(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5935947
(24)【登録日】2016年5月20日
(45)【発行日】2016年6月15日
(54)【発明の名称】導電性接合剤およびはんだ継手
(51)【国際特許分類】
B23K 35/363 20060101AFI20160602BHJP
B23K 35/26 20060101ALI20160602BHJP
B23K 35/22 20060101ALI20160602BHJP
C09J 163/00 20060101ALI20160602BHJP
C09J 11/04 20060101ALI20160602BHJP
C09J 11/06 20060101ALI20160602BHJP
C09J 9/02 20060101ALI20160602BHJP
【FI】
B23K35/363 D
B23K35/363 E
B23K35/26 310A
B23K35/22 310A
C09J163/00
C09J11/04
C09J11/06
C09J9/02
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-530727(P2015-530727)
(86)(22)【出願日】2014年4月15日
(86)【国際出願番号】JP2014060729
(87)【国際公開番号】WO2015019667
(87)【国際公開日】20150212
【審査請求日】2016年1月7日
(31)【優先権主張番号】特願2013-162932(P2013-162932)
(32)【優先日】2013年8月6日
(33)【優先権主張国】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000199197
【氏名又は名称】千住金属工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001209
【氏名又は名称】特許業務法人山口国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】溝脇 敏夫
(72)【発明者】
【氏名】高木 善範
【審査官】
川村 裕二
(56)【参考文献】
【文献】
特開2007−191655(JP,A)
【文献】
特開2011−246406(JP,A)
【文献】
特開2012−115871(JP,A)
【文献】
特開2012−245529(JP,A)
【文献】
米住元匡、奥本佐登志、福原康雄、日野裕久,樹脂強化型はんだペーストの硬化反応解析,パナソニック技報,日本,パナソニック株式会社,2013年 4月,Vol.59,No.1,P.72−77
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23K 35/00−35/40
C09J 9/02
C09J 11/04
C09J 11/06
C09J 163/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
Sn40%以上含有の導電性金属粉末、エポキシ樹脂、硬化剤および有機酸を含み、前記硬化剤は酸無水物系硬化剤であり、
加熱中に前記Sn40%以上含有の導電性金属粉末と前記有機酸が反応して、生成される有機酸金属塩を硬化促進剤として使用し、前記エポキシ樹脂がリフロー処理中に硬化する
ことを特徴とする導電性接合剤。
【請求項2】
上記Sn40%以上含有の導電性金属粉末は、Sn、Ag、Cu、In、Ni、Bi、Sb、Pd、Pb単体またはこれら金属粉末群から選ばれた金属からなる合金のうち、1種または2種類以上の単体または/および合金からなり、Snの割合が前記導電性金属粉末100重量部に対して、40重量部以上である
ことを特徴とする請求項1に記載の導電性接合剤。
【請求項3】
上記エポキシ樹脂として、脂肪族骨格を有し、可撓性を付与したエポキシ樹脂である
ことを特徴とする請求項1に記載の導電性接合剤。
【請求項4】
上記酸無水物系硬化剤として、無水酢酸、無水プロピオン酸、無水コハク酸、無水マレイン酸の何れかを使用した
ことを特徴とする請求項1に記載の導電性接合剤。
【請求項5】
上記有機酸を、2〜8重量%添加した
ことを特徴とする請求項1に記載の導電性接合剤。
【請求項6】
請求項1〜5に記載の導電性接合剤を用いた
ことを特徴とするはんだ継手。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は硬化促進剤として有機酸金属塩を使用した熱硬化性樹脂からなる導電性接合剤およびはんだ継手に関する。
【背景技術】
【0002】
導電性接合材料とは導電性接着剤と導電性接合剤の総称である。すなわち、導電性接着剤とは、導電性金属粉末の融点より低い温度で金属同士を接着させるために用いるものを指し、導電性接合剤とは、導電性金属粉末を溶融させ、金属同士を接合させるために用いるものを指す。
【0003】
回路基板に各種電子回路を接合する導電性接合剤としてははんだが多用されており、はんだが溶融することによって回路基板に各種電子回路を接合している。はんだ材料としては環境への影響を考慮して、Sn−Ag−Cuなどの鉛フリーはんだが使用されているが、このはんだは、従来の鉛入りはんだに比べ液相温度が30℃以上高い。リフロー炉の炉内温度は液相温度よりもさらに高くなるため、接合すべき電子部品や回路基板に高い熱衝撃(熱ストレス)を与えてしまう。
【0004】
熱ストレスを軽減するための目的で導電性接着剤を使用した部品接合材料が研究されている。この導電性接着剤は、導電性金属粉末、熱硬化性樹脂、硬化剤、硬化促進剤等からなり、加熱による樹脂の硬化に伴い導電性金属粉末同士が密に接触することにより、導電性金属粉末を溶融させずに、回路基板と各種電子回路を接合するものである(特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2011−061241号公報
【特許文献2】特開2012−067274号公報
【特許文献3】特開2001−219294号公報
【特許文献4】特開2010−144150号公報
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】Panasonic Technical Journal, Vol.59 No.1, 72-77
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
硬化剤としてアミン系硬化剤を使用した場合、短時間で熱硬化性樹脂を硬化させることができる。その反面、例えば、−10℃で冷凍保存をし、硬化反応が起こらないように管理しなければならない。
【0008】
硬化剤として酸無水物を使用した場合には、樹脂を硬化させるために必要な時間が長く、製造プロセス面から見て使用しにくい。硬化時間を短くするためには、最適な硬化促進剤を添加する必要がある。
【0009】
また、はんだが溶融することによって回路基板に各種電子回路を接合する場合であっても、回路基板と各種電子回路のより強固な接合強度を確保するために、熱硬化性樹脂、この熱硬化性樹脂を硬化させるための硬化剤等を添加した接合材料も提案されている(特許文献3、4参照)。しかしながら、上述した導電性接着剤と同様の問題を含んでいる。
【0010】
非特許文献1には、Sn−3.0Ag−0.5Cu(各数値は重量%、以下のはんだ組成においても断りがない限り重量%である)のはんだ、エポキシ樹脂、グルタル酸から成るフラックスを加熱し、有機酸金属塩を生成させ、有機酸金属塩がエポキシ基を開環することが開示されている。しかし、硬化時間は7時間程度必要としている。
【0011】
特許文献2にはフィラーとしてAgが使用されているが、Agは高価であるため、はんだに対してもAgの低含有化が進んでおり、導電性接着剤においてもAgに代わるフィラーの採用が望まれている。
【0012】
本発明はかかる課題を解決したもので、導電性金属粉末を溶融させ、金属同士を接合させるために用いる導電性接合剤を前提として、酸無水物系硬化剤を用いて熱硬化性樹脂を硬化させる導電性接合剤であって、熱硬化性樹脂を短時間で硬化させることができる導電性接合剤およびはんだ継手を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本願の発明者らは、加熱処理中に導電性金属粉末と有機酸が反応してできる有機酸金属塩が硬化促進剤として機能することに着目し、熱硬化性樹脂を短時間で、例えば、一般的なリフロー処理に要する時間と同等の時間で硬化させられることを見出した。
【0014】
本発明は、Sn40%以上含有の導電性金属粉末、
エポキシ樹脂、硬化剤および有機酸を含み、硬化剤は酸無水物系硬化剤であり、加熱中に
Sn40重量%以上含有の導電性金属粉末と有機酸が反応して、生成される有機酸金属塩を硬化促進剤として使用し、
エポキシ樹脂がリフロー処理中に硬化することを特徴とする導電性接合剤。
【0015】
エポキシ樹脂としては、脂肪族骨格を付与したビスフェノールA型エポキシ樹脂などの可撓性を有する樹脂を使用することが好ましい。この樹脂によって柔軟性と強靱性の双方を持ち合わせることができる。硬化剤としては、酸無水物が好ましく、可撓性を有する樹脂と硬化剤を1:2のモル比で配合するのが好ましい。更に、有機酸金属塩を生成するための有機酸は2〜8重量%添加されることが好ましく、より好ましくは4〜8重量%添加されることが好ましい。
【発明の効果】
【0016】
本発明では、金属粉末と有機酸が加熱中に反応することによって生成された有機酸金属塩が硬化促進剤として作用するので熱硬化性樹脂を短時間で硬化させることができる。また、加熱により硬化促進剤が生成されるため、保管時には硬化が急激には進行せず、2〜10℃で冷蔵保管が可能となり、保管安定性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】実施例の温度プロファイルを示すグラフである。
【
図2】実施例の温度プロファイルを示すグラフである。
【
図3】実施例の温度プロファイルを示すグラフである。
【
図4】実施例の温度プロファイルを示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
<本実施の形態の導電性接合剤の組成例>
本発明の導電性接合剤はSn40%以上含有の導電性金属粉末、熱硬化性樹脂、硬化剤および有機酸を含む。
【0019】
硬化樹脂としては熱、光、紫外線等で硬化する樹脂がある。硬化樹脂としてはエポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、ポリイミド系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などが考えられるが、光、紫外線で硬化する樹脂では電子部品搭載時に部品下部の樹脂を硬化させることができないため、熱硬化性樹脂が使用される。熱硬化性樹脂としてはエポキシ樹脂が最適な樹脂である。
【0020】
エポキシ樹脂としてビスフェノール型エポキシ樹脂を選択し、ビスフェノール型としては、ビスフェノールA型、ビスフェノールAP型、ビスフェノールAF型、ビスフェノールB型、ビスフェノールBP型、ビスフェノールC型、ビスフェノールE型、ビスフェノールF型、ビスフェノールG型、ビスフェノールM型、ビスフェノールS型、ビスフェノールP型、ビスフェノールPH型、ビスフェノールTMC型、ビスフェノールZ型などが挙げられ、好ましくはビスフェノールA型である。
【0021】
エポキシ樹脂は、電気的・機械的接合特性が良好である反面、脆弱で落下衝撃特性が悪いと言われている。エポキシ樹脂を硬化させると電極界面で剥離が起き、クラックが発生するためである。
エポキシ樹脂に例えば脂肪族骨格を付与した可撓性樹脂を用いると、柔軟性と強靱性の双方が共に強化されて、表面剥離によるクラックの発生を防止することができる。
【0022】
エポキシ樹脂を硬化させるために硬化剤が使用される。硬化剤としてはアミンや酸無水物などを使用できる。アミンを使用すると、冷蔵保管を行っても反応が進んでしまい硬化してしまう。そのため、冷蔵保管ができるように酸無水物が選択される。
【0023】
酸無水物としては、無水酢酸、無水プロピオン酸、無水コハク酸、無水マレイン酸などが挙げられ、本実施例では無水コハク酸を使用する。
【0024】
エポキシ樹脂と酸無水物を加熱しただけでは硬化するまでに要する時間が長い。そのため、硬化促進剤が必要となる。硬化促進剤としては、例えば、フェノール化合物、三級アミン、四級アンモニウム塩、四級ホスホニウム塩、イミダゾール、有機酸金属塩、ルイス酸などが挙げられ、本実施例では有機酸金属塩を使用する。
【0025】
有機酸金属塩を構成する金属粉末は、接合用の樹脂中に添加した接合用の導電性金属粉末そのもので代用できる。この場合、有機酸金属塩を生成するために別途改めて添加する必要はない。勿論、有機酸金属塩を生成するために別途導電性金属粉末を添加してもよい。加熱時に金属粉末と有機酸が反応して生成された有機酸金属塩を硬化促進剤として活用する。この方法ならば保管時には硬化促進剤は存在しないため、換言すれば硬化促進機能が働かないために、冷蔵保存ができ、保管安定性も向上する。
【0026】
導電性金属粉末としては、Sn、Ag、Bi、Cu、In、Ni、Sb、Pd、Pb単体またはこれら金属粉末群から選ばれた金属からなる合金の内、1種または2種類以上の単体または/および合金が挙げられる。
【0027】
有機酸としては、一般的な有機酸であれば良い。好ましくは低分子の有機酸であり、本実施例ではグルタル酸を使用する。
【実施例】
【0028】
以下、実施例にて本発明を導電性接合剤に適用した場合の具体例を示すが、本発明は以下の具体例に限定されるものではない。
【0029】
有機酸金属塩の生成にあたり、導電性金属粉末(はんだ)と有機酸の組み合わせと、その配合量を見極めるため以下の試験を行った。実施例、比較例は共に導電性粉末、エポキシ樹脂、硬化剤および有機酸から成る。
エポキシ樹脂の硬化時には発熱反応を伴う。そこで、発熱反応を示差走査熱量測定(DSC)で捉え、熱硬化が起こる温度を測定した。DSCの測定条件は25〜300℃の範囲で、昇温速度を10℃/minとした。結果を表1に示す。導電性金属粉末はSn、Cu、Niを用い、有機酸はグルタル酸を用いた。
【0030】
【表1】
【0031】
Snは有機酸と有機酸金属塩を生成しやすく、他の金属より低い温度でエポキシ樹脂の硬化を行うことができる。表1からも明らかなように、低温での硬化にはSnが好ましいと言える。
【0032】
エポキシ樹脂と硬化剤のモル比の関係および有機酸金属塩の存在の有無によって、エポキシ樹脂が硬化する時間がどのように影響するかを表2に示した。有機酸金属塩として、グルタル酸−Sn塩を生成し、エポキシ樹脂、硬化剤および有機酸金属塩のフラックス組成物で実施した。表中の○は硬化を、△は半硬化を、×は未硬化を表す。
【0033】
【表2】
【0034】
比較例4から明らかなように、同じエポキシ樹脂であっても、まず硬化剤がない場合には硬化が進まないことがわかる。これは硬化温度を150℃に設定しても、220℃下に設定しても同じである。
比較例3では、エポキシ樹脂と硬化剤を1:2のモル比で配合したとき、硬化温度が220℃の場合で20分ほど経過して半硬化が見られた。これに対して、実施例2ではエポキシ樹脂と硬化剤を1:2のモル比で配合し、その混合物にさらに有機酸金属塩を2重量%混合すると、硬化温度が150℃下では6分経過すると半硬化が見られ、12分経過すると完全に硬化した。しかし、硬化温度が220℃に設定したときには僅か3分で完全に硬化した。
【0035】
このようにエポキシ樹脂と硬化剤を1:2のモル比で配合したものに、有機酸金属塩を添加することによって、硬化が促進され、硬化温度が比較的低い設定温度の220℃でも、3分程度で完全に硬化させることができる。これによって短時間硬化が可能になる。
【0036】
表3は本発明に係る導電性接合剤の総合特性を示す表である。フラックスとは熱硬化性樹脂、硬化剤、有機酸、チキソ剤からなる混合物である。チキソ剤はひまし硬化油や高級脂肪酸アマイドなど、従来使用されているものであれば何でも良い。
なお、溶剤に関しては必要に応じ0〜20%添加してもよく、リフロー時に揮発するものであればよい。はんだ合金の組成はSn−3.0Ag−0.5Cuである。表3における有機酸とチキソ剤と溶剤の組成率は、フラックス組成物中の重量%であり、フラックスとはんだの組成率は、導電性接合剤中の重量%である。ピーク温度はDSC測定によるエポキシ樹脂の硬化時の発熱反応のピーク温度である。
【0037】
【表3】
【0038】
実施例3と実施例4を比べると、有機酸の添加量が多い方が熱硬化の発熱ピークが低温側にシフトする。有機酸の添加量が多ければ、有機酸金属塩はより多く生成されると考えられる。したがって、有機酸量によって熱硬化性樹脂の硬化速度を速めることができることがわかる。
【0039】
比較例5から有機酸を含んでいないと220℃、3分間の加熱ではエポキシ樹脂が硬化しないことがわかる。実施例5からエポキシ樹脂と硬化剤が当モル量あれば硬化することがわかるが、硬化剤が揮発などにより減少すると、未反応のエポキシ樹脂が残るため、硬化剤はエポキシ樹脂の当モル量より多く入れる方が好ましい。
【0040】
Snと有機酸の塩が生成されやすいということは、導電性金属粉末中のSnの割合が減少すると生成しにくくなると考えられる。導電性金属粉末中のSn含有量を振って実施した結果を表4に示す。
実施例6にはSn-3.0Ag-3.0Bi-3.0In(合金1)、実施例8にはSn-3.4Ag-0.7Cu-2Bi-5Sb-0.04Ni(合金2)を導電性金属粉末として使用した。その他は、表4に示すような導電性金属粉末を使用したものを実施例7、9および10として示す。
ピーク温度はDSC測定によるエポキシ樹脂の硬化時の発熱反応のピーク温度である。そのときのリフロープロファイルを
図1〜
図4として示す。
図1は実施例6および8のリフロープロファイルであり、
図2は実施例7の、
図3は実施例9の、そして
図4は実施例10のリフロープロファイルである。
【0041】
【表4】
【0042】
実施例6〜10より明らかなように、導電性金属粉末中のSnの含有量を減らしても有機酸金属塩が生成されることがわかる。実施例10のSn含有量42%でもリフロー中にエポキシ樹脂の硬化が可能であった。実施例10のSn−58Biの溶融温度域は139〜141℃であり、リフロープロファイルのピーク温度は液相線温度より20〜30℃高い温度設定が通常なされる。エポキシ樹脂の硬化反応のピーク温度ははんだの液相線温度より高いが、加熱のピーク温度より低いため、エポキシ樹脂の硬化は起こる。
【0043】
本発明は、Sn40%以上含有の導電性金属粉末、
エポキシ樹脂、酸無水物系硬化剤、有機酸およびチキソ剤を含み、加熱中に
Sn40%以上含有の導電性金属粉末と有機酸が反応して、生成される有機酸金属塩を硬化促進剤とするものである。回路基板に各種電子回路を接合する目的以外で導電性が要求される場合の接合にも適用できる。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、導電性接合剤による部品接合や、熱硬化性樹脂を含有したソルダペーストによるはんだ付け、さらにはこの接合剤によって接合された継手などに適用される。