特許第5938413号(P5938413)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5938413動的データを有する3次元空間オブジェクトの生成及びリンク、及び、当該オブジェクトの地理情報システムにおける視覚化
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5938413
(24)【登録日】2016年5月20日
(45)【発行日】2016年6月22日
(54)【発明の名称】動的データを有する3次元空間オブジェクトの生成及びリンク、及び、当該オブジェクトの地理情報システムにおける視覚化
(51)【国際特許分類】
   G06T 15/00 20110101AFI20160609BHJP
   G06T 17/05 20110101ALI20160609BHJP
   G09B 29/00 20060101ALI20160609BHJP
【FI】
   G06T15/00 501
   G06T17/05
   G09B29/00 Z
【請求項の数】10
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2013-536964(P2013-536964)
(86)(22)【出願日】2011年11月1日
(65)【公表番号】特表2014-502388(P2014-502388A)
(43)【公表日】2014年1月30日
(86)【国際出願番号】CA2011001212
(87)【国際公開番号】WO2012058754
(87)【国際公開日】20120510
【審査請求日】2014年10月31日
(31)【優先権主張番号】61/408,713
(32)【優先日】2010年11月1日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】513109131
【氏名又は名称】キューブ リース インコーポレーテッド
【氏名又は名称原語表記】CUBE LEASE INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100105131
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 満
(72)【発明者】
【氏名】アンゲビン,グレッグ
(72)【発明者】
【氏名】カフ,ジェームス
【審査官】 千葉 久博
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−70705(JP,A)
【文献】 特開2001−338037(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0107371(US,A1)
【文献】 米国特許第7746343(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06T 15/00−15/87,17/00,17/10−17/30
G06T 17/05,19/00−19/20
G09B 23/00−29/14
G06F 17/30
G01C 21/00−21/36,23/00−25/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
3次元空間オブジェクトを生成、リンク及び表示する方法であって、
1以上のアウトライン特徴を特定するマルチジオメトリストリングを生成するステップと、
データベースから建物クラスを取得するステップと、
各建物クラスに異なるスタイルを割り当てるステップと、
1以上の建物の各フロアのためのデータを取得するステップと、
ワイヤー構造を生成するために各建物に対してマルチジオメトリポリゴンを生成し、各建物に前記フロアのデータを用いて前記割り当てられたスタイルを関連付けるステップと、
それぞれが緯度、経度及び高度により位置決めされる2以上の点をリンクすることで各フロアのためのリングを生成するステップであって、前記リングが各フロアのための前記データを割り当てられている、当該ステップと、
前記マルチジオメトリポリゴン及びスタイルのストリングを生成するステップと、
前記ストリングから前記空間オブジェクトを生成するステップと、
前記空間オブジェクトを画像情報システムに表示するステップとを有し、
前記空間オブジェクトが、地域環境のコンテキストで表示され、前記空間オブジェクト及びリングが3次元で見ることができることを特徴とする方法。
【請求項2】
バックグランドの重要性を低くするためにオーバーレイファイルを用いるステップを更に有する、請求項1の方法。
【請求項3】
前記ワイヤー構造がフロア又は建物の特徴に基づいて着色され得る、請求項1の方法。
【請求項4】
前記空間オブジェクトが、建物又は構造の外部の表示であり、
a 建物又は構造の外形のワイヤーフレームモデルと、
b 前記ワイヤーフレームモデル中に入り込んだ個々のフロアを有し、
個々のフロアのそれぞれが独立の入り込んだ空間オブジェクトである、請求項1の方法。
【請求項5】
地理的な点の間での視覚的なフライトを生成するステップを更に有する、請求項1の方法。
【請求項6】
a データベースに渡される地球的唯一的識別子を受信するステップと、
b 前記データベースから、建物特定情報を含めて前記いくつかの地理的な点と関連付けられたデータを受信するステップと、
c 前記フライトのための開始及び終了点を決定するステップと、
d CPUを用いて受信したデータから前記地理的な点に関連付けられた構造を生成するステップと、
e 前記フライトの前記開始及び終了点のためのカメラビューを取得するステップと、
f CPU及び地理的情報システムアプリケーションプログラミングインターフェイスを用いて前記フライトを生成し、組み立てるステップを更に有する、請求項5の方法。
【請求項7】
前記地球的唯一的識別子がURLに含まれる、請求項6の方法。
【請求項8】
前記地理的な点がリースであり、前記建物特定情報がリースのデータである、請求項6の方法。
【請求項9】
前記構造がリングであり、前記リングに隣接するバルーンが前記リンクに関連するデータを含む、請求項6の方法。
【請求項10】
前記フライトを停止するステップと、前記フライトをリプレイするステップを更に含む、請求項6の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、地理的情報システムに関し、より特定的には、動的データを有する3次元空間オブジェクトの生成及びリンク、及び、前記オブジェクトの地理的情報システムにおける視覚化に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ビジネスデータの70−80%は、地理的要素を有すると考えられていた。GPSイネーブル(可能化)されたスマートフォン、カメラ、タブレット及びナビゲーション装置により、地理的にユニークな(唯一性のある)データが増加している。
【0003】
建物は、社会の基本的な参照オブジェクトである。共同体機能、組織、会社、社会的ステータス及び多くのタイプの情報生産物は、しばしば、建物の住所に関係する。不動産の例では、建物及び建物内のスペースのユニットは、取引対象となる生産物であり、大量のデータがプロパティ(財産)の特徴を記述するために生成される。
【0004】
地理的にユニークなデータ及び建物の参照の有用性の増大に関わらず、対象の建物に特に関係する3次元空間におけるマルチメディアデータを視覚化する一般的な方法は存在しない。
【0005】
データと種々のメディアタイプ(地理的にユニークで、種々のコントリビューターから広く供給され、時間感受性で、頻繁にアップデートされるメディアタイプ)の内容を結合する既存の手段は、一般的に、ブラウザ内の複数スクリーンを通して各データ要素を結合する。このデータの区画化は、これを情報提供的な態様でその場所と統合しない。
【0006】
例えば、販売又はリースのための不動産の利用可能性は、一般的に2次元フォーマット(緯度及び経度により場所を示す地図、建物の外部及び内部の写真やビデオなどの視覚メディア、フロア見取り図及び価格、期間、特別な特徴、ブローカーの情報などの他の情報をリストした表)で表現される。この同じ情報を2次元空間で視覚化することは、建物密度が高い場合、同じ建物内の複数のプロパティが描かれる場合、又は、複数のフロアがそれぞれの視覚メディアで表示される場合、問題を生じる。更に、不動産取得の過程が2次元では、利用できず、又は、失われる(例えば、スイート(suite)のビュー、建物の相対的なサイズ、及び、その建物又は近くにおける販売又はリースのための不動産の利用可能性)。
【0007】
地理情報システム(Geographical Information System/GIS)として知られるツールは、世界のバーチャルマップ上で物理的な場所を示すために公衆に利用可能となっており、このツールの実施の一例は、グーグル(登録商標)アースである。マップが2次元の型式でレンダリングされ、建物やインフラストラクチャーなどの地理的オブジェクトは、3次元の形式で(2次元のビューイング(viewing)スクリーン内で)レンダリングされ得る。コンピュータベースのデータ処理アプリケーションとしてのGISは、データ入力のための言語を使用し、一般的に、結果としての画像をスクリーンに出力する。例えば、グーグル(登録商標)アースは、地理的注釈の表示及び2次元及び3次元マップ上での視覚化のために、Keyhole Markup Language(KML)と呼ばれるGeoXML言語を使用する。建物の外部の形状などの特徴は、グーグル(登録商標)アース上にKMLによってマークされ得る。
【0008】
石油又はガスに関連する情報を地理的に表示するなど、GIS上で地理的な特徴を表示するための試みが為されてきた。例えば、出力ファイルは、石油及びガスデータ、特に、掘削活動、完了活動、オープンエーカリッジ(open acreage)、油井情報、油井生産物、土地活動(land activity)、土地境界の集合に基づいて生成され、この出力ファイルは、GISにおいて衛星画像に重ね合わせることができ、したがって、視覚的に表示され得る。しかし、地表(ground)レベル上の構造におけるアプリケーション(例えば、不動産のコンテキストにおいてGISで見ることができる3次元構造内の利用可能なスペースの場所を決定し、展示するなど)に関しては、情報は提供されていない。
【0009】
したがって、地理的にユニークな情報を視覚的に描画する地理情報システムにおいて3次元構造オブジェクトを表示するための手段の必要性が存在する。
【発明の概要】
【0010】
本発明は、動的データを有する3D空間オブジェクトを生成し、リンクし、前記オブジェクトを地理情報システム(GIS)において視覚化するシステム及び方法を開示する。このシステムは、ユーザーインターフェイスのためのGISイネーブル(可能化)されたウェブブラウザを有するフロントエンド、バックエンドにおけるデータベース、及び、前記ユーザーインターフェイス及びデータベースの間で送信されるデータを処理するアプリケーションレイヤーを有する。データベースは、建物テーブル、スイートテーブル、KMLリングテーブル、カメラテーブルを含む多数のテーブルを含む。システムは、ユーザーが、ユーザーの探している情報のタイプを特定すると、結果としての情報を示すインジケータ(KMLリング)を有するシティエリアの視覚的な表示がGISイネーブルされたブラウザ上で表示されるのをユーザーが見ることを可能にする。KMLリングを挿入するシステムのための方法が開示されており、建物の入居可能な(occupiable)部分のためにKMLリングが生成され、これは、建物の最下フロアを典型的には取り囲むベースリングから開始し、その後、入居可能な最上フロアに対応する建物の正しい高度まで上昇させられる。GISにより利用可能なスペースをユーザーに示す更なる方法が開示される。ユーザーが、システムに対してシティ、マーケット及びサブマーケットを特定すると、クエリーを介して組み立てられ、例えば、スイートの周りのリングを生じさせる、KMLなどのマークアップ言語のコードにより建物の表示上に示される利用可能なスペースを有するサブマーケットのビュー(view)がユーザーに提供される。その後、ユーザーは、ビューの写真、スペースのフロア見取り図とともに、スペースのサイズなどの利用可能なサイズに関する追加の情報、利用可能なときは、リースのタイプを決定することができる。最後に、ユーザーは、財産管理者(プロパティマネージャー/property manager)又はオーナーとコンタクトして、スペースの内見の予約を行い得る。
【0011】
3次元空間オブジェクトを生成、リンク及び表示する方法が開示され、この方法は、アウトラインプロパティを特定するマルチジオメトリストリングを生成するステップと、データベースから建物クラスデータを取得するステップと、各建物クラスに異なるスタイルを割り当てるステップと、前記各建物の各フロアのためのデータを取得するステップと、前記各建物のためにマルチジオメトリポリゴンを生成し、前記フロアデータを用いて前記各建物を前記割り当てられたスタイルに関連づけるステップと、前記マルチジオメトリポリゴンとスタイルのストリングを生成するステップと、前記ストリングから空間オブジェクトを生成するステップと、これを画像情報システムビューに表示させるステップを有する。更に、背景の重要性を低下させるためにオーバーレイファイルを使用するステップを更に有する上記方法が開示される。また、フロア又は建物の特徴に基づいてワイヤー構造が着色される上記方法が開示される。
【0012】
更に、前記空間オブジェクトが独立の入り込んだ(nested)空間オブジェクトである各フロアからなる、建物又は構造の外部形状の地理的及び比率的に正確なワイヤーフレームモデルと、前記ワイヤーフレームモデルに入り込んだ地理的及び比率的に正確な個々のフロアを有する建物又は構造の外部の正確な表示である上記方法が開示される。
【0013】
更に、幾つかの地理的な点の間の視覚的なフライトを生成する方法が開示される。この方法は、データベースに渡される地球的唯一的識別子(Globally Unique Identifier)を受信するステップと、前記データベースから建物特定データを含む前記幾つかの地理的な点と関連づけられたデータを受信するステップと、フライトのための開始及び終了点を決定するステップと、CPU及び地理情報システムアプリケーションプログラミングインターフェイスを用いて受信したデータから前記地理的な点と関連するKML構造を生成するステップと、前記フライトの前記開始及び終了点のためのカメラビューを取得するステップを有する。また、前記地球的唯一的識別子がURLに含まれる上記方法が開示さえる。更なる変形形態は、前記地理的な点がリースであり、前記建物特定データがリースデータである上記方法である。また、KML構造がリングであり、前記リングに隣接するバルーン(吹き出し)が前記KMLリングに関連するデータを含む上記方法が開示される。更に、前記フライトをパースするステップと、前記フライトを再生するステップを有する上記方法が開示される。
【0014】
リングの生成のために建物を表示するステップと、GISを用いることで前記建物のためのベースリングを生成し、リングを形成するように結合可能な一連の点を配置するステップと、前記建物の前記フロアを表示する一連のリングを生成するために、前記建物の高度まで前記ベースリングを上昇させるステップと、前記GISでの表示のためにデータシステムに前記の一連のKMLリングをアップロードするステップと、前記建物のデフォルトのカメラビューを配置するステップを有する、KMLリングを生成し、アップロードする方法が開示さえる。
【0015】
更に、建物のフロアを選択するステップと、ビューの方向を選択するステップと、前記GIS及び前記建物の前記フロア及び前記ビューの方向を用いて正しいバンテージ(vantage/眺めのよい)点をレンダリングするステップと、前記GISを介してユーザーに前記レンダリングを表示するステップを有する、GISで建物のフロアからのカメラビューを表示する方法が開示される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本発明の1実施形態を特に参照して発明を説明することが便宜である。ダイヤグラムは、本発明の1実施形態にのみ関連し、従って、発明を限定するものと理解されないことが、理解されるであろう。
図1図1は、建物テーブルのデータベース構造を示すデータダイヤグラム
図2図2は、スイートテーブルのデータベース構造を示すデータダイヤグラム
図3図3は、KMLテーブルのデータベース構造を示すデータダイヤグラム
図4図4は、コンタクトテーブルのデータベース構造を示すデータダイヤグラム
図5A図5Aは、動的データを有する3D空間オブジェクトを生成、リンクするデータ入力プロセスのステージ1及び2を示すフローチャート
図5B図5Bは、動的データを有する3D空間オブジェクトを生成、リンクするデータ入力プロセスのステージ3を示すフローチャート
図6図6は、動的データを有する3D空間オブジェクトを生成、リンクするデータ出力プロセスを示すフローチャート
図7図7は、GISにおける建物の周囲のKMLリングの例示的なビュー
図8図8は、GISにおける建物の周囲のKMLリングの追加の例示的なビュー
図9図9は、本発明の1実施形態に従うフライトショー機能におけるデータ移動及び計算を示すフローチャート
図10図10は、本発明の1実施形態に従うマルチジオメトリ機能に含まれるデータ移動及び計算を示すフローチャート
図10b図10bは、GIS内に表示される建物のワイヤーフレームモデルの例
図11図11A,11B及び11Cは、本発明の1実施形態に従う旅行代理店ホテル視覚化機能のためのプロセスダイヤグラム
図12図12は、本発明の1実施形態に従うKMLフロアビュー機能のためのプロセスダイヤグラムを示す。
図13図13は、システムのハードウェア構成の1実施形態を示す。
【図面の詳細な説明】
【0017】
本発明の好ましい実施形態及び他の実施形態が示される添付図面を参照して、以下、本発明をより完全に説明する。以下に記載の実施形態は、請求の範囲の発明を限定するものではなく、請求の範囲の発明は、以下に記載されないプロセス又は装置を包含し得る。請求の範囲の発明は、以下に記載の装置又はプロセスのいずれかの全ての構成を有する装置又はプロセスには限定されず、以下に記載の装置の複数又は全てに共通の構成には限定されない。以下に記載の装置又はプロセスが請求の範囲の発明のいずれかの実施形態でないこともあり得る。出願人、発明者及び権利者は、本書でクレームされた全ての発明に関して有し得る全ての権利、例えば、継続出願でそのような発明をクレームする権利を保持し、このようないずれの発明についても、本書におけるその公開によって放棄し、ディスクレームし、公衆に献ずることを意図しない。
【0018】
以下では、本発明を不動産市場における3次元空間オブジェクトの生成及びリンク付けに関連して説明するが、本発明の原理は、ディスプレイ上でのユーザーに対する動的データを有する3次元空間オブジェクトの表示を含む任意の市場(例えば、建設)に適用され得ることを特筆する。当業者は、本発明の原理をこのような実施に適用することが可能である。更に、本発明の原理をこのような実施に適用する実施形態は、本発明の範囲に含まれるであろう。
【0019】
本発明は、クライアントが、3次元GISシステムを用いて、ある建物及びその建物内の選択したスイートをハイライトするインジケータによって利用可能な不動産及びリーススペースを見ることを可能にする。本発明の原理を使用する1つの重要な利点は、3次元ビューを表示するGISの使用において、クライアントは、建物又はスイートを、近くの他のもの、地域の環境との関連で、そして、シティ(city/町)又はマーケットのコンテキスト内で見ることが可能であることである。データベースにコンパイルされた履歴データは、システムにより、不動産の利用可能性及び経時的な価格のトレンドを表すために使用され得る。
【0020】
システム内では、データテーブルは、サーバー上で動作するMySQL(登録商標)などの関連データベース内に同時に存在し得る。1実施形態では、データベースは、ハードディスク及びアクセスされている間のRAMに記憶され得る。サーバーは、Linux(登録商標)ベースApache(登録商標)などのウェブサーバーを用いてクライアントコンピュータ上に部分的に存在するユーザーインターフェイスにデータベースサービスを提供する。クライアントコンピュータは、グーグル(登録商標)アースが1つの例であるGISプラグインにアクセスするために、任意数のウェブブラウザ、例えば、Internet Explorer(登録商標)又はグーグル(登録商標)クローム(登録商標)を使用し得る。グーグル(登録商標)アースウェブプラグインから使用されるデータは、グーグル(登録商標)によってオペレートされ、グーグル(登録商標)の3Dウェアハウスによって維持される3D建物レイヤーを含む。不動産可用性システムのGISとの相互作用は、不動産可用性システムのサーバーからユーザーのクライアントシステムに、ルーター及び伝送線によって、インターネットを介して送られる3次元環境内でのリング配置を記述するデータを生成することにより生じ、GISシステムからのデータは、不動産可用性システムのそれとの関連で表示される。
【0021】
図1−4を参照し、本発明に従って不動産可用性システムのデータベース構造が記述される。データベースは、相互に関連するいくつかのメインテーブル:建物テーブル(Building Table)100、スイートテーブル(Suite Table)200、フロアテーブル(Floor Table)250、KMLリングテーブル(KML Ring Table)300及びカメラテーブル(Camera Table)400を有する。図1を参照すると、建物テーブル100は、個々の建物に関するデータのフィールド、最小で、アドレス110、フロア数120及びそこで稼働(operate)し得るビジネスのタイプを示す建物のクラス130を含む。各テーブルは、そこに含まれる各レコードを特定するためのユニークなキーフィールドも有する。例えば、各レコードをユニークに特定する建物ID140もある。選択的に、潜在的な購入者又は賃借者のために建物のより分かり易いイメージを提供するために、不動産ベンダーにより使用され得るサブマーケットID150を含む他のフィールドが含まれ得る。これらのフィールドの例は、限定することなく、建物の名称、建築年、最新の改装日、駐車場の数、駐車料、オフィス、住居又は小売りエリアなどの建物の分類、管理会社、稼働コスト、建築者名及び建物証明である。各建物は、以下に述べるカメラテーブル400に関連付けられた好ましいカメラアングル160と関連付けられている。建物はまた、必ず、町(シティ)又はマーケット内に位置するので、以下に述べるシティテーブル(City Table)500及びマーケットテーブル(Market Table)600にリンクされている。建物は、選択的に、以下に更に述べる証明テーブル(Certification Table)700によりユニークな建物にリンクされ得る1以上の証明を有し得る。建物テーブル100は、リスティングのための財産の準備のときにエージェントにより収集される建物情報それ自体に参照により埋められる(populated/ポピュレートされる)。
【0022】
図2を参照すると、スイートテーブル200は、スイート番号210及び、可変であり、平方フィートでの面積、説明、フロアプラン、リースの特徴、レンタル料、開始及び終了日を含み得る他の情報を含む。各スイートのエントリーは、また、ユニークなスイートID220を受ける。スイートテーブル200は、スイートメディアテーブル(Suite Media Table)235を介してメディアテーブル(Media Table)230にリンクされる場合があり、メディアテーブル230は、URLフィールド232のURLアドレスに含まれるスイートの写真又はビデオウォークスルーなど、スイートにリンクされ得る多様なメディアを含み得る。フロアテーブル250は、スイートフロアテーブル(Suite Floors Table)255によりスイートテーブル200にリンクされ、フロアテーブル250は、また、建物テーブル100にリンクされ、スイートが位置するフロア番号260を含む。1つのスイートは複数のフロアを含む場合があり、1つのフロアは複数のスイートを有する場合がある。スイートテーブル200は、例えば、リースのタイプ282及び開始及び終了日284,285などのそのスイートのためのリースに関する履歴情報を含むスイートリースタイプテーブル(Suite Lease Type Table)280と関連付けられ得る。スイートテーブル200及びフロアテーブル250は、リスティングのための財産の準備のときにエージェントにより収集される建物情報それ自体に参照により埋められる。
【0023】
当業者は、本開示で使用される例であるKMLは、2次元及び3次元GISにおける地理的注釈及び可視化の表現のための表記法である地理マークアップ言語(Geography Markup Language)の一例であると理解するであろう。他の顕著な例はGMLである。
【0024】
図3を参照するとKMLリングテーブル300は、KMLリングに関するデータを含み、これにより、色付きリングなどのインジケータが利用可能なフロアの場所における建物の周りに現れ、このリングは、ヘッドリース又はサブリースなどのリーススペースのあるステータスを示すために異なるように着色され、又は、その不透明度が変えられる。KMLカラーフィールドは、不透明度を設定するためのパラメータを含む。当業者は、インジケータが、本実施形態のような建物におけるあるフロアを囲んで現れるリングに対する代替的な形態を有し得ることを理解するであろう。例えば、インジケータは、例えば、利用可能なスペースを特定するために、押し出しボックス、矢印、バー又はラインで構成され得る。KMLリングテーブル300は、常に、座標フィールド310にKMLコードでのリングのフォーマットについてのデータを含み、選択的に、就中、フロア312、幅313、フィル(fill)314、高度315、フロア316のデータを含み得る。KMLリングテーブル300中の各エントリーは、フロア316と関連付けられ、リングを形成する参照点の緯度、経度、高度を介してGISの3次元空間においてリングを配置する座標フィールド310を有する。
【0025】
KMLストリングテーブル(KML String Table)350は、ストリングフィールド340にKMLテンプレートを含み、各テンプレートは、例えば、特定のフロアの周りのリング、建物の下部分をカバーし、あるフロアから垂れる突き出したカーテン、又は、建物の複数の中間フロアを取り囲むベルトなどの建物の周りのある構造を表し得る。KMLリングテーブル300及びKMLストリングテーブル350は、フロアの周りのリングを表すKMLを生成するように協働する。KMLストリングテーブル350のストリングフィールドは、幾つかのブランクを例外として、GISにより読まれ得る完全なKMLストリングを含むテンプレートを含む。ブランクは、KMLリングテーブル300に含まれるリングをカスタマイズする、リングを描くための参照点の座標や、色312,幅313及び他の情報などのKMLリングテーブル300から引かれるデータで埋められる。リングの不透明度は、KMLテンプレート自体の中でコントロールされる。リングを描くためのKMLコードを特定のフロアのために取得し得るように、KMLリングテーブル300のエントリーは、フロアテーブル250のフロア260と関連付けられ得る。新しいKMLリングが描かれるとき、他のKMLがデータベースに追加され、KMLコードはリングの座標272、ユーザーネーム273及びユーザーのアドレス274及びインポートされたKMLのステータス275などの情報を含むKMLインポートテーブル(KML Import Table)270に最初に挿入される。KMLリングテーブル300は、図5A−5Bの説明で説明されるリング生成のためのデータ入力の方法により埋められる。
【0026】
図1を参照すると、カメラテーブル400は、GIS内の好ましいカメラビューに関するデータを含み、カメラを配置するための緯度410、経度420及び高度430及び、カメラのビューを適切に配向させて、方向付けるためのヘッディング440及びチルト450を含む。各エントリーは、カメラID460によりユニークに特定される。カメラテーブル400は、デフォルトにより、又は、建物の最適なビューのためにカメラを配置するユーザーにより、GIS内で建物の配置を参照して埋められる。デフォルトのカメラビューは、建物がデータベースに入力されるのと同時に生成される。カメラビューは、また、シティ、マーケット及びサブマーケットのために利用可能であり、ユーザが、例えば、マウスなどの入力装置によってGIS内で彼の位置を変更する前のカメラの初期位置を提供する。
【0027】
図1を参照すると、シティテーブル500は、シティのための好ましいカメラビュー520とともに、州505及び国510などのシティについての情報を保持する。好ましいカメラビュー530を示すために、シティテーブル500は、カメラテーブル400へのリンクを有する。シティではなく、マーケットを分ける他の手段は、マーケットテーブル600で記載されるマーケット、又は、サブマーケットテーブル650で記載されるサブマーケットである。
【0028】
更に図1を参照すると、証明テーブル700は、建物が有し得る可能な証明についての情報を含み、証明は、建物証明テーブル710を介して建物にリンクされる。建物は、例えば、エネルギー効率又はリサイクル物質の使用などの環境に関する功績から地震に関する安全証明のいくつかの証明を有し得る。図4を参照すると、建物は、建物を1以上の財産管理者又はオーナーとリンクする建物コンタクトテーブル790のコンタクトと関連付けられ得る。コンタクトテーブル800は、コンタクトの他の情報に加えて、タイトル812,電話番号813、email814を含み、1つのコンタクトは、多数の建物に関連付けられている場合があり、同様に、多数のコンタクトが1つの建物に関連付けられている場合がある。コンタクトは、コンタクトロールテーブル820に含まれるコンタクトロールを有し得る。コンタクトロールの例は、不動産ブローカー、不動産エージェント、財産管理者及び財産リース代表者を含む。各コンタクトは、名称862、アドレス862及び説明863などの各会社の情報を含む会社テーブル850を介して会社と関連付けられ得る。スイートも、スイートコンタクトテーブル900によってコンタクトテーブル800にリンクされた1以上のコンタクトを有する場合がある。
【0029】
上記の4つの主テーブル、建物テーブル100、スイートテーブル200、KMLリングテーブル300及びカメラテーブル400を用い、図5A及び5Bを参照して、リング生成のデータ入力が本発明の実施形態に従って以下に説明される。この方法は、理解の容易のため、3つのステージに分けられる。第1ステージは、KMLリング生成であり、第2ステージは、KMLリングアップロードであり、第3ステージは、システム処理である。ここで、図5、特に、第1ステージKMLリング生成を参照して、ステップ1010−1050が説明される。一旦実行されると、建物の外部フットプリント(footprint)を示す建物の最高点に対応する緯度、経度、高度により決定されるKML位置が生成される。ステップ1010で、アナリストが、場所マークを用いてリング生成のために選択された建物を示すKMLファイルをロードする。ステップ1020では、アナリストは、場所マークで示される建物のアドレスを特定する。ステップ1030では、アナリストは、対象の建物のためのベースリングを生成するためにGISを使用する。このプロセスは、リング上の点を表すために一連の点(緯度、経度、高度)を使用し、全ての点が接続されたときにリングが生成される。
【0030】
このベースリングは、典型的には、建物の最下階を取り囲む。ステップ1040では、ベースリングは、その後、最も高い入居可能なフロアに対応する建物の正しい高度まで上昇する。ステップ1050では、このリングを表す点を表すKMLがその後ステップ1020で特定される建物のアドレスとともにセーブされる。ニューヨーク市のテーパーを有するエンパイアステートビルディングなどの高度が増すにつれて形を変える建物に対応するため、KMLリングのための座標データは、KMLリング生成方法を建物又は構造の形状及びセットバックに渡って繰り返し、その相違を建物又は構造の最初のパスの間に収集された座標データに適用することにより、精緻にされ、維持される。
【0031】
ここで、第2ステージ、KMLリングアップロードを参照して、ステップ1110−1170が説明される。第2ステージの結果は、第1ステージでアナリストにより生成されたKMLファイルがデータシステムにアップロードされてインポートされることである。ステップ1110では、アナリストは、データインポート及び有効化のためのツールを保持するデータ管理エリアにナビゲートする。ステップ1120では、アナリストは、ステップ1130で建物のための正しいサブマーケットを選択し、ステップ1140でアップロードするファイルを選択することで、KMLをデータシステムにロードする。ステップ1150では、入居可能なフロア数がデータシステムにアップロードされる。ステップ1160では、アナリストは、アップロードされる建物のデフォルトのビューとして使用される座標をセットアップするために、GISアプリケーションを使用して建物のカメラビューを配置する。ステップ1170では、アナリストは、上記の値及び建物をバックエンドでの処理のために提出し、データはKMLインポートテーブル270に記憶される。
【0032】
ここで、図5B及び第3ステージシステム処理を参照して、ステップ1210−1290が説明される。第3ステージの結果は、第2ステージでアナリストにより提出された情報がパース(parse)されてデータテーブル内に格納されることである。ステップ1210では、アップロードされたKMLファイルがサーバー内の一次フォルダロケーションに格納される。ステップ1220では、KMLファイルのためのパース処理が開始され、ステップ1230では、建物のアドレスがKMLファイルから取り除かれ、アドレスフィールド110に挿入される。ステップ1240では、リングを表す全ての点の座標ストリング(緯度、経度及び高度)がKMLファイルからパースされる。ステップ1250では、1つの点の座標ストリングから高度がパースされる。ステップ1260では、ステップ1150で提出されたフロア数がフロアテーブル250、特に、フロア数260に入力される。ステップ1270では、建物平均フロア高さがフロア数と高度から計算され、これが、その後、幅313としてKMLリングテーブル300に格納される。ステップ1280では、フロア数260、平均フロア高さ及び計算されたフロアの高度とともに、フロアがフロアテーブル250に挿入される。ステップ1290では、建物のための好ましいカメラビューが、緯度410、経度420、高度430、ヘッディング440及びチルト450についての特定のフィールドデータを含んで、カメラテーブル400に挿入される。
【0033】
図6を参照して、適切なリングをレンダリングすることでエンドユーザに不動産可用性情報を提供する方法が説明される。エンドユーザーは、フィールドを含むフォームを用いてクエリー(query)を準備し、一旦提出されると、図7,8にその例が示される利用可能なスペース及びそのスペースの質を示す上記のリングなどのインジケータとともに、ユーザーが興味を持つマーケット又は建物のGISビューを受領する。この方法の各ステップが説明され、一般に、フロントエンドで入力されたユーザーからのデータは、アプリケーションレイヤーを通され、これが、データベースのためのクエリーを組み立て(assemble)、これは、バックエンドである。データベースは、その後、結果を生成し、これが、その後、ユーザーのインターフェイスにアプリケーションレイヤーを通って戻される。ステップ2010で、ユーザーは、利用可能なスペースのサーチのためにウェブブラウザを開く。GISは、ユーザーに北アメリカ上のビューを提供し、ユーザーは、ステップ2020でシティを選択する。選択されたシティは、ステップ2030で構造化されたクエリーにアセンブルされ、データベースは、クエリーを受信して、ステップ2040で、ユーザーのコンピュータに、シティの格納されたカメラビュー及びマーケットのリストを返す。ユーザーは、その後、そのシティのビューを提供され、ユーザーは、ステップ2050でマーケットを選択する。選択されたマーケットは、その後、ステップ2060で構造化されたクエリーに組み立てられ、データベースは、そのクエリーを受信して、ステップ2070で、ユーザーのコンピュータにマーケットの格納されたカメラビュー及びサブマーケットのリストを返す。ユーザーは、その後、そのマーケットのビューを提供され、ユーザーは、ステップ2080でサブマーケットを選択する。選択されたサブマーケットは、ステップ2090で構造化されたクエリーに組み立てられ、データベースは、クエリーを受信して、ステップ2100でサブマーケットの格納されたカメラビュー及びそのサブマーケットの利用可能なサーチ基準のリストを返す。
【0034】
ステップ2110では、ユーザーは、例えば、リースエリアのサイズ、ヘッドリース、サブリース及び建物のクラスなどのサーチ基準を選択する。ステップ2120では、サーチがクエリーに組み立てられてデータベースに送信される。ステップ2130では、クエリーがデータベースに対して実行され、サーチ結果がKMLとして生成され、サーバーに格納されて、アプリケーションレイヤーに送信される。ステップ2140では、KMLがデータベースから戻ってきたセグメントから組み立てられる。戻ってきた各リースは、KMLストリングに生成され、リングをレンダリングするKML文書を生成するためのテンプレートに付加される。KMLは、また、再使用の容易化のためにサーバーにキャッシュされる。ステップ2150では、サーチ結果を示すKMLリングがユーザーのブラウザ上のGIS上で表示され、この例が図7,8に示される。ステップ2160では、表示されたKMLリングからリースが選択され、これが、ステップ2170で構造化されたクエリーとしてデータベースに送信され、その結果、ステップ2180でリースの詳細がユーザーのコンピュータに戻される。より特定的なリースの詳細がステップ2190でユーザーにより要求される場合があり、ステップ2200で構造化されたクエリーがデータベースに送信され、ステップ2210で、写真、フロア見取り図及び財産管理情報などのより特定的な詳細が戻される。
【0035】
ユーザーがリースに関する担当者へのコンタクトに興味がある場合は、ステップ2220で、ユーザーは、その興味を示すリクエストを提出し、これがステップ2230でアプリケーションレイヤーを通してデータベースに送信される構造化クエリーであり、そして、ステップ2240で、データベースがコンタクト情報をユーザーにリターンする。
【0036】
図9を参照して、本発明の実施形態に従ってショウフライト(show-flight)機能のデータ移動及び計算が示される。フライト(flight)は、ユーザーのために表示されるフライトで遭遇する地理的な特徴の表示を伴う幾つかの地理的な点の間でのGISを通しての視覚的な旅を表す。システムに新しいデータが追加されるに従って改変されて、希望するだけ何回でもシステムに新しいデータが追加されるに従って変更して再実行され、再生されることができるのは、保存されたサーチ及び場所のパラメータのセットアップである。フライトは、特定の建物又はフロアに関連するデータに相互作用するチャンスをユーザーに与えるために、興味のある各建物についてパースを行うことができ、このデータは、スクリーンのサイドパネルに表示され得る。3つのコラムが示され、1番目は、ユーザーのラップトップコンピュータなどのクライアントコンピュータで典型的には実行される、ユーザーインターフェイスであるフロントエンドを表し、2番目のコラムは、アプリケーションがクライアント又はサーバープロセスのどちらかで実行され、フロントレイヤーとバックエンドの間でデータを伝送するウェブサーバーの背後のアプリケーションサーバー又はウェブサーバー上で動作するアプリケーションレイヤーを表し、3番目のコラムは、ウェブサーバー上にも存在し得るが、データが取得、維持され、何らかのデータ集中的な計算が実行される別のデータサーバーとしてよりしばしば見られるデータベースレイヤ及びデータサーバーであるバックエンドを表す。データは、インタネットなどのネットワークにより伝送され、各コンピュータは、他のコンピュータと同期し、通信を照合するためにネットワークインターフェイスカードを使用する。
【0037】
ステップ3010では、ユーザーは、特定の地球的唯一的識別子(Globally Unique Identifier/GUID)を含むフライトユニバーサルリソースロケーター(universal resource locator/URL)を、ユーザーのラップトップコンピュータなどのクライアントマシンに存在し得るクライアントソフトウェアに入力し、これは、アプリケーションサーバー上のアプリケーションレイヤーに渡され、アプリケーションレイヤーは、ステップ3020でURLからGUIDを抽出する。GUIDは、バックエンドのデータサーバー及びデータベースに渡され、これは、ステップ3030でフライトに関連する全ての地理的場所(不動産の実施形態では、これらの場所はリースである)を取得し、選択的に、フライトクリエーターの情報を取得して、トータルのフライト訪問カウントを増加させる。GUIDは、また、ステップ3020から3040にアプリケーションレイヤーでも渡され、ここでは、地理的場所(1実施形態では、リース)に関連する建物IDとともに、フライトのビューを開始及び終了させるための、例えば、サブマーケットなどの、最初と最後の場所が見つけられて抽出される。このデータは、ステップ3050で、リースに関連する建物データを取得し、リースのための関連するKMLデータを取得するために、バックエンドに渡され、ステップ3040及び3050からのデータは、ステップ3060でKMLリング及びフライトにおけるリースに関連するバルーン(吹き出し)を生成するために、アプリケーションレイヤーでも使用される。バルーンは、あるリング又は建物の隣に現れて、そのリング又は建物の種々の特徴又はデータを表す。また、このデータを用いて、システムは、ステップ3070で、リースに関連する画像を取得し、ステップ3080でリースの最初及び最後のサブマーケットのためのカメラビューデータを取得する。ステップ3060,3070及び3080からのデータは、ステップ3090に渡され、ここでは、サブマーケットビュー及びフライトに含まれるリースのビューに基づいてKMLツアーが生成される。ステップ3100では、ツアーは、GISアプリケーションを用いたビューのために組み立てられて準備され、ユーザーがツアーを進む間、関連するリースデータがスクリーンの右側に表示される。右側のリースデータは、例えば、財産管理人にコンタクトするオプションを含み得る。
【0038】
フライトショウのツアーの使用を促進する種々の特徴(フィーチャ)がある。ステップ3110で、ユーザーが「フライト停止」機能を用いた場合、アプリケーションレイヤーは、ユーザーのための停止フィーチャを取り扱うステップ3120で適切なGISアプリケーション機能を呼び出すことでKMLツアーを停止させ、全ての設定は保存され、ユーザーは、そのツアーの同じポイントに戻ることができる。ステップ3130では、ユーザーのためにツアーを再開させる「フライトリプレイ」機能を使用することができ、これは、ステップ3140で、適切なGISアプリケーション機能を呼び出すことで実行される。ステップ3150では、ユーザーは、「詳細情報」リンクをクリックすることができ、これは、ステップ3160で、選択された追加の情報であって、ステップ3030及び3050で取得された追加の情報を表示する。ステップ3170では、ユーザーは、「ブローカーにコンタクト」を選択でき、これは、ステップ3180でコンタクトのブローカーを表示させ、これは、ステップ3190でユーザーにより記入されて、提出され得る。ステップ3200では、ユーザーの情報及びブローカーにコンタクトするメッセージがフォーマットされる。ステップ3210では、バックエンドからブローカーのe-mailアドレスが取得されて、その後、ステップ3220でアプリケーションレイヤーに送信され、ここで、e-mailがユーザーの情報を含めて組み立てられ、その後、ブローカーに送信される。ステップ3230で、フロントエンドユーザーインターフェイスでユーザーが「スイートを見る」機能を選択し、又は、建物リンクをクリックすると、アプリケーションレイヤーは、ステップ3240で、カメラビューを適切な建物に移動し、バルーンデータをアップデートする。この場合、建物の近くのバルーンは、メディアテーブル230及びスイートテーブル200からのデータを含み、例えば、面積などの様々なデータをユーザーに表示するが、任意のデータがユーザーに表示され得る。
【0039】
図10を参照すると、本発明に従い、マルチジオメトリ機能のサブプロセス及びデータ移動が示される。この機能は、図10bに例が与えられるように、建物のワイヤー構造を、例えば、リース可能なスペース、賃料、及び、利用可能性などのワイヤーアウトラインで示される構造に関する特徴についての情報とともに、例えば、他の建物から目立つように、異なる色で見られるように示すことを可能にする。各フロアは、また、他のフロアとの対照でそのフロアの特徴を表すために、その独自の色を有し得る。「ワイヤーモード」は、グーグル(登録商標)アースなどのGISの建物及び道路レイヤーを置き換える。この機能は、a)物理的な建物又は構造の正確な描写として表示する、b)建物全体、又は、より微細には、単一のフロアのレベルで建物に関する情報を視覚化するように、建物の3Dレンダリングを覆う(オーバーレイする)、c)内部についての情報を記録し、又は、マウスのホバリング(hover)又はクリックでリンクされたマルチメディアデータを表示するように建物のレンダリングの下に不可視的に埋め込む、という3つの方法で空間オブジェクトを視覚的に表示するシステムを実現する。
【0040】
ステップ3510では、フロントエンドで、ユーザーは、「ワイヤーモード」オプションを選択する。ステップ3520で、生成されるワイヤーモードのオブジェクトが建物及び道路レイヤーを置換するのにつれて、アプリケーションレイヤーでグーグル(登録商標)アースのビューの建物及び道路レイヤーがディスエイブル(不能化)される。また、アプリケーションレイヤーでは、ステップ3530で、選択されたシティがサーチのフォームから取得されて、標準化されたサーチファイル、非同期ジャバスクリプト及びXML(Asynchronous Javascript and XML/Ajax)としてステップ3540の方法に送られる。ステップ3540では、最初のマルチジオメトリKMLストリングが生成され、アウトラインのプロパティ及び通常(normal)及びホバリングされた(hovered)要素が特定される。ステップ3550では、建物のクラスのデータがデータベースから取得され、このデータは、ステップ3560に送られる。ステップ3560では、異なる建物クラスに対するスタイルマップID(Style Map IDs)が生成され、各建物クラスにスタイル、唯一性のある視覚表示、例えば、唯一性のある色が割り当てられる。ステップ3570では、各建物の各フロアのためのKMLデータが取得される。ステップ3570からのKMLフロアデータを用いて、ステップ3580で、各建物に対して、マルチジオメトリポリゴンが生成される。マルチジオメトリ建物のスタイルは、データベースにおける任意の建物に関連する変数の関数であり得るため(図11A−11Cの例は、料金を問い合わせることによるホテルのクラス分けに基づくマルチジオメトリスタイルを記載しており、従って、ホテルの色は、一泊の料金に応じて異なる)、各建物は、そのクラスに基づく適切なスタイルと関連付けられている。ステップ3590では、完全なKMLが呼び出し方法に戻され、ステップ3600では、KML空間オブジェクトが、取得したKMLストリングから生成される。これは、その後、名前が付けられ、グーグル(登録商標)アースビューなどGISに戻される。また、オーバーレイフィアルは、アースビューに入れられ得る。オーバーレイファイルは、ビジー(busy)状態のバックグランドが、バックグランドの重要性を減少させ、ユーザーが、構造により集中できるように、バックグランド(衛星画像)を灰色又は黒で塗りつぶす不透明なオーバーレイとして扱われるように、バックグランドを修正し得る。
【0041】
ステップ3610では、ユーザーは、「ノーマルモード」を選択し、その結果、アプリケーションレイヤーにおいて、ステップ3620が実行され、ユーザーが標準のグーグル(登録商標)アースビューを見ることができるように、グーグル(登録商標)アースビューからのマルチジオメトリ及びスタイルファイルのフィーチャーを削除し、建物及び道路レイヤーをイネーブルにする(動作させる)。ステップ3630では、ユーザーは、異なるシティを選択し、リクエストを処理するアプリケーションレイヤーは、ステップ3640でカメラビューを選択されたシティに移動させ、ワイヤーモードがオンの場合は、ステップ3650で前のシティのマルチジオメトリフィーチャーが除去され、新たに選択されたシティのマルチジオメトリフィーチャーが入れられる(pushされる)。ステップ3660では、ユーザーが、マップビューをリセットした場合は、ステップ3670で、もしワイヤーモードがオンであれば、前のシティのマルチジオメトリフィーチャーが除去される。
【0042】
図11A−11Cは、一例として、本発明の1実施形態に従うシステムで可能な旅行代理店のためのホテルルームの視覚化のためのプロセスダイヤグラムを示す。ステップ4010で、プロセスは、KMLファイル生成を開始する。ステップ4020で、プロセスは、タイプがホテルかどうかを決定する。違う場合は、ステップ4030で、プロセスは、通常KMLファイルを生成し、ステップ4040で手順を出る。タイプがホテルの場合、ステップ4050で、ホテルのためのKMLファイルが生成される。図11A及び11Bを参照して、次のステップ4060−4160の一連の決定で、手順は、一泊当たりの最低ホテル料金に基づいてホテルのためのカテゴリーを決定し、ホテル料金の各カテゴリーに唯一性のある色が割り当てられ、その料金内の各ホテルの色が現れる。これは、例えば、グーグル(登録商標)アースでホテルを見ているユーザーが、最低料金のカテゴリー及びホテルの地理的な位置の表示を受けることを容易化する。もちろん、ホテルに割り当てられる色は、ルームのグレード、又は、ホテルがある特徴を有するかどうかなど、ユーザーが興味のある他の変数を示し得る。
【0043】
ステップ4170では、色選択を組み込んだスタイルが現在の建物に適用される。図11Cに示されるステップ4180では、手順は、その並びの次の建物に移動し、ステップ4060−4170を含む同じ手順(Aで開始する)を反復する。ステップ4180は、反復、従って、その並びの各建物のためにステップ4060−4170を継続する。すべての建物が適切にカテゴリー化されて色づけされたときに、ステップ4190で、データは、KMLファイルに保存され、手順は、4200で終了する。
【0044】
図12を参照して、KMLフロアビュー手順が示され、この手順は、本発明の1実施形態に従い、ユーザーが、所与の建物における任意のフロアから、その建物のそのフロアから見たときに看者が見るであろう、360度のビューを見ることを可能にする。このビューは、データベースに記憶されたデータを用いてGISアプリケーション上で表示される。
【0045】
これは、図12に示されており、ステップ5010で、クライアントコンピュータ及びユーザーインターフェイスを用いるユーザーが、アプリケーション内のデータサーバーに存在するデータベースから建物及びフロアを選択する。ユーザーによるこのアクションは、ステップ5040及び5050にも含まれる。選択的に、ユーザーは、それぞれステップ5020及び5030で、ユーザーのクライアントコンピュータのユーザーインターフェイスを用いてシティ及びサブマーケットを選択し得る。ステップ5020でシティが選択されたときは、データベースは、そのシティ内のサブマーケットのリストをリターンする。ステップ5030で、リストからサブマーケットが選択されたときは、データベースは、建物のリストをリターンする。ステップ5040で、建物が選択されたときは、データベースからフロアのリストがリターンされる。ステップ5050でフロアのリストが選択されたときは、例えば、フロアカメラビュー及びKMLリング座標など、そのフロアの特定のデータがデータベースによりアプリケーションにリターンされる。ステップ5055で、簡単のために、北、西、東、又は、南などの主要方向、又は、建物に対する任意の水平方向であり得る方向が選択され、この方向がデータベースに送信され、フロアカメラビューのための方位値が計算されてリターンされる。データベースにおいて座標により格納された方向付けられたビューは、正しい眺めのよい地点(vantage point)、すなわち、選択された建物の選択されたフロアからのユーザーにより選択された主要方向におけるビューをレンダリングするために使用される。このデータは、ステップ5060に送信され、ここでは、KMLリング座標が、各座標ペアのために生成された場所マーカー及びポリゴンを生成するために使用される。ステップ5070では、その結果から、場所マークとともにポリゴンが生成され、GISアプリケーション上で表示される。ステップ5080では、ユーザーは、他の座標点を選択することで、そのフロアからの異なるビューの方向を選択できる。この最後のものは、2次元データの表示にのみ必要な2次的マップを用いて行い得る。フロア及び方向を示す適切な場所マーカーが選択され、方向及びフロアカメラビューを含むデータベースリクエストがデータベースに送信され、これが、ステップ5090で、記憶されたフロアカメラビューをリターンする。
【0046】
当業者は、同一のアルゴリズム、手順的構成を用いてたプログラミング言語、方法論及び可変の名称の単なる改変は、特許の請求項の範囲に含まれることを理解するであろう。上記の説明及び添付図面で提示された教示の利益を受けた当業者は、本発明の多くの変形態及び他の実施形態に思い至るであろう。従って、本発明は開示された特定の実施形態に限定されず、変形形態及び実施形態が添付特許請求の範囲の範囲内に含まれることが意図されることが理解される。
【0047】
図13は、本発明を実施するハードウェアを示すシステム1300のハードウェア構成の実施形態を示す。図13を参照して、コンピュータシステム1300は、システムバス1302により種々の他の要素に結合したプロセッサー1301を有する。オペレーティングシステム1303は、プロセッサー1301上で動作することができ、図13の種々の要素の制御を提供し、これらの機能を調整する。本発明の原理に従うアプリケーション1304は、オペレーティングシステム1303との関連で動作して、オペレーティングシステム1303へのコールを提供することができ、コールは、アプリケーション1304により実行される種々の機能又はサービスを実行する。アプリケーション1304は、例えば、上記のような、動的データを有する3D空間オブジェクトを生成、リンクし、前記オブジェクトを視覚化するためのアプリケーションを含み得る。
【0048】
再度図13を参照すると、リードオンリーメモリ(ROM)1305は、システムバス1302と結合し、コンピュータシステム1300のある基本的な機能を制御するベーシックインプットアウトプットシステム(BIOS)を含み得る。ランダムアクセスメモリ(RAM)1306及びディスクアダプター1307もまた、システムバス1302と結合し得る。オペレーティングシステム1303及びアプリケーション1304を含むソフトウェア要素は、コンピュータシステム1300の実行のための主メモリであるRAM1306にロードされ得る。ディスクアダプター1307は、例えば、ディスクドライブなどのディスクユニット1308と通信するintegrated drive electronics(IDE)アダプタであり得る。
【0049】
コンピュータシステム1300は、更に、バス1302に結合した通信アダプタ1309を含み得る。通信アダプタ1309は、バス1302を外部ネットワーク(不図示)と相互接続し、これにより、コンピュータシステム1300が他の同様の装置と通信することを可能にする。
【0050】
I/O装置は、ユーザーインターフェイスアダプタ1310及びディスプレイアダプタ1311を介してコンピュータシステム1300と接続され得る。キーボード1312、マウス1313及びオーディオ(スピーカー)1314は、全て、ユーザーインターフェイスアダプタ1310を介してバス1302に相互接続され得る。ディスプレイモニタ1315は、ディスプレイアダプタ1311によりシステムバス1302に接続され得る。このように、ユーザーは、キーボード1312又はマウス1313を通してコンピュータシステム1300に入力することができ、ディスプレイ1315又はスピーカー1314を介してコンピュータシステム1300からの出力を受け得る。
【0051】
当業者が理解するように、本発明の態様は、システム、方法又はコンピュータプログラム製品として実現され得る。従って、本発明の態様は、完全なハードウェアの実施形態、完全なソフトウェアの実施形態(ファームウェア、常駐プログラム、マイクロコードなど)又はソフトウェアとハードウェアの側面を結合した実施形態(これらは、全て、本書では、「回路」、「モジュール」又は「システム」と呼ばれ得る)の形態を取り得る。更に、本発明の態様は、コンピュータ可読プログラムコードを組み込んだ1以上のコンピュータ可読媒体で実現されるコンピュータプログラム製品の形態を取り得る。
【0052】
1以上のコンピュータ可読媒体の任意の組み合わせを使用し得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体又はコンピュータ可読記憶媒体であり得る。コンピュータ可読記憶媒体は、限定はされないが、例えば、電子、磁気、光学、電磁、赤外又は半導体システム、装置又はデバイス又はこれらの任意の適切な組み合わせであり得る。コンピュータ可読記憶媒体の更なる特定的な例(非限定的なリスト)は、次のものを含み得る:1以上の配線を有する電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM又はフラッシュメモリ)、ポータブルコンパクトディスクROM(CD−ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、又は、上記の任意の適切な組合。本書の文脈では、コンピュータ可読記憶媒体は、指示実行システム、装置、又は、デバイスにより、又は、これらとの関連で使用されるためのプログラムを含み、又は、記憶し得る。
【0053】
コンピュータ可読信号媒体は、例えば、ベースバンドに、又は、搬送波の部分として、コンピュータ可読プログラムコードが埋め込まれた伝播データ信号を含み得る。このような伝播信号は、限定はされないが、電磁的、光学的又はこれらの任意の適切な組み合わせの任意の多様な形態を取り得る。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体ではなく、指示実行システム、装置、デバイスにより、又は、これらとの関係で使用されるプログラムを通信、伝播させ、又は、伝送させることができる任意のコンピュータ可読媒体であり得る。
【0054】
コンピュータ可読媒体に埋め込まれたプログラムコードは、限定はされないが、ワイヤレス、ワイヤライン、光ファイバーケーブル、RF等、又は、これらの任意の好適な組合を含む任意の適切な媒体を用いて伝送され得る。
【0055】
本発明の各態様のための動作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、Java、Smaltalk、C++などのオブジェクト指向プログラム言語、又は、Cプログラミング言語又は類似のプログラミング言語などの通常のprocedural programming languageを含む1以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで書かれ得る。プログラムコードは、全体としてユーザーのコンピュータ上で、部分的にユーザーのコンピュータ上で、スタンドアロンのソフトウェアパッケージとして、部分的にユーザーのコンピュータ上で、及び、部分的に遠隔のコンピュータ上で、又は、全体として遠隔のコンピュータ又はサーバー上で実行され得る。後者の場合は、遠隔コンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意のタイプのネットワークを介してユーザーのコンピュータに接続されることができ、接続は、外部コンピュータ(例えば、インターネットサービスプロバイダーを用いたインターネットを通して)に対して行われ得る。
【0056】
本発明の各態様は、本発明の実施形態に従う方法、装置(システム)及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロックダイヤグラムを参照して説明された。フローチャート及び/又はブロックダイヤグラムの各ブロック及びフローチャート及び/又はブロックダイヤグラムのブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム指示により実行され得る。コンピュータプログラム指示は、コンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサーがフローチャート及び/又はブロックダイヤグラムのブロック(単数又は複数)で特定される機能/動作を実施する手段を生成するように、一般目的のコンピュータ、特殊目的のコンピュータ、又は、他のマシンを生成するプログラム可能データ処理装置に提供され得る。
【0057】
これらのコンピュータプログラム指示は、また、コンピュータ可読媒体に記憶される指示が、フローチャート及び/又はブロックダイヤグラムのブロック(単数又は複数)で特定される機能/動作を実施する指示を含む製造物を生成するように、コンピュータ、又は、他のプログラム可能データ処理装置、又は、他の特定の態様で機能する装置を指示できるコンピュータ可読媒体に記憶され得る。
【0058】
コンピュータプログラム指示は、コンピュータ又は他のフローチャート及び/又はブロックダイヤグラムのブロック(単数又は複数)で特定される機能/動作を実施するためのプロセスを提供するプログラム可能装置上で指示が実行されるように、コンピュータ、他のプログラム可能データ処理装置、又は、他のデバイスにロードされて、コンピュータ、他のプログラム可能装置又は他の装置上で一連の動作ステップを実行させ、コンピュータにより実行されるプロセスを生じさせ得る。
【0059】
本発明の種々の実施形態の記述が、説明のために提供されたが、これらは、網羅的であることを意図するものではなく、開示された実施形態に限定されることを意図するものでもない。多くの改変及び変形形態が、実施形態に記載された範囲及び精神を逸脱することなく、当業者に明らかであろう。本書で使用した用語は、実施形態、市場で見られる技術に対する実際的な応用又は技術的な改良を最も良く説明するために、又は、当業者が本書で開示した実施形態を理解できるために、選択された。
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図6
図7
図8
図9
図10
図10b
図11a
図11b
図11c
図12
図13