【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的は、前記ベースプレートの底面と
成型部品の第2面とのそれぞれが互いに対応するプログレッション(連続部:progression)を有し、それによって、
成型部品をベースプレートに対して実質的にキャビティの無い状態で固定可能である
成型部品によって達成される。ここで、対応するプログレッションとは、この場合、ベースプレートと
成型部品とが相互にフィットする凹凸型状に構成され、ベースプレートの底面と
成型部品の第2面とがこれらによって実質的に閉じられ中断の無い接触面が形成されるような構成として理解される。ここで「実質的」という用語は、使用される製造および固定方法に応じて、かつ、製造精度の許容誤差の範囲内で、小さなキャビティの形成がありうることを意味する。但し、ベースプレートの底面と
成型部品の第2面のプログレッションを可能な限りキャビティが形成されないように調節することが本発明の目的である。このように構成することにより、
成型部品とベースプレートとの間の相対移動が最小限になり、その結果、締固め装置の走行性が改善され、性能のロスが減少する。本発明の
成型部品によって、締固め装置をより効率的によりコスト的に有利に作動させることが可能となる。更に、締固め装置は内燃エンジンによって駆動されることが多いので、本発明は、燃料消費と排出物の低減にも寄与する。
【0007】
本発明の発展構成において、前記
成型部品の第1面は実質的に平坦なまたは平面を形成する。この構成において、処理対象の地面部分と接触する前記第1面は、ベースプレートの丸め部分に沿わず、したがって、処理対象の地面部分上に完全に載る。前記
成型部品は、前記丸め部分の領域において第1面と第2面との間の空間を満たす。その結果、地面部分に対する接触面が増加し、締固め装置はより効果的に利用される。
【0008】
好ましくは、前記第1面は、平面に投影されるベースプレートの底面の領域の表面積に対応する表面積を有する。これにより、従来のプレートスライド装置では不可能であった、丸め部分の面積も含むベースプレートの底面の投影面積全体を地面部分の処理に利用することが可能となる。他方、地面部分への接触面積が増大するとともに、壁などの障害物に隣接し、それ故、その丸め部分によって従来の締固め装置ではアクセス不能であった地面部分も処理することが可能となる。
【0009】
理想的には、前記第1面は、平面に投影されるベースプレートの底面の領域の表面積よりも大きな表面積を有する。この構成により、地面部分に対する接触面積が更に増大し、締固め装置は、処理対象地面部分のより大きな領域に対して作用することが可能となる。その結果、所与の地面部分に対する処理時間が短縮され、本発明による締固め装置は公知の締固め装置と比較してより効果的に作動することができる。
【0010】
好ましくは、前記
成型部品はベースプレートを超えて処理方向に突出し、前記第1面に対して実質的に垂直かつこの第1面に隣接する面領域を有する。上述した処理対象地面部分に対する接触面積の増加に加え、この構成は、締固め装置の運転者の安全性に寄与する。締固め装置が処理方向に移動する時に万が一、運転者がなんらかの理由によってその足をベースプレートの領域の残した場合、運転者は、前記面領域に触れることになり、この面領域が運転者に対して足を退けることの明白な表示になる。従来技術から知られている締固め装置のように、運転者の足が丸め領域に届いて押しつぶされるという虞はない。
【0011】
好ましくは、前記
成型部品、ベースプレートの底面に対して、インタロック状または一体形成状に固定されている。材料一体成型式接続の場合、ベースプレートと
成型部品との間に固定、取り外し不能接続構造を設けることができ、この接続構造は、常に大きな力を
成型部品に対して伝達するのに特に適している。
成型部品がベースプレートから無制御に外れるという虞が大きく低減される。インタロック式接続構造を実現するために、たとえば、
成型部品がベースプレートと処理方向に対して垂直に向けられる移動によって接続される「ありつぎ」接続構造を提供することができる。この実施例において、
成型部品は、ベースプレートに対して取り外し可能に接続され、必要な場合、たとえば、摩耗時や別の舗装処理時に交換可能である。
【0012】
更に別の有利な発展構成において、前記
成型部品はプラスチックから成り、ベースプレートに対して加硫、スプレーまたはキャスティング(鋳造:casting)される。前記プラスチック材は、それが処理される舗装、特に、舗装石、に対してそれらから最適に保護されるように調節されるように選択することができる。更に、前記
成型部品の固定および製造方法(すなわち、加硫、スプレーまたはキャスティング)によって、
成型部品をベースプレートに対してキャビティ無しでコスト的に有利に取り付ける可能性が提供される。
【0013】
更に別の発展構成において、本発明による前記
成型部品は、金属製であって前記ベースプレートにキャスティング(鋳造:casting)される。この別発展構成は、たとえば道路用の玉石の場合などのように、処理中のダメージが大きな問題とならず、処理が困難な地面部分用に特に適している。
【0014】
好ましくは、前記金属としてアルミニウムが使用される。他の金属との比較におけるアルミニウムの軽量性により、締固め装置の利用性の制限は非常に僅かに過ぎず、締固め装置を作動するための燃料消費の増加も僅かなものにすぎない。
【0015】
更に別の発展構成において、前記
成型部品はプラスチック、木材または金属から成り、前記ベースプレートに対して取り外し可能に固定可能である。この実施例において、
成型部品は、処理対象地面部分の構成に応じて、簡単に交換可能であり、地面部分に対する
成型部品の理想的な調節を達成することが可能である。この目的のために、たとえば、クランプやネジを使用することができる。特にデリケートな敷石の場合は、木材製の
成型部品の使用が考えられ、これは低コストで製造可能であって、ある程度の摩耗が考慮に入れられることになる。もしも摩耗が特定の程度を超えると、
成型部品を新しい
成型部品と簡単に交換することができる。更に、この実施例においては、既存の締固め装置に本発明による
成型部品を容易にレトロフィットすることができる。この実施例において、本発明による
成型部品の使用のフレキシビリティが増大する。
【0016】
本発明の別態様は、ベースプレートと、上述した実施例の
成型部品とを備える、地面部分を処理するための締固め装置に関する。この締固め装置にも本発明による
成型部品について上述した技術的作用効果が当てはまる。