特許第5941609号(P5941609)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5941609
(24)【登録日】2016年5月27日
(45)【発行日】2016年6月29日
(54)【発明の名称】無煙たばこ
(51)【国際特許分類】
   A24B 13/00 20060101AFI20160616BHJP
【FI】
   A24B13/00
【請求項の数】7
【全頁数】26
(21)【出願番号】特願2009-522788(P2009-522788)
(86)(22)【出願日】2007年7月24日
(65)【公表番号】特表2009-545315(P2009-545315A)
(43)【公表日】2009年12月24日
(86)【国際出願番号】US2007016658
(87)【国際公開番号】WO2008016520
(87)【国際公開日】20080207
【審査請求日】2009年7月28日
【審判番号】不服2014-10952(P2014-10952/J1)
【審判請求日】2014年6月10日
(31)【優先権主張番号】11/461,628
(32)【優先日】2006年8月1日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】11/461,633
(32)【優先日】2006年8月1日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】390019600
【氏名又は名称】アール・ジェイ・レノルズ・タバコ・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】R.J.REYNOLDS TOBACCO COMPANY
(74)【代理人】
【識別番号】110000523
【氏名又は名称】アクシス国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ジョン・ハワード・ロビンソン
(72)【発明者】
【氏名】ライア・カティーナ・パルマー
(72)【発明者】
【氏名】パンカジ・パテル
(72)【発明者】
【氏名】ジョン−ポール・ムーア
(72)【発明者】
【氏名】ルイス・ロセット・モンサルド・ジュニア
【合議体】
【審判長】 千壽 哲郎
【審判官】 田村 嘉章
【審判官】 佐々木 正章
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第96/14763(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2005/0061339(US,A1)
【文献】 国際公開第2005/104881(WO,A1)
【文献】 特開平9−175561(JP,A)
【文献】 米国特許第4804101(US,A)
【文献】 特表2005−535335(JP,A)
【文献】 特表2004−528035(JP,A)
【文献】 特表昭58−501573(JP,A)
【文献】 特開昭63−203572(JP,A)
【文献】 国際公開第03/086119(WO,A1)
【文献】 国際公開第2004/095959(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A24B 13/00
A24F 23/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
多層パッケージにおける無煙たばこ製品であって、
それぞれ粒状たばこを含むたばこ配合物を含み、前記製品の利用者の口内へ挿入されるように形成された複数の互いに分離した透水性ポーチと、
周囲の影響を本質的に受けない外側パッケージフィルム材料であり、前記各透水性ポーチ少なくとも1つ完全に囲んで包み、少なくとも1つの前記ポーチ周りで維持された調整ガス環境で密封された外側パッケージフィルム材料と、
を備え、前記周囲の影響を受けない外側パッケージフィルム材料は、1つ又はそれ以上の前記透水性ポーチをそれぞれ囲んで包み、調整ガス環境が前記外側パッケージフィルム材料の内部に維持されるように封止され、
前記調整ガス環境が、酸素ショックの導入の効果を前記たばこ配合物に与えるために、25質量%超の酸素量を有する無煙たばこ製品。
【請求項2】
前記外側パッケージフィルム材料で包まれた前記透水性ポーチを複数備えた請求項1に記載の無煙たばこ製品。
【請求項3】
前記外側パッケージフィルム材料の1つの端部はその外側パッケージフィルム材料の2つの面に隣接しており、他の3つの端部は封止されている請求項2に記載の無煙たばこ製品。
【請求項4】
前記外側パッケージフィルム材料のシールがフィンシールである請求項1に記載の無煙たばこ製品。
【請求項5】
前記外側パッケージフィルム材料を包含する硬質容器を備え、前記硬質容器は、前記透水性ポーチを利用者の好みで1つ又はそれ以上取り出せるように、開封して再び閉じられるように構成されている請求項2に記載の無煙たばこ製品。
【請求項6】
前記硬質容器が金属又はプラスチックで形成されている請求項5に記載の無煙たばこ製品。
【請求項7】
無煙たばこ製品であって、
前記製品の利用者の口内へ挿入されるようにそれぞれ形成され、粒状たばこを含むたばこ配合物を含む複数の透水性ポーチと、
前記透水性ポーチを包む硬質容器と、
外側パッケージフィルム材料であって、前記硬質容器を包み、前記外側パッケージフィルム材料の内部の調整ガス環境を維持するために封止された外側パッケージフィルム材料と、
を備え、
前記調整ガス環境が、酸素ショックの導入の効果を前記たばこ配合物に与えるために、25質量%超の酸素量を有する無煙たばこ製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、たばこ、特に無煙様式での使用に適したたばこ配合物、及び、無煙構造のたばこの取り扱い及び使用に関する。
【背景技術】
【0002】
シガレット、シガー、リトルシガー及びパイプは、たばこを様々な形態で利用するよく知られたたばこ用品である。たばこ用品は、たばこを加熱し又は焼くことによって利用されるたばこ製品であり、エアロゾル(例えば煙り)が喫煙者に吸い込まれる。シガレットやシガーを含むたばこ製品の包装を提案する代表的な形態又は方法が、モンタギューの米国意匠第368221号、ミュラーの米国特許第1886115号明細書、バトラーの米国特許第3371775号明細書、ドリスコールらの米国特許第3967730号明細書、アレンらの米国特許第4852734号明細書、バローズらの米国特許第5139140号明細書、ウルフの米国特許第5333729号明細書、ヘインIIIらの米国特許第5542529号明細書、キーブニーらの米国特許第5938018号明細書、及び、ヘンソンらの米国特許第7014039号明細書に記載されており、それらの内容は、各々が参照されることにより本内容に組み込まれる。
【0003】
たばこは、また、いわゆる「無煙」形態でも楽しまれている。特に知られている無煙たばこ製品は、種々の加工たばこ又はたばこ含有配合物を喫煙者の口に入れることで利用されている。
【0004】
様々な種類の無煙たばこ製品が、シュワルツの米国特許第1376586号明細書、ピットマンらの米国特許第4513756号明細書、センサバーJrらの米国特許第4528993号明細書、ストーリーらの米国特許第4624269号明細書、タウンゼントの米国特許第4987907号明細書、スプリンクルIIIらの米国特許第5092352号明細書、ホワイトらの米国特許第5387416号明細書、ハワードの米国意匠第335934号、ストリックランドらの米国特許出願公開第2005/0244521号明細書、ウィンらの米国特許出願公開第2006/0162732号明細書、アルナープらの国際公開第2004/095959号明細書、アッチリーらの国際公開第2005/063060号明細書、エングストロムの国際公開第2005/004480号明細書、及び、クインターらの国際公開第2005/041699号明細書に記載されており、それらの内容は、各々が参照されることにより本内容に組み込まれる。無煙たばこ製品の1種は、「嗅ぎたばこ」と呼ばれている。嗅ぎたばこは、典型的には、湿式又は乾式に形成されている。一般に「スヌース」と呼ばれる嗅ぎたばこ製品の代表種は、ヨーロッパ、特にスウェーデンで、Swedish Match AB社、Fiedler & Lundgren AB社、Gustavus AB社、及び、Skandinavisk Tobakskompagni A/S and Rocker Production AB社によって又はそれらの会社を通して製造されている。米国で入手可能なスヌース製品は、商品名キャメルスヌースフロスト、キャメルスヌースオリジナル及びキャメルスヌーススパイスという名で、R. J. Reynolds Tobacco社によって販売されている。代表的な無煙たばこ製品は、また、商品名オリバーツイストという名でHouse of Oliver Twist A/S社によって、商品名コペンハーゲン、スコール、スコールドライ、ルースター、レッドシール、ハスキー及びレベルという名でU.S. Smokeless Tobacco社によって、商品名「タボカ」という名でPhilip Morris USA社によって、商品名レヴィギャレット、ピーチー、テイラーズプライド、コディアック、ホーケン、ウィンターグリーン、グリズリー、デンタル、ケンタッキーキング及びマンモスケイブという名でConwood Sales社によって販売されている。
【0005】
消費者へ販売する様々な種類のたばこ製品の典型的な供給形態は、レヴィの米国特許第3696917号明細書、アルナープらの国際公開第2004/095959号明細書、及び、ビュルクホルムの国際公開第2005/016036号明細書に提案されており、それらの内容は、各々が参照されることにより本内容に組み込まれる。たばこを包装する装置は、商業的に利用されており、その代表的なものとしては、Schur Flexible Benelux社の商品名FPP210ポーチパッカーが入手可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国意匠第368221号
【特許文献2】米国特許第1886115号明細書
【特許文献3】米国特許第3371775号明細書
【特許文献4】米国特許第3967730号明細書
【特許文献5】米国特許第4852734号明細書
【特許文献6】米国特許第5139140号明細書
【特許文献7】米国特許第5333729号明細書
【特許文献8】米国特許第5542529号明細書
【特許文献9】米国特許第5938018号明細書
【特許文献10】米国特許第7014039号明細書
【特許文献11】米国特許第1376586号明細書
【特許文献12】米国特許第4513756号明細書
【特許文献13】米国特許第4528993号明細書
【特許文献14】米国特許第4624269号明細書
【特許文献15】米国特許第4987907号明細書
【特許文献16】米国特許第5092352号明細書
【特許文献17】米国特許第5387416号明細書
【特許文献18】米国意匠第335934号
【特許文献19】米国特許出願公開第2005/0244521号明細書
【特許文献20】米国特許出願公開第2006/0162732号明細書
【特許文献21】国際公開第2004/095959号明細書
【特許文献22】国際公開第2005/063060号明細書
【特許文献23】国際公開第2005/004480号明細書
【特許文献24】国際公開第2005/041699号明細書
【特許文献25】米国特許第3696917号明細書
【特許文献26】国際公開第2005/016036号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
無煙たばこ製品は包装されて流通し、販売され、様々な方法で使用される。かみたばこは、ポーチ、フォイルバッグ、及び、金属製容器で包装される。スヌース型の製品は、金属又はプラスチックで製造された、ブリキ缶、「パック」、又は、「ポット」で包装されている。ある特定の状況では、無煙たばこ製品は、典型的にはその新鮮さや湿気を引き延ばすために販売前に冷凍される。例えば、無煙たばこ製品、特に湿式たばこ製品は、製品に望ましくない味や臭いを与える汚染物質の吸収を避ける又は遅れさせるために、脱色又はシミの発生を避ける又は遅れさせるために、及び、生物活性微生物の活動を避ける又は遅れさせるために冷凍することができる。例えば、無煙たばこ製品、及び、典型的には湿式嗅ぎたばこ型の製品は、酵素及び他の生物活性、pH変化、及び、酸化の効果、さらに、製品の保存期間や安定性を短くする傾向を有する他の効果を遅れさせるために冷凍することができる。
無煙たばこ組成物又は配合物の効率的且つ効果的な包装形式を提供することが望まれている。また、無煙たばこ組成物又は配合物、特に、加工無煙たばこ組成物又は配合物を提供することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、無煙たばこ製品に関する。当該製品は、無煙たばこ組成物及び配合物を含む。例えば、無煙たばこ配合物としては、たばこの微粒子や小片があり、また、塩、甘味剤、結合剤、着色剤、pH調整剤、充填剤、香料添加剤、分解補助剤、酸化防止剤、保湿剤及び保存料のような他の成分を含んでいても良い。たばこの粒子の湿気成分は種々あってもよい。ある無煙たばこ製品は、一体成形に起因する、さもなければフィルムやシートとしてたばこ材料やその他の成分を含むスラリーの形成に起因する、たばこ組成物又は配合物の形式となっている。ある無煙たばこ製品は、プレス成形又は押出成形に起因する、さもなければたばこ材料やその他の成分を望ましい形で含む混合物の形成に起因する、たばこ組成物又は配合物の形式となっている。
【0009】
たばこ配合物は、ポーチやバッグ等の、スヌース型の製品(例えば、時には「ポーション」と呼ばれる、封止された透湿ポーチ等)の製造に一般的に用いられる種類の容器内に入れることができる。代表的な透湿ポーチは、「フリース」種の素材で構成することができる。たばこ配合物は、パッケージ内に順に詰め込まれる。パッケージは、しっかりと封止され、内部の雰囲気条件が変更及び/又は調整される好ましい材料で構成されている。すなわち、封止パッケージは、そこを通る湿気や酸素の通過を抑制するのに良好な障壁を提供することができる。加えて、パッケージ内の雰囲気は、さらに選択されたガス種(例えば、窒素、アルゴン又はそれらの混合物)を封止前のパッケージへ導入することによって、又は、内部を真空引き(真空封止)することによって変更することができる。たばこ組成物がさらされる雰囲気条件は、調合、包装、保管及び処理の間、そのように調整されている。
【0010】
一側面において、小分けにされた無煙たばこ(例えば、無煙たばこ配合物を含むスヌースのフリースバッグ1つ)は、パッケージにして包装されている。各パッケージ内の雰囲気は、本発明の態様の特徴において、変更又は調整される。その際、そのようにパッケージされたスヌースのフリースバッグのいくつかは、金属又はプラスチック製缶等の製品容器内に詰め込むことができる。
【0011】
一側面において、いくつかの小分けにされた無煙たばこは、それぞれ、1つのパッケージ内に一緒に包装することができる。パッケージ内の雰囲気は、本発明の態様の特徴において、変更又は調整される。そのパッケージ又はそのようないくつかのパッケージの組み合わせは、その後、金属又はプラスチック製缶等の製品容器内に詰め込むことができる。
【0012】
一側面において、無煙たばこ製品(例えば、いくつかの小分けにされた無煙たばこ)は、例えば金属又はプラスチック製缶等の封止容器内に詰め込むことができる。その後、その容器はパッケージに包装することができ、そのパッケージ及び封止容器内の雰囲気は、本発明の態様の特徴において、変更又は調整される。
【0013】
一側面において、無煙たばこ製品(例えば、いくつかの小分けにされた無煙たばこ)は、金属又はプラスチック製缶の封止容器内に詰め込むことができ、封止容器内の雰囲気は、本発明の態様の特徴において、変更又は調整される。
【0014】
一側面において、いくつかの小分けにされた無煙たばこの少なくとも1つは、パッケージにして包装することができる。各パッケージ内の雰囲気は、本発明の態様の特徴において、変更又は調整される。そのパッケージ又はそのようなパッケージのいくつかは、その後、金属又はプラスチック製缶等の製品容器内に詰め込むことができる。封止された金属又はプラスチック製容器内の雰囲気は、本発明の態様の特徴において、変更又は調整される。あるいは、その容器は、その後、外側パッケージで包装することができ、そのパッケージ及び封止容器内の雰囲気は、本発明の態様の特徴において、変更又は調整される。
【図面の簡単な説明】
【0015】
本発明の実施形態の理解のために、添付の図面が参照される。参照番号は、本発明の典型的な実施形態で記載された成分を示す。図面は、典型的なものを示すのみであって、本発明を限定するように解釈すべきではない。
【0016】
図1図1は、外側パッケージでそれぞれ個々に包装されたスヌース型製品の形態のたばこ製品の拡大断面図である。
図2図2は、内部に、いくつかのスヌース型製品が外側パッケージで包装され、外側パッケージが一般に円筒状のプラスチック又は金属製缶内に詰め込まれている、スヌース型製品の形態のたばこ製品の断面図である。
図3図3は、内部に、いくつかのスヌース型製品が一般に円筒状のプラスチック又は金属製缶内に詰め込まれ、その缶が外側パッケージで包装されている、スヌース型製品の形態のたばこ製品の断面図である。
図4図4は、内部に、いくつかのスヌース型製品が一般に円筒状のプラスチック又は金属製缶内に詰め込まれて、内部雰囲気が調整されているスヌース型製品の形態のたばこ製品の断面図である。
図5図5は、いくつかのスヌース型製品の各々が外側パッケージで包装され、順に一般に円筒状の内部雰囲気が調整されているプラスチック又は金属製缶内に詰め込まれた、スヌース型製品の形態のたばこ製品の断面図である。
図6図6は、複数の個別に包装されたスヌース型の製品、それぞれが別のパッケージにつながった個々のパッケージ、及び、それらの製品を含み、提供する外側容器の斜視図(部分的に切り取られている)である。
図7図7は、外側パッケージで個々に包装されたスヌース型製品の形態のたばこ製品の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1は、代表的な種類の無煙たばこ製品110の第1の実施形態を示している。たばこ製品110は、封止された透湿ポーチ120に詰め込まれたたばこ成分115を含み、それらはたばこポーション122を構成している。代表的な透湿ポーチは、通常の状態で処理する間、ポーチ内にたばこ成分を効果的に保管するために密閉されたフリース種の材料で構成することができる。たばこ製品110は、しっかりと封止された型のポーチとして、たばこポーション122を取り囲んで包含する封止された外側パッケージ125を有する。代表的な外側パッケージ125は、上側表面126及び下側表面127を有し、「フィンシール」の2つの表面128、129が、外側パッケージ125の下側表面に実質的に平行に設けられていることが開示されている。外側パッケージ125は、外側パッケージ内の雰囲気130を調整することができるように、しっかりと封止され、且つ、好ましい材料から選ばれる。さらに、パッケージ内の雰囲気130は、大部分が高純度の窒素ガス又は他の好ましい種類のガスで構成されるように調整することができる。必要であれば、本実施形態は、外側パッケージが包含する個々のたばこポーションの純度が例えば2、3、又は、4となるように変更することができる。外側パッケージの2つの末端131、132は、それぞれ、しっかりと封止(例えば熱封止)され、必要であれば、それらの末端は鋸歯状とするか、又は、視覚的効果のあるように切断することができる。好ましくは、外側パッケージ125の内側領域の長さは、たばこポーション122の全長の少なくとも約10%超であり、外側パッケージ125の内側領域の幅は、たばこポーション122の全幅の少なくとも約10%超であり、外側パッケージ125の内側領域の高さは、たばこポーション122の全高よりいくぶん高い。典型的な実施形態として、スヌース型製品は、最長約20mmから約30mmであり、幅が約10mmから約15mmであり、高さが約5mmから約8mmである。従って、外側パッケージ125は、全長が少なくとも約30mmであり、幅が少なくとも約30mmであり、高さが少なくとも5mmから8mmとなり、外側パッケージ125の2つの末端131、132はそれぞれ外側パッケージ125の幅に沿って約5mm延び、「フィンシール」は幅が約10mmである。使用の際は、外側パッケージ125が消費者によって開封され、たばこポーション122が外側パッケージから取り出されて、たばこポーションが消費者に楽しまれる。
【0018】
図2は、代表的な種類の無煙たばこ製品110の第2の実施形態を示している。たばこ製品110は、各自封止された透湿ポーチ120、145、146に詰め込まれた、いくつかのたばこ成分115、140、141を含有している。たばこ製品110は、個々のたばこポーション125、157、158全てを取り囲んで包含する封止された外側パッケージ155を有している。外側パッケージ内のたばこポーションの数は変えることができ、10、12、15、20、25又は30等であってもよい。外側パッケージ155はしっかりと封止され、示された代表的な実施形態として、外側パッケージ155は3面パッケージ型構造となっている(すなわち、外側パッケージを製造するためのパッケージ材料が3面を密封している)。外側パッケージ155は、外側パッケージ内の雰囲気160を調整できるような好ましい材料から選択される。例えば、パッケージ内の雰囲気160は、高純度の窒素ガス又は他の好ましい種類のガスで構成されるように調整することができる。外側パッケージ155は、下側部分168と、それに対応する又は調和する上側部分170とを備えたプラスチック又は金属製缶等の硬質容器165内に入れられている。代表的な硬質容器165は、は、伝統的にスヌース型の製品の市場で使用される、短く、端部が丸く、略円筒状の容器である。例えば、ビュルクホルムの国際公開第2005/016036号明細書に記載された代表的なスヌースボックス型のデザインが参照される。好ましく改変し得る他の種類の容器は、ヘンソンらの米国特許第7014039号明細書に記載されたプラスチック又は金属製缶がある。R. J. Reynolds Tobacco Companyのキャメルスヌース、U.S. Smokeless Tobacco Corporationのレベルミントパック型の無煙たばこ製品、U.S. Smokeless Tobacco Co.のスコールドライ、及び、Philip Morris USAの「タボカ」もまた市場で提供されるものに使用される硬質容器の種類として参照される。必要であれば、「タボカ」製品に使用される種類の容器は、容器を開閉するために滑らせることのできる蓋(例えば、容器の長手方向軸に略平行に滑るもの)を備えるものを採用することができる。必要であれば、容器は、製造中に無煙たばこ製品を詰め込むために拡張して開口し、続いて詰め込みが終了した後に収縮するような、蛇腹型やふいご型にすることができる。必要であれば、容器は、開口したとき再び閉じ、良好なシール性が得られるように、好ましいシール又は絶縁ゴムを備えることができる。
【0019】
使用の際には、硬質容器が開き、外側パッケージが開き、たばこポーションがそこから取り出されて消費者に楽しまれる。硬質容器は、手作業で再封止することができ、さらなるたばこポーションが消費者の思いのままに容器から取り出される。
【0020】
図3は、代表的な種類の無煙たばこ製品110の第3の実施形態を示している。たばこ製品110は、各自封止された透湿ポーチ120、145、146に詰め込まれた、いくつかのたばこ成分115、140、141を含有している。たばこポーション156、157、158を封止する個々のポーチは、それ自身、下側部分168と、それに対応する又は調和する上側部分170とを備えたプラスチック又は金属製缶等の硬質容器165内に詰め込まれている。硬質容器内のたばこポーションの数は変えることができ、10、12、15、20、25又は30等であってもよい。代表的な硬質容器165は、伝統的にスヌース型の製品の市場で使用される、短く、端部が丸く、略円筒状の容器である。硬質容器165は、順に、封止された外側パッケージ180内に詰め込まれている。代表的な実施形態として示される代表的な外側パッケージ180は、「ラップシール」型のシール構造を有しており、そのようなものとして、上側表面182、下側表面183、及び、外側パッケージの底面に位置する重複シール184を有している。外側パッケージ180は、両端185、186でしっかり封止され、外側パッケージ内及び硬質容器165内の雰囲気160を調整できるような好ましい材料から形成されている。例えば、パッケージ内の雰囲気160は、雰囲気が高純度の窒素ガス又は他の好ましい種類のガスで構成されるように調整することができる。使用の際には、外側パッケージ180が開き、硬質容器165が開き、個々のたばこポーションが硬質容器から思いのままに取り出される。
【0021】
図4は、代表的な種類の無煙たばこ製品110の第4の実施形態を示している。たばこ製品110は、各自封止された透湿ポーチ120、145、146に詰め込まれた、いくつかのたばこ成分115、140、141を含有している。それらの各たばこポーション156、157、158は、下側部分170と、それに対応する又は調和する上側部分168とを備えたプラスチック又は金属製缶等の硬質容器165内に詰め込まれている。代表的な硬質容器165は、伝統的にスヌース型の製品の市場で使用される、短く、端部が丸く、略円筒状の容器である。硬質容器165は、順に、しっかりと封止されており、上側部分及び下側部分168、170間のシール領域の硬質容器を囲むシール材料195で構成された任意のリング又はバンドを備えることができる。そういうものとして、硬質容器165内の雰囲気160が調整されるような(例えば、雰囲気が高純度の窒素ガス又は他の好ましい種類のガスで構成されていてもよい)条件が付与される。使用の際には、シール材料195のリング又はバンドが破れ、硬質容器が開き、個々のたばこポーションが硬質容器から思いのままに取り出される。
【0022】
図5は、代表的な種類の無煙たばこ製品110の第5の実施形態を示している。たばこ製品110は、各自封止された透湿ポーチ120、145、146に詰め込まれた、いくつかのたばこ成分115、140、141を含有している。個々のたばこポーション156、157、158は、それぞれ、各たばこポーションを取り囲んで含む封止された外側パッケージ125、211、212を有している。外側パッケージ125、211、212は、それぞれしっかりと封止され、各外側パッケージ内の雰囲気130、221、222を調整できるような好ましい材料から選択される。例えば、各外側パッケージ内の雰囲気130、221、222は、雰囲気が高純度の窒素ガス又は他の好ましい種類のガスで構成されるように調整することができる。必要であれば、本実施形態は、外側パッケージ125、211、212の各々が、複数(例えば2、3、又は、4)の個別のたばこポーション156、157、158を含むように改変することができる。包装された個々のたばこポーション156、157、158は、順に、下側部分170と、それに対応する又は調和する上側部分168とを備えたプラスチック又は金属製缶等の硬質容器165内に詰め込まれている。代表的な硬質容器165は、伝統的にスヌース型の製品の市場で使用される、短く、端部が丸く、略円筒状の容器とすることができる。硬質容器165は、順に、しっかりと封止されており、上側部分及び下側部分168、170間のシール領域の硬質容器を囲むシール材料195で構成された任意のリング又はバンドを備えることができる。そういうものとして、硬質容器165内の雰囲気160が調整されるような(例えば、雰囲気が高純度の窒素ガス又は他の好ましい種類のガスで構成されている)条件が付与される。代わりに、硬質容器165は、例えば、図3に関して先述された形態のように(例えば、外側パッケージ内の条件、及び、従って硬質容器内の条件が調整されるように)、封止された外側パッケージ180に任意に詰め込まれていてもよい。いずれにせよ、硬質容器165内の改変された又は調整された雰囲気160は、個々の包装されたたばこポーション156、157、158の外側パッケージ125、211、212のそれぞれの改変された又は調整された雰囲気130、221、222と同じであっても異なっていてもよい(例えば、硬質容器は、真空包装型の外側パッケージ内に詰め込まれていてもよい。個々の包装されたたばこポーションは、調整された雰囲気下で包装されていてもよい。または、個々の包装されたたばこポーションは、真空包装型の外側パッケージ内に詰め込まれていてもよい。外側パッケージは、調整された雰囲気の内部環境を付与するように包装してもよい。)。使用の際には、外側パッケージが破れ、硬質容器が開き、包装された個々のたばこポーションが硬質容器から取り出される。包装されたポーションは、たばこポーションが消費者に楽しまれるように開けられる。
【0023】
図6は、代表的な種類の無煙たばこ製品110の第6の実施形態を示している。たばこ製品110は、それぞれが封止された透湿ポーチ(不図示)に含まれたいくつかのたばこ成分(不図示)を含んでいてもよい。たばこ成分とたばこポーションは、図5に関して先述された種類のものである。個々のたばこポーションは、それぞれ、各たばこポーションを取り囲んで包含する封止された外側パッケージ125、211、212を有している。外側パッケージ125、211、212は、それぞれしっかりと封止され、各外側パッケージ内の雰囲気(不図示)が調整されるように好ましい材料から選択することができる(例えば、真空包装)。さらに、各パッケージ内の雰囲気は、雰囲気が高純度の窒素ガス又は他の好ましい種類のガスで構成されるように調整することができる。必要であれば、本実施形態は、各外側パッケージ125、211、212が複数の(例えば、2、3、又は、4)個別のたばこポーションを含むように改変することができる。外側パッケージ125、211、212内の封止された個別のたばこポーションは、順に、端部同士が互いにつなげられている。すなわち、個別の外側パッケージ125、211、212は、それぞれ、各シール領域270、271、272に沿って「フィンシール」されている。フィンシールは、各外側パッケージの長さに沿って、縦方向に延びている。示される実施形態としては、各フィンシール領域270、271、272が5つの「ジョーライン」を備えていてもよい。末端シール131、132は、外側パッケージ125の各末端に位置し、好ましくは縦方向に延びるフィンシールに略垂直である。さらに、同等の末端シールが、他の外側パッケージのそれぞれに設けられている。示される実施形態としては、各外側パッケージの末端シールは3つの「ジョーライン」を備えていてもよい。各外側パッケージの隣接した末端シール間には、個々のパッケージがそれぞれ隣のものと分離できるような、ミシン目305、306、307のラインがある。好ましい形態において、多数(例えば、10、12、15、20、25又は30)のつなげられた外側パッケージは、(例えば、糸巻きや切手のロールに略類似の態様のように)巻かれ、又は、略らせん状に曲げられている。その結果曲げられた一連の連結する外側パッケージは、それから好ましい容器315内に設けられる。一連の巻かれた連結する外側パッケージの一端は、容器315の側面の開口320を通って延びている。そのようなものとして、容器は、そこから製品を分け与える態様又は方法を提供するだけでなく、巻物状の製品を保持することができる。そのようなものとして、実質的に連続する帯状の無煙たばこ製品(例えば、互いに連結しているが、ミシン目の個々の切り取り線から互いに分離される無煙たばこ成分の個々の製品)の取り出し器が提供される。
【0024】
図6で示された実施例として、個別のパッケージは、端部同士が互いにつなげられている。個別のパッケージが互いにつなげられる形態が可変であるのが好ましい。例えば、たばこ製品の長さ方向の両端で個別の外側パッケージを封止するより、無煙たばこ製品は90°回転でき、外側パッケージの端部のシールがたばこ製品の長さ方向に平行とすることができる。そのようなものとして、無煙たばこ製品の個別の外側パッケージは隣り合って配置することができる。
【0025】
図6で示された実施例の典型として、端部同士が互いにつなげられている又は互いに隣り合うようにつなげられている個別のパッケージは、商品流通のために他の種類の容器内に設けることができる。例えば、所定の数(例えば、4、5、又は10)の、つなげられているが分離可能な個別の外側パッケージは、シガレットのパッケージ内に設けることができる。シガレットのパッケージ内に設けられるとき、風味や香りがシガレットと無煙製品との間で移らないように、無煙製品を調製された雰囲気下で封止するのが特に好ましい。このようにして、製品の品位が、つなげて包装された製品ごとに保護される。一つの実施形態において、シガレットは、設けられた該シガレットの端部を超えて上方へ延びる蓋を有する、いわゆる「ハードパック」で包装することができ、つなげられた個別のパッケージの一片は内部の、蓋の上方部に設けることができる。典型的なハードパックのデザインは、アレンらの米国特許第4852734号明細書、バローズらの米国特許第5139140号明細書、及び、キーブニーらの米国特許第5938018号明細書に開示されている(例えば、7−6−7形態で約99mmの長さのシガレットを設けるためにデザインされたハードパックは、約85mmの長さの同程度のシガレットを詰めることができる。また、いくつかの包装された無煙たばこポーションは、可動上蓋の内部の上方領域に設けることができる)。また、いくつかの包装された無煙たばこポーションは、シガレットパッケージの外側領域を包むポリプロピレン上包内にこれらの包装された無煙たばこポーションを含むことによってシガレットパッケージに設けることができる。同様に、包装された無煙たばこポーションは接着剤又は装着された締め具によってシガレットパッケージにつなげることができる。
【0026】
図7は、無煙たばこ製品110の典型例のさらに別の実施形態を示す。たばこ製品110は、封止された透湿ポーチ120に詰め込まれ、それによりたばこポーション122を提供するたばこ組成物115を含んでいる。たばこ製品110は、しっかりと封止された状態でたばこポーション122を囲んで内包する封止された外側パッケージ125を有している。代表的な外側パッケージ125は、上側表面126と下側表面127とを備えている。下側表面127は、いわゆる「ブリスターパック」タイプの形式や形態を有するように適切に合わせられる。そのようなものとして、下側表面はある程度の構造的完全性を有する「バブル」という一般的な形にすることができ、そのため、一般的な半球形又は他の好ましい形に形成することができる。外側パッケージ125はしっかりと封止されており、外側パッケージ内の雰囲気130を調製するような適切な材料から選択される。好ましくは、実施形態は、外側パッケージが複数(例えば、2、3、又は4)の個別のたばこポーションを含むように変えることができる。外側パッケージがしっかりと封止(例えば熱封止)されている端部領域426は、好ましくはブリスターパックのバブル領域へ伸びている。端部領域は、長方形、正方形、三角形、六角形、円形又は他の好ましい形に形成することができる。好ましくは、各外側パッケージの端部領域426は、鋸歯状の外観を有することができ、他の外側パッケージに帯状又はマトリックス状につなげられるようにミシン目を入れることができ、又は、所望の視覚効果を有するようにカットされていてもよい。好ましくは、外側パッケージの内部領域の長さはたばこポーションの全体の長さより少なくとも約10%大きく、外側パッケージの内部領域の幅はたばこポーションの全体の幅より少なくとも約10%大きく、外側パッケージの内部領域の高さはたばこポーションの全体の高さよりいくぶん大きい。典型的な実施例として、スヌース型の製品は最大長さが約30mm、幅が約10〜12mm、高さが約5〜6mmであり、外側パッケージは長さが約40mm、幅が約15mm、高さが15mmであり、外側パッケージの端部シールは「バブル」ポーションのまわりに幅約5〜10mmで伸びる。包装されたたばこ製品には、図1、2、5及び6において前述した概略の形態を採用することができる。
【0027】
当該実施形態によるたばこ製品の製造に用いるたばこは、種々のものであって良い。たばこは、煙加工たばこ、バーレーたばこ、オリエンタルたばこ、メリーランドたばこ、ダークたばこ、ダークファイアードたばこ、及び、ルスチカたばこ、さらに他の希少な又は特殊なたばこ等のたばこの種類を含んでいても良い。幅広い種類のたばこ、栽培法、収穫法、及び、加工熟成法がTobacco Production, Chemistry and Technology(デービス等、Eds、1999)に開示されており、それらの内容は、参照されることにより本内容に組み込まれる。センサボー.Jrらの米国特許第4660577号明細書、ホワイトらの米国特許第5387416号明細書、ドミンゲスらの米国特許第6730832号明細書、ローソンらの米国特許第7025066号明細書、及び、ステビンスらの2006年6月30日出願の米国特許出願第60/818198号明細書も参照でき、それらの内容は、各々参照されることにより本内容に組み込まれる。最も好ましくは、たばこ材料は適切に加工熟成され、成長したものである。煙加工たばこの加工熟成にとって特に好ましい技術及び条件は、Beitrage Tabakforsch. Int.(ネスター等、20(2003)、467−475)、及び、ピーレらの米国特許明細書第6895974号明細書に開示されており、それらの内容は、参照されることにより本内容に組み込まれる。たばこの空気加工熟成の代表的な技術及び条件は、Beitrage Tabakforsch. Int.(ロットンら、21(2005)、305−320)及びBeitrage Tabakforsch. Int.(スターフら、21(2005)、321−330)に開示されており、それらの内容は、参照されることにより本内容に組み込まれる。
【0028】
たばこ製品の製造に用いるたばこは、好ましくは、細かく刻んだ形状、すりつぶされた形状、粒状、微粒子状、又は、粉末状で提供される。たばこ製品の製造に用いるたばこは、また、他の材料又は成分と共に加工し、混ぜ合わせ、形成され、結合されてもよい。例えば、たばこ組成物は、塩、甘味剤、バインダー、着色料、pH調製剤、充填剤、着香料、分散剤、抗酸化剤、保湿剤、及び、保存料を組み入れることができる。例えば、ホルトンらの米国特許出願第11/233399号明細書及び第11/351919号明細書に開示された代表的な組成物、組成物の組み合わせ、組成物及びたばこに対する成分の相対量、それらの組成物を用いる形態及び方法を参照することができ、それらの内容は、参照されることにより本内容に組み込まれる。例えば、たばこ製品は、たばこ組成物、風味のある片やフィルムを含むポーチの形状とすることができ、たばこ及び/又はたばこ抽出物(例えば、噴霧乾燥された水性たばこ抽出物の組成物)の微細に分けられた顆粒を有するたばこ組成物、風味のある片やフィルムを含むポーチの形状とすることができ、又は、たばこ及び/又はたばこ抽出物の微細に分けられた顆粒を有する高加工率の可溶フィルムの形状とすることができる。ある種の実施例として典型的には、無煙たばこの個々のポーション内のたばこ材料の量は、乾燥重量において、少なくとも約30mg、しばしば少なくとも約40mg、頻繁には少なくとも約45mgとすることができる。一方、その量は、典型的には約200mg未満、しばしば約150mg未満、頻繁には約100mg未満である。たばこ材料は、加工たばこの部分、小片、加工たばこ、又は、熟成たばこの形態、本来の自然な葉や茎の形態、たばこ抽出物、抽出たばこパルプ(例えば、溶媒として水を用いたもの)、又は、それらの混合物(例えば、抽出たばこパルプと、粒状の加工及び熟成した自然のたばこの葉とを組み合わせた混合物)とすることができる。
【0029】
消費者によって使用される前のたばこ配合物の含水率は、種々のものであってもよい。典型的には、消費者の口へ挿入される前のポーチ内に収められているたばこ配合物の含水率は、約55重量%未満、一般的には約50重量%未満、しばしば約45重量%未満である。ある種のたばこ配合物の含水率は、使用前において、約15重量%未満、頻繁には約10重量%未満、しばしば約5重量%未満である。例えば、スヌース型のたばこ組成物を包含するような、ある種のたばこ製品にとって、含水率は、20重量%超、しばしば30重量%超である。例えば、代表的なスヌース型製品は、約25〜50重量%、好ましくは約30〜40重量%の含水率を示すたばこ組成物を有している。
【0030】
配合物の含水率を調製する手段は、種々のものであってもよい。例えば、配合物は、熱や対流加熱の影響を受けやすい。特定の例として、配合物は、約40〜95℃、好ましくは約60〜80℃の温度範囲の暖気下で、所望の含水率に適した時間だけオーブン乾燥されてもよい。また、たばこ配合物は、ケーシングドラム、調節シリンダー又はドラム、液体スプレー装置、帯状ブレンダー、Littleford Day, IncのFKM130、FKM600、FKM1200、FKM2000及びFKM3000として用いられているミキサー、Plough Share種のミキサーシリンダー等を用いて湿らせてもよい。最も好ましくは、スヌース型の製品内に用いられるたばこ配合物の種のような、湿ったたばこ配合物は、低温殺菌又は発酵されやすい。スヌース型の製品を低温殺菌又は発酵するための技術は、スヌース製品のデザインや製造技術における当業者には明白である。
【0031】
たばこ配合物のpHは、種々のものであってもよい。典型的には、配合物のpHは、少なくとも約6.5、好ましくは、約7.5である。典型的には、配合物のpHは、約9を超えず、しばしば約8.5を超えない。代表的なたばこ配合物は、約6.8〜8.2のpHを示す。たばこ配合物のpHを決定する代表的な技術は、2gの配合物を10mlの高性能液体クロマトグラフ水へ分散させること、及び、得られた懸濁液/液体のpHを(例えばpHメーターを用いて)測定することを含む。
【0032】
好ましくは、たばこ配合物の準備の前に、たばこの部分又は小片に放射線照射を行ってもよく、低温殺菌してもよく、それ以外では、調整した熱処理を行ってもよい。また、好ましくは、配合物の全て又は一部の準備の後に、構成材料を放射線照射、又は低温殺菌、それ以外では、調整した熱処理を行ってもよい。例えば、配合物は、放射線照射又は低温殺菌の後に準備され、その後、香料成分が配合物に適用されてもよい。また、たばこ配合物は、透湿パケット又はポーチ内にたばこ配合物を設けた後(例えば、スヌース型無煙たばこ製品の個別容器を提供するために)、放射線照射又は低温殺菌を行ってもよい。
【0033】
たばこ配合物の使用のためにスヌース型容器として機能する透湿パケット又はポーチの組成/構造は、種々のものであってもよい。無煙たばこ製品の製造のために用いる種類に適したパケット、ポーチ又は容器は、商品名「タボカ」、キャッチドライ、エタン、ジェネラル、グラニット、ゴートボーグス・レイプ、グロブスヌース・ホワイト、メトロポール・カクタス、モカ・アニス、モカ・ミント、モカ・ウィンターグリーン、キックス、プローブ、プリンス、スクルーフ、トレアンクレア、キャメル・スヌース・オリジナル、キャメル・スヌース・フロスト、及び、キャメル・スヌース・スパイスという取引名で利用されている。たばこ配合物は、ポーチ内に、及び、従来のスヌース型製品の製造に用いる種類の材料を用いて包装された形態で詰め込まれている。ポーチ又はフリースは、ティーバッグの構成に用いるメッシュのような種類の材料と特性が似ていると考えられる種類の透液容器を提供する。ゆるく設けられた粒状たばこ配合物の材料は、ポーチを通って消費者の口へ容易に拡散していく。
【0034】
スヌース型製品の様々な構成材料、及び、さらにその構成材料は、ランディンらの米国特許出願第2004/0118422号明細書に開示され、それらの内容は、参照されることにより本内容に組み込まれる。また、例えば、リンデンの米国特許第4607479号明細書、ニールセンの米国特許第4631899号明細書、ウィディックらの米国特許第5346734号明細書、デアーの米国特許第6162516号明細書、ハンソンらの米国特許出願公開第2005/0061339号明細書も参照され、それらの内容は、それぞれ参照されることにより本内容に組み込まれる。また、クジェルスタッドの米国特許第5167244号明細書に開示された代表的な種類のポーチ及びポーチ材料又はフリースも参照され、それらの内容は、参照されることにより本内容に組み込まれる。スヌース型製品は、Merz Verpackungmaschinen GmBHのSB 51-1/T、SBL 50及びSB 53-2/Tとして利用されるような装置を使用して製造することができる。スヌースポーチは、個別のポーチとして提供することができる。または、複数のポーチ(例えば、2、4、5、10、12、15、20、25又は30個のポーチ)は、一つのポーチ又は個別のポーションが使用のために一連の鎖状又はマトリクス状のポーチから容易に外すことができるように(例えば端部と端部との結合形態で)結合又は互いに連結させることができる。
【0035】
たばこ組成物は、最も好ましくは、スヌース型製品の特性を有する形態で提供されるが、たばこ組成物も、ゆるく設けられ且つ湿った嗅ぎたばこ、ゆるく設けられ且つ乾燥した嗅ぎたばこ、噛みたばこ、ペレットたばこ片、押出たばこ条又は片、微細にすり分けられた粉末、微細に分割され又は挽かれた粉末片及び組成物の塊、(例えば、たばこ形態組成物を流動床で塊にして形成し得る)フレーク状小片、成形加工たばこ片、たばこ含有ガム片、食用の材料とたばこ片及び/又はたばこ抽出物との混合物を含有する製品、(例えば、たばこ抽出物の形態で)固形の非食用基材で運ばれるたばこを包含する製品等とすることができる。例えば、たばこ組成物は、圧縮されたたばこペレット、多層の押出たばこ片、押出又は成形鎖、ロッド又はスティック(例えば、約3〜7cm、好ましくは約4〜6cmの長さ、及び、直径約1〜5mm、好ましくは約2〜4mmの鎖、ロッド又はスティック)、異なる種類のたばこ配合物に囲まれたある種のたばこ配合物を有する組成物、テープ状のフィルムのロール、容易に水に溶け又は分散するフィルム又は条、外殻(例えば、自然に明るい、無色の、半透明又は高度に着色された、柔軟な又は硬い外殻)、及び、たばこ又はたばこ香料(例えば、数種の形態のたばこを包含するニュートニウム流体又はチキソトロイック流体)を有する内部領域を有するカプセル状材料とすることができる。
【0036】
圧縮たばこペレット等の加工たばこ組成物は、粒状たばこ及び関連する形態の組成物をコンパクトに成形し、それらの組成物をペレット状にコンパクトに成形し、さらに随意的に各ペレットをオーバーコート材料で覆うことによって製造することができる。典型的な粒化装置は、Vector Corporation のFL-Mシリーズ粒化装置(例えばFL-M-3)、及び、Alexanderwerk, IncのWP 120V及びWP 200VNとして利用される。例えばコンパクションプレスのような、コンパクトに成形するための典型的な装置は、Vector CorporationのColton 2216及びColton 2247、及び、Fette Compactingの1200i, 22001, 3200, 2090, 3090 and 4090として利用される。外側コーティング層をコンパクトに成形されたペレット状たばこ配合物に提供する装置は、Thomas EngineeringのCompuLab 24、CompuLab 36、Accela-Cota 48及びAccela-Coata 60として利用される。
例えば多層たばこペレット等の加工たばこ組成物は、幅広い押出成形技術を用いて製造することができる。例えば、多層たばこペレットは、共押出成形技術を用いて(例えば、2軸押出機を用いて)製造することができる。そのような場合、湿った又は乾燥した組成物又は組成物の混合物を、分離押出ホッパー内に継続的に設けることができる。スチーム、ガス(例えば、アンモニア、空気、二酸化炭素等)及び保湿剤(例えば、グリセリン又はプロピレングリコール)は、各乾燥混合物を移動させ、可塑化し、焼く際、押出機の容器内に注入することができる。そういうものとして、様々な組成物が非常に良く混ざり、それにより互いに完全に接触するように加工される。例えば、組成物は、個別の組成物がよく押出母材又は押出機に嵌め込まれるように接触する。例えば、トフトらの米国特許第4821749号が参照され、それらの内容は、参照されることにより本内容に組み込まれる。
ある種のたばこ組成物は、たばこをその主要な構成物として含む。好ましくは、それらの組成物は、実質的に消費者の口にどのような残留物も残さない。好ましくは、それらの組成物は、(例えば過剰に高水準の結合剤により)消費者の口に滑らかな又はネバネバした感覚を与えない。加工の際、たばこ材料は、たばこ材料中の天然ペクチンが放出されるようなpH調整剤又は他の好ましい薬剤で処理することができる。天然たばこペクチンの放出は、好ましいシート又はフィルム引っ張り強さ性能の補助に必要な、追加の増粘剤/親水コロイド、セルロース由来又はでんぷんベースの結合剤の量を減らす働きをすることができる。例えば、ペクチンを放出するために、微細なたばこ粉末がアルカリpH調整溶液で周囲の温度より高い温度に加熱される。そのような処理も、好ましい感覚的特性をたばこ材料に与えることができる。例えば、ヤングらの米国特許第5099864号明細書、ヤングの米国特許第5339838号明細書、及び、ヤングの米国特許第5501237号明細書が参照され、それらの内容は、それぞれ参照されることにより本内容に組み込まれる。
【0037】
個別ポーションたばこ製品の1つの代表型は、たばこ配合物の形態で、外殻と内部領域とを有している。代表的な外殻は、25℃で約20000〜25000センチポイズのブルックフィールド粘度を示す混合液を提供するために、アルギン酸塩(例えば、International Specialty Products Corpのケルヴィス、ケルギン及びマヌコールとして用いられるアルギン酸ナトリウム)、米でんぷん、スクラロース、グリセリン、及び、香料添加剤(例えばミントの風味)の混合液を水に供給することで得られる。該粘性の混合物は、外側層中に形成されるシート(例えば、Imperia Trading Companyのヴィラウェア・インペリアル・パスタマシーン及びインペリア150−25のヴィラウェア・ラヴィオリ・アタッチメントを備えたドウローラーを用いて)、又は、外側層を形成するために合成する(例えば熱への暴露により)ことができる半円殻の形成に用いることができる。典型的には、そのような粘性混合物は、約60℃で約1時間の加熱により好適に乾燥することができる。該外殻内には、幅広い種類のたばこ配合物を含めることができる。その内部領域として用いられる1つの代表的なたばこ配合物は、他の成分、例えば、香料添加剤、保湿剤、乳化剤、充填剤、pH調整剤、分散補助剤等との、粒状の又は挽かれたたばこ材料の、乾燥した又は湿った混合物である。代表的なたばこ配合物としては、液状のものがある(例えば、ウィークジェル又はソフトジェル)。たばこ配合物は、配合物の含水率が約40〜50重量%となるように、粒状の又は挽かれたたばこ材料、κ−カラギーナン、ケルヴィス型アルギン酸ナトリウム、プロピレングリコール、ポリソベイト60及び香料添加剤(例えばメントール及びシナモン)を水中で混合することで提供することができる。1つの代表的なたばこ配合物は、流動体である。たばこ配合物は、配合物の含水率が約60〜70重量%となるように、粒状の又は挽かれたたばこ材料、グリセリン、グリセロールステアレート、プロピレングリコール、κ−カラギーナン、TIC Gumsのチカロース1500として利用されるカルボキシメチルセルロース、及び、微晶質セルロース(例えば、TIC GumsのチカセルHV)を水中で混合することで提供することができる。
【0038】
各封止外側パッケージ内に設けられたたばこ配合物の量は、種々のものであってもよい。一側面において、ルーズたばこの組成物は、外側パッケージ内に設けることができ、該パッケージは封止され、該ルーズたばこは、外側パッケージが開けられるとき、ルーズ嗅ぎたばこ又はルーズ噛みたばことして利用することができる。好ましい別の側面では、スヌース型ポーチ又はパケット内に設けられるたばこ組成物は、外側パッケージ内に設けられ、該パッケージは封止され、該スヌース型の製品は、外側パッケージが開けられるとき利用することができる。典型的には、各個別ポーション(例えば各スヌース型ポーチ)内のたばこ配合物の量は、たばこの乾燥重量で、少なくとも約50mg、しばしば少なくとも約150mg、頻繁には少なくとも約250mgであり、さらに、たばこの乾燥重量で、約700mg未満、しばしば約500mg未満、頻繁には約300mg未満である。例えば、スヌース型の無煙たばこ製品は、いわゆる「ポーションスヌース」の形態とすることができる。
【0039】
1つの典型的なスヌース型製品は、含水率約35重量%の約1gのたばこ配合物を有する。該たばこ配合物は、全長約30mm、幅約16mm、高さ約5mmの封止されたフリースポーチ内に設けられる。ポーチの両端のシール幅が約2mmであるため、ポーチ内の各区域の長さは約26mmである。他の典型的なスヌース型製品は、含水率約35重量%の約0.5gのたばこ配合物を有する。該たばこ配合物は、全長約26mm、幅約12mm、高さ約5mmの封止されたフリースポーチ内に設けられる。ポーチの両端のシール幅が約2mmであるため、ポーチ内の各区域の長さは約22mmである。
【0040】
本発明に用いられる外側パッケージ材料は、種々のものであってもよい。典型的には、パッケージ材料の選択は、審美性、手触りの良さ、(例えば、酸素又は放射線への暴露又は湿気の損失から保護するための)所望のバリア性等の要素による。パッケージ材料は、最も好ましくは、例えば、ラミネートフィルム(例えば、共押出ラミネートフィルム)等のフィルム状である。ラミネートパッケージ材料で提供される層の数は、種々のものであってもよく、少なくとも約3層、しばしば少なくとも約4層であってもよい。一方、典型的には、該層の数は、約10層を超えず、しばしば約8層を超えない。典型的なパッケージ材料の全厚は、少なくとも約0.0025インチ、しばしば少なくとも約0.003インチであり、一方、典型的には、パッケージ材料の厚さは、約0.006インチ未満であり、しばしば約0.005インチ未満である。フィルム材料又はラミネートフィルムの区域又は層の提供に用いることのできる代表的な材料は、ポリ塩化ビニル、エチレン酢酸ビニールコポリマー、配向ポリプロピレン、低密度鎖状ポリエチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレンテレフタレート、エチレンメタクリル酸コポリマー、メタロセン低密度鎖状ポリエチレン等であってもよい。典型的なパッケージ材料は、プラスチック/金属フィルム、紙でコートされたプラスチック/金属フィルム、プラスチックラミネートフィルム等を用いることができる。そのような種類の材料は、酸素及び/又は湿気の影響を本質的に受けさせず、高品位の封止性を得るために封止され、その影響を受けることのない性質や特性を長期間保持又は維持する外側パッケージを提供することができる材料から製造することができる。好ましい材料は、食物や薬という種類の製品の調整雰囲気又は真空パッケージの材料として利用されてきた種類のものである。
【0041】
本発明のパッケージ材料を提供する典型的な他の材料の好適な形態は、好ましくは、柔軟なプラスチック材料を含む。例えば、ヴァン・フーレらの米国特許出願公開第2004/0043165号明細書に開示のポリメリック材料、シーラント及び接着剤等が参照され、その内容は、それぞれ参照されることにより本内容に組み込まれる。酸素によるたばこ組成物の汚染を抑制するために使用されるパッケージ材料として、パッケージ材料の内表面を提供する材料中に、効果的な量の好ましい還元剤を含めることが好ましい。
【0042】
ある典型的なラミネートフィルムは4層であり、厚さ約0.00048インチのポリエステルテレフラレート(PET)の層で構成される頂上層又は外側層と、(例えば、Liofol Companyのタイセルという商品名で入手可能なポリウレタン種の接着剤等)接着剤の薄層と、約0.00035インチの厚さの(例えばアルミニウム等の)金属フィルムと、E. I. DuPont de Nemours & Companyのサーリン(Surlyn)という商品名で利用でき、厚さ約0.002インチの組成物を含むエチレン・メタクリル酸の最下層とで構成される。好ましくは、接着剤に隣接するPETの側面に、好適なインクにより製品情報をプリントすることができる。別の典型的なラミネートフィルムは3層であり、厚さ約0.00048インチのPETの層で構成される頂上層又は外側層と、(例えば、タイセルとして入手可能な接着剤等)接着剤の薄層と、サーリンとして利用でき、厚さ約0.002インチの組成物を含む最下層とで構成される。別の典型的なラミネートフィルムは4層であり、厚さ約0.00048インチのPETの層で構成される頂上層又は外側層と、(例えばアルミニウム等の)薄い金属フィルムと、(例えば、タイセルとして入手可能な接着剤等)接着剤の薄層と、サーリンとして利用でき、厚さ約0.002インチの組成物を含む最下層とで構成される。前述の代表的な種類のラミネートフィルムは、PET層を容器の外側表面に有する、いわゆる「フィンシール」及び「スリーサイド」型のパッケージの提供に適している。
【0043】
ある典型的なラミネートフィルムは、厚さ約0.002インチのサーリン等の材料の層で構成される頂上層又は外側層と、接着剤の薄層と、厚さ約0.00035インチの(例えばアルミニウム等の)金属フィルムと、接着剤の薄層と、サーリン等の材料で形成され、厚さ約0.002インチである最下層とを有する。前述の代表的な種類のラミネートフィルムは、いわゆる「ラップシール」型の製品の提供に適している。
【0044】
本発明は、対応して包装されるたばこ製品のための包装及び調整雰囲気条件を提供するために好ましく変更された機器、材料、手順、及び、製造条件を含む。パッケージ材料内の雰囲気は、様々な方法で変更することができる。例えば、パッケージ内の雰囲気のかなりの量を(例えば真空包装種の技術を用いて)除去することができ、又は、パッケージ内の雰囲気は、(例えばガス置換包装種の技術を用いて)管理することで変更することができる。変更雰囲気包装及び調整雰囲気包装に関する様々な技術の代表的な側面は、米国食品医薬品局の食品安全応用栄養センター(2001年9月30日)の「Analysis and Evaluation of Preventative Control Measures for the Control and Reduction/Elimination of Microbial Hazards on Fresh and Fresh-Cut Product, Chapter VI, Microbiological Safety of Controlled and Modified Atmosphere Packaging of Fresh and Fresh-Cut Product」に開示され、それらの内容は、それぞれ参照されることにより本内容に組み込まれる。
【0045】
本発明の包装されたたばこ製品内の調整され又は変更された雰囲気は、種々のものであってもよい。典型的には、たばこ製品が、(例えば、たとえ雰囲気が、封止されたパッケージ内の圧力を環境大気圧に関連した正圧とするような方法で調整されたとしても)調整又は変更雰囲気を得るために真空包装又はガス置換包装された際、パッケージ内の雰囲気状態は、パッケージ内に存在する酸素のかなりの量、最も好ましくは実質的に全ての量が、パッケージが封止される時間以前にパッケージから除去されるように調整される。すなわち、封止された外側パッケージに初めに存在する調整雰囲気重量の約8%未満、しばしば約6%未満、が酸素で構成されている。例えば、パッケージが封止される際、パッケージ内の雰囲気は、封止されたパッケージ内に初めに存在する調整雰囲気の重量に対して好ましくは約5%未満の酸素、最も好ましくは約1〜5%の酸素を含んでいる。典型的には、たばこ製品がガス種(選択されたガス又はガスの混合物)を用いてガス置換包装される際、封止されたパッケージ内の調整雰囲気のかなりの量、最も好ましくは実質的に全てが所望のガス種で提供される。典型的なガス種は、窒素、アルゴン及び二酸化炭素等(例えば、純度約99重量%超の高純度ガス)を含んでいる。また、たばこ製品の雰囲気は、「ガスショック」の効果をたばこ製品に導くために比較的高いレベルの所望のガス種(例えば酸素)を含んでいる(例えば、雰囲気中の比較的高いレベルの酸素は、酵素による変色、嫌気的発酵反応、好気的及び嫌気的微生物増殖の抑制を目的とした「酸素ショック」の導入に好ましい)。例えば、雰囲気内酸素レベルが約25重量%超、しばしば約30重量%超であるような酸素量を含む調整雰囲気は、酸素ショックの導入に適した条件を提供することができる。
【0046】
本発明の包装に関する製造工程の実施に用いる代表的な機器は、Winpak Ltd(例えば、LD32、L25、L18及びL12として識別されるシステム)により利用することができ、また、Doboy IncのLinium300シリーズ水平流ラッピングシステム(例えば、Linium Model Nos. 301、302、303、304又は305)、Hitech Systems s.r.lのHiwrap504システム、及び、Rovema Verpackungmaschinen GmbHが提供する種類のシステムにより利用することができる。機器は、好ましくは、ガスや湿気の通過を規制するシール(例えば、「気密」であるとされるようなシール)を与える包装材料を提供する。
【0047】
材料を包装する代表的なブリスターパックは、種々のものであってもよい。材料を包装する代表的なブリスターパックの下層に用いる典型的な材料は、Klockner-Pentaplast of America, IncのPentapharm alfoil T-250/25/90、Pentapharm ACLAR PA 180/02、Pentapharm ACLAR PA 200/02及び Pentapharm ACLAR PA 300/02として入手可能なラミネートポリマーフィルムである。材料を包装する代表的なブリスターパックの上層に用いる典型的な材料は、熱封止可能な金属フィルムである。典型的な熱封止可能なフィルムは、約0.0001インチの厚さの熱封止可能な材料(例えばサーリン)により、封止側にコートされた、厚さ約0.0007インチのアルミニウムフィルムである。例えば、該種類の材料が開示された、ヴァン・フーレらの米国特許出願公開第2004/0043165号明細書も参照され、それらの内容は、参照されることにより本内容に組み込まれる。いわゆる「ピーラブル蓋」型のブリスターパッケージは採用することができるが、特に興味を引くものは、いわゆる「プッシュスルー」型のブリスターパッケージである。
【0048】
好ましくは、包装は、調整された環境で行われる。すなわち、殺菌されたたばこ製品は無菌環境で外側パッケージ内に詰め込まれる。
【0049】
本実施形態に係る製品は、従来の種類の無煙たばこ製品が包装又は保存されたものと大体同じ方法で包装又は保存されていてもよい。例えば、複数のパケット又はポーチは円筒容器内に設けてもよい。好ましくは、湿ったたばこ製品(例えば、約20重量%超の含水率を有する製品)は、(例えば、約10℃未満、しばしば約8℃未満、ときには約5℃未満で)冷蔵されてもよい。また、比較的乾燥したたばこ製品(例えば、約15重量%未満の含水率を有する製品)は、しばしば比較的広い範囲の温度下で保存してもよい。
【0050】
好ましい実施形態として、無煙たばこ組成物は、輸送の間や販売前に冷蔵の必要の無い形態で包装される。すなわち、発送、取り扱い及び保存は、単純化され、発送、取り扱い及び保存できる期間が長くなる一方、無煙たばこ製品の品質は維持することができる。さらに、製品の保存寿命が長くなる。このように冷蔵の必要がなくなったことで、冷蔵された製品の保存寿命も長くなる。本実施形態による包装された製品は、より長く保存することができる一方、全体的な新鮮さ、含水率、外観(例えば、顕著な変色が進行しない)、及び、感覚的特性が維持され、微生物種の働きによる好ましくない風味や臭いの吸収及び全体的な化学的性質の変化が生じない。湿ったたばこ製品(例えば、約20重量%超、しばしば約30重量%超の含水率を有する製品)は、冷蔵の必要無く、より長期間保存することができる。
【実施例】
【0051】
以下の実施例は、本実施形態のある側面をさらに示すために提供されるものであるが、それらを限定するものとして解釈すべきではない。特に断りのない限り、全ての部及びパーセンテージは、重量によるものである。
【0052】
(実施例1)
幾分平坦な帯又はフィルムの形態におけるたばこ配合物を、以下の形態で作製する。
加工及び熟成した煙加工たばこ、バーレーたばこ及びオリエンタルたばこの葉の混合物で構成されるたばこ材料が帯又は葉の形態で、約9%の湿度で準備する。このたばこ混合物のポーションを水洗し、集めた溶解物又は抽出物を除去し、不溶性の固体(例えばパルプ部分)を含む、残った水分を乾燥する。乾燥により得られたパルプ部分を、その後、処理せずに保持しておいた元のたばこ混合物と混合する。該たばこ混合物を、その後、150タイラーメッシュスクリーンを通過する粒径になるまで挽く。
得られたたばこ混合物を、さらに、他の成分と混合して、(乾燥重量で)約40部の挽いたたばこの葉と、約25部の炭酸カルシウムと、約15部の結合剤(ペクチン、ゼラチン、アルギン酸ナトリウム及びでんぷんで構成してもよい)と、約15部のグリセリンと、約4部の香味料と、約1部のスクラロース又はSweetener Solutions LLCのSucraSweet HIS 600として利用される約1部の甘味剤を含む組成物を形成する。結合剤は、好ましい結合材(例えば、食用品種の結合材)を用いてもよく、典型的な結合材は、様々な種類のペクチン、ゼラチン、アルギン酸塩(例えば、アルギン酸ナトリウム)又はでんぷんから選択することができる。得られた乾燥混合物を、25℃で約20000〜25000センチポイズのブルックフィールド粘度を示すスラリーを形成するため、脱イオン水に分散する(例えば、約8〜10部の乾燥混合物を約90〜92部の水に分散する)。
【0053】
スラリーを、ステンレススチールの乾燥トレイ上に厚い均一な層として流し込む。乾燥トレイは、スラリーを流し込む前に焦げ付き防止スプレーでわずかにコートしておいてもよい。トレイを比較的低い温度(例えば約60〜70℃)の乾燥オーブン内に最大約10時間(例えば、約6〜8時間)置く。そのようなものとして、形成されたたばこ配合物の組成物がその組成物の水性スラリーから好ましい形で得られる。
スラリーは、(例えば、約25〜35cmの長さを有し)幅が約1〜2cmの帯状に流し込んでもよい。必要であれば、随意的に帯の長手方向軸にだいたい垂直な方向に延びるミシン目や脆弱な線を、所定の間隔で帯状に形成してもよい。得られた製品は、柔軟性があり好ましい引っ張り強度を有するように形成し且つ乾燥してもよく、前記図6で記載した種類の容器内に巻かれて収めてもよい。それから、容器を、前述した一般的な種類の調整雰囲気条件下で、外側パッケージにより包装してもよい。使用において、外側パッケージを開封し、容器の開口から延びるたばこ配合物の1片の長い帯を使用のために好ましい量だけ折りとることができる。
【0054】
スラリーは、乾燥体上にシート又はフィルムとして流し込むことができ、個々の部分を刻印し、穴を開け、さらにそのシートやフィルムから切り取る。このようにして、例えば、長方形の帯やシート、又は、円形片がシートやフィルムから得られ、(例えば、前記図1で記載した概略の形態に構成された外側ラッピング材料を用いて)個々のポーションとして包装される。
流し込んで乾燥させた材料を、粉末状や粒状に磨りつぶし、それから透湿ポーチ内に詰めて封止してもよい。各ポーチは、前記図1で記載したような形態で、外側パッケージで包装してもよい。
【0055】
(実施例2)
頬と歯茎との間に置かれることを意図した、好ましくは非噛みたばこ製品である無煙たばこ製品は、以下のように得られる。経口使用の際、好ましい無煙たばこ製品は、たばこ組成物をそのまま摂り又は分散させているとき、及び、三叉神経の心地良さを得て感覚器官を刺激しているとき、口内で完全に溶解し、その固体又は粒状の残留物は皆無かそれに近い。
加工及び/又は熟成したたばこの葉又は茎は、帯状や細切れ状で、且つ、約9%以下の含水率で得られる。たばこの種類としては、煙加工、バーレー及びオリエンタルたばこ、及び、それらの様々な組み合わせを含むことができる。また、ペリークやキャベンディッシュ等をはじめとする特殊な又は変わった種類のたばこも、たばこ材料の混合に組み入れることができる。葉又は茎は、極低温条件下又は他の適した乾燥挽き手段で、微細な粉末状となるまで挽くことができる。粉末は、150タイラーメッシュスクリーンを通過するくらいに十分に微細となっている。その後、得られた粉末に、約5〜20キログレイのγ線を照射する。
【0056】
熟成させ、煙加工したたばこの葉は、帯状で、且つ、約9%以下の含水率で得られる。葉は、極低温条件下又は他の適した乾燥挽き手段で、微細な粉末状となるまで挽くことができる。粉末は、150タイラーメッシュスクリーンを通過するくらいに十分に微細となっている。その後、得られた粉末に、約5〜20キログレイのγ線を照射する。
たばこの粉末は、流動床に導入する。流動床において、たばこの粉末を水と乾燥粉末状で提供される様々な他の成分の混合物に導入する。得られた混合物を流動床から取り除き、約4%の含水率となるまで乾燥する。
【0057】
得られたたばこ配合物は、流動床から取り除く。代表的な配合物は、約25〜40部の粒状の煙加工されたたばこの葉と、約0.5〜3.0部のスクラロース(改変された砂糖)、約1部の二酸化チタン(色調整剤)、約10〜25部の炭酸カルシウム(Ruger Chemical社の商品名HD PPT Fineの形で入手可能)、約15〜30部のマンニトールの粉末、約2〜5部の粉末セルロース(CreaFill Fibers社の商品名QC-90の形で入手可能)、約5〜15部のアルファコーンスターチ(Colorcon社の商品名Starch 1500の形で入手可能)、約3〜6部のポビドン(Xian Medicines & Health Products社の商品名PVPK-30の形で入手可能)、及び、約0.75〜2.5部の水酸化カリウムを含む。得られた粒状たばこ配合物の含水率は、約4%である。得られた粒状たばこ配合物は、乾燥した、自由に流れる、微細な挽かれた淡褐色の粉末であり、80タイラーメッシュスクリーンを十分通過できる平均粒径を有する粒子で構成されている。
たばこ配合物の好ましい量(例えば約0.5〜1g)が、封止されたフリースポーチ内に設けることができ、該ポーチは、例えば前記図1で記載したような概略の形態において、外側パッケージで包装することができる。
【0058】
(実施例3)
前記実施例2で記載した種類の粒状たばこ粉末約200〜225g、香料添加剤(例えばミントフレーバー)、及び、随意的な塩化ナトリウムの乾燥混合物を卓上用のP400 Popiel(商標)自動パスタメーカー(カリフォルニア州チェストワースのRonco Inventions, LLC社から提供される)で約5分間混合する。その後、事前に混合した温かい水溶液を約48g(例えば、約40gの水と約8gのグリセリン)だけ該乾燥混合物へ加える。これらの成分を約3分間、又は、小さなエンドウ豆の大きさの塊になるまで混合する。続いて、エンドウ豆状の混合物を選択された金型を用いて押出成形し、平らなパスタ状シート(幅1.4cm×長さ30cm×深さ0.1〜0.7cm)、又は、麺状円柱ロッド(直径0.1〜0.7cm×長さ12〜24cm)を得る。次に、パスタ状シートをより小さな正方形又は長方形の小片に裁断し、それぞれ約185〜250mgのペレットを得る。それぞれ約185〜250mgの略ウエハー状の小片もまたパスタ状シートから打ち抜いて得ることができる。続いて、麺状ロッドを裁断し、それぞれ約185〜250mgの、より小さな円柱ペレットの小片又は鎖状物を得る。それぞれ約185〜250mgの略ウエハー状の小片(例えば、略円柱状の小片)もまた押出成形された円柱ロッドから打ち抜いて得ることができる(例えば、連続的に成形された円柱状の押出成形体を長手方向軸に略垂直に裁断することができる)。また、薄い円柱状の押出成形体も同様に再分断して、約150〜250mgのいくらか長い棒状の小片を得ることができる。様々な形状の小片をステンレススチールプレート上に置き、室温で最大約24時間(例えば、約12〜20時間)乾燥させる。また、小片は、強制換気オーブンを用いて約50〜100℃で最大15分間、又は、熱湯浴からの過剰スチームにより乾燥させる。乾燥した製品は、典型的には、約5〜10%の含水率を示す。典型的なたばこ配合物は、乾燥重量で、粒状たばこ粉末約85〜99部と、香料添加剤約1〜15部と、随意的な塩化ナトリウム約1〜1.5部とを有する。
これら様々なたばこ配合物は、前記図1〜5及び7に開示した態様で包装することができる。
【0059】
(実施例4)
前記実施例3に記載した一般的な大きさ及び形状のたばこ配合物を、実施例3で記載した種類の調整技術により得る。しかしながら、実施例3で採用された粒状たばこ粉末を、以下に示す調整により得られた微細に挽かれたたばこ粉末で置き換える。
熟成された煙加工たばこの葉は、帯状で且つ約9%以下の含水率で得られる。該葉を極低温状態で、又は、他の適した乾燥挽き手段で、微細な粉末状となるまで挽くことができる。該粉末は、150タイラーメッシュスクリーンを通過するくらいに十分に微細となっている。得られた粉末に、約5〜20キログレイのγ線を照射する。
該粉末たばこの葉及び他の様々な乾燥成分を事前に自動回転ミキサーで約15分間混合する。そのようなものとして、乾燥混合物を、それぞれ乾燥重量で、約122.5gのたばこ粉末、約80.5gの甘蔗糖、約52.5gの沈降炭酸カルシウム、約17.5gのマンニトール、約48gの米でんぷん(アルファ米)、及び、約1.7gのヴァニラフレーバーで準備する。次に、該乾燥混合物を、溶解した約4.6gの水酸化カリウムを含む約100gの温水(例えば約30〜45℃)に、実施例3で記載したパスタメーカーを用いて合わせる。
実施例3で概略開示された種類のたばこ配合物が得られる。すなわち、該たばこ配合物は、例えば、シート、帯、ペレット、棒等の所望の形状に成形することができる。該成形されたたばこ配合物は、前述の種類の外側パッケージ材料で包装することができる。
【0060】
(実施例5)
たばこ配合物を前記実施例4に記載の方法で得る。しかしながら、該たばこ配合物の成分を以下のように組成する。実施例4に記載の粉末たばこの葉及び他の様々な乾燥成分を約15分間自動回転ミキサーで事前に混合する。そのようなものとして、乾燥混合物を、それぞれ乾燥重量で、約60gのたばこ粉末、約50gの甘蔗糖、約34gの沈降炭酸カルシウム、約20gのマンニトール、約20gの米でんぷん(アルファ米)、約10gのマルトデキストリン、約5.2gの微結晶性セルロース(TIC Gums社の商品名Ticacel HVとして入手可能)、約0.8gのヴァニラフレーバー、約0.5gのメントール、及び、約3.5gのトリステアリン酸グリセリンで準備する。次に、該乾燥混合物を、溶解した約2gの水酸化カリウムを含む約50gの温水(例えば約30〜45℃)に、実施例3で記載したパスタメーカーを用いて合わせる。
【0061】
(実施例6)
たばこ配合物を前記実施例4に記載の方法で得る。しかしながら、該たばこ配合物の成分を以下のように組成する。実施例4に記載の方法で、粉末たばこの葉を煙加工及びバーリーたばこの葉から得る。また、実施例4に概略記載された方法で、粉末たばこの葉及び他の様々な乾燥成分を約15分間自動回転ミキサーで事前に混合する。そのようなものとして、乾燥混合物を、それぞれ乾燥重量で、約64gのたばこ粉末、約4.4gのSweetener Solutions LLC社の商品名SucraSweet HIS 600として入手可能な甘味剤、約40gの沈降炭酸カルシウム、約42gのマンニトール、約19gの米でんぷん(アルファ米)、Hercules, Inc社の商品名Klucel EFとして入手可能な約9gのヒドロキシプロピルメチルセルロース、及び、約5gの微結晶性セルロース(TIC Gums社の商品名Ticacel HVとして入手可能)で準備する。次に、該乾燥混合物を、溶解した約2.5gの水酸化カリウム及び約8gのグリセリンを含む約50gの温水(例えば約30〜45℃)に、実施例3で記載したパスタメーカーを用いて合わせる。
【0062】
(実施例7)
たばこ配合物を前記実施例4に記載の方法で得る。しかしながら、該たばこ配合物の成分を以下のように組成する。実施例4に概略記載の方法で、粉末たばこの葉を煙加工及びバーリーたばこの葉から得る。また、実施例4に概略記載された方法で、粉末たばこの葉及び他の様々な乾燥成分を約15分間自動回転ミキサーで事前に混合する。そのようなものとして、乾燥混合物を、それぞれ乾燥重量で、約64gのたばこ粉末、約4.4gのSweetener Solutions LLC社の商品名SucraSweet HIS 600として入手可能な甘味剤、約40gの沈降炭酸カルシウム、約42gのマンニトール、約19gの米でんぷん(アルファ米)、International Specialty Products Corp社の商品名ケルヴィスとして入手可能な約9gのアルギン酸ナトリウム、約2gのミントフレーバー剤、及び、約5gの微結晶性セルロース(TIC Gums社の商品名Ticacel HVとして入手可能)で準備する。次に、該乾燥混合物を、溶解した約2.5gの水酸化カリウム及び約8gのグリセリンを含む約40gの温水(例えば約30〜45℃)に、実施例3で記載したパスタメーカーを用いて合わせる。
【0063】
(実施例8)
多層状、多風味、共押出ペレットの形態を有するたばこ組成物を以下により得る。
粒状たばこ粉末及び他の様々な乾燥成分を、2層ペレット無煙たばこ配合物を形成するために、再び実施例1で記載したようにして用いる。該ペレットは、事実上「枕型」と考えられる形状を有するように特徴づけることができる(すなわち、頂部、底部、側部及び終端部が外側層又は外覆層によって形成され、内側層は外側層内に含まれている)。
該内側層は、約200gの粒状煙加工たばこ粉末と、約6gの塩化ナトリウムと、約1.5gのメントール粉末との混合により得る。その後、該乾燥混合物を、溶解した約8gのグリセリンを含む約42gの温水(例えば約30〜45℃)に、実施例3で記載したパスタメーカーを用いて合わせる。該内側層は、略円柱状であり、麺状ロッドに形成する。
該外側層は、約200gの粒状煙加工たばこ粉末と、約5gの塩化ナトリウムと、約14gの微細に挽かれたバーリーたばこの粉末との混合により得る。外側層は、より微細なたばこ粉末を含むパスタ状の平らなシートであり、該内側層より風味の少ない香料添加剤として形成する。
該無煙たばこ組成物を形成するために、該パスタ状シートは薄い麺状ロッドの周囲を完全に包装される。次に、包装されたロッドをより小さな円柱状ペレットに裁断し、裁断した両端を成形又は封止して、約185〜250mgの小さな枕状ペレットを形成する。該ペレットは、室温で約12時間以上、又は、強制換気オーブンを用いて約50〜80℃で約20分間乾燥させる。
【0064】
該内側及び外側層は様々な方法で形成し得ることが理解されるであろう。例えば、ある層は、風味のレベルを変化させる、又は、異なったたばこ組成物又は配合物の混合物を使用する等により、他の層とたばこの感覚的特性のレベルが異なるように形成されてもよい。さらに、共押出に加えて、事前に形成した外側層を事前に形成した内側層の周囲に物理的に包装することにより、多層形成を行ってもよい。また、内側層の部分は水平方向にわずかに大きい2つの外側層部分の間に形成してもよく、該2つの外側層は、その後、該内側層を包装するために互いの端部どうしを封止してもよい。
そのように形成されたたばこ配合物は、前記図1に記載した種類の外側パッケージ内に包装することができる。
【0065】
(実施例9)
一般的なテープやロールの形状を有するたばこ組成物は以下のようにして得られる。
煙加工及びバーレーたばこの混合物を含む微細なたばこ粉末を、事前に他の成分と共に15分間回転ミキサーで混合する。そのようなものとして、得られた乾燥混合物は、それぞれ乾燥重量で、約60gの粒状たばこ材料、約3.4gの商品名SucraSweet HIS 600として入手可能な甘味剤、約36gの沈降炭酸カルシウム、約40gのマンニトール、約20gの米でんぷん(アルファ米)、International Specialty Products Corp社の商品名ケルヴィスとして入手可能な約10gのアルギン酸ナトリウム、約3gのメントールフレーバー剤、約5gのシナモンフレーバー、及び、約4gの微結晶性セルロース(商品名Ticacel HVとして入手可能)を含む。次に、該乾燥混合物を、溶解した約8gのグリセリン及び約2.6gの水酸化カリウムを含む約42gの温水(例えば約30〜45℃)に、実施例3で記載したパスタメーカーを用いて合わせる。次に、該水溶液をパスタメーカー内の乾燥混合物に丁寧に加え、3分間又はエンドウ豆の大きさになるまで混合する。続いて、該混合物を、幅約1.4cm、長さ約30cm、厚さ約0.1〜0.3cmの平らなパスタ状シートへ押し出す。次に、各シートに縦方向に約0.5〜1.5cmの間隔でミシン目を形成して、正方形又は長方形の小片を容易に切り離すことができるようなロール又はテープ状製品を得る。試料は、好ましくは、完全に乾燥させず、それにより柔軟性、弾力性及び引っ張り強さをより長く維持する。該たばこ組成物の含水率は、約12.5〜25%の範囲である。
該テープ状製品は、ロール状に形成し、また、前記図6に示した種類の外側容器内に設けることができる。該外側容器を、その後、前述したような種類の包装条件により外側ラッピング材料で包装してもよい。
【0066】
(実施例10)
一般的なテープやロールの形状を有するたばこ組成物は以下のようにして得られる。
煙加工及びバーレーたばこの混合物を含む微細なたばこ粉末を、事前に他の成分と共に15分間回転ミキサーで混合する。そのようなものとして、得られた乾燥混合物は、それぞれ乾燥重量で、約52gの粒状たばこ材料、約2gの商品名SucraSweet HIS 600として入手可能な甘味剤、約30gの沈降炭酸カルシウム、約27.5gの米でんぷん(アルファ米)、ISP CorporationのManucol LDとして利用される約40gのアルギン酸ナトリウム、International Specialty Products Corpのケルヴィスとして利用される約12gのアルギン酸ナトリウム、約3gのメントールフレーバー剤、約5gのシナモンフレーバー、及び、約4gの微結晶性セルロース(Ticacel HVとして利用される)を含む。次に、該乾燥混合物を、溶解した約16gのグリセリン及び約7gの炭酸ナトリウムを含む約40gの温水(例えば約30〜45℃)に、実施例3で記載したパスタメーカーを用いて合わせる。次に、該水溶液をパスタメーカー内の乾燥混合物に丁寧に加え、3分間又はエンドウ豆の大きさになるまで混合する。続いて、該混合物を、幅約1.4cm、長さ約30cm、厚さ約0.1〜0.3cmの平らなパスタ状シートへ押し出す。次に、各シートに縦方向に約0.5〜1.5cmの間隔でミシン目を形成して、正方形又は長方形の小片を容易に切り離すことができるようなロール又はテープ状製品を得る。試料は、好ましくは、完全に乾燥させず、それにより柔軟性、弾力性及び引っ張り強さをより長く維持する。該たばこ組成物の含水率は、約12.5〜25%の範囲である。
該テープ状製品は、ロール状に形成し、また、前記図6に示した種類の外側容器内に設けることができる。該外側容器を、その後、前述したような種類の包装条件により外側ラッピング材料で包装してもよい。
【0067】
(実施例11)
一般的なテープやロールの形状を有するたばこ組成物は以下のようにして得られる。
得られた乾燥混合物は、約9gの米でんぷん(アルファ米)、商品名Manucol LDとして入手可能な約20gのアルギン酸ナトリウム、約5gのシナモンフレーバー、及び、約3gのメントールの粉末を含む。次に、該乾燥混合物を、溶解した約16gのグリセリンを含む約40gの温水(例えば約30〜45℃)に、実施例3で記載したパスタメーカーを用いて合わせる。パスタメーカーの操作の間、実施例10に記載された種類の約142gの粒状たばこ材料を前述の水性混合物と共にパスタメーカーに導入する。
続いて、該混合物を、幅約1.4cm、長さ約30cm、厚さ約0.1〜0.3cmの平らなパスタ状シートへ押し出す。次に、各シートに縦方向に約0.5〜1.5cmの間隔でミシン目を形成して、正方形又は長方形の小片を容易に切り離すことができるようなロール又はテープ状製品を得る。試料は、好ましくは、完全に乾燥させず、それにより柔軟性、弾力性及び引っ張り強さをより長く維持する。該たばこ組成物の含水率は、約12.5〜25%の範囲である。
該テープ状製品は、ロール状に形成し、また、前記図6に示した種類の外側容器内に設けることができる。該外側容器を、その後、前述したような種類の包装条件により外側ラッピング材料で包装してもよい。
【0068】
(実施例12)
一般的なテープやロールの形状を有するたばこ組成物は以下のようにして得られる。
得られた乾燥混合物は、商品名Manucol LDとして入手可能な約20gのアルギン酸ナトリウム及び約5gのミントフレーバーを含む。その後、該乾燥混合物を、溶解した約16gのグリセリンを含む約50gの温水(例えば約30〜45℃)に、実施例3で記載したパスタメーカーを用いて合わせる。パスタメーカーの操作の間、実施例10に記載された種類の約195gの粒状たばこ材料を前述の水性混合物と共にパスタメーカーに導入する。
続いて、該混合物を、幅約1.4cm、長さ約30cm、厚さ約0.1〜0.3cmの平らなパスタ状シートへ押し出す。次に、各シートに縦方向に約0.5〜1.5cmの間隔でミシン目を形成して、正方形又は長方形の小片を容易に切り離すことができるようなロール又はテープ状製品を得る。試料は、好ましくは、完全に乾燥させず、それにより柔軟性、弾力性及び引っ張り強さをより長く維持する。該たばこ組成物の含水率は、約12.5〜25%の範囲である。
該テープ状製品は、ロール状に形成し、また、前記図6に示した種類の外側容器内に設けることができる。該外側容器を、その後、前述したような種類の包装条件により外側ラッピング材料で包装してもよい。
【0069】
(実施例13)
微細な挽かれた煙加工たばこ及びバーレーたばこの粉末(例えば約25g)の組み合わせを、約100mlの水に約1gの水酸化カリウムを有する約100mlの溶液で混合する。得られたスラリーを継続してかき混ぜながら約60〜80℃になるまで約15分間加熱する。続いて、たばこ/水スラリーを得るために継続的に混ぜながら、該スラリーに約1gの商品名SucraSweet HIS 600として入手可能な甘味剤、及び、約15gのマンニトールを加え、約60〜80℃でさらに15分間保持する。一方で、結合剤系を別にウォーリングブレンダーで調整する。まず、ケルヴィスとして利用される約5gのアルギン酸ナトリウムを、高せん断速度で約200mlの水に5分間混ぜ合わせ、続いて、さらに約10分間、中程度のせん断速度で該ブレンダーを操作している間、約20部の商品名Manucol LDとして入手可能なアルギン酸ナトリウム、約7gの米でんぷん(アルファ米)、商品名Ticacelとして入手可能な約2gの微結晶性セルロース、約10gの炭酸カルシウム、及び、約15gのグリセリンをゆっくりと連続して加える。その後、該結合剤とたばこスラリーとの混合物を、約2.5gのシナモン及び約1.5gのメントールを加え、さらに約5分間中程度のせん断速度で共に混ぜ合わせる。混ぜ合わせの後、最後のスラリーの部分を約0.1〜0.3cm厚となるようにステンレススチールのプレート上に流し込む。その後、該スラリーを乾燥して、1平方メートルあたり約95〜125gのたばこシート又はフィルムを形成する。最終的に、該シートを、約50〜150mgの、より小さな正方形又は長方形の小片に裁断する。得られた小片は、比較的ゆっくりと溶ける帯状となっている。該帯は、それぞれ前記図1に記載した種類の外側パッケージ材料で包装される。
【0070】
(実施例14)
微細な挽かれた煙加工たばこ及びバーレーたばこの粉末(例えば約25g)の組み合わせを、約100mlの水に約2gの炭酸ナトリウムを有する約100mlの溶液で混合する。得られたスラリーを継続してかき混ぜながら約60〜80℃になるまで約15分間加熱する。続いて、たばこ/水スラリーを得るために継続的に混ぜながら、該スラリーに約1gの商品名SucraSweet HIS 600として入手可能な甘味剤を加え、約60〜80℃でさらに15分間保持する。一方で、結合剤系を別にウォーリングブレンダーで調整する。まず、ケルヴィスとして利用される約6gのアルギン酸ナトリウムを、高せん断速度で約200mlの水に5分間混ぜ合わせ、続いて、さらに約10分間、中程度のせん断速度で該ブレンダーを操作している間、約20gの米でんぷん(アルファ米)、約10gのマルトデキストリン、約15gの炭酸カルシウム、及び、約15gのグリセリンをゆっくりと連続して加える。その後、該結合剤とたばこスラリーとの混合物を、約4.9gのミントフレーバーを加え、さらに約5分間中程度のせん断速度で共に混ぜ合わせる。混ぜ合わせの後、最後のスラリーの部分を約0.1〜0.3cm厚となるようにステンレススチールのプレート上に流し込む。その後、該スラリーを乾燥して、1平方メートルあたり約95〜125gのたばこシート又はフィルムを形成する。最終的に、該シートを、約50〜150mgの、より小さな正方形又は長方形の小片に裁断する。得られた小片は、比較的ゆっくりと溶ける帯状となっている。該帯は、それぞれ前記図1に記載した種類の外側パッケージ材料で包装される。
【0071】
(実施例15)
微細な挽かれた煙加工たばこ及びバーレーたばこの粉末(例えば約15g)の組み合わせを、約100mlの水に約1.75gの炭酸ナトリウムを有する約100mlの溶液で混合する。得られたスラリーを継続してかき混ぜながら約60〜80℃になるまで約15分間加熱する。続いて、たばこ/水スラリーを得るために継続的に混ぜながら、該スラリーに約0.5gの商品名SucraSweet HIS 600として入手可能な甘味剤、及び、約7.5gのマンニトールを加え、約60〜80℃でさらに15分間保持する。一方で、結合剤系を別にウォーリングブレンダーで調整する。まず、FMC Bioplolymers Corporation社の商品名Nutritol GP 312として入手可能な約7.5gのこんにゃく粉末を、高せん断速度で約200mlの水に5分間混ぜ合わせ、続いて、さらに約10分間、中程度のせん断速度で該ブレンダーを操作している間、約15gの炭酸カルシウム、約0.75gの塩化ナトリウム、及び、約7.5gのグリセリンをゆっくりと連続して加える。その後、該結合剤とたばこスラリーとの混合物を、約1.25gのシナモン及び約0.75gのメントールを加え、さらに約5分間中程度のせん断速度で共に混ぜ合わせる。混ぜ合わせの後、最後のスラリーの部分を約0.1〜0.3cm厚となるようにステンレススチールのプレート上に流し込む。その後、該スラリーを乾燥して、1平方メートルあたり約95〜125gのたばこシート又はフィルムを形成する。最終的に、該シートを、約50〜150mgの、より小さな正方形又は長方形の小片に裁断する。得られた小片は、比較的ゆっくりと溶ける帯状となっている。該帯は、それぞれ前記図1に記載した種類の外側パッケージ材料で包装される。
【0072】
(実施例16)
微細な挽かれた煙加工たばこ及びバーレーたばこの粉末(例えば約15g)の組み合わせを、約100mlの水に約1.75gの炭酸ナトリウムを有する約100mlの溶液で混合する。得られたスラリーを継続してかき混ぜながら約60〜80℃になるまで約15分間加熱する。続いて、たばこ/水スラリーを得るために継続的に混ぜながら、該スラリーに約0.75gの商品名SucraSweet HIS 600として入手可能な甘味剤を加え、約60〜80℃でさらに15分間保持する。一方で、結合剤系を別にウォーリングブレンダーで調整する。まず、ケルヴィスとして利用される約3.5gのアルギン酸ナトリウムを、高せん断速度で約200mlの水に5分間混ぜ合わせ、続いて、さらに約10分間、中程度のせん断速度で該ブレンダーを操作している間、約9.5gの米でんぷん(アルファ米)、約5gのマルトデキストリン、約5gの炭酸カルシウム、約0.75gの塩化ナトリウム、及び、約7.5gのグリセリンをゆっくりと連続して加える。その後、該結合剤とたばこスラリーとの混合物を、約1.25gのシナモン及び約0.75gのメントールを加え、さらに約5分間中程度のせん断速度で共に混ぜ合わせる。混ぜ合わせの後、最後のスラリーの部分を約0.1〜0.3cm厚となるようにステンレススチールのプレート上に流し込む。その後、該スラリーを乾燥して、1平方メートルあたり約95〜125gのたばこシート又はフィルムを形成する。最終的に、該シートを、約50〜150mgの、より小さな正方形又は長方形の小片に裁断する。得られた小片は、比較的ゆっくりと溶ける帯状となっている。該帯は、それぞれ前記図1に記載した種類の外側パッケージ材料で包装される。
【0073】
(実施例17)
約50gの粒状たばこ粉末を、ウォーリングブレンダーで約100mlの水に低せん断速度で約5分間混ぜ、水性たばこスラリーを得る。一方で、結合剤系を、別のブレンダーでケルヴィスとして利用される約5gのアルギン酸ナトリウムを高せん断速度で約200mlの水に5分間混ぜ合わせることにより調整する。該スラリーをさらに約5分間かき混ぜている間、連続して、商品名Manucol LDとして入手可能なアルギン酸ナトリウム約15g及び商品名Klucel EFとして入手可能なヒドロキシプロピルセルロース約5gをゆっくりと加える。続いて、約7.5gのグリセリンを結合剤系に加え、該スラリーをさらに5分間かき混ぜる。その後、水性たばこスラリー及び結合剤系を、約2gのミントフレーバーを加えてさらに5分間中程度のせん断速度で共に混ぜ合わせる。次に、最後のスラリーを流し込み、乾燥させ、薄いフィルム帯状に裁断する。該比較的ゆっくりと溶ける帯は、それぞれ前記図1に記載した種類の外側パッケージ材料で包装される。
【0074】
(実施例18)
約50gの粒状たばこ粉末を、ウォーリングブレンダーで約100mlの水に低せん断速度で約5分間混ぜ、水性たばこスラリーを得る。一方で、結合剤系を、別のブレンダーでケルヴィスとして利用される約6gのアルギン酸ナトリウムを高せん断速度で約200mlの水に5分間混ぜ合わせることにより調整する。該スラリーをさらに約5分間かき混ぜている間、商品名Manucol LDとして入手可能なアルギン酸ナトリウム約10gをゆっくりと加える。続いて、約14gのグリセリンを結合剤系に加え、該スラリーをさらに5分間かき混ぜる。その後、水性たばこスラリー及び結合剤系を、約5gのミントフレーバーを加えてさらに5分間中程度のせん断速度で共に混ぜ合わせる。次に、最後のスラリーを流し込み、乾燥させ、薄いフィルム帯状に裁断する。該比較的ゆっくりと溶ける帯は、それぞれ前記図1に記載した種類の外側パッケージ材料で包装される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7