特許第5939215号(P5939215)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社クリスタル研究所の特許一覧

<>
  • 特許5939215-水活性化装置 図000003
  • 特許5939215-水活性化装置 図000004
  • 特許5939215-水活性化装置 図000005
  • 特許5939215-水活性化装置 図000006
  • 特許5939215-水活性化装置 図000007
  • 特許5939215-水活性化装置 図000008
  • 特許5939215-水活性化装置 図000009
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5939215
(24)【登録日】2016年5月27日
(45)【発行日】2016年6月22日
(54)【発明の名称】水活性化装置
(51)【国際特許分類】
   C02F 1/48 20060101AFI20160609BHJP
【FI】
   C02F1/48 A
【請求項の数】3
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-175407(P2013-175407)
(22)【出願日】2013年8月27日
(65)【公開番号】特開2015-44136(P2015-44136A)
(43)【公開日】2015年3月12日
【審査請求日】2015年8月21日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】509285447
【氏名又は名称】株式会社クリスタル研究所
(74)【代理人】
【識別番号】100082669
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 賢三
(74)【代理人】
【識別番号】100095337
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 伸一
(74)【代理人】
【識別番号】100095061
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 恭介
(72)【発明者】
【氏名】若槻 貞次郎
(72)【発明者】
【氏名】堀谷 義男
【審査官】 片山 真紀
(56)【参考文献】
【文献】 特開平11−207356(JP,A)
【文献】 特開2001−29775(JP,A)
【文献】 特開平11−33555(JP,A)
【文献】 特開2007−69192(JP,A)
【文献】 特開2000−218277(JP,A)
【文献】 中国実用新案第2464718(CN,Y)
【文献】 中国特許第101407357(CN,B)
【文献】 国際公開第2012/146217(WO,A2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C02F 1/48
Japio−GPG/FX
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
水が流れる複数の流路部が形成された筒状部材が備えられ、
前記流路部が、
前記水が順流方向に流れる複数の第一順流路部と、
前記第一順流路部を流れた前記水が逆流方向に流れる単一の逆流路部と、
前記第一順流路部と並列して配置され、前記逆流路部を流れた前記水が前記順流方向に流れる複数の第二順流路部と、
から構成され、
前記逆流路部が、
前記第一順流路部に形成された流出口部と対面して備えられた下流側遮断板と、
前記第二順流路部に形成された流入口部と対面して備えられた上流側遮断板と、
前記下流側遮断板と前記上流側遮断板とで区切られた区域と、
から構成され、
前記水が流れる方向と交差する方向に並列して配置されると共に、前記第一順流路部および前記第二順流路部のそれぞれを挟んで配置された複数の永久磁石が備えられ、
前記流出口部から流出した前記水が、前記下流側遮断板に衝突して反転させられ、前記逆流路部を流れて前記上流側遮断板に衝突して反転させられ、前記流入口部から流入する
ことを特徴とする水活性化装置。
【請求項2】
前記第一順流路部を挟んで配置された前記永久磁石の間隔、および前記第二順流路部を挟んで配置された前記永久磁石の間隔が、それぞれ0.5mmから8mmである
ことを特徴とする請求項1に記載された水活性化装置。
【請求項3】
前記永久磁石が、前記水が流れる方向に6個並べられ、前記水が流れる方向と交差する方向に5列並列して配置されると共に、前記第一順流路部および前記第二順流路部のそれぞれを挟んで配置された
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載された水活性化装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁場を通すことで活性化した水を生成する水活性化装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、水道管などを永久磁石で挟むことで管内に磁場を生じさせ、この磁場を通して水を活性化させるものとして、例えば下記特許文献1に記載された水の活性化装置が提案されている。この装置によれば、対向させたS極とN極との間に通水管が挟まれている。S極とN極との間に生じた磁場を通った水は、通る前と比較して水分子に多くの電子が含まれ、なおかつクラスターが小さくなって活性化されると考えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3469541号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した水の活性化は、通過させる磁場の強さを増加させることで効果が更に向上すると考えられている。したがって本発明は、多くの強い磁場に水をさらして、活性化した水を生成することができる水活性化装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明に係る水活性化装置は、水が流れる複数の流路部が形成された筒状部材が備えられ、前記流路部が、前記水が順流方向に流れる第一順流路部と、前記第一順流路部を流れた前記水が逆流方向に流れる逆流路部と、前記第一順流路部と並列して配置され、前記逆流路部を流れた前記水が前記順流方向に流れる第二順流路部と、から構成され、前記水が流れる方向と交差する方向に並列して配置されると共に、前記第一順流路部および前記第二順流路部のそれぞれを挟んで配置された複数の永久磁石が備えられたことを特徴としている。
【0006】
本発明に係る水活性化装置は、前記逆流路部が、前記第一順流路部に形成された流出口部と対面して備えられた下流側遮断板と、前記第二順流路部に形成された流入口部と対面して備えられた上流側遮断板と、前記下流側遮断板と前記上流側遮断板とで区切られた区域とから構成されたことを特徴としている。
【0007】
本発明に係る水活性化装置は、前記第一順流路部を挟んで配置された前記永久磁石の間隔、および前記第二順流路部を挟んで配置された前記永久磁石の間隔が0.5mmから8mmであることを特徴としている。
【0008】
本発明に係る水活性化装置は、前記永久磁石が、前記水が流れる方向に6個並べられ前記水が流れる方向と交差する方向に5列並列して配置されると共に、前記第一順流路部および前記第二順流路部のそれぞれを挟んで配置されたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る水活性化装置は、上記した構成である。この構成により、水は第一順流路部で磁場にさらされた後、逆流して逆流路部を流れ、第二順流路部で更に磁場にさらされる。したがって、筒状部材の内部の限られた空間で多くの磁場に水をさらして、活性化した水を生成することができる。
【0010】
また、上記した構成により、並列して配置された永久磁石間に生じた磁場はベクトル量が加算される。したがって、水がさらされる磁場を強化させ、活性化した水を生成することができる。
【0011】
本発明に係る水活性化装置は、逆流路部が、第一順流路部に形成された流出口部と対面して備えられた下流側遮断板と、第二順流路部に形成された流入口部と対面して備えられた上流側遮断板と、下流側遮断板と上流側遮断板とで区切られた区域と、から構成されている。この構成により、第一順流路部の流出口部から流出した水が下流側遮断板に衝突し、流路が順流方向から逆流方向に反転させられて逆流する。逆流した水は上流側遮断板に衝突し、流路が逆流方向から順流方向に反転させられて第二順流路部の流入口部から流入する。しがたって、小型化することが困難であるU字やS字の管部材などで各順流路部と逆流路部とを連結する必要がなく、各部材を容易に小型化することができる。
【0012】
本発明に係る水活性化装置は、第一順流路部を挟んで配置された永久磁石の間隔、および第二順流路部を挟んで配置された永久磁石の間隔が、それぞれ0.5mmから8mmである。この構成により強い磁場が形成され、従前の方法では得られなかった多量の電子が水分子に含まれ、従前の方法よりも小さいクラスターが得られる。したがって、強い磁場に水をさらして、活性化した水を生成することができる。
【0013】
本発明に係る水活性化装置は、永久磁石が、水が流れる方向に6個並べられ、水が流れる方向と交差する方向に5列並列して配置されると共に、第一順流路部および第二順流路部のそれぞれを挟んで配置されている。したがって、多くの強い磁場に水をさらして、活性化した水を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の実施形態に係る水活性化装置の縦断面図である。
図2】本発明の実施形態に係る水活性化装置のA−A横断面図である。
図3】本発明の実施形態に係る水活性化装置のB−B横断面図である。
図4】本発明の実施形態に係る水活性化装置のC−C横断面図である。
図5】本発明の実施形態に係る水活性化装置のD−D横断面図である。
図6】比較例と比較した本発明の実施例の効果を説明する横断面説明図であり、(a)および(b)が比較例、(c)が本発明の実施例である。
図7】比較例と比較した本発明の実施例の効果を説明する縦断面説明図であり、(a)および(b)が比較例、(c)が本発明の実施例である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係る水活性化装置としての電子水装置10の縦断面が示され、また図2図3図4および図5は本発明の実施形態に係る電子水装置10の横断面図が示されている。
【0016】
図1において、本実施形態に係る電子水装置10は、筒状に形成されて水(図示省略)が通り抜ける筒状部材20、この筒状部材20の内側に形成された複数の流路部、水が流れる方向と交差する方向に並列して配置されると共に、それぞれの流路部を挟んで配置された複数の永久磁石50、から構成されている。流路部は、第一順流路部31、第二順流路部34、および逆流路部40、から構成されている(図3および図4参照)。
【0017】
筒状部材20はほぼ円筒状であり、水流の上流側である上流口部21が一端側に形成され、水流の下流側である下流口部22が他端側に形成されている。筒状部材20の内側は、筒状部材20の内径に合わせて形成された2枚の遮断板が取り付けられている。遮断板は上流口部21の近傍に取り付けられた上流側遮断板23と、下流口部22の近傍に取り付けられた下流側遮断板24である。この各遮断板23,24によって内側が区切られ、筒状部材20は水が流れる方向に3つの区域が形成されている。3つの区域は、上流口部21側が上流区域25、下流口部22側が下流区域26、上流区域25と下流区域26との間が流通区域27である。
【0018】
流通区域27は隔離板28によって区切られ(図3および図4参照)、水が流れる方向と交差する方向に並列する2つの流路部が形成されている。2つの流路部は順流路部30、および逆流路部40である。順流路部30は、水が上流口部21側から下流口部22側に流れる方向である順流方向4に形成され、一方、逆流路部40は、水が下流口部21側から上流口部22側に逆流する方向である逆流方向5に形成されている。
【0019】
順流路部30は、水が流れる方向と交差する方向に並列した4本の角型水路が取り付けられている。角型水路は、例えば断面が四角形に形成された直線状のパイプである。角型水路のうち、2本が第一順流路部31であり、2本が第二順流路部34である。各順流路部31,34は、水が流入する流入口部と水が流出する流出口部が先端に形成されている。なお、各順流路部31,34の数は任意である。
【0020】
第一順流路部31は、第一流入口部32が上流側遮断板23を貫通して上流区域25で開口され、第一流出口部33が流通区域27で下流側遮断板24と対面している。第一流出口部33は、下流側遮断板24の近傍に取り付けられた下流側保持板38に支持されている。第一順流路部31によって上流区域25から流通区域27への水の流路が形成されている。
【0021】
第二順流路部34は、第二流入口部35が流通区域27で上流側遮断板23と対面し、第二流出口部36が下流側遮断板24を貫通して下流区域26で開口されている。第二流入口部35は、上流側遮断板23の近傍に取り付けられた上流側保持板37に支持されている。第二順流路部34によって流通区域27から下流区域26への水の流路が形成されている。
【0022】
上流側保持板37および下流側保持板38は、ほぼ半円形に形成され、隔離板28の両端に取り付けられている(図3および図4参照)。
【0023】
逆流路部40は、第一順流路部31の第一流出口部33と対面して配置された下流側遮断板24、第二順流路部34の第二流入口部35と対面して配置された上流側遮断板23、および下流側遮断板24と上流側遮断板23とで区切られた流通区域27とから形成されている。逆流路部40は、第一順流路部31の第一流出口部33と第二順流路部34の第二流入口部35とが開口されている(図3および図4参照)。なお、逆流路部が各順流路部31,34と同様に、永久磁石50に挟まれた角型水路によって構成されていてもよい。
【0024】
永久磁石50は、例えばネオジウムであり、水が流れる方向と交差する方向に並列して配置されると共に、各順流路部31,34を挟んで配置されている。すなわち、各順流路部31,34は一つの面(上面)に、水が流れる方向に沿って6個の永久磁石50が一列に並べられて取り付けられ、この各永久磁石50の対となる6個の永久磁石50が、反対側の面(下面)に一列に並べられて取り付けられている。各順流路部31,34を挟んだ一対の永久磁石50の間隔は約0.5mmから約8mmである。本実施形態では各順流路部31,34が4本から構成されているため、5列の永久磁石50が取り付けられている。並列した各順流路部31,34間のうち、端に配置された各順流路部31,34に取り付けられた1列目の永久磁石50および5列目の永久磁石50は、各順流路部31,34と接触していない側に、ヨークとしての鉄板51が取り付けられている。なお、対としての永久磁石50の数、永久磁石50の列の数などは任意であり、各順流路部31,34の長さや間隔などに応じて変更される。
【0025】
以上のとおり電子水装置10が形成されている。
【0026】
次に、本実施形態に係る作用を説明する。
【0027】
電子水装置10は水道管(図示せず)などに直列に取り付けられ、筒状部材20の内側を水が通り抜ける。筒状部材20では、水が上流区域25に流入し、流通区域27で活性化され、下流区域26から流出する。
【0028】
上流区域25では、上流口部21から流入した水が第一流入口部32に流入して第一順流路部31を流れる(第一順流経路1)。
【0029】
流通区域27では、第一順流路部31を流れる水が、永久磁石50によって順流方向4と交差する方向に生じた磁場にさらされ、第一流出口部33から流出する。第一流出口部33から流出した水は下流側遮断板24に衝突し、流路が順流方向4から逆流方向5に反転させられて逆流する(逆流経路3)。逆流した水は逆流路部40を流れて上流側遮断板23に衝突し、流路が逆流方向5から順流方向4に反転させられて第二流入口部35から流入して第二順流路部34を流れる(第二順流経路2)。第二順流路部34を流れる水は、永久磁石50によって順流方向4と交差する方向に生じた磁場にさらされ、第二流出口部36から流出する。
【0030】
下流区域26では、第二流出口部36から流出した水が下流口部22から流出する。
【0031】
次に、本実施形態の効果を説明する。
【0032】
上記したとおり、本実施形態によれば、電子水装置10は流通区域27が隔離板28によって区切られ(図3および図4参照)、順流路部30と逆流路部40が、水が流れる方向と交差する方向に並列して形成されている。順流路部30は、水が流れる方向と交差する方向に並列した4本の角型水路が取り付けられ、角型水路のうち、2本が第一順流路部31であり、2本が第二順流路部34である。各順流路部31,34は一つの面(上面)に、水が流れる方向に沿って6個の永久磁石50が一列に並べられて取り付けられ、この各永久磁石50の対となる6個の永久磁石50が、反対側の面(下面)に一列に並べられて取り付けられている。
【0033】
この構成により、第一順流路部31を流れる水が、永久磁石50によって順流方向4と交差する方向に生じた磁場にさらされた後、逆流して逆流路部40を流れ、第二順流路部34を流れて、永久磁石50によって順流方向4と交差する方向に生じた磁場にさらされる。すなわち、水が筒状部材20の中を順流方向4に流れる回数が二回となる。したがって、筒状部材20の内部の限られた空間で多くの磁場に水をさらして、活性化した水を生成することができる。
【0034】
また、上記した構成により、一列の永久磁石50が(例えば2列目、3列目、および4列目の永久磁石が)、並列するそれぞれの各順流路部31,34の磁極を担っているため、永久磁石50の数が少なくて済む。
【0035】
本実施形態によれば、各順流路部31,34が4本から構成されているため、5列の永久磁石50が取り付けられている。この構成により、水が流れる方向と交差する方向に並列して配置された永久磁石50間に生じた磁場はベクトル量が加算される。したがって、水がさらされる磁場を強化させ、活性化した水を生成することができる。また、永久磁石50を並列させることで、同じ数の永久磁石50を直列に並べた場合と比較して、磁場を強化することができる。
【0036】
本実施形態によれば、逆流路部40は、第一順流路部31の第一流出口部33と対面して配置された下流側遮断板24、第二順流路部34の第二流入口部35と対面して配置された上流側遮断板23、および下流側遮断板24と上流側遮断板23とで区切られた流通区域27とから形成されている。この構成により、第一流出口部33から流出した水は下流側遮断板24に衝突し、流路が順流方向4から逆流方向5に反転させられて逆流する(逆流経路3)。逆流した水は逆流路部40を流れて上流側遮断板23に衝突し、流路が逆流方向5から順流方向4に反転させられて第二流入口部35から流入して第二順流路部34を流れる(第二順流経路2)。しがたって、小型化することが困難であるU字やS字の管部材などで各順流路部31,34と逆流路部40とを連結する必要がなく、各部材を容易に小型化することができる。
【0037】
本実施形態によれば、第一順流路部31を挟んで配置された永久磁石50の間隔、および第二順流路部34を挟んで配置された一対の永久磁石50の間隔が約0.5mmから約8mmである。この構成により、強い磁場が形成される。したがって、強い磁場に水をさらして、活性化した水を生成することができる。
【0038】
本実施形態によれば、水が流れる方向に沿って6個の永久磁石50が一列に並べられて取り付けられ、この永久磁石50の列が5列取り付けられている。したがって、多くの強い磁場に水をさらして、活性化した水を生成することができる。
【実施例】
【0039】
次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図6および図7は、比較例と比較した実施例の効果が示されている。
【0040】
<実施例>
図6(c)および図7(c)において、永久磁石50は、水が流れる方向に一列に並べられた数が6個、水が流れる方向と交差する方向に並列した列が5列(すなわち、各順流路部31,34を挟む永久磁石50の組数がそれぞれ6組であるため全体として12組)、各順流路部31,34を挟んだ間隔が約5mmである。永久磁石50間に生じた磁場は磁界の強さが、H=K/52(Kは定数)である。電子を作る能力(永久磁石50の1組当たりの磁界の強さの比×永久磁石50の組数)は、49×12=588である。
【0041】
<比較例1>
図6(a)および図7(a)において、永久磁石は、水が流れる方向に一列に並べられた数が4個、水が流れる方向と交差する方向に並列した列が2列(すなわち4組)、各順流路部を挟んだ間隔が約35mmである。永久磁石間の生じた磁場は磁界の強さが、H1=K/352(Kは定数)である。電子を作る能力は、1×4=4である。
【0042】
<比較例2>
図6(b)および図7(b)において、永久磁石は、水が流れる方向に一列に並べられた数が7個、水が流れる方向と交差する方向に並列した列が2列(すなわち7組)、各順流路部を挟んだ間隔が約27.5mmである。永久磁石間の生じた磁場は磁界の強さが、H2=K/27.52(Kは定数)である。電子を作る能力は、1.6×7=11.2である。
【0043】
比較例1を基準として、比較例1、比較例2および実施例を対比すれば、表1のとおりとなる。
【0044】
【表1】
【0045】
詳説すれば、磁場の間を通過する水に発生する電子の量は、ファラデーの発電原理に則り磁界の強さに比例する。磁界の強さは永久磁石間の距離の2乗に反比例するため、永久磁石間の距離が縮まれば磁界の強さが増す。また、永久磁石の数が多ければ、水が磁場を通過する回数が増えるため、水に含まれる電子の量が増加する。電子水装置10の内部を水が往復して磁場を通過することにより、限られた長さの中で水が通過する磁場の強さが増加するため、水に発生する電子の量が増加する。さらに、5列の永久磁石をそれぞれ5mm以下の間隔を空けて配置することで、各磁場はベクトル量が加算され、比較例では実現できない強さの磁場を生じさせることができる。
【0046】
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。そして本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
【符号の説明】
【0047】
1 第一順流経路
2 第二順流経路
3 逆流経路
4 順流方向
5 逆流方向
10 電子水装置(水活性化装置)
20 筒状部材
21 上流口部
22 下流口部
23 上流側遮断板
24 下流側遮断板
25 上流区域
26 下流区域
27 流通区域
28 隔離板
30 順流路部
31 第一順流路部
32 第一流入口部
33 第一流出口部
34 第二順流路部
35 第二流入口部
36 第二流出口部
37 上流側保持板
38 下流側保持板
40 逆流路部
50 永久磁石
51 鉄板
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7