特許第5938897号(P5938897)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5938897情報表示装置、情報表示プログラム及び情報表示方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5938897
(24)【登録日】2016年5月27日
(45)【発行日】2016年6月22日
(54)【発明の名称】情報表示装置、情報表示プログラム及び情報表示方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 17/28 20060101AFI20160609BHJP
   G06F 3/048 20130101ALI20160609BHJP
【FI】
   G06F17/28 690
   G06F3/048
【請求項の数】8
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2011-284618(P2011-284618)
(22)【出願日】2011年12月27日
(65)【公開番号】特開2013-134630(P2013-134630A)
(43)【公開日】2013年7月8日
【審査請求日】2014年12月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001254
【氏名又は名称】特許業務法人光陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】吉田 航平
【審査官】 長 由紀子
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−157256(JP,A)
【文献】 特開2003−296324(JP,A)
【文献】 特開2010−156781(JP,A)
【文献】 福島 拓 外3名,医療分野を対象とした多言語用例対訳収集WebシステムTackPadの開発,マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2008)シンポジウム論文集 情報処理学会シンポジウムシリーズ Vol.2008 No.1 [CD−ROM],日本,社団法人情報処理学会,2008年 7月 2日,第2008巻第1号,p.1030-1036
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 17/20−28
G06F 3/048
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示手段と
ユーザ操作に基づいて、複数言語からメイン言語及びサブ言語をそれぞれ1つずつ指定する言語指定手段と、
互いに対訳関係にある前記複数言語のテキストを対応付けて項目ごとに記憶するとともに、各テキストの発音表記を当該テキストに対応付けて記憶する対訳テキスト記憶手段に記憶された何れかの項目についての各言語のテキストのうち、メイン言語のテキストとサブ言語のテキストとを前記表示手段に表示させる対訳テキスト表示制御手段と、
前記サブ言語のテキストの発音表記として、メイン言語の文字種を用いた発音表記を前記表示手段に表示させる発音表記表示制御手段と、
当該情報表示装置の装置本体の向きの変化を検知する方向変化検知手段と、
前記方向変化検知手段により前記装置本体の向きの変化が検知された場合に、メイン言語の言語とサブ言語の言語とを入れ替えて前記表示手段による表示内容を更新させる言語変更手段と、
を備えることを特徴とする情報表示装置。
【請求項2】
請求項1記載の情報表示装置において、
前記発音表記表示制御手段は、
メイン言語の文字種を用いた発音表記が前記対訳テキスト記憶手段に記憶されている場合には、当該発音表記をそのまま前記表示手段に表示させ、
メイン言語とは異なる言語の文字種を用いた発音表記が前記対訳テキスト記憶手段に記憶されている場合には、当該発音表記を、メイン言語の文字種を用いた発音表記に変換して表示させることを特徴とする情報表示装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の情報表示装置において、
前記言語指定手段は、
前記複数言語の各言語名を当該言語の文字種で表して、言語名の一覧を前記表示手段に表示させる第1の言語名一覧表示制御手段と、
ユーザ操作に基づいて、前記第1の言語名一覧表示制御手段により一覧表示された何れかの言語名の言語を、メイン言語として指定するメイン言語指定手段と、
前記複数言語の各言語名を、メイン言語の文字種で表して、言語名の一覧を前記表示手段に表示させる第2の言語名一覧表示制御手段と、
ユーザ操作に基づいて、前記第2の言語名一覧表示制御手段により一覧表示された何れかの言語名の言語を、サブ言語として指定するサブ言語指定手段と、
を有することを特徴とする情報表示装置。
【請求項4】
請求項1〜3の何れか一項に記載の情報表示装置において、
前記言語指定手段は、
前記言語変更手段により前記表示手段による表示内容が更新された場合に、ユーザ操作に基づいて前記複数言語からメイン言語を指定し直すことを特徴とする情報表示装置。
【請求項5】
請求項1〜4の何れか一項に記載の情報表示装置において、
前記方向変化検知手段により前記装置本体の向きが上下逆に変化したと検知された場合に、前記表示手段による表示内容を上下逆向きに変更して更新させる上下変換手段を備えることを特徴とする情報表示装置。
【請求項6】
請求項1〜5の何れか一項に記載の情報表示装置において、
前記対訳テキスト記憶手段を備えることを特徴とする情報表示装置。
【請求項7】
表示手段を有するコンピュータに、
ユーザ操作に基づいて、複数言語からメイン言語及びサブ言語をそれぞれ1つずつ指定する言語指定機能と、
互いに対訳関係にある前記複数言語のテキストを対応付けて項目ごとに記憶するとともに、各テキストの発音表記を当該テキストに対応付けて記憶する対訳テキスト記憶手段に記憶された何れかの項目についての各言語のテキストのうち、メイン言語のテキストとサブ言語のテキストとを前記表示手段に表示させる対訳テキスト表示制御機能と、
前記サブ言語のテキストの発音表記として、メイン言語の文字種を用いた発音表記を前記表示手段に表示させる発音表記表示制御機能と、
当該情報表示装置の装置本体の向きの変化を検知する方向変化検知機能と、
前記方向変化検知機能により前記装置本体の向きの変化が検知された場合に、メイン言語の言語とサブ言語の言語とを入れ替えて前記表示手段による表示内容を更新させる言語変更機能と、
を実現させることを特徴とする情報表示プログラム。
【請求項8】
表示手段を有するコンピュータの情報表示方法であって、
ユーザ操作に基づいて、複数言語からメイン言語及びサブ言語をそれぞれ1つずつ指定する言語指定ステップと、
互いに対訳関係にある前記複数言語のテキストを対応付けて項目ごとに記憶するとともに、各テキストの発音表記を当該テキストに対応付けて記憶する対訳テキスト記憶手段に記憶された何れかの項目についての各言語のテキストのうち、メイン言語のテキストとサブ言語のテキストとを前記表示手段に表示させる対訳テキスト表示制御ステップと、
前記サブ言語のテキストの発音表記として、メイン言語の文字種を用いた発音表記を前記表示手段に表示させる発音表記表示制御ステップと、
当該情報表示装置の装置本体の向きの変化を検知する方向変化検知ステップと、
前記方向変化検知ステップにより前記装置本体の向きの変化が検知された場合に、メイン言語の言語とサブ言語の言語とを入れ替えて前記表示手段による表示内容を更新させる言語変更ステップと、
を実現させることを特徴とする情報表示方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報表示装置情報表示プログラム及び情報表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子辞書などの情報表示装置では、複数の言語を指定すると、これら複数の言語で同じ内容のテキストデータや音声データが表示・再生されるようになっている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−73138号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の技術では、複数言語のテキストについて一言語での発音表記(例えば「仮名」での表記)しか付記されず、当該表記を読めない外国人(例えば中国人や韓国人、米国人)が発音に利用できないため、外国人と意思疎通しにくいという問題がある。
【0005】
本発明の課題は、外国人と容易に意思疎通することのできる情報表示装置情報表示プログラム及び情報表示方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明は、情報表示装置において、
表示手段と
ユーザ操作に基づいて、複数言語からメイン言語及びサブ言語をそれぞれ1つずつ指定する言語指定手段と、
互いに対訳関係にある前記複数言語のテキストを対応付けて項目ごとに記憶するとともに、各テキストの発音表記を当該テキストに対応付けて記憶する対訳テキスト記憶手段に記憶された何れかの項目についての各言語のテキストのうち、メイン言語のテキストとサブ言語のテキストとを前記表示手段に表示させる対訳テキスト表示制御手段と、
前記サブ言語のテキストの発音表記として、メイン言語の文字種を用いた発音表記を前記表示手段に表示させる発音表記表示制御手段と、
当該情報表示装置の装置本体の向きの変化を検知する方向変化検知手段と、
前記方向変化検知手段により前記装置本体の向きの変化が検知された場合に、メイン言語の言語とサブ言語の言語とを入れ替えて前記表示手段による表示内容を更新させる言語変更手段と、
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、外国人と容易に意思疎通することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】電子辞書の概観を示す平面図である。
図2】電子辞書の内部構成を示すブロック図である。
図3】情報表示処理を示すフローチャートである。
図4】表示部の表示内容を示す図である。
図5】表示部の表示内容を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0010】
[外観構成]
図1は、本発明に係る情報表示装置を適用した電子辞書1の平面図である。
【0011】
この図に示すように、電子辞書1は、開閉自在な装置本体9の内側にメインディスプレイ10、サブディスプレイ11、スピーカ12、カードスロット13及びキー群2を備えている。
【0012】
メインディスプレイ10及びサブディスプレイ11は、ユーザによるキー群2の操作に応じた文字や符号等、各種データを表示する部分であり、LCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescence Display)等によって構成されている。なお、本実施の形態におけるメインディスプレイ10及びサブディスプレイ11は、いわゆるタッチパネル31(図2参照)と一体的に形成されており、手書き入力等の操作を受け付け可能となっている。
【0013】
スピーカ12は、ユーザによるキー群2の操作に応じて音声を出力する部分である。
カードスロット13は、種々の情報を記憶した外部情報記憶媒体13a(図2参照)と着脱可能に設けられている。
【0014】
キー群2は、ユーザから電子辞書1を操作するための操作を受ける各種キーを有している。具体的には、キー群2は、訳/決定キー2bと、文字キー2cと、カーソルキー2eと、シフトキー2fと、戻るキー2g等とを有している。
【0015】
訳/決定キー2bは、検索の実行や、見出し語の決定等に使用されるキーである。文字キー2cは、ユーザによる文字の入力等に使用されるキーであり、本実施の形態においては“A”〜“Z”キーを備えている。
【0016】
カーソルキー2eは、画面内の反転表示位置、つまりカーソル位置の移動等に使用されるキーであり、本実施の形態においては上下左右の方向を指定可能となっている。シフトキー2fは、日本語の単語を検索対象に設定するとき等に使用されるキーである。戻るキー2gは、前回表示した画面に戻るとき等に使用されるキーである。
【0017】
[内部構成]
続いて、電子辞書1の内部構造について説明する。図2は、電子辞書1の内部構成を示すブロック図である。
【0018】
この図に示すように、電子辞書1は、表示部40、入力部30、加速度センサ50、音声出力部60、記憶媒体読取部70、CPU(Central Processing Unit)20、フラッシュROM(Read Only Memory)80、RAM(Random Access Memory)90を備え、各部はバスで相互にデータ通信可能に接続されて構成されている。
【0019】
表示部40は、上述のメインディスプレイ10及びサブディスプレイ11を備えており、CPU20から入力される表示信号に基づいて各種情報をメインディスプレイ10やサブディスプレイ11に表示するようになっている。
【0020】
入力部30は、上述のキー群2やタッチパネル31を備えており、押下されたキーやタッチパネル31の位置に対応する信号をCPU20に出力するようになっている。
【0021】
加速度センサ50は、キー群を有する装置本体9の内部中央に配置され、当該装置本体9の縦方向、横方向、厚み方向(図1の上下方向、左右方向、表裏方向)の加速度を検出し、検出信号をCPU20に出力する。そして、CPU20は、例えば重力加速度に基づく検出信号を解析することにより、装置本体9の向きの変化を検知する。なお、このような加速度センサ50としては、従来より公知のものを用いることができる。
【0022】
音声出力部60は、上述のスピーカ12を備えており、CPU20から入力される音声出力信号に基づいて音声データをスピーカ12に再生させるようになっている。
【0023】
記憶媒体読取部70は、上述のカードスロット13を備えており、当該カードスロット13に装着された外部情報記憶媒体13aから情報を読み出したり、当該外部情報記憶媒体13aに情報を記録したりするようになっている。
【0024】
ここで、外部情報記憶媒体13aには、辞書データベース820等が格納されるようになっている。なお、この辞書データベース820は後述のフラッシュROM80における辞書データベース820と同様のデータ構造を有しているため、ここでは説明を省略する。
【0025】
CPU20は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの転送等を行い、電子辞書1を統括的に制御するようになっている。具体的には、CPU20は、入力部30や加速度センサ50から入力される操作信号等に応じてフラッシュROM80に格納された各種プログラムを読み出し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、CPU20は、処理結果をRAM90やフラッシュROM80に保存するとともに、当該処理結果を表示部40や音声出力部60に適宜出力させる。
【0026】
フラッシュROM80は、電子辞書1の各種機能を実現するためのプログラムやデータを記憶するメモリである。本実施の形態においては、フラッシュROM80は、本発明に係る情報表示プログラム81と、辞書データベース群82と、各国会話集コンテンツ83等とを記憶している。
【0027】
情報表示プログラム81は、後述の情報表示処理(図3参照)をCPU20に実行させるためのプログラムである。
【0028】
辞書データベース群82は、複数種類の辞書データベース820,…を有している。これら辞書データベース820,…には、複数の見出し語と、その意味内容や解説からなる説明情報とが対応付けられている。ここで、説明情報には音声データなど、テキスト以外のオブジェクトが含まれていても良い。
【0029】
各国会話集コンテンツ83は、会話文のテキストを複数記憶している。より詳細には、各国会話集コンテンツ83は、会話内容の項目ごとに、互いに対訳関係にある複数言語のテキストを対応付けて記憶しており、更に、各テキストの発音表記(読み方)を当該テキストに対応付けて記憶している。ここで、本実施の形態においては、各言語のテキストの発音表記として、英語の文字種、つまりアルファベットを用いた発音表記が用いられている。また、各テキストには、音声データが対応付けられて記憶されている。
【0030】
RAM90は、CPU20が実行する各種プログラムや、これらプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保持するメモリ領域を備えている。
【0031】
[動作]
続いて、電子辞書1の動作について、図3を参照しつつ説明する。
【0032】
図3は、CPU20が情報表示プログラム81を読み出して実行する情報表示処理の流れを示すフローチャートである。なお、この情報表示処理は、ユーザによりタッチパネル31やキー群2を介して情報表示処理の実行指示が入力されると、フラッシュROM80から情報表示プログラム81が読み出されてRAM90に適宜展開される結果、当該情報表示プログラム81とCPU20との協働によって実行される。
【0033】
まず、図3に示すように、情報表示処理が実行されると、CPU20は、ユーザにより各国会話集コンテンツ83が選択されるか否かを判定し(ステップS1)、選択されないと判定した場合(ステップS1;No)には他の処理へ移行する。
【0034】
また、ステップS1において各国会話集コンテンツ83が選択されたと判定した場合(ステップS1;Yes)には、CPU20は、ユーザ操作に基づいて各国会話集コンテンツ83における何れかの会話内容の項目を指定会話項目として指定する(ステップS2)。また、このときCPU20は、メインディスプレイ10の下部にテキスト表示エリア101を形成するとともに、メインディスプレイ10の上部に世界地図表示エリア102を形成して当該世界地図表示エリア102に世界地図を表示させる(図4参照)。また、このときCPU20は、メインディスプレイ10の端部に言語切替ボタン103(図4参照)を表示させる。なお、この言語切替ボタン103は、「メイン言語」(ユーザにとっての自国語)と「サブ言語」(ユーザにとっての他国語)との何れが現時点で設定対象となっているかを示しており、タッチ操作が行われる度に設定対象の言語を「メイン言語」、「サブ言語」の間で切り替えるようになっている。
【0035】
次に、CPU20は、現在の設定対象の言語が「メイン言語」であるか否かを判定し(ステップS3)、「メイン言語」であると判定した場合(ステップS3;Yes)には、世界地図表示エリア102の世界地図における各言語使用域に、その領域での使用言語の言語名を当該言語の文字種で表示させることで、言語名の一覧を表示させた後(ステップS4)、後述のステップS10に移行する。
【0036】
また、ステップS3において現在の設定対象の言語が「メイン言語」でない、つまり「サブ言語」であると判定した場合(ステップS3;No)には、CPU20は、世界地図表示エリア102の世界地図における各言語使用域に、その領域での使用言語の言語名を「メイン言語」の文字種で表示させることで、言語名の一覧を表示させる(ステップS5)。
【0037】
次に、CPU20は、各国会話集コンテンツ83から指定会話項目についての各言語のテキストのうち、「メイン言語」のテキストを読み出してテキスト表示エリア101の上段に表示させるとともに(ステップS10)、「サブ言語」のテキストを読み出してテキスト表示エリア101の中段に表示させる(ステップS11)。
【0038】
次に、CPU20は、各国会話集コンテンツ83から指定会話項目についての「サブ言語」のテキストの発音表記(「サブ言語」のテキストを発音するための発音表記)を読み出し(ステップS12)、この発音表記に「メイン言語」の文字種が用いられているか否かを判定する(ステップS13)。なお、上述したように、本実施の形態においては、各言語のテキストの発音表記として、英語の文字種、つまりアルファベットを用いた発音表記が用いられている。
【0039】
このステップS13において「サブ言語」のテキストの発音表記に「メイン言語」の文字種が用いられていると判定した場合、つまり「メイン言語」が英語である場合(ステップS13;Yes)には、CPU20は、当該発音表記をテキスト表示エリア101の下段に表示させた後(ステップS14)、後述のステップS16に移行する。
【0040】
また、ステップS13において「サブ言語」のテキストの発音表記に「メイン言語」の文字種が用いられていないと判定した場合、つまり「メイン言語」が英語でない場合(ステップS13;No)には、CPU20は、当該発音表記(アルファベットの発音表記)を「メイン言語」の文字種を用いた発音表記に変換してテキスト表示エリア101の下段に表示させる(ステップS15)。なお、このような発音表記の変換には、例えばアルファベットの発音表記と、他の言語の文字種を用いた発音表記とを対応付けたテーブルを用いることができる。
【0041】
次に、CPU20は、指定会話項目を変更する旨の操作が行われるか否かを判定し(ステップS16)、行われたと判定した場合(ステップS16;Yes)には、ユーザ操作に基づいて各国会話集コンテンツ83における何れかの会話内容の項目を新たな指定会話項目として指定した後、ステップS10に移行する。
【0042】
また、ステップS16において指定会話項目を変更する旨の操作が行われないと判定した場合(ステップS16;No)には、CPU20は、世界地図表示エリア102において何れかの言語名に対する指定操作が行われるか否かを判定する(ステップS21)。
【0043】
このステップS21において言語名に対する指定操作が行われたと判定した場合(ステップS21;Yes)には、CPU20は、現時点での設定対象の言語が「メイン言語」であるか否かを判定する(ステップS22)。
【0044】
このステップS22において設定対象の言語が「メイン言語」であると判定した場合(ステップS22;Yes)には、CPU20は、ユーザにより指定された言語名の言語を「メイン言語」に設定し(ステップS23)、上述のステップS3に移行する。
【0045】
また、ステップS22において設定対象の言語が「メイン言語」でない、つまり「サブ言語」であると判定した場合(ステップS22;No)には、CPU20は、ユーザにより指定された言語名の言語を「サブ言語」に設定し(ステップS24)、上述のステップS3に移行する。
【0046】
また、ステップS21において言語名に対する指定操作が行われないと判定した場合(ステップS21;No)には、CPU20は、言語切替ボタン103に対するタッチ操作が行われるか否かを判定する(ステップS31)。
【0047】
このステップS31において言語切替ボタン103に対するタッチ操作が行われたと判定した場合(ステップS31;Yes)には、CPU20は、設定対象の言語を「メイン言語」から「サブ言語」へ、或いは「サブ言語」から「メイン言語」へ切り替えた後(ステップS32)、上述のステップS3に移行する。
【0048】
また、ステップS31において言語切替ボタン103に対するタッチ操作が行われないと判定した場合(ステップS31;No)には、CPU20は、加速度センサ50からの出力を参照し、装置本体9の向きが変化したか否かを判定し(ステップS41)、変化しないと判定した場合(ステップS41;No)にはステップS16に移行する。
【0049】
また、ステップS41において装置本体9の向きが変化したと判定した場合(ステップS41;Yes)には、CPU20は、装置本体9が水平回転したか否かを判定する(ステップS42)。
【0050】
このステップS42において装置本体9が水平回転したと判定した場合(ステップS42;Yes)には、CPU20は、設定対象の言語を「メイン言語」にするとともに、現時点での「メイン言語」の言語と「サブ言語」の言語とを入れ替えた後(ステップS45)、上述のステップS3に移行する。これにより、ステップS10〜S15の処理によってメインディスプレイ10による表示内容が更新されるとともに、ステップS4,S23の処理によってユーザ操作により「メイン言語」が設定し直されることとなる。
【0051】
また、ステップS42において装置本体9が水平回転していないと判定した場合(ステップS42;No)には、CPU20は、装置本体9の向きが上下逆に変化したか否かを判定し(ステップS43)、変化していないと判定した場合(ステップS43;No)には他の処理へ移行する。
【0052】
また、ステップS43において装置本体9の向きが上下逆に変化したと判定した場合(ステップS43;Yes)には、CPU20は、メインディスプレイ10による表示内容を上下逆向きに変更して更新させ(ステップS44)、上述のステップS45に移行する。
【0053】
[動作例]
続いて、図面を参照しつつ、上述の動作を具体的に説明する。なお、以下の動作例では、日本人のユーザが国際会議において周囲の外国人とコミュニケーションをとろうとして電子辞書1を使用する例について説明を行う。
【0054】
まず、ユーザが各国会話集コンテンツ83を選択し(ステップS1;Yes)、各国会話集コンテンツ83における何れかの会話内容(ここでは朝の挨拶)の項目を指定会話項目として指定する(ステップS2)。このとき、図4(a)に示すように、メインディスプレイ10の下部にテキスト表示エリア101が形成されるとともに、メインディスプレイ10の上部に世界地図表示エリア102が形成されて世界地図が表示される。また、メインディスプレイ10の端部に言語切替ボタン103が表示される。なお、本動作例においては、このとき言語切替ボタン103は、設定対象の言語が「メイン言語」であることを示している。また、「メイン言語」として日本語が指定され、世界地図表示エリア102において濃い網掛けで表示される一方、「サブ言語」として英語(English)が指定され、世界地図表示エリア102において薄い網掛けで表示されている。
【0055】
次に、現在の設定対象の言語が「メイン言語」であると判定され(ステップS3;Yes)、世界地図表示エリア102の世界地図における各言語使用域に、その領域での使用言語の言語名が当該言語の文字種で表示されることで、言語名の一覧が表示される(ステップS4)。
【0056】
次に、各国会話集コンテンツ83から指定会話項目(ここでは朝の挨拶の項目)についての各言語のテキストのうち、「メイン言語」(日本語)のテキスト「おはよう」が読み出されてテキスト表示エリア101の上段に表示されるとともに(ステップS10)、「サブ言語」(英語)のテキスト「Good morning.」が読み出されてテキスト表示エリア101の中段に表示される(ステップS11)。
【0057】
次に、各国会話集コンテンツ83から指定会話項目についての「サブ言語」(英語)のテキストの発音表記(アルファベットの発音表記)が読み出され(ステップS12)、この発音表記に「メイン言語」(日本語)の文字種が用いられていないと判定され(ステップS13;No)、当該発音表記(アルファベットの発音表記)が「メイン言語」(日本語)の文字種「片仮名」を用いた発音表記に変換されてテキスト表示エリア101の下段に表示される(ステップS15)。
【0058】
次に、ユーザが言語切替ボタン103に対するタッチ操作を行うと(ステップS31;Yes)、図4(b)に示すように、設定対象の言語が「メイン言語」から「サブ言語」へ切り替えられた後(ステップS32)、現在の設定対象の言語が「サブ言語」であると判定され(ステップS3;No)、世界地図表示エリア102の世界地図における各言語使用域に、その領域での使用言語の言語名が「メイン言語」(日本語)の文字種で表示されることで、言語名の一覧が表示される(ステップS5)。
【0059】
次に、図4(c)に示すように、ユーザがフィリピン人の参加者と挨拶を行おうと考え、言語名「フィリピン語」に対する指定操作を行うと(ステップS21;Yes)、現時点での設定対象の言語が「サブ言語」であると判定され(ステップS22;No)、ユーザにより指定された言語「フィリピン語」が「サブ言語」に設定される(ステップS24)。
【0060】
次に、各国会話集コンテンツ83から指定会話項目(ここでは朝の挨拶の項目)についての各言語のテキストのうち、「メイン言語」(日本語)のテキスト「おはよう」が読み出されてテキスト表示エリア101の上段に表示されるとともに(ステップS10)、「サブ言語」(フィリピン語)のテキスト「Magandang umaga(po).」が読み出されてテキスト表示エリア101の中段に表示される(ステップS11)。
【0061】
次に、各国会話集コンテンツ83から指定会話項目についての「サブ言語」(フィリピン語)のテキストの発音表記(アルファベットの発音表記)が読み出され(ステップS12)、この発音表記に「メイン言語」(日本語)の文字種が用いられていないと判定され(ステップS13;No)、当該発音表記(アルファベットの発音表記)が「メイン言語」(日本語)の文字種「片仮名」を用いた発音表記に変換されてテキスト表示エリア101の下段に表示される(ステップS15)。これにより、ユーザはフィリピン語での朝の挨拶を発音することができる。
【0062】
次に、ユーザが装置本体9の向きを変化させ(ステップS41;Yes)、装置本体9を水平回転させてフィリピン人の参加者に電子辞書1を渡すと(ステップS42;Yes)、設定対象の言語が「メイン言語」にされるとともに、現時点での「メイン言語」の言語(日本語)と「サブ言語」の言語(フィリピン語)とが入れ替えられる(ステップS45)。
【0063】
次に、現在の設定対象の言語が「メイン言語」であると判定され(ステップS3;Yes)、図5(a)に示すように、世界地図表示エリア102の世界地図における各言語使用域に、その領域での使用言語の言語名が当該言語の文字種で表示されることで、言語名の一覧が表示される(ステップS4)。
【0064】
次に、各国会話集コンテンツ83から指定会話項目(ここでは朝の挨拶の項目)についての各言語のテキストのうち、「メイン言語」(フィリピン語)のテキスト「Magandang umaga(po).」が読み出されてテキスト表示エリア101の上段に表示されるとともに(ステップS10)、「サブ言語」(日本語)のテキスト「おはよう」が読み出されてテキスト表示エリア101の中段に表示される(ステップS11)。
【0065】
次に、各国会話集コンテンツ83から指定会話項目についての「サブ言語」(日本語)のテキストの発音表記(アルファベットの発音表記)が読み出され(ステップS12)、この発音表記に「メイン言語」(フィリピン語)の文字種が用いられていないと判定され(ステップS13;No)、当該発音表記(アルファベットの発音表記)が「メイン言語」(フィリピン語)の文字種を用いた発音表記「Ohayo」に変換されてテキスト表示エリア101の下段に表示される(ステップS15)。
【0066】
次に、フィリピン人の参加者が電子辞書1を回転させずにアメリカ人の参加者に渡し、当該アメリカ人が世界地図表示エリア102において言語名「英語」に対する指定操作を行うと(ステップS21;Yes)、現時点での設定対象の言語が「メイン言語」であると判定され(ステップS22;Yes)、指定された言語「英語」が「メイン言語」に設定される(ステップS23)。
【0067】
次に、図5(b)に示すように、各国会話集コンテンツ83から指定会話項目(ここでは朝の挨拶の項目)についての各言語のテキストのうち、「メイン言語」(英語)のテキスト「Good morning.」が読み出されてテキスト表示エリア101の上段に表示されるとともに(ステップS10)、「サブ言語」(日本語)のテキスト「おはよう」が読み出されてテキスト表示エリア101の中段に表示される(ステップS11)。
【0068】
次に、各国会話集コンテンツ83から指定会話項目についての「サブ言語」(日本語)のテキストの発音表記(アルファベットの発音表記)が読み出され(ステップS12)、この発音表記に「メイン言語」(英語)の文字種が用いられていると判定され(ステップS13;Yes)、当該発音表記(アルファベットの発音表記)がテキスト表示エリア101の下段に表示される(ステップS14)。
【0069】
次に、アメリカ人の参加者が電子辞書1を回転させずに中国人の参加者に渡し、当該中国人が世界地図表示エリア102において言語名「中国語」に対する指定操作を行うと(ステップS21;Yes)、現時点での設定対象の言語が「メイン言語」であると判定され(ステップS22;Yes)、指定された言語「中国語」が「メイン言語」に設定される(ステップS23)。
【0070】
次に、図5(c)に示すように、各国会話集コンテンツ83から指定会話項目(ここでは朝の挨拶の項目)についての各言語のテキストのうち、「メイン言語」(中国語)のテキスト「早上好」が読み出されてテキスト表示エリア101の上段に表示されるとともに(ステップS10)、「サブ言語」(日本語)のテキスト「おはよう」が読み出されてテキスト表示エリア101の中段に表示される(ステップS11)。
【0071】
次に、各国会話集コンテンツ83から指定会話項目についての「サブ言語」(日本語)のテキストの発音表記(アルファベットの発音表記)が読み出され(ステップS12)、この発音表記に「メイン言語」(中国語)の文字種が用いられていないと判定され(ステップS13;No)、当該発音表記(アルファベットの発音表記)が「メイン言語」(中国語)の文字種(ここではピンイン)を用いた発音表記に変換されてテキスト表示エリア101の下段に表示される(ステップS15)。
【0072】
以上の電子辞書1によれば、図3のステップS10〜S15、図4図5等に示したように、メイン言語及びサブ言語をそれぞれ1つずつ指定すると、何れかの項目についての各言語のテキストのうち、メイン言語のテキストとサブ言語のテキストとが表示され、サブ言語のテキストの発音表記として、メイン言語の文字種を用いた発音表記が表示されるので、外国人が自国語と他国語をメイン言語、サブ言語として指定することにより、当該外国人にとっての自国語の文字種を用いた発音表記を見て、他国語のテキストを発音することができる。従って、外国人と容易に意思疎通することができる。
【0073】
また、図3のステップS4,S23や図4図5等に示したように、複数言語の各言語名が当該言語の文字種で表されて表示された状態で、ユーザ操作に基づいて何れかの言語名の言語がメイン言語として指定されるので、ユーザが何れの言語を母国語とする場合であっても、容易に自国語を認識してメイン言語として指定することができる。また、図3のステップS5,S24や図4図5等に示したように、メイン言語の文字種で複数言語の各言語名が表された状態で、ユーザ操作に基づいて何れかの言語名の言語がサブ言語として指定されるので、ユーザが容易にサブ言語を指定することができる。
【0074】
また、図3のステップS41〜S45や図5等に示したように、装置本体9の向きの変化が検知された場合に、メイン言語の言語とサブ言語の言語とを入れ替えて表示内容が更新されるので、使用言語の異なるユーザ同士が装置本体を交互に渡すことで、メイン言語の言語とサブ言語の言語とが入れ替えられて表示内容が更新されることとなる。従って、装置本体9を交互に渡すことにより、それぞれ自分にとっての自国語の文字種を用いた発音表記を見て、相手の言語のテキストを発音することができる。
【0075】
また、図3のステップS45,S23や図5等に示したように、メイン言語の言語とサブ言語の言語とが入れ替えられて表示内容が更新された場合に、ユーザ操作に基づいて複数言語からメイン言語が指定し直されるので、一方の言語のユーザから他方の言語のユーザに装置本体9を渡した場合に、他方の言語のユーザがメイン言語を設定し直すことができる。
【0076】
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0077】
例えば、本発明に係る情報表示装置を電子辞書1として説明したが、本発明が適用可能なものは、このような製品に限定されず、携帯電話、パソコン、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機などの電子機器全般に適用可能である。また、本発明に係る情報表示プログラム81は、電子辞書1に対して着脱可能なメモリカード、CD等に記憶されることとしてもよい。
【0078】
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
表示手段と、
互いに対訳関係にある複数言語のテキストを対応付けて項目ごとに記憶するとともに、各テキストの発音表記を当該テキストに対応付けて記憶する対訳テキスト記憶手段と、
ユーザ操作に基づいて、前記複数言語からメイン言語及びサブ言語をそれぞれ1つずつ指定する言語指定手段と、
前記対訳テキスト記憶手段に記憶された何れかの項目についての各言語のテキストのうち、メイン言語のテキストとサブ言語のテキストとを前記表示手段に表示させる対訳テキスト表示制御手段と、
前記サブ言語のテキストの発音表記として、メイン言語の文字種を用いた発音表記を前記表示手段に表示させる発音表記表示制御手段と、
を備えることを特徴とする情報表示装置。
<請求項2>
請求項1記載の情報表示装置において、
前記発音表記表示制御手段は、
メイン言語の文字種を用いた発音表記が前記対訳テキスト記憶手段に記憶されている場合には、当該発音表記をそのまま前記表示手段に表示させ、
メイン言語とは異なる言語の文字種を用いた発音表記が前記対訳テキスト記憶手段に記憶されている場合には、当該発音表記を、メイン言語の文字種を用いた発音表記に変換して表示させることを特徴とする情報表示装置。
<請求項3>
請求項1または2記載の情報表示装置において、
前記言語指定手段は、
前記複数言語の各言語名を当該言語の文字種で表して、言語名の一覧を前記表示手段に表示させる第1の言語名一覧表示制御手段と、
ユーザ操作に基づいて、前記第1の言語名一覧表示制御手段により一覧表示された何れかの言語名の言語を、メイン言語として指定するメイン言語指定手段と、
前記複数言語の各言語名を、メイン言語の文字種で表して、言語名の一覧を前記表示手段に表示させる第2の言語名一覧表示制御手段と、
ユーザ操作に基づいて、前記第2の言語名一覧表示制御手段により一覧表示された何れかの言語名の言語を、サブ言語として指定するサブ言語指定手段と、
を有することを特徴とする情報表示装置。
<請求項4>
請求項1〜3の何れか一項に記載の情報表示装置において、
当該情報表示装置の装置本体の向きの変化を検知する方向変化検知手段と、
前記方向変化検知手段により前記装置本体の向きの変化が検知された場合に、メイン言語の言語とサブ言語の言語とを入れ替えて前記表示手段による表示内容を更新させる言語変更手段と、
を備えることを特徴とする情報表示装置。
<請求項5>
請求項4記載の情報表示装置において、
前記言語指定手段は、
前記言語変更手段により前記表示手段による表示内容が更新された場合に、ユーザ操作に基づいて前記複数言語からメイン言語を指定し直すことを特徴とする情報表示装置。
<請求項6>
請求項4または5記載の情報表示装置において、
前記方向変化検知手段により前記装置本体の向きが上下逆に変化したと検知された場合に、前記表示手段による表示内容を上下逆向きに変更して更新させる上下変換手段を備えることを特徴とする情報表示装置。
<請求項7>
表示手段と、
互いに対訳関係にある複数言語のテキストを対応付けて項目ごとに記憶するとともに、各テキストの発音表記を当該テキストに対応付けて記憶する対訳テキスト記憶手段と、
を有するコンピュータに、
ユーザ操作に基づいて、前記複数言語からメイン言語及びサブ言語をそれぞれ1つずつ指定する言語指定機能と、
前記対訳テキスト記憶手段に記憶された何れかの項目についての各言語のテキストのうち、メイン言語のテキストとサブ言語のテキストとを前記表示手段に表示させる対訳テキスト表示制御機能と、
前記サブ言語のテキストの発音表記として、メイン言語の文字種を用いた発音表記を前記表示手段に表示させる発音表記表示制御機能と、
を実現させることを特徴とする情報表示プログラム。
【符号の説明】
【0079】
1 電子辞書
20 CPU
30 入力部
40 表示部
50 加速度センサ
80 フラッシュROM
81 情報表示プログラム
83 各国会話集コンテンツ
図1
図2
図3
図4
図5