(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
上記属性情報の示す上記ユーザの属性、または、上記ユーザ種類決定部が決定した上記ユーザの種類に応じて、当該ユーザに対する課金額を決定する課金額決定部をさらに備え
ることを特徴とする請求項1または2に記載の管理装置。
【発明を実施するための形態】
【0042】
本発明の実施の形態について、
図1〜17に基づいて説明すれば以下のとおりである。以下の特定の実施形態で説明する構成以外の構成については、必要に応じて説明を省略する場合があるが、他の実施形態(変形例)で説明されている場合は、その構成と同じである。また、説明の便宜上、各実施形態において同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。さらに、各図面に記載した部材の形状、ならびに、長さ、奥行および幅などの寸法は、実際の形状や寸法を反映させたものではなく、図面の明瞭化と簡略化のために適宜変更している。
【0043】
〔実施形態〕
以下、本発明に係る管理装置、コンテンツ提供装置、通信端末、およびメール送信システムの一態様として、
図1〜
図15に基づき、管理サーバ(管理装置)2、写真シール作成装置(コンテンツ提供装置)4、携帯端末(通信端末)3、およびメール送信システム1について、それぞれ詳細に説明する。また、本実施形態における「コンテンツ」とは、写真シール作成装置4にて撮影された写真データ(撮影画像または撮影画像データ)を含む。さらに、「コンテンツ」は、撮影画像の少なくとも一部を用いて生成された画像データ(静止画像および動画を含む)、並びに、撮影画像に対して合成された音データおよびテキストデータ等を含む。なお、本発明に係る管理装置、コンテンツ提供装置、通信端末、およびメール送信システムは、上記の態様に限定されるものではない。例えば、通信端末は、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末に限らず、デスクトップ型またはノートブック型のPC等の通信端末であってよい。
【0044】
(メール送信システム1)
図2は、本発明の実施形態1に係るメール送信システム1の要部構成を示す概略図である。
図2に示すように、メール送信システム1は、管理サーバ2、写真シール作成装置4、および携帯端末3を備えている。
【0045】
ここで、メール送信システム1の概要を説明する。まず、ユーザは、写真シール作成装置4で作成した撮影画像を携帯端末3で取得するために、写真シール作成装置4にメールアドレスを入力する。さらに、ユーザは、自身の年齢、職業、性別等の属性を入力する。写真シール作成装置4は、撮影画像(撮影画像データ)と、上記メールアドレスと、撮影画像を識別するための情報である撮影画像情報(コンテンツ識別情報)と、ユーザの属性を示す属性情報とをそれぞれ対応付けて管理サーバ2に送信する。
なお、上記メールアドレスはメールの宛先としての通常のメールアドレスだけでなく、通知を送信するためのユーザの宛先を示すものである。ここで、「ユーザの宛先」とは、携帯端末3にインストールされた、通知機能を持つアプリケーション(アプリ)またはサービスにおいてユーザを特定する情報である。より具体的には、ユーザの宛先とは、チャットアプリ、メッセージアプリ、SNS、電子掲示板、およびSMS(ショートメールメッセージ)などのアカウントIDなどである。なお、上記通知の送信は、上述したアプリケーションまたはサービスのタイムラインやウォールと呼ばれるSNSの投稿ページに対する記事の投稿(いわゆるフィード)であっても構わない。
【0046】
なお、ユーザが会員の場合、管理サーバ2に既にメールアドレスが格納されているため、メールアドレスに代えて会員IDやニックネーム等のユーザ識別情報を入力させてもよい。また、ユーザが会員であり、既に属性情報が管理サーバ2に格納されている場合、属性の入力も省略してもよい。これらの場合、写真シール作成装置4は、会員ID等のユーザ識別情報に撮影画像および撮影画像情報を対応付けて管理サーバ2に送信する。
【0047】
また、ユーザが会員ID等のユーザ識別情報を入力し、写真シール作成装置4において既に入力した情報をユーザに更新させる場合、写真シール作成装置4は、入力されたユーザ識別情報に対応付けられているメールアドレスおよび属性情報等を管理サーバ2から取得し、当該メールアドレスおよび属性情報等を表示してもよい。
【0048】
メールアドレス(または会員ID等のユーザ識別情報)、撮影画像、撮影画像情報、属性情報等は、互いに対応付けられていることが好ましいが、少なくとも、メールアドレス(または会員ID等のユーザ識別情報)と、その他の情報(撮影画像、撮影画像情報、属性情報等)とが対応付けられていればよい。
【0049】
また、ユーザは、写真シール作成装置4に複数のメールアドレスを入力してもよい。この場合、写真シール作成装置4は、撮影画像に複数のメールアドレス、撮影画像情報および属性情報を対応付けて、当該撮影画像を管理サーバ2に送信する。また、ユーザがメールアドレスや属性情報などのユーザに対応する情報を入力しなかった場合、写真シール作成装置4は、撮影画像に撮影画像情報を対応付けて、当該撮影画像を管理サーバ2に送信する。
【0050】
ここで、「撮影画像」とは、写真シール作成装置4が撮影した画像だけではなく、写真シール作成装置4が撮影した画像を編集した編集後の画像も含む。また、「撮影画像情報」の例として、画像のファイル名や画像に付与されるID(後述するシールID)などが挙げられる。なお、そのほかの情報を撮影画像とともに管理サーバ2に送信してもよい。
【0051】
また、本実施形態では、写真シール作成装置4が撮影画像情報として、シールIDを送信するものとして説明する。ここで、シールIDとは、写真シール作成装置4が1回のプレイ(ゲーム)で生成した1または複数の撮影画像を示す識別情報である。この場合、写真シール作成装置は、1プレイで作成した1または複数の撮影画像を示すシールIDに、ユーザが入力したメールアドレスを対応付ける。そして、写真シール作成装置4は、1プレイで生成した1または複数の撮影画像と、当該1または複数の撮影画像を示すシールIDと、当該シールIDに対応付けたメールアドレスと、属性情報とを管理サーバ2に送信する。
【0052】
ここで、管理サーバ2は写真シール作成装置4から撮影画像を受信すると、ひとまず一時保存部241(
図1に図示)に保存する。管理サーバ2に蓄積される撮影画像の増大による管理サーバ2の容量不足を未然に防ぐため、管理サーバ2は、受信した撮影画像を一時保存部241に一定期間保存したのちに消去する。したがって、上記一定期間後にユーザが撮影画像を閲覧するためには、管理サーバ2の一定期間の保存を行う一時保存部241とは異なる記憶領域に撮影画像を保存する必要がある。
【0053】
管理サーバ2は、上記一時保存部241に記憶されている撮影画像が、管理サーバ2が一時的に保存を行う一時保存部241とは異なる記憶領域に保存されたか否かを判定する。
【0054】
また、管理サーバ2は、ユーザの属性情報を受信すると、属性情報の示す属性に基づいて、当該ユーザを分類し、当該ユーザの種類を決定する。そして、管理サーバ2は、決定したユーザの種類に応じたメールの配信タイミングを決定する。
【0055】
管理サーバ2は、上記撮影画像が一時保存部241以外の記憶領域に保存されていない場合、上記で決定した配信タイミングに、上記撮影画像に対応するメールアドレス宛てに撮影画像が一時保存部241以外の記憶領域に保存されていない旨を通知するメールを送信する。
なお、上記メールアドレスが上述したユーザの宛先を示す場合、上記メールアドレス宛てのメールは、上記ユーザの宛先に向けての通知であってもよい。また、当該通知は、上記ユーザの宛先に対応する上述のアプリまたはサービスにユーザが自発的にアクセスすることで受信されるプル通知であってもよいし、上記アプリまたはサービスにユーザが自発的にアクセスしなくとも受信されるプッシュ通知であってもよい。
【0056】
具体的には、管理サーバ2は、メールアドレスに対応付けられた撮影画像を取得するためのウェブページのURL(コンテンツ取得情報)または当該ウェブページへのリンク付きの表示画像(撮影画像のサムネイル)を含むメールを、当該メールアドレス宛てに送信する。ユーザは、携帯端末3でメールを受け取ると、上記ウェブページにアクセスするために携帯端末3を操作してURLまたはリンクを選択(押下)する。管理サーバ2は、ユーザの上記ウェブページへのアクセス要求(コンテンツ取得要求)を受けて、携帯端末3に、撮影画像を取得または保存するためのウェブページを送信する。
【0057】
以上により、管理サーバ2は、ユーザの生活習慣に合わせて適切なタイミングでメールを配信するため、一時保存部241以外の記憶領域に撮影画像を保存していないユーザの保存忘れを効果的に防止することができる。
【0058】
(管理サーバ2)
次に、
図1を参照して、管理サーバ2について説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係る管理サーバ2の要部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、管理サーバ2は、通信部21、制御部22および記憶部24を備えている。また、制御部22は、受信部221、画像一時保存実行部222、判定部224、メール作成部225、送信部226、ユーザ指示実行部227、表示ページ作成部228、ユーザ種類決定部230および配信時間決定部231を備えている。
【0059】
(通信部21)
通信部21は、写真シール作成装置4および携帯端末3と通信を行う通信デバイスである。具体的には、通信部21は、写真シール作成装置4から撮影画像、撮影画像のシールID、ユーザが入力したメールアドレスおよび属性情報を受信し、後述する受信部221に出力する。また、通信部21は、後述するメール作成部225が作成したメールを、ユーザが入力したメールアドレス宛てに送信する。さらに、通信部21は、携帯端末3に、画像提供サイトの各ウェブページを送信する。
【0060】
(受信部221)
受信部221は、通信部21が写真シール作成装置4および携帯端末3から受信した各種情報を受け取り、各部に出力する。例えば、受信部221は、撮影画像、撮影画像のシールID、ユーザが入力したメールアドレスおよび属性情報を受け取り、画像一時保存実行部222に出力する。また、受信部221は、ユーザが入力したメールアドレス宛てに送信されたメールに含まれるURL(またはリンク付き表示画像)が、携帯端末3にて選択されたことを示す情報を受け取り、ユーザ指示実行部227に出力する。
【0061】
また、携帯端末3にて行われたユーザからの撮影画像の保存の指示をユーザ指示実行部227に出力する。
【0062】
(画像一時保存実行部222)
画像一時保存実行部(実行部)222は、受信部221から撮影画像、撮影画像情報、メールアドレスおよび属性情報を受け取り、一時保存部241に上記撮影画像、撮影画像情報、メールアドレスおよび属性情報を格納する。具体的には、画像一時保存実行部222は、同一プレイで生成された1または複数の撮影画像と、当該1または複数の撮影画像を示すシールIDと、当該シールIDに対応付けられたメールアドレスと、当該メールアドレスに対応するユーザの属性を示す属性情報とを、それぞれ対応付けて、一時保存部241に格納する。画像一時保存実行部222は、格納した撮影画像に対応するメールアドレスおよびシールIDをメール作成部225に出力する。
【0063】
ここで、画像一時保存実行部222は、撮影画像の受け取り時に、撮影画像に対応するメールアドレスがあるか否かを判定してもよい。撮影画像に対応するメールアドレスがない場合においては、受け取った撮影画像を画像一時保存実行部222に格納しない構成であってもよい。
【0064】
(判定部224)
判定部224は、保存期間判定部224a、アドレス数判定部224b、保存状態判定部224c、会員状態判定部224d等を備えている。
【0065】
(保存期間判定部224a)
保存期間判定部224aは、撮影画像が一時保存部241に一時的に保存される期間である一時保存期間が経過したか否かを判定する。一時保存期間は、例えば、1週間である。保存期間判定部224aは、一時保存期間が経過していない場合、当該撮影画像に対応するシールIDを保存状態判定部224cに出力する。
【0066】
また、保存期間判定部224aは、一時保存部241に格納された撮影画像の残存保存期間が所定の長さの期間より短いか否かを判定してもよい。保存期間判定部224aは、残存保存期間が所定の長さの期間より短い場合、当該撮影画像に対応するシールIDを保存状態判定部224cに出力する。残存保存期間とは、当該撮影画像が一時保存部241に一時的に保存される残りの期間であり、換言すると、当該撮影画像が一時保存部241から消去されるまでの残りの期間である。
【0067】
(アドレス数判定部224b)
アドレス数判定部224bはシールIDに対し入力されたメールアドレスの数が2つ以上であるか否かを判定し、判定した結果およびシールIDを保存状態判定部224cに出力する。
【0068】
詳細には、例えば、アドレス数判定部224bは、一時保存部241に保存されているシールIDに対応するメールアドレスデータを検出し、上記メールアドレス数の判定を行ってもよい。
【0069】
(保存状態判定部224c)
保存状態判定部224cは、撮影画像に対応するシールIDを受け取って、ユーザが当該シールIDに対応する撮影画像を各ユーザ用の記憶領域に保存済であるか否かを判定する。例えば、保存状態判定部224cは、シールIDの示す各撮影画像が、当該シールIDに対応付けられたメールアドレスに対応するユーザのユーザ用の記憶領域に保存されているか否かを判定してもよい。
【0070】
例えば、保存状態判定部224cは、後述の保存情報を参照して、撮影画像がユーザ用の記憶領域に保存済であるか否かを判定してもよい。ここで、ユーザ用の記憶領域は、例えば、管理サーバ2が備える記憶部24内の一時保存部241とは異なる記憶領域、管理サーバ2が参照可能な外部の記憶装置、および、ユーザの所有する携帯端末のメモリである。具体的には、画像提供サイトもしくはアプリケーションからアクセス可能な、ウェブ上のユーザの専用ページ(マイページ)に撮影画像が保存された場合、以下の2つの態様がある。第1の態様は、マイページに撮影画像が埋め込まれている場合である。第2の態様は、マイページに撮影画像を参照するリンクが記述されており、リンクを参照してマイページ上に撮影画像を表示する場合である。前者の場合、例えば、当該撮影画像が埋め込まれたマイページを格納するサイト情報格納部245がユーザ用の記憶領域に相当する。後者の場合、例えば、参照される撮影画像が格納されている記憶部24内の上記記憶領域(または外部の記憶装置)がユーザ用の記憶領域に相当する。なお、この場合、記憶部24内の上記記憶領域(または外部の記憶装置)内に、各ユーザ個人の記憶領域を作成し、ユーザ個人の記憶領域に当該ユーザの撮影画像を格納してもよいし、記憶部24内の上記記憶領域(または外部の記憶装置)を各ユーザ共有の記憶領域として、当該記憶領域に撮影画像を格納してもよい。
【0071】
保存状態判定部224cが、当該撮影画像が各ユーザ用の記憶領域に保存済でないと判定した場合、当該撮影画像に対応するメールアドレスを一時保存部241から取得し、会員状態判定部224dに出力する。
【0072】
また、保存状態判定部224cは、1つのシールIDの撮影画像に対応するメールアドレスが2つ以上あるという結果をアドレス数判定部224bから受けとった場合、少なくとも1つのメールアドレスに対応するユーザによって撮影画像が保存済であるか否かを判定してもよい。少なくとも1つのメールアドレスのユーザによって当該撮影画像が保存済である場合、保存状態判定部224cは当該撮影画像に対応するメールアドレスを会員状態判定部224dに出力しなくてもよいし、または、保存を行ったユーザ以外のユーザの当該撮影画像に対応するメールアドレスを会員状態判定部224dに出力してもよい。
【0073】
(会員状態判定部224d)
会員状態判定部224dは、会員別通知メール送信処理を行う。会員状態判定部224dは、保存状態判定部224cからメールアドレスを受け取ると、会員状態情報格納部243に格納されている会員状態情報を参照して、受け取ったメールアドレスに対応するユーザが会員であるか否か、または、有料会員であるか否かを判定する。ここで、会員は、無料会員および有料会員を含む。
【0074】
会員状態判定部224dは、メール作成部225にメールアドレスおよび当該メールアドレスに対応するユーザの会員状態情報(ユーザが非会員、無料会員または有料会員であるという情報等)を出力する。
【0075】
(メール作成部225)
メール作成部225は、ユーザが入力したメールアドレス宛てに送信するメールを作成するものである。具体的には、メール作成部225は、画像一時保存実行部222からユーザが入力したメールアドレスを受信すると、ユーザが入力したメールアドレス宛ての通知メールを作成する。当該通知メールには一時保存された撮影画像を各ユーザ用の記憶領域に保存するためのウェブページのURL(または当該ウェブページへのリンク付き表示画像)が含まれており、ユーザは当該URLを選択することで、撮影画像を保存またはダウンロードすることができる。なお、上記ウェブページのURLは、例えば、表示ページ作成部228から取得する。メール作成部225は、作成した当該メールを送信部226に出力し、通信部21を介してユーザが入力したメールアドレス宛てに当該メールを送信させる。
【0076】
また、上記通知メールに上記URLが記載されておらず、上記通知メールは、単に撮影画像の保存状態を通知するメールであってもよい。また、上記通知メールに、画像提供サイトを閲覧するためのアプリケーションを起動させるリンクが含まれていてもよい。
【0077】
ここで、通知メールは、撮影画像がまだユーザ用の記憶領域に保存されていないこと(撮影画像の一時保存期限)を通知する保存忘れ通知メールと、写真シール作成装置4でゲームが終了した後、直ぐに送信される、撮影画像の保存方法等を案内する撮影画像保存案内メールとを含む。さらに、保存忘れ通知メールは、ユーザが写真シール作成装置4で撮影画像を作成した当日に送信される「当日の保存忘れ通知メール」と、一時保存期間の経過前に送信される「一時保存期間経過前の保存忘れ通知メール」(期限切れ通知メール)とを含む。なお、保存忘れ通知メールおよび撮影画像保存案内メールは、それぞれメールの送信タイミングやメールは明らかに異なるが、メールの内容は同じであってもよい。例えば、両者共に、一時保存期限および画像保存ページへのリンク等が記載されていてよい。
【0078】
また、メール作成部225は、判定部224(会員状態判定部224d)から、各ユーザ用の記憶領域に保存していない未保存の撮影画像に対応するメールアドレスおよび当該メールアドレスに対応するユーザの会員状態情報を受け取る。次に、メール作成部225は、メール情報格納部244に格納されているメール情報を参照して、それぞれの会員に適当な保存忘れ通知メールを作成する。メール作成部225は作成した当該メールを送信部226に出力し、通信部21を介してユーザが入力したメールアドレス宛てに当該メールを送信させる。すなわち、メール作成部225は、会員の種類毎(非会員、無料会員、有料会員)に異なる保存忘れ通知メールを作成する。
【0079】
(送信部226)
送信部226は、メール作成部225および表示ページ作成部228から出力されたメールおよびウェブページを、通信部21に送信させる。
【0080】
具体的には、送信部226は、保存状態判定部224cが撮影画像が各ユーザ用の記憶領域に保存されていないと判定した場合、配信時間決定部231が決定した配信時間に、当該撮影画像に対応するメールアドレス宛てに当該撮影画像の保存状態を通知するメールを送信する。
【0081】
送信部226は、撮影画像が写真シール作成装置4で生成された日の上記配信時間に、上記の保存状態を通知するメールを送信してよい。また、送信部226は、撮影画像の一時保存期間が経過した場合は、上記メールを送信しなくてもよい。
【0082】
なお、送信部226は、撮影画像が生成された日以外にも、当該撮影画像の一時保存期間が経過するまで毎日上記配信時間に上記メールを送信してもよい。また、送信部226は、撮影画像が生成された日以外に、残存保存期間が所定の長さの期間より短くなった日以後、一時保存期間が経過するまでの間の日の上記配信時間に上記メールを送信してもよい。
【0083】
(ユーザ指示実行部227)
ユーザ指示実行部227は、受信部221からユーザが入力したメールアドレス宛てに送信されたメールに含まれるURL(または、リンク付き表示画像)が、携帯端末3にて選択されたことを示す情報を受け取ると、表示ページ作成部228にウェブページの作成を指示する。
【0084】
また、ユーザ指示実行部227は、一時保存部241に格納されている撮影画像を各ユーザ用の記憶領域に保存する指示を携帯端末3から受信部221を介して取得し、当該保存を実行する。例えば、ユーザ指示実行部227は、一時保存部241に一時保存されている撮影画像を携帯端末3に対して、送信部226を介して通信部21に送信させてもよい。また、当該撮影画像の保存先としては、管理サーバ2とは異なる外部サーバであってもよい。この場合においても、ユーザ指示実行部227は、一時保存部241に格納されている撮影画像を、上記外部サーバに対して、送信部226を介して通信部21に送信させてもよい。また、管理サーバ2が、一時保存部241とは異なる撮影画像の記憶領域を備えている構成であってもよく、ユーザから保存の指示を受け付けて、撮影画像を当該記憶領域に保存してもよい。
【0085】
ユーザ指示実行部227は、当該保存を実行すると、保存情報格納部242に保存されている撮影画像の保存履歴である保存情報を更新してもよい。また、当該保存情報には、保存された撮影画像、当該撮影画像を示すシールID、当該撮影画像の保存日時、当該撮影画像の保存先、当該撮影画像の保存を行ったユーザ(または当該ユーザに対応するメールアドレス)、当該撮影画像に対応付けられたメールアドレスに対応するユーザのうち、保存を行っていないユーザ(または当該ユーザに対応するメールアドレス)等の情報を含んでいてもよい。上記保存情報は、撮影画像が一時保存部241に一時保存されるとともに作成され、保存情報格納部242に保存されてもよい。
【0086】
(表示ページ作成部228)
表示ページ作成部228は、携帯端末3に表示されるウェブページを作成するものである。具体的には、表示ページ作成部228は、受信部221が受信した、ユーザへの画像提供サイトにおけるアクセス要求に応じて、サイト情報格納部245からウェブページのデータを読み出し、携帯端末3に表示させるウェブページを作成する。なお、ウェブページを作成するとき、会員状態情報格納部243に格納されているユーザ情報や、ユーザ情報と対応付けられた撮影画像のサムネイル画像などを用いてもよい。
【0087】
また、表示ページ作成部228は、判定部224(会員状態判定部224d)からの指示に応じたウェブページを作成し、送信部226に出力する。そして、送信部226は、通信部21を介して、出力されたウェブページを携帯端末3に送信する。
【0088】
(ユーザ種類決定部230)
ユーザ種類決定部230は、一時保存部241に格納されている属性情報を読み出し、読み出した属性情報の示す属性に基づいて、当該属性情報が対応付けられているメールアドレスのユーザの種類を決定する。ユーザ種類決定部230は、決定したユーザの種類を配信時間決定部231に通知する。
【0089】
例えば、ユーザ種類決定部230は、
図14に示すユーザ分類情報を参照して、ユーザの種類を決定する。
図14の(a)は、ユーザの年齢とユーザの種類とが対応付けられたユーザ分類情報の一例を示す。
図14の(a)に示すユーザ分類情報では、ユーザの年齢に基づいて、ユーザはA〜Fの6種類に分類される。ユーザ種類決定部230は、
図14の(a)に示すユーザ分類情報を参照した場合、例えばユーザの年齢が16歳であれば、当該ユーザの種類は「B」となる。また、
図14の(b)は、ユーザの職業とユーザの種類とが対応付けられたユーザ分類情報の一例を示す。
図14の(b)に示すユーザ分類情報では、ユーザの職業に基づいて、ユーザはA’〜F’の6種類に分類される。ユーザ種類決定部230は、
図14の(b)に示すユーザ分類情報を参照した場合、例えばユーザの職業が高校生であれば、当該ユーザの種類は「B’」となる。また、
図14の(c)は、ユーザの年齢および職業とユーザの種類とが対応付けられたユーザ分類情報の一例を示す。
図14の(c)に示すユーザ分類情報では、ユーザの年齢および職業に基づいて、ユーザはA1〜F6の36種類に分類される。ユーザ種類決定部230は、
図14の(c)に示すユーザ分類情報を参照した場合、例えばユーザの年齢が20歳であり、職業が大学生であれば、当該ユーザの種類は「C3」となる。
【0090】
なお、ユーザ種類決定部230は、ユーザを職業で分類する場合、「中学生」、「高校生」、「大学生」をさらに学年で細分化してもよい。すなわち、ユーザ種類決定部230は、「中学1年」、「中学2年」、・・・、「大学4年」のようにユーザを分類してもよい。この場合、ユーザに学年まで入力させてもよいし、ユーザに生年月日を入力させて、ユーザ種類決定部230が生年月日から学年を推定してもよい。
【0091】
また、ユーザの分類の仕方(ユーザ分類情報)はこれに限るものではない。ユーザの年齢および職業以外に、性別等のその他の属性を用いてユーザを分類してもよい。例えば、ユーザ分類情報は、年齢および性別とユーザの種類とが対応付けられた情報であってもよいし、職業および性別とユーザの種類とが対応付けられた情報であってもよい。すなわち、ユーザ分類情報は、ユーザの1または複数の属性とユーザの種類とが対応付けられた情報であればよい。
【0092】
(配信時間決定部231)
配信時間決定部231は、ユーザに応じた配信時間を決定する。配信時間決定部231は、決定した配信時間を送信部226に通知する。
【0093】
具体的には、配信時間決定部231は、ユーザ種類決定部230から通知を受け取り、当該通知の示すユーザの種類に対応する配信時間を決定してよい。例えば、配信時間決定部231は、
図15に示す配信時間情報を参照して、配信時間を決定する。
図15(a)は、
図14(a)に示すユーザ分類情報(年齢)により分類されたユーザの種類と配信時間帯とが対応付けられた配信時間情報の一例を示す。
図15(a)に示す配信時間情報は、ユーザを年齢でA〜Fの6種類に分類した場合に使用する情報である。配信時間決定部231は、
図15(a)に示す配信時間情報を参照した場合、例えばユーザの種類が「C」であれば、当該ユーザにメールを送信する時間帯を「21時〜22時」とする。また、
図15(b)は、
図14(b)に示すユーザ分類情報(職業)により分類されたユーザの種類と配信時間帯とが対応付けられた配信時間情報の一例を示す。
図15(b)に示す配信時間情報は、ユーザを職業でA’〜F’の6種類に分類した場合に使用する情報である。配信時間決定部231は、
図15(b)に示す配信時間情報を参照した場合、例えばユーザの種類が「D’」であれば、当該ユーザにメールを送信する時間帯を「23時〜24時」とする。
【0094】
また、
図15に示すように、配信時間情報は、ユーザの種類に対応付けられた差分時間を含んでいてよい。「差分時間」は、所定の基準時間(基準タイミング)から配信時間(配信タイミング)までの差分である。このように、配信時間を所定の基準時間との差分時間で表してもよい。すなわち、配信時間決定部231は、配信時間として差分時間を送信部226に通知してもよい。なお、基準時間は、任意の時間でよく、
図15に示す例では「15時」である。
【0095】
配信時間決定部231は、個々のユーザに応じた配信時間を決定してもよい。具体的には、配信時間決定部231は、各ユーザについてのマーケティングデータに基づいて、画像保存を実行する可能性の高い時間を推定し、推定した時間を配信時間として決定する。
【0096】
ここで、マーケティングデータとは、アンケート、写真シール作成装置4の使用履歴、画像提供サイトへのアクセス履歴等のデータであり、ユーザの生活習慣を推定するためのデータである。アンケートは、写真シール作成装置4の使用時や画像提供サイト上などで取得したものであり、例えば、配信希望時間、配信希望日、就寝時間、通学(通勤)時間、休憩(自由)時間、入浴時間、食事時間等を示すデータである。なお、アンケートの対象ユーザが会員の場合、アンケート結果が会員情報に対応付けられて保存されてもよい。写真シール作成装置4の使用履歴は、写真シール作成装置4がメールアドレス毎(または会員ID毎)に各ユーザのプレイ時間等の履歴を保存し、管理サーバ2が写真シール作成装置4から収集したデータである。画像提供サイトのアクセス履歴は、サイトへのアクセス数、アクセス時刻、ログイン時刻、過去の画像保存実行時刻等を示すデータである。
【0097】
例えば、配信時間決定部231は、写真シール作成装置4のプレイ時間帯を配信時間の起点時間として設定し、就寝時間帯を配信時間の終点時間として設定し、過去の画像保存実行時間、通学(通勤)時間、休憩(自由)時間、入浴時間、食事時間等を統計分析して、ユーザの配信時間を決定してよい。このとき、統計分析の方法については、公知のものが適用され、特に限定されない。例えば、ユーザ個人毎に所定期間分のデータを統計分析してもよいし、上記のユーザ種類に属するユーザ毎に所定日分または所定期間分のデータを統計分析してもよい。また、例えば、アンケートによって配信希望時間や配信希望日が入力されている場合には、その入力内容を優先して、ユーザの配信時間を決定してよい。
【0098】
また、配信時間決定部231は、上記マーケティングデータに基づいて、ユーザの種類毎の配信時間を決定してもよい。すなわち、配信時間決定部231は、上記マーケティングデータおよび属性情報に基づいて、上記配信時間情報を作成してもよい。さらに、配信時間決定部231は、上記マーケティングデータおよび属性情報の更新に伴い、上記配信時間情報を更新してもよい。
【0099】
さらに、配信時間決定部231は、時間だけではなく、ユーザ(またはユーザの種類)に合わせた配信日を決定してもよい。配信日は、例えば、曜日、祝日/非祝日、その他特定の日などである。すなわち、配信時間決定部231は、ユーザに応じた配信タイミングを決定する配信タイミング決定部である。
【0100】
(記憶部24)
記憶部24は一時保存部241、保存情報格納部242、会員状態情報格納部243、メール情報格納部244、サイト情報格納部245、マーケティングデータ格納部246等を備えている。
【0101】
(一時保存部241)
写真シール作成装置4から受信した撮影画像と入力メールアドレスと属性情報とシールIDとを対応付けて一時的に保存するメモリである。本実施形態においては、一時保存開始時から、1週間で一時保存データを削除する構成であるが、一時保存期間の長さはこれに限定されない。
【0102】
(保存情報格納部242)
保存情報格納部242は、一時保存部241に格納された撮影画像についての保存情報を格納するメモリである。
【0103】
(会員状態情報格納部243)
画像提供サイトの会員であるユーザの各種情報を格納するメモリである。例えば、会員状態情報格納部243には、ユーザを一義的に特定するための会員ID、当該ユーザのメールアドレス、当該ユーザが使用する携帯端末3を識別するためのID、ユーザの会員状態の種類(非会員、有料会員、無料会員)、ユーザが保存した撮影画像等が対応付けられて格納されていてもよい。なお、格納されている情報は上記の例に限定されず、ユーザを識別するためのアカウントIDなど、その他のユーザの情報が格納されていてもよい。
【0104】
(メール情報格納部244)
メール情報格納部244は、ユーザ宛てに送信するメールのデータを格納するメモリである。
【0105】
(サイト情報格納部245)
サイト情報格納部245は、携帯端末3に表示される画像提供サイトのウェブページのデータを格納するメモリである。
【0106】
(マーケティングデータ格納部246)
マーケティングデータ格納部246は、上記マーケティングデータを格納するメモリである。
【0107】
(写真シール作成装置4)
写真シール作成装置4は、撮影や編集などの作業をユーザにゲームとして行わせ、撮影画像や編集済み画像を提供する代わりに、ユーザより代金を受け取るゲーム機である。写真シール作成装置4はゲームセンタなどの店舗に設置される。ユーザは1人であることもあるし、複数人であることもある。
【0108】
写真シール作成装置4が提供するゲームで遊ぶユーザは、代金を投入し、自身が被写体となって撮影を行い、撮影によって得られた撮影画像の中から選択した編集対象の画像に対して、手書きの線画やスタンプ画像を合成する編集機能を用いて編集を行うことにより、撮影画像を彩り豊かな画像にする。ユーザは、編集済みの画像が印刷されたシール紙を受け取って、一連のゲームを終了させることとなる。
【0109】
図3は、本発明の実施形態1に係る写真シール作成装置4の外観の構成例を示す斜視図である。この図に示すように、写真シール作成装置4は、筐体40、事前接客ユニット41、撮影ユニット42、編集ユニット43、天井ストロボボックス44、ディスプレイ45、およびスキャナ46を備えている。事前接客ユニット41は、上部ユニット41Aおよび下部ユニット41Bを備えている。撮影ユニット42は、前方ユニット42Aおよび後方ユニット42Bを備えている。ディスプレイ45は、上部ユニット41Aに設けられており、スキャナ46は、下部ユニット41Bに設けられている。なお、写真シール作成装置4は、写真シールを作成することができる装置であればよく、上記の構成例に限定されない。
【0110】
図4は、本発明の実施形態1に係る写真シール作成装置4の要部構成を示すブロック図である。
図4に示すように、写真シール作成装置4は、読取部50、解析部51、撮影部52、編集部53、入力部54、印刷部55、表示部56、および通信部57を備える。なお、各部の詳細については、本発明の本質とあまり関連しないため、省略する。
【0111】
また、表示部56は、ユーザが管理サーバ2に送信する撮影画像を選択し、メールアドレスを入力するための画面を表示する。
【0112】
(携帯端末3)
ユーザは、携帯端末3を所持している。ユーザは、写真シール作成装置4において撮影した画像を、画像提供サイトを通じて、上記管理サーバ2の内部に設けられた一時保存部以外の記憶部、上記管理サーバ2の外部の装置が備えている記憶部、または、ユーザの携帯端末3が備える記憶部に保存する。
【0113】
図5は、本発明の実施形態1に係る携帯端末3の要部構成を示すブロック図である。
図5に示すように、携帯端末3は、入力部60、記憶部61、表示部62、および通信部63を備えている。表示部62(表示手段)は、種々の画像を表示する表示デバイスであり、例えば、管理サーバ2の通信部21から送信されたメールおよびウェブページ等を表示する。その他の各部の詳細については、本発明の本質とあまり関連しないため、省略する。
【0114】
(メール送信処理)
次に、
図6〜13を参照して、メール送信処理について詳細に説明する。
図6は、本発明の実施形態1におけるメール送信処理の流れの一例を示すシーケンス図であり、
図7は本発明の実施形態1に係る写真シール作成装置4において、ユーザが画像を選択し、メールアドレスを入力するための表示画面であり、
図8は、本発明の実施形態1に係る写真シール作成装置4において、属性を入力するための表示画面であり、
図9は実施形態1に係る保存忘れ通知処理の流れの一例を示すフローチャートであり、
図10は実施形態1に係る会員別通知メール送信処理の流れの一例を示すフローチャートであり、
図11〜13は本発明の実施形態1における携帯端末3の表示部62に表示される画面遷移図である。
【0115】
図6に示すように、ユーザは写真シール作成装置4でのゲームのプレイを開始する(ステップS1)。具体的には、写真シール作成装置4の事前接客ユニット41の前に立ち、ゲームのプレイに必要な料金を、図示しないコイン投入口に投入する。これにより、ゲームのプレイが開始される。
【0116】
次に、写真シール作成装置4が、ユーザの写真を撮影する(ステップS2)。その際、ユーザは、撮影ユニット42内に入る。図示しない撮影ボタンをユーザが押下すると、写真シール作成装置4の撮影部52が、天井ストロボボックス44からフラッシュ光を照射して、ユーザの写真を撮影する。この結果、図示しない撮像素子から撮像信号が撮影部52に送られ、撮影部52は、その信号を元に、ユーザの撮影画像を作成する。撮影部52は、作成した撮影画像を表示部56に出力する。
【0117】
写真シール作成装置4は、次に、作成した撮影画像をユーザに編集させる(ステップS3)。その際、ユーザは、編集ユニット43の前に立つ。表示部56は、編集ユニット43に設けられている、図示しないディスプレイの画面に、画像を表示する。ユーザは、図示しないタッチペンなどを利用して、撮影画像を画面上で編集する。その際、写真シール作成装置4の編集部53が、撮影画像に対し、ユーザが画面上で行った編集を反映させる。
【0118】
ユーザによる画像編集が終了すると、編集部53は、編集を反映させた複数の撮影画像を、印刷部55および通信部57に出力する。編集完了後、図示しない印刷ボタンをユーザが押下すれば、写真シール作成装置4の印刷部55は、図示しないプリンタを制御して、シール紙にユーザの撮影画像を印刷する。これによりユーザは、写真シールを入手することができる。
【0119】
画像編集の終了後、写真シール作成装置4の表示部56は、メールアドレスを入力するためのメールアドレス入力画面を、編集ユニット43に設けられた、図示しないディスプレイの画面に表示する。
【0120】
図7は2人のユーザが同時に画像を選択し、メールアドレスを入力することが可能な画面例を示している。
【0121】
図7の(a)は、ユーザが、写真シール作成装置4において1回のプレイにおいて生成された撮影画像の中から、管理サーバ2に送信する画像を選択する表示画面Qを例示している。
【0122】
図7の(a)によれば、画像選択画面の略中央部分に、選択対象となる複数の撮影画像が表示される選択画像表示領域71が設けられている。その下側には、選択した撮影画像を送信対象とするときに操作(押下)されるOKボタン73が表示されている。この選択画像表示領域71とOKボタン73の間には、送信画像表示領域72が設けられ、送信画像が表示される。
【0123】
このような構成の画面が表示画面Qの左側に配置され、同様の構成の画面が右側にも表示される。すなわち、選択画像表示領域71a、OKボタン73a、および送信画像表示領域72aで構成される画面が、選択画像表示領域71、OKボタン73、および送信画像表示領域72の右側にも表示される。
【0124】
このような画面においては、2人のユーザが、それぞれが自己の携帯端末3に送信したい画像を選択することが可能とされている。なお、各ユーザは同じタイミングで画像を選択してもよいし、異なるタイミングで画像を選択してもよく、各ユーザ間の画像選択のタイミングは制限されない。
【0125】
なお、送信される画像は複数であってもよい。
【0126】
図7の(b)は、ユーザがメールアドレスを入力する表示画面Q1を例示している。
【0127】
図7の(b)によれば、表示画面Q1の左側には、アルファベット表示領域81、画像表示領域84、メールアドレス表示領域82、およびOKボタン83が表示されている。
【0128】
また、表示画面Q1においては、右側にも同様の構成を有する画面が表示される。すなわち、表示画面Q1の右側に、アルファベット表示領域81a、画像表示領域84a、メールアドレス表示領域82a、OKボタン83aが表示されている。
【0129】
2人のユーザは、
図7(b)に示したような画面において、同じタイミングで、自己の携帯端末3のメールアドレスを、それぞれ入力する(ステップS4)。なお、入力されるメールアドレスは複数であってもよい。ここで、入力時間が制限されている場合、制限時間内であれば、アドレスを複数入力できる構成でもよい。
【0130】
上記OKボタン83を押下すると、入力内容が確定し、入力した情報は入力部54が受け取る。なお、メールアドレスの入力の後、
図7の(b)に示す表示画面Q1と同様の画面を表示し、ニックネーム等を入力させてもよい(例えば会員にのみ)。
【0131】
メールアドレスの入力後、写真シール作成装置4の表示部56は、ユーザの属性を入力するための属性入力画面を、編集ユニット43に設けられた、図示しないディスプレイの画面に表示する。
【0132】
属性入力画面は、例えば、
図8に示す表示画面Q2である。
図8に示すように、表示画面Q2には、年齢選択ボタン131、職業選択ボタン132、性別選択ボタン133およびOKボタン134が表示されている。
【0133】
ユーザは、該当する年齢選択ボタン131、職業選択ボタン132、性別選択ボタン133をそれぞれ1つずつ押下し、最後にOKボタン134を押下する。OKボタン134が押下されると、入力内容が確定し、入力した情報は入力部54が受け取る。
【0134】
なお、
図8に示す例では、学生の選択項目が「中学生」、「高校生」、「大学生」となっているが、「中学2年」など、さらに学年までユーザに入力させてもよい。
【0135】
また、属性の入力の後、当日の保存忘れ通知メールの要否、一時保存期間経過前の保存忘れ通知メールの要否、即時の撮影画像保存案内メールの要否、並びに、メールの配信希望時間および配信希望日について、ユーザに入力させてもよい。
【0136】
また、メールアドレスおよび属性の入力方法はこれに限るものではない。例えば、写真シール作成装置4は、非接触リーダまたは無線LAN等の通信手段を用いて、携帯端末3と通信を行い、管理サーバ2が携帯端末3からメールアドレスおよび属性情報を取得してもよい。具体的には、写真シール作成装置4は、非接触リーダまたは無線LAN等で携帯端末3と通信を行い、携帯端末3にシールIDが記載された空メール送信画面を表示させる。ユーザは携帯端末3を操作して、表示された空メールを管理サーバ2に送信する。管理サーバ2は、空メールを受信し、空メールの送信主であるユーザのメールアドレスを取得し、シールIDに対応付けて一時保存部241に保存する。そして、管理サーバ2は、ユーザに属性を入力させるための案内メールを携帯端末3に送信する。ユーザは、案内メールを携帯端末3で受信し、案内メールにしたがって、自身の属性等を入力する。なお、このとき、ユーザが会員の場合は、既に入力済みの情報(メールアドレスおよび属性)を表示して、ユーザが入力済みの情報を更新できるようにしてもよい。そして、携帯端末3は、入力された属性を示す属性情報等を管理サーバ2に送信する。管理サーバ2は、受信した属性情報等をシールIDに対応付けて一時保存部241に保存する。また、携帯端末3がメールアドレスおよび属性情報を保持している場合、写真シール作成装置4は、携帯端末3から直接メールアドレスおよび属性情報を取得してもよい。
【0137】
通信部57は、上記の選択された画像、入力されたメールアドレス、および、入力された属性を示す属性情報を、シールID(コンテンツ識別情報)とともに、管理サーバ2に送信する(ステップS6)。このとき、通信部57は、上記メールアドレス、上記撮影画像、上記属性情報および上記シールIDを関連付けて送信する。
【0138】
また、
図7で示した表示画面QおよびQ1の右側および左側のそれぞれで選択された撮影画像および入力メールアドレスは、それぞれが異なるシールIDに対応していてもよい。
【0139】
言い換えると、画面左側で選択された撮影画像および画面左側で入力されたメールアドレスが1つのシールIDに対応しており、一方で、画面右側で選択された撮影画像および画面左側で入力されたメールアドレスが別のシールIDに対応していてもよい。すなわち、写真シール作成装置4が1回のプレイで生成された1または複数の撮影画像に対して、複数のシールIDを生成してもよい。この場合、シールIDは、1回のプレイで生成された1または複数の撮影画像の中から、ユーザが選択した撮影画像を示す識別情報である。
【0140】
また、管理サーバ2は、写真シール作成装置4が同一プレイで生成された複数のシールIDを対応付けて管理してもよい。
【0141】
また、同一プレイ内で生成された各シールIDの示す撮影画像は、互いに全てが同一の画像であってもよいし、互いに全て異なる画像であってもよいし、各シールIDの示す撮影画像のうち、一部が同一の画像であってもよい。
【0142】
次に、写真シール作成装置4から送信されたメールアドレス、撮影画像、属性情報およびシールIDを、管理サーバ2の通信部21が受信する(ステップS11:受信ステップ)。受信部221は、受信した撮影画像を、画像一時保存実行部222に出力する。画像一時保存実行部222は、受け取った撮影画像に対応するメールアドレスがあるか否かを判定する(ステップS12)。受け取った撮影画像に対応するメールアドレスがあると判定した場合(ステップS12においてYESの場合)、画像一時保存実行部222は、メールアドレス、撮影画像、属性情報およびシールIDを対応付けて一時保存部241に格納し、格納した撮影画像に対応するメールアドレスおよびシールIDをメール作成部225に出力する。(ステップS13:実行ステップ)。受け取った撮影画像に対応するメールアドレスがないと判定した場合(ステップS12においてNOの場合)、メール送信処理を終了する。
【0143】
メール作成部225は、受け取ったメールアドレス宛ての撮影画像保存案内メールを作成する。このとき、メール作成部225は、受け取ったメールアドレスおよびシールIDを表示ページ作成部228に出力し、ユーザが当該シールIDが示す撮影画像を取得または保存するためのウェブページの作成を指示する。表示ページ作成部228は、撮影画像保存用ウェブページを作成し、撮影画像保存用ウェブページのURL(または、当該ウェブページへのリンク付き表示画像)をメール作成部225に出力する。
【0144】
メール作成部225は、出力されたURLを含む、当該メールアドレス宛ての撮影画像保存案内メールを作成し、送信部226に出力する。送信部226は、通信部21を介して、当該メールアドレス宛てに撮影画像保存案内メールを送信する(ステップS14)。
【0145】
管理サーバ2は、一時保存部241に格納された撮影画像について保存忘れ通知処理を行う(ステップS15)。
図9を参照して、保存忘れ通知処理について説明する。
【0146】
保存期間判定部224aは、一時保存部241に格納された撮影画像の一時保存期間が経過したか否かを判定する(ステップS151:保存期間判定ステップ)。当該判定方法の詳細については上述したためここでの説明は省略する。保存期間判定部224aが撮影画像の一時保存期間が経過していないと判定した場合(ステップS151においてNOの場合)、保存期間判定部224aは、当該撮影画像に対応するシールIDを保存状態判定部224cに出力する。
【0147】
シールIDを受け取った保存状態判定部224cは、当該シールIDに対応するメールアドレスのユーザが当該シールIDに対応する撮影画像を各ユーザ用の記憶領域に保存済であるか否かを判定する(ステップS152:保存状態判定ステップ)。当該判定方法の詳細については上述したためここでの説明は省略する。保存状態判定部224cが、撮影画像が各ユーザ用の記憶領域に保存済でないと判定した場合(ステップS152においてNOの場合)、保存状態判定部224cは、当該シールIDに対応するメールアドレスを一時保存部241から取得し、会員状態判定部224dおよびユーザ種類決定部230に出力する。
【0148】
そして、ユーザ種類決定部230は、受け取ったメールアドレスに対応付けられている属性情報を一時保存部241から読み出し、読み出した属性情報の示す属性に基づいて、受け取ったメールアドレスに対応するユーザの種類を決定する(S153:ユーザ種類決定ステップ)。ユーザ種類決定部230は決定したユーザの種類を配信時間決定部231に通知する。通知を受けた配信時間決定部231は、ユーザの種類に対応する配信時間を決定する(S154:配信タイミング決定ステップ)。配信時間決定部231は、決定した配信時間を送信部226に通知する。
【0149】
なお、保存期間判定部224aが撮影画像の一時保存期間が経過したと判定した場合(ステップS151においてYESの場合)、または、保存状態判定部224cが、撮影画像が各ユーザ用の記憶領域に保存済であると判定した場合(ステップS152においてYESの場合)において、保存忘れ通知処理は終了する。
【0150】
なお、S151の残存保存期間判定ステップは、実行しなくてもよい。特に、後述のように、当日に保存忘れ通知メールを送信する場合において、一時保存期間が経過していないことが明白なときには、S151の判定処理を行わなくてもよい。また、S153の処理を行わず、S154において、配信時間決定部231は、上述のようにユーザ個人の配信時間を決定してもよい。
【0151】
図10を参照して、会員別通知メール送信処理(ステップS155:送信ステップ)について説明する。
【0152】
メールアドレスを受け取った会員状態判定部判定部224dは、会員状態情報格納部243に格納されている会員状態情報を参照して、受け取ったメールアドレスのユーザが会員であるか否かを判定する(ステップS31)。会員状態判定部224dが、当該ユーザが会員であると判定した場合(ステップS31においてYES)、会員状態判定部224dは当該ユーザが有料会員であるか否かを判定する(ステップS32)。会員状態判定部224dが、当該ユーザが有料会員であると判定した場合(ステップS32においてYES)、会員状態判定部224dはメール作成部225に当該ユーザのメールアドレスおよび当該ユーザの会員状態情報(有料会員であるという情報)を出力する。メール作成部225に出力する上記メールアドレスとしては、例えば、上記会員状態情報が当該有料会員のメールアドレスを複数含む場合、当該シールIDに対応するメールアドレス以外のその他のメールアドレスであってもよい。メール作成部225は、有料会員に適当な保存忘れ通知メールをメール情報格納部244に格納されているメール情報を参照して作成する。メール作成部225は作成したメールを送信部226に出力する。送信部226は、配信時間決定部231が決定した配信時間に、受け取ったメールを通信部21を介して、当該ユーザのメールアドレス(会員状態判定部224dから受け取ったメールアドレス)宛てに送信する(ステップS33)。
【0153】
なお、受け取ったメールアドレスのユーザが会員でないと判定した場合(ステップS31においてNOの場合)、または、受け取ったメールアドレスのユーザが有料会員でないと判定した場合(ステップS32においてNOの場合)、会員状態判定部224dはメール作成部225に当該ユーザのメールアドレスおよび当該ユーザの会員状態情報(非会員または無料会員であるという情報)を出力する。メール作成部225は、それぞれのユーザに適当な保存忘れ通知メールをメール情報格納部244に格納されているメール情報を参照して作成する。メール作成部225は作成したメールを送信部226に出力する。送信部226は、配信時間決定部231が決定した配信時間に、通信部21を介して当該ユーザのメールアドレス宛てに送信する(ステップS34またはステップS35)。
【0154】
送信部226は、保存忘れ通知メールを、少なくとも撮影画像が写真シール作成装置4において作成された日に送信する。
【0155】
なお、S155において、非会員、無料会員、有料会員の会員状態にかかわらず、各ユーザに同一の内容のメールを送信してもよい。
【0156】
携帯端末3は、通信部63にて上記メールを受信する(ステップS21)。
【0157】
通信部63は、受信したメールを表示部62に出力する。ユーザは表示部62にて表示されたメールを確認し、撮影画像を保存したい場合は、画像に示されているURL(またはリンク付き表示画像)を選択する(ステップS22)。入力部60は、上記選択を受け取り、URLが選択されたことを示す情報(URL選択情報)を通信部63に出力する。通信部63は、上記URL選択情報を管理サーバ2に送信する。
【0158】
管理サーバ2の通信部21は、上記URL選択情報を受信する。受信部221は、上記URL選択情報をユーザ指示実行部227を介して表示ページ作成部228に出力する。表示ページ作成部228は、例えば、画像保存用ウェブページを送信部226に出力し、送信部226は、通信部21を介して、携帯端末3に画像保存用ウェブページを送信する。
【0159】
携帯端末3の通信部63は、受信した画像保存用ウェブページを表示部62に出力する。表示部62は、受け取ったウェブページを表示し(ステップS23)、メール送信処理を終了する。
【0160】
このように、管理サーバ2は、保存忘れ通知メール(リマインドメール)の配信時間を、所定の属性(カテゴリ)で分類されたユーザの種類(ユーザ層)毎の生活習慣に合わせて設定する。これにより、ユーザの保存忘れ通知メールの開封率およびユーザの画像保存の実行率を向上させ、ユーザの撮影画像の保存忘れを効果的に抑制することができる。
【0161】
また、配信日を、ユーザが写真シール作成装置4でゲームをプレイした当日に行うことで、ユーザは、写真シール作成装置4でゲームした記憶がより鮮明であるタイミングで保存忘れ通知メールを受け取ることができる。そのため、保存忘れ通知メールの開封率およびユーザの画像保存の実行率をさらに向上させることができる。
【0162】
また、通知内容を会員状態に応じて変えることにより、ユーザに必要な情報だけが送られる。そのため、ユーザに対して、撮影画像を保存する良い動機付けを与えることができる。
【0163】
また、上述のように、写真シール作成装置4におけるプレイ中に、携帯端末3と写真シール作成装置4とを通信させて、メールアドレスおよび属性情報等を入力させてもよい。これにより、ユーザがゲームプレイ後に携帯端末3から入力をする場合に比べて、ユーザの入力の手間を省くことができる。また、ユーザの誤入力を抑制し、ユーザが入力した情報が誤っていることに起因して配信時間を誤って決定することを防ぐことができる。
【0164】
(非会員ユーザの携帯端末3における画像表示)
図11は非会員のユーザの携帯端末3に表示される画像の遷移図である。
【0165】
図11の(a)は、非会員のユーザの撮影画像が未保存であることを通知するメールの表示画像P1を示している。
【0166】
表示画像P1には、一時保存部241に一時保存されている撮影画像の閲覧期限(一時保存期限)が表示されている。
【0167】
上記の構成によれば、ユーザの撮影画像の保存忘れを防止する事ができる。
【0168】
また、表示画像P1は、「こちら」と表示されているリンク付き表示領域90、「プリ画をゲット」と表示されているリンク付き表示領域91、および、「プリ画を確認」と表示されているリンク付き表示領域92を含んでいる。
【0169】
表示画像P1においてユーザがリンク付き表示領域91またはリンク付き表示領域92を選択すると、携帯端末3に表示される画像は、
図11の(b)に示すランディングページ(リンク先ウェブページ)の表示画像P2に遷移する。
【0170】
図11の(b)は、
図11の(a)に示すリンク付き表示領域91または92のリンク先のウェブページの表示画像P2を示す図である。
【0171】
表示画像P2は、未保存撮影画像のサムネイル93、「有料登録してプリ画を全部保存」と表示されているリンク付き表示領域94、および、「無料会員登録をしてプリ画をゲット」と表示されているリンク付き表示領域95を含んでいる。
【0172】
未保存撮影画像のサムネイル93は、表示画像P2のウェブページでは保存できず、登録会員専用のウェブページで保存できる構成であってもよい。
【0173】
また、上記リンク付き表示領域94またはリンク付き表示領域95をユーザが選択すると、携帯端末3の表示部62に表示される画像は、ユーザが会員登録するためのウェブページの画像に遷移してもよい。
【0174】
また、表示画像P2は「ログインしてプリを保存」と表示されたリンク付き表示領域96を含む。ユーザがリンク付き表示領域96を選択すると、携帯端末3の表示部62に表示される画像は会員用のログインページの画像に遷移してもよい。
【0175】
一方、表示画像P1において、ユーザが「こちら」のリンク付き表示領域90を選択すると、携帯端末3に表示される画像は
図11の(c)に示す通知メール配信停止のためのウェブページの表示画像P3に遷移する。
【0176】
上記の構成によると、管理サーバ2は、非会員のユーザに対して、会員登録するためのウェブページへのリンク付き表示領域を含む非会員用の通知メールを送信することによって、非会員のユーザを会員に誘導することができる。
【0177】
なお、表示画像P1に、一時保存の期限が迫っている撮影画像の一時保存部241における保存先URL等の情報を表示してもよい。この場合、ユーザは、当該情報を押下することにより、直接、一時保存の期限が迫っている撮影画像の保存先にアクセスして、当該撮影画像を確認することができ、さらに当該撮影画像を各ユーザ用の記憶領域に保存することができる。
【0178】
図11の(c)に示す通知メール配信停止のためのウェブページの表示画像P3は、「配信停止」と表示されている表示領域97を含んでいる。ユーザが当該領域を選択すると、携帯端末3のメーラーが起動する。
図11の(d)は、携帯端末3のメーラーが起動した場合の携帯端末3の表示部62に表示される表示画像P4を示している。携帯端末3のメーラーが起動した時点で、当該メールの送信先が入力されてもよい。ユーザは表示画像P4に含まれる「送信」との表示領域98を選択することによって通知メール配信停止メールを送付することができる。
【0179】
(無料会員ユーザの携帯端末3における画像表示)
次に、無料会員のユーザの携帯端末3に表示される画像の遷移図について
図12を参照して説明する。
【0180】
図12の(a)は、無料会員のユーザの撮影画像が未保存であることを通知するメールの表示画像P5を示している。
【0181】
表示画像P5には、一時保存部241に一時保存されている撮影画像の閲覧期限(一時保存期限)が示されている。
【0182】
上記の構成によれば、ユーザの撮影画像の保存忘れを防止する事ができる。
【0183】
また、「こちら」と表示されているリンク付き表示領域90、「プリ画をゲット」と表示されているリンク付き表示領域101、および、「プリ画を確認」と表示されているリンク付き表示領域102を含んでいる。リンク付き表示領域90については、
図11を参照して上述しているため、ここでの説明を省略する。
【0184】
表示画像P5においてユーザがリンク付き表示領域101またはリンク付き表示領域102を選択すると、携帯端末3に表示される画像は、
図12の(b)に示すランディングページ(リンク先ウェブページ)の表示画像P6に遷移する。
【0185】
図12の(b)は、
図12の(a)に示すリンク付き表示領域101または102のリンク先のウェブページの表示画像P6を示す図である。
【0186】
例えば、1つのシールIDに対応する撮影画像が複数ある場合において、無料会員は写真シール作成装置4において指定した1枚の画像のみを保存でき、有料会員はすべての画像を保存できる構成であってもよい。なお、管理サーバ2は、ユーザの会員の種類に関わらず、シールIDに対応する全ての撮影画像を一時保存部241に保存する。そのため、無料会員(および非会員)は、一時保存部241に撮影画像が保存されている間は、有料会員になることにより、いつでもシールIDに対応する全ての撮影画像を保存することができる。
【0187】
表示画像P6は、未保存撮影画像のサムネイル93、「有料登録してプリ画を全部保存」と表示されているリンク付き表示領域104、および、「無料1枚保存」と表示されているリンク付き表示領域105を含んでいる。
【0188】
「有料登録してプリ画を全部保存」と表示されているリンク付き表示領域104をユーザが選択すると、携帯端末3の表示部62に表示される画像は有料会員登録用のウェブページの画像に遷移してもよい。
【0189】
また、「無料1枚保存」と表示されているリンク付き表示領域105をユーザが選択すると、携帯端末3の表示部62に表示される画像は画像保存を行うためのウェブページの画像に遷移してもよい。
【0190】
(有料会員ユーザの携帯端末3における画像表示)
次に、有料会員のユーザの携帯端末3に表示される画像の遷移図について
図13を参照して説明する。
【0191】
図13の(a)は、有料会員のユーザの撮影画像が未保存であることを通知するメールの表示画像P7を示している。
【0192】
表示画像P7には、一時保存部241に一時保存されている撮影画像の閲覧期限(一時保存期限)が示されている。
【0193】
上記の構成によれば、ユーザの撮影画像の保存忘れを防止する事ができる。
【0194】
また、「こちら」と表示されているリンク付き表示領域90、および「プリ画をゲット」と表示されているリンク付き表示領域111を含んでいる。リンク付き表示領域90については、
図11を参照して上述しているため、ここでの説明を省略する。
【0195】
表示画像P7においてユーザがリンク付き表示領域111を選択すると、携帯端末3に表示される画像は、
図13の(b)に示すランディングページ(リンク先のウェブページ)の表示画像P8に遷移する。
【0196】
図13の(b)は、
図13の(a)示すリンク付き表示領域111のリンク先のウェブページの表示画像P8を示す図である。
【0197】
例えば、撮影画像が、1つのシールIDに対応する撮影画像が複数ある場合において、有料会員はすべての画像を保存できる構成であってもよい。
【0198】
表示画像P8は、未保存撮影画像のサムネイル93、「プリ画を全部保存」と表示されているリンク付き表示領域114を含んでいる。
【0199】
「プリ画を全部保存」と表示されているリンク付き表示領域114をユーザが選択すると、携帯端末3の表示部62に表示される画像は画像保存を行うためのウェブページの画像に遷移してもよい。
【0200】
なお、未保存撮影画像の通知のメールを受信した場合の携帯端末3における表示画像の例について上述したが、例えば、撮影画像が未保存であることを通知するメールが送信される前にユーザが撮影画像閲覧ページにアクセスした場合、撮影画像閲覧ページの表示内容がアクセスしたユーザの会員登録状況、ユーザの最近のアクセス状況、ユーザのこれまでのアクセスの履歴等の状況等によって変更されてもよい。たとえば、ユーザが撮影画像閲覧ページにアクセスしたときに、「あと○日で画像が消えます」等の案内を表示してもよい。
【0201】
また、撮影画像の残存保存期間が所定の長さの期間より短い場合において、撮影画像が各ユーザ用の記憶領域に保存されていない場合の撮影画像閲覧ページについて説明する。
【0202】
非会員のユーザの撮影画像閲覧ページは、撮影画像の残存保存期間を表示する領域、および、「会員入会」と表示されているリンク付き表示領域(バナー表示)を含んでもよい。ユーザが上記リンク付き表示領域を選択すると、会員登録するためのウェブページの画像に遷移してもよい。
【0203】
上記の構成によると、会員登録するためのウェブページへのリンク付き表示領域を含む非会員用の撮影画像閲覧ページを設けることによって、非会員のユーザを会員に誘導することができる。
【0204】
また、会員のユーザの撮影画像閲覧ページは、撮影画像の残存保存期間を表示する領域を含んでもよい。
【0205】
上記の構成によると、未保存の撮影画像の各ユーザ用の記憶領域への保存を促すことができる。
【0206】
(変形例1)
図16は、変形例1に係る無料会員のユーザの携帯端末3に表示される撮影画像閲覧ページの表示画像P9を示している。本変形例においては、例えば、1つのシールIDに対応する撮影画像が複数ある場合において、無料会員は1枚の画像のみを保存でき、有料会員はすべての画像を保存できる構成である。
【0207】
表示画像P9において、すでに保存された撮影画像121は保存されている撮影画像データ通りの色彩で表示される。
【0208】
一方、未保存である撮影画像122、撮影画像123および撮影画像124は、グレー表示されている。また、上記の未保存である撮影画像の表示領域上には一時保存の保存期限が示される。ユーザが未保存である撮影画像122、撮影画像123および撮影画像124を選択すると、携帯端末3の表示部62における表示画像は、ユーザが有料会員に登録するためのウェブページの画像に遷移してもよい。
【0209】
(変形例2)
本発明の一変形例について
図17に基づいて説明すれば以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
【0210】
本変形例は、保存忘れ通知処理の一変形例である。本変形例は、撮影画像に対応する複数の異なる入力メールアドレスがあり、そのうち少なくとも一つのメールアドレスに対応するユーザが撮影画像をユーザ用の記憶領域に保存済の場合、保存忘れ通知メールをその他の入力メールアドレスに対応するユーザ(入力メールアドレスを有する携帯端末3(入力メールアドレス宛てのメールを受信する携帯端末3))に送信しない構成である。
【0211】
図17は、本変形例に係る保存忘れ通知処理S15bのフローチャートを示す図である。
【0212】
図9に示す保存忘れ通知処理S15と異なる工程について以下に説明する。保存期間判定部224aが、撮影画像の残存保存期間が所定の期間より短いと判定した場合(ステップS151においてYESの場合)、保存期間判定部224aは、当該撮影画像に対応するシールIDをアドレス数判定部224bに出力する。アドレス数判定部224bは受け取ったシールIDに対して2つ以上の対応するメールアドレスがあるか否かを判定する(ステップS155)。保存期間判定部224aが受け取ったシールIDに対して2つ以上の対応するメールアドレスがあると判定した場合(ステップS155においてYESの場合)、メールアドレス数が2つ以上あるという情報とシールIDとを保存状態判定部224cに出力する。
【0213】
保存状態判定部224cは、メールアドレス数が2つ以上あるという情報とシールIDとを受け取ると、当該複数のメールアドレスのうち少なくとも1つのメールアドレスに対応するユーザによって撮影画像が各ユーザ用の記憶領域に保存済であるか否かを判定する(ステップS156)。判定の詳細については上述したためここでの説明を省略する。保存状態判定部224cが、当該複数のメールアドレスのうち少なくとも1つのメールアドレスに対応するユーザによって撮影画像が保存済であると判定した場合(ステップS156においてYESの場合)、保存忘れ通知処理は終了する。また、保存状態判定部224cが、当該複数のメールアドレスのうち少なくとも1つのメールアドレスに対応するユーザによって撮影画像が各ユーザ用の記憶領域に保存済でないと判定した場合(ステップS156においてNOの場合)、保存状態判定部224cは、当該シールIDに対応するメールアドレスを一時保存部241から取得し、会員状態判定部224dに出力する。次に、上述したステップS153に移行する。
【0214】
なお、保存期間判定部224aが受け取ったシールIDに対して2つ以上の対応するメールアドレスがないと判定した場合(ステップS155においてNOの場合)、ステップS152に移行する。
【0215】
すなわち、本変形例に係る管理サーバ2においては、上記受信部221は、上記コンテンツと対応付けられている異なる複数の上記メールアドレスを受信し、上記保存状態判定部224cは、撮影画像と対応付けられている異なる複数の上記メールアドレスのうち少なくとも1つのメールアドレスに対応するユーザの携帯端末3の指示によって上記撮影画像が各ユーザ用の記憶領域に保存されたか否かを判定し、上記保存状態判定部224cが、異なる複数の上記メールアドレスのうち少なくとも1つのメールアドレスに対応するユーザの携帯端末3の指示によって上記撮影画像が各ユーザ用の記憶領域に保存されたと判定した場合、上記送信部226がいずれのメールアドレス宛てにも上記コンテンツの保存状態を通知するメールを送信しなくてもよい。
【0216】
上記の構成によれば、撮影画像に対応しているメールアドレスに対応する何れか1つの携帯端末3が、撮影画像が各ユーザ用の記憶領域に保存を指示した場合において、保存状態を通知するメールをいずれのメールアドレス宛てにも送信しないことができる。すなわち、すでにいずれかのユーザによってユーザ用の記憶領域に保存された撮影画像については、撮影画像の保存状態を通知するメールを送信しない。そのため、上記通知メールを必要としないユーザに、上記通知メールを受け取ることによる煩わしさを感じさせずにすむことができる。
【0217】
(変形例3)
本発明の一変形例について
図18に基づいて説明すれば以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態および変形例にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
【0218】
本変形例は、保存忘れ通知処理の他の一変形例である。
【0219】
本変形例は、保存忘れ通知処理の一変形例であり、撮影画像に対応する複数の異なる入力メールアドレスがあり、撮影画像をユーザ用の記憶領域に保存済でないユーザ(携帯端末3のメールアドレス宛て)に保存忘れ通知メールを送信する構成である。
【0220】
図18は、本変形例に係る保存忘れ通知処理S15cのフローチャートを示す図である。
【0221】
本変形例に係る保存忘れ通知処理S15cにおいて、
図17に示す保存忘れ通知処理S15bと異なる工程について以下に説明する。
【0222】
保存期間判定部224aが受け取ったシールIDに対して2つ以上の対応するメールアドレスがあると判定した場合(ステップS155においてYESの場合)、メールアドレス数が2つ以上あるという情報とシールIDとを保存状態判定部224cに出力する。
【0223】
保存状態判定部224cは、メールアドレス数が2つ以上あるという情報とシールIDとを受け取ると、当該複数のメールアドレスに対応するユーザのうち撮影画像を各ユーザ用の記憶領域に保存済でないユーザがいるか否かを判定する(ステップS157)。判定の詳細については上述したためここでの説明を省略する。保存状態判定部224cが、当該複数のメールアドレスに対応するユーザのうち撮影画像を各ユーザ用の記憶領域に保存済でないユーザいると判定した場合(ステップS157においてYESの場合)、保存状態判定部224cは、当該保存済でないユーザに対応するメールアドレスを一時保存部241から取得し、会員状態判定部224dに出力する。次に、上述したステップS153に移行する。
【0224】
また、当該複数のメールアドレスに対応するユーザうち撮影画像を各ユーザ用の記憶領域に未保存のユーザがいないと判定した場合(ステップS157においてNOの場合)、保存忘れ通知処理S15cは終了する。
【0225】
すなわち、本変形例に係る管理サーバ2においては、上記受信部221は、撮影画像と対応付けられている異なる複数の上記メールアドレスを受信し、保存状態判定部224cは、上記撮影画像と対応付けられている異なる複数の上記メールアドレスに対応するそれぞれのユーザの携帯端末3からの指示によって上記撮影画像が各ユーザ用の記憶領域に保存されたか否かを上記携帯端末3ごとに判定し、上記送信部226が上記撮影画像に対して保存を指示していない上記携帯端末3の上記メールアドレス宛てに上記撮影画像の保存状態を通知するメールを送信してもよい。
【0226】
上記の構成によれば、保存する指示をしていない携帯端末3のメールアドレス宛てに、撮影画像の保存状態を通知するメールを送信する。すなわち、上記撮影画像において保存を指示していないメールアドレスに対応する携帯端末3(言い換えれば、保存状態を通知するメールの送信が必要なユーザ)に対して、保存状態を通知するメールが送信される。よって、ユーザによる保存忘れの可能性がある携帯端末3のみに通知メールを送信することができる。
【0227】
なお、本変形例に係る管理サーバ2において、上記受信部221は、撮影画像と対応付けられている異なる複数の上記メールアドレスを受信し、保存状態判定部224cは、上記撮影画像と対応付けられている異なる複数の上記メールアドレスに対応するそれぞれのユーザによって上記撮影画像が各ユーザ用の記憶領域に保存されたか否かをユーザごとに判定し、上記送信部226は、上記撮影画像を上記ユーザ用の記憶領域に保存していないユーザに対応するメールアドレス宛てに上記撮影画像の保存状態を通知するメールを送信してもよい。
【0228】
(変形例4)
本発明の一変形例について
図19に基づいて説明すれば以下のとおりである。
なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
【0229】
本変形例は、保存忘れ通知処理の一変形例であり、入力メールアドレスのユーザ以外のユーザ(入力メールアドレスを有する携帯端末3)が撮影画像をユーザ用の記憶領域に保存済の場合、保存忘れ通知メールを送信しない構成である。
【0230】
図19は、保存忘れ通知処理S15dのフローチャートを示す図である。
【0231】
図9に示す保存忘れ通知処理S15と異なる工程について以下に説明する。
【0232】
撮影画像が各ユーザ用の記憶領域に保存済でない場合(ステップS152においてNOの場合)、保存状態判定部224cは、さらに、入力されたメールアドレス以外のユーザが当該撮影画像を各ユーザ用の記憶領域に保存済であるか否かを判定する(ステップS158)。
【0233】
入力されたメールアドレス以外のユーザが当該撮影画像を各ユーザ用の記憶領域に保存済である場合(ステップS158においてYESの場合)、保存忘れ通知処理S15dは終了する。また、入力されたメールアドレス以外のユーザが当該撮影画像を各ユーザ用の記憶領域に保存済でない場合(ステップS158においてNOの場合)、保存状態判定部224cは、当該シールIDに対応するメールアドレスを一時保存部241から取得し、会員状態判定部224dに出力する。次に、上述したステップS153に移行する。
【0234】
すなわち、本発明に係る管理サーバ2においては、保存状態判定部224cが、さらに、撮影画像と対応付けられているメールアドレスの携帯端末3(メールアドレス宛てのメールを受信する携帯端末3)と異なる他の携帯端末3の指示によって上記撮影画像が各ユーザ用の記憶領域に保存されたか否かを判定し、保存状態判定部224cが、上記撮影画像と対応付けられているメールアドレスの携帯端末3と異なる他の携帯端末3の指示によって上記撮影画像が各ユーザ用の記憶領域に保存されたと判定した場合、送信部226がいずれのメールアドレス宛てにも上記撮影画像の保存状態を通知するメールを送信しなくてもよい。
【0235】
上記の構成によれば、撮影画像に対応しているメールアドレスのユーザ以外のユーザかが、各ユーザ用の記憶領域に撮影画像を保存する指示した場合において、保存状態を通知するメールをいずれのユーザにも送信しないことができる。すなわち、すでにいずれかのユーザによってユーザ用の記憶領域に保存された撮影画像については、撮影画像の保存状態を通知するメールを送信しないので、上記通知メールを必要としないユーザに、上記通知メールを受け取ることによる煩わしさを感じさせずにすむことができる。
【0236】
なお、本発明に係る管理サーバ2において、保存状態判定部224cは、さらに、撮影画像と対応付けられているメールアドレスに対応するユーザと異なる他のユーザによって上記撮影画像が各ユーザ用の記憶領域に保存されたか否かを判定し、保存状態判定部224cが、上記撮影画像と対応付けられているメールアドレスに対応するユーザと異なる他のユーザによって上記撮影画像が各ユーザ用の記憶領域に保存されたと判定した場合、送信部226が撮影画像と対応付けられているいずれのメールアドレス宛てにも上記撮影画像の保存状態を通知するメールを送信しなくてもよい。
【0237】
(変形例5)
本発明の一変形例について
図20に基づいて説明すれば以下のとおりである。
なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
【0238】
本変形例は、保存忘れ通知処理の一変形例であり、ユーザと一緒にプレイした他のユーザが当該プレイで生成された撮影画像を保存している場合、上記ユーザに対して当該プレイ内で生成された撮影画像についての保存忘れ通知メールを送信しない構成である。
【0239】
対のシールIDについては、上述したのでここでの説明を省略する。
【0240】
図20は、保存忘れ通知処理S15eのフローチャートを示す図である。
【0241】
図9に示す保存忘れ通知処理S15と異なる工程について以下に説明する。
【0242】
撮影画像が各ユーザ用の記憶領域に保存済でない場合(ステップS152においてNOの場合)、保存状態判定部224cは、さらに、当該撮影画像を示すシールIDと同一プレイの他のシールIDが示す撮影画像が各ユーザ用の記憶領域に保存済であるか否かを判定する(ステップS159)。なお、同一プレイ内で生成された各シールIDは、プレイを特定する情報は同一で、それ以外の情報が異なるため、対になるシールIDと表現することもできる。
【0243】
上記他のシールIDが示す撮影画像が各ユーザ用の記憶領域に保存済である場合(ステップS159においてYESの場合)、保存忘れ通知処理S15eは終了する。また、上記他のシールIDに対応する撮影画像が各ユーザ用の記憶領域に保存済でない場合(ステップS159においてNOの場合)、保存状態判定部224cは、上記シールIDに対応するメールアドレスを一時保存部241から取得し、会員状態判定部224dに出力する。次に、上述したステップS153に移行する。
【0244】
すなわち、本変形例に係る管理サーバ2においては、受信部221が撮影画像および当該撮影画像と同一プレイ内で生成された他の撮影画像を受信し、画像一時保存実行部222が上記撮影画像および上記他の撮影画像を一時保存部241に一時的に保存し、保存状態判定部224cが、上記他の撮影画像が各ユーザ用の記憶領域に保存されていると判定した場合に、送信部226が上記撮影画像と対応しているメールアドレス宛てに、上記撮影画像の保存状態を通知するメールを送信しなくてもよい。
【0245】
上記の構成によれば、同一プレイで生成された他の撮影画像が保存されている場合においては、撮影画像に対応したメールアドレス宛てに通知メールは送信されない。
【0246】
ここで、同一プレイ内で生成された各シールIDの示す撮影画像は、互いに全てが同一の画像であってもよいし、互いに全て異なる画像であってもよいし、一部が同一の画像であってもよい。
【0247】
また、同一プレイで生成された他の撮影画像が保存されている場合は、一緒にプレイした他のユーザが当該プレイ内で生成された撮影画像の一部またはすべてを各ユーザ用の記憶領域に保存していることになる。
【0248】
よって、ユーザと一緒にプレイした他のユーザが当該プレイで生成された撮影画像が既に保存されているため、当該プレイで生成された撮影画像の未保存の通知を必要としないユーザに対しての通知メールの送信を防ぐことができる。
【0249】
(変形例6)
本発明の一変形例について
図21および
図22に基づいて説明すれば以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
【0250】
本変形例では、
図21に示すように、管理サーバ2が、さらに課金額決定部229を備えている。課金額決定部229は、ユーザの課金額を決定するものである。
【0251】
具体的には、課金額決定部229は、ユーザ指示実行部227から撮影画像を保存したユーザと、保存した撮影画像の枚数とを示す通知を受けて、ユーザがユーザ用の記憶領域に保存する撮影画像の枚数に応じて、当該ユーザに対する課金額を決定してもよい。例えば、課金額決定部229は、保存する撮影画像の1枚当たりの金額を設定し、各ユーザの課金額を算出してもよい。なお、課金額決定部229は、保存情報格納部242に格納されている保存情報を参照して、ユーザの課金額を決定してもよい。
【0252】
また、課金額決定部229は、会員状態情報格納部243に格納されている会員状態情報を参照して、ユーザの会員の種類に応じて、当該ユーザに対する課金額を決定してもよい。例えば、課金額決定部229は、有料会員のユーザに対して、予め定めた金額を、月額の課金額として決定してもよい。
【0253】
また、課金額決定部229は、ユーザの属性またはユーザの種類に応じて、ユーザの課金額を決定してもよい。例えば、ユーザの職業が「中学生」の場合、課金額を「0円(無料)」とし、「高校生」の場合、課金額を「300円」としてもよい。この場合、中学生の時に(有料)会員登録したユーザが高校生になった場合、課金額300円を支払いこのまま有料会員を継続するか、無料会員に降格するか、退会するかを選択させる。退会した場合は、各ユーザ用の記憶領域に保存した撮影画像を全て消去する。また、課金額決定部229は、「社会人」の課金額を「1」としたとき、「学生(未就業)」は課金額を「0.5」としてもよい。
【0254】
なお、課金額決定部229は、マーケティングデータに基づいて、ユーザの属性またはユーザの種類に応じた課金額の多寡を決定してもよい。
【0255】
また、保存忘れ通知メールに、ユーザの属性またはユーザの種類に応じた課金額を掲載してもよい。これにより、ユーザの属性または種類毎に、生活水準に合わせた課金額を提示することができ、ユーザの撮影画像の保存を促進することができる。
【0256】
次に、管理サーバ2による課金額決定処理について
図19に基づいて説明する。
図19は、管理サーバ2が実行する課金額決定処理の一例を示すフローチャートである。
【0257】
図19に示すように、まず、受信部221は、携帯端末3から、撮影画像を各ユーザ用の記憶領域に保存する指示を受信する(S41)。ユーザ指示実行部227は、受信部221が受信した指示に基づいて、撮影画像を各ユーザ用の記憶領域に保存する(S42)。ユーザ指示実行部227は、撮影画像を各ユーザ用の記憶領域に保存すると、撮影画像を保存したユーザと、保存した撮影画像の枚数とを課金額決定部229に通知する。そして、課金額決定部229は、ユーザ指示実行部227からの通知に基づいて、ユーザに対する課金額を決定する(S43)。
【0258】
なお、S42において、ユーザ指示実行部227は、撮影画像を各ユーザ用の記憶領域に保存した後、保存情報を更新して、保存情報を更新したことを課金額決定部229に通知してもよい。この場合、S43において、課金額決定部229は、ユーザ指示実行部227から上記通知を受けると、保存情報格納部242に格納されている保存情報を参照して、ユーザの課金額を決定してもよい。
【0259】
(変形例7)
管理サーバ2の負荷を軽減するために、当日の保存忘れ通知メールを、その当日に写真シール作成装置4を利用したユーザに対して一斉に配信する例を説明する。
【0260】
まず、管理サーバ2は、1日における所定の時間に写真シール作成装置4から当日撮影された撮影画像、シールID、メールアドレスおよび属性情報を収集する。例えば、写真シール作成装置4の利用時間(撮影時間)帯のピークが14時〜16時である場合、管理サーバ2は、利用時間帯のピークの中央値である15時に写真シール作成装置4から撮影画像、シールID、メールアドレスおよび属性情報を収集してよい。この場合、管理サーバ2は、当日の写真シール作成装置4の稼働開始時間(例えば9時)から、データ収集時間の15時までに生成された撮影画像、シールID、メールアドレスおよび属性情報を収集する。
【0261】
なお、管理サーバ2は、撮影時刻が15時(データ収集時間)までの撮影画像と、それに対応するシールID、メールアドレスおよび属性情報とを写真シール作成装置4から収集してもよいし、15時までに全て生成された(15時までにゲームが全て終了した)撮影画像、シールID、メールアドレスおよび属性情報を写真シール作成装置4から収集してもよい。
【0262】
また、データ収集時間を、ユーザ(またはユーザの種類)毎に変更してもよい。例えば、データ収集時間を各ユーザまたはユーザの種類に応じた利用時間帯のピークに設定してもよい。
【0263】
そして、管理サーバ2は、9時から15時までに写真シール作成装置4を利用したユーザへ配信するメールを示すメール配信リストを作成する。そのため、管理サーバ2は、メールを配信するユーザの種類を決定し、各ユーザの配信時間を決定する。ここで、管理サーバ2の処理負荷を軽減するため、配信時間はデータ収集時間を基準時間とする差分時間で表す。
【0264】
管理サーバ2は、作成したメール配信リストに基づいて、各ユーザに合わせたタイミングで、当日の保存忘れ通知メールを一斉配信する。
【0265】
ここで、上記の例の場合、15時以降に写真シール作成装置4を利用したユーザに対しては、当日の保存忘れ通知メールを送信しなくてもよい。また、15時以降に写真シール作成装置4を利用したユーザに対しては、翌日に保存忘れ通知メールを送信してもよい。すなわち、この場合、管理サーバ2は、前日の15時〜当日の15時までに生成された撮影画像、シールID、メールアドレスおよび属性情報を収集する。
【0266】
また、データ収集時間を15時および写真シール作成装置4の稼働終了時間(例えば22時)とし、15時〜22時に利用したユーザのうち、ユーザに合わせた配信時間が22時以降のユーザに対してのみ、当日の保存忘れ通知メールを一斉配信してもよい。
【0267】
(変形例8)
ユーザが有料会員の場合、管理サーバ2は上記通知メールを送信しなくてもよい。
【0268】
有料会員は、撮影画像を取得することを目的に課金している(すなわち、画像取得が習慣付いている)ため、撮影画像を取得し忘れる確率がきわめて低い。また、撮影画像の取得方法も既に知っている。したがって、通知メールが送られることによって、かえって煩い印象をユーザに与えてしまうことを避けることができる。
【0269】
一方、非会員および無料会員に対しては、上記通知メールを送信することにより、画像保存の動機付けに加え、有料課金への動機付けも与えることができる。なぜならば、非会員および無料会員は、撮影画像を保存する習慣がないユーザであったり、有料会員の特典(撮影画像を全部保存できること)を知らない場合がある。
【0270】
(変形例9)
管理サーバ2は、即時の撮影画像保存案内メールを送信することにより、管理サーバ2が保持しているメールアドレスが有効であるか否かの確認を行ってもよい。すなわち、即時の撮影画像保存案内メールにメールアドレスの存在確認の機能を持たせてもよい。
【0271】
具体的には、管理サーバ2は、メールの配信失敗数の増大を抑制するため、撮影画像保存案内メールが宛先不明等で送信できなかった場合、保存情報格納部242に保存したメールアドレスを削除し、当該メールアドレス宛てに以降配信される予定の通知メールの配信を停止してもよい。
【0272】
〔ソフトウェアによる実現例〕
管理サーバ2の制御ブロック(特に判定部224)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
【0273】
後者の場合、管理サーバ2は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
【解決手段】ユーザに応じた配信タイミングを決定し、コンテンツが各ユーザ用の記憶領域に保存されていないと判定された場合、決定した配信タイミングで、上記コンテンツに対応するメールアドレス宛てにコンテンツの保存状態を通知するメールを送信する。