特許第5939602号(P5939602)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5939602スマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5939602
(24)【登録日】2016年5月27日
(45)【発行日】2016年6月22日
(54)【発明の名称】スマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20160609BHJP
【FI】
   G06F13/00 510C
【請求項の数】12
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2015-88853(P2015-88853)
(22)【出願日】2015年4月24日
(65)【公開番号】特開2016-76200(P2016-76200A)
(43)【公開日】2016年5月12日
【審査請求日】2015年4月24日
(31)【優先権主張番号】10-2014-0135709
(32)【優先日】2014年10月8日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】515112883
【氏名又は名称】チェ ヤンミン
(73)【特許権者】
【識別番号】515112894
【氏名又は名称】ホン クンウン
(74)【代理人】
【識別番号】100082658
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 儀一郎
(72)【発明者】
【氏名】チェ ヤンミン
(72)【発明者】
【氏名】ホン クンウン
【審査官】 佐々木 洋
(56)【参考文献】
【文献】 特開2001−297043(JP,A)
【文献】 特開2006−072945(JP,A)
【文献】 特開2004−157991(JP,A)
【文献】 特開2014−003508(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバで、スマート端末をURLアドレスに接続させるコマンドを実行するための実行用データ、スマート端末にアプリをインストールし、インストールしたアプリを実行するためのコマンドの実行用データ及びスマート端末にインストールされた任意のプログラムを実行するためのコマンドの実行用データのうち、いずれか一つの実行用データを数字とマッチングさせて、予めデータベースに記録しておく過程と、
スマート端末の制御部で、ダイヤルキーパッドを介して、コマンドの実行に利用される数字と特殊キーとが組み合わされたコマンドの実行用キーの入力があれば、上記の数字がサーバに転送されて、サーバに記録されたコマンドの実行用テータを検索するよう要求すべく送信する過程と、
上記サーバで上記スマート端末より受信された数字とマッチングするコマンドの実行用データを検索して、該当するコマンドの実行用データを上記スマート端末に転送する過程とを有し、
上記サーバは、国毎に数字とコマンドの実行用データとをマッチングさせて、データベースに記録及び管理し、スマート端末の制御部は、コマンドの実行用データを検索するようにサーバに要求すべく送信する過程で、キー入力された数字と共に該当スマート端末に記録された国家コードをサーバへ転送し、上記サーバは上記スマート端末より受信された数字とマッチングされるコマンドの実行用データを、受信された国家コードに基づいて検索する、
ことを特徴とするスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法。
【請求項2】
前記ダイヤルキーパッド利用コマンドを実行するための専用アプリ或いは前記ダイヤルキーパッド利用コマンド実行機能を含む任意のアプリをスマート端末にインストールした後、コマンド実行用キー入力がある場合は、該当コマンドが実行される、
ことを特徴とする請求項1に記載のスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法。
【請求項3】
前記コマンド実行用数字と特殊キーとの組み合わせは商品に表示され、該当商品に表示された数字と特殊キーをスマート端末のダイヤルキーパッドを介して入力すると、該当商品の情報を提供するウェブページに繋がる、
ことを特徴とする請求項1に記載のスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法。
【請求項4】
前記サーバは、数字と任意のURL或いはアプリをマッチングさせて、予めデータベースに記録しておく過程において、該当URL或いはアプリ所有者情報を一緒に該当数字にマッチングさせて記録し、以降、所有者は該当数字とマッチングされたURL或いはアプリを他のURL或いはアプリに交替できる、
ことを特徴とする請求項1に記載のスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法。
【請求項5】
前記スマート端末の制御部は、サーバにコマンド実行用データの検索を要求すべく送信するために、数字キーと特殊キーとを入力した後、一定時間の間、他の入力がなかったり、数字キーと特殊キーの他に通話ボタンが入力される場合に、検索を要求する、
ことを特徴とする請求項1に記載のスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法。
【請求項6】
前記サーバは、数字とマッチングされたコマンド実行用データの検索要求が受信されると、該当スマート端末にコマンド実行用データを送信する前に該当スマート端末に広告ページを送信する、
ことを特徴とする請求項1に記載のスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法。
【請求項7】
前記コマンド実行用データ検索要求のためのキーを入力する際に、入力される数字と対応するコマンドを該当スマート端末に表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載のスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法。
【請求項8】
前記数字キーと特殊キーとの組み合わせを変え、URL検索機能の他にスマート端末に記録された任意のプログラムが実行される短縮キーとして使用する、
ことを特徴とする請求項1に記載のスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法。
【請求項9】
前記数字は1乃至6桁の数字を使用する、
ことを特徴とする請求項1に記載のスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法。
【請求項10】
前記特殊キーと数字を利用して該当URLアクセス中にサーバは、スマート端末に現在アクセスしようとするURLアドレスの名称とともにポータルサイト名を表示し、ユーザが該当ポータルサイト名或いは該当ポータルサイト名が表示されている画面をタッチする場合、該当ポータルサイトでアクセスしようとするURLアドレス名称に関連する検索画面を表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載のスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法。
【請求項11】
前記サーバは、URLマッチングのための特殊キーと数字キーとの組み合わせの他に、別途の位置に既設定された別途の特殊キーの入力がある場合、ポータルサイトで該当URL関連情報を検索して表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載のスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法。
【請求項12】
前記サーバは、特殊キーと数字キーとの組み合わせを含むコマンド実行用キーの入力がスマートプロダクト製品の実行に関するものである場合、該当アプリが実行されるようにしながらスマート端末がスマートプロダクト製品と通信できるように設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法に関し、より詳細には、ダイヤルキーパッドの特殊記号及び数字キーを利用してウェブページにアクセスしたりアプリをダウンロードしたり、スマート端末にインストールされた任意のプログラム又は機能を実行するなどスマート端末動作のための任意のコマンドを容易に行うことができ、既存の通話機能との混同が発生しないようにするとともに、スマート端末を介したウェブやアプリ使用に慣れていないユーザでも任意の情報に容易にアクセスできるダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法に関する。
【背景技術】
【0002】
移動通信技術は、初期の単純な音声通話機能のみを提供していたのに比して、近年、ショートメッセージサービスを始めとする様々なサービス機能が追加され利用度が大幅に増加しており、特に最近ではWAP(Wireless Application Protocol)、ME(Mobile Explorer)などに代表される無線インターネットサービスが急速に発展してスマートフォン、スマートパッド、スマートテレビなどスマート端末を利用した無線インターネットの使用が普遍化されており、このような無線インターネット及び無線通信技術を基盤とした各種アプリケーションプログラム(以下、アプリと称する)が開発及び利用されている。
【0003】
これにより、スマート端末を利用して最大限迅速且つ効率良く無線インターネット又はアプリケーションプログラムを利用できる技術が開発されており、その例として、大韓民国公開特許第10−2003−0034879号では、各サイトに割り当てられた代表電話番号や個人ホームページに繋がった携帯電話番号又は有線電話番号を入力し、音声通話連結ボタンの代わりに無線インターネット端末に搭載されている無線インターネット接続ボタンや無線インターネット端末内部にプログラムされている無線インターネット接続コマンドを入力して無線インターネットサービスを要求すると、前記電話番号に対応する無線インターネットサイトのURLを生成して無線インターネットサイトにアクセスする技術が公開されており、大韓民国公開特許特第10−2001−0090118号は、会員加入者(個人又は会社)の有無線電話番号、名前(個人、商号、法人名)、固有番号(住民登録番号、事業者登録番号、法人登録番号)及び電子メールアドレス及び/又はウェブサイトアドレスをリンクして保存し、クライアントの要求に応じて前記会員加入者の電子メール及び/又はウェブサイト住所を検索してサービスする方法が公開されている。
【0004】
しかし、上記の大韓民国公開特許第10−2003―0034879号は、無線インターネットサービスを要求するためには、無線インターネット端末に専用のボタンがなければならないか、それとも、無線インターネット端末の特定キーを組み合わせて作成したファンクションキーや、無線インターネット端末内部に設けられた無線インターネットアクセスプログラムのインターフェースを介してのみ無線インターネットに接続するプロセスを開始することができるので、専用の端末でのみ可能になるという問題がある。また、電話番号入力段階までには、スマート端末で無線インターネットサービスを要求しているのかどうか、通話を要求しているのかどうかを判断することはできず、電話番号の入力後に入力されるコマンドに応じて、通話或いは無線インターネットサービスのうち該当機能が行われ、一般的に電話番号を入力した後は通話ボタンを押して使用していたので、ユーザが無意識に電話番号を入力した後に通話ボタンを押すことによって、不要に電話が繋がってしまって費用負担が発生され、ユーザは無線インターネットサービスを要求する途中には、入力が正しいかどうか確認することはできず、電話番号と無線インターネットサービス要求のための特定キー或いはファンクションキーなどをも押した後からその結果を確認することができたので、誤った電話番号の入力による無線インターネットサービスを行うのに大変不都合だった。
【0005】
また、大韓民国公開特許10−2001−0090118号は、単に電子メール又はウェブサイトを提供するだけであって、実際、該当サイトにはアクセスされるようにプログラムを制御することは行わないので、ユーザは該当サイトにアクセスするためには、アクセスプログラムを実行した後に提供されるウェブサイトアドレスなどを再度入力しなければならないという不都合があった。
【0006】
一方、近年、無線インターネットの発達により各種製品情報やサービス情報をQRコード(登録商標)などを介して消費者に提供し、これらのQRコード(登録商標)で提供される情報には、製品の原産地、品質の説明、利用方法の説明、映画のプロットや出演者の情報、又は観光地の地図や説明資料などがある。
【0007】
しかし、このようなQRコード(登録商標)を利用して情報を獲得するためには、該当スマート端末にQRコード(登録商標)確認用アプリがインストールされていなければならず、これを実行させた後、QRコード(登録商標)がスキャン範囲に入るようにカメラを調整して、QRコード(登録商標)が認識される場合、スマート端末から該当情報を提供するウェブページへ直にアクセスされるが、このようなQRコード(登録商標)に慣れていない高齢者などのユーザはスマート端末を使用しても該当情報にアクセスできない問題点があった。
一方、前記した電話番号の入力による無線インターネットサービスやQRコード(登録商標)などを使用する時に、これらはプレビュー機能がなくてどのウェブページに移動するのか知ることができないので、ユーザが確認せずアクセスする場合、嫌らしい動画やウェブページに繋がり、ユーザに不快感と当惑感を与える問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】大韓民国公開特許公報第10−2003−0034879号
【特許文献2】大韓民国公開特許公報第10−2001−0090118号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記した従来の問題点を解決するための本発明の目的は、スマート端末からダイヤルキーパッドをポップアップ画面に実行させて特殊記号キー(以下、特殊キーと称する)と数字キーをウェブページのURLとマッチングさせたりアプリダウンロードコマンドとマッチングさせたり、スマート端末の任意のプログラム又は機能実行コマンドとマッチングさせることと同様に、スマート端末の任意のコマンドを実行するためのデータとマッチングさせて、ユーザが簡単なボタン操作でウェブページにアクセスしアプリをダウンロードすることができる。また、スマート端末を容易に実行することができ、如何なるスマート端末でも使用可能なようにすることで、誰もが無線スマート端末を利用した情報利用及びプログラムを容易に実行するスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法を提供するところにある。
【0010】
また、前記特殊キーと数字キーとの組み合わせにより、既存の通話機能との混同が発生しないようにする。
【0011】
なお、前記特殊キーと数字キーとの組み合わせを商品に付与し、該当特殊キーと数字キーとの組み合わせとマッチングされるウェブページには該当商品の情報を提供することによって、既存の商品情報を説明するためのQRコード(登録商標)などの使用に慣れていないユーザでも、容易に商品情報にアクセスすることができる。
【0012】
さらに、前記ウェブページにアクセスするにおいて、URL或いはアプリ所有者は、数字とマッチングされたURL或いはアプリを、自身の希望する任意のURL或いはアプリに変更することができ、イベントやウェブページの変動などがあった場合でも、新しい数字とマッチングさせる必要がなくなるので、広報効果を向上させることができる。
【0013】
また、スマート端末に含まれた国コードが前記数字と特殊キーとを送信する時に、一緒に送信されるようにして、同一な数字であっても各国毎に異なるURLとマッチングされて、短いケタの数字を世界中のURLとマッチングさせても重複問題が発生されないようにすることで多い数のURLとマッチングする時にも数字列が過度に長くなることを防止する。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明によるスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法は、
サーバで、スマート端末をURLアドレスに接続させるコマンドを実行するための実行用データ、スマート端末にアプリをインストールし、インストールしたアプリを実行するためのコマンドの実行用データ及びスマート端末にインストールされた任意のプログラムを実行するためのコマンドの実行用データのうち、いずれか一つの実行用データを数字とマッチングさせて、予めデータベースに記録しておく過程と、
スマート端末の制御部で、ダイヤルキーパッドを介して、コマンドの実行に利用される数字と特殊キーとが組み合わされたコマンドの実行用キーの入力があれば、上記の数字がサーバに転送されて、サーバに記録されたコマンドの実行用テータを検索するよう要求すべく送信する過程と、
上記サーバで上記スマート端末より受信された数字とマッチングするコマンドの実行用データを検索して、該当するコマンドの実行用データを上記スマート端末に転送する過程とを有し、
上記サーバは、国毎に数字とコマンドの実行用データとをマッチングさせて、データベースに記録及び管理し、スマート端末の制御部は、コマンドの実行用データを検索するようにサーバに要求すべく送信する過程で、キー入力された数字と共に該当スマート端末に記録された国家コードをサーバへ転送し、上記サーバは上記スマート端末より受信された数字とマッチングされるコマンドの実行用データを、受信された国家コードに基づいて検索する、
ことを特徴とし、
または、
前記ダイヤルキーパッド利用コマンドを実行するための専用アプリ或いは前記ダイヤルキーパッド利用コマンド実行機能を含む任意のアプリをスマート端末にインストールした後、コマンド実行用キー入力がある場合は、該当コマンドが実行される、
ことを特徴とし、
または、
前記コマンド実行用数字と特殊キーとの組み合わせは商品に表示され、該当商品に表示された数字と特殊キーをスマート端末のダイヤルキーパッドを介して入力すると、該当商品の情報を提供するウェブページに繋がる、
ことを特徴とし、
または、
前記サーバは、数字と任意のURL或いはアプリをマッチングさせて、予めデータベースに記録しておく過程において、該当URL或いはアプリ所有者情報を一緒に該当数字にマッチングさせて記録し、以降、所有者は該当数字とマッチングされたURL或いはアプリを他のURL或いはアプリに交替できる、
ことを特徴とし、
または、
前記スマート端末の制御部は、サーバにコマンド実行用データの検索を要求すべく送信するために、数字キーと特殊キーとを入力した後、一定時間の間、他の入力がなかったり、数字キーと特殊キーの他に通話ボタンが入力される場合に、検索を要求する、
ことを特徴とし、
または、
前記サーバは、数字とマッチングされたコマンド実行用データの検索要求が受信されると、該当スマート端末にコマンド実行用データを送信する前に該当スマート端末に広告ページを送信する、
ことを特徴とし、
または、
前記コマンド実行用データ検索要求のためのキーを入力する際に、入力される数字と対応するコマンドを該当スマート端末に表示する、
ことを特徴とし、
または、
前記数字キーと特殊キーとの組み合わせを変え、URL検索機能の他にスマート端末に記録された任意のプログラムが実行される短縮キーとして使用する、
ことを特徴とし、
または、
前記数字は1乃至6桁の数字を使用する、
ことを特徴とし、
または、
前記特殊キーと数字を利用して該当URLアクセス中にサーバは、スマート端末に現在アクセスしようとするURLアドレスの名称とともにポータルサイト名を表示し、ユーザが該当ポータルサイト名或いは該当ポータルサイト名が表示されている画面をタッチする場合、該当ポータルサイトでアクセスしようとするURLアドレス名称に関連する検索画面を表示する、
ことを特徴とし、
または、
前記サーバは、URLマッチングのための特殊キーと数字キーとの組み合わせの他に、別途の位置に既設定された別途の特殊キーの入力がある場合、ポータルサイトで該当URL関連情報を検索して表示する、
ことを特徴とし、
または、
前記サーバは、特殊キーと数字キーとの組み合わせを含むコマンド実行用キーの入力がスマートプロダクト製品の実行に関するものである場合、該当アプリが実行されるようにしながらスマート端末がスマートプロダクト製品と通信できるように設定する、
ことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0015】
上述した本発明によると、ユーザがスマート端末のダイヤルキーパッドを利用して、既設定された数字と特殊キーとの組み合わせを入力すると、これにマッチングされたURLへアクセスされるか又は、プログラムが実行されるので、従来のスマート端末を介したウェブページアクセスやアプリ実行に慣れていない高齢者などのユーザを含む誰もが容易に数字を利用してURL或いはプログラムを実行することができ、プログラム利用率が高まる効果があり、ウェブページアクセスのためにホームページアドレス、ウェブページアドレスなどを覚える必要がなく簡単な数字だけを覚えればいいので、ウェブページアクセス過程が便利になる効果がある。
【0016】
また、数字を利用しても希望するコマンド実行のために既設定された特殊キーを数字入力過程で入力しなければならないので、既存の数字キーを入力した後、通話ボタンを押すことに慣れているユーザであっても、不要な通話機能を試みなくなり満足度が向上する効果がある。
【0017】
なお、各種製品や映画、本などの商品に該当商品の情報(例えば、生産地、消費期限、品質の特性、該当商品の利用方法、該当商品に含まれたイベントなど)を数字と特殊キーの入力だけで容易に確認することができ、既存のQRコード(登録商標)などの使用に慣れていないユーザでも、該当商品の情報を簡単に確認することができるので、広告効果及び購入満足度が向上する効果がある。
【0018】
また、URL運営者或いはアプリ運営者は、自身の運営する任意のURL又はアプリに別途の数字をマッチングさせて所有し、以降、自身の運営するホームページやアプリが変更されたり、又は特別なイベントが発生した場合、変更された該当ウェブページ或いはアプリを自身の保有した数字にマッチングさせることができるので、従来イベント発生時にウェブページにアクセスした後、ポップアップが活性化されたり別途のメニューを介してイベントページにアクセスしていたものを一度にアクセスすることができ、別途のホームページを製作する時に該当ホームページを広報しなければならない煩わしさがあったが、このような不具合が除去されるので、広報効果が向上する効果がある。
【0019】
また、前記URLと数字とのマッチングが各国毎に別途記録及び管理され、ユーザが前記国コードを入力しなくても、アプリケーションプログラムから自動に国コードを発送するので、同一の数字であっても各国毎に異なるURLにマッチングされて使用され、少ない桁数の組み合わせでも世界中の如何なるURLともマッチング可能になる効果がある。
【0020】
一方、URL要求と送信過程で広告が可能になるので、サーバ運営者は広告収入を得ることができ、URLサービスの他にプログラムを実行するための短縮キーとしても使用可能で、スマート端末を使用する利便性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明に係るスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法においてアプリの動作を示す図である。
図2】本発明に係るスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法における実施形態を示す図である。
図3】本発明に係るスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法における他の実施形態を示す図である。
図4】本発明に係るスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法における他の実施形態を示す図である。
図5】本発明に係るスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法における他の実施形態を示す図である。
図6】本発明に係るスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法における他の実施形態を示す図である。
図7】本発明に係るスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法における他の実施形態を示す図である。
図8】本発明に係るスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法における他の実施形態を示す図である。
図9】本発明に係るスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法における他の実施形態を示す図である。
図10】本発明に係るスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法における他の実施形態を示す図である。
図11】本発明に係るスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法における他の実施形態を示す図である。
図12】本発明に係るスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法における他の実施形態を示す図である。
図13】本発明に係るスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法における他の実施形態を示す図である。
図14】本発明に係るスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法における他の実施形態を示す図である。
図15】本発明に係るスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法における他の実施形態を示す図である。
図16】本発明に係るスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法における他の実施形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明に係るスマート端末のダイヤルキーパッド利用コマンドの実行方法を実施するためには、コマンド実行を希望するユーザが使用し、スマートフォン、スマートパッド又はスマートテレビなどのスマート端末のうち選択されるユーザの端末、ウェブページ若しくはプログラムを運営する所有者が使用し、スマート端末又は通常のコンピュータなどから選択される所有者端末、前記所有者情報とURL又はプログラムコマンド実行用データ及び数字をマッチングさせて記録し、ユーザ端末から送信される数字別コマンド実行用データ検索要求に対して、検索を通じて該当コマンド実行用データをユーザ端末に送信するサーバを含むシステムが要求される。
【0023】
これらのシステムを利用した本発明は、サーバが任意の所有者情報と数字及び該当所有者によって指定された任意のURL或いはプログラムをマッチングさせてコマンド実行用データをデータベースに記録する過程、スマート端末の制御部はダイヤルキーパッドを介して数字と特殊キーとの組み合わせから成るコマンド実行用キー入力があれば、数字をサーバに送信し、サーバは該当数字とマッチングされるコマンド実行用データを検索してスマート端末に送信する過程及び前記スマート端末の制御部が転送されたコマンド実行用データを利用して該当ウェブページにアクセスするようにウェブアクセス用プログラムを駆動し、該当プログラムを実行する過程を含んで構成される。
【0024】
前記サーバに記録される任意の所有者情報は、所有者端末から送信される情報又はサーバ管理者がサーバに連結された入力手段を介して入力する所有者情報のうち選択されて記録されるが、前記所有者端末を介して情報が送信されるために前記サーバはウェブページを運営し、前記ウェブページに所有者端末が接続されると会員加入を含む認証手続きを経て、所有者情報を送信するようにメニューを提供し、サーバ管理者が入力する場合にも前記所有者端末に該当所有者の認証情報を送信し、以降、該当所有者別コマンド実行用データを管理することができる。
【0025】
このように所有者情報を記録する過程で、サーバは、現在までにコマンド実行用データとマッチングされない数字のうち一つを、該当コマンド実行用データとマッチングさせてデータベースに記録するが、この過程で数字の指定は、サーバが任意でするか又は、ユーザの指定した番号のうち使用されていない数字で決定することができ、数字は使用の利便性のために6桁以下の数字列を使用することが好ましいが、これ以上の数字列を使用することも可能である。
【0026】
また、スマート端末制御部は、ダイヤルキーパッドを介して数字と特殊キーとの組み合わせのコマンド実行用キーの入力があれば、入力された数字をサーバに送信し、サーバは該当数字とマッチングされるコマンド実行用データを検索してスマート端末に送信する。
【0027】
この時、数字と特殊キーとを含む既設定された組み合わせのキーを入力する時に、数字をサーバに送信するためにスマート端末上には数字を利用したコマンドを実行するための別途の専用アプリ、つまりサーバ運営者によって製作されて提供される専用アプリがインストールされるか又は、これらの数字を利用したコマンド実行機能が含まれている他のアプリ(例えば、ゲームアプリ、買い物をするためのアプリなど)、即ち、該当機能を持つソースコードが含まれている他のアプリがインストールされていなければならない。
【0028】
一方、前記数字などのキーを入力するためには、ダイヤルキーパッドが要求され、これらのダイヤルキーパッドは、全てのスマート端末上に基本的に備えられたダイヤルキーパッドをそのまま使用することもでき、サーバから提供される専用のアプリをスマート端末にインストールする場合、該当アプリから提供される専用ダイヤルキーパッドを使用することができる。
【0029】
このように、ダイヤルキーパッドを介してユーザが数字を利用してウェブページアクセスなどのコマンドを実行しようとする場合、専用アプリを実行するか又は、既存のダイヤルキーパッドを選択すれば、スマート端末制御部は表示部上にダイヤルキーパッドを出力するが、前記ダイヤルキーパッドは通常の数字‘0〜9’と‘*’、‘#’及び‘通話’、‘終了’などが表示されるものであって、さらに数字を入力する時に該当数字とマッチングされるURL情報或いはプログラム情報が出力される領域がさらに表示されることもできる。
【0030】
このように、ダイヤルキーパッドが表示されると、ユーザは知っているコマンド実行用キーの入力、即ち、数字と特殊キー及び通話ボタンを順次に押して該当数字に対応するコマンド実行を要求するが、このプロセスを図1を参照して説明する。
【0031】
ユーザが数字と特殊キー及び通話ボタンを順次に押す場合、前記アプリ(ITEM Soft Ware)によってスマート端末制御部は、コマンド実行用データ検索要請信号をサーバに送信して、サーバから検索されたコマンド実行用データを受信するが、コマンド実行用データ検索要請信号の送信は、前記通話ボタンを入力することなく特殊キーと数字キーが入力された後、一定時間の間、他の入力がない場合に送信することもできる。
【0032】
即ち、前記通話ボタンは、既設定され位置に既設定された特殊キーと数字キーが入力された場合、通話機能を行わず移動機能を行うことになる。
【0033】
一方、前記特殊キーの入力無しに数字キーと通話ボタンだけを入力する場合、アプリによってスマート端末制御部は、該当番号に通話が行われる。
【0034】
また、上記のように、数字と特殊キーとの組み合わせを介してコマンド実行用データ検索要求信号を送信する過程において、スマート端末の制御部は、サーバに数字の他に該当端末に記録された国コードを一緒に送信し、前記サーバにはコマンド実行用データと数字マッチングが各国毎に別途記録及び管理されて入力された国コードによる国のデータベースから該当数字にマッチングされたコマンド実行用データを検索する。
【0035】
このような本発明の実施形態を、以下に詳細に説明する。
まず、図2を見てみると、所有者は特許庁になり、特許庁の運営する‘www.kipo.go.kr’のURLに対応する数字は8080であって、ユーザが本発明のアプリを実行すると、図2(a)のようにダイヤルキーパッドが表示されて‘#8080’を押すと、スマート端末上に該当‘#8080’が‘www.kipo.go.kr’のURLであることをユーザが確認できるように表示し、以降、‘通話’ボタンを押すと、図2(b)のように#8080にマッチングされたURLをサーバが見付けて送信し、この過程で任意の広告画面が表示される。
【0036】
また、前記アプリは、サーバからURLを受信されると、スマート端末の制御部を介してウェブアクセス用プログラムを実行させて図2(c)に示すように、該当ウェブページにアクセスする。
【0037】
また、図3を見てみると、前記コマンド実行用の数字と特殊キーとの組み合わせは商品に表示され、該当商品に表示された数字と特殊キーをスマート端末を介して入力すると、該当商品の情報を提供するウェブページに繋がる。
【0038】
上記した商品の種類には、図3に示すように、スーパーなどで販売される製品、図4のように本、図5の公共機関及び自治体の広報商品、図6及び図7のように演劇、ミュージカル、映画など有/無形の如何なる商品や政策広報なども可能である。
【0039】
また他の例として、図8に示すように、コマンド実行用数字と特殊キーとの組み合わせは、任意のアプリを広報するチラシやバナーなどに表示され、該当数字と特殊キーをスマート端末を介して入力すると、該当アプリを即時ダウンロードすることができる。
また、別の例として、図9に示すように、コマンド実行用数字と特殊キーとの組み合わせでスマート端末にインストールされたアプリを実行するが、その例としてカラオケアプリを実行して歌が表示されるものが示されている。
【0040】
また他の例として、図10に示すように、スマート端末と連動、即ち、通信を介して任意の機能が実行されるスマートプロダクト製品は、その実行時に、一旦、通信のために、スマートフォンでNFC機能を活性化しなければならないが、スマートフォン機能に慣れていない人たちには、このようなNFC活性化が非常に難しく感じられるので、本発明に係る特殊キーと数字キーとの組み合わせ及び通話ボタンを含むコマンド実行用キーの入力がある場合、制御部は該当アプリが実行されながらスマート端末がスマートプロダクト製品の実行が可能且つ通信できるように設定される。
【0041】
上記で、該当コマンド実行用キーの入力がある場合、スマートプロダクト製品を実行するためのアプリが実行されるが、この時、前記アプリにはスマート端末の通信設定を変更するコマンドが含まれており、スマート端末で自動に通信設定が変更されるようにするか又は、サーバに該当アプリのダウン及び実行コマンドとともにスマート端末の通信設定を変更できる制御コマンドを、前記コマンド実行用キーとマッチングさせて記録し、コマンド実行用キーの入力がある場合、制御部でアプリのダウンロード及び実行とともに通信設定を変更するコマンドも併せて送信したり、コマンド実行用キーを入力する前にスマート端末内の機能を実行できる他の数字キーと特殊キーとの組み合わせ、例えば‘1234*’のようなキー入力を別途案内してユーザが二度にかけてコマンドを入力して実行されることもできる。
【0042】
一方、前記コマンド実行用数字と特殊キーとの組み合わせのキーの入力がある場合、スマート端末は、図11に示すように該当番号に通話を実行するか、それともURLとマッチングさせるかをスマート端末を介してユーザに表示し、それによる機能を実行するが、図12に示すように、そのURLのマッチング、つまりアプリ実行を一度に止めるか、それとも実行し続けるかを聞いてそれによる機能を動作させることもできる。
【0043】
一方、上記では、数字と特殊キーとの組み合わせを介してウェブページにアクセスする例を見てみたが、その他に、前記数字キーと特殊キーとの組み合わせを変えて、つまりウェブページアクセス時には、特殊キーに‘#’を使用したが、‘*’、‘+’などの他の特殊キーと数字キーを入力する場合、スマート端末に記録された任意のプログラムが検索又は実行されるようにしたり、又は他のコマンドが実行されるようにすることもできる。
【0044】
その例として、図13に示すように、‘*4050’を入力した後、通話キーを押すと、クーパン(韓国の大手ソーシャルコマース/Coupang)
の販売製品のうち本日40〜50%セール商品を検索して、その結果を表示する。
【0045】
また、前記特殊キーの位置に応じて他のコマンドが実行されるが、図14に示すように、‘#’が数字の前に入力されると、URLやアプリの実行コマンドであり、‘#’が数字の後ろに入力されると、既設定されたコマンドを実行するが、その例として、‘#112’と‘通話’キーは警察庁ホームページに移動し、‘112#’と‘通話’キーは、スマート端末の位置情報を活用して、近所の交番にSOS要請をし、‘118#’と‘通話’キーは、近所の消防署に救助の要請をし、他の例として、‘3082#’と‘通話’キーは、近所のピザ屋を見付け、‘3082#’と‘通話’キーは、該当ピザ屋のホームページにアクセスする。
【0046】
なお、前記特殊キーと数字を利用して、該当URLアクセス中に図15に示すように、サーバはスマート端末に現在アクセスしようとするURLアドレスの名称とともにポータルサイト名を表示し、ユーザが該当ポータルサイト名或いは該当ポータルサイト名が表示されている画面をタッチする場合、該当ポータルサイトでアクセスしようとするURLアドレス名称と関連した検索画面を表示するので、ユーザは別途の検索入力過程無しに該当URLアドレスと対応する検索情報を即時に確認することができる。
【0047】
また、これらの検索はURLマッチングのための特殊キーと数字キーとの組み合わせの他に別途の位置に既設定された別途の特殊キーの入力がある場合、図16に示すように、ポータルサイトで自動に該当URL関連情報を検索して表示する。
【0048】
その他にも、設定に応じて‘*1’は電子メールプログラムの実行、‘*2’はカメラ実行などのように、スマート端末の各種プログラムを実行するための短縮キーとしても使用することができ、これらの短縮キーを使用する時に短縮キーの組み合わせは、サーバがユーザ端末に専用アプリを実行する時に1回乃至数回表示する。
【0049】
一方、前記数字に応じた情報は、サーバからスマート端末に送信されることもあり、一度使用された数字と該当URLやアプリなどの情報が、スマート端末のメモリに記録され、以降、コマンド実行用キーの入力がある場合、ユーザに表示する。これにより、ユーザは自身の入力する数字が正確かどうか確認できるので、誤ったアクセスなどを防止することができる。
図1
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