特許第5941710号(P5941710)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5941710
(24)【登録日】2016年5月27日
(45)【発行日】2016年6月29日
(54)【発明の名称】方位測定システム
(51)【国際特許分類】
   G01C 19/38 20060101AFI20160616BHJP
【FI】
   G01C19/38 C
【請求項の数】2
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2012-52242(P2012-52242)
(22)【出願日】2012年3月8日
(65)【公開番号】特開2013-186006(P2013-186006A)
(43)【公開日】2013年9月19日
【審査請求日】2014年6月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】000232357
【氏名又は名称】横河電子機器株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
(74)【代理人】
【識別番号】100108578
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 詔男
(74)【代理人】
【識別番号】100089037
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邊 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100094400
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 三義
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(72)【発明者】
【氏名】細川 喜輝
【審査官】 梶田 真也
(56)【参考文献】
【文献】 特開平01−178811(JP,A)
【文献】 特開平01−227917(JP,A)
【文献】 特公平03−019487(JP,B2)
【文献】 特公昭54−041214(JP,B2)
【文献】 特開平05−215542(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01C 19/00 − 21/36
G01C 23/00 − 25/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つのジャイロコンパスを備え、当該各ジャイロコンパスの方位の何れか1つを選択して外部に出力する方位測定システムであって、
前記各ジャイロコンパスから入力される方位を切替える方位切替部と、
前記各ジャイロコンパスから取得した方位に基づいて前記方位切替部を制御する方位切替制御部と、を備え、
前記方位切替制御部は、第1のジャイロコンパスから取得した方位を他のジャイロコンパスに提供することにより前記第1のジャイロコンパスの方位と前記他のジャイロコンパスの方位との方位差と前記他のジャイロコンパスの方位とを加算した補正方位とを演算させ、前記他のジャイロコンパスから取得した前記補正方位と前記第1のジャイロコンパスの方位とが等しいと判断すると、方位切替信号を前記方位切替部に出力することにより前記第1のジャイロコンパスの方位に代えて前記他のジャイロコンパスの前記補正方位を切替時の初期方位として外部に出力させ、
前記他のジャイロコンパスは、前記方位切替部によって前記補正方位が前記初期方位として外部に出力されると、前記方位差を時系列的に順次減少させた前記補正方位を順次演算して前記方位切替部に出力することを特徴とする方位測定システム。
【請求項2】
前記方位切替制御部は、前記第1のジャイロコンパスからある時刻で固定化された方位を取得して前記他のジャイロコンパスに提供することにより前記方位差と前記補正方位とを演算させることを特徴とする請求項1記載の方位測定システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、方位測定システムに関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、船舶等の進行方位を計測するジャイロコンパスの一例が開示されているが、方位測定システムの冗長性確保するために、2台のジャイロコンパスを設け、何れかのジャイロコンパスの出力を選択して外部に出力する場合がある。すなわち、このような方位測定システムでは、出力対象として既に選択されている一方のジャイロコンパスが異常を来した場合に、当該一方のジャイロコンパスの出力に代えて他方のジャイロコンパスの出力を外部に供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3874758号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した2台のジャイロコンパスを備える方位測定システムでは、各々のジャイロコンパスは、各々に個別に備えられた転輪球の動き(回転)に応じた方位を出力する。すなわち、各々のジャイロコンパスは、方位計測に関して相互の関連性がなく、独立して方位を計測する。したがって、従来の方位測定システムでは、2台のジャイロコンパスを切り替えたときに、外部に供給される方位が切替前と切替後において極端に変化することがある。
【0005】
本発明は、ジャイロコンパスの切替時における方位の極端な変化を抑制することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明では、第1の解決手段として、少なくとも2つのジャイロコンパスを備え、当該各ジャイロコンパスの方位の何れか1つを選択して外部に出力する方位測定システムであって、方位を外部に出力している第1のジャイロコンパスから方位を外部に出力していない他のジャイロコンパスに切り替える際に、第1のジャイロコンパスの方位と他のジャイロコンパスの方位との方位差と他のジャイロコンパスの方位とを加算した補正方位を切替時の初期方位として外部に出力し、その後に方位差を時系列的に順次減少させた補正方位を外部に出力する、という手段を採用する。
【0007】
本発明では、第2の解決手段として、上記第1の手段において、各ジャイロコンパスに加え、当該各ジャイロコンパスから入力される方位を切替える方位切替部と、各ジャイロコンパスから取得した方位に基づいて方位切替部を制御する方位切替制御部とを備え、方位切替制御部は、第1のジャイロコンパスから取得した方位を他のジャイロコンパスに提供することにより方位差と補正方位とを演算させ、他のジャイロコンパスから取得した補正方位と第1のジャイロコンパスの方位とが等しいと判断すると、方位切替信号を方位切替部に出力することにより第1のジャイロコンパスの方位に代えて他のジャイロコンパスの補正方位を切替時の初期方位として外部に出力させ、他のジャイロコンパスは、方位切替部によって補正方位が初期方位として外部に出力されると、方位差を時系列的に順次減少させた補正方位を順次演算して方位切替部に出力する

、という手段を採用する。
【0008】
本発明では、第3の解決手段として、上記第1または第2の手段において、方位切替制御部は、第1のジャイロコンパスからある時刻で固定化された方位を取得して他のジャイロコンパスに提供することにより方位差と補正方位とを演算させる、という手段を採用する。
【発明の効果】
【0009】
第1のジャイロコンパスの方位と他のジャイロコンパスの方位との方位差と他のジャイロコンパスの方位とを加算した補正方位は、第1のジャイロコンパスの方位と同じ方位である。本発明によれば、このような補正方位を切替時の初期方位として外部に出力し、その後に方位差を時系列的に順次減少させた補正方位を外部に出力するので、補正方位は時間の経過とともに徐々に第1のジャイロコンパスの方位から他のジャイロコンパスの方位に切り替わる。したがって、本発明によれば、ジャイロコンパスの切替時における方位の極端な変化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の一実施形態に係る方位測定システムAのシステム構成を示すブロック図である。
図2】本発明の一実施形態に係る方位測定システムAにおける方位切替制御部4の動作を示すフローチャートである。
図3】本発明の一実施形態に係る方位測定システムAにおける第1、第2のジャイロコンパス1,2の動作を示すフローチャートである。
図4】本発明の一実施形態に係る方位測定システムAにおける切替時の方位変化及びターンレート変化を示す特性図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態に係る方位測定システムAは、第1のジャイロコンパス1、第2のジャイロコンパス2、方位切替部3及び方位切替制御部4から構成されている。
【0012】
方位測定システムAは、船舶等の航走体に搭載され、当該航走体の進行方位を計測して外部の方位受信機器に出力する。第1のジャイロコンパス1は、例えば転輪球の回転を示す偏差信号に基づいて上記進行方位を演算する装置である。この第1のジャイロコンパス1は、上記転輪球の他に、所定の方位演算プログラムに基づいて演算処理を追行う演算装置、方位切替制御部4と通信を行う通信装置、上記演算装置の演算結果を記憶する記憶装置、等々から構成されている。このような第1のジャイロコンパス1は、方位切替制御部4と所定の通信を行うと共に自らが計測(演算)した航走体の進行方位を第1の方位として方位切替部3に出力する。
【0013】
第2のジャイロコンパス2は、上述した第1のジャイロコンパス1と同様に例えば転輪球の回転を示す偏差信号に基づいて上記進行方位を演算する装置である。この第2のジャイロコンパス2は、第1のジャイロコンパス1と全く同様の構成を備えており、転輪球の他に、所定の方位演算プログラムに基づいて演算処理を追行う演算装置、方位切替制御部4と通信を行う通信装置、上記演算装置の演算結果を記憶する記憶装置、等々から構成されている。このような第2のジャイロコンパス1は、方位切替制御部4と所定の通信を行うと共に自らが計測(演算)した航走体の進行方位を第2の方位として方位切替部3に出力する。
【0014】
なお、上記転輪球は、周知のように内部に慣性センサが搭載されると共に所定の電解液中に浸漬されることにより航走体に回転自在に支持されている。上記偏差信号は、このような転輪球が航走体の旋回動作に応じて回転することによるブリッジ回路(ホイートストンブリッジ)の偏差電圧である。
【0015】
方位切替部3は、方位切替制御部4から入力される方位切替信号に基づいて上記第1の方位あるいは第2の方位の何れかを択一的に選択して外部の方位受信機器に出力する。方位切替制御部4は、所定の制御プログラムに基づいて方位切替信号を生成することにより方位切替部3を制御すると共に、上記制御プログラムに基づく第1、第2のジャイロコンパス1,2との通信によって当該第1、第2のジャイロコンパス1,2をも制御する。
【0016】
次に、このように構成された方位測定システムAの特徴的動作、つまり第1の方位と第2の方位との切替動作について、図2及び図3に示すフローチャートに沿って説明する。
【0017】
なお、以下の動作説明では、方位切替部3によって第1の方位が選択されて外部の方位受信機に出力されており、この状態から出力対象を第2の方位に切り替える場合について説明する。すなわち、方位を外部に出力している第1のジャイロコンパス1から方位を外部に出力していない第2のジャイロコンパス2に切り替える場合について説明する。
【0018】
図2に示すように、方位切替制御部4は、第1、第2のジャイロコンパス1,2との通信によって当該第1、第2のジャイロコンパス1,2の動作状態を常時監視しており、現在選択されている第1のジャイロコンパス1の動作に何らかの異常が発生していると判断すると(ステップS1)、第1、第2のジャイロコンパス1,2に方位取得指令を送信する(ステップS2)。
【0019】
一方、第1、第2のジャイロコンパス1,2は、上記方位取得指令を受信すると(ステップS11,S21)、第1、第2の方位を方位切替制御部4に出力する(ステップS12,S22)。方位切替制御部4は、このようにして第1、第2の方位をそれぞれ取得すると(ステップS3)、現在選択されている第1のジャイロコンパス1に方位保持指令を出力する(ステップS4)。
【0020】
第1のジャイロコンパス1は、上記方位保持指令を受信すると(ステップS13)、第1の方位の時系列的な更新を一旦停止して、その時点の方位値に固定化し、この固定化した方位を保持方位として方位切替制御部4に出力する(ステップS14)。そして、方位切替制御部4は、上記保持方位を第1のジャイロコンパス1から取得すると(ステップS5)、第2のジャイロコンパス2に補正方位出力指令を出力する(ステップS6)。なお、この補正方位出力指令には、第1のジャイロコンパス1から取得した保持方位が含まれている。
【0021】
第2のジャイロコンパス2は、上記補正方位出力指令を方位切替制御部4から受信すると(ステップS23)、上記保持方位と第2の方位との方位差を演算し、また当該方位差に第2の方位を加算することにより初期補正方位を演算する(ステップS24)。そして、第2のジャイロコンパス2は、このようにして演算した初期補正方位を方位切替部3に出力し(ステップS25)、さらに当該初期補正方位の出力が完了したことを方位切替制御部4に報告する(ステップS26)。なお、この初期方位の出力報告には、上記初期補正方位が含まれている。
【0022】
方位切替制御部4は、上記初期補正方位の出力報告を第2のジャイロコンパス2から受信すると(ステップS7)、当該出力報告に含まれている初期補正方位が第1のジャイロコンパス1から既に受信している上記保持方位と等しいか否かを判断する(ステップS8)。そして、方位切替制御部4は、両者が等しい場合は方位切替信号を方位切替部3及び第1、第2のジャイロコンパス1,2に出力する(ステップS9)。
【0023】
なお、方位切替制御部4は、初期補正方位が保持方位と等しくない場合には、初期補正方位と保持方位とが等しくなるまで上述したステップS4〜S7の処理を繰り返す。ここで、初期補正方位は、上述したように保持方位と第2の方位との方位差に第2の方位を加算したものなので、基本的には保持方位(第1の方位)と同等のものであるが、方位切替制御部4は、ステップS8によって初期補正方位が保持方位と等しいか否かを念のために確認してから方位切替信号を出力する。
【0024】
方位切替部3は、このようにして方位切替制御部4から方位切替信号が入力されると、第1の方位(保持方位)に代えて初期補正方位を新たに選択して外部の方位受信機に出力する。すなわち、本方位測定システムAでは、出力対象を第1の方位(保持方位)から第2の方位に切り替える場合に、第1の方位(保持方位)と第2の方位との方位差に第2の方位を加算した初期補正方位が外部に出力される。
【0025】
一方、方位切替部3に初期補正方位を出力している第2のジャイロコンパス2は、上記方位切替信号を方位切替制御部4から受信すると(ステップS27)、上記方位差を調整した調整方位差を演算すると共に当該調整方位差に第2の方位を加算した次期補正方位を演算する(ステップS28)。上記調整方位差は、上述した方位差(保持方位と第2の方位との差分)から微小な調整値Δhを減算したものである。この調整値Δhは、予め決められた固定値あるいは方位差を所定値で除算した値である。
【0026】
そして、第2のジャイロコンパス2は、このような次期補正方位を方位切替部3に出力する(ステップS29)。すなわち、本方位測定システムAでは、出力対象を第1の方位(保持方位)から第2の方位に切り替える場合に、初期補正方位が最初に外部に出力され、その後に次期補正方位が外部に出力される。
【0027】
そして、第2のジャイロコンパス2は、上記次期補正方位を方位切替部3に出力すると、上述した調整方位差が「0」か否かを判断する(ステップS30)。第2のジャイロコンパス2は、このステップS30において調整方位差が「0」でないと判断した場合は上記ステップS28の処理(次期補正方位の演算)を繰り返し、一方、調整方位差が「0」であると判断した場合には切替時の処理を全て終了する。
【0028】
ここで、上述したように初期補正方位は第1の方位(保持方位)と同等のものなので、本方位測定システムAは、出力対象を第1の方位(保持方位)から第2の方位に切り替えた場合に、第1の方位(保持方位)と同一な初期補正方位が外部に出力される。そして、当該初期補正方位の出力以降に、第2のジャイロコンパス2がステップS28〜S30を繰り返すことにより、調整方位差は徐々に小さな値となり、最終的に「0」となる。
【0029】
すなわち、ステップS28〜S30の1回目の処理では、上述したように調整方位差は、方位差(保持方位と第2の方位との差分)から微小な調整値Δhを減算したものになるが、2回の処理では1回目の処理で演算された調整方位差から微小な調整値Δhがさらに減算される。このような調整値Δhの減算は、ステップS28〜S30を繰り返すことにより調整方位差が「0」になるまで行われるので、調整方位差は時系列的に順次減少し、これによって次期補正方位は最終的に第2の方位と同等となる。
【0030】
図4は、このような方位測定システムAにおける切替時の方位変化及びターンレート変化を示している。すなわち、第1方位出力期間T1では第1のジャイロコンパス1が出力する第1の方位が外部に出力され、方位切替制御部4が方位切替信号を出力した直後の時刻taから時刻tbまでの補正方位出力期間Taでは、第2のジャイロコンパス2が出力する補正方位、つまり第1の方位(保持方位)から第2の方位に緩やかに変化する方位が外部に出力され、さらに上記調整方位差が「0」になった以降の第2方位出力期間T2では、第2のジャイロコンパス2が出力する第2の方位が外部に出力される。
【0031】
すなわち、本方位測定システムAは、第1の方位から第2の方位に単純に切り替えるのではなく、両者の方位差を時系列的に徐々に小さくすることにより緩やかに第1の方位から第2の方位に切り替える。このような本方位測定システムAによれば、外部に出力する方位を第1のジャイロコンパス1から第2のジャイロコンパス2に切替える際における方位の極端な変化を抑制することが可能である。
【0032】
また、このような本方位測定システムAによれば、切替時における方位変化が小さいので、図4の下段に示すように切替時におけるターンレート(方位変化率)の変化も大幅に抑制することができる。例えば、時刻taにおいて第1の方位から第2の方位に単純に切り替えた場合には、方位がステップ状に変化するので、時刻taにおけるターンレートはパルス状に大きく変化する。
【0033】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施形態では、第1の方位から第2の方位に切り替える場合について説明したが、第2の方位から第1の方位に切替える場合は第1のジャイロコンパス1と第2のジャイロコンパス2の役割が入れ替わるだけであり、基本的な処理内容は第1の方位から第2の方位に切り替える場合と同一である。
【0034】
(2)上記実施形態では、方位切替部3と方位切替制御部4とを別の機構構成要素としたが、本発明はこれに限定されない。方位切替部3と方位切替制御部4とを一体の機能構成要素としてもよい。
【0035】
(3)上記実施形態では、補正方位を第2のジャイロコンパス2で演算したが、本発明はこれに限定されない。例えば、方位切替部3と方位切替制御部4とを合体させた機能構成要素に第1、第2のジャイロコンパス1,2が時系列的に順次出力する第1、第2の方位を順次取り込み、第1、第2の方位を用いた演算処理を上記機能構成要素に一括して行わせ、当該機能構成要素から第1、第2の方位及び補正方位を外部に順次出力してもよい。
【符号の説明】
【0036】
A…方位測定システム、1…第1のジャイロコンパス、2…第2のジャイロコンパス、3…方位切替部、4…方位切替制御部
図1
図2
図3
図4