特許第5940103号(P5940103)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5940103
(24)【登録日】2016年5月27日
(45)【発行日】2016年6月29日
(54)【発明の名称】表示装置およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0481 20130101AFI20160616BHJP
   G06F 3/14 20060101ALI20160616BHJP
   G09F 19/00 20060101ALI20160616BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20160616BHJP
【FI】
   G06F3/0481
   G06F3/14 350B
   G09F19/00 Z
   G06F13/00 550A
【請求項の数】8
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2014-18945(P2014-18945)
(22)【出願日】2014年2月3日
(65)【公開番号】特開2015-146137(P2015-146137A)
(43)【公開日】2015年8月13日
【審査請求日】2015年2月3日
(73)【特許権者】
【識別番号】311012169
【氏名又は名称】NECパーソナルコンピュータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100084250
【弁理士】
【氏名又は名称】丸山 隆夫
(72)【発明者】
【氏名】中島 直之
(72)【発明者】
【氏名】白川 貴久
【審査官】 浜岸 広明
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−073863(JP,A)
【文献】 特開2004−310640(JP,A)
【文献】 特開2002−157185(JP,A)
【文献】 特開2010−165171(JP,A)
【文献】 特表2009−505246(JP,A)
【文献】 特開2001−306919(JP,A)
【文献】 特開2011−113512(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01
3/048−3/0489
3/14−3/153
13/00
19/00
G06Q 10/00−10/10
30/00−30/08
50/00−50/20
50/26−99/00
G09F 19/00−27/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウインドウに記事情報を表示する表示装置であって、
前記記事情報の開始位置と、前記記事情報の間の位置と、前記記事情報の終了位置と、の位置の中から任意の位置に広告を挿入した複数の表示パターンを作成する作成手段と、
前記作成手段で作成した複数の表示パターンの中から、前記ウインドウに広告を表示する際の条件である表示条件を満足する表示パターンを選択する選択手段と、
前記選択手段で選択した表示パターンを前記ウインドウに表示する表示制御手段と、
を有することを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記選択手段は、前記ウインドウにおいて複数の前記広告が同一画面に同時に表示されない前記表示パターンを、前記表示条件を満足する表示パターンとして選択することを特徴とする請求項1記載の表示装置。
【請求項3】
前記記事情報は、複数の記事で構成し、前記記事情報の間の位置は、前記複数の記事の記事と記事との間の位置である、ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記記事情報は、複数の領域に区分けされた1つの記事で構成し、前記記事情報の間の位置は、前記複数の領域の領域と領域との間の位置である、ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
【請求項5】
前記1つの記事には、前記複数の領域の領域と領域との間の位置を特定するためのタグが含まれており、
前記1つの記事を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記1つの記事に含まれる前記タグを検出し、前記複数の領域の領域と領域との間の位置を特定する特定手段と、を有することを特徴とする請求項4記載の表示装置。
【請求項6】
前記表示パターンを構成する前記広告を前記ウインドウに表示した際の画面位置に応じた値を算出する算出手段を有し、
前記選択手段は、前記表示条件を満足する表示パターンの中から、前記表示パターンを構成する前記広告の前記値の合計が最も高い表示パターンを選択する、ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項7】
前記ウインドウに表示した前記表示パターンの閲覧履歴に応じて、前記画面位置に応じた値を変更する変更手段を有する、ことを特徴とする請求項6記載の表示装置。
【請求項8】
ウインドウに記事情報を表示するコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記記事情報の開始位置と、前記記事情報の間の位置と、前記記事情報の終了位置と、
の位置の中から任意の位置に広告を挿入した複数の表示パターンを作成する作成処理と、
前記作成処理で作成した複数の表示パターンの中から、前記ウインドウに広告を表示する際の条件である表示条件を満足する表示パターンを選択する選択処理と、
前記選択処理で選択した表示パターンを前記ウインドウに表示する表示制御処理と、を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広告を表示する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ブラウザのウインドウに記事と共に広告を表示し、広告をユーザに見てもらって宣伝したり、広告をユーザがクリックして広告の掲載サイトにユーザを誘導したりするサービスが行われている。
【0003】
この種のサービスにおいて広告をウインドウに表示する際は、同一画面に複数の広告を同時に表示してはいけないなどの広告の表示条件がある。このため、通常は、広告の表示条件を満足するように予め定められた位置に広告を表示するようにしているのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1では、個人ホームページをフレーム分割し、その一のフレームに事業者のホームページ(広告)を表示させる技術について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−139316号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ブラウザのウインドウに複数の記事を表示する場合は、広告の表示条件を満足しさえすれば、記事と記事との間の位置に広告を挿入して表示することも可能である。記事と記事との間の位置にも広告を挿入して表示することで、広告の表示回数を多くし、ユーザに対して広告の閲覧確率を向上させることができる。しかし、ブラウザのウインドウサイズや、記事のサイズはユーザ操作によって変更することができるため、ブラウザのウインドウに複数の記事を表示する際に、記事と記事との間の位置に広告を挿入して表示してしまうと、広告の表示条件を満足しなくなってしまう場合がある。記事のサイズは、ウインドウに表示する記事の文字のサイズを変更することで変更することができる。
【0007】
例えば、図9(a)に示す複数の記事a、b、cがあり、図9(b)に示すブラウザのウインドウに記事a、記事b、記事cの順番で記事を表示すると仮定する。この場合、記事aの上部の位置A、記事aと記事bとの間の位置B、記事bと記事cとの間の位置C、記事cの下部の位置Dに広告を挿入することができる。しかし、ブラウザのウインドウサイズと、そのウインドウに表示する記事a、b、cのサイズと、の関係が図9(b)、(a)に示す関係であり、広告の表示条件が、ブラウザのウインドウに表示される同一画面上に2つ以上の広告を同時に表示してはならないという条件である場合は、例えば、図9(c)に示す表示パターンは、第1画面で広告1と広告2とが同時に表示され、広告の表示条件を満足しなくなってしまうことになる。図9では、図9(a)に示す記事a、bのサイズを3、記事cのサイズを5としている。また、図9(b)に示すブラウザのウインドウサイズを4としている。このため、図9(c)に示すように、記事aの上部の位置A、記事aと記事bとの間の位置Bに広告を挿入した場合は、第1画面で広告1と広告2とが同時に表示されることになり、広告の表示条件を満足しなくなってしまうことになる。
【0008】
本開示は、広告の表示条件を満足しつつ、広告の閲覧確率を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様にかかる表示装置は、
ウインドウに記事情報を表示する表示装置であって、
前記記事情報の開始位置と、前記記事情報の間の位置と、前記記事情報の終了位置と、
の位置の中から任意の位置に広告を挿入した複数の表示パターンを作成する作成手段と、
前記作成手段で作成した複数の表示パターンの中から、前記ウインドウに広告を表示する際の条件である表示条件を満足する表示パターンを選択する選択手段と、
前記選択手段で選択した表示パターンを前記ウインドウに表示する表示制御手段と、
を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本開示の一態様によれば、広告の表示条件を満足しつつ、広告の閲覧確率を向上させることにある。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本実施形態の情報処理装置100の構成例を示す図である。
図2】本実施形態の情報処理装置100の処理動作例を示す図である。
図3】ブラウザに表示する表示パターンの例を示す第1の図である。
図4】ブラウザに表示する表示パターンの例を示す第2の図である。
図5】ブラウザに表示する表示パターンの例を示す第3の図である。
図6】ブラウザに表示する表示パターンの例を示す第4の図である。
図7】ブラウザに表示する表示パターンの例を示す第5の図である。
図8】1つの記事に広告挿入候補位置を指定する場合の例を示す図である。
図9】広告の表示条件を満足しない表示パターン例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
(本開示の一態様にかかる表示装置100の概要)
まず、図1を参照しながら、本開示の一態様にかかる表示装置100について説明する。図1は、本開示の一態様にかかる表示装置100の構成例を示す。
【0013】
本開示の一態様にかかる表示装置100は、ウインドウに記事情報を表示する表示装置である。
【0014】
本開示の一態様にかかる表示装置100は、作成手段、選択手段、表示制御手段を有して構成する。
【0015】
作成手段は、ウインドウに表示する記事情報の開始位置と、記事情報の間の位置と、記事情報の終了位置と、の位置の中から任意の位置に広告を挿入した表示パターンを作成する。作成手段は、図1に示す表示パターン作成部43が機能する。
【0016】
選択手段は、作成手段で作成した表示パターンの中から、ウインドウに広告を表示する際の条件である表示条件を満足する表示パターンを選択する。選択手段は、図1に示す表示パターン選択部44が機能する。
【0017】
表示制御手段は、選択手段で選択した表示パターンをウインドウに表示する。表示制御手段は、図1に示す表示制御部45が機能する。
【0018】
本開示の一態様にかかる表示装置100は、ウインドウに表示する記事情報の開始位置と、記事情報の間の位置と、記事情報の終了位置と、の位置の中から任意の位置に広告を挿入した表示パターンを作成する。そして、その作成した表示パターンの中から表示条件を満足する表示パターンを選択する。そして、その選択した表示パターンをウインドウに表示している。このため、ウインドウに表示する表示パターンは、広告の表示条件を満足することができる。また、ウインドウに表示する表示パターンは、記事情報の間の位置に広告が挿入されている。このため、広告の閲覧確率を向上させることができる。なお、選択手段は、作成手段で作成した表示パターンの中から、ウインドウに広告を表示する際の条件である表示条件を満足し、かつ広告予想収入が最も高くなる表示パターンを選択するようにすることも可能である。これにより広告収入を向上させることができる。なお、記事情報は、複数の記事で構成したものや、複数の領域に区分けされた1つの記事で構成したものがあげられる。記事情報を複数の記事で構成した場合は、記事情報の間の位置は、複数の記事の記事と記事との間の位置を意味することになる。また、記事情報を1つの記事で構成した場合は、記事情報の間の位置は、複数の領域の領域と領域との間の位置を意味することになる。以下、添付図面を参照しながら、本開示の一態様にかかる表示装置100の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、表示装置100として情報処理装置100を例に説明する。
【0019】
(第1の実施形態)
<情報処理装置100の構成例>
まず、図1を参照しながら、本実施形態の情報処理装置100の構成例について説明する。図1は、本実施形態の情報処理装置100の構成例を示す図である。情報処理装置100としては、例えば、ストレート型PC、タブレット型PC、スマートフォンなどの各種機器が該当する。
【0020】
本実施形態の情報処理装置100は、表示部1、操作部2、記憶部3、制御部4を有している。
【0021】
表示部1は、各種情報を表示する。本実施形態では、表示部1上にブラウザのウインドウが表示され、そのウインドウ内に記事や広告が表示される。
【0022】
操作部2は、各種情報を入力する。本実施形態では、例えば、情報処理装置100を制御するための各種情報を入力する。
【0023】
記憶部3は、各種情報を記憶する。本実施形態の記憶部3は、表示条件記憶部31、単価情報記憶部32を有している。表示条件記憶部31は、ウインドウに広告を表示する際の広告の表示条件を記憶する。広告の表示条件は、例えば、同一画面に複数の広告を同時に表示してはいけないなどの表示条件がある。単価情報記憶部32は、広告を表示する際の広告の表示単価を記憶する。広告の表示単価は、広告をウインドウに表示した際の画面位置に応じて異なる。例えば、ウインドウの第1画面に広告を表示する場合は10円、第2画面に表示する場合は8円、第3画面に表示する場合は6円、第4画面に表示する場合は5円、第5画面に表示する場合は4円、などのように画面位置に応じた表示単価になっている。なお、広告の表示単価は、任意に変更することが可能である。例えば、成果報酬型の広告のように、広告をクリックされた場合は1200円という広告があって、情報処理装置100を利用するユーザの過去の操作履歴から想定されるクリック率が0.4%である場合は、期待値として5円というような期待値としての表示単価にすることも可能である。なお、広告の表示条件や広告の表示単価の情報は、広告主や広告配信者のサーバから適宜配信して表示条件記憶部31や単価情報記憶部32に記憶するようにしても良い。
【0024】
制御部4は、情報処理装置100を制御する。本実施形態の制御部4は、記事取得部41、広告取得部42、表示パターン作成部43、表示パターン選択部44、表示制御部45を有している。
【0025】
記事取得部41は、ネットワーク上のサーバ200から各種記事を取得する。なお、記事取得部41は、記憶部3に格納されている記事を取得しても良い。
【0026】
広告取得部42は、ネットワーク上のサーバ200から各種広告を取得する。なお、広告取得部42は、記憶部3に格納されている広告を取得しても良い。
【0027】
表示パターン作成部43は、記事取得部41が取得した記事と、広告取得部42が取得した広告と、を基に、ブラウザのウインドウに表示する表示パターンを作成する。表示パターンは、例えば、記事開始前の位置、記事と記事との間の位置、記事終了後の位置の中の任意の位置に広告を挿入して作成する。記事取得部41は、1つのファイルに含まれる記事を個別に取得して個々のファイルに含まれる複数の記事を取得する。表示パターン作成部43は、記事取得部41が個別に取得した記事を基に、複数の記事の記事と記事との間の位置を特定する。表示パターンの具体的な作成方法については後述する。
【0028】
表示パターン選択部44は、表示パターン作成部43で作成した表示パターンの中から、表示条件記憶部31に記憶されている広告の表示条件を満足する表示パターンを選択する。また、表示パターン選択部44は、単価情報記憶部32に記憶されている広告の表示単価を基に、表示パターンを構成する広告をウインドウに表示した際の画面位置に応じた広告の表示単価を算出する。そして、表示パターン選択部44は、表示パターンを構成する広告の表示単価の合計が最も高い表示パターンを選択する。
【0029】
表示制御部45は、表示パターン選択部44で選択した表示パターンをブラウザのウインドウに表示する。
【0030】
<情報処理装置100の処理動作例>
次に、図2図3を参照しながら、本実施形態の情報処理装置100の処理動作例について説明する。図2は、本実施形態の情報処理装置100の処理動作例を示す図である。図3は、表示パターンの一例を示す図であり、インプレッション型の広告の表示例を示している。図3は、図3(a)に示す複数の記事a、b、c、dを図3(b)に示すブラウザのウインドウに表示する場合の表示パターン例が記載されている。図3では、図3(b)に示すブラウザのウインドウに表示する際の記事a、b、cのサイズを3、記事dのサイズを5としている。また、図3(b)に示すブラウザのウインドウサイズを4としている。
【0031】
まず、表示パターン作成部43は、記事取得部41が取得した記事と、広告取得部42が取得した広告と、を基に、記事の開始位置と、記事と記事との間の位置と、記事の終了位置と、の位置の中から任意の位置に広告を挿入した表示パターンを作成する(ステップS1)。図3では、記事取得部41が取得した記事が記事a、記事b、記事c、記事dである。このため、表示パターン作成部43は、記事a、記事b、記事c、記事dの順番でウインドウに表示する表示パターンを作成する。また、図3では、広告の挿入候補位置は、記事aの上部の位置(第1の挿入候補位置)A、記事aと記事bとの間の位置(第2の挿入候補位置)B、記事bと記事cとの間の位置(第3の挿入候補位置)C、記事cと記事dとの間の位置(第4の挿入候補位置)D、記事dの下部の位置(第5の挿入候補位置)Eがある。このため、表示パターン作成部43は、第1〜第5の挿入候補位置A〜Eの中から任意の位置に広告を挿入した表示パターンを作成する。
【0032】
例えば、図3(c)に示す表示パターン1は、第1、第2、第5の挿入候補位置A、B、Eに広告を挿入した場合の表示パターンを示している。
【0033】
また、図3(d)に示す表示パターン2は、第1、第3、第5の挿入候補位置A、C、Eに広告を挿入した場合の表示パターンを示している。
【0034】
また、図3(e)に示す表示パターン3は、第2、第4、第5の挿入候補位置B、D、Eに広告を挿入した場合の表示パターンを示している。
【0035】
これにより、表示パターン作成部43は、記事の開始位置(第1の挿入候補位置Aに相当)と、記事と記事との間の位置(第2〜第4の挿入候補位置B〜Dに相当)と、記事の終了位置(第5の挿入候補位置Eに相当)と、の位置の中から任意の位置に広告を挿入した表示パターンを作成することができる。
【0036】
次に、表示パターン選択部44は、表示パターン作成部43で作成した表示パターンの中から、表示条件記憶部31に記憶されている広告の表示条件を満足する表示パターンを選択する(ステップS2)。図3では、表示条件記憶部31に記憶されている広告の表示条件は、ブラウザに表示される同一画面上に2つ以上の広告を同時に表示してはならないとしている。
【0037】
図3(c)に示す表示パターン1は、第1画面で広告1と広告2とが同時に表示され、広告の表示条件を満足しないため、広告の表示条件を満足する表示パターンに該当しないことになる。また、図3(d)、(e)に示す表示パターン2、3は、広告の表示条件を満足するため、広告の表示条件を満足する表示パターンに該当することになる。
【0038】
このため、表示パターン選択部44は、表示パターン作成部43で作成した表示パターン1、2、3の中から広告の表示条件を満足する表示パターン2、3を選択することができる。
【0039】
次に、表示パターン選択部44は、単価情報記憶部32に記憶されている広告の表示単価を基に、表示パターンを構成する広告をウインドウに表示した際の画面位置に応じた広告の表示単価を算出する(ステップS3)。そして、表示パターン選択部44は、表示パターンを構成する広告の表示単価の合計が最も高い表示パターンを選択する(ステップS4)。
【0040】
図3では、単価情報記憶部32に記憶されている広告の表示単価は、第1画面の場合は10円、第2画面の場合は8円、第3画面の場合は6円、第4画面の場合は5円、第5画面の場合は4円としている。このため、表示パターン選択部44は、図3(d)に示す表示パターン2を構成する広告1は、表示単価が10円、広告2は、表示単価が8円、広告3は、表示単価が4円と算出することができる。また、表示パターン選択部44は、図3(e)に示す表示パターン3を構成する広告1は、表示単価が10、広告2は、表示単価が6円、広告3は、表示単価が4円と算出することができる。この場合、図3(d)に示す表示パターン2は、広告の表示単価の合計が22円となり、図3(e)に示す表示パターン3は、広告の表示単価の合計が20円となる。このため、表示パターン選択部44は、広告の表示単価の合計が最も高い表示パターン2を選択することができる。
【0041】
次に、表示制御部45は、表示パターン選択部44が選択した表示パターンをブラウザのウインドウに表示する(ステップS5)。これにより、表示制御部45は、図3(d)に示す表示パターン2をブラウザのウインドウに表示することができる。
【0042】
本実施形態の情報処理装置100は、図2に示す一連の処理動作を行い、図3(d)に示す表示パターン2をブラウザのウインドウに表示することで、広告の表示条件を満足し、且つ、広告の表示単価が最も高い表示パターンをブラウザのウインドウに表示することができる。
【0043】
<他の表示パターンの表示例>
次に、図4図7を参照しながら、他の表示パターンの表示例について説明する。図4図5は、インプレッション型の広告の表示例を示す。図6図7は、成果保証型の広告の表示例を示す。
【0044】
図4の表示パターンの表示例)
図4では、図4(a)に示す記事a、記事b、記事c、記事dの順番で図4(b)に示すブラウザのウインドウに表示する表示パターンを作成する。このため、表示パターン作成部43は、記事の開始位置(第1の挿入候補位置Aに相当)と、記事と記事との間の位置(第2〜第4の挿入候補位置B〜Dに相当)と、記事の終了位置(第5の挿入候補位置Eに相当)と、の位置の中から任意の位置に広告を挿入した図4(c)、(d)、(e)に示す表示パターンを作成する。
【0045】
図4(c)に示す表示パターン1は、第1〜第5の挿入候補位置A、B、C、D、Eに広告を挿入した場合の表示パターンを示している。
【0046】
図4(d)に示す表示パターン2は、第1、第3、第5の挿入候補位置A、C、Eに広告を挿入した場合の表示パターンを示している。
【0047】
図4(e)に示す表示パターン3は、第2、第4、第5の挿入候補位置B、D、Eに広告を挿入した場合の表示パターンを示している。
【0048】
また、図4では、表示条件記憶部31に記憶されている広告の表示条件は、ブラウザに表示される同一画面上に3つ以上の広告を同時に表示してはならないものとしている。
【0049】
このため、表示パターン選択部44は、表示パターン作成部43で作成した表示パターン1、2、3の中から広告の表示条件を満足する表示パターン1、2、3を選択する。
【0050】
また、図4では、図4(c)に示す表示パターン1は、広告の表示単価の合計が33円となり、図4(d)に示す表示パターン2は、広告の表示単価の合計が22円となり、図4(e)に示す表示パターン3は、広告の表示単価の合計が20円となる。このため、表示パターン選択部44は、広告の表示単価の合計が最も高い表示パターン1を選択する。
【0051】
これにより、本実施形態の情報処理装置100は、図4(c)に示す表示パターン1をブラウザのウインドウに表示することで、広告の表示条件を満足し、且つ、広告の表示単価が最も高い表示パターンをブラウザのウインドウに表示することができる。
【0052】
図5の表示パターンの表示例)
図5では、図5(a)に示す記事a、記事b、記事c、記事dの順番で図5(b)に示すブラウザのウインドウに表示する表示パターンを作成する。図5では、図5(b)に示すブラウザのウインドウサイズを7としている。このため、表示パターン作成部43は、記事の開始位置(第1の挿入候補位置Aに相当)と、記事と記事との間の位置(第2〜第4の挿入候補位置B〜Dに相当)と、記事の終了位置(第5の挿入候補位置Eに相当)と、の位置の中から任意の位置に広告を挿入した図5(c)、(d)、(e)に示す表示パターンを作成する。
【0053】
図5(c)に示す表示パターン1は、第1、第4の挿入候補位置A、Dに広告を挿入した場合の表示パターンを示している。
【0054】
図5(d)に示す表示パターン2は、第2、第5の挿入候補位置B、Eに広告を挿入した場合の表示パターンを示している。
【0055】
図5(e)に示す表示パターン3は、第3、第5の挿入候補位置C、Eに広告を挿入した場合の表示パターンを示している。
【0056】
また、図5では、表示条件記憶部31に記憶されている広告の表示条件は、ブラウザに表示される同一画面上に2つ以上の広告を同時に表示してはならないものとしている。
【0057】
このため、表示パターン選択部44は、表示パターン作成部43で作成した表示パターン1、2、3の中から広告の表示条件を満足する表示パターン1、2、3を選択する。
【0058】
また、図5では、図5(c)に示す表示パターン1は、広告の表示単価の合計が18円となり、図5(d)に示す表示パターン2は、広告の表示単価の合計が16円となり、図5(e)に示す表示パターン3は、広告の表示単価の合計が16円となる。このため、表示パターン選択部44は、広告の表示単価の合計が最も高い表示パターン1を選択する。
【0059】
これにより、本実施形態の情報処理装置100は、図5(c)に示す表示パターン1をブラウザのウインドウに表示することで、広告の表示条件を満足し、且つ、広告の表示単価が最も高い表示パターンをブラウザのウインドウに表示することができる。
【0060】
なお、図5に示す表示パターンの表示例は、ブラウザのウインドウサイズを大きくした場合を示している。しかし、記事の文字を小さくし、記事のサイズを小さくした場合も図5と同様な方法で表示パターンを選択することができる。なお、記事の文字サイズを小さくすることは可能であるが、写真は小さくならない。
【0061】
図6の表示パターンの表示例)
図6では、図6(a)に示す記事a、記事b、記事c、記事dの順番で図6(b)に示すブラウザのウインドウに表示する表示パターンを作成する。このため、表示パターン作成部43は、記事の開始位置(第1の挿入候補位置Aに相当)と、記事と記事との間の位置(第2〜第4の挿入候補位置B〜Dに相当)と、記事の終了位置(第5の挿入候補位置Eに相当)と、の位置の中から任意の位置に広告を挿入した図6(c)、(d)、(e)に示す表示パターンを作成する。
【0062】
図6(c)に示す表示パターン1は、第1、第4の挿入候補位置A、Dに広告を挿入した場合の表示パターンを示している。
【0063】
図6(d)に示す表示パターン2は、第2、第5の挿入候補位置B、Eに広告を挿入した場合の表示パターンを示している。
【0064】
図6(e)に示す表示パターン3は、第3、第5の挿入候補位置C、Eに広告を挿入した場合の表示パターンを示している。
【0065】
また、図6では、表示条件記憶部31に記憶されている広告の表示条件は、ブラウザに表示される同一画面上に2つ以上の広告を同時に表示してはならないものとしている。また、広告をクリックされた場合は1200円という広告があって、情報処理装置100を利用するユーザの過去の操作履歴から想定される第1画面の下部の広告クリック率が0.4%である場合は、期待値として5円というような期待値としての広告の表示単価が単価情報記憶部32に記憶されているものとする。
【0066】
このため、表示パターン選択部44は、表示パターン作成部43で作成した表示パターン1、2、3の中から広告の表示条件を満足する表示パターン1、2、3を選択する。
【0067】
また、図6では、図6(c)に示す表示パターン1は、広告の表示単価の合計が7円となり、図6(d)に示す表示パターン2は、広告の表示単価の合計が9円となり、図6(e)に示す表示パターン3は、広告の表示単価の合計が11円となる。このため、表示パターン選択部44は、広告の表示単価の合計が最も高い表示パターン3を選択する。
【0068】
これにより、本実施形態の情報処理装置100は、図6(e)に示す表示パターン3をブラウザのウインドウに表示することで、広告の表示条件を満足し、且つ、広告の表示単価が最も高い表示パターンをブラウザのウインドウに表示することができる。
【0069】
なお、図6に示す期待値としての広告の表示単価は、ユーザAの記事の閲覧履歴を基に、第1画面の上部の場合は4円、第1画面の中部の場合は3円、第1画面の下部の場合は5円としている。また、第1画面以外の場合は3円とし、記事終了後の下部の場合は6円としている。
【0070】
記事の閲覧の仕方はユーザによって異なる。例えば、ウインドウに表示された最初の記事のみを頻繁に見る傾向のユーザがいたり、最後まで記事を見る傾向のユーザがいたり、記事の途中までしか見ない傾向のユーザがいたりする。このため、ユーザの記事の閲覧履歴を基に、ユーザが記事を閲覧するときの傾向を特定し、その特定した傾向と、広告をウインドウに表示した際の画面位置と、に応じて単価情報記憶部32に記憶されている広告の表示単価を変更する。これにより、ユーザの記事の閲覧履歴に応じた広告の表示単価に変更することができる。なお、記事の上部の方が記事の下部よりも広告の表示確率が高い。また、記事の下部の方が記事の上部よりも広告のクリック率が高い。このため、ユーザの記事の閲覧履歴を基に、広告の挿入候補位置に重み付けを付与し、広告の表示単価を調整するようにすることも可能である。
【0071】
図7の表示パターンの表示例)
図7では、図7(a)に示す記事a、記事b、記事c、記事dの順番で図7(b)に示すブラウザのウインドウに表示する表示パターンを作成する。このため、表示パターン作成部43は、記事の開始位置(第1の挿入候補位置Aに相当)と、記事と記事との間の位置(第2〜第4の挿入候補位置B〜Dに相当)と、記事の終了位置(第5の挿入候補位置Eに相当)と、の位置の中から任意の位置に広告を挿入した図7(c)、(d)、(e)に示す表示パターンを作成する。
【0072】
図7(c)に示す表示パターン1は、第1、第4の挿入候補位置A、Dに広告を挿入した場合の表示パターンを示している。
【0073】
図7(d)に示す表示パターン2は、第1、第5の挿入候補位置A、Eに広告を挿入した場合の表示パターンを示している。
【0074】
図7(e)に示す表示パターン3は、第3、第5の挿入候補位置C、Eに広告を挿入した場合の表示パターンを示している。
【0075】
また、図7では、表示条件記憶部31に記憶されている広告の表示条件は、ブラウザに表示される同一画面上に2つ以上の広告を同時に表示してはならないものとしている。また、広告をクリックされた場合は1200円という広告があって、情報処理装置100を利用するユーザの過去の操作履歴から想定される記事開始前の上部の広告クリック率が0.3%である場合は、期待値として4円というような期待値としての広告の表示単価が単価情報記憶部32に記憶されているものとする。
【0076】
このため、表示パターン選択部44は、表示パターン作成部43で作成した表示パターン1、2、3の中から広告の表示条件を満足する表示パターン1、2、3を選択する。
【0077】
また、図7では、図7(c)に示す表示パターン1は、広告の表示単価の合計が5円となり、図7(d)に示す表示パターン2は、広告の表示単価の合計が10円となり、図7(e)に示す表示パターン3は、広告の表示単価の合計が7円となる。このため、表示パターン選択部44は、広告の表示単価の合計が最も高い表示パターン2を選択する。
【0078】
これにより、本実施形態の情報処理装置100は、図7(d)に示す表示パターン2をブラウザのウインドウに表示することで、広告の表示条件を満足し、且つ、広告の表示単価が最も高い表示パターンをブラウザのウインドウに表示することができる。
【0079】
なお、図7に示す期待値としての広告の表示単価は、ユーザBの記事の閲覧履歴を基に、記事開始前の上部の場合は4円、記事中の場合は1円、記事終了後の下部の場合は6円としている。
【0080】
<本実施形態の情報処理装置100の作用・効果>
このように、本実施形態の情報処理装置100は、記事の開始位置(第1の挿入候補位置Aに相当)と、記事と記事との間の位置(第2〜第4の挿入候補位置B〜Dに相当)と、記事の終了位置(第5の挿入候補位置Eに相当)と、の位置の中から任意の位置に広告を挿入した表示パターンを作成する(ステップS1)。そして、その作成した表示パターンの中から、表示条件記憶部31に記憶されている広告の表示条件を満足する表示パターンを選択する(ステップS2)。そして、単価情報記憶部32に記憶されている広告の表示単価を基に、表示パターンを構成する広告をウインドウに表示した際の画面位置に応じた広告の表示単価を算出する(ステップS3)。そして、表示パターンを構成する広告の表示単価の合計が最も高い表示パターンを選択する(ステップS4)。そして、その選択した表示パターンをブラウザのウインドウに表示する(ステップS5)。これにより、広告の表示条件を満足し、且つ、広告の表示単価が最も高い表示パターンをブラウザのウインドウに表示し、広告の閲覧確率を向上させることができる。
【0081】
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
【0082】
第1の実施形態は、ネットワーク上のサーバ200から1つのファイルに含まれる記事を個別に取得して個々のファイルに含まれる複数の記事を取得し、その取得した複数の記事をブラウザのウインドウに表示する場合について説明した。しかし、1つのファイルに含まれる複数の領域に区分けされた1つの記事を取得し、その取得した1つの記事をブラウザのウインドウに表示するようにしても良い。
【0083】
但し、この場合は、図8(a)に示す1つの記事に対して、図8(b)に示すように広告挿入候補位置を指定するためのタグを挿入する必要がある。タグの挿入は、サーバ200側で行い、図8(b)に示すタグが挿入された1つの記事を情報処理装置100が取得する。情報処理装置100は、図8(b)に示す1つの記事を解析し、タグを検出することで、そのタグの位置に広告を挿入することが可能と判定する。これにより、情報処理装置100は、複数の領域に区分けされた1つの記事の中の領域と領域との間の位置を特定することができる。図8(b)の場合は、記事aの領域の上部の位置、記事aの領域と記事bの領域との間の位置、記事bの領域と記事cの領域との間の位置、記事cの領域と記事dの領域との間の位置、記事dの領域の下部の位置に広告を挿入することが可能と情報処理装置100が判定する。これにより、情報処理装置100は、第1の実施形態と同様に、記事の開始位置と、記事と記事との間の位置と、記事の終了位置と、の位置の中から任意の位置に広告を挿入して表示パターンを作成することができる。本実施形態では、ブラウザのウインドウに表示する記事は、複数の領域に区分けされた1つの記事であるため、情報処理装置100は、1つの記事の開始位置と、複数の領域の領域と領域との間の位置と、1つの記事の終了位置と、の位置の中から任意の位置に広告を挿入して表示パターンを作成することになる。
【0084】
なお、情報処理装置100は、図8(a)に示す1つの記事を解析し、段落(例えば、「言語が</p>で終わっている」、「文章が。で終わっている」など)を検出し、その検出した位置に広告を挿入することも可能である。但し、この場合は、コンテンツ製作者の意図しない位置に広告が挿入される場合がある。例えば、コンテンツの図解と説明文との間の位置に広告が挿入される場合がある。このため、広告の挿入位置によっては、ブラウザのウインドウに表示された記事に悪影響を及ぼすことがある。
【0085】
このため、コンテンツ製作者は、図8(a)に示す1つの記事に対してサーバ200側で図8(b)に示すように広告挿入候補位置を指定するためのタグを挿入する。なお、タグを挿入した位置は、必ず広告が挿入されるわけではない。これは、ブラウザのウインドウに複数の記事を表示する際に、記事と記事との間の位置に常に広告を挿入して表示してしまうと、広告の表示条件を満足しなくなってしまう場合があるためである。また、ブラウザのウインドウサイズや記事のサイズによって、広告の表示条件を満足することが可能な広告挿入位置が変動するため、広告挿入位置をコンテンツ製作者側で制御することができないためである。
【0086】
本実施形態では、図8(a)に示す1つの記事に対してサーバ200側で図8(b)に示すように広告挿入候補位置を指定するためのタグを挿入する。そして、情報処理装置100は、図8(b)に示す1つの記事を解析し、タグを検出することで、そのタグの位置に広告を挿入することが可能と判定する。そして、挿入可能と判定した位置を基に、第1の実施形態と同様に表示パターンを作成し、その作成した表示パターンの中から広告の表示条件を満足する表示パターンを選択する。これにより、図8(b)に示すタグが挿入された1つの記事を情報処理装置100が取得しても、第1の実施形態と同様に表示パターンをブラウザのウインドウに表示することができる。
【0087】
なお、コンテンツ製作者は、サーバ200側で図8(a)に示す1つの記事を図8(b)に示す広告挿入候補位置で分割し、図8(c)に示す複数の記事を作成することも可能である。図8(c)に示す複数の記事は、各々の記事が独立したHTML形式の記事になっているため、情報処理装置100は、第1の実施形態と同様な処理動作を行うことで、表示パターンをブラウザのウインドウに表示することができる。これは、第1の実施形態で説明した記事a、記事b、記事c、記事dは、図8(c)に示す記事a、記事b、記事c、記事dと同様なHTML形式の記事のためである。
【0088】
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
【0089】
例えば、上記実施形態の情報処理装置100を構成する各部における制御動作は、ハードウェア、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成を用いて実行することも可能である。
【0090】
なお、ソフトウェアを用いて処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。
【0091】
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、リムーバブル記録媒体に一時的、あるいは、永続的に格納(記録)しておくことが可能である。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することが可能である。リムーバブル記録媒体は、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種記録媒体があげられる。
【0092】
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールすることになる。また、ダウンロードサイトからコンピュータに無線転送することになる。また、ネットワークを介してコンピュータに有線で転送することになる。
【0093】
また、上記実施形態の情報処理装置100を構成する各部は、上記実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に処理を実行するだけに限定するものでない。例えば、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に処理を実行するように構築することも可能である。
【符号の説明】
【0094】
100 情報処理装置
1 表示部
2 操作部
3 記憶部
31 表示条件記憶部
32 単価情報記憶部
4 制御部
41 記事取得部
42 広告取得部
43 表示パターン作成部
44 表示パターン選択部
45 表示制御部
200 サーバ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9