特許第5935963号(P5935963)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5935963
(24)【登録日】2016年5月20日
(45)【発行日】2016年6月15日
(54)【発明の名称】細胞培養装置
(51)【国際特許分類】
   C12M 3/00 20060101AFI20160602BHJP
   C12M 1/34 20060101ALI20160602BHJP
【FI】
   C12M3/00 A
   C12M1/34 A
【請求項の数】8
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2016-507310(P2016-507310)
(86)(22)【出願日】2015年9月4日
(86)【国際出願番号】JP2015004488
【審査請求日】2016年2月10日
(31)【優先権主張番号】特願2014-257357(P2014-257357)
(32)【優先日】2014年12月19日
(33)【優先権主張国】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000005821
【氏名又は名称】パナソニック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104732
【弁理士】
【氏名又は名称】徳田 佳昭
(74)【代理人】
【識別番号】100115554
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 幸一
(72)【発明者】
【氏名】安藤 健
(72)【発明者】
【氏名】山内 敏明
(72)【発明者】
【氏名】柴田 徳啓
【審査官】 星 浩臣
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−116530(JP,A)
【文献】 特開2012−200181(JP,A)
【文献】 特開2005−192485(JP,A)
【文献】 特開2007−110932(JP,A)
【文献】 特開2010−099011(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C12M 1/00−3/10
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
CAplus/MEDLINE/BIOSIS/WPIDS(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
培養容器内の計測位置を指定する計測位置指定部と、
前記計測位置指定部で指定された位置の観察画像内において細胞が占める面積の割合であるコンフルエント率を算出する画像処理部と、
前記画像処理部で算出されたコンフルエント率に基づいて前記培養容器の継代のタイミングを判定する継代タイミング判定部と、を備え、
前記継代タイミング判定部は、前記観察画像内の全ての計測エリアの平均値に対する第1閾値と、前記観察画像内の少なくとも1つの計測エリアに対する第2閾値とに基づいて、継代タイミングを判定し、
前記第2閾値は、前記第1閾値より大きい、
細胞培養装置。
【請求項2】
前記継代タイミング判定部は、前記培養容器の中心を計測エリアP0とした場合、前記計測エリアP0に対して、前記第2閾値で継代タイミングを判定する、
請求項1に記載の細胞培養装置。
【請求項3】
前記計測エリアの平均値が前記第1閾値より小さく、かつ、前記計測エリアP0が前記第2閾値より大きい場合、前記継代タイミング判定部は、前記培養容器の中心部に細胞が偏っている第1偏り状態であると判定する、
請求項2に記載の細胞培養装置。
【請求項4】
前記培養容器の中心を計測エリアP0とし、前記計測エリアP0から少なくとも所定距離だけ離れた位置に正方形の辺に沿って等間隔に計測エリアP1〜P8を設定した場合、前記計測位置指定部は、前記計測エリアP0と前記計測エリアP1〜P8のいずれかとを通る直線上以外に、少なくとも1つの計測エリアを設定する、
請求項1に記載の細胞培養装置。
【請求項5】
前記培養容器の中心を計測エリアP0とし、前記計測エリアP0から少なくとも所定距離だけ離れた位置に正方形の辺に沿って等間隔に計測エリアP1〜P8を設定した場合、前記継代タイミング判定部は、前記計測エリアP0と前記計測エリアP1〜P8のいずれかとを通る直線上の2点エリアに対して、前記第2閾値で継代タイミングを判定する、
請求項4に記載の細胞培養装置。
【請求項6】
前記計測エリアの平均値が前記第1閾値より小さく、かつ、前記計測エリアP0と前記計測エリアP1〜P8のいずれかとを通る直線上の2点エリアが前記第2閾値より大きい場合、前記継代タイミング判定部は、前記培養容器内において直線状に細胞が偏っている第2偏り状態であると判定する、
請求項5に記載の細胞培養装置。
【請求項7】
前記第1閾値はコンフルエント率45%以上、70%以下であり、前記第2閾値はコンフルエント率75%以上、90%以下である、
請求項1から6のいずれか一項に記載の細胞培養装置。
【請求項8】
前記第1閾値はコンフルエント率60%であり、前記第2閾値はコンフルエント率80%である、
請求項7に記載の細胞培養装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、継代のタイミングを自動的に判定する細胞培養装置に関する。
【背景技術】
【0002】
細胞の培養においては、細胞の増殖に伴い、培養容器全体に細胞が広がるので、数日おきに継代作業が必要になる。従来の技術では、顕微鏡などの細胞観察画像に対して画像処理を施すことで、観察画像内に細胞が占める面積の割合を算出する。そして、その割合が予め決められた閾値を越えるタイミングで継代を実施する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、培養容器内の複数点で細胞を観察し、そのバラつきを考慮し、培養容器を揺動させる細胞培養装置も存在している(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−116530号公報
【特許文献2】特開2010−99011号公報
【発明の概要】
【0005】
本発明は、画像情報をもとに適切な継代タイミング判定が可能な細胞培養を提供する。
【0006】
本発明における細胞培養装置は、計測位置指定部と、画像処理部と、継代タイミング判定部とを有する。計測位置指定部は、培養容器内の計測位置を指定する。画像処理部は、計測位置指定部で指定された位置の観察画像内において細胞が占める面積の割合であるコンフルエント率を算出する。継代タイミング判定部は、画像処理部で算出されたコンフルエント率に基づいて培養容器の継代のタイミングを判定する。より詳細には、継代タイミング判定部は、観察画像内の全ての計測エリアの平均値に対する第1閾値と、観察画像内の少なくとも1つの計測エリアに対する第2閾値とに基づいて、継代タイミングを判定する。第2閾値は、第1閾値より大きい。
【0007】
本発明によれば、適切な継代タイミング判定を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施の形態にかかる細胞培養装置の概要図
図2】本発明の実施の形態にかかる細胞の観察画像を示す図
図3】本発明の実施の形態においてコンフルエント率と時間との関係を示す図
図4A】本発明の実施の形態における測定箇所を示す図
図4B】本発明の実施の形態における測定箇所の例を示す図
図5A】本発明の実施の形態において第1偏り状態を示す図
図5B】本発明の実施の形態において第2偏り状態を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施の形態の説明に先立ち、従来の細胞培養装置における問題点を簡単に説明する。
【0010】
特許文献1のような継代タイミング判定の場合には、1箇所の観察画像から培養容器全体の様子を推定しているが、細胞培養時には容器内で細胞が均一になっていることは稀であり、正確な継代タイミング判定が困難な可能性がある。
【0011】
また、特許文献2のような培養容器の複数点の計測をもとに細胞培養装置の動作を決定する場合においては、培養容器内の細胞の分布しやすさが考慮されておらず、計測点の選択法により結果に差異が生じる可能性がある。
【0012】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、同じ構成要素には同じ符号を付しており、説明を省略する場合もある。また、図面は、理解しやすくするためにそれぞれの構成要素を主体として、模式的に示している。
【0013】
図1は、本発明の実施の形態における細胞培養装置100の概要図である。細胞培養装置100は、培養容器121内の複数の計測箇所においてコンフルエント率を算出することで、細胞の偏りなどを考慮した最適なタイミングで継代を実施できる。ここで、継代とは、培養容器121内の細胞数が過度に増えることを防ぐために、培養容器121内で増殖した細胞を別の培養容器に播種しなおす動作を指す。
【0014】
図1に示すように、細胞培養装置100は、載置部122と、観察部110と、計測位置指定部111と、駆動部112と、画像計測部113と、画像処理部114と、経時記録部115と、継代タイミング判定部116とを有する。載置部122は、培養容器121を載置する。観察部110は、培養容器121内の細胞を観察する。計測位置指定部111は、観察部110が観察する1箇所以上の位置を指定する。駆動部112は、計測位置指定部111で指定された計測位置に観察部110を移動させる。画像計測部113は、計測位置指定部111で指定された位置の観察画像を撮影および記録する。画像処理部114は、画像計測部113で計測された画像内において細胞が占める面積の割合を算出する。経時記録部115は、画像処理部114で算出された細胞のコンフルエント率の離散的な経時変化を記録する。継代タイミング判定部116は、計測位置指定部111において指定された複数の位置における画像処理結果から継代のタイミングを判定する。
【0015】
ここで、細胞のコンフルエント率とは、観察画像の全面積に対する、観察画像内の特定の細胞部分の面積の占める割合である。図2を用いて具体的に説明すると、観察画像の全面積は、斜線領域131aと斜線以外の領域131bとを合わせた面積のことであり、特定の細胞部分の面積は、斜線領域131aの面積のことである。
【0016】
継代タイミング判定部116は、計測位置指定部111で指定された複数の計測位置で計測された細胞のコンフルエント率の平均値Aに基づいて、継代を実施する時刻を指定する。具体的には、事前に定めた時間毎に細胞のコンフルエント率を確認し、コンフルエント率の平均値Aが予め指定したコンフルエント率の第1閾値Apを越えたときに、継代を実施する。なお、第1閾値Apは、この閾値を超えると細胞増殖のスピードが低くなるコンフルエント率とし、細胞培養の効率を考慮して設定する。
【0017】
継代タイミング判定部116では、図3に示すように、コンフルエント率の平均値Aに加えて、観察画像における細胞増殖の偏りを考慮して、継代タイミングを判定する。つまり、コンフルエント率の平均値Aが第1閾値Apより小さい場合でも、細胞の偏りによりコンフルエント率が事前に設定した第2閾値Ap´よりも局所的に大きい場合には、継代を実施する。ここで、第2閾値Ap´は、第1閾値Apよりも大きな値である。例えば、ヒトiPS細胞を未分化状態で培養した場合には、コンフルエント率が高くなると分化することが知られており、局所的なコンフルエント率を検出して対策することで、局所的に分化することを防ぎ、細胞品質の低下を防ぐことができる。なお、第2閾値Ap´は、この閾値を超えると、ヒトiPS細胞の未分化維持培養においては、分化した細胞の混在が見受けられる可能性があるために設定する。
【0018】
主な細胞の偏りの生じ方は、培養容器121内に発生した培地の渦により播種後の細胞が培養容器121の中心部に偏った状態(以下、「第1偏り状態」とする)と、培養容器121の搬送時の加減速により発生した培地の波により播種後の細胞が培養容器121内で直線状に偏った状態(以下、「第2偏り状態」とする)、という2種類である。
【0019】
細胞播種後には、例えば、培養容器121とマニピュレータ等の位置関係を変更するために培養容器121の移動が頻繁に発生するために、上記の第1偏り状態や第2偏り状態が生じやすくなっている。そのため、計測位置指定部111では、上記2種類の現象を確実に捉えられるように計測位置を設定する必要がある。具体的な設定について、図4A図4Bを用いて説明する。本実施の形態では、図4Aに示すように、培養容器121の中心を計測エリアP0とし、この計測エリアP0から少なくとも所定距離(10cmシャーレでは2cm)だけ離れた位置に、正方形の辺に沿って等間隔に計測エリアP1〜P8を設定している。ここで用いている具体的な培養容器121は、直径10cmの円形を底面に持つ容器であり、計測エリアは、長方形(3mm×4mm)の領域で実施している。このように設定した場合、第1偏り状態の現象を捉えるためには、少なくとも培養容器121の中心P0を1エリア計測するように設定する。また、第2偏り状態の現象を捉えるためには、培養容器121の中心部のP0と中心部以外の任意の2エリアP7、P5を計測する必要がある。ただし、第2偏り状態の現象を捉えるためには、計測エリアP0とそれ以外の計測エリア(例えば図4Bでは、計測エリアP7)を通る直線上以外の少なくとも1エリア(例えば図4Bでは、計測エリアP5)を設定する必要がある。
【0020】
上記第1偏り状態と第2偏り状態は同時に生じないので、少なくとも図4Bに示す3エリアを計測箇所として計測位置指定部111で指定すれば、局所的にコンフルエント率が高くなっている現象を見つけることができる。
【0021】
ここで第1偏り状態の現象と第2偏り状態の現象を具体的に図示して説明する。図5Aは、本実施の形態において第1偏り状態を示した図であり、図5Bは、本実施の形態において第2偏り状態を示した図である。第1偏り状態では、培養容器121の搬送の過程において、培養容器121中の培養液が渦巻き状に流れることから培養容器121の中心の計測エリアP0に細胞が溜まり易くなる。一方、第2偏り状態では、培養容器121の搬送の過程において、培養容器121中の培養液が横波状に流れることから培養容器121で直線状(ここでは、計測エリアP2、P0、P6)に細胞が溜まり易くなる。
【0022】
判定して継代を実施する条件に付いて、さらに詳しく説明する。前述の9エリア(P0〜P8)を計測位置として指定した場合、以下の3条件のいずれかを満たす場合に継代を開始する。
(1)計測エリアP0〜P8の全ての計測エリアにおけるコンフルエント率の平均値Aが第1閾値Apを超えた場合、
(2)計測エリアP0〜P8の全ての計測エリアにおけるコンフルエント率の平均値Aは第1閾値Apより小さいが、中心P0のコンフルエント率が第2閾値Ap´を超えた場合、
(3)計測エリアP0〜P8の全ての計測エリアにおけるコンフルエント率の平均値Aは第1閾値Apより小さいが、計測エリアP0〜P8の中で一直線状に存在する2エリア以上のエリア(例えば、計測エリアP1およびP0およびP5や計測エリアP1およびP8およびP7など)のコンフルエント率が第2閾値Ap´を超えた場合。ここで、上記(2)は、前述の第1偏り状態を判定する条件であり、上記(3)は、前述の第2偏り状態を判定する条件である。それぞれの条件を満たすか否かを判定することにより、第1偏り状態および第2偏り状態を判定することも可能である。具体的には、上記(1)を満たさずに上記(2)を満たす場合を第1偏り状態と判定し、上記(1)を満たさずに上記(3)を満たす場合を第2偏り状態と判定することも可能である。なお、上記(1)〜(3)の条件を満たさない場合、例えば計測エリアP1〜P8の直線上にない2エリアのみ(例えば、計測エリアP5およびP7)が第2閾値Ap´の値を越えている場合などは、細胞増殖に偏りが生じているのではなく、計測エリアの選び方によるバラつきと判断し、継代を実施しない。ヒトiPS細胞をコロニー培養した場合に、第1閾値Apを45%以上、70%以下、第2閾値Ap´を75%以上、90%以下とした場合に安定した細胞品質を維持したままでの細胞培養が可能であった。さらに好ましくは、第1閾値Apを60%、第2閾値Ap´を80%とした場合に、より安定した細胞品質を維持したままでの細胞培養が可能であった。
【0023】
なお、閾値Ap、Ap´の値を低く設定すると、細胞の品質を高く維持できるが、細胞の増殖が少なく株分け枚数が少なくなる。一方、閾値Ap、Ap´の値を高く設定すると、細胞の品質は低下しやすくなるが、細胞数は増えて株分け枚数を増やすことができる。すなわち、培養における細胞の品質重視のモードと細胞の数重視のモードを設定し、品質重視のモードが選択された場合には閾値Ap、Ap´の値を通常よりも小さくし、数重視のモードが選択された場合には閾値Ap、Ap´の値を通常よりも大きくすることで、細胞の品質または数を重視した継代を行うことも可能である。
【0024】
なお、継代時間の推定は、予め指定された細胞種類に応じて設定された細胞増殖モデルと経時記録部115に記録されたコンフルエント率の推移から、図3に示す近似細胞増殖曲線を算出し、予め指定したコンフルエント率の第1閾値Apに到達する時刻Tpを推定することで可能であると考えられる。これにより、より適切なタイミングで継代を実施することができ、細胞品質の安定化を実現することができる。
【0025】
なお、第二閾値を超えた培養容器では、局所的にコンフルエント率が高くなっており、低い品質の細胞が混在している可能性がある。このため、細胞培養装置に培養容器の撮像画像・撮像日時・撮像計測エリアなどの情報を管理する培養容器情報管理部をさらに設け、第二閾値を超えた培養容器に対しては、その培養容器に関連付けられるデータとして第二閾値を超えたことが分かるフラグを追加する。これによりユーザがその培養容器を操作する場合には、第二閾値を超えたことがある旨を細胞培養装置に設置している表示部に表示し、ユーザに伝達することができる。
【0026】
なお、ヒトiPS細胞のように、シングルセル状態ではなくコロニーとして細胞が増殖する場合においては、画像処理部114は、細胞のコンフルエント率を算出するだけでなく、コロニー径も算出することができる。ヒトiPS細胞の場合には、コロニー径が大き過ぎる場合には、細胞が分化してしまうことが知られており、継代タイミング判定部116においては、複数の計測箇所におけるコンフルエント率とコロニー径の分布から継代タイミングを判定することが好ましい。これにより、品質を維持しながらの培養を高精度に実施することができる。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明の細胞培養装置は、再生医療や創薬分野で有用である。
【符号の説明】
【0028】
100 細胞培養装置
110 観察部
111 計測位置指定部
112 駆動部
113 画像計測部
114 画像処理部
115 経時記録部
116 継代タイミング判定部
121 培養容器
122 載置部
131a 斜線領域
131b 斜線以外の領域
【要約】
細胞培養装置は、計測位置指定部と、画像処理部と、継代タイミング判定部とを有する。計測位置指定部は、培養容器内の計測位置を指定する。画像処理部は、計測位置指定部で指定された位置の観察画像内において細胞が占める面積の割合であるコンフルエント率を算出する。継代タイミング判定部は、画像処理部で算出されたコンフルエント率に基づいて培養容器の継代のタイミングを判定する。より詳細には、継代タイミング判定部は、観察画像内の全ての計測エリアの平均値に対する第1閾値と、観察画像内の少なくとも1つの計測エリアに対する第2閾値とに基づいて、継代タイミングを判定する。第2閾値は、第1閾値より大きい。
図2
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図1