【文献】
島津 忠承,ここが知りたい,日経コミュニケーション 第311号 NIKKEI COMMUNICATIONS,日本,日経BP社 Nikkei Business Publications,Inc.,2000年 2月 7日,第108-114頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
一実施形態に係る移動端末のインスタントメッセージングサービス方法は、インスタントメッセージサーバから受信メッセージを受信するステップと、前記受信メッセージの受信に応答して予め認証されたパーソナルコンピュータ(PC)に前記受信メッセージを送信するステップと、前記予め認証されたパーソナルコンピュータから送信メッセージを受信するステップと、前記送信メッセージの受信に応答して前記インスタントメッセージサーバに前記送信メッセージを送信するステップとを含む。
【0005】
ここで、前記移動端末のインスタントメッセージングサービス方法は、前記インスタントメッセージサーバ、前記移動端末、及びパーソナルコンピュータの間で共有される第1キーを用いて前記パーソナルコンピュータを認証するステップと、前記認証に成功した場合、前記第1キーと区別される第2キーを生成するステップと、前記第2キーを前記移動端末と前記パーソナルコンピュータとの間で共有するステップとをさらに含んでもよい。
【0006】
また、前記移動端末のインスタントメッセージングサービス方法は、前記第2キーを用いて前記受信メッセージを暗号化するステップをさらに含み、前記受信メッセージを送信するステップにおいて、前記受信メッセージは前記暗号化された受信メッセージを含んでもよい。
【0007】
また、前記移動端末のインスタントメッセージングサービス方法は、前記第2キーを用いて前記送信メッセージを復号化するステップをさらに含み、前記送信メッセージを受信するステップにおいて、前記送信メッセージは前記第2キーを用いて暗号化された送信メッセージを含んでもよい。
【0008】
また、前記移動端末のインスタントメッセージングサービス方法は、前記予め認証されたパーソナルコンピュータから予め決定した周期ごとに送信される接続状態確認信号を受信するステップと、前記接続状態確認信号が受信された場合、前記予め認証されたパーソナルコンピュータとの接続を維持するステップをさらに含んでもよい。
【0009】
また、前記移動端末のインスタントメッセージングサービス方法は、予め決定した周期が経過するまでに前記予め認証されたパーソナルコンピュータから送信される接続状態確認信号が受信されない場合、前記予め認証されたパーソナルコンピュータに接続状態再確認信号を送信するステップと、前記予め認証されたパーソナルコンピュータから前記接続状態再確認信号に対する応答信号が受信されない場合、前記予め認証されたパーソナルコンピュータとの接続を終了するステップをさらに含んでもよい。
【0010】
また、前記移動端末のインスタントメッセージングサービス方法は、前記インスタントメッセージサーバから前記移動端末に関する情報のリクエスト信号を受信するステップと、前記リクエスト信号の受信に応答して、前記インスタントメッセージサーバに前記移動端末に関する情報を含む応答信号を送信するステップをさらに含み、前記インスタントメッセージサーバは、前記予め認証されたパーソナルコンピュータのリクエストに応じてリクエスト信号を送信し、前記応答信号の受信に応答して、前記予め認証されたパーソナルコンピュータに前記移動端末に関する情報を送信してもよい。
【0011】
また、前記移動端末のインスタントメッセージングサービス方法は、前記認証に成功した場合、前記パーソナルコンピュータにチャットヒストリーを送信するステップをさらに含み、前記チャットヒストリーは、参加中であるチャットルームのリスト又は参加中であるチャットルーム内でのチャット履歴のうち少なくとも1つを含んでもよい。
【0012】
また、前記移動端末のインスタントメッセージングサービス方法は、前記予め認証されたパーソナルコンピュータが存在するか否かを判断するステップと、前記予め認証されたパーソナルコンピュータとの接続状態を確認するステップのうち少なくとも1つをさらに含み、前記受信メッセージを送信するステップは、前記判断結果及び前記確認結果のうち少なくとも1つにより前記受信メッセージを送信するか否かを決定するステップを含んでもよい。
【0013】
他の一実施形態に係るインスタントメッセージングサービスのために移動端末に連動されるパーソナルコンピュータ(PC)の動作方法は、前記移動端末から受信メッセージを受信するステップと、前記受信に応答して前記受信メッセージを表示するステップと、送信メッセージが入力されるインタフェースを提供するステップと、前記インタフェースを介した前記入力に応答して前記移動端末に前記送信メッセージを送信するステップとを含む。
【0014】
ここで、前記パーソナルコンピュータの動作方法は、インスタントメッセージサーバ、前記移動端末、及び前記パーソナルコンピュータの間で共有される第1キーを用いて前記移動端末に認証をリクエストするステップと、前記移動端末から前記第1キーと区別される第2キーが提供されるステップをさらに含み、前記移動端末は、前記認証に成功した場合に前記第2キーを生成してもよい。
【0015】
また、前記パーソナルコンピュータの動作方法は、前記第2キーを用いて前記受信メッセージを復号化するステップをさらに含み、前記受信メッセージを受信するステップにおいて、前記受信メッセージは前記第2キーを用いて暗号化された受信メッセージを含み、前記受信メッセージを表示するステップにおいて、前記受信メッセージは前記復号化された受信メッセージを含んでもよい。
【0016】
また、前記パーソナルコンピュータの動作方法は、前記第2キーを用いて前記送信メッセージを暗号化するステップをさらに含み、前記送信メッセージを送信するステップにおいて、前記送信メッセージは暗号化された送信メッセージを含んでもよい。
【0017】
また、前記パーソナルコンピュータの動作方法は、予め決定した周期ごとに又は前記移動端末のリクエストに応答して、前記移動端末に接続状態確認信号を送信するステップと、前記移動端末から前記移動端末のIPを含む接続保持信号を受信するステップをさらに含んでもよい。
【0018】
また、前記パーソナルコンピュータの動作方法は、前記移動端末から前記接続保持信号が受信できない場合、インスタントメッセージサーバに前記移動端末に関する情報をリクエストするステップと、前記インスタントメッセージサーバから前記移動端末に関する情報を受信するステップをさらに含み、前記インスタントメッセージサーバは、リクエストに反応して前記移動端末から前記移動端末に関する情報を取得する。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、実施形態を添付する図面を参照しながら詳細に説明する。
【0021】
図1は、一実施形態に係るインスタントメッセージングサービスを提供するためのシステムを説明するための図である。
【0022】
図1を参照すると、一実施形態に係るインスタントメッセージングサービスを提供するためのシステムは、インスタントメッセージサーバ130、移動端末110、及びパーソナルコンピュータ120を含む。以下、インスタントメッセージングサービスは、モバイルインスタントメッセージングサービスを含んでもよい。パーソナルコンピュータ120は、移動端末110と有線又は無線で接続し、インスタントメッセージングサービスを提供する装置であって、例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレット(tablet)コンピュータなどを含んでもよい。
【0023】
ここで、移動端末110は、インスタントメッセージングサービスを提供するためにインスタントメッセージサーバ130と通信する。より具体的には、移動端末110は、インスタントメッセージサーバ130に連動されるインスタントメッセージアプリケーションを用いてインスタントメッセージングサービスを提供してもよい。
【0024】
インスタントメッセージサーバ130は、移動端末110から送信されるメッセージを他のユーザに送信し、他のユーザから受信されたメッセージを移動端末100に送信してもよい。
【0025】
ここで、移動端末110のユーザは、パーソナルコンピュータ120を利用中である場合(例えば、ユーザが家でPCを用いてインターネットサーフィンしていたり、オフィスでPCを用いて業務を行っていたりする場合)、移動端末110ではないパーソナルコンピュータ120を用いてインスタントメッセージングサービスが提供されることを所望することがある。
【0026】
この場合、移動端末110は、インスタントメッセージサーバ130とパーソナルコンピュータ120との間でインスタントメッセージを伝達する。例えば、移動端末110は、インスタントメッセージサーバ130とパーソナルコンピュータ120との間を中継するプロキシ(proxy)サーバの役割を果たす。
【0027】
より具体的に、インスタントメッセージサーバ130によって送信されたメッセージは、移動端末110を経てパーソナルコンピュータ120に送信され、パーソナルコンピュータ120によって送信されたメッセージも、移動端末110を経てインスタントメッセージサーバ130に送信される。
【0028】
このようにインスタントメッセージサーバ130とパーソナルコンピュータ120との間の直接通信を排除して移動端末110を通したメッセージ交換方式を採択することで、一実施形態に係るインスタントメッセージングサービス方法は、通信回数の節減及びセキュリティ強化などのさまざまな効果を取得できる。
【0029】
例えば、インスタントメッセージサーバとパーソナルコンピュータが直接通信する場合、インスタントメッセージサーバは、パーソナルコンピュータと移動端末の全てにメッセージを送信しなければならない。一方、一実施形態に係るインスタントメッセージサーバ130は、ユーザがパーソナルコンピュータ120を用いてインスタントメッセージングサービスを受けようとするか否かに関わらず、移動端末110のみにメッセージを送信してもよい。そのため、インスタントメッセージサーバ130の通信回数が節減され得る。
【0030】
それだけではなく、以下で詳細に説明するが、一実施形態に係るインスタントメッセージングサービス方法は、パーソナルコンピュータ120の認証に基づいて通信を行うため、既存のパスワード入力方式に比べてセキュリティを強化させることができる。
【0031】
例えば、一実施形態に係るインスタントメッセージングサービス方法は、インスタントメッセージサーバ130、移動端末110、及びパーソナルコンピュータ120の間で共有される第1キーを用いてパーソナルコンピュータ120の認証に成功した場合、パーソナルコンピュータ120と移動端末110との間で第2キーを共有してもよい。パーソナルコンピュータ120と移動端末110は、それぞれ第2キーを用いて互いに送受信されるメッセージを暗号化/復号化してもよい。
【0032】
図2は、一実施形態に係る移動端末のインスタントメッセージングサービス方法及びパーソナルコンピュータの動作方法を示した動作フローチャートである。
【0033】
図2を参照すると、一実施形態に係る移動端末210は、インスタントメッセージサーバ230から受信メッセージを受信する(211)。ここで、受信メッセージは、他のユーザから移動端末210のユーザに送信されたインスタントメッセージを含んでもよい。
【0034】
移動端末210は、受信メッセージの受信に応答してパーソナルコンピュータ220に受信メッセージを送信する(212)。ここで、パーソナルコンピュータ220は、移動端末210による認証に前もって成功したと仮定する。移動端末210とパーソナルコンピュータ220との間の認証過程は以下で詳細に説明する。以下、パーソナルコンピュータ220は、移動端末210によって予め認証されたパーソナルコンピュータを含んでもよい。
【0035】
パーソナルコンピュータ220は、移動端末210から受信メッセージを受信する(221)。パーソナルコンピュータ220は、受信メッセージの受信に応答して受信メッセージを表示する(222)。
【0036】
また、パーソナルコンピュータ220は、送信メッセージが入力されるインタフェースを提供する(223)。ユーザがインタフェースを用いて送信メッセージを入力する場合、パーソナルコンピュータ220は、当該入力に反応して移動端末210に送信メッセージを送信する(224)。
【0037】
移動端末210は、パーソナルコンピュータ220から送信メッセージを受信し(213)、送信メッセージの受信に反応してインスタントメッセージサーバ230に送信メッセージを送信する(214)。
【0038】
図示していないが、他の実施形態に係る移動端末210は、インスタントメッセージサーバ230、移動端末210、及びパーソナルコンピュータ220の間で共有される第1キーを用いてパーソナルコンピュータ220を認証してもよい。
【0039】
ここで、インスタントメッセージサーバ230、移動端末210、及びパーソナルコンピュータ220の間で第1キーが共有される方法は、様々に実現される。
【0040】
一例として、パーソナルコンピュータ220は、移動端末210との連動をリクエストする信号をインスタントメッセージサーバ230に送信してもよい。インスタントメッセージサーバ230は、パーソナルコンピュータ220の連動リクエスト信号に応答して第1キーを生成し、生成された第1キーを移動端末210及びパーソナルコンピュータ220と共有してもよい。
【0041】
移動端末210は、第1キーを用いてパーソナルコンピュータ220を認証するためにインスタントメッセージサーバ230と必要な情報をやり取りしてもよい。
【0042】
例えば、パーソナルコンピュータ220は、移動端末210にインストールされたインスタントメッセージアプリケーションの暗証番号の入力をユーザから受け付けてもよい。パーソナルコンピュータ220は、第1キーを用いて入力された暗証番号を暗号化した後、暗号化された情報を移動端末210に送信してもよい。移動端末210は、第1キーを用いて暗号化された情報を復号化することで、暗証番号を抽出することができる。さらに、移動端末210は、抽出された暗証番号が正しい暗証番号であるか否かを確認する信号をインスタントメッセージサーバ230に送信してもよい。
【0043】
移動端末210は、第1キーを用いたパーソナルコンピュータ220の認証に成功した場合、第1キーと区別される第2キーを生成してもよい。移動端末210は、生成された第2キーをパーソナルコンピュータ220と共有してもよい。
【0044】
移動端末210とパーソナルコンピュータ220は、共有された第2キーを用いて互いに送受信されるメッセージを暗号化したり復号化したりしてもよい。
【0045】
例えば、移動端末210は、インスタントメッセージサーバ230から受信された受信メッセージを第2キーを用いて暗号化してもよい。この場合、移動端末210は、第2キーを用いて暗号化された受信メッセージをパーソナルコンピュータ220に送信してもよい。
【0046】
パーソナルコンピュータ220は、暗号化された受信メッセージを受信する場合、第2キーを用いて暗号化された受信メッセージを復号化してもよい。それだけではなく、パーソナルコンピュータ220は、第2キーを用いてインタフェースを介して入力された送信メッセージを暗号化してもよい。この場合、パーソナルコンピュータ220は、第2キーを用いて暗号化された送信メッセージを移動端末210に送信してもよい。移動端末210は、暗号化された送信メッセージを受信する場合、第2キーを用いて暗号化された送信メッセージを復号化した後、復号化された送信メッセージをインスタントメッセージサーバ230に送信してもよい。
【0047】
更なる実施形態に係る移動端末は、予め認証されたパーソナルコンピュータが存在するか否かを判断してもよい。また、移動端末は、予め認証されたパーソナルコンピュータが存在すると判断した場合、当該パーソナルコンピュータとの接続状態を確認する。この場合、移動端末は、予め認証されたパーソナルコンピュータが存在し、当該パーソナルコンピュータと接続された状態であると判断した場合、受信メッセージを当該パーソナルコンピュータに送信することを決定する。
【0048】
図3は、一実施形態に係る第1キーを用いたパーソナルコンピュータの認証方法及び第2キーを用いたメッセージの暗号化/復号化方法を説明するための動作フローチャートである。
【0049】
図3を参照すると、一実施形態に係るパーソナルコンピュータは、インスタントメッセージサーバにパーソナルコンピュータ用クライアントのダウンロードをリクエストする(311)。インスタントメッセージサーバは、ダウンロードリクエストに応答して、パーソナルコンピュータに当該クライアントを提供する(312)。
【0050】
続いて、パーソナルコンピュータは、インスタントメッセージサーバに第1認証リクエスト信号を送信する(313)。ここで、当該信号は、ユーザによって設定されたPC名とインスタントメッセージングサービスのアカウント(例えば、移動端末で提供されるインスタントメッセージングサービスのIDなど)を含んでもよい。
【0051】
インスタントメッセージサーバは、パーソナルコンピュータから第1認証リクエスト信号を受信する場合、第1キーと固有PC IDを生成した後、生成された情報を受信されたPC名と共にデータベースに格納する(314)。
【0052】
インスタントメッセージサーバは、移動端末及びパーソナルコンピュータと第1キーを共有してもよい。例えば、インスタントメッセージサーバは、インスタントメッセージングサービスのアカウントを用いて移動端末に第1キーを発行する(315)。この場合、インスタントメッセージサーバは第1キーだけではなく、固有PC ID及びPC名もともに送信してもよい。
【0053】
また、インスタントメッセージサーバは、パーソナルコンピュータにインストールされたクライアントを用いて、パーソナルコンピュータに第1キーを発行する(316)。この場合、インスタントメッセージサーバは第1キーだけではなく、固有PC ID及びPC名もともに送信してもよい。
【0054】
移動端末は第1キーが発行された場合、移動端末のIP(IP)を同一帯域のネットワーク上にブロードキャストする(318)。例えば、移動端末がアクセスポイント(AP)によって無線インターネットが提供されるものと仮定する。この場合、移動端末は、当該アクセスポイントによって形成された無線ネットワーク上に移動端末のIPをブロードキャストしてもよい。
【0055】
パーソナルコンピュータが移動端末と同一帯域のネットワーク上に位置する場合、パーソナルコンピュータは、ブロードキャストされた移動端末のIPを受信してもよい。パーソナルコンピュータは、移動端末のIPを用いて第1キーを含む第2認証リクエスト信号を送信する(319)。ここで、第2認証リクエスト信号は、パーソナルコンピュータのIP及びインスタントメッセージングサービスの暗証番号などをさらに含んでもよい。
【0056】
移動端末は、パーソナルコンピュータから受信された第1キーに基づいてパーソナルコンピュータを認証する。例えば、移動端末は、インスタントメッセージサーバから発行された第1キーとパーソナルコンピュータから受信された第1キーとが同一であるか否かを比較する。移動端末は、2つのキーが同一であると判断した場合、移動端末から受信されたインスタントメッセージングサービスの暗証番号を用いてインスタントメッセージサーバにパスワード認証をリクエストする(320)。
【0057】
インスタントメッセージサーバからパスワード認証に成功した旨の応答があった場合(321)、移動端末は、第1キーと区別される第2キーを生成する(322)。移動端末は、第2キーをパーソナルコンピュータに発行し(323)、パーソナルコンピュータは、移動端末から発行された第2キーを格納する(324)。
【0058】
他のユーザから送信された受信メッセージを受信する場合、インスタントメッセージサーバは、受信メッセージを移動端末に送信する(325)。移動端末は、第2キーを用いて受信メッセージを暗号化した後、暗号化された受信メッセージをパーソナルコンピュータに送信する(326)。この場合、パーソナルコンピュータは第2キーを格納しているため、暗号化された受信メッセージを復号化してもよい。パーソナルコンピュータは、復号化された受信メッセージを表示してもよい。
【0059】
また、ユーザから送信メッセージが入力される場合、パーソナルコンピュータは、第2キーを用いて送信メッセージを暗号化した後、暗号化された送信メッセージを移動端末に送信する(327)。この場合、移動端末は、第2キーを格納しているため、暗号化された送信メッセージを復号化してもよい。移動端末は、復号化された送信メッセージをインスタントメッセージサーバに送信する(328)。
【0060】
図示していないが、他の実施形態に係る移動端末は第2キーをパーソナルコンピュータに発行した後(323)、パーソナルコンピュータにチャットヒストリーを送信してもよい。ここで、チャットヒストリーは、インスタントメッセージングサービス内で移動端末のユーザが参加中であるチャットルームのリスト又はそれぞれのチャットルームのチャット履歴のうち少なくとも1つを含んでもよい。
【0061】
そのため、移動端末は、パーソナルコンピュータとの認証に成功した後新しく送受信されるメッセージだけではなく、すでに送受信されたメッセージもパーソナルコンピュータで確認できるようにする技術を提供できる。
【0062】
図4は、一実施形態に係る移動端末とパーソナルコンピュータとの間の接続状態確認方法を説明するための図である。
【0063】
図4を参照すると、一実施形態に係る移動端末は、パーソナルコンピュータから予め決定した周期ごとに送信される接続状態確認信号を受信する(413)。例えば、パーソナルコンピュータは、予め決定した周期ごとに同一帯域のネットワーク上に当該信号をブロードキャストしてもよい。
【0064】
移動端末は、パーソナルコンピュータから接続状態確認信号を受信する場合、パーソナルコンピュータとの接続を保持する。例えば、移動端末は、接続状態確認信号の受信に反応して、パーソナルコンピュータに移動端末のIPを含む応答信号を送信する(414)。
【0065】
ここで、予め決定した周期が経過してパーソナルコンピュータから送信される接続状態確認信号が受信されない場合(415)、移動端末は、パーソナルコンピュータに接続状態再確認信号を送信する(416)。
【0066】
移動端末は、パーソナルコンピュータから接続状態再確認信号に対する応答信号が受信されない場合(417)、パーソナルコンピュータとの接続を終了する(418)。
【0067】
一方、パーソナルコンピュータは、移動端末との再接続のために接続状態確認信号を送信する(411)。
【0068】
例えば、パーソナルコンピュータが
図1〜
図3を参照して前述した認証過程を終了した場合を想定する。この場合、パーソナルコンピュータは、移動端末と共有される第2キーを格納している。したがって、パーソナルコンピュータは、当該認証過程を再び経由する必要がない。
【0069】
パーソナルコンピュータと移動端末との間の接続が終了した状態で、ユーザはパーソナルコンピュータと移動端末との間の再接続を所望することがある。この場合、パーソナルコンピュータは、移動端末に接続状態確認信号を送信してもよい。パーソナルコンピュータは、同一帯域のネットワーク上に接続状態確認信号をブロードキャストすることで、移動端末に当該信号を送信してもよい。
【0070】
パーソナルコンピュータから接続状態確認信号を受信する場合、移動端末は、パーソナルコンピュータに移動端末のIPを含む応答信号を送信することで、パーソナルコンピュータと再接続する(412)。
【0071】
図5は、一実施形態に係るパーソナルコンピュータがインスタントメッセージサーバに移動端末のIPをリクエストする方法を説明するための図である。
【0072】
図5を参照すると、一実施形態に係るパーソナルコンピュータは、移動端末に接続状態確認信号を送信する(511)。接続状態確認信号の送信には、
図4を参照して記述した事項がそのまま適用されるため、より詳細な説明は省略する。
【0073】
一方、パーソナルコンピュータは、移動端末から移動端末のIPを含む接続保持信号を受信できないこともある(512)。この場合、パーソナルコンピュータは、インスタントメッセージサーバに移動端末に関する情報をリクエストする(513)。
【0074】
一実施形態に係るパーソナルコンピュータは、インスタントメッセージサーバに移動端末のIPをリクエストしてもよい。インスタントメッセージサーバは、パーソナルコンピュータのリクエストに反応して移動端末から移動端末のIPを取得してもよい。
【0075】
例えば、インスタントメッセージサーバは、移動端末に移動端末のIPリクエスト信号を送信する(514)。移動端末は、IPリクエスト信号の受信に反応してインスタントメッセージサーバに移動端末のIPを含む応答信号を送信する(515)。
【0076】
インスタントメッセージサーバは、パーソナルコンピュータに移動端末のIPを送信する(516)。この場合、パーソナルコンピュータは、インスタントメッセージサーバから提供された移動端末のIPを用いて移動端末と接続してもよい。
【0077】
他の実施形態に係るパーソナルコンピュータは、移動端末から移動端末のIPを含む接続保持信号を受信できない場合、インスタントメッセージサーバに移動端末の位置をリクエストしてもよい。この場合、インスタントメッセージサーバは、パーソナルコンピュータのリクエストに応答して、移動端末から移動端末の位置を取得してもよい。パーソナルコンピュータは、インスタントメッセージサーバから移動端末の位置を受信してもよい。そのため、一実施形態に係るインスタントメッセージングサービスは、ユーザが移動端末を紛失した場合、移動端末の位置を追跡する技術を提供できる。
【0078】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段を介して様々な処理を実行することができるプログラム命令の形態で実現され、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読取可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などのうち1つまたはその組合せを含んでもよい。媒体に記録されるプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり、使用可能なものであってもよい。コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、光ディスクのような光磁気媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれてもよい。プログラム命令の例には、コンパイラによって作られるような機械語コードだけでなく、インタープリタなどを用いてコンピュータによって実行できる高級言語コードが含まれる。前記したハードウェア装置は、本発明の動作を行うために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成されてもよく、その逆も同様である。
【0079】
上述したように、本発明を限定された実施形態と図面によって説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、このような実施形態から多様な修正及び変形が可能である。
【0080】
したがって、本発明の範囲は、開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲だけではなく特許請求の範囲と均等なものなどによって定められるものである。