特許第5940417号(P5940417)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5940417
(24)【登録日】2016年5月27日
(45)【発行日】2016年6月29日
(54)【発明の名称】電気機器及び燃焼装置
(51)【国際特許分類】
   F23K 5/14 20060101AFI20160616BHJP
   F23N 5/24 20060101ALI20160616BHJP
   F23N 5/26 20060101ALI20160616BHJP
   G01G 19/52 20060101ALI20160616BHJP
【FI】
   F23K5/14 505
   F23K5/14 502
   F23N5/24 101E
   F23N5/26 101B
   G01G19/52 E
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-198011(P2012-198011)
(22)【出願日】2012年9月10日
(65)【公開番号】特開2014-52151(P2014-52151A)
(43)【公開日】2014年3月20日
【審査請求日】2015年2月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】000109026
【氏名又は名称】ダイニチ工業株式会社
(72)【発明者】
【氏名】須坂 祥子
(72)【発明者】
【氏名】堀 仁
【審査官】 黒石 孝志
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−236394(JP,A)
【文献】 特開2003−130337(JP,A)
【文献】 特開2002−148093(JP,A)
【文献】 特開2008−275465(JP,A)
【文献】 特開2005−172497(JP,A)
【文献】 特開平7−305832(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F23K 5/14
F23N 5/24
F23N 5/26
G01G 19/52
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体貯留部に液体を供給するタンクと、前記タンクの重量を検出する荷重センサと、前記荷重センサの検出値により前記タンク内の液体の残量を表示する液量表示部と、光を利用して液体貯留部内の液体の有無を検出する光学式液面センサと、前記光学式液面センサの駆動信号をパルス状にして駆動させて前記光学式液面センサからの出力信号により液体の有無を判定するとともに、この判定に対応して前記液量表示部の表示を補正する制御部を備えた電気機器において、前記制御部は、前記光学式液面センサを駆動させるために通電する周期を前記機器の運転時と運転停止時とにおいて可変させ、運転停止時の通電周期を運転時の通電周期よりも長くすることを特徴とする電気機器。
【請求項2】
着脱自在に装着され油受皿に液体燃料を供給するカートリッジタンクと、前記カートリッジタンクの重量を検出する荷重センサと、前記荷重センサの検出値により前記カートリッジタンク内の残油量を表示する油量表示部と、光を利用して前記油受皿内の液体燃料の有無を検出する光学式液面センサと、前記光学式液面センサの駆動信号をパルス状にして駆動させて前記光学式液面センサからの出力信号により液体燃料の有無を判定するとともに、この判定に対応して前記油量表示部の表示を補正する制御部を備えた燃焼装置において、前記制御部は、前記光学式液面センサを駆動させるために通電する周期を運転時と運転停止時とにおいて可変させ、運転停止時の通電周期を運転時の通電周期よりも長くすることを特徴とする燃焼装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば石油ファンヒータ等の電気機器に関し、特に液体の有無を検出する液面センサと液体の重量を検出する荷重センサを備えた電気機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、石油ファンヒータ等の電気機器に使用されている液面センサには、発光素子と受光素子を備えプリズム反射面の液体の有無による光の変化により液体貯留部内の液体の有無を検知する光学式液面センサが知られている(特許文献1)。
【0003】
一方、液体燃料を補給するカートリッジタンクの重量を荷重センサで検出し、この重量データにより液体燃料の残量を油量表示器等の液量表示部に表示させる燃焼装置が知られている(特許文献2)。このような液量表示部を備えた電気機器には荷重センサとともに特許文献1記載の光学式液面センサも備えているものもある。
【0004】
例えば、カートリッジタンクの故障により液体が液体貯留部に供給されなくなってしまったとすると、機器の運転により液体貯留部内の液体が消費されてなくなることで光学式液面センサが液体貯留部には液体はないとの検出を行なう。ところが、カートリッジタンク内には液体が入っているため、荷重センサは重量を検出している。このように、光学式液面センサが液体はないと検出するが、荷重センサが液体重量を検出した場合には、液量表示部の表示を「残量なし」の状態に更新するとともに異常であることを報知する。これにより、液体貯留部には液体が供給されていないという機器の状態を正確に液量表示部に表示させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−35416号公報
【特許文献2】実開平1−136254号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、従来は機器の運転停止中には光学式液面センサを駆動させていなかったため、液体貯留部に液体が供給されないといった異常が生じても運転停止中には異常な状態であることを検出することができなかった。そこで、この問題を解決するためには、機器の運転状態に関わらず光学式液面センサを駆動させ液体の有無判定を常に実施すれば、液体貯留部内の状態について正確に表示を行なわせることができるようになる。
【0007】
しかしながら、光学式液面センサは経時変化により発光素子の輝度が低下し、光学式液面センサとしての寿命が短くなるものであり、運転状態に関わらず光学式液面センサを一定の周期で駆動させることで発光素子を発光させる頻度が増大し、製品寿命が訪れる前に発光素子の寿命に達してしまう恐れがある。その結果、光学式液面センサに故障が生じて正確な液面検出ができなくなり、誤判定を発生させてしまう。
【0008】
本発明は上記課題を解決するためのもので、機器の運転状態に関わらず光学式液面センサを駆動させ液体の有無を検出するとともに、光学式液面センサの発光素子の寿命を延ばすことによって誤判定の発生を回避できる信頼性の高い液面検出装置を有する電気機器、およびその液面検出装置を備えた燃焼装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、液体貯留部に液体を供給するタンクと、前記タンクの重量を検出する荷重センサと、前記荷重センサの検出値により前記タンク内の液体の残量を表示する液量表示部と、光を利用して液体貯留部内の液体の有無を検出する光学式液面センサと、前記光学式液面センサの駆動信号をパルス状にして駆動させて前記光学式液面センサからの出力信号により液体の有無を判定するとともに、この判定に対応して前記液量表示部の表示を補正する制御部を備えた電気機器において、前記制御部は、前記光学式液面センサを駆動させるために通電する周期を前記機器の運転時と運転停止時とにおいて可変させ、運転停止時の通電周期を運転時の通電周期よりも長くすることを特徴とする電気機器に係わるものである。
【0011】
また、着脱自在に装着され油受皿に液体燃料を供給するカートリッジタンクと、前記カートリッジタンクの重量を検出する荷重センサと、前記荷重センサの検出値により前記カートリッジタンク内の残油量を表示する油量表示部と、光を利用して前記油受皿内の液体燃料の有無を検出する光学式液面センサと、前記光学式液面センサの駆動信号をパルス状にして駆動させて前記光学式液面センサからの出力信号により液体燃料の有無を判定するとともに、この判定に対応して前記油量表示部の表示を補正する制御部を備えた燃焼装置において、前記制御部は、前記光学式液面センサを駆動させるために通電する周期を運転時と運転停止時とにおいて可変させ、運転停止時の通電周期を運転時の通電周期よりも長くすることを特徴とする燃焼装置に係わるものである。
【発明の効果】
【0013】
上述の構成にすることにより、運転状態に関わらず液体の有無を判定することができるため、運転停止時においても運転時同様に液量表示部の表示の補正が適切に行われることから、液体貯留部内の異常状態を正確に表示させることができる。
【0014】
また、運転状態に関わらず常に一定の周期で光学式液面センサに通電したときと比較して光学式液面センサに通電する頻度を低減できるので、光学式液面センサの発光素子が寿命に達するまでの時間が長くなり、故障を生ずることなく正確な判定を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の光学式液面センサと油量表示部を備える燃焼装置の液体燃料供給部の概略説明図である。
図2】本発明の光学式液面センサの構造図である。
図3】本発明の光学式液面センサの原理を説明する図である。
図4】本発明の制御部による液面検知の動作を示すタイムチャートである。
図5】本発明の光学式液面センサに通電するタイムチャートである。
図6】本発明の他の実施例における光学式液面センサに通電するタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
好適と考える本発明の最良の形態を、本発明の作用効果を示して簡単に説明する。
【0017】
本発明の電気機器は、光学式液面センサによる液体の有無の判定から荷重センサの検出値を補正する機器において光学式液面センサを駆動させる通電周期を機器の運転時と運転停止時とにおいて可変させ、運転停止時の通電周期を運転時の通電周期よりも長くするようにしたものである。つまり、常に液体の有無を検出するために機器の運転状態に関わらず光学式液面センサを駆動させ、さらに、機器が運転しているときには機器の液体貯留部に貯留する液体が消費されるため、通電周期を短くして頻繁に液面検出を行なうが、逆に機器が運転を停止しているときには貯留する液体が消費されないため、それほど頻繁に液面検出する必要がないので通電周期を長くするのである。
【0018】
これにより、機器の運転状態に関わらず常に液体の有無を検出できることから、例えば機器に供給する液体がなくなり運転停止となった場合において、何らかの故障でタンクから液体貯留部に液体が供給されない状態となってもこれを異常な状態と検出することが可能となる。したがって、運転停止中でも運転中同様に液量表示部に「残量なし」の状態を表示できるので、運転状態に関わらず液体貯留部に異常が生じたことを正確に表示させることができる。
【0019】
さらに、機器の運転状態に関わらず一定の周期で光学式液面センサに通電したときと比較して光学式液面センサに通電される頻度を低減できることから、光学式液面センサの発光素子の寿命を光学式液面センサが搭載される機器の寿命よりも長く延ばすことが可能となるので、光学式液面センサの故障によって生じる誤判定を防止できることとなる。
【0020】
また、機器の運転時よりも運転停止時の光学式液面センサの通電周期を長くすることにより、制御部は運転停止中のクロック周波数を運転時よりも低速とすることで待機電力の消費を抑えることも可能となる。
【0021】
また、燃焼装置に用いられるカートリッジタンクは耐熱性および耐油性の点から板金加工にて形成されているために、内部に貯留される液体燃料の残量を外部からは確認しにくく、液体燃料の残量の確認は荷重センサの検出値に基づいた油量表示部による残量表示にて行なっている。そのため、例えばカートリッジタンクを透明な樹脂で成型することで内部に貯留される液体の残量を外部からも確認できる他の機器に比べて、油量表示部の表示に正確性が要求される。本発明の適用により、運転状態に関わらず光学式液面センサによる判定結果から荷重センサによる油量表示部の表示を補正することで正確な表示が行なえるため、残量表示の信頼性が高くなり使用者に対する利便性を向上できる。
【実施例1】
【0022】
以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
【0023】
図1は液面検出装置と油量表示部を備える燃焼装置の液体燃料供給部の概略説明図であり、1は光学式液面センサ、2は電磁ポンプ、3は電磁ポンプ2と光学式液面センサ1を取り付けた液体貯留部としての油受皿であり、4は油受皿3に液体燃料を供給するカートリッジタンクである。5はカートリッジタンク4内の残油量を多段階にバーグラフ表示する油量表示部、6はカートリッジタンク4の重量を検出することでカートリッジタンク4内の残油量を制御部7に演算させる荷重センサであり、これらは制御部7と接続されている。また、制御部7の出力側には使用者への給油報知を行なう報知手段8が接続されている。
【0024】
図2は光学式液面センサ1の構造図であり、図2(A)は要部断面図、図2(B)はA−A断面図である。光学式液面センサ1は、側面にプリズム9を一体成型した円筒状の透明樹脂製ハウジング10と、発光ダイオード等の発光素子11及びフォトトランジスタ等の受光素子12を並列にプリズム9に向けて配置し、発光素子11、受光素子12及びその他の各種電子部品を固定して透明樹脂製ハウジング10内に収容したプリント配線基板13と、プリント配線基板13に接続された外部リード線14から構成されている。
【0025】
そして、光学式液面センサ1は図1に示すように、液体燃料が油受皿3内で定油面を維持している状態で、光学式液面センサ1のプリズム9部分が液体燃料の中に埋没するように油受皿3に取り付けられている。
【0026】
次に、光学式液面センサ1が油受皿3内の液体燃料の有無を判定する原理を図3(A)、(B)より説明する。まず、図3(A)に示すようにプリズム9の周囲が液体燃料に囲まれている場合、つまり油受皿3内に液体燃料がある場合には、発光素子11からの光はプリズム9内で反射されることなく液体燃料中に進むか、またはプリズム9内で異方向に進むので受光素子12に光が入射しないため光が出力電流に変換されず出力信号は出ないことになる。
【0027】
しかし、図3(B)に示すように油受皿3内の液体燃料が少なくなった場合、つまりプリズム9の周囲が液体燃料で囲まれていないときには、発光素子11からの光はプリズム9内で反射され受光素子12に入射し、この入射した光が電流に変換されて出力信号となる。そして、この出力信号により油受皿3内に液体燃料がないと判定され、給油表示やブザー等の報知手段8により使用者への給油報知を行なうようになっている。
【0028】
次に、制御部7による液面検知の動作について、図4のタイムチャートにより説明する。まず、燃焼装置に電源が投入されると制御部7からはパルス状の駆動信号が光学式液面センサ1に出力され、この信号により光学式液面センサ1にパルス電流が供給され発光素子11を間欠的に発光させると同時に、この駆動信号に同期したタイミングで制御部7では光学式液面センサ1の出力信号を各パルス毎に1回チェックしている。
【0029】
油受皿3内に液体燃料がある場合には区間Aのように光学式液面センサ1からの出力信号は発生しないため、制御部7では液体燃料があると判定して報知手段8による給油報知は行なわない。しかし、油受皿3内に液体燃料がない場合には区間Bのように光学式液面センサ1から出力信号が発生する。このとき、制御部7では光学式液面センサ1からの出力信号を各パルス毎に1回ずつチェックすると同時に検知しており、この連続して検知した検知回数が予め設定されている所定検知回数(本実施例では4回)以上であるならば油受皿3内に液体燃料がないと判定し、区間Cのように報知手段8により使用者への給油報知を行なうのである。
【0030】
なお、燃焼装置に電源が投入されると、制御部7は荷重センサ6からの出力信号によりカートリッジタンク4内の液体燃料の残油量を演算するとともに、この演算結果を油量表示部5に出力させる。燃焼運転が開始されると油受皿3内の液体燃料が減少していくので、カートリッジタンク4より随時液体燃料が供給される。そして、この供給によりカートリッジタンク4内の残油量が減少するので、油量表示部5は制御部7の演算結果によりバーグラフの表示を減らしていくことで残油量が減少していることを表示する。
【0031】
このとき、例えばカートリッジタンク4の給油口の故障など何らかの要因によって油受皿3内に液体燃料が供給されない状態となった場合、燃焼継続により油受皿3内の液体燃料が消費されると制御部7は光学式液面センサ1により油受皿3内には液体燃料はないとの判定を行ない、荷重センサ6によりカートリッジタンク4に液体燃料が残っていることを検出していたとしても油量表示部5の表示を「残油量なし」の状態に更新するとともに、報知手段8を作動させることによって使用者に燃焼装置に異常が生じていることを報知する。
【0032】
ここで、光学式液面センサ1を駆動させる通電制御について図5を用いて詳細に説明する。
【0033】
燃焼装置に電源が投入されている間は油量表示部5では常に油量表示が行なわれており、この油量表示部5に常に正確な油量表示を行なわせるために制御部7は燃焼装置の運転状態に関わらず光学式液面センサ1に通電させている。さらに、制御部7において光学式液面センサ1に通電する周期の長さを燃焼装置の運転時と運転停止時とで変えており、運転時に比べて運転停止時に通電する周期を長くしている。図5は光学式液面センサ1に通電するタイムチャートであり、区間Aは運転時、区間Bは運転停止時における通電のタイミングである。例えば、本実施例では運転時の光学式液面センサ1への通電周期をX msec.と設定した場合、運転停止時の通電周期はその倍の時間である2X msec.と設定している。
【0034】
燃焼装置の運転中は燃焼により油受皿3内に貯留される液体燃料が消費されるため、光学式液面センサ1へ通電する周期を短くして頻繁に液体燃料の有無を検出する必要がある。一方、運転停止中は燃焼が行なわれておらず液体燃料の消費がないことから油受皿3内の液体燃料の量がほとんど変化せず、運転中のように頻繁に液体燃料の有無を検出する必要もない。したがって、制御部7は光学式液面センサ1に通電する周期を運転時に比べて運転停止時を長く設定することができるのである。
【0035】
この通電制御により、制御部7は運転停止中であっても運転中同様に液体燃料の有無を検出することができる。つまり、運転状態に関わらず光学式液面センサ1の判定結果から荷重センサ6による油量表示部5の表示を補正することにより、例えば燃料切れにより運転停止となった場合において、カートリッジタンク4の故障でカートリッジタンク4から油受皿3に液体燃料が供給されない状態となってもこれを異常と検知することができ、運転中同様に油量表示部5に「残油量なし」の状態を表示させることができるため、燃焼装置に異常が生じたことを使用者に正確に伝えることができる。
【0036】
さらに、運転停止中の通電の頻度を減らすことで光学式液面センサ1の寿命に相当する総通電時間に達する期間を長く延ばすことが可能となる。つまり、光学式液面センサ1が搭載された燃焼装置の寿命よりも光学式液面センサ1を長く使用できることとなるので、光学式液面センサ1に故障を生ずることなく正確な判定を行なうことができる。
【0037】
また、運転停止時は光学式液面センサ1への通電周期を長くできることから、制御部7は運転停止時のクロック周波数を運転時よりも低速とすることで運転停止時の待機電力の消費を抑えながら、本発明の通電制御を実施することが可能となる。
【0038】
なお、本実施例では一例として液面検出装置を有する石油ファンヒータ等の燃焼装置を用いて説明を行なったが、これに限定されるものではなく、加湿器や貯湯式の給湯器などの液面検出装置を必要とする他の電気機器においても用いられるものである。
【実施例2】
【0039】
本発明のその他の実施例について、図6のタイムチャートを用いて説明する。
【0040】
制御部7において、光学式液面センサ1に通電する周期は燃焼装置の燃焼運転中の出力によって長さを変えており、大火力燃焼時に比べて小火力燃焼時の通電する周期の方を長くしている。例えば、本実施例では図6のように大火力燃焼時(区間A)の光学式液面センサ1への通電周期をX msec.と設定した場合、小火力燃焼時(区間B)の通電周期はその倍の時間である2X msec.と設定している。さらに、運転停止時(区間C)の通電周期については更に長い3X msec.と設定している。
【0041】
これは、燃焼装置が大火力で燃焼しているときには油受皿3内部に貯留する液体燃料の消費量が大きいために通電周期を短くして頻繁に検出を行なう必要があるが、燃焼装置が小火力で燃焼しているときには液体燃料の消費量も小さいため、大火力燃焼のときほど頻繁に検出する必要がないからである。
【0042】
これにより、光学式液面センサ1の寿命に相当する総通電時間に達する期間を長く延ばすことが可能となることから、光学式液面センサ1に故障を生ずることなく正確な判定を行なうことができる。
【符号の説明】
【0043】
1 光学式液面センサ
3 油受皿(液体貯留部)
4 カートリッジタンク
5 油量表示部(液量表示部)
6 荷重センサ
7 制御部
図1
図2
図3
図4
図5
図6