(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5943259
(24)【登録日】2016年6月3日
(45)【発行日】2016年7月5日
(54)【発明の名称】バッテリ保持装置および方法
(51)【国際特許分類】
H01M 2/10 20060101AFI20160621BHJP
【FI】
H01M2/10 F
【請求項の数】16
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2013-556615(P2013-556615)
(86)(22)【出願日】2012年2月1日
(65)【公表番号】特表2014-507059(P2014-507059A)
(43)【公表日】2014年3月20日
(86)【国際出願番号】US2012000052
(87)【国際公開番号】WO2012118556
(87)【国際公開日】20120907
【審査請求日】2015年1月29日
(31)【優先権主張番号】12/932,611
(32)【優先日】2011年3月1日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】513095063
【氏名又は名称】カレント プロダクツ コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001302
【氏名又は名称】特許業務法人北青山インターナショナル
(72)【発明者】
【氏名】マレット,ウィリス,ジェイ
(72)【発明者】
【氏名】ウィソシズィンスキー,クリストファー,リー
(72)【発明者】
【氏名】アスベリー,ハリー エドワード
【審査官】
近藤 政克
(56)【参考文献】
【文献】
特表2008−531879(JP,A)
【文献】
実開昭57−066863(JP,U)
【文献】
実公昭46−004555(JP,Y1)
【文献】
特開平05−086786(JP,A)
【文献】
実公昭36−033435(JP,Y1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 2/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ローラシェードにおいて、
円筒形の外面と中空の内側とを有するチューブロールと、
前記チューブロールに取り付けられたシェードと、
前記チューブロールの中空の内側に配置されたスリーブであって、ある長さで延在し、内面と外面を有し、可撓性があるスリーブとを具え、
前記スリーブが、前記スリーブ内に設けられ当該スリーブの長さで延在する連続的な中空のバッテリ受容空間を有し、前記バッテリ受容空間が拡張し、前記スリーブの内面が少なくとも部分的に複数のバッテリと接触するように前記スリーブが撓んで前記バッテリ受容空間内に複数のバッテリを収容しており、
前記チューブロールが回転されると、前記シェードが前記チューブロールの周囲に巻き付けられるか巻き戻されて前記シェードが開閉され、
前記チューブロールが回転されるとき、前記スリーブが前記複数のバッテリをその位置に保持し、これにより前記チューブロールに対する前記複数のバッテリの動きが低減されることを特徴とするローラシェード。
【請求項2】
請求項1に記載の発明において、前記スリーブの外面が前記チューブロールと接触する手段を具えることを特徴とする発明。
【請求項3】
請求項1に記載の発明において、前記スリーブの外面が前記チューブロールの中空の内側の内面と接触する手段を具えることを特徴とする発明。
【請求項4】
請求項1に記載の発明において、前記スリーブの外面が前記チューブロールと接触する手段を具え、当該手段は前記チューブロールの内面に設けられた要素と協働して前記チューブロールに対する前記スリーブの動きを低減することを特徴とする発明。
【請求項5】
請求項1に記載の発明において、前記スリーブが切欠きを有することを特徴とする発明。
【請求項6】
ローラシェードにおいて、
円筒形の外面と中空の内側とを有するチューブロールと、
前記チューブロールに取り付けられたシェードと、
前記チューブロールの中空の内側に配置され、中空の内側を有するバッテリ保持装置と、を具え、
前記バッテリ保持装置は、ある長さで延在し、内面と外面を有し、可撓性があるスリーブを含み、
前記スリーブが、前記スリーブ内に設けられ当該スリーブの長さで延在する連続的な中空のバッテリ受容空間を有し、前記バッテリ受容空間が拡張し、前記スリーブの内面が少なくとも部分的に複数のバッテリと接触するように前記スリーブが撓んで前記バッテリ受容空間内に複数のバッテリを収容しており、
前記チューブロールが回転されると、前記シェードが前記チューブロールの周囲に巻き付けられるか巻き戻されて前記シェードが開閉され、
前記チューブロールが回転されるとき、前記スリーブが前記複数のバッテリをその位置に保持し、これにより前記チューブロールに対する前記複数のバッテリの動きが低減されることを特徴とするローラシェード。
【請求項7】
請求項6に記載の発明において、前記スリーブはC字形であり、第1の指状部と第2の指状部とを具えることを特徴とする発明。
【請求項8】
請求項6に記載の発明において、前記スリーブの外面が前記チューブロールと接触する手段を具え、当該手段は突起であることを特徴とする発明。
【請求項9】
請求項6に記載の発明において、
前記スリーブが切欠きを有することを特徴とする発明。
【請求項10】
請求項1に記載の発明において、前記スリーブ内に端と端を接して配列された1より多いバッテリを有し、前記スリーブがチューブロールの回転時にバッテリの動きを低減することを特徴とする発明。
【請求項11】
請求項1に記載の発明において、前記スリーブは端部開口を有し、前記複数のバッテリが前記スリーブの端部開口から出し入れされることを特徴とする発明。
【請求項12】
請求項1に記載の発明において、前記チューブロールの回転が、前記スリーブと前記複数のバッテリを同時に回転させることを特徴とする発明。
【請求項13】
請求項6に記載の発明において、前記スリーブ内の複数のバッテリは、端と端を接して配置されることを特徴とする発明。
【請求項14】
請求項6に記載の発明において、前記スリーブは端部開口を有し、前記複数のバッテリが前記スリーブの端部開口から出し入れされることを特徴とする発明。
【請求項15】
請求項6に記載の発明において、前記バッテリ保持装置の外面が前記チューブロールの内面と接することを特徴とする発明。
【請求項16】
請求項15に記載の発明において、前記チューブロールの回転が、前記スリーブと前記複数のバッテリを同時に回転させることを特徴とする発明。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリ保持装置と方法に関する。詳しくは、一実施形態によれば、本発明は、内面と外面を持つスリーブを含み、スリーブが柔軟であるバッテリ保持装置に関する。スリーブ内にバッテリ受容空間が作られ、バッテリが挿入されるとバッテリ受容空間が拡張し、スリーブが撓んでバッテリを収容し、内面は少なくとも部分的にバッテリと接触する。また、スリーブの外面には接続手段が設けられる。
【背景技術】
【0002】
バッテリを使用する装置では、いくつかの問題が発生する。装置によっては、バッテリが装置に対して移動し、電気接続部や装置のその他の要素の摩損の原因となる。さらに、バッテリの大きさにばらつきがあるため、それ以外の点では満足のいくバッテリであっても、一部の装置でまったく使用できないものもある。
【0003】
管体内に設置されるバッテリは、たとえば懐中電灯において一般的であり、使用中に懐中電灯は動くが、この動きは一般に、懐中電灯の中のバッテリが管体に関して移動しないようにバッテリ保持領域内に通常設けられているばねやクリップの付勢張力を超えない。懐中電灯については、バッテリの損傷を防止するための特定のばね張力の大きさがバッテリメーカによって推奨される。ほとんどの損傷は接点から生じ、腐食と接続不良につながる。これによって、光が弱くなるか、消えてしまい、懐中電灯を叩くともどる。しかしながら、バッテリ式チューブロールにシェードが接続されるシェードシステムでは、チューブロールの動きによってバッテリがチューブロールに対して移動する。これは電気接続部の摩損の原因となる。しかしながら、電動シェードシステムの場合は、このような電圧の低下によってシステムの機能が停止する。ユニットは、ホームポジションに関するそのカウントを失い、システムをリセットするために、セットアップルーチンを再度実行することが必要となる。明らかに、これはただ懐中電灯を叩くことよりはるかに複雑な問題である。さらに、シェードシステムの中でバッテリが動くと、ノイズが発生し、抵抗が生じ、一般にバッテリの寿命が短縮され、バッテリ電源の使用が望ましくなくなる。
【0004】
後により詳しく説明するように、本出願人らは、複数のバッテリを使用する装置において、バッテリパックを交換しやすくし、バッテリの相互に対する移動を制限するために、バッテリの周囲に熱収縮チューブを使用する先行技術があることを承知している。しかしながら、明らかにこれは、バッテリのホルダに対する、およびホルダのチューブロールに対する相対的移動の問題には対処していない。
【0005】
さらに、バッテリ保持用管体またはチューブロールとバッテリとの間に隙間を設けて、バッテリを交換しやすくすることが必要であるが、この隙間は、バッテリの直径がメーカによって、または同じメーカでも生産工程によって異なるため、問題となる。
【0006】
この点で、何年も前に米国電機製造者協会(National Electrical Manufactures Association)が合意標準である「Portable Primary Cells and Batteries with Aqueous Electrolyte」に関する「General and Specifications」(水性電解質ポータブル一次電池とバッテリに関する一般仕様)を策定し、これが米国標準規格(America National Standard)ANSI C18.1Mとして採択された。「Battery Specification」(バッテリの仕様)の項を読むと、バッテリ外径の最小および最大仕様が記載されている。たとえば、「D」サイズのバッテリ(13aバッテリと呼ばれる)の最小直径は1.272インチ、すなわち32.3mm、最大直径は1.346インチ、すなわち34.2mmである。バッテリを保持する管体の通常の製造公差で、間隙は、通常のばねとクリップがバッテリの不要な動きを防止するために保持できるものより大きくなる可能性がある。同様に、管体は所望のバッテリをまとめて収容するのに大きすぎる場合がある。
【0007】
本出願人らは以下の技術を承知している。
【0008】
Brindleyへの米国再発行特許第29,047号明細書は、大きさの異なるレンズと反射体のユニットとバッテリケースに着脱式に取り付けられる切替モジュールを開示しており、このモジュールは、内部に取り付けられたランプ回路制御用押しボタンスイッチを有する管状ケースを含み、ボタンセグメントがケースの壁の、柔軟なブートで覆われた開口部に面している。
【0009】
Ukeへの米国特許第4,114,187号明細書は、光を透過させるための透明な閉鎖端を有し、反対の端はスイッチとしての役割も果たすねじ込みプラグによって密閉される一体型ケースを有するダイバー用懐中電灯を開示している。ハロゲン電球が透明な端のすぐ内側の反射体に取り付けられ、再充電可能なバッテリが通常は電球と接触しないようにばねにより保持される。ねじ込みプラグを絞めるとばねに抗し、プラグが完全に密閉位置に着座した時に回路が閉じる。プラグと、透明な端に取り付けられるキャップは、夜間の使用のために発光材料で作製される。
【0010】
Maglicaへの米国特許第4,527,223号明細書は改良された懐中電灯を開示しており、これは光ビームの強度と照明領域を選択的に変化させるための改良された機構と、改良されたスイッチ手段と、改良された電球および電球ホルダと、改良された乾電池保持方法を含む。この機構は、反射体支持手段の中のダブルカムノッチを含み、カム従動子が回転し、電球ホルダに協働的に取り付けられ、懐中電灯のヘッドの回転中に電球が反射体に対して前後に移動できるようにする。電球は、ダブルピンによる電気接続部を有するように構成され、これはダブルソケットに差し込まれて、その結果、電球とホルダを、反射体の中に形成されたより小さな穴を通過できない、より小さい直径にすることができる。スイッチは回転式であり、回転時に接点をきれいに拭き取るため、導電性が改善される。バッテリはバッテリケースの中に保持されて、前側バッテリの前方、中央の接点がばね押し式接点の従動子と接触する凹部の中に入り、前側バッテリの前方肩部はスイッチハウジングに当たって静止し、その結果、バッテリの陥没が防止され、乾電池が懐中電灯内に保持される際の剛性が向上する。
【0011】
Maglicaへの米国特許第4,577,263号明細書は、バレル、テールキャップ、ヘッドアセンブリ、小型電球ホルダを含み、バレル内のバッテリと中断可能に接触できる小型懐中電灯を開示している。電球ホルダは、ヘッドアセンブリが係合する、バレル端の外に配置された絶縁受容部と、バレル内の第二の絶縁受容部であって、第一の絶縁受容部と係合して、第一と第二の絶縁受容部が軸方向に平行移動できるようにし、第一の絶縁受容部のフランジとバレル端において内側に形成される環状リップによって限定される第二の絶縁受容部と、第二の絶縁受容部の中に取り付けられた1対の導体を含み、導体の一方はバッテリの中央の電極を第一の電球ピンと連結し、もう一方の導体部材は第二の電球ピンをバレルリップに連結する。ばねがテールキャップとバッテリの間に取り付けられる。電気回路はバレル、テールキャップ、および第二のランプピンをバッテリケースの端子に連結するばねによって閉じられる。ヘッドアセンブリをバレルにねじ係合してヘッドアセンブリをテールキャップに向かって平行移動させることによって、反射体が電球に対して移動し、反射したランプビームの分散を変化させる。ヘッドアセンブリをさらに回転させると、反射体は第一の絶縁受容部と接触し、第一の絶縁受容部と第二の絶縁受容部とバッテリがばねを押しながら平行移動し、最終的に第一の絶縁受容部のフランジがバレル端に当たり、そこで側方の導体がバレルリップと接触しなくなり、回路が開く。ヘッドアセンブリは、バレルから外されて基部として利用され、そこにテールキャップとバレルを挿入して、小型懐中電灯を「オン」の状態で立たせ、小型卓上ランプとして使用できる。
【0012】
Maglicaへの米国特許第4,656,565号明細書は、バッテリを保持するバレルを含む懐中電灯を開示している。一方の端に設置された反射体とレンズは軸方向に回転可能であり、電球からレンズを通って発せられる光ビームの反射分散を変化させる。バレル内の内側円筒スリーブは、バッテリの一方の電極端に隣接するテールキャップと、反射体、レンズ、電球に隣接する端の間の電路となる。スリーブは、構成部品間の導電性を改善するために、非鉄ニッケルめっきされた材料である。改良点として新しい接点用材料が提案されているが、依然として移動により劣化する。
【0013】
Parkerへの米国特許第4,680,682号明細書は、管状バレルに可動的に取り付けられたレンズハウジングが利用されている防水懐中電灯を開示している。管状バレルの中には、1つまたは複数のバッテリと1つの電球が設置され、この電球はレンズハウジングを通じて光を発する。ゴム状のシール材がレンズハウジングと管状バレルの間に設置されることになっており、それによって水が管状バレル内に浸入するのが防止される。スイッチアセンブリが管状バレルに取り付けられることになっており、これは移動されると電球の動作のオンとオフを行う。スイッチアセンブリは、管状バレル内に取り付けられた磁気感応リードスイッチアセンブリを含む。このリードスイッチアセンブリは、管状バレルの外面上に取り付けられた移動可能な磁石によって作動されることになっている。
【0014】
Sharrahらへの米国特許第5,486,432号明細書は、スタック状セルの一方の端に2つの端子を有するバッテリアセンブリを開示している。端子の一方はスタックの端の上の中央に設置され、同じ端でスタックに電気的に接続される。もう一方の端子は中央の端子から離間され、長い導体によってスタックのもう一方の端に電気的に接続される。絶縁シースがセルのスタックをまとめて保持する。この特許では、バッテリスタック118がシース130によって取り囲まれ、これがスタック118を絶縁し、機械的支持を提供するか、セルをまとめて保持する。シース130は好ましくは、熱収縮チューブで形成される。シース130はスタック118を隙間なく取り囲み、上側セル接点104と下側セル接点122の少なくとも一部は露出したままである。さらに、端子延長部品128をスタックに取り付けた後、バッテリアセンブリ100は、スタックと端子延長部品125の両方を取り囲む第二のシース132で包まれる。第二のシース132は好ましくは、熱収縮チューブで形成され、これは端子延長部品128の端子102を露出したままとするのに十分な長さである。第二のシースは、バッテリアセンブリをさらに絶縁し、かつ機械的に支持し、また、端子延長部品128をバレル26の内面への衝撃による、または出荷中の損傷から保護する役割を果たす。第二のシースは好ましくは、バッテリアセンブリ100をバレル26の中に滑合させるのに十分な厚さであり、それによってバッテリアセンブリ100は、バレル26の中で振動せず、懐中電灯の一体的な「感覚」を損なわない。
【0015】
Kovachらへの米国特許第6,057,658号明細書、第6,181,089号明細書、第6,259,218号明細書、第6,369,530号明細書は、無線によるバッテリ式窓覆いアセンブリまたはシェードシステムを開示しており、これらの用語は本願で使用されているとおりである。窓覆いはヘッドレールを有し、その中にすべての構成要素が格納される。これらは、バッテリパック、IR受信機と手動スイッチを含むインタフェースモジュール、制御回路を含むプロセッサボード、モータ、駆動ギア、取り付けられたリフトコードが畳み込み可能なシェードを巻き上げ、巻き出す回転可能に取り付けられたリールを含む。その回路によって、デュアルモードのIR受信機動作とマルチセンサポーリング方式が可能となり、これらはどちらもバッテリ寿命を長くするように構成される。これらのセンサには、シェードの状態を測定して、シェードの昇降を制御するリフトコード検出器と、内部レジスタとカウンタとともに移動限界とシェード位置を追跡する回転センサが含まれる。これらの特許は管体内のバッテリを開示しているが、管体は回転しない。
【0016】
Collettらへの米国特許第6,680,594号明細書は、窓覆い部材を、窓覆いが妨害されたことに応答して異なる位置間で移動させ、これを引き起こしかつ制御する装置を開示している。また、これは窓覆いの操作を、ばねに保存される位置エネルギーと、構成要素の誤差の影響を受けない設計を有するトルク伝達装置によって支援するための装置を開示している。この発明はまた、シェードの運動を支援する釣合い重り機構を含んでいてもよい。バッテリ式機構を使ってシェードを昇降させる装置に伴う公知の問題の一つは、シェードの重量に限度があることである。シェードの設計が特定の重量に到達すると、バッテリはシェードを何度も昇降させるのに十分な力を保存しなくなる。たとえば、バッテリ式上昇機構は木製のスラットのある水平ブラインドに使用するのは現実的でなく、これは、ヘッドレールで使用できる小型バッテリでは、これらのブラインドをわずかな回数しか上昇させられないうちに、機能しなくなるレベルまで放電してしまうからである。その結果、重いシェードへのバッテリの応用におけるバッテリの有益性が限定される。
【0017】
Katesへの米国特許第7,389,806号明細書は、家主や一般的な内装工が容易に取り付けられる電子制御の巻き上げ式窓用シェードを開示している。この電動シェードは、内部電源、モータ、電動シェードの遠隔操作を可能にする通信システムを含む。1つまたは複数の電動シェードは単独でもグループとしても制御できる。一実施形態において、電動シェードは、エネルギー使用量を削減するために、ゾーン式または非ゾーン式HVACシステムとともに使用される。一実施形態において、電動シェードは、標準的な手動制御の電動シェードに適合する大きさと形状因子を有するように構成される。1つ実施形態において、グループコントローラは電動シェードにサーモスタット情報を提供するように構成される。一実施形態において、グループコントローラは1つまたは複数の電動シェードの動作を適合する中央モニタシステムと通信する。一実施形態において、電動シェードの内部電源は太陽電池によって再充電される。
【0018】
Danielらへの米国特許第7,375,494号明細書は、再充電可能なバッテリユニットとデータおよび電源コネクタプラグを含む再充電可能なバッテリアセンブリを開示している。バッテリアセンブリは、バッテリアセンブリが従来のバッテリフォーマットの一般的形態を有し、その機能を果たす展開状態と、データおよび電源コネクタプラグにアクセス可能で、コネクタをバッテリの再充電のためにコンピュータまたは周辺機器の適当な受容体に接続できる再充電状態を有する。
【0019】
先行技術において示されている努力にかかわらず、欠如しており、依然として必要なのは、バッテリを回転管体の中に保持して、電気接続部の摩損を防止する方法である。さらに、バッテリと管体の大きさにおける製造公差を補償するための装置と方法も求められている。さらにまた、ホルダ内のバッテリの運動によって生じるバッテリ式装置のノイズを減少させる必要がある。さらに、バッテリを回転管体の中の中央に位置付けることによって、回転管体のぐらつきと摩耗および、ぐらつきの効果を克服する中でバッテリの液漏れを減少させる装置が必要がある。
【発明の概要】
【0020】
したがって、本発明のバッテリ保持装置は、一実施形態によれば、内面と外面を有するスリーブを含み、スリーブは柔軟である。バッテリ受容空間がスリーブ内に作られ、内部にバッテリが挿入されるとバッテリ受容空間が拡張し、スリーブが撓んで、バッテリを収容し、内面は少なくとも部分的にバッテリと接触する。接続手段がスリーブ外面に設置される。
【0021】
本明細書において使用される場合、用語にはその一般的な意味が与えられる。それゆえ、「スリーブ」は、ある物体を少なくとも部分的に包み、取り囲む構造である。「柔軟」とは、非作動状態で応力のかかっていない第一の形態と、第二の、拡張し、応力のかかっている形態を有する弾性構造を表すために使用される。第二の形態で、柔軟なスリーブは物体に圧縮力をかけ、物体によって拡張される。すなわち、柔軟なスリーブは、物体を取り外すと略第一の形態に戻る。「接続手段」とは、ある物体を他の物体に接続するための装置である。そうするための現時点で公知の、または今後開発されるあらゆる装置が本願に含められる。説明され、図に示されているように、接続手段は、ある装置の外面の、他の装置の内面との接点であってもよい。さらに、接続手段は外面の突起により改良されてもよい。さらにまた、接続手段は他の装置の協働構造と接続されるように適合されてもよく、これらはすべて、本明細書中において開示され、説明されているとおりである。
【0022】
本発明の別の態様において、スリーブはC字形であり、スリーブは第一の指状部と第二の指状部を含み、第一の指状部は第二の指状部から離間されている。
【0023】
一態様において、接続手段はスリーブの前記外面である。別の態様において、接続手段はスリーブに形成された突起である。別の態様では複数の突起が設けられ、別の態様ではその複数の突起が外面の周囲で略均等に離間される。
【0024】
一態様において、バッテリホルダの接続手段は、チューブロール内のチューブロール接続手段と協働するように適合される。別の態様において、本発明はさらに、スリーブ内に切欠きを含む。別の態様において、スリーブは、押出非金属材料、成形非金属材料、ロール成形金属材料からなる材料の群から選択された材料で形成される。
【0025】
別の実施形態によれば、チューブロールを有するシェードシステムにおいて、バッテリ保持装置は内面と外面を有するスリーブを含み、スリーブは柔軟であり、スリーブはC字形で、スリーブは第一の指状部と第二の指状部を含み、第一の指状部は第二の指状部から離間されている。バッテリ受容空間がスリーブ内に作られ、その中にバッテリがあるとスリーブが撓み、バッテリ受容空間が拡張し、内面は少なくとも部分的にバッテリと接触する。接続手段がスリーブの外面に設けられ、接続手段はスリーブをチューブロールに接続する。
【0026】
本明細書で使用される場合、「シェードシステム」という用語は、あくまでも例として、これらに限定されないが、窓またはドア用の日よけとなるようにシェードを操作するためのシステムを表すために使用される。さらに、本明細書で使用される場合、シェードシステムはチューブロールを含む。本明細書で使用される場合、「チューブロール」という用語は、シェードが取り付けられる中空の管体を指す。チューブロールは通常、バッテリを格納していても、していなくてもよいが、好ましい実施形態において、これは図に示され、説明されているように、バッテリを格納する。
【0027】
一態様において、接続手段はスリーブの中に形成される突起である。別の態様において、複数の突起が設けられる。別の態様において、複数の突起が外面の周囲で略均等に離間される。
【0028】
別の態様において、バッテリホルダ接続手段は、チューブロール内のチューブロール接続手段と協働するように適合される。一態様において、スリーブに切欠きが設けられる。
【0029】
別の態様において、スリーブは、押出非金属材料、成形非金属材料、ロール成形金属材料からなる材料の群から選択された材料で形成される。
【0030】
本発明の別の実施形態によれば、バッテリ保持方法は、
a.内面と外面を有するスリーブを提供するステップであって、スリーブが柔軟であるステップと、スリーブの中にバッテリ受容空間を作るステップであって、内部にバッテリが挿入されるとバッテリ受容空間が拡張し、スリーブが撓んでバッテリを収容し、内面がバッテリと少なくとも部分的に接触するステップと、スリーブの外面に接続手段を設置するステップと、
b.バッテリ受容空間にバッテリを挿入するステップと、
を含む。
【0031】
本発明の別の態様において、この方法は、バッテリホルダをシェードシステムのチューブロールの中に挿入して、接続手段がチューブロールと接続され、バッテリホルダのチューブロールに対する移動が防止されるようにするステップを含む。
【0032】
別の態様において、接続手段は複数の突起の形態であり、複数の突起はチューブロールと接続されて、バッテリホルダをチューブロール内の中央に位置付ける。
【0033】
一態様において、この方法は、スリーブを押出非金属材料、成形非金属材料、ロール成形金属材料からなる材料の群から選択した材料で形成するステップをさらに含む。
【図面の簡単な説明】
【0034】
本発明の他の目的、特徴、利点は、以下の好ましい実施形態の詳細な説明、付属の特許請求の範囲および添付の図面から、より十分に明らかとなるであろう。
【0035】
【
図1】
図1は、シェードシステムチューブロールと、チューブロール内の本発明のバッテリ保持装置の部分的に透明な斜視図であり、バッテリとスリーブを示す。
【
図2】
図2は、
図1の発明の斜視図であり、スリーブ内のバッテリを示す。
【
図4】
図4は、好ましい実施形態による本発明のスリーブの斜視図である。
【
図6】
図6は、内部に本発明のバッテリホルダが設置されているチューブロールの端面図であり、バッテリとスリーブが最大許容寸法で示されている。
【
図7】
図7は、内部に本発明のバッテリホルダが設置されているチューブロールの端面図であり、バッテリとスリーブが最小許容寸法で示されている。
【
図8】
図8は、内部に本発明のバッテリホルダが設置されたチューブロールの端面図であり、バッテリとスリーブが最大許容寸法で示され、バッテリをチューブロール内の中央に位置付けるのに略均等に離間された突出部を示している。
【
図9】
図9は、本発明の別の実施形態によるバッテリホルダと部分的に切り取られたチューブロールの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
本発明の好ましい実施形態が
図1〜12に例として示されている。
図1を特に参照すると、バッテリ保持装置10は、好ましい実施形態により、シェードシステム12に使用されているように示されている。シェードシステム12は、上述のように、現時点で公知の、または今後開発されるあらゆるシェードシステムであってもよく、チューブロール14を含む。チューブロール14は中空であり、エンドキャップ16と18を含む。実際には、当業界で公知のように、明瞭を期して図示されていないシェードがチューブロール14に取り付けられ、シェードシステム12の動作時には、チューブロール14に巻き取られ、巻き出される。
【0037】
好ましい実施形態として、バッテリ保持装置10はシェードシステム12と、特にチューブロール14に関連して使用される。それにかかわらず、当然のことながら、バッテリホルダ14はそのような用途に限定されず、他の装置にも使用可能である。
【0038】
図のように、バッテリ保持装置10はスリーブ20を含む。スリーブ20は、内面22と外面24を含む。スリーブ20はバッテリ受容空間26を含む。スリーブ20は、本明細書において説明され、図に示されているように柔軟であり、それによって、バッテリ28がスリーブ20の中に挿入されると、バッテリ受容空間26が拡張し、スリーブ20が撓む。本発明のこの特徴については、後により詳しく説明するが、空のスリーブ20を示す
図5と、バッテリ28がバッテリ受容空間26の中に挿入されたスリーブ20と、その結果、バッテリ受容空間26が拡張し、スリーブ20が撓んでバッテリ28を収容していることを示す
図3を比較することによって理解できるであろう。
【0039】
バッテリ保持装置10はまた、接続手段30を含む。接続手段30は外面24の、チューブロール14の内側と接触する部分であってもよい。接続手段30はまた、スリーブ20の外面24の突起32からなっていてもよく、これについては
図3、4、5においてより明瞭に示され、後でより詳細に説明される。
【0040】
図2と3を参照すると、バッテリ保持装置10は、シェードシステム12と共にではなく、単独で示されている。これらの図から、好ましい実施形態において、スリーブ20は「C字形」であり、第一の指状部34と第二の指状部36を含むことが容易にわかる。第一の指状部34は第二の指状部36から空間38だけ離間されている。好ましくは、空間38は、
図2に示されるように、スリーブ20の全長にわたって延びる。
【0041】
ここで
図4と5を参照すると、本発明の他の利点と特徴が示されている。
図4と5にはスリーブ20が「C」字形およびほとんど「G」字形として示されており、第二の指状部36は、スリーブ20が非作動状態で、バッテリ28の存在によって応力がかけられていない時に、第一の指状部34から離間されて、基本的にその下側にある。さらに、これらの図面はまた、スリーブ20の内側22と外側24をより明確に示している。
【0042】
ここで
図6、7、8を参照すると、異なる寸法のバッテリ28に適合するのに必要なだけ拡張し、その一方でスリーブ20をチューブロール14の中に固定する、スリーブ20の2つの機能が示されている。
図6は、バッテリ受容空間26の中に設置された大きな寸法のバッテリ28を示す。これは、拡張するために必要なバッテリ受容空間26および、同様にするための柔軟なスリーブ20を有する。スリーブ20の外面24はチューブロール14の内側とほとんど完全に接触する。一般にはこれだけで、バッテリホルダ10を所定の場所に固定し、チューブロール14の回転時にバッテリスリーブ20がチューブロール14に対して移動するのを防ぐことができる。接続手段30はそれゆえ、本質的に、図のようにチューブロール14と接触する拡張した外面24からなる。
【0043】
しかしながら、これに加えて、接続手段30はまた、突起32も含んでいてよい。スリーブ20の外面24から延びる突起32によって、スリーブ20がチューブロール14と確実に接続される。
【0044】
図7は、バッテリの大きさが
図6のそれとは異なる場合に、突起32の必要性が高まることを示している。ここでのバッテリの寸法はより小さいものである。ここでもバッテリ28はバッテリ受容空間26の中に適合し、これは、より小さいバッテリ28を受けるために、スリーブ20と同様に拡張する。この例においては、スリーブ20の外面24のうち、チューブロール14と接触するのはほとんどない。これによって、スリーブ20がチューブロール14に対して移動する可能性が生じる。それゆえ、この場合、突起32が空間を埋め、チューブロール14と確実に接触して、スリーブ20の相対的移動を防止する。留意すべき点として、ここでは、突起32の形態の接続手段30と組み合わされるスリーブ20の外面24の形態の接続手段30の組合せが共同で、バッテリホルダ10を所定の場所に固定する。
【0045】
図8は、本発明の別の実施形態を示し、その中でスリーブ20は複数の突起32を含む。ここでは3つの突起32がスリーブ20の円周に沿って略均等に離間されているように示されている。バッテリ28がバッテリ受容空間26の中の所定の位置にあると、これは前述のように柔軟なスリーブ20と同様に拡張する。しかしながら、この場合、均等に離間された突起32が協働して、バッテリ28をチューブロール14の中の中央に位置付ける。すなわち、バッテリ28はチューブロール14の回転軸と同心であり、それによってこれらの組合せが一緒に回転する際にぐらつきが生じない。このようにして、バッテリ28は、チューブロール14の回転時の動きに対して固定されるだけでなく、これらは回転軸と整列し、それゆえ、チューブロール14の回転時にシステムに不要な応力をかけない。
【0046】
ここで、
図9、10、11、12を参照すると、本発明の別の実施形態が示されている。
図9と11に示されるように、この実施形態において、スリーブ20は切欠き40を含む。第一の指状部34と第二の指状部36は空間38に向かって内側に湾曲する。好ましくは、第一の指状部34と第二の指状部36はバッテリ受容空間26に向かって内側に湾曲し、それにより、バッテリ28を空間に挿入すると、スリーブ20が撓むために空間が拡張し、指状部がバッテリ28に「握るような」圧力をかける。この実施形態においては、切欠き40によって使用者は素早く、簡単にバッテリ28を交換でき、バッテリ保持装置10の全体的重量が軽くなり、これによって、出願人らが測定したところ、バッテリ28の寿命が大幅に延長される。
【0047】
図10は、本発明の他の要素を示しており、その中でスリーブ20の接続手段30は突起32であり、これがチューブロール14の内側の、それに対応するスロット42の中に適合する。これはスリーブ20の外面24の形態の接続手段30が十分でない場合に、バッテリ保持装置10をチューブロール14と有効にロックする。
図12は、常に必要とはかぎらない突起32が設けられていないスリーブ20を示している。
【0048】
さらに説明し、開示するために、当然のことながら、上述のように機能する現時点で公知の、または今後開発されるあらゆる柔軟な弾性材料が本発明の目的に適している。弾性プラスチックと柔軟な弾力性金属は、それが押出非金属か、成形非金属材料か、ロール成形金属材料かを問わず、適している。
【0049】
本発明のこれらの実施形態の説明は例示のために示しており、網羅的とすることも本発明を開示した形態に限定することも意図されていない。多くの改良形態と改変形態が当業者にとって明らかであろう。したがって、本発明は実施形態に関連して開示されているが、当然のことながら、その他の実施形態も、以下の特許請求の範囲によって定義される本発明の精神と範囲内に含めることができる。