特許第5936124号(P5936124)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5936124
(24)【登録日】2016年5月20日
(45)【発行日】2016年6月15日
(54)【発明の名称】エレベータのドア開閉装置
(51)【国際特許分類】
   B66B 13/08 20060101AFI20160602BHJP
【FI】
   B66B13/08 D
【請求項の数】9
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2012-248696(P2012-248696)
(22)【出願日】2012年11月12日
(65)【公開番号】特開2014-94828(P2014-94828A)
(43)【公開日】2014年5月22日
【審査請求日】2014年12月3日
(73)【特許権者】
【識別番号】000112705
【氏名又は名称】フジテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100074332
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 昇
(72)【発明者】
【氏名】柏倉 寛
【審査官】 藤村 聖子
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭54−053273(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66B 13/00−13/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
かごの出入口に設けられるかごドアをスライドさせることで当該かごドアの開閉を行うドア開閉装置において、かごドアをスライド可能にかごの出入口に取り付けるスライド構造と、駆動モータの駆動力をかごドアに伝達する駆動機構と、駆動機構とかごドアとを連結する連結構造とを備え、駆動機構は、駆動モータが直接的又は間接的に接続される駆動プーリと、該駆動プーリと間隔をあけて並ぶ従動プーリと、駆動プーリと従動プーリとに亘って掛け渡される環状の駆動ベルトとを備え、連結構造は、かごドア側に設けられる受動側連結部と、駆動機構の駆動ベルト側に設けられる駆動側連結部とを備え、受動側連結部と駆動側連結部とが弾性を有する防振構造を介して連結されることで、駆動側連結部が防振構造及び受動側連結部を介してかごドア又は該かごドアに接続されるドアハンガと連結されることを特徴とするエレベータのドア開閉装置。
【請求項2】
駆動側連結部と受動側連結部とは、間隔をあけて設けられる請求項に記載のエレベータのドア開閉装置。
【請求項3】
受動側連結部は、間隔をあけて互いに対向する一対の受圧部を有し、駆動側連結部は、受動側連結部の一対の受圧部間に配置される押圧部を有し、押圧部は、受動側連結部及びドアハンガの後側からドアハンガの前側に延びるように形成されるとともに、押圧部は、ドアハンガの前側に位置する重合部を有する請求項又はに記載のエレベータのドア開閉装置。
【請求項4】
押圧部の重合部とドアハンガとの間には、隙間が形成される請求項に記載のエレベータのドア開閉装置。
【請求項5】
ドアハンガには、切欠状の逃部が形成され、駆動側連結部は、ドアハンガの後ろ側から逃部を通り、押圧部は、ドアハンガの前側に延びる請求項又はに記載のエレベータのドア開閉装置。
【請求項6】
連結構造は、防振構造とともに受動側連結部と駆動側連結部との間に介在するストッパー構造を備え、ストッパー構造は、押圧部と一方の受圧部との間、及び押圧部と他方の受圧部との間に設けられるストッパーを複数備える請求項乃至の何れか一項に記載のエレベータのドア開閉装置。
【請求項7】
ストッパーは、押圧部との間に隙間が形成されるように受圧部に取り付けられる請求項に記載のエレベータのドア開閉装置。
【請求項8】
かごドアは、左右に並ぶように配置され、
駆動機構と、前記左右に並ぶかごドアの少なくとも一方のかごドアとは、前記連結構造によって連結される請求項1乃至の何れか一項に記載のエレベータのドア開閉装置。
【請求項9】
駆動モータは、同期機である請求項1乃至の何れか一項に記載のエレベータのドア開閉装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベータのかごに設けられたかごドアの開閉を行うエレベータのドア開閉装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エレベータは、建築物内に設けられた昇降路と、該昇降路の所望高さ位置に設けられた出入口と、該出入口に臨んで設けられる乗場と、該出入口に設けられる乗場ドアとを備えている。また、図19に示すように、エレベータは、昇降路内に駆動機構によって昇降自在に設けられるかご60と、該かご60に設けられた出入口61と、該出入口61に設けられたかごドア62a,62bとを備えている。
【0003】
そして、エレベータには、かごドア62a,62bの開閉を行うエレベータのドア開閉装置(以下、ドア開閉装置とする)1が設けられている。ドア開閉装置1は、かごドア62a,62bをスライド可能にかごドア62a,62bの出入口61に取り付けるスライド構造2と、駆動モータ30の駆動力をかごドア62a,62bに伝達する駆動機構3と、該駆動機構3とかごドア62a,62bとを連結する一対の連結構造4,5とを備えている。
【0004】
スライド構造2は、かごドア62a,62bの出入口61の上部に取り付けられる上部フレーム20と、該上部フレーム20の正面に取り付けられるドアレール21と、かごドア62a,62bのそれぞれの上部に取り付けられ、該ドアレール21上に載置される一対のローラ23,23を有するドアハンガ22a,22bとを備えている。そのため、かごドア62a,62bのそれぞれは、ドアハンガ22a,22bを介してドアレール21に吊り下げられている。
【0005】
駆動機構3は、駆動モータ30が直接的又は間接的に接続される駆動プーリ31と、該駆動プーリ31と間隔をあけて並ぶ従動プーリ32と、駆動プーリ31と従動プーリ32とに亘って掛け渡される環状の駆動ベルト33とを備えている。
【0006】
一方の連結構造4は、一方のドアハンガ22aと駆動機構3の駆動ベルト33(駆動ベルト33の上部)とに亘って設けられ、他方の連結構造5は、他方のドアハンガ22bと駆動機構3の駆動ベルト33(駆動ベルト33の下部)とに亘って設けられている。
【0007】
このように構成されたエレベータのドア開閉装置1では、駆動モータ30によって駆動プーリ31を回転させると、駆動ベルト33が循環し、連結構造4,5及びドアハンガ22a,22bを介してかごドア62a,62bがドアレール21に沿って往復動する。このようにして、ドア開閉装置1は、かごドア62a,62bの開閉を行うようになっている。
【0008】
尚、図19に示すエレベータでは、駆動ベルト33の一方の長辺部に一方の連結構造4及び一方のドアハンガ22aを介して一方のかごドア62a,62bが連結され、駆動ベルト33の他方の長辺部に他方の連結構造5及び他方のドアハンガ22bを介して他方のかごドア62a,62bが連結されている。そのため、かごドア62a,62bは、互いに相反する方向に移動する。即ち、図19に示すエレベータは、かごドア62a,62bの出入口61が中央から開く、いわゆるセンターオープンタイプのエレベータである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2002−187684号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ところで、上述のドア開閉装置1では、かごドア62a,62bの開閉を行う際に、駆動モータ30によって駆動プーリ31を回転させると、駆動ベルト33が連結構造4,5とともにかごドア62a,62bを引っ張ることになる。そのため、駆動ベルト33が張り詰めた状態になり、駆動モータ30の振動や、駆動プーリ31や従動プーリ32が駆動ベルト33を循環させる際に生じる振動が当該駆動ベルト33から連結構造4,5及びドアハンガ22a,22bを介してかごドア62a,62bに伝わりやすくなる。そして、場合によれば、ドアハンガ22a,22bに伝わった振動によって不快音や騒音が発生することがある。特に、かごドア62a,62bの出入口61が中央から開かれる際に、駆動ベルト33の一方の長辺部によって引っ張られることになるドア62a側では、その問題が顕著となる。
【0011】
そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、かごドアの開閉を行う際に、駆動機構の振動がかごドアに伝わることを防止することができるエレベータのドア開閉装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明に係るエレベータのドア開閉装置は、かごの出入口に設けられるかごドアをスライドさせることで当該かごドアの開閉を行うドア開閉装置において、かごドアをスライド可能にかごの出入口に取り付けるスライド構造と、駆動モータの駆動力をかごドアに伝達する駆動機構と、駆動機構とかごドアとを連結する連結構造とを備え、駆動機構は、駆動モータが直接的又は間接的に接続される駆動プーリと、該駆動プーリと間隔をあけて並ぶ従動プーリと、駆動プーリと従動プーリとに亘って掛け渡される環状の駆動ベルトとを備え、連結構造は、かごドア側に設けられる受動側連結部と、駆動機構の駆動ベルト側に設けられる駆動側連結部とを備え、受動側連結部と駆動側連結部とが弾性を有する防振構造を介して連結されることで、駆動側連結部が防振構造及び受動側連結部を介してかごドア又は該かごドアに接続されるドアハンガと連結されることを特徴とする。
【0013】
上記構成のドア開閉装置によれば、駆動モータによって駆動プーリが回転すると、駆動ベルトが回転する。そして、駆動側連結部が駆動ベルトの回転に連動して移動することによって、かごドアがスライドする。
【0014】
駆動側連結部が駆動プーリ側に移動する場合、駆動ベルトは、駆動側連結部を駆動プーリ側に引っ張ることでかごドアを移動させる。そのため、駆動ベルトの、駆動側連結部と駆動プーリとの間の部分が張り詰めた状態になり、駆動機構からの振動が伝わりやすくなる。
【0015】
しかしながら、駆動機構とかごドアとが弾性を有する防振構造を介して連結されるため、駆動機構からの振動が駆動ベルトを介してかごドアに伝わることを防止できる。
【0016】
また、駆動機構とかごドアとが弾性を有する防振構造を介して連結されるため、駆動機構からの振動が駆動ベルトを介してかごドアに伝わることを防止できる
【0017】
この場合、駆動側連結部と受動側連結部とは、間隔をあけて設けられるようにしてもよい。このようにすれば、駆動側連結部と受動側連結部とは、互いに接触していない状態になるため、駆動機構からの振動が駆動ベルトを介して受動側連結部(かごドア)に伝わることをより確実に防止できる。
【0018】
この場合、受動側連結部は、間隔をあけて互いに対向する一対の受圧部を有し、駆動側連結部は、受動側連結部の一対の受圧部間に配置される押圧部を有し、押圧部は、受動側連結部及びドアハンガの後側からドアハンガの前側に延びるように形成されるとともに、押圧部は、ドアハンガの前側に位置する重合部を有するようにしてもよい。このようにすれば、防振構造が破断することで受動側連結部と駆動側連結部との連結が解かれたとしても、駆動側連結部の前後方向での移動を規制することができる。
【0019】
より具体的に説明すると、駆動側連結部は、受動側連結部及びドアハンガよりも後側からドアハンガの前側に延びるように形成されているため、ドアハンガの後側から前側に向かって移動しようとすると受動側連結部に接触する。これにより、駆動側連結部のドアハンガの前側に向かう移動が規制される。
【0020】
また、駆動側連結部は、ドアハンガの前側に位置する重合部を有する。そのため、駆動側連結部は、ドアハンガの前側から後側に向かって移動しようとすると、重合部がドアハンガの前側に接触する。これにより、駆動側連結部のドアハンガの後側に向かう移動が規制される。
【0021】
このように、駆動側連結部のドアハンガの後側から前側に向かう移動と、ドアハンガの前側から後側に向かう移動とを規制できるようになっているため、防振構造が破断することで受動側連結部と駆動側連結部との連結が解かれたとしても、押圧部が一対の受圧部間から外れてしまうことを防止できる。
【0022】
この場合、押圧部の重合部とドアハンガとの間には、隙間が形成されるようにしてもよい。このようにすれば、駆動側連結部をドアハンガとも直接的に接触していない状態にすることができるため、押圧部が一対の受圧部間から外れてしまうことを防止しつつ、駆動機構からの振動が駆動ベルトを介して受動側連結部(かごドア)に伝わることをより確実に防止できる。
【0023】
この場合、ドアハンガには、切欠状の逃部が形成され、駆動側連結部は、ドアハンガの後ろ側から逃部を通り、押圧部は、ドアハンガの前側に延びるようにしてもよい。このようにすれば、駆動側連結部の一部を逃部と対応する場所に位置させることができるため、省スペース化を図ることができる。
【0024】
本発明に係るエレベータのドア開閉装置の一態様として、連結部材は、防振構造とともに受動側連結部と駆動側連結部との間に介在するストッパー構造を備え、ストッパー構造は、押圧部と一方の受圧部との間、及び押圧部と他方の受圧部との間に設けられるストッパーを複数備えるようにしてもよい。このようにすれば、防振構造による受動側連結部と駆動側連結部との連結が解除されたとしても、ストッパー構造が受動側連結部と駆動側連結部との間に設けられているため、かごドアの開閉を行うことができる。
【0025】
この場合、ストッパーは、押圧部との間に隙間が形成されるように受圧部に取り付けられる。このようにすれば、防振構造によって受動側連結部と駆動側連結部とが連結されているときに、ストッパーが押圧部に接触することを防止できる。そのため、駆動機構からの振動がストッパーを介して受動側連結部(かごドア)に伝わることを抑えることができる。
【0026】
この場合、かごドアは、左右に並ぶように配置され、駆動機構と、前記左右に並ぶかごドアの少なくとも一方のかごドアとは、前記連結構造によって連結されてもよい。このようにすれば、駆動機構からの振動が駆動ベルトを介して少なくとも一方のドアに伝わることを防止できる。
【0027】
この場合、駆動モータは、同期機であってもよい。このようにすれば、駆動プーリに対して強いトルクを作用させつつ、駆動機構からの振動が駆動ベルトを介して受動側連結部(かごドア)に伝わることを防止できる。
【発明の効果】
【0028】
以上のように、本発明によれば、駆動機構の振動がかごドアに伝わることを防止することができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1図1は、本発明の第一実施形態に係るドア開閉装置が設置されているエレベータの全体概要図である。
図2図2は、同実施形態に係るドア開閉装置が設置されているエレベータの部分側面図である。
図3図3は、同実施形態に係るドア開閉装置のスライド機構の部分拡大図である。
図4図4は、同実施形態に係るドア開閉装置の連結機構の部分拡大図である。
図5図5は、同実施形態に係るドア開閉装置の開側連結部材の部品図であって、図5Aは、開側連結部材の正面図であり、図5Bは、開側連結部材の側面図である。
図6図6は、同実施形態に係るドア開閉装置の閉側連結部材の部品図であって、図6Aは、閉側連結部材の正面図であり、図6Bは、閉側連結部材の側面図である。
図7図7は、同実施形態に係るドア開閉装置の駆動側連結部材の部品図であって、図7Aは、駆動側連結部材の正面図であり、図7Bは、駆動側連結部材の側面図である。
図8図8は、同実施形態に係るドア開閉装置の縦断面図であって、図1のA−A線における縦断面図である。
図9図9は、同実施形態に係るドア開閉装置の動作説明図であって、図9Aは、かごドアを開いている途中の状態の説明図であり、図9Bは、かごドアを完全に開いた状態の説明図であり、図9Cは、かごドアを閉じている途中の状態の説明図である。
図10図10は、本発明の第二実施形態に係るドア開閉装置が設置されているエレベータの全体概要図である。
図11図11は、同実施形態に係るドア開閉装置が設置されているエレベータの部分側面図である。
図12図12は、同実施形態に係るドア開閉装置のスライド機構の部分拡大図である。
図13図13は、同実施形態に係るドア開閉装置の連結機構の部分拡大図である。
図14図14は、同実施形態に係るドア開閉装置の開側連結部材の部品図であって、図14Aは、開側連結部材の正面図であり、図14Bは、開側連結部材の側面図である。
図15図15は、同実施形態に係るドア開閉装置の閉側連結部材の部品図であって、図15Aは、閉側連結部材の正面図であり、図15Bは、閉側連結部材の側面図である。
図16図16は、同実施形態に係るドア開閉装置の駆動側連結部材の部品図であって、図16Aは、駆動側連結部材の正面図であり、図16Bは、駆動側連結部材の側面図である。
図17図17は、同実施形態に係るドア開閉装置の断面図であって、図10のA−A線における断面図である。
図18図18は、同実施形態に係るドア開閉装置の動作説明図であって、図18Aは、かごドアを開いている途中の状態の説明図であり、図18Bは、かごドアを完全に開いた状態の説明図であり、図18Cは、かごドアを閉じている途中の状態の説明図である。
図19図19は、従来のドア開閉装置が設置されているエレベータの全体概要図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、本発明に係るエレベータのドア開閉装置(以下、単にドア開閉装置とする)の第一実施形態について添付図面を参照しつつ説明を行う。尚、本実施形態で登場する構成のうち、図19に示す従来技術と同じあるいは相当する構成については、同じ符号を付すものとする。
【0031】
まず、本実施形態に係るエレベータの概要について、図1を参酌しつつ説明する。本実施形態に係るエレベータは、かごドア62a,62bの出入口61が中央部(出入口の間口方向における中央部)から開くいわゆるセンターオープンタイプのエレベータである。より具体的に説明すると、エレベータは、昇降路(図示しない)内を昇降自在に設けられるかごドア62a,62bと、該かごドア62a,62bに設けられた出入口61と、該出入口61に設けられた複数の(本実施形態では、一対)かごドア62a,62bとを備えている。
【0032】
図1に示すように、ドア開閉装置1は、かごドア62a,62bをスライド可能にかごドア62a,62bの出入口61に取り付けるスライド構造2と、駆動モータ30の駆動力をかごドア62a,62bに伝達する駆動機構3と、駆動機構3とかごドア62a,62bとを連結する一対の連結構造4,5とを備えている。
【0033】
スライド構造2は、一対のかごドア62a,62bの上部に設置される上部フレーム20に取り付けられるドアレール21であって、真っ直ぐに延びるドアレール21と、かごドア62a,62bのそれぞれの上部に取り付けられ、該ドアレール21上に載置される一対のローラ23,23を有するドアハンガ22a,22bとを備えている。そのため、かごドア62a,62bのそれぞれは、ドアハンガ22a,22bを介してドアレール21に吊り下げられている(図2参照)。
【0034】
ドアレール21は、出入口61の間口方向(以下、左右方向とする)に沿って真っ直ぐ延びるように上部フレーム20に取り付けられる。
【0035】
図3に示すように、一方のドアハンガ22aは、一方のかごドア62aの上部に取り付けられている。そして、一方のドアハンガ22aには、切欠状の逃部220aが形成されている。さらに、一方のドアハンガ22aには、複数の貫通孔221a,…が形成されている。より具体的に説明すると、一方のドアハンガ22aには、逃部220aを境とする一方側と他方側とのそれぞれに一対の貫通孔221a,221aが形成されている。
【0036】
他方のドアハンガ22bは、他方のかごドア62bの上部に取り付けられている。そして、他方のドアハンガ22bには、複数(本実施形態では、二つ)のねじ孔220b,…が形成されている。
【0037】
図1に戻り、駆動機構3は、駆動モータ30が直接的に接続される駆動プーリ31と、該駆動プーリ31と間隔をあけて並ぶ従動プーリ32と、駆動プーリ31と従動プーリ32とに亘って掛け渡される環状の駆動ベルト33とを備えている。なお、駆動モータ30には、種々のものを採用し得るが、本実施形態では、回転子が永久磁石で構成されているモータ(いわゆる、同期機)が採用されている。
【0038】
駆動モータ30は、その駆動軸(図示しない)に駆動プーリ31が直結されている(いわゆるダイレクトドライブ)。尚、図示していないが、駆動プーリ31の外周部及び従動プーリ32の外周部には、周方向全周に亘って歯部が形成されている。また、駆動ベルト33の内周側にも、周方向全長に亘って歯部が形成されている。そして、駆動プーリ31の歯部と、駆動ベルト33の歯部とは、互いに噛み合うようになっている。また、従動プーリ32の歯部と、駆動ベルト33の歯部とも、互いに噛み合うようになっている。
【0039】
図4に示すように、一方の連結構造4(かごドア62a,62bを開く際に駆動プーリ31に接近する連結構造4)は、弾性を有する防振構造42を介して駆動機構3とかごドア82aとを連結するようになっている。より具体的に説明すると、一方の連結構造4は、かごドア82a側に設けられる受動側連結部と、駆動機構3の駆動ベルト33側に設けられる駆動側連結部とを備えている。なお、本実施形態において、連結構造4は、受動側連結部としての受動側連結部材40と、駆動側連結部としての駆動側連結部材41とを備えている。
【0040】
受動側連結部材40は、ドアハンガ22aを介してかごドア82aに取り付けられている。そして、受動側連結部材40は、間隔をあけて互いに対向する一対の受圧部400b,401bを有する。より具体的に説明すると、受動側連結部材40は、一方のドアハンガ22aに固定される開側連結部材400と、開側連結部材400と間隔をあけてドアハンガ22aに固定される閉側連結部材401とを備えている。受動側連結部材40では、開側連結部材400が一方のドアハンガ22aの逃部220aを境とする一方側に固定され、閉側連結部材401がドアハンガ22aの逃部220aを境とする他方側に固定されることで、開側連結部材400と閉側連結部材401とが互いに左右方向に間隔をあけて一方のドアハンガ22aに固定されている。
【0041】
図5Aに示すように、開側連結部材400は、一方のドアハンガ22aの前面に取り付けられる開側取付部400aと、開側取付部400aから面直交方向に延びる受圧部(以下、開側受圧部とする)400bとを有する。開側取付部400aには、一対の貫通孔400aa,400aaが形成されている。
【0042】
一対の貫通孔400aa,400aaは、左右方向と直交する方向(以下、上下方向とする)で間隔をあけて並ぶように形成されている。そして、一対の貫通孔400aa,400aaの間隔は、一方のドアハンガ22aの逃部220aを境とする一方側に形成されている一対の貫通孔221a,221aの間隔と同一又は略同一となるように設定されている。そのため、開側取付部400aは、貫通孔400aaと一方のドアハンガ22aの貫通孔221aとに挿通させたボルトに対してナットを螺合させることでドアハンガ22aに取り付けられている。
【0043】
図5Bに示すように、開側受圧部400bには、一対の貫通孔400ba,400baが形成されている。一対の貫通孔400ba,400baは、上下方向で間隔をあけて並ぶように形成されている。
【0044】
図6Aに示すように、閉側連結部材401は、ドアハンガ22aの前面に取り付けられる閉側取付部401aと、閉側取付部401aと面直交方向で交わる受圧部(以下、閉側受圧部とする)401bとを有する。
【0045】
閉側取付部401aには、一対の貫通孔401aa,401aaが形成されている。一対の貫通孔401aa,401aaは、上下方向で間隔をあけて並ぶように形成されている。そして、一対の貫通孔401aa,401aaの間隔は、ドアハンガ22aの逃部220aを境とする他方側に形成されている一対の貫通孔221a,221aの間隔と同一又は略同一となるように設定されている。そのため、閉側取付部401aは、貫通孔401aaとドアハンガ22aの貫通孔221aとに挿通させたボルトに対してナットを螺合させることでドアハンガ22aに取り付けられている。
【0046】
図6Bに示すように、閉側受圧部401bには、一対の貫通孔401ba,401baが形成されている。閉側受圧部401bの貫通孔401baは、上下方向において、開側受圧部400bの貫通孔400baからずれた場所に位置するようになっている。
【0047】
駆動側連結部材41は、駆動機構3の駆動ベルト33に取り付けられている。そして、図7Aに示すように、駆動側連結部材41は、受動側連結部材40の一対の受圧部400b,401b(開側受圧部400b及び閉側受圧部401b)間に配置される押圧部410を有する。また、駆動側連結部材41は、駆動ベルト33に挟持させる挟持部411と、挟持部411と押圧部410とに繋がるベース412とを有する。
【0048】
図7Bに示すように、押圧部410は、長手をなした板状である。また、押圧部410は、長手方向に、第一端と該第一端とは反対側の第二端とを有する。そして、押圧部410は、開側受圧部400bの貫通孔400baと対応する部分及び閉側受圧部401bの貫通孔401baと対応する部分に貫通孔410aが形成されている。すなわち、押圧部410には、上下方向で間隔をあけて並ぶ四つの貫通孔410a,…が形成されている。
【0049】
図8に示すように、押圧部410の第二端側の部分(以下、重合部410bとする)は、ドアハンガ22aの前側に位置するようになっている。すなわち、押圧部410は、受動側連結部材40及びドアハンガ22aの後側からドアハンガ22aの前側に延びるように形成されるとともに、ドアハンガ22aの前側に位置する重合部410bを有するようになっている。そして、重合部410bとドアハンガ22aの前面との間には、隙間D1が形成されている。本実施形態では、隙間D1は約3.5mmに設定されている。
【0050】
図7Aに戻り、挟持部411は、互いに対向する一対の挟持用片部411a,411aを有する。一方の挟持用片部411aには、貫通孔411bが形成されている。そして、他方の挟持用片部411aには、一方の挟持用片部411aに形成されている貫通孔411bと対応する位置に貫通孔411bが形成されている。
【0051】
そのため、図7Bに示すように、挟持部411は、一方の挟持用片部411aと他方の挟持用片部411aとの間に駆動ベルト33を介在させて、一方の挟持用片部411aの貫通孔411bと他方の挟持用片部411aの貫通孔411bのそれぞれに挿通させたボルトにナットを螺合させることで駆動ベルト33に取り付けられている。
【0052】
ベース412は、挟持部411に繋がる部分と押圧部410に繋がる部分とが左右方向と上下方向とのそれぞれと直交する方向(以下、前後方向とする)で位置ずれしている。そのため、図8に示すように、駆動側連結部材41は、駆動ベルト33に取り付けられた状態において、挟持部411に繋がる部分が駆動ベルト33よりも前側に位置し、押圧部410に繋がる部分がドアハンガ22aよりも後ろ側に位置するようになっている。
【0053】
このようにすることで、前後方向において、ベース412の押圧部410が繋がっている部分と閉側連結部材401の閉側取付部401aとの間には、隙間D2が形成されている。本実施形態では、隙間D2は約3.8mmに設定されている。
【0054】
図4に戻り、防振構造42は、押圧部410と一方の受圧部400b(開側受圧部400b)との間、及び押圧部410と他方の受圧部401b(閉側受圧部401b)との間に設けられる防振部材420を複数(本実施形態では、四つ)備えている。防振部材420は、第一圧接面と該第一圧接面とは反対側の第二圧接面とを有する防振用弾性部420aと、該防振用弾性部420aの第一圧接面と、該弾性部の第二圧接面とのそれぞれに接合される一対のベース板420bと、該ベース板420bのそれぞれから延出する一対の雄ねじ部420c,420cと、該一対の雄ねじ部420c,420cのそれぞれに螺合するナット420d,420dとを備えている。なお、防振用弾性部420aとベース板420bとを接合する方法としては、例えば、防振用弾性部420aをベース板420bに焼き付けたり、防振用弾性部420aをベース板420bに接着したりする方法を採用することができる。
【0055】
防振用弾性部420aは、円柱状に形成されている。そして、軸心方向における中央部の外周径よりも、第一圧接面側の外周が大きくなるように設定されている。また、第二圧接面側の外周も、軸心方向における中央部の外周よりも大きくなるように設定されている。
【0056】
ベース板420bは、円形状に形成されている。また、ベース板420bの外周縁は、第一圧接面の外周縁(第二圧接面の外周縁)と一致又は略一致するように形成されている。
【0057】
雄ねじ部420cは、ベース板420bの中心から延出している。すなわち、防振部材420は、防振用弾性部420aと、ベース板420bと、雄ねじ部420cとが同心となっている。
【0058】
このように構成された防振部材420を押圧部410と閉側受圧部401bとの間、及び押圧部410と開側受圧部400bとの間に取り付けるには、まず、閉側受圧部401bの貫通孔401baに防振部材420の一方の雄ねじ部420cを挿通させ、当該雄ねじ部420cにナット420dを螺合させる。そして、防振部材420の他方の雄ねじ部420cに押圧部410の貫通孔410aを外嵌させた後に、当該雄ねじ部420cにナット420dを螺合させる。そして、雄ねじ部420c,420cのそれぞれに螺合させたナット420dを締め込み、閉側受圧部401bと押圧部410とによって、防振用弾性部420aを圧縮する。
【0059】
また、防振部材420を押圧部410と開側受圧部400bとの間に取り付けるには、防振部材420の一方の雄ねじ部420cに押圧部410の貫通孔410aを外嵌させた後に、当該雄ねじ部420cにナット420dを螺合させる。そして、開側受圧部400bの貫通孔400baに防振部材420の他方の雄ねじ部420cを挿通させ、当該雄ねじ部420cにナット420dを螺合させる。そして雄ねじ部420c,420cのそれぞれに螺合させたナット420dを締め込み、押圧部410と開側受圧部400bとによって、防振用弾性部420aを圧縮する。
【0060】
これにより、防振部材420の防振用弾性部420aが押圧部410と開側連結部材400又は押圧部410と閉側連結部材401によって圧縮された状態で駆動側連結部材41と受動側連結部材40との間に取り付けられる。
【0061】
他方の連結構造5(かごドア62a,62bを開く際に駆動プーリ31から離間する連結構造5)は、駆動ベルト33に取り付けられる駆動ベルト取付部50と、駆動ベルト取付部50と繋がるベース板51であって、ドアハンガ22bの前面に取り付けられるベース板51と、該ベース板51と面直交方向に交わるステー部52であって、貫通孔が形成されているステー部52とを有する。
【0062】
駆動ベルト取付部50は、互いに対向する一対の挟持用片部500,500を有する。一対の挟持用片部500のそれぞれには、一対の貫通孔500a,500aが形成されている。そのため、駆動ベルト取付部50は、挟持用片部500,500間に駆動ベルト33を介在させた状態で、一方の挟持用片部500の貫通孔500aと他方の挟持用片部500の貫通孔500aに挿通させたボルトにナットを螺合させることによって駆動ベルト33に取り付けられている。
【0063】
本実施形態に係るドア開閉装置1は、以上の通りである。続いて、ドア開閉装置1の動作について、添付図面を参照しつつ説明を行う。
【0064】
図9Aに示すように、ドア開閉装置1によって、かごドア62a,62bを開く場合、駆動モータ30によって、駆動プーリ31を一方向側(駆動プーリ31の周方向における一方側)に回転させる。このようにすると、駆動プーリ31の歯部と駆動ベルト33の歯部とが噛み合い、駆動ベルト33が駆動プーリ31と同方向に回転する。さらに、駆動ベルト33の歯部と従動プーリ32の歯部とが噛み合うことで、従動プーリ32も駆動プーリ31及び駆動ベルト33と同方向に回転する。
【0065】
これにより、駆動ベルト33の駆動プーリ31よりも上側に位置する部分(一方の長辺部)が駆動プーリ31に引き込まれる方向に移動し、駆動ベルト33の駆動プーリ31よりも下側に位置する部分(他方の長辺部)が駆動プーリ31から送り出される方向に移動する。
【0066】
そのため、一方の連結構造4は、駆動ベルト33の駆動プーリ31よりも上側に位置する部分に引っ張られることで、駆動プーリ31側に移動する。そして、他方の連結構造5は、従動プーリ32側に移動する。これにより、一方のかごドア62aが駆動プーリ31側に移動し、他方のかごドア62bが従動プーリ32側に移動する。このようにして、図9Bに示すように、かごドア62a,62bのそれぞれが互いに離間する方向にスライドし、出入口61が開放される。
【0067】
図9Cに示すように、ドア開閉装置によって、かごドア62a,62bを閉じる場合、駆動モータ30によって、駆動プーリ31を他方向側(駆動プーリ31の周方向における他方側)に回転させる。このようにすると、駆動プーリ31の歯部と駆動ベルト33の歯部とが噛み合い、駆動ベルト33が駆動プーリ31と同方向に回転する。さらに、駆動ベルト33の歯部と従動プーリ32の歯部とが噛み合うことで、従動プーリ32も駆動プーリ31及び駆動ベルト33と同方向に回転する。
【0068】
これにより、駆動ベルト33の駆動プーリ31よりも下側に位置する部分が駆動プーリ31に引き込まれる方向に移動し、駆動ベルト33の駆動プーリ31よりも上側に位置する部分が駆動プーリ31から送り出される方向に移動する。
【0069】
そのため、他方の連結構造5は、駆動ベルト33の駆動プーリ31よりも下側に位置する部分に引っ張られることで、駆動プーリ31側に移動する。そして、一方の連結構造4は、従動プーリ32側に移動する。これにより、一方のかごドア62aが従動プーリ32側に移動し、他方のかごドア62bが駆動プーリ31側に移動する。すなわち、かごドア62a,62bのそれぞれが互いに接近する方向にスライドすることで、出入口61が塞がれる。
【0070】
以上のように、本実施形態に係るドア開閉装置1によれば、駆動側連結部材41が駆動プーリ31側に移動する場合、駆動ベルト33は、駆動側連結部材41を駆動プーリ31側に引っ張ることでかごドア62aを移動させている状態になる。そのため、駆動ベルト33の、駆動側連結部材41と駆動プーリ31との間の部分が張り詰めた状態になり、駆動機構3からの振動が伝わりやすくなる。しかしながら、受動側連結部材40と駆動側連結部材41とは、弾性を有する防振部材420を介して連結されているため、駆動機構3からの振動が駆動ベルト33を介して受動側連結部材40(かごドア62a)に伝わることを防止できるという優れた効果を奏し得る。
【0071】
また、押圧部410は、受動側連結部材40及びドアハンガ22aの後側からドアハンガ22aの前側に延びるように形成されるとともに、ドアハンガ22aの前側に位置する重合部410bを有するため、防振構造42(防振部材420)が破断することで受動側連結部材40と駆動側連結部材41との連結が解かれたとしても、駆動側連結部材41の前後方向での移動を規制することができる。
【0072】
より具体的に説明すると、駆動側連結部材41は、受動側連結部材40及びドアハンガ22aよりも後側からドアハンガ22aの前側に延びるように形成されているため、ドアハンガ22aの前側に向かって移動しようとすると受動側連結部材40に接触する。従って、駆動側連結部材41のドアハンガの前側に向かう移動を規制できる。
【0073】
また、駆動側連結部材41は、ドアハンガ22aの前側に位置する重合部410bを有する。そのため、駆動側連結部材41はドアハンガ22aの後側に向かって移動しようとすると、重合部410bがドアハンガ22aの前側に接触する。従って、駆動側連結部材41のドアハンガ22aの後側に向かう移動も規制できる。
【0074】
このように、駆動側連結部材41の前後方向での移動を規制することができるため、防振構造42が破断することで受動側連結部材40と駆動側連結部材41との連結が解かれたとしても、押圧部410が一対の受圧部(開側受圧部及び閉側受圧部)400b,401b間から外れてしまうことを防止できる。
【0075】
さらに、駆動側連結部材41は、ドアハンガ22aの後ろ側から逃部220aを通り、押圧部410がドアハンガ22aの前側に延びるようになっている。すなわち、ドア開閉装置1では、駆動側連結部材41とドアハンガ22aとを上下方向で重なるようにすることができるため、省スペース化を図ることができる。
【0076】
そして、押圧部410の重合部410bとドアハンガ22aとの間には、隙間が形成されているため、駆動側連結部材41をドアハンガ22aとも直接的に接触していない状態にすることができる。そのため、押圧部410が一対の受圧部(開側受圧部及び閉側受圧部)400b,401b間から外れてしまうことを防止しつつ、駆動機構3からの振動が駆動ベルト33を介して受動側連結部材40(かごドア62a)に伝わることをより確実に防止できる。
【0077】
さらに、駆動モータ30は、永久磁石で構成されているモータが採用されているため、駆動プーリ31に対して強いトルクを作用させつつ、駆動機構3からの振動が駆動ベルト33を介して受動側連結部材40(かごドア62a)に伝わることを防止できる。
【0078】
本発明の第一実施形態に係るドア開閉装置の説明は、以上の通りである。続いて、本発明の第二実施形態に係るドア開閉装置について、添付図面を参照しつつ説明する。なお、第一実施形態にかかるエレベータ及びドア開閉装置と同一の構成又は相当する構成については、同一の符号を付して説明を行うこととする。また、同一の構成又は相当する構成については、第一実施形態における説明を援用することがある。
【0079】
図10及び図11に示すように、本実施形態において、ドア開閉装置が設置されているエレベータは、第一実施形態に係るエレベータと同様の構成である。
【0080】
また、本実施形態に係るドア開閉装置1は、かごドア62a,62bをスライド可能にかごドア62a,62bの出入口61に取り付けるスライド構造2と、駆動モータ30の駆動力をかごドア62a,62bに伝達する駆動機構3と、駆動機構3とかごドア62a,62bとを連結する一対の連結構造4,5とを備えている。
【0081】
図12に示すように、スライド構造2は、第一実施形態に係るスライド構造2と同様の構成である。また、図10に示すように、駆動機構3も、第一実施形態に係る駆動機構3と同様の構成である。
【0082】
図13に示すように、一方の連結構造4は、(ドアハンガ22aを介して)かごドア62aに取り付けられる受動側連結部材40と、駆動機構3の駆動ベルト33に取り付けられる駆動側連結部材41と、受動側連結部材40と駆動側連結部材41との間に介在する防振構造42とを備えている。また、一方の連結構造4は、防振構造42とともに受動側連結部材40と駆動側連結部材41との間に介在するストッパー構造43を備えている。
【0083】
受動側連結部材40は、間隔をあけて互いに対向する一対の受圧部(開側受圧部及び閉側受圧部)400b,401bを有する。より具体的に説明すると、受動側連結部材40は、一方のドアハンガ22aに固定される開側連結部材400と、開側連結部材400と間隔をあけてドアハンガ22aに固定される閉側連結部材401とを備えている。受動側連結部材40では、開側連結部材400が一方のドアハンガ22aの逃部220aを境とする一方側に固定され、閉側連結部材401がドアハンガ22aの逃部220aを境とする他方側に固定されることで、開側連結部材400と閉側連結部材401とが互いに左右方向に間隔をあけて一方のドアハンガ22aに固定されている。
【0084】
図14Aに示すように、開側連結部材400は、第一実施形態に係る開側連結部材400と同様に、開側取付部400aと、受圧部(開側受圧部とする)400bとを有している。そして、開側取付部400aには、一対の貫通孔400aa,400aaが形成されている。
【0085】
図14Bに示すように、開側受圧部400bには、一対の貫通孔400ba,400baと、貫通孔400ba,400baの間に一対のねじ孔400bb,400bbとが形成されている。一対の貫通孔400ba,400baは、上下方向で間隔をあけて並ぶように形成されている。一対のねじ孔400bb,400bbも、上下方向で間隔をあけて並ぶように形成されている。
【0086】
図15Aに示すように、閉側連結部材401は、第一実施形態に係る閉側連結部材401と同様に、閉側取付部401aと、受圧部(以下、閉側受圧部とする)401bとを有する。
【0087】
閉側取付部401aには、一対の貫通孔401aa,401aaが形成されている。一対の貫通孔401aa,401aaは、上下方向で間隔をあけて並ぶように形成されている。そして、一対の貫通孔401aa,401aaの間隔は、ドアハンガ22aの逃部220aを境とする他方側に形成されている一対の貫通孔221a,221aの間隔と同一又は略同一となるように設定されている。そのため、閉側取付部401aは、貫通孔401aaとドアハンガ22aの貫通孔221aとに挿通させたボルトに対してナットを螺合させることでドアハンガ22aに取り付けられている。
【0088】
図15Bに示すように、閉側受圧部401bには、一対の貫通孔401ba,401baと、貫通孔401ba,401ba間の外側に一対のねじ孔401bb,401bbとが形成されている。閉側受圧部401bの貫通孔401baは、上下方向において、開側受圧部400bの貫通孔400baとずれた場所に位置するように形成されている。より具体的に説明すると、閉側受圧部401bの貫通孔401baは、開側受圧部400bの貫通孔400baよりも、下方側に形成されている。
【0089】
図16Aに示すように、駆動側連結部材41は、受動側連結部材40の一対の受圧部400b,401b(開側受圧部400b及び閉側受圧部401b)間に配置される押圧部410を有する。また、駆動側連結部材41は、駆動ベルト33に挟持させる挟持部411と、挟持部411と押圧部410とに繋がるベース412とを有する。
【0090】
図16Bに示すように、押圧部410は、長手をなした板状である。また、押圧部410は、長手方向に、第一端と該第一端とは反対側の第二端とを有する。そして、押圧部410は、開側受圧部400bのねじ孔400bbと対応する部分及び閉側受圧部401bのねじ孔401bbと対応する部分に貫通孔410aが形成されている。すなわち、押圧部410には、上下方向で間隔をあけて並ぶ四つの貫通孔410a,…が形成されている。
【0091】
さらに、押圧部410は、第一端側の部分と第二端側の部分とのそれぞれには、後述するストッパー430を接触させることができるようになっている。すなわち、貫通孔410aは、押圧部410における後述するストッパー430が接触する部分を躱した位置に形成されている。
【0092】
図17に示すように、第一実施形態と同様、押圧部410の第二端側の部分(以下、重合部410bとする)は、ドアハンガ22aの前側に位置するようになっている。そして、重合部410bとドアハンガ22aの前面との間には、隙間D1が形成されている。本実施形態では、隙間D1は約3.5mmに設定されている。
【0093】
図16A図16B図17に示すように、挟持部411は、第一実施形態に係る挟持部411と同様の構成である。また、ベース412も、第一実施形態に係るベース412と同様の構成である。
【0094】
防振構造42は、図13に示すように、第一実施形態に係る防振構造42と同様の構成である。
【0095】
ストッパー構造43は、押圧部410と一方の受圧部400b(開側受圧部400b)との間、及び押圧部410と他方の受圧部401b(閉側受圧部401b)との間に設けられるストッパー430を複数(本実施形態では、四つ)備えている。ストッパー430は、第一端面と該第一端面とは反対側の第二端面とを有する当接部430aであって、弾性を有する当接部430aと、該当接部430aの第一端面から延出する雄ねじ部430bと、該雄ねじ部430bに螺合させるナット430cとを備えている。
【0096】
ストッパー430は、雄ねじ部430bを開側連結部材400のねじ孔400bb又は閉側連結部材401のねじ孔401bbに螺入し、雄ねじ部430bにナット430cを螺合させることで駆動側連結部材41と受動側連結部材40との間に取り付けられる。また、ストッパー430は、押圧部410に力を作用させない程度に接触するように駆動側連結部材41と受動側連結部材40との間に取り付けられる。
【0097】
他方の連結構造5は、第一実施形態に係る他方の連結構造5と同様の構成である。また、緩衝構造6も、第一実施形態に係る緩衝構造6と同様の構成である。そして、センサユニット7も、第一実施形態に係るセンサユニット7と同様の構成である。
【0098】
本実施形態に係るドア開閉装置1は、以上の通りである。続いて、ドア開閉装置1の動作について、添付図面を参照しつつ説明を行う。
【0099】
図18Aに示すように、ドア開閉装置1によって、かごドア62a,62bを開く場合、駆動モータ30によって、駆動プーリ31を一方向側(駆動プーリ31の周方向における一方側)に回転させる。これにより、駆動プーリ31の歯部と駆動ベルト33の歯部とが噛み合い、駆動ベルト33が駆動プーリ31と同方向に回転する。さらに、駆動ベルト33の歯部と従動プーリ32の歯部とが噛み合うことで、従動プーリ32も駆動プーリ31及び駆動ベルト33と同じ方向に回転する。
【0100】
これにより、駆動ベルト33の駆動プーリ31よりも上側に位置する部分(一方の長辺部)が駆動プーリ31に引き込まれる方向に移動する。そして、駆動ベルト33の駆動プーリ31よりも下側に位置する部分(他方の長辺部)は、駆動プーリ31から送り出される方向に移動する。
【0101】
そのため、一方の連結部材4は、駆動ベルト33の駆動プーリ31よりも上側に位置する部分に引っ張られることで、駆動プーリ31側に移動する。そして、他方の連結部材5は、従動プーリ32側に移動する。これにより、一方のかごドア62aが駆動プーリ31側に移動し、他方のかごドア62bが従動プーリ32側に移動する。このようにして、図18Bに示すように、かごドア62a,62bのそれぞれが互いに離間する方向にスライドすることによって、出入口61が開放される。
【0102】
図18Cに示すように、ドア開閉装置1によって、かごドア62a,62bを閉じる場合、駆動モータ30によって、駆動プーリ31を他方向側(駆動プーリ31の周方向における他方側)に回転させる。これにより、駆動プーリ31の歯部と駆動ベルト33の歯部とが噛み合い、駆動ベルト33が駆動プーリ31と同方向に回転する。さらに、駆動ベルト33の歯部と従動プーリ32の歯部とが噛み合うことで、従動プーリ32も駆動プーリ31及び駆動ベルト33と同じ方向に回転する。
【0103】
このとき、駆動ベルト33の駆動プーリ31よりも下側に位置する部分は、駆動プーリ31に引き込まれる方向に移動する。そして、駆動ベルト33の駆動プーリ31よりも上側に位置する部分は、駆動プーリ31から送り出される方向に移動する。
【0104】
そのため、他方の連結構造5は、駆動ベルト33の駆動プーリ31よりも下側に位置する部分に引っ張られることで、駆動プーリ31側に移動する。そして、一方の連結構造4は、従動プーリ32側に移動する。これにより、一方のかごドア62aが従動プーリ32側に移動し、他方のかごドア62bが駆動プーリ31側に移動する。すなわち、かごドア62a,62bのそれぞれが互いに接近する方向にスライドすることで、出入口61が塞がれる。
【0105】
以上のように、本実施形態に係るドア開閉装置1によれば、駆動側連結部材41が駆動プーリ31側に移動する場合、駆動ベルト33は、駆動側連結部材41を駆動プーリ31側に引っ張ることでかごドア62aを移動させている状態になる。そのため、駆動ベルト33の、駆動側連結部材41と駆動プーリ31との間の部分が張り詰めた状態になり、駆動機構3からの振動が伝わりやすくなる。しかしながら、受動側連結部材40と駆動側連結部材41とは、弾性を有する防振部材420を介して連結されているため、駆動機構3からの振動が駆動ベルト33を介して受動側連結部材40(かごドア62a)に伝わることを防止できるという優れた効果を奏し得る。
【0106】
また、押圧部410は、受動側連結部材40及びドアハンガ22aの後側からドアハンガ22aの前側に延びるように形成されるとともに、ドアハンガ22aの前側に位置する重合部410bを有するため、防振構造42(防振部材420)が破断することで受動側連結部材40と駆動側連結部材41との連結が解かれたとしても、駆動側連結部材41の前後方向での移動を規制することができる。
【0107】
より具体的に説明すると、駆動側連結部材41は、受動側連結部材40及びドアハンガ22aよりも後側からドアハンガ22aの前側に延びるように形成されているため、ドアハンガ22aの前側に向かって移動しようとすると受動側連結部材40に接触する。従って、駆動側連結部材41のドアハンガの前側に向かう移動を規制できる。
【0108】
また、駆動側連結部材41は、ドアハンガ22aの前側に位置する重合部410bを有する。そのため、駆動側連結部材41はドアハンガ22aの後側に向かって移動しようとすると、重合部410bがドアハンガ22aの前側に接触する。従って、駆動側連結部材41のドアハンガ22aの後側に向かう移動も規制できる。
【0109】
このように、駆動側連結部材41の前後方向での移動を規制することができるため、防振構造42が破断することで受動側連結部材40と駆動側連結部材41との連結が解かれたとしても、押圧部410が一対の受圧部(開側受圧部及び閉側受圧部)400b,401b間から外れてしまうことを防止できる。
【0110】
さらに、押圧部410は、ドアハンガ22aの後ろ側から逃部220aを通ってドアハンガ22aの前側に延びるようになっている。すなわち、ドア開閉装置1では、駆動側連結部材41とドアハンガ22aとを上下方向で重なるようにすることができるため、省スペース化を図ることができる。
【0111】
また、ドア開閉装置1は、押圧部410と一方の受圧部400bとの間、及び押圧部410と他方の受圧部401bとの間に設けられるストッパー430を複数備えるため、防振部材420,…が押圧部410に対して受圧部400b、401bを支えることができなくなっても(例えば、かごドア82a,82bに強い衝撃が加わることで、防振部材420,…が押圧部410に対して受圧部400b、401bを支えることができなくなっても)、押圧部410と受圧部400b、401bとが衝突することを防止できる。特に、防振部材420の振動を吸収する性能を向上させるべく、防振用弾性部420aの弾性係数を低く設定する場合は、ストッパー430による上記の効果がより顕著になる。
【0112】
そして、ストッパー430は、押圧部410との間に隙間が形成されるように受圧部400b,401bに取り付けられるため、防振構造42によって受動側連結部材40と駆動側連結部材41とが連結されているときに、ストッパー430が押圧部410に接触することを防止できる。そのため、駆動機構3からの振動がストッパー430を伝って受動側連結部材40(かごドア62a)に伝わることを抑えることができる。
【0113】
さらに、駆動モータ30は、同期機が採用されているため、駆動プーリ31に対して強いトルクを作用させつつ、駆動機構3からの振動が駆動ベルト33を介して受動側連結部材40(かごドア62a)に伝わることを防止できる。
【0114】
尚、本発明のドア開閉装置は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を行うことは勿論である。
【0115】
上記第一実施形態及び第二実施形態において、ドア開閉装置1は、センターオープンタイプのエレベータに取り付けられることを前提としていたが、これに限定されるものではなく、例えば、かごドア62a,62bがかごドア62a,62bの出入口61の端から開くサイドオープンタイプのエレベータに取り付けることもできる。
【0116】
このようにする場合においても、かごドア62a,62bを開く際に駆動プーリ31に接近する連結構造4が受動側連結部材40と、駆動側連結部材41とを備えるようにし、受動側連結部材40と駆動側連結部材41とが防振構造42を介して連結されるようにすることができ、連結構造4がかごドア62a,62bを閉じる際に駆動プーリ31に接近するようになっている場合においても、連結構造4が受動側連結部材40と、駆動側連結部材41とを備えるようにし、受動側連結部材40と駆動側連結部材41とが防振構造42を介して連結されるようにすることができる。
【0117】
上記第一実施形態及び第二実施形態において、ドア開閉装置1は、一枚のかごドア62aと、一枚のかごドア62bとを備えるエレベータに設置されていたが、これに限定されるものではなく、例えば、二枚一組のかごドア62aと、二枚一組のかごドア62bとを備えるエレベータに設置されてもよい。このようにする場合も、かごドア62a,62bを開く際に駆動プーリ31に接近する連結構造4が受動側連結部材40と、駆動側連結部材41とを備えるようにし、受動側連結部材40と駆動側連結部材41とが防振部材42を介して連結されるようにすればよい。
【0118】
上記第一実施形態及び第二実施形態において、受動側連結部材40は、ドアハンガ22aに取り付けられていたが、これに限定されるものではなく、例えば、ドアハンガ22aと一体的になっていてもよい。すなわち、受動側連結部は、ドアハンガ22aに取り付けるようにしたり、ドアハンガ22aに対して一体的に形成したりすることができる。
【0119】
上記第一実施形態及び第二実施形態において、駆動側連結部材41は、駆動側連結部材41は、駆動機構3の駆動ベルト33に取り付けられていたが、これに限定されるものではなく、例えば、駆動機構3の駆動ベルト33と一体的になっていてもよい。すなわち、駆動側連結部は、駆動機構3の駆動ベルト33に取り付けるようにしたり、駆動機構3の駆動ベルト33に対して一体的に形成したりすることができる。
【0120】
上記第一実施形態及び第二実施形態において、駆動モータ30には、同期機が採用されていたが、これに限定されるものではなく、例えば、駆動モータ30として、回転子にコイルが用いられているもの(いわゆる、誘導機)を採用することもできる。
【0121】
上記第一実施形態及び第二実施形態において、駆動モータ30は、その駆動軸に駆動プーリ31が直結されていたが、これに限定されるものではなく、例えば、駆動モータ30は、駆動軸に駆動プーリ31が間接的に連結されていてもよい。このようにする場合においても、かごドア62a,62bを開く際に、駆動ベルト33の駆動側連結部材41と駆動プーリ31との間の部分が張り詰めた状態になり、駆動機構3からの振動が伝わりやすくなったとしても、受動側連結部材40(かごドア62a)に伝わることを防止できる。
【0122】
上記第一実施形態及び第二実施形態において、一方の連結構造4(かごドア62a,62bを開く際に駆動プーリ31に接近する連結構造4)が受動側連結部材40と、駆動側連結部材41と、防振構造42とを備えるようにしていたが、これに限定されるものではなく、例えば、他方の連結構造5(かごドア62a,62bを閉じる際に駆動プーリ31に接近する連結構造5)も受動側連結部材40と、駆動側連結部材41と、防振構造42とを備えるようにしてもよい。このようにすれば、より確実に駆動機構3の振動がかごドア62a,62bに伝わることを防止することができる。
【0123】
上記第一実施形態及び第二実施形態において、特に言及しなかったが、開側取付部400aの貫通孔400aaは、長孔であってもよい。このようにすれば、開側連結部材400をドアハンガ22aに仮止めした状態で、押圧部410と開側受圧部400bとで防振部材420の防振用弾性部420aを圧縮した後に、開側連結部材400をドアハンガ22aに固定することができる。
【0124】
上記第一実施形態及び第二実施形態において、特に言及しなかったが、開側受圧部400bの貫通孔400baと、閉側受圧部401bの貫通孔401baと、押圧部410の貫通孔410aとは、ねじ孔で構成してもよい。このようにする場合、防振部材420は、雄ねじ部420cにナット420dを螺合させることなく、開側受圧部400b、閉側受圧部401b、押圧部410に取り付けることができる。
【0125】
上記第一実施形態及び第二実施形態において、防振用弾性部420aは、弾性を有する材料で構成されていることを前提としていたが、これに限定されるものではなく、例えば、振動や衝撃等を熱に変換して吸収する材料(所謂、制振材)によって構成されているものを防振用弾性部420aとして採用することもできる。
【符号の説明】
【0126】
1…ドア開閉装置、2…スライド構造、3…駆動機構、4…連結構造、5…連結構造、6…緩衝構造、7…センサユニット、20…上部フレーム、21…ドアレール、22a,22b…ドアハンガ、23…ローラ、30…駆動モータ、31…駆動プーリ、32…従動プーリ、33…駆動ベルト、40…受動側連結部材、41…駆動側連結部材、42…防振構造、43…ストッパー構造、50…駆動ベルト取付部、51…ベース板、52…ステー部、61…出入口、62a,62b…かごドア、220a…逃部、220b,…ねじ穴、221a…貫通穴、400…開側連結部材、400a…開側取付部、400aa…貫通孔、400b…開側受圧部、400ba…貫通穴、400bb…ねじ穴、401…閉側連結部材、401a…閉側取付部、401aa…貫通孔、401b…閉側受圧部、401ba…貫通穴、401bb…ねじ穴、410…押圧部、410a…貫通穴、410b…重合部、411…挟持部、411a…挟持用片部、411b…貫通穴、412…ベース、420…防振部材、420a…防振用弾性部、420b…ベース板、420c…雄ねじ部、420d…ナット、430…ストッパー、430a…当接部、430b…雄ねじ部、430c…ナット、500…挟持用片部、500a…貫通孔、D1…隙間、D2…隙間
図1
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