特許第5940003号(P5940003)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社カナメの特許一覧 ▶ 日本鐵板株式會社の特許一覧

<>
  • 特許5940003-屋根上設置物の取り付け金具 図000002
  • 特許5940003-屋根上設置物の取り付け金具 図000003
  • 特許5940003-屋根上設置物の取り付け金具 図000004
  • 特許5940003-屋根上設置物の取り付け金具 図000005
  • 特許5940003-屋根上設置物の取り付け金具 図000006
  • 特許5940003-屋根上設置物の取り付け金具 図000007
  • 特許5940003-屋根上設置物の取り付け金具 図000008
  • 特許5940003-屋根上設置物の取り付け金具 図000009
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5940003
(24)【登録日】2016年5月27日
(45)【発行日】2016年6月29日
(54)【発明の名称】屋根上設置物の取り付け金具
(51)【国際特許分類】
   E04D 13/00 20060101AFI20160616BHJP
【FI】
   E04D13/00 J
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-36102(P2013-36102)
(22)【出願日】2013年2月26日
(65)【公開番号】特開2014-163146(P2014-163146A)
(43)【公開日】2014年9月8日
【審査請求日】2015年6月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】000129079
【氏名又は名称】株式会社カナメ
(73)【特許権者】
【識別番号】391037478
【氏名又は名称】日本鐵板株式會社
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 和浩
【審査官】 津熊 哲朗
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−140861(JP,A)
【文献】 特開2013−002172(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3167164(JP,U)
【文献】 特開2012−132149(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3164020(JP,U)
【文献】 特開2012−007422(JP,A)
【文献】 特開2012−233333(JP,A)
【文献】 特開2012−031653(JP,A)
【文献】 特開2006−028759(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04D 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
縦葺き屋根材の突条部を挟持部で挟持する左右ピースと、
左右ピースを連結させる締付具を有しており、
前記左右ピースは、
締付具を挿通する挿通孔が形成された側面と、
側面を折り曲げて形成された支持面と、
支持面の側端縁に当接する側に側面の両側端縁を折り曲げて形成された補強面を有しており、
前記支持面は、
補強面に向かって突出する差込片を有しており、
前記補強面は、
差込片が当接する位置に差込孔を有しており、
該差込孔には、
前記差込片が差し込まれている
屋根上設置物の取り付け金具。
【請求項2】
左右ピースは、
側面の上端縁を内側に折り曲げて形成された支持面と、
側面の両側端縁を内側に折り曲げて形成された補強面と、
支持面の内側端縁を上方に折り曲げて形成された立面と、
立面の上端縁を外側に折り曲げて形成された載置部を有し、
補強面の上端縁が、
載置部の支持面側に近接又は当接している請求項1の屋根上設置物の取り付け金具。
【請求項3】
左右ピースに挟持されて載置部上に突設される取付具を有する
請求項1又は請求項2の
屋根上設置物の取り付け金具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、屋根上設置物を取り付けるための金具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来技術について、図7及び図8で説明する。
【0003】
図7は、特許第4996877号公報にて公開されている外囲体用取付具に関する技術である。図7に示した先行技術は、支持半体部1が左右対称一対に備えられた本体Aと、接合具Bとから構成されている。さらに、支持半体部1の接合部13の上端には上部支持片17が形成されている。
【0004】
図8は、特許第4697641号公報にて公開されている折板屋根用取り付け金具に関する技術である。図8に示した先行技術は、折板屋根の上部に設けられたハゼ部の側面を挟着する一対の挟着体10・10と、挟着体10・10相互を連結し挟着体10・10をハゼ部に固定する固定具20と、挟着体10の上面に位置する天板11からネジ部31が上方に突出するように各挟着体10・10に固定された取付用ボルト30とからなる折板屋根用取付金具である。さらに、側板14の前後側縁部から挟着体の外側に向いた一対の補強片14A・14Aを屈曲延長している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第4996877号公報
【特許文献2】特許第4697641号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許第4996877号公報において、「取付金具の耐風圧(引張方向)に対する強度に対して、金具自体の材料強さに頼る所が多く、リブ出し加工に於いても大きな強度の向上は見込めない。その結果、部材の厚さを増加させて、強度の確保を行うものであるが、そのために製品単価・生産設備のコスト増にもつながってしまう。」という記載がある。図7に示した先行技術は、この課題を解決する手段であると言えるが、引張方向への荷重(負圧)が掛かった場合、支持半体部1の屈曲がのびるように変形する恐れがあった。したがって、まだまだ負圧に強い構成であるとは言えなかった。また、上部支持片17に屋根上設置物等の荷重(正圧)が掛かった場合、上部支持片17自体が変形したり、支持半体部1の屈曲がより曲がるように変形したりする恐れがあった。したがって、正圧に強い構成であるとは言えなかった。
【0007】
図8に示した先行技術は、補強片14Aを形成することによって、金具の強度を高める構成を有する。しかし、補強片14Aの効果は、側板14の変形を抑制する効果があるに過ぎず、天板11自体の変形は防げなかった。とくに、取付用ボルト30に負圧が掛かった場合、それが上方に抜けないようにする構成要素が天板11のみなので、負圧に弱い構成であった。
【0008】
本願は、部材の厚さを増加させることなく、金具の強度を高め、正圧にも負圧にも強い屋根上設置物の取り付け金具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願は、縦葺き屋根材の突条部を挟持部で挟持する左右ピースと、左右ピースを連結させる締付具を有する屋根上設置物の取り付け金具である。左右ピースは、締付具を挿通する挿通孔が形成された側面と、側面を折り曲げて形成された支持面と、支持面の側端縁に当接する側に側面の両側端縁を折り曲げて形成された補強面を有している。支持面は、補強面に向かって突出する差込片を有している。補強面は、差込片が当接する位置に差込孔を有している。なお、差込孔には、差込片が差し込まれている。
【0010】
また、本願は、上記の構成に加え、左右ピースには、側面の上端縁を内側に折り曲げて形成された支持面と、側面の両側端縁を内側に折り曲げて形成された補強面と、支持面の内側端縁を上方に折り曲げて形成された立面と、立面の上端縁を外側に折り曲げて形成された載置部を有している。また、補強面の上端縁が、載置部の支持面側に近接又は当接している。
【0011】
さらに、本願は、上記の構成に加え、左右ピースに挟持されて載置部上に突設される取付具を有する屋根上設置物の取り付け金具である。
【発明の効果】
【0012】
本願の屋根上設置物の取り付け金具は、側面の変形を抑制させる補強面を有する。また、支持面の差込片が補強面の差込孔に差し込まれているので、支持面の変形も抑制される。これは、支持面が受ける正圧に対しても、負圧に対しても、側面だけでなく、差込片と差込孔を通じて補強面でもその力を受ける構成であることによるものである。
【0013】
また、側面の上端縁を内側に折り曲げて形成された支持面と、側面の両側端縁を内側に折り曲げて形成された補強面と、支持面の内側端縁を上方に折り曲げて形成された立面と、立面の上端縁を外側に折り曲げて形成された載置部を有する構成とし、補強面の上端縁が、載置部の支持面側に近接又は当接さている。そのため、載置部に正圧が掛かった場合、立面だけでなく、補強面の上端縁を通じて補強面でもその力を受け、載置部の変形を防ぐ構成である。
【0014】
さらに、取付具が左右ピースに挟持されて載置部上に突設されている。そのため、取付具に掛かる負圧に対して、載置部だけでなく、立面や支持面、さらには補強面までも使った、強力な固定構造とすることができる。
【0015】
したがって、本願は、金具の強度を高めることを実現することができる。なお、そのために、部材の厚さを増加させたり、金具を大型化させる必要がない。その結果、屋根上設置物の取り付け金具の製作コストが低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本願の屋根上設置物の取り付け金具の実施例を示す説明図である。
図2】本願の屋根上設置物の取り付け金具の実施例を示す説明図である。
図3】本願の屋根上設置物の取り付け金具の実施例を示す説明図である。
図4】本願の屋根上設置物の取り付け金具の実施例を示す説明図である。
図5】本願の屋根上設置物の取り付け金具の実施例を示す説明図である。
図6】本願の屋根上設置物の取り付け金具の実施例を示す説明図である。
図7】従来技術の説明図である。
図8】従来技術の説明図である。
【実施例】
【0017】
本願の屋根上設置物の取り付け金具について、図1から図6までにより説明する。図1は、本願の屋根上設置物の取り付け金具の一例であり、その斜視図である。図2は、図1に示した実施例の分解斜視図である。図3は、図1に示した実施例の正面図である。図4は、図1とは異なる本願の屋根上設置物の取り付け金具の一例であり、その斜視図である。図5は、図4に示した実施例の分解斜視図である。図6は、図4に示した実施例の正面図である。
【0018】
本願において、屋根上設置物とは、太陽光発電パネル、既設屋根の上に新設屋根を葺く際(屋根改修時)に使用する断熱材や合板(下地材)などのように、屋根上に取り付けられるもの一般を指し、それらを取り付けるための支持部材、受け部材等も含む。したがって、取り付け金具Aは、太陽光発電パネル等の屋根上設置、屋根の改修など、屋根上に設置物を取り付けることを必要とする場合に、広く使うことができる。なお、本願において、屋根上設置物の「屋根」とは、縦葺き屋根材を指し、突条部を有する。
【0019】
まず、請求項1に示した本願の屋根上設置物の取り付け金具について図1から図3までで説明する。本実施例では、取り付け金具Aは折り曲げ加工により形成されている。本実施例では、一対の左右ピース1・1が組み合わされて構成されている。しかし、取り付け金具Aは、一対の左右ピース1・1を有していればよく、それらに加えて、屋根上設置物を載置固定する載置体を、取り付け金具Aとは別体として組み合わせた構成であってもよい。このほか、左右ピース1・1は非対称な形状であってもよい。
【0020】
左右ピース1・1は、締付具2によって連結される。締付具2とは、ボルト21・ナット22などを指す。なお、ボルト21・ナット22でなくとも、縦葺き屋根材の突条部を左右ピース1・1の挟持部12・12によって挟持するような力を加えることができる締付具2であれば、ボルト21・ナット22に準じるようなものであってもよい。
【0021】
取り付け金具Aは、縦葺き屋根材の突条部を挟持するために、締付具2を締め付けることによって、左右ピース1・1の挟持部12・12同士を近接させる。なお、本実施例においては、左右ピース1・1の連結は、締付具2だけを用いて、左右ピース1・1同士が平行移動するように近接される仕組みである。このほか、左右ピース1・1同士を回動軸によって留めておき、締付具2を締め付けたときに、挟持部12・12同士が弧を描くように近接される仕組みであってもよい。
【0022】
取り付け金具Aは、締付具2を挿通する挿通孔111が形成された側面11を有する。なお、縦葺き屋根材の突条部を左右ピース1・1の挟持部12・12によって挟持するときに、締付具2を通しやすいように、左右ピース1・1の挿通孔111・111の位置が同じ高さになるように形成されていることが望ましい。
【0023】
取り付け金具Aは、側面11を略直角に折り曲げて形成された支持面13を有する。図1から図3までに示した実施例において、支持面13は側面11の下端縁を外側に向かうように略直角に折り曲げて形成されている。支持面13は、取り付け金具Aに掛かる正圧及び負圧を側面11及び補強面14に伝えて支持する役割を果たす。
【0024】
そのほか、支持面13は、側面11の下端縁ではなく、上端縁を略直角に折り曲げて形成されていてもよい。支持面13を、側面11の上端縁を略直角に折り曲げて形成させ、そこを載置面として屋根上設置物を載置固定してもよい。又は、後述する図4から図6に示す実施例のように、上方に立面15、載置部16を連設して、その載置部16に屋根上設置物を取り付けてもよい。さらに、支持面13は、側面11の上端縁、又は下端縁の折り曲げに限らず、側面11を切り起こして形成させてもよい。ただし、支持面13は、その両側端縁が補強面14・14側に向くように形成される必要がある。
【0025】
取り付け金具Aは、支持面13の側端縁に当接する側に側面11の両側端縁を折り曲げて形成された補強面14・14を有する。なお、補強面14・14は取り付け金具Aが屋根上に取り付けられたときに、水下側及び水上側に面する。補強面14は、縦葺き屋根材の様々な形状の突条部に対応できるように、図1から図3までに示した実施例のような切り欠き142を設けてもよい。
【0026】
取り付け金具Aは、挟持部12を有する。なお、挟持部12の形状、形成位置については問わない。図1から図3までに示した実施例において、挟持部12は補強面14の下端縁を折り曲げて形成されている。
【0027】
取り付け金具Aにおいて、支持面13は、補強面14に向かって突出する差込片131を有している。また、補強面14は、差込片131が当接する位置に差込孔141を有している。そして、差込孔141には、差込片131が差し込まれている。なお、差込片131及び差込孔141は、差し込むことができればよく、その大きさや形状は問わない。支持面13に正圧や負圧が掛かった際に、差込孔141に差込片131が差し込まれていることによって、その力が補強面14にも掛かるようになっていればよい。
【0028】
たとえば、差込片131は、略四角形状でも良いし、先端にいくほど幅が狭くなっている略台形状でも良い。また、差込片131は、差込孔141に差し込まれた先端を曲げて、抜けないようにしてもよい。
【0029】
取り付け金具Aは取り付けられた後、支持面13に正圧が掛かった場合は差込片131の下面が差込孔141の下端縁に当接、負圧が掛かった場合は差込片131の上面が差込孔141の上端縁に当接する。
【0030】
次に、請求項2に示す本願の屋根上設置物の取り付け金具について、図4から図6までで説明する。本実施例では、左右ピース1・1の全体形状が断面略S字形状である。締付具2を挿通する挿通孔111が形成された側面11と、側面11の下端縁を内側に折り曲げて形成された挟持部12と、側面11の上端縁を内側に折り曲げて形成された支持面13と、側面11の両側端縁を内側に折り曲げて形成された補強面14を有している。さらに、支持面13の内側端縁を上方に向かうように略直角に折り曲げて形成された立面15と、立面15の上端縁を外側に向かうように略直角に折り曲げて形成された載置部16を有する。
【0031】
図4から図6までに示した取り付け金具Aは、側面11の下端縁を内側に折り曲げて形成された挟持部12を有する。なお、図4から図6までに示した実施例では、挟持部12は曲面として形成されており、挟持部12の先端が縦葺き屋根材の突条部に当接する構成である。このほか、挟持部12の先端縁を上方に向かうように折り曲げ、縦葺き屋根材の突条部に面で当接するようにしてもよい。さらに、取り付け金具Aを取り付けたときに、補強面14が縦葺き屋根材の突条部に当接する部分に挟持補助部143を形成させてもよい。この挟持補助部143を形成させることによって、挟持部12とともに縦葺き屋根材の突条部を挟持させることができるので、取り付け強度が向上する。
【0032】
図4から図6までに示した取り付け金具Aは、差込片131差込孔141に差し込まれている。そのため、支持面13よりも補強面14の上端縁の方が高い位置になる。それを利用して、補強面14の上端縁を載置部16の支持面13側に近接又は当接している状態にすることができる。そうすることによって、載置部16に正圧が掛かっても、補強面14の上端縁によって載置部16が変形することを防ぐ役割を果たす。
【0033】
その上、左右ピース1・1を断面略S字形状とすることによって、載置部16を有する載置体を別体として組み合わせることを必要としない。なお、補強面14の上端縁を載置部16の支持面13側に当接している状態でもよいし、近接している状態でもよい。これは、当接していなくても、変形時に当接するようにしておけば、載置部16の変形を最小限にすることができるためである。
【0034】
次に、請求項3に示す本願の屋根上設置物の取り付け金具について、図4から図6までで説明する。取り付け金具Aは、左右ピース1・1に挟持されて載置部16上に突設される取付具3を有する。図4から図6までに示した実施例においては、取付具3は一般的なボルトである。このボルトは、その頭部を下にして、軸部が載置部16上に突出するように、左右ピース1・1に挟持された状態で固定されている。
【0035】
図4から図6までに示した実施例においては、取付具3を左右ピース1・1で挟んで、立設させている。そのために、載置部16、立面15、支持面13に切り欠きが設けられている。特に、支持面13の切り欠きは、立面15側を底辺とする略台形状である。こうすることによって、左右ピース1・1が組み合わされたときに、略六角形状の切り欠きが形成されることになるので、そこを取付具3であるボルト頭部の回り止めとすることができる。また、この取付具3の真下には締付具2があるので、その締付具2が取付具3の落下止め及び位置決めの役割を果たす。
【0036】
さらに、左右ピース1・1同士が組み合わせやすくなるように、ガイド片を形成してもよい。図4から図6までに示した実施例においては、立面15に立面ガイド片151が形成されている。立面ガイド片151は、取付具3を挟持させるための切り欠きとしての役割も果たすように、略コ字形状の切り込みを入れて、内側方向に切り起こされている。こうすることによって、締付具3であるボルトの軸部を、立面15の切り欠き部分と立面ガイド片151が取り囲むような状態になっている。そのため、取付具3であるボルトに負圧がかかった際、ボルトの頭部の軸部側の面が、立面15の切り込み端縁、又は立面ガイド片151の端縁に当たるので、強力な抜け止めとしての機能を果たす。
【0037】
このほか、図4から図6までに示した実施例において、載置部16に、補強面14が近接又は当接している部分よりも外側に、左右ピース1・1の対向する側に突出する載置部ガイド片を形成させてもよい。それらを入れ子状に組み合わせるようにすることによって、載置部16の補強面14が近接又は当接している部分よりも外側の強度が高まる。
【0038】
なお、取付具3は、図4から図6までに示した実施例のようなボルトには限らない。たとえば、ボルトと別部材を組み合わせたものを取付具3としても屋根上設置物を取り付けやすい形状である部材(ボルトでない)を取付具3としてもよい。
【0039】
上記のとおり、本願は、金具の強度を高め、正圧にも負圧にも強い構造を具備する屋根上設置物の取り付け金具である。その実現のために、部材の厚さを増加させたり、金具の大型化をさせることを必要としない。その結果、屋根上設置物の取り付け金具の製作コスト低減を実現している。
【符号の説明】
【0040】
A 取り付け金具
1 左ピース
1 右ピース
11 側面
111 挿通孔
12 挟持部
13 支持面
131 差込片
14 補強面
141 差込孔
142 切り欠き
143 挟持補助部
15 立面
151 立面ガイド片
16 載置部
2 締付具
21 ボルト
22 ナット
3 取付具
31 ボルト
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8