【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、周期律表第15族の金属元素と、硫黄及び/又はセレンと、を含む錯体を含有し、前記周期律表第15族の金属元素と、前記硫黄及び/又はセレンと、の含有量のモル比が1:2〜1:10である半導体形成用塗布液である。
以下、本発明につき詳細に説明する。
【0008】
本発明者らは、金属含有化合物と、硫黄含有化合物及び/又はセレン含有化合物と、を含有する半導体形成用塗布液を用いることで、印刷法等の塗布法を採用でき、金属元素と、硫黄及び/又はセレンと、からなる半導体を大面積で簡易に形成できると考えた。しかしながら、金属含有化合物、硫黄含有化合物及び/又はセレン含有化合物、並びに、これらを溶解するための溶媒の組み合わせによっては、半導体の膜表面のザラツキや膜厚の不均一性が生じやすく、その結果、電気的な特性及び半導体特性が低くなることがあった。また、このような方法は、再現性の高い成膜が困難であった。
本発明者らは、鋭意検討の結果、金属含有化合物と、硫黄含有化合物及び/又はセレン含有化合物と、を含有する半導体形成用塗布液において、有機溶媒中で、金属元素と、硫黄及び/又はセレンと、を含む錯体が形成されるような金属含有化合物と、硫黄含有化合物及び/又はセレン含有化合物と、を用いることによって、安定な塗布液が得られ、任意の膜厚への制御ができ、塗布後は簡易な処理により所望の半導体を作製することが可能となることを見出した。更に、本発明者らは、金属元素と、硫黄及び/又はセレンと、の混合比をある特定の範囲に固定することにより、半導体形成用塗布液を用いて製造した太陽電池の変換効率が著しく向上し、更には変換効率ばらつきを低減できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0009】
本発明の半導体形成用塗布液は、周期律表第15族の金属元素と、硫黄及び/又はセレンと、をある特定の混合比で含む錯体を含有するものである。
このような錯体を形成することで、安定な塗布液が得られ、任意の膜厚への制御ができる。その結果、均一な良質の半導体が形成されるだけではなく、その電気的な特性及び半導体特性も向上する。なお、周期律表第15族の金属元素と、硫黄及び/又はセレンと、を含む錯体は、赤外吸収スペクトルにて、金属元素−硫黄間の結合に由来する吸収ピーク又は金属元素−セレン間の結合に由来するピークを測定することで確認することができる。また、溶液の色の変化で確認することもできる。
【0010】
上記周期律表第15族の金属元素と、上記硫黄及び/又はセレンと、の含有量のモル比は、1:2〜1:10である。上記モル比は、好ましくは1:2.5〜1:6である。
上記周期律表第15族の金属元素と、上記硫黄及び/又はセレンと、からなる半導体の化学量論式は、上記周期律表第15族の金属元素をX、上記硫黄及び/又はセレンをYで表す場合、X
2Y
3である。このため、上記周期律表第15族の金属元素と、上記硫黄及び/又はセレンと、の含有量の化学量論比(モル比)は、1:1.5である。
これに対して、本発明の半導体形成用塗布液においては、上記周期律表第15族の金属元素と、上記硫黄及び/又はセレンと、の含有量のモル比を、化学量論比よりも硫黄及び/又はセレンのモル比が多くなるような上記範囲に固定する。これにより、本発明の半導体形成用塗布液を用いて製造した太陽電池の変換効率が著しく向上し、更には変換効率ばらつきを低減することができる。この理由は、はっきりとは判っていないが、半導体形成用塗布液中で周期律表第15族の金属元素と、硫黄及び/又はセレンと、を含む錯体は、錯体を形成する前の金属含有化合物並びに硫黄含有化合物及び/又はセレン含有化合物との間で平衡状態にあり、硫黄含有化合物及び/又はセレン含有化合物を過剰に加えることにより平衡が錯体を形成する方向へ傾くため、安定して周期律表第15族の金属元素と、硫黄及び/又はセレンと、を含む錯体が形成されるためと考えられる。
【0011】
上記周期律表第15族の金属元素としては、アンチモン、ビスマスが好ましい。なかでも、電気的な特性及び半導体特性のより優れた半導体が形成されることから、アンチモンがより好ましい。
【0012】
上記周期律表第15族の金属元素と、硫黄及び/又はセレンと、を含む錯体は、上記周期律表第15族の金属元素と、硫黄含有化合物及び/又はセレン含有化合物と、の間に形成されることが好ましい。硫黄含有化合物中の硫黄元素及びセレン含有化合物中のセレン元素は、化学結合に関与していない孤立電子対を有するため、上記周期律表第15族の金属元素の空の電子軌道(d軌道又はf軌道)との間に配位結合を形成しやすい。
このような錯体を形成するためには、本発明の半導体形成用塗布液は、少なくとも、周期律表第15族の金属元素を含有する金属含有化合物と、硫黄含有化合物及び/又はセレン含有化合物と、有機溶媒と、を含む成分から得られたものであることが好ましい。
【0013】
上記周期律表第15族の金属元素を含有する金属含有化合物は、使用する硫黄含有化合物及び/又はセレン含有化合物と有機溶媒とを適宜組み合わせて、錯体を形成できれば特に限定されない。上記周期律表第15族の金属元素を含有する金属含有化合物としては、上記周期律表第15族の金属元素の金属塩、有機金属化合物等が挙げられる。
上記金属塩としては、例えば、上記周期律表第15族の金属元素の塩化物、オキシ塩化物、硝酸塩、炭酸塩、硫酸塩、アンモニウム塩、ホウ酸塩、ケイ酸塩、リン酸塩、水酸化物、過酸化物等が挙げられる。また、上記金属塩の水和物も含まれる。
上記有機金属化合物としては、例えば、上記周期律表第15族の金属元素のカルボン酸、ジカルボン酸、オリゴカルボン酸、ポリカルボン酸の塩化合物が挙げられる。より具体的には、上記周期律表第15族の金属元素の酢酸、ギ酸、プロピオン酸、オクチル酸、ステアリン酸、シュウ酸、クエン酸、乳酸等の塩化合物等が挙げられる。
【0014】
上記周期律表第15族の金属元素を含有する金属含有化合物としては、具体的には例えば、塩化アンチモン、酢酸アンチモン、臭化アンチモン、フッ化アンチモン、オキシ酸化アンチモン、トリエトキシアンチモン、トリプロポキシアンチモン、硝酸ビスマス、塩化ビスマス、硝酸水酸化ビスマス、トリス(2−メトキシフェニル)ビスマス、炭酸ビスマス、オキシ炭酸ビスマス、リン酸ビスマス、臭化ビスマス、トリエトキシビスマス、トリイソプロポキシアンチモン、ヨウ化砒素、トリエトキシ砒素等が挙げられる。これらの周期律表第15族の金属元素を含有する金属含有化合物は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0015】
本発明の半導体形成用塗布液における周期律表第15族の金属元素を含有する金属含有化合物の添加量は、好ましい下限が3重量%、好ましい上限が30重量%であり、より好ましい下限は5重量%、より好ましい上限は20重量%であり、更に好ましい下限は7重量%、更に好ましい上限は15重量%である。上記添加量が3重量%以上であると、良質な半導体を容易に作製することができる。上記添加量が30重量%以下であると、安定な半導体形成用塗布液を容易に得ることができる。
【0016】
上記硫黄含有化合物及び/又はセレン含有化合物は、使用する周期律表第15族の金属元素を含有する金属含有化合物と有機溶媒とを適宜組み合わせて、錯体を形成できれば特に限定されない。
上記硫黄含有化合物としては、例えば、チオ尿素、チオ尿素の誘導体、ジチオカルバミン酸塩(Dithiocarbamate)、キサントゲン酸塩(Xanthate)、ジチオリン酸塩(Dithiophosphate)、チオ硫酸塩、チオシアン酸塩、チオアセトアミド、ジチオビウレット等が挙げられる。
上記セレン含有化合物としては、例えば、塩化セレン、臭化セレン、ヨウ化セレン、セレノフェノール、セレノ尿素、セレノ尿素の誘導体、亜セレン酸、セレノアセトアミド、セレノアセトアミドの誘導体、ジセレノカルバミン酸塩、セレノ硫酸塩、セレノシアン酸塩、セレン化水素等が挙げられる。
【0017】
上記チオ尿素の誘導体としては、1−アセチル−2−チオ尿素、エチレンチオ尿素、1,3−ジエチル−2−チオ尿素、1,3−ジメチルチオ尿素、テトラメチルチオ尿素、N−メチルチオ尿素、1−フェニル−2−チオ尿素等が挙げられる。上記ジチオカルバミン酸塩としては、ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジメチルジチオカルバミン酸カリウム、ジエチルジチオカルバミン酸カリウム等が挙げられる。上記キサントゲン酸塩としては、エチルキサントゲン酸ナトリウム(sodium ethyl xanthate)、エチルキサントゲン酸カリウム、イソプロピルキサントゲン酸ナトリウム、イソプロピルキサントゲン酸カリウム等が挙げられる。上記チオ硫酸塩としては、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸カリウム、チオ硫酸アンモニウム等が挙げられる。上記チオシアン酸塩としては、チオシアン酸カリウム、チオシアン酸カリウム、チオシアン酸アンモニウム等が挙げられる。これらの硫黄含有化合物は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記セレノ尿素の誘導体としては、1−アセチル−2−セレノ尿素、エチレンセレノ尿素、1,3−ジエチル−2−セレノ尿素、1,3−ジメチルセレノ尿素、テトラメチルセレノ尿素、N−メチルセレノ尿素、1−フェニル−2−セレノ尿素等が挙げられる。上記ジセレノカルバミン酸塩として、例えば、ジメチルジセレノカルバミン酸ナトリウム、ジエチルジセレノカルバミン酸ナトリウム、ジメチルジセレノカルバミン酸カリウム、ジエチルジセレノカルバミン酸カリウム等が挙げられる。上記セレノ硫酸塩として、例えば、セレノ硫酸ナトリウム、セレノ硫酸カリウム、セレノ硫酸アンモニウム等が挙げられる。上記セレノシアン酸塩として、例えば、セレノシアン酸カリウム、セレノシアン酸アンモニウム等が挙げられる。これらのセレン含有化合物は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0018】
上記有機溶媒は、使用する周期律表第15族の金属元素を含有する金属含有化合物と硫黄含有化合物及び/又はセレン含有化合物とを適宜組み合わせて、錯体を形成できれば特に限定されない。
上記有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、アセトン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、イソプロパノール、n−プロパノール、クロロホルム、クロロベンゼン、ピリジン等が挙げられ、これらの中でも特にメタノール、エタノール、アセトンが好ましい。これらの有機溶媒は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。なかでも、電気的な特性及び半導体特性のより優れた半導体が形成されることから、N,N−ジメチルホルムアミドが好ましい。
また、本発明の半導体形成用塗布液は、本発明の効果を阻害しない範囲内において、水等の非有機溶媒成分を更に含有してもよい。
【0019】
上記周期律表第15族の金属元素と、硫黄と、を含む錯体としては、具体的には例えば、ビスマス−チオ尿素錯体、ビスマス−チオ硫酸錯体、ビスマス−チオシアン酸錯体、アンチモン−チオ尿素錯体、アンチモン−チオ硫酸錯体、アンチモン−チオシアン酸錯体、アンチモン−ジチオカルバミン酸錯体、アンチモン−キサントゲン酸錯体等が挙げられる。
上記周期律表第15族の金属元素と、セレンと、を含む錯体としては、具体的には例えば、ビスマス−セレノ尿素錯体、ビスマス−セレノシアン酸錯体、ビスマス−ジメチルセレノ尿素錯体、アンチモン−セレノ尿素錯体、アンチモン−セレノシアン酸錯体、アンチモン−ジメチルセレノ尿素錯体等が挙げられる。
【0020】
本発明の半導体形成用塗布液を基板上に塗布することによって製造された半導体薄膜もまた、本発明の1つである。このように得られた半導体の薄膜は、太陽電池用材料、光触媒材料又は光導電材料として有用である。
本発明の半導体形成用塗布液を塗布する方法は特に限定されないが、例えば、スピンコート法、ロールtoロール等の印刷法が挙げられる。本発明の半導体形成用塗布液を用いることで、印刷法等の塗布法を採用でき、半導体薄膜を均一かつ平滑に形成することができ、また任意の膜厚への制御ができることから、半導体薄膜の電気的な特性及び半導体特性を向上させることができ、形成コストを削減することもできる。
【0021】
また、本発明の半導体形成用塗布液を用いて得られた半導体を光電変換層として用いる薄膜太陽電池もまた、本発明の1つである。
上記光電変換層は、更に、本発明の半導体形成用塗布液を用いて得られた半導体に隣接する有機半導体を含むことが好ましい。この場合、上記光電変換層における本発明の半導体形成用塗布液を用いて得られた半導体と有機半導体との位置関係は、両者がお互いに隣接していればよく、本発明の半導体形成用塗布液を用いて得られた半導体薄膜と有機半導体薄膜とを含む積層体であってもよいし、本発明の半導体形成用塗布液を用いて得られた半導体と有機半導体とを混合して複合化した複合膜であってもよい。
【0022】
上記光電変換層が、本発明の半導体形成用塗布液を用いて得られた半導体薄膜と有機半導体薄膜とを含む積層体である場合、本発明の半導体形成用塗布液を用いて得られた半導体薄膜の厚みは、好ましい下限が5nm、好ましい上限が5000nmである。上記厚みが5nm以上であると、上記光電変換層が充分に光を吸収でき、薄膜太陽電池の変換効率がより向上する。上記厚みが5000nm以下であると、電荷分離できない領域が上記光電変換層に発生することが抑制され、薄膜太陽電池の変換効率の向上につながる。上記厚みのより好ましい下限は10nm、より好ましい上限は1000nmであり、更に好ましい下限は20nm、更に好ましい上限は500nmである。
また、上記有機半導体薄膜の厚みは、好ましい下限が5nm、好ましい上限が1000nmである。上記厚みが5nm以上であると、上記光電変換層が充分に光を吸収でき、薄膜太陽電池の変換効率がより向上する。上記厚みが1000nm以下であると、電荷分離できない領域が上記光電変換層に発生することが抑制され、薄膜太陽電池の変換効率の向上につながる。上記厚みのより好ましい下限は10nm、より好ましい上限は500nmであり、更に好ましい下限は20nm、更に好ましい上限は200nmである。
【0023】
上記光電変換層が、本発明の半導体形成用塗布液を用いて得られた半導体と有機半導体とを混合して複合化した複合膜である場合、該複合膜の厚みの好ましい下限は30nm、好ましい上限は3000nmである。上記厚みが30nm以上であると、上記光電変換層が充分に光を吸収でき、薄膜太陽電池の変換効率がより向上する。上記厚みが3000nm以下であると、電荷が電極に到達しやすくなり、薄膜太陽電池の変換効率の向上につながる。上記厚みのより好ましい下限は40nm、より好ましい上限は1000nmであり、更に好ましい下限は50nm、更に好ましい上限は500nmである。
【0024】
本発明の半導体形成用塗布液を用いて得られた半導体薄膜と有機半導体薄膜とを含む積層体の製造方法としては、本発明の半導体形成用塗布液を基板又は他の層上に塗布して、半導体薄膜を形成する工程と、上記半導体薄膜上に、有機半導体薄膜を積層する工程と、を有する方法を用いてもよく、逆に基板又は他の層上に、有機半導体薄膜を積層する工程と、本発明の半導体形成用塗布液を上記有機半導体薄膜上に塗布して、半導体薄膜を形成する工程と、を有する方法を用いてもよい。
本発明の半導体形成用塗布液を用いて得られた半導体と有機半導体とを混合して複合化した複合膜の作製方法としては、本発明の半導体形成用塗布液と有機半導体との混合液を基板又は他の層上に塗布する工程を有する方法が挙げられる。
これらの工程を有する薄膜太陽電池の製造方法もまた、本発明の1つである。
【0025】
上記有機半導体としては特に限定されず、例えば、ポリ(3−アルキルチオフェン)等のチオフェン誘導体等が挙げられる。また、上記有機半導体として、例えば、ポリパラフェニレンビニレン誘導体、ポリビニルカルバゾール誘導体、ポリアニリン誘導体、ポリアセチレン誘導体、ポリトリフェニルアミン等の導電性高分子等も挙げられる。また、上記有機半導体として、例えば、フタロシアニン誘導体、ナフタロシアニン誘導体、ペンタセン誘導体、ベンゾポルフィリン誘導体等のポルフィリン誘導体、トリフェニルアミン誘導体等も挙げられる。なかでも、比較的耐久性が高いことから、チオフェン誘導体、フタロシアニン誘導体、ナフタロシアニン誘導体、ベンゾポルフィリン誘導体、トリフェニルアミン誘導体が好ましい。
【0026】
本発明の薄膜太陽電池は、上記光電変換層に加えて、更に、基板、ホール輸送層、電子輸送層等を有していてもよい。上記基板は特に限定されず、例えば、ソーダライムガラス、無アルカリガラス等の透明ガラス基板、セラミック基板、透明プラスチック基板等が挙げられる。
【0027】
上記ホール輸送層の材料は特に限定されず、例えば、P型導電性高分子、P型低分子有機半導体、P型金属酸化物、P型金属硫化物、界面活性剤等が挙げられ、具体的には例えば、ポリエチレンジオキシチオフェンのポリスチレンスルホン酸付加物、カルボキシル基含有ポリチオフェン、フタロシアニン、ポルフィリン、フルオロ基含有ホスホン酸、カルボニル基含有ホスホン酸、酸化モリブデン、酸化バナジウム、酸化タングステン、酸化ニッケル、酸化銅、酸化スズ、硫化モリブデン、硫化タングステン、硫化銅、硫化スズ等が挙げられる。
【0028】
上記電子輸送層の材料は特に限定されず、例えば、N型導電性高分子、N型低分子有機半導体、N型金属酸化物、N型金属硫化物、ハロゲン化アルカリ金属、アルカリ金属、界面活性剤等が挙げられ、具体的には例えば、シアノ基含有ポリフェニレンビニレン、ホウ素含有ポリマー、バソキュプロイン、バソフェナントレン、ヒドロキシキノリナトアルミニウム、オキサジアゾール化合物、ベンゾイミダゾール化合物、ナフタレンテトラカルボン酸化合物、ペリレン誘導体、ホスフィンオキサイド化合物、ホスフィンスルフィド化合物、フルオロ基含有フタロシアニン、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化スズ、酸化ガリウム、硫化スズ、硫化インジウム、硫化亜鉛等が挙げられる。