槽内に排出されるが、このしわ部に洗剤の泡、線のくずと沈泥などが残りやすくて、しかもこのしわの部位が長期にわたり湿っぽい状態にあって、細菌も繁殖しやすいので、衣服に二次汚染をもたらす。
【0028】
本発明はロール洗濯機の観察窓と密封リングに残った洗剤、沈泥、線のくずなどの汚れが取り除きにくいことで衣服に二次汚染を招く問題に対応して、専門に観察窓と密封リングの洗浄に用いられるシャワー洗浄方法を出して、ダブルシャワーシステムを採用して、同時に観察窓と密封リングを洗浄する。このダブルシャワーシステムは洗濯機の取水電磁弁と連通する観察窓と密封リングの外表面を洗浄する第1シャワー口と密封リングのしわの内壁を洗浄する第2シャワー口を含んでいる。第1ノズルは密封リングを横切った後密封リングの上方の観察窓に近い位置に設けられて、直接にシャワー水を観察窓や密封リングに噴出して、全面的な洗浄を行うことができる。第1ノズルのシャワー口の方向は洗浄効果に肝心な影響を果たすが、本発明に述べられた第1ノズルのシャワー口が観察窓と密封リングの外表面に向かるので、シャワー水は直接に観察窓に噴出してそれを洗浄して、ロールの内部に入って衣服を湿らせらない。上記の第2ノズルは密封リングを横切って密封リングのしわ内に設けられて、取水が十分にしわの内に残った汚れを洗い落ちて、密封リングの内部への洗浄を完成する。
【発明の効果】
【0029】
上記の技術方案を採用した後に、本発明は現在の技術と比べると、下記の有利な効果を持つ。
【0030】
本発明に述べられたロール洗濯機は当面の洗濯機の構造にダブルシャワーシステムを増設すると、観察窓と密封リングへの洗浄を完成することができて、衣服に対する二次汚染を避けて、改善構造が簡単である。また、当該ダブルシャワーシステムも洗濯前の衣服のディップ効果を増えて、衣服の洗浄に役立つ。本発明のシャワー洗浄装置は構造が簡単で、生産コストが安い。また、本発明に述べられた洗浄方法は簡単でやりやすくて、普及に適して、しかも洗浄効果が良くて、更に観察窓と密封リングが衣服にもたらす二次汚染を避けるのである。
【0031】
次に図面を結び付けて本発明の具体的な実施例を詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【
図1】本発明に述べられるシャワー洗浄装置の据付構造説明図である。
【
図2】
図1の洗濯機の扉体を据え付けた後のA−A方向の局部の切断面説明図である。
【
図3】本発明に述べられた第1ノズルの構造説明図である。
【
図4】
図1のB−B方向の局部切断面説明図である。
【
図5】本発明に述べられたダブルシャワーシステムの洗浄過程の流れの説明図である。
【
図6】本発明に述べられたダブルシャワーシステムのすすぎ過程の流れの説明図である。
【
図7】本発明に述べられたダブルシャワーシステムの脱水過程の流れの説明図である。
【
図8】本発明に述べられたダブルシャワーシステムの脱水過程の別の実施例の流れの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0033】
図1〜
図4のように、本発明に述べられたシャワー洗浄装置がそれぞれ観察窓1と密封リング2を洗浄するダブルシャワーシステムで、洗濯機の取水弁9と連通して観察窓1と密封リング2の外表面を洗浄する第1ノズル4と密封リング2のしわの内壁を洗浄する第2ノズル5を含んでいるのである。当該装置は洗濯時に取水して衣服を湿らせて、高い濃度の洗剤や粉石鹸によるディップを実現して、衣服の洗濯に役立って、すすぎと脱水時に取水して観察窓と密封リングを洗浄する。
【0034】
本発明に述べられた密封リング2はロール洗濯機の扉体6の衣服投入口61と外槽7の開口端に設けられて、上記の密封リング2が外槽7の開口端の前部で折れて凹槽形のしわ8(
図2を参照する)を形成して、更に扉体の密封と緩衝の効果を得る。
【0035】
実施例1
図1に示された、観察窓と密封リングの洗浄用のシャワー洗浄装置は、順次洗濯機の取水弁9と接続する取水管10およびT字管を含んでいるが、その中に取水弁9は電磁弁で、洗濯機のプログラム制御器と接続して、T字管11が二分路の水導入管12を経由してそれぞれ観察窓1と密封リング2の外表面を洗浄する第1ノズル4および密封リングのしわ8の内壁を洗浄する第2ノズル5を接続している。電磁弁9を開いた後に、水道水は取水管10に入って、T字管11を経由して分かれた後に第1ノズル4および第2ノズル5から噴き出して、観察窓1および密封リング2の外表面及びしわ8の内壁を洗浄する。
【0036】
具体的には、
図2のように、第1ノズル4は密封リング2を横切って、そして密封リング2の上方の観察窓1に近い位置に設けられて、第1ノズル4のシャワー口41が観察窓1と密封リング2に向かって、取水して噴き出した後に観察窓1と密封リング2の外表面に沿って下へ流れて、同時に観察窓と密封リングの外表面を洗浄する。
図3のように、本実施例に述べられた第1ノズル4は取水側41とシャワー口42を含んで、L形の水の流れ通路を構成している。そのシャワー口42は扁平扇形の形で、シャワーの水が拡散した扇面状を呈して噴き出されて、シャワー口42の扇子面の角度αが30°〜150°で、扇子面の角度が30°や60°や90°や105°や120°や150°が好ましい。第1ノズルのシャワー口の方向は洗浄効果に肝心な役割を果たすが、本実施例では第1ノズルのシャワー口が観察窓に向かう(背面がロールに向う)ので、第1ノズルから噴き出されたシャワー水が直接に観察窓と近くの密封リングに噴出して洗浄する。シャワー水が噴き出された後に観察窓と密封リングに沿って下へ流れて、効果的に観察窓と密封リングの表面を洗い流して、ロールの内部に入って衣服を湿らせて汚染しない。
【0037】
図4のように、上記の第2ノズル5が密封リング2の円周方向の両側に沿ってシャワー口51を設けて、取水して両側のシャワー口51から噴き出して、凹溝形のしわ8の内壁に沿って底部に流れて合流して、密封リングのしわ内壁を洗浄した後に密封リングの底部の出口13から外槽内に排出するのである。この時、シャワー水は十分に密封リングのしわ内に残った汚れを洗い落ちて、密封リングのしわの内部の洗浄を完成することができる。
【0038】
上記のシャワー洗浄装置は構造が簡単で、当面のロール洗濯機の構造にT字管と二つのノズルの部品を追加すると、観察窓と密封リングへの洗浄を完成して、衣服への二次汚染を避けることができる。本発明は生産コストが安くて、実用性が高くて、普及に適す。
【0039】
実施例2
実施例1と比べて、違いは、上記の第1ノズルと第2ノズルがそれぞれ水導入管と洗濯機の取水弁を経由して連通して、洗濯時間や洗浄過程又はその他の条件によって、取水弁がそれぞれ取水して第1ノズルや第2ノズルに流れることを制御するのであるが、洗濯機の取水弁が一本で取水して多本で排水して、それぞれ取水路を制御する電磁弁が好ましい。
【0040】
実施例3
実施例1と比べて、違いは、第1ノズルのシャワー口がラッパの形で、水の流れを拡散形の円周面で噴き出するだけであるが、円心の角度が45°〜150°であるが、60°、75°、90°、120°や150°が好ましい。この時、シャワーの水は第1ノズルから噴き出された後に拡散して全ての観察窓を洗浄して、同時に密封リングの外表面を洗い流して、最適な洗浄効果を得る。
【0041】
実施例4
実施例1と比べて、違いは、本実施例で密封リングの上方の真ん中に第2ノズルを設けて、第2ノズルの末端が密封されて、周壁に多数のシャワー孔を設けた筒形の構造である。洗浄水がシャワー孔から噴き出された後に、周囲に拡散して、その中に密封リングの前後壁に噴出された一部のシャワー水が止められて、両側に跳ね上がって、最後に二つの水の流れに合流して凹溝形のしわの円周方向に沿って洗い流して、しわの内壁に沿って底部に流れて合流して、密封リングの底部の排水口から外槽内に排出する。
【0042】
実施例5
本実施例で下記の技術方案を採用して洗浄過程を実現して、
図5のように、ダブルシャワーシステムの作業の流れは下記の通りである。
【0043】
洗濯中に、衣服を投入した後に、先にダブルシャワーシステムを開いて1〜4分取水して、衣服を湿らせて、1〜2分取水することが好ましい。更に洗い流し水路から取水して洗剤や粉石鹸を洗い流して、洗剤や粉石鹸の洗い流しを完成した後に、再度にダブルシャワーシステムを開いて設定された水位まで取水して、ダブルシャワーシステムを閉じて、洗濯し始める。ダブルシャワーシステムで取水するので、水の量を小さく制御して、均一に衣服を湿らせる同時に、洗剤や粉石鹸の濃度が一段の時間内にわりに高くて、ディップの目的を実現して、衣服の洗濯に役に立つ。
【0044】
実施例6
本実施例で下記の技術方案を採用してすすぎ中の観察窓と密封リングの洗浄を実現するが、当該実施例ですすぎ中の洗浄方法は単独で使われたり、実施例5と結合して使われたりすることができて、
図6のように、ダブルシャワーシステムの作業流れは下記の通りである。
【0045】
洗ってさらし始める時に、ダブルシャワーシステムを開いて取水して、観察窓と密封リングを洗浄して、取水が設定されたすすぎ水位まで達したことを検出した後に、衣服を洗ってさらし始める。すすぎ水位まで達成していないことを検出した場合、引き続きダブルシャワーシステムを開いて取水して観察窓と密封リングを洗浄する。この過程は洗浄過程に観察窓と密封リングに残った洗濯泡と汚れを先に外槽内に洗い流して、更に衣服の脱水時に再度汚染される可能性を減らすことができる。
【0046】
実施例7
本実施例で下記の技術方案を採用して脱水中の観察窓と密封リングの洗浄を実現するが、当該実施例で脱水中の洗浄方法は単独で使われたり、実施例5と/或いは実施例6と結合して使われたりすることができて、
図7のように、ダブルシャワーシステムの作業流れは下記の通りである。
【0047】
洗濯機は先に設定された空槽の水位まで排水して、それから衣服分布プログラムをロールの回転速度が設定されたシャワーの回転速度に達した時まで運行して、ダブルシャワーシステムを開いて取水して観察窓と密封リングを1〜20秒洗浄する。ロールの回転速度が設定された最高の回転速度まで引き続き増える。ロールの回転速度が設定されたシャワーの回転速度に達するまで減らした時に、更にダブルシャワーシステムを開いて取水して観察窓と密封リングを1〜20秒洗浄する。二回のダブルシャワーシステムの取水時間が3〜20秒が好ましい。洗浄時間が5秒、12秒や20秒のことが更に好ましい。ロールの回転速度は引き続き脱水を完成したまで下がる。
【0048】
衣服分布プログラムはロールを毎分間45回転から均等の速度で93回転に上げることを制御して、衣服を均一的にロールの壁にで貼りつけるように分散する。
【0049】
実施例8
実施例7と比べて、違いは、洗濯機が設定された空槽の水位まで排水した後に、衣服分布プログラムを運行する前に、ダブルシャワーシステムを1〜20秒に開いて観察窓と密封リングを洗浄するのである(
図8を参照する)。
【0050】
実施例9
本発明に述べられたロール洗濯機は、上記のシャワー洗浄装置を含んで、水導入管を経由して洗濯機の取水電磁弁と連通している。当該ロール洗濯機は上記のシャワー洗浄方法で観察窓と密封リングへの洗浄を実現する。
【0051】
上記の実施例の実施案は更に代替されることができて、且つ実施例が本発明の好ましい実施案だけ説明したが、本発明の構想と範囲を制限するものではない。本発明の設計思想に離れない前提で、当分野の専門技術者は本発明の技術案に対して各種類の変化と改善を行うことができるが、それは本発明の保護範囲とする。