(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ユーザー端末ないし実サーバーによるファイルサーバーと管理サーバーとの間で、ネットワークが接続できず、ユーザー端末ないし実サーバーによるファイルサーバーが、オフライン動作に移行する場合や、
仮想サーバーによるファイルサーバーを含むシステムの構成要素のいずれかで障害が発生した場合おいて、
オフラインと判断する場合には、処理対象のデータが元本データであるか元本データのコピーであるかであるかどうかを、
管理サーバーに問い合わせる代りに、ユーザー端末の制御部ないし、実サーバーによるファイルサーバーの制御部により、自立的に判定を行ない、
仮想サーバーによるファイルサーバーにおいて障害が発生と判断する場合において、
ユーザー端末における、処理対象のデータが元本データのコピーである場合には、元本データのコピーを、一時的に、元本データであるとして取り扱い、
障害が発生した場所に応じて、第1の形態、第2の形態、第3の形態のいずれかに切替えて運用し、
ユーザー端末において、元本データないし元本データのコピーを用いて、データの更新処理を行ない、作成し終わった更新データを、
ネットワークの接続が回復した後に、元本データの管理場所として設定された、システム構成のうち有効な構成要素であるユーザー端末またはファイルサーバーのいずれかに対して返却する手段を備え、
オフラインで使用できなくなったシステムの構成要素、あるいは障害が発生したシステムの構成要素に応じて、元本データの管理場所と元本データのコピーの管理場所を切替えて動的に運用できること、
を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の管理システム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記の問題を解決するため、従来から利用者のニーズや利用環境に合わせたシステム構成、サービス構成の変更を行っていた。しかしながらプログラムやデータの管理の条件を変更する場合にサービスやシステム等の変更が必要となり、システム管理者が最適なシステム構成を機器構成の段階から再構築や再構成等を専門的な知識を用いて設定する必要があり、エンドユーザーが簡単に構成を変えることができなかった。
【0009】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、管理サーバーが最新プログラムの場所、最新データ(元本データ)の場所、端末(仮想マシンを含む)の管理(使用アプリ、データの状態)、仮想サーバー、実サーバーの管理(データの状態)を行い、ユーザー端末において選択したプログラムとデータを実行できる環境の問い合わせを受け付けると、ユーザー端末に対し、自動で取得させ、最新のプログラムとデータの実行環境を設定させた上で、アプリとデータのセットで最新の実行環境を提供し、元本データの管理場所を自由に選べて、設定した元本データの管理場所および、システム構成要素の内、端末(仮想マシンを含む)やサーバー(仮想も含む)等の管理区分の有効、無効に応じて、最新プログラムおよび、最新データ(元本データ)ないしそのコピーおよび更新されたデータの流れを切替えて、ユーザーがサービスを利用するのに最適な運用状態を維持し、管理することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題を解決すべく、本発明に係る管理システムは、ユーザーが操作を行なうユーザー端末と、
最新のプログラムを格納するアプリサーバーと、
最新のプログラムと元本データ及び元本データのコピーを格納する場所を管理する管理サーバーと、
必要に応じて、仮想ないし実サーバーによるファイルサーバー、ないし仮想PCと、がネットワークを介して接続されたシステム構成において、
ユーザーが選択した元本データの管理場所と元本データのコピーの管理場所、及びシステム構成のうち有効な構成要素及びユーザー端末の使用プログラム種別やデータの状態に応じて、動的に運用形態を切替えて、統合的にプログラムとデータの管理を行なう単一のサービスとして提供され、
ユーザー端末に対し、最新のプログラムと、元本データを利用可能とするサービスを提供する管理システムであって、
管理サーバーは、
最新のプログラムの格納場所、元本データの管理場所と元本データのコピーの管理場所、及び、使用するユーザー端末の場所と種類、及び、
ユーザー端末の使用プログラム種別やデータの状態を含む状態、及び
仮想ないし実サーバーによるファイルサーバーないし仮想PCの存否及びデータの状態、及びユーザー端末で使用するアプリとデータのバージョン、を管理情報テーブルとして管理する管理手段とを備え、
ユーザー端末は、
ユーザー操作により、実行するプログラム種別とデータの選択を受け付ける受付手段と、
受け付けたプログラム種別と選択したデータを管理サーバーに通知する通知手段とを備え、
管理サーバーが、
最新プログラムの管理に関して、
ユーザー端末ないし仮想PCにおいて、実行しようとして選択したプログラムが、ユーザー操作によって選択された元本データのバージョンに適合するプログラムのバージョンの中で、最新のプログラムであるかどうかを判断する手段を備え、
元本データの管理に関して、
ユーザーによって選択指示された元本データの管理場所と元本データのコピーの管理場所、使用するユーザー端末の場所と種類、システム構成のうち有効な構成要素に応じて、ユーザー端末の元本データ、あるいはファイルサーバーに格納された元本データを利用させるかを判断し、
ユーザー端末の元本データを使用する場合には、その旨をユーザー端末に通知し、
ファイルサーバーに格納された元本データを利用させる場合には
元本データのコピーを作成して、ユーザー端末に対して転送する手段を備え、
ユーザー端末において、
元本データのコピーを用いてデータの更新処理を行ない、作成し終わった更新データを、
元本データの管理場所として設定された、システム構成のうち有効な構成要素であるユーザー端末またはファイルサーバーのいずれかに対して返却する手段を備え、
ユーザー端末またはファイルサーバーにおいて、
元本データを更新登録する手段と、
を備えたことにより、システム構成のうち有効な構成要素、及び使用するユーザー端末の場所と種類、およびユーザーが設定した元本データの管理場所と元本データのコピーの管理場所、に応じて動的に、最新のプログラムと、元本データとを利用可能とすること、を特徴とする。
【0011】
管理サーバーが、さらに、
元本データのバージョンに適合するバージョンのプログラムの中で最新プログラムの管理に関して、
ユーザー端末からの前記通知と管理情報テーブルに基づいて、当該ユーザー端末が、選択されたプログラムが実行できる端末であるかどうかを判定し、
ユーザー端末において、選択したプログラムが実行できる環境であると判断される場合には、最新のプログラムであるかどうかを判断し、最新でない場合にはアプリサーバーから最新のプログラムをユーザー端末に提供させ、
選択したプログラムが実行できない環境であると判断される場合には、前記選択したプログラムが実行できる仮想PCを含む端末へ接続させ、当該接続先で最新のプログラムを実行できる環境を提供する、最新プログラム提供のための管理手段を備え、
ユーザー操作によって、元本データが選択されるか、又は元本データの管理場所が切替えられた場合に、
元本データのバージョンをチェックして、元本データのバージョンに適合するプログラムのバージョンの中で最新のプログラムを提供し、あるいは、元本データの管理場所が、古いバージョンの元本データを格納する管理場所に切替えられた場合に、逆に、古いバージョンの元本データに対応するバージョンのプログラムを再度提供すること、
を特徴とする。
【0012】
請求項1または2のいずれか一つに記載の管理システムにおいて、
実サーバーによるファイルサーバーが起動(選択)されたときは、
管理サーバーが、管理情報テーブルに基づいて、
アプリサーバーから最新のプログラムと、
元本データの管理場所から元本データのコピーを作成して、
それぞれ実サーバーによるファイルサーバーに転送させて、実サーバーによるファイルサーバーの記憶部に格納し、
実サーバーによるファイルサーバーが、
アプリサーバーないし仮想サーバーによるファイルサーバーと共に、又は代替して、
ユーザー端末に対して、最新のプログラムと、元本データとを利用可能とすること、を特徴とする。
【0013】
ユーザー端末ないし実サーバーによるファイルサーバーと管理サーバーとの間で、
ネットワークが接続できず、ユーザー端末ないし実サーバーによるファイルサーバーが、オフライン動作に移行する場合や、
仮想サーバーによるファイルサーバーを含むシステムの構成要素のいずれかで障害が発生した場合おいて、
オフラインと判断する場合には、
処理対象のデータが元本データであるか元本データのコピーであるかであるかどうかを、
管理サーバーに問い合わせる代りに、ユーザー端末の制御部ないし、
実サーバーによるファイルサーバーの制御部により、自立的に判定を行ない、
仮想サーバーによるファイルサーバーにおいて障害が発生と判断する場合において、
ユーザー端末における、処理対象のデータが元本データのコピーである場合には、元本データのコピーを、一時的に、元本データであるとして取り扱い、
障害が発生した場所に応じて、第1の形態、第2の形態、第3の形態のいずれかに切替えて運用し、
ユーザー端末において、
元本データないし元本データのコピーを用いて、
データの更新処理を行ない、作成し終わった更新データを、
ネットワークの接続が回復した後に、
元本データの管理場所として設定された、システム構成のうち有効な構成要素であるユーザー端末またはファイルサーバーのいずれかに対して返却する手段を備え、
オフラインで使用できなくなったシステムの構成要素、あるいは障害が発生したシステムの構成要素に応じて、元本データの管理場所と元本データのコピーの管理場所を切替えて動的に運用できること、
を特徴とする
【0014】
第1の形態、第2の形態、第3の形態のいずれかに動的に切替えて運用する際に、
(イ)ファイルサーバー(仮想、実)を含むシステムの構成要素の有効/無効、
(ロ)元本データの管理場所及び元本データのコピーの管理場所、ないし、
(ハ)WSを含むシステムの構成要素の数、
のうち、少なくとも1以上の条件に応じて、サービスの使用料を算定する管理システムを特徴とする。
【0015】
請求項1〜5のいずれか一つに記載の管理システムにおいて、
最新のプログラムの格納場所、元本データの管理場所と元本データのコピーの管理場所、及び、使用するユーザー端末の場所と種類、及び、
ユーザー端末の使用プログラム種別やデータの状態を含む状態、及び
仮想ないし実サーバーによるファイルサーバーないし仮想PCの存否及び、データの状態、を管理情報テーブルとして管理する管理手段とを備え、
ユーザーが選択した元本データの管理場所と元本データのコピーの管理場所、及びシステム構成のうち有効な構成要素及びユーザー端末の使用プログラム種別やデータの状態に応じて、動的に運用形態を切替えて、統合的にプログラムとデータの管理を行なう管理サーバー、
を特徴とする
【0016】
ユーザーが操作を行なうユーザー端末と、
最新のプログラムを格納するアプリサーバーと、
最新のプログラムの格納場所、元本データの管理場所と元本データのコピーの管理場所、及び、使用するユーザー端末の場所と種類、及び、
ユーザー端末の使用プログラム種別やデータの状態を含む状態、及び
仮想ないし実サーバーによるファイルサーバーないし仮想PCの存否及びデータの状態、及びユーザー端末で使用するアプリとデータのバージョン、を管理情報テーブルとして管理する管理手段を備えた管理サーバーと、
必要に応じて、仮想ないし実サーバーによるファイルサーバー、ないし仮想PCと、がネットワークを介して接続されたシステム構成において、
ユーザーが選択した元本データの管理場所と元本データのコピーの管理場所、及びシステム構成のうち有効な構成要素及びユーザー端末の使用プログラム種別やデータの状態に応じて、動的に運用形態を切替えて、統合的にプログラムとデータの管理を行なう単一のサービスとして提供され、
ユーザー端末に対し、最新のプログラムと、元本データを利用可能とするサービスを提供する管理方法であって、
ユーザー端末の制御手段が、
実行するプログラム種別とデータの選択を受け付ける受付ステップと、受け付けたプログラム種別と選択したデータを管理サーバーに通知するステップを実行し、
前記管理サーバーにおける管理手段が、
最新プログラムの管理に関して、
ユーザー端末ないし仮想PCにおいて、実行しようとして選択したプログラムが、ユーザー操作によって選択された元本データのバージョンに適合するプログラムのバージョンの中で、最新のプログラムであるかどうかを判断するステップと、
元本データの管理に関して、
ユーザーによって選択指示された元本データの管理場所と元本データのコピーの管理場所、使用するユーザー端末の場所と種類、システム構成のうち有効な構成要素に応じて、ユーザー端末の元本データ、あるいはファイルサーバーに格納された元本データを利用させるかを判断するステップと、
ユーザー端末の元本データを使用する場合には、その旨をユーザー端末に通知するステップと、
ファイルサーバーに格納された元本データを利用させる場合には
元本データのコピーを作成して、ユーザー端末に対して転送するステップと、
をそれぞれ実行し、
ユーザー端末の制御手段が、データの更新処理に関して、
元本データのコピーを用いてデータの更新処理を行ない、作成し終わった更新データを、
元本データの管理場所として設定された、システム構成のうち有効な構成要素であるユーザー端末またはファイルサーバーのいずれかに対して返却するステップを実行し、
ユーザー端末またはファイルサーバーの制御手段が、元本データを更新登録するステップを実行する、
ことにより、システム構成のうち有効な構成要素、及び使用するユーザー端末の場所と種類、およびユーザーが設定した元本データの管理場所と元本データのコピーの管理場所、に応じて動的に、最新のプログラムと、元本データとを利用可能とする管理方法を特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明では、ユーザーが単体運用からシステム利用を開始して、単体機とIDCセンター(仮想サーバー運用)の組み合わせ、実機サーバーと端末とIDCセンター(仮想サーバ運用)の組み合わせのように、システム運用の形態をスケールアップまたは、前述のスケールアップとは逆となるシステムのスケールダウンでの運用を行うときに、単一のサービスとして提供されるネットワークによるプログラム提供、及び仮想環境におけるデータ管理、及び物理サーバーや物理PCを用いた運用におけるデータ管理を含めて統合的に管理し、エンドユーザーが設定した元本データの管理場所に応じて、システムの運用形態をスケーラブルに最適化することができる。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る管理システムの実施例を詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
【0021】
<システムの全体構成>
図1−1は、本発明にかかるデータ管理システムの構成例を示す図である。
図1−1に示すように、システム全体は、IDCセンター100、複数の会計事務所200、複数の顧問先300に設置されたコンピューターがインターネット等の広域ネットワークに接続され構成されている。
【0022】
図1−2は、
図1−1で説明した、IDCセンター100、複数の会計事務所200、複数の顧問先300のコンピューター構成を詳細に示したものである。IDCセンター100の構成と会計事務所200の構成はアプリサーバー120を除いて同様な構成となっている。
【0023】
<機能ブロックの構成>
本発明のデータ管理システムのハードウェア構成について
図2−1〜
図2−6について夫々説明する。
【0024】
図2−1は管理サーバー110のハードウェア構成をブロック単位で示した図であり、大きな単位で、制御部111、記憶部112、通信部113から構成される。
【0025】
制御部111は、CPUと記憶部112からロードされたプログラムによってサーバー装置内の制御や処理を行う機能部であり、通信部を経由して接続されている他サーバー装置や端末装置からの要求処理などに応じて、データ管理などの処理を行う管理情報処理部、ライセンス情報の管理や処理を行う、ライセンス情報処理部から構成される。記憶部112は、ハードディスクやSSDなどの記憶装置が該当し、通信部を経由して接続されている他サーバー装置や端末装置の管理情報(
図4−1の管理情報テーブル)を格納する管理情報格納部、ライセンス情報(
図4−2のライセンス管理テーブル)を格納するライセンス情報格納部、利用者(会計事務所等)の情報を格納する利用者情報格納部があり、利用者情報格納部には、会計事務所単位で顧問先情報が関連付けられて格納される構成となっている。
【0026】
図2−2はアプリサーバー120のハードウェア構成をブロック単位で示した図であり、大きな単位で、制御部121、記憶部122、通信部123から構成される。
【0027】
制御部121は、CPUと記憶部122からロードされたプログラムによってサーバー装置内の制御や処理を行う機能部であり、通信部を経由して接続されている他サーバー装置や端末装置からの要求処理などに応じて、アプリの管理などの処理を行うアプリ管理部から構成される。
【0028】
記憶部122は、ハードディスクやSSDなどの記憶装置が該当し、通信部を経由して接続されている他サーバー装置や端末装置向けのアプリを格納するアプリデータ格納部、アプリデータ格納部に格納されたアプリのバージョンの情報を格納するアプリバージョン格納部から構成される。
【0029】
図2−3は仮想(端末)PCサーバー/ファイルサーバー(仮想サーバー)の構成を示した図である。
【0030】
ここでの構成は仮想環境上にソフトウェアにて構築される擬似的なコンピューターを指しており、物理的なコンピューター装置のハードウェア構成と同様に説明を行う。大きな単位で、制御部131、記憶部132、通信部133から構成される。
【0031】
制御部131は、CPUと記憶部132からロードされたプログラムによって端末内の制御や処理を行う機能部であり、データの更新処理などを行うデータ更新処理部から構成される。
【0032】
記憶部132は、元本データ、コピーデータを格納する、元本/コピーデータ格納部132から構成される。なお、端末装置を例に説明したが、サーバーであっても機能としては同様なので説明は省略する。また、仮想環境を例としたが、物理コンピューターであっても良い。
【0033】
図2−4は仮想端末用サーバー140のハードウェア構成をブロック単位で示した図であり、大きな単位で、制御部141、記憶部142、通信部143から構成される。
【0034】
制御部141は、CPUと記憶部142からロードされたプログラムによってサーバー装置内の制御や処理を行う機能部であり、通信部を経由して接続される端末装置やモバイル端末から要求処理などに応じて、仮想端末の制御などの処理を行う仮想端末制御部から構成される。
【0035】
記憶部142は、ハードディスクやSSDなどの記憶装置が該当し、仮想端末の環境設定や仮想イメージなど仮想端末を動作させるのに必要な情報を格納する仮想端末格納部から構成される。
【0036】
図2−5はWebサーバー150ハードウェア構成をブロック単位で示した図であり、大きな単位で、制御部151、記憶部152、通信部153から構成される。
【0037】
制御部151は、CPUと記憶部152からロードされたプログラムによってサーバー装置内の制御や処理を行う機能部であり、通信部を経由して接続されるサーバーや端末との共有データの送受信などの制御を行う共有データ制御部、アクセス制御処理を行うアクセス権限制御部から構成される。
【0038】
記憶部152は、共有データを格納する共有データ格納部から構成される。 なお、ここでは物理コンピューターを例としたが、同様な機能を持つ仮想サーバーであっても良い。
【0039】
図2−6は端末PC/ファイルサーバー(仮想サーバー)230のハードウェア構成をブロック単位で示した図であり、大きな単位で、制御部231、記憶部232、通信部233、入力部234、出力部235から構成される。
【0040】
制御部231は、CPUと記憶部232からロードされたプログラムによって端末置内の制御や処理を行う機能部であり、アプリを起動してデータの入力を入力部から受け付けデータの編集などの処理を行う入力制御部、記憶部232には、各種アプリを格納するアプリ格納部から構成される。
【0041】
入力部234は、ユーザーからの一次的な操作を、制御部へ伝える手段であり、一般的にはキーボード、マウス等が該当し、タッチパネルなどであっても良い。
【0042】
出力部235は表示(LCDやCRT等)や印刷(プリンタ)などの出力手段である。 なお、端末装置を例に説明したが、サーバーであっても機能としては同様なので説明は省略する。また、ここでは物理コンピューターを例としたが、同様な機能を持つ仮想環境上で動作するコンピューターであっても良い。
【0043】
図4−1は、本発明に係る管理システムで使用する管理情報テーブルを示す図である。
【0044】
この情報管理テーブルには、色々な運用別に管理できるように、項番、管理区分およびその管理区分の状態を示す「実機または仮想」、その管理区分の名称、データの状態を示す「元本またはコピー」、システムの接続状態を示す「有効または無効」、管理区分項目の装置の管理場所を示す「センターまたは事務所」、接続元および課金の有無を示す「有」などの情報を備えている。
【0045】
図4−2は、本発明に係る管理システムで使用するライセンス管理テーブルを示す図である。
【0046】
このライセンス管理テーブルには、ユーザー毎に使用アプリやそのライセンス契約数などのライセンス管理できるように、項番、ユーザー名、契約のアプリ名、そのアプリの契約ライセンス数および使用ライセンス数などの情報を備えている。
【0047】
図3−1のフローにそって、発明の全体を概要説明する。
【0048】
ユーザーは処理を行うために端末よりIDCにログインする(ステップS1−1)。例えば、ユーザー端末からIDC内の管理サーバーに認証の後、ログインをする。
【0049】
ログインすると、端末から管理サーバー内の管理メニュー(
図5−1)のデータ管理画面(
図5−2Aなどを参照)より、前回起動した時の設定情報やその他情報を確認または設定する(ステップS1−2)。例えば、端末の接続状態の有効/無効などから、今回ログインでの接続方法などを確認または設定をする。
【0050】
管理サーバーは上記設定に基づいて、端末からアクセスできるように、最新のプログラムや元本データ等を所定の装置に転送の準備を行う(ステップS1−3)。
【0051】
具体的には最新のアプリが起動した上で、データの選択画面を表示し、データの選択後に元本データの管理場所と使用端末の管理場所を比較し、例えば、元本データが会計事務所の実機PC(単体機)の内蔵ディスクである場合には、単体機が会計事務所にあることから(アプリなどを操作する)使用端末と、元本データの場所が同一であると判断し、データ呼び出し前のファイル転送は行わずに直接ファイル操作すると判定する。
【0052】
あるいは、元本データがIDCセンターの仮想サーバーである場合には、管理サーバーは、仮想サーバーにコピーデータを作成させた上で、コピーデータを会計事務所の実機PC(単体機)に転送させる。
【0053】
続いて最新のアプリでデータの入力を行い、データへのアクセス更新を行う。データの入力終了後、更新データを元本の保存場所に格納する。
【0054】
端末から指定のプログラムやデータの選択を行い(ステップS1−4)、所定の装置に転送されたデータへアクセスし、アプリデータの追加や訂正などの操作処理を行い(ステップS1−5)、操作処理が行われたアプリデータを転送されたデータに登録する(ステップS1−6)。
【0055】
より具体的には、例えば、端末を有効とした場合には、管理サーバーは、最新プログラムが端末上で使えるように、端末上に最新プログラムを転送し、仮想サーバーの元本データにアクセスさせる。
【0056】
あるいは、単体機で運用する設定をした場合には、管理サーバーは、仮想サーバーを無効にした上で、ユーザー端末自身の元本データを利用させるように制御し、他方で、仮想サーバーを有効にし、元本データを仮想サーバーで運用する設定にした場合には、管理サーバーは、仮想サーバーに元本データのコピーを作成させた上で、ユーザー端末に転送させ、ユーザー端末において元本データのコピーを利用して、プログラムで更新処理を行なわせるように管理する。
【0057】
更新後のデータは、単体機で運用する場合には、データの転送を行なわず、単体機の元本データを更新させ、他方で、仮想サーバーで運用する設定の場合には、更新後のデータを、仮想サーバーに返却する転送を行なわせるように管理する。
【0058】
管理サーバーは、このような各実施態様の動的な切替えに応じて、最新プログラムや最新データ(元本データ)の転送等のコントロールを行ない、最終的にユーザーにおいて追加や修正等が終了した段階で、記憶部に登録することを指示した更新後データを、元本データの管理装置として設定されたシステムの構成要素に登録するよう制御する。(ステップS1−7)。
【0059】
例えば、実機PC(単体機)の場合は元本データが会計事務所の実機PC(単体機)の内蔵ディスクである場合には、実機PC(単体機)の元本データファイルに登録し、元本データがIDCセンターの仮想サーバーである場合には、実機PC(単体機)から更新データを仮想サーバーに転送させて、仮想サーバーに格納(更新登録)する(S1−6〜7)。
【0060】
ユーザーは端末での処理を終了し、IDCをログアウトする(ステップS1−8)。
【0061】
<第1の形態>
<単体機での運用開始>
本発明では、お客様の契約形態や利用形態に合わせて
図1−2.システム構成図のシステム内で端末の設置場所や端末の種類、データ保存種別を柔軟に切り替えてスケーラブルな管理ができることが特徴であるが、第1実施例は、会計事務所内の実機PCに元本データを管理場所として登録する形態例を記載する。
【0062】
利用者(エンドユーザー)は、会計事務所の実機PCを起動して、会計事務所の実機PCからWebブラウザを使用して、IDCセンターの管理サーバーにアクセスし本サービスの利用契約を結び、実機PCのアプリケーション利用および、実機PCに元本データの管理場所をどこにするかの設定を行う。
【0063】
IDCセンターの管理サーバーは、
図4−2.ライセンス管理テーブルに契約情報を追記してその情報を元に
図4−1.管理情報テーブルにも会計事務所の実機PCを、元本データを管理する管理装置として設定することで、以降、実機PCは自らデータを管理する単体機として認識されるようになる。
【0064】
以後実機PC(単体機)と表記する。
これにより、アプリサーバーは
図4−1.管理情報テーブルの情報を元に最新のアプリを利用者の会計事務所の実機PC(単体機)に配信を行い、実機PC(単体機)からアプリを起動して管理サーバーにアクセスできるようになる。
【0065】
上記の構成では、
図1−2.システム構成図のうち、IDCセンターについては、管理サーバーとアプリサーバー、IDCセンターのイントラネット側のFWとIDCセンターのインターネット側のFWの機能が有効化された状態だが、IDCセンターの仮想(端末)PC又はファイルサーバー(仮想サーバー)、IDCセンターの仮想WS用サーバー、Webサーバー(仮想サーバー)の機能は無効化された状態である。
【0066】
また、会計事務所側については、会計事務所の実機PC(単体機)又はファイルサーバー等の利用形態があり、単体機での利用を例で説明すると会計事務所のイントラネット側のFWの機能が有効化された状態だが、会計事務所の仮想WS用サーバーと会計事務所のWebサーバー、会計事務所のインターネット側のFWの機能が無効化された状態である。
【0067】
第1の形態として、利用者が会計事務所の端末PCを起動してログインするとIDCセンターの管理サーバーにアクセスする。管理サーバーが実機PC(単体機)から実行したいアプリの情報である実行環境情報を取得し、取得した実行環境情報をもとにアプリサーバーから最新アプリの情報を取得する。
【0068】
管理サーバーが管理している
図4−1.管理情報テーブルと
図4−2.ライセンス管理テーブルとアプリサーバーから取得した最新アプリ情報をもとに利用者が利用したい最新のアプリのプログラムとデータの情報を確認したうえで、
図5−1.管理メニューが起動する。
【0069】
IDCセンターの管理サーバーには、契約時に設定された
図4−1.管理情報テーブルの情報を元に実機PC(単体機)に元本データを管理場所とするよう設定されていることから、利用者に対して実機PC(単体機)の元本データ登録領域の初期化を実行するよう促す。
【0070】
これにより、会計事務所の実機PC(単体機)でデータ入力を実施する準備が整うのである。
【0071】
この時
図5−1.管理メニューから
図5−2.データ管理を選択すると、利用者が利用する実行環境である端末の場所(IDCセンター又は会計事務所)が会計事務所の設定になっており、端末の種類(実機又は仮想)が実機の設定になっており、データの管理場所(元本又はコピー)が元本の設定になっている。
【0072】
実際にデータ入力する場合の流れを以下に記載する。
ユーザー(利用者)がアクセス用端末として利用したいPCやモバイル機器等を選択する(S2−1)。
【0073】
会計事務所の実機PC(単体機)にログインするとIDCセンターの管理サーバーにアクセスし、管理サーバーへアカウント等の使用端末に関する情報を通知する(S2−2)。
【0074】
管理サーバーが使用端末とアカウント情報から使用プログラム(アプリ)とアプリで使用するデータと元本データの情報を管理情報テーブル(管理DB)から取得する(S2−3)。
【0075】
会計事務所の実機PC(単体機)のアプリのバージョンをチェックして、バージョンが古ければIDCセンターのアプリサーバーからアプリプログラムの配信を行い、インストールされ、データアクセス用パスが通知される(S2−4)。
【0076】
管理サーバーが元本データの管理場所、コピーデータの管理場所とアクセスする使用端末の管理場所を
図4−1.管理情報テーブルより取得する(S2−5)。
【0077】
ユーザーが最新のアプリが起動した上で、アクセスするデータを選択すると管理サーバーへ選択情報を転送する(S2−6)。
【0078】
元本データの管理場所とアクセスする使用端末の管理場所を管理情報テーブルより比較し(S2−7)、同一管理場所と判断したとき、選択したデータの元本データの管理場所と使用端末の管理場所が同じため、使用端末の管理場所と元本データの管理場所を比較し(S2−14)、一致する場合は実機PC(単体機)内の元本データファイルを直接ファイル操作して更新する(S2−15)。
【0079】
一致しない場合は、第4の形態の処理となるので後述する。
【0080】
顧問先とファイルのやり取りしたい場合、別途契約を結んだうえでWebサーバーを利用する設定を行う。なお、WebサーバーはIDCセンターにあってもよいし、会計事務所にあってもよい。
【0081】
この場合、管理サーバーが
図4−1.管理情報テーブルの情報を元にIDCセンターのWebサーバー利用の設定を制御する。
【0082】
<第1の形態の処理>
利用者は、会計事務所の実機PC(単体機)で
図5−1.管理メニューから
図5−2.データ管理を選択し、Webサーバーの位置情報(IDCセンター又は会計事務所)を選択した上で、機能を有効化することで、Webサーバーが使用できるようになる。
【0083】
これにより顧問先と、Webサーバー内の共有ディスクを利用したファイル交換ユーティリティを介してファイル交換ができるようになる。
【0084】
さらに、Webサーバーによるファイル交換を行う必要のないときには、
図5−1.管理メニューから
図5−2.データ管理を選択し、Webサーバーの機能を無効化することで使用を中止することもできる。
【0085】
<第2の形態>
<単体機とIDCセンターの仮想サーバーでの運用に変更>
第2の形態は、第1の形態の利用者が実機PCに加えてIDCセンターのファイルサーバー(仮想サーバー)、を利用し元本データをIDCセンターのファイルサーバー(仮想サーバー)管理場所として登録する形態例を記載する。
【0086】
なお、ここではファイルサーバー(仮想サーバー)として説明したが、IDCセンター内の仮想PC(単体機)がファイルサーバー(実機サーバー)であってもよい。
【0087】
また、元本データを単体機側にする場合も元本データの管理場所とコピーデータの管理場所が第2の形態と逆になるが、同様の処理を行うことになる。
【0088】
また、単体機の代わりに内蔵ディスクのない端末の場合は、仮想サーバーが元本になり、処理としては第1の形態と同様の処理になる。
【0089】
利用者は、会計事務所の実機PCからアプリを使用して、IDCセンターの管理サーバーにアクセスしIDCセンターのファイルサーバー(仮想サーバー)に元本データを管理場所とする設定を行う。
【0090】
IDCセンターの管理サーバーは、
図4−2.ライセンス管理テーブルに契約情報を追記してその情報を元に
図4−1.管理情報テーブルで管理装置として仮想SV1を仮想サーバーに、実機PCを単体機に設定することでIDCセンターのファイルサーバー(仮想サーバー)の情報を追記してIDCセンターのファイルサーバー(仮想サーバー)の機能を有効化する。
【0091】
<第2の形態の処理>
利用者が会計事務所の端末PCを起動してログインし、アプリを起動するとIDCセンターの管理サーバーにアクセスする。
【0092】
管理サーバーでは、
図4−1.管理情報テーブルからファイルサーバー(仮想サーバー)の元本データの管理場所、実機PC(単体機)のコピーデータの管理場所、実機PC(単体機)が存在する使用端末の管理場所の情報を読出し、現在の管理状態が管理情報画面に表示される。
【0093】
ここで、元本データをIDCセンターのファイルサーバー(仮想サーバー)に切り替えると、元本データを会計事務所実機PC(単体機)からIDCセンターのファイルサーバー(仮想サーバー)にコピーする旨の確認メッセージ(
図5−3.データコピー許諾画面)が表示される。
【0094】
コピーすることを決定するとIDCセンターのファイルサーバー(仮想サーバー)の元本データ領域の初期化と元本データのコピーを行い、IDCセンターの管理サーバーが管理している
図4−1.管理情報テーブルと
図4−2.ライセンス管理テーブルの更新処理を行う。
【0095】
更新後に仮想サーバーが元本データに、実機PC(単体機)がコピーデータにステータスが変更される。
【0096】
実際にデータ入力する場合の流れを以下に記載する。
ユーザー(利用者)がアクセス用端末として利用したいPCやモバイル機器等を選択する(S2−1)。
【0097】
会計事務所の実機PC(単体機)にログインするとIDCセンターの管理サーバーにアクセスし、管理サーバーへアカウント等の使用端末に関する情報を通知する(S2−2)。
【0098】
管理サーバーが使用端末とアカウント情報から使用プログラム(アプリ)とアプリで使用するデータと元本データの情報を管理情報テーブル(管理DB)から取得する(S2−3)。
【0099】
管理サーバーが会計事務所の実機PC(単体機)のアプリのバージョンをチェックして、バージョンが古ければ最新アプリへの更新指示を出し、IDCセンターのアプリサーバーからアプリプログラムの配信を行い、インストールされ、元本データアクセス用パスが通知される(S2−4)。
【0100】
管理サーバーが元本データの管理場所、コピーデータの管理場所とアクセスする使用端末の管理場所を
図4−1.管理情報テーブルより取得する(S2−5)。
【0101】
ユーザーが最新のアプリが起動した上で、アクセスするデータを選択すると管理サーバーへ選択情報を転送する(S2−6)。
【0102】
元本データの管理場所とアクセスする使用端末の管理場所を管理情報テーブルより比較し(S2−7)、同一管理場所でないと判断したとき、選択したデータの元本データの管理場所と使用端末の管理場所が異なるため、選択したデータをコピーデータの管理場所へファイル転送を行う処理を実行する。
【0103】
転送したデータは会計事務所の実機PC(単体機)にコピーデータとして登録される(S2−8)。
【0104】
つぎに使用端末の管理場所とコピーデータの管理場所を比較し(S2−9)、一致する場合は実機PC(単体機)内のコピーデータファイルを直接ファイル操作して更新する(S2−10)。
【0105】
一致しない場合は、第3の形態の処理となるので後述する。
【0106】
入力終了後、最後にデータへのアクセス更新処理として、会計事務所の実機PC(単体機)のコピーデータのうち、更新後データをIDCセンターのファイルサーバー(仮想サーバー)へ転送する。サーバー側で受信した更新データを用いて元本データへデータアクセス更新を行う(S2−12〜13)。
【0107】
利用者が会計事務所の外からファイルサーバー(仮想サーバー)の元本データにアクセスするためには、管理メニューよりIDCセンターの仮想PC(端末)用サーバー上の仮想PC(端末)を利用する設定を行う。
【0108】
この場合、管理サーバーが
図4−1.管理情報テーブルの情報を元にIDCセンターの仮想PC(端末)の設定を制御する。
【0109】
利用者は、会計事務所の端末PCで
図5−1.管理メニューから
図5−2B.データ管理を選択し、仮想PC(端末)の機能を有効化する設定に変更することでIDCセンターの仮想PC(端末)サーバーから仮想PC(端末)を使用できるようになる。
【0110】
これにより出先からIDCセンターの仮想PC(端末)を介してファイルサーバー(仮想サーバー)内の元本データへのアクセスができるようになる。
【0111】
さらに、仮想PC(端末)を使用する必要のないときには、
図5−1.管理メニューから
図5−2B.データ管理を選択し、仮想PC(端末)の機能を無効化することで使用を中止することもできる。
【0112】
<第3の形態>
<実機サーバーと端末とIDCセンターの仮想サーバーでの運用に変更>
第3の形態は、第2の形態の利用者が端末PC、IDCセンターのファイルサーバー(仮想サーバー)の利用に加えて会計事務所の実機サーバーを利用しコピーデータを会計事務所の実機サーバーに登録する形態例を記載する。
【0113】
なお、ここではファイルサーバー(仮想サーバー)として説明したが、管理区分を変更することで仮想PC(端末)にしてもよい。
【0114】
また、実機サーバーで説明しているが、管理区分を実機サーバーから単体機に変更してもよい。
【0115】
なお、実機PCで説明しているが、モバイルタブレット等の携帯端末を利用した場合は仮想PCで管理区分を端末に設定することになり、実機PC(単体機)と同様の処理になる。
【0116】
利用者は、会計事務所の端末からアプリを使用して、IDCセンターの管理サーバーにアクセスし、管理メニューにより会計事務所の実機サーバーを登録し、コピーデータ管理とする設定を行う。
【0117】
IDCセンターの管理サーバーは、
図4−2.ライセンス管理テーブルに契約情報を追記してその情報を元に
図4−1.管理情報テーブルで管理区分として仮想SV1を仮想サーバーに、実機SV1を実機サーバーに、実機PCを端末に設定することで、会計事務所の実機サーバーの情報を追記して会計事務所の実機サーバーの機能を有効化する。
【0118】
<第3の形態の処理>
利用者が会計事務所の端末を起動してログインし、アプリを起動するとIDCセンターの管理サーバーにアクセスする。管理サーバーでは、
図4−1.管理情報テーブルにファイルサーバー(仮想サーバー)の元本データの管理場所、会計事務所の実機サーバーのコピーデータの管理場所、使用端末の管理場所の情報を読出し、現在の管理状態が管理情報画面に表示される。
【0119】
ここで、コピーデータを会計事務所の実機サーバーに切り替えると、IDCセンターのファイルサーバー(仮想サーバー)の元本データを会計事務所の実機サーバーにコピーする旨の確認メッセージ(
図5−3.データコピー許諾画面)が表示される。(このコピー処理は実機サーバー利用時のレスポンスをよくする効果があるが、コピーを行わなくとも、元本データ選択時に自動的にコピー処理が行われる。)
【0120】
コピーすることを決定すると会計事務所の実機サーバーのコピーデータ領域の初期化と元本データのコピーを行い、IDCセンターの管理サーバーが管理している
図4−1.管理情報テーブルと
図4−2.ライセンス管理情報の更新処理を行う。
【0121】
処理後にはIDCセンターのファイルサーバー(仮想サーバー)に元本、実機サーバーにコピー、実機PC(端末:元本もコピーも保存なし)にステータス変更する。
【0122】
実際にデータ入力する場合の流れを以下に記載する。
ユーザー(利用者)がアクセス用端末として利用したいPCやモバイル機器等を選択する(S2−1)。
【0123】
会計事務所の実機PC(端末)にログインするとIDCセンターの管理サーバーにアクセスし、管理サーバーへアカウント等の使用端末に関する情報を通知する(S2−2)。
【0124】
管理サーバーが使用端末とアカウント情報から使用プログラム(アプリ)とアプリで使用するデータと元本データの情報を管理情報テーブル(管理DB)から取得する(S2−3)。
【0125】
会計事務所の実機PC(端末)のアプリのバージョンをチェックして、バージョンが古ければIDCセンターのアプリサーバーからアプリプログラムの配信を行い、インストールされ、データアクセス用パスが通知される(S2−4)。
【0126】
管理サーバーが元本データの管理場所、コピーデータの管理場所とアクセスする使用端末の管理場所を
図4−1.管理情報テーブルより取得する(S2−5)。
【0127】
ユーザーが最新のアプリが起動した上で、アクセスするデータを選択すると管理サーバーへ選択情報を転送する(S2−6)。
【0128】
元本データの管理場所とアクセスする使用端末の管理場所を管理情報テーブルより比較し(S2−7)、同一管理場所でないと判断したとき、選択したデータの元本データの管理場所と使用端末の管理場所が異なるため、選択したデータをコピーデータの管理場所へファイル転送を行う処理を実行する。
【0129】
転送したデータは会計事務所の実機PC(単体機)にコピーデータとして登録される(S2−8)。
【0130】
つぎに使用端末の管理場所とコピーデータの管理場所を比較し(S2−9)、一致する場合は比較結果を使用端末へ転送する。
【0131】
会計事務所の実機PC(端末)は比較結果をもとに実機サーバー内のコピーデータへアクセスし、直接ファイル操作して更新し、元本データ更新用の更新データを作成する(S2−11)。
【0132】
入力終了後、最後にデータへのアクセス更新処理として、会計事務所の実機PC(単体機)のコピーデータのうち、更新後データをIDCセンターのファイルサーバー(仮想サーバー)へ転送する。サーバー側で受信した更新データを用いて元本データへデータアクセス更新を行う(S2−12〜13)。
【0133】
<第4の形態>
<実機サーバーが元本データの場合>
第4の実施例は、第3の実施例のうち、元本データを会計事務所の実機サーバーに登録するものである。
【0134】
なお、ここではファイルサーバー(仮想サーバー)として説明したが、管理装置を変更することで仮想PCにしてもよい。
【0135】
また、実機サーバーで説明しているが、管理装置を実機サーバーから単体機に変更してもよい。
【0136】
なお、実機PCで説明しているが、モバイルタブレット等の携帯端末を利用した場合は仮想PCで管理装置を端末に設定することになり、実機PC(端末)と同様の処理になる。
【0137】
利用者は、会計事務所の実機PC(端末)からアプリを使用して、IDCセンターの管理サーバーにアクセスし、管理メニューにより会計事務所の実機サーバーを登録し、コピーデータ管理とする設定を行う。
【0138】
IDCセンターの管理サーバーは、
図4−2.ライセンス管理テーブルに契約情報を追記してその情報を元に
図4−1.管理情報テーブルで管理装置として仮想SV1を仮想サーバーに、実機SV1を実機サーバーに、実機PCを端末に設定することで、会計事務所の実機サーバーの情報を追記して会計事務所の実機サーバーの機能を有効化する。
【0139】
<第4の形態の処理>
利用者が会計事務所の実機PC(端末)を起動してログインし、アプリを起動するとIDCセンターの管理サーバーにアクセスする。
【0140】
管理サーバーでは、
図4−1.管理情報テーブルに会計事務所の実機サーバーの元本データの管理場所、IDCセンターのファイルサーバー(仮想サーバー)のコピーデータの管理場所、使用端末の管理場所の情報を読出し、現在の管理状態が管理情報画面に表示される。
【0141】
ここで、コピーデータをIDCセンターのファイルサーバー(仮想サーバー)に切り替えると、会計事務所の実機サーバーの元本データをIDCセンターのファイルサーバー(仮想サーバー)にコピーする旨の確認メッセージ(
図5−3.データコピー許諾画面で「実機PC1」を「仮想SV」に置き換えた場合)が表示される。(このコピー処理は実機サーバー利用時のレスポンスをよくする効果があるが、コピーを行わなくとも、元本データ選択時に自動的にコピー処理が行われる。)
【0142】
コピーすることを決定するとIDCセンターのファイルサーバー(仮想サーバー)のコピーデータ領域の初期化と元本データのコピーを行い、IDCセンターの管理サーバーが管理している
図4−1.管理情報テーブルと
図4−2.ライセンス管理情報の更新処理を行う。
【0143】
処理後には実機サーバーに元本、IDCセンターのファイルサーバー(仮想サーバー)にコピー、実機PC(端末:元本もコピーも保存なし)にステータス変更する。
【0144】
実際にデータ入力する場合の流れを以下に記載する。
ユーザー(利用者)がアクセス用端末として利用したいPCやモバイル機器等を選択する(S2−1)。
【0145】
会計事務所の実機PC(端末)にログインするとIDCセンターの管理サーバーにアクセスし、管理サーバーへアカウント等の使用端末に関する情報を通知する(S2−2)。
【0146】
管理サーバーが使用端末とアカウント情報から使用プログラム(アプリ)とアプリで使用するデータと元本データの情報を管理情報テーブル(管理DB)から取得する(S2−3)。
【0147】
会計事務所の実機PC(端末)のアプリのバージョンをチェックして、バージョンが古ければIDCセンターのアプリサーバーからアプリプログラムの配信を行い、インストールされ、データアクセス用パスが通知される(S2−4)。
【0148】
管理サーバーが元本データの管理場所、コピーデータの管理場所とアクセスする使用端末の管理場所を
図4−1.管理情報テーブルより取得する(S2−5)。
【0149】
ユーザーが最新のアプリが起動した上で、アクセスするデータを選択すると管理サーバーへ選択情報を転送する(S2−6)。
【0150】
元本データの管理場所とアクセスする使用端末の管理場所を管理情報テーブルより比較し(S2−7)、同一管理場所と判断したとき、選択したデータの元本データの管理場所と使用端末の管理場所が同じため、使用端末の管理場所と元本データの管理場所を比較し(S2−14)、一致しない場合は実機サーバー内の元本データファイルを直接ファイル操作して更新する(S2−16)。
【0151】
<第5形態の処理>
<運用形態のスケールダウン>
これまでの説明では、第1の形態→第2の形態→第3の形態(第4の形態)と、ユーザーの使用するシステムを段階的に拡大する(スケールアップ)の場合について、説明を行ってきたが、スケールアップに限らずに、ユーザーの利用状況に応じて、本発明ではシステムを縮小(スケールダウン)しての利用も可能であり、第5形態として記載する。
【0152】
利用者は会計事務所の端末PCを起動してログインし、管理メニューを起動するとIDCセンターの管理サーバーにアクセスする。すでに管理サーバーでは、
図4−1.管理情報テーブルにIDCセンターの仮想PC又はファイルサーバー(仮想サーバー)、実機サーバーの状態が表示されている。
【0153】
スケールダウンするときは、前述の各スケールアップ段階で有効とした装置を逆の手順で無効にする。オフ設定される装置が元本データの管理されている装置である場合は、スケールダウンした後に、元本データの管理場所となる装置へ
元本データの転送処理が行われた後に装置の無効化が管理サーバーにより行われ、管理情報テーブルが更新され、スケールダウンした形態での利用が可能となる。
【0154】
スケールダウンのパターンとしては、以下のような例がある。
第4の形態→第3の形態
第4の形態(または第3の形態)→第2の形態
第4の形態(または第3の形態)→第1の形態
第2の形態→第1の形態
【0155】
<第6形態の処理>
<第2の形態、第3の形態、第4の形態からの利用開始>
本発明では、初めの契約段階での形態は第1の形態に限らずに、第2の形態、第3の形態、第4の形態からでも運用を開始することも可能である。
【0156】
例えば、第2の形態の運用からサービス利用を開始する場合は、第2の形態の状態となるように、利用者は会計事務所の端末PCを起動してログインし、アプリを起動しIDCセンターの管理サーバーにアクセスして、第2の形態の運用で必要となる装置(アプリサーバー、IDCセンターの仮想PC又はファイルサーバー(仮想サーバー))を有効にし、IDCセンターの仮想PC又はファイルサーバー(仮想サーバー)に元本データ管理とする設定を行う。
【0157】
つまり、前述の第1の形態の運用申し込みと第2の形態利用の手続き(処理)をまとめて行うこととなる。
【0158】
同様に、第3の形態や第4の形態から運用を開始する場合も、前述の各スケールアップ段階で、設定するのと同様に各運用形態にて必要となる装置の有効設定と、元本データ管理の場所を設定すればよい。
【0159】
システムの実質的な運用の形態は、第1の形態〜第4の形態である。 各運用形態で
は利用する、IDCの設備(仮想サーバー等)や事務所内のWSの数量などが異なるので、運用の形態を切替えて運用するときに、サービス料を各運用形態に合わせて設定しても良い。
【0160】
サービス料の条件としては例えば以下のようなものである。
イ)ファイルサーバー(仮想、実)を含むシステムの構成要素の有効/無効
ロ)元本データの管理場所ないしコピーデータの管理場所
ハ)WSを含むシステムの構成要素の数、
【0161】
サービス料の算定は管理サーバー内制御部の管理情報処理部、ライセンス情報処理部が、前記管理サーバー内記憶部の管理情報格納部、ライセンス情報格納部、利用者情報格納部にある各情報をもとにして処理を行う。
【0162】
例えば、会計法人では、複数の事務所が存在し、それぞれの事務所で元本データが存在しており、会計事務所内の実サーバーや実機PC(単体機)で元本データを管理する場合においては、それぞれの事務所で元本データを管理することが考えられる。
【0163】
このような場合、
図5−2A〜Fのデータ管理メニュー上からは会計法人全体の複数の元本データとコピーデータが表示される。
【0164】
しかし、一方の事務所が管理している元本データやコピーデータについては、他方の事務所から図面のデータ管理メニュー中には存在していないが、データ管理の項目として「編集可否」の項目を追加してもよい。
【0165】
また、複数の元本データに対してアクセスする際にも、選択した元本データの管理場所とコピーデータの管理場所など、コピーデータと管理装置名称の端末名称を取り出してファイル転送処理の可否、ファイルへの直接処理の可否判断を行うため、元本データを持つ事務所が離れている場合はファイル転送し、同一オフィス内に複数の事務所がある場合はファイル転送しない等、適切に処理される。
【0166】
次に、
図5−2A〜
図5−2Fを利用して管理画面について説明する。
図5−2A〜
図5−2Fは会計事務所の端末から管理メニューを起動してし、データの保存場所とサービスを利用するため、仮想サーバーや仮想PCを有効/無効化する設定/状態の確認を行う画面の状態を示したものである。
【0167】
画面構成は、
図5−2A〜
図5−2Fで共通であるので、ここでは
図5−2Aを利用して画面の構成や設定/表示される項目などについて説明を行う。
【0168】
図5−2Aに示すように画面は大きく2つに分割され、上部にデータの保存場所の設定、有効/無効化などの状態と設定を行う画面があり、下部には追加/削除する、サーバーや端末の設定画面で構成される。
【0169】
ここでは、画面は上下二段の構成としたが、左右二分割して同様に機能するようにしても良い。
【0170】
画面上部のデータの保存場所の設定、有効/無効化などの状態と設定を行う画面は横軸項目に左から、「番号」、「名称」、「管理区分」、「仮想/実機」、「元本/コピー」、「有効/無効」、「管理場所」、「接続元」が設定されている。
【0171】
各項目については以下のように設定される。
「番号」:管理番号の項目番号で、システム側で自動採番される。
「名称」:サーバー、PC等の識別用に付与される名称である。
「管理区分」:装置の区分であり、単体機、サーバー、Webサーバー、端末がある。
「仮想/実機」:前記装置が、仮想環境上にあるものか、実機上にあるかの区別に用いる。
「元本/コピー」:対象となる装置に保存するデータ(ファイル)が元本なのかコピーなのかを区別するために用いる。
「有効/無効」:仮想サーバーや仮想PCを利用するときの設定で、使用する時は有効、使用を中止する場合は無効に設定する、また、使用できる状況であれば有効である、使用できない状況であれば無効の表示となる。有効と無効はトグル形式で設定/表示できるようになっている。
「管理場所」:サーバーや端末などの装置が物理的に存在する場所を示すものであり、センターはIDCセンターを示し、事務所は会計事務所などのIDC以外の場所を示すものである。
「接続元」:仮想PCを使用しているときに、その仮想PCへログインしているモバイル機器(スマートフォンやタブレット等)の名称を示すものである。
【0172】
画面下部は、仮想サーバーや仮想PCを追加利用する時の設定画面である。仮想サーバーや仮想PCを追加して利用したい場合は、この画面から設定を行う。
【0173】
具体的には、仮想サーバーを追加する時には、「サーバーの追加」のボタンをクリックすることにより、管理サーバーが仮想サーバーを使える状態に設定し、ユーザーが利用できるようになる。
【0174】
仮想PCを追加する時も同様に、「端末の追加」のボタンをクリックすることにより、管理サーバーが仮想PCを使える状態に設定し、ユーザーが利用できるようになる。
【0175】
仮想サーバーや仮想PCのサービス利用を中止する場合は、追加と同様に、削除のボタンをクリックすることで設定が可能となっているが、削除する場合は予め、元本となるデータが、削除対象となる仮想サーバー別の装置へコピー/バックアップされていることが条件となる。
【0176】
次に
図5−2A〜
図5−2Fの各画面について説明を行うが、
図5−2A〜
図5−2Fは
図4−1のテーブルを参照して表示されることする。
【0177】
図5−2Aは、第1の形態の状態を示した図である。
【0178】
第1の形態では利用者が使用する形態は事務所内の実機PCのみであるので、番号1の名称:実機PC1が元本データの保存場所として設定され、使用できる状況であるので有効の状態が表示されている。なお、実機PC1は元本データの保存場所であるので管理区分:単体機となっている。
【0179】
図5−2Bは、第2の形態の状態を示した図である。
【0180】
第2の形態では利用者が使用する形態は事務所内の実機PCとIDCセンターの仮想サーバーの場合であるので、番号1の名称:実機PC1がコピーデータの保存場所として設定され、使用できる状況であるので有効の状態が表示されている。また、番号2の名称:仮想SV1が元本データの保存場所として設定され、使用できる状況であるので有効の状態が表示されている。なお、実機PC1はコピーデータの保存場所であるので管理区分:単体機となっている。
【0181】
図5−2Cは、第2の形態にWebサーバーを追加した状態を示した状態である。
【0182】
図5−2Bの状態から、IDCセンターの仮想サーバーを顧問先などとのファイル交換などをするため、仮想サーバーを追加した状態で、
図5−2Bとの違いは、番号4.名称:WebSV1が、使用できる状況となりで有効の状態が表示されている。
【0183】
なお、ここでのサーバーの追加作業は、番号4.名称:WebSV1をクリックして選択した後に、画面下部の「サーバーの追加」ボタンをクリックすることで、管理サーバーがWebSV1を使用できる状態に設定した後に、無効から有効へ表示が切り替わり、使用できる状況となる。使用できる状況となり、共有データの元本が保存可能となるので、元本/コピーの欄には元本の表示がされる。
【0184】
図5−2Dは、第3の形態の状態を示した図である。
【0185】
第3の形態では利用者が使用する形態は事務所内の実機PCと実機サーバー、IDCセンターの仮想サーバーの場合であり、番号1の名称:実機PC1は、データの保存場所では無いので、管理区分:端末となり、使用できる状況であるので有効の状態が表示されている。
【0186】
また、番号2の名称:仮想SV1が元本データの保存場所として設定され、使用できる状況であるので有効の状態が表示され、番号3の名称:実機SV1が事務所にて使用できる状況であるので有効の状態が表示されてコピーデータの保存場所として設定されている。
【0187】
また、ここでは、
図5−2Cからスケールアップした状況として、番号4.名称:WebSV1は、使用できる状況であるので有効の状態が承継されて表示されている。
【0188】
図5−2Eは、第3の形態の状態(
図5−2D)に、さらに仮想端末を追加した状態で、
図5−2Dとの違いは、番号6.名称:仮想PC1が、使用できる状況となりで有効の状態が表示されている。
【0189】
なお、ここでの仮想PCの追加作業は、番号6.名称:仮想PC1をクリックして選択した後に、画面下部の「端末追加」のボタンをクリックすることで、管理サーバーが仮想PC1を使用できる状態に設定した後に、無効から有効へ表示が切り替わり、使用できる状況となる。
【0190】
仮想PCを外部端末からログインして使用するときには、接続元の欄にログインしているモバイル機器(スマートフォンやタブレット等)の名称が表示される。
【0191】
図5−2Eの例では、「モバイルタブレットA」と表示されている。
【0192】
図5−2Fは、第4の形態の状態を示した図である。第4の形態は第3の形態と
元本データ、コピーデータの保存場所が入れ替わった状態となるので、番号2の名称:仮想SV1がコピーデータの保存場所として設定され、使用できる状況であるので有効の状態が表示され、番号3の名称:実機SV1が事務所にて使用できる状況であり有効の状態が表示されて元本データの保存場所として設定されている。他は
図5−2Dと同様なので説明は省略する。
【0193】
次に、
図5−1.管理メニューから
図5−2A〜F.データ管理メニューを開いて元本データをコピーするフロー(
図3−3)について説明する。
【0194】
ユーザー(利用者)が端末(若しくは単体機)を起動してログインし、IDCセンターの管理サーバーにアクセスしたうえで最新のプログラムと管理情報を取得して
図5−1.管理メニューを起動する(S3−1〜S3−3)。
【0195】
図5−1.管理メニューには、1.データの初期化、2.データ管理、3.管理者管理を記載しているが、それ以外のメニューがあってもよい。
【0196】
ユーザー(利用者)は、
図5−1.管理メニューから「2.データ管理」を選択すると
図5−2A〜Fのデータ管理画面が開く(S3−4)。
【0197】
ユーザー(利用者)の形態に合わせたデータ管理の状況が一目でわかる構成となっている。
【0198】
本明細では、第1の形態〜第4の形態に関するデータ管理画面について、
図5−2A〜Fに例示しているが、その他の構成になってもよい。
【0199】
ユーザー(利用者)は、データ管理画面から元本データ(コピー元)が格納された装置とコピーデータ(コピー先)の装置を選択して、IDCセンターの管理サーバーがコピー元とコピー先の情報を入手して、データ転送の準備を行う(S3−5、S3−6)。
【0200】
データコピーの際確認画面(
図5−3.データコピー許諾画面)が表示され、確認後にデータコピーが開始される。
【0201】
図5−3.データコピー確認画面には、「実機SV1:元本 → 仮想SV1:コピー」と表示される。例では、コピーの方向は、元本データ→コピーデータであるが、状況に応じてコピーデータ→元本データであってもよい。
【0202】
データのコピーを始めるためにデータへの編集処理ができないよう元本データをロックしてコピー先に元本データのコピーを実施する(S3−7、S3−8)。
【0203】
コピー完了後に
図4−1.管理情報テーブルと
図5−2A〜F.データ管理画面を更新する(S3−8、S3−9)し、元本データのアンロック処理を行ったうえで管理メニューを終了し(S3−10、S3−11)、ログアウトしてコピー動作処理を終了する(S3−12)。
【0204】
システムの構成要素に障害が発生した場合の動きのうち、第1の形態で管理サーバーに障害が発生した場合について説明する。
【0205】
通常、利用者が会計事務所の実機PC1(単体機)を起動してログインし、IDCセンターの管理サーバーにアクセスする際、ここで管理サーバーに障害が発生している場合、最新のアプリ情報と最新の管理情報が入手できないので、実機PC1(単体機)に保存している現状の古いアプリと現状の古い管理情報を元にアプリを起動し、元本データにアクセスして入力処理を行う。
【0206】
その後管理サーバーの障害が解消し、最新のアプリ情報が入手できるようになったとき、古いアプリで開いた入力中のデータがあった場合、古いアプリのまま登録処理を行い、古いアプリを終了させる。
【0207】
そのうえで管理サーバーに接続して最新のアプリを実機PC1(単体機)にダウンロード、インストールし、その後通常の処理を行う。
【0208】
<アプリを起動する前から通信障害が発生した場合>
第2の形態でデータ入力用アプリを起動する前から通信障害が発生した場合、第2の形態を第1の形態に変更して動作させることにより障害を回避する動きを実現するのだが、詳細について以下に説明する。
【0209】
通信障害が発生している場合、利用者が会計事務所の実機PC1(単体機)を起動してログインし、管理サーバーにアクセスしようとしても通信障害が発生しているため、最新のアプリ情報と最新の管理情報が入手できないので、実機PC1(単体機)に保存している現状のアプリと現状の管理情報を元にデータ管理アプリが起動し、
図5−2B.データ管理メニューを表示する。
【0210】
データ管理メニューには、前回の上で管理場所が「センター」になっている箇所がグレーアウトするとともに「通信障害が発生したので、番号1.実機PC1のコピーデータを元本データに切り替えますか?」と確認メッセージが出るので、それに同意すると実機PC1(単体機)のコピーデータが元本データに切り替わる。
【0211】
実機PC1(単体機)は切り替わった実機PC1(単体機)の元本データに直接アクセスして入力、登録処理を行う。
【0212】
通信障害が解消し、IDCセンターとの通信が確立した場合、利用者が会計事務所の実機PC1(単体機)を起動してログインし、IDCセンターの管理サーバーにアクセスした時に、データ管理アプリが起動し、
図5−2B.データ管理メニューを表示する。データ管理メニュー上で管理場所が「センター」になっている箇所が元の表示に戻り、「通信障害が回復したので、番号1.実機PC1の元本データを番号2.仮想SV1に切り替えますか?」と確認メッセージが出るので、それに同意すると実機PC1(単体機)のコピーデータがIDCサーバーの仮想サーバーである仮想SV1(サーバー)にコピーされ、実機PC1(単体機)の元本データがコピーデータに切り替わる。
【0213】
この時データフォーマットが変更されていた場合、IDCセンターの仮想サーバー側でデータ変換処理を行う。
【0214】
そのうえで管理サーバーに接続して最新のアプリを実機PC1(単体機)にダウンロード、インストールし、その後通常の処理を行う。
【0215】
<データ入力中に通信障害が発生した場合>
データ入力中に通信障害が発生する場合としては、データ入力当初は通信が確立していて、データ入力中に通信障害が発生する場合がこれに該当する。具体的には、WiFi環境でデータ入力を行っていたが、その後アクセスポイントがないところに移動した場合や、列車等に乗車時にデータ入力していたが、トンネルに入ってしまった場合などが考えられる。
この場合も、上記段落0211〜段落0213の処理を実施する。
【0216】
<第3の形態でIDCセンターの仮想サーバーに障害が発生した場合>
第3の形態でIDCセンターの仮想サーバーに障害が発生した場合、第3の形態を第4の形態に変更して動作させることにより障害を回避する動きを実現するのだが、詳細について以下に説明する。
【0217】
利用者が会計事務所の実機PC1(端末)を起動してログインし、管理サーバーにアクセスし、最新のアプリ情報と最新の管理情報を入手後、データ管理アプリが起動し、
図5−2D.データ管理メニューを表示する。
【0218】
データ管理メニュー上で「番号2.の仮想SV1」がグレーアウトするとともに「IDCセンターの仮想サーバー(仮想SV1)に障害が発生したので、番号3.実機SV1のコピーデータを元本データに切り替えますか?」と確認メッセージが出るので、それに同意すると実機SV1(サーバー)のコピーデータが元本データに切り替わる。
【0219】
実機PC1(端末)は切り替わった事務所の実機サーバーである実機SV1(サーバー)の元本データから選択したデータを実機PC1(端末)にファイル転送してデータ入力し、更新後データを事務所の実機サーバーである実機SV1(サーバー)にファイル転送し、元本データを更新する。
【0220】
IDCセンターの仮想サーバーの障害が解消したのち、利用者が会計事務所の実機PC1(端末)を起動してログインし、IDCセンターの管理サーバーにアクセスした時に、データ管理アプリが起動し、
図5−2D.データ管理メニューを表示する。
【0221】
データ管理メニュー上で「番号2.の仮想SV1」が元の表示に戻り、「IDCセンターの仮想サーバー(仮想SV1)の障害が回復したので、番号3.実機SV1の元本データを番号2.仮想SV1に切り替えますか?」と確認メッセージが出るので、それに同意すると事務所の実機サーバーである実機SV1(サーバー)の元本データがIDCサーバーの仮想サーバーである仮想SV1(サーバー)にコピーされ、実機SV1(サーバー)の元本データがコピーデータに切り替え、その後通常の処理を行う流れとなる。
【0222】
<第4の形態で事務所の実機サーバーに障害が発生した場合>
第4の形態で事務所の実機サーバーに障害が発生した場合、第4の形態を第2の形態に変更して動作させることにより障害を回避する動きを実現するのだが、詳細について以下に説明する。
【0223】
利用者が会計事務所の実機PC1(端末)を起動してログインし、管理サーバーにアクセスし、最新のアプリ情報と最新の管理情報を入手後、データ管理アプリが起動し、
図5−2F.データ管理メニューを表示する。
【0224】
データ管理メニュー上で「番号3.の実機SV1」がグレーアウトするとともに「事務所の実機サーバー(実機SV1)に障害が発生したので、番号2.仮想SV1のコピーデータを元本データに切り替えますか?」と確認メッセージが出るので、それに同意すると仮想SV1(サーバー)のコピーデータが元本データに切り替わる。
【0225】
実機PC1(端末)は切り替わったIDCセンターの仮想サーバーである仮想SV1(サーバー)の元本データから選択したデータを実機PC1(端末)にファイル転送してデータ入力し、更新後データをIDCセンターの仮想サーバーである仮想SV1(サーバー)にファイル転送し、元本データを更新する。
【0226】
事務所の実機サーバーの障害が解消したのち、利用者が会計事務所の実機PC1(端末)を起動してログインし、IDCセンターの管理サーバーにアクセスした時に、データ管理アプリが起動し、
図5−2F.データ管理メニューを表示する。
【0227】
データ管理メニュー上で「番号3.の実機SV1」が元の表示に戻り、「事務所の実機サーバー(実機SV1)の障害が回復したので、番号2.仮想SV1の元本データを番号3.実機SV1に切り替えますか?」と確認メッセージが出るので、それに同意するとIDCセンターの仮想サーバーである仮想SV1(サーバー)の元本データが事務所の実機サーバーである実機SV1(サーバー)にコピーされ、仮想SV1(サーバー)の元本データがコピーデータに切り替え、その後通常の処理を行う流れとなる。
【0228】
以上、システムの構成要素が有効あるいは無効かに応じて、第1の形態(単体機での運用)/第2の形態(仮想サーバー運用)/第3の形態(実機サーバー追加運用)のいずれかに切替えて運用可能であることを示したが、ネットワーク(インターネット側)の接続が何らかの障害によってオフラインになってしまった場合や、システムの構成要素に障害が発生したときも、同様に運用を切替えて、システムを利用可能である。
【0229】
例えば、ネットワーク(インターネット側)がオフラインになった場合には、ユーザー端末で利用していたデータの状態を、管理サーバーに問い合わせることなくユーザー端末自身で判断することができる。
【0230】
あるいは、障害時に、障害が発生した場所に応じて、第1の形態(単体機での運用)/第2の形態(仮想サーバー運用)/第3の形態(実サーバー追加運用)のいずれかに切替えて運用することで、システムを利用可能である。
【0231】
より具体的には、例えば、ユーザー端末ないしファイルサーバー(実)と管理サーバーとの間で、ネットワークが接続できず、ユーザー端末ないしファイルサーバー(実)が、オフライン動作に移行する場合や、ファイルサーバー(仮想)を含むシステムの構成要素のいずれかで障害が発生した場合おいて、オフラインと判断する場合には、処理対象のデータが元本データであるか元本データのコピー(更新前データ)であるかであるかどうかを、管理サーバーに問い合わせる代りに、ユーザー端末の制御部ないし、ファイルサーバー(実)の制御部により、自立的に判定を行ない、システムの利用を継続することができる。
【0232】
あるいは、ファイルサーバー(仮想)において障害が発生と判断する場合において、ユーザー端末における、処理対象のデータが元本データのコピー(更新前データ)である場合には、元本データのコピー(更新前データ)を、一時的に、元本データであるとして取り扱い(つまり第1の形態(単体機での運用)と同様の処理に暫定的に移行)、システムの利用を継続することができる。
【0233】
つまり、障害が発生した場所に応じて、第1の形態(単体運用)/第2の形態(仮想サーバー運用)/第3の形態(実サーバー追加運用)のいずれかに切替えて運用することができる。
【0234】
この場合、ユーザー端末において、元本データないし元本データのコピー(更新前データ)を用いて、データの更新処理を行ない、作成し終わった更新後データを、ネットワークの接続が回復した後に、元本データの格納場所として設定された、システム構成のうちアクティブな構成要素(仮想サーバー等)に対して返却する。
【0235】
このように、オフラインで使用できなくなったシステムの構成要素、あるいは障害が発生したシステムの構成要素に応じて、元本データの管理場所と元本データのコピーの管理場所を切替えて動的に運用できる。
【0236】
モバイル端末を使用端末として設定したときに、モバイル端末では、OSの制約などの環境条件などによって、使用したいアプリを実行できない場合がある。
【0237】
この場合には、IDCセンターの仮想PC用サーバー上の仮想PCないし、会計事務所内の仮想PC用サーバー上の仮想PCを利用して、アプリを実行させる。
【0238】
どこの仮想PCを割り当てるかは、元本データの管理場所に物理的に近い場所であるかどうかや、ネットワークがLAN(仮想LAN含む)回線かインターネット等のWAN回線かで判断し、LANで接続できる場所の仮想PCを優先的に割り当てるなど、動的な割当てが可能である。
【0239】
この場合において、他の職員が他の顧問先のデータを処理中などにより、すでに契約条件で上限の仮想PCを割り当てていた場合や、仮想PCに障害が発生したような場合は、次に近い場所の仮想PCを割り当てることで対応してもよい。
【0240】
ユーザーが、アプリとデータを選択する際に、特定の顧問先の特定の年度のアプリデータを指定する場合、より具体的には、A建設会社の2015年度の法人税申告データといったデータの指定をする場合と、そのユーザーが担当する全顧問先のデータなど複数のデータ(A社〜Z社の2015年度の法人税申告データ)を指定する場合がある。
【0241】
このように複数のデータを処理しようとする場合に、元本データの管理装置がインターネット等のWAN回線をまたいだ先に設定されている場合には、ネットワークの負荷や通信速度により、複数の元本データのコピーを転送することが困難な場合がある。
【0242】
例えば、元本の管理場所が、IDCセンターの仮想サーバーで、使用する端末が、会計事務所内の実機PC(単体機)という場合において、複数のデータを利用する場合は、元本データのコピーデータの作成、転送が頻発し、実用レベルの応答速度でサービスできない場合等である。
【0243】
この場合、通常の処理である元本データのコピー作成、元本データのコピーデータの転送をあえて行なわず、元本データの管理場所に近い仮想PC(を、自動的に割当てることで、スムーズにアプリデータの処理をサポートすることができる。
【0244】
例えば、元本データの管理場所がIDCセンターの仮想サーバーで、使用する端末が、会計事務所内の実機PC(単体機)という場合において、複数のデータを利用する場合は、自動的に、元本データに近い、IDCセンターの仮想PC用サーバー上の仮想PCを割り当てることで、IDCセンターの仮想サーバーに格納してある元本データを利用できるようになるので、余計なデータ転送を省略でき、スムーズに複数のアプリデータの処理が可能となる。
【0245】
以上のように、本願発明は、単一のサービスとして提供される、ネットワークによるプログラム提供、及び仮想環境におけるデータ管理、及び物理サーバーや物理WSを用いた運用におけるデータ管理を含めて統合的にプログラムとデータの管理を行なうサービスであって、端末単体運用、仮想サーバー運用、仮想サーバー+実サーバー運用のいずれの形態においても、使用する端末と場所(IDC/ローカル)と、端末の種類(仮想/実)及びデータの種別(元本/コピー)とを管理、及び端末で使用するアプリとデータのバージョンを管理することができる。
【0246】
また、ユーザーは元本データの管理場所を自由に設定でき、あるいは障害発生が発生した場合には、障害が発生したシステムの構成要素に応じて、一時的に元本データの管理場所を動的に切替えることができる。
【0247】
つまり、設定した元本データ及び元本のコピーデータの管理場所や、システムの構成要素の有効無効に応じて、システムがスケーラブルに各運用状態を管理するという単一のサービスでありながら、様々な形態に合わせて機動的に運用できる統合的な新しいサービスを提供することができる。
【0248】
以上説明した、本願発明の特徴や効果をまとめると下記の(1)〜(4)のようになる。
(1)端末(仮/実)やサーバー(仮/実)を自由に切替える動的な運用管理
仮想サーバー、仮想端末(WS、単体PC)、実サーバー、実端末(WS、単体PC)、のいずれを用いた構成においてもプログラムの実行とデータ管理を可能とするシステムであって、元本データの管理場所とコピーの管理場所を切替えて動的に運用できるコンピュータシステムを提供できる。
【0249】
(2)管理サーバーによる管理
プログラムの格納場所、元本データの管理場所と元本データのコピーの管理場所、及び、使用するユーザー端末の場所と種類、及び、ユーザー端末の使用プログラム種別やデータの状態を含む状態、及び仮想ないし実サーバーによるファイルサーバーないし仮想PCの存否及びデータの状態、及びユーザー端末で使用するアプリとデータのバージョン、を管理情報テーブルとして管理することで、ユーザーの利用したいシチュエーションに応じて、機動的なサービスを提供できる。
【0250】
(3)アプリとデータのバージョンを考慮して最新又は最適のものを提供
ユーザー端末において選択したプログラムとデータを実行できる環境の問い合わせを受け付けると、ユーザー端末に対し、自動で取得させ、最新のプログラムとデータの実行環境を提供すると共に、ユーザー操作によって、元本データが選択されるか、又は元本データの管理場所が切替えられた場合に、元本データのバージョンをチェックして、元本データのバージョンに適合するプログラムのバージョンの中で最新のプログラムを提供し、あるいは、元本データの管理場所が、古いバージョンの元本データを格納する管理場所に切替えられた場合に、逆に、古いバージョンの元本データに対応するバージョンのプログラムを再度提供することができる。
【0251】
(4)元本データの管理場所に応じてスケーラブルに運用
元本データの管理場所を自由に選べて、設定した元本データ及び元本データのコピーの管理場所や、システムの構成要素の有効無効に応じて、システムがスケーラブルに各運用状態を管理できる。
【解決手段】単一のサービスとして提供される、ネットワークによるプログラム提供、及び仮想環境におけるデータ管理、及び物理サーバーや物理PCを用いた運用におけるデータ管理を含めて統合的に管理し、エンドユーザーが設定した元本データの管理場所に応じて、システムの運用形態をスケーラブルに最適化する。