【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するために、本発明の食品製品では、一次産品である所定の食品と、前記食品が生産された生産地の地番が表示されると共に、同生産地に形成された標識の画像であり、かつ、前記食品と共に提供される付属物とを備える。
【0011】
また、本発明の食品製品では、一次産品である所定の食品と、前記食品が生産された生産地の地番が表示されると共に、同生産地に形成された標識が存在する旨の記載であり、かつ、前記食品と共に提供される標識存在説明部とを備える。
【0012】
更に、本発明の食品製品の提供方法では、一次産品である所定の食品が生産された生産地に、同生産地の地番が表示された標識を形成する工程と、前記標識を形成した後に、前記食品を、前記標識が存在する旨の記載である標識存在説明部と共に提供する工程とを備える。
【0013】
また、本発明の食品製品の提供方法では、一次産品である所定の食品が生産された生産地に、同生産地の地番が表示された標識を形成する工程と、前記標識を形成した後に、前記食品を、前記標識が存在する旨の記載である標識存在説明部を見せて提供する工程とを備える。
【0014】
ここで、食品(一次産品)が生産された生産地に形成された標識に、生産地の地番が表示されていることによって、食品製品の購入者が食品の生産地に足を運んだ場合に、生産地の地番を確認することができる。そして、食品製品の購入者が食品の生産地に足を運んだ場合に、食品の生産地をしっかりと把握でき、確認できることによって、安心して食品製品を選択することが可能となる。
なお、土地には地番があるものの、表示がなされておらず、標識が形成されない場合には、食品製品の購入者は地番を確認することができない点を、念のために付言する。
【0015】
また、食品(一次産品)と共に、食品の名称と、食品を生産した生産者の情報と、食品が生産された生産地の情報とを含む情報である食品情報を提供しても良い。同様に、食品(一次産品)と共に、食品の名称と、食品を生産した生産者の情報と、食品が生産された生産者の情報とを含む情報に通信回線を介してアクセス可能な情報である食品情報を提供しても良い。
【0016】
ここで、食品情報中の食品の名称によって、食品を特定することができる。同様に、食品情報から通信回線を介してアクセス可能な情報中の食品の名称によって、食品を特定することができる。
【0017】
また、食品情報中の食品を生産した生産者の情報、及び、食品情報中の食品が生産された生産地の情報によって、生産者自身が食品に対して責任の所在を明らかにすることができる。同様に、食品情報から通信回線を介してアクセス可能な情報中の食品を生産した生産者の情報、及び、食品情報から通信回線を介してアクセス可能な情報中の食品が生産された生産地の情報によって、生産者自身が食品に対して責任の所在を明らかにすることができる。
【0018】
なお、「食品を生産した生産者」とは、食品(最終製品)を生産した者のみならず、最終製品である食品が生産される過程において関与した者の全てを含む意味である。
【0019】
また、「食品が生産された生産地」は、生産国や生産県といったおおよその地域が特定できるというものではなく、生産地の地番を含む情報である。この様に、実際の生産の現場を特定できるほどの詳細な情報であるために、例えば、食品製品の購入者が生産現場に足を運び、生産の現場を確認することが可能となる。
なお、「食品が生産された生産地」として、牛舎、豚舎、鶏舎、養殖場、田、畑、山林等が挙げられる。
【0020】
更に、生産者の情報に、生産者の電話番号、生産者のファクシミリ番号、生産者の電子メールアドレス、若しくは、生産者のホームページアドレスの少なくとも1つである生産者の連絡先情報が含まれている場合には、食品製品の購入者が食品の生産者に直接連絡できることとなり、より一層、安心して食品製品を選択することが可能となる。
【0021】
また、標識の画像である付属物によって、食品製品の購入者に標識の存在を知らしめることができ、食品製品の消費者は、より一層安心して食品製品を選択することが可能となる。
【0022】
同様に、標識が存在する旨の記載である標識存在説明部によって、食品製品の購入者に標識の存在を知らしめることができ、食品製品の消費者は、より一層安心して食品製品を選択することが可能となる。
【0023】
また、上記の目的を達成するために、本発明の食品製品は、二次産品である所定の食品と、前記食品の原料が生産された生産地の地番が表示されると共に、同生産地に形成された標識の画像であり、かつ、前記食品と共に提供される付属物とを備える。
【0024】
更に、本発明の食品製品は、二次産品である所定の食品と、前記食品の原料が生産された生産地の地番が表示されると共に、同生産地に形成された標識が存在する旨の記載であり、かつ、前記食品と共に提供される標識存在説明部とを備える。
【0025】
また、本発明の食品製品の提供方法は、二次産品である所定の食品の原料が生産された生産地に、同生産地の地番が表示された標識を形成する工程と、前記標識を形成した後に、前記食品を、前記標識が存在する旨の記載である標識存在説明部と共に提供する工程とを備える。
【0026】
また、本発明の食品製品の提供方法は、二次産品である所定の食品の原料が生産された生産地に、同生産地の地番が表示された標識を形成する工程と、前記標識を形成した後に、前記食品を、前記標識が存在する旨の記載である標識存在説明部を見せて提供する工程とを備える。
【0027】
ここで、食品(二次産品)の原料が生産された生産地に形成された標識に、生産地の地番が表示されていることによって、食品製品の購入者が食品の原料の生産地に足を運んだ場合に、生産地の地番を確認することができる。そして、食品製品の購入者が食品の原料の生産地に足を運んだ場合に、食品の原料の生産地をしっかり把握でき、確認できることによって、安心して食品製品を選択することが可能となる。
なお、土地には地番があるものの、表示がなされておらず、標識が形成されない場合には、食品製品の購入者は地番を確認することができない点を、念のために付言する。
【0028】
また、食品(二次産品)と共に、標識に対応する食品の原料の名称と、標識に対応する食品の原料を生産した生産者の情報と、標識に対応する食品の原料が生産された生産地の情報とを含む情報である食品情報を提供しても良い。同様に、食品(二次産品)と共に、標識に対応する食品の原料の名称と、標識に対応する食品の原料を生産した生産者の情報と、標識に対応する食品の原料が生産された生産地の情報とを含む情報に通信回線を介してアクセス可能な情報である食品情報を提供しても良い。
【0029】
ここで、食品情報中の食品の原料(標識に対応した原料)の名称によって、食品の原料を特定することができる。同様に、食品情報から通信回線を介してアクセス可能な情報中の食品の原料(標識に対応した原料)の名称によって、食品の原料を特定することができる。
【0030】
また、食品情報中の食品の原料(標識に対応した原料)を生産した生産者の情報、及び、食品情報中の食品の原料(標識に対応した原料)が生産された生産地の情報によって、生産者自身が食品の原料に対して責任の所在を明らかにすることができる。同様に、食品情報から通信回線を介してアクセス可能な情報中の食品の原料(標識に対応した原料)を生産した生産者の情報、及び、食品情報から通信回線を介してアクセス可能な情報中の食品の原料(標識に対応した原料)が生産された生産地の情報によって、生産者自身が食品の原料に対して責任の所在を明らかにすることができる。
【0031】
なお、「食品の原料を生産した生産者」とは、食品の原料(原料としての最終製品)を生産した者のみならず、最終製品である食品の原料が生産される過程において関与した者の全てを含む意味である。
【0032】
また、「食品の原料が生産された生産地」は、生産国や生産県といったおおよその地域が特定できるというものではなく、生産地の地番を含む情報である。この様に、実際の生産の現場を特定できるほどの詳細な情報であるために、例えば、食品製品の購入者が生産現場に足を運び、生産の現場を確認することが可能となる。
なお、「食品の原料が生産された生産地」として、牛舎、豚舎、鶏舎、養殖場、田、畑、山林等が挙げられる。
更に、「食品の原料が生産された生産地」の情報と共に、「食品の生産地」の情報を提供しても良い。例えば、食品の生産工場の所在地等の情報を提供しても良い。
【0033】
更に、生産者の情報に、生産者の電話番号、生産者のファクシミリ番号、生産者の電子メールアドレス、若しくは、生産者のホームページアドレスの少なくとも1つである生産者の連絡先情報が含まれている場合には、食品製品の購入者が食品の原料の生産者に直接連絡できることとなり、より一層、安心して食品製品を選択することが可能となる。
【0034】
また、標識の画像である付属物によって、食品製品の購入者に標識の存在を知らしめることができ、食品製品の消費者は、より一層安心して食品製品を選択することが可能となる。
【0035】
同様に、標識が存在する旨の記載である標識存在説明部によって、食品製品の購入者に標識の存在を知らしめることができ、食品製品の消費者は、より一層安心して食品製品を選択することが可能となる。
【0036】
ところで、ここでの「食品」とは、栄養素の摂取や嗜好を目的とした飲食物(生鮮食品、動物性食品、植物性食品、加工食品、冷凍食品、嗜好食品、調味用材料、健康食品、サプリメント、飲料、加工材料等)を含むことは勿論のこと、医薬品や医薬部外品をも含む趣旨である。例えば、漢方薬も含まれる。また、飼料、養殖用飼料、ドッグフード等、魚や動物を対象としたものも含む趣旨である。
【0037】
また、ここでの「一次産品」とは、加工前の生鮮食品、動物性食品、植物性食品そのものであり、例えば、大根やキャベツ等の野菜、あるいは鶏肉や牛肉等の生肉そのものが該当する。また、例えば、果物、豆類、穀類、魚類も該当する。
【0038】
更に、ここでの「二次産品」とは、未加工の生鮮食品、未加工の動物性食品、未加工の植物性食品を加工した産品であり、もち、饅頭、漬物、野菜炒め、ステーキ、ハンバーグ、ラーメン、弁当、パン、牛乳、チーズ、ビール、ワイン、日本酒、ウイスキー、冷凍食品、ペットボトル入りのお茶やジュース、コーヒー、清涼飲料、レストラン等で提供される一皿毎の食品等が該当する。
【0039】
また、ここでの「画像」とは、静止画のみならず動画も含まれる。例えば、ウェブサイトに掲載された静止画や動画、電子カタログに掲載された静止画や動画、紙カタログに掲載された静止画、その他の各種媒体に掲載された静止画や動画等が挙げられる。