(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が本発明の技術的思想を容易に実施できるほど詳細に説明するために、本発明の最も好ましい実施形態を添付図面を参照して説明する。
【0011】
本発明は、連続工程ラインでインバータに先速度と基準張力を指令した際に、径演算機能を用いることなく実際の素材の径変化に応じた電動機の指令トルクを計算して、インバータの一定の張力を維持して、素材の破断及び蛇行が発生しないように張力制御ができる径演算なし速度制御ワインダアルゴリズムに関するものである。
【0012】
素材の径に応じた電動機指令速度及び張力制御(Tension Control)をインバータで演算して、電動機を駆動することになる。この場合、インバータは径演算アルゴリズムを用いて、それから求めた径を電動機指令速度及び張力の制御に用いて、張力PID制御器は、瞬間的な張力補償を行う。
【0013】
本発明は、ベクトルインバータにワインダ機能を備えて、張力PID制御器を利用して電動機指令トルク及び張力制御をするに当たり、素材の径演算を用いない新しい径演算なし速度制御ワインダアルゴリズムを提案して、インバータの機能を向上させるようにした。
【0014】
図1は、本発明を説明するために提示された誘導電動機ベクトル制御装置を示すブロック図である。
【0015】
図1を参照して調べると、誘導電動機ベクトル制御装置は、張力速度生成部100と、ベクトル制御部200とを含む。
【0016】
張力速度生成部100は、比較器10、PID制御器11、径演算器12、加算器1、及び指令速度演算部2を含む。
【0017】
比較器10は、外部から入力される指令速度と、外部から入力されるPID指令と実際のPIDフィードバック値(Fbk)を比較して、その比較に伴う誤差を出力する。PID制御器11は、比較器10で出力されるPID値の誤差を補償するためのPID出力を出力する。加算器1は、外部から入力される指令速度とPID制御器11で出力されるPID出力とを加算する。径演算器12は、指令線速度及び最大線速指令での電動機の最高速度(RPMmax)と最小径(Dmin)、速度検出器19から検出した回転速度を利用して径を演算する。指令速度演算部2は、加算器1で出力される速度に径演算器12から求めた径値を適用して指令速度を演算する。
【0018】
ベクトル制御部200は、比較器3、速度制御器4、比較器5、電流制御器6、電圧座標変換器7、3相電圧変換器8、ベクトル制御インバータ9、比較器13、スリップ演算器14、加算器15、積分器16、電流座標変換器17、及び電流変換器18を備える。
【0019】
比較器3は、誘導電動機20の回転速度を検出する速度検出器19と、速度検出器19で検出した回転速度(ω
r)と、指令速度演算部2から出力される指令値(ω
r*)を比較して、その比較による誤差を出力する。比較器5は、比較器3で出力される速度による誤差を補償するためのトルク電流指令値(i
qse* )を出力する速度制御器4と、速度制御器4で出力されるトルク電流指令値(i
qse* )と実際のトルク電流(i
qse)とを比較して出力する。比較器13は、外部から入力される磁束電流指令値(i
dse*)と実際出力される磁束電流(i
dse)とを比較して出力する。電流制御器6は、比較器5と比較器13で比較された後出力されるトルク分電流と磁束分電流を制御器を介して各々磁束分電圧指令値(v
dse* )とトルク分電圧指令値(v
qse*)を生成して出力する。電圧座標変換器7は、電流制御器6で出力される回転座標での磁束分電圧指令値(v
dse*)とトルク分電圧指令値(v
qse*)を回転座標から固定座標に変換させて出力する。3相電圧変換器8は、電圧座標変換器7で出力された固定座標での磁束分電圧指令値(v
dse*)とトルク分電圧指令値(v
qse*)を固定座標の3相電圧(v
as、v
bs、v
cs)に変換させて出力する。ベクトル制御インバータ9は、3相電圧変換器8の3相電圧(v
as、v
bs、v
cs)を誘導電動機20に印加して回転させるようにする。2相電流変換器18は、誘導電動機20で回転時検出される3相電流(i
as、i
bs、i
cs)を受けて固定座標界のd軸とq軸に変換させた電流(i
dss、i
qss)を出力する。電流座標変換器17は、2相電流変換器18で出力される固定座標の電流(i
dss、i
qss)を回転座標の実際の磁束分電流(i
dse)とトルク分電流(i
qse)に変換させて出力する。スリップ演算器14は、速度制御器4で出力されるトルク電流指令値(i
dse* )と外部から入力される磁束電流指令値(i
dse* )と誘導電動機回転子時定数(T
r)を利用して、スリップ周波数(ω
sl)を計算する。加算器15は、スリップ演算器14で計算されたスリップ周波数(ω
sl)と速度検出器19で検出された速度(ω
r)を加算する。積分器16は、加算器15で加算された値を積分して、電圧座標変換器7と電流座標変換器17で用いられる回転子磁束の位置(θ)を設定する。
【0020】
続いて、
図1に示されたベクトル制御装置について説明する。誘導電動機20が回転すると、速度検出器19で回転速度(ω
r)を検出して、その検出した速度を出力する。外部から入力される指令速度と、外部から入力されるPID指令と実際のPIDフィードバック値(Fbk)を比較して、その比較による誤差を出力する比較器10の出力誤差を補償するためのPID出力を出力するPID制御器11の出力を加算する加算器1に速度を出力する。
【0021】
指令線速度及び最大線速指令での電動機の最高速度(RPMmax)と最小径(Dmin)、速度検出器19から検出した回転速度を利用して径を演算する径演算器12から出力された径値を加算器1に出力される速度に適用して、最終速度指令(ω
r*)を演算する指令速度演算部2の出力が、比較器3の非反転端子(+)に入力されると、比較器3は、その反転端子(−)に入力される速度検出器19からの回転速度(ω
r)を受けて、二つの値の誤差を求めて速度制御器4に出力する。
【0022】
また、外部から入力される磁束電流指令値(i
dse*)を比較器13の非反転端子(+)に入力する。誘導電動機20の回転時誘導電動機20で検出した3相電流(i
as、i
bs、i
cs)を2相電流変換器18で固定座標界2相電流(i
dss、i
qss)を各々出力する。2相電流変換器18で出力した固定座標界2相電流(i
dss、i
qss)は、電流座標変換器17に入力されて、回転座標の実際の磁束分電流(i
dse)とトルク分電流(i
qse)を出力する。そこで、電流座標変換器17で出力される磁束分電流(i
dse)は、比較器13の反転端子(−)に出力する。すると、比較器13は、外部から入力される磁束電流指令値(i
dse*)と電流座標変換器17で出力される実際の磁束電流(i
dse)との誤差を求めて電流制御器6に出力する。そして、比較器5は、速度制御器4で出力されるトルク電流指令値(i
dse*)を非反転端子(+)に入力を受けて、電流座標変換器17で出力される実際のトルク電流(i
qse)を反転端子(−)に入力を受けて、二つの値の誤差を求めて、その求めた誤差を電流制御器6に出力する。すると、比較器で出力されるトルク分電流と比較器で出力される磁束分電流の入力を受けた電流制御器6は、制御を介して磁束分電圧指令値(v
dse*)とトルク分電圧指令値(v
qse*)を電圧座標変換器7に出力する。電圧座標変換器7は、磁束分電圧指令値(v
dse*)とトルク分電圧指令値(v
qse*)を入力として受けて、3相電圧変換器8を介して3相電圧(v
as、v
bs、v
cs)に変換させてベクトル制御インバータ9に提供する。そこで、ベクトル制御インバータ9は、3相電圧(v
as、v
bs、v
cs)を誘導電動機20に印加する。従って、誘導電動機20は回転して、この時、電流座標変換器18と2相電流変換器17を介して、実際の回転座標にd軸とq軸に変換した実際の磁束分電流(i
dse)とトルク分電流(i
qse)を生成して、このように生成された電流中磁束電流(i
dse)は、比較器13に出力して、トルク電流(i
qse)は、比較器に出力する。そして、スリップ演算器14は、速度制御器4で出力されるトルク電流指令値(i
dse*)と外部から入力される磁束電流指令値(i
dse*)と誘導電動機回転子時定数を利用して、スリップ周波数(ω
sl)を計算して加算器15の一側端子に出力する。
【0023】
すると、加算器15は、速度検出器19で出力される速度(ω
r)とスリップ演算器14で出力されるスリップ周波数(ω
sl)を加算して積分器16に出力して、積分器16は、加算器15で出力される値に対し積分した値、即ち、回転子磁束の位置(θ)を電圧座標変換器7と電流座標変換器17に出力する。従って、電圧座標変換器7と電流座標変換器17は、積分器16から入力される回転子磁束の位置(θ)に応じて座標変換を制御して、以後の動作は前述したとおりである。
【0024】
今まで調べたベクトル制御装置は、張力を維持させるためのトルク指令を得るために基本的に演算された径値を適用して指令速度を出力することになる。この時、径の演算のためには、ユーザがワインダシステムの正確な最大線速、ボビン(Bobbin)径、ギア比を知っておかなければならない。しかし、実際に種々の径のボビンが用いられる所があったり、径演算のための正確な測定値が得られない場合があって、この時、径演算機能を用いないと、PID制御 器だけで実際の径変化に伴うトルク指令変動値を補償することになる。このような場合、PID制御器が飽和されて、瞬間的な変動により素早い制御ができなくなる。従って、径演算器なくてもPID制御器出力値が飽和されることなく、実際的な径変化に対応できる制御技術に対する必要性が提起される。
【0025】
これを解決するために、本発明のベクトル制御装置は、上位制御器がインバータに先速度と張力を指令した際に、印加された線速に径値に代わる補償ゲイン(Comp Gain)値を適用して、指令線速を演算した後、印加された張力指令と張力センサを介して得られた張力測定値を利用して、演算されたPID制御器出力値を指令線速に加算して、張力を一定に維持させるための指令速度を演算する。この時、PID制御器出力値は、飽和されないようにするために、補償ゲイン演算に用いられる。計算された最終指令速度を利用して、電動機を駆動する連続工程ラインで径演算器を用いない径演算なしワインダ制御アルゴリズムを実現することによって、ベクトル制御方式のインバータの機能向上が期待できる。
【0026】
図2は、本発明の実施形態に係る径演算なし速度制御ワインダアルゴリズムに対するブロック構成図で、
図3は、
図2に示された補償ゲイン演算器を示すブロック図である。
【0027】
図2を参照して調べると、本実施形態に係る径演算なし速度制御ワインダアルゴリズムを実現するベクトル制御装置は、張力速度生成部300及びベクトル制御部400を備える。
【0028】
張力速度生成部300は、乗算器31及び加算器32、補償ゲイン演算器40、PID制御器41及び比較器43を含む。
【0029】
乗算器31は、外部から電動機50の制御のために提供された指令速度と補償ゲイン演算器40で出力される補償ゲインをかけた指令速度を提供する。加算器32は、乗算器31で出力される指令速度とPID制御器41で出力されるPID出力とを加算する。比較器43は、外部に入力されるPID指令とPIDフィードバック値(Fbk)を比較して、その比較による誤差を出力する。PID制御器41は、比較器43で出力されるPID値の誤差を補償するためのPID出力を出力する。補償ゲイン演算器40は、PID制御器41のPID出力を判断して、前記電動機の径値に対応する補償ケインを演算する。
【0030】
また、速度検出器49は、誘導電動機50の回転速度を検出する。
【0031】
ベクトル制御部400は、比較器33、速度制御器34、比較器35、電流制御器36、電圧座標変換器37、3相電圧変換器38、ベクトル制御インバータ39、比較器42、スリップ演算器44、加算器45、積分器46、電流座標変換器47、及び電流変換器48を備える。
【0032】
比較器33は、速度検出器49で検出した回転速度(ω
r)と、加算器32から出力される指令値(ω
r*)を比較して、その比較による誤差を出力する。速度制御器34は、比較器33で出力される速度による誤差を補償するためのトルク電流指令値(i
dse*)を出力する。比較器35は、速度制御器34で出力されるトルク電流指令値(i
dse*)と実際のトルク電流(i
qse)を比較して出力する。比較器42は、外部から入力される磁束電流指令値(i
dse*)と実際出力される磁束電流(i
dse)を比較して出力する。
【0033】
電流制御器36は、比較器35と比較器42で比較された後出力されるトルク分電流と磁束分電流を制御器を介して各々磁束分電圧指令値(v
dse*)とトルク分電圧指令値(v
qse*)を生成して出力する。
【0034】
電圧座標変換器37は、電流制御器6で出力される回転座標での磁束分電圧指令値(v
dse*)とトルク分電圧指令値(v
qse*)を回転座標から固定座標に変換させて出力する。
【0035】
3相電圧変換器38は、電圧座標変換器37で出力された固定座標での磁束分電圧指令値(v
dse*)とトルク分電圧指令値(v
qse*)を固定座標の3相電圧(v
as、v
bs、v
cs)に変換させて出力する。ベクトル制御インバータ39は、3相電圧変換器38の3相電圧(v
as、v
bs、v
cs)を誘導電動機50に印加して回転させるようにする。2相電流変換器48は、誘導電動機50で回転時検出される3相電流(i
as、i
bs、i
cs)を受けて、固定座標界のd軸とq軸に変換させた電流(i
dss、i
qss)を出力する。
【0036】
電流座標変換器17は、2相電流変換器48で出力される固定座標の 電流(i
dss、i
qss)を回転座標の実際の磁束分電流(i
dse)とトルク分電流(i
qse)に変換させて出力する。スリップ演算器44は、速度制御器34で出力されるトルク電流指令値(i
dse*)と外部から入力される磁束電流指令値(i
dse*)と誘導電動機回転子時定数(T
r)を利用してスリップ周波数(ω
sl)を計算する。加算器45は、スリップ演算器44で計算されたスリップ周波数(ω
sl)と速度検出器49で検出された速度(ω
r)を加算する。積分器46は、加算器45で加算した値を積分して電圧座標変換器37と電流座標変換器47で用いられる回転子磁束の位置(θ)を設定する。
【0037】
このように構成された本実施形態に係る誘導電動機ベクトル制御装置に対し詳細に説明すると以下のとおりである。
【0038】
初期に設定された補償ゲイン(Comp Gain)値が印加された指令線速度にかけられて、線速指令が出力される。この出力された線速にPID制御器41の出力を加算して最終指令速度(ω
r*)が出力される。ワインダの運転が進行されるにつれ、素材の径は変化することになり、このような変化により張力も変わることになる。この時、張力を一定に維持させるために、PID制御器41を介して指令速度値を変化させることになるが、PID制御器41の出力値が一程設定値(PID Output制限値)以上になると、補償ゲイン演算器40で補償ゲイン(Comp Gain)値を自動で加減して、指令線速に乗算器31を介してその値を補償することになって、PID制御器41で変化させる速度値を減らすことができるようになる。補償ゲイン演算器40は、
図3に詳細を示す。
【0039】
演算された補償ゲイン(Comp Gain)とPID制御器11出力を介した最終指令速度演算は次の式(1)に基づいて演算される。
【0040】
指令速度[rad/s]={(線速度指令[rad/s]×補償ゲイン(Comp Gain))+PID出力[rad/s]・・・式(1)
【0041】
加算器32で演算した速度指令値(ω
r*)が比較器33の非反転端子(+)に入力されると、比較器33は、その反転端子(−)に入力される速度検出器49からの回転速度(ω
r)を受けて、二つの値の誤差を求めて、速度制御器34に出力する。速度制御器34の出力は、比較器35の非反転端子(+)に入力される。外部から入力される磁束電流指令値(i
dse*)を比較器42の非反転端子(+)に入力する。誘導電動機50の回転時誘導電動機50で検出した3相電流(i
as、i
bs、i
cs)を2相電流変換器48で固定座標界2相電流(i
dss、i
qss)を各々出力する。
【0042】
2相電流変換器48で出力した固定座標界2相電流(i
dss、i
qss)は、電流座標変換器47に入力されて、回転座標の実際の磁束分電流(i
dse)とトルク分電流(i
qse)を出力する。そこで、電流座標変換器47で出力される磁束分電流(i
dse)は、比較器42の反転端子(−)に出力する。
【0043】
すると、比較器42は、外部から入力される磁束電流指令値(i
dse*)と電流座標変換器47で出力される実際の磁束電流(i
dse)との誤差を求めて、電流制御器36に出力する。そして、比較器35は、速度制御器34で出力されるトルク電流指令値(i
dse*)を非反転端子(+)に入力を受けて、電流座標変換器47で出力される実際のトルク電流(i
qse)を反転端子(−)に入力を受けて、二つの値の誤差を求めて、その求めた誤差を電流制御器36に出力する。すると、比較器35で出力されるトルク分電流と比較器42で出力される磁束分電流の入力を受けた電流制御器36は、制御を介して磁束分電圧指令値(v
dse*)とトルク分電圧指令値(v
qse*)を電圧座標変換器47に出力する。電圧座標変換器37は、磁束分電圧指令値(v
dse*)とトルク分電圧指令値(v
qse*)の入力を受けて、3相電圧変換器38を介して3相電圧(v
as、v
bs、v
cs)に変換させて、ベクトル制御インバータ39に提供する。そこで、ベクトル制御インバータ39は、3相電圧(v
as、v
bs、v
cs)を誘導電動機50に印加する。従って、誘導電動機50は、回転して、この時電流座標変換器47と2相電流変換器48を介して実際の回転座標にd軸とq軸に変換した実際の磁束分電流(i
dse)とトルク分電流(i
qse)を生成して、このように生成された電流のうち磁束電流(i
dse)は比較器42に出力して、トルク電流(i
qse)は、比較器35に出力する。
【0044】
そして、スリップ演算器44は、速度制御器34で出力されるトルク電流指令値(i
dse*)と外部から入力される磁束電流指令値(i
dse*)と誘導電動機回転子時定数(T
r)を利用してスリップ周波数(ω
sl)を計算して、加算器45の一側端子に出力する。すると、加算器45は、速度検出器49で出力される速度(ω
r)とスリップ演算器44で出力されるスリップ周波数(ω
sl)を加算して積分器46に出力して、積分器46は、加算器45で出力される値に対し積分した値、即ち、回転子磁束の位置(θ)を電圧座標変換器37と電流座標変換器47に出力する。従って、電圧座標変換器37と電流座標変換器47は、積分器46から入力される回転子磁束の位置(θ)に応じて座標変換を制御して、以後の動作は前述したとおりである。
【0045】
今まで調べた本実施形態に係る誘導電動機ベクトル制御装置の第一の効果は、補償ゲイン演算部40でPID制御器41出力値を利用して、補償ゲイン(Comp Gain)を演算する。第二の効果は、演算された補償ゲイン(Comp Gain)を指令線速に適用して径演算なくでもPID制御器41の他に張力を維持させるための線速補償を行う。これにより、径演算を用いることなく張力を一定に維持させるための径演算なしワインダ速度制御アルゴリズムを実現することができる。
【0046】
以上、代表的な実施形態を介して、本発明に対し詳細に説明したが、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者は、上で述べた実施形態に対し本発明の範疇から逸脱しない限り、多様な変形が可能であることを理解するであろう。従って、本発明の権利範囲は、説明された実施形態に限定されて定まることなく、後述する特許請求範囲だけでなくこの特許請求範囲と均等物よって定まらなければならない。