(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記結合部(120”)の内周縁に挿入されて設置され、下端に向かって前記スポイトパイプ(210”)の外径に対応する内径を有するように細くなる弾性材質で構成されるワイパー(150”)をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の定量引出及び吐出が可能なスポイト(200”)を備える化粧品容器(100”)。
【背景技術】
【0002】
一般に、アイクリームなど一度に正確に少量の定量を使うことが好ましい化粧品など液体状態の内容物を使う方法として、従来には使う度に使用する分だけカプセルなどの形態に個別包装する方式が使われた。しかし、このような個別包装方式は、使用者が内容物を使った後にも比較的多くの量がカプセル内部に残っているため、極めて非効率的であるという問題点があった。
【0003】
このような個別包装方式の問題点を解決するために、内容物を容器に収容した後、普通のスポイトや注射器構造の引出手段を用いるか、プッシュポンプ(push pump)の構成を有する引出手段を用いて使う度に内容物を吸引して使用する構成が考案された。
【0004】
しかし、一般的なスポイト構造の引出手段の場合、ゴムからなる押圧部を使用者が押す程度によって吸入されて引出される量が異なることから、使う度に正確に所定量を引出することが不可能であるか、または非常に難しいという短所があった。
【0005】
また、注射器構造の引出手段を用いる場合は、1ml前後の極少量を使うことが大部分である点を考慮すると、注射器の直径を極めて小さくするか、注射器のピストンのストロークを極めて小さくするなどの構成上の問題があり、且つ、内容物を引出するために注射器のピストンを引いて内容物を吸入した後、再び注射器のピストンを押して内容物を引出しなければならないため使用が非常に煩雑であるという短所があった。
【0006】
一方、プッシュポンプ(push pump)の構成を有する引出手段の場合、単純にボタンを押すだけで、押すたびに所定量の内容物を引出することができるという長所はあるが、ポンプの内部と外部を形成する構造体はもちろん、ボタン、吸入口、吐出口、スプリング及びバルブ構造体などを含んで構成されるため、その構成が比較的に複雑であるという短所がある。また、主に容器の上部に設置されるプッシュポンプ(push pump)の特性上、内容物を吸入するために吸入チューブを用いることが一般的であるが、この場合には吸入チューブの位置によって容器の中に内容物が残っている状態でも内容物の吸引が不可能になるという短所がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は前述した従来発明の問題を解決して、別途の複雑な操作なしに非常に単純で且つ低廉な構造で化粧品などの液体状態の内容物を常に正確に所定量だけ吸入して移して使うことが可能な定量引出及び吐出が可能なスポイト及びこれを備える化粧品容器を提供することをその課題とする。
【0008】
また、スポイトパイプの外部に付いている内容物はスポイトを取り出す過程でワイパーによって再び容器に回収されるので、さらに経済的に内容物を利用することが可能であり、且つ、スポイトパイプの外部に付いている内容物による汚染のおそれなしに使用可能な定量引出及び吐出が可能なスポイト及びこれを備える化粧品容器を提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を達するために、本発明の定量引出可能なスポイト200は、上部末端に外周縁に沿って環状突出部211が形成されているスポイトパイプ210と、前記スポイトパイプ210の上部末端に結合され、中央に通孔221が形成されている蓋220と、下部末端に押圧ピン231が形成され、前記スポイトパイプ210の内部に挿入されて前記通孔221を通過するスポイトピストン230と、前記スポイトピストン230の上部末端に結合されるボタン240と、前記スポイトパイプ210の環状突出部211の下部に設置され、下部外周縁に沿って突出部251が形成されているパッキング250とを含むことを特徴とする。
【0010】
また、前記スポイトパイプ210の下部末端はその内径が小さくなる形状を有し、前記スポイトピストン230の上部には前記蓋220の下端に係止されることができる係止部234が形成され、前記押圧ピン231の下部末端には前記スポイトパイプ210の下部末端の小さくなった内径に対応する直径を有するピンヘッド232がさらに設置されていることを特徴とする。
【0011】
一方、本発明の定量引出可能なスポイト200を備える化粧品容器100は、定量引出可能な前記スポイト200を備え、内容物を収容する機能を有し、内部下端に前記押圧ピン231が接する部位に陥没部111が形成され、上部には結合部120が形成されている容器110と、前記結合部120に着脱可能に結合され、中央に前記スポイト200が前記パッキング250によって密閉可能に挿入されて着脱されることができる通孔131が形成されている内蓋(inner cap)130とをさらに含むことを特徴とする。
【0012】
また、前記結合部120の内周縁に挿入されて設置され、下端に向かって前記スポイトパイプ210の外径に対応する内径を有するように細くなる形状を有し、弾性を有する材質で構成されるワイパー150と、前記容器110の上部に前記スポイト200を着脱可能に覆うことができるように設置されるオーバー蓋(over cap)140とをさらに含むことを特徴とする。
【0013】
一方、本発明の第2実施例による定量引出可能なスポイト200’は、スポイトピストン230’の結合及び内容物が吸入できるように上端と下端が開放され、開放された上端にガスケット212が結合されるスポイトパイプ210’と;前記スポイトパイプ210’の上端に結合され、中央には通孔221が形成され、下部外周面の両側には結合突起222が形成される蓋220’と;下端部にプランジャーチップ235が形成され、前記スポイトパイプ210’の内部に挿入されて前記通孔221を通過するスポイトピストン230’と;前記スポイトピストン230’の上端に結合されるボタン240’と;を含むことを特徴とする。
【0014】
また、前記スポイトパイプ210’の下端はその内径が小さくなる形状を有し、上部外周面の周囲には前記蓋220’に結合される突出部213が形成され、前記蓋220’の内周面には前記突出部213に対応される結合溝223が形成されることを特徴とする。
【0015】
一方、本発明の第2実施例による定量引出可能なスポイト200’を備える化粧品容器100は、定量引出可能なスポイト200’を備え、内容物を収容する機能を有し、内部下端に前記プランジャーチップ235が接する部位に陥没部111’が形成され、上部には結合部120’が形成されている容器110’と;前記結合部120’に着脱可能に結合され、中央に前記スポイト200’が挿入されて着脱されることができる通孔131’が形成され、内周面に前記結合突起222が一側に回転して結合されることができるように前記結合突起222に対応される固定片132が形成される内蓋(inner cap)130’と;をさらに含むことを特徴とする。
【0016】
また、前記結合部120’の内周縁に挿入され、下端に向かって前記スポイトパイプ210’の外径に対応する内径を有するように細くなる弾性材質で構成され、内周面には前記スポイトパイプ210’を支持する所定間隔離間された複数の支持突起151が形成され、下部一側に空気が移動可能な空気孔152が形成されるワイパー150’と;をさらに含むことを特徴とする。
【0017】
一方、本発明の第3実施例による定量引出可能なスポイト200”を備える化粧品容器100”は、内容物が収容され、その上部に外周面に第1螺子山121が形成された結合部120”が備えられる容器110”と;スポイトピストン230”の結合及び内容物が吸入できるように上端と下端が開放され、上端に外周縁に沿って環状突出部211’が形成されるスポイトパイプ210”と;前記スポイトパイプ210”の上部を囲んで結合され、中央には通孔221’が形成され、内周面には前記容器110”の第1螺子山121にねじ結合されるように第2螺子山224が形成されて、ねじ結合によって前記容器110”から着脱される螺子蓋220”と;前記スポイトパイプ210”の内部に挿入され、その上部は前記通孔221’を貫通して外部に突出して形成され、その下端部にはプランジャーチップ235’が結合されるスポイトピストン230”と;前記スポイトピストン230”の上端に結合されるボタン240”と;を含むことを特徴とする。
【0018】
また、前記スポイトピストン230”はスポイトパイプ210”の内周面と接する面積が最小化されるように、外周面両側が陥没される陥没部236が形成されることを特徴とする。
【0019】
また、前記スポイトピストン230”は前記容器110”に螺子蓋220”をねじ結合する時にプランジャーチップ235’が容器110”の底面によって加圧されて上昇するように構成されることを特徴とする。
【0020】
また、前記螺子蓋220”を囲んで一体に形成され、中央部には前記スポイトピストン230”が貫通されるように貫通孔261が形成され、その上部にはオーバー蓋140”を固定させる固定突起262が形成される仕上げ蓋260をさらに含むことを特徴とする。
【0021】
また、前記結合部120”内周縁に挿入されて設置され、下端に向かって前記スポイトパイプ210”の外径に対応する内径を有するように細くなる弾性材質で構成されるワイパー150”をさらに含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、別途の複雑な操作なしに非常に単純で且つ低廉な構造で化粧品などの液体状態の内容物を常に正確に所定量だけ吸入して移して使うことができるスポイト及びこれを備える化粧品容器を提供することをその課題とする。
【0023】
また、スポイトパイプの外部に付いている内容物はスポイトを取り出す過程でワイパーによって再び容器に回収されるので、さらに経済的に内容物を利用することが可能であり、且つスポイトパイプの外部に付いている内容物による汚染の虞なしに使うことができるスポイトを備える化粧品容器を提供することをその課題とする。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下では添付された図面を参照にして、本発明の実施例による定量引出可能なスポイト及びこれを備える化粧品容器を詳しく説明する。
【0026】
なお、図面において、同じ構成要素または部品には同じ符号で示している。本発明を説明するにおいて、係わる公知機能若しくは構成に関する具体的な説明は本発明の要旨を明確にするために省略する。
【0027】
まず、定量引出可能なスポイト200について説明する。前記スポイト200は、
図1に示すように、スポイトパイプ210、蓋220、スポイトピストン230、ボタン240及びパッキング250を含む。
【0028】
前記スポイトパイプ210は、
図1に示すように、上部末端に外周縁に沿って環状突出部211が形成されている。一方、前記スポイトパイプ210の下部末端は内部に内容物を収容して移動させる場合、内容物が容易に漏出されることを防止するために、
図1に示すように、下端に向かってその内径が小さくなる形状を有することが好ましい。
【0029】
前記スポイトパイプ210の上部末端には、
図1に示すように、中央に通孔221が形成されている蓋220が結合される。
【0030】
一方、前記スポイトパイプ210の内部には、
図1に示すように、下部末端に押圧ピン231が形成され、前記スポイトパイプ210の内部に挿入されて前記通孔221を通過するスポイトピストン230が設置される。この場合、前記スポイトピストン230の上部には、
図1に示すように、前記蓋220の下端に係止されることができる係止部234が形成されているようにして前記スポイトピストン230が前記スポイトパイプ210の上部へ離脱されることを防止するようにすることが好ましい。また、前記押圧ピン231の下部末端には前記スポイトパイプ210の下部末端の小さくなった内径に対応する直径を有するピンヘッド232がさらに設置されるようにして、
図2に示すように、内容物を吸入して移送する場合、前記ピンヘッド232が前記スポイトパイプ210の下部末端をある程度塞いで内容物が漏れないようにすることが好ましい。
【0031】
前記スポイトピストン230の上部末端には、
図1に示すように、ボタン240が結合される。一方、前記スポイトパイプ210の環状突出部211の下部には、
図3に示すように、下部外周縁に沿って突出部251が形成されているパッキング250が設置されるようにすることが好ましい。
【0032】
次に、本発明の第1実施例による定量引出可能なスポイト200を備える化粧品容器100について説明する。前記化粧品容器100は、
図3に示すように、概ね前記スポイト200、容器110及び内蓋(inner cap)130を含む。
【0033】
前記容器110は、
図3に示すように、内容物を収容する機能を有し、内容物が少量残っている場合、円滑に吸入するために内容物が集められて溜められるように内部下端の前記押圧ピン231が接する部位に陥没部111が形成され、上部には結合部120が形成されている。
【0034】
前記結合部120には、
図3に示すように、中央に前記スポイト200が前記パッキング250によって密閉可能に挿入されて着脱されることができる通孔131が形成されている内蓋(inner cap)130が着脱可能に結合される。前記内蓋130が前記結合部120に着脱可能に結合される方法としては非常に多様な実施例が可能であり、その一実施例として、
図3に示すように、前記内蓋130の内周縁と前記着脱部120の外周縁にそれぞれ螺子山が形成されるようにして、ねじ結合するようにすることが可能である。
【0035】
一方、前記スポイトパイプ210の外部に付いている内容物を、前記スポイト200を取り出す過程で再び前記容器110に回収するために、前記結合部120の内周縁には、
図3に示すように、下端に向かって前記スポイトパイプ210の外径に対応する内径を有するように細くなる形状を有し、弾性を有する材質で構成されるワイパー150が挿入されて設置されることが好ましい。また、前記容器110の上部には、
図3に示すように、前記スポイト200を着脱可能に覆うことができるように設置されるオーバー蓋(over cap)140をさらに含むことが好ましい。
【0036】
以下では、本発明の第1実施例による定量引出可能なスポイト及びこれを備える化粧品容器の作動について説明する。
【0037】
まず、
図2Aに示すように、スポイト200を内容物が入っている容器110に挿入した後、
図2Bに示すように、環状突出部211を押して最後まで挿入すれば、スポイトピストン230下部末端の押圧ピン231が押されてスポイトピストン230が上昇して所定量の内容物が吸入される。
【0038】
その後、
図2Cに示すように、スポイト200を取り出した後、使おうとする位置に移動させてボタン240を押せば所定量の内容物が引出される。
【0039】
以下では、
図5〜9を参照して本発明の第2実施例による定量引出可能なスポイト及びこれを備える化粧品容器を説明する。
【0040】
まず、本発明の第2実施例による定量引出可能なスポイト200’は、スポイトパイプ210’、蓋220’、スポイトピストン230’及びボタン240’を含む。
【0041】
前記スポイトパイプ210’はスポイトピストン230’の結合及び内容物が吸入されることができるように、上端と下端が開放されるように形成され、開放された上端部には中孔が形成されたガスケット212が結合されることが好ましい。
【0042】
前記スポイトパイプ210’の下端はその内径が小さくなる形状を有し、上部外周面の周囲には後述する蓋220’と結合できるように突出部213が形成される。
【0043】
前記蓋220’は前記スポイトパイプ210’の上端に結合され、スポイトピストン230’が結合されるように中央には通孔221が形成され、下部外周面の両側には後述する内蓋130’の固定片132に結合される結合突起222が形成される。
【0044】
前記結合突起222は一側に回転する時には固定片132に結合されて、蓋200’を内蓋130’に固定させ、他側に回転する時には固定片132から離脱されてスポイト200’が移動できるようにする。
【0045】
一方、前記蓋220’の内周面には前記スポイトパイプ210’が固定できるように前記突出部213に対応される結合溝223が形成されることが好ましい。
【0046】
前記スポイトピストン230’は、下端部にプランジャーチップ235が形成され、前記スポイトパイプ210’の内部に挿入されて前記通孔221を通過するもので、この場合、前記スポイトピストン230’の上部には前記蓋220’の下端に係止されることができる係止部234’が形成されているようにして、前記スポイトピストン230’が前記スポイトパイプ210’の上部へ離脱されることを防止するようにすることが好ましい。
【0047】
前記スポイトピストン230’は前記スポイトパイプ210’の内部で上下垂直運動を通じて内容物を吸入して使用者が定量の内容物を使うことができるようにする。
【0048】
一方、前記スポイトピストン230’の上部末端には、
図5に示すように、使用者の操作を通じてスポイトピストン230’の上下運動が容易になるようにボタン240’が結合されることが好ましい。
【0049】
次に、本発明の第2実施例による定量引出可能なスポイトを備える化粧品容器を説明する。
【0050】
本発明の第2実施例による定量引出可能なスポイトを備える化粧品容器100’は、容器110’、内蓋(inner cap)130’及びスポイト200’を含む。
【0051】
前記容器110’は内容物を収容する機能を有し、内容物が少量残っている場合、円滑に吸入するために内容物が集められて溜まることができるように、内部下端に前記プランジャーチップ235が接する部位に陥没部111’が形成され、上部には結合部120’が形成されている。
【0052】
前記結合部120’には中央に前記スポイト200’が挿入されて着脱されることができる通孔131’が形成されている内蓋(inner cap)130’が着脱可能に結合され、本発明において、前記内蓋130’の内周面には前記蓋220’の結合突起222が一側に回転して結合されることができるように、前記結合突起222に対応される固定片132が形成されることを特徴とし、蓋220’を一側に回転する時にはスポイト200’が内蓋130’に固定され、蓋220’を他側に回転する時にはスポイト200’が内蓋130’から離脱可能に構成される。
【0053】
一方、前記スポイトパイプ210’の外部に付いている内容物を、前記スポイト200’を取り出す過程で再び前記容器110’に回収するために、前記結合部120’の内周縁には下端に向かって前記スポイトパイプ210’の外径に対応する内径を有するように細くなる形状を有し、弾性を有する材質で構成されるワイパー150’が挿入されて設置されることが好ましい。
【0054】
前記ワイパー150’の内周面には前記スポイトパイプ210’を支持する所定間隔離間された複数の支持突起151が形成され、下部一側には空気が移動可能な空気孔152が形成される。
【0055】
また、前記容器110’の上部には前記スポイト200’を着脱可能に覆うことができるように設置されるオーバー蓋(over cap)140’が結合されることが好ましい。
【0056】
以下では、
図10〜13を参照して本発明の第3実施例による定量引出可能なスポイト及びこれを備える化粧品容器を説明する。
【0057】
本発明の第3実施例による定量引出可能なスポイト200”を備える化粧品容器100”は、容器110”、スポイトパイプ210”、螺子蓋220”、スポイトピストン230”、ボタン240”を含む。
【0058】
前記容器110”は内容物が収容されるもので、その上部には後述する螺子蓋200”が結合されるように結合部120”が備えられ、前記結合部120”の外周面には螺子蓋200”がねじ結合を通じて着脱可能になるように第1螺子山121が形成される。
【0059】
また、前記結合部120”の内周縁にはスポイト200”を容器110”から取り出す時に前記スポイトパイプ210”の外部に付いている内容物を容器110”に回収するために、下端に向かって前記スポイトパイプ210”の外径に対応する内径を有するように細くなる形状を有する弾性材質のワイパー150”が設置されることが好ましい。前記ワイパー150”の内周面には前記スポイトパイプ210”を支持する所定間隔離間された複数の支持突起が形成され、下部一側には空気が移動可能な空気孔が形成される。
【0060】
一方、前記容器110”の内側底面は内容物が少量残っている場合にもスポイト200”を通じる内容物の円滑な吸入が可能になるようにプランジャーチップ235’と当接する中央部が陥没形成されることが好ましい。
【0061】
また、前記容器110”の上部にはスポイト200”を囲んで着脱可能に設置されるオーバー蓋(over cap)140”が結合されることが好ましい。
【0062】
前記スポイトパイプ210”はスポイトピストン230”の結合及び内容物の吸入が可能になるように上端と下端が開放されて形成されたもので、前記ワイパー150”に安着されるように上端外周縁に沿って環状突出部211’が形成される。
【0063】
前記スポイトパイプ210”の下端部は内部に内容物を入れて移動させる場合、内容物が容易に漏出されることを防止するために、下端に向かってその内径が小さくなる形状を有することが好ましい。
【0064】
前記螺子蓋220”は前記スポイトパイプ210”の上部を囲んで結合されるもので、スポイトピストン230”が貫通されるように中央に通孔221’が形成される。
【0065】
本発明において、前記螺子蓋220”は前記容器110”とねじ結合されて容器110”から着脱されるように構成されることを特徴とし、前記螺子蓋220”の内周面には前記容器110”の第1螺子山121にねじ結合される第2螺子山224が形成される。
【0066】
本発明の第1実施例及び第2実施例では、使用者がスポイト200、200’を容器110、110’に結合する過程で環状突出部211及び蓋220’を下方に押して加圧する時にスポイトピストン230、230’の上部末端に結合されたボタン240、240’が上昇し、環状突出部211及び蓋220’を押す過程で使用者の手によってボタン240、240’との干渉が発生する虞があることから、容器本体110にスポイト200を結合する時に使用者がこれを認知して環状突出部211及び蓋220’の加圧位置にいつも気を使わなければならないため、使用者にとって非常に不便であった。
【0067】
そこで、本発明の第3実施例では、スポイト200”が容器110”にねじ結合によって着脱されるように螺子蓋220”を形成することで、螺子蓋220”の側面を把持した状態で容器110”の結合部120”にねじ結合させる簡単な動作によってボタン240”が上昇するようになるので、螺子蓋220”を容器110”に結合する過程で使用者の手によるボタン240”の干渉が発生しないので、使用者に便宜を提供することができる。
【0068】
一方、前記螺子蓋220”の外側には螺子蓋220”を囲んで一体に形成され、中央部には前記スポイトピストン230”が貫通されるように貫通孔261が形成され、その上部にはオーバー蓋140”を固定させる固定突起262が形成される仕上げ蓋260が備えられることが好ましい。
【0069】
前記スポイトピストン230”は前記スポイトパイプ210”の内部に挿入されて上下垂直運動を通じて内容物を吸入して使用者が定量の内容物を使うことができるようにするもので、その上部はボタン240”が結合されるように前記通孔221’を貫通して外部に突出して形成され、その下端部にはスポイトパイプ210”の内周面に密着されてスポイトパイプ210”内部の圧力を変化させて内容物の吸入または排出を可能にするプランジャーチップ235’が結合される。
【0070】
前記スポイトピストン230”は前記容器110”に螺子蓋220”をねじ結合の時にプランジャーチップ235が容器110”の底面によって加圧されて上昇するように構成され、前記スポイトピストン230”の上部には前記螺子蓋220”の内側上端に係止されることができる係止部234”が形成されているようにして、スポイトピストン230”が前記スポイトパイプ210”の上部から離脱されることを防止するようにすることが好ましい。
【0071】
一方、本発明において、前記スポイトピストン230”はスポイトパイプ210”の内周面と接する面積が最小化されるように外周面両側が陥没される陥没部236が形成されることを特徴とし、スポイトパイプ210”の内部に吸入された内容物がスポイトパイプ210”の内壁に沿って上部に移動する場合、スポイトピストン230”の昇降作動の時内容物の粘性などによる摩擦が発生するようになるが、前記陥没部236によって、スポイトパイプ210”の内周面と接する面積を最小化させることによって、スポイトピストン230”の昇降作動の時に内容物の粘性などによる摩擦を減少させることができ、これによって、スポイトピストン230”の円滑な作動が可能になる。
【0072】
一方、前記スポイトピストン230”の上部末端には使用者の操作を通じるスポイトピストン230”の上下運動が容易になるようにボタン240”が結合されることが好ましい。
【0073】
以下では、
図12を参照して、本発明の第3実施例による定量引出可能なスポイトを備える化粧品容器の作動について説明する。
【0074】
図12によれば、本発明の第3実施例による定量引出可能なスポイトを備える化粧品容器は、スポイト200”の内容物を使ってプランジャーチップ235’がスポイトパイプ210”の外部に露出された状態でスポイト200”を容器110”に結合させると、螺子蓋220”の一側回転によるねじ結合によってスポイト200”が漸次に下降し、スポイト200”の下降によってスポイトピストン230”が一緒に下降してスポイトピストン230”の下部に結合されたプランジャーチップ235’が容器110”の底面によって加圧されてスポイトピストン230”を上昇させるようになる。これによって、スポイトパイプ210”の内部に所定量の内容物が吸入される。
【0075】
前述したように、スポイトパイプ210”の内部に所定量の内容物が吸入されると、螺子蓋220”を他側に回転して結合部120”とのねじ結合を解体させてスポイト200”を容器110”から離脱させた後、使おうとする位置でボタン240”を押せば所定量の内容物が引出される。
【0076】
以上、図面と明細書に最適な実施例を開示した。ここで特定用語を用いたが、これらはただ本発明を説明するための目的で使われたもので、意味の限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために使われたものではない。その故、本技術分野において通常の知識を有する者であれば多様な変形及び均等な他の実施例が可能であるということを理解すべきである。従って、本発明の技術的保護範囲は添付された特許請求の範囲の技術的思想によって定められるべきである。