【実施例1】
【0048】
第1 構成
本発明に係る物体検出装置100の全体構成について
図1を用いて説明する。物体検出装置100は、複数の光センサユニットSU及び1つの中央制御部115を有している。
【0049】
各光センサユニットSUは、複数の光センサ部111及び1つのユニット制御部113を有している。
図1においては、光センサ部111を内部黒色の四角形で、ユニット制御部113を内部白色の四角形で、それぞれ示している。各光センサユニットSUでは、複数の光センサ部111と1つのユニット制御部113とが、光センサ用接続線L111を介してスター型に接続されている。
【0050】
光センサ用接続線L111は、例えばフラットケーブルのように、自らの配線形状を自由に設定できるようなフレキシブル性を有している。このようにフレキシブル性を有する光センサ用接続線L111を用いることによって、設置場所の形状に関わらず、自由に光センサ部111及びユニット制御部113を配置できる。
【0051】
複数の光センサユニットSUによって、グループラインGLが形成される。
図1においては、中央制御部115を中心として、4つのグループラインGLが形成されている。1つのグループラインGLに属するユニット制御部113は、ユニット制御部用接続線L113を介してカスケード型に接続される。カスケード型に接続されるユニット制御部113の一つは、ユニット制御部用接続線L113を介して中央制御部115に接続される。なお、ユニット制御部用接続線L113には、光センサ用接続線L111と同様に、フレキシブルな接続線、例えばフラットケーブルが用いられる。
【0052】
このように、フレキシブル性を有するユニット制御部用接続線L113を用いることによって、設置場所の形状に合わせて、自由に光センサユニットSUを配置することができる。また、設置場所での検知範囲を自由に設定することができる。
【0053】
以下において、光センサ部111、ユニット制御部113、中央制御部115について説明する。
【0054】
1.光センサ部111
光センサ部111の構成について
図2を用いて説明する。光センサ部111は、1対の投光素子LE及び受光素子RE、1つの光センサ接続用コネクタ111Sを有している。投光素子LEは、所定の範囲R111に所定の検知光、例えば近赤外線を投光する。受光素子REは、投光素子LEが投光した検知光の物体による反射光を受光する。
【0055】
投光素子LEとしては、例えば近赤外LED等を利用することができる。受光素子REとしては、例えばフォトトランジスタやフォトダイオード、増幅回路内蔵受光素子等を利用することができる。なお、フォトダイオードを使用する場合は、増幅回路やフィルター回路を、受光素子REと合わせて配置するようにしてもよい。
【0056】
投光素子LEは、所定の投光角度αで検知光を投光する。また、受光素子REは、所定の受光角度βで反射光を受光する。なお、物体検出装置100が有する複数の光センサ部111には、検知角度αが異なる投光素子LE及び受光角度βが異なる受光素子REが用いられ、検知範囲に合わせて、適宜、配置される。但し、投光角度αが広い投光素子LEに対しては、受光角度βも広い受光素子REが用いられる。
【0057】
このように、投光角度α及び受光角度βが異なる光センサ部111を組み合わせて配置することによって、光センサ部111の配置場所や検知対象の特性に合わせて、検知範囲を設定することができる。例えば、特定の方向からしか検知対象が接近しないと予想される配置場所や、検知対象が存在する方向を詳細に判断する必要がある場合では、当該配置場所に配置される光センサ部111には、投光角度α及び受光角度βが狭い、つまり指向性が強い投光素子LE及び受光素子REを使用する。また、どの方向から検知対象が接近するか予想できないような配置場所では、当該配置場所に配置される光センサ部111には、投光角度α及び受光角度βが広い、つまり指向性が弱い投光素子LE及び受光素子REを使用する。
【0058】
光センサ接続用コネクタ111Sは、光センサ部111の外部に向かって開放された光センサ用接続線L111を接続するためのコネクタである。
【0059】
2.ユニット制御部113
ユニット制御部113の構成について
図3を用いて説明する。ユニット制御部113は、ユニット制御回路113M、光センサ接続用コネクタ113S及びユニット制御部接続用コネクタ113Cを有している。
【0060】
ユニット制御回路113Mは、投光権情報(後述)の生成、ユニット制御部接続用コネクタ113Cに接続されているユニット制御部用接続線L113を介した投光権情報(後述)及びセンサ検知情報(後述)の送受信、光センサ接続用コネクタ113Sに接続されているセンサ用接続線L111を介した検知開始情報(後述)の送信及び反射光情報(後述)の受信を行う。
【0061】
ユニット制御回路113Mは、必要に応じて信号増幅回路やフィルター回路を有するようにしてもよい。
【0062】
光センサ接続用コネクタ113Sは、ユニット制御部113の外部に向かって開放されたコネクタで、光センサ用接続線L111を接続するためのコネクタである。また、ユニット制御部接続用コネクタ113Cは、ユニット制御部113の外部に向かって開放されたコネクタで、ユニット制御部用接続線L113を接続するためのコネクタである。
【0063】
3.中央制御部115
中央制御部115の構成について
図4を用いて説明する。中央制御部115は、ユニット制御部接続用コネクタ115C及び中央制御回路115Mを有している。ユニット制御部接続用コネクタ115Cには、ユニット制御部用接続線L113が接続される。これにより、中央制御部115は、カスケード型に接続されるユニット制御部113の一端として配置される。
【0064】
中央制御回路115Mは、カスケード型に接続される各ユニット制御部113から、ユニット制御部接続用コネクタ115Cを介してセンサ検知情報を受信する。中央制御回路115Mは、受信したセンサ検知情報、各光センサ部111の配置位置を示すセンサ配置情報から、物体の位置や物体までの距離を算出する。なお、センサ配置情報については、予め所定のメモリ等に記憶しておく。
【0065】
ユニット制御部接続用コネクタ115Cは、中央制御部115の外部に向かって開放されたコネクタで、ユニット制御部用接続線L113を接続するためのコネクタである。
【0066】
第2 動作
光センサ部111、ユニット制御部113、及び中央制御部115の動作について、それぞれ
図5、
図6、及び
図7に示すフローチャートを用いて説明する。物体検出装置100では、投光権を有するユニット制御部113のみが、自らに接続されている光センサ部111での投受光を実行できる。また、各ユニット制御部113は、自らに接続されている光センサ部111を、順次、投受光させる。これにより、物体検出装置100では、光センサ部111での、順次投受光、つまり、順次検知を可能としている。
【0067】
なお、物体検出装置100が有するユニット制御部113のうち、電源投入後、最初に検知を実行するユニット制御部113については、予め設定しておく。
【0068】
図5に示すように、物体検出装置100の電源が投入されると、予め設定されている最初に検知を実行するユニット制御部113のユニット制御回路113Mは、自らに接続されている光センサ部111のうちの一つに対して、光センサ接続用コネクタ113Sに接続されている光センサ用接続線L111を介して、検知開始情報を送信する(S501)。なお、ユニット制御部113に接続されている光センサ部111のうち最初に検知開始情報を送信する光センサ部111等、検知開始情報を送信する光センサ部111の順番については、予め設定しておく。
【0069】
図6に示すように、光センサ部111の投光素子LEは、検知開始情報を受信すると(S601)、検知光を投光する(S603)。投光素子LEが検知光を投光した後、検知光を投光した光センサ部111の受光素子REは、検知した反射光の量を受光量情報として、光センサ接続用コネクタ111Sに接続されている光センサ用接続線L111を介して、ユニット制御部113に送信する(S605)。
【0070】
図5に戻って、ユニット制御部113のユニット制御回路113Mは、所定時間が経過したと判断すると(S503)、その時に受信している受光量情報に基づき反射光受光情報を生成する(S505)。なお、ユニット制御回路113Mは、受光素子REが受光した反射光の量の値と反射光を受光した受光素子REが配置されている光センサ部111を特定する光センサ部特定情報とを関連づけて反射光受光情報を生成する。
【0071】
ユニット制御回路113Mは、自らに接続されている全ての光センサ部111について反射光受光情報を生成したか否かを判断する(S507)。ユニット制御回路113Mは、自らに接続されている全ての光センサ部111について反射光受光情報を生成していないと判断すると、まだ反射光受光情報を生成していない光センサ部111の一つに対して、検知開始情報を送信する(S501)。
【0072】
一方、ユニット制御回路113Mは、ステップS507において、自らに接続されている全ての光センサ部111について反射光受光情報を生成したと判断すると、全ての反射光受光情報をセンサ検知情報として中央制御部115へ送信する(S509)。なお、ユニット制御回路113Mは、センサ検知情報を送信する際に、反射光受光情報と、反射光受光情報を受信した光センサ部111を特定する光センサ部特定情報とを関連づけて送信する。
【0073】
そして、ユニット制御回路113Mは、投光権情報を生成する(S511)。投光権とは、ユニット制御部113が自らに接続されている光センサ部111に対して検知開始情報を送信し、受光量情報を受信することができる権利をいう。ユニット制御回路113Mは、投光権と自らの特定するユニット制御部特定情報とを関連づけて投光権情報を生成する。なお、ユニット制御部特定情報は、各ユニット制御部113を一意に特定する情報であり、予め定められた投光権を受け渡す順に連番となっている。ユニット制御回路113Mは、生成した投光権情報を自らに接続されている他のユニット制御部113に対して送信する(S513)。なお、投光権情報は、カスケード型で接続されている全てのユニット制御部113に対して送信される。
【0074】
電源投入後、最初に検知を実行するユニット制御部113以外のユニット制御部113のユニット制御回路113Mは、投光権情報を受信したと判断すると(S521)、投光権が自ら宛のものであるか否かを判断する(S523)。ユニット制御回路113Mは、投光権が自ら宛のものであるか否かを判断するにあたり、投光権情報に含まれるユニット制御部特定情報の値を参照する。投光権情報に含まれるユニット制御部特定情報値が、自らのユニット制御部特定情報より一つ前の値であれば、受信した投光権情報は自ら宛のものと判断し、ステップS501〜ステップS513の処理を実行する。
【0075】
一方、ユニット制御回路113Mは、受信した投光権情報が自ら宛のものでないと判断すると、ステップS501〜ステップS513の処理は実行しない。
【0076】
図7に示すように、中央制御部115の中央制御回路115Mは、あるグループラインGLにおいて、グループラインGL毎にカスケード型に接続されている各ユニット制御部113から、ユニット制御部接続用コネクタ115Cを介してセンサ検知情報を受信したと判断すると(S701)、センサ検知情報を解析する(S703)。中央制御回路115Mは、センサ検知情報を解析する際に、受信したセンサ検知情報や各光センサ部111の配置位置を示すセンサ配置情報から、物体の位置や物体までの距離を算出する。ここで、センサ配置情報とは、物体上に配置した光センサ部111の位置を特定する情報である。センサ配置情報は、予め所定のメモリ等に記憶しておく。
【0077】
中央制御回路115Mは、グループラインGLに属する全てのユニット制御部113からセンサ検知情報を受信していないと判断すると、ステップS701、S703の処理を繰り返す。
【0078】
一方、中央制御回路115Mは、投光権情報を受信したと判断すると(S711)、そのグループラインGLに属するユニット制御部113のうち、最大のユニット制御部特定情報と関連づけられた投光権情報であるか否かを判断する(S713)。中央制御回路115Mは、グループラインGLに属するユニット制御部113のうち、最大のユニット制御部特定情報と関連づけられた投光権情報でないと判断すると、ステップS711、S713の処理を繰り返す。
【0079】
中央制御回路115Mは、ステップS705において、グループラインGLに属する全てのユニット制御部113からセンサ検知情報を受信したと判断し、また、ステップS713において、グループラインGLに属するユニット制御部113のうち、最大のユニット制御部特定情報と関連づけられた投光権情報であると判断すると、投光権情報を次のグループラインGLへ送信する(S723)。なお、中央制御部115では、各グループラインGLを形成するユニット制御部用接続線L113が接続されるユニット制御部接続用コネクタ115Cを特定する連続番号が付与されている。これにより、ユニット制御回路113Mは、各グループラインGLを識別することができるとともに、投光権情報を送信する順番を判断することができる。なお、中央制御回路115Mは、グループラインGLを形成するユニット制御部用接続線L113が接続されているユニット制御部接続用コネクタ115Cのうち最大の番号が付与されているグループラインGLから投光権情報を取得すると、最小の番号が付与されているグループラインGLに対して投光権を送信する。
【0080】
第3 使用例
物体検出装置100の使用例として、産業用ロボットの外表面に配置した状態を
図8に示す。産業用ロボット50は、7軸の可動軸を有するロボットである。産業用ロボット50は、アームAM1〜AM7、可動回転ジョイントJ1〜J13、土台B1、及びハンドH1を有している。アームAM1〜AM7、ハンドH1、土台B1の各外周面に物体検出装置100が配置されている。
【0081】
アームAM1〜AM7、土台B1、及びハンドH1には、それぞれ1つのユニット制御部及び複数の光センサ部111が配置されている。
図5に示すように、光センサ部111は、アームAM1〜AM7、ハンドH1、土台B1等、設置場所の形状にかかわらず、いずれの場所にも配置することができる。このように、物体検出装置100を設置対象である装置の外表面に容易に光センサ部111を配置することができるので、産業用ロボットの周辺に人等の物体を検出したときに、ロボットを緊急停止させることが可能なる。つまり、設置対象装置、例えば産業用ロボットの安全性を高めることができる。
【0082】
また、光センサ用接続線L111の長さを調整することにより、どのような位置にでも光センサ部111を配置することができる。よって、角柱状のアームAM1〜AM7、円柱状の土台B1等、設置場所の形状にかかわらず、全周囲に光センサ部111を配置することができる。これにより、ロボットの全周縁で人等の物体を検出することができるので、設置対象装置の安全性を高めることができる。
【0083】
さらに、ハンドH1のような複雑な形状であっても、自由に光センサ部111を配置することができる。よって、光センサ部111を配置するにあたって死角の発生を防止できるので、設置対象装置の安全性を高めることができる。
【0084】
さらに、可動回転ジョイントJ1〜J13のように、光センサ部111を配置するアームAM1〜AM7等の間に障害物があったとしても、ユニット制御部用接続線L113の長さを調整することにより、障害物を回避しながら、ユニット制御部113同士を接続することができる。このように、物体検知装置100では、配置する装置の形状にかかわらず、自由に配置することができる。
【0085】
物体検知装置100では、どのような設置形状であっても、光センサ部111及びユニット制御部113の数、配置位置、また、光センサ用接続線L111、ユニット制御部用接続線L113の長さを調整するだけで、容易に物体検知装置を配置することができる。また、物体検知装置100は、検知位置、検知範囲の変更、設置位置の変更、設置対象装置の形状の変更等、設置環境の変化にあわせて、光センサ部111、ユニット制御部113の設置位置を変更したり、設置数を追加、減少させたりすることによって、容易に設置環境の変化に対応することができる。
【0086】
さらに、
図9に、2つの産業用ロボット50に対して、物体検出装置100を配置した状態を示す。この場合、各産業用ロボット50に配置される光センサユニットSUによって、グループラインGLが形成される。つまり、中央制御部115には、2つのグループラインGLが接続される。
【0087】
[その他の実施例]
(1)投光素子LE、受光素子RE : 前述の実施例1においては、光センサ部111は、1つ投光素子LE及び1つ受光素子REを有するとしたが、1つ投光素子LE及び複数の受光素子RE、複数の投光素子LE及び1つ受光素子RE、複数の投光素子LE及び複数の受光素子RE等、適宜、投光素子LE、受光素子REの数を選択して配置するようにしてもよい。
【0088】
(2)光センサ部111、ユニット制御部113、中央制御部115の動作 : 前述の実施例1においては、ユニット制御部113が光センサ部111の投光素子LEを動作させるための投光開始情報を送信するとしたが、中央制御部115が投光開始情報を送信するようにしてもよい。これにより、中央制御部115が、全ての光センサ部111の動作状態を把握することができる。また、光センサ部111が自ら投光の開始を判断するようにしてもよい。例えば、全ての光センサ部111に時計回路を配置し、所定時間になると投光を開始するようにしてもよい。
【0089】
また、前述の実施例1では、ユニット制御部113は、自らに接続されている全ての光センサ部111から反射光情報を受信すると、センサ検知情報を中央制御部115へ送信するとしたが、反射光受光情報を送信できるものであれば、例示のものに限定されない。例えば、反射光受光情報を受信する度に、受信した反射光受光情報に関するセンサ検知情報を生成し、中央制御部115へ送信するようにしてもよい。
【0090】
(3)光センサ部111の動作時期 : 前述の実施例1においては、全ての光センサ部111を、順次、動作させることとしたが、例示のものに限定されない。一部の光センサ部111、例えば、
図1に示す同一のグループラインGLにおいては、光センサ部111を、順次、動作させるようにしてもよい。ある一つの光センサ部111から投光された検知光が、他の光センサ部111において受光されることが無い場合、または、他の光センサ部111において受光されたとしても、物体の検知には影響がない場合には、光センサ部111の同時動作を許容するようにしてもよい。
【0091】
(4)ユニット制御部113 : 前述の実施例1において、ユニット制御部113に、さらに、投光素子LE及び受光素子REを配置するようにしてもよい。
【0092】
(5)投光開始情報 : 前述の実施例1においては、ユニット制御部113のユニット制御回路113Mが検知開始情報を生成し、送信するとしたが、中央制御部115の中央制御回路115Mが検知開始情報を生成するようにしてもよい。これにより、ユニット制御部113は、接続されている全ての光センサ部111について、投光時期、受光時期等を制御することができる。なお、この場合、ユニット制御部113のユニット制御回路113Mは、中央制御回路115Mからユニット制御部用接続線L113を介して受信した検知開始情報を所定の光センサ部111へ送信する。
【0093】
(6)反射光の受光 : 前述の実施例1においては、受光素子REは、投光素子LEが検知光を投光してから、所定時間経過後に受光している反射光を検知するとしたが、反射光を検知できるものであれば、例示のものに限定されない。例えば、外部から受光開始情報を取得すると、反射光を検知するようにしてもよい。なお、受光開始情報については、ユニット制御部113が送信するようにしても、中央制御部115が送信するようにしてもよい。
【0094】
(7)物体の位置や物体までの距離の算出 : 前述の実施例1においては、中央制御回路115Mが、センサ検知情報及びセンサ配置情報から、物体の位置や物体までの距離を算出するとしたが、物体の位置や物体までの距離を算出できるものであれば例示のものに限定されない。例えば、ユニット制御部113のユニット制御回路113Mが、物体の位置や物体までの距離を算出するようにしてもよい。この場合、センサ配置情報を自らの記憶装置に記憶しておく等、ユニット制御回路113Mが、適宜、センサ配置情報を取得できるようにすればよい。
【0095】
また、物体の位置や物体までの距離の算出せずに、受光素子REにおいて受光した反射光の受光量を情報として蓄積するようにしてもよい。
【0096】
(8)タッチパッド : 前述の実施例1において、さらに、所定の位置にタッチパッドを配置するようにしてもよい。これにより、配置位置に対して比較的近い位置又は配置面に接触した物体の存在及び位置も容易に検出することができる。なお、タッチパッドは、光センサ部111に配置してもよい。また、光センサ部111と同様に、所定の接続線を介してユニット制御部113に接続するようにしてもよい。
【0097】
また、設置するタッチパッドについては、タッチパッドに触れる指とタッチパッドの所定の電極との間に形成される静電容量の変化によって物体を検出するものであっても、タッチパッドの入力面にかかる圧力によって物体を検出するもの等、使用目的に合わせて、適宜、選択すればよい。
【0098】
(9)熱感知センサ : 前述の実施例1において、さらに、熱感知センサを配置するようにしてもよい。これにより、物体として特に人の存在及び位置を容易に検出することができる。熱感知センサは、は、光センサ部111に配置してもよい。また、光センサ部111と同様に、所定の接続線を介してユニット制御部113に接続するようにしてもよい。また、設置する熱感知センサの形状、種類については、設置位置に合わせて、適宜、選択するようにしてもよい。
【0099】
(10)金属検知センサ : 前述の実施例1において、さらに、金属検知センサを配置するようにしてもよい。これにより、センサを取り付けたロボットや移動体に近接する物体が金属か否かを判別することができる。よって、ロボットハンドが物体に近づいた時に、それが金属物体か否かで操作対象物か否かを判断する処理を行わせることが可能となる。
【0100】
(11)投光権情報の送信 : 前述の実施例1においては、投光権情報をカスケード接続されている全てのユニット制御部113に送信するとしたが、投光権情報を所定のユニット制御部113へ送受信できるものであれば、例示のものに限定されない。例えば、投光権情報を送信したいユニット制御部113宛にのみ送信するようにしてもよい。
【0101】
(12)反射光受光情報の生成 : 前述の実施例1においては、ユニット制御部113のユニット制御回路113Mが投光開始情報を送信後、所定時間経過後に受信している受光量情報に基づき反射光受光情報を生成するとしたが、光センサ部111において所定時間を計測し、所定時間経過後に受光素子REが受光している反射光の量に基づき反射光受光情報を生成し、ユニット制御部113へ送信するようにしてもよい。
【0102】
(13)物体検出装置100の使用例 : 前述の実施例1においては、物体検出装置100をロボットの安全システムとして利用することを示したが、例示のものに限定されない。例えば、自動ドアセンサ等、物体を検知する必要があれば、適宜、物体検出装置100を利用することができる。