【実施例1】
【0042】
本発明の、実施例1のウェッジメイク装置100及びこれを含んだコイル挿入機200を、
図1から
図9を参照して説明する。
図1は実施例1のウェッジマガジン10を含むロアーツール1の主要部品の構成を説明する分解斜視図、
図2は第1のロアーツール1及び第2のロアーツール2を含むコイル挿入機200の説明図、
図3はパンチ加工部30の作用の説明図である、
図4は種類が異なるステータコアの説明図である。
図5から
図8はウェッジの成形工程の説明図である。
図9はコイル挿入機200の平面の説明図である。
【0043】
図2を参照して、コイル挿入装置の構成の一例を説明する。実施例1のコイル挿入機200は、回転駆動手段201に水平に回転可能に支持されたテーブル202と、第1のロアーツール1と、第2のロアーツール2と、それらを支持する図示しない基台とを備えている。テーブル202は、平面視円形形状をなし、その中央軸の周りに回転可能とされ、アッパーツール203を支持する第1の支持部204と、アッパーツール203を支持する第2の支持部206とが点対称の位置に支持されている(
図9参照)。アッパーツール203はブレード軸215と、ウェッジガイド軸209と、それを固定する図示しない固定具を含んで構成されている。ウェッジガイド軸209は環状に配列されたブレード軸215の外方に接して配列され、隣り合うブレード軸同士及びウェッジガイド軸同士がなす隙間にはコイル束が引っ掛けられるとともに、その隙間がウェッジが移動されるウェッジガイド205とされる。第1の支持部においてアッパーツールのウェッジガイド205に所望のウェッジが格納され、コイル束212が引っ掛けられてから、第2の支持部の位置に移動される。
【0044】
第1の支持部におけるアッパーツール203の下方には、第1のロアーツール1が配設される。第1のロアーツール1には、ウェッジメイク装置100と、ウェッジ素材供給装置40とが含まれている。ウェッジメイク装置100には、ウェッジマガジン10と、ウェッジプッシャー20と、パンチ加工部30と、ウェッジマガジン10とウェッジプッシャーを同期して回転させる軸体50とが含まれている。
【0045】
第2の支持部におけるアッパーツールの下方には、第2のロアーツール2が配設される。第2のロアーツール2には、図示しない延伸手段により延伸されて第2の支持部においてウェッジガイド205に格納されているウェッジ214を押し上げるウェッジプッシャー210が備えられている。アッパーツール2に配設されているストリッパー211がコイル束212をステータコア213のスロット孔に挿入させると共に、ウェッジプッシャー210がウェッジガイド205に格納されているウェッジ214を押し上げて、第2の支持部206の位置でコイル束212とウェッジ214の挿入が行われる。
【0046】
次に、
図1、
図2を参照して、ウェッジメイク装置100の構成を説明する。ウェッジマガジン10は、図示しないサーボモータ装置により回動されるギア207(
図2参照)と噛み合って、ウェッジマガジンを回転させる回転駆動部11(
図1参照)と、側方からウェッジ素材が押し込まれる溝部とを備えたウェッジマガジン本体12と、下方からプッシュロッドを挿通させる下方部材13とからなり、それらが図示しないボルト、ネジ部材等の連結部材により一体に構成される。ウェッジマガジン10は、テーブル202の下方において、ベアリング208を介して回動可能とされている。
【0047】
ウェッジマガジン本体12の周囲には、ウェッジマガジン周面からの深さと形状が異なる複数の溝部14a,14b,14c,14d,14e,14f,14gが、所望の間隔をあけて形成されている。各々の溝部は溝底部を除いて均一な幅とされ、ウェッジマガジン本体12の全長に亘って形成される。そして溝底部の断面形状は先方がすぼまった台形形状とされ、溝底部の開放側は溝部の均一な幅の部分よりもやや広い幅とされ段部が形成されている。これによりウェッジ素材が溝部に打ち込まれて、断面U字形状のウェッジ214に形成されてからは、その縁部が前記段部に引っ掛かり溝底部から外れない。
【0048】
回転駆動部11は、略円板形状をなし、その周囲にギア15が形成され、前記サーボモータにより回動されるギア207と噛み合ってウェッジマガジン10を、その軸の回りに回動させる。回転駆動部11には、前記各々の溝底部から軸方向に延長させた位置に、前記の台形形状に対応した形状の孔16a,16b,16c,16d,16e,16f,16gが形成される。下方部材13も略円板形状をなし、前記各々の溝底部に沿う延長線の位置に、前記の台形形状に対応した形状の孔17a,17b,17c,17d,17e,17f,17gが形成される。
【0049】
ウェッジマガジンの中央軸の位置には、ウェッジマガジン10とウェッジプッシャー20を同期して回動させるようにする軸体50が貫通されている。軸体50は、ウェッジマガジン10の略中央部に上下に貫通させた孔17に貫通し固定されている。軸体の周面には凸部51が形成され、前記孔17に形成された窪部18に嵌着されて固定されている。
【0050】
ウェッジプッシャー20には、ウェッジマガジン10の溝部の溝底部に沿って、ウェッジマガジン10の軸方向に摺動されるように、前記各々の溝底部よりもやや小さい断面形状とされた複数のプッシュロッド21a,21b,21c,21d,21e,21f,21gが備えられている。各々のプッシュロッドの基部が円盤状をなすウェッジプッシャー基板22に固定される。前記溝底部に延伸される各々のプッシュロッドの内方側が先行するように傾斜して形成され、前記溝部の先端に打ち込まれて形成された断面U字形状のウェッジのフランジ部に当接されて、ウェッジ214を
図1の一点鎖線に沿って上方に押し出すようにされている。
【0051】
前記ウェッジプッシャー基板22の中央部には、貫通孔23が形成され前記軸体50が摺動可能とされるように下方に貫通されている。ウェッジプッシャー基板22の周囲は、延伸手段により回転可能に把持されて(
図2(B−1)図、
図2(B−2)図、
図2(B−3)図参照)、ウェッジマガジン10の溝部に沿って、各々のプッシュロッド21a,21b,21c,21d,21e,21f,21gを延伸させる。ウェッジプッシャー20が図において上方に移動した場合には、各々のプッシュロッドの先端は回転駆動部11の天部と同一の高さとされ、アッパーツールの下端の位置までウェッジを挿入させる。また、ウェッジプッシャー20が下方に降下した場合には、各々のプッシュロッドの先端が下方部材の孔17a,17b,17c,17d,17e,17f,17gにとどまる位置となるように移動され、プッシュロッドの脱落が防止される。
【0052】
ここで
図2(B−1)図、
図2(B−2)図、
図2(B−3)図を参照して、複数の種類のウェッジプッシャー20の延伸手段を説明する。
図2(B−1)図は、ロッドレスシリンダー24を延伸手段とした例を説明する図である。ロッドレスシリンダーによる場合には、ウェッジプッシャーがウェッジマガジンと共に同期して回動可能とされるように、ウェッジプッシャー基板22の周縁を上下方向から挟み部により摺動可能に挟んだ状態で、挟み部をロッドレスシリンダーにより図に示す矢印方向に移動させて、ウェッジプッシャー20を延伸させている。ロッドレスシリンダーによる場合には、延伸手段の全体の長さを短くすることが可能である。テーブル下方の高さを低く抑えるためにはロッドレスシリンダーを延伸手段とすることが好適である。
【0053】
図2(B−2)図は、エアーシリンダー25とガイドバー26とを延伸手段とした例を説明する図である。エアーシリンダー25による場合には、ガイドバー26に沿わせて、ウェッジプッシャー基板22の周縁を上下方向から挟み部により挟んで、挟み部をエアーシリンダー25により移動させて、ウェッジプッシャー20を延伸させている。
図2(B−3)図は、ボールネジを含んだ挟み部とボールネジが摺動する軸体とガイドバー26とを延伸手段とした例を説明する図である。この例ではサーボモータ28を駆動させ、ベルト27を介して挟み部内を貫通されて、周囲にボールネジ受部が形成された軸体を回動させて、ガイドバー26に沿わせて、ボールネジ部29が含まれた挟み部を移動させることにより、ウェッジプッシャー20を延伸させている。テーブル下方の高さの制約がない場合には、これらのいずれの延伸手段によってもよいことは勿論のことである。
【0054】
ここで、前記溝部にウェッジ素材を打ち込むパンチ34を備えたパンチ加工部30を、
図2及び
図3を参照して説明する。パンチ加工部30は、シリンダー駆動部31(
図2参照)と、上シリンダー軸32と、下シリンダー軸33と、パンチ34と、からなっている。パンチ34は、ウェッジマガジンの溝部の幅よりもやや狭い幅の板体であり、その上部を上シリンダー軸32により、その下部を下シリンダー軸33により軸支されている。ウェッジ素材供給装置40により送り出されたウェッジ素材41が、各々が左右に分割されたダイプレート35とパンチガイド36に挟まれた状態で、カッター42により所望の長さにカットされ(
図2、
図6(A−1)図参照)、ウェッジマガジン本体12の溝部に面した状態で保持される。そして、所望の長さとされたウェッジ素材が、前記溝部の側面開放部から溝底部に向かって、パンチ34により打ち込まれて断面U字形状のウェッジに形成される。溝底部に前記段部が形成されているため、打ち込まれたウェッジの縁部が段部に係り、ウェッジは溝底部の位置に保持される。
【0055】
ここで
図9を参照して、パンチ加工部とウェッジマガジンの離間作用について説明する。パンチ加工部は、ターンテーブル202(
図2参照)の下方において、ウェッジマガジン10の溝部とパンチ34の先端との距離を離間することが可能なように設置される(
図9参照)。離間させる手段としては、スライドさせて後退させてもよく(
図9(A)図参照)、パンチ加工部を水平方向に回動させてもよい(
図9(B)図参照)。そして、パンチ加工部30とウェッジマガジン10の溝部とを離間させた状態で、変更されたステータコアに応じた前記溝部の所望の形状に対応したパンチ34が、前記溝部に打ち込み可能なように、上シリンダー軸32と下シリンダー軸33とに取り付けられて交換される。
【0056】
ここでパンチ加工部の作用を、
図3を参照して詳細に説明する。
図3(A)図はパンチ打ち込み前の状態、
図3(B)図はウェッジ素材がパンチとウェッジマガジンに把持された状態、
図3(C)図は溝部の中をパンチがウェッジを打ち込んでいる状態、
図3(D)図は溝底部にウェッジの下方が達した状態、
図3(E)図は溝底部にウェッジの上方も達した状態の各々の断面を説明する図である。パンチ加工部には、上シリンダー軸32と下シリンダー軸33の伸縮を個別に制御させる制御手段(図示していない。)が設けられている。
【0057】
まず、ダイプレート35とパンチガイド36(
図3(A)図、
図5(A−1)図参照)に保持された所望の長さのウェッジ素材41に、パンチ34先端全体が同時に接するように延伸される(
図3(A)図、
図3(B)図参照)。そして、その後は下方のシリンダー軸33が先行して、溝部の溝底に至るように延伸され(
図3(C)図、
図3(D)図参照)、上方のシリンダー軸32は追随して溝部の溝底に至るように延伸され(
図3(E)図)、断面がU字形状のウェッジが成形される。これにより、成形されるウェッジ素材の長さが長くても、前記溝部に少ない力で安定した成形をすることが可能である。なお、上方のシリンダー軸を先行させてもよいことは勿論のことである。
【0058】
ここで、本発明でウェッジを挿入させる異なる種類のステータコア301,302を、
図4に例を示して説明する。勿論ステータコアは、この形状に限定されるわけではない。
図4(A)に示したステータコア301はスロット孔303が環状に48孔配列され、外径が23cm、積厚が14cmである。また
図4(B)に示した別の形状のステータコア302は、スロット孔304が環状に72孔配列され、外径が37cm、積厚が27cmである。これらの複数の形状のステータコアのうちのいずれかが、
図5(A)図に破線で示すように第1のロアーツールの上方に設置されたアッパーツール203のウェッジガイド軸209の先端に保持される。
【0059】
例えば、前記48孔のステータコアをアッパーツールに保持する場合には、そのスロット孔に対応したウェッジマガジンの溝部で成形されたウェッジ214が溝底部から押し上げられて、アッパーツールのウェッジガイド205に格納される(
図2参照)。また、ステータコアが前記72孔のステータコアに変更された場合には、それを保持させるアッパーツールも交換され、前記72孔のステータコアのスロット孔には、そのスロット孔に対応したウェッジマガジンの溝部で成形されたウェッジが溝底(
図1参照)から押し上げられて、アッパーツールのウェッジガイド205に格納される。そして、アッパーツールのウェッジガイド205にウェッジ214が格納されてから、第2のロアーツール2の上方に移動されて(
図9参照)、前記のスロット孔301にコイル束212とともにウェッジ214が挿入される。
【0060】
次に、所望の形状のウェッジを成形して、アッパーツールの所望のウェッジガイド205に格納するまでの工程を、
図5から
図8を参照して説明する。
図5から
図8に各工程の図を、(A)図から(H)図の順に、ウェッジマガジンと、パンチ加工部と、ウェッジプッシャーの動作を示して説明している。
図5(A)図はウェッジ素材を所望の長さでカットして、ウェッジ素材をウェッジマガジンの溝部に面する位置で保持させた状態を示した説明図である。
図5(B)図はパンチを打ち込んだ状態、
図6(C)図はパンチを引き抜いた状態、
図6(D)図はウェッジマガジンを回動させた状態、
図7(E)図はウェッジプッシャーを延伸させた状態、
図7(F)図はウェッジプッシャーを引き下げた状態、
図8(G)図はウェッジマガジンを元の位置に復帰させた状態の各々の状態を示した説明図である。
図8(H)図は
図5(A)図と同一の状態となり、ウェッジ素材を所望の長さでカットして、ウェッジ素材をウェッジマガジンの溝部に面する位置で保持させた状態を示した説明図である。また、(A)図から(H)図において(−1)の枝番号を示した図は、(A)図から(H)図の各図のA−A位置の断面図、例えば(A−1)図は(A)
図A−A位置の断面図を示している。
図5(A−2)図には、ステータコアの平面図、
図5(A−3)図には、
図5(A−2)B‐B位置のステータコアの断面図を示している。
【0061】
まず、ウェッジマガジン10のいずれかの溝部と、連通されるように対応されたウェッジガイド205を備えたアッパーツール203が、テーブル202上の第1の支持部204の位置に載置される。そして、所望の長さのウェッジ素材がウェッジ素材供給装置40により送り出され、カッター42によりカットされ、ダイプレート35とパンチガイド36の隙間に挟まれた状態で保持される。この状態で、ウェッジマガジン10は、その中心軸の回りに回動されて、予め前記溝部がパンチ34の先端部に向くように位置されている(
図5(A−1)図参照)。この状態がウェッジ成形の初期状態とされる(
図5(A)図参照)。
【0062】
次に、前記溝部に向いていたパンチ34が溝底部に向いて前進して、ダイプレート35とパンチガイド36の隙間に挟まれた状態のウェッジ素材を打ち込んでウェッジを成形する(
図5(B)図参照)。そして、パンチ34が前記溝部から引き抜かれることにより、ウェッジマガジン本体12の溝底部に断面U字形状のウェッジ214が成形される(
図6(C)図参照)。断面U字形状とされたウェッジの両側の縁部が断面台形形状とされた溝底部の段部に引っ掛かり保持される。この状態で、アッパーツール203においては、コイル束212を引っ掛ける準備をしてもよい。同一形状でウェッジマガジンの表面からの深さが同一の複数の溝部が形成されている場合には、その全ての溝部に予めウェッジ214を成形しておけばよい。
【0063】
次にウェッジマガジン10とウェッジプッシャー20が同期して回転され、アッパーツール203においてウェッジを格納させるウェッジガイド205と前記溝部の上方開放部が対応した位置となるように回動される(
図6(D)図参照)。この状態においては、ウェッジプッシャー20の延伸手段は、ウェッジプッシャー基板22を上下から挟んだままの状態で、ウェッジ基板22に対して摺動された状態となっている。このウェッジマガジン10が回動している状態で、アッパーツール203においては、コイル束212を引っ掛ける作業をしてもよい。
【0064】
次に、アッパーツール203において、ウェッジを格納させるウェッジガイド205と前記溝部の上方開放部が連通された状態で、ウェッジプッシャー基板22を挟んだ延伸手段が駆動されて、ウェッジプッシャー20が上方に移動する。そして、ウェッジマガジン10に格納されていたウェッジが、プッシュロッド21の先端に当接した状態で押し上げられて、所望の位置のウェッジガイド205に挿入される(
図7(E)図参照)。この状態でアッパーツール203においては、別のコイル束212を引っ掛ける準備をしてもよい。
【0065】
次に、ウェッジプッシャー20を下降させて、ウェッジマガジン10から引き抜いた状態とさせる(
図7(F)図参照)。そして、所望のウェッジガイドにウェッジが格納された状態とされる。
【0066】
次に、ウェッジマガジン本体12の前記溝部がパンチ34に向かう位置に復帰されるように回動される(
図8(G)図参照)。そして前記溝部とパンチ34との間のダイプレート35とパンチガイド36の隙間にウェッジ素材が供給され、所望の長さにカットされ、ウェッジ打ち込み前の工程に復帰する。(
図8(H)図参照)。(A)図と(H)図は同一の状態を示している。このように(A)図から(G)図に示した工程が繰り返されて、所望のウェッジガイド205にウェッジ214が格納される。ここで、ウェッジは全てのウェッジガイドに格納されてもよく、所望の一部のウェッジガイドに格納されてもよい。
【0067】
そして所望のウェッジガイドにウェッジを格納させてから、アッパーツール203は第1の支持部204から第2の支持部205に移動されて、コイル束とウェッジがステータコアのスロット孔に挿入される。(A)図から(H)図の過程で、アッパーツールにコイル束を引っ掛ける作業を説明したが、それぞれの過程で作業内容が限定されないことは勿論のことである。
【0068】
(その他)
・実施例1では発明の理解を容易にするため、上下方向にウェッジプッシャーを延伸させる例を説明したが、延伸方向は限定されない。また、アッパーツールを旋廻させて第1の支持部から第2の支持部に移動させたが、スライドさせて移動させてもよく、移動の態様は限定されない。
・実施例1のウェッジメイク装置では、溝部の形状をすべて異ならせたものとしたが、同一の深さで同一の形状の複数の溝部が含まれていてもよい。この場合には、各々の溝部に予めウェッジを格納させておいてから、それらを同時に第1のロアーツールの上方に位置された状態のアッパーツールのウェッジガイドに押し出すようにすればよい。
・今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は、上記した説明に限られず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。