(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
平面が矩形のトレイ本体を有する水切りトレイが、特許文献1に開示されている。
【0003】
この水切りトレイは、表面の水切り面が3つの傾斜面によって構成されている。3つの傾斜面は、後端縁が水平に配置されて前端側が下方に傾斜した中央の傾斜面、左端縁が水平に配置されて中央部が下方に傾斜した左の傾斜面、及び右端縁が水平に配置されて中央部が下方に傾斜した右の傾斜面である。
【0004】
この水切りトレイは、水切りかご等の下方に配置される。使用後の食器類は洗浄された後、水切りかご等にセットされる。食器類から落ちた水は、水切りトレイで受け止められ、集水されて、排水部から排出される。
【0005】
この際、中央の傾斜面に落ちた水は、傾斜面に沿って前方に向かって流れる。一方、左右の傾斜面に落ちた水は、傾斜面に沿って中央に向かって流れる。また、一部の水は谷線部に集められて、排水部に向かう。そして、最終的に排水部に集められ水は、ここから排出される。
【0006】
この水切りトレイは、表面の水切り面が、3つの三角形状の傾斜面を組み合わせた単純な構成のため、比較的凹凸の少ない構成であるため、水切り面に残った水を布等で簡単に払拭することができ、メンテナンスが容易である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、水切り面上の水滴は、小さいままで流すよりも、いくつか集めて大きな水滴にした方がよく流れる。
【0009】
しかしながら、特許文献1の水切りトレイでは、傾斜面は、積極的に谷線部に水滴を集めるようには構成されていないため、水切りが速やかに行われにくいという問題があった。
【0010】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、残った水の払拭が容易な単純な形状でありながら、水切りを速やかに行うことができる水切りトレイを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
請求項1に係る発明は、水切りトレイにおいて、前端縁、後端縁、左端縁、及び右端縁によって矩形状又は正方形状の周端縁を形成するとともに、前記前端縁の中央に集水点を有する水切り面と、前記水切り面からの水を排出する排水面と、前記水切り面の周端縁における前記排水面に対応する部分を除いた部分に立設された周壁部と、を備え、前記水切り面は、前記集水点を終点とし前記後端縁の中央を起点とする稜線、前記集水点を終点とし前記後端縁の左端を起点とする対角線状の左の谷線、及び前記集水点を終点とし前記後端縁の右端を起点とする対角線状の右の谷線を有し、前記稜線、及び前記左右の谷線によって、三角形状の傾斜面に分割されるとともに、前記左右の谷線の起点が、前記集水点よりも高い位置に設定され、また、前記稜線の起点が、前記左右の谷線の起点よりも高い位置に設定されている、ことを特徴とする。
【0012】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る水切りトレイにおいて、前記水切り面は、前記前端縁の左右の端部が、前記左右の谷線の起点よりも高い位置に設定されている、
ことを特徴とする。
【0013】
請求項3に係る発明は、請求項2に係る水切りトレイにおいて、前記水切り面は、前記前端縁の左右の端部が、前記稜線の起点と同高さに設定されている、ことを特徴とする。
【0014】
請求項4に係る発明は、請求項3に係る水切りトレイにおいて、前記水切り面は、前記後端縁の勾配をα、前記左端縁及び右端縁の勾配をβ、前記左右の谷線の勾配をγとしたときに、γが、αとβのうちの大きい方よりも小さく、かつ小さい方よりも大きくなるように形成されている、ことを特徴とする。
【0015】
請求項5に係る発明は、請求項4に係る水切りトレイにおいて、前記水切り面は、上面視における前記前端縁及び前記後端縁の長さをL1、前記左端縁及び前記右端縁の長さをL2としたときに、これらL1、L2の間に、
L1>L2>L1/2
が成り立ち、かつ、
α>γ>β
が成り立つように形成されている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
請求項1の発明によれば、左の谷線と右の谷線との間に稜線を設けることにより、傾斜面の勾配のうち、谷線に向かう勾配を大きくすることができるので、傾斜面上の水滴を速やかに左右の谷線に集めることができる。
【0017】
請求項2の発明によれば、左の谷線と左端縁と前端縁とによって構成される傾斜面、及び右の谷線と右端縁と前端縁とによって構成される傾斜面の勾配のうち、左右の谷線に向かう勾配を大きくすることができるので、これらの傾斜面上の水滴を速やかに左右の谷線に集めることができる。
【0018】
請求項3の発明によれば、前端縁の左右の端部を、稜線の起点と同高さに設定することにより、水切りトレイ全体の厚さを抑制しつつ、傾斜面の勾配を大きくして、傾斜面の高低さを大きくとることができる。
【0019】
請求項4の発明によれば、α、β、γの間には、γが増加するとα及びβが減少し、逆にγが減少するとα及びβが増加するという関係があるため、γがαとβとの間となるようにすることで、γをα及びβの双方に近づけることができる。これにより、γが大き過ぎることに起因する、傾斜面上での流水の遅速を抑制し、また、γが小さすぎることに起因する谷線上での流水の遅速を抑制することができる。すなわち、傾斜面上及び谷線上での流水を全体として、比較的円滑なものとすることができる。
【0020】
請求項5の発明によれば、水切り面の上面視における前端縁及び後端縁の長さをL1、左端縁及び右端縁の長さをL2としたときに、これらL1、L2の間に、L1>L2>L1/2が成り立つように形成されている。このため、一般的な流し台において、シンクの左側又は右側に水切りトレイを配置し、かつ前端縁側の水切り面をシンクに向けて使用する際の使い勝手に優れる。この場合には、その構造上、α>βとなるが、これらの差を比較的小さくできるため、これらの間に入るγも含めて、α、β、γを比較的近いものとすることができる。このため、左右の谷線を含む、水切り面全体の水の流れを円滑なものとすることができる。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明を適用した実施形態を、図面に基づいて詳述する。なお、各図面において、同じ符号を付した部材等は、同一又は類似の構成のものであり、これらについての重複説明は適宜省略するものとする。また、各図面においては、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。
<実施形態1>
図1〜
図9を参照して本発明を適用した実施形態1に係る水切りトレイ1について説明する
【0023】
ここで、
図1は、水切りトレイ1を前側右斜め上方から見た水切りトレイ1の斜視図である。また、
図2(A),(B),(C)は水切りトレイ1を説明する図であり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は底面図である。また、
図3は、水切りトレイ1の右側面図である。また、
図4は、水切りトレイ1の背面図である。
【0024】
なお、以下の説明では、
図1中の左上に矢印で示す上下前後左右の方向が、水切りトレイ1の前後上下左右に対応するものとして説明する。また、
図1中に示す載置面Fは、水切りトレイ1が載置される水平な基準面となっていて、後述する高さや勾配は、この載置面Fを基準として設定されている。また、以下では、水切りトレイ1全体が、後述する稜線Mを通って載置面Fに直交する仮想平面に対して、面対称である場合を例に説明するが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0025】
図1〜
図4に示すように、水切りトレイ1は、ほぼ矩形状の水切り板10と、その周端縁に立設された周壁部Wと、水切り板10の一部から前方に突出された排水部15とを備えている。
【0026】
水切り板10の表面には、矩形状の周端縁Eを有する水切り面10aが形成されている。周端縁Eは、4つの端縁、すなわち一対の長辺に対応する前端縁a及び後端縁bと、一対の短辺に対応する左端縁c及び右端縁dとによって構成されている。これら4つの端縁は、水切り面10aと周壁部Wの内周面との交線に位置している。
【0027】
水切り面10aは、稜線M、左右の谷線Vによって4つの三角形状の傾斜面S1,S1,S2,S2に分割されている。これらの傾斜面S1,S1,S2,S2は、それぞれ平面状に形成されるとともに、稜線M及び左右の谷線Vを介して接続されている。これらの接続部分は、断面形状において「V」字形又は「逆V」字形となっているが、いずれも
図5〜
図8に示すように、180度に近い角度で屈曲している。なお、
図2(C)中の谷部M´、稜部V´は、水切り板10の表面側の谷線M、谷線Vに対応する部分である。
【0028】
ここで、後端縁bの中央(図示例では中心)を稜線Mの起点A、後端縁bの左端両端をそれぞれ谷線Vの起点Bとし、また、前端縁aの中央(図示例では中心)を集水点C、前端縁aの左右両端をそれぞれ端部Dとする。これに従うと、前端縁aは、左の端部Dと集水点Cとを通る線分、及び集水点Cと右の端部Dとを通る線分とによって構成されている。この前端縁aは、集水点Cにおいて、「V」字形に屈曲されている。また、後端縁bは、左の谷線Vの起点Bと稜線Mの起点Aとを通る線分、及び稜線Mの起点Aと右の谷線Vの起点Bとを通る線分とによって構成されている。この後端縁bは、起点Aにおいて、「逆V」字形に屈曲されている。また、左端縁cは、左の端部Dと左の起点Bとを結ぶ線分によって構成され、右端縁dは、右の端部Dと右の起点Bとを結ぶ線分によって構成されている。また、稜線Mは、集水点Cと起点Aとを結ぶ線分によって構成されている。また、左右の谷線Vは、それぞれ集水点Cと起点Bとを結ぶ線分によって構成されている
【0029】
図2(B)に示すように、一対の長辺に対応する前端縁a及び後端縁bの上面視における長さをL1、また、一対の短辺に対応する左端縁c及び右端縁dの上面視における長さをL2とすると、本実施形態の水切り面10aは、これらL1とL2との間に、
L1>L2>L1/2
が成り立つように形成されている。
これにより、水切り面10aは、比較的使い勝手の良い形状となっている。
【0030】
次に、
図1に示すように、載置面Fを基準としたときの、集水点Cの高さをh1、谷線Vの起点Bの高さをh2、稜線Mの起点Aの高さをh3とする。なお、本実施形態では、端部Dの高さも起点Aと同じのh3に設定している。
本実施形態の水切り面10aは、上述の高さh1,h2,h3の間に、
h3>h2>h1
が成り立つように形成されている。
【0031】
さらに、本実施形態の水切り面10aは、載置面Fを基準としたときの、後端縁bの勾配(傾斜角度)をα、左端縁c及び右端縁dの勾配をβ、左右の谷線Vの勾配をγとしたときに、これら勾配α,β,γの間に、
α>γ>β
が成り立つように形成されている。
【0032】
なお、上述のように、起点Aと端部Dの高さがh3と等しく、かつ、L2>L1/2の場合には、必然的にα>βとなるが、本実施形態では、γがαとβとの間に入るようにすることで、これらα,β,γが比較的近い値となるようにしている。例えば、水切りトレイ1の全体の厚さ(厚さ寸法)を抑制すべく、h3−h1が所定値以下(一定)という条件を付与した場合、h3>h2>h1を満たすh2は、h3とh1との間の任意の値をとることが可能である。
【0033】
この場合、h2をh1に近づけると、γが小さくなる一方、α及びβが大きくなる。これとは逆に、h2をh3に近づけると、γが大きくなる一方、α及びβ小さくなる。
【0034】
このため、例えば、h2が極端にh1に近い場合、傾斜面S1,S2における谷線Vに向かう傾斜が大きくなって、傾斜面S1,S2に落下した水滴を速やかに谷線Vに導くことができる反面、谷線Vに集まった水の流れが悪くなる。逆に、h2が極端にh3に近い場合、傾斜面S1,S2における谷線Vに向かう傾斜が小さくなって、傾斜面S1,S2に落下した水滴を谷線Vに導く効率が低下する反面、谷線Vに集まった水の流れがよくなる。
そこで、本実施形態では、上述の谷線Vの起点Bの高さh2を、α>γ>βを満たす範囲内に設定することにより、全体的な水の流れをよくするようにした。
【0035】
上述の周壁部Wは、水受け面10aの周端縁Eに立設されている。周壁部Wは、それぞれ前端縁a,後端縁b、左端縁c、及び右端縁dに対応する前壁部11、後壁部12、左壁部13,及び右壁部14を有している。また、これらの壁部が相互に交差する箇所、つまり谷線Vの起点Bに対応する2箇所、及び端部Dに対応する2か所の合計4箇所には、下方に向けて脚部16が設けられている。
【0036】
上述の4つの壁部のうちの、前壁部11の左右方向の中央は、集水点Cに対応する部分が切り欠かれていて、ここに後述する排水部15が前方に向けて突設されている。また、
図2(A)に示すように、前壁部11は、排水部15によって左右に分割されている。さらに、分割されたそれぞれが、前端縁a沿って、端部D側よりも中央側が低くなるように傾斜している。このデザインは、使用者に、水切り面10aに落ちた水が前壁部11に沿って左右方向の中央に向かって集水されるといった強いイメージを彷彿させる。
【0037】
排水部15は、その表面に排水面15aが形成されている。排水面15aは、左右方向の両端に対して中央が低く、かつ基端側(後端側)に対して先端側(前端側)が低くなるように傾斜されている。後述する水切りかご20(
図9参照)にセットされた洗浄後の食器類から水切り面10aに落下した水は、傾斜面S1,S2の傾斜に沿って流れて谷線Vに集められ、さらに、谷線Vの傾斜に沿って、集水点Cに集められた後、排水面15aから外部に排出されるようになっている。
【0038】
ここで、
図5は、
図2(B)中のX−X線矢視斜視図である。また、
図6は、
図2(B)中のX−X線矢視正面図である。また、
図7は、
図2(B)中のY−Y線矢視斜視図である。また、
図8は、
図2(B)中のY−Y線矢視背面図である。
【0039】
これらの図に示すように、本実施形態の水切り面10aは、集水点Cを終点とする左右の谷線Vとこれらの間に挟まれた稜線Mとを有している。このため、水切り面10aの図示の断面形状は、
図5〜
図8に示すように、「W」字形となる。この断面形状が「W」字形であるという点は、上述の位置の断面に限定されず、前後方向の位置が異なる任意の位置の断面においても同様である。このため、前後方向のいずれの位置においても、水切り面10aの水は、谷線Vに向かって流れやすくなっている。
【0040】
なお、上述の従来技術の発明では、同様な位置の断面形状は、左右方向の中間部が水平な直線で、その両端に外側が高くなるように傾斜した線分を合成したような形状、すなわち、等脚台形の上下を逆さにしたような形状となる。このため、本実施形態の水切り面10aとは異なり、水切り面上の水滴を効率よく、谷線に導くことができない。
【0041】
図9は、上述の水切りトレイ1の使用例を説明する斜視図である。同図に示す例では、水切りトレイ1は、縦横のワイヤを組み合わせて構成された水切りかご20の下方に、引き出し可能に配設されている。なお、水切りかご20の後面には、ナイフ、フォーク、スプーン、箸等の小物の食器類を立てて収納する水切りホルダ30が配設されている。
【0042】
水切りトレイ1は、水切りかご20の底面のほぼ全体をカバーする大きさに形成されている。このため、洗浄後の皿、茶碗等の食器類が水切りかご20の内側にセットされると、これらの食器類から落下した水は、水切りトレイ1の水切り面10aで受け止められ、傾斜面S1,S2、及び谷線Vに沿って流れて、集水点Cに集められ、さらに、排水面15aを介して外部に排出される。
【0043】
この際、本実施形態の水切りトレイ1は、上述のように構成されているため、水切り面10a状において、速やかな水の流れ、特に、谷線Vに向かう良好な水の流れを実現することができる。
以下、上述の水切りトレイ1の作用、効果を整理する。
【0044】
・水切りトレイ1は、水切り面10aが単純な三角形状の傾斜面S1,S2を組み合わせて形成された、凹凸の少ないものなので、例えば、水切り面10に残った水を、布等により、簡単に、しかもきれいに払拭することができる。
【0045】
・水切りトレイ1は、左の谷線Vと右の谷線Vとの間に稜線Mを設けることにより、傾斜面S1の勾配のうち、谷線Vに向かう勾配を大きくすることができるので、傾斜面S1上の水滴を速やかに左右の谷線Vに集めることができる。
【0046】
・水切りトレイ1は、左の谷線Vと左端縁cと前端縁aとによって構成される傾斜面S2、及び右の谷線Vと右端縁dと前端縁aとによって構成される傾斜面S2について、その端部Dの高さ、稜線Mの起点Aと同じの高さh3(h3>h2>h1)に設定されている。つまり、水切り面10aにおける最も高い位置に設定されている。このため、傾斜面S2における左右の谷線Vに向かう勾配を大きくすることができるので、傾斜面S2上の水滴を速やかに左右の谷線Vに集めることができる。
【0047】
・水切りトレイ1において、勾配α、β、γの間には、γが増加するとα及びβが減少し、逆にγが減少するとα及びβが増加するという関係があるため、γがαとβとの間となるようにすることで、γをα及びβの双方に近づけることができる。これにより、γが大き過ぎることに起因する、傾斜面S1,S2上での流水の遅速を抑制し、また、γが小さすぎることに起因する、谷線V上での流水の遅速を抑制することができる。すなわち、傾斜面S1,S2上及び谷線V上での流水を全体として、比較的円滑なものとすることができる。
【0048】
・水切りトレイ1は、水切り面10aの上面視における前端縁a及び後端縁bの長さをL1、左端縁c及び右端縁dの長さをL2としたときに、これらL1、L2の間に、L1>L2>L1/2が成り立つように形成されている。このため、一般的な流し台において、シンクの左側又は右側に水切りトレイ1を配置し、かつ前端縁a側の排水面15aをシンクに向けて使用する際の使い勝手に優れる。この場合には、その構造上、α>βとなるが、これらの差を比較的小さくできるため、これらの間に入るγも含めて、α、β、γを比較的近いものとすることができる。このため、左右の谷線Vを含む、水切り面10a全体の水の流れを円滑なものとすることができる。
【0049】
以上の実施形態では、水切り面10aの形状が左右方向に長い矩形状である場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、前端縁a及び後端縁bの長さL1と、左端縁c及び右端縁dの長さL2とが等しい正方形状(L1=L2)であってもよい。さらに、上述の実施形態とは逆の、L2>L1の矩形状であってもよい。いずれの場合も、上述の実施形態とほぼ同様の作用、効果をあげることができる。ただし、一般的な使い勝手については、上述の水切りトレイ1よりも劣るおそれがある。