【課題を解決するための手段】
【0007】
可溶性コーヒー製品に関する本発明のいくつかの実施の形態は、ドライコーヒー抽出成分(dry coffee extract component)と、微粉砕コーヒー成分(pulverized coffee component)とを有し、微粉砕コーヒー成分は抽出されたものではなく、コーヒーエキス(the dry coffee extract)を乾燥してなるドライコーヒー抽出成分に、微粉砕コーヒー成分が添加される。
【0008】
いくつかの実施の形態では、微粉砕コーヒー成分は、乾燥する前のコーヒーエキス及びコーヒーエキスを乾燥してなるドライコーヒー抽出成分の両方に添加される。
【0009】
いくつかの実施の形態では、ドライコーヒー抽出成分は、可溶性コーヒー製品(soluble coffee product)の約70%乃至約90%を構成しており、粉砕コーヒー成分は、可溶性コーヒー製品の約10%乃至約30%を構成している。
【0010】
いくつかの実施の形態では、ドライコーヒー抽出成分は、可溶性コーヒー製品の約70%乃至約99.9%を構成しており、粉砕コーヒー成分は、可溶性コーヒー製品の約0.1%乃至約30%を構成している。
【0011】
いくつかの実施の形態では、微粉砕コーヒー成分は、約350ミクロン以下の平均粒径を有している。いくつかの実施の形態では、約350ミクロン以下の粒径中央値を有している。
【0012】
いくつかの実施の形態では、コーヒーオイル(coffee oil)、非コーヒーオイル(non-coffee oil)、非コーヒー芳香(non-coffee aromas)及びコーヒー芳香(coffee aromas)からなる群から選択された添加物(additive)をさらに有している。
【0013】
いくつかの実施の形態では、コーヒーエキス(coffee extract)、濃縮コーヒー(concentrated coffee)、ドライコーヒー(dried coffee)、コーヒーオイル(coffee oils)、コーヒー芳香(coffee aromas)(蒸留物[distillates])、風味粉末(flavor powders)、風味オイル(flavor oils)、スパイス(spices)、粉砕ココア豆または微粉砕ココア豆(ground or pulverized cocoa beans)、粉砕バニラ豆または微粉砕バニラ豆(ground or pulverized vanilla beans)、ビタミン(vitamins)、酸化防止剤(antioxidant)、栄養補助食品(nutraceuticals)、食物繊維(dietary fiber)、オメガ3オイル(omega-3 oils)、オメガ6オイル(omega-6 oils)、オメガ9オイル(omega-9 oils)、フラボノイド(flavinoid)、リコピン(lycopene)、セレン(selenium)、βカロチン(beta-carotene)、リスベラトロール(resveratrol)、野菜エキス(vegetable extract)、未焙煎コーヒーの乾燥エキス(a dry green coffee extract)、未焙煎コーヒーのウェットエキス(a wet green coffee extract)及びハーブエキス(herbal extracts)からなる群から選択される少なくとも一つをさらに有している。
【0014】
コーヒー豆を微粉砕して第1の微粉砕コーヒープロダクトを作る工程と、コーヒー豆を粉砕または微粉砕して、第2の粉砕または微粉砕コーヒープロダクトを作る工程と、第2の粉砕または微粉砕コーヒープロダクトを抽出して、抽出コーヒープロダクトを作る工程と、第1の微粉砕コーヒープロダクトを抽出コーヒープロダクトと混合して第1のコーヒーブレンドを作る工程と、第1のコーヒーブレンドを乾燥して、第1のドライコーヒーブレンドを作る工程と、第1の微粉砕コーヒープロダクトを第1のドライコーヒーブレンドと混合して可溶性コーヒー製品を作る工程とを有する。
【0015】
いくつかの実施の形態では、コーヒー豆は、微粉砕される前に予め冷凍されている。
【0016】
いくつかの実施の形態では、コーヒー豆は、微粉砕される前に予め冷凍されておらず、粉砕及び微粉砕機械を冷却する工程をさらに有する。
【0017】
いくつかの実施の形態では、コーヒー豆は、微粉砕される前に予め冷凍されており、粉砕及び微粉砕機械を冷却する工程をさらに有する。
【0018】
いくつかの実施の形態では、コーヒーエキス、濃縮コーヒー、ドライコーヒー、コーヒーオイル、コーヒー芳香(蒸留物)、風味粉末、風味オイル、スパイス、粉砕ココア豆または微粉砕ココア豆、粉砕バニラ豆または微粉砕バニラ豆、ビタミン、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、βカロチン、リスベラトロール、野菜エキス、未焙煎コーヒーのドライエキス、未焙煎コーヒーのウェットエキス及びハーブエキスからなる群から選択された少なくとも一つを、第1のコーヒーブレンドに添加する工程をさらに有している。
【0019】
いくつかの実施の形態では、粉砕または微粉砕する工程は、約20℃乃至約50℃の温度で行われる。
【0020】
いくつかの実施の形態では、粉砕及び微粉砕機械を約−5℃以下に冷却する工程をさらに有する。
【0021】
コーヒー豆を粉砕または微粉砕して第1の粉砕または微粉砕コーヒープロダクトを作る工程と、コーヒー豆を粉砕または微粉砕して第2の粉砕または微粉砕コーヒープロダクトを作る工程と、コーヒー豆を微粉砕して第3の微粉砕コーヒープロダクトを作る工程と、第1の粉砕または微粉砕コーヒープロダクトを抽出して、第1の粉砕または微粉砕コーヒープロダクトを、コーヒー風味成分と、コーヒー芳香成分とに分離する工程と、第2の粉砕または微粉砕コーヒープロダクトを抽出して、第1の抽出コーヒープロダクトを作る工程と、コーヒー芳香成分を抽出コーヒープロダクトと混合して第1のコーヒーブレンドを作る工程と、第1のコーヒーブレンドを第3の微粉砕コーヒープロダクトと混合して第2のコーヒーブレンドを作る工程と、第2のコーヒーブレンドを乾燥して第1のドライコーヒーブレンドを作る工程と、第3の微粉砕コーヒープロダクトを第1のドライコーヒーブレンドと混合して可溶性コーヒーを作る工程とを有する。
【0022】
いくつかの実施の形態では、コーヒー豆は、微粉砕される前に予め冷凍されている。
【0023】
いくつかの実施の形態では、コーヒー豆は、微粉砕の前に予め冷凍されておらず、粉砕及び微粉砕機械を冷却する工程をさらに有する。
【0024】
いくつかの実施の形態では、コーヒーエキス、濃縮コーヒー、ドライコーヒー、コーヒーオイル、コーヒー芳香(蒸留物)、風味粉末、風味オイル、スパイス、粉砕ココア豆または微粉砕ココア豆、粉砕バニラ豆または微粉砕バニラ豆、ビタミン、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、βカロチン、リスベラトロール、野菜エキス、未焙煎コーヒーのドライエキス、未焙煎コーヒーのウェットエキス及びハーブエキスからなる群から選択された少なくとも一つを、第1のコーヒーブレンドに添加する工程をさらに有している。
【0025】
いくつかの実施の形態では、微粉砕及び粉砕する工程は、約20℃乃至約50℃の温度で行われる。
【0026】
いくつかの実施の形態では、微粉砕及び粉砕する工程は、約1℃よりも低い温度で行われる。
【0027】
いくつかの実施の形態では、各工程における装置及びコーヒープロダクトの温度は、約−5℃以下である。
【0028】
可溶性コーヒー製品に関する本発明のいくつかの実施の形態は、コーヒー豆を微粉砕して第1の微粉砕コーヒープロダクトを作る工程と、コーヒー豆を粉砕または微粉砕して第2の粉砕または微粉砕コーヒープロダクトを作ると、第2の粉砕または微粉砕コーヒープロダクトを抽出して抽出コーヒープロダクトを作る工程と、第1の微粉砕コーヒープロダクトに抽出コーヒープロダクトを混合して第1のコーヒーブレンドを作る工程と、第1のコーヒーブレンドを乾燥して第1のドライコーヒーブレンドを作る工程と、第1の微粉砕コーヒープロダクトに第1のドライコーヒーブレンドを混合して可溶性コーヒー製品を作る工程とを含む方法により製造される。
【0029】
いくつかの実施の形態では、ドライコーヒー抽出成分は、可溶性コーヒー製品の約70%乃至約90%を構成しており、粉砕コーヒー成分は、可溶性コーヒー製品の約10%乃至約30%を構成している。
【0030】
いくつかの実施の形態では、ドライコーヒー抽出成分は、可溶性コーヒー製品の約70%乃至約99.9%を構成しており、粉砕コーヒー成分は、可溶性コーヒー製品の約0.1%乃至約30%を構成している。
【0031】
いくつかの実施の形態では、微粉砕コーヒー成分は、約350ミクロン以下の平均粒径を有している。いくつかの実施の形態では、微粉砕コーヒー成分は、約350ミクロン以下の粒径中央値を有している。
【0032】
いくつかの実施の形態では、コーヒーオイル、非コーヒーオイル、非コーヒー芳香及びコーヒー芳香からなる群から選択された添加物をさらに有している。
【0033】
いくつかの実施の形態では、コーヒーエキス、濃縮コーヒー、ドライコーヒー、コーヒーオイル、コーヒー芳香(蒸留物)、風味粉末、風味オイル、スパイス、粉砕ココア豆または微粉砕ココア豆、粉砕バニラ豆または微粉砕バニラ豆、ビタミン、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、βカロチン、リスベラトロール、野菜エキス、未焙煎コーヒーのドライエキス、未焙煎コーヒーのウェットエキス及びハーブエキスからなる群から選択された少なくとも一つの添加物をさらに有している。
【0034】
可溶性コーヒー製品の製造方法に関する本発明のいくつかの実施の形態は、コーヒー豆を粉砕または微粉砕して第1の粉砕または微粉砕コーヒープロダクトを作る工程と、コーヒー豆を粉砕または微粉砕して第2の粉砕または微粉砕コーヒープロダクトを作る工程と、コーヒー豆を微粉砕して第3の微粉砕コーヒープロダクトを作る工程と、第1の粉砕または微粉砕コーヒープロダクトを抽出して、第1の粉砕または微粉砕コーヒープロダクトを少なくとも第1の抽出成分と、第2の抽出成分とに分離する工程と、第2の粉砕または微粉砕コーヒープロダクトを抽出して、第1の抽出コーヒープロダクトを作る工程と、コーヒー芳香成分に抽出コーヒープロダクトを混合して第1のコーヒーブレンドを作る工程と、第1のコーヒーブレンドに第3の微粉砕コーヒープロダクトを混合して第2のコーヒーブレンドを作る工程と、第2のコーヒーブレンドを乾燥して第1のドライコーヒーブレンドを作る工程と、第3の微粉砕コーヒープロダクトに第1のドライコーヒーブレンドを混合して可溶性コーヒーを作る工程とを有する。
【0035】
いくつかの実施の形態では、第1の抽出成分は風味成分であり、第2の抽出成分は芳香成分である。
【0036】
いくつかの実施の形態では、コーヒー豆は、微粉砕される前に予め冷凍されている。
【0037】
いくつかの実施の形態では、コーヒー豆は、微粉砕される前に予め冷凍されておらず、粉砕及び微粉砕機械を冷却する工程をさらに有する。
【0038】
いくつかの実施の形態では、コーヒーエキス、濃縮コーヒー、ドライコーヒー、コーヒーオイル、コーヒー芳香(蒸留物)、風味粉末、風味オイル、スパイス、粉砕ココア豆または微粉砕ココア豆、粉砕バニラ豆または微粉砕バニラ豆、ビタミン、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、βカロチン、リスベラトロール、野菜エキス、未焙煎コーヒーのドライエキス、未焙煎コーヒーのウェットエキス及びハーブエキスからなる群から選択された少なくとも一つを、第1のコーヒーブレンドに添加する工程をさらに有している。
【0039】
いくつかの実施の形態では、微粉砕及び粉砕する工程は、約20℃乃至約50℃の温度で行われる。
【0040】
いくつかの実施の形態では、微粉砕及び粉砕する工程は、約1℃よりも低い温度で行われる。
【0041】
いくつかの実施の形態では、各工程における装置及びコーヒープロダクトの温度は、約−5℃以下である。
【0042】
いくつかの実施の形態は、第1の抽出成分または第2の抽出成分に第1のドライコーヒーブレンドを添加する工程をさらに有する。